JP2023092653A - 研磨パッド、マウント及び研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨液の部分的な供給不足を抑制することが可能な研磨パッドを提供する。【解決手段】被加工物を研磨する研磨装置に装着される研磨パッドであって、第1面及び第2面を含み第1面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、基台の凹部に設けられたポーラス部材と、基台の第2面側に固定された研磨層と、研磨層を貫通しポーラス部材に接続された複数の貫通孔と、を備え、ポーラス部材に供給された研磨液を複数の貫通孔に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物を研磨する研磨パッド、該研磨パッドが装着されるマウント、及び、該マウントを備える研磨装置に関する。
デバイスチップの製造プロセスでは、格子状に配列された複数のストリート(分割予定ライン)によって区画された複数の領域にそれぞれデバイスが形成されたウェーハが用いられる。このウェーハをストリートに沿って分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが得られる。デバイスチップは、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の様々な電子機器に組み込まれる。
近年では、電子機器の小型化に伴い、デバイスチップに薄型化が求められている。そこで、研削装置を用いて分割前のウェーハを薄化する処理が行われることがある。研削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、被加工物を研削する研削ユニットとを備えており、研削ユニットには研削砥石を含む研削ホイールが装着される。チャックテーブルでウェーハを保持し、チャックテーブル及び研削ホイールを回転させつつ研削砥石をウェーハに接触させることにより、ウェーハが研削、薄化される(特許文献1参照)。
研削砥石によって研削されたウェーハの面(被研削面)には、微細な凹凸、傷等の加工痕が残存する。この状態のウェーハを分割してデバイスチップを製造すると、デバイスチップに加工痕が残存し、デバイスチップの抗折強度(曲げ強度)が低下する。そこで、研削後のウェーハには、研磨装置を用いた研磨加工が施される。研磨装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、被加工物を研磨する研磨ユニットとを備えており、研磨ユニットには円盤状の研磨パッドが装着される。チャックテーブルでウェーハを保持し、チャックテーブル及び研磨パッドを回転させつつ研磨パッドをウェーハに接触させることにより、ウェーハが研磨される(特許文献2参照)。これにより、ウェーハの被研削面側が平坦化されるとともに、被研削面側に残存する加工痕が除去される。
特開2000-288881号公報 特開平8-99265号公報
被加工物を研磨する際には、研磨パッドが被加工物の全体と重なるように配置される研磨装置が用いられることがある。この場合には、研磨ユニット及び研磨パッドの中央部を貫通するように形成された研磨液供給路を介して、研磨液が被加工物の中央部に供給される。そして、被加工物に供給された研磨液は、回転する被加工物の遠心力によって被加工物の中央部から外周縁に向かって広がる。その結果、被加工物の全体に研磨液が供給される。
しかしながら、被加工物のサイズや研磨加工の条件(被加工物及び研磨パッドの回転速度、研磨液の供給量等)によっては、被加工物の中央部に供給された研磨液が被加工物の外周縁まで広がらず、被加工物の外周部で研磨液が不足することがある。この場合、被加工物の外周部で加工不良が発生しやすくなる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、研磨液の部分的な供給不足を抑制することが可能な研磨パッド及びマウント、並びに、該マウントを備える研磨装置の提供を目的とする。
本発明の一態様によれば、被加工物を研磨する研磨装置に装着される研磨パッドであって、第1面及び第2面を含み該第1面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、該基台の該凹部に設けられたポーラス部材と、該基台の該第2面側に固定された研磨層と、該研磨層を貫通し該ポーラス部材に接続された複数の貫通孔と、を備え、該ポーラス部材に供給された研磨液を複数の該貫通孔に供給する研磨パッドが提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、被加工物を研磨する研磨装置に設けられ研磨パッドが装着されるマウントであって、第1面及び第2面を含み該第2面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、該基台の該凹部に設けられたポーラス部材と、該基台の該第1面から該ポーラス部材に至る研磨液供給路と、を備え、該研磨液供給路に供給された研磨液を、該ポーラス部材を介して、該基台の該第2面側に装着された該研磨パッドに供給するマウントが提供される。
なお、好ましくは、該マウントは、該研磨液を、該ポーラス部材から該研磨パッドを貫通する複数の貫通孔に供給する。
さらに、本発明の他の一態様によれば、被加工物を研磨する研磨装置であって、該被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルによって保持された該被加工物を研磨する研磨ユニットと、を備え、該研磨ユニットは、スピンドルと、該スピンドルの先端部に固定され研磨パッドが装着されるマウントを、を備え、該マウントは、第1面及び第2面を含み該第2面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、該基台の該凹部に設けられたポーラス部材と、該基台の該第1面から該ポーラス部材に至る研磨液供給路と、を備え、該研磨液供給路に供給された研磨液を、該ポーラス部材を介して、該基台の該第2面側に装着された該研磨パッドに供給する研磨装置が提供される。
なお、好ましくは、該研磨装置は、該研磨液を、該ポーラス部材から該研磨パッドを貫通する複数の貫通孔に供給する。
本発明の一態様に係る研磨パッド及びマウントは、研磨液が供給されるポーラス部材を備える。これにより、研磨パッド及びマウントの内部において、研磨液を研磨パッド及びマウントの中央部から外周縁側に流動させることが可能になり、被加工物の中央部のみでなく外周部にも研磨液が供給されやすくなる。その結果、研磨液の部分的な供給不足が抑制され、加工不良の発生が防止される。
研磨装置を示す斜視図である。 図2(A)は第1マウントの上面側を示す斜視図であり、図2(B)は第1マウントの下面側を示す斜視図である。 図3(A)は第1研磨パッドの上面側を示す斜視図であり、図3(B)は第1研磨パッドの下面側を示す斜視図である。 第1マウントに装着された第1研磨パッドで被加工物を研磨する研磨装置を示す一部断面側面図である。 図5(A)は第2マウントの上面側を示す斜視図であり、図5(B)は第2マウントの下面側を示す斜視図である。 図6(A)は第2研磨パッドの上面側を示す斜視図であり、図6(B)は第2研磨パッドの下面側を示す斜視図である。 第2マウントに装着された第2研磨パッドで被加工物を研磨する研磨装置を示す一部断面側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一態様に係る実施形態を説明する。まず、本実施形態に係る研磨装置の構成例について説明する。図1は、研磨装置2を示す斜視図である。なお、図1において、X軸方向(第1水平方向、前後方向)とY軸方向(第2水平方向、左右方向)とは、互いに垂直な方向である。また、Z軸方向(鉛直方向、高さ方向、上下方向)は、X軸方向及びY軸方向と垂直な方向である。
研磨装置2は、研磨装置2を構成する各構成要素を支持又は収容する直方体状の基台4を備える。基台4の前端部には、カセット8a,8bが載置されるカセット載置領域(カセット載置台)6a,6bが設けられている。カセット8a,8bは、複数の被加工物11を収容可能な容器であり、それぞれカセット載置領域6a,6b上に配置される。カセット8aには研磨加工前の被加工物11が収容され、カセット8bには研磨加工後の被加工物11が収容される。
例えば被加工物11は、シリコン等の半導体材料でなる円盤状のウェーハであり、互いに概ね平行な表面11a及び裏面11bを備える。被加工物11は、互いに交差するように格子状に配列された複数のストリート(分割予定ライン)によって、複数の矩形状の領域に区画されている。また、ストリートによって区画された複数の領域の表面11a側にはそれぞれ、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)、LED(Light Emitting Diode)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス等のデバイス(不図示)が形成されている。
被加工物11をストリートに沿って分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。また、分割前の被加工物11の裏面11b側に研削加工を施して被加工物11を薄化することにより、薄型化されたデバイスチップが得られる。さらに、研削加工後の被加工物11の裏面11b側に研磨装置2を用いた研磨加工を施すことにより、被加工物11の裏面11b(被研削面)側が平坦化されるとともに、被加工物11の裏面11bに残存する微細な凹凸、傷等の加工痕が除去される。
研磨装置2で被加工物11の裏面11b側を研磨する際には、被加工物11の表面11a側に保護部材13が貼付される。保護部材13としては、円形に形成されたフィルム状の基材と、基材上に設けられた粘着層(糊層)とを備えるテープを用いることができる。例えば、基材はポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタラート等の樹脂でなり、粘着層はエポキシ系、アクリル系、又はゴム系の接着剤等でなる。また、粘着層は、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化性樹脂であってもよい。保護部材13によって、被加工物11の表面11a側(デバイス側)が保護される。
被加工物11は、保護部材13が貼付された状態でカセット8aに収容される。そして、複数の被加工物11を収容したカセット8aがカセット載置領域6a上に載置される。なお、被加工物11の種類、材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば被加工物11は、シリコン以外の半導体(GaAs、InP、GaN、SiC等)、サファイア、ガラス(石英ガラス、ホウケイ酸ガラス等)、セラミックス、樹脂、金属等でなる基板であってもよい。また、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。
基台4の上面側のうちカセット載置領域6a,6bの間に位置する領域には、開口4aが設けられている。開口4aの内側には、被加工物11を搬送する第1搬送機構10が設けられている。また、開口4aの前方には、研磨装置2に各種の情報(加工条件等)を入力するための操作パネル12が設置されている。
第1搬送機構10の斜め後方には、被加工物11の位置を調節する位置調節機構(アライメント機構)14が設けられている。カセット8aに収容された被加工物11は、第1搬送機構10によって位置調節機構14上に搬送される。そして、位置調節機構14は、被加工物11を挟み込むことによって被加工物11の位置を調節する。また、位置調節機構14の近傍には、被加工物11を保持して旋回する第2搬送機構(ローディングアーム)16が設けられている。
基台4の上面側のうち第2搬送機構16の後方に位置する領域には、長手方向がX軸方向に沿うように形成された矩形状の開口4bが設けられている。開口4bの内側には、被加工物11を保持するチャックテーブル(保持テーブル)18が設けられている。チャックテーブル18の上面は、水平面(XY平面)と概ね平行な平坦面であり、被加工物11を保持する保持面18aを構成している。保持面18aは、チャックテーブル18の内部に形成された吸引路(不図示)、バルブ(不図示)等を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続されている。
チャックテーブル18には、X軸移動機構20が連結されている。例えばX軸移動機構20は、ボールねじ式の移動機構であり、X軸方向に沿って配置されたボールねじ(不図示)と、ボールねじを回転させるパルスモータ(不図示)とを備える。また、X軸移動機構20はチャックテーブル18を囲むテーブルカバー22を備えており、テーブルカバー22の前方及び後方にはX軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の防塵防滴カバー24が設けられている。テーブルカバー22及び防塵防滴カバー24によって、X軸移動機構20の構成要素(ボールねじ、パルスモータ等)が覆われる。
位置調節機構14によって位置合わせが行われた被加工物11は、第2搬送機構16によってチャックテーブル18の保持面18a上に搬送され、チャックテーブル18によって保持される。そして、X軸移動機構20は、チャックテーブル18をテーブルカバー22とともにX軸方向に沿って移動させる。また、チャックテーブル18には、チャックテーブル18をZ軸方向と概ね平行な回転軸の周りで回転させるモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。
基台4の後端部には、直方体状の支持構造26が設けられている。支持構造26の前面側には、Z軸移動機構28が設けられている。Z軸移動機構28は、支持構造26の前面側にZ軸方向に沿って固定された一対のガイドレール30を備える。一対のガイドレール30には、平板状の移動プレート32がスライド可能に装着されている。
移動プレート32の後面側(裏面側)には、ナット部(不図示)が設けられている。このナット部には、一対のガイドレール30の間にZ軸方向に沿って配置されたボールねじ34が螺合されている。また、ボールねじ34の端部にはパルスモータ36が連結されている。パルスモータ36によってボールねじ34を回転させると、移動プレート32がガイドレール30に沿ってZ軸方向に移動する。
移動プレート32の前面側(表面側)には、支持部材38が設けられている。支持部材38は、チャックテーブル18によって保持された被加工物11を研磨する研磨ユニット40を支持している。
研磨ユニット40は、支持部材38によって支持された中空の円柱状のハウジング42を備える。ハウジング42には、Z軸方向に沿って配置された円柱状のスピンドル44が回転可能な状態で収容されている。スピンドル44の先端部(下端部)はハウジング42の外部に露出しており、スピンドル44の基端部(上端部)にはモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。
スピンドル44の先端部には、円盤状のマウント46が固定されている。そして、マウント46には、被加工物11を研磨する円盤状の研磨パッド48が装着される。例えば研磨パッド48は、ボルト50等の固定具によってマウント46の下面側に固定される。研磨パッド48は、回転駆動源からスピンドル44及びマウント46を介して伝達される動力により、Z軸方向と概ね平行な回転軸の周りを回転する。
被加工物11を研磨する際は、まず、X軸移動機構20によってチャックテーブル18を移動させ、被加工物11を研磨ユニット40の下方に位置付ける。そして、チャックテーブル18及びスピンドル44を回転させつつ研磨ユニット40をZ軸移動機構28によって所定の速度で下降させる。これにより、回転する研磨パッド48が被加工物11の被研磨面に接触し、被加工物11が研磨される。
研磨ユニット40の内部には、研磨液供給路52がZ軸方向に沿って形成されている。研磨液供給路52の一端側(上端側)は、バルブ54を介して研磨液供給源56に接続されている。また、研磨液供給路52の他端側(下端側)は、マウント46に接続されている。被加工物11を研磨する際には、研磨液供給源56から供給された研磨液がバルブ54及び研磨液供給路52を介してマウント46に流入し、研磨パッド48及び被加工物11に供給される。
第2搬送機構16と隣接する位置には、被加工物11を保持して旋回する第3搬送機構(アンローディングアーム)58が配置されている。また、第3搬送機構58の前方側には、被加工物11を洗浄する洗浄ユニット60が配置されている。研磨ユニット40によって研磨された被加工物11は、第3搬送機構58によってチャックテーブル18から洗浄ユニット60に搬送され、洗浄ユニット60によって洗浄される。
例えば洗浄ユニット60は、被加工物11を保持して回転するスピンナテーブル(不図示)と、純水等の洗浄液を供給するノズル(不図示)とを備える。スピンナテーブルで被加工物11を保持し、スピンナテーブルを回転させつつノズルから被加工物11に洗浄液を供給すると、被加工物11が洗浄される。これにより、被加工物11に付着している加工屑、研磨液等が除去される。そして、洗浄後の被加工物11は、第1搬送機構10によって洗浄ユニット60から搬出され、カセット8bに収容される。
また、研磨装置2は、研磨装置2を構成する各構成要素(第1搬送機構10、操作パネル12、位置調節機構14、第2搬送機構16、チャックテーブル18、X軸移動機構20、Z軸移動機構28、研磨ユニット40、バルブ54、研磨液供給源56、第3搬送機構58、洗浄ユニット60等)に接続された制御ユニット(制御部、制御装置)62を備える。制御ユニット62は、研磨装置2の各構成要素に制御信号を出力することにより、研磨装置2の稼働を制御する。
例えば制御ユニット62は、コンピュータによって構成され、研磨装置2の稼働に必要な演算を行う演算部と、研磨装置2の稼働に用いられる各種の情報(データ、プログラム等)を記憶する記憶部とを含む。演算部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含んで構成される。また、記憶部は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリを含んで構成される。
次に、研磨ユニット40が備えるマウント46と、マウント46に装着される研磨パッド48との詳細について説明する。図2(A)はマウント46の上面側を示す斜視図であり、図2(B)はマウント46の下面側を示す斜視図である。
マウント46は、円盤状の基台70を備える。例えば基台70は、SUS(ステンレス鋼)等の金属でなり、互いに概ね平行な第1面(上面)70a及び第2面(下面)70bを含む。
基台70の中央部には、第1面70aから第2面70bに至り基台70を厚さ方向に貫通する円柱状の研磨液供給路(貫通孔)70cが設けられている。また、基台70の外周部には、第1面70aから第2面70bに至り基台70を厚さ方向に貫通する複数の円柱状の挿入孔(貫通孔)70dが設けられている。複数の挿入孔70dは、基台70の周方向に沿って概ね等間隔に配列される。なお、図2(A)及び図2(B)には2個の挿入孔70dを図示しているが、挿入孔70dの数に制限はない。
基台70の第1面70a側は、スピンドル44(図1参照)に連結される。これにより、研磨液供給路70cが研磨液供給路52(図1参照)に接続される。なお、マウント46は、スピンドル44と同一の部材であってもよいし、スピンドル44とは独立した部材でありスピンドル44に対して着脱可能であってもよい。また、挿入孔70dにはボルト50(図1参照)が挿入される。
図3(A)は研磨パッド48の上面側を示す斜視図であり、図3(B)は研磨パッド48の下面側を示す斜視図である。研磨パッド48は、マウント46に装着される円盤状の基台72と、基台72に固定された円盤状の研磨層78とを備える。
例えば基台72は、アルミニウム、アルミニウム合金、SUS(ステンレス鋼)等の金属や、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂でなり、互いに概ね平行な第1面(上面)72a及び第2面(下面)72bを含む。また、基台72の第1面72a側の中央部には、円柱状の凹部(溝)72cが設けられている。凹部72cは、第1面72aから第2面72b側に向かって形成され、基台72と同心円状に配置されている。
凹部72cには、円盤状のポーラス部材74が嵌め込まれている。ポーラス部材74は、ポーラスセラミックス、ポーラス樹脂、ポーラスメタル等の多孔質材料でなる部材であり、厚さ方向及び径方向に連通する空孔を含んでいる。ポーラス部材74の気孔率(ポーラス部材74の体積に対する空孔の体積の割合)は、例えば20%以上80%以下、好ましくは30%以上70%以下である。例えばポーラス部材74は、接着剤によって凹部72cの底面及び側壁に固定される。なお、凹部72cの深さとポーラス部材74の厚さとは概ね等しく、基台72の第1面72aとポーラス部材74の表面(上面)74aとは概ね同一平面上に配置されている。
また、基台72の第1面72a側には、環状のシール部材76が設けられている。例えばシール部材76は、ゴムでなるOリングであり、凹部72cの半径方向外側に設けられる。シール部材76の下端部は基台72の第1面72a側に埋没され、シール部材76の上端部は基台72から露出している。
基台72の外周部の第1面72a側には、第1面72aから第2面72bに向かって形成された複数の円柱状のねじ孔72dが設けられている。ねじ孔72dは、マウント46の挿入孔70d(図2(A)及び図2(B)参照)と同数設けられ、基台72の周方向に沿って概ね等間隔に配列される。ねじ孔72dには、ボルト50(図1参照)の先端部が挿入されてねじ込まれる。
基台72の第2面72b側には、基台72と概ね同径に形成された円盤状の研磨層78が固定されている。研磨層78は、不織布、発泡ウレタン等でなり、互いに概ね平行な第1面(上面)78a及び第2面(下面)78bを含む。また、研磨層78は、研磨材として砥粒(固定砥粒)を含有している。砥粒としては、例えば粒径が0.1μm以上10μm以下程度のシリカが用いられる。ただし、砥粒の粒径、材質等は、研磨対象物の材質等に応じて適宜選択される。
研磨層78には、第1面78aから第2面78bに至り研磨層78を厚さ方向に貫通する複数の円柱状の貫通孔78cが、研磨層78の全体にわたって設けられている。例えば、研磨層78の半径方向に沿って放射状に配列された複数(図3(B)では12本)の仮想線に沿って、複数の貫通孔78cが配列される。ただし、貫通孔78cの数及び配列に制限はない。
基台72及び研磨層78の直径は、例えば300mm以上500mm以下である。そして、研磨層78の中心に最も近い貫通孔78cは、例えば研磨層78の中心から50mm以内の領域、好ましくは10mm以内の領域に設けられる。また、研磨層78の外周縁に最も近い貫通孔78cは、例えば研磨層78の外周縁から50mm以内の領域、好ましくは10mm以内の領域に設けられる。
複数の貫通孔78cはそれぞれ、ポーラス部材74と重なる位置に設けられ、ポーラス部材74に接続されている。具体的には、貫通孔78cの上端部は基台72の第2面72b側に入り込み、ポーラス部材74の下面に達している(図4参照)。
図4は、マウント46に装着された研磨パッド48で被加工物11を研磨する研磨装置2を示す一部断面側面図である。研磨パッド48で被加工物11を研削する際には、まず、被加工物11がチャックテーブル18によって保持される。例えば被加工物11は、表面11a側(保護部材13側)が保持面18aと対面し裏面11b側が上方に露出するように、チャックテーブル18上に配置される。この状態で、保持面18aに吸引源の吸引力(負圧)を作用させると、被加工物11が保護部材13を介してチャックテーブル18によって吸引保持される。
また、マウント46に研磨パッド48が装着される。具体的には、まず、基台70の第2面70bと基台72の第1面72aとが接触するように、研磨パッド48が配置される。このとき、基台70の挿入孔70dと基台72のねじ孔72dとが連結されるように、研磨パッド48の角度が調節される。そして、ボルト50が挿入孔70dに挿入され、ねじ孔72dにねじ込まれる。これにより、ボルト50が締結され、研磨パッド48がマウント46に固定される。
被加工物11を保持したチャックテーブル18は、X軸移動機構20(図1参照)によって研磨ユニット40の下方に位置付けられる。このとき被加工物11は、裏面11b(被研磨面)の全体が研磨パッド48の研磨層78と重なるように配置される。そして、チャックテーブル18及びスピンドル44を回転させつつ、Z軸移動機構28(図1参照)によって研磨ユニット40を下降させる。これにより、回転する研磨層78の第2面78bが被加工物11の裏面11b側に押し当てられ、被加工物11の裏面11b側が研磨される。
被加工物11の研磨中は、研磨液供給源56からバルブ54を介して研磨液供給路52に研磨液が供給される。そして、研磨液供給路52から研磨液供給路70cに流入した研磨液が、ポーラス部材74の内部の空孔を介して複数の貫通孔78cに供給される。その結果、複数の貫通孔78cの下端から研磨液が流出し、被加工物11の裏面11b側に供給される。
なお、研磨層78の第2面78b側には、複数の貫通孔78cの下端を連結する線状の溝(不図示)が設けられていてもよい。この場合、被加工物11に供給された洗浄液が被加工物11の裏面11bに沿って流動しやすくなり、研磨液が被加工物11の裏面11b側の全体に広がりやすくなる。
研磨液としては、砥粒を含まない研磨液が用いられる。例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を含むアルカリ溶液、過マンガン酸塩等を含む酸性液、純水等が研磨液として用いられる。ただし、研磨層78に砥粒(固定砥粒)が含まれていない場合には、砥粒(遊離砥粒)が分散された薬液(スラリー)を研磨液として用いてもよい。
研磨パッド48で被加工物11の裏面11b側を研磨すると、被加工物11の裏面11b側が平坦化されるとともに、被加工物11の裏面11b側に残存する加工痕が除去される。そして、研磨ユニット40が所定の位置まで下降すると、被加工物11の研磨量(研磨前後の被加工物11の厚さの差)が所定の値に達し、被加工物11の研磨が停止される。
被加工物11の研磨に上記の研磨パッド48を用いると、研磨液供給路70cからポーラス部材74に流入した研磨液に回転する研磨パッド48の遠心力が作用し、研磨液がポーラス部材74の内部の空孔を介してポーラス部材74の外周縁側に流動して広がる。そして、ポーラス部材74から複数の貫通孔78cそれぞれに研磨液が流入し、複数の貫通孔78cの下端から被加工物11に研磨液が供給される。これにより、被加工物11の中心から外周縁に至る広い範囲に十分な量の研磨液が供給される。
なお、図4では複数の貫通孔78cの上端側が基台72の第2面72b側に入り込んでポーラス部材74の下面に達している構成例を示しているが、ポーラス部材74と複数の貫通孔78cとを連結可能であれば、ポーラス部材74及び貫通孔78cの構成に制限はない。例えば、ポーラス部材74の厚さが基台72の厚さと概ね等しく、ポーラス部材74の下面が基台72の第2面72bで露出していてもよい。この場合には、貫通孔78cが研磨層78のみに形成され、ポーラス部材74と貫通孔78cとが基台72と研磨層78との境界面で接続される。
また、図4では研磨パッド48にポーラス部材74が設けられている構成例を示しているが、マウント46にポーラス部材を設けることもできる。以下、マウント46及び研磨パッド48の変形例について説明する。
図5(A)はマウント46Aの上面側を示す斜視図であり、図5(B)はマウント46Aの下面側を示す斜視図である。なお、マウント46Aは、図2(A)及び図2(B)に示すマウント46の変形例に相当する。
マウント46Aは、円盤状の基台80を備える。例えば基台80は、SUS(ステンレス鋼)等の金属でなり、互いに概ね平行な第1面(上面)80a及び第2面(下面)80bを含む。
基台80の第1面80a側の中央部には、第1面80aから第2面80b側に向かって形成され基台80を厚さ方向に貫通する円柱状の研磨液供給路(貫通孔)80cが設けられている。研磨液供給路80cは、第1面80aから後述のポーラス部材82に至るように形成され、ポーラス部材82に接続されている。
基台80の外周部には、第1面80aから第2面80bに至り基台80を厚さ方向に貫通する複数の円柱状の挿入孔(貫通孔)80dが設けられている。複数の挿入孔80dは、基台80の周方向に沿って概ね等間隔に配列される。なお、図5(A)及び図5(B)には2個の挿入孔80dを図示しているが、挿入孔80dの数に制限はない。
基台80の第2面80b側の中央部には、円柱状の凹部(溝)80eが設けられている。凹部80eは、第2面80bから第1面80a側に向かって形成され、基台80と同心円状に配置されている。また、凹部80eには円盤状のポーラス部材82が嵌め込まれている。ポーラス部材82は、ポーラスセラミックス、ポーラス樹脂、ポーラスメタル等の多孔質材料でなる部材であり、厚さ方向及び径方向に連通する空孔を含んでいる。ポーラス部材82の気孔率(ポーラス部材82の体積に対する空孔の体積の割合)は、例えば20%以上80%以下、30%以上70%以下である。
例えばポーラス部材82は、接着剤によって凹部80eの底面及び側壁に固定される。これにより、研磨液供給路80c(図5(A)参照)の下端がポーラス部材82に接続される。なお、凹部80eの深さとポーラス部材82の厚さとは概ね等しく、基台80の第2面80bとポーラス部材82の表面(下面)82aとは概ね同一平面上に配置されている。
基台80の第1面80a側は、スピンドル44(図1参照)に連結される。これにより、研磨液供給路80cが研磨液供給路52(図1参照)に接続される。なお、マウント46Aは、スピンドル44と同一の部材であってもよいし、スピンドル44とは独立した部材でありスピンドル44に対して着脱可能であってもよい。また、挿入孔80dにはボルト50(図1参照)が挿入される。
図6(A)は研磨パッド48Aの上面側を示す斜視図であり、図6(B)は研磨パッド48Aの下面側を示す斜視図である。なお、研磨パッド48Aは、図3(A)及び図3(B)に示す研磨パッド48の変形例に相当する。研磨パッド48Aは、マウント46Aに装着される円盤状の基台84と、基台84に固定された円盤状の研磨層88とを備える。
例えば基台84は、SUS(ステンレス鋼)等の金属でなり、互いに概ね平行な第1面(上面)84a及び第2面(下面)84bを含む。また、基台84には、第1面84aから第2面84bに至り基台84を厚さ方向に貫通する複数の円柱状の貫通孔84cが、基台84の全体にわたって設けられている。例えば、基台84の半径方向に沿って放射状に配列された複数(図6(A)では12本)の仮想線に沿って、複数の貫通孔84cが配列される。ただし、貫通孔84cの数及び配列に制限はない。
基台84の直径は、例えば300mm以上500mm以下である。そして、基台84の中心に最も近い貫通孔84cは、例えば基台84の中心から50mm以内の領域、好ましくは10mm以内の領域に設けられる。また、基台84の外周縁に最も近い貫通孔84cは、例えば基台84の外周縁から50mm以内の領域、好ましくは10mm以内の領域に設けられる。
また、基台84の第1面84a側には、環状のシール部材86が設けられている。例えばシール部材86は、ゴムでなるOリングであり、平面視で複数の貫通孔84cを囲むように設けられる。シール部材86の下端部は基台84の第1面84aに埋没され、シール部材86の上端部は基台84から露出している。
基台84の外周部の第1面84a側には、第1面84aから第2面84bに向かって形成された複数の円柱状のねじ孔84dが設けられている。ねじ孔84dは、マウント46Aの挿入孔80d(図5(A)及び図5(B)参照)と同数設けられ、基台84の周方向に沿って概ね等間隔に配列される。ねじ孔84dには、ボルト50(図1参照)の先端部が挿入されてねじ込まれる。
基台84の第2面84b側には、基台84と概ね同径に形成された円盤状の研磨層88が固定されている。研磨層88は、互いに概ね平行な第1面(上面)88a及び第2面(下面)88bを含む。なお、研磨層88の材質、研磨層88に含有される砥粒(固定砥粒)の粒径、材質等は、研磨層78(図3(A)及び図3(B)参照)と同様である。
研磨層88には、第1面88aから第2面88bに至り研磨層88を厚さ方向に貫通する複数の円柱状の貫通孔88cが、研磨層88の全体にわたって設けられている。例えば、研磨層88の半径方向に沿って放射状に配列された複数(図6(B)では12本)の仮想線に沿って、複数の貫通孔88cが配列される。ただし、貫通孔88cの数及び配列に制限はない。
研磨層88の直径は、例えば300mm以上500mm以下である。そして、研磨層88の中心に最も近い貫通孔88cは、例えば研磨層88の中心から50mm以内の領域、好ましくは10mm以内の領域に設けられる。また、研磨層88の外周縁に最も近い貫通孔88cは、例えば研磨層88の外周縁から50mm以内の領域、好ましくは10mm以内の領域に設けられる。
研磨層88の角度は、貫通孔84cと貫通孔88cとが連結されるように調節される(図7参照)。これにより、研磨パッド48Aを厚さ方向に貫通する複数の貫通孔が構成される。また、貫通孔84c及び貫通孔88cは、研磨パッド48Aがマウント46Aに装着された際にポーラス部材74と重なる位置に設けられる(図7参照)。
図7は、マウント46Aに装着された研磨パッド48Aで被加工物11を研磨する研磨装置2を示す一部断面側面図である。研磨パッド48Aで被加工物11を研削する際には、マウント46Aに研磨パッド48Aが装着される。具体的には、まず、基台80の第2面80bと基台84の第1面84aとが接触するように、研磨パッド48Aが配置される。このとき、基台80の挿入孔80dと基台84のねじ孔84dとが連結されるように、研磨パッド48Aの角度が調節される。そして、ボルト50が挿入孔80dに挿入され、ねじ孔84dにねじ込まれる。これにより、ボルト50が締結され、研磨パッド48Aがマウント46Aに固定される。
チャックテーブル18及びスピンドル44を回転させつつ、Z軸移動機構28(図1参照)によって研磨ユニット40を下降させると、回転する研磨層88の第2面88bが被加工物11の裏面11b側に押し当てられ、被加工物11の裏面11b側が研磨される。また、被加工物11の研磨中は、研磨液供給源56からバルブ54を介して研磨液供給路52に研磨液が供給される。そして、研磨液供給路52から研磨液供給路80cに流入した研磨液が、ポーラス部材82の内部の空孔を介して貫通孔84c,88cに供給される。その結果、複数の貫通孔88cの下端から研磨液が流出し、被加工物11の裏面11b側に供給される。
なお、研磨層88の第2面88b側には、複数の貫通孔88cの下端を連結する線状の溝(不図示)が設けられていてもよい。この場合、被加工物11に供給された洗浄液が被加工物11の裏面11bに沿って流動しやすくなり、研磨液が被加工物11の裏面11b側の全体に広がりやすくなる。
被加工物11の研磨に上記のマウント46Aを用いると、研磨液供給路80cからポーラス部材82に流入した研磨液に回転するマウント46Aの遠心力が作用し、研磨液がポーラス部材82の内部の空孔を介してポーラス部材82の外周縁側に流動して広がる。そして、ポーラス部材82から複数の貫通孔84cそれぞれに研磨液が流入し、複数の貫通孔88cの下端から被加工物11に研磨液が供給される。これにより、被加工物11の中心から外周縁に至る広い範囲に十分な量の研磨液が供給される。
なお、スピンドル44にマウント46A(図5(A)及び図5(B)参照)を固定し、マウント46Aに研磨パッド48(図3(A)及び図3(B))を装着することもできる。この場合には、マウント46Aのポーラス部材82と研磨パッド48のポーラス部材74とが接触し、ポーラス部材82の空孔とポーラス部材74の空孔とが連結される。
以上の通り、本実施形態に係る研磨パッド48は、研磨液が供給されるポーラス部材74を備える(図3(A)及び図4参照)。これにより、研磨パッド48の内部において、研磨液を研磨パッド48の中央部から外周縁側に流動させることが可能になる。同様に、本実施形態に係るマウント46Aは、研磨液が供給されるポーラス部材82を備える(図5(B)及び図7参照)。これにより、マウント46Aの内部において、研磨液をマウント46Aの中央部から外周縁側に流動させることが可能になる。その結果、被加工物11の中央部のみでなく外周部にも研磨液が供給されやすくなり、研磨液の部分的な供給不足が抑制される。
なお、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 被加工物
11a 表面
11b 裏面
13 保護部材
2 研磨装置
4 基台
4a,4b 開口
6a,6b カセット載置領域(カセット載置台)
8a,8b カセット
10 第1搬送機構
12 操作パネル
14 位置調節機構(アライメント機構)
16 第2搬送機構(ローディングアーム)
18 チャックテーブル(保持テーブル)
18a 保持面
20 X軸移動機構
22 テーブルカバー
24 防塵防滴カバー
26 支持構造
28 Z軸移動機構
30 ガイドレール
32 移動プレート
34 ボールねじ
36 パルスモータ
38 支持部材
40 研磨ユニット
42 ハウジング
44 スピンドル
46,46A マウント
48,48A 研磨パッド
50 ボルト
52 研磨液供給路
54 バルブ
56 研磨液供給源
58 第3搬送機構(アンローディングアーム)
60 洗浄ユニット
62 制御ユニット(制御部、制御装置)
70 基台
70a 第1面(上面)
70b 第2面(下面)
70c 研磨液供給路(貫通孔)
70d 挿入孔(貫通孔)
72 基台
72a 第1面(上面)
72b 第2面(下面)
72c 凹部(溝)
72d ねじ孔
74 ポーラス部材
74a 表面(上面)
76 シール部材
78 研磨層
78a 第1面(上面)
78b 第2面(下面)
78c 貫通孔
80 基台
80a 第1面(上面)
80b 第2面(下面)
80c 研磨液供給路(貫通孔)
80d 挿入孔(貫通孔)
80e 凹部(溝)
82 ポーラス部材
82a 表面(下面)
84 基台
84a 第1面(上面)
84b 第2面(下面)
84c 貫通孔
84d ねじ孔
86 シール部材
88 研磨層
88a 第1面(上面)
88b 第2面(下面)
88c 貫通孔

Claims (5)

  1. 被加工物を研磨する研磨装置に装着される研磨パッドであって、
    第1面及び第2面を含み該第1面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、
    該基台の該凹部に設けられたポーラス部材と、
    該基台の該第2面側に固定された研磨層と、
    該研磨層を貫通し該ポーラス部材に接続された複数の貫通孔と、を備え、
    該ポーラス部材に供給された研磨液を複数の該貫通孔に供給することを特徴とする研磨パッド。
  2. 被加工物を研磨する研磨装置に設けられ研磨パッドが装着されるマウントであって、
    第1面及び第2面を含み該第2面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、
    該基台の該凹部に設けられたポーラス部材と、
    該基台の該第1面から該ポーラス部材に至る研磨液供給路と、を備え、
    該研磨液供給路に供給された研磨液を、該ポーラス部材を介して、該基台の該第2面側に装着された該研磨パッドに供給することを特徴とするマウント。
  3. 該研磨液を、該ポーラス部材から該研磨パッドを貫通する複数の貫通孔に供給することを特徴とする請求項2に記載のマウント。
  4. 被加工物を研磨する研磨装置であって、
    該被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルによって保持された該被加工物を研磨する研磨ユニットと、を備え、
    該研磨ユニットは、
    スピンドルと、
    該スピンドルの先端部に固定され研磨パッドが装着されるマウントを、を備え、
    該マウントは、第1面及び第2面を含み該第2面側に凹部が設けられた円盤状の基台と、該基台の該凹部に設けられたポーラス部材と、該基台の該第1面から該ポーラス部材に至る研磨液供給路と、を備え、該研磨液供給路に供給された研磨液を、該ポーラス部材を介して、該基台の該第2面側に装着された該研磨パッドに供給することを特徴とする研磨装置。
  5. 該研磨液を、該ポーラス部材から該研磨パッドを貫通する複数の貫通孔に供給することを特徴とする請求項4に記載の研磨装置。
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