JP2006157818A - デジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 現地域で受信可能なチャンネルを示すチャンネルリストを短時間で作成するデジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法を提供する。
【解決手段】 デジタル放送受信装置は、チャンネルリストの作成の際、ユーザが選局可能となる物理チャンネルのみを一覧とした第1段階目のチャンネルリストを優先的に作成し(ステップS51〜S53)、多重分離処理によって得られるPSI/SIに含まれる固有情報の登録を当該物理チャンネルに対する選局動作に応じて実施する(ステップS55〜S57)。このようにチャンネルリストの作成を2段階に分けて作成することによって、受信可能なチャンネルをユーザに提示して選局できるようになるまでの時間を大幅に短縮できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法に関し、より特定的には、デジタル放送を視聴しながら移動可能な携帯型や車両等の移動体に搭載されるデジタル放送受信装置、当該デジタル放送受信装置に実行されるデジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法に関する。
従来、地域密着のローカルな県域放送等を受信するデジタル放送受信装置は、放送局が伝送する放送信号を所定の周波数で送信する親局や、親局からの受信電波を増幅し再送信する中継局からの放送波をアンテナにより受信し、受信した放送波を復調/多重分離/復号して放送局の送信するコンテンツをユーザに提示する。したがって、ユーザは、視聴したい放送局に割り当てられた周波数(以下、チャンネルと記載する)を予め知っている必要がある。また、ユーザは、視聴を行う地域で複数のチャンネルを視聴しようとする場合、当該地域で受信可能な複数のチャンネル(以下、チャンネルグループと記載する)を把握しておく必要がある。一般的には、上記地域のチャンネルグループと各チャンネルの放送局名とを組み合わせた情報(以下、チャンネルリストと記載する)を予めデジタル放送受信装置が有する不揮発メモリに格納しておき、当該チャンネルリストからユーザが1つのチャンネルを選択して所望の放送局を受信することで、ユーザの操作の簡略化を行っている(例えば、特許文献1参照)。
家庭内に固定的に設置して視聴する据置型のデジタル放送受信装置においては、新たにデジタル放送受信装置を設置したり、他の地域に引っ越し等で移動したりした場合に、新たなチャンネルリストの設定が必要となる。具体的には、デジタル放送受信装置は、デジタル放送のチャンネルを順番に走査し、デジタル放送が受信できたチャンネルのデジタルデータに内包されるPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)から固有情報を獲得してチャンネルリストを作成する。ここで、据置型のデジタル放送受信装置の場合、上述した場合の初期設定としてチャンネルリストが設定されるため、チャンネルリストを設定する回数が極めて少ない。
一方、デジタル放送を視聴しながら移動可能な携帯型や車両等の移動体に搭載されるデジタル放送受信装置においては、移動が頻繁に発生する。ここで、放送局が使用するチャンネルは地域毎に異なることがあるため、デジタル放送受信装置を移動させることによって受信地域が変わる場合、移動前の受信地域で設定したチャンネルリストが移動後の受信地域で使えない事象が生じる。この場合、デジタル放送受信装置では、移動先地域におけるチャンネルリストを再作成する。
また、受信地域が変わった際のチャンネルスキャンを簡単に行う提案がなされている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2で開示された携帯端末装置では、GPSや携帯電話の基地局(携帯電話にテレビ受信機能を搭載して携帯端末装置を構成する場合)によって当該携帯端末装置が位置する現在位置を特定する。そして、上記携帯端末装置は、予め記憶してある地域毎(例えば、受信地域毎)の複数のチャンネルリストから、上記現在位置を含む地域に関するチャンネルリストを選択して使用する。
特開2001−197389号公報 特開2003−309774号公報
しかしながら、デジタル放送受信装置のチャンネルリストの作成においては、全チャンネルを順番に走査して放送が受信できたチャンネルのデジタルデータに内包されるPSI/SIから固有情報を獲得してチャンネルリストを作成する。したがって、チャンネルリストを作成して、当該チャンネルリストに基づいた受信可能なチャンネルをユーザに提示して選局および視聴できるようになるまでに、長時間が必要となる。
一方、上記特許文献2で開示された携帯端末装置では、移動する可能性のある全ての地域毎のチャンネルリストを記憶するメモリが必要になり、利用できる記憶容量に制限があることが多い携帯型のデジタル放送受信装置では実現に困難が生じる。また、チャンネルリストが準備された地域であっても、デジタル放送受信装置における受信環境に応じて受信できないチャンネルもあり、その場合チャンネルリストが受信可能なチャンネルの一覧とはならない。
それ故に、本発明の目的は、現地域で受信可能なチャンネルを示すチャンネルリストを短時間で作成するデジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、チャンネルリストから選局されたチャンネルのデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置である。チャンネルリストは、受信可能なチャンネル候補の一覧として設定される。デジタル放送受信装置は、受信部、復調部、多重分離部、選局制御部、およびチャンネルリスト記憶部を備える。受信部は、チャンネルに応じた周波数の多重化信号を受信する。復調部は、受信部が受信した多重化信号をトランスポートストリームに復調する。多重分離部は、復調部が復調したトランスポートストリームに含まれる固有情報を分離して抽出する。選局制御部は、受信部が受信するチャンネルを指定してそのチャンネルの信号が受信部で受信可能であるとき、受信可能なチャンネルをチャンネルリストに登録する。チャンネルリスト記憶部は、チャンネルリストを記憶する。選局制御部は、受信可能なチャンネルのみの一覧で作成されたチャンネルリスト、またはそのチャンネルリストに登録された一部のチャンネルに対してそのチャンネルの多重化信号を復調したトランスポートストリームから多重分離部が抽出した固有情報を登録したチャンネルリストに基づいて、選局を行う。
第2の発明は、上記第1の発明において、選局制御部は、受信可能なチャンネルのみの一覧でチャンネルリストを作成した後、所定の条件に応じてそのチャンネルリストに登録されたチャンネルから1つのチャンネルを選択して、そのチャンネルの固有情報をチャンネルリストに登録する。
第3の発明は、上記第2の発明において、選局制御部は、受信可能なチャンネルのみの一覧からユーザに選択させることによって、1つのチャンネルを選択する。
第4の発明は、上記第1の発明において、選局制御部は、受信部が受信するチャンネルを指定してそのチャンネルの信号が受信部で受信可能であるとき、最初に抽出された受信可能なチャンネルの固有情報をチャンネルリストに登録する。
第5の発明は、上記第1の発明において、選局制御部は、復調部が多重化信号を復調する処理で得られる情報を用いて、指定したチャンネルの信号が受信可能であることを検出する。
第6の発明は、上記第1の発明において、選局制御部は、チャンネルリストに基づいて選局された際、その選局されたチャンネルの固有情報をチャンネルリストに追加登録する。
第7の発明は、上記第6の発明において、固有情報は、少なくとも放送されている地域を示す受信地域情報を含んでいる。選局制御部は、既にそのチャンネルリストに登録されている固有情報が示す受信地域に対して、追加登録する固有情報が示す受信地域が同じまたは隣接関係にないとき、新たに登録する固有情報および選局されたチャンネルを別のチャンネルリストとしてチャンネルリスト記憶部に記憶させる。
第8の発明は、上記第1の発明において、選局制御部は、指定したチャンネルの信号が受信部で受信不可能であるとき、所定の終了条件を満たすまでそのチャンネルに対する受信部の受信状況の確認を継続する。
第9の発明は、デジタル放送受信装置のコンピュータに実行されるデジタル放送受信プログラムである。デジタル放送受信装置は、チャンネルリストから選局されたチャンネルのデジタル放送を受信する。チャンネルリストは、受信可能なチャンネル候補の一覧として設定される。デジタル放送受信プログラムは、受信ステップ、登録ステップ、チャンネルリスト記憶ステップ、および選局ステップをコンピュータに実行させる。受信ステップは、受信する周波数を指定されたチャンネルに応じて設定する。登録ステップは、受信ステップで指定したチャンネルの多重化信号が受信可能であるとき、受信可能なチャンネルをチャンネルリストに登録する。チャンネルリスト記憶ステップは、チャンネルリストをデジタル放送受信装置が有する記憶部に記憶させる。選局ステップは、受信可能なチャンネルのみの一覧で作成され記憶部に記憶されたチャンネルリスト、または登録ステップでチャンネルリストに登録された一部のチャンネルに対してそのチャンネルの多重化信号を復調したトランスポートストリームから分離して抽出した固有情報を登録して記憶部に記憶させたチャンネルリストに基づいて、選局を行う。
第10の発明は、チャンネルリストから選局されたチャンネルのデジタル放送を受信するデジタル放送受信方法である。チャンネルリストは、受信可能なチャンネル候補の一覧として設定される。デジタル放送受信方法は、受信ステップ、登録ステップ、チャンネルリスト記憶ステップ、および選局ステップを含む。受信ステップは、受信する周波数を指定されたチャンネルに応じて設定する。登録ステップは、受信ステップで指定したチャンネルの多重化信号が受信可能であるとき、受信可能なチャンネルをチャンネルリストに登録する。チャンネルリスト記憶ステップは、チャンネルリストを記憶する。選局ステップは、受信可能なチャンネルのみの一覧で作成されたチャンネルリスト、または登録ステップでチャンネルリストに登録された一部のチャンネルに対してそのチャンネルの多重化信号を復調したトランスポートストリームから分離して抽出した固有情報を登録したチャンネルリストに基づいて、選局を行う。
上記第1の発明によれば、チャンネルリストの作成の際、ユーザが選局可能となるチャンネルの一覧またはその一部のチャンネルに対する固有情報が登録されたチャンネルリストを優先的に作成することによって、チャンネルリストに記述される全てのチャンネルに対する固有情報を抽出する必要がないため、受信可能なチャンネルをユーザに提示して選局できるようになるまでの時間を大幅に短縮できる。
上記第2の発明によれば、チャンネルリストの作成の際、ユーザが選局可能となるチャンネルのみを一覧とした第1段階目のチャンネルリストを優先的に作成し、固有情報の登録を第2段階目に実施する。このようにチャンネルリストの作成を2段階に分けて作成することによって、受信可能なチャンネルをユーザに提示して選局できるようになるまでの時間を大幅に短縮できる。
上記第3の発明によれば、ユーザによって選択されたチャンネルに対して固有情報が登録されるため、ユーザが視聴するための選局動作等と連動して固有情報を取得することができる。
上記第4の発明によれば、最初にチャンネルリストに登録するチャンネルに対して固有情報も登録されるため、チャンネルリスト作成の初期段階から固有情報に基づいた管理を行うことができる。固有情報が放送サービスエリアを示す情報を含んでいる場合、作成するチャンネルリストが対象とする地域を管理することができる。例えば、チャンネルリスト作成中にデジタル放送受信装置の電源がOFFされたり、地域を移動したりしても初期段階で地域が登録されるため、動作エラーを防止することができる。
上記第5の発明によれば、復調処理の際に得られる情報を用いて受信の可否を判断するため、確実に指定したチャンネルが受信可能か否かを判断することができる。
上記第6の発明によれば、チャンネルリストの作成において、選局動作における多重分離処理によって得られる固有情報をチャンネルリストに追加登録するため、チャンネルリストに登録される固有情報が選局に応じて充実することができる。
上記第7の発明によれば、同じチャンネルリスト内で異なる放送地域で取得した固有情報が記述されることを防止することができ、放送地域毎のチャンネルリストとして管理することができる。
上記第8の発明によれば、指定チャンネルに対して複数回受信状況を確認するため、短時間で正確な受信状況に基づくチャンネルリストの作成が可能となる。
また、本発明のデジタル放送受信プログラムおよびデジタル放送受信方法によれば、上述したデジタル放送受信装置と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置について説明する。なお、図1は、当該デジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。なお、典型的には、本実施形態で説明するデジタル放送受信装置は、デジタル放送を視聴しながら移動可能な携帯型や車両等の移動体に搭載される受信装置である。また、本実施形態の説明においては、当該デジタル放送受信装置が受信するデジタル放送として、電波産業会(ARIB)が規定する地上デジタルテレビジョン放送の携帯向けサービス(以下、1セグメント放送と記載する)を一例として説明する。1セグメント放送の詳細については、ARIBが発行する各種資料、例えば「地上デジタルテレビジョン放送運用規定 技術資料 ARIB TR−b14」に記載されており、ここでは詳細な説明を省略する。
図1において、デジタル放送受信装置1は、アンテナ2、チューナ部3、復調部4、多重分離部5、復号部6、出力部7、選局部8、チャンネルリスト記憶部9、地域情報記憶部10、および操作部11を備えている。チューナ部3は、アンテナ2を介して選局部8から出力される指示CSに応じて指示された周波数の電波の多重化信号を受信して、復調部4へ出力する。復調部4は、チューナ部3が出力する多重化信号に対して、AGC(自動利得制御)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調、キャリア復調、ビタビ復号等を行って、トランスポートストリームTSを出力する。多重分離部5は、トランスポートストリームTSから映像/音声ストリームやNIT(Network Information Table)、SDT(Service Description Table)を分離して出力する。復号部6は、映像/音声ストリームを復号して出力部7に出力する。出力部7は、例えば映像を表示するモニタや音声を再生するスピーカであり、復号部6や選局部8からの情報を出力する。選局部8は、操作部11を用いてユーザが操作した指示信号に応じて、所定の地域で受信可能な複数のチャンネルとそれぞれのチャンネルの放送局名とを組み合わせた選局可能な一覧情報(以下、チャンネルリストと記載する)の作成を行ったり選局したりする。チャンネルリスト記憶部9は、選局部8が作成したチャンネルリストを記憶する。地域情報記憶部10は、デジタル放送における各受信エリア等の地域間の隣接関係を示す情報を予め記憶する。操作部11は、ユーザの操作に応じて、チャンネルリスト表示指示、選局指示、チャンネルリスト作成指示等を示す信号を選局部8に通知する。
デジタル放送受信装置1は、アンテナ2で放送電波を受け、放送局毎に割り当てられた所定の周波数にチューナ部3を同調させることで所望の放送局を選択して多重化信号を受信する。放送電波は、OFDM方式で伝送されており、復調部4でAGCやOFDM復調、キャリア復調、ビタビ復号等を行って、トランスポートストリームTSに復調される。ここで、地上デジタルテレビジョン放送では、1チャンネルの周波数帯域を13個のセグメントに分割し、セグメントのグループ毎に変調方式を変えることが可能となっている。例えば、12セグメントを固定受信用、1セグメントを携帯端末用に割り当て、携帯端末用の1セグメントを移動に強いQPSK方式で変調することにより移動中のテレビ受信が可能となっている。復調部4で復調されたトランスポートストリームTSは、映像/音声/データ等が多重化されており、多重分離部5にてトランスポートストリームTSから映像と音声とを分離して復号部6へ出力し、PSI/SIを分離して選局部8に出力する。そして、復号部6で分離された映像の復号および音声の復号を行う。復号された映像や音声は、出力部7にてユーザに提示される。具体的には、出力部7は、映像を液晶ディスプレイ等のモニタに表示し、音声を内蔵または外部スピーカから出力する。
また、復調部4は、AGCやOFDM復調、キャリア復調、ビタビ復号等の処理から得られる復調状態情報DIを選局部8に出力する。例えば、復調状態情報DIは、AGCの利得情報、OFDM復調のOFDMフレーム同期確立に関する情報等である。選局部8は、復調状態情報DIを用いてチューナ部3が受信中のチャンネルの受信状態を検出することができる。選局部8は、復調状態情報DIとして復調処理の前段で得られる情報(例えばAGCの利得情報)を用いた方がより早く情報を取得できる反面、復調処理の後段の情報(例えばOFDMフレーム同期確立の情報)も含めた方がより正確にチューナ部3の受信状態を把握することができる。典型的には、デジタル放送受信装置1は、CPU(セントラルプロセッサユニット)および記憶部を有しており、当該記憶部に格納されたデジタル放送受信プログラムをCPUが実行することによって、後述するチャンネルリストの作成動作(特に、復調部4、多重分離部5、復号部6、選局部8の動作)が行われる。
次に、図2〜図5を参照して、デジタル放送受信装置1がチャンネルリストを作成する動作について説明する。なお、図2は、デジタル放送受信装置1がチャンネルリストを作成する動作を示すフローチャートである。図3は、図2におけるステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作を示すサブルーチンである。図4および図5は、図2に示す動作において作成されるチャンネルリストの具体例を説明するための図である。
図2において、例えばユーザが操作部11を操作してチャンネルリスト作成指示をデジタル放送受信装置1へ入力することによって、チャンネルリスト作成処理を開始する。なお、デジタル放送受信装置1におけるデジタル放送の受信状態が所定の閾値以下に悪化したことを検出して、自動的にチャンネルリスト作成を開始してもかまわない。
チャンネルリスト作成が指示されると、選局部8は、1セグメント放送が放送される可能性のある全物理チャンネルに対する現時点の受信状況に基づいて、チャンネルリストを作成し(ステップS51)、処理を次のステップS52に進める。ここで、物理チャンネルとは、例えば1セグメント放送の場合、UHF帯の13〜62チャンネルの1チャンネル毎を示しており、各物理チャンネルに対する放送の周波数は予め一意に設定されチューナ部3が記憶している。図3を参照して、上記ステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作について説明する。
図3において、選局部8は、上記物理チャンネルから所望のチャンネルを選択し、当該チャンネルを受信する指示CSをチューナ部3に出力し(ステップS61)、処理を次のステップに進める。そして、チューナ部3は、指示CSに応じたチャンネルに周波数を合わせて受信を行う。ここで、所望のチャンネルとは、物理チャンネルとして設定されている13〜62チャンネルの何れか1つであり、例えば、上記ステップS61を繰り返す度に13〜62チャンネルの間を1チャンネルずつ順次チャンネルが変化していくものとする。
次に、選局部8は、復調部4から通知される復調状態情報DIをチェックして、上記ステップS61で選択した物理チャンネルがチューナ部3において受信可能なチャンネルか否かを判断する(ステップS62)。そして、選局部8は、受信可能チャンネルと判断した場合、処理を次のステップS63に進める。一方、選局部8は、受信不可能チャンネルと判断した場合、処理を次のステップS64に進める。復調状態情報DIとしては、上述したようなAGCの利得情報やOFDM復調のOFDMフレーム同期確立に関する情報であり、上記ステップS62において判断に用いる情報は、それらを組み合わせた情報であってもいいし、何れか一方の情報でもかまわない。例えば、チューナ部3に周波数を設定後、所定の時間が経過しても復調部4においてOFDMフレーム同期が確立されない場合、選局部8は、当該周波数のチャンネルを受信不可能チャンネルと判断する。一方、所定の時間内に同期が確立された場合、選局部8は、当該チャンネルを受信可能チャンネルと判断する。
ステップS63において、選局部8は、受信可能と判断した物理チャンネルをチャンネルリストに記述してチャンネルリスト記憶部9に記憶させる。次に、選局部8は、13〜62チャンネルまで全ての物理チャンネルに対して、上記ステップS61〜S63の処理が行われたか否かを判断する。そして、選局部8は、処理されていない物理チャンネルが残っている場合、上記ステップS61に戻って処理を繰り返す。一方、選局部8は、全物理チャンネルの処理が終了している場合、当該サブルーチンによる処理を終了する。
図2に戻り、ステップS52において、選局部8は、チャンネルリストの作成を終了するか否かを出力部7を用いてユーザに問い合わせる。そして、選局部8は、チャンネルリストの作成を終了しない場合、処理を次のステップS53に進める。一方、選局部8は、チャンネルリストの作成を終了する場合、処理を次のステップS54に進める。例えば、選局部8は、ユーザが操作部11を操作することによってチャンネルリストの作成を終了する指示が入力された場合、チャンネルリストの作成を終了すると判断する。また、選局部8は、ユーザが操作部11を操作することによってチャンネルリストの作成を継続する指示が入力された場合、または所定時間内にユーザからの指示が入力されない場合、チャンネルリストの作成を終了しないと判断する。
ステップS53において、選局部8は、チャンネルリストに登録されていない物理チャンネルに対する現時点の受信状況を検出し、受信可能と判断した物理チャンネルをチャンネルリストに記述する。そして、選局部8は、上記ステップS52に戻って処理を繰り返す。つまり、上記ステップS53と上記ステップS51とは、ほぼ同様の処理が行われるが、それらの相違点は、ステップS51では全物理チャンネルに対して受信状況を検出することに対して、ステップS53ではチャンネルリストに未登録の物理チャンネルに対する受信状況を検出する点である。例えば、上記ステップS51の処理中にデジタル放送受信装置1がトンネル内等の受信環境が悪い場所に配置されている場合、当該ステップでは配置されている地域で選局可能なチャンネルリストが作成できない。このような問題点を解決するために、ユーザがチャンネルリストの作成を終了する指示を入力するまで上記ステップS53の処理を繰り返しながら受信環境が良化することを期待することによって、当該地域で選局可能なチャンネルリストを作成することができる。
一方、ステップS54において、選局部8は、上記ステップS51またはステップS53で作成したチャンネルリストを出力部7のモニタに表示してユーザに選局を促し、処理を次のステップに進める。図4は、5つの受信可能な物理チャンネルが登録されたチャンネルリストの表示例である。図4において、チャンネルの欄に括弧で記された数字は、受信可能な物理チャンネルを示している。なお、上記ステップS54の処理時点では、多重分離部5から出力されるPSI/SI情報を受け取っていないため、各物理チャンネルに対するそれぞれの放送局名および受信地域は未調査であることが示される。しかしながら、上記チャンネルリストは、物理チャンネルのみ記述された一覧であるものの、デジタル放送受信装置1が現在配置されている地域において受信可能な物理チャンネルの一覧を示しており、ユーザは、当該チャンネルリストを用いて選局を行うことができる。
次に、選局部8は、操作部11を介してモニタ表示されたチャンネルリストから選択されたユーザ所望のチャンネルの選局指定を受け取り、当該チャンネルを受信するためのチューナ部3の周波数を合わせる指示CSを出力する(ステップS55)。そして、選局部8は、選局指定されたチャンネルの固有情報を取得し(ステップS56)、当該固有情報をチャンネルリストに記述してチャンネルリスト記憶部9に記憶させ(ステップS57)、当該フローチャートによる処理を終了する。
ここで、操作部11からの選局指示に応じて、選局部8がステップS55においてチューナ部3の周波数を合わせた場合、受信した放送電波が復調部4でトランスポートストリームTSに復調される。そして、多重分離部5は、トランスポートストリームTSから映像/音声ストリームおよびPSI/SIを分離する処理を行い、PSI/SIを選局部8に出力する。選局部8は、ステップS56において受け取ったPSI/SIを用いてチャンネルリストに必要な固有情報を抽出し、ステップS57において選局指定されたチャンネルに対して放送局名、受信地域、およびチャンネル番号をチャンネルリストに追記する。
例えば、選局部8は、NITから受信中のチャンネルのremote_control_key_idおよびservice_idを抽出し、SDTから編成チャンネル名を抽出する。そして、選局部8は、編成チャンネル名を選局指定されたチャンネルの放送局名としてそのままチャンネルリストに記述する。また、選局部8は、remote_control_key_idおよびservice_idを用いてARIBで定められた3桁番号に変換し、当該3桁番号を選局指定されたチャンネルのチャンネル番号としてチャンネルリストに記述する。さらに、選局部8は、service_idに含まれている情報を解析して、その解析結果を選局指定されたチャンネルを受信した受信地域としてチャンネルリストに記述する。
図5は、図4に示したチャンネルリストに対して1つの物理チャンネル(15)の固有情報を記述したチャンネルリストの一例である。図5において、チャンネルリストの物理チャンネル(15)に対して、チャンネルの欄にチャンネル番号「611」、放送局名の欄に放送局名「A放送」、および受信地域の欄に受信地域「京都」が記述されている。このように、受信可能な物理チャンネルの一覧と共に、選局指定された物理チャンネルにおけるPSI/SIから取得したチャンネルの3桁番号、放送局名、および受信地域を示す固有情報が少なくとも1つ登録されたチャンネルリストが作成される。
図2に示したフローチャットに基づいてチャンネルリスト作成後、ユーザは当該チャンネルリストに記述された各物理チャンネルを選択して選局を行うことができる。具体的には、操作部11を介してユーザがチャンネルUp/Down指示を入力することによってチャンネルリストに記述された物理チャンネルが順次切り替えたり、表示したチャンネルリストの一覧からユーザに所望のチャンネルを選択したりする。この選局操作により、操作部11から選局部8に選局指示が出力される。選局指示を受けた選局部8は、所望の物理チャンネルにチューナ部3の周波数を合わせる。この選局操作に応じて、デジタル放送受信装置1は、上述したステップS55〜S57と同様の動作を行う。つまり、当該選局操作に応じた物理チャンネルにおけるPSI/SIを取得し、当該物理チャンネルに対するチャンネルの3桁番号、放送局名、および受信地域を示す固有情報がさらに登録されたチャンネルリストが作成される。
図6は、図5に示したチャンネルリストに対してさらに2つの物理チャンネル(27)および(41)の固有情報を記述したチャンネルリストの一例である。図6において、チャンネルリストの物理チャンネル(27)に対して、チャンネルの欄にチャンネル番号「621」、放送局名の欄に放送局名「Bテレビ」、および受信地域の欄に受信地域「京都」が記述されている。また、チャンネルリストの物理チャンネル(41)に対して、チャンネルの欄にチャンネル番号「661」、放送局名の欄に放送局名「C放送」、および受信地域の欄に受信地域「大阪」が記述されている。このように、チャンネルリスト作成後の選局操作に応じて、チャンネルリストに記述される登録情報が徐々に増えていく。
ここで、選局部8は、選局操作に応じて受信地域を解析してチャンネルリストに記述する際、チャンネルリストに登録済の他チャンネルに対する受信地域と比較して、2つの受信地域が同じあるいは隣接関係にあるかチェックする。なお、選局部8は、2つの受信地域が隣接関係にあるか否かの判断を、地域情報記憶部10に格納された地域情報を用いて行う。例えば、図6に示したチャンネルリストでは、「京都」または「大阪」が記述され互いに隣接関係または同じ受信地域が登録されており、全て近畿地方に含まれている。このチャンネルリストに対して、上記選局操作によって受信地域「東京」を示すチャンネルが選局された場合、選局部8は、「東京」と「京都」または「大阪」とは隣接関係にないと判断する。また、選局部8は、「東京」が含まれる「関東地方」と「京都」または「大阪」を含む「近畿地方」とも隣接関係にないと判断する。したがって、選局部8は、図6に示すチャンネルリストを作成した地域とは異なる放送サービスエリアでデジタル放送を受信しており、当該チャンネルリストが現在の地域で選局可能なチャンネルリストではないと判断する。このような場合、選局部8は、出力部7を介してチャンネルリストの再作成を促すメッセージをユーザに通知する。または、選局部8は、新たに追記するチャンネル(すなわち、受信地域「東京」が判明した物理チャンネル)を別のチャンネルリストとして図6に示したチャンネルリストとは独立させて管理する。そして、選局部8は、独立させたチャンネルリストを完成させるために、上記ステップS53(図2参照)からチャンネルリストの作成処理を開始する。
このように、本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、チャンネルリストの作成の際、ユーザが選局可能となる物理チャンネルのみを一覧とした第1段階目のチャンネルリストを優先的に作成し、多重分離処理によって得られるPSI/SIに含まれる固有情報の登録を当該物理チャンネルに対する選局動作に応じて実施する。このようにチャンネルリストの作成を2段階に分けて作成することによって、受信可能なチャンネルをユーザに提示して選局できるようになるまでの時間を大幅に短縮できる。
なお、復調状態情報DIとして、AGCの利得情報やOFDM復調のOFDMフレーム同期確立に関する情報を用いて説明したが、これらに限定されるものではなく、PSI/SI情報を含まず、かつ、復調処理で得られる情報であれば他の情報を用いてもかまわない。
また、PSI/SIに含まれるNITおよびSDTから3桁番号、編成チャンネル名、および受信地域を固有情報として抽出してチャンネルリストに登録する説明をしたが、これらに限定されるものではなく、PSI/SIから抽出される他の情報をチャンネルリストに記述する場合も、本発明は同様の効果を得ることができる。
また、デジタル放送受信装置1が受信するデジタル放送として、1セグメント放送の場合を説明したが、これに限定されるものではなく、デジタル放送全般に対して本発明が同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置について説明する。なお、当該デジタル放送受信装置の構成は、図1を用いて第1の実施形態で説明したデジタル放送受信装置1と同様であるため、同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。また、当該デジタル放送受信装置がチャンネルリストを作成する全体の動作については、図2を用いて第1の実施形態で説明したフローチャートと同様であり、図2におけるステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作が異なるのみである。以下、図7を参照して、第2の実施形態における上記ステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作について説明する。なお、図7は、図2におけるステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作を示すサブルーチンである。
図7において、選局部8は、物理チャンネルから所望のチャンネルを選択し、当該チャンネルを受信する指示CSをチューナ部3に出力し(ステップS71)、処理を次のステップに進める。そして、チューナ部3は、指示CSに応じたチャンネルに周波数を合わせて受信を行う。ここで、所望のチャンネルとは、物理チャンネルとして設定されている13〜62チャンネルの何れか1つであり、例えば、上記ステップS61を繰り返す度に13〜62チャンネルの間を1チャンネルずつ順次チャンネルが変化していくものとする。
次に、選局部8は、復調部4から通知される復調状態情報DIをチェックして、上記ステップS71で選択した物理チャンネルがチューナ部3において受信可能なチャンネルか否かを判断する(ステップS72)。そして、選局部8は、受信可能チャンネルと判断した場合、処理を次のステップS73に進める。一方、選局部8は、受信不可能チャンネルと判断した場合、処理を次のステップS77に進める。復調状態情報DIは、上述した第1の実施形態を同様であるため、詳細な説明を省略する。
ステップS73において、選局部8は、受信可能と判断した物理チャンネルをチャンネルリストに記述してチャンネルリスト記憶部9に記憶させる。そして、選局部8は、チャンネルリストに記述された少なくとも1つの物理チャンネルに対して、固有情報が記述されているか否かを判断する(ステップS74)。そして、選局部8は、チャンネルリストに固有情報が記述されていない場合、処理を次のステップS75に進める。一方、選局部8は、チャンネルリストの少なくとも1つのチャンネルに対して固有情報が記述されている場合、処理を次のステップS77に進める。
ステップS75において、選局部8は、現在選択されている物理チャンネルを受信するためのチューナ部3の周波数を合わせる指示CSを出力し、当該チャンネルのPSI/SIを多重分離部5から受け取って固有情報を取得する。そして、選局部8は、取得した固有情報をチャンネルリストに記述してチャンネルリスト記憶部9に記憶させ(ステップS76)、処理を次のステップS77に進める。これらステップS75およびS76の処理を行うことによって、受信可能な物理チャンネルの一覧と共に、選局指定された物理チャンネルにおけるPSI/SIから取得したチャンネルの3桁番号、放送局名、および受信地域を示す固有情報が少なくとも1つ自動的に記述された図5に示すようなチャンネルリストが作成される。なお、上記ステップS75およびS76の処理については、上記ステップS56およびS57(図2参照)の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ステップS77において、選局部8は、13〜62チャンネルまで全ての物理チャンネルに対して、上記ステップS71〜S76の処理が行われたか否かを判断する。そして、選局部8は、処理されていない物理チャンネルが残っている場合、上記ステップS71に戻って処理を繰り返す。一方、選局部8は、全物理チャンネルの処理が終了している場合、当該サブルーチンによる処理を終了する。
このように、本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、チャンネルリストの作成の際、ユーザが選局可能となる物理チャンネルを一覧とし、少なくとも1つのチャンネルに対してPSI/SIに含まれるチャンネルの固有情報を記述した第1段階目のチャンネルリストを優先的に作成する。そして、その他の物理チャンネルに対しては、多重分離処理によってPSI/SIから得られる固有情報の登録を当該物理チャンネルに対する選局動作に応じて実施する。このようにチャンネルリストの作成を2段階に分けて作成することによって、受信可能なチャンネルをユーザに提示して選局できるようになるまでの時間を大幅に短縮できる。また、第1段階目のチャンネルリストを作成した時点(図2におけるステップS54の動作前)において、既にチャンネルリストを作成した放送サービスエリアが少なくとも1つ記述されているため、作成したチャンネルリストが対象とする地域を管理することができる。例えば、第1の実施形態における動作では、図2におけるステップS55の選局を行う前にデジタル放送受信装置1の電源がOFFされたり、ステップS52でYesが選択された後からステップS55の選局指定前に地域を移動したりすると、チャンネルリストが対象とする地域から離脱していることがあり、作成対象とした放送サービスエリアが不明となって動作エラーが発生する危険がある。しかしながら、第2の実施形態では、第1段階目のチャンネルリスト作成時点で作成対象とした地域が登録されるため、このような動作エラーを防止することができる。
なお、上記ステップS74の動作では、判断条件として固有情報を登録したチャンネルを1つとすればよいが、複数にしてもかまわない。複数の固有情報の登録を条件とすることで、チャンネルリスト作成に要する時間の短縮の効果が小さくなるが、チャンネルリストを作成した放送サービスエリアを管理するための多くの情報を第1段階目のチャンネルリスト作成直後から取得することができる。
本発明に係るデジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム、およびデジタル放送受信方法は、配置された地域で選局可能なチャンネルを選局できるまでの時間を大幅に短縮することができ、デジタル放送を視聴しながら移動可能な携帯型や車両等の移動体に搭載される装置等において有用である。
本発明の第1および第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図 図1のデジタル放送受信装置1がチャンネルリストを作成する動作を示すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係るステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作を示すサブルーチン 作成されるチャンネルリストの具体例 作成されるチャンネルリストの具体例 作成されるチャンネルリストの具体例 本発明の第2の実施形態に係るステップS51のチャンネルリスト作成処理の詳細な動作を示すサブルーチン
符号の説明
1…デジタル放送受信装置
2…アンテナ
3…チューナ部
4…復調部
5…多重分離部
6…復号部
7…出力部
8…選局部
9…チャンネルリスト記憶部
10…地域情報記憶部
11…操作部

Claims (10)

  1. 受信可能なチャンネル候補の一覧として設定されるチャンネルリストから選局されたチャンネルのデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、
    チャンネルに応じた周波数の多重化信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した多重化信号をトランスポートストリームに復調する復調部と、
    前記復調部が復調したトランスポートストリームに含まれる固有情報を分離して抽出する多重分離部と、
    前記受信部が受信するチャンネルを指定して当該チャンネルの信号が前記受信部で受信可能であるとき、受信可能なチャンネルを前記チャンネルリストに登録する選局制御部と、
    前記チャンネルリストを記憶するチャンネルリスト記憶部とを備え、
    前記選局制御部は、前記受信可能なチャンネルのみの一覧で作成されたチャンネルリスト、または当該チャンネルリストに登録された一部のチャンネルに対して当該チャンネルの多重化信号を復調したトランスポートストリームから前記多重分離部が抽出した固有情報を登録したチャンネルリストに基づいて、選局を行うことを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  2. 前記選局制御部は、前記受信可能なチャンネルのみの一覧で前記チャンネルリストを作成した後、所定の条件に応じて当該チャンネルリストに登録されたチャンネルから1つのチャンネルを選択して、当該チャンネルの前記固有情報をチャンネルリストに登録することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記選局制御部は、前記受信可能なチャンネルのみの一覧からユーザに選択させることによって、前記1つのチャンネルを選択することを特徴とする、請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記選局制御部は、前記受信部が受信するチャンネルを指定して当該チャンネルの信号が前記受信部で受信可能であるとき、最初に抽出された受信可能なチャンネルの前記固有情報をチャンネルリストに登録することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記選局制御部は、前記復調部が多重化信号を復調する処理で得られる情報を用いて、指定したチャンネルの信号が受信可能であることを検出することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記選局制御部は、前記チャンネルリストに基づいて選局された際、当該選局されたチャンネルの前記固有情報をチャンネルリストに追加登録することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  7. 前記固有情報は、少なくとも放送されている地域を示す受信地域情報を含んでおり、
    前記選局制御部は、既に当該チャンネルリストに登録されている固有情報が示す受信地域に対して、前記追加登録する固有情報が示す受信地域が同じまたは隣接関係にないとき、新たに登録する固有情報および前記選局されたチャンネルを別のチャンネルリストとして前記チャンネルリスト記憶部に記憶させることを特徴とする、請求項6に記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記選局制御部は、指定したチャンネルの信号が前記受信部で受信不可能であるとき、所定の終了条件を満たすまで当該チャンネルに対する前記受信部の受信状況の確認を継続することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  9. 受信可能なチャンネル候補の一覧として設定されるチャンネルリストから選局されたチャンネルのデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置のコンピュータに実行されるデジタル放送受信プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    受信する周波数を指定されたチャンネルに応じて設定する受信ステップと、
    前記受信ステップで指定したチャンネルの多重化信号が受信可能であるとき、受信可能なチャンネルを前記チャンネルリストに登録する登録ステップと、
    前記チャンネルリストを前記デジタル放送受信装置が有する記憶部に記憶させるチャンネルリスト記憶ステップと、
    前記受信可能なチャンネルのみの一覧で作成され前記記憶部に記憶されたチャンネルリスト、または前記登録ステップでチャンネルリストに登録された一部のチャンネルに対して当該チャンネルの多重化信号を復調したトランスポートストリームから分離して抽出した固有情報を登録して前記記憶部に記憶させたチャンネルリストに基づいて、選局を行う選局ステップとを実行させる、デジタル放送受信プログラム。
  10. 受信可能なチャンネル候補の一覧として設定されるチャンネルリストから選局されたチャンネルのデジタル放送を受信するデジタル放送受信方法であって、
    受信する周波数を指定されたチャンネルに応じて設定する受信ステップと、
    前記受信ステップで指定したチャンネルの多重化信号が受信可能であるとき、受信可能なチャンネルを前記チャンネルリストに登録する登録ステップと、
    前記チャンネルリストを記憶するチャンネルリスト記憶ステップと、
    前記受信可能なチャンネルのみの一覧で作成されたチャンネルリスト、または前記登録ステップでチャンネルリストに登録された一部のチャンネルに対して当該チャンネルの多重化信号を復調したトランスポートストリームから分離して抽出した固有情報を登録したチャンネルリストに基づいて、選局を行う選局ステップとを含む、デジタル放送受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008072503A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送受信装置及び受信方法
JP2009206949A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyocera Corp デジタル放送受信装置
JP2011049748A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp デジタル放送受信装置、及びデジタル放送受信方法

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