JP2015081161A - マンコンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】高い面照度により欄干周辺を照射することができるマンコンベアを提供する。
【解決手段】
実施形態に係るマンコンベアは、移動経路を形成する一対の対向するスカートガードと、 前記一対のスカートガード内の移動経路に設けられ、無端状に連結されて循環移動する
複数の踏段と、前記各スカートガードの上方に設置された一対のデッキと、前記各デッキから上方に延びる一対の欄干パネルと、前記各欄干パネルの上端に取り付けられた一対の手摺案内体と、前記各手摺案内体上に設けられ、前記踏段の循環移動に対応して循環移動する一対の無端状の移動手摺と、前記欄干パネルに設けられた有機エレクトロルミネッセンスパネルとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】
実施形態に係るマンコンベアは、移動経路を形成する一対の対向するスカートガードと、 前記一対のスカートガード内の移動経路に設けられ、無端状に連結されて循環移動する
複数の踏段と、前記各スカートガードの上方に設置された一対のデッキと、前記各デッキから上方に延びる一対の欄干パネルと、前記各欄干パネルの上端に取り付けられた一対の手摺案内体と、前記各手摺案内体上に設けられ、前記踏段の循環移動に対応して循環移動する一対の無端状の移動手摺と、前記欄干パネルに設けられた有機エレクトロルミネッセンスパネルとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、マンコンベアに関する。
動く歩道やエスカレータ等のマンコンベアは一般に、移動経路を形成する一対の対向するスカートガードと、この一対のスカートガード内の移動経路に設けられ、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、スカートガードの上方に設置された一対のデッキと、これらのデッキから上方にそれぞれ延びる一対の欄干パネルとを備えている。そして、各欄干パネルの上端には手摺案内体が取り付けられており、各手摺案内体上に、踏段の循環移動に対応して循環移動する無端状の移動手摺が設けられている。
このようなマンコンベアの一対の欄干パネル間の照射領域を照射する照明装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されるものが知られている。
特許文献1には、各ガラスパネル(欄干パネル)の頂部と各手摺案内体との間に、複数
の小形ランプを内部に有する角形チューブが挿入されることにより構成された照明装置が
示されている。
の小形ランプを内部に有する角形チューブが挿入されることにより構成された照明装置が
示されている。
また、特許文献2には、各ガラスパネル(欄干パネル)の上端に取り付けられ、下方に向かって凸となる凸面鏡と、デッキの内部に設けられ、凸面鏡に光を照射する照明源とを備えた照明装置が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1或いは特許文献2に示す照明装置により欄干周辺を照らすマンコンベアにおいては、照明源のサイズが限られ、光量が不十分で満足のいく照明・装飾効果を十分に得ることができない場合があった。
本発明の実施形態の目的は、高い面照度により欄干周辺を照射することができるマンコンベアを提供することである。
実施形態に係るマンコンベアは、移動経路を形成する一対の対向するスカートガードと、 前記一対のスカートガード内の移動経路に設けられ、無端状に連結されて循環移動する
複数の踏段と、前記各スカートガードの上方に設置された一対のデッキと、前記各デッキから上方に延びる一対の欄干パネルと、前記各欄干パネルの上端に取り付けられた一対の手摺案内体と、前記各手摺案内体上に設けられ、前記踏段の循環移動に対応して循環移動する一対の無端状の移動手摺と、前記欄干パネルに設けられた有機エレクトロルミネッセンスパネルとを備える。
複数の踏段と、前記各スカートガードの上方に設置された一対のデッキと、前記各デッキから上方に延びる一対の欄干パネルと、前記各欄干パネルの上端に取り付けられた一対の手摺案内体と、前記各手摺案内体上に設けられ、前記踏段の循環移動に対応して循環移動する一対の無端状の移動手摺と、前記欄干パネルに設けられた有機エレクトロルミネッセンスパネルとを備える。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。図面中の同一部分には、同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
(第1の実施形態)
図1に、第1の実施形態に係るマンコンベアの断面図を示す。
図1に、第1の実施形態に係るマンコンベアの断面図を示す。
本実施形態に係るマンコンベアは、移動経路を形成する一対の対向するスカートガード11と、一対のスカートガード11内の移動経路に設けられ、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段12と、各スカートガード11の上方に設置された一対のデッキ13と、各デッキ13から上方に延びる一対の欄干パネル14と、各欄干パネル14の上端に取り付けられた一対の手摺案内体15と、各手摺案内体15上に設けられ、踏段12の循環移動に対応して循環移動する一対の無端状の移動手摺16と、欄干パネル14に設けられた有機エレクトロルミネッセンス(OLED:Organic Light Emitting Diode)パネル17とを備える。
OLEDパネル17は、面状に発光する照明源であり、以下に説明する3種類のタイプのいずれを用いてもよい。図2に、OLEDパネルのタイプを説明する図を示す。図2(a)は片面発光パネル、図2(b)は両面発光パネル、図2(c)は透過型片面発光パネルを示している。いずれのタイプのOLEDパネル17も、ガラス基板21、シール材22、陰極23、発光層24、陽極25を備えている。
図2(a)に示すように、片面発光パネルとは、陽極あるいは陰極いずれかに透明導電膜を用いた発光面が片面のみとなるパネルである。透明導電膜を用いない側の電極は一般的に金属膜を用いるので、消灯時には陰極23によって視界が遮られ不透明になる。
図2(b)に示すように、両面発光パネルとは、両面ともが発光面になっており、陰極23と陽極25のいずれにも透明電極を用いているので消灯時には透過して見え、透明なガラスのようになるものである。
図2(c)に示すように、透過型片面発光パネルとは、発光面が片面のみで、陽極25は透明電極だが、陰極23には細長いストライプ状の金属電極を用いている。パネルの中で金属電極がある部分は、パネルの表側に大部分の光を取り出せる。一方、金属電極がない部分は、光が双方向に透過し、発光時でも透明なままである。これにより、透過型片面発光パネルは、消灯時にはパネル自体が透過して見え、透明なガラスのようになる。点灯時には片面だけが発光し、発光面の裏からはパネル越しに透過して物が照らされて見える。 つまり、発光面側から見るとパネルは明るく光って見え、発光面の裏側から見ると、パネルの向こう側の景色が透過して見える。
OLEDパネル17としていずれのタイプのパネルを用いてもよいが、本実施形態では、図2(c)に示すような透過型片面発光パネルを用いた場合について説明する。
図1に示すように、本実施形態のマンコンベアでは、透過型片面発光パネルの発光面を踏段12側(以下、内側という)に向けて、欄干パネル14に設置する。
欄干パネル14は、透明であることが好ましい。透明な欄干パネル14として、例えばガラス板が使用できる。
図3は、欄干パネル14にOLEDパネル17を設置した状態を示している。図3に示すように、欄干パネル14のガラス板にOLEDパネル17を透明性樹脂を用いて貼り合せる。その結果、欄干パネル14とOLEDパネル17との間には、透明樹脂層18が形成される。ここでは一例として、OLEDパネル17の発光面が欄干パネル14と反対側になるように貼り合せた場合を示している。OLEDパネル17が両面発光パネルの場合には、OLEDパネル17の発光面と欄干パネル14とを透明樹脂層18により接着してもよい。
欄干パネル14とOLEDパネル17の接着に用いる透明性樹脂は、透明樹脂層18と接する欄干パネル14およびOLEDパネル17の接着面それぞれの屈折率を考慮し、透明性樹脂層18の屈折率が欄干パネル14に対して同等あるいは大きく、かつOLEDパネル17の接着面となる基板の屈折率に対して同等あるいは大きくなるような透明性樹脂を使用するのが好ましい。例えば、欄干パネル14とOLEDパネル17の接着面となる基板が同じガラスの場合には、ガラスと同等の1.5程度の屈折率を有する透明性樹脂を用いる。
OLEDパネルでは一般的に、陽極と発光層と陰極からなるOLED素子が水分および酸素との接触により劣化する。これを考慮し、OLEDパネルは乾燥窒素ガスを封入し対向基板で封止した構造をとり、OLED素子の陽極および陰極に給電するための配線はOLED素子を形成する側の基板の外縁部分に引き出され、封止用対向基板とOLED素子形成基板を貼り合せるシール材の外側で電源からの給電用配線と接続される。この接続は例えば、インジウムによる超音波はんだ付けで可能となる。
上述したように、OLEDパネル17の外周部には給電用の引き回し配線や、電源に接続する配線など不透明性な材料で構成される部分が存在することから、装飾性を考慮して、OLEDパネル17の発光領域および良好な透過性が確保できる領域に相当する開口部10を有するフレーム19を欄干パネル14の両面に設ける。図4に、フレーム19の設置例を示す。フレーム19は不透明な材料とし、配線20やプラスプラグ31、マイナスプラグ30を目隠しする機能を有する。フレーム19の開口部10からはOLEDパネル17のみが露出しており、配線20やプラスプラグ31、マイナスプラグ30はフレーム19に隠されて外側からは見えない。フレーム19の内側において、OLEDパネル17の陽極25はプラスプラグ31に、陰極23はマイナスプラグ30に、それぞれ配線20を介して接続される。あるいは、プラスプラグ31、マイナスプラグ30、配線20はその一部あるいは全部がフレーム19内部に組み込まれていてもよい。
フレーム19としては、具体的には、ステンレスやアルミなどの金属や、黒色のアクリル樹脂などの有色プラスチックが使用できる。
フレーム19は欄干パネル14に接着して固定してもよいし、最終的にマンコンベアとして組み立てる際に、欄干パネル14とフレーム19を接触させ、デッキ13および手摺案内体15に固定してもよい。
図5はOLEDパネル17と欄干パネル14とフレーム19を組み付けた際の立体的な模式図である。この図5に示すものを一セット(セット5)として、最終的にこれをマンコンベアの欄干部分に必要に応じ複数枚組み付けることができる。
図6に、複数組のOLEDパネル17とフレーム19のセット5を、欄干パネル14に設置したマンコンベアの例を示す。本実施形態では、OLEDパネル17の発光面をマンコンベアの内側(踏段12側)に向けて設けた場合を説明したが、後述する他の実施形態のように、OLEDパネル17の発光面をマンコンベアの外側(踏段12と反対側)に向けて設ける場合もある。あるいは、OLEDパネル17は、片面発光パネルまたは透過型片面発光パネルではなく、両面発光パネルでもよい。図6に示すように、複数組のOLEDパネル17とフレーム19のセット5を、欄干パネル14に設置する場合には、セット5毎にOLEDパネルのタイプ(片面発光パネル/透過型片面発光パネル/両面発光パネル)が異なっていてもよいし、セット5毎にOLEDパネル17の発光面の設置方向(マンコンベアの内側向き/外側向き)が異なっていてもよい。
こうすることで、例えば、マンコンベアの乗降口の部分には、マンコンベアの内側、すなわち乗降者の足元を明るく照射するように、両面発光パネル設置したり、片面発光パネル又は透過型片面発光パネルをマンコンベアの内側向きに設置したりすることができる。
そして、その他の部分には、マンコンベアの外側に発光するように、両面発光パネル、あるいは片面発光パネル又は透過型片面発光パネルを設置することで、例えば、装飾として機能させてもよい。また、マンコンベアの外側に向けて発光することで、外側、特に下方からの目隠しになり、覗き込みの防止、といった効果も考えられる。
本実施形態によれば、OLEDパネル17を欄干パネル14に設置することで、高い面照度により欄干周辺を照射することができる。特に、本実施形態に係るマンコンベアでは、OLEDパネル17の発光面を、マンコンベアの内側に向けて、欄干パネル14に設置することで、乗降者の足元を明るく照射することができる。この効果は、いずれのタイプのOLEDパネル17を用いた場合にも、実現することができる。
また、透過型片面発光パネルは発光面の裏側からは透過して物が見えるため、透過型片面発光パネルをマンコンベアの内側向きに設置した場合には、マンコンベアの外側から見ると、乗降口の様子や踏段の様子が透過して見える。これにより、例えば、乗降口の見通しが良くないことで乗客同士が接触する可能性などを低減することができると考えられる。
また、透過型片面発光パネルは消灯時には外光が透過するので、消灯してもある程度の明るさは得られる。従って、日中は消灯することで省エネルギー化を図ることもできる。あるいは、場合によってOLEDパネル17を消灯したり点灯したりすることで、イルミネーションのような装飾の効果を得ることもできる。これらは、両面発光パネルを用いた場合にも、同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態に係るマンコンベアでは、欄干パネル14は透明であり、欄干パネル14とOLEDパネル17とを張り合わせる樹脂も透明で透明樹脂層18となるので、これらの構成要素に遮られることなく、マンコンベアの外側から透過型片面発光パネルを透過して物を見ることができる。また、OLEDパネル17の消灯時にも、これらの構成要素に遮られることなく、透明なパネルとして透過して物を見ることができる、外光を透過することができるなどの効果が得られる。特に、透明樹脂層18は、欄干パネル14及びOLEDパネル17の基板のいずれかと同等、或いはいずれよりも高い屈折率を有するので、より良好な透過性を実現できる。
また、本実施形態に係るマンコンベアによれば、不透明な材料で形成されたフレーム19が、OLEDパネル17の外周部を覆うように欄干パネル14に設けられていることで、配線20やプラスプラグ31、マイナスプラグ30などをフレーム19で隠すことができる。これにより、装飾性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図7に、第2の実施形態に係るマンコンベアの断面図を示す。
第2の実施形態に係るマンコンベアの構成は、ほぼ第1の実施形態に係るマンコンベアと同様である。第2の実施形態においても、OLEDパネル17として透過型片面発光パネルを用いた場合を説明するが、透過型片面発光パネルの発光面を踏段12と反対側(以下、外側という)に向けて欄干パネル14に設置した点が、第1の実施形態と異なる。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、OLEDパネル17を欄干パネル14に設置することで、高い面照度により欄干周辺を照射することができる。特に、本実施形態に係るマンコンベアでは、OLEDパネル17の発光面を、マンコンベアの外側に向けて、欄干パネル14に設置することで、マンコンベアの設置フロアにおいて照明として機能することができる。
また、透過型片面発光パネルは発光面の裏側からは透過して物が見えるため、透過型片面発光パネルをマンコンベアの外側向きに設置した場合には、マンコンベアの内側から見ると、フロアの様子が透過して見える。例えば、デパートなどに本実施形態のマンコンベアを設置した場合には、乗客がマンコンベアに乗りながら、下階の売り場の様子を見ることができる。
さらに、本実施形態に係るマンコンベアでは、マンコンベアの外側に発光するように、OLEDパネル17を設置することで、装飾として機能することもできる。また、マンコンベアの外側に向けて発光することで、外側、特に下方からマンコンベアの内側を目隠しすることができる。
例えば、本実施形態に係るマンコンベアによれば、駅やショッピングモールなどにおいて、マンコンベアの外側からは乗客を見えにくくしつつ、マンコンベアの乗客からは各フロアの様子を見ることができる。
また、透過型片面発光パネルは消灯時には透明となり、外光が透過するので、消灯してもある程度の明るさは得られる。従って、日中は消灯することで省エネルギー化を図ることもできる。あるいは、場合によってOLEDパネル17を消灯したり点灯したりすることで、イルミネーションのような装飾の効果を得ることもできる。これらは、両面発光パネルを用いた場合にも、同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態に係るマンコンベアでは、欄干パネル14は透明であり、欄干パネル14とOLEDパネル17とを張り合わせる樹脂も透明で透明樹脂層18となるので、これらの構成要素に遮られることなく、マンコンベアの内側から透過型片面発光パネルを透過して物を見ることができる。また、OLEDパネル17の消灯時にも、これらの構成要素に遮られることなく、透明なパネルとして透過して物を見ることができる、外光を透過することができるなどの効果が得られる。特に、透明樹脂層18は、欄干パネル14及びOLEDパネル17の基板のいずれかと同等、或いはいずれよりも高い屈折率を有するので、より良好な透過性を実現できる。
また、本実施形態に係るマンコンベアによれば、不透明な材料で形成されたフレーム19が、OLEDパネル17の外周部を覆うように欄干パネル14に設けられていることで、配線20やプラスプラグ31、マイナスプラグ30などをフレーム19で隠すことができる。これにより、装飾性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
図8に、第3の実施形態に係るマンコンベアの断面図を示す。
第1及び第2の実施形態では、欄干パネル14の片面にOLEDパネル17を貼り付ける場合を説明したが、図8に示すように、2枚のOLEDパネル17をそれぞれ発光面がマンコンベアの内側と外側を向くように欄干パネル14の両面に設置してもよい。
その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態における両方の効果を実現することができる。
さらに、景色を透過させたい場所(乗車口または中間部など)や方向(マンコンベアの内側方向または外側方向)と、透過させずに遮りたい場所や方向と、照明によって明るく照らしたい場所や方向と、を動的に切り替えることができる。
また、マンコンベアに乗客が乗っているときには、マンコンベアの内側のOLEDパネル17を点灯し、マンコンベアに乗客が乗っていないときには、マンコンベアの内側のOLEDパネル17は消灯し、外側のOLEDパネル17を点灯することでフロアの照明として利用することもできる。
(第4の実施形態)
図9に、第4の実施形態に係るマンコンベアの断面図を示す。
図9に示すように、第4の実施形態では、複数のOLEDパネル17を1つのフレーム19に配置した場合について説明する。基本的な構造は第2の実施形態における単数枚の場合と同じであるが、フレーム19の構造が第1の実施形態とは異なる。OLEDパネル17はいずれのタイプを用いてもよく、OLEDパネル17を欄干パネル14に設置する際の発光面の向きは、マンコンベアの内側もしくは外側のいずれでもよい。ここでは、OLEDパネル17の発光面をマンコンベアの外側向きに設置した場合について説明する。
図9では、3枚のOLEDパネル17を縦に並べて使用している。フレーム19の開口部10がOLEDパネル17の枚数にしたがい増加した構造となっている。つまり、ここでは、OLEDパネル17が3枚なので、フレーム19は開口部10を3か所備えている。
各OLEDパネル17の外周部はフレーム19で隠され、配線等を目隠しすることができる。
1つのフレーム19に配置するOLEDパネル17の数は、3枚に限られず何枚でもよい。また、この複数枚のOLEDパネル17とフレーム19とのセットを縦方向ではなく、横方向に設置してもよい。
図10に、複数のOLEDパネルの接続例を示す。図10に示すように、OLEDパネル17aの陰極23aは配線20aによってマイナスプラグ30に接続され、OLEDパネル17aの陽極25aは配線20bによってOLEDパネル17bの陰極23bに接続されている。同様に、OLEDパネル17bの陽極25bは、配線20cによってOLEDパネル17cの陰極23cに接続されている。さらに、OLEDパネル17cの陽極25cは配線20dによってプラスプラグ31に接続されている。
これらのマイナスプラグ30、プラスプラグ31、配線20a乃至20dは、フレーム19によって、外側から見えないように目隠しされている。あるいは、その一部あるいは全部がフレーム19内部に組み込まれていてもよい。
このように、複数枚のOLEDパネル17を使用する場合には、それぞれのOLEDパネル17を電気的に直列に接続することが望ましい。これは、OLED素子が電流駆動素子であるためで、並列で接続した場合には各OLEDパネル17の発光輝度に必要な電流量をそれぞれに供給することになり電源から出力される電流量が増大する。これに対して直列に接続した場合には電気回路的に、一枚分の発光輝度に必要な電流量のみとなるため、発熱による火災等のリスクを低下し、より安全性を高くすることができる。
本実施形態によれば、複数のOLEDパネル17を1つのフレーム19に配置することで、配線20やプラスプラグ31、マイナスプラグ30などを目隠ししつつ、フレーム19の面積をより少なくし、より高い装飾性を実現することができる。
また、複数枚のOLEDパネル17をまとめて設置することができるので、組み立てが容易になる。
さらに、OLEDパネル17とフレーム19とが1対1でセットになっている場合と比較して、複数枚のOLEDパネル17に対して1つのフレーム19でよいのでフレーム19の数が減り、組み立てた場合にフレーム19同士のつなぎ目が少なくなる。これにより、強度を増すことができる。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
5:セット、10:開口部、11:スカートガード、12:踏段、13:デッキ、14:欄干パネル、15:手摺案内体、16:移動手摺、17:OLEDパネル、18:透明樹脂層、19:フレーム、20:配線、21:ガラス基板、22:シール材、23:陰極、24:発光層、25:陽極、30:マイナスプラグ、31:プラスプラグ
Claims (6)
- 移動経路を形成する一対の対向するスカートガードと、
前記一対のスカートガード内の移動経路に設けられ、無端状に連結されて循環移動する
複数の踏段と、
前記各スカートガードの上方に設置された一対のデッキと、
前記各デッキから上方に延びる一対の欄干パネルと、
前記各欄干パネルの上端に取り付けられた一対の手摺案内体と、
前記各手摺案内体上に設けられ、前記踏段の循環移動に対応して循環移動する一対の無
端状の移動手摺と、
前記欄干パネルに設けられた有機エレクトロルミネッセンスパネルと
を備えることを特徴とするマンコンベア。 - 前記有機エレクトロルミネッセンスパネルは、透明樹脂層を介して、前記欄干パネルに設置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のマンコンベア。 - 前記透明樹脂層は、前記欄干パネル及び前記有機エレクトロルミネッセンスパネルの基板のいずれかと同等、或いはいずれよりも高い屈折率を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマンコンベア。 - 不透明な材料で形成されたフレームが、前記有機エレクトロルミネッセンスパネルの外周部を囲うように、前記欄干パネルに設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のマンコンベア。 - 前記有機エレクトロルミネッセンスパネルは、透過型片面発光パネルであり、
発光面が前記欄干パネルの外側に向けて設置されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のマンコンベア。 - 前記欄干パネルには複数の前記有機エレクトロルミネッセンスパネルが設置され、
複数の前記有機エレクトロルミネッセンスパネルは互いに直列に接続されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のマンコンベア。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7346661B1 (ja) | 2022-06-01 | 2023-09-19 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア用表示装置 |
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- 2013-10-21 JP JP2013218755A patent/JP2015081161A/ja active Pending
Cited By (1)
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