JP2023092117A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】媒体に印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、キャリッジを走査方向に移動可能な動力源と、を備える。動力源が駆動制御される区間に含まれる複数の制御区間毎に動力源の動力負荷値が取得される。動力源が駆動制御されている状態で、複数の制御区間毎に取得された動力源の動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に異なる閾値が設定可能である。動力源が駆動制御されているときに、複数の制御区間のうち所定の制御区間において、その所定の制御区間に設定した閾値を動力源の動力負荷値が超えたことに基づいてエラー判定が行われる。
【選択図】図6
【解決手段】媒体に印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、キャリッジを走査方向に移動可能な動力源と、を備える。動力源が駆動制御される区間に含まれる複数の制御区間毎に動力源の動力負荷値が取得される。動力源が駆動制御されている状態で、複数の制御区間毎に取得された動力源の動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に異なる閾値が設定可能である。動力源が駆動制御されているときに、複数の制御区間のうち所定の制御区間において、その所定の制御区間に設定した閾値を動力源の動力負荷値が超えたことに基づいてエラー判定が行われる。
【選択図】図6
Description
本発明は、印刷ヘッドが搭載されたキャリッジを走査方向に移動させることにより、媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
例えば、特許文献1には、印刷ヘッドが搭載されたキャリッジを走査方向に移動させ、媒体を搬送方向に搬送させることにより媒体に印刷を行う印刷装置が開示されている。このような印刷装置は、キャリッジを走査方向に移動させるための動力源を備えており、動力源の駆動制御により、キャリッジを走査方向に移動させることができる。
また、このような印刷装置においては、駆動源の駆動制御が行われるときにキャリッジの移動速度が閾値よりも低下した場合、紙ジャム等、キャリッジの移動に関するエラーが発生したと判定することができる。キャリッジの移動に関するエラーが発生したと判定した場合、動力源の駆動制御の停止により、キャリッジの移動を停止させることができる。
しかしながら、このような印刷装置では、キャリッジの移動に関するエラーが発生した場合、エラーが発生したと判定するタイミングが遅れると、動力源の駆動制御の停止が遅れてしまう。このような場合、キャリッジの移動に関する構成へのダメージが大きくなってしまうこともある。このため、キャリッジの移動に関するエラーが発生した場合、エラーが発生したと判定するエラー判定時間の短縮が望まれている。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを走査方向に移動可能な動力源と、前記動力源を駆動制御するように構成される制御部と、を備え、前記制御部によって前記動力源が駆動制御される区間は、複数の制御区間を含み、前記制御部は、前記動力源を駆動制御している状態で前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を取得し、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて、前記複数の制御区間毎に異なる閾値を設定可能であり、前記制御部は、前記動力源を駆動制御しているときに、前記複数の制御区間のうち所定の制御区間において、当該所定の制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたことに基づいてエラー判定を行う。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して印刷装置の一実施形態について説明する。図面では、印刷装置が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。また、X軸と平行な方向を走査方向Xと示す場合があり、Y軸と平行な方向を搬送方向Yと示す場合があり、Z軸と平行な方向を鉛直方向Zと示す場合がある。
以下、図面を参照して印刷装置の一実施形態について説明する。図面では、印刷装置が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。また、X軸と平行な方向を走査方向Xと示す場合があり、Y軸と平行な方向を搬送方向Yと示す場合があり、Z軸と平行な方向を鉛直方向Zと示す場合がある。
<印刷装置11の構成>
図1に示すように、印刷装置11は、シリアル方式のインクジェットプリンターである。印刷装置11は、本体12を備える。本体12は、排出口12Aを備える。排出口12Aは、本体12の前面に設けられる。排出口12Aは、本体12の内部から印刷後の媒体Mを排出するための開口である。
図1に示すように、印刷装置11は、シリアル方式のインクジェットプリンターである。印刷装置11は、本体12を備える。本体12は、排出口12Aを備える。排出口12Aは、本体12の前面に設けられる。排出口12Aは、本体12の内部から印刷後の媒体Mを排出するための開口である。
印刷装置11は、操作パネル13を備えてもよい。操作パネル13は、本体12の前面に設けられてもよい。操作パネル13は、表示部14と、操作部15とを備えてもよい。表示部14は、情報を表示する。操作部15は、ユーザーによって操作可能である。操作部15は、電源スイッチ15Aと、選択スイッチ15Bと、キャンセルスイッチ15Cとを含んでもよい。
印刷装置11は、給送トレイ16を備える。給送トレイ16は、本体12の背面に設けられている。給送トレイ16は、一対のエッジガイド16Aを備える。印刷装置11は、自動給送装置17を備える。自動給送装置17は、給送トレイ16に載置された媒体Mを本体12の内部に給送する。印刷装置11は、排出スタッカー18を備える。排出スタッカー18は、排出口12Aから排出される印刷後の媒体Mを受け取る。
<印刷装置11の内部構成>
図2に示すように、印刷装置11は、本体フレーム20を備える。本体フレーム20は、上側と前側が開口する略四角箱状のフレームである。本体フレーム20は、本体12の内部に設けられている。
図2に示すように、印刷装置11は、本体フレーム20を備える。本体フレーム20は、上側と前側が開口する略四角箱状のフレームである。本体フレーム20は、本体12の内部に設けられている。
印刷装置11は、ガイド軸21を備える。ガイド軸21は、本体フレーム20の走査方向Xの側壁間に架設される。つまり、ガイド軸21は、走査方向Xに沿って延びるように設けられている。
印刷装置11は、キャリッジ22を備える。キャリッジ22は、ガイド軸21に案内されて走査方向Xに往復移動可能である。キャリッジ22は、非印刷時において、移動経路上の一端位置であるホーム位置HPで待機する。
キャリッジ22は、例えば4個など、複数のカートリッジ23を装填可能なように構成される。複数のカートリッジ23は、キャリッジ22の上部に装填可能である。複数のカートリッジ23には、例えば黒、シアン、マゼンタ、イエローの4色の液体がそれぞれ収容されている。液体は、例えばインクであってもよい。
印刷装置11は、印刷ヘッド24を備える。印刷ヘッド24は、キャリッジ22の下部に設けられる。つまり、印刷ヘッド24は、キャリッジ22に搭載されており、キャリッジ22は、印刷ヘッド24を搭載しているともいえる。印刷ヘッド24は、図示しない複数のノズルを備える。印刷ヘッド24は、カートリッジ23に収容されている液体を複数のノズルから媒体Mに吐出可能に構成される。このように、印刷ヘッド24は、媒体Mに印刷を行うように構成される。
印刷装置11は、支持台25を備える。支持台25は、キャリッジ22の移動経路の下方に設けられる。支持台25は、走査方向Xに沿って延びるように設けられている。支持台25は、媒体Mを下側から支持する。支持台25は、印刷ヘッド24と媒体Mとの間隔を規定する。
印刷装置11は、一対のプーリー26と、タイミングベルト27と、キャリッジモーター28と、を備える。一対のプーリー26は、本体フレーム20の背板内面に設けられる。一対のプーリー26のうち一方は、キャリッジモーター28の駆動軸に連結されている。
タイミングベルト27は、無端状のベルトである。タイミングベルト27は、一対のプーリー26に巻き掛けられている。タイミングベルト27は、キャリッジ22に固定されている。
キャリッジモーター28は、正逆転駆動によりタイミングベルト27を介してキャリッジ22を走査方向Xに往復移動させる。このように、キャリッジモーター28は、キャリッジ22を走査方向Xに移動可能な動力源の一例である。
印刷装置11は、エンコーダー29を備える。エンコーダー29は、キャリッジ22の移動経路に沿って延びるように設けられている。エンコーダー29は、キャリッジ22の移動量に比例する数のパルスを出力する。エンコーダー29は、リニアエンコーダーであってもよい。エンコーダー29は、キャリッジ22の位置を検出する第2検出部の一例である。
印刷装置11は、給送モーター30を備える。給送モーター30は、自動給送装置17を構成する不図示の給送ローラーを回転させる。これにより、給送モーター30は、給送トレイ16に載置されている複数枚の媒体Mを1枚ずつ給送する。
印刷装置11は、搬送ローラー対31と、排出ローラー対32と、搬送モーター33と、を備える。搬送ローラー対31は、支持台25の搬送方向Yにおける上流に設けられる。搬送ローラー対31は、搬送駆動ローラー31Aと、搬送従動ローラー31Bと、を備える。排出ローラー対32は、支持台25の搬送方向Yにおける下流に設けられる。排出ローラー対32は、排出駆動ローラー32Aと、排出従動ローラー32Bと、を備える。搬送モーター33は、搬送駆動ローラー31Aと、排出駆動ローラー32Aとを回転させる。これにより、搬送モーター33は、搬送ローラー対31及び排出ローラー対32により媒体Mを挟持した状態で媒体Mを搬送方向Yに搬送させる。
印刷装置11は、メンテナンス部34を備える。メンテナンス部34は、キャリッジ22がホーム位置HPに位置するときに、キャリッジ22の下方に位置するように設けられる。メンテナンス部34は、印刷ヘッド24のメンテナンスを行うように構成される。メンテナンス部34は、搬送モーター33の動力で駆動される。メンテナンス部34は、ホーム位置HPで印刷ヘッド24にキャッピングするキャップ34Aを備える。メンテナンスは、例えばクリーニングを含む。クリーニングは、印刷ヘッド24に対してキャッピング状態にあるキャップ内を不図示の吸引ポンプの駆動で負圧とし、ノズルからインクを強制的に排出することで行われる。
<印刷装置11の電気的構成>
図3を参照して、印刷装置11の電気的構成について説明する。
図3に示すように、印刷装置11は、制御部41を備える。制御部41は、印刷装置11における各機構の駆動を統括的に制御し、印刷装置11で実行される各種動作を制御してもよい。制御部41は、コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせを含んでもよい。プロセッサーは、CPU及びメモリーを含む。メモリーは、RAM及びROM等であり、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
図3を参照して、印刷装置11の電気的構成について説明する。
図3に示すように、印刷装置11は、制御部41を備える。制御部41は、印刷装置11における各機構の駆動を統括的に制御し、印刷装置11で実行される各種動作を制御してもよい。制御部41は、コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせを含んでもよい。プロセッサーは、CPU及びメモリーを含む。メモリーは、RAM及びROM等であり、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
印刷装置11は、印刷ヘッド駆動回路35を備えてもよい。印刷ヘッド駆動回路35は、印刷ヘッド24を駆動させるための回路である。印刷ヘッド駆動回路35は、印刷ヘッド24と接続されている。印刷ヘッド駆動回路35は、制御部41からの信号に応じて印刷ヘッド24に駆動信号を出力する。
印刷装置11は、キャリッジモーター駆動回路36を備えてもよい。キャリッジモーター駆動回路36は、キャリッジモーター28を駆動させるための回路である。キャリッジモーター駆動回路36は、キャリッジモーター28と接続されている。キャリッジモーター駆動回路36は、制御部41からの信号に応じてキャリッジモーター28に駆動信号を出力する。
印刷装置11は、給送モーター駆動回路37を備えてもよい。給送モーター駆動回路37は、給送モーター30を駆動させるための回路である。給送モーター駆動回路37は、給送モーター30と接続されている。給送モーター駆動回路37は、制御部41からの信号に応じて給送モーター30に駆動信号を出力する。
印刷装置11は、搬送モーター駆動回路38を備えてもよい。搬送モーター駆動回路38は、搬送モーター33を駆動させるための回路である。搬送モーター駆動回路38は、搬送モーター33と接続されている。搬送モーター駆動回路38は、制御部41からの信号に応じて搬送モーター33に駆動信号を出力する。
印刷装置11は、媒体検出センサー39を備えてもよい。媒体検出センサー39は、搬送ローラー対31よりも搬送方向Yにおける上流に設けられる。媒体検出センサー39は、媒体Mを検出する。このように、媒体検出センサー39は、搬送方向Yにおける媒体Mの先端部及び後端部を検出することができる。
印刷装置11は、温湿度検出センサー40を備えてもよい。温湿度検出センサー40は、温度及び湿度を検出する。つまり、温湿度検出センサー40は、印刷装置11が設置されている環境下における温度及び湿度を検出する。温湿度検出センサー40は、第1検出部の一例である。
制御部41は、操作パネル13と接続されている。詳しくは、制御部41は、表示部14と、操作部15とに接続されている。制御部41は、印刷ヘッド駆動回路35、キャリッジモーター駆動回路36、エンコーダー29、給送モーター駆動回路37、搬送モーター駆動回路38、媒体検出センサー39、温湿度検出センサー40及びメンテナンス部34と接続されている。
制御部41は、操作部15、エンコーダー29、媒体検出センサー39及び温湿度検出センサー40から信号を入力可能である。制御部41は、表示部14、印刷ヘッド駆動回路35、キャリッジモーター駆動回路36、給送モーター駆動回路37、搬送モーター駆動回路38及びメンテナンス部34を駆動させるための信号を出力可能である。特に、制御部41は、少なくともキャリッジモーター28を駆動制御するように構成される。
図示しない端末装置から印刷指示を入力した場合、制御部41は、給送モーター駆動回路37及び搬送モーター駆動回路38に駆動信号を出力し、給送モーター30及び搬送モーター33を駆動させる。これにより、制御部41は、印刷指示に基づく枚数の媒体Mを順次に搬送させる。
また、制御部41は、キャリッジモーター駆動回路36に駆動信号を出力し、キャリッジモーター28を駆動させる。また、制御部41は、印刷指示に含まれる画像データに基づいて、印刷ヘッド駆動回路35に駆動信号を出力する。これにより、制御部41は、キャリッジ22を走査方向Xに移動させ、印刷ヘッド24から液体を吐出させることにより、媒体Mに印刷を行う。
<制御部41の機能部>
制御部41は、プログラムを実行することで機能する各種の機能部を備える。詳しくは、制御部41は、キャリッジモーター制御部42、動力負荷値取得部43、メジャメント部44、閾値設定部45、エラー判定部46を備えてもよい。
制御部41は、プログラムを実行することで機能する各種の機能部を備える。詳しくは、制御部41は、キャリッジモーター制御部42、動力負荷値取得部43、メジャメント部44、閾値設定部45、エラー判定部46を備えてもよい。
キャリッジモーター制御部42は、速度制御データに基づいて、フィードバック制御によりキャリッジモーター28を制御するように構成される。速度制御データは、後述する速度プロファイルを規定するデータである。速度プロファイルは、詳しく後述するが、キャリッジ22の位置に対応するキャリッジ22の目標速度が規定されたデータである。速度制御データは、制御部41のメモリーに記憶されている。
具体的に、キャリッジモーター制御部42は、エンコーダー29からの信号に基づいて、キャリッジ22の位置を取得する。キャリッジモーター制御部42は、エンコーダー29からの信号の受信間隔に基づいて、キャリッジ22の実速度を取得する。キャリッジモーター制御部42は、速度制御データに基づいて、キャリッジ22の位置に対応する目標速度を取得する。
キャリッジモーター制御部42は、キャリッジ22の位置に対応する実速度を目標速度に近づけるように指令値を算出する。指令値は、例えばPWM(pulse width modulation)指令値であってもよい。キャリッジモーター制御部42は、算出した指令値をキャリッジモーター駆動回路36に出力する。
キャリッジモーター駆動回路36は、キャリッジモーター制御部42からの指令値に対応する電流を駆動信号としてキャリッジモーター28に出力する。これにより、キャリッジモーター駆動回路36は、指令値に対応する駆動量だけキャリッジモーター28を駆動させる。このように、キャリッジモーター制御部42は、速度制御データに基づいて、速度プロファイルに沿ってキャリッジモーター28を制御することができる。
キャリッジモーター制御部42は、負荷超過エラーであると判定されたときに、駆動中のキャリッジモーター28を強制的に停止させる。負荷超過エラーは、キャリッジモーター28の動力負荷値が過度に大きくなるエラーである。負荷超過エラーは、キャリッジ22が走査方向Xに移動する際に、例えばキャリッジ22の移動経路において媒体Mとの衝突により紙ジャムが発生した場合、異物との衝突が発生した場合、キャリッジ22の故障が発生した場合などに判定される。
動力負荷値取得部43は、キャリッジモーター28の動力負荷値を取得する。詳しくは、動力負荷値取得部43は、キャリッジモーター駆動回路36からキャリッジモーター28に出力される電流値に基づいて動力負荷値を取得する。特に、動力負荷値取得部43は、PWM指令値に応じてキャリッジモーター駆動回路36からキャリッジモーター28に出力される電流のデューティー比に基づいて動力負荷値を取得してもよい。動力負荷値取得部43は、キャリッジモーター駆動回路36に出力する指令値に基づいて動力負荷値を取得してもよい。動力負荷値は、キャリッジ22の実速度が目標速度に近づくにつれて小さくなり、キャリッジ22の実速度が目標速度から遠ざかるにつれて大きくなる。
メジャメント部44は、メジャメントを行う。メジャメントは、キャリッジモーター制御部42にキャリッジ22を走査方向Xに移動させているときに、動力負荷値取得部43に動力負荷値を取得させる処理である。メジャメントは、キャリッジ22の移動に伴って印刷ヘッド24から液体を吐出させないが、これに限らない。本実施形態では、メジャメント部44は、詳しく後述する複数の制御区間毎に動力負荷値取得部43に動力負荷値を取得させる。
閾値設定部45は、動力負荷値の閾値を設定可能である。閾値は、負荷超過エラーであるかを判定するための値である。閾値設定部45は、メジャメント部44によるメジャメントの結果、動力負荷値取得部43によって取得された動力負荷値に基づいて、後述する複数の制御区間毎に閾値を設定する。
エラー判定部46は、印刷装置11においてエラーが発生したか否かのエラー判定を行う。特に、エラー判定部46は、動力負荷値取得部43によって取得された動力負荷値と、閾値設定部45によって設定された閾値と、エンコーダー29からの信号とに基づいて、負荷超過エラーであるか否かのエラー判定を行う。
<速度プロファイル>
ここで、図4を参照して、キャリッジ22の速度プロファイルについて説明する。図4において、横軸は、キャリッジ22の位置を示し、特に、キャリッジ22のホーム位置HPからの距離を示す。図4において、縦軸は、キャリッジ22の速度を示す。
ここで、図4を参照して、キャリッジ22の速度プロファイルについて説明する。図4において、横軸は、キャリッジ22の位置を示し、特に、キャリッジ22のホーム位置HPからの距離を示す。図4において、縦軸は、キャリッジ22の速度を示す。
図4に示すように、速度プロファイルは、キャリッジ22の移動が開始する移動開始位置D0においてキャリッジ22の速度が0から加速する。移動開始位置D0は、ホーム位置HPであってもよい。速度プロファイルは、加速終了位置D1においてキャリッジ22の速度が定速度V1となるように加速する。速度プロファイルは、加速終了位置D1から定速終了位置D2までキャリッジ22の速度として定速度V1が維持される。速度プロファイルは、定速終了位置D2からキャリッジ22の速度を減速する。速度プロファイルは、移動終了位置D3においてキャリッジ22の速度が0となるように減速する。
このように、キャリッジ22の移動が開始してから終了するまでの区間を移動区間Rと示す。移動区間Rは、移動開始位置D0から移動終了位置D3までの区間である。つまり、移動区間Rは、制御部41によってキャリッジモーター28が駆動制御される区間といえる。また、移動区間Rは、複数の制御区間を含む。移動区間Rは、加速区間R1と、定速区間R2と、減速区間R3とに区分されてもよい。
加速区間R1は、移動開始位置D0から加速終了位置D1までの制御区間である。加速区間R1は、キャリッジ22を加速させる制御区間である。加速区間R1は、複数の制御区間に区分されてもよい。加速区間R1は、第1加速区間R11と、第2加速区間R12と、第3加速区間R13と、第4加速区間R14とに区分されてもよい。
第1加速区間R11は、移動開始位置D0から第1加速位置D11までの制御区間である。第2加速区間R12は、第1加速位置D11から第2加速位置D12までの制御区間である。第3加速区間R13は、第2加速位置D12から第3加速位置D13までの制御区間である。第4加速区間R14は、第3加速位置D13から加速終了位置D1までの制御区間である。
第2加速区間R12は、第1加速区間R11と連続する制御区間であり、第1加速区間R11よりもキャリッジ22の速度が高い制御区間である。第3加速区間R13は、第2加速区間R12と連続する制御区間であり、第2加速区間R12よりもキャリッジ22の速度が高い制御区間である。第4加速区間R14は、第3加速区間R13と連続する制御区間であり、第3加速区間R13よりもキャリッジ22の速度が高い制御区間である。
定速区間R2は、加速終了位置D1から定速終了位置D2までの制御区間である。定速区間R2は、キャリッジ22を定速度V1で維持させる制御区間である。
減速区間R3は、定速終了位置D2から移動終了位置D3までの制御区間である。減速区間R3は、キャリッジ22を減速させる制御区間である。減速区間R3は、複数の制御区間に区分されてもよい。減速区間R3は、第1減速区間R31と、第2減速区間R32と、第3減速区間R33と、第4減速区間R34とに区分されてもよい。
減速区間R3は、定速終了位置D2から移動終了位置D3までの制御区間である。減速区間R3は、キャリッジ22を減速させる制御区間である。減速区間R3は、複数の制御区間に区分されてもよい。減速区間R3は、第1減速区間R31と、第2減速区間R32と、第3減速区間R33と、第4減速区間R34とに区分されてもよい。
第1減速区間R31は、定速終了位置D2から第1減速位置D31までの制御区間である。第2減速区間R32は、第1減速位置D31から第2減速位置D32までの制御区間である。第3減速区間R33は、第2減速位置D32から第3減速位置D33までの制御区間である。第4減速区間R34は、第3減速位置D33から移動終了位置D3までの制御区間である。
第2減速区間R32は、第1減速区間R31と連続する制御区間であり、第1減速区間R31よりもキャリッジ22の速度が低い制御区間である。第3減速区間R33は、第2減速区間R32と連続する制御区間であり、第2減速区間R32よりもキャリッジ22の速度が低い制御区間である。第4減速区間R34は、第3減速区間R33と連続する制御区間であり、第3減速区間R33よりもキャリッジ22の速度が低い制御区間である。
このように、移動区間Rは、複数の制御区間として、第1加速区間R11、第2加速区間R12、第3加速区間R13、第4加速区間R14、定速区間R2、第1減速区間R31、第2減速区間R32、第3減速区間R33及び第4減速区間R34とを含む。
また、メジャメント部44によってメジャメントが行われる場合、動力負荷値取得部43は、移動区間Rに含まれる複数の制御区間毎に複数の動力負荷値を取得する。メジャメント部44によってメジャメントが行われる場合、閾値設定部45は、移動区間Rに含まれる複数の制御区間毎に1つの閾値を設定する。エラー判定部46は、移動区間Rに含まれる複数の制御区間毎に、取得する動力負荷値と閾値とに基づいて負荷超過エラーであるか否かを判定する。
<設定テーブル>
このような制御が行われる場合、図5に示す設定テーブルTAが用いられる。設定テーブルTAは、制御部41のメモリーに割り当てられている。
このような制御が行われる場合、図5に示す設定テーブルTAが用いられる。設定テーブルTAは、制御部41のメモリーに割り当てられている。
図5に示すように、設定テーブルTAは、複数の制御区間毎に、オフセット値と、閾値と、基準回数とが対応付けられている。設定テーブルTAは、複数の制御区間毎に対応するオフセット値を参照可能なテーブルである。設定テーブルTAは、複数の制御区間毎に閾値を設定可能なテーブルであり、複数の制御区間毎に対応する閾値を参照可能なテーブルである。設定テーブルTAは、複数の制御区間毎に対応する基準回数を参照可能なテーブルである。
オフセット値は、複数の制御区間毎に予め定められた値であってもよい。オフセット値は、制御区間によって異なる値が設定されていてもよい。例えば、第1加速区間R11に対応するオフセット値OVA1は、第2加速区間R12に対応するオフセット値OVA2よりも大きい値であってもよい。第2加速区間R12に対応するオフセット値OVA2は、第3加速区間R13に対応するオフセット値OVA3よりも大きい値であってもよい。第3加速区間R13に対応するオフセット値OVA3は、第4加速区間R14に対応するオフセット値OVA4よりも大きい値であってもよい。このように、加速区間R1においては、相対的に速度が低い加速区間に対応するオフセット値が、相対的に速度が高い加速区間に対応するオフセット値よりも大きい値であってもよい。また、定速区間R2に近い第3加速区間R13に対応するオフセット値OVA3と、第4加速区間R14に対応するオフセット値OVA4とは、同じ値であってもよい。
閾値は、閾値設定部45によって複数の制御区間毎に設定可能な値である。詳しくは、閾値は、メジャメント部44によってメジャメントが行われた結果、複数の制御区間毎に取得された動力負荷値にオフセット値を加算した値である。取得される動力負荷値は、制御区間毎に異なる場合がある。オフセット値は、制御区間毎に異なる場合がある。このため、閾値は、制御区間毎に異なる場合がある。つまり、閾値は、制御区間毎に異なるように設定可能である。
基準回数は、負荷超過エラーの判定に用いる情報である。詳しくは、基準回数は、判定回数との比較基準となる。判定回数は、キャリッジ22が停止し、かつ、動力負荷値が閾値を超えたと連続して判定された回数である。この判定回数が基準回数に達したときに、負荷超過エラーであると判定される。
基準回数は、複数の制御区間毎に予め定められた回数であってもよい。基準回数は、複数の制御区間によって異なる回数が設定されていてもよい。例えば、第1加速区間R11に対応する基準回数SNA1は、第2加速区間R12に対応する基準回数SNA2よりも大きい回数であってもよい。第2加速区間R12に対応する基準回数SNA2は、第3加速区間R13に対応する基準回数SNA3よりも大きい回数であってもよい。第3加速区間R13に対応する基準回数SNA3は、第4加速区間R14に対応する基準回数SNA4よりも大きい回数であってもよい。このように、加速区間R1においては、速度が低い加速区間に対応する基準回数が、速度が高い加速区間に対応する基準回数よりも大きい回数であってもよい。また、定速区間R2に近い第3加速区間R13に対応する基準回数SNA3と、第4加速区間R14に対応する基準回数SNA4とは、同じ値であってもよい。
本実施形態において、第1加速区間R11が第1制御区間の一例であり、第2加速区間R12が第2制御区間の一例である。本実施形態において、第1加速区間R11に対応するオフセット値OVA1が第1オフセット値の一例であり、第2加速区間R12に対応するオフセット値OVA2が第2オフセット値の一例である。本実施形態において、第1加速区間R11に対応する基準回数SNA1が第1基準回数の一例であり、第2加速区間R12に対応する基準回数SNA2が第2基準回数の一例である。
<閾値設定制御処理>
次に、図6を参照して閾値設定制御処理について説明する。閾値設定制御処理は、制御部41によって実行される処理である。
次に、図6を参照して閾値設定制御処理について説明する。閾値設定制御処理は、制御部41によって実行される処理である。
図6に示すように、ステップS11において、制御部41は、設定更新条件が成立したか否かを判定する。設定更新条件は、印刷装置11の電源が投入されたときに成立してもよい。制御部41は、設定更新条件が成立していないと判定した場合、閾値設定制御処理を終了する。制御部41は、設定更新条件が成立したと判定した場合、ステップS12に処理を移行する。
ステップS12において、制御部41は、メジャメント開始処理を実行する。この処理において、制御部41は、メジャメント実行情報をメモリーに記憶する。メジャメント実行情報は、メジャメントの実行を示す情報である。
閾値設定制御処理とは別処理において、制御部41は、メジャメント実行情報が記憶されると、速度制御データを参照し、速度プロファイルに基づく指令値をキャリッジモーター駆動回路36に出力する。キャリッジモーター駆動回路36は、指令値に基づく電流をキャリッジモーター28に出力する。これにより、速度プロファイルに基づく駆動量でキャリッジモーター28が駆動し、速度プロファイルに基づく速度でキャリッジ22が走査方向Xに移動する。
このように、閾値設定制御処理のステップS12において、制御部41は、メジャメント実行情報をメモリーに記憶することによりメジャメントを開始させる。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS13に処理を移行する。
ステップS13において、制御部41は、区間指定処理を実行する。この処理において、制御部41は、エンコーダー29からの信号に基づいて、現状のキャリッジ22の位置を特定する。制御部41は、キャリッジ22の速度プロファイルを参照し、複数の制御区間のうち現状の制御区間を特定する。制御部41は、特定した現状の制御区間を指定区間として指定する。
詳しくは、制御部41は、メジャメントの開始を契機として、第1加速区間R11を指定区間として指定する。その後、制御部41は、メジャメントの終了まで、制御区間の切り替わり毎に、現状の制御区間を指定区間として指定する。具体的な一例をあげると、制御部41は、第1加速区間R11から第2加速区間R12に切り替わることを契機として、現状の制御区間である第2加速区間R12を指定区間として指定する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS14に処理を移行する。
ステップS14において、制御部41は、取得条件が成立したか否かを判定する。取得条件は、メジャメントにおいて動力負荷値を取得するための条件である。取得条件は、エンコーダー29からの信号の入力回数が予め定めた回数となったときに成立する。エンコーダー29からの信号の入力回数は、エンコーダー29からの信号がオンとなった回数であってもよい。予め定めた回数は、1回であっても複数回であってもよい。具体的な一例をあげると、予め定めた回数が3回である場合、取得条件は、入力回数が3回となる度に成立する。本実施形態では、取得条件は、複数の制御区間毎に複数回成立する条件であってもよい。
制御部41は、取得条件が成立していないと判定した場合、ステップS16に処理を移行する。制御部41は、取得条件が成立したと判定した場合、ステップS15に処理を移行する。
ステップS15において、制御部41は、動力負荷値取得処理を実行する。この処理において、制御部41は、キャリッジモーター駆動回路36からキャリッジモーター28に出力される電流値に基づいて、動力負荷値を取得し、メモリーに記憶する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS16に処理を移行する。
ステップS16において、制御部41は、指定区間が終了したか否かを判定する。この処理において、制御部41は、エンコーダー29からの信号に基づいて、現状のキャリッジ22の位置を特定する。制御部41は、速度制御データを参照し、速度プロファイルに基づいて指定区間が終了したか否かを判定する。制御部41は、指定区間が終了していないと判定した場合、再度、ステップS14に処理を移行する。制御部41は、指定区間が終了したと判定した場合、ステップS17に処理を移行する。
ステップS17において、制御部41は、動力負荷値演算処理を実行する。この処理において、制御部41は、指定区間において取得された複数の動力負荷値を読み出し、指定区間において取得された動力負荷値の平均値を算出する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS18に処理を移行する。
ステップS18において、制御部41は、オフセット値加算処理を実行する。この処理において、制御部41は、設定テーブルTAを参照し、指定区間に対応するオフセット値を読み出す。制御部41は、ステップS17において算出された動力負荷値の平均値にオフセット値を加算する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS19に処理を移行する。
ステップS19において、制御部41は、閾値設定処理を実行する。この処理において、制御部41は、ステップS18において加算した値を、指定区間に対応する閾値として設定テーブルTAに設定する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS20に処理を移行する。
このように、制御部41は、指定区間において動力負荷値を複数回取得し、複数の動力負荷値に基づいて1つの閾値を設定する。詳しくは、制御部41は、動力負荷値の平均値に基づいて1つの閾値を設定する。また、制御部41は、指定区間において取得された動力負荷値の平均値に、指定区間に対応するオフセット値を加算した値を閾値として設定する。
ステップS20において、制御部41は、メジャメントが終了したか否かを判定する。この処理において、制御部41は、エンコーダー29からの信号に基づいて、現状のキャリッジ22の位置を特定する。制御部41は、速度制御データを参照し、速度プロファイルに基づいてメジャメントが終了したか否かを判定する。制御部41は、メジャメントが終了していないと判定した場合、再度、ステップS13に処理を移行する。このように、制御部41は、メジャメントが終了していないと判定した場合、次の制御区間を対象としてメジャメントを継続して行う。制御部41は、メジャメントが終了したと判定した場合、閾値設定制御処理を終了する。
ここで、第1加速区間R11及び第2加速区間R12における具体的な一例をあげる。制御部41は、第1加速区間R11において取得された動力負荷値の平均値に、第1加速区間R11に対応するオフセット値OVA1を加算した値を第1加速区間R11における閾値として設定する。また、制御部41は、第2加速区間R12において取得された動力負荷値の平均値に、第2加速区間R12に対応するオフセット値OVA2を加算した値を第2加速区間R12における閾値として設定する。これにより、制御部41は、第1加速区間R11と第2加速区間R12とでは、動力負荷値の平均値及びオフセット値が異なり、閾値を異ならせることができる。
このように、制御部41は、メジャメントを行うことにより、キャリッジモーター28を駆動制御している状態で、複数の制御区間毎にキャリッジモーター28の動力負荷値を取得し、その動力負荷値に基づいて複数の制御区間毎に閾値を設定する。特に、制御部41は、複数の制御区間毎に異なる閾値を設定可能である。
<エラー判定処理>
次に、図7を参照してエラー判定処理について説明する。エラー判定処理は、メジャメント以外において、キャリッジ22を走査方向Xに移動させるときに、制御部41によって所定周期毎に実行される処理である。
次に、図7を参照してエラー判定処理について説明する。エラー判定処理は、メジャメント以外において、キャリッジ22を走査方向Xに移動させるときに、制御部41によって所定周期毎に実行される処理である。
図7に示すように、ステップS21において、制御部41は、図6のステップS13と同じように、区間指定処理を実行する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS22に処理を移行する。
ステップS22において、制御部41は、図6のステップS15と同じように、動力負荷値取得処理を実行する。エラー判定処理において、制御部41は、所定周期毎に動力負荷値取得処理を実行する。一方、図6の閾値設定制御処理は、取得条件が成立したときに動力負荷値取得処理を実行する。取得条件が成立する間隔は、所定周期よりも長い。このため、エラー判定処理では、閾値設定制御処理よりも動力負荷値取得処理を実行する頻度が高くなる。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS23に処理を移行する。
ステップS23において、制御部41は、動力負荷値が閾値を超えたか否かを判定する。この処理において、制御部41は、指定区間に対応する閾値を設定テーブルTAから読み出し、取得した動力負荷値が閾値を超えたか否かを判定する。制御部41は、動力負荷値が閾値を超えていないと判定した場合、エラー判定処理を終了する。制御部41は、動力負荷値が閾値を超えたと判定した場合、ステップS24に処理を移行する。
ステップS24において、制御部41は、エンコーダー29からの信号に基づいて、キャリッジ22が停止しているか否かを判定する。つまり、制御部41は、エンコーダー29からの信号に基づいて、キャリッジ22が移動していないか否かを判定する。制御部41は、キャリッジ22が停止していないと判定した場合、エラー判定処理を終了する。制御部41は、キャリッジ22が停止していると判定した場合、ステップS25に処理を移行する。
ステップS25において、制御部41は、判定回数を計数する判定回数計数処理を実行する。この処理が終了した場合、制御部41は、ステップS26に処理を移行する。
ステップS26において、制御部41は、判定回数が基準回数に達したか否かを判定する。この処理において、制御部41は、指定区間に対応する基準回数を設定テーブルTAから読み出し、ステップS25において計数した判定回数が基準回数に達したか否かを判定する。制御部41は、判定回数が基準回数に達していないと判定した場合、エラー判定処理を終了する。制御部41は、判定回数が基準回数に達したと判定した場合、ステップS27に処理を移行する。
ステップS26において、制御部41は、判定回数が基準回数に達したか否かを判定する。この処理において、制御部41は、指定区間に対応する基準回数を設定テーブルTAから読み出し、ステップS25において計数した判定回数が基準回数に達したか否かを判定する。制御部41は、判定回数が基準回数に達していないと判定した場合、エラー判定処理を終了する。制御部41は、判定回数が基準回数に達したと判定した場合、ステップS27に処理を移行する。
ステップS27において、制御部41は、負荷超過エラー処理を実行する。この処理において、制御部41は、キャリッジモーター28の駆動を強制的に停止させる。制御部41は、負荷超過エラーの発生を示す画像を表示部14に表示させる。この処理が終了した場合、制御部41は、エラー判定処理を終了する。
ここで、第1加速区間R11及び第2加速区間R12における具体的な一例をあげる。制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11において、第1加速区間R11に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数が基準回数SNA1であるときに負荷超過エラーであると判定する。制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第2加速区間R12において、第2加速区間R12に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数が基準回数SNA2であるときに負荷超過エラーであると判定する。これにより、制御部41は、第1加速区間R11と第2加速区間R12とでは、閾値を異ならせることができ、基準回数も異ならせることができる。
このように、制御部41は、キャリッジモーター28を駆動制御しているときに、複数の制御区間のうち所定の制御区間において、その所定の制御区間に設定した閾値を動力負荷値が超えたことに基づいてエラー判定を行う。特に、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、所定の制御区間において、所定の制御区間に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数が基準回数であるときに負荷超過エラーであると判定する。
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
設定更新条件が成立すると、メジャメントが行われる。メジャメントにおいては、速度プロファイルに基づいて、キャリッジモーター28の駆動制御によりキャリッジ22が走査方向Xに移動する。
第1実施形態の作用について説明する。
設定更新条件が成立すると、メジャメントが行われる。メジャメントにおいては、速度プロファイルに基づいて、キャリッジモーター28の駆動制御によりキャリッジ22が走査方向Xに移動する。
特に、制御部41からキャリッジモーター駆動回路36に指令値が出力される。指令値に対応する電流値の駆動信号がキャリッジモーター駆動回路36からキャリッジモーター28に出力される。これにより、キャリッジ22は、キャリッジモーター28の駆動制御により、キャリッジ22の位置に対応する目標速度にキャリッジ22の実速度が近づくように移動する。
また、移動区間Rに含まれる複数の制御区間毎に、取得条件が成立すると、キャリッジモーター駆動回路36からキャリッジモーター28に出力される電流値に基づいて、キャリッジモーター28の動力負荷値が取得される。特に、複数の制御区間毎に複数の動力負荷値が取得される。
そして、複数の制御区間毎に、複数の動力負荷値から動力負荷値の平均値が算出される。複数の制御区間毎に算出された動力負荷値の平均値に、複数の制御区間毎に対応するオフセット値を加算した値が、複数の制御区間毎の閾値として設定される。このように、メジャメントが行われることにより、複数の制御区間毎に閾値が設定される。
このように設定された閾値を用いて負荷超過エラーの判定が行われる。負荷超過エラーは、メジャメントとは別の印刷指示に基づいてキャリッジ22が走査方向Xに移行するときに判定される。
速度プロファイルに基づいて、キャリッジモーター28の駆動制御によりキャリッジ22が走査方向Xに移動する。取得条件が成立する間隔よりも短い所定周期毎にキャリッジモーター28の動力負荷値が取得される。
キャリッジ22が移動しておらず、かつ、取得された動力負荷値が現状の制御区間に対応する閾値を超えたと連続して判定された判定回数が計数される。判定回数が現状の制御区間に対応する基準回数であるときに、負荷超過エラーであると判定される。負荷超過エラーであると判定されると、キャリッジモーター28が停止する。
ここで、図8を参照して、キャリッジ22の移動区間Rに紙ジャム等が発生したときの状況について説明する。
図8に示すように、加速区間R1のうち何れかの制御期間にて、符号T0に示すタイミングにおいて、紙ジャム等が発生すると、キャリッジ22が媒体Mに衝突する。これにより、キャリッジ22の実速度Vが高くならない。加速区間R1においては、速度プロファイルに基づいてキャリッジ22の目標速度が高くなるが、キャリッジ22が媒体Mに衝突することによりキャリッジ22の実速度Vが高くならない場合、指令値が大きくなる。このため、キャリッジモーター28の動力負荷値PVが大きくなる。
図8に示すように、加速区間R1のうち何れかの制御期間にて、符号T0に示すタイミングにおいて、紙ジャム等が発生すると、キャリッジ22が媒体Mに衝突する。これにより、キャリッジ22の実速度Vが高くならない。加速区間R1においては、速度プロファイルに基づいてキャリッジ22の目標速度が高くなるが、キャリッジ22が媒体Mに衝突することによりキャリッジ22の実速度Vが高くならない場合、指令値が大きくなる。このため、キャリッジモーター28の動力負荷値PVが大きくなる。
なお、符号T1に示すタイミングのように、指令値が大きくなると、キャリッジモーター28の駆動量が大きくなる。これにより、キャリッジ22が媒体Mに衝突しながらも走査方向Xに移動し、キャリッジ22の実速度Vが高くなることもある。このような場合、キャリッジ22の実速度Vがキャリッジ22の目標速度に近づく。このため、キャリッジモーター28の動力負荷値PVが小さくなることもある。
キャリッジ22が媒体Mに衝突した状態が継続されると、キャリッジ22の実速度Vが低くなり、かつ、動力負荷値PVが高くなる。そして、結果として、キャリッジ22が停止し、キャリッジ22の実速度Vが0となる。
従来においては、移動区間Rにおいて一定の閾値TH0が設定されていた。閾値TH0は、キャリッジモーター28の動力負荷値が取り得る最大値であった。また、従来においては、キャリッジ22が停止することを条件としていなかった。このため、基準回数としては、本実施形態の基準回数と比べて極めて大きい回数が設定されており、これに加えて、移動区間Rにおいて一定の回数が設定されていた。
これにより、従来においては、符号T3に示すタイミングで、閾値TH0を動力負荷値PVが超える。そして、符号T4に示すタイミングで、キャリッジ22が停止しているか否かに関係なく、閾値TH0を動力負荷値PVが超えると判定された判定回数が基準回数となったときに、負荷超過エラーであると判定される。
一方、本実施形態においては、符号T2に示すタイミングで、キャリッジ22が停止し、かつ、動力負荷値PVが制御区間に対応する閾値TH1を超える。そして、符号T2に示すタイミングから極めて短い時間が経過すると、判定回数が、制御区間に対応する基準回数となり、負荷超過エラーであると判定される。
本実施形態においては、複数の制御区間毎に閾値が設定される。また、これに加えて、実際にメジャメントを行った結果、複数の制御区間毎に取得した複数の動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値が設定される。このように、複数の制御区間毎に状況に応じて異なる閾値が設定可能である。
また、本実施形態においては、キャリッジ22が停止することを条件とした判定回数が計数されることにより、従来の基準回数と比べて、極めて小さい基準回数が用いられている。また、これに加えて、本実施形態において、基準回数としては、複数の制御区間毎に異なる回数を用いることができる。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1)従来から、キャリッジ22の移動に伴って適切な閾値に基づいてエラー判定が行われることが望まれている。例えば、振動のある環境下に印刷装置11が設置されている場合、紙ジャム等の異常が発生していないときであっても、閾値によっては、キャリッジ22の移動に関するエラーであると判定されてしまう。これにより、キャリッジモーター28の駆動を停止させなくてもよいときに、キャリッジモーター28の駆動を停止させることとなる。これにより、印刷指示に基づく媒体Mへの印刷が中断されてしまう。なお、振動のある環境下の一例としては、鉄道又は車両が通過する環境、工事現場が近い環境、周辺で子供が遊ぶ環境などがあげられる。
第1実施形態の効果について説明する。
(1)従来から、キャリッジ22の移動に伴って適切な閾値に基づいてエラー判定が行われることが望まれている。例えば、振動のある環境下に印刷装置11が設置されている場合、紙ジャム等の異常が発生していないときであっても、閾値によっては、キャリッジ22の移動に関するエラーであると判定されてしまう。これにより、キャリッジモーター28の駆動を停止させなくてもよいときに、キャリッジモーター28の駆動を停止させることとなる。これにより、印刷指示に基づく媒体Mへの印刷が中断されてしまう。なお、振動のある環境下の一例としては、鉄道又は車両が通過する環境、工事現場が近い環境、周辺で子供が遊ぶ環境などがあげられる。
一方、実際に紙ジャム等の異常が発生したときには、閾値によっては、キャリッジモーター28の駆動を停止させるタイミングが遅れると、キャリッジ22に関する構成へのダメージが大きくなってしまうこともある。キャリッジ22に関する構成へのダメージの一例としては、媒体Mとの衝突による印刷ヘッド24へのダメージ、タイミングベルト27の歯飛びによるタイミングベルト27へのダメージなどがあげられる。また、キャリッジモーター28の駆動を停止させるタイミングが遅れると、紙ジャムを解消する手間がかかってしまう。
特に、加速区間R1及び減速区間R3においては、定速区間R2よりもキャリッジ22の速度が不安定である。このため、キャリッジ22の移動に関するエラーについて、定速区間R2におけるエラー判定よりも、加速区間R1及び減速区間R3におけるエラー判定のほうが容易ではなかった。
また、キャリッジモーター28からキャリッジ22に動力が伝達する構成において、機械的なばらつきの発生によって、上記のような状況に応じたて影響が大きくなる。機械的なばらつきの具体的な一例としては、上記構成自体のばらつき、上記構成の組付けに伴うばらつき、上記構成の経年変化によるばらつき、環境変化によるばらつきなどがあげられる。
そこで、キャリッジ22を移動させるキャリッジモーター28の動力負荷値が複数の制御区間毎に取得される。取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に異なる閾値が設定可能である。このため、複数の制御区間毎に実際の動力負荷値が取得可能である。そして、その動力負荷値に基づいて複数の制御区間毎に異なる閾値が設定可能である。したがって、複数の制御区間毎に状況に応じた閾値が設定可能であるため、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(2)取得した動力負荷値に加算するオフセット値を複数の制御区間により異ならせることができる。したがって、複数の制御区間毎に状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(3)負荷超過エラーであると判定するための基準回数を複数の制御区間によって異ならせることができる。したがって、複数の制御区間毎に状況に応じてエラーであると判定することができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(4)定速区間R2よりも駆動制御が容易ではない加速区間R1及び減速区間R3においても、状況に応じた制御を行うことができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(5)キャリッジ22が移動していないときに負荷超過エラーであると判定される。このため、キャリッジモーター28が駆動制御されているときに、実際にキャリッジ22が移動していないことを特定することができる。したがって、キャリッジ22の移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(6)複数の制御区間毎に複数回に亘って動力負荷値が取得された場合であっても、複数の動力負荷値に基づいて複数の制御区間毎に1つの閾値が設定可能である。このため、複数の制御区間毎に複数の動力負荷値を取得することができ、複数の制御区間毎に状況に応じた閾値を設定することができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定の精度を高めることができる。また、これに加えて、複数の制御区間毎に複数の閾値を記憶させることなく、キャリッジ22の移動に関するエラー判定における記憶容量の増大を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、閾値を設定してから規定枚数の媒体Mに印刷が行われたときに成立してもよい。
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、閾値を設定してから規定枚数の媒体Mに印刷が行われたときに成立してもよい。
制御部41は、媒体検出センサー39による検出結果に基づいて、印刷が行われた印刷枚数を計数する。制御部41は、図示しない端末装置からの印刷指令の入力に基づいて、印刷が行われた印刷枚数を計数してもよい。
そして、図6のステップS11において、制御部41は、計数した印刷枚数が規定枚数となったときに設定更新条件が成立したと判定し、計数した印刷枚数を初期化する。規定枚数としては、1回の印刷指示に対する枚数よりも多い枚数であってもよく、例えば1000枚であってもよい。このように、制御部41は、複数の制御区間毎に閾値を設定してから規定枚数の媒体Mに印刷が行われたことを契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値を取得し、複数の制御区間毎に閾値を再設定する。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態の効果について説明する。
(7)印刷装置11において、媒体Mへの印刷に伴い、キャリッジモーター28の駆動によりキャリッジ22が移動する。このため、媒体Mへの印刷枚数が多くなると、例えばキャリッジモーター28からキャリッジ22に動力が伝達する構成において経年変化が生じすることなど、キャリッジモーター28の動力負荷値が変化する可能性がある。そこで、本実施形態では、閾値が設定されてから規定枚数の媒体Mに印刷が行われることを契機として閾値が再設定される。このため、規定枚数の媒体Mに印刷が行われた後のキャリッジ22の状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
第2実施形態の効果について説明する。
(7)印刷装置11において、媒体Mへの印刷に伴い、キャリッジモーター28の駆動によりキャリッジ22が移動する。このため、媒体Mへの印刷枚数が多くなると、例えばキャリッジモーター28からキャリッジ22に動力が伝達する構成において経年変化が生じすることなど、キャリッジモーター28の動力負荷値が変化する可能性がある。そこで、本実施形態では、閾値が設定されてから規定枚数の媒体Mに印刷が行われることを契機として閾値が再設定される。このため、規定枚数の媒体Mに印刷が行われた後のキャリッジ22の状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、温湿度検出センサー40による検出結果に基づいて温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったときに成立してもよい。
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、温湿度検出センサー40による検出結果に基づいて温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったときに成立してもよい。
制御部41のメモリーは、温度の基準値と、湿度の基準値とを記憶する。温度の基準値は、印刷装置11の設置関係が変化したと認識できるような値である。湿度の基準値は、印刷装置11の設置関係が変化したと認識できるような値である。制御部41は、予め定めた周期毎に、温湿度検出センサー40による検出結果に基づいて、温度情報と湿度情報とを取得し、メモリーに記憶する。
そして、図6のステップS11において、制御部41は、取得した温度情報から温度の変化値を算出し、温度の変化値が基準値以上となったときに設定更新条件が成立したと判定する。また、制御部41は、取得した湿度情報から湿度の変化値を算出し、湿度の変化値が基準値以上となったときに設定更新条件が成立したと判定する。このように、制御部41は、温湿度検出センサー40による検出結果に基づいて温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったことを契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値を取得し、複数の制御区間毎に閾値を設定する。
<第3実施形態の効果>
第3実施形態の効果について説明する。
(8)印刷装置11が設置される環境が変化すると、例えばキャリッジモーター28からキャリッジ22に動力が伝達する構成においてグリースの粘性が変化することなどにより、キャリッジモーター28の動力負荷値が変化する可能性がある。そこで、本実施形態では、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったことを契機として、閾値が設定される。このため、印刷装置11が設置される環境が変化することによって、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があった場合であっても、状況に応じた閾値が設定可能である。したがって、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
第3実施形態の効果について説明する。
(8)印刷装置11が設置される環境が変化すると、例えばキャリッジモーター28からキャリッジ22に動力が伝達する構成においてグリースの粘性が変化することなどにより、キャリッジモーター28の動力負荷値が変化する可能性がある。そこで、本実施形態では、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったことを契機として、閾値が設定される。このため、印刷装置11が設置される環境が変化することによって、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があった場合であっても、状況に応じた閾値が設定可能である。したがって、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、所定枚数の媒体Mへの印刷の終了を契機として成立してもよい。第4実施形態では、所定枚数は、1枚であるが、複数枚であってもよく、1回の印刷指示に基づいて印刷される媒体Mの枚数であってもよい。1回の印刷指示に基づいて複数枚の媒体Mに印刷が行われる場合、複数枚の媒体Mの間において印刷が行われていないときに、設定更新条件が成立する。
次に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、所定枚数の媒体Mへの印刷の終了を契機として成立してもよい。第4実施形態では、所定枚数は、1枚であるが、複数枚であってもよく、1回の印刷指示に基づいて印刷される媒体Mの枚数であってもよい。1回の印刷指示に基づいて複数枚の媒体Mに印刷が行われる場合、複数枚の媒体Mの間において印刷が行われていないときに、設定更新条件が成立する。
制御部41は、媒体検出センサー39による検出結果に基づいて、搬送方向Yにおける媒体Mの先端部及び後端部を特定する。制御部41は、搬送モーター33の駆動量に基づいて、媒体Mの印刷が終了したか否かを判定する。制御部41は、1枚の媒体Mの印刷が終了したと判定した場合、所定のタイミングで設定更新条件が成立したと判定する。このように、制御部41は、1枚の媒体Mへの印刷の終了を契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値を取得し、取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値を設定する。
<第4実施形態の効果>
第4実施形態の効果について説明する。
(9)1枚の媒体Mへの印刷の終了を契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値が取得される。そして、取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値が設定可能である。このため、動力負荷値の取得頻度及び閾値の設定頻度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
第4実施形態の効果について説明する。
(9)1枚の媒体Mへの印刷の終了を契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値が取得される。そして、取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値が設定可能である。このため、動力負荷値の取得頻度及び閾値の設定頻度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
第5実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、キャリッジ22の走査方向Xにおける所定回数の移動を契機として成立してもよい。つまり、設定更新条件は、印刷指示に基づいて印刷が行われる場合に、印刷ヘッド24から液体を吐出させた状態でキャリッジ22を走査方向Xに所定回数移動させた後に、設定更新条件が成立する。第5実施形態において、所定回数は、1回であるが、複数回であってもよく、1回の印刷指示に基づいてキャリッジ22が移動する回数であってもよい。
次に、第5実施形態について説明する。
第5実施形態では、図6のステップS11において、設定更新条件は、キャリッジ22の走査方向Xにおける所定回数の移動を契機として成立してもよい。つまり、設定更新条件は、印刷指示に基づいて印刷が行われる場合に、印刷ヘッド24から液体を吐出させた状態でキャリッジ22を走査方向Xに所定回数移動させた後に、設定更新条件が成立する。第5実施形態において、所定回数は、1回であるが、複数回であってもよく、1回の印刷指示に基づいてキャリッジ22が移動する回数であってもよい。
制御部41は、印刷指示に基づいて、印刷ヘッド24から液体を吐出させ、キャリッジ22を走査方向Xに移動させる。制御部41は、エンコーダー29からの信号に基づいて、印刷ヘッド24から液体を吐出させた状態でキャリッジ22を走査方向Xに1回移動させたと判定した場合、所定のタイミングで設定更新条件が成立したと判定する。設定更新条件が成立したと判定した場合、制御部41は、印刷ヘッド24から液体を吐出させずにキャリッジ22を走査方向Xに1回移動させてメジャメントを行う。このように、制御部41は、キャリッジ22の走査方向Xへの1回の移動を契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値を取得し、取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値を設定する。
<第5実施形態の効果>
第5実施形態の効果について説明する。
(10)キャリッジ22の走査方向Xへの1回の移動を契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値が取得される。そして、取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値が設定可能である。このため、動力負荷値の取得頻度及び閾値の設定頻度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
第5実施形態の効果について説明する。
(10)キャリッジ22の走査方向Xへの1回の移動を契機として、複数の制御区間毎に動力負荷値が取得される。そして、取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に閾値が設定可能である。このため、動力負荷値の取得頻度及び閾値の設定頻度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2実施形態では、印刷指示に基づいて印刷が行われている場合、閾値を設定してから規定枚数の媒体Mに印刷が行われたときに、印刷指示に基づく印刷が終了する前に設定更新条件が成立してもよい。この場合、印刷指示に基づく印刷中において、搬送される媒体Mと媒体Mとの間においてメジャメントが行われてもよい。
・第2実施形態では、印刷指示に基づいて印刷が行われている場合において、閾値を設定してから規定枚数の媒体Mに印刷が行われたときに、印刷指示に基づく印刷が終了した後に設定更新条件が成立してもよい。この場合、印刷指示に基づく印刷が終了したことを契機としてメジャメントが行われてもよい。印刷指示に基づく印刷が終了した後、印刷装置11に電源が投入されたことを契機としてメジャメントが行われてもよい。
・第3実施形態では、印刷装置11に電源が投入されたことを契機として、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったときに設定更新条件が成立してもよい。
・温湿度検出センサー40は、温度を検出可能な温度検出センサーであってもよい。温湿度検出センサー40は、湿度を検出可能な温度検出センサーであってもよい。つまり、第1検出部は、温度及び湿度のうち少なくとも何れかを検出可能であればよい。
・設定更新条件は、電源の遮断の操作を契機として成立してもよい。設定更新条件は、省電力状態への移行を契機として行われてもよい。設定更新条件は、省電力状態からの復帰を契機として行われてもよい。省電力状態は、最低限必要な電力のみ供給される状態であり、印刷装置11が動作しない時間が継続したときに移行する状態である。設定更新条件は、設定更新条件が成立してから予め定めた時間が経過したことを契機として成立してもよい。設定更新条件は、上記実施形態及び変更例に記載された事項のうち少なくとも何れかを契機として成立してもよく、上記実施形態及び変更例に記載された事項のうち少なくとも何れかの組み合わせを契機として成立してもよい。
・図6のステップS17~S19にて、制御部41は、指定区間において取得された動力負荷値の最大値に基づいて1つの閾値を設定してもよい。また、制御部41は、指定区間において取得された動力負荷値の平均値と動力負荷値の最大値とに基づいて1つの閾値を設定してもよい。つまり、制御部41は、複数の制御区間毎に取得された動力負荷値の平均値及び最大値の少なくとも何れかに基づいて複数の制御区間毎に1つの閾値を設定してもよい。制御部41は、指定区間において取得された動力負荷値の最小値に基づいて1つの閾値を設定してもよい。
・複数の制御区間のうち少なくとも何れかは、1つの動力負荷値が取得される制御区間であってもよい。つまり、制御部41は、複数の制御区間毎に動力負荷値を複数回取得可能であってもよい。また、複数の制御区間のそれぞれは、複数の動力負荷値が取得されずに、1つの動力負荷値が取得される制御区間であってもよい。つまり、制御部41は、複数の制御区間毎に動力負荷値を1回取得してもよい。
・印刷装置11は、キャリッジ22の移動速度が異なる複数のモードを選択可能であってもよい。複数のモードは、第1モードと、第2モードとを含んでもよい。第1モードは、第2モードよりもキャリッジ22の移動速度が高くてもよい。速度制御データは、第1モードに対応する第1速度制御データと、第2モードに対応する第2速度制御データとを含んでもよい。メジャメントとしては、第1モードに対応するメジャメントと、第2モードに対応するメジャメントとが行われてもよい。複数の制御区間毎に、第1モードに対応する閾値と、第2モードに対応する閾値とが設定可能であってもよい。
・判定回数は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、動力負荷値が閾値を超えたと判定された累積回数であってもよい。
・判定回数は、連続する2つ以上の制御区間を跨いで計数されてもよい。この場合、制御部41は、連続する2つ以上の制御区間毎に、対応している閾値が動力負荷値を超えたか否かを判定してもよい。具体的な一例としては、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11において、第1加速区間R11に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数が基準回数SNA1を超えない場合、負荷超過エラーであると判定しない。そして、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11及び第2加速区間R12における合算判定回数が基準回数SNA2であるときに負荷超過エラーであると判定する。合算判定回数は、第1加速区間R11において、第1加速区間R11に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数と、第2加速区間R12において、第2加速区間R12に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数との合算である。また、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11及び第2加速区間R12における合算判定回数が基準回数SNA1であるときに負荷超過エラーであると判定してもよい。このように、所定の制御区間は、1つの制御区間であっても連続する複数の制御区間であってもよい。
・判定回数は、連続する2つ以上の制御区間を跨いで計数されてもよい。この場合、制御部41は、連続する2つ以上の制御区間毎に、対応している閾値が動力負荷値を超えたか否かを判定してもよい。具体的な一例としては、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11において、第1加速区間R11に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数が基準回数SNA1を超えない場合、負荷超過エラーであると判定しない。そして、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11及び第2加速区間R12における合算判定回数が基準回数SNA2であるときに負荷超過エラーであると判定する。合算判定回数は、第1加速区間R11において、第1加速区間R11に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数と、第2加速区間R12において、第2加速区間R12に設定した閾値を動力負荷値が超えたと判定した判定回数との合算である。また、制御部41は、キャリッジ22が移動しておらず、かつ、第1加速区間R11及び第2加速区間R12における合算判定回数が基準回数SNA1であるときに負荷超過エラーであると判定してもよい。このように、所定の制御区間は、1つの制御区間であっても連続する複数の制御区間であってもよい。
・制御部41は、キャリッジ22が移動しているか否かに関係なく、動力負荷値が閾値を超えた判定回数を計数し、判定回数が基準回数となったときに、キャリッジ22が移動していなければ、負荷超過エラーであると判定してもよい。つまり、制御部41は、キャリッジが移動していないときにエラーであると判定してもよい。
・制御部41は、負荷超過エラーであるか否かを判定する場合、キャリッジ22が移動しているときに動力負荷値を取得せずに、キャリッジ22が移動していないときに動力負荷値を取得してもよい。つまり、制御部41は、キャリッジが移動していないときにエラーであると判定してもよい。
・制御部41は、キャリッジ22が移動していないことに替えて、キャリッジ22の移動速度が0ではない下限値よりも低下したことに基づいて、負荷超過エラーであると判定してもよい。つまり、判定回数は、キャリッジ22の速度が予め定めた下限速度よりも低く、かつ、動力負荷値が閾値を超えたと連続して判定された回数であってもよい。また、制御部41は、キャリッジ22の移動及び速度に関係なく、動力負荷値が閾値を超えたことに基づいて、負荷超過エラーであると判定してもよい。
・負荷超過エラー以外に、速度低下エラーであるか否かが判定されてもよい。速度低下エラーは、実速度が速度の閾値よりも低下したことに基づいて判定される。速度低下エラーであると判定された場合、図7のステップS27と同じように、キャリッジモーター28の駆動が強制的に停止してもよい。
定速区間R2においては、キャリッジ22が定速度V1で移動しており、キャリッジ22の速度が安定している。一方、加速区間R1及び減速区間R3においてはキャリッジ22に速度が安定しない。このため、速度低下エラーは、主に定速区間R2において判定されるエラーであり、加速区間R1及び減速区間R3においては判定され難いエラーである。また、キャリッジ22の速度が0ではなくても速度の閾値よりも低下することに基づいて、速度低下エラーであると判定可能である。また、キャリッジモーター28の動力負荷値が大きくなる前に速度低下エラーであると判定可能である。
このように、負荷超過エラーと速度低下エラーとを判定可能とするように構成されてもよい。これにより、加速区間R1及び減速区間R3においては主に負荷超過エラーによりキャリッジモーター28の駆動が強制的に停止する。一方、定速区間R2においては主に速度低下エラーによりキャリッジモーター28の駆動が強制的に停止する。したがって、キャリッジ22の移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。もちろん、負荷超過エラーにおいては、メジャメントが行われた結果、複数の制御区間毎に動力負荷値に基づく閾値が設定可能であり、定速区間R2においても速度低下エラーと同じように機能する。
・加速区間R1は、4つの制御区間に区分されたが、これに限らない。例えば、加速区間R1は、2つ、3つ、5つ以上の制御区間に区分されてもよく、複数の制御区間に区分されても複数の制御区間に区分されなくてもよい。
・減速区間R3は、4つの制御区間に区分されたが、これに限らない。例えば、減速区間R3は、2つ、3つ、5つ以上の制御区間に区分されてもよく、複数の制御区間に区分されても複数の制御区間に区分されなくてもよい。また、加速区間R1と減速区間R3とは、同数の制御区間に区分されても同数の制御区間に区分されなくてもよい。
・定速区間R2は、1つの制御区間として区分されたが、複数の制御区間として制御されてもよい。例えば、定速区間R2は、第1定速区間と、第2定速区間と、第3定速区間とに区分されてもよい。第1定速区間は、加速区間R1と連続する区間であってもよい。第3定速区間は、減速区間R3と連続する区間であってもよい。第2定速区間は、第1定速区間及び第3定速区間と連続する区間であってもよい。第1定速区間及び第3定速区間は、加速区間R1及び減速区間R3よりもキャリッジ22の速度及びキャリッジモーター28の動力負荷値が安定する制御区間である。第1定速区間及び第3定速区間は、第2定速区間よりもキャリッジ22の速度及びキャリッジモーター28の動力負荷値が安定しない制御区間である。このため、定速区間R2は、複数の制御区間を有し、動力負荷値に基づいて異なる閾値が設定可能であると、キャリッジ22の移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
・第1加速区間R11を第1制御区間の一例とし、第2加速区間R12を第2制御区間の一例としたが、これに限らず、任意の制御区間を第1制御区間及び第2制御区間の一例としてもよい。詳しくは、第1制御区間と第2制御区間とは、加速区間R1、定速区間R2、減速区間R3のうち異なる制御区間であればよい。第1制御区間と第2制御区間とは、複数の制御区間のうち、連続する制御区間であっても連続しない制御区間であってもよい。
・移動区間Rに含まれる複数の制御区間のうち一部の制御区間においてメジャメントが行われず、閾値が設定されなくてもよい。つまり、複数の制御区間のうち一部又は全部の制御区間毎に、動力負荷値が取得されればよい。また、複数の制御区間のうち一部又は全部の制御区間毎に、動力負荷値に基づいて異なる閾値が設定されればよい。特に、移動区間Rに含まれる複数の制御区間のうち、加速区間R1及び減速区間R3など、少なくともキャリッジ22の速度が安定しない制御区間において、メジャメントが行われることが好ましい。また、加速区間R1のうち、第1加速区間R11及び第2加速区間R12は、第3加速区間R13及び第4加速区間R14よりも、キャリッジ22の速度が安定しない制御区間である。このため、第1加速区間R11及び第2加速区間R12において、メジャメントが行われることが好ましい。また、減速区間R3のうち、第3減速区間R33及び第4減速区間R34は、第1減速区間R31及び第2減速区間R32よりもキャリッジ22の速度が安定しない制御区間である。このため、第3減速区間R33及び第4減速区間R34において、メジャメントが行われることが好ましい。
・移動区間Rに含まれる複数の制御区間のうち一部の制御区間において負荷超過エラーが判定されなくてもよい。つまり、複数の制御区間のうち所定の制御区間において負荷超過エラーであるか判定されればよい。所定の制御区間としては任意の制御区間であればよい。特に、移動区間Rに含まれる複数の制御区間のうち、キャリッジ22の速度が安定しない制御区間において、負荷超過エラーが判定されればよい。
・複数の制御区間毎に取得条件が異なってもよい。例えば、図6のステップS14では、制御部41は、第1制御区間において、エンコーダー29からの信号の入力回数が第1回数となったときに取得条件が成立したと判定してもよい。制御部41は、第2制御区間において、エンコーダー29からの信号の入力回数が、第1回数とは異なる第2回数となったときに取得条件が成立したと判定してもよい。つまり、制御部41は、複数の制御区間毎に動力負荷値を取得する間隔を異ならせてもよい。また、キャリッジ22の速度及びキャリッジモーター28の動力負荷値が安定しない制御区間において、安定する制御区間と比較して、取得条件が成立する頻度が高くなってもよい。
・オフセット値は、例えば、印刷枚数に応じて異ならせてもよい。具体的な一例をあげると、印刷枚数が多くなると、キャリッジ22の移動及びキャリッジモーター28の駆動が行われる回数が多くなる。このため、キャリッジ22の移動及びキャリッジモーター28の状況が変化している可能性がある。そこで、印刷枚数が多くなると、オフセット値が大きくなってもよい。つまり、印刷枚数が第1枚数であるときと、印刷枚数が第1枚数より多い第2枚数であるときとで、複数の制御区間毎に加算されるオフセット値が異なってもよい。また、印刷枚数が第1枚数であるときよりも、印刷枚数が第1枚数より多い第2枚数であるときのほうが、複数の制御区間毎に加算されるオフセット値が大きくてもよい。特に、第2実施形態に採用する場合、第1枚数及び第2枚数は、規定枚数よりも小さくてもよく、規定枚数とは異なり、累積的に印刷された累積印刷枚数であってもよい。
・オフセット値は、複数の制御区間毎に予め定められていなくてもよい。例えば、複数の制御区間毎に取得した動力負荷値の平均値に予め定めた係数を乗算することによりオフセット値が算出されてもよい。また、係数は、複数の制御区間毎に同じであっても異なってもよい。
・オフセット値は、複数の制御区間のうち第1制御区間と第2制御区間とで異なる値であれば、第1制御区間と第3制御区間とで同じ値であってもよい。第1制御区間、第2制御区間及び第3制御区間は、異なる制御区間であれば任意の制御区間であってもよい。オフセット値は、複数の制御区間毎に同じ値であってもよい。
・閾値に上限値が定められていてもよい。例えば、キャリッジモーター28を駆動制御するための制御負荷値の上限値が閾値の上限値であってもよい。
・閾値は、複数の制御区間のうち第1制御区間と第2制御区間とで異なる値であれば、第1制御区間と第3制御区間とで同じ値であってもよい。第1制御区間、第2制御区間及び第3制御区間は、異なる制御区間であれば任意の制御区間であってもよい。
・閾値は、複数の制御区間のうち第1制御区間と第2制御区間とで異なる値であれば、第1制御区間と第3制御区間とで同じ値であってもよい。第1制御区間、第2制御区間及び第3制御区間は、異なる制御区間であれば任意の制御区間であってもよい。
・基準回数は、複数の制御区間のうち第1制御区間と第2制御区間とで異なる値であれば、第1制御区間と第3制御区間とで同じ値であってもよい。第1制御区間、第2制御区間及び第3制御区間は、異なる制御区間であれば任意の制御区間であってもよい。基準回数は、複数の制御区間毎に同じ値であってもよい。
・上記実施形態では、例えば、ホーム位置HPなどの予め定めた位置にキャリッジ22を停止させるために、設計者の意図するようにキャリッジ22を対象部材に衝突させる場合にも適用可能である。
・上記実施形態では、印刷装置11としてシリアル式プリンターが採用されたが、印刷ヘッド24を搭載したキャリッジ22を移動させる走査式の印刷装置であればこれに限らない。例えば、印刷装置11としてラテラル式プリンターが採用されてもよい。ラテラル式プリンターは、キャリッジが主走査方向と副走査方向との2方向に移動可能プリンターである。
・印刷装置11は、インクジェット式プリンターに限定されず、ドットインパクト式プリンターでもよい。
・媒体Mは、用紙に限定されず、樹脂製のフィルムやシート、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、金属箔、金属フィルム、セラミックシートなどであってもよい。また、媒体Mは、タオルや、シャツ等の衣料でもよい。
・媒体Mは、用紙に限定されず、樹脂製のフィルムやシート、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、金属箔、金属フィルム、セラミックシートなどであってもよい。また、媒体Mは、タオルや、シャツ等の衣料でもよい。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)媒体に印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを走査方向に移動可能な動力源と、前記動力源を駆動制御するように構成される制御部と、を備え、前記制御部によって前記動力源が駆動制御される区間は、複数の制御区間を含み、前記制御部は、前記動力源を駆動制御している状態で前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を取得し、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて、前記複数の制御区間毎に異なる閾値を設定可能であり、前記制御部は、前記動力源を駆動制御しているときに、前記複数の制御区間のうち所定の制御区間において、当該所定の制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたことに基づいてエラー判定を行う。
この構成によれば、キャリッジを移動させる動力源の動力負荷値が複数の制御区間毎に取得される。取得された動力負荷値に基づいて、複数の制御区間毎に異なる閾値が設定可能である。このため、複数の制御区間毎に実際の動力負荷値が取得可能である。そして、その動力負荷値に基づいて複数の制御区間毎に異なる閾値が設定可能である。したがって、複数の制御区間毎に状況に応じた閾値が設定可能であるため、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(B)前記制御部は、前記複数の制御区間のうち第1制御区間において取得された前記動力源の動力負荷値に第1オフセット値を加算した値を前記第1制御区間における閾値として設定し、前記制御部は、前記複数の制御区間のうち前記第1制御区間とは異なる第2制御区間において取得された前記動力源の動力負荷値に前記第1オフセット値とは異なる第2オフセット値を加算した値を前記第2制御区間における閾値として設定してもよい。
この構成によれば、第1制御区間と第2制御区間とで、実際の動力負荷値に加算するオフセット値を異ならせることができる。したがって、複数の制御区間毎に状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(C)前記制御部は、前記複数の制御区間のうち第1制御区間において、前記第1制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたと判定した判定回数が第1基準回数であるときにエラーであると判定し、前記制御部は、前記複数の制御区間のうち前記第1制御区間とは異なる第2制御区間において、前記第2制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたと判定した判定回数が前記第1基準回数とは異なる第2基準回数であるときにエラーであると判定してもよい。
この構成によれば、第1制御区間と第2制御区間とで、エラーであると判定するための基準回数を異ならせることができる。したがって、複数の制御区間毎に状況に応じてエラーであると判定することができ、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(D)前記第1制御区間と前記第2制御区間とは、前記キャリッジを加速させる制御区間であってもよい。
この構成によれば、キャリッジを加速させる第1制御区間と第2制御区間とにおいて、状況に応じた制御を行うことができ、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
この構成によれば、キャリッジを加速させる第1制御区間と第2制御区間とにおいて、状況に応じた制御を行うことができ、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(E)前記制御部は、前記キャリッジの走査方向における所定回数の移動及び所定枚数の媒体への印刷の終了のうち少なくとも何れかを契機として、前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を取得してもよい。
この構成によれば、前記キャリッジの走査方向における所定回数の移動及び所定枚数の媒体への印刷の終了のうち少なくとも何れかを契機として、複数の制御区間毎に動力源の動力負荷値が取得される。このため、閾値を設定するために、動力負荷値を取得する頻度を高めることができ、キャリッジの移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(F)前記制御部は、前記キャリッジの走査方向における所定回数の移動及び所定枚数の媒体への印刷の終了のうち少なくとも何れかを契機として、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて、前記複数の制御区間毎に閾値を設定してもよい。この構成によれば、(E)と同じような効果を奏する。
(G)前記制御部は、前記複数の制御区間毎に閾値を設定してから規定枚数の媒体に印刷が行われたことを契機として、前記複数の制御区間毎に閾値を再設定してもよい。
この構成によれば、規定枚数の媒体に印刷が行われることを契機として閾値が再設定される。このため、規定枚数の媒体に印刷が行われた後のキャリッジの状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
この構成によれば、規定枚数の媒体に印刷が行われることを契機として閾値が再設定される。このため、規定枚数の媒体に印刷が行われた後のキャリッジの状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(H)温度及び湿度のうち少なくとも何れかを検出可能な第1検出部を備え、前記制御部は、前記第1検出部による検出結果に基づいて温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったことを契機として、前記複数の制御区間毎に閾値を設定してもよい。
この構成によれば、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったことを契機として、閾値が設定される。このため、印刷装置11が設置される環境が変化し、温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があった場合であっても、状況に応じた閾値が設定可能であり、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(I)前記キャリッジの位置を検出可能な第2検出部を備え、前記制御部は、前記第2検出部による検出結果に基づいて前記キャリッジが移動していないときにエラーであると判定してもよい。
この構成によれば、キャリッジが移動していないときにエラーであると判定される。このため、動力源が駆動制御されているときに、実際にキャリッジが移動していないことを特定することができる。したがって、キャリッジの移動に関するエラーが発生していると判定する精度を高めることができ、キャリッジの移動に関するエラー判定時間を短縮することができる。
(J)前記制御部は、前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を複数回取得可能であり、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて前記複数の制御区間毎に1つの閾値を設定してもよい。
この構成によれば、複数の制御区間毎に複数回に亘って動力負荷値が取得された場合であっても、複数の動力負荷値に基づいて複数の制御区間毎に1つの閾値が設定可能である。このため、複数の制御区間毎に複数の動力負荷値を取得することができ、複数の制御区間毎に状況に応じた閾値を設定することができ、キャリッジの移動に関するエラー判定の精度を高めることができる。また、これに加えて、複数の制御区間毎に複数の閾値を記憶させることなく、キャリッジの移動に関するエラー判定における記憶容量の増大を抑制することができる。
(K)前記制御部は、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値の平均値及び最大値の少なくとも何れかに基づいて前記複数の制御区間毎に1つの閾値を設定してもよい。この構成によれば、(J)と同じような効果を奏する。
D0…移動開始位置、D1…加速終了位置、D11…第1加速位置、D12…第2加速位置、D13…第3加速位置、D2…定速終了位置、D3…移動終了位置、D31…第1減速位置、D32…第2減速位置、D33…第3減速位置、HP…ホーム位置、M…媒体、R…移動区間、R1…加速区間、R11…第1加速区間、R12…第2加速区間、R13…第3加速区間、R14…第4加速区間、R2…定速区間、R3…減速区間、R31…第1減速区間、R32…第2減速区間、R33…第3減速区間、R34…第4減速区間、TA…設定テーブル、X…走査方向、Y…搬送方向、Z…鉛直方向、11…印刷装置、12…本体、12A…排出口、13…操作パネル、14…表示部、15…操作部、15A…電源スイッチ、15B…選択スイッチ、15C…キャンセルスイッチ、16…給送トレイ、16A…エッジガイド、17…自動給送装置、18…排出スタッカー、20…本体フレーム、21…ガイド軸、22…キャリッジ、23…カートリッジ、24…印刷ヘッド、25…支持台、26…プーリー、27…タイミングベルト、28…キャリッジモーター、29…エンコーダー、30…給送モーター、31…搬送ローラー対、31A…搬送駆動ローラー、31B…搬送従動ローラー、32…排出ローラー対、32A…排出駆動ローラー、32B…排出従動ローラー、33…搬送モーター、34…メンテナンス部、34A…キャップ、35…印刷ヘッド駆動回路、36…キャリッジモーター駆動回路、37…給送モーター駆動回路、38…搬送モーター駆動回路、39…媒体検出センサー、40…温湿度検出センサー、41…制御部、42…キャリッジモーター制御部、43…動力負荷値取得部、44…メジャメント部、45…閾値設定部、46…エラー判定部
Claims (11)
- 媒体に印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジを走査方向に移動可能な動力源と、
前記動力源を駆動制御するように構成される制御部と、を備え、
前記制御部によって前記動力源が駆動制御される区間は、複数の制御区間を含み、
前記制御部は、前記動力源を駆動制御している状態で前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を取得し、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて、前記複数の制御区間毎に異なる閾値を設定可能であり、
前記制御部は、前記動力源を駆動制御しているときに、前記複数の制御区間のうち所定の制御区間において、当該所定の制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたことに基づいてエラー判定を行う、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記複数の制御区間のうち第1制御区間において取得された前記動力源の動力負荷値に第1オフセット値を加算した値を前記第1制御区間における閾値として設定し、
前記制御部は、前記複数の制御区間のうち前記第1制御区間とは異なる第2制御区間において取得された前記動力源の動力負荷値に前記第1オフセット値とは異なる第2オフセット値を加算した値を前記第2制御区間における閾値として設定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記複数の制御区間のうち第1制御区間において、前記第1制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたと判定した判定回数が第1基準回数であるときにエラーであると判定し、
前記制御部は、前記複数の制御区間のうち前記第1制御区間とは異なる第2制御区間において、前記第2制御区間に設定した閾値を前記動力源の動力負荷値が超えたと判定した判定回数が前記第1基準回数とは異なる第2基準回数であるときにエラーであると判定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の印刷装置において、
前記第1制御区間と前記第2制御区間とは、前記キャリッジを加速させる制御区間である、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1~請求項4のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記キャリッジの走査方向における所定回数の移動及び所定枚数の媒体への印刷の終了のうち少なくとも何れかを契機として、前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を取得する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1~請求項5のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記キャリッジの走査方向における所定回数の移動及び所定枚数の媒体への印刷の終了のうち少なくとも何れかを契機として、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて、前記複数の制御区間毎に閾値を設定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1~請求項6のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記複数の制御区間毎に閾値を設定してから規定枚数の媒体に印刷が行われたことを契機として、前記複数の制御区間毎に閾値を再設定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1~請求項7のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
温度及び湿度のうち少なくとも何れかを検出可能な第1検出部を備え、
前記制御部は、前記第1検出部による検出結果に基づいて温度及び湿度のうち少なくとも何れかが基準値以上の変化があったことを契機として、前記複数の制御区間毎に閾値を設定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1~請求項8のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
前記キャリッジの位置を検出可能な第2検出部を備え、
前記制御部は、前記第2検出部による検出結果に基づいて前記キャリッジが移動していないときにエラーであると判定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1~請求項9のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記複数の制御区間毎に前記動力源の動力負荷値を複数回取得可能であり、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値に基づいて前記複数の制御区間毎に1つの閾値を設定する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項10に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記複数の制御区間毎に取得された前記動力源の動力負荷値の平均値及び最大値の少なくとも何れかに基づいて前記複数の制御区間毎に1つの閾値を設定する、
ことを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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