JP2023175112A - 乗客コンベアおよびその乗り位置誘導装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、乗り口に物理的なゲート部を設けることなく、乗客コンベア上に歩行し難い環境を作ることで、乗客コンベア上での歩行を抑制する効果を向上することができる乗客コンベアの乗り位置誘導装置を提供することにある。【解決手段】本発明の乗り位置誘導装置100は、乗客2,3,4の位置を検出する乗客位置検出センサ101と、乗客位置検出センサ101の情報を送信する送信部102と、送信部102から送信された情報を受信する受信部103と、表示制御器104と、乗り位置案内表示器105と、を備え、表示制御器104は、乗り位置案内表示器105を制御して、乗客位置検出センサ101で検出されるこれから乗客コンベア1に乗込む乗客2に対し、乗客の乗り位置が、乗車中の乗客の立ち位置3と交互となるように、乗り位置を誘導するための乗り位置案内表示を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、エスカレーターや動く歩道等の乗客コンベアに係わり、特に乗客に乗り位置を誘導する装置(乗り位置誘導装置)に関する。
乗客コンベアでは、乗客コンベア上の歩行抑制の施策が求められている。特許文献1には、「踏板を有する乗客コンベアへの乗客の乗り位置を誘導する乗客コンベアの歩行防止装置であって、乗客コンベアの乗り口の幅方向一側に設けられた第1のゲート部と、乗り口の幅方向他側に設けられた第2のゲート部と、第1のゲート部および第2のゲート部のそれぞれの動作状態を制御する制御部と、を備え、第1のゲート部および第2のゲート部のそれぞれは、動作状態が開状態であるときには乗客を通過させ、動作状態が閉状態であるときには乗客を通過させないようにし、制御部は、制御モードとして、第1のゲート部を開状態とし、かつ第2のゲート部を閉状態とすることで、乗り口の幅方向一側から踏板の幅方向一側へ乗客が乗り込むように誘導する第1の制御モードと、第1のゲート部を閉状態とし、かつ第2のゲート部を開状態とすることで、乗り口の幅方向他側から踏板の幅方向他側へ乗客が乗り込むように誘導する第2の制御モードと、を有し、制御部は、さらに、第1の制御モードと、第2の制御モードとを交互に切り替え実行する」乗客コンベアの歩行防止装置が記載されている(段落0009参照)。
特開2016-222381号公報
特許文献1の乗客コンベアの歩行防止装置は、物理的なゲート部が乗り口に設置されているため、乗客とゲート部との接触リスクがあり、また、乗り口での乗客の滞留も懸念されることが課題であった。
本発明の目的は、乗り口に物理的なゲート部を設けることなく、乗客コンベア上に歩行し難い環境を作ることで、乗客コンベア上での歩行を抑制する効果を向上することができる乗客コンベアの乗り位置誘導装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の乗客コンベアの乗り位置誘導装置は、
乗客コンベアの乗客に乗り位置を誘導する乗り位置誘導装置において、
乗客の位置を検出する乗客位置検出センサと、前記乗客位置検出センサの情報を送信する送信部と、前記送信部から送信された情報を受信する受信部と、表示制御器と、乗り位置案内表示器と、を備え、
前記表示制御器は、前記乗り位置案内表示器を制御して、前記乗客位置検出センサで検出されるこれから乗客コンベア乗込む乗客に対し、乗客の乗り位置が、乗車中の乗客の立ち位置と交互となるように、乗り位置を誘導するための乗り位置案内表示を表示し、乗客の左右交互乗りを促す。
本発明によれば,乗り口に物理的なゲート部を設けることなく、乗客コンベア上に歩行し難い環境を作ることで、乗客コンベア上での歩行を抑制する効果を向上することができる乗客コンベアの乗り位置誘導装置を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例(実施例1)に係る乗客コンベアの概略構成図である。 実施例1の乗客コンベアの乗り位置誘導装置のシステム構成図である。 実施例1の乗客コンベアの乗り位置誘導装置の動作フローチャートである。 実施例1の1人乗り制御モードの乗り位置案内表示を示す乗客コンベアの上面図である。 実施例1の2人乗り制御モードの乗り位置案内表示を示す乗客コンベアの上面図である。 実施例1の変更例(変更例1)に係る乗客コンベアを示す概略構成図である。 変更例1において、プロジェクタで乗り位置案内表示を乗り口床に投影している様子を示す乗客コンベアの上面図である。 変更例1において、プロジェクタで乗り位置案内表示を乗り口床とステップに投影している様子を示す乗客コンベアの上面図である。 実施例1の変更例(変更例2)に係る乗客コンベアを示す概略構成図である。 変更例2において、ステップに乗り位置案内表示が点灯する様子を示す乗客コンベアの乗り口付近の上面図である。 変更例2のさらに変更例(変更例3)について、乗客の歩行抑制モードのフローチャートを示す図である。 変形例3について、乗客の歩行抑制モードにおけるステップ表示の一連の流れを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る乗客コンベアの乗り位置誘導装置および歩行抑制モードについて説明する。なお、各図において、同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部品から成ること、複数の構成要素が一の部品から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
[実施例1]
図1乃至図5を用いて、本発明の一実施例(実施例1)に係る乗客コンベアの乗り位置誘導装置について説明する。
図1は、本発明の一実施例(実施例1)に係る乗客コンベア1の概略構成図である。
図1において、2はこれから乗客コンベア1に乗込む乗客、3は乗客コンベア1に乗っている乗客、4は乗客3に含まれる乗客の中で最後尾の乗客、5は乗客コンベア1から降りた乗客である。なお、乗客3は乗客コンベア1上で立止っているものとする。
図1に示すように、本実施例の乗客コンベア1は、乗客2が乗客コンベア1に乗込む乗り口床8と、乗客3が乗客コンベア1から降りる降り口床9と、乗り口床8と降り口床9との間に跨って支持された乗客コンベアフレーム10と、上面に踏板を有し、無端状に連結されて循環移動する複数のステップ6と、ステップ6の移動方向の両側方に立設された欄干11と、欄干11の周縁に案内されて移動するハンドレール7と、を含んで構成されている。
次に、図1を用いて、本発明の一実施例(実施例1)に係る乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100の基本構成を説明する。なお本実施例の乗り位置誘導装置100は、乗客コンベア1上に歩行し難い環境を作る装置であるため、歩行抑制環境生成装置と呼ぶこともできる。
乗り位置誘導装置100は、天井12に設置され乗客2,3の位置を検出する乗客位置検出センサ101と、乗客位置検出センサ101の情報を送信する送信部102と、送信部102から送信された情報を受信する受信部103と、表示制御器104と、表示により乗り位置を案内するように乗り口床8に設けられた乗り位置案内表示器105と、を含んで構成される。なお、本実施例では、送信部102は無線送信機で構成され、受信部102は無線受信機で構成される。また、乗り位置案内に関して、乗り位置案内表示器105に加え、音声による案内も行う場合は、スピーカー106を取り付ける。
図2を用いて、乗り位置誘導装置100のシステム構成を説明する。図2は、実施例1の乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100のシステム構成図である。
乗客位置検出センサ101は、乗客コンベア1に乗り込む乗客2と、乗客コンベア1に乗車中で立止っている乗客3の乗客位置と、を識別する機能を備える。乗り位置検出センサ101はカメラ等の画像取得装置で構成され、乗り位置検出センサ101で検出した画像情報は送信部(無線送信機)102から受信部(無線受信機)103に伝送される。無線受信機103で受信された画像情報は表示制御器(案内制御器)104に取り込まれる。
表示制御器104は、主に、画像処理部104aと、表示制御部104bと、音声制御部104cと、から構成される。表示制御器104内では、画像処理部104aで乗客2,3の位置と状態(乗込む/立止る/歩行)を識別し、その識別情報から乗客の案内内容を表示制御部104bと、スピーカー(音声報知器)106が取り付けられている場合には、音声制御部104cと、に送信する。乗客2,3の位置と状態(乗込む/立止る/歩行)の識別は従来から知られている方法により実行される。
表示制御部104bは、受け取った案内内容に基づいた制御信号を乗り位置案内表示器105に送信する。また、音声制御部104cも案内内容に基づいた制御信号をスピーカー106に送信する。以上が、乗り位置誘導装置100の基本的なシステム構成である。
図3を用いて、乗り位置誘導装置100の一連の動作を説明する。図3は、実施例1の乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100の動作フローチャートである。
始めに、乗客コンベア1の乗り口床8に乗込む乗客2が接近する(S1)。次に、乗客位置検出センサ101で乗込む乗客2の人数を検出する(S2)。検出した人数を判定し(S3)、1人であれば、表示制御器104内で1人乗り制御モードに切り替える(S4)。
ここで図3と共に図4を用いて、1人乗り制御モードにおける乗り位置誘導装置100の乗り位置案内表示について説明する。図4は、実施例1の1人乗り制御モードの乗り位置案内表示を示す乗客コンベア1の上面図である。
この場合、図4に示すように、乗客コンベア1に乗車中の最後尾の乗客4の立ち位置を検出し(S5)、乗込む乗客2の乗り位置が乗客4と左右交互になるように、乗り口床8の乗り位置案内表示器105(105a,105b)を点灯させる(S6)。すなわち、ステップ6の左右方向(幅方向)において、最後尾の乗客4の立ち位置に対して逆側にこれから乗込む乗客2を誘導するように、乗り位置案内表示器105を点灯させる。
このように、本実施例の乗り位置案内表示器105は、乗り口床8の上面に、乗り位置案内表示を点灯する。
図4の場合は乗客4が左側に立っているため、左側の乗り位置案内表示器105aに「×」を、右側の乗り位置案内表示器105bに「↑」を表示させる。左側の乗り位置案内表示器105aおよび右側の乗り位置案内表示器105bにはそれぞれ、「×」および「↑」を表示するためのLED等の表示素子が設けられる。「×」はこの「×」が表示された側への乗客2の乗込みを抑制し、「↑」はこの「↑」が表示された側への乗客2の乗込みを促進し、「↑」が表示された側に乗客2を誘導する。
S3において乗込む乗客2の人数が1名ではない場合は、表示制御器104内で2人乗り制御モードに切り替える(S7)。
ここで図3と共に図5を用いて、2人乗り制御モードにおける乗り位置誘導装置100の乗り位置案内表示について説明する。図5は、実施例1の2人乗り制御モードの乗り位置案内表示を示す乗客コンベア1の上面図である。
2人乗り制御モードでは、乗客4の立ち位置に関係なく、左側の乗り位置案内表示器105a、右側の乗り位置案内表示器105b共に「↑」を表示させる(S8)。すなわち2人乗り制御モードは、これから乗込む乗客2をステップ6の左右方向(幅方向)の両側に誘導するように、乗り位置案内表示器105を点灯させる。これにより、乗り口床8での混雑が緩和される。
乗り位置誘導装置100にスピーカー106が取り付けられている場合は、音声による乗り位置案内も行う(S9)。前記の案内に誘導され、乗客2はステップ6に乗込む(S10)。
以上で乗り位置誘導装置100による乗客2の乗り位置誘導が完了する。
上述した様に、本実施例の乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100は、
乗客コンベア1に乗り込む乗客2が1人の場合、乗り込む乗客2の立ち位置と、乗り込む乗客2の直前に乗客コンベア1に乗った乗客4の立ち位置とが左右交互になるように、乗り込む乗客2の乗り位置を誘導する1人乗り制御モードと、
乗客コンベア1に乗り込む乗客2が横並びに2人の場合、乗り込む乗客2の直前に乗客コンベアに乗った乗客4の立ち位置とは関係なく、乗り込む乗客2に対し2人横並びに乗り位置を誘導する2人乗り制御モードと、を有する。
なお、上記の例では、乗り位置案内表示として、「×」や「↑」のような記号を示したが、これ以外でも「禁止」或いは「こちらにお乗りください」等の文字や、関連するイラスト等、乗客の乗り位置案内に有効なものであれば、特に限定はしない。記号を使用する場合は、初めての乗客にも理解し易い記号を用いることが好ましく、「×」の替わりに「-」、「↑」の替わりに「〇」等を用いてもよい。これらの記号は、例えば「×」と「↑」とが、或いは「-」と「〇」とが並んで表示されることにより、その意味をより容易に理解できる場合もある。
上述した様に本実施例の乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100は、
乗客に乗り位置を誘導する乗客コンベアの乗り位置誘導装置100において、
乗客2,3,4の位置を検出する乗客位置検出センサ101と、乗客位置検出センサ101の情報を送信する送信部102と、送信部102から送信された情報を受信する受信部103と、表示制御器104と、乗り位置案内表示器105と、を備え、
表示制御器104は、乗り位置案内表示器105を制御して、乗客位置検出センサ101で検出されるこれから乗客コンベア1に乗込む乗客2に対し、乗客の乗り位置が、乗車中の乗客の立ち位置3と交互となるように、乗り位置を誘導するための乗り位置案内表示を表示し、乗客3の左右交互乗りを促す。
この場合、音声で乗り位置を誘導するスピーカーを備えることが好ましい。
本実施例は、ステップ6の移動方向において前後にずれた2つのステップ6に、片方のステップ6には左右方向の一側に乗客3が立ち、もう片方のステップ6には左右方向の他側に乗客3が立つことで、乗客コンベア1上に乗客3が歩行し難い環境を作ることができ、乗客コンベア1上における乗客3の歩行を抑制することができる。
また乗客2は、慣習により、ステップ2の左右方向の一側に立ち、他側に立つことをためらう傾向にあるが、乗り位置誘導装置100が誘導することで乗客2は躊躇することなく、ステップ2の左右方向の両側に分かれて立つことができる。
[変形例1]
図6は、実施例1の変更例(変更例1)に係る乗客コンベア1を示す概略構成図である。図7は、変更例1において、プロジェクタ200で乗り位置案内表示を乗り口床8に投影している様子を示す乗客コンベア1の上面図である。図8は、変更例1において、プロジェクタ200で乗り位置案内表示を乗り口床8とステップ6に投影している様子を示す乗客コンベア1の上面図である。
以下、実施例1からの変更点について説明する。本例では、乗り位置案内表示をプロジェクタ200で乗り口床8の上面または、乗り口床付近(初段)のステップ6の上面(踏板)の少なくともいずれか一方に投影する。プロジェクタ200は乗り口床8付近(乗り口床8の上方)の天井12に設置される。本例では、無線受信機103および表示制御器104もプロジェクタ200と共に天井12に設置されている。
すなわち本例の乗り位置案内表示器は、プロジェクタ200で構成され、天井に設置されたプロジェクタ200から、乗り位置案内表示を乗り口床8の上面或いは、初段のステップ6の上面の少なくともいずれか一方に投影する。
図7では、プロジェクタ200で乗り位置案内表示201a,201bを乗り口床8に投影している。この場合、乗り口床8に「×」と「↑」とを表示している。上述した様に、「×」および「↑」以外の記号を用いてもよく、文字やイラスト等、乗客の乗り位置案内に有効なものであれば、「×」および「↑」等の記号に限定することなく用いることができる。
図8では、プロジェクタ200で乗り口床8に乗り位置案内表示201a,201bを投影し、ステップ6に乗り位置案内表示202a,202bを投影している。この場合、乗り口床8には「×」と「↑」とを表示し、ステップ6には「×」と「〇」とを表示している。乗り口床8とステップ6とで「↑」と「〇」とのように異なる記号(表示)を用いることで、乗客2は表示の意味を容易に理解できる。またステップ6の表示は、乗り口床8近傍の1段目(初段)に限定する。これは乗客2の誘導には乗り口床8近傍の1段目に表示すれば十分であり、乗客3の存在によりプロジェクタ200によるステップ6への表示が困難になることによる。
本例では、プロジェクタ200で乗り位置案内表示を行うことができ、既存の乗客コンベア1の構成を大きく変更することなく、乗り位置案内表示を行うことができる。
[変形例2]
図9は、実施例1の変更例(変更例2)に係る乗客コンベアを示す概略構成図である。図10は、変更例2において、ステップに乗り位置案内表示が点灯する様子を示す乗客コンベアの乗り口付近の上面図である。
以下、実施例1からの変更点について説明する。本例では、乗り位置案内表示としてステップ6の上面(踏板)に設けた乗り位置案内表示器105(105a,105b)を点灯させる。すなわち本例の乗り位置案内表示器105は、ステップ6の上面に、乗り位置案内表示を点灯する。
このためにステップ6の上面(踏板)には、左側の乗り位置案内表示器105aと右側の乗り位置案内表示器105bとが設けられる。左側の乗り位置案内表示器105aおよび右側の乗り位置案内表示器105bにはそれぞれ、「×」および「〇」等の記号を表示するためのLED等の表示素子が設けられる。
なお、上述した様に、表示する記号は「×」および「〇」以外の記号を用いてもよく、文字やイラスト等、乗客の乗り位置案内に有効なものであれば、「×」および「〇」等の記号に限定することなく用いることができる。
また図9に示すように、乗り口床8に乗り位置案内表示器105(105a,105b)を設け、左側の乗り位置案内表示器105aおよび右側の乗り位置案内表示器105bに図4および図5に示したのと同様な案内表示を行ってもよい。
図10に示すように、乗客2が来ず、乗り位置案内表示を行う必要のないステップ6の乗り位置案内表示表示器105は消灯することにより消費電力を低減することができる。
[変形例3]
図11は、変更例2のさらに変更例(変更例3)について、乗客の歩行抑制モードのフローチャートを示す図である。図12は、変形例3について、乗客の歩行抑制モードにおけるステップ表示の一連の流れを示す図である。
本例は変更例3から更に変更を行った変更例であり、以下、変更例2からの変更点について説明する。本例では、変形例2の構成において、乗客3が歩行した場合に、停止を促す構成と方法(歩行抑制モード)とについて説明する。
図11に示すように、歩行抑制モードが開始されると、乗客2の相対速度を検出する(S11)。乗客2の移動速度が乗客コンベア1の移動速度、すなわちステップ6の移動速度よりも大きい場合は処理S14に進み、乗客2の移動速度が乗客コンベア1の移動速度と等しい場合は処理S13に進む(S12)。
処理S13では乗客2がステップ6上で立ち止まっているものとして移動速度の監視を継続する。この移動速度の監視は乗り位置検出センサ101(図1参照)で行う。このために乗客位置検出センサ101は、乗客コンベア1に乗車中で歩行している乗客を識別する機能を備える。
処理S14では乗客2がステップ6上を歩行又は移動しているものとして、歩行中の乗客の前方の乗り位置案内表示器105(105a,105b)を「×」(歩行を抑制する表示)に点灯する(S15および図12(b))。この場合の表示も「×」に限定されず、歩行を抑制する表示であればよい。乗り位置誘導装置100にスピーカー106が取り付けられている場合は、音声による歩行禁止警告も行う(S16)。
処理S15および処理S16の後、乗客2の相対速度を検出し(S17)、乗客2の移動速度が乗客コンベア1の移動速度よりも大きい場合は処理S14に戻り、乗客2の移動速度が乗客コンベア1の移動速度と等しい場合は処理S19に進む(S18)。
処理S19では乗客コンベア1上で歩行していた乗客が立ち止まったものとして、停止した乗客のステップ6の乗り位置案内表示器105を「〇」に点灯する(S19および図12(c))。この段階では、停止した乗客の前方のステップ6に「×」を表示したままにして、停止した乗客が停止した状態を維持するように促す。乗り位置誘導装置100にスピーカー106が取り付けられている場合は、音声による謝辞を流すようにしてもよい(S20)。
歩行していた乗客の停止を検出した後、一定時間待機し(S21)、乗客2の相対速度を検出する(S22)。乗客2の移動速度が乗客コンベア1の移動速度よりも大きい場合は処理S14に戻り、乗客2の移動速度が乗客コンベア1の移動速度と等しい場合は処理S24に進む(S23)。
処理S24では、歩行していた乗客は停止した状態を維持、すなわち乗客コンベア1上での歩行を止めたものとして、停止した乗客の前方の不要な乗り位置案内表示器105を消灯する(図12(d))。
以上で乗り位置誘導装置100における歩行抑制モードが終了する。本例は、実施例1、変更例1および変更例2と共に実施されることで、乗客コンベア1上に歩行し難い環境を作りことができ、乗客コンベア1上での歩行を抑制する効果が向上する。
本例の乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100は、乗客コンベア1に乗車中の乗客3が歩行した場合、乗客の前方のステップ6の上面に歩行禁止案内を点灯する。
本発明に係る乗客コンベア1は、乗り口床8と、降り口床9と、乗り口床8と降り口床9との間に跨って支持された乗客コンベアフレーム10と、上面に踏板を有し無端状に連結されて循環移動する複数のステップ6と、ステップ6の移動方向の両側方に立設された欄干11と、欄干11の周縁に案内されて移動するハンドレール7と、を備えた乗客コンベア1において、
上述した実施例および変更例に記載された乗客コンベア1の乗り位置誘導装置100を有するように構成される。
実施例1および変更例1-3の乗り位置誘導装置100を備えた乗客コンベア1によれば、乗客コンベア1の乗り口に物理的なゲート部を設けることなく、安全性を維持することができると共に、乗客の左右交互乗りを促進させ、片側空けの乗り方と比べて、乗客コンベア1上に歩行し難い環境を作ることで、乗客コンベア1上での歩行を抑制する効果がある。
また、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について,他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…乗客コンベア、2…乗込む乗客、3…立止っている乗客、4…立止っている乗客(乗込む乗客前)、5…降りる乗客、6…ステップ、7…ハンドレール、8…乗り口床、9…降り口床、10…乗客コンベアフレーム、11…欄干、12…天井、100…乗り位置誘導装置、101…乗客位置検出センサ、102…無線送信機(送信部)、103…無線受信機(受信部)、104…表示制御器、104a…画像処理部、104b…表示制御部、104c…音声制御部、105…乗り位置案内表示器、105a…乗り位置案内表示器(左側)、105b…乗り位置案内表示器(右側)、106…スピーカー、200…プロジェクタ、201…乗り位置案内表示、201a…乗り位置案内表示(床左側)、201b…乗り位置案内表示(床右側)、202a…乗り位置案内表示(ステップ左側)、202b…乗り位置案内表示(ステップ右側)。

Claims (10)

  1. 乗客に乗り位置を誘導する乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    乗客の位置を検出する乗客位置検出センサと、前記乗客位置検出センサの情報を送信する送信部と、前記送信部から送信された情報を受信する受信部と、表示制御器と、乗り位置案内表示器と、を備え、
    前記表示制御器は、前記乗り位置案内表示器を制御して、前記乗客位置検出センサで検出されるこれから乗客コンベアに乗込む乗客に対し、乗客の乗り位置が、乗車中の乗客の立ち位置と交互となるように、乗り位置を誘導するための乗り位置案内表示を表示し、乗客の左右交互乗りを促すことを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    音声で乗り位置を誘導するスピーカーを備えたことを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  3. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    前記乗り位置案内表示器は、前記乗り口床の上面に、乗り位置案内表示を点灯することを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  4. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    前記乗り位置案内表示器は、プロジェクタで構成され、天井に設置された前記プロジェクタから、乗り位置案内表示を乗り口床の上面或いは、初段のステップの上面の少なくともいずれか一方に投影することを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  5. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    前記乗り位置案内表示器は、ステップの上面に、乗り位置案内表示を点灯することを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  6. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    前記乗客位置検出センサは、乗客コンベアに乗り込む乗客と、乗客コンベアに乗車中で立止っている乗客の乗客位置と、を識別する機能を備えたことを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  7. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    前記乗客位置検出センサは、乗客コンベアに乗車中で歩行している乗客を識別する機能を備えたことを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  8. 請求項1に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    前記表示制御器は、
    乗客コンベアに乗り込む乗客が1人の場合、前記乗り込む乗客の立ち位置と、前記乗り込む乗客の直前に乗客コンベアに乗った乗客の立ち位置とが左右交互になるように、前記乗り込む乗客の乗り位置を誘導する1人乗り制御モードと、
    乗客コンベアに乗り込む乗客が横並びに2人の場合、前記乗り込む乗客の直前に乗客コンベアに乗った乗客の立ち位置とは関係なく、前記乗り込む乗客に対し2人横並びに乗り位置を誘導する2人乗り制御モードと、を有することを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  9. 請求項5に記載の乗客コンベアの乗り位置誘導装置において、
    乗客コンベアに乗車中の乗客が歩行した場合、前記乗客の前方のステップの上面に歩行禁止案内を点灯することを特徴とする乗客コンベアの乗り位置誘導装置。
  10. 乗り口床と、降り口床と、前記乗り口床と前記降り口床との間に跨って支持された乗客コンベアフレームと、上面に踏板を有し無端状に連結されて循環移動する複数のステップと、前記ステップの移動方向の両側方に立設された欄干と、前記欄干の周縁に案内されて移動するハンドレールと、を備えた乗客コンベアにおいて、
    請求項1に記載された乗客コンベアの乗り位置誘導装置を有することを特徴とする乗客コンベア。
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