JP2023124057A - 包装体 - Google Patents

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JP2023124057A JP2022027623A JP2022027623A JP2023124057A JP 2023124057 A JP2023124057 A JP 2023124057A JP 2022027623 A JP2022027623 A JP 2022027623A JP 2022027623 A JP2022027623 A JP 2022027623A JP 2023124057 A JP2023124057 A JP 2023124057A
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Sonoe Hirokawa
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Abstract

Figure 2023124057000001
【課題】スムーズな包装作業を行うことができる包装体を提供すること。
【解決手段】包装体1は、縦方向に連接する主面板3、筒体形成板4および接合板5を有し、主面板3と接合板5の裏面同士を接合することにより、少なくとも一部が筒体形成板4で構成され被包装物Xを収容する筒体8と、筒体8から突出する主面板3と接合板5の積層体9を有する構成となり、接合板5は、主面板3側に位置する角部E52が主面板3に接合されておらず、角部E52が主面板3から離間することにより筒体8の開口81が拡幅し、被包装物Xを筒体8に収容した後に被包装物Xの離脱を阻止する離脱阻止部2をさらに有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、包装体に関する。
例えば、特許文献1には、6面が覆われた包装体が記載されている。
実用新案登録第3142471号公報
しかしながら、特許文献1の包装体では、被包装物を包装する作業として、右フラップ、左フラップ、前フラップおよび蓋部を全て開いて開口を露出させる工程と、開口から被包装物を包装体に挿入する工程と、右フラップ、左フラップ、前フラップを順に閉じる工程と、蓋部を閉じると共に蓋部に連接されている差し込み片を正面壁部と前フラップとの境界部に形成されているスリットに挿入する工程と、が必要となる。そのため、包装作業が煩雑となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、包装作業を容易に行うことができる包装体を提供することを目的とする。
このような目的は、以下(1)~(13)の本発明により達成される。
(1) 第1方向に連接する主面板、筒体形成板および接合板を有し、
前記主面板と前記接合板の裏面同士を接合することにより、少なくとも一部が前記筒体形成板で構成され被包装物を収容する筒体と、前記筒体から突出する前記主面板と前記接合板の積層体とを有する構成となり、
前記接合板は、前記主面板側の両角部のうち、少なくとも一方の角部が前記主面板に接合されておらず、前記主面板に接合されていない前記角部が前記主面板から離間することにより前記筒体の開口が拡幅し、
前記被包装物を前記筒体に収容した後に前記被包装物の離脱を阻止する離脱阻止部をさらに有することを特徴とする包装体。
(2) 前記開口の幅は、前記被包装物の幅よりも小さい上記(1)に記載の包装体。
(3) 前記離脱阻止部は、前記開口の拡幅を規制することにより前記被包装物の離脱を阻止する上記(1)または(2)に記載の包装体。
(4) 前記離脱阻止部は、前記主面板の前記筒体形成板と反対側に連接する規制板を有し、
前記規制板は、前記主面板と前記規制板との間を正折りすることにより前記接合板側から前記角部に重ねられる上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の包装体。
(5) 前記離脱阻止部は、前記規制板の前記主面板と反対側に連接し、前記筒体形成板と前記接合板の境界部に形成された差込孔に差し込まれる差込板をさらに有する上記(4)に記載の包装体。
(6) 前記第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
前記離脱阻止部は、前記主面板の前記第2方向の一方側に連接する規制板を有し、
前記規制板は、前記主面板と前記規制板との間を正折りすることにより前記接合板側から前記角部に重ねられる上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の包装体。
(7) 前記離脱阻止部は、前記規制板の前記主面板と反対側に連接し、前記接合板に形成された差込孔に差し込まれる差込板をさらに有する上記(6)に記載の包装体。
(8) 前記第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
前記離脱阻止部は、前記筒体形成板の前記第2方向の一方側に連接する規制板を有し、
前記規制板は、前記筒体形成板と前記規制板との間を正折りすることにより前記開口に重ねられる上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の包装体。
(9) 前記離脱阻止部は、前記筒体形成板の前記第2方向の一方側に連接し、前記筒体の状態において前記規制板と対向する突出板と、前記規制板の前記筒体形成板と反対側に連接し、前記筒体形成板と前記突出板の境界部に形成された差込孔に差し込まれる差込板をさらに有する上記(8)に記載の包装体。
(10) 前記筒体を開封する開封用破断線を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の包装体。
(11) 前記筒体形成板に形成され、前記筒体内の被包装物の一部が突出する開口を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の包装体。
(12) 前記筒体形成板は、前記主面板側から第1筒体形成板、第2筒体形成板および第3筒体形成板を有し、前記主面板と前記第1筒体形成板の間、前記第1筒体形成板と前記第2筒体形成板の間および前記第2筒体形成板と前記第3筒体形成板の間をそれぞれ正折りすることにより、前記主面板と前記第2筒体形成板および前記第1筒体形成板と前記第3筒体形成板がそれぞれ対向してなる矩形の前記筒体が構成される上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の包装体。
(13)前記主面板は、前記第2筒体形成板よりも長い上記(12)に記載の包装体。
このような本発明によれば、筒体に被包装物を挿入し、その後に離脱阻止部で被包装物の離脱を阻止するだけで被包装物の包装が完了する。したがって、被包装物の包装作業が容易となる。
第1実施形態に係る包装体の展開図である。 包装体の組み立て手順を示す平面図である。 包装体の組み立て手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 包装体の変形例を示す斜視図である。 第2実施形態に係る包装体の展開図である。 包装体の組み立て手順を示す平面図である。 包装体の組み立て手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 第3実施形態に係る包装体の展開図である。 包装体の組み立て手順を示す平面図である。 包装体の組み立て手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 被包装物の包装作業の手順を示す斜視図である。 包装体の開封作業の手順を示す斜視図である。
<第1実施形態>
本実施形態の包装体1は、特にジャー容器向けの包装体であり、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて一体的に形成された包装体形成片10を組み立てて形成される。包装体1を紙製とすることにより、プラスチックの削減を図ることができ、環境に配慮した包装体1となる。ただし、包装体1は、紙製に限定されず、例えば、紙と合成樹脂との複合材料製、合成樹脂製であってもよい。また、被包装物Xとしては、ジャー容器に限定されない。また、本実施形態では、略円柱状の外形を有する被包装物Xについて代表して説明する。ただし、被包装物Xの形状は、特に限定されない。
図1は、包装体形成片10を裏面から見た展開図である。なお、以下では、図1中の上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」とする。
包装体形成片10は、縦方向(第1方向)に連接する離脱阻止部2、主面板3、筒体形成板4および接合板5を有する。なお、これらの連接方向(縦方向)がブランクシートの紙目に一致する。また、離脱阻止部2は、主面板3の上端(筒体形成板4と反対側)に連接する規制板21と、規制板21の上端(主面板3と反対側)に連接する差込板22と、を有する。また、筒体形成板4は、第1筒体形成板41、第2筒体形成板42および第3筒体形成板43が主面板3側から順に連接する構成となっている。
また、差込板22、規制板21、主面板3、第1筒体形成板41、第2筒体形成板42、第3筒体形成板43および接合板5は、それぞれ、横方向(第2方向)に延びる折罫線70,71,72,73,74,75で区切られている。具体的には、差込板22と規制板21が折罫線70で区切られ、規制板21と主面板3が折罫線71で区切られ、主面板3と第1筒体形成板41が折罫線72で区切られ、第1筒体形成板41と第2筒体形成板42が折罫線73で区切られ、第2筒体形成板42と第3筒体形成板43が折罫線74で区切られ、第3筒体形成板43と接合板5が折罫線75で区切られている。
包装体形成片10を組み立てて包装体1とした状態では、主面板3が前面を構成し、第1筒体形成板41が底面を構成し、第2筒体形成板42が後面を構成し、第3筒体形成板43が上面を構成する。ただし、包装体1の向きは特に限定されず、例えば、被包装物Xの構成によって適宜設定することができる。
第1,第3筒体形成板41,43の長さL41,L43は、互いに同じであり、被包装物Xの外径(幅)よりも短い。また、第2筒体形成板42の長さL42は、被包装物Xの高さとほぼ等しい。また、主面板3の長さL3は、被包装物Xの高さよりも長く、第2筒体形成板42の長さL42と接合板5の長さL5の合計とほぼ等しい。また、規制板21の長さL21は、接合板5の長さL5とほぼ等しい。
また、第2筒体形成板42の中央部には縦方向全域に延びる貫通孔421が形成されている。後述するように、この貫通孔421からは被包装物Xの一部が突出する。また、第3筒体形成板43と接合板5の境界部には、差込板22を差し込む差込孔23が折罫線75と重なるようにして形成されている。
また、第3筒体形成板43には、開封用破断線6が形成されている。開封用破断線6は、一対の破断線61,62を有する。破断線61は、貫通孔421の左下側角部から第3筒体形成板43の左辺の中央部に円弧状に延びており、破断線62は、貫通孔421の右下側角部から第3筒体形成板43の右辺の中央部に円弧状に延びている。そして、第3筒体形成板43の、一対の破断線61,62と折罫線75で囲まれた部分が開封片430となっている。また、開封片430の先端部は、折罫線74を超えて貫通孔421内に突出している。ただし、開封用破断線6の構成は、特に限定されない。例えば、開封用破断線6は、第1筒体形成板41を上下に分断するように、左辺と右辺とに跨って形成されていてもよい。
また、接合板5の裏面には、組み立て時に主面板3の裏面に接合される接合領域S1が設けられている。接合領域S1は、接合板5の左上側(筒体形成板4側の一方)にある角部E51に設けられている。また、接合領域S1は、折罫線75に沿って横方向に延在し、角部E51から中央部にかけて設けられている。これ以外の場所、特に、右上側(筒体形成板4側の他方)にある角部E52は、主面板3に接合されない。
以上、包装体形成片10について説明した。次に、包装体形成片10の組立方法、包装体1で被包装物Xを包装する方法、包装体1から被包装物Xを取り出す方法について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、包装体形成片10の表面が凸になる折り方を「正折り」とも言い、反対に、裏面が凸になる折り方を「逆折り」とも言う。また、図1中の上側を「上」とし、下側を「下」とする。
図2に示すように、接合領域S1に糊を塗布した後、折罫線73を180°に正折りし、接合板5の裏面を主面板3の裏面に糊付けする。これにより、貼りあがり状態(組み立て直前)の包装体1が得られる。包装体1で被包装物Xを包装するときは、まず、折罫線72,73,74をそれぞれ90°に正折りし、折罫線75を90°に逆折りする。これにより、図3に示すように、主面板3と第2筒体形成板42および第1,第3筒体形成板41,43がそれぞれ対向してなる略矩形の筒体8と、筒体8から上方に突出する主面板3と接合板5の積層体9と、を有する包装体1が組み立てられる。
ここで、前述したように、包装体1を組み立てた状態では、主面板3の表面が前面を構成する。そのため、主面板3の表面は、商品名、効能、特性等の宣伝を表示するための看板面として利用することができる。主面板3は、他の板よりも大きな面積を有しているため、より高い宣伝効果を発揮することができる。
次に、図4に示すように、筒体8の右側の開口81から被包装物Xを挿入する。筒体8の幅(=L41,L42)は、被包装物Xの外径よりも小さいため、この際、被包装物Xの挿入圧によって接合板5の角部E52が主面板3から離間することにより開口81が被包装物Xの外径程度に拡幅し、筒体8内への挿入が許容される。
図5に示すように、筒体8内に被包装物Xが挿入された状態では、被包装物Xの一部が貫通孔421から突出し、これにより、被包装物Xが筒体8に固定される。そのため、被包装物Xの意図しない離脱を防止することができると共に、被包装物Xを取り出し難くすることができる。
次に、図6に示すように、折罫線71を正折りし、規制板21を接合板5側から積層体9に重ね、差込板22を差込孔23に差し込む。これにより、規制板21が筒体8に固定され、主面板3と規制板21とで接合板5の角部E52が挟まれた状態が維持される。そのため、角部E52が主面板3から離間し難くなり、開口81の拡幅が規制される。したがって、筒体8内に被包装物Xが収容された状態を安定して維持することができる。
包装体1を開封して被包装物Xを取り出す際は、開封片430の先端部を摘まみ上げて破断線61,62を破断すればよい。これにより、第3筒体形成板43から開封片430が切り離れて筒体8が開封される。そのため、筒体8に収容されている被包装物Xを容易に取り出すことができる。なお、前述したように、開封片430の先端部が折罫線74を超えて貫通孔421内に突出しているため、包装体1を組み立てた状態では、当該部分が筒体8から突出する。そのため、開封片430を摘まみ易くなり、開封作業が容易となる。
以上、包装体1について説明した。このような包装体1によれば、6面全てが覆われている従来の包装体と比較して、包装体形成片10の面積を小さくすることができる。また、従来では、被包装物Xを包装体に収容した後、一対のフラップを閉じ、内蓋を閉じ、最後に外蓋を閉じなければ包装が完了しないが、包装体1によれば、筒体8に被包装物Xを挿入した後、規制板21を折り曲げ、差込板22を差込孔23に差し込むだけで包装が完了する。そのため、包装作業性が良く、生産効率が向上する。つまり、包装体1によれば、環境負荷の低減と、優れた包装作業性と、高い宣伝広告性と、を同時に発揮することができる。さらには、包装体1の裏面に印刷等によって情報を表示しておけば、開封後にその情報をユーザーに報知することができる。そのため、小さい面積で多くの情報を報知可能な包装体1となる。
なお、包装体1としては、特に限定されず、例えば、図7に示すように、接合領域S1が角部E51,E52の間の中央部だけに設けられていてもよい。このような構成によれば、筒体8の左右の開口のいずれからでも被包装物Xを挿入することができる。そのため、より利便性の高い包装体1となる。
<第2実施形態>
本実施形態の包装体1は、離脱阻止部2の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。以下の説明では、本実施形態の包装体1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態の各図において前述した実施形態と同様の構成については同一符号を付している。
図8は、包装体形成片10を裏面から見た展開図である。包装体形成片10は、縦方向(第1方向)に連接する主面板3、筒体形成板4および接合板5と、主面板3の横方向(第2方向)に連接する離脱阻止部2を有する。また、離脱阻止部2は、主面板3の右側端に連接する規制板21と、規制板21の右側端(主面板3と反対側)に連接する差込板22を有する。規制板21は、包装体1を組み立てた状態で積層体9の横に並ぶように配置されている。また、接合板5には、差込板22を差し込む差込孔23が形成されている。
また、接合板5に設けられた接合領域S1は、接合板5の左上側(筒体形成板4側の一方)にある角部E51と、左下側(筒体形成板4と反対側の一方)にある角部E53に設けられている。これ以外の場所、例えば、右上側にある角部E52や右下側にある角部E54は、主面板3に接合されない。
以上、包装体形成片10について説明した。次に、包装体形成片10の組立方法、包装体1で被包装物Xを包装する方法、包装体1から被包装物Xを取り出す方法について説明する。
図9に示すように、接合領域S1に糊を塗布した後、折罫線73を180°に正折りし、接合板5の裏面を主面板3の裏面に糊付けする。これにより、貼りあがり状態の包装体1が得られる。包装体1で被包装物Xを包装するときは、まず、折罫線72,73,74をそれぞれ90°に正折りし、折罫線75を90°に逆折りする。これにより、図10に示すように、矩形の筒体8と、筒体8から上方に突出する積層体9と、を有する包装体1が組み立てられる。
次に、図11に示すように、筒体8の右側の開口81から被包装物Xを挿入する。この際、被包装物Xの挿入圧によって接合板5の角部E52が主面板3から離間することにより開口81が被包装物Xの外径程度に拡幅し、筒体8への挿入が許容される。図12に示すように、筒体8に被包装物Xが挿入された状態では、被包装物Xの一部が貫通孔421から突出し、これにより、被包装物Xが筒体8に固定される。
次に、図13に示すように、折罫線71を正折りし、規制板21を接合板5側から積層体9に重ね、差込板22を差込孔23に差し込む。これにより、規制板21が筒体8に固定され、主面板3と規制板21とで接合板5の角部E52が挟まれた状態が維持される。そのため、角部E52が主面板3から離間し難くなり、開口81の拡幅が規制される。したがって、筒体8内に被包装物Xが収容された状態を安定して維持することができる。
包装体1を開封して被包装物Xを取り出す際は、開封片430の先端部を摘まみ上げて破断線61,62を破断すればよい。これにより、第3筒体形成板43から開封片430が切り離れて筒体8が開封される。そのため、筒体8に収容されている被包装物Xを容易に取り出すことができる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
本実施形態の包装体1は、離脱阻止部2および開封用破断線6の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。以下の説明では、本実施形態の包装体1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態の各図において前述した実施形態と同様の構成については同一符号を付している。
図14は、包装体形成片10を裏面から見た展開図である。包装体形成片10は、縦方向(第1方向)に連接する主面板3、筒体形成板4、接合板5と、筒体形成板4の横方向(第2方向)に連接する離脱阻止部2を有する。また、離脱阻止部2は、第3筒体形成板43の右側端に連接する規制板21と、規制板21の右側端に連接する差込板22と、第1筒体形成板41の右側端に連接するフラップ24(突出板)を有する。
また、第1筒体形成板41とフラップ24は、折罫線76で区切られ、第3筒体形成板43と規制板21は、折罫線を兼ねた開封用破断線6で仕切られている。図示の構成では、開封用破断線6がジッパー線で構成されているが、これに限定されず、ミシン線であってもよい。
また、規制板21の幅W21は、第2筒体形成板42の長さL42(すなわち、被包装物Xの高さ)と等しく、第1筒体形成板41とフラップ24の境界部には、差込板22を差し込む差込孔23が折罫線76に沿うように形成されている。また、規制板21の開封用破断線6の破断開始側の角部E211には切り込み211が形成されており、開封用破断線6を破断し易くなっている。また、規制板21には、開封用破断線6と上辺とを結ぶように斜めに延びる折罫線77が形成されている。
以上、包装体形成片10について説明した。次に、包装体形成片10の組立方法、包装体1で被包装物Xを包装する方法、包装体1から被包装物Xを取り出す方法について説明する。
図15に示すように、接合領域S1に糊を塗布した後、折罫線73を180°に正折りし、接合板5の裏面を主面板3の裏面に糊付けする。これにより、貼りあがり状態の包装体1が得られる。包装体1に被包装物Xを収容するときは、まず、折罫線72,73,74をそれぞれ90°に正折りし、折罫線75を90°に逆折りする。これにより、図16に示すように、矩形の筒体8と、筒体8から上方に突出する積層体9と、を有する包装体1が組み立てられる。
次に、筒体8の右側の開口81から被包装物Xを挿入する。この際、前述した第1,第2実施形態と同様に被包装物Xの挿入圧によって接合板5の角部E52が主面板3から離間することにより開口81が被包装物Xの外径程度に拡幅し、筒体8への挿入が許容される。図17に示すように、筒体8内に被包装物Xが収容された状態では、被包装物Xの一部が貫通孔421から突出し、これにより、被包装物Xが筒体8に固定される。
次に、折罫線76を正折りしてフラップ24を被包装物Xの側方に重ね、開封用破断線6を正折りして規制板21をフラップ24の外側に重ね、差込板22を差込孔23に差し込む。これにより、図18に示すように、規制板21が筒体8に固定され、開口81が閉じられた状態が維持される。また、角部E52が主面板3から離間し難くなり、開口81の拡幅が規制される。したがって、筒体8内に被包装物Xが収容された状態を維持することができる。
包装体1を開封して被包装物Xを取り出す際は、規制板21の角部E211を摘まみ上げて開封用破断線6を破断すればよい。開口81が開くことで筒体8が開封され、筒体8に収容されている被包装物Xを容易に取り出すことができる。ここで、図19に示すように、開封用破断線6の破断を開始するとすぐに角部E211が折罫線77で折れ曲がり、当該部分を摘まみとして利用し易くなる。そのため、開封作業をよりスムーズに行うことができる。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の包装体については説明した。なお、包装体は、前記実施の形態に限定されるものではなく、大きさ、素材、各部材の形状等は適宜変更可能である。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせることもできる。
また、前述した実施形態では、筒体形成板4が第1筒体形成板41、第2筒体形成板42および第3筒体形成板43の計3枚の板を有していたが、これに限定されず、板の数は、特に限定されず、筒体8の形状に応じて適宜設定することができる。
1…包装体、10…包装体形成片、2…離脱阻止部、21…規制板、211…切り込み、22…差込板、23…差込孔、24…フラップ、3…主面板、4…筒体形成板、41…第1筒体形成板、42…第2筒体形成板、421…貫通孔、43…第3筒体形成板、430…開封片、5…接合板、6…開封用破断線、61,62…破断線、70…折罫線、71,72,73,74,75,76,77…折罫線、8…筒体、81…開口、9…積層体、E211,E51,E52,E53,E54…角部、S1…接合領域、X…被包装物

Claims (13)

  1. 第1方向に連接する主面板、筒体形成板および接合板を有し、
    前記主面板と前記接合板の裏面同士を接合することにより、少なくとも一部が前記筒体形成板で構成され被包装物を収容する筒体と、前記筒体から突出する前記主面板と前記接合板の積層体とを有する構成となり、
    前記接合板は、前記主面板側の両角部のうち、少なくとも一方の角部が前記主面板に接合されておらず、前記主面板に接合されていない前記角部が前記主面板から離間することにより前記筒体の開口が拡幅し、
    前記被包装物を前記筒体に収容した後に前記被包装物の離脱を阻止する離脱阻止部をさらに有することを特徴とする包装体。
  2. 前記開口の幅は、前記被包装物の幅よりも小さい請求項1に記載の包装体。
  3. 前記離脱阻止部は、前記開口の拡幅を規制することにより前記被包装物の離脱を阻止する請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記離脱阻止部は、前記主面板の前記筒体形成板と反対側に連接する規制板を有し、
    前記規制板は、前記主面板と前記規制板との間を正折りすることにより前記接合板側から前記角部に重ねられる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装体。
  5. 前記離脱阻止部は、前記規制板の前記主面板と反対側に連接し、前記筒体形成板と前記接合板の境界部に形成された差込孔に差し込まれる差込板をさらに有する請求項4に記載の包装体。
  6. 前記第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
    前記離脱阻止部は、前記主面板の前記第2方向の一方側に連接する規制板を有し、
    前記規制板は、前記主面板と前記規制板との間を正折りすることにより前記接合板側から前記角部に重ねられる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装体。
  7. 前記離脱阻止部は、前記規制板の前記主面板と反対側に連接し、前記接合板に形成された差込孔に差し込まれる差込板をさらに有する請求項6に記載の包装体。
  8. 前記第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
    前記離脱阻止部は、前記筒体形成板の前記第2方向の一方側に連接する規制板を有し、
    前記規制板は、前記筒体形成板と前記規制板との間を正折りすることにより前記開口に重ねられる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装体。
  9. 前記離脱阻止部は、前記筒体形成板の前記第2方向の一方側に連接し、前記筒体の状態において前記規制板と対向する突出板と、前記規制板の前記筒体形成板と反対側に連接し、前記筒体形成板と前記突出板の境界部に形成された差込孔に差し込まれる差込板をさらに有する請求項8に記載の包装体。
  10. 前記筒体を開封する開封用破断線を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の包装体。
  11. 前記筒体形成板に形成され、前記筒体内の被包装物の一部が突出する開口を有する請求項1ないし10のいずれか1項に記載の包装体。
  12. 前記筒体形成板は、前記主面板側から第1筒体形成板、第2筒体形成板および第3筒体形成板を有し、前記主面板と前記第1筒体形成板の間、前記第1筒体形成板と前記第2筒体形成板の間および前記第2筒体形成板と前記第3筒体形成板の間をそれぞれ正折りすることにより、前記主面板と前記第2筒体形成板および前記第1筒体形成板と前記第3筒体形成板がそれぞれ対向してなる矩形の前記筒体が構成される請求項1ないし11のいずれか1項に記載の包装体。
  13. 前記主面板は、前記第2筒体形成板よりも長い請求項12に記載の包装体。

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