JP7085904B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
また、弾性部材の押圧力が作用し難い方向へのセパレータに対する可動接触子の位置ずれを抑制することができるため、より確実にセパレータに可動接触子を保持することができる。さらに、セパレータと可動接触子とを嵌合させる嵌合構造を容易に実現することができる。
図1に示されるように、本実施形態の回路遮断器10は、ハウジング20の左側壁部21において外部に露出するように設けられる電源側端子31と、ハウジング20の右側壁部22において外部に露出するように設けられる負荷側端子41とを備えている。電源側端子31には電源側配線が接続される。負荷側端子41には負荷側配線が接続される。回路遮断器10は、電源側端子31と負荷側端子41とが電気的に接続されている状態と、それらの接続が遮断されている状態とを切り替えることにより、電源側配線と負荷側配線との電気的な接続状態を切り替えることの可能な装置である。
可動接触子50は、図示しない配線を通じて電磁コイル91の下端部に電気的に接続されている。電磁コイル91の上端部には、負荷側端子金具40の一端部が電気的に接続されている。すなわち、可動接触子50は、電磁コイル91を介して負荷側端子金具40に電気的に接続されている。
図2に示されるように、セパレータ60は、可動接触子50の側面55に対向する外壁部63を有している。本実施形態では、可動接触子50の側面55が、可動接触子50の当接面54とは異なる外面に相当する。セパレータ60の外壁部63には、嵌合孔64が形成されている。嵌合孔64には、可動接触子50の側面に形成された突出部53が嵌合している。このセパレータ60の嵌合孔64と可動接触子50の突出部53との嵌合構造により、セパレータ60に対する可動接触子50の位置ずれ、より具体的には回転軸mを中心とする径方向への位置ずれが抑制されている。
可動磁気片92は、「へ」の字状に形成されている。可動磁気片92の一辺920はオイルダッシュポット93の上面930に対向している。可動磁気片92の他辺921は掛合片96に対向している。可動磁気片92は、一辺920と他辺921との接続部分である角部922において継鉄94により回動可能に支持されている。また、可動磁気片92は、コイルばね95から付与される弾性力により、図1に示される位置で、すなわち一辺920がオイルダッシュポット93の上面930から離間し、且つ他辺921が掛合片96から離間している位置で保持されている。
(1)本実施形態の回路遮断器10では、ハウジング20の凹部23にコイルばね80を挿入した後、そのコイルばね80の上方から可動接触子50及びセパレータ60を順に組み付けるだけで、セパレータ60に対する可動接触子50の組み付けが完了する。そのため、セパレータ60に対する可動接触子50の組み付けが容易になる。また、この組み付け構造がコイルばね80を用いた簡素な構造であるため、複雑な組み立て構造や部品形状を必要とすることがなく、さらにピンなどの別部品や、捩りばね等の機能ばねが不要となる。
・セパレータ60の外壁部63には、嵌合孔64に代えて、凹状の嵌合溝が形成されていてもよい。また、セパレータ60の外壁部63に突出部を形成するとともに、この突出部が嵌合する嵌合孔又は嵌合溝が可動接触子50の側面55に形成されていてもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
20:ハウジング
30:固定接触子
31:電源側端子
41:負荷側端子
50:可動接触子
53,66:突出部(嵌合構造)
54:当接面
55:側面(外面)
56:嵌合溝
60:セパレータ
63:外壁部(嵌合構造)
64:嵌合孔(嵌合構造)
65:押圧面
70:ハンドル
80:コイルばね(弾性部材)
Claims (3)
- ハウジングの内部に収容された固定接触子及び可動接触子が接触及び離隔することにより電源側端子及び負荷側端子の間の電路を接続及び遮断することの可能な回路遮断器であって、
前記電路を接続及び遮断する際に操作されるハンドルと、
前記ハンドルの操作に連動して変位するセパレータと、
前記ハウジングと前記可動接触子との間に圧縮された状態で配置され、前記可動接触子を前記セパレータの押圧面に向かって押圧する弾性部材と、
前記押圧面に平行な方向において前記セパレータと前記可動接触子とを嵌合させる嵌合構造と、を備え、
前記嵌合構造は、前記可動接触子及び前記セパレータのいずれか一方に形成される突出部と、前記可動接触子及び前記セパレータの他方に形成されて前記突出部が嵌合する嵌合孔又は嵌合溝とにより構成されている
回路遮断器。 - 前記可動接触子において前記セパレータの押圧面に当接する面を当接面とするとき、
前記突出部は、前記可動接触子の前記当接面及び前記セパレータの前記押圧面のいずれか一方に形成され、
前記嵌合孔又は前記嵌合溝は、前記可動接触子の前記当接面及び前記セパレータの前記押圧面のいずれか他方に形成されている
請求項1に記載の回路遮断器。 - 前記可動接触子において前記セパレータの押圧面に当接する面を当接面とするとき、
前記セパレータは、前記可動接触子の前記当接面とは異なる外面に対向する外壁部を有し、
前記突出部は、前記可動接触子の前記当接面とは異なる外面及び前記セパレータの前記外壁部のいずれか一方に形成され、
前記嵌合孔又は前記嵌合溝は、前記可動接触子の前記当接面とは異なる外面及び前記セパレータの前記外壁部のいずれか他方に形成されている
請求項1に記載の回路遮断器。
Priority Applications (1)
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JP2018106101A JP7085904B2 (ja) | 2018-06-01 | 2018-06-01 | 回路遮断器 |
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JP2018106101A JP7085904B2 (ja) | 2018-06-01 | 2018-06-01 | 回路遮断器 |
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JP2019212427A JP2019212427A (ja) | 2019-12-12 |
JP7085904B2 true JP7085904B2 (ja) | 2022-06-17 |
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ID=68845353
Family Applications (1)
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JP2003022740A (ja) | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Kawamura Electric Inc | 回路遮断器 |
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JP2816010B2 (ja) * | 1990-10-17 | 1998-10-27 | 株式会社東芝 | 漏電遮断器 |
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2018
- 2018-06-01 JP JP2018106101A patent/JP7085904B2/ja active Active
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JP2000082375A (ja) | 1998-09-03 | 2000-03-21 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器 |
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