JP2007283835A - 建設機械に用いる回転装置 - Google Patents

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秀樹 秋田
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慎一 関戸
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Abstract

【課題】 相対回転する2つの部材間に形成された隙間に外部から異物が侵入するのを抑え、2つの部材間の隙間をフローティングシールによって確実にシールする。
【解決手段】 下履帯案内ローラ11を構成する軸支持部材12とローラ15との間に形成される隙間17内に、発泡性樹脂材料からなる充填材23を充填する。これにより、回転するローラ15と軸支持部材12との間の隙間17を充填材23によって常時閉塞し、この隙間17内に外部からフローティングシール18に向けて泥水、土砂等の異物が侵入するのを防止できる。従って、フローティングシール18を異物から保護することができ、回転するローラ15と軸支持部材12との間をフローティングシール18によって液密にシールすることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に用いられる履帯案内ローラ、走行装置、遊動輪装置等の回転装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の装軌式車両の下部走行体は、左,右のサイドフレームを有するトラックフレームと、各サイドフレームの一端側に設けられる走行装置と、他端側に設けられる遊動輪装置と、走行装置の駆動輪(スプロケット)と遊動輪装置の遊動輪(アイドラ)とに巻装される履帯と、履帯を駆動輪および遊動輪に向けて案内する上,下の履帯案内ローラとにより大略構成されている。そして、上述の走行装置、遊動輪装置、履帯案内ローラ等は、建設機械に用いる回転装置を構成している。
ここで、建設機械に用いる回転装置としての履帯案内ローラは、相対回転する2つの部材、即ち、ローラ支持軸を支持する軸支持部材と、ローラ支持軸に回転可能に支持されるローラと、これら軸支持部材とローラとの間に形成された隙間をシールするフローティングシールとにより構成されている。
そして、フローティングシールは、互いに摺接するシール面をもった一対のシールリングと、一方のシールリングの外周面と軸支持部材との間、他方のシールリングの外周面とローラとの間にそれぞれ挟持された一対のOリングとにより構成され、軸支持部材に対してローラが回転するときに、両者間の隙間を液密にシールするものである。これにより、例えばローラ内に潤滑油を封止し、この潤滑油によって軸とローラとの摺動部を潤滑することにより、ローラを長期に亘って円滑に回転させることができる(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−51082号公報
また、建設機械に用いる他の回転装置としての走行装置は、油圧モータと、油圧モータの回転を減速して駆動輪に伝達する減速機と、油圧モータを収容するモータハウジングと減速機を収容する減速機ハウジングとの間の隙間をシールするフローティングシールとにより構成されている。
そして、モータハウジングに対して減速機ハウジングが回転するときに、両者間の隙間をフローティングシールによって液密にシールすることにより、減速機ハウジング内に潤滑油を封止し、減速機構を構成する遊星歯車等を潤滑油によって適正に潤滑することができる(例えば、特許文献2参照)。
特許第2939924号公報
ここで、上述した特許文献1の履帯案内ローラは、軸支持部材とローラとの間に形成された隙間をグリース等を充填することによって塞ぐ構成となっている。これにより、軸支持部材とローラとの間の隙間に外部からフローティングシールに向けて土砂、泥水等の異物が侵入するのを抑え、この異物によってフローティングシールが損傷するのを防止することができる。また、特許文献2の走行装置は、モータハウジングと減速機ハウジングとの間の隙間にグリース等を充填することにより、モータハウジングと減速機ハウジングとの間の隙間に異物が侵入するのを抑える構成となっている。
一方、他の従来技術として、軸支持部材等の固定体と、一方のシールリングと、一方のOリングとによって囲まれる一方の環状空間と、ローラ等の回転体と、他方のシールリングと、他方のOリングとによって囲まれる他方の環状空間とに、それぞれウレタンチューブ等からなる環状な軟質弾性体を設ける構成となったフローティングシールが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−33870号公報
そして、この特許文献3のフローティングシールは、一方の環状空間と他方の環状空間とに泥水等が流入して凍結するのを軟質弾性体によって防止することができるので、泥水等の凍結によって各Oリングの弾性が低下するのを抑え、各Oリングによって固定側シールリングと回転側シールリングとの間のシール性を確保することができる。
しかし、上述した特許文献1による履帯案内ローラは、軸支持部材とローラとの間に形成された隙間内にゲル状のグリースを充填しているため、例えば油圧ショベルが泥濘地を走行する場合等において、土砂等の異物がグリースを押しのけて軸支持部材とローラとの間の隙間内に侵入するようになり、この異物によってフローティングシールが損傷してしまうという問題がある。また、特許文献2による走行装置においても、モータハウジングと減速機ハウジングとの間の隙間に充填したグリースが、油圧ショベルの走行時に外部から侵入してくる異物によって押しのけられることにより、この異物によってフローティングシールが損傷してしまうという問題がある。
一方、上述した特許文献3によるフローティングシールは、一方の環状空間内に配置した軟質弾性体と、他方の環状空間内に配置した軟質弾性体との間に環状な隙間が形成されるため、これら2個の軟質弾性体間に形成された隙間に外部から異物が侵入するようになり、この異物によってフローティングシールが損傷してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、相対回転する2つの部材間に形成された隙間に外部から異物が侵入するのを抑え、2つの部材間の隙間をフローティングシールによって確実にシールすることができるようにした建設機械の回転装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、建設機械に用いられ外部に開口する隙間をもった状態で相対回転する2つの部材と、これら2つの部材間の隙間をシールするフローティングシールとを備え、前記フローティングシールは、前記2つの部材の内周側にそれぞれ対向して配置され互いに摺接する摺接面をもった一対のシールリングと、該各シールリングの外周面と前記各部材の内周面との間にそれぞれ挟持され、これらの間をシールすると共に前記各シールリングに対して軸方向の押圧力を付与する一対のOリングとにより構成してなる建設機械に用いる回転装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記2つの部材間の隙間に外部から前記フローティングシールに向けて異物が侵入するのを防止するため、前記隙間内に発泡性樹脂材料からなる充填材を充填したことにある。
また、請求項2の発明は、前記充填材は、前記フローティングシールが配置されている部位まで充填する構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記2つの部材は、建設機械の履帯案内ローラを構成するため、ローラ支持軸を支持する軸支持部材と、前記ローラ支持軸に回転可能に支持されるローラであり、前記フローティングシールは前記軸支持部材とローラとの間に設け、前記充填材は前記軸支持部材とローラとの間の隙間内に充填する構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記2つの部材は、建設機械の走行装置を構成するため、油圧モータを収容するモータハウジングと、前記油圧モータの回転を減速して駆動輪に伝達する減速機を収容する減速機ハウジングであり、前記フローティングシールは前記モータハウジングと減速機ハウジングとの間に設け、前記充填材は前記モータハウジングと減速機ハウジングとの間の隙間内に充填する構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記2つの部材は、建設機械の遊動輪装置を構成するため、遊動輪支持軸を支持する軸支持部材と、前記遊動輪支持軸に回転可能に支持される遊動輪であり、前記フローティングシールは前記軸支持部材と遊動輪との間に設け、前記充填材は前記軸支持部材と遊動輪との間の隙間内に充填する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、相対回転する2つの部材間に形成された外部に開口する隙間を、発泡性樹脂材料からなる充填材によって閉塞することにより、2つの部材間の隙間に外部から泥水、土砂等の異物が侵入するのを防止できる。この場合、2つの部材間の隙間に充填された発泡性樹脂材料からなる充填材は、十分なクッション性を有しているので、各Oリングの弾性が充填材によって損なわれることがない。
従って、フローティングシールを構成する各シールリングの摺接面が土砂等の侵入によって損傷したり、泥水や海水の侵入によって錆を生じるのを抑えることができ、また、フローティングシールを構成する各Oリングの弾性が、泥水等の凍結によって低下してしまうのを抑えることができる。これにより、各Oリングの弾性によって各シールリングの摺接面を適正に摺接させ、相対回転する2つの部材間を液密にシールすることができるので、例えばフローティングシールによって封止した潤滑油を用いて2つの部材間を潤滑することにより、当該2つの部材を長期に亘って円滑に相対回転させることができる。
しかも、充填材は発泡性樹脂材料を用いて形成されているので、例えばゲル状のグリース等を用いる場合に比較して、2つの部材間の隙間に外部から侵入してくる異物によって充填材が隙間の外部に押しのけられることがない。従って、2つの部材間の隙間に異物が侵入するのを充填材によって確実に防止することができ、フローティングシールの良好なシール性を長期に亘って保つことができる。
請求項2の発明によれば、充填材をフローティングシールが配置されている部位まで充填することにより、2つの部材間に形成される隙間を、充填材によってほぼ完全に閉塞することができるので、2つの部材間に異物が侵入するのを確実に防止し、フローティングシールを異物から保護することができる。
請求項3の発明によれば、履帯案内ローラを構成する軸支持部材とローラとの間の隙間内に充填材を充填することにより、この隙間内に外部から異物が侵入するのを抑えることができる。このため、軸支持部材とローラとの間をフローティングシールによって確実にシールすることができ、履帯案内ローラを長期に亘って円滑に回転させることができる。
請求項4の発明によれば、走行装置を構成するモータハウジングと減速機ハウジングとの間の隙間内に充填材を充填することにより、この隙間内に外部から異物が侵入するのを抑えることができる。このため、モータハウジングと減速機ハウジングとの間をフローティングシールによって確実にシールすることができ、走行装置を長期に亘って円滑に作動させることができる。
請求項5の発明によれば、遊動輪装置を構成する軸支持部材と遊動輪との間の隙間内に充填材を充填することにより、この隙間内に外部から異物が侵入するのを抑えることができる。このため、軸支持部材と遊動輪との間をフローティングシールによって確実にシールすることができ、遊動輪を長期に亘って円滑に回転させることができる。
以下、本発明に係る建設機械に用いる回転装置の実施の形態を、図1ないし図7を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、油圧ショベルの履帯案内ローラに適用した場合を例示している。
図中、1は建設機械としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成され、この作業装置4を用いて掘削作業等を行うものである。
5は下部走行体2を構成するトラックフレームで、該トラックフレーム5は、前,後方向に伸長した左,右のサイドフレーム6を有している(左側のみ図示)。そして、サイドフレーム6の一端側には後述の走行装置31が設けられ、サイドフレーム6の他端側には後述の遊動輪装置41が設けられている。
ここで、サイドフレーム6は、図2に示すように、左,右の側板部6A,6Bと、該各側板部6A,6Bの上端側を連結し、左側の側板部6Aに向けて斜め下向きに傾斜した上板部6Cと、各側板部6A,6Bの下端部に設けられた下板部6D,6Dとにより、U字状の断面形状を有する中空な枠体として形成されている。
7は走行装置31と遊動輪装置41との間に巻装された履帯で、該履帯7は、走行装置31によって駆動されることにより、後述する各上履帯案内ローラ8、各下履帯案内ローラ11に案内されつつ走行装置31と遊動輪装置41との間を周回し、下部走行体2を走行させるものである。
8,8はサイドフレーム6の上板部6C上に設けられた2個の上履帯案内ローラで、該各上履帯案内ローラ8は、履帯7を下側から支持することにより該履帯7を走行装置31、遊動輪装置41に向けて案内するものである。
11,11,…はサイドフレーム6の下板部6Dに設けられた回転装置としての複数個の下履帯案内ローラで、該各下履帯案内ローラ11は、履帯7を走行装置31、遊動輪装置41に向けて案内するものである。そして、各下履帯案内ローラ11は、図2ないし図4に示すように、後述の各軸支持部材12、ローラ15、フローティングシール18等によって構成されている。
12,12はサイドフレーム6の下板部6D,6Dに固定された左,右の軸支持部材で、これら左,右の軸支持部材12は、例えばカラー等と呼ばれ、後述のローラ支持軸13を支持するものである。ここで、各軸支持部材12は、左,右方向に延びる軸挿嵌孔12Aを有する段付き円筒状に形成され、サイドフレーム6の下板部6Dにボルト等を用いて固定されている。また、各軸支持部材12の外周側には、後述のフローティングシール18を収容する円筒状の鍔部12Bが設けられている。
13は左,右の軸支持部材12に支持されたローラ支持軸で、該ローラ支持軸13は後述のローラ15を回転可能に支持するものである。ここで、ローラ支持軸13の軸方向(左,右方向)の両端部は、各軸支持部材12の軸挿嵌孔12A内に挿嵌され、抜止めピン14によって軸方向に抜止めされると共に、軸支持部材12に対して廻止めされている。
15は左,右の軸支持部材12間に位置してローラ支持軸13に回転可能に支持されたローラで、該ローラ15と軸支持部材12とは、両者間に後述の隙間17を形成した状態で相対回転する2つの部材を構成するものである。ここで、ローラ15は、中心部に軸挿通孔15Aが形成された段付き円筒体からなり、軸方向の両端側には大径なフランジ部15B,15Bが一体形成されている。また、ローラ15の両端側には、軸挿通孔15Aよりも大きな内径寸法を有し、後述のフローティングシール18が装着されるシール装着穴15Cと、該シール装着穴15Cよりも大きな内径寸法を有し、軸支持部材12の鍔部12Bを収容する軸受収容穴15Dとが、軸挿通孔15Aと同心状に形成されている。さらに、軸挿通孔15Aの中間部には、潤滑油Lを貯留する油溜め室15Eが形成されている(図2参照)。
そして、ローラ15の軸挿通孔15Aには、軸方向の両端側から円筒状のすべり軸受16,16が挿嵌され、ローラ15は、各すべり軸受16を介してローラ支持軸13に回転可能に支持され、左,右のフランジ部15Bによって履帯7が左,右方向に位置ずれするのを規制しつつ、該履帯7を走行装置31、遊動輪装置41に向けて案内するものである。このとき、ローラ支持軸13とすべり軸受16との摺動面は、ローラ15の油溜め室15Eから供給される潤滑油Lによって常時潤滑され、この潤滑油Lは、後述のフローティングシール18によってローラ15内に封止される構成となっている。
17,17は相対回転する軸支持部材12とローラ15との間に外部に開口した状態で形成された左,右の隙間で、該各隙間17は、図3等に示すように、軸支持部材12の鍔部12Bとローラ15の軸受収容穴15Dとの間に全周に亘って環状に形成され、ローラ15の外部に開口している。そして、各隙間17内には後述の充填材23が充填される構成となっている。
18,18は左,右の軸支持部材12とローラ15との間に設けられた左,右のフローティングシールで、該フローティングシール18は、回転するローラ15と軸支持部材12との間に形成された隙間17をシールするものである。そして、フローティングシール18は、油溜め室15Eに貯留した潤滑油Lをローラ15内に封止すると共に、泥水、土砂等の異物がローラ15内に侵入するのを抑えるものである。ここで、フローティングシール18は、図3及び図4等に示すように、後述の固定側シールリング19、回転側シールリング20、固定側Oリング21、回転側Oリング22等により構成されている。
19は軸支持部材12側に位置する固定側シールリングで、該固定側シールリング19は、後述の回転側シールリング20と対をなすもので、該回転側シールリング20と対向した状態で、軸支持部材12に設けられた鍔部12Bの内周側に配置されている。ここで、固定側シールリング19は、例えば耐摩耗性、耐食性に優れた金属材料を用いて円筒状に形成され、回転側シールリング20と対面する大径鍔部19Aと、該大径鍔部19Aの外側端面に形成された環状な摺接面19Bとを有している。また、鍔部12Bの内周面12Cと対面する固定側シールリング19の外周面19Cは、大径鍔部19Aに向けて徐々に拡径するテーパ面となり、この外周面19Cと鍔部12Bの内周面12Cとの間には後述の固定側Oリング21が設けられる構成となっている。
20はローラ15側に位置する回転側シールリングで、該回転側シールリング20は、固定側シールリング19と同一部品からなり、ローラ15に設けられたシール装着穴15Cの内周側に配置されている。ここで、回転側シールリング20のうち固定側シールリング19と対面する部位には大径鍔部20Aが設けられ、該大径鍔部20Aの端面には、固定側シールリング19の摺接面19Bに液密に摺接する環状な摺接面20Bが形成されている。また、シール装着穴15Cの内周面と対面する回転側シールリング20の外周面20Cは、大径鍔部20Aに向けて徐々に拡径するテーパ面となり、この外周面20Cとシール装着穴15Cとの間には、後述の回転側Oリング22が設けられる構成となっている。
21は軸支持部材12に設けられた鍔部12Bの内周面12Cと固定側シールリング19の外周面19Cとの間に挟持された固定側Oリングで、該固定側Oリング21は、軸支持部材12の鍔部12Bと固定側シールリング19との間をシールすると共に、固定側シールリング19を回転側シールリング20に向けて軸方向に常時押圧するものである。そして、固定側Oリング21は、例えばブタジエンゴム等の耐油性、弾性を有するゴム材料等を用いて環状に形成されている。
22はローラ15に設けられたシール装着穴15Cの内周面と回転側シールリング20の外周面20Cとの間に挟持された回転側Oリングで、該回転側Oリング22は、固定側Oリング21と同一部品からなっている。そして、回転側Oリング22は、ローラ15のシール装着穴15Cと回転側シールリング20との間をシールすると共に、回転側シールリング20を固定側シールリング19に向けて軸方向に常時押圧するものである。
これにより、固定側シールリング19の摺接面19Bと、回転側シールリング20の摺接面20Bとは、固定側Oリング21と回転側Oリング22から付与される軸方向の押圧力によって適正に摺接し、軸支持部材12に対するローラ15の回転を許しながら、当該軸支持部材12とローラ15との間の隙間17を液密にシールすることにより、ローラ15内に潤滑油Lを封止する構成となっている。
23は軸支持部材12とローラ15との間の隙間17内に充填して設けられた発泡性樹脂材料からなる充填材で、該充填材23は、油圧ショベル1の走行時等において、軸支持部材12とローラ15との間の隙間17内に外部からフローティングシール18に向けて泥水、土砂等の異物が侵入するのを抑え、フローティングシール18を異物から保護するものである。
ここで、充填材23は、多数の独立気泡を有する発泡性樹脂材料、例えば発泡性ポリウレタン、発泡性ポリ塩化ビニル、発泡性ポリエチレン、発泡性ポリプロピレン、発泡性ポリスチレン、発泡性アクリル樹脂、発泡性エポキシ樹脂、発泡性フェノール樹脂、発泡性シリコン樹脂、発泡性ゴム等の発泡性樹脂材料からなっている。そして、この発泡性樹脂材料は、図4に示すように、組立てられた下履帯案内ローラ11のローラ15と軸支持部材12との間の隙間17内に、ノズル24等の手段を用いて注入されるものである。
この場合、ローラ15と軸支持部材12との間の隙間17内に注入された発泡性樹脂材料は、図3に示すように、フローティングシール18が配置されている部位まで充填され、各シールリング19,20の摺接面19B,20Bを挟んで対向する固定側Oリング21と回転側Oリング22との間を全周に亘って埋め尽くす。そして、注入した発泡性樹脂材料が固化することにより、ローラ15と軸支持部材12との間の隙間17内に、多数の独立気泡を有する充填材23を全周に亘って充填することができる。
この場合、隙間17内に充填された充填材23は、例えばローラ15を軸支持部材12に対して回転させることにより、軸支持部材12とローラ15との間で破断する。これにより、充填材23は、例えば図3に示すように、軸支持部材12の鍔部12B、固定側シールリング19、固定側Oリング21等に付着した固定側充填材23Aと、ローラ15の軸受収容穴15D、回転側シールリング20、回転側Oリング22に付着した回転側充填材23Bとに分割され、これら固定側充填材23Aと回転側充填材23Bとの間には、微小な破断部23Cが形成される。
そして、充填材23は、軸支持部材12側に付着した固定側充填材23Aと、ローラ15側に付着し該ローラ15と一体的に回転する回転側充填材23Bとによって、軸支持部材12とローラ15との間に形成された隙間17を常時閉塞し、当該隙間17内に外部から泥水、土砂等の異物が侵入するのを防止している。
この場合、固定側充填材23Aと回転側充填材23Bとの間には、両者が相対回転するのを許す破断部23Cが形成されている。しかし、この破断部23Cは、固定側充填材23Aと回転側充填材23Bとの間に迷路状隙間(ラビリンス)を形成し、ラビリンス効果を発揮している。このため、土砂等の異物が、破断部23Cを通じて固定側シールリング19の摺接面19Bと回転側シールリング20の摺接面20Bとの間に侵入することはない。また、発泡性樹脂材料からなる充填材23は、十分なクッション性を有しているので、フローティングシール18を構成する各Oリング21,22の弾性が充填材23によって損なわれることはない。
本実施の形態によるフローティングシール18は上述の如き構成を有するもので、油圧ショベル1の走行時に履帯7が周回駆動されると、各下履帯案内ローラ11のローラ15は、軸支持部材12に対して回転することにより、履帯7を走行装置31、遊動輪装置41へと案内する。
このとき、フローティングシール18の回転側シールリング20はローラ15と一体に回転し、この回転側シールリング20は、摺接面20Bを固定側シールリング19の摺接面19Bに摺接させることにより、回転するローラ15と軸支持部材12との間を液密にシールする。これにより、フローティングシール18によってローラ15内に潤滑油Lを保持し、この潤滑油Lによって、ローラ支持軸13とすべり軸受16との摺動面等を適正に潤滑することにより、ローラ15を円滑に回転させることができる。
また、充填材23は、軸支持部材12側に付着した固定側充填材23Aと、ローラ15側に付着し該ローラ15と一体的に回転する回転側充填材23Bとによって、軸支持部材12とローラ15との間に形成された隙間17を常時閉塞する。この場合、固定側充填材23Aと回転側充填材23Bとの間には破断部23Cが存在するが、この破断部23Cは、迷路状隙間(ラビリンス)を形成し、ラビリンス効果を発揮する。
このため、例えば油圧ショベル1が泥濘地等を走行するときに、泥水、土砂等の異物が、軸支持部材12とローラ15との間の隙間17内に侵入するのを、充填材23によって確実に防止できる。これにより、例えば各シールリング19,20の摺接面19B,20Bが、土砂等の侵入によって損傷したり、泥水の侵入によって錆を生じるのを抑えることができる。また、固定側Oリング21、回転側Oリング22に泥水等が付着するのを防止し、各Oリング21,22の弾性が泥水等の凍結によって低下してしまうのを抑えることができる。
この結果、固定側シールリング19の摺接面19Bと回転側シールリング20の摺接面20Bとを適正に摺接させ、フローティングシール18によって回転するローラ15と軸支持部材12との間を液密にシールすることができる。これにより、潤滑油Lが外部に漏れるのを防止し、この潤滑油Lによってローラ支持軸13とすべり軸受16との摺動面等を適正に潤滑することができるので、ローラ15を長期に亘って円滑に回転させることができ、下履帯案内ローラ11の信頼性を高めることができる。
かくして、本実施の形態によれば、下履帯案内ローラ11を構成する軸支持部材12とローラ15との間に形成される隙間17内に、発泡性樹脂材料からなる充填材23を充填する構成としている。
このため、回転するローラ15と軸支持部材12との間の隙間17を充填材23によって常時閉塞し、この隙間17内に外部からフローティングシール18に向けて泥水、土砂等の異物が侵入するのを防止できる。従って、フローティングシール18を構成する各シールリング19,20の摺接面19B,20Bが、土砂等の侵入によって損傷したり、泥水の侵入によって錆を生じるのを抑えることができ、また、フローティングシール18を構成する各Oリング21,22の弾性が、泥水等の凍結によって低下してしまうのを抑えることができる。
この結果、固定側シールリング19の摺接面19Bと回転側シールリング20の摺接面20Bとを適正に摺接させ、回転するローラ15と軸支持部材12との間をフローティングシール18によって液密にシールすることができるので、ローラ15内に十分な潤滑油Lを確保し、この潤滑油Lによってローラ支持軸13とすべり軸受16との摺動面等を適正に潤滑することにより、ローラ15を長期に亘って円滑に回転させることができる。
また、充填材23は、例えば発泡ウレタン樹脂等の発泡性樹脂材料を用いて形成されているので、例えばゲル状のグリース等を隙間17内に充填する場合に比較して、充填材23が土砂等によって隙間17の外部に押しのけられることがない。これにより、回転するローラ15と軸支持部材12との間の隙間17内に異物が侵入するのを、充填材23によって確実に防止することができ、フローティングシール18の良好なシール性を長期に亘って保つことができる。
しかも、充填材23は、例えば図4に示すように、組立てられた下履帯案内ローラ11のローラ15と軸支持部材12との間に形成された隙間17内に、ノズル24等の手段を用いて発泡性樹脂材料を注入することにより、当該隙間17内に容易に充填することができる。従って、既存の油圧ショベル1の下履帯案内ローラ11を構成する軸支持部材12とローラ15との間の隙間17にも、容易に充填材23を充填することができる。
次に、図5は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態では油圧ショベルの走行装置に適用した場合を例示している。なお、本実施の形態では上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図5において、31は油圧ショベル1に用いられる回転装置としての走行装置を示し、該走行装置31は、走行装置ブラケット32に取付けられた油圧モータ33と、該油圧モータ33の回転を減速する減速機34と、該減速機34によって減速した回転を履帯7に伝達する駆動輪(スプロケット)35と、フローティングシール18と、後述の充填材38とにより大略構成されている。
ここで、油圧モータ33は、走行装置ブラケット32に固定された円筒状のモータハウジング33A内に収容されている。一方、減速機34は、有蓋円筒状に形成された減速機ハウジング34Aと、この減速機ハウジング34A内に設けられた3段の遊星歯車減速機構34Bとにより構成され、減速機ハウジング34Aの外周側には駆動輪35が固定されている。
この場合、減速機ハウジング34Aは、軸受36,36を介してモータハウジング33Aに回転可能に取付けられ、これら減速機ハウジング34Aとモータハウジング33Aとは、両者間に隙間37を形成した状態で相対回転する2つの部材を構成している。
そして、減速機ハウジング34Aとモータハウジング33Aとの間には、フローティングシール18が設けられ、該フローティングシール18によって減速機ハウジング34Aとモータハウジング33Aとの間の隙間37をシールすることにより、減速機ハウジング34A内に、遊星歯車減速機構34B等を潤滑する潤滑油を封止する構成となっている。
38は減速機ハウジング34Aとモータハウジング33Aとの間の隙間37内に充填して設けられた充填材で、該充填材38は、上述した第1の実施の形態による充填材23と同様な発泡性樹脂材料からなり、減速機ハウジング34Aとモータハウジング33Aとの間の隙間37内に外部からフローティングシール18に向けて泥水、土砂等の異物が侵入するのを防止するものである。
本実施の形態による走行装置31は上述の如き構成を有するもので、相対回転する減速機ハウジング34Aとモータハウジング33Aとの間の隙間37内に充填材38を充填することにより、当該隙間37に外部からフローティングシール18に向けて異物が侵入するのを防止することができる。これにより、フローティングシール18のシール性を良好に保つことができ、走行装置31を長期に亘って円滑に作動させることができる。
次に、図6は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態では油圧ショベルの遊動輪装置に適用した場合を例示している。なお、本実施の形態では上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図6において、41は油圧ショベル1に用いられる回転装置としての遊動輪装置を示し、該遊動輪装置41は、遊動輪ブラケット42に設けられた左,右のガイド部材43,43に沿って前,後方向に移動可能となった左,右の軸支持部材44,44と、該各軸支持部材44に支持された遊動輪支持軸45と、該遊動輪支持軸45に回転可能に支持された遊動輪46と、フローティングシール18と、後述の充填材48とにより大略構成されている。
ここで、左,右の軸支持部材44と遊動輪46とは、両者間に隙間47を形成した状態で相対回転する2つの部材を構成するものである。そして、各軸支持部材44と遊動輪46との間にはフローティングシール18が設けられ、該フローティングシール18によって軸支持部材44と遊動輪46との間の隙間47をシールすることにより、遊動輪46内に潤滑油を封止する構成となっている。
48は各軸支持部材44と遊動輪46との間の隙間47内に充填して設けられた充填材で、該充填材48は、上述した第1の実施の形態による充填材23と同様な発泡性樹脂材料からなり、各軸支持部材44と遊動輪46との間の隙間47内に外部からフローティングシール18に向けて泥水、土砂等の異物が侵入するのを防止するものである。
本実施の形態による遊動輪装置41は上述の如き構成を有するもので、相対回転する軸支持部材44と遊動輪46との間の隙間47内に充填材48を充填することにより、当該隙間47に外部からフローティングシール18に向けて異物が侵入するのを防止することができる。これにより、フローティングシール18のシール性を良好に保つことができ、遊動輪装置41を長期に亘って円滑に回転させることができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、充填材23を、ローラ15と軸支持部材12との間の隙間17のうちフローティングシール18が配置されている部位まで充填した場合を例示している(図3参照)。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図7に示す変形例による充填材23′のように、ローラ15と軸支持部材12との間の隙間17のうちフローティングシール18の手前まで充填する構成としてもよい。この場合、充填材23′は、ローラ15を回転させることにより、軸支持部材12の鍔部12Bに付着した固定側充填材23A′と、ローラ15の軸受収容穴15Dに付着した回転側充填材23B′とに分割され、これら固定側充填材23A′と回転側充填材23B′との間には、微小な迷路状隙間(ラビリンス)をなす破断部23C′が形成される。
また、上述した第2の実施の形態では、建設機械に用いる回転装置として装軌式車両の走行装置を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイールローダ等のホイール式車両の走行装置にも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態による下履帯案内ローラを備えた油圧ショベルを示す正面図である。 下履帯案内ローラの軸受、ローラ、フローティングシール、充填材等を図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。 図2中のフローティングシール、充填材等を拡大して示す要部拡大断面図である。 軸受とローラとの間の隙間内に発泡性樹脂材料を注入する状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による走行装置を示す図1中の矢示V−V方向からみた断面図である。 本発明の第3の実施の形態による遊動輪装置を示す図1中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 充填材の変形例を示す図3と同様な要部拡大断面図である。
符号の説明
11 下履帯案内ローラ(回転装置)
12 軸支持部材
13 ローラ支持軸
15 ローラ
17,37,47 隙間
18 フローティングシール
19 固定側シールリング
19B 摺接面
20 回転側シールリング
20B 摺接面
21 固定側Oリング
22 回転側Oリング
23,23′,38,48 充填材
31 走行装置(回転装置)
33 油圧モータ
33A モータハウジング
34 減速機
34A 減速機ハウジング
35 駆動輪
41 遊動輪装置(回転装置)
44 軸支持部材
45 遊動輪支持軸
46 遊動輪

Claims (5)

  1. 建設機械に用いられ外部に開口する隙間をもった状態で相対回転する2つの部材と、これら2つの部材間の隙間をシールするフローティングシールとを備え、
    前記フローティングシールは、前記2つの部材の内周側にそれぞれ対向して配置され互いに摺接する摺接面をもった一対のシールリングと、該各シールリングの外周面と前記各部材の内周面との間にそれぞれ挟持され、これらの間をシールすると共に前記各シールリングに対して軸方向の押圧力を付与する一対のOリングとにより構成してなる建設機械に用いる回転装置において、
    前記2つの部材間の隙間に外部から前記フローティングシールに向けて異物が侵入するのを防止するため、前記隙間内に発泡性樹脂材料からなる充填材を充填する構成としたことを特徴とする建設機械に用いる回転装置。
  2. 前記充填材は、前記フローティングシールが配置されている部位まで充填する構成としてなる請求項1に記載の建設機械に用いる回転装置。
  3. 前記2つの部材は、建設機械の履帯案内ローラを構成するため、ローラ支持軸を支持する軸支持部材と、前記ローラ支持軸に回転可能に支持されるローラであり、前記フローティングシールは前記軸支持部材とローラとの間に設け、前記充填材は前記軸支持部材とローラとの間の隙間内に充填する構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械に用いる回転装置。
  4. 前記2つの部材は、建設機械の走行装置を構成するため、油圧モータを収容するモータハウジングと、前記油圧モータの回転を減速して駆動輪に伝達する減速機を収容する減速機ハウジングであり、前記フローティングシールは前記モータハウジングと減速機ハウジングとの間に設け、前記充填材は前記モータハウジングと減速機ハウジングとの間の隙間内に充填する構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械に用いる回転装置。
  5. 前記2つの部材は、建設機械の遊動輪装置を構成するため、遊動輪支持軸を支持する軸支持部材と、前記遊動輪支持軸に回転可能に支持される遊動輪であり、前記フローティングシールは前記軸支持部材と遊動輪との間に設け、前記充填材は前記軸支持部材と遊動輪との間の隙間内に充填する構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械に用いる回転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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