JP2023091166A - 電磁引き外し装置、回路遮断器、及び、分電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常電流が発生したときに回路遮断器が接点部を速やかに開極することを支援することができる電磁引き外し装置を提供する。【解決手段】電磁引き外し装置10は、底部12及び底部12に立設する側壁部13を有し、回路遮断器60の電路20が通る溝を形成する固定片11と、側壁部13の上面13aと対向する第一部位17、及び、側壁部13の内側面と対向する第二部位18を有する可動片16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、回路遮断器に用いられる電磁引き外し装置に関する。
短絡電流などの異常電流を検知して、負荷及び電源を接続する回路を遮断する回路遮断器が知られている。特許文献1には、回路遮断器の電磁引き外し装置が開示されている。
特開2000-215779号公報
本発明は、異常電流が発生したときに回路遮断器が接点部を速やかに開極することを支援することができる電磁引き外し装置、及び、これを備える回路遮断器等を提供する。
本発明の一態様に係る電磁引き外し装置は、底部及び前記底部に立設する側壁部を有し、回路遮断器の電路が通る溝を形成する固定片と、前記側壁部の上面と対向する第一部位、及び、前記側壁部の内側面と対向する第二部位を有する可動片とを備える。
本発明の一態様に係る回路遮断器は、前記電磁引き外し装置と、前記電路とを備える。
本発明の一態様に係る分電盤は、前記回路遮断器と、前記回路遮断器を収容する筐体とを備える。
本発明の一態様に係る電磁引き外し装置によれば、異常電流が発生したときに接点部を速やかに開極することができる回路遮断器等が実現される。
図1は、実施の形態に係る電磁引き外し装置の通常状態における外観斜視図である。 図2は、実施の形態に係る電磁引き外し装置の異常検知状態における外観斜視図である。 図3は、実施の形態に係る電磁引き外し装置をX軸方向から見た外観図である。 図4は、実施の形態に係る電磁引き外し装置をY軸方向から見た外観図である。 図5は、実施の形態に係る電磁引き外し装置をZ軸方向から見た外観図である。 図6は、実施の形態に係る電磁引き外し装置をXY平面で切断した場合の断面図である。 図7は、実施の形態に係る電磁引き外し装置の、可動片が保持部材によって保持された状態の外観斜視図である。 図8は、比較例に係る電磁引き外し装置の外観斜視図である。 図9は、実施の形態に係る電磁引き外し装置及び比較例に係る電磁引き外し装置のそれぞれが、通常状態から異常検知状態に遷移したときの電流値を示す図である。 図10は、変形例に係る電磁引き外し装置をXY平面で切断した場合の断面図である。 図11は、実施の形態に係る回路遮断器の閉極状態における内部構造を示す図である。 図12は、実施の形態に係る回路遮断器の開極直後の状態における内部構造を示す図である。 図13は、実施の形態に係る分電盤の外観斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸方向プラス側は、上側(上方)と表現され、Z軸方向マイナス側は、下側(下方)と表現される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。
(実施の形態)
[電磁引き外し装置の構成]
以下、実施の形態に係る回路遮断器について説明する。図1は、実施の形態に係る電磁引き外し装置の通常状態における外観斜視図である。図2は、実施の形態に係る電磁引き外し装置の、異常電流が検知された状態(以下、単に異常検知状態とも記載される)における外観斜視図である。
電磁引き外し装置10は、短絡電流などの異常電流を検知したときに、回路遮断器の接点部(後述)を速やかに開極させるための装置である。図1及び図2に示されるように、電磁引き外し装置10は、固定片11と、可動片16とを備える。電磁引き外し装置10は、例えば、電路20に異常電流が流れると、可動片16が固定片11に対して動くことにより、通常状態(図1)から異常検知状態(図2)に変化し、この結果、接点部が開極する。
なお、図1に示される、通常状態における固定片11及び可動片16の位置関係は一例であり、通常状態において、可動片16が固定片に対して正確に図1のような姿勢になることは必須ではない。同様に、図2に示される、異常検知状態における固定片11及び可動片16の位置関係は一例であり、異常検知状態において、可動片16が固定片11に対して正確に図2のような姿勢になることは必須ではない。
以下、固定片11及び可動片16の構造について、図1及び図2に加えて図3~図6を参照しながら説明する。図3は、電磁引き外し装置10をX軸方向から見た外観図である。図4は、電磁引き外し装置10をY軸方向から見た外観図である。図5は、電磁引き外し装置10をZ軸方向から見た外観図である。図6は、電磁引き外し装置10をXY平面で切断した場合の断面図である。図3~図6は、いずれも異常検知状態における電磁引き外し装置10を示している。なお、X軸方向は、固定片11よって形成される溝の幅方向と言い換えることができ、Y軸方向は、上記溝の高さ方向と言い換えることができ、Z軸方向は、上記溝の延伸方向と言い換えることができる。
固定片11は、回路遮断器の電路20が通る溝を形成する断面コ字状の部材である。コ字状は、U字状またはブラケット状などと言い換えることができる。固定片11は、電路20に異常電流が流れたときにヨークとして機能する。固定片11は、具体的には、底部12、及び、底部12に立設する側壁部13を有する。
底部12は、固定片11のうち上記溝の底に相当する部位である。底部12は、平面視形状が略矩形の平板状の部位である。
側壁部13は、底部12のX軸方向における両端部のそれぞれに立設する平板状の部位である。側壁部13は、第一側壁部14と、底部12からの高さが第一側壁部14よりも高い第二側壁部15とを含む。第一側壁部14は、第二側壁部15よりもZ軸方向プラス側に位置する部位であり、第二側壁部15は、第一側壁部14よりもZ軸方向マイナス側に位置する部位である。なお、側壁部13が第一側壁部14及び第二側壁部15を含むことは必須ではなく、側壁部13の底部12からの高さは一定であってもよい。
以上説明した固定片11は、例えば、金属板を曲げ加工することによって形成されるが、底部12に側壁部13が溶接されることによって形成されてもよい。固定片11を構成する主な材料は、例えば、鉄である。つまり、固定片11は、固定鉄片と言い換えることができる。固定片11を構成する主な材料は、鉄以外のその他の磁性体材料(金属材料)であってもよい。
可動片16は、固定片11によって形成される溝を塞ぐように固定片11から離れて位置し、固定片11に対して動く部材である。なお、異常検知状態においては、可動片16は固定片11に接触する場合もある。可動片16は、側壁部13の上面13aと対向する第一部位17、側壁部13の内側面13bと対向する第二部位18、及び、接続部19を有する。
第一部位17は、平面視形状が矩形の平板状の部位である。第一部位17のX軸方向における両端部のそれぞれは、対応する側壁部13の上面13aと対向する。第一部位17のX軸方向における両端部のそれぞれは、より具体的には、対応する第一側壁部14の上面13aと対向する。
第二部位18は、断面コ字状の部位である。第二部位18のX軸方向における両端部のそれぞれは、固定片11へ向けて折り曲げられており、固定片11によって形成される溝に入り込んでいる。第二部位18の両端部のそれぞれは、対応する側壁部13の内側面13bと対向する。第二部位18の両端部のそれぞれは、より具体的には、対応する第二側壁部15の内側面13bと対向する。
接続部19は、第一部位17及び第二部位18を接続する部位である。接続部19は、平面視形状が矩形の平板状の部位である。接続部19のX軸方向における長さ(幅)は、第一部位17及び第二部位18のいずれよりも短い。なお、X軸方向における長さ(幅)は、第一部位17が最も長く、次に第二部位18が長く、接続部19が最も短い。
以上説明した可動片16は、例えば、金属板を曲げ加工することによって形成されるが、3つの部位の少なくとも1つが他の部位に溶接されることによって形成されてもよい。可動片16を構成する主な材料は、例えば、鉄である。つまり、可動片16は、可動鉄片と言い換えることができる。可動片16を構成する主な材料は、鉄以外のその他の磁性体材料(金属材料)であってもよい。
なお、可動片16は、例えば、保持部材によって保持され、保持部材は、接続部19を利用して可動片16を保持する。図7は、電磁引き外し装置10の、可動片16が保持部材によって保持された状態の外観斜視図である。
保持部材30は、X軸方向に沿う軸31を有する。可動片16は軸31を中心に回動する。電磁引き外し装置10は、通常状態においては、保持部材30のばね接続部32に接続されるばねによって可動片16が固定片11から離れる方向に付勢されている。つまり、通常状態においては、可動片16への付勢力により、可動片16と固定片11との隙間は大きくなっている。
電路20に異常電流が流れると、異常電流に起因して電路20の周囲に磁界が形成され、固定片11と可動片16との隙間に磁力(吸引力)が発生する。この磁力により、可動片16が軸31を中心に回動して固定片11側へ引き寄せられる。これにより、電磁引き外し装置10は、通常状態から異常検知状態に遷移する。なお、図7では、Y軸方向において、可動片16の第一部位17は、第二部位18よりも軸31の近くに位置するが、これとは逆に、可動片16の第二部位18は、第一部位17よりも軸31の近くに位置してもよい。
[電磁引き外し装置によって得られる効果]
電磁引き外し装置10においては、可動片16に第二部位18が設けられることにより、固定片11と可動片16の隙間に生じる磁力の可動片16への影響度が高められている。電磁引き外し装置10は、第二部位18が設けられない電磁引き外し装置(以下、比較例に係る電磁引き外し装置とも記載される)よりも低い電流で異常検知状態に遷移することができる。図8は、比較例に係る電磁引き外し装置の外観斜視図である。図9は、電磁引き外し装置10及び比較例に係る電磁引き外し装置40のそれぞれが、通常状態から異常検知状態に遷移したときの電流値を示す図である。
図9では、保持部材30に接続されるばねの弾性力が弱い場合と強い場合の2通りについて、電磁引き外し装置10及び比較例に係る電磁引き外し装置のそれぞれが通常状態から異常検知状態に遷移したときの電流値のシミュレーション結果を示している。図9において、電流値は、定格電流Inを基準として倍率表示されている。
図9に示されるように、電磁引き外し装置10は、比較例に係る電磁引き外し装置40よりも低い電流で動作することができる。つまり、電磁引き外し装置10は、異常電流が発生したときに速やかに異常検知状態に遷移することができ、動作性能が向上された電磁引き外し装置であるといえる。
また、比較例に係る電磁引き外し装置40により、電磁引き外し装置10と同等の動作性能を得るには固定片41と可動片46とのギャップ(間隔)を小さくする必要がある。しかしながら、固定片41と可動片46とのギャップを小さくすると可動片16のストローク(可動域)の確保が困難であるという課題が生じる。これに対し、電磁引き外し装置10は、固定片11によって形成される溝に第二部位18が入り込むことにより、動作性能とストロークの確保とを両立することができる。
なお、固定片11の側壁部13が段差を有する構成(第一側壁部14及び第二側壁部15を有する構成)によれば、可動片16の第二部位18の両端部(第二側壁部15と対向する部分)のサイズをさほど大きくしなくとも、第二部位18の両端部と側壁部13とを対向させることができる。ここで、可動片16の第一部位17の、第一側壁部14の上面13aと対向する部分の面積は、動作性能に直結するが、第二部位18の両端部のサイズが小さければ、当該面積を確保しつつ、可動片16のストローク、及び、電路20を挿通するスペースを確保することができる。
[電磁引き外し装置の変形例]
電磁引き外し装置10において、第一側壁部14の上面13aは、XZ平面に沿う平面(言い換えれば、Y軸方向に垂直な平面)であるが、傾斜面であってもよい。図10は、このような変形例に係る電磁引き外し装置をXY平面で切断した場合の断面図である。
変形例に係る電磁引き外し装置50は、固定片51と、可動片56とを備える。固定片51は、具体的には、底部52、及び、底部52に立設する側壁部53を有する。側壁部53は、第一側壁部54と、底部52からの高さが第一側壁部54よりも高い第二側壁部(図示せず)とを含む。可動片56は、側壁部53の上面53aと対向する第一部位57、側壁部53の内側面53bと対向する第二部位(図示せず)、及び、接続部(図示せず)を有する。
電磁引き外し装置50は、基本的には電磁引き外し装置10と同じ構造を有するが、側壁部53(第一側壁部54)の上面53aが傾斜面である点が異なる。この傾斜面は、固定片51によって形成される溝に近い部分ほど底部52からの高さが低い傾斜面である。
このように、側壁部53(第一側壁部54)の上面53aが傾斜面であれば、上面53aの面積(つまり、固定片51のうち可動片56の第一部位57と対向する部分の面積)を増大させることができる。つまり、上面53aによれば、電磁引き外し装置50の動作性能の向上を図ることができる。なお、図示されないが、第二側壁部の上面53aは平面であるが、第一側壁部54の上面53aと同様に傾斜面であってもよい。
また、電磁引き外し装置50においては、可動片56の第一部位57のX軸方向における両端部に位置する側面57aは、第一側壁部54の上面53a(傾斜面)に対応する傾斜を有している。具体的には、側面57aは、異常検知状態において上面53aと実質的に平行となるように傾斜している。
このように、側面57aが第一側壁部54の上面53aに対応する傾斜を有していれば、側面57aの面積(つまり、可動片56のうち固定片51と対向する部分の面積)を増大させることができる。つまり、側面57aによれば、電磁引き外し装置50の動作性能の向上を図ることができる。
なお、電磁引き外し装置50において、上面53a及び側面57aの両方が傾斜面であることは必須ではなく、上面53a及び側面57aの少なくとも一方が傾斜面であればよい。
[回路遮断器の構成]
本発明は、電磁引き外し装置10(または電磁引き外し装置50)を備える回路遮断器として実現されてもよい。図11は、実施の形態に係る回路遮断器の内部構造を示す図である。図11は閉極状態(より詳細には、電磁引き外し装置10が通常状態で、かつ、レバー68がオンされている状態)における内部構造を示しており、回路遮断器60内の導電経路を構成する部材についてはハッチングが付与されている。
回路遮断器60は、分電盤などに使用され、負荷及び電源の電気的な接続をオン及びオフする装置である。回路遮断器60の差込口61には、負荷に接続された電線の端部が差し込まれ、当該端部は差込口61内に設けられた負荷側端子構造64に電気的に接続される。また、差込口61と反対側に位置する差込口62には、電源に接続された電線の端部が差し込まれ、当該端部は、差込口62に設けられた電源側端子構造67に電気的に接続される。
回路遮断器60は、主として、筐体63と、負荷側端子構造64と、開閉機構65と、接点部66と、電源側端子構造67と、レバー68と、電磁引き外し装置10と、電路20とを備える。
筐体63は、負荷側端子構造64、開閉機構65、接点部66、電源側端子構造67、電磁引き外し装置10、及び、電路20を収容する。筐体63は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により形成される。
負荷側端子構造64は、ねじの回動によって電線の端部が押圧固定される端子である。負荷側端子構造64は、電路20に電気的に接続される。電路20は、長尺板状の部材であり、金属材料によって形成される。
電磁引き外し装置10は、上記実施の形態で説明した構成を有する。なお、電磁引き外し装置10の形状等は、回路遮断器60に適合するように変更されている。例えば、可動片16は、開閉機構65に接続可能な形状を有している。しかしながら、可動片16が第一部位17及び第二部位18を備えている等の技術的特徴については上記実施の形態で説明した通りである。ここでは電磁引き外し装置10の詳細な説明は省略される。
開閉機構65は、短絡電流などの異常電流を検知したときに、接点部66を速やかに開極させる機構である。開閉機構65は、具体的には、電磁引き外し装置10の可動片16に構造的に接続されており、通常状態においては、ばねの弾性力によって電磁引き外し装置10を通常状態に保持している。電路20に異常電流が流れて可動片16が固定片側に移動すると、開閉機構65は接点部66を開極し、これとともにレバー68はオフ側に倒れる。図12は、回路遮断器60の開極直後の状態(より詳細には、電磁引き外し装置10が異常検知状態で、かつ、レバー68がオフされている状態)における内部構造を示す図である。
接点部66は、負荷側端子構造64及び電路20側の第一接点66aと、電源側端子構造67側の第二接点66bとを有する。
電源側端子構造67は、板ばねによって電線の端部が押圧固定される端子である。電源側端子構造67は、第二接点66bに電気的に接続される。
このような回路遮断器60は、電磁引き外し装置10を備えているため、異常電流が発生したときに接点部66を速やかに開極することができる。
[分電盤の構成]
本発明は、回路遮断器60を備える分電盤として実現されてもよい。図13は、実施の形態に係る分電盤の外観斜視図である。
図13に示されるように、分電盤100は、筐体101を備え、筐体101の内部に回路遮断器60を少なくとも1つ備える。分電盤100は、回路遮断器60を複数備えてもよい。回路遮断器60は、分岐回路における負荷及び電源の電気的な接続をオン及びオフする分岐ブレーカとして使用されてもよいし、主幹回路における負荷及び電源の電気的な接続をオン及びオフする主幹ブレーカとして使用されてもよい。なお、回路遮断器60は、電磁引き外し装置10または電磁引き外し装置50を備える。
このような分電盤100は、異常電流が発生したときに接点部を速やかに開極することができる。
[効果等]
以上説明したように、電磁引き外し装置10は、底部12及び底部12に立設する側壁部13を有し、回路遮断器60の電路20が通る溝を形成する固定片11と、側壁部13の上面13aと対向する第一部位17、及び、側壁部13の内側面13bと対向する第二部位18を有する可動片16とを備える。
このような電磁引き外し装置10は、異常電流が発生したときに回路遮断器60が接点部66を速やかに開極することを支援することができる。
また、例えば、可動片16は、溝の幅方向に沿う軸31を中心に回動し、溝の延伸方向において、第一部位17は、第二部位18よりも軸31の近くに位置する。
このような電磁引き外し装置10は、第一部位17が第二部位18よりも軸31の近くに位置する構成により、異常電流が発生したときに回路遮断器60が接点部66を速やかに開極することを支援することができる。
また、例えば、側壁部13は、第一側壁部14と、底部12からの高さが第一側壁部14よりも高い第二側壁部15とを含む。第一部位17は、第一側壁部14の上面13aと対向し、第二部位18は、第二側壁部15の内側面13bと対向する。
このような構成によれば、可動片16の第二部位18の両端部(第二側壁部15と対向する部分)のサイズをさほど大きくしなくとも、第二部位18の両端部と側壁部13とを対向させることができる。第二部位18の両端部のサイズが小さければ、可動片16の第一部位17の、第一側壁部14の上面13aと対向する部分の面積を確保しつつ、可動片16のストローク、及び、電路20を挿通するスペースを確保することができる。
また、例えば、側壁部53の上面53aは、溝に近い部分ほど底部52からの高さが低い傾斜面である。
このような構成によれば、側壁部53の上面53aの面積を上面53aが傾斜していない場合よりも増大させることができる。上面53aの面積が増大されれば、電磁引き外し装置50の動作性能の向上を図ることができる。
また、例えば、第一部位57の溝の幅方向の端部に位置する側面57aは、上記傾斜面に対応する傾斜を有する。
このような構成によれば、側面57aの面積を側面57aが傾斜していない場合よりも増大させることができる。側面57aの面積が増大されれば、電磁引き外し装置50の動作性能の向上を図ることができる。
また、例えば、固定片11、及び、可動片16の少なくとも一方は、金属板を加工することによって形成される。
これにより、固定片11、及び、可動片16の少なくとも一方を、溶接加工及び切削加工をすることなく、曲げ加工だけで製造することができる。
また、回路遮断器60は、電磁引き外し装置10と、電路20とを備える。
このような回路遮断器60は、異常電流が発生したときに接点部66を速やかに開極することができる。
また、分電盤100は、回路遮断器60と、回路遮断器60を収容する筐体101とを備える。
このような分電盤100は、異常電流が発生したときに接点部66を速やかに開極することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法のいずれによって実現されてもよい。例えば、本発明は、電磁引き外し装置、回路遮断器、または、分電盤の製造方法として実現されてもよい。
その他、各実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、50 電磁引き外し装置
11、51 固定片
12、52 底部
13、53 側壁部
13a、53a 上面
13b、53b 内側面
14、54 第一側壁部
15 第二側壁部
16、56 可動片
17、57 第一部位
18 第二部位
20 電路
31 軸
57a 側面
60 回路遮断器
100 分電盤
101 筐体

Claims (8)

  1. 底部及び前記底部に立設する側壁部を有し、回路遮断器の電路が通る溝を形成する固定片と、
    前記側壁部の上面と対向する第一部位、及び、前記側壁部の内側面と対向する第二部位を有する可動片とを備える
    電磁引き外し装置。
  2. 可動片は、前記溝の幅方向に沿う軸を中心に回動し、
    前記溝の延伸方向において、前記第一部位は、前記第二部位よりも前記軸の近くに位置する
    請求項1に記載の電磁引き外し装置。
  3. 前記側壁部は、第一側壁部と、前記底部からの高さが前記第一側壁部よりも高い第二側壁部とを含み、
    前記第一部位は、前記第一側壁部の上面と対向し、
    前記第二部位は、前記第二側壁部の内側面と対向する
    請求項1または2に記載の電磁引き外し装置。
  4. 前記側壁部の上面は、前記溝に近い部分ほど前記底部からの高さが低い傾斜面である
    請求項1~3のいずれか1項に記載の電磁引き外し装置。
  5. 前記第一部位の前記溝の幅方向の端部に位置する側面は、前記傾斜面に対応する傾斜を有する
    請求項4に記載の電磁引き外し装置。
  6. 前記固定片、及び、前記可動片の少なくとも一方は、金属板を加工することによって形成される
    請求項1~5のいずれか1項に記載の電磁引き外し装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電磁引き外し装置と、
    前記電路とを備える
    回路遮断器。
  8. 請求項7に記載の回路遮断器と、
    前記回路遮断器を収容する筐体とを備える
    分電盤。
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