JP2023146432A - 走行駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】整備性を向上することが可能な走行駆動装置を提供すること。【解決手段】走行駆動装置13は、減速機22を有するブルドーザ1の走行駆動装置13であって、出力軸23と、スプロケットハブ71と、ハウジング24と、フローティングシール27と、を備える。出力軸23は、減速機22から駆動力が出力される。スプロケットハブ71は、減速機22側に配置された内面部71aを有し、出力軸23に接続されている。ハウジング24は、内面部71aと対向する外面部62bを有し、減速機22のスプロケットハブ71側を覆う。フローティングシール27は、内面部71aと外面部62bの間に形成され、潤滑油が充填される空間Sの端部に配置されている。【選択図】図2
Description
本発明は、走行駆動装置に関する。
ブルドーザ等の作業機械では、履帯式の走行駆動装置が用いられる。履帯式の走行駆動装置は、スプロケットの回転によって履帯を回転駆動させている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示す走行駆動装置では、走行モータによって支持軸が回転し、支持軸に固定されているスプロケットが回転する。支持軸は出力側ハウジングに軸受を介して回転可能に支持されている。この軸受等を潤滑する潤滑油をシールし、外部からの土砂等の侵入を防ぐために出力側ハウジングとスプロケットの間にフローティングシールが設けられている。
上述したフローティングシールは、点検、メンテナンスおよび交換等の整備を定期的に行う必要があるが、特許文献1に示す構成では、整備性が良くなかった。
本開示は、整備性を向上することが可能な走行駆動装置を提供することを目的とする。
本開示にかかる第1の態様にかかる走行駆動装置は、減速機を有する作業機械の走行駆動装置であって、出力軸と、スプロケットハブと、ハウジングと、フローティングシールと、を備える。出力軸は、減速機から駆動力が出力される。スプロケットハブは、減速機側に配置された内面部を有し、減速機の出力軸に接続されている。ハウジングは、内面部と対向する外面部を有し、減速機のスプロケットハブ側を覆う。フローティングシールは、内面部と外面部の間に形成され、潤滑油が充填される空間の端部に配置されている。
本開示によれば、整備性を向上することが可能な走行駆動装置を提供することができる。
本開示にかかる実施形態の走行駆動装置について図面を参照しながら説明する。
<構成>
(ブルドーザ1の概要)
図1は、本実施形態の走行駆動装置を用いたブルドーザ1(作業機械の一例)を示す斜視図である。ブルドーザ1は、車体2と、作業機3と、リッパ装置4と、走行装置5と、を有する。車体2には、運転室6が配置されている。作業機3は、車体2の前方に配置されている。作業機3は、土砂の掘削等の作業を行うブレード7を有している。リッパ装置4は、車体2の後方に配置されている。リッパ装置4は、岩盤等を破砕する爪部8を有している。
(ブルドーザ1の概要)
図1は、本実施形態の走行駆動装置を用いたブルドーザ1(作業機械の一例)を示す斜視図である。ブルドーザ1は、車体2と、作業機3と、リッパ装置4と、走行装置5と、を有する。車体2には、運転室6が配置されている。作業機3は、車体2の前方に配置されている。作業機3は、土砂の掘削等の作業を行うブレード7を有している。リッパ装置4は、車体2の後方に配置されている。リッパ装置4は、岩盤等を破砕する爪部8を有している。
走行装置5は、車体2に配置されている。走行装置5は、左右一対のトラックフレーム11と、各々のトラックフレーム11の周囲に配置された履帯12と、各々のトラックフレーム11に配置された走行駆動装置13と、を有する。図1では、左側面側のトラックフレーム11、履帯12および走行駆動装置13のみを示す。
一対のトラックフレーム11は、車体2の左右方向における外側に配置されている。履帯12は、各々のトラックフレーム11の周囲に配置されている。走行駆動装置13は、各々のトラックフレーム11に配置されている。走行駆動装置13は、トラックフレーム11の後部の支持部14に支持されている。走行駆動装置13によって履帯12が回転し、ブルドーザ1が走行する。
尚、本実施の形態において、前後左右は運転室6の運転席を基準として説明する。運転室6の運転席が正面に正対する方向を前方向とし、前方向に対向する方向を後方向とする。運転席が正面に正対したときの側方方向の右側、左側をそれぞれ右方向、左方向とする。また、左右方向は、車幅方向ともいう。
(走行駆動装置13)
図2は、走行駆動装置13を示す断面図である。図2は、左側面側の走行駆動装置13を示す。走行駆動装置13は、入力軸21と、減速機22と、出力軸23と、ハウジング24と、スプロケットハブ71、スプロケットティース72、ラビリンス部26と、フローティングシール27と、整備穴28と、を有する。
図2は、走行駆動装置13を示す断面図である。図2は、左側面側の走行駆動装置13を示す。走行駆動装置13は、入力軸21と、減速機22と、出力軸23と、ハウジング24と、スプロケットハブ71、スプロケットティース72、ラビリンス部26と、フローティングシール27と、整備穴28と、を有する。
(入力軸21)
入力軸21は、図示しない走行モータの駆動力が入力される(矢印I参照)。入力軸21は、左右方向に沿って配置されている。入力軸21は、トラックフレーム11の支持部14に回転可能に支持されている。入力軸21は、周囲に歯面21aを有している。歯面21aは、減速機22の入力ギヤ31に噛み合っている。なお、動力源としての走行モータは油圧モータが用いられるが、電動モータであってもよい。また、入力軸21を回転させるために、エンジンの出力軸から直接動力を伝達する構造を備えてもよい。動力源から変速機を介して入力軸21が回転するものであってもよい。
入力軸21は、図示しない走行モータの駆動力が入力される(矢印I参照)。入力軸21は、左右方向に沿って配置されている。入力軸21は、トラックフレーム11の支持部14に回転可能に支持されている。入力軸21は、周囲に歯面21aを有している。歯面21aは、減速機22の入力ギヤ31に噛み合っている。なお、動力源としての走行モータは油圧モータが用いられるが、電動モータであってもよい。また、入力軸21を回転させるために、エンジンの出力軸から直接動力を伝達する構造を備えてもよい。動力源から変速機を介して入力軸21が回転するものであってもよい。
(減速機22)
減速機22は、入力ギヤ31と、遊星歯車機構32と、を有する。入力ギヤ31は、車幅方向Aに沿った中心軸Oを中心に回転する。車幅方向Aのうち車幅の中心を基準として外側に向かう方向が外方向A1で示され、中心に向かう方向が内方向A2で示されている。また、中心軸Oに対して垂直な径方向Bのうち、中心軸Oに近づく方向が内方向B1で示され、中心軸Oから遠ざかる方向が外方向B2で示されている。
減速機22は、入力ギヤ31と、遊星歯車機構32と、を有する。入力ギヤ31は、車幅方向Aに沿った中心軸Oを中心に回転する。車幅方向Aのうち車幅の中心を基準として外側に向かう方向が外方向A1で示され、中心に向かう方向が内方向A2で示されている。また、中心軸Oに対して垂直な径方向Bのうち、中心軸Oに近づく方向が内方向B1で示され、中心軸Oから遠ざかる方向が外方向B2で示されている。
入力ギヤ31は、車幅方向Aにおいて遊星歯車機構32の内方向A2側に配置されている。入力ギヤ31は、入力軸21の下側に配置されている。入力ギヤ31の歯面31aは、入力軸21の歯面21aと噛み合っている。
遊星歯車機構32は、サンギヤ33と、複数のプラネタリギヤ34と、プラネタリキャリア35と、リングギヤ36と、を有している。
サンギヤ33は、中心軸Oと同軸上に配置されている。サンギヤ33は、中心軸Oを中心として回転する。サンギヤ33は、入力ギヤ31と噛み合っている。
複数のプラネタリギヤ34は、車幅方向Aを中心軸として回転する。複数のプラネタリギヤ34は、サンギヤ33の外方向B2側の周囲に配置されている。複数のプラネタリギヤ34は、サンギヤ33と噛み合っている。複数のプラネタリギヤ34は、プラネタリキャリア35に回転可能に支持されている。
プラネタリキャリア35は、第1キャリアディスク41と、第2キャリアディスク42と、ギヤ支持軸43と、を有する。第1キャリアディスク41と第2キャリアディスク42の各々は円盤状である。第1キャリアディスク41と第2キャリアディスク42は車幅方向Aにおいて対向している。第1キャリアディスク41と第2キャリアディスク42の中心軸は、中心軸Oと一致する。第1キャリアディスク41は、第2キャリアディスク42の車幅方向Aにおける外方向A1側に配置されている。ギヤ支持軸43は、車幅方向Aに沿って配置されている。ギヤ支持軸43は、一端が第1キャリアディスク41に固定され、他端が第2キャリアディスク42に固定されている。プラネタリギヤ34は、ギヤ支持軸43の周囲に配置されている。
リングギヤ36は、複数のプラネタリギヤ34の周囲に配置されている。リングギヤ36は、円環状である。リングギヤ36の中心軸は、中心軸Oと一致する。リングギヤ36は、支持部14に固定されている。
入力軸21の回転によって入力ギヤ31が回転し、サンギヤ33が回転する。リングギヤ36がハウジング24の外周部61に固定されているため、サンギヤ33の回転によってプラネタリギヤ34が回転するとともに、プラネタリキャリア35も回転する。
(出力軸23)
出力軸23は、減速機22で減速された走行モータの駆動力を出力する。出力軸23は、車幅方向Aに沿った中心軸Oを中心に回転する。出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。軸本体51は、車幅方向Aに沿って配置されている。軸本体51は、中心軸Oに沿って配置されている。軸本体51は、車幅方向Aの内方向A2側の第1端511と、車幅方向Aの外方向A1側の第2端512と、を有する。第1端511は、プラネタリキャリア35の第1キャリアディスク41に固定されている。遊星歯車機構32のプラネタリキャリア35からの出力が出力軸23に伝達される。接続部52は、軸本体51の第2端512に配置されている。接続部52は、第2端512から径方向Bの外方向B2に向かって広がっている。接続部52の外形は円盤状である。接続部52は、スプロケットハブ71に接続される。接続部52は、スプロケットハブ71に接続される外周縁部521を有する。外周縁部521は、接続部52のうち径方向Bにおける外方向B2側の端部である。外周縁部521は、スプロケットハブ71にボルト53で接続される。
出力軸23は、減速機22で減速された走行モータの駆動力を出力する。出力軸23は、車幅方向Aに沿った中心軸Oを中心に回転する。出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。軸本体51は、車幅方向Aに沿って配置されている。軸本体51は、中心軸Oに沿って配置されている。軸本体51は、車幅方向Aの内方向A2側の第1端511と、車幅方向Aの外方向A1側の第2端512と、を有する。第1端511は、プラネタリキャリア35の第1キャリアディスク41に固定されている。遊星歯車機構32のプラネタリキャリア35からの出力が出力軸23に伝達される。接続部52は、軸本体51の第2端512に配置されている。接続部52は、第2端512から径方向Bの外方向B2に向かって広がっている。接続部52の外形は円盤状である。接続部52は、スプロケットハブ71に接続される。接続部52は、スプロケットハブ71に接続される外周縁部521を有する。外周縁部521は、接続部52のうち径方向Bにおける外方向B2側の端部である。外周縁部521は、スプロケットハブ71にボルト53で接続される。
(ハウジング24)
ハウジング24は、遊星歯車機構32の車幅方向Aにおける外方向A1側を覆う。ハウジング24は、支持部14に固定されている。ハウジング24の中心軸は、中心軸Oと一致する。ハウジング24は、中心に貫通孔が形成された円盤状である。ハウジング24は、外周部61と、内周部62と、を有する。
ハウジング24は、遊星歯車機構32の車幅方向Aにおける外方向A1側を覆う。ハウジング24は、支持部14に固定されている。ハウジング24の中心軸は、中心軸Oと一致する。ハウジング24は、中心に貫通孔が形成された円盤状である。ハウジング24は、外周部61と、内周部62と、を有する。
外周部61は、第1端部611と、第2端部612と、を有する。第1端部611は、第2端部612よりも車幅方向Aにおける内方向A2側に配置されている。第1端部611は、リングギヤ36の径方向Bの外方向B2側に配置されている。外周部61は、第1端部611から第2端部612に向かって外方向A1側に延びる。外周部61は、外方向A1に向かうに従って径が小さくなっている。第2端部612は、第1端部611よりも径方向Bにおける内方向B1側に配置されている。
内周部62は、外周部61の第2端部612から径方向Bの内方向B1に向かって延びる。図3は、内周部62近傍の拡大断面図である。内周部62の径方向Bにおける内方向B1側の端621は、中心軸Oに沿って車幅方向Aの内方向A2および外方向A1の双方に延びる。図3に示すように、端621は、軸本体51の外周面51aと対向する内周面62aを有する。ハウジング24の内周面62aと軸本体51の外周面51aの間にベアリング29(軸受け部の一例)が配置されている。ベアリング29は、ハウジング24の径方向Bにおける内方向B1側に配置されている。ベアリング29は、内輪291と、外輪292と、複数のローラ293と、を有する。内輪291は、軸本体51の外周面51aに固定されている。外輪292は、ハウジング24の内周面62aに固定されている。複数のローラ293は、内輪291と外輪292の間に配置されている。これにより、出力軸23は、ハウジング24によって回転可能に支持される。
(スプロケットハブ71)
図2に示すように、スプロケットハブ71は、出力軸23と接続されている。スプロケットハブ71に連続するスプロケットティース72は、履帯12と噛み合っている。出力軸23の回転とともにスプロケットハブ71およびスプロケットティース72が回転し、履帯12が回転する。スプロケット構成部材は、スプロケットハブ71と、スプロケットティース72と、を有する。
図2に示すように、スプロケットハブ71は、出力軸23と接続されている。スプロケットハブ71に連続するスプロケットティース72は、履帯12と噛み合っている。出力軸23の回転とともにスプロケットハブ71およびスプロケットティース72が回転し、履帯12が回転する。スプロケット構成部材は、スプロケットハブ71と、スプロケットティース72と、を有する。
スプロケットハブ71は、円盤状である。スプロケットハブ71は、内周縁部711と、外周縁部712を有する。内周縁部711は、スプロケットハブ71の径方向Bにおける内方向B1側の端部分である。外周縁部712は、スプロケットハブ71の径方向Bにおける外方向B2側の端部分である。
内周縁部711は、外周縁部712よりも車幅方向Aにおける外方向A1側に配置されている。スプロケットハブ71は、内周縁部711から外周縁部712に向かって径が大きくなるように形成されている。外周縁部712に、スプロケットティース72がボルト73によって固定されている。
図3に示すように、内周縁部711は、出力軸23の外周縁部521とボルト53によって接続される。内周縁部711は、外周縁部521よりも車幅方向Aの外方向A1側に配置されている。ボルト53は、内周縁部711および外周縁部521に外方向A1側から挿入されている。これにより、ボルト53を車幅方向Aの外方向A1に向かって取外した後、スプロケットハブ71を出力軸23から、車幅方向Aの外方向A1に向かって出力軸23に干渉することなく取り外すことができる。
スプロケットハブ71は、図3に示すように、減速機22側に配置された内面部71aと、内面部71aと反対側の外面部71bと、を有する。内面部71aは、スプロケットハブ71の内方向A2側の面である。外面部71bは、スプロケットハブ71の外方向A1側の面である。図3に示すように、内面部71aは、ハウジング24の外面部62bと対向する。外面部62bは、ハウジング24の内周部62の車幅方向Aにおける外方向A1側の面である。対向する内面部71aと外面部62bの間には、空間Sが形成されている。空間Sに潤滑油が充填される。
なお、車幅方向Aにおいて、ハウジング24の一部は、スプロケットハブ71と重なっている。具体的には、図3に示すように、ハウジング24の内周部62の外面部62bは、スプロケットハブ71の車幅方向内側の端71eよりも外方向A1側に配置されている。これにより、空間Sを外方向A1側よりに配置することができる。
(ラビリンス部26)
ラビリンス部26は、図3に示すように、スプロケットハブ71の内面部71aとハウジング24の外面部62bの間に配置されている。ラビリンス部26は、固定側部材81と、回転側部材82と、を有する。固定側部材81は、ハウジング24の外面部62bに固定されている。固定側部材81は円環状である。固定側部材81は、外面部62bのうち外方向B2側の端である取付部分62cに固定されている。取付部分62cは、車幅方向Aに対して垂直に配置されている。
ラビリンス部26は、図3に示すように、スプロケットハブ71の内面部71aとハウジング24の外面部62bの間に配置されている。ラビリンス部26は、固定側部材81と、回転側部材82と、を有する。固定側部材81は、ハウジング24の外面部62bに固定されている。固定側部材81は円環状である。固定側部材81は、外面部62bのうち外方向B2側の端である取付部分62cに固定されている。取付部分62cは、車幅方向Aに対して垂直に配置されている。
回転側部材82は、スプロケットハブ71の内面部71aに固定されている。回転側部材82は、円環状である。回転側部材82は、固定側部材81に対向して配置されている。回転側部材82は、内面部71aのうちスプロケットハブ71の中心軸Oに対して垂直な取付部分71cに固定されている。回転側部材82と固定側部材81によってラビリンス構造が形成されている。
(フローティングシール27)
フローティングシール27は、図3に示すように、空間Sの端部に配置されている。フローティングシール27は、空間Sの径方向Bにおける外方向B2側の端部に配置されている。フローティングシール27は、ラビリンス部26の内方向B1側に配置されている。フローティングシール27の中心軸は、中心軸Oと一致する。図2に示すように、フローティングシール27の内径R1は、接続部52の外径R2よりも大きい。これにより、スプロケットハブ71を出力軸23の接続部52から取り外した際に、接続部52によって干渉されずに中心軸Oに沿ってフローティングシール27にアクセスして整備することができる。
フローティングシール27は、図3に示すように、空間Sの端部に配置されている。フローティングシール27は、空間Sの径方向Bにおける外方向B2側の端部に配置されている。フローティングシール27は、ラビリンス部26の内方向B1側に配置されている。フローティングシール27の中心軸は、中心軸Oと一致する。図2に示すように、フローティングシール27の内径R1は、接続部52の外径R2よりも大きい。これにより、スプロケットハブ71を出力軸23の接続部52から取り外した際に、接続部52によって干渉されずに中心軸Oに沿ってフローティングシール27にアクセスして整備することができる。
フローティングシール27は、図3に示すように、ベアリング29の車幅方向Aにおける中心位置(図中P1で示す)よりもスプロケットハブ71側に配置されている。
これにより、フローティングシール27を外方向A1側よりに配置できるため、整備が行い易くなる。
これにより、フローティングシール27を外方向A1側よりに配置できるため、整備が行い易くなる。
図4は、フローティングシール27近傍の拡大断面図である。フローティングシール27は、固定側Oリング91と、回転側Oリング92と、固定側シールリング93と、回転側シールリング94と、を有する。
固定側Oリング91は、断面が円形状のゴム製リングである、固定側Oリング91は、固定側部材81の径方向Bにおける内方向B1側の面81aに当接している。固定側Oリング91の内方向B1側に固定側シールリング93が配置される。
回転側Oリング92は、断面が円形状のゴム製リングである。回転側Oリング92は、回転側部材82の内方向B1側の面82aに当接している。回転側Oリング92の内方向B1側に回転側シールリング94が配置される。
固定側シールリング93は、金属製である。固定側シールリング93は、対向面93aと、摺動面93bと、を有する。対向面93aは、固定側部材81の面81aに対向し、固定側Oリング91に当接する。摺動面93bは、回転側シールリング94が接しながら摺動する。摺動面93bは、径方向Bに沿って配置されている。
回転側シールリング94は、金属製である。回転側シールリング94は、対向面94aと、摺動面94bと、を有する。対向面94aは、回転側部材82の面82aに対向し、回転側Oリング92に当接する。摺動面94bは、固定側シールリング93の摺動面93bと摺動する。摺動面94bは、径方向Bに沿って配置されている。摺動面93b、94bにより空間Sにシール性がもたらされる。空間Sは、図3に示すように、ラビリンス部26、フローティングシール27と、スプロケットハブ71と、出力軸23と、ベアリング29と、ハウジング24の内周部62によって囲まれている。
(整備穴28)
図3に示すように、整備穴28は、スプロケットハブ71に形成されている。整備穴28は、スプロケットハブ71の外面部71bから内面部71aまで貫通する。整備穴28は、例えば、空間Sに連通する。整備穴28の内面部71a側の開口28aは、空間Sに面している。整備穴28の外面部71b側の開口は、キャップ28b等で塞がれている。整備穴28の中心軸は、本実施形態では、中心軸Oに対して傾斜して配置されている。
図3に示すように、整備穴28は、スプロケットハブ71に形成されている。整備穴28は、スプロケットハブ71の外面部71bから内面部71aまで貫通する。整備穴28は、例えば、空間Sに連通する。整備穴28の内面部71a側の開口28aは、空間Sに面している。整備穴28の外面部71b側の開口は、キャップ28b等で塞がれている。整備穴28の中心軸は、本実施形態では、中心軸Oに対して傾斜して配置されている。
整備穴28からファイバースコープなどを挿入することによって、フローティングシール27およびベアリング29の破損等の状態を確認することができる。整備穴28から潤滑油の残量や清浄度等の状態を確認してもよい。潤滑油が減少した場合には、整備穴28から潤滑油を供給してもよい。整備穴28は、中心軸Oの周方向において複数個形成されていてもよい。
<動作>
図示しない走行モータにより入力軸21が回転する。図2に示すように、入力軸21の回転によって減速機22の入力ギヤ31が回転する。入力ギヤ31の回転によって、入力ギヤ31と噛み合っているサンギヤ33が回転する。
図示しない走行モータにより入力軸21が回転する。図2に示すように、入力軸21の回転によって減速機22の入力ギヤ31が回転する。入力ギヤ31の回転によって、入力ギヤ31と噛み合っているサンギヤ33が回転する。
サンギヤ33の回転によってサンギヤ33の周囲に配置されているプラネタリギヤ34が回転する。ここで、プラネタリギヤ34の外方向B2側に配置されているリングギヤ36が支持部14に固定されているため、プラネタリギヤ34の回転と共にプラネタリキャリア35も回転する。プラネタリキャリア35の回転によって、プラネタリキャリア35に固定されている出力軸23が、ハウジング24に支持されて回転する。
出力軸23の回転によって、出力軸23に接続されているスプロケットハブ71も回転する。スプロケットハブ71の回転によって、スプロケットハブ71に固定されているスプロケットティース72も回転し、スプロケットティース72に巻き掛けられている履帯12が回転する。これによって、ブルドーザ1が走行する。
また、図4に示すように、スプロケットハブ71に固定された回転側部材82に回転側Oリング92を介して回転側シールリング94が配置されている。また、出力軸23を支持するハウジング24に固定された固定側部材81に固定側Oリング91を介して固定側シールリング93が配置されている。出力軸23の回転とともに回転側シールリング94が固定側シールリング93に対して摺動することによって空間Sを封止することができる。これにより、潤滑油の空間Sからの漏れを防止し、土砂の侵入を防止することができる。
<整備動作>
フローティングシール27を整備する際には、図1に示すボルト53が外方向A1に向かって取り外される。さらに、スプロケットハブ71が、外方向A1に向かって接続部52から取り外される。
フローティングシール27を整備する際には、図1に示すボルト53が外方向A1に向かって取り外される。さらに、スプロケットハブ71が、外方向A1に向かって接続部52から取り外される。
これにより、作業者はフローティングシール27にアクセス可能となるため、フローティングシール27およびラビリンス部26等の整備を行うことができる。
また、スプロケットハブ71を接続部52から取り外さなくても、整備穴28を介してフローティングシール27、ラビリンス部26および潤滑油の状態を確認することができる。
<特徴等>
(1)
本実施形態の走行駆動装置13は、減速機22を有するブルドーザ1(作業機械の一例)の走行駆動装置13であって、出力軸23と、スプロケットハブ71と、ハウジング24と、フローティングシール27と、を備える。出力軸23は、減速機22から駆動力が出力される。スプロケットハブ71は、減速機22側に配置された内面部71aを有し、出力軸23に接続されている。ハウジング24は、内面部71aと対向する外面部62bを有し、減速機22のスプロケットハブ71側を覆う。フローティングシール27は、内面部71aと外面部62bの間に形成され、潤滑油が充填される空間Sの端部に配置されている。
(1)
本実施形態の走行駆動装置13は、減速機22を有するブルドーザ1(作業機械の一例)の走行駆動装置13であって、出力軸23と、スプロケットハブ71と、ハウジング24と、フローティングシール27と、を備える。出力軸23は、減速機22から駆動力が出力される。スプロケットハブ71は、減速機22側に配置された内面部71aを有し、出力軸23に接続されている。ハウジング24は、内面部71aと対向する外面部62bを有し、減速機22のスプロケットハブ71側を覆う。フローティングシール27は、内面部71aと外面部62bの間に形成され、潤滑油が充填される空間Sの端部に配置されている。
空間Sの端部にフローティングシール27を配置されることによって、フローティングシール27に隣接した空間を確保することができる。そのため、フローティングシール27の交換、メンテナンス等の整備の際に空間を利用することができ、作業を行い易い。
(2)
本実施形態の走行駆動装置13は、ベアリング29(軸受け部の一例)を更に備える。ベアリング29は、出力軸23とハウジング24の間に配置され、空間Sに接する。
本実施形態の走行駆動装置13は、ベアリング29(軸受け部の一例)を更に備える。ベアリング29は、出力軸23とハウジング24の間に配置され、空間Sに接する。
これにより、フローティングシール27の整備を行う際にベアリング29も整備することができる。また、フローティングシール27によって封止されている潤滑油によってベアリング29を潤滑することができる。
(3)
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。接続部52は、ハウジング24の減速機22とは反対側に配置され、軸本体51とスプロケットハブ71を接続する。ハウジング24は、軸本体51の外周面51aに対向する内周面62aを有する。ベアリング29は、内周面62aと外周面51aの間に配置されている。
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。接続部52は、ハウジング24の減速機22とは反対側に配置され、軸本体51とスプロケットハブ71を接続する。ハウジング24は、軸本体51の外周面51aに対向する内周面62aを有する。ベアリング29は、内周面62aと外周面51aの間に配置されている。
これにより、スプロケットハブ71とハウジング24の間のフローティングシール27を出力軸23に沿った外側(減速機22と反対側)寄りに配置することができるため、分解時に容易にフローティングシール27の整備を行うことができる。
(4)
本実施形態の走行駆動装置13では、フローティングシール27は、ベアリング29の出力軸23に沿った方向における中心(位置P1)よりもスプロケットハブ71側に配置されている。
本実施形態の走行駆動装置13では、フローティングシール27は、ベアリング29の出力軸23に沿った方向における中心(位置P1)よりもスプロケットハブ71側に配置されている。
これにより、フローティングシール27を出力軸23に沿った外側(減速機22と反対側)寄りに配置することができるため、分解時に容易にフローティングシール27の整備を行うことができる。
(5)
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。接続部52は、ハウジング24の減速機22とは反対側に配置され、軸本体51から径方向外側に広がり、スプロケットハブ71と接続される。フローティングシール27の内径R1は、接続部52の外径R2よりも大きい。
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。接続部52は、ハウジング24の減速機22とは反対側に配置され、軸本体51から径方向外側に広がり、スプロケットハブ71と接続される。フローティングシール27の内径R1は、接続部52の外径R2よりも大きい。
これにより、スプロケットハブ71を接続部52から取り外した際に、中心軸Oに沿ってフローティングシール27を視認できる。また、接続部52に干渉せずに容易にフローティングシール27の取り外しを行うことができる。
(6)
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。接続部52は、ハウジング24の減速機22とは反対側に配置され、軸本体51から径方向外側に広がり、スプロケットハブ71と外周縁部521で接続される。スプロケットハブ71は、接続部52の外周縁部521と重なる内周縁部711を有する。接続部52の外周縁部521は、スプロケットハブ71の内周縁部711よりも減速機22側に配置されている。
これにより、スプロケットハブ71を軸本体51から取り外す際に出力軸23の接続部52と干渉することなく、容易に取り外すことができる。このように、容易にスプロケットハブ71を出力軸23から分解することができるため、フローティングシール27の交換やメンテナンス等の整備性を向上することができる。
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、接続部52と、を有する。接続部52は、ハウジング24の減速機22とは反対側に配置され、軸本体51から径方向外側に広がり、スプロケットハブ71と外周縁部521で接続される。スプロケットハブ71は、接続部52の外周縁部521と重なる内周縁部711を有する。接続部52の外周縁部521は、スプロケットハブ71の内周縁部711よりも減速機22側に配置されている。
これにより、スプロケットハブ71を軸本体51から取り外す際に出力軸23の接続部52と干渉することなく、容易に取り外すことができる。このように、容易にスプロケットハブ71を出力軸23から分解することができるため、フローティングシール27の交換やメンテナンス等の整備性を向上することができる。
(7)
本実施形態の走行駆動装置13では、スプロケットハブ71には、減速機22と反対側の外面部71bから内面部71aまで整備穴28が形成されている。
本実施形態の走行駆動装置13では、スプロケットハブ71には、減速機22と反対側の外面部71bから内面部71aまで整備穴28が形成されている。
これにより、分解を行わずに、整備穴28を通してラビリンス部26、フローティングシール27および潤滑油の状態を確認することができる。
(8)
本実施形態の走行駆動装置13では、スプロケットハブ71には、空間Sに連通する整備穴28(穴の一例)が形成されている。
本実施形態の走行駆動装置13では、スプロケットハブ71には、空間Sに連通する整備穴28(穴の一例)が形成されている。
これにより、分解を行わずに、整備穴28を通してフローティングシール27の状態、潤滑油の状態を確認することができる。
(9)
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、軸本体51をスプロケットハブ71に接続する接続部52と、を有する。軸本体51に沿った方向において、スプロケットハブ71にハウジング24の一部が重なっている。
本実施形態の走行駆動装置13では、出力軸23は、軸本体51と、軸本体51をスプロケットハブ71に接続する接続部52と、を有する。軸本体51に沿った方向において、スプロケットハブ71にハウジング24の一部が重なっている。
これにより、スプロケットハブ71とハウジング24の間のフローティングシール27を軸本体51に沿った外側(減速機22と反対側)寄りに配置することができるため、分解時に容易にフローティングシール27の整備を行うことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)
上記実施形態では、入力軸21から入力ギヤ31を介してサンギヤ33に駆動力が入力されているが、このような構成に限らなくてもよい。例えば、入力ギヤ31を介さずに入力軸21からサンギヤ33に直接駆動力が入力されてもよい。
上記実施形態では、入力軸21から入力ギヤ31を介してサンギヤ33に駆動力が入力されているが、このような構成に限らなくてもよい。例えば、入力ギヤ31を介さずに入力軸21からサンギヤ33に直接駆動力が入力されてもよい。
(B)
上記実施形態では、整備穴28は、フローティングシール27の径方向の内側に開口28aを有しており、開口28aの中心軸は内方向A2に向かうに従って中心軸Oに近づくように中心軸Oに対して斜めに形成されているが、これに限らなくてもよい。例えばスプロケットハブ71から回転側部材82まで貫通孔を形成し、貫通孔を通してラビリンス部26の状態を確認可能な構成としてもよい。この場合、例えば、整備穴28からファイバースコープ等の治具を挿入して、ラビリンス部26への土砂の詰まりを確認できる。また、整備穴28から治具を挿入して、ラビリンス部26から土砂を取り除くこともできる。また、この場合、スプロケットハブ71と回転側部材82が一体的に形成されてもよい。
上記実施形態では、整備穴28は、フローティングシール27の径方向の内側に開口28aを有しており、開口28aの中心軸は内方向A2に向かうに従って中心軸Oに近づくように中心軸Oに対して斜めに形成されているが、これに限らなくてもよい。例えばスプロケットハブ71から回転側部材82まで貫通孔を形成し、貫通孔を通してラビリンス部26の状態を確認可能な構成としてもよい。この場合、例えば、整備穴28からファイバースコープ等の治具を挿入して、ラビリンス部26への土砂の詰まりを確認できる。また、整備穴28から治具を挿入して、ラビリンス部26から土砂を取り除くこともできる。また、この場合、スプロケットハブ71と回転側部材82が一体的に形成されてもよい。
(C)
上記実施形態で述べたように複数の整備穴28を設けた場合に、一方の整備穴28から水を噴射して高圧洗浄を行ってもよい。
上記実施形態で述べたように複数の整備穴28を設けた場合に、一方の整備穴28から水を噴射して高圧洗浄を行ってもよい。
(D)
上記実施形態では、作業機械としてブルドーザ1を例に挙げたが、これに限らなくてもよく、履帯を有する作業機であればよく、例えば油圧ショベル等であってもよい。
上記実施形態では、作業機械としてブルドーザ1を例に挙げたが、これに限らなくてもよく、履帯を有する作業機であればよく、例えば油圧ショベル等であってもよい。
本開示によれば、整備性を向上することが可能な走行駆動装置を提供することができる
1 :ブルドーザ
13 :走行駆動装置
22 :減速機
23 :出力軸
24 :ハウジング
62b :外面部
71 :スプロケットハブ
71a :内面部
S :空間
13 :走行駆動装置
22 :減速機
23 :出力軸
24 :ハウジング
62b :外面部
71 :スプロケットハブ
71a :内面部
S :空間
Claims (9)
- 減速機を有する作業機械の走行駆動装置であって、
前記減速機から駆動力が出力される出力軸と、
前記減速機側に配置された内面部を有し、前記出力軸に接続されたスプロケットハブと、
前記内面部と対向する外面部を有し、前記減速機の前記スプロケットハブ側を覆うハウジングと、
前記内面部と前記外面部の間に形成され、潤滑油が充填される空間の端部に配置されたフローティングシールと、
を備えた、走行駆動装置。 - 前記出力軸と前記ハウジングの間に配置され、前記空間に接する軸受け部を更に備えた、
請求項1に記載の走行駆動装置。 - 前記出力軸は、
軸本体と、
前記ハウジングの前記減速機とは反対側に配置され、前記軸本体と前記スプロケットハブと接続する接続部と、を有し、
前記ハウジングは、前記軸本体の外周面に対向する内周面を有し、
前記軸受け部は、前記内周面と前記外周面の間に配置されている、
請求項2に記載の走行駆動装置。 - 前記フローティングシールは、前記軸受け部の前記出力軸に沿った方向における中心位置よりも前記スプロケットハブ側に配置されている、
請求項2に記載の走行駆動装置。 - 前記出力軸は、
軸本体と、
前記ハウジングの前記減速機とは反対側に配置され、前記軸本体から径方向外側に広がり、前記スプロケットハブと接続される接続部と、を有し、
前記フローティングシールの内径は、前記接続部の外径よりも大きい、
請求項1に記載の走行駆動装置。 - 前記出力軸は、
軸本体と、
前記ハウジングの前記減速機とは反対側に配置され、前記軸本体から径方向外側に広がり、前記スプロケットハブと外周縁部で接続される接続部と、を有し、
前記スプロケットハブは、前記接続部の前記外周縁部と重なる内周縁部を有し、
前記接続部の前記外周縁部は、前記スプロケットハブの前記内周縁部よりも前記減速機側に配置されている、
請求項1に記載の走行駆動装置。 - 前記スプロケットハブには、前記減速機と反対側の面から前記内面部まで穴が形成されている、
請求項1に記載の走行駆動装置。 - 前記穴は、前記空間に連通している、
請求項7に記載の走行駆動装置。 - 前記出力軸は、
軸本体と、
前記軸本体を前記スプロケットハブに接続する接続部と、を有し、
前記軸本体に沿った方向において、前記スプロケットハブに前記ハウジングの一部が重なっている、
請求項1に記載の走行駆動装置。
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