JP2642666B2 - 防音床材 - Google Patents
防音床材Info
- Publication number
- JP2642666B2 JP2642666B2 JP63128667A JP12866788A JP2642666B2 JP 2642666 B2 JP2642666 B2 JP 2642666B2 JP 63128667 A JP63128667 A JP 63128667A JP 12866788 A JP12866788 A JP 12866788A JP 2642666 B2 JP2642666 B2 JP 2642666B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- base material
- veneer
- floor
- plywood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
本発明は床衝撃音の発生音を和らげる防音床材に関す
る。
る。
従来より第2図に示すように基材1の裏面側から表面
側に向けて複数の切溝2を切り込み、基材1の表面に単
板3を貼着させると共に裏面にクッション材4を貼着さ
せて形成した防音床材A′が提供されている。 この防音床材A′にあっては、切溝2を切り込むこと
により、基材1の剛性を低下させ、制振効果を高めるこ
とにより防音効果の向上がもたらされている。
側に向けて複数の切溝2を切り込み、基材1の表面に単
板3を貼着させると共に裏面にクッション材4を貼着さ
せて形成した防音床材A′が提供されている。 この防音床材A′にあっては、切溝2を切り込むこと
により、基材1の剛性を低下させ、制振効果を高めるこ
とにより防音効果の向上がもたらされている。
従来の防音床材A′にあっては、防音性は確保できる
ものの、床からの衝撃音は吸収できなく、単板で反射さ
れて大きな衝撃音を発生してしまっていた。 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、防音性が良好であり、しかも床衝
撃音の発生音を和らげることができる防音床材を提供す
ることにある。
ものの、床からの衝撃音は吸収できなく、単板で反射さ
れて大きな衝撃音を発生してしまっていた。 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、防音性が良好であり、しかも床衝
撃音の発生音を和らげることができる防音床材を提供す
ることにある。
本発明の防音床材は、基材1の裏面側から表面側に向
けて複数の切溝2を切り込み、基板1の表面に単板3を
貼着させると共に裏面にクッション材4を貼着させて形
成した防音床材であって、単板3の裏面に遮音シート5
を貼着させ、遮音シート5と基板1との間に、表裏面に
制振材7,7を配した上合板8を介装して成るものであ
り、この構成により上記課題が解決されたものである。 [作用] 単板3の裏面に遮音シート5を貼着させているので、
床からの衝撃音は単板3の裏面の遮音シート5により吸
収され、その発生音は和らげられるものであり、更に、
遮音シート5と基材1との間に、表裏面に制振材7,7を
配した上合板8を介装してあるから、切溝2…を形成し
た基材1の上には上合板8があり、切溝2…にて床材の
剛性を低下させ、床下地への馴染み性を向上させ、それ
でいて、基材1の上の上合板8にて床材としての強度を
備え、このように上合板8を基材1の上に設けながら、
上合板8の表裏面には制振材7,7が介装されていて、床
衝撃音を一層、吸収することができ、発音性を和らげる
のである。 [実施例] 基材1はこの実施例では下合板6にSBRシート、ウレ
タン樹脂シート、シリコン樹脂シートのような軟質材か
らなる制振材7を介して上合板8を積層して形成された
ものである。基材1の下合板6には裏面側から表面側に
向けて貫通した複数の切溝2が設けられており、この実
施例にあっては、切溝2は格子状に設けられている。切
溝2は例えば幅が3mmでピッチが60mmで切り込まれる。
この切溝2は下合板6を貫通しているが、基材1の表面
にまでは至っていない。例えば、下合板6の厚みは6.0
〜9.0mm、制振材7の厚みは1.0mm、上合板8の厚みは2.
5mmである。 この基材1の表面には発泡樹脂シートとか重金属を含
有させた軟質シートのような遮音シート5を介してなら
材のような単板3が平行貼り、又は直交貼りされ、裏面
には天然ゴムの発泡体のようなクッション材4が貼着さ
れている。例えば、遮音シート5の厚みは1.0mm、単板
3の厚みは0.25mm、クッション材4の厚みは7.0mmで硬
度75±5である。 ここで、第1図に示すように、上合板8の表面にも制
振材7を貼着させて、床衝撃音をさらに吸収させて発生
音を和らげるようにしている。 この防音床材Aは、例えば建物のコンクリートスラブ
のようなコンクリート面上に接着剤を介して直接貼着し
て敷設される。
けて複数の切溝2を切り込み、基板1の表面に単板3を
貼着させると共に裏面にクッション材4を貼着させて形
成した防音床材であって、単板3の裏面に遮音シート5
を貼着させ、遮音シート5と基板1との間に、表裏面に
制振材7,7を配した上合板8を介装して成るものであ
り、この構成により上記課題が解決されたものである。 [作用] 単板3の裏面に遮音シート5を貼着させているので、
床からの衝撃音は単板3の裏面の遮音シート5により吸
収され、その発生音は和らげられるものであり、更に、
遮音シート5と基材1との間に、表裏面に制振材7,7を
配した上合板8を介装してあるから、切溝2…を形成し
た基材1の上には上合板8があり、切溝2…にて床材の
剛性を低下させ、床下地への馴染み性を向上させ、それ
でいて、基材1の上の上合板8にて床材としての強度を
備え、このように上合板8を基材1の上に設けながら、
上合板8の表裏面には制振材7,7が介装されていて、床
衝撃音を一層、吸収することができ、発音性を和らげる
のである。 [実施例] 基材1はこの実施例では下合板6にSBRシート、ウレ
タン樹脂シート、シリコン樹脂シートのような軟質材か
らなる制振材7を介して上合板8を積層して形成された
ものである。基材1の下合板6には裏面側から表面側に
向けて貫通した複数の切溝2が設けられており、この実
施例にあっては、切溝2は格子状に設けられている。切
溝2は例えば幅が3mmでピッチが60mmで切り込まれる。
この切溝2は下合板6を貫通しているが、基材1の表面
にまでは至っていない。例えば、下合板6の厚みは6.0
〜9.0mm、制振材7の厚みは1.0mm、上合板8の厚みは2.
5mmである。 この基材1の表面には発泡樹脂シートとか重金属を含
有させた軟質シートのような遮音シート5を介してなら
材のような単板3が平行貼り、又は直交貼りされ、裏面
には天然ゴムの発泡体のようなクッション材4が貼着さ
れている。例えば、遮音シート5の厚みは1.0mm、単板
3の厚みは0.25mm、クッション材4の厚みは7.0mmで硬
度75±5である。 ここで、第1図に示すように、上合板8の表面にも制
振材7を貼着させて、床衝撃音をさらに吸収させて発生
音を和らげるようにしている。 この防音床材Aは、例えば建物のコンクリートスラブ
のようなコンクリート面上に接着剤を介して直接貼着し
て敷設される。
本発明は基材の裏面側から表面側に向けて複数の切溝
を切り込み、基材の表面に単板を貼着させると共に裏面
にクッション材を貼着させて形成した防音床材であっ
て、単板の裏面に遮音シートを貼着させているので、床
からの衝撃音は単板の裏面の遮音シートにより吸収さ
れ、その発生音は和らげられるものであり、更に、単板
の裏面に遮音シートを貼着させ、遮音シートと基材との
間に、表裏面に制振材を配した上合板を介装してあるか
ら、切溝を形成した基材の上には上合板があり、切溝に
て床材の剛性を低下させ、床下地への馴染み性を向上さ
せ、それでいて、基材の上の上合板にて床材としての強
度を備え、このように上合板を基材の上に設けながら、
上合板の表裏面には制振材が介装されていて、床衝撃音
を一層、吸収することができ、発音性を和らげることが
できるものである。
を切り込み、基材の表面に単板を貼着させると共に裏面
にクッション材を貼着させて形成した防音床材であっ
て、単板の裏面に遮音シートを貼着させているので、床
からの衝撃音は単板の裏面の遮音シートにより吸収さ
れ、その発生音は和らげられるものであり、更に、単板
の裏面に遮音シートを貼着させ、遮音シートと基材との
間に、表裏面に制振材を配した上合板を介装してあるか
ら、切溝を形成した基材の上には上合板があり、切溝に
て床材の剛性を低下させ、床下地への馴染み性を向上さ
せ、それでいて、基材の上の上合板にて床材としての強
度を備え、このように上合板を基材の上に設けながら、
上合板の表裏面には制振材が介装されていて、床衝撃音
を一層、吸収することができ、発音性を和らげることが
できるものである。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は従来
例を示す断面図であって、Aは防音床材、1は基材、2
は切溝、3は単板、4はクッション材、5は遮音シート
である。
例を示す断面図であって、Aは防音床材、1は基材、2
は切溝、3は単板、4はクッション材、5は遮音シート
である。
フロントページの続き (72)発明者 峰岸 康之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 柴崎 博 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−107649(JP,A) 特開 昭62−90466(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】基材の裏面側から表面側に向けて切溝を切
り込み、基材の表面に単板を貼着させると共に裏面にク
ッション材を貼着させて形成した防音床材であって、単
板の裏面に遮音シートを貼着させ、遮音シートと基材と
の間に、表裏面に制振材を配した上合板を介装して成る
ことを特徴とする防音床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63128667A JP2642666B2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63128667A JP2642666B2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 防音床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01299959A JPH01299959A (ja) | 1989-12-04 |
JP2642666B2 true JP2642666B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=14990465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63128667A Expired - Lifetime JP2642666B2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 防音床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2642666B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754044B2 (ja) * | 1985-10-14 | 1995-06-07 | 株式会社住建産業 | 遮音床材 |
JPH0772440B2 (ja) * | 1986-10-25 | 1995-08-02 | 松下電工株式会社 | 床 材 |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP63128667A patent/JP2642666B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01299959A (ja) | 1989-12-04 |
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