JP2023090757A - 販売データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一実施形態の販売データ処理装置及び販売データ処理装置を含む販売データ処理システムについて、図面を参考に説明する。
本発明の一実施形態の販売データ処理システム1は、図1(a)に示すように、管理装置(ストアサーバ)10、販売データ処理装置20等を備え、各装置がネットワーク50によって接続されて構成されている。そして、販売データ処理装置20は、コントローラ30を介して検出装置(特定装置)40と接続されている。
例えば、販売データ処理装置20のひとつが管理装置10としての機能を有するシステムや、ネットワーク50に精算処理のみを行う精算装置(会計装置)が接続されていてもよい。また、販売データ処理装置20が一体的に検出装置40を備えるものであってもよい。
管理装置(ストアサーバー)10は、本実施形態の販売データ処理システム1全体を管理する情報処理装置であり、販売データ処理装置20、精算装置などを管理し、また、商品マスタなどの種々の情報を管理する装置である。
商品マスタとは、各商品に割り当てられた商品識別情報(例えば、JANコード)に対して、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引情報などの商品情報が格納されたファイルである。
販売データ処理装置20は、顧客が購入する商品を登録して商品登録データを生成する機能を備えた装置である。販売データ処理装置20は、制御部を有し、例えば、顧客が購入する商品の情報等を読み取るためのバーコードリーダー、タッチパネル、CCDカメラ等の入力装置211と、読み取った商品の情報等を表示するタッチパネル等の表示装置212、レシート等を印刷する印刷装置213を有する。
また、後述するコントローラ30を介してRFIDタグ等の電子タグ(記憶媒体)に記憶された情報を読み取る検出装置(特定装置)40,41,42が接続されている。
また、店員が顧客が購入する商品の登録処理を行い、顧客が自ら精算処理を行うセミセルフ式のPOSであってもよい。その場合には、登録処理を行う登録装置と精算装置が分離しており、登録装置によって登録処理がなされた商品登録データを精算装置に出力して、精算装置において顧客自らが精算処理を行うPOSであってもよいし、店員に向けられた登録処理を行う店員側画面と顧客に向けられた精算処理を行う顧客側画面及び現金処理部を有する対面式のセミセルフPOSであってもよい。
このように、複数のセミセルフPOSを用いることで、店舗の混雑状況等に応じて少ない店員であっても効率の良い登録・精算処理を行うことができる。
さらに、混雑状況や店員状況に応じて、上記顧客が自ら精算処理を行うセミセルフ式のPOSと、上記対面式のセミセルフPOSと、上記フルセルフ式のPOSと、を切替えて利用できる切換え型POSであってもよい。
例えば、販売データ処理装置20は、入力装置211を用いて商品に付されているバーコードを読み取らせる操作、あるいは入力装置211を兼ねる表示装置212であるタッチパネルに表示される商品登録画面のプリセットキー等に対する操作によって、商品情報を特定する。
販売データ処理装置20は、特定した商品情報を表示装置212に表示する。
具体的な一例としては、販売データ処理装置20は、検出装置40によって、電子タグを検出している状態であるのか、電子タグを検出していない状態であるのかを特定している。
さらに、商品登録データは、当該商品登録データを生成した販売データ処理装置20を識別するための登録装置識別情報を含んでもよい。
また、精算装置から販売データ処理装置20に送信される精算装置のステータス情報に基づいて、販売データ処理装置20が商品登録データを出力する精算装置を自動的に選択して、商品登録データを出力してもよい。
なお、販売データ処理装置20は、商品登録データを出力する場合においても、商品の精算を行う会計方法に関する情報を取得してもよく、その場合には、出力する商品登録データに会計方法に関する情報を付加すればよい。
すなわち、販売データ処理装置20は、検出装置40による商品情報の特定がなされた商品の取引は、原則実行を禁止し、後述する解除処理が行われるまで取引を進行しない。
すなわち、検出装置40によって取得された商品情報とバーコードリーダー等の入力装置211によって取得された商品情報とが混在する取引についても、原則実行を禁止することが好ましい。
具体的には、販売データ処理装置20は、電子タグから情報を特定している状態であると特定されれば取引禁止処理を維持し、電子タグから情報を特定していない状態であると特定されれば取引禁止処理を解除する。
例えば、販売データ処理装置20は、電子タグから情報を特定していない状態(電子タグを検出していない状態)にある場合に、表示装置212に表示された対応する商品情報に対してチェックマーク等をあせて表示することで、当該商品に添付されたタグが取り外されたことを報知する。
なお、タグが添付された状態であることを報知する手法は、上記チェックマークに限定されない。
コントローラ30は、検出装置40を制御して、検出装置40によって読み取った電子タグの情報を販売データ処理装置20に出力したり、検出装置40における検出範囲を変更したりする。
なお、一つのコントローラ30に複数の検出装置41,42が接続され、複数の検出装置41,42を同時に制御するようにしてもよい。
検出装置(特定装置)40は、検出装置40ごとに電子タグの検出範囲が設定されており、該検出範囲に存在する電子タグを検出し記憶された情報を読み取る。読み取った情報は、コントローラ30を介して販売データ処理装置20に出力される。電子タグの検出範囲は、適宜設置可能である。
タグ7は、その形状等何ら特定されるものではないが、内部にRFIDとして機能するためのICチップやアンテナ等が埋め込まれている。また、必要に応じてパン等商品の情報を表示する表示部を有していてもよい。
タグ7は、紙等の材料を用いて形成すればよいが、合成樹脂や金属により形成してもよく、紙よりも衛生的で耐久性のある材料を用いてもよい。
本実施形態の販売データ処理装置20の機能ブロック図の一例を図2に示す。
販売データ処理装置20は、販売データ処理装置20全体を総括して制御する制御手段201と、顧客が購入する商品の情報を特定する特定手段202と、商品情報の特定状態を特定する特定状態特定手段203と、取得した商品の情報に基づいて商品登録データを生成する登録手段204と、商品登録データを出力する出力手段205と、商品登録データに基づいて精算処理を行う精算手段206と、商品の会計処理時にレシート等を発行する印刷手段207と、商品登録データによる取引を禁止する禁止手段208と、禁止手段208による取引の禁止を解除する解除手段209と、商品情報の特定状態を報知する報知手段210等を備えている
前記特定状態特定手段203は、検出装置40からの情報に基づいて商品情報の特定状態を特定する特定状態特定処理を実行する。
前記登録手段(取引実行手段)204は、特定した商品情報に基づいて商品登録データを生成する商品登録処理を実行する。
前記出力手段(取引実行手段)205は、生成した商品登録データを出力する商品登録情報出力処理を実行する。
前記印刷手段(取引実行手段)207は、精算処理等に伴って印刷装置213を駆動してレシートを発行するレシート発行処理を実行する。
前記禁止手段208は、前記特定状態特定手段203が特定した商品情報の特定状態に基づいて取引を禁止する取引禁止処理を実行する。
前記解除手段209は、前記特定手段202が商品情報を特定している状態から特定していない状態に移行した場合に、前記禁止手段208による取引の禁止を解除する解除処理を実行する。
前記報知手段210は、前記特定状態特定手段203が特定した商品情報の特定状態を報知する報知処理を実行する。
本実施形態の販売データ処理装置20は、制御部として、CPU21と、ROM22と、RAM23と、メモリ24と、ネットワークI/F25と、入力装置I/F26と、表示装置I/F27と、印刷装置I/F28などを有している。
そして、バーコードスキャナやタッチパネル等の入力装置211、タッチパネル等の表示装置212、プリンタ等の印刷装置213と接続されている。
なお、本実施形態の販売データ処理装置20は、さらに、コントローラ30を介して、検出装置40と接続されている。
メモリ24は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F25は、ネットワーク50上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力装置I/F26は、バーコードスキャナ等の入力装置211との入出力を行うための回路である。
表示装置I/F27は、タッチパネル等の表示装置212との入出力を行うための回路である。
印刷装置I/F28は、プリンタ等の印刷装置213との入出力を行うための回路である。
以上、本実施形態の販売データ処理装置20における処理の一例について説明した。
第1の実施形態の販売データ処理装置20を使用した運用の一例について、タグ7によって特定する商品としてパンの例を用いて説明する。
まず、販売データ処理装置20及び検出装置40の一実施形態を説明する。
本実施形態の販売データ処理装置20は、図4に示すように、顧客が位置する客操作側と店員が位置する店員操作側にそれぞれタッチパネル等の入力装置211を兼ねた表示装置(客操作側表示装置20a及び店員操作側表示装置20b)213を有している。
また、販売データ処理装置20は、図示しないコントローラ30を介して検出装置40が接続されている。
タグ7の一例を図5に示す。
図5(a)に示すタグ7は、カード状をして一面が表示部71となっており、表示部71に該タグ7が対応する商品名及び価格71aが表示されている。そして、図5(a)に示すタグ7には、価格が「120円」であることを示す商品情報が記憶され、図5(b)に示すタグ7には、価格が「150円」であることを示す商品情報が記憶されている。
カード状のタグ7は、パンを購入する顧客がパンに対応するタグ7がすぐに認識できるように、例えば、パン等商品の陳列棚に設けられたタグホルダーに入れられて配置される。
また、必要に応じて、食べられないことの注意を喚起する表示71bをすることもできる。
―手順-
(1)タグの準備(情報管理)
店員等は、パンに添付するためのタグ(RFIDタグ)7を用意し、タグ7内の記憶手段にパンの商品登録に必要な情報(例えば商品名や販売価格等)を書き込む。
もしくは、タグ7のシリアル番号を読み取り、POSにおいてシリアル番号と商品登録に必要な情報を紐づけて記憶する。なお、前記紐づけは、検出装置40の検出領域にタグ7を載置することで自動的に行うことができることが望ましい。
情報を書き込んだタグ7もしくはシリアル番号の紐づけ処理を行ったタグ7を、情報を書き込んだパンに対応させて売り場に配置する。
タグ7の配置は、パンが陳列された陳列棚にタグホルダ等を設け、該タグホルダに入れておけばよい。なお、図5(c)に示すタグ7であれば、直接パンに突き刺してもよい。
顧客は、陳列されたパンの中から所望のパンをトレー6に移すとともに、パンに対応して配置されているタグ7をタグホルダから取り出してトレー6に載置されたタグ収納ケース6aに入れる。
また、タグ7やタグ収納ケース6aの検出装置40への載置は、顧客が自ら行ってもよいが、店員が行ってもよい。
タグ7に記憶された情報にバグ等の誤りがあった場合には、顧客等がプリセットキー504aを操作することで、販売データ処理装置20は、タグ7に記憶された内容と同様の商品情報を取得する。
店員が「タグ読込」キー505を操作すると、販売データ処理装置20は、検出装置40の検出領域40aに載置されたタグ7を検出し、タグ7に記憶された商品情報を特定する(読み取る)。
商品情報を読み取った販売データ処理装置20は、商品登録画面500の登録明細欄502に、図9(b)に示すように、商品情報を一覧表示する。
販売データ処理装置20は、登録明細欄502のチェック欄502bにチェックマークが表示されていない状態、すなわち商品情報が特定されている(タグが検出されている)状態では、商品登録処理を禁止しており、商品登録画面500の「小計」キー506を操作ができない態様で表示する。
商品情報の取得後、図6(a)の矢印bに示すように、店員がタグ収納ケース6aを検出装置40の検出領域40aから取り除くと、検出装置40は、タグ7が検出領域40aから移動したことを検出し、タグ7が検出状態であることの販売データ処理装置20への送信を終了する、もしくはタグ7が非検出状態であることを販売データ処理装置20に送信する。
店員が、「小計」キー506を操作すると、販売データ処理装置20は、商品登録情報を生成するともに、客操作側表示装置20aに決済種別選択画面を表示する。
顧客は、決済画面により、自ら精算を行い、取引を完了する。
店員が検出装置40の検出領域40aから取り除いたタグ7は回収されて、必要に応じて洗浄されて次の販売時に再利用される。
次に、第2の実施形態の販売データ処理装置20を使用した運用の一例について説明する。
上記第1の実施形態においては、販売データ処理装置20は、一つの検出装置40によってタグ7の特定状態を検出しているが、第2の実施形態においては、二つの検出装置(検出領域41aを有する第1の検出装置41及び検出領域42aを有する第2の検出装置42)を備えており、二つの検出装置41,42によってタグ7を検出し、商品情報を取得している。
また、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、ここでは特に、上記「(3)タグの検出、商品情報の特定」から「(6)取引禁止の解除」までの手順について説明する。
(3)タグの検出、商品情報の特定
顧客が、陳列されたパンの中から所望のパンをトレー6に移すとともに、パンに対応して配置されているタグ7をタグホルダから取り出してトレー6のタグ収納ケース6aに入れる。
店員が「タグ読込」キー505を操作すると、販売データ処理装置20は、検出装置41の検出領域41aに載置されたタグ7を検出し、タグ7に記憶された商品情報を特定する(読み取る)。
商品情報を読み取った販売データ処理装置20は、商品登録画面500の登録明細欄502に、図9(b)に示すように、商品情報を一覧表示する。
販売データ処理装置20は、登録明細欄502のチェック欄502bにチェックマークが表示されていない状態、すなわち商品情報が特定されている(タグが検出されている)状態では、商品登録処理を禁止しており、商品登録画面500の「小計」キー506を操作ができない態様で表示する。
商品情報の取得後、図6(b)の矢印dに示すように、店員がタグ収納ケース6aを検出装置41の検出領域41aから取り除き、第2の検出装置42の検出領域42aに載置すると、第2の検出装置42は、検出領域42aに載置されたタグ7を検出し検出状態を販売データ処理装置20へ出力する。
次に、第3の実施形態の販売データ処理装置20を使用した運用の一例について説明する。
上記第1、2の実施形態においては、販売データ処理装置20は、顧客が、タグ収納ケース6aもしくはタグ7を直接検出装置40の検出領域40aに配置することで、タグ7を検出しているが、第3の実施形態においては、例えばタグ7として図5(c)に示すタグ7等を用いるなど、タグ7がトレー6に載置された状態のまま検出装置40によってタグ7を検出している。
また、第1、2の実施形態と共通する部分については説明を省略し、ここでは特に、上記「(3)タグの検出、商品情報の特定」から「(6)取引禁止の解除」までの手順について説明する。
第3の実施形態の検出装置40は、図7に示すように、上面がトレー6を載置するのに十分な大きさを有しており、RFIDタグ等の電子タグ7を検出する検出領域40aは、第1,2の実施形態の検出装置40に比べて広く設定されている。
また、検出領域40aは、トレー6に載置したパンに添付されたタグ7を検出することができる程度に、高さ方向にも十分な検出領域40aが設定されている。
(3)タグの検出、商品情報の特定
顧客が、陳列されたパンの中から所望のパンをトレー6に移し、必要に応じてパンに対応して配置されているタグ7をタグホルダから取り出してトレー6に載置されたタグ収納ケース6aに入れる。
なお、パンに直接タグ7が添付されている場合には、タグ7をタグホルダから取り出す必要は無い。
店員が「タグ読込」キー505を操作すると、販売データ処理装置20は、検出装置40の検出領域40aに載置されたタグ7を検出し、タグ7に記憶された商品情報を特定する(読み取る)。
商品情報を読み取った販売データ処理装置20は、商品登録画面500の登録明細欄502に、図9(b)に示すように、商品情報を一覧表示する。
販売データ処理装置20は、登録明細欄502のチェック欄502bにチェックマークが表示されていない状態、すなわち商品情報が特定されている(タグが検出されている)状態では、商品登録処理を禁止しており、商品登録画面500の「小計」キー506を操作ができない態様で表示する。
商品情報の取得後、図8(a)の矢印fに示すように、店員がタグ収納ケース6aを検出装置40の検出領域40aから取り除くと、検出装置40は、タグ7が検出領域40aから移動したことを検出し、タグ7が検出状態であることの販売データ処理装置20への送信を終了する、もしくはタグ7が非検出状態であることを販売データ処理装置20に送信する。
次に、第4の実施形態の販売データ処理装置20を使用した運用の一例について説明する。
上記第3の実施形態においては、販売データ処理装置20は、一つの検出装置40によってタグ7を検出しているが、第4の実施形態においては、二つの検出装置(比較的広い検出領域41aを有する第1の検出装置41と比較的狭い検出領域42aを有する第2の検出装置42)を備えており、二つの検出装置41,42によってタグ7を検出している。
また、第3の実施形態と共通する部分については説明を省略し、ここでは特に、上記「(3)タグの検出、商品情報の特定」から「(6)取引禁止の解除」までの手順について説明する。
(3)タグの検出、商品情報の特定
顧客が、陳列されたパンの中から所望のパンをトレー6に移し、必要に応じてパンに対応して配置されているタグ7をタグホルダから取り出してトレー6に載置されたタグ収納ケース6aに入れる。
店員が「タグ読込」キー505を操作すると、販売データ処理装置20は、検出装置41の検出領域41aに載置されたタグ7を検出し、タグ7に記憶された商品情報を特定する(読み取る)。
商品情報を読み取った販売データ処理装置20は、商品登録画面500の登録明細欄502に、図9(b)に示すように、商品情報を一覧表示する。
販売データ処理装置20は、登録明細欄502のチェック欄502bにチェックマークが表示されていない状態、すなわち商品情報が特定されている(タグが検出されている)状態では、商品登録処理を禁止しており、商品登録画面500の「小計」キー506を操作ができない態様で表示する。
商品情報の取得後、図8(b)の矢印hに示すように、店員がトレー6上のタグ収納ケース6aを検出装置41の検出領域41aから取り除き、第2の検出装置42の検出領域42aに載置すると、第2の検出装置42は、検出領域42aに載置されたタグ7を検出し検出状態を販売データ処理装置20へ出力する。
上記実施形態の販売データ処理装置20においては、顧客もしくは店員が、タグ収納ケース6aを検出装置40の検出領域40aに載置して、店員が登録画面に表示されている「タグ読込」キー505を操作することで、タグ7から読み取った商品情報を登録明細欄502に表示するが、「タグ読込」キー505を操作することなく、タグ収納ケース6aが検出装置40の検出領域40aに載置されることで自動的にタグ読み込みが行われて登録明細欄502に商品情報を表示するようにしてもよい。
上記実施形態の販売データ処理装置20は、店員が「タグ読込」キー505を操作することで、タグ7から読み取った商品情報を客用画面の登録明細欄502に表示しているが、店員を介することのないフルセルフ式の販売データ処理装置20としても構成することができる。
その後、顧客は、販売データ処理装置20の商品登録画面500に操作可能に表示される「精算開始」キー508を操作することで、取引を実行するようにすればよい。
上記第2もしくは第4の実施形態の販売データ処理装置20は、顧客の入口側に第1の検出装置41を配置し、同出口側に第2の検出装置42を配置しているが、反対に、顧客の入口側に第2の検出装置42を配置し、同出口側に第1の検出装置41を配置してもよい。
上記実施形態の販売データ処理装置20においては、タグ7から読み取った商品情報を登録明細欄502に表示するが、その際、同一のタグ7が複数枚読み取られた場合には、その旨報知するようにしてもよい。
このような誤登録を回避するため、当該販売データ処理装置は、タグの読み取りを行った結果、同一商品のタグが複数枚読み取られた場合にその商品名を報知するともに数量変更画面を表示するようにしてもよい。
なお、タグの複数読み取り報知において、報知の対象とするタグの枚数は任意に設定可能であることが好ましく、タグが、設定した枚数未満の読み取られた場合には、報知をしないようにしてもよい。
特に、タグの特定装置を検出領域の異なる二つの特定装置により構成することで、タグをより確実に検出することができる。
例えば、「小計」キーの操作後、「現計」キーの操作を受け付けないことや、レシートの発行を受け付けないことで取引(会計処理)の実行を禁止してもよい。
すなわち、商品情報の入力から会計処理の完了までの間で、すべてのタグについての非検出状態であることが確認されるまで、取引ができないようにすればよい。
すなわち、取引の完了の前に、商品情報を特定するタグ等を回収する必要のある取引であれば、何ら限定されるものではない。
201 :制御手段
202 :特定手段
203 :特定状態特定手段
204 :登録手段(取引実行手段)
205 :出力手段(取引実行手段)
206 :精算手段(取引実行手段)
207 :印刷手段(取引実行手段)
208 :禁止手段
209 :解除手段
210 :報知手段
40 :検出(特定)装置
40a :検出領域
41 :第1の検出(特定)装置
41a :検出領域
42 :第2の検出(特定)装置
42a :検出領域
7 :タグ(記憶媒体)
Claims (6)
- 商品情報を特定する特定手段と、
前記特定された商品情報に基づく取引を実行する取引実行手段と、
前記取引実行手段による前記取引の実行を禁止する禁止手段と、
前記特定手段による商品情報の特定状態に基づいて前記禁止手段による前記禁止を解除する解除手段と、
を備える販売データ処理装置。 - 前記解除手段は、前記特定手段が商品情報を特定している状態から特定していない状態に移行した場合に、前記禁止手段による取引の実行の禁止を解除する請求項1記載の販売データ処理装置。
- 商品情報を記憶する記憶媒体を検出し、前記記憶された商品情報を読み取る特定装置を備え、特定装置による記憶媒体の特定状態を特定する特定状態特定手段を有し、
解除手段は、特定状態特定手段が特定する記憶媒体の特定状態に基づいて前記禁止手段による取引の実行の禁止を解除する請求項1または2記載の販売データ処理装置。 - 商品情報を記憶する記憶媒体を検出し、前記記憶された商品情報を読み取る第1の特定装置と、
前記記憶媒体を検出し、前記記憶された商品情報を読み取る第2の特定装置とを備え、
前記第1の特定装置が読み取った情報と前記第2の特定装置が読み取った情報の一方もしくは両方に基づいて前記商品情報の特定状態を特定する特定状態特定手段を備え、
前記解除手段は、前記特定状態特定手段が特定する記憶媒体の特定状態に基づいて前記禁止手段による取引の実行の禁止を解除する請求項1または2記載の販売データ処理装置。 - 前記商品情報の特定状態を報知する報知手段を備える
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の販売データ処理装置。 - 前記第1の特定装置および前記第2の特定装置は、記憶媒体を検出する検出範囲をそれぞれ有し、前記第2の特定装置は、前記第1の特定装置よりも検出範囲が小さい
請求項4または5に記載の販売データ処理装置。
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