JP2023100448A - 連結支持部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の板状の床材を連結支持するように構成される連結支持部材において、床材を設置する際の作業性を向上できるようにする。【解決手段】本開示の一態様は、基台上に並べて配置される複数の板状の床材と基台との間に配置され、複数の板状の床材を連結支持するように構成される連結支持部材である。連結支持部材は、支持部材と、規制部材と、を備える。支持部材は、上面が床材の水平方向への移動を許容する摺動面であって床材を支持するように構成される少なくとも1つの支持部を備える。規制部材は、支持部材の上面側に突出して設けられ、床材の水平方向への移動を規制するように構成される。【選択図】図1
Description
本開示は、複数の板状の床材を連結支持するように構成される連結支持部材に関する。
例えば、下記特許文献1には複数の板状の床材が床支持ユニット(すなわち本開示での連結支持部材)によって支持される床構造が開示されている。床材は、床支持ユニットの上面において粘着シートを用いて固定される。
しかしながら、上記特許文献1の床支持ユニットでは、粘着シートによって床材を容易に固定することが可能である一方で、床材の位置決めのための微調整が難しいという課題がある。
本開示の1つの局面は、複数の板状の床材を連結支持するように構成される連結支持部材において、床材を設置する際の作業性を向上できるようにすることにある。
本開示の一態様は、基台上に並べて配置される複数の板状の床材と基台との間に配置され、複数の板状の床材を連結支持するように構成される連結支持部材である。連結支持部材は、支持部材と、規制部材と、を備える。
支持部材は、上面が床材の水平方向への移動を許容する摺動面であって床材を支持するように構成される少なくとも1つの支持部を備える。規制部材は、支持部材の上面側に突出して設けられ、床材の水平方向への移動を規制するように構成される。
このような構成によれば、支持部が床材の水平方向への移動を許容する摺動面を構成するので、床材を支持部に配置する際の位置の微調整が容易となる。また、床材の水平方向への移動を規制する規制部材を有するため、床材の位置決めが容易となる。よって、床材を設置する際の作業性を向上させることができる。
本開示の一態様では、規制部材は、緩衝機能を有してもよい。
このような構成によれば、規制部材が緩衝機能を有するため、床材が規制部材と衝突することによる床材の損傷を抑制することができる。また、規制部材が複数の床材同士の間隔を確保する機能を有する場合、複数の床材同士が接触することによる、複数の床材の損傷を抑制することができる。
このような構成によれば、規制部材が緩衝機能を有するため、床材が規制部材と衝突することによる床材の損傷を抑制することができる。また、規制部材が複数の床材同士の間隔を確保する機能を有する場合、複数の床材同士が接触することによる、複数の床材の損傷を抑制することができる。
本開示の一態様では、規制部材は、上面を区画して3つ以上の支持部を形成してもよい。
このような構成によれば、3つ以上の床材を位置決めしつつ支持部材の上に載置することができる。
このような構成によれば、3つ以上の床材を位置決めしつつ支持部材の上に載置することができる。
本開示の一態様は、支持部材の下面に配置された少なくとも1つの緩衝部材、をさらに備えてもよい。
このような構成によれば、載置された床材の上下方向の振動を緩和することができる。よって、床材上を歩行する使用者の歩行感を向上させることができる。
このような構成によれば、載置された床材の上下方向の振動を緩和することができる。よって、床材上を歩行する使用者の歩行感を向上させることができる。
本開示の一態様では、緩衝部材として、それぞれ長手方向を有する第1緩衝部と第2緩衝部とを備えてもよい。第1緩衝部及び第2緩衝部は、それぞれの長手方向が同一方向となる状態で互いに離間して配置されてもよい。
このような構成によれば、例えば支持部材の下面全面に緩衝部材を備える構成よりも、上下方向の振動を安定して緩和することができる。よって、床を歩行する使用者の歩行感をより向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.実施形態]
[1-1.構成]
図1及び図2に示す連結支持部材1は、複数の板状の床材、特に、本実施形態では、複数の床下地材50を連結支持するための部材である。床下地材50は、床材のうちの、フローリング材等の仕上材の下部に配置される部材である。連結支持部材1は、図3及び図4に示すように、4枚の床下地材50の角部が載置可能に構成される。
[1.実施形態]
[1-1.構成]
図1及び図2に示す連結支持部材1は、複数の板状の床材、特に、本実施形態では、複数の床下地材50を連結支持するための部材である。床下地材50は、床材のうちの、フローリング材等の仕上材の下部に配置される部材である。連結支持部材1は、図3及び図4に示すように、4枚の床下地材50の角部が載置可能に構成される。
連結支持部材1は、図1に示すように、支持部材10と、規制部材20と、を備える。連結支持部材1は、図1及び図2に示すように、緩衝部材30を備えてもよい。
支持部材10は、例えば、パーティクルボードを四角形、特に本実施形態では正方形に切断して形成される。支持部材10は、パーティクルボードボード以外から構成されてもよい。支持部材10には、例えば、構造用合板、集成材等の木質系材料、或いは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂等の樹脂系材料を採用できる。
支持部材10は、例えば、パーティクルボードを四角形、特に本実施形態では正方形に切断して形成される。支持部材10は、パーティクルボードボード以外から構成されてもよい。支持部材10には、例えば、構造用合板、集成材等の木質系材料、或いは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂等の樹脂系材料を採用できる。
支持部材10は、支持部11,12,13,14(以下、11~14)を備える。支持部11~14は、複数の床下地材50の水平方向への移動を許容する摺動面であって、床下地材50を支持するように機能する面である。支持部11~14は、支持部材10における使用時に鉛直方向上側となる面、すなわち上面に備えられる。なお、使用時に鉛直方向下側となる面を、以下、下面という。
支持部11~14は、床下地材50が表面を滑りやすくするために、摩擦係数を小さくするための加工が施されている。支持部11~14は、例えば、支持部材10を電気のこぎりで切断した際の切断面よりも摩擦係数が小さくなるように加工される。この加工としては、研磨されていてもよいし、摩擦係数を小さくするための塗料等が塗布されていてもよい。なお、支持部11~14における摩擦係数を小さくするための加工は必須ではない。つまり、支持部11~14の表面加工は必須ではない。
規制部材20は、支持部材10の上面にて上方に突出して設けられ、支持部11~14上を水平移動する床下地材50に対して、水平方向への移動を規制する機能を備える。また、規制部材20は、隣り合う床下地材50を離間した状態に位置決め規制する機能を備える。
つまり、支持部11~14上を水平移動する床下地材50は、規制部材20に衝突して移動が抑制される。またこの際、規制部材20は、移動してきた床下地材50と衝突する際に衝撃を吸収し、移動してきた床下地材50が隣接する床下地材50に直接衝突することを抑制する。
規制部材20は、所定の形状に形成されたポリエチレン発泡体を、支持部材10の上面に粘着性テープ等を用いて接合することによって、支持部材10に対して固定される。規制部材20は、第1規制部21と、第2規制部22とを備える。
第1規制部21及び第2規制部22は、それぞれ支持部材10の縁部に沿って延びる方向を長手方向とする帯状に形成される。第1規制部21及び第2規制部22は、長手方向の長さと、長手方向に直交する幅方向の長さ(以下、幅)との比が、5対1から20対1程度の比率になるよう構成される。第1規制部21及び第2規制部22は、互いに長手方向が直交するように配置され、長手方向の中央で互いに接続される。すなわち、第1規制部21及び第2規制部22は、支持部材10の上面を4つの領域に区分し、これら4つの領域のそれぞれが、前述の支持部11~14を構成する。個々の支持部11~14は、それぞれ異なる床下地材50の角部を支持する。
なお、規制部材20は、ポリエチレン発泡体以外から構成されてもよい。規制部材20には、例えば、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂等を発泡させた発泡系材料を採用できる。また、規制部材20には、例えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム系材料を採用できる。また、規制部材20には、例えば、グラスウール、ポリエステル等の繊維系材料、或いは、ウレタンゲル、スチレン系エラストマーゲル等のゲル状材料を採用できる。また、後述する緩衝部材30には、規制部材20と同様の素材を採用できる。
また、規制部材20は、緩衝機能を有する。緩衝機能とは、床下地材50同士の衝突を抑制し、或いは、衝突する際の衝撃を緩和する機能である。規制部材20は、緩衝機能を備えるために、床下地材50よりも柔らかい素材にて構成される。また、規制部材20は、衝撃を吸収するために必要となる幅が確保される。このような規制部材20は、床下地材50を保護しつつ、床下地材50等の床材にて生じる異音を抑制することに寄与する。
緩衝部材30は、支持部材10の下面に配置される。緩衝部材30と支持部材10とは、例えば、粘着性テープで接着される。緩衝部材30は、それぞれ長手方向を有する第1緩衝部31及び第2緩衝部32を備える。本実施形態では、第1緩衝部31及び第2緩衝部32における長手方向と、第1規制部21における長手方向とが一致するように配置される。第1緩衝部31と第2緩衝部32とは、互いに離間して配置される。
ここで、連結支持部材1に載置される床下地材50は、図3に示すように、例えば、床基材51と、吸音部材52とを備える。吸音部材52は、例えば、床基材51に対して接着剤で接合される。
床基材51は、例えば、パーティクルボード等の木質系材料を長方形に加工することで構成される。パーティクルボードの硬さとしては、例えば、18~24N/mm2の曲げ強さ(JIS A5908)を有するものを採用できる。
床基材51は、長方形の短辺と長辺との長さの比が、概ね1対2程度の比率になるように構成され、一例として、短辺の長さが455mm程度、長辺の長さが910mm程度に設定される。
ここで、本開示において長方形とは、厳密な意味での長方形に限るものではない。例えば、長方形には、長方形の一部が切り欠かれた形状、四辺の内部に孔を有する形状、四角形の一部が他の辺と平行でないが概ね長方形に見える形状等を含む。また、床基材51は、パーティクルボード以外に、構造用合板、集成材等を採用できる。
床下地材50は、図4に示すように、四隅の角部が連結支持部材1に載置され、位置決めされた状態で、作業者が床下地材50の上からビス等の固定部材を打ち込むことによって、連結支持部材1と連結固定される。なお、連結支持部材1と床下地材50とを固定する際に用いる固定部材には、ビス以外に、例えば、スタッカ等を採用できる。
ただし、固定部材は、床下地材50を支持部11~14上で摺動させる際の支障にならないことが必要である。また、固定部材を用いた連結支持部材1と床下地材50との固定作業は、連結支持部材1と床下地材50との位置決めが完了してから施工されることが好ましい。
図5に示すように、隣接する床下地材50は、第1規制部21及び第2規制部22の幅の分だけ互いに隔てた状態で連結支持部材1に固定される。つまり、隣接する複数の床下地材50同士の間には、隙間が生じるのであるが、この隙間は、床下地材50の上部に配置される、合板等の捨張材(図示省略)、及びフローリング材等の仕上材(図示省略)を適切に配置することで塞がれる。
図6に示すように、連結支持部材1は、コンクリートスラブ等の基台60上に載置され、連結支持部材1上には、床下地材50が載置される。つまり、図6では、連結支持部材1が、基台60上に並べて配置される複数の床下地材50と基台60との間に配置される様子が示されている。連結支持部材1においては、緩衝部材30が基台60と接合するように配置され、連結支持部材1の上下動を、緩衝部材30が吸収するように機能する。
床下地材50の吸音部材52は、図3に示すように、長方形の四隅が切り欠かれて構成される。連結支持部材1は、吸音部材52の四隅の切り欠かれた部位に沿って配置される。この構成により、図6に示すように、床下地材50の床基材51と基台60との間の空間は、吸音部材52によって隙間なく埋められる。
なお、吸音部材52は、床基材51或いは床基材51上部の空間で発生する音や振動が、基台60に伝達されにくくするために配置される、吸音機能を備える部材である。吸音部材52は、基台60下部から伝達された音や振動を、床基材51や仕上材に伝達しにくくする機能も備える。吸音部材52は、例えば、グラスウール、ポリエステル繊維等の繊維系材料から構成される。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)本開示の一態様は、基台60上に並べて配置される複数の床下地材50と基台60との間に配置され、固定部材を用いて複数の床下地材50と固定されることで、複数の床下地材50を連結支持するように構成される連結支持部材1である。連結支持部材1は、支持部材10と、規制部材20と、を備える。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)本開示の一態様は、基台60上に並べて配置される複数の床下地材50と基台60との間に配置され、固定部材を用いて複数の床下地材50と固定されることで、複数の床下地材50を連結支持するように構成される連結支持部材1である。連結支持部材1は、支持部材10と、規制部材20と、を備える。
支持部材10は、上面が床下地材50の水平方向への移動を許容する摺動面であって床下地材50を支持するように構成される少なくとも1つの支持部11~14を備える。規制部材20は、支持部材10の上面側に突出して設けられ、床下地材50の水平方向への移動を規制するように構成される。
このような構成によれば、支持部11~14が床下地材50の水平方向への移動を許容する摺動面を構成するので、床下地材50を支持部11~14に配置する際の位置の微調整が容易となる。また、複数の床下地材50の水平方向への移動を規制する規制部材20を有するため、床下地材50の位置決めが容易となる。よって、床下地材50を設置する際の作業性を向上させることができる。
(1b)本開示の一態様では、規制部材20は、緩衝機能を有する。
このような構成によれば、規制部材20が緩衝機能を有するため、床下地材50が規制部材20と衝突することによる床下地材50の損傷を抑制することができる。また、規制部材20が複数の床下地材50同士の間隔を確保する機能を有するので、複数の床下地材50同士が接触することによる、複数の床下地材50の損傷を抑制することができる。
このような構成によれば、規制部材20が緩衝機能を有するため、床下地材50が規制部材20と衝突することによる床下地材50の損傷を抑制することができる。また、規制部材20が複数の床下地材50同士の間隔を確保する機能を有するので、複数の床下地材50同士が接触することによる、複数の床下地材50の損傷を抑制することができる。
(1c)本開示の一態様では、規制部材20は、上面を区画して3つ以上の支持部11~14を形成するように構成される。
このような構成によれば、3つ以上の床下地材50を位置決めしつつ支持部材10の上に載置することができる。また、床下地材50の配列の態様に応じて規制部材20の形状を変更できるので、床下地材50の配列の自由度を向上させることができる。
このような構成によれば、3つ以上の床下地材50を位置決めしつつ支持部材10の上に載置することができる。また、床下地材50の配列の態様に応じて規制部材20の形状を変更できるので、床下地材50の配列の自由度を向上させることができる。
(1d)本開示の一態様は、支持部材10の下面に配置された少なくとも1つの緩衝部材30、をさらに備える。
このような構成によれば、載置された床下地材50の上下方向の振動を緩和することができる。よって、床(床下地材50、捨張材、及び仕上材の上)を歩行する使用者の歩行感を向上させることができる。なお、歩行感とは、床を一般的な使用者が歩行する際の歩行の快適性を表す。例えば、床の上を使用者が歩行する際に、部位毎の撓み量の差が大きい場合に歩行感が悪く、撓み量の差が小さい場合に歩行感がよいと評価される。
このような構成によれば、載置された床下地材50の上下方向の振動を緩和することができる。よって、床(床下地材50、捨張材、及び仕上材の上)を歩行する使用者の歩行感を向上させることができる。なお、歩行感とは、床を一般的な使用者が歩行する際の歩行の快適性を表す。例えば、床の上を使用者が歩行する際に、部位毎の撓み量の差が大きい場合に歩行感が悪く、撓み量の差が小さい場合に歩行感がよいと評価される。
(1e)本開示の一態様では、緩衝部材30として、それぞれ長手方向を有する第1緩衝部31と第2緩衝部32とを備える。第1緩衝部31と第2緩衝部32とは、それぞれの長手方向が同一方向となる状態で互いに離間して配置される。
このような構成によれば、例えば支持部材10の下面全面に緩衝部材30を備える構成よりも、上下方向の振動を安定して緩和することができる。よって、床を歩行する使用者の歩行感をより向上させることができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は前述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は前述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(2a)上記実施形態では、複数の板状の床材が床下地材50である場合について説明したが、これに限定されるものではない。複数の板状の床材としては、床下地材50以外に、例えば、捨張材、仕上材を適用できる。なお、捨張材には、合板、ベニヤ板、パーティクルボード、石膏ボード等を適用できる。また、仕上材には、例えば、木質系のフローリング材、コルク板、タイル、石材、畳、カーペット、樹脂シート材、ゴムシート材等を適用できる。
(2b)上記実施形態では、第1緩衝部31及び第2緩衝部32は長手方向に延びる形状に構成されたが、長手方向を有していなくてもよく、例えば、点状に形成されていてもよい。
(2c)上記実施形態では、緩衝部材30は、2つの第1緩衝部31及び第2緩衝部32を備えるように構成したが、緩衝部材30は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
(2d)上記実施形態では、第1緩衝部31及び第2緩衝部32は、同一方向となる状態で離間配置されたが、この構成に限られない。第1緩衝部31及び第2緩衝部32は、同一方向となる状態で離間配置されていなくてもよく、例えば、それぞれが離間して非平行となるように配置されていてもよい。或いは、T字形状や十字形状のように、第1緩衝部31及び第2緩衝部32は一体形成されていてもよい。
(2e)上記実施形態では、緩衝部材30を備えたが、緩衝部材30を備えなくてもよい。
(2f)上記実施形態では、規制部材20は、3つ以上の支持部11~14を形成したが、少なくとも2つの支持部を形成していればよい。例えば、規制部材20として、第1規制部21及び第2規制部22のうちの一方のみを備え、2つの支持部が形成されるように、規制部材20が支持部材10の上面を2つの領域に分割してもよい。
(2g)上記実施形態では、規制部材20は、緩衝機能を有しているが、緩衝機能がなくてもよい。規制部材20は、例えば、金属材料や床基材51と同一の材料から構成されていてもよい。
(2h)上記実施形態では、第1規制部21及び第2規制部22は、支持部材10の端部からこの端部に対向する端部まで延びるように構成したが、この構成に限られない。第1規制部21及び第2規制部22は、例えば、端部から離れた位置まで延びるように構成されてもよい。この場合であっても、これらの規制部材20は支持部材10の上面の少なくとも一部を区画して複数の支持部11~14を形成し、複数の床下地材50を離間した状態に配置できる。
(2i)上記実施形態では、第1規制部21及び第2規制部22が一体形成され、かつ中央部分で接続された十字形状の規制部材20を1つ例示したが、複数の規制部材20を有していてもよい。この場合であっても、これらの規制部材20は支持部材10の上面を区画して複数の支持部11~14を形成し、複数の床下地材50を離間した状態に配置できる。
(2j)上記実施形態では、第1緩衝部31及び第2緩衝部32は、支持部材10の端部からこの端部に対向する端部まで延びるように構成したが、この構成に限られない。第1緩衝部31及び第2緩衝部32は、例えば、端部から離れた位置まで延びるように構成されてもよい。
(2k)上記実施形態において、規制部材20及び緩衝部材30は、支持部材10に対し粘着性テープで接合されているが、粘着剤によって接合されていてもよい。或いは、ビス、釘、クリップ等の固定具(例えば、工具を用いて機械的に配置される固定具)によって結合されていてもよい。
(2l)上記実施形態において、吸音部材52は、床基材51に対し接着剤で接合されているが、接着剤の他に粘着性テープや粘着剤によって接合されていてもよい。或いは、ビス、釘、クリップ等の固定具によって結合されていてもよい。
(2m)上記実施形態では、規制部材20及び緩衝部材30が、1種類の材料から形成される構成を例示したが、この構成に限られない。規制部材20及び緩衝部材30は、例えば、芯材(例えば、木質系材料)の周囲に発泡系材料等を貼り付けた複合材料から構成されていてもよい。
(2n)上記実施形態において、支持部材10の形状は、四角形に構成したが、その他の多角形や円柱形であってもよい。
(2o)連結支持部材1は、吸音部材52を省略した床下地材50を連結支持する際にも利用できる。
(2p)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
(2q)前述した連結支持部材1の他、当該連結支持部材1を構成要素とするシステム等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…連結支持部材、10…支持部材、11~14…支持部、20…規制部材、21…第1規制部、22…第2規制部、30…緩衝部材、31…第1緩衝部、32…第2緩衝部、50…床下地材、51…床基材、52…吸音部材、60…基台。
Claims (5)
- 基台上に並べて配置される複数の板状の床材と前記基台との間に配置され、前記複数の床材を連結支持するように構成される連結支持部材であって、
上面に前記床材の水平方向への移動を許容する摺動面であって前記床材を支持するように構成される少なくとも1つの支持部を備える支持部材と、
前記支持部材の上面側に突出して設けられ、前記床材の水平方向への移動を規制するように構成された規制部材と、
を備える連結支持部材。 - 請求項1に記載の連結支持部材であって、
前記規制部材は、緩衝機能を有する
ように構成された連結支持部材。 - 請求項1又は請求項2記載の連結支持部材であって、
前記規制部材は、前記上面を区画して3つ以上の前記支持部を形成する
ように構成された連結支持部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の連結支持部材であって、
前記支持部材の下面に配置された少なくとも1つの緩衝部材、
をさらに備える連結支持部材。 - 請求項4記載の連結支持部材であって、
前記緩衝部材として、それぞれ長手方向を有する第1緩衝部と第2緩衝部とを備え、
前記第1緩衝部と前記第2緩衝部とは、それぞれの前記長手方向が同一方向となる状態で互いに離間して配置される
ように構成された連結支持部材。
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