JP2012109160A - 誘導灯 - Google Patents

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【課題】発光部の光出力に生じる損失を軽減することができ、また、表示面の緑色領域と白色領域との輝度比のばらつきを低減することができる誘導灯を提供する。
【解決手段】発光部3は、表示面20の緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とに分かれている。点灯装置4は、第1発光部31を点灯させる第1点灯回路41と、第2発光部32を点灯させる第2点灯回路42とを別々に備えており、表示面20における緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度とを個別に調節する。点灯装置4は、緑色領域21の輝度が白色領域22の輝度に比べて低くなるように、第1発光部31と第2発光部32とで光出力に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、非常時に建造物等の避難口の場所を示したり避難の方向を示したりする誘導灯に関する。
一般的な誘導灯は、緑色と白色との2色の領域からなり避難口の場所や避難の方向を示す図柄あるいは文字を表した表示面を有し、この表示面が光るように構成されている。誘導灯の表示面については、「誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」(日本照明器具工業会規格:JIL5502)により、平均輝度等が詳細に定められている。
通常、誘導灯は、光透過性を有し前面を表示面とする矩形板状の表示パネルと、表示パネルの背後に配置された発光部とを備え、発光部からの光が表示パネルの背面から入射して表示パネルを透過することにより表示面を照明するように構成されている。
この種の誘導灯には、たとえば図5に示すように直管形の蛍光ランプを光源36とする発光部3が採用された誘導灯1がある。図5の誘導灯1の発光部3は、表示パネル2の背面に沿って配置される矩形板状の導光板37を有し、導光板37の一端面(上端面)に対向して配置された光源36から入射された光を、導光板37が導光して表示パネル2の背面の略全域に照射する。図5では光源36の上方に反射板38が設けられている。また、近年では、蛍光ランプに代えてLED(発光ダイオード)が発光部の光源に用いられた誘導灯も普及してきている(たとえば特許文献1、特許文献2参照)。これらの誘導灯においても、基本的な構造は蛍光ランプを光源とする誘導灯1と共通しており、光源からの光は導光板に導光され表示パネルの背面の略全域に照射される。
すなわち、従来の誘導灯1は、表示パネル2の背面に光を照射するように単一の発光部3を有しており、表示面20の緑色や白色の領域を発光部3からの光で照明することによって、表示面20が光るように構成されている。
ところで、誘導灯1は、上記技術基準により、表示面20の緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度との間に所定の差をつけること、具体的には緑色領域21の輝度を白色領域22の輝度に比べて低くすることが要求されている。そのため、従来の誘導灯1にあっては、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで光透過率(透明度)に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度の比(以下、「輝度比」という)が実現されている。
特開2004−233833号公報 特開2009−199871号公報
しかし、従来の誘導灯1においては、表示面20の緑色領域21について光透過率を白色領域22より低く抑えることにより所定の輝度比を実現しているので、発光部3からの光は表示面20の緑色領域21で白色領域22に比べて大幅に遮られることになる。つまり、表示面20の緑色領域21は光透過率が比較的低く設定されているので、この緑色領域21を発光部3からの光が透過する際に発光部3の光出力に比較的大きな損失が生じることになる。そのため、誘導灯1では、光出力に損失が生じることにより、無駄な電力消費が生じていることになる。
また、表示面20の印刷により緑色領域21、白色領域22の各光透過率が調節されている場合、インクや印刷条件等に起因して光透過率にばらつきが生じることがあり、表示面20の緑色領域21と白色領域22との輝度比がばらつく可能性がある。特に大量生産されている製品においては、個々に光透過率の緻密な調節を行うことは困難であるため、輝度比のばらつきが大きくなる可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、発光部の光出力に生じる損失を軽減することができ、また、表示面の緑色領域と白色領域との輝度比のばらつきを低減することができる誘導灯を提供することを目的とする。
本発明の誘導灯は、緑色に光る緑色領域と白色に光る白色領域とを含む表示面と、当該表示面から放射される光を出力する発光部と、当該発光部を点灯させる点灯装置とを備え、前記発光部は、前記緑色領域から放射される光を出力する第1発光部と前記白色領域から放射される光を出力する第2発光部とを有し、前記点灯装置は、前記表示面における輝度が前記白色領域に比べて前記緑色領域で低くなるように、前記第1発光部の光出力と前記第2発光部の光出力とを個別に調節することを特徴とする。
この誘導灯において、常用電源の停電時に前記点灯装置に電力供給し前記発光部を点灯させる非常用電源を備え、前記点灯装置は、前記常用電源の通電時と前記常用電源の停電時とで、前記表示面における前記白色領域の輝度に対する前記緑色領域の輝度の比を切り替える輝度比切替部を有することが望ましい。
この誘導灯において、前記輝度比切替部は、前記常用電源の通電時よりも前記常用電源の停電時において前記白色領域の輝度に対する前記緑色領域の輝度の比が高くなるように前記輝度の比を切り替えることがより望ましい。
本発明は、第1発光部の光出力と第2発光部の光出力とが個別に調節されるので、発光部の光出力に生じる損失を軽減することができ、また、表示面の緑色領域と白色領域との輝度比のばらつきを低減することができるという利点がある。
実施形態1の誘導灯の構成を示す概略図である。 同上の動作の説明図である。 同上の他の構成例を示す概略図である。 実施形態2の誘導灯の構成を示す概略図である。 従来例を示す図である。
(実施形態1)
本実施形態では、誘導灯として建造物の避難口の場所を示すよう避難口付近に取り付けられる誘導灯を例示するが、これに限らず、たとえば避難の方向を示す矢印が表示面に表記されたような誘導灯であってもよい。
本実施形態の誘導灯1は、図1に示すように、光透過性を有し前面を表示面20とする矩形板状の表示パネル2と、表示パネル2の背後に配置され表示面20から放射される光を出力する発光部3とを備えている。この誘導灯1は、発光部3からの光が表示パネル2の背面から入射して表示パネル2を透過することにより表示面20を照明する。
表示パネル2と発光部3とは、建造物の壁または天井に取り付けられる器具本体(図示せず)と共に誘導灯1を構成する。器具本体は、前面が開口した直方体状の筐体(図示せず)内に、発光部3を点灯させる点灯装置4(図1参照)と、充放電可能なバッテリ(図示せず)とを備えており、表示パネル2および発光部3が筐体の開口面(前面)を覆うように取り付けられる。
器具本体には常用電源としての商用電源が接続されており、バッテリは商用電源の通電時(以下、「平常時」という)に商用電源からの電力供給を受けて充電される。器具本体の点灯装置4は、平常時には商用電源からの電力供給により発光部3を点灯させ、商用電源の停電時(以下、「非常時」という)には非常用電源としてのバッテリからの電力供給により発光部3を点灯させる。これにより、誘導灯1は平常時だけでなく、商用電源が停電した非常時であっても発光部3からの光で表示面20を照明することが可能である。以下、商用電源からの電力供給により発光部3を点灯させる点灯装置4の動作状態を「平常点灯」と呼び、バッテリからの電力供給により発光部3を点灯させる点灯装置4の動作状態を「非常点灯」と呼ぶ。なお、誘導灯1が使用される建造物に、商用電源の停電時に誘導灯1に電力供給する非常用電源が備わっている場合、器具本体のバッテリは省略され、点灯装置4は非常時に非常用電源からの電力供給を受けて発光部3を非常点灯させてもよい。
以下、表示パネル2と発光部3と点灯装置4とについて、さらに詳しく説明する。
表示パネル2は、光透過性を有する板材からなり、表示面20としての前面に避難口の場所を示す図柄が描かれている。表示面20は、緑色に光る領域(以下、「緑色領域21」という)と白色に光る領域(以下、「白色領域22」という)とからなり、いずれの領域も発光部3からの光を通すように光透過性を有している。
本実施形態では、無色透明のアクリル板の前面(表示面20)のうち、緑色領域21のみ印刷により緑色に着色されており、白色領域21は無着色(つまり無色透明)である。誘導灯1の表示面20については、「誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」(日本照明器具工業会規格:JIL5502)により、平均輝度等が詳細に定められている。
発光部3は、表示パネル2の背面に沿って配置される矩形板状の基板30と、基板30の前面(つまり、表示パネル2との対向面)に実装された光源としての複数個のLED(発光ダイオード)33とを有している。LED33は、基板30の前面の縦方向と横方向とにそれぞれ複数列ずつ配置され、基板30の前面の略全域に亘ってマトリクス状に配置されている。各LED33の光照射特性(光照射方向)やLED33間の間隔は、LED33からの光を表示パネル2の背面の略全域に照射できるように設定されている。発光部3を構成する複数個のLED33は、全て発光色が白色、つまり白色光を出力するLEDであって、その色彩や輝度特性が一律に揃えられている。なお、基板30の前面はLED33から放射された光を反射する反射面を構成してもよい。
本実施形態においては、発光部3は、表示面20の緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とに分かれている。第1発光部31は、表示面20の緑色領域21に対応する領域、つまり前後方向において緑色領域21と重なる領域に設けられ、第2発光部32は、表示面20の白色領域22に対応する領域、つまり前後方向において白色領域22と重なる領域に設けられている。
具体的には、基板30の前面には第1発光部31のLED33と第2発光部32のLED33とを仕切る仕切壁34が形成され、仕切壁34にて第1発光部31と第2発光部32とが分離されている。仕切壁34は、表示面20における緑色領域21と白色領域22との境界線に対応する部分、つまり前後方向(基板30の厚み方向)において境界線と重なる部分に設けられている。基板30の前面からの仕切壁34の突出高さは適宜設定される。
第1発光部31と第2発光部32とは、それぞれが個別に点灯できるように電気的にも分離されている。つまり、第1発光部31の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路と、第2発光部32の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路とは、電気的に切り離されており、点灯装置4から個別に電力供給を受けて点灯する。
点灯装置4は、第1発光部31を点灯させる第1点灯回路41と、第2発光部32を点灯させる第2点灯回路42とを別々に備えている。第1点灯回路41は、第1発光部31の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路に接続され、これらのLED33に電流を流すことにより第1発光部31を点灯させる。第2点灯回路42は、第2発光部32の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路に接続され、これらのLED33に電流を流すことにより第2発光部32を点灯させる。
これにより、表示面20の緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とは、それぞれ独立して点灯状態が制御されることになる。そのため、第1点灯回路41と第2点灯回路42とは、発光部3に供給する電力(LED33に流す電流)の大きさを個別に制御することにより、表示面20における緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度とを個別に調節することができる。
ここにおいて、誘導灯1は、上記技術基準により、表示面20の緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度との間に所定の差をつけることが要求されている。そこで、本実施形態では、表示面20の緑色領域21を照明する第1発光部31と、白色領域22を照明する第2発光部32とで光出力に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度の比(以下、「輝度比」という)を実現する。要するに、点灯装置4は、第1点灯回路41から第1発光部31に供給する電力の大きさと、第2点灯回路42から第2発光部32に供給する電力の大きさとに差をつけることにより、緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現する。以下、緑色領域21の輝度(平均輝度)を白色領域22の輝度(平均輝度)で除した値、つまり「緑色領域21の輝度」/「白色領域22の輝度」を緑色領域21と白色領域22との輝度比という。
上記技術基準によれば、緑色領域21と白色領域22との輝度比(技術基準上では「輝度対比」と称される)が1未満、つまり緑色領域21の輝度が白色領域22の輝度に比べて低くなることが要求されている。そのため、点灯装置4は、発光部3から表示パネル2へ入射される単位面積当たりの光出力が第2発光部32よりも第1発光部31で小さくなるように、第1発光部31と第2発光部32との各々に供給する電力を制御する。
本実施形態では、点灯装置4は、表示面20における緑色領域21と白色領域22との輝度比が0.1〜0.3の範囲となるように、第1発光部31に供給する電力の大きさと、第2発光部32に供給する電力の大きさとの相対関係を決定している。ここで、表示面20の緑色領域21と白色領域22とでは光透過率に差があるため、点灯装置4は、単に輝度比と一致するように第1発光部31と第2発光部32との各々に供給する電力の比が決定させるのではなく、光透過率の差も加味して電力の比が決定される。また、点灯装置4が第1発光部31と第2発光部32に供給する電力の絶対値は、表示面20の緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度とが上記技術基準を満たすように設定される。
以上説明した構成の誘導灯1によれば、表示面20の緑色領域21を照明する第1発光部31と、白色領域22を照明する第2発光部32とで光出力に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比が実現される。この構成は、単一の発光部から表示パネル2に光が照射され、緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現するために緑色領域21と白色領域22とで光透過率に差をつける構成に比べて、表示面20での光出力の損失が小さくなるという利点がある。すなわち、本実施形態の誘導灯1では、表示面20の緑色領域21の光透過率を抑えることなく、第1発光部31の光出力そのものを小さく抑えることにより、緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現できるので、緑色領域21での光損失を軽減できる。
また、上記構成によれば、表示面20の印刷により緑色領域21、白色領域22の光透過率が調節される訳ではないので、インクや印刷条件等に起因した光透過率のばらつきによって緑色領域21と白色領域22とで輝度比がばらつくことも抑制される。したがって、大量生産されているような誘導灯1であっても、緑色領域21と白色領域22とで輝度比のばらつきを比較的小さく抑えることができる。
さらに、上記構成の誘導灯1では、単一の発光部が採用される構成とは異なり、第1発光部31、第2発光部32の一方、あるいは第1点灯回路41、第2点灯回路42の一方が故障しても、表示面20を光らせることができる。つまり、誘導灯1は、たとえば第1点灯回路41が故障した場合でも、第2点灯回路42にて第2発光部32を点灯させ、表示面20の白色領域22を光らせることができる。
なお、表示面20の白色領域22は印刷により白色に着色されていてもよく、この場合、LED33からの光が白色領域22で拡散するので、白色領域22の輝度むらが抑えられるという利点がある。
ところで、誘導灯1に関しては、バッテリ等からの電力供給により発光部3が点灯する非常点灯時には、商用電源からの電力供給により発光部3が点灯する平常点灯時と比べて表示面20の輝度(光出力)を低く抑えることが要求されている。すなわち、一般的に非常時と平常時とでは誘導灯1の周辺の明るさが異なるので、表示面20の輝度をそれぞれの場合に適した輝度に設定することにより、表示面20の適切な視認性を確保することが要求されている。
そのため、本実施形態の誘導灯1においても、非常点灯時には平常点灯時に比べて、点灯装置4から発光部3への出力を小さく抑えることにより、表示面20の平均輝度を低く抑えるように構成されている。つまり、点灯装置4は、商用電源の停電を検知する停電検知部(図示せず)を有しており、商用電源の停電を検知して非常時と判断すると、発光部3への供給電力を小さく抑える。
ここにおいて、非常時と平常時とでは誘導灯1の周辺の明るさが異なるので、緑色領域21と白色領域22との輝度比についても、非常時と平常時とでそれぞれ適切な値に切り替えることが望ましい。そこで、本実施形態の誘導灯1では、表示面20の緑色領域21と白色領域22との輝度比を非常点灯時と平常点灯時とで切り替える輝度比切替部(図示せず)が、点灯装置4に設けられている。輝度比切替部は、停電検知部の検知結果に応じて輝度比を切り替える。
たとえば、誘導灯1の周辺が十分明るい平常時には、緑色領域21は輝度が低くても十分視認可能となるので、白色領域22に対する緑色領域21の相対的な輝度が低い(つまり緑色領域21と白色領域22との輝度比が低い)方が、表示面20の視認性はよくなる。一方、誘導灯1の周辺が暗い非常時には、緑色領域21は輝度が低ければ黒い陰影のように見えるので、白色領域22に対する緑色領域21の相対的な輝度が高い(つまり緑色領域21と白色領域22との輝度比が高い)方が、表示面20の視認性はよくなる。
そこで、本実施形態では、点灯装置4は、緑色領域21と白色領域22との輝度比が平常点灯時よりも非常点灯時に高くなるように、輝度比切替部にて輝度比を切り替えている。具体的には、輝度比切替部は、図2に示すように緑色領域21と白色領域22との輝度比を平常点灯時には0.1とし、非常点灯時には0.3としている。図2では、(a)に平常点灯時における緑色領域21の輝度I11と白色領域22の輝度I21とを示し、(b)に緑色領域21の輝度I12と白色領域22の輝度I22とを示している。このように、輝度比切替部は、緑色領域21と白色領域22との輝度比が0.1〜0.3の範囲内で切り替わるように、第1発光部31に供給する電力の大きさと、第2発光部32に供給する電力の大きさとの相対関係を平常時と非常時とで個別に決定する。
上述したように緑色領域21と白色領域22との輝度比が非常時と平常時とでそれぞれ適切な値に切り替わる構成によれば、非常時と平常時とのそれぞれにおいて、誘導灯1の周辺の明るさに応じた表示面20の最適な視認性を確保することができる。つまり、ここでは、点灯装置4は、非常時において平常時よりも表示面20の平均輝度を低く抑えながらも、白色領域22の輝度に対する緑色領域21の輝度比を高くするので、緑色領域21の発色がよくなり表示面20の視認性が向上する。このような輝度比の切り替えは、表示面20の緑色領域21から放射される光を出す第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出す第2発光部32とで点灯状態がそれぞれ独立して制御される本実施形態の誘導灯1だからこそ実現可能となる。
なお、輝度比切替部は、非常時よりも平常時において白色領域22の輝度に対する緑色領域21の輝度比を高くしてもよい。この場合、非常時には緑色領域21と白色領域22とのコントラストが高くなり、表示面20に描かれた図柄が強調されるという利点がある。
また、本実施形態の他の構成例として、誘導灯1は、LEDのような点光源に代えて、たとえば図3に示すように有機EL(ElectroLuminescence)素子35などの面発光が可能な面光源が発光部3の光源に用いられていてもよい。図3の例では、有機EL素子35は基板30の前面に設けられた発光色が白色、つまり白色光を出力する有機EL素子であって、色彩や輝度特性が全面で揃えられている。
この例でも、発光部3は緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とに分けられている。第1発光部31の有機EL素子35は第1点灯回路41に接続され、第2発光部32の有機EL素子35は第2点灯回路42に接続されており、第1発光部31と第2発光部32とはそれぞれ独立して点灯状態が制御される。このように発光部3の光源に面光源が用いられた構成では、表示面20に輝度むらが生じにくく、誘導灯1の見映えがよくなるという利点がある。
(実施形態2)
本実施形態の誘導灯1は、表示パネル2(図1参照)が省略され、図4に示すように発光部3の前面が表示面20を構成している点が実施形態1の誘導灯1と相違する。
本実施形態では、発光部3の光源として基板30の前面に設けられているLEDが、発光色が緑色の緑色LED331と、発光色が白色の白色LED332とに分類される。緑色LED331は、表示面20の緑色領域21に対応する領域に設けられて第1発光部31の光源を構成し、白色LED332は、表示面20の白色領域22に対応する領域に設けられて第2発光部32の光源を構成する。
以上説明した本実施形態の誘導灯1によれば、発光部3自体の前面が表示面20となるので、発光部3からの光が表示パネルを透過する際の光出力の損失がなく、発光部3の光出力に生じる損失をより軽減することができる。また、表示パネルが省略されることにより、誘導灯1の薄型化を図ることが可能となる。
なお、発光部3の前方には無色透明のカバー、あるいは乳白色のカバーが取り付けられていてもよい。また、発光部3の光源はLEDに限らず、有機EL素子などの面光源であってもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 誘導灯
3 発光部
4 点灯装置
20 表示面
21 緑色領域
22 白色領域
31 第1発光部
32 第2発光部
41 第1点灯回路
42 第2点灯回路

Claims (3)

  1. 緑色に光る緑色領域と白色に光る白色領域とを含む表示面と、当該表示面から放射される光を出力する発光部と、当該発光部を点灯させる点灯装置とを備え、前記発光部は、前記緑色領域から放射される光を出力する第1発光部と前記白色領域から放射される光を出力する第2発光部とを有し、前記点灯装置は、前記表示面における輝度が前記白色領域に比べて前記緑色領域で低くなるように、前記第1発光部の光出力と前記第2発光部の光出力とを個別に調節することを特徴とする誘導灯。
  2. 常用電源の停電時に前記点灯装置に電力供給し前記発光部を点灯させる非常用電源を備え、前記点灯装置は、前記常用電源の通電時と前記常用電源の停電時とで、前記表示面における前記白色領域の輝度に対する前記緑色領域の輝度の比を切り替える輝度比切替部を有することを特徴とする請求項1に記載の誘導灯。
  3. 前記輝度比切替部は、前記常用電源の通電時よりも前記常用電源の停電時において前記白色領域の輝度に対する前記緑色領域の輝度の比が高くなるように前記輝度の比を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の誘導灯。
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