JP5405971B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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着したものと固定鉄心1を固着し、最後にバイメタル6をリベット7で固着しており、組立時間がかかるという課題がある。
以下この発明の実施の形態1を図1〜図4により説明する。図1は回路遮断器の引き外し装置の要部の一例を示す斜視図、図2は回路遮断器の引き外し装置の要部の一例を示す側面図、図3は回路遮断器の引き外し装置の要部の一例を示す分解斜視図、図4は図1〜図4に例示する引き外し装置を組込んだ回路遮断器の縦断側面である。
備えている。
固定鉄心31の一方の側壁部31fには、その上部にスプリング掛止片31aおよびストッパ31bが、ほぼ中央部にU字状の一方のシャフト保持部31cが、下部に一方の磁極31gおよび一方の脚部31dがそれぞれ形成され、他方の側壁部31fには、その上
部にU字状の他方のシャフト保持部31cが、下部に他方の磁極31gおよび他方の脚部
31dがそれぞれ形成されている。
一対のU字状のシャフト保持部31cの可動鉄心37側には、可動鉄心37側が開放したシャフト保持溝31cgがそれぞれ形成されている。
31bとの当接部には、一点鎖線で囲んだ部分A1を拡大して一点鎖線で囲んだ拡大部分A2で示すように、凸部37dが可動鉄心37の固定鉄心31に面する側に可動鉄心37と一体的に配設されている。また、凸部37dはその先端が例えば球面状に形成され、先端が先細となる形状に形成されている。凸部37dの先端が先細であるので固定鉄心31への当接面積が小さくなる。
なお、被吸引部37a、一対の軸受け部37b、及び操作片部37cは必ずしも一枚の部材で一体に形成しなくてもよい。
また、凸部37dは固定鉄心31側に配設してもよい。何れにせよ、相互に当接する可動鉄心37および固定鉄心31の少なくとも一方に凸部37d等の当接面積縮小化手段を講じることにより、換言すれば、可動鉄心37と固定鉄心31との当接部に当接面積縮小化手段を講じることにより、更に換言すれば、可動鉄心37と固定鉄心31との当接部に当該当接部における漏洩磁束に対する磁気抵抗を大きくする磁気抵抗形成手段を講じることにより、可動鉄心37と固定鉄心31との間の前記当接部における漏洩磁束に対する磁気抵抗を大きくすることが好ましい。なお、磁気抵抗形成手段は、前記当接部の磁気抵抗が大きくなるように形成されたものであればよく、前記凸部37dに限られるものではない。
れていない状態における前記被吸引部37aと前記磁極31gとの間の初期ギャップBと
によって形成されている。前記主磁気回路以外に漏れてながれる磁束は、いわゆる漏洩磁束である。
の間に係合し、常時可動鉄心37を固定鉄心31から引き離す方向に付勢している。
記被吸引部37aと前記磁極との間の初期ギャップB(最短ギャップ長)の大きさとの関係を、A>Bとされている。
時に吸引され、シャフト39を中心に、復帰スプリング38のばね力に反して、可動鉄心37が回動し、この可動鉄心37の回動に伴って操作片部37cがシャフト39を中心に回動する。この操作片部37cの回動により、操作片部37cがトリップバー29aを押して前述と同様に回路遮断器をトリップさせ遮断動作を行う。
また、固定鉄心31とヒータ32と熱動素子(バイメタル)33の3部品を、リベット34で固着する際、当該固着を一度で行うことができるので、組立時間の短縮が可能となる。
37を回動自在に支持する支持構造部(U字状の一方のシャフト保持部31c、シャフト保持溝31cg、およびシャフト39に相当)が前記固定鉄心に設けられ、前記磁極31gおよび被吸引部37aの相互間に生じる磁気吸引力により前記可動鉄心37が前記固定鉄心31に吸引される動作によって自動遮断する回路遮断器であって、前記固定鉄心31の前記磁極31g以外の部分から生じる漏洩磁束の磁気抵抗となる磁気抵抗構造(段部39cにより相互に離間したU字状シャフト保持部31cおよび軸受け部37bに相当)が、前記支持構造部に設けられている回路遮断器が例示されている。
以下、この発明の実施の形態2を図5〜図7によって説明する。図5は回路遮断器の引き外し装置の要部の他の例を示す斜視図、図6は回路遮断器の引き外し装置の要部の他の例を示す側面図、図7は回路遮断器の引き外し装置の要部の他の例を示す分解斜視図である。
31と、前記固定鉄心31の磁極31gに対向する被吸引部37aと中央部に支持部39
と上端部にトリップバー29aを押圧する操作片37cを有し前記ヒータ32に流れる短絡電流に基づいて回動する可動鉄心37と、前記可動鉄心37と前記固定鉄心31との間に係合する復帰スプリング38を備えた引き外し装置26を有する回路遮断器において、前記固定鉄心31に一端部から他端部方向へ延在し前記可動鉄心37の支持部39と係合する腕部31bを設けた回路遮断器であり、また、前記固定鉄心31の腕部31bの一対の側辺に、前記可動鉄心37の支持部39を保持する保持部31cと上端部にスプリング掛止片およびストッパ31bを設けた回路遮断器が例示されている。
以下、この発明の実施の形態3を図8〜図10によって説明する。図8は回路遮断器の引き外し装置の要部の更に他の例を示す斜視図、図9は回路遮断器の引き外し装置の要部の更に他の例を示す分解斜視図、図10(a)は図8及び図9における可動鉄心部の側面図、図10(b)は図8及び図9における可動鉄心部の正面図である。
7aとの間の磁力が減りにくいようにすることが可能であり、可動鉄心37への可動鉄心37の良好な吸引特性を確保できるようになるうえ、固定鉄心31の磁極31gと可動鉄
心37の被吸引部37aとの間の空隙の、製造組み立て工程に起因する製品毎のばらつきが少なく、安定した吸引特性を実現することが可能となる。
cを有する固定鉄心31と、前記固定鉄心31の磁極31gに対向する被吸引部37aと
中央部に支持部39とトリップバー29aを押圧する操作片37cを有し前記ヒータ32に流れる短絡電流に基づいて回動する可動鉄心37と、前記可動鉄心37と前記固定鉄心31との間に係合する復帰スプリング38を備え前記可動鉄心37の支持部39を前記固定鉄心31の保持部31cに取り付けた引き外し装置26を有する回路遮断器において、前記可動鉄心31の被吸引部37aおよび操作片37cを鉄板等の磁性材とし、前記可動鉄心37の支持部39をステンレス等の非磁性材とし、それらをロウ付け等で接続した回路遮断器が例示されている。
21 ベース、
22 カバー、
23 電源側端子、
24 固定接触子、
25 可動接触子、
26 引き外し装置、
27 可動子ホルダ、
28 取付けねじ、
29 開閉機構部、
31 固定鉄心、
31a スプリング掛止片部、
31b ストッパ部(腕部)、
31c シャフト保持部、
31cg シャフト保持溝、
31d 脚部、
31e 橋絡部、
31f 側壁部、
31g 磁極、
31h 空間部、
32 ヒータ、
33 熱応動素子(バイメタル)、
34 リベット、
35 調整ねじ、
36 止めネット、
37 可動鉄心
37a 被吸引部(可動片)、
37b 軸受け部、
37bh 各軸受孔37bh、
37c 操作片部、
37d 凸部(磁気抵抗形成手段)
38 復帰スプリング、
39 シャフト、
39a シャフト両端の端部、
39b シャフト中間部、
39c 段部、
A 段部の幅、
B 初期ギャップ、
C 空間距離。
Claims (13)
- 磁性の可動鉄心、及びこの可動鉄心の被吸引部に対向する磁極を有する磁性の固定鉄心を備え、非磁性のシャフトを有し、前記可動鉄心を回動自在に支持する支持構造部が設けられ、前記磁極および被吸引部の相互間に生じる磁気吸引力により前記可動鉄心が前記固定鉄心に吸引される動作によって自動遮断する回路遮断器であって、前記固定鉄心の前記磁極以外の部分から生じる漏洩磁束の磁気抵抗となる磁気抵抗構造が、前記非磁性のシャフトである回路遮断器。
- 請求項1に記載の回路遮断器において、
前記支持構造部が、前記可動鉄心が回動自在に取り付けられる前記非磁性のシャフトとこのシャフトを保持するシャフト保持部とを有する
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項2に記載の回路遮断器において、
前記非磁性のシャフトが、前記可動鉄心の前記被吸引部以外の部分と前記固定鉄心の前記磁極以外の部分とを、当該シャフトの延在方向へ離間した状態に保持する
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項3に記載の回路遮断器において、
前記可動鉄心の前記被吸引部以外の部分と前記固定鉄心の前記磁極以外の部分との離間距離Aと、前記可動鉄心の前記被吸引部が前記磁極に吸引されていない状態における前記被吸引部と前記磁極との間の初期ギャップBとの大小関係が、前記離間距離A>前記初期ギャップBである
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項4に記載の回路遮断器において、
前記非磁性のシャフトが段部を有し、
前記段部が前記可動鉄心の前記被吸引部以外の部分と前記固定鉄心の前記磁極以外の部分とを、当該シャフトの延在方向へ離間した状態に保持する
ことを特徴とする回路遮断器。 - 磁性の可動鉄心、及びこの可動鉄心の被吸引部に対向する磁極を有する磁性の固定鉄心を備え、前記可動鉄心を回動自在に支持する支持構造部が前記固定鉄心と前記可動鉄心とに跨って設けられ、前記磁極および前記被吸引部の相互間に生じる磁気吸引力により前記可動鉄心が前記固定鉄心に吸引される動作によって自動遮断する回路遮断器であって、
前記固定鉄心の側の前記支持構造部と前記磁極との間に空間部が設けられ、この空間部が、前記固定鉄心の前記磁極以外の部分から生じる漏洩磁束の磁気抵抗となる
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項6に記載の回路遮断器において、
前記支持構造部が、前記可動鉄心に形成されたシャフトと、前記固定鉄心に設けられ前記シャフトを保持するシャフト保持部とを有し、
前記シャフト保持部と前記磁極との間に前記空間部が設けられる
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項7に記載の回路遮断器において、
前記固定鉄心が、相互に離間した一対の側壁部と、これら一対の側壁部を橋絡する橋絡部とを有し、
前記一対の側壁部の前記橋絡部と反対側の端面にそれぞれ前記磁極が形成され、
前記一対の側壁部のうちの一方の側壁部に、前記一対の側壁部に対応して位置する一対のシャフト保持部と、これら一対のシャフト保持部を橋絡する腕部とを有し、
前記一対の側壁部のうちの他方の側壁部と、この他方の側壁部に対応する前記シャフト保持部との間に前記空間部が形成されている
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項7または請求項8に記載の回路遮断器において、
前記空間部の空間距離Cと、前記可動鉄心の前記被吸引部が前記磁極に吸引されていない状態における前記被吸引部と前記磁極との間の初期ギャップBとの大小関係が、前記空間距離C>前記初期ギャップBである
ことを特徴とする回路遮断器。 - 磁性の可動鉄心、及びこの可動鉄心の被吸引部に対向する磁極を有する磁性の固定鉄心を備え、前記可動鉄心を回動自在に支持する支持構造部が前記固定鉄心と前記可動鉄心とに跨って設けられ、前記磁極および前記被吸引部の相互間に生じる磁気吸引力により前記可動鉄心が前記固定鉄心に吸引される動作によって自動遮断する回路遮断器であって、
前記支持構造部が、前記可動鉄心に取り付けられた非磁性のシャフトと、前記固定鉄心に設けられ前記シャフトを保持するシャフト保持部とを有し、
前記非磁性のシャフトが、前記固定鉄心の前記磁極以外の部分から生じる漏洩磁束の磁気抵抗となる
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項10に記載の回路遮断器において、
前記固定鉄心の前記磁極以外の部分と、前記可動鉄心の前記被吸引部以外の部分とが、前記可動鉄心の前記被吸引部が前記磁極に吸引されていない状態における初期ギャップより大きな間隔を隔てて離間している
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回路遮断器において、
前記可動鉄心と前記固定鉄心との当接部に磁気抵抗形成手段を講じて前記当接部での漏洩磁束に対する磁気抵抗を大きくした
ことを特徴とする回路遮断器。 - 磁性の可動鉄心、及びこの可動鉄心の被吸引部に対向する磁極を有する磁性の固定鉄心を備え、前記可動鉄心を回動自在に支持する支持構造部が設けられ、前記磁極および被吸引部の相互間に生じる磁気吸引力により前記可動鉄心が前記固定鉄心に吸引される動作によって自動遮断する回路遮断器であって、前記固定鉄心の前記磁極以外の部分から生じる漏洩磁束の磁気抵抗となる磁気抵抗構造が、前記支持構造部に設けられ、
前記可動鉄心と前記固定鉄心との当接部において、前記可動鉄心または前記固定鉄心の一方に形成された先細の凸部により前記当接部での漏洩磁束に対する磁気抵抗を大きくしたことを特徴とする回路遮断器。
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