JP2020030917A - 回路遮断器 - Google Patents

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裕明 加藤
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【課題】内部の通気性を確保することの可能な回路遮断器を提供する。【解決手段】回路遮断器10は、掛合片100と、トリップアーム110と、引き外し装置90とを備える。掛合片100は、通常位置に位置しているトリップアーム110に係合することによりトリップアーム110を通常位置に保持する。磁気式引き外し装置90は、電路に過電流が流れた際に掛合片100を押圧して掛合片100に対するトリップアーム110の係合を解除することにより、トリップアーム110をトリップ位置に変位させる。掛合片100は、トリップアーム110に係合する係合部103と、引き外し装置90により押圧される押圧部104とを有する板状の部材からなる。掛合片100には、その板厚方向に貫通する貫通孔105が形成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、回路遮断器に関する。
従来、特許文献1に記載の回路遮断器がある。この回路遮断器は、両端部に電源側端子及び負荷側端子がそれぞれ設けられる2つの電路を有している。この回路遮断器では、各電路上に設けられる可動接触子が固定接触子に対して接触及び離隔することにより、各電路を接続及び遮断することが可能となっている。また、この回路遮断器は、2つの電路のいずれかに過電流が流れたときにトリップ部材を駆動させることにより固定接触子から可動接触子を離隔させる引き外し装置を備えている。トリップ部材は、回路遮断器の幅方向に延びるように形成された板状の部材からなり、2つの電路を横断するように配置されている。
特開2002−203467号公報
ところで、特許文献1に記載の回路遮断器のように、2つの電路を横断するようにトリップ部材が設けられている場合、トリップ部材が大型化し易くなる。特に、トリップ部材の強度を確保するために、トリップ部材を厚肉化した場合、トリップ部材の大型化が顕著となる。トリップ部材が大型化すると、回路遮断器の内部の通気性が悪化する。これにより、回路遮断器の内部の熱が外部に逃げ難くなると、熱により回路遮断器に悪影響を与えるおそれがある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部の通気性を確保することの可能な回路遮断器を提供することにある。
上記課題を解決するために、電源側端子及び負荷側端子の間の電路上に設けられる固定接触子及び可動接触子を有し、可動接触子が固定接触子に対して接触及び離隔することにより電源側端子及び負荷側端子の間の電路を接続及び遮断することの可能な回路遮断器は、第1トリップ部材と、第2トリップ部材と、引き外し装置と、を備える。第1トリップ部材は、固定接触子に接触している姿勢で可動接触子を保持することの可能な通常位置、及び固定接触子から可動接触子を離隔させるトリップ位置に変位可能である。第2トリップ部材は、通常位置に位置している第1トリップ部材に係合することにより、第1トリップ部材を通常位置に保持する。引き外し装置は、可動接触子が固定接触子に接触している状態において電路に過電流が流れた際に第2トリップ部材を押圧して第2トリップ部材に対する第1トリップ部材の係合を解除することにより、第1トリップ部材をトリップ位置に変位させる。第2トリップ部材は、第1トリップ部材に係合する係合部と、引き外し装置により押圧される押圧部とを有する板状の部材からなる。第2トリップ部材には、その板厚方向に貫通する貫通孔が形成されている。
この構成によれば、第2トリップ部材に形成された貫通孔を空気が通過することが可能であるため、回路遮断器の内部の通気性を確保することができる。
上記の回路遮断器において、第2トリップ部材には、貫通孔が複数形成されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の貫通孔を空気が通過可能であるため、回路遮断器の内部の通気性を更に向上させることができる。
上記の回路遮断器において、第2トリップ部材には、複数の貫通孔が格子状に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の貫通孔を区画する柱状の部分が第2トリップ部材の変形を抑制するため、複数の貫通孔を第2トリップ部材に形成しつつも、第2トリップ部材の強度を確保することができる。
本開示によれば、内部の通気性を確保することの可能な回路遮断器を提供できる。
図1は、実施形態の回路遮断器の断面構造を示す断面図である。 図2は、実施形態の回路遮断器の動作例を示す断面図である。 図3は、実施形態の掛合片の斜視構造を示す斜視図である。 図4は、実施形態の回路遮断器の動作例を示す断面図である。
以下、回路遮断器の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示される本実施形態の回路遮断器10は、単相三線式の電路等に配置される回路遮断器である。図1に示されるように、本実施形態の回路遮断器10は、ハウジング20の左側壁部21において外部に露出するように設けられる電源側端子31と、ハウジング20の右側壁部22において外部に露出するように設けられる負荷側端子41とを備えている。なお、図1では、ハウジング20の上カバーの図示が省略されている。電源側端子31には電源側配線が接続される。負荷側端子41には負荷側配線が接続される。回路遮断器10は、電源側端子31と負荷側端子41とが電気的に接続されている状態と、それらの接続が遮断されている状態とを切り替えることにより、電源側配線と負荷側配線との電気的な接続状態を切り替えることの可能な装置である。回路遮断器10は、電源側端子31及び負荷側端子41を3つずつ備えることにより、単相三線に対応する3つの電路を構成している。
なお、回路遮断器10において、3つの電路のそれぞれに対応する構造は略同一であるため、以下では、3つの電路のうちの1つの電路の構造について代表して説明する。
回路遮断器10は、一端部に電源側端子31が設けられる固定接触子30と、一端部に負荷側端子41が設けられる負荷側端子金具40と、ハウジング20の内部に設けられる可動接触子50と、可動接触子50を保持するセパレータ60と、ハウジング20の上方から突出するように設けられるハンドル70とを備えている。
固定接触子30は、導電性を有する金属部材からなる。固定接触子30は、電源側端子31からハウジング20の内部に延びるように配置されており、ハウジング20に固定されている。ハウジング20の内部に延びる固定接触子30の端部には、可動接触子50の可動接点51に対向するように固定接点32が設けられている。
可動接触子50は、導電性を有する平板状の金属部材からなる。可動接触子50の先端部には、可動接点51が設けられている。可動接触子50は、その上面がセパレータ60の内壁面に当接するように配置されている。可動接触子50の底面には、コイルばね52の一端部が挿入される突出部53が形成されている。コイルばね52の他端部は、ハウジング20の内部に形成された挿入部24に挿入されている。コイルばね52は、ハウジング20の挿入部24と可動接触子50との間に圧縮された状態で挿入されている。コイルばね52は、可動接触子50をセパレータ60の内壁面に付勢している。これにより、可動接触子50は、セパレータ60の内壁面に当接した状態で保持されている。
可動接触子50は、図示しない配線を通じて電磁コイル91の下端部に電気的に接続されている。電磁コイル91の上端部には、負荷側端子金具40の一端部が電気的に接続されている。すなわち、可動接触子50は、電磁コイル91を介して負荷側端子金具40に電気的に接続されている。
ハンドル70は、フレーム23に取り付けられる回転軸71により、図1に示されるオフ位置と、図2に示されるオン位置とに揺動可能に支持されている。すなわち、ユーザは、ハンドル70を、図1に示されるオフ位置と、図2に示されるオン位置とに操作可能である。フレーム23は、ハウジング20に嵌め込まれることにより、ハウジング20に組み付けられている。ハンドル70の一端部には、直線状の案内溝72が形成されている。案内溝72には、リンク部材80の一端部に形成された突出部81の一端部が挿入されている。
リンク部材80の突出部81におけるハンドル70の案内溝72に挿入される一端部とは反対側の他端部は、トリップアーム110に形成された円弧状の案内溝111に挿入されている。リンク部材80における突出部81が形成される一端部とは反対側の他端部には、円柱状の押圧部82が形成されている。押圧部82には、セパレータ60の上面が接触している。
セパレータ60は、樹脂等の絶縁性を有する材料により形成されている。セパレータ60の一端部61には、ハウジング20により回転可能に支持される軸部62が形成されている。すなわち、セパレータ60は、この軸部62を中心に矢印A1,A2で示される方向に回転可能である。ハンドル70が図1に示されるオフ位置に操作されているとき、セパレータ60は、コイルばね52から可動接触子50を介して付与される付勢力により、矢印A2で示される方向に付勢されている。これにより、セパレータ60は、その上面がリンク部材80の押圧部82に接触した姿勢で保持されている。
この回路遮断器10では、ハンドル70が図1に示されるオフ位置から図2に示されるオン位置に向かって操作されると、ハンドル70の操作力がリンク部材80の突出部81に付与されることにより、リンク部材80の突出部81がトリップアーム110の案内溝111の一端部から他端部に向かって変位する。これにより、リンク部材80が下方に押し下げられるため、セパレータ60がコイルばね52の付勢力に抗して矢印A1で示される方向に変位して、可動接触子50の可動接点51が固定接触子30の固定接点32に接触する。すなわち、電源側端子31及び負荷側端子41の間の電路が接続された状態となる。そして、リンク部材80の突出部81がトリップアーム110の案内溝111の他端部まで変位すると、案内溝111の内壁面によりリンク部材80の突出部81の変位が規制されることで、リンク部材80の姿勢が図2に示される姿勢で保持される。これにより、可動接触子50の可動接点51が固定接触子30の固定接点32に接触した状態で保持される。また、コイルばね52から可動接触子50に付与される付勢力により、可動接触子50の可動接点51と固定接触子30の固定接点32との接点圧力が確保される。すなわち、コイルばね52は接点圧ばねとして機能する。
また、ハンドル70が図2に示されるオン位置から図1に示されるオフ位置に操作されると、ハンドル70及びリンク部材80が図1に示される位置に戻る。この際、セパレータ60及び可動接触子50もコイルばね52の付勢力によって図1に示される位置に戻る。これにより、可動接触子50の可動接点51が固定接触子30の固定接点32から離隔するため、電源側端子31及び負荷側端子41の間の電路が遮断された状態になる。
一方、回路遮断器10には、ハンドル70がオン位置に操作されている状況で電路に過電流が流れた際に可動接触子50を固定接触子30から離隔させるトリップ機構120が設けられている。トリップ機構120は、3つの電路のそれぞれに個別に設けられている。トリップ機構120は、磁気式引き外し装置90と、掛合片100と、トリップアーム110とにより構成されている。本実施形態では、トリップアーム110が第1トリップ部材に相当し、掛合片100が第2トリップ部材に相当する。
トリップアーム110は、板状の部材からなる。本実施形態では、トリップアーム110が第1トリップ部材に相当する。トリップアーム110は、フレーム23に取り付けられる軸部112により、矢印B1で示される方向に回転可能に支持されている。トリップアーム110は、その右端部が掛合片100に係合することにより矢印B1で示される方向への変位が規制されており、図1に示される通常位置で保持されている。
磁気式引き外し装置90は、電磁コイル91と、可動磁気片92と、オイルダッシュポット93と、継鉄94とを備えている。
電磁コイル91は、オイルダッシュポット93の外周に配置されている。電磁コイル91は、自身を流れる電流、すなわち可動接触子50から負荷側端子41に向かって流れる電流に基づいて磁気を形成する。
可動磁気片92は、「へ」の字状に形成されている。可動磁気片92の一辺920はオイルダッシュポット93の上面930に対向している。可動磁気片92の他辺921は掛合片100に対向している。可動磁気片92は、一辺920と他辺921との接続部分である角部922の近傍において継鉄94と接触している部分を支点として回転可能に支持されている。また、可動磁気片92は、図示しないコイルばねから付与される付勢力により、図1に示される位置で、すなわち一辺920がオイルダッシュポット93の上面930から離間し、且つ他辺921が掛合片100から離間している位置で保持されている。
継鉄94は、略L字状に形成されている。継鉄94の一端部にはオイルダッシュポット93が固定して取り付けられている。継鉄94は、ハウジング20に固定されている。すなわち、オイルダッシュポット93は、継鉄94を介してハウジング20に固定されている。
図3に示されるように、掛合片100は、略均一の肉厚を有する板状の部材からなる。掛合片100の上面の略中央部には、円筒状の軸部101が形成されている。図1に示されるように、軸部101の内部には、シャフト106が挿入されている。掛合片100は、このシャフト106により、図中の矢印C1,C2で示される方向に回転可能に支持されている。軸部101の一端部には、図示しないトーションスプリングが取り付けられる取付部101aが形成されている。トーションスプリングの一端部は、掛合片100に形成された係合溝107の内壁面に接触している。トーションスプリングの他端部は、フレーム23に接触している。このトーションスプリングは、掛合片100に矢印C1で示される回転方向の付勢力を付与している。
図3に示されるように、軸部101の外周面には、第1係合部102と、第2係合部103とが突出するように形成されている。図1に示されるように、第1係合部102には、フレーム23の被係合部230が係合している。トーションスプリングの付勢力により矢印C1で示される回転方向に付勢されている掛合片100は、第1係合部102がフレーム23の被係合部230に係合することにより、それ以上の矢印C1で示される方向への変位が規制されている。これにより、掛合片100は、図1に示される姿勢で保持されている。掛合片100が図1に示される姿勢で保持されているとき、第2係合部103にトリップアーム110が係合することにより、掛合片100は、トリップアーム110の矢印B1で示される方向への変位を規制している。そのため、トリップアーム110は、図1に示される通常位置で保持されている。
図3に示されるように、掛合片100の背面には、押圧部104が突出するように形成されている。押圧部104は、掛合片100の右側面109aから左側面109bまで延びるように形成されている。図1に示されるように、押圧部104は、磁気式引き外し装置90が作動したときに、可動磁気片92により押圧される部分である。
図3に示されるように、掛合片100には、その板厚方向に貫通する複数の貫通孔105が形成されている。複数の貫通孔105は、格子状に配置されている。
次に、トリップ機構120の動作例について説明する。
磁気式引き外し装置90は、図2に示されるように回路遮断器10がオン状態であるときに、負荷側端子41からの電力の供給対象である負荷が過負荷状態になったり、負荷側端子41に接続されている配線が短絡したりすることにより過電流が発生した場合に作動する。
具体的には、負荷側端子41からの電力の供給対象である負荷が過負荷状態となったり、負荷側端子41に接続されている配線が短絡したりした場合、電磁コイル91に過電流が流れる。電磁コイル91に過電流が流れると、電磁コイル91により形成されている磁界が強くなる。これにより、オイルダッシュポット93内に収容されている鉄心931が時間の経過に伴って下方から上方に移動し、電磁コイル91により形成される磁界が更に強くなる。このような磁界の変化により、オイルダッシュポット93の上面930に発生している磁力が強くなるため、図4に示されるように、可動磁気片92の一辺920がオイルダッシュポット93の上面930に向かって吸引される。これにより、可動磁気片92が角部922を中心に回動する。可動磁気片92の一辺920がオイルダッシュポット93の上面930に接触する位置まで可動磁気片92が回動すると、可動磁気片92の他辺921が掛合片100の押圧部104を押圧する。
可動磁気片92により押圧された掛合片100は、トーションスプリングの付勢力に抗して矢印C2で示される方向に回転する。これにより、掛合片100の第2係合部103とトリップアーム110との係合が解除されて、トリップアーム110が矢印B1で示される方向に変位することが可能となり、図4に示されるトリップ位置に変位する。トリップ位置は、固定接触子30から可動接触子50を離隔させることの可能な位置である。
すなわち、トリップアーム110が図4に示されるトリップ位置に変位すると、トリップアーム110の案内溝111が上方に向かって傾くため、リンク部材80の突出部81がトリップアーム110の案内溝111及びハンドル70の案内溝72に沿って上方に変位可能となる。これにより、可動接触子50、セパレータ60、及びリンク部材80がコイルばね52から付与される付勢力により上方に変位する。具体的には、リンク部材80の突出部81がトリップアーム110の案内溝111及びハンドル70の案内溝72に沿って上方に変位することにより、可動接触子50、及びセパレータ60が上方に変位する。結果的に、可動接触子50の可動接点51が固定接触子30の固定接点32から離隔することになる。
このように、磁気式引き外し装置90は、可動接触子50が固定接触子30に接触している状態において電路に過電流が流れた際に掛合片100を押圧して掛合片100に対するトリップアーム110の係合を解除することにより、トリップアーム110をトリップ位置に変位させるものである。
以上説明した本実施形態の回路遮断器10によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)掛合片100は、トリップアーム110に係合する係合部103と、磁気式引き外し装置90により押圧される押圧部104とが形成された板状の部材からなる。掛合片100には、その板厚方向に貫通する貫通孔105が形成されている。このような構成によれば、掛合片100の貫通孔105を空気が通過可能であるため、回路遮断器10の内部の通気性を確保することができる。また、可動接触子50が固定接触子30から離隔する際にアーク放電が発生するが、このアークの圧を掛合片100の貫通孔105を通じて抜くことも可能である。
(2)掛合片100には、複数の貫通孔105が形成されている。このような構成によれば、貫通孔105が単数である場合と比較すると、回路遮断器10の内部の通気性を更に向上させることができる。
(3)掛合片100には、複数の貫通孔105が格子状に配置されている。このような構成によれば、図4に示されるように、掛合片100には、複数の貫通孔105を区画するように柱状部108a,108bが形成されるようになる。柱状部108aは、掛合片100の上下方向に延びるように形成され、且つ複数の貫通孔105を左右方向に区画している部分である。柱状部108bは、掛合片100の左右方向に延びるように形成され、且つ複数の貫通孔105を上下方向に区画している部分である。これらの柱状部108a,108bが掛合片100の変形を抑制するため、複数の貫通孔105を掛合片100に形成しつつも、掛合片100の強度を確保することが可能である。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・掛合片100における複数の貫通孔105の配置態様は適宜変更可能である。例えば、掛合片100には複数の貫通孔105が千鳥状に配置されていてもよい。
・掛合片100には、複数の貫通孔105に代えて、単数の貫通孔が形成されていてもよい。
・回路遮断器10は、磁気式引き外し装置90に代えて、例えば熱動電磁式の引き外し装置を備えるものであってもよい。
・上記実施形態の回路遮断器10の構造は、単相三線式の回路遮断器に限らず、三相三線式の回路遮断器にも適用可能である。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:回路遮断器
30:固定接触子
31:電源側端子
41:負荷側端子
50:可動接触子
90:磁気式引き外し装置
100:掛合片(第2トリップ部材)
103:係合部
104:押圧部
105:貫通孔
110:トリップアーム(第1トリップ部材)

Claims (3)

  1. 電源側端子及び負荷側端子の間の電路上に設けられる固定接触子及び可動接触子を有し、前記可動接触子が前記固定接触子に対して接触及び離隔することにより前記電源側端子及び前記負荷側端子の間の電路を接続及び遮断することの可能な回路遮断器であって、
    前記固定接触子に接触している姿勢で前記可動接触子を保持することの可能な通常位置、及び前記固定接触子から前記可動接触子を離隔させるトリップ位置に変位可能な第1トリップ部材と、
    前記通常位置に位置している前記第1トリップ部材に係合することにより、前記第1トリップ部材を前記通常位置に保持する第2トリップ部材と、
    前記可動接触子が前記固定接触子に接触している状態において前記電路に過電流が流れた際に前記第2トリップ部材を押圧して前記第2トリップ部材に対する前記第1トリップ部材の係合を解除することにより、前記第1トリップ部材を前記トリップ位置に変位させる引き外し装置と、を備え、
    前記第2トリップ部材は、前記第1トリップ部材に係合する係合部と、前記引き外し装置により押圧される押圧部とを有する板状の部材からなり、
    前記第2トリップ部材には、その板厚方向に貫通する貫通孔が形成されている
    回路遮断器。
  2. 前記第2トリップ部材には、前記貫通孔が複数形成されている
    請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記第2トリップ部材には、複数の前記貫通孔が格子状に配置されている
    請求項2に記載の回路遮断器。
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