JP2023095549A - 放送受信装置及び放送受信プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】番組再生前の無音時間を短く抑える放送受信装置及び放送受信プログラムを提供する。【解決手段】複数の番組が多重された放送信号を受信可能な放送受信装置1は、受信可能な放送信号を検出する検出部100Aと、検出部100Aにより放送信号を検出してから所定時間内に放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得したか否かを判定する判定部100Bと、所定時間内に放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得できない場合、各番組に関連付けられた識別子に基づいて、再生する番組を選択する選択部100Cと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、放送受信装置及び放送受信プログラムに関する。
複数の番組が多重された放送信号を受信可能な放送受信装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この種の放送受信装置は、例えば、シーク処理を行って受信可能な放送信号を検出し、検出された放送信号に多重された全ての番組の番組名を取得する。次いで、放送受信装置は、放送信号に含まれる全ての番組名のなかから、例えばアルファベット順で先頭になる番組名を表示画面に表示するとともにこの番組名の番組を再生する。シーク処理を開始してから番組を再生するまでは無音状態となる。
例えば放送信号に多重される番組数が多い場合や番組名以外にも多くの情報が放送信号に多重される場合、番組名の放送頻度が低下する。そのため、放送受信装置は、放送信号を検出してから例えば数十秒以上かけないと、この放送信号に多重された全ての番組の番組名を取得できない場合がある。この場合、シーク処理を開始してから番組を再生するまでの無音時間が長くなってしまう。
本発明は上記の事情に鑑み、番組再生前の無音時間を短く抑えることができる放送受信装置及び放送受信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る放送受信装置は、複数の番組が多重された放送信号を受信可能な装置であり、受信可能な放送信号を検出する検出部と、検出部により放送信号を検出してから所定時間内に放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得したか否かを判定する判定部と、所定時間内に放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得できない場合、各番組に関連付けられた識別子に基づいて、再生する番組を選択する選択部と、を備える。
本発明の一実施形態によれば、放送受信装置及び放送受信プログラムにおいて、番組再生前の無音時間を短く抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、本発明の一実施形態として、DAB(Digital Audio Broadcasting)のアンサンブルを受信可能な放送受信装置及び放送受信プログラムを例に取り説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る放送受信装置1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、放送受信装置1は、MPU100、HMI(Human Machine Interface)110、DAB信号処理回路120、オーディオアンプ130、スピーカ140、フラッシュROM(Read Only Memory)150及びディスプレイ160を備える。なお、図1では、本実施形態の説明に必要な主たる構成要素を図示しており、例えば放送受信装置1として必須な構成要素である筐体など、一部の構成要素については、その図示を適宜省略する。
放送受信装置1は、例えば道路を走行する車両に搭載された車載型の装置である。放送受信装置1は、車載型の装置に限らず、スマートフォン、フィーチャフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Portable Navigation Device)、携帯ゲーム機等の他の形態の装置であってもよい。
MPU100は、フラッシュROM150に記憶された放送受信プログラム152を実行するコンピュータの一例である。MPU100は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROM(Read Only Memory)等を備えており、放送受信装置1全体を制御する。例えば、MPU100は、フラッシュROM150に記憶された放送受信プログラム152をはじめとする各種プログラムをワークエリアであるRAM上に展開し、展開されたプログラムに従って放送受信装置1を制御する。
MPU100は、例えばシングルプロセッサ又はマルチプロセッサであり、少なくとも1つのプロセッサを含む。複数のプロセッサを含む構成とした場合、MPU100は、単一の装置としてパッケージ化されたものであってもよく、放送受信装置1内で物理的に分離した複数の装置で構成されてもよい。
フラッシュROM150に記憶された放送受信プログラム152は、複数の番組が多重された放送信号であって、受信可能な放送信号を検出する検出ステップと、検出ステップにより放送信号を検出してから所定時間内に放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得したか否かを判定する判定ステップと、所定時間内に放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得できない場合、各番組に関連付けられた識別子に基づいて、再生する番組を選択する選択ステップと、をコンピュータであるMPU100に実行させる。放送受信プログラム152の実行により、番組再生前の無音時間を短く抑えることができる。放送受信プログラム152の詳細は後述する。
MCU100は、機能ブロックとして、検出部100A、判定部100B、選択部100C及び表示部100Dを備える。各機能ブロックは、コンピュータの一例であるMCU100が実行する放送受信プログラム152により実現される。各機能ブロックは、一部又は全部が専用の論理回路等のハードウェアにより実現されてもよい。
HMI110には、ハードウェア又はソフトウェア若しくはこれらを組み合わせた種々のユーザインタフェースが想定される。例示的には、HMI110は、放送受信装置1本体のフロントパネルに実装されたメカニカルスイッチキー、タッチパネル環境下で提供されるGUI(Graphical User Interface)、リモートコントローラ等である。ユーザは、HMI110に対する操作により、例えば、受信局を指定したり、放送受信装置1にシーク処理を実行させたりすることができる。
例えば、HMI110に対してユーザによる選局操作が行われると、選局操作により指定された選択局の情報がMPU100内のフラッシュROMに格納される。MPU100は、例えば放送受信装置1の電源投入直後やユーザによる選局操作時、フラッシュROMに格納された選択局の情報に従い、DAB信号処理回路120の選局動作を制御する。
DAB信号処理回路120は、アンサンブルの受信処理を行う回路である。DAB信号処理回路120は、アンテナ122、RF部124、復調部126及び信号検出部128を備える。
アンテナ122は、各放送局で放送される放送電波を受けて受信信号を出力する。RF部124は、アンテナ122より入力される受信信号のなかから、選択局のアンサンブルを抽出して、復調部126に出力する。
アンサンブルは、概略的には、復調の際にフレーム同期に用いられる同期チャンネル、サービス構成情報等が含まれるFIC(Fast Information Channel)、音声サービスやデータサービスが含まれるMSC(Main Service Channel)、TII(Transmitter Identification Information)で構成される。
FICは、FIB(Fast Information Block)で構成されており、SID(Service Identifier)、EID(Ensemble Identifier)、SCIdS(Service Component Identifier within the Service)等の各識別子及び識別子に関連付けられたラベルデータ(例えばラジオ放送サービス名(ラジオ放送番組名)を示すサービスラベル)を含む。FIBは、FIG(Fast Information Group)及びCRC(Cyclic Redundancy Check)を含む。FIGは、その用途によりType 0からType 7の8種類で分類される。
FIGには、DAB-DABリンクの実行に必要なハードリンク・サービス情報、FI(Frequency Information)、OEサービス(Other Ensemble Services)情報が含まれる。
復調部126は、RF部124より入力されるアンサンブルを復調し、復調されたアンサンブルからサービス(すなわち番組)を選択して復調する。例えば、アンサンブルに多重された全てのサービスのなかから、サービスラベルがアルファベット順で先頭になるサービスが選択されて復調される。これにより、音声信号及び表示用データが得られる。表示用データは、例えばサービスラベルを含む。
信号検出部128は、復調部126にてアンサンブルが復調されたことによって得られる多重化データを検出したり、エラーレートに基づいてアンサンブルの受信信号品質を検出したりする。
復調部126による復調処理によって得られた音声信号は、オーディオアンプ130に出力される。音声信号は、オーディオアンプ130によるボリュームに応じた利得調整を経て、スピーカ140から音声として出力再生される。
復調部126による復調処理によって得られた表示用データは、ディスプレイ160に出力される。これにより、例えば再生中のサービスのサービスラベルがディスプレイ160に表示される。
DABのステーションリストについて説明する。ステーションリストは、アンサンブルラベル、サービスラベル、SID、SCIds、種別(Primary, Secondary)、ハードリンク・サービス情報、FI、OEサービス、放送局の位置情報等の各情報を関連付けて保持するリストデータである。ステーションリストは、「サービスリスト」と呼称されてもよい。
MPU100は、例えば、DAB信号処理回路120を制御して、アンサンブルを放送する周波数チャンネルに対してシーク処理を実行する。概説すると、MPU100は、DAB信号処理回路120に受信制御信号を出力して、1つの周波数チャンネルの選局を指示する。DAB信号処理回路120では、MPU100より入力される受信制御信号に従って受信処理が行われる。対象の周波数チャンネルでアンサンブルが検出されなければ(すなわち、受信可能なアンサンブルが検出されなければ)、次の周波数チャンネルに対して受信処理が行われる。シーク処理は、最も低い周波数チャンネルから昇順で実行されてもよく、また、最も高い周波数チャンネルから降順で実行されてもよい。受信可能なアンサンブルが検出されて復調処理が成功すると、ステーションリストの作成に必要なサービス構成情報が得られる。DAB信号処理回路120は、取得されたサービス構成情報をMPU100に出力する。
MPU100は、DAB信号処理回路120より入力されるサービス構成情報を用いてステーションリスト154を作成し、作成されたステーションリスト154を例えばフラッシュROM150に格納する。
シーク処理で検出されたアンサンブルに多重されたサービスのなかから、サービスラベルがアルファベット順で先頭になるサービスが選択及び復調されて、スピーカ140から音声として出力再生されるとともに、再生されるサービスのサービスラベルがディスプレイ160に表示される。
HMI110に対するユーザの操作により、MPU100は、ステーションリスト154に含まれるサービスラベルのリストをディスプレイ160に表示させることができる。ユーザは、ディスプレイ160に表示されたリストのなかから、再生中のサービスとは異なるサービスのサービスラベルを選択することにより、再生対象のサービスを変更することができる。
例えばアンサンブルに多重されるサービス数が多い場合やサービスラベル以外にも多くの情報がFICに多重される場合、サービスラベルの放送頻度が低下する。そのため、放送受信装置1は、アンサンブルを検出してから例えば数十秒以上かけないと、このアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得できない場合がある。この場合、シーク処理を開始してからサービスを再生するまでの無音時間が長くなってしまう。
一方で、SIDは放送頻度が高い。アンサンブルに多重された全てのサービスのSIDは、例えば100ミリ秒に1回の頻度で放送される。本実施形態に係る放送受信装置1は、高い頻度で放送されるSIDを利用してサービスを再生することにより、上記の無音時間を短く抑える構成となっている。
図2は、本発明の一実施形態においてMPU100により実行される放送受信プログラム152の処理を示すフローチャートである。例えば、MPU100がシーク処理の実行を指示するユーザ操作を受け付けると、図2に示されるフローチャートの処理の実行が開始される。
図2に示されるように、MPU100は、DAB信号処理回路120に受信制御信号を出力して、1つの周波数チャンネルの選局を指示する(ステップS101)。
MPU100は、ステップS101で指示した周波数チャンネルでアンサンブルが検出されたか否かを判定する(ステップS102)。MPU100は、例えば、ステップS101で指示した周波数チャンネルに対して復調処理ができた場合にはアンサンブルが検出されたと判定し、上記周波数チャンネルに対して復調処理ができなかった場合にはアンサンブルが検出されなかったと判定する。
このように、ステップS101~S102において、MPU100は、受信可能なアンサンブル(放送信号の一例)を検出する検出部100Aとして動作する。
アンサンブルが検出されない場合(ステップS102:NO)、MPU100は、選局対象を次の周波数チャンネルに変更して(ステップS103)、DAB信号処理回路120に選局を指示する(ステップS101)。
MPU100は、計時手段であるタイマ102を備える。アンサンブルが検出された場合(ステップS102:YES)、MPU100は、タイマ102を起動する(ステップS104)。起動されたタイマ102は、例えばアンサンブルの検出時点を基点としてカウントアップを開始する。なお、タイマ102は、例えば図2に示されるフローチャートの処理の終了後に停止される。タイマ102の停止時、タイマ102のカウント値はリセットされる。
MPU100は、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得したか否かを判定する(ステップS105)。MPU100は、例えば、取得済みのSID数と取得済みのサービスラベル数とを比較し、両者の数が一致する場合には全てのサービスラベルを取得したと判定し、両者の数が一致しない場合には未取得のサービスラベルが残っていると判定する。
未取得のサービスラベルが残っている場合(ステップS105:NO)、MPU100は、タイマ102のカウント値が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS106)。このカウント値が所定値以下であれば(ステップS106:YES)、MPU100は、ステップS105の取得判定処理を再度実行する。
シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得した場合(ステップS105:YES)、アンサンブルの検出時点から、所定値が示す時間(言い換えると所定時間)内に、アンサンブルに多重された全てのサービスのサービスラベルを取得したことを示す。これに対し、タイマ102のカウント値が所定値を超える場合(ステップS106:NO)、アンサンブルの検出時点から、所定時間内に、アンサンブルに多重された全てのサービスのなかの少なくとも1つのサービスのサービスラベルを取得できなかったことを示す。
すなわち、ステップS105~S106において、MPU100は、検出部100Aによりアンサンブル(放送信号の一例)を検出してから所定時間内にアンサンブルに多重された全てのサービスのサービスラベル(複数の番組の番組名の一例)を取得したか否かを判定する判定部100Bとして動作する。
シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得した場合(ステップS105:YES)、MPU100は、このアンサンブルに多重された全てのサービスのなかから、サービスラベルがアルファベット順で先頭になるサービスを選択し、DAB信号処理回路120に復調させて、スピーカ140から音声として出力再生させる(ステップS107)。なお、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルが取得されると、受信中の周波数チャンネルに対するステーションリスト154が新規に作成される。
MPU100は、新規に作成されたステーションリスト154に含まれるサービスラベルのなかから、再生されるサービスのサービスラベルを取得して、ディスプレイ160に表示させる(ステップS108)。なお、MPU100は、ステーションリスト154に含まれるサービスラベルのリストであって、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを含むリストをディスプレイ160に表示させてもよい。この場合、リスト内において、再生中のサービスのサービスラベルについては、例えばハイライトで表示される。
タイマ102のカウント値が所定値を超える場合(ステップS106:NO)、MPU100は、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスのなかから、SIDが数値の昇順で先頭になるサービス(言い換えると、上記全てのサービスのなかで、数値が最も小さいSIDが割り当てられたサービス)を選択し、DAB信号処理回路120に復調させて、スピーカ140から音声として出力再生させる(ステップS109)。以下、数値の昇順を「数値順」と記す。
すなわち、MPU100は、アンサンブルの検出時点から所定時間を超えた場合、未取得のサービスラベルが残っていても、サービスの再生を開始する。そのため、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得してからサービスの再生を開始する場合と比べて、サービスを再生するまでの無音時間が短く抑えられる。
このように、ステップS109において、MPU100は、所定時間内にアンサンブル(放送信号の一例)に多重された全てのサービスのサービスラベル(複数の番組の番組名の一例)を取得できない場合、各サービスに関連付けられたSID(識別子の一例)に基づいて、再生するサービスを選択する選択部100Cとして動作する。
より詳細には、選択部100Cとして動作するMPU100は、アンサンブル(放送信号の一例)に多重された全てのサービスの各々(複数の番組の各々の一例)に関連付けられた全てのSID(複数の識別子の一例)のなかから、所定の規則に従って決定された1つのSIDに関連付けられたサービスを選択する。「SIDが数値順で先頭になるサービスを選択すること」は、所定の規則の一例である。所定の規則は、例えば「SIDが数値順で最後になるサービスを選択すること」など、別の規則であってもよい。
また、ステップS107において、選択部100Cとして動作するMPU100は、アンサンブル(放送信号の一例)に多重された全てのサービスのサービスラベル(複数の番組の番組名の一例)が取得されると、各サービスのサービスラベルに基づいて、再生するサービスを選択する。
フラッシュROM150には、例えば、過去に作成されたステーションリスト154(又は少なくともSIDとサービスラベルとを関連付けたテーブル)が保存されている。すなわち、フラッシュROM150は、受信したアンサンブル(放送信号の一例)に多重されたサービスのサービスラベル(番組の番組名の一例)とSID(識別子の一例)とを関連付けて記憶する記憶部として動作する。
MPU100は、ステップS109にて再生されたサービスのSIDと同じSIDに関連付けられたサービスラベルがフラッシュROM150(具体的には、過去に作成されたステーションリスト154又は少なくともSIDとサービスラベルとを関連付けたテーブル)に記憶されているか否かを判定する(ステップS110)。
ステップS109にて再生されたサービスのSIDと同じSIDに関連付けられたサービスラベル(便宜上「代替ラベル」と記す。)がフラッシュROM150に記憶されている場合(ステップS110:YES)、MPU100は、代替ラベルを、再生中のサービスのサービスラベルとして、ディスプレイ160に表示させる(ステップS111)。これにより、ユーザは、再生中のサービスのサービスラベルを視認することができる。
このように、ステップS111において、MPU100は、選択部100Cにより選択されたサービス(番組の一例)に関連付けられたSID(識別子の一例)と同じSIDに関連付けられたサービスラベル(番組名の一例)がフラッシュROM150(記憶部の一例)に記憶されている場合、フラッシュROM150に記憶された、このサービスラベルを、ディスプレイ160(所定の表示画面の一例)に表示させる表示部100Dとして動作する。
ステップS109にてサービスの再生が開始された後も、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重されたサービスラベルの取得処理は継続する。アンサンブルに多重された全てのサービスラベルが取得されると、受信中の周波数チャンネルに対するステーションリスト154が新規に作成される。
ステップS109にて再生されたサービスのSIDと同じSIDに関連付けられたサービスラベルがフラッシュROM150に記憶されていなかった場合(ステップS110:NO)、MPU100は、新規に作成されたステーションリスト154に含まれるサービスラベルのなかから、再生中のサービスのサービスラベルを取得して、ディスプレイ160に表示させる(ステップS112)。
また、新規に作成されたステーションリスト154において再生中のサービスのSIDと同じSIDに関連付けられたサービスラベル(便宜上「新規ラベル」と記す。)と、ステップS111にて表示された代替ラベルとが異なる場合(ステップS113:YES)、MPU100は、表示中の代替ラベルを新規ラベルに更新する(ステップS114)。これにより、ユーザは、更新後のサービスラベルを視認することができる。
このように、本実施形態によれば、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得してからサービスの再生を開始する場合と比べて、サービスを再生するまでの無音時間が短く抑えられる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記の実施形態においては、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルが取得されると、全てのサービスのなかから、サービスラベルがアルファベット順で先頭になるサービスが選択及び復調されて再生されるが、本発明の構成はこれに限らない。例えば、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルのうち、n%(例えば80%)以上の数のサービスラベルが所定時間内に取得されると、その時点で取得されているサービスラベルのサービスのなかから、サービスラベルがアルファベット順で先頭になるサービスを選択及び復調し再生してもよい。附言するに、MPU100は、アンサンブルの検出時点から所定時間内にn%以上の数のサービスラベルを取得できなければ、全てのサービスのなかから、SIDが数値順で先頭になるサービスを選択及び復調し再生してもよい。
図3は、本発明の変形例においてMPU100により実行される放送受信プログラム152の処理を示すフローチャートである。図3に示されるフローチャートは、ステップS109~S114の処理に代えてステップS201~S207の処理を実行する点で、図2に示されるフローチャートと相違する。以下では、図2のフローチャートとの相違点であるステップS201~S207の処理について説明する。
タイマ102のカウント値が所定値を超える場合(ステップS106:NO)、MPU100は、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのSIDのなかから1つのSIDを指定する(ステップS201)。指定されるSIDは、例えば、全てのSIDのなかから、数値順で先頭になるSIDである。
MPU100は、ステップS201(又は後述のステップS204)にて指定されたSIDに関連付けられたサービスラベルを取得したか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS201(又は後述のステップS204)にて指定されたSIDに関連付けられたサービスラベルを取得していない場合(ステップS202:NO)、MPU100は、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのSIDを指定したか否かを判定する(ステップS203)。未指定のSIDが残っている場合(ステップS203:NO)、MPU100は、次のSIDを指定して(ステップS204)、ステップS202の取得判定処理を再度実行する。例えば数値順に従い、次のSIDが指定される。
未指定のSIDが残っていない場合(ステップS203:YES)、現時点では、サービスラベルを表示させられるサービスがない。そのため、MPU100は、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスのなかから、SIDが数値順で先頭になるサービスを選択し、DAB信号処理回路120に復調させて、スピーカ140から音声として出力再生させる(ステップS205)。次いで、MPU100は、サービスラベルをディスプレイ160に表示させることなく、図3のフローチャートの処理を終了する。
なお、ステップS201の処理の実行後も、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重されたサービスラベルの取得処理は継続する。そのため、MPU100は、ステップS205の処理の実行後、再生中のサービスのサービスラベルを取得した時点で、このサービスラベルをディスプレイ160に表示させてもよい。
ステップS201又はステップS204にて指定されたSIDに関連付けられたサービスラベルを取得した場合(ステップS202:YES)、MPU100は、このSIDのサービスを選択し、DAB信号処理回路120に復調させて、スピーカ140から音声として出力再生させる(ステップS206)。また、MPU100は、このSIDに関連付けられたサービスラベルをディスプレイ160に表示させる(ステップS207)。
このように、変形例において、選択部100Cとして動作するMPU100は、所定時間内にアンサンブル(放送信号の一例)に多重された全てのサービスのサービスラベル(複数の番組の番組名の一例)を取得できない場合、各サービスに関連付けられたSID(識別子の一例)のなかから、所定時間内に取得できたサービスラベルに関連付けられたSIDを選択し、選択されたSIDに関連付けられたサービスを選択する。また、表示部100Dとして動作するMPU100は、選択部100Cにより選択されたサービスのサービスラベルをディスプレイ160(所定の表示画面の一例)に表示させる。
本変形例においても、シーク処理で検出されたアンサンブルに多重された全てのサービスラベルを取得してからサービスの再生を開始する場合と比べて、サービスを再生するまでの無音時間が短く抑えられる。また、上記の実施形態と比べて、再生されるサービスのサービスラベルがディスプレイ160に表示されやすくなる。
1 :放送受信装置
100 :MPU
100A :検出部
100B :判定部
100C :選択部
100D :表示部
102 :タイマ
110 :HMI
120 :DAB信号処理回路
122 :アンテナ
124 :RF部
126 :復調部
128 :信号検出部
130 :オーディオアンプ
140 :スピーカ
150 :フラッシュROM
152 :放送受信プログラム
154 :ステーションリスト
160 :ディスプレイ
100 :MPU
100A :検出部
100B :判定部
100C :選択部
100D :表示部
102 :タイマ
110 :HMI
120 :DAB信号処理回路
122 :アンテナ
124 :RF部
126 :復調部
128 :信号検出部
130 :オーディオアンプ
140 :スピーカ
150 :フラッシュROM
152 :放送受信プログラム
154 :ステーションリスト
160 :ディスプレイ
Claims (6)
- 複数の番組が多重された放送信号を受信可能な放送受信装置において、
受信可能な放送信号を検出する検出部と、
前記検出部により前記放送信号を検出してから所定時間内に前記放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得したか否かを判定する判定部と、
前記所定時間内に前記放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得できない場合、各前記番組に関連付けられた識別子に基づいて、再生する番組を選択する選択部と、を備える、
放送受信装置。 - 前記選択部は、前記放送信号に多重された複数の番組の各々に関連付けられた複数の識別子のなかから、所定の規則に従って決定された1つの識別子に関連付けられた番組を選択する、
請求項1に記載の放送受信装置。 - 受信した放送信号に多重された番組の番組名と識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記選択部により選択された番組に関連付けられた識別子と同じ識別子に関連付けられた番組名が前記記憶部に記憶されている場合、前記記憶部に記憶された番組名を所定の表示画面に表示させる表示部と、を更に備える、
請求項2に記載の放送受信装置。 - 前記所定時間内に前記放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得できない場合、前記選択部は、前記各番組に関連付けられた識別子のなかから、前記所定時間内に取得できた番組名に関連付けられた識別子を選択し、選択された識別子に関連付けられた番組を選択し、
前記表示部は、前記選択部により選択された番組の番組名を前記表示画面に表示させる、
請求項3に記載の放送受信装置。 - 前記放送信号に多重された複数の番組の番組名が取得されると、前記選択部は、前記各番組の番組名に基づいて、再生する番組を選択する、
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の放送受信装置。 - 複数の番組が多重された放送信号であって、受信可能な放送信号を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより前記放送信号を検出してから所定時間内に前記放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得したか否かを判定する判定ステップと、
前記所定時間内に前記放送信号に多重された複数の番組の番組名を取得できない場合、各前記番組に関連付けられた識別子に基づいて、再生する番組を選択する選択ステップと、をコンピュータに実行させる、
放送受信プログラム。
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