JP7217490B2 - 商品販売データ処理装置、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売データ処理装置、およびプログラムに関する。
複数の動作モードを有する商品販売データ処理装置がある。このような商品販売データ処理装置として、店員が商品を登録する店員モードと、顧客自身が商品を登録するセルフモードとを切り替え可能な商品販売データ処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、商品販売データ処理装置では、売上に関する情報の集計も行われる。
特許第4222054号公報
こうした売上に関する情報の集計に関し、上述したような複数の動作モードを有する商品販売データ処理装置では、動作モードごとに集計を行うことができなかった。この場合、売上に関する情報を集計したとしても、動作モードごとのデータが得られないため、詳細な情報が得られないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、売上に関する情報をより詳細に集計可能な技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、店員により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われる通常モードと、客により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われるフルセルフモードと、を含む複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作可能な販売データ処理装置であって、動作モードごとに、自装置に登録された商品の売上に関する売上関連情報を集計する集計手段と、前記集計手段により集計された前記売上関連情報を出力する出力手段と、前記出力手段によって出力された前記売上関連情報に基づいて、動作モードごとの前記売上関連情報と、全動作モードでの自装置における売上に関する総売上関連情報とを、切替え可能に表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
上記によれば、売上に関する情報をより詳細に集計することができる。
上記によれば、より詳細に集計された売上関連情報を出力することができる。
上記によれば、店員は出力された複数の動作モードごとの売上関連情報を確認することができる。
上記商品販売データ処理装置において、前記出力手段は、自装置における前記総売上関連情報と、前記動作モードごとの前記売上関連情報とを印刷媒体に出力可能であってもよい。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、店員により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われる通常モードと、客により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われるフルセルフモードと、を含む複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作可能な販売データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、動作モードごとに、自装置に登録された商品の売上に関する売上関連情報を集計する集計手段、前記集計手段により集計された前記売上関連情報を出力する出力手段、前記出力手段によって出力された前記売上関連情報に基づいて、動作モードごとの前記売上関連情報と、全動作モードでの自装置における売上に関する総売上関連情報とを、切替え可能に表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
上記によれば、売上に関する情報をより詳細に集計することができる。
以上のように、売上に関する情報をより詳細に集計可能である。
POSシステムのネットワーク構成図である。 POS端末の設置例を示す図である。 POS端末の外観例を示す図である。 POS端末の構成例を示す図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 動作モードの移行の一例を説明する図である。 動作モードの移行の一例を説明する図である。 売上関連情報の各データの一例を示す図である。 集計処理の一例を示すフローチャートである。 集計結果画面例を示す図である。 集計結果画面例を示す図である。 集計結果印刷例を示す図である。 レシート例を示す図である。 顧客履歴画面の一例を示す図である。 履歴印刷例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システムのネットワーク構成図である。図1に示すPOSシステム1は、3台のPOS端末20-1、POS端末20-2、POS端末20-3と、ストアコントローラ(ストアコンピュータ、管理装置)10を備え、夫々はLAN11を介して通信可能に接続されている。以下、POS端末20-1、20-2、20-3について特に区別しない場合には、POS端末20と総称する。
POSシステム1は、種々の店舗に導入可能であるが、以下の説明では、POSシステム1がコンビニエンスストアに導入される場合を例に説明する。
図2は、POS端末の設置例を示す図である。図2(A)は、POS端末20等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末20等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOS端末20の右側にカウンタが置かれている。
図3は、POS端末の外観例を示す図である。図3(A)は、POS端末20を客側から見た斜視図である。図3(B)は、POS端末20を店員側から見た斜視図である。図4は、POS端末20の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3を参照しつつ、図4に示したPOS端末20の構成例を説明する。POS端末20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、客側印刷部207と、カード決済部208と、釣銭機209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、店員側印刷部213と、音声出力部214と、通信部215とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POS端末20の動作を制御する。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報(例えば、登録処理において生成した登録情報、精算処理において生成した精算情報等)を記憶する。なお、以下の説明において、登録情報と精算情報の何れか一方又は両方を取引情報と称する場合がある。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部205は、客用のタッチディスプレイであり、客に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)等を光学的に読み取る。
なお、客側スキャナ部206は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品の注文ボタン等が表示されている場合、客は、注文ボタンを操作(押下)し、商品を登録することができる。
客側印刷部207は、客側に媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等)による決済機構である。本実施形態のカード決済部208は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。
釣銭機209(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部211は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録することができる。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録することができる。
店員側印刷部213は、店員側に媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部215は、他の装置(他のPOS端末20、ストアコントローラ10)との間において情報を送受信する。
(各動作モードの概要)
続いて、POS端末20の動作モードについて説明する。POS端末20は、複数の動作モードを有する。具体的には、POS端末20は、4種類の動作モード(通常モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード)を有する。なお、以下の説明する動作モードは、通常業務中の動作モード(商品登録処理や会計処理に係る動作モード)であり、売上や在高等を集計、照会等する集計モード、店員や保守員等が設定作業や保守作業を行う際のメンテナンスモード、新人がトレーニングを行う際のトレーニングモード等は含まない。
図5~図8は、POS端末の動作モードの概略を説明する図である。図5は、通常モードの概略を説明する図である。図5(A)は通常モードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(店員、客)の動作を表した模式図であり、図5(B)は通常モードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。図6は、フルセルフモードの概略を説明する図である。図6(A)はフルセルフモードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(客)の動作を表した模式図であり、図6(B)はフルセルフモードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。図7は、ダブルスキャンモードの概略を説明する図である。図7(A)はダブルスキャンモードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(客)の動作を表した模式図であり、図7(B)はダブルスキャンモードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。図8は、セミセルフモードの概略を説明する図である。図8(A)はセミセルフモードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(客)の動作を表した模式図であり、図8(B)及び図8(C)はセミセルフモードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。
なお、以下の説明において、上述の4つの動作モードの分類とは別の切り口として、POS端末20が、商品登録処理を実行するモードを登録モード、精算処理を実行するモードを会計モードと称する場合がある。
(通常モード)
通常モードは、図5(A)に示すように、店員側にて登録処理を実行し、客側にて客が自ら精算処理を実行する動作モードである。即ち、図5(B)に示すように、通常モードの場合、店員側が登録モードになり、客側が会計モードになる。つまり、POS端末20は、登録処理~精算処理の全体を通して見た場合、登録会計モードとして動作する。
通常モードの場合、店員は、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する(図5(A)の上段)。
店員による登録処理が完了した場合、客は、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図5(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図5(A)の下段)。
つまり、通常モードでは、図5(B)に示すように、初めは店員側において、例えば店員側スキャナ部212により商品がスキャン等され(ステップS10:YES)、商品を登録する(ステップS11)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、キー操作部211に配置された小計キー等)の押下後は(ステップS30:YES)、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。
なお、客は、店員による登録処理が完了する迄(合計金額が確定する迄)、待機していてもよいが、登録処理が完了する前に釣銭機209に貨幣を投入してもよい。つまり、POS端末20は、登録処理中において入金を受付可能である(図5(A)の上段)。
また、店員は、客による精算が完了する迄(客がお釣りやレシートが取る迄)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である(図5(A)の下段)。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい(図5(A)の下段)。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
また、POS端末20は、お釣りがある場合には、お釣りの取り忘れを防止するため、釣銭機209による釣銭・釣札の払出しを制御し、客が釣銭・釣札を取り除いたことをセンサー等で認識した上で、客側印刷部207によるレシートの発行を制御する。他の動作モードにおいても同様である。なお、上述したように、通常モード(ダブルスキャンモードも同様)では、お釣りを受け取る客の前に店員がいる場合といない場合とがあるが、店員がいる場合は、必ずしも上述した制御を行わなくてもよい(即ち、釣銭・釣札の払出とレシートの発行とを同時に行ってもよいし、先にレシートを発行してもよい)。また、現在の動作モードや店員の存在/不在(例えば、店員の存在/不在はセンサーにより認識)に応じて、釣銭・釣札の払出しとレシートの発行のタイミング等を制御してもよい。
(フルセルフモード)
フルセルフモードは、図6(A)に示すように、客側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、図6(B)に示すように、フルセルフモードの場合、客側が登録モードにも会計モードにもなる。つまり、POS端末20は、登録処理~精算処理の全体を通して見た場合、登録会計モードとして動作する。
フルセルフモードの場合、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する(図6(A)の上段)。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図6(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図6(A)の下段)。
つまり、フルセルフモードでは、図6(B)に示すように、客側において、例えば客側スキャナ部206により商品がスキャン等され(ステップS20:YES)、商品を登録する(ステップS21)。登録完了キー(例えば、客側表示部205に表示された登録完了キー等)の押下後は(ステップS40:YES)、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。
なお、フルセルフモードは、上述したように、客側にて登録処理も精算処理も実行するが、店員側は何もできないという訳ではない。つまり、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側スキャナ部212にて店員コードのスキャンが可能である。また、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側表示部210における種々の情報(例えば、図14において説明する集計結果等)の表示が可能である。
(ダブルスキャンモード)
ダブルスキャンモードは、図7(A)に示すように、店員側及び客側の両側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、図7(B)に示すように、ダブルスキャンモードの場合、店員側及び客側の両側が登録モードになり、客側が会計モードになる。つまり、POS端末20は、登録処理~精算処理の全体を通して見た場合、登録会計モードとして動作する。
ダブルスキャンモードの場合、店員は、買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録し、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作等(店員側スキャナ部212によるスキャン、店員側表示部210へのタッチ、キー操作部211等の押下)、及び、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する(図7(A)の上段)。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図7(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図7(A)の下段)。
つまり、ダブルスキャンモードでは、はじめは店員側及び客側において商品を登録する。例えば、図7(B)に示すように、店員側スキャナ部212のスキャン等により(ステップS10:YES)、商品を登録し(ステップS11)、客側スキャナ部206のスキャン等により(ステップS20:YES)、商品を登録する(ステップS21)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、キー操作部211に配置された小計キー等)、又は、登録完了キー(例えば、客側表示部205に表示された登録完了キー等)の押下後は(ステップS41:YES)、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。
なお、店員は、客による精算が完了する迄(客がお釣りやレシートが取る迄)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である(図7(A)の下段)。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい(図7(A)の下段)。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
(セミセルフモード)
セミセルフモードは、2台以上のPOS端末20による動作モードであって、図8(A)に示すように、少なくとも1台のPOS端末20(図8の例ではPOS端末20-1)の店員側にて登録処理を実行し、他の1台のPOS端末20(図8の例ではPOS端末20-2、POS端末20-3のうちの1台)の客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、セミセルフモードの場合、1台以上(図8の例では図8(B)に示すようにPOS端末20-1の1台)が登録専用モードになり、他の1台以上(図8の例では図8(C)に示すようにPOS端末20-2、20-2の2台)が会計専用モードになる。
セミセルフモードの場合、店員は、登録専用モードのPOS端末20において、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する(図8(A)の上段)。
店員による登録処理が完了した場合、客は、会計専用モードのPOS端末20に移動し、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図8(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図8(A)の下段)。
登録専用モードのPOS端末20(図8の例ではPOS端末20-1)において登録処理が完了した場合、客は、登録専用モードのPOS端末20から会計専用モードのPOS端末20(図8の例ではPOS端末20-2)に移動するが、移動先のPOS端末20には、精算処理に必要な情報(登録専用モードのPOS端末20において生成された登録情報等)が供給される。
なお、移動先のPOS端末20(会計専用モードのPOS端末20のうち精算処理を実行させるPOS端末20)は、登録専用モードのPOS端末20において指定してもよい。あるいは、登録専用モードのPOS端末20において媒体(精算処理に必要な情報を取得するためのバーコード等が印刷された媒体)を発行し、当該媒体を読み取らせた会計専用モードのPOS端末20を移動先のPOS端末20としてもよい。
つまり、セミセルフモードでは、はじめは、登録専用モードのPOS端末20(POS端末20-1)の店員側において商品を登録する。例えば、図8(B)に示すように、店員側スキャナ部212のスキャン等により(ステップS10:YES)、商品を登録する(ステップS11)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、キー操作部211に配置された小計キー等)の押下後に(ステップS30:YES)、例えば会計専用モードのPOS端末20(POS端末20-2のPOS端末20-3の何れか一方)が指定されると(ステップS31:YES)、指定されたPOS端末20に登録情報が送信され(ステップS32)、登録専用モードのPOS端末20における、処理が完了する。
続いて、図8(C)に示すように、登録情報の受信後(ステップS49:YES)、会計専用モードのPOS端末20(即ち、登録専用モードのPOS端末20によって指定されたPOS端末20)は、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、会計専用モードのPOS端末20における、処理が完了する。
なお、店員は、登録情報を送信した後は、次の客の買上商品を登録可能である(図8(A)の下段)。また、店員は、登録情報を送信した後は、不在であってもよい(図8(A)の下段)。
(動作モードの報知)
POS端末20は、現在の動作モードを報知する。例えば、店員側表示部210において現在の動作モードを表示してもよい。具体的には、店員側表示部210に動作モード表示欄を有する画面を表示し、該画面上の動作モード表示欄に現在の動作モードを表示してもよい。また、各動作モードに対応する画像(例えば、ボタン風の画像)を配置した画面を店員側表示部210に表示し、該画面上において現在の動作モードを対応する画像を、現在の動作モードを対応しない画像と異なる表示態様(例えば、他の画像の表示態様よりも目立つ表示態様)にて表示してもよい。なお、客側表示部205においても同様に動作モードを表示してもよい。
また、POS端末20は、現在の動作モードに応じた情報を報知してもよい。例えば、客側表示部205において現在の動作モードに応じたメッセージを表示してもよい。具体的には、現在の動作モードがフルセルフモードである場合、例えば待機中であるときに、客自身が商品を登録する旨(「お客様にスキャンをお願いしております」等のメッセージ)を客側表示部205に表示(例えば、大きな文字でスクロール表示等)してもよい。
(動作モードの移行)
続いて、POS端末20の動作モードの移行(切替)について説明する。POS端末20は、店員による明示的なモード移行操作(動作モードの設定画面上の入力や動作モードの設定ボタンの操作等)に従って動作モードが移行する。また、POS端末20は、店員による明示的なモード移行操作以外の他の操作(例えば、店員コードの読取等)に従って動作モードが移行する。また、POS端末20は、店員の操作等に拠らない所定の条件(経過時間や所定時刻(スケジュール)等の時間に関する条件、他の端末等との間における命令等の情報の送受信に関する条件等)に基づいて動作モードが移行する。
図9及び図10は、動作モードの移行の一例を説明する図である。図9(A)は、通常モードからフルセルフモードへの移行の流れを示したフローチャートである。図9(B)は、フルセルフモードからダブルスキャンモードへの移行の流れを示したフローチャートである。図10(A)は、通常モードからセミセルフモード(登録専用モード)への移行の流れを示したフローチャートである。図10(B)は、通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行の流れを示したフローチャートである。
(通常モードからフルセルフモードへの移行)
図9(A)のフローチャートは、POS端末20(通常モード)が不使用中の状態になったときに開始する(つまり店員及び客の何れも使用しなくなったときに開始する)。
ステップS100:不使用時間の計時を開始する。
ステップS101:店員又は客により使用が開始されたか否か判断する。使用が開始されていない場合にはステップS102に進む。使用が開始された場合にはステップS104に進む。
ステップS102:不使用時間が所定時間(例えば、予め設定した10分)を経過したか否かを判断する。所定時間を経過した場合にはステップS103に進む。所定時間を経過していない場合にはステップS101に戻る。
ステップS103:動作モードを通常モードからフルセルフモードに移行する。
ステップS104:不使用時間の計時を終了する。そして図9(A)のフローチャートは終了する。
なお、フルセルフモードに移行したときには、店員に対し、フルセルフモードに移行した旨を報知(例えば、店員が携帯する端末に対し、未引渡商品がある旨の情報を送信等)してもよい。また、フルセルフモードに移行したときには、客側表示部205にセルフでの登録を客に指示又は依頼するメッセージを表示してもよい。
なお、図9(A)は、通常モードからフルセルフモードへの移行に関する流れを示したものであるが、ダブルスキャンモードからフルセルフモードへの移行に関しても、図9(A)の流れと同様であってもよい。
(フルセルフモードからダブルスキャンモードへの移行)
図9(B)のフローチャートは、POS端末20(フルセルフモード)において、常時(非常に短い時間間隔で定期的に)、開始する。
ステップS110:店員側スキャナ部212において店員コードが読み取られたか否かを判断する。店員コードが読み取られた場合にはステップS111に進む。店員コードが読み取られていない場合には図9(B)のフローチャートは終了する。
ステップS111:動作モードをフルセルフモードからダブルスキャンモードに移行する。そして図9(B)のフローチャートは終了する。
(通常モードからセミセルフモード(登録専用モード)への移行)
図10(A)のフローチャートは、POS端末20(通常モード)において、常時(非常に短い時間間隔で定期的に)、開始する。
ステップS120:セミセルフモード(登録専用モード)への移行を宣言する操作があったか否かを判断する。例えば、店員側表示部210にセミセルフモード(登録専用モード)への移行を宣言するためのボタンを表示しておき、当該ボタンが押下(タッチ)されたか否かを判断してもよい。操作があった場合にはステップS121に進む。操作がなかった場合には図10(A)のフローチャートは終了する。
ステップS121:POSシステム1においてセミセルフモードにて動作している他のPOS端末20があるか否かを判断する。上述したように、セミセルフモードの場合、登録専用モードのPOS端末20と会計専用モードのPOS端末20が夫々1台以上必要であるため、例えば、当該POS端末20がPOS端末20-1である場合、POS端末20-2、20-3のうちの一方がセミセルフモード(登録専用モード)として動作し、他方がセミセルフモード(会計専用モード)として動作しているか否かを判断する。セミセルフモードにて動作している他のPOS端末20がない場合にはステップS122に進む。
セミセルフモードにて動作している他のPOS端末20がある場合にはステップS124に進む。
ステップS122:セミセルフモード(会計専用モード)へ移行させる他のPOS端末20の指定があったか否かを判断する。指定があった場合にはステップS123に進む。指定がなかった場合にはステップS122の処理を繰り返す。
ステップS123:指定された他のPOS端末2に対し、セミセルフモード(会計専用モード)への移行指示を送信する。
ステップS124:処理中であるか否かを判断する。処理中でなければステップS125に進む。処理中であればステップS124の処理を繰り返す。
ステップS125:動作モードを通常モードからセミセルフモード(登録専用モード)に移行する。そして図10(A)のフローチャートは終了する。
なお、ステップS120の操作は、既にセミセルフモードにて動作している他のPOS端末20が存在しておらず、かつ、セミセルフモードにて移行可能な他のPOS端末20が存在していない場合には、行うことができないようにするとよい。
(通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行)
図10(B)のフローチャートは、POS端末20(通常モード)において、常時(非常に短い時間間隔で定期的に)、開始する。
ステップS130:セミセルフモード(会計専用モード)への移行指示を受信したか否かを判断する。移行指示を受信した場合にはステップS131に進む。移行指示を受信していなかった場合には図10(B)のフローチャートは終了する。
ステップS131:処理中であるか否かを判断する。処理中でなければステップS132に進む。処理中であればステップS131の処理を繰り返す。
ステップS132:動作モードを通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)に移行する。そして図10(B)のフローチャートは終了する。
なお、図10(B)は、通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行に関する流れを示したものであるが、フルセルフモードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行に関しても、図10(B)の流れと同様であってもよい。
以上説明した各動作モードにおいて、POS端末20は、売上に関する売上関連情報をハードディスク204に記憶する。図11は、売上関連情報の各データの一例を示す図である。POS端末20は、1つの取引ごとに、図11(A)(B)に示されるデータをハードディスク204に記憶する。以下の説明では、図11(A)に示されるデータをデータA、図11(B)に示されるデータをデータBと表現することがある。
データA、Bは、取引IDをキーとしている。取引IDは、1つのPOS端末20だけではなく、他のPOS端末20における取引も含めて、取引を一意に特定する識別子である。データAは、1つの取引において1つしか発生しないデータを示している。データBは、1つの取引において複数発生するデータを示している。
データAは、取引IDの他に、顧客ID、取引日時、レジ番号、レジ担当、動作モード、支払種別、売上合計、買上点数、及び撮像ファイル名で構成される。顧客IDは、当該取引を行った顧客を一意に特定する識別子である。この顧客IDは、例えば会員カード等から取得される。会員ではない顧客の場合、顧客IDにはNULLがセットされる。取引日時は、取引が行われた日時であり、yyyy-mm-dd-hh-mm-ss形式で記憶される。レジ番号は、POS端末20を一意に特定する識別子である。レジ担当は、当該取引においてレジを担当した店員を一意に特定する識別子である。
動作モードは、当該取引における動作モードである。支払種別は、支払い手段を示し、本実施形態では、現金、クレジットカード、電子マネーを例としている。この他に、金券や品券等を支払種別に含めるようにしてもよい。売上合計は、当該取引における売上の合計である。買上点数は、当該取引において販売された商品の点数である。撮像ファイル名は、当該取引において撮像された映像を示すファイルのファイル名である。取引で撮像される映像は、動作モードにより撮像期間が異なる。本実施形態では、客の操作が行われる期間を含む期間を撮像期間としている。具体的に、フルセルフモード及びダブルスキャンモードのときの撮像期間は、商品の登録が開始されてから精算が終了するまでの期間である。通常モード及びセミセルフモードのときの撮像期間は、精算が可能な状態になってから、精算が終了するまでの期間である。このようにすることで、何らかのトラブルが発生した場合に、客の操作の検証を行うことができるとともに、全ての期間を撮像期間とする場合と比較して、ファイルサイズを抑制することができる。
データBは、取引IDの他に、商品コード、売価、及び操作者で構成される。このデータBは、取引中の1つの商品ごとに記憶されるデータである。データBにおける商品コードは、商品を一意に特定する識別子で、JANコードやハウスコードである。売価は当該商品の売価である。操作者は、当該商品を登録した操作者であり、通常モード及びセミセルフモードでは店員を示し、フルセルフモードでは客を示し、ダブルスキャンモードでは店員または客を示す。
以上説明したデータBは、商品登録毎にハードディスク204に記憶され、データAは、精算終了後にハードディスク204に記憶される。なお、データA、データBの記憶先は、ハードディスク204に限るものではない。例えば、ストアコントローラ10が備える記憶装置であってもよいし、集計用のサーバを設け、当該サーバが備える記憶装置であってもよいし、クラウドであってもよい。
以上説明したデータA、データBにより集計が可能となる。図12は、集計処理の一例を示すフローチャートである。図12(A)は、集計処理の全体の流れを示すフローチャートであり、図12(B)は、図12(A)で用いられている個別集計処理を示すフローチャートである。
図12(A)に示される集計処理は、不図示のメニュー画面において集計処理が選択された場合に実行される。POS端末20は、まず通常モードでの個別集計処理を行う(ステップS201)。次いでフルセルフモードでの個別集計処理を行う(ステップS202)。次いで、ダブルスキャンモードでの個別集計処理を行う(ステップS203)。次いで、セミセルフモードでの個別集計処理を行う(ステップS204)。これにより、全ての動作モードでの集計結果が求められる。
POS端末20は、集計結果の出力先を判定する(ステップS205)。ここでは、予め設定された設定内容に従って判定されるが、店員に判定させてもよい。出力先がレシートの場合には、集計結果をレシートに印刷して(ステップS206)、本処理を終了する。一方、出力先が表示部の場合には、集計結果を店員側表示部210に表示して(ステップS207)、本処理を終了する。
次に、図12(B)のフローチャートを説明する。図12(B)に示される個別集計処理は、上位モジュールから引数として対象とする動作モードが与えられる。そのため、まず引数として得られた動作モードを取得する(ステップS301)。次いで、上述したデータA、Bを用いて、支払種別が現金であった取引における売上の合計を示す現金売上合計を算出し、現金で精算した客数を算出し、現金で精算した客単価を算出し、現金で決済された取引における買上点数を算出する(ステップS302)。
次いで、データA、Bを用いて、支払種別がクレジットであった取引における売上の合計を示すクレジット売上合計を算出し、クレジットで精算した客数を算出し、クレジットで精算した客単価を算出し、クレジットで決済された取引における買上点数を算出する(ステップS303)。
次いで、データA、Bを用いて、支払種別が電子マネーであった取引における売上の合計を示す電子マネー売上合計を算出し、電子マネーで精算した客数を算出し、電子マネーで精算した客単価を算出し、電子マネーで決済された取引における買上点数を算出する(ステップS304)。以上のステップS302、303、304により、対象動作モードでの全支払種別における売上関連情報が得られる。POS端末20は、全支払種別における売上関連情報から、POS端末20における総売上及び客単価を算出して(ステップS305)、本処理を終了する。個別集計処理により得られた売上関連情報は、上位モジュールが参照可能な記憶領域に記憶される。なお、売上関連情報の記憶先は、ハードディスク204に限るものではない。例えば、ストアコントローラ10が備える記憶装置であってもよいし、集計用のサーバを設け、当該サーバが備える記憶装置であってもよいし、クラウドであってもよい。
図13、図14は、店員側表示部210において集計結果を表示した集計結果画面例を示す図である。なお、図13、図14に示される集計結果画面は、1週間単位で集計した集計結果を示している。図13は、POS端末20での全動作モードにおける全支払種別での集計結果を示す「集計結果(全体)」を示す全体集計画面である。図14は、POS端末20での各動作モードにおける全支払種別での集計結果を示す「集計結果(モード別)」を示すモード別集計画面である。このように、POS端末20は、集計された売上関連情報を集計結果画面として店員側表示部210に出力する。
図13に示される全体集計画面には、全体の売上、平均単価、客数が示され、さらに現金での売上、平均単価、客数と、クレジットでの売上、平均単価、客数と、電子マネーでの売上、平均単価、客数と、総使用時間と客1人あたりの使用時間と、総買上点数と客1人当たりの買上点数とが表示される。この全体集計画面には、モード別集計ボタン301が設けられており、このモード別集計ボタン301が店員により押下されると、図14に示されるモード別集計画面が表示される。
モード別集計画面には、各動作モード(通常モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード)の集計結果が示される。全体集計画面と同様に、モード別集計画面には、該当する動作モードでの売上、平均単価、客数が示され、さらに現金での売上、平均単価、客数と、クレジットでの売上、平均単価、客数と、電子マネーでの売上、平均単価、客数と、総使用時間と客1人あたりの使用時間と、総買上点数と客1人当たりの買上点数とが表示される。なお、セミセルフモードにおける総使用時間と客1人あたりの使用時間は、登録時の時間と、精算時の時間の2つが表示される。このように、POS端末20は、複数の動作モード毎の売上関連情報を集計結果画面として店員側表示部210に出力する。
これにより店員は出力された複数の動作モード毎の売上関連情報を確認することができるので、より詳細な情報が得られる。例えば、通常モードの平均単価が、フルセルフモードでの平均単価の2倍以上となっていることが分かる。これにより、単価が低い客ほどフルセルフモードのPOS端末20を利用する傾向があることが判明する。
図13、図14の例では、1週間単位であったが、これに限るものではない。例えば上記全体集計画面やモード別集計画面に、表示対象期間(例えば、任意の期間、1時間、1日、1箇月等)を変更可能なボタンを設け、当該ボタンを調整することで表示対象期間を変更で表示するようにしてもよい。表示対象期間を1時間として表示した場合には、どの時間帯にいずれの動作モードがどのような状態にあるかが一目で把握でき、また、表示対象期間を1箇月として表示した場合に、月初と月末でどのような変化が発生するかなどを確認できるため、顧客の動向や売り上げの分析をするための材料を提供することができる。また、表示対象期間を任意の期間とした場合には、店員が見たい任意の期間を表示できるので、より分析を行い易くなる。さらに、各動作モードごとに、使用された金種を表示するようにしてもよい。使用された金種を表示することで、ある動作モードでの万券や小銭の使用頻度を確認することができるので、店員は釣銭の目処を立てることができる。なお、図14の例では、全ての動作モードにおける集計結果を表示したが、一部の動作モードにおける集計結果のみを表示してもよい。また、モード別集計画面において、各動作モードの集計結果の表示領域を店員がタッチすると、対応する動作モードにおけるさらに詳細な情報(例えば、時間帯ごとの客数等)を表示するようにしてもよい。
図13、図14に示した集計結果に基づき、POS端末20の動作モードの最適化を図ることができるなど、動作モードで集計できない場合と比較して、よりPOS端末20の生産性を高めることができ、これにより、より好適な店舗運営を行うことができる。
図15は、集計結果をレシートに印刷した集計結果印刷例を示す図である。図15では、一例として全体集計結果と通常モードにおける集計結果を印刷した例を示しているが、これに限るものではなく、全体集計結果や、一部の動作モード(通常モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、及びセミセルフモードのうちのいずれか1つ以上の動作モード)における集計結果のみを印刷するようにしてもよい。集計結果をレシートに印刷する場合には、集計結果画面で表示された内容と同じ内容がレシートに合わせたレイアウトで印刷される。なお、集計結果を電子ジャーナルとして記憶するようにしてもよい。
図16は、客に渡されるレシート例を示す図である。図16(A)は、取引時の動作モードがダブルスキャンモードの場合に印刷されるレシート例を示す図である。図16(B)は、取引時の動作モードがセミセルフモードの場合に印刷されるレシート例を示す図である。
いずれのレシートも、従来のレシートと異なり、動作モードが印刷される領域Mが設けられている。図16ではダブルスキャンモードとセミセルフモードが示されているが、通常モード、フルセルフモードで動作したときに印刷されるレシートにも領域Mが設けられる。このように、レシートに領域Mを設けることで、いずれの動作モードで印刷されたレシートであるかが一目で分かるようになっている。
さらに、図16(A)に示されるように、ダブルスキャンモードで動作時に印刷されたレシートには、客により登録された商品と店員により登録された商品とを異なる領域に印刷される。このように登録者ごとに異なる領域に印刷することで、登録された商品が店員によるものか客によるものかが区別できるので、一目で分かるようになっている。なお、図16(A)に示されるように、領域を異ならせることで客または店員が登録した商品を区別したが、これに限らず、例えば商品ごとに登録者が客か店員かを示す識別情報を印刷するようにしてもよい。
また、図16(B)に示されるように、セミセルフモードで動作時に印刷されたレシートには、登録されたPOS端末20と精算されたPOS端末20が識別可能に印刷される。具体的には、領域Rに示されるように、上段に登録されたPOS端末20が示され、下段に精算されたPOS端末20が示される。そして、上段の「レジ」に示されるレジ番号が「1001」であり、下段の「レジ」に示されるレジ番号が「1005」であることが印刷されている。従って、登録されたPOS端末20のレジ番号が「1001」であることと、精算されたPOS端末20のレジ番号が「1005」であることが一目でわかるようになっている。
このように、精算内容、動作モード、登録者、及びレジ番号をレシートに印刷することによって、例えば客からレシートを持って問い合わせされたときなど、店員は迅速に対応することができる。
次に、客別の履歴において、動作モードを表示する例について説明する。図11に示したように、本実施形態におけるPOS端末20は、顧客の識別情報(顧客ID)と紐付けて売上関連情報をハードディスク204に記憶している。そして、POS端末20は、顧客の売上げ関連情報を複数の動作モードごとに出力可能である。
店員は、不図示のメニュー画面において顧客IDを入力すると、客の履歴を表示することができる。図17は、顧客履歴画面の一例を示す図である。図17には、客の履歴として3回分の取引が示されている。この履歴には、買上日時、レジ番号、従業員番号、点数、及び売上として税込合計が表示される。
さらに、本実施形態では、取引ごとに動作モードを示す領域Lが設けられている。このように、履歴にも動作モードを表示することで、客がどの動作モードを利用しているか、また特に動作モードに関係なく買い物をしているかなど、客の傾向を把握することができる。また、商品ごとに、動作モードごとにおいて購入された点数等を表示可能としてもよい。例えば商品Aは、通常モードでは10点、フルセルフモードでは60点、ダブルスキャンモードでは12点、セミセルフモードでは11点などを表示したり、各モードごとの売り上げの割合(通常モードでは20%、フルセルフモードでは50%、ダブルスキャンモードでは17%、セミセルフモードでは13%等)を表示したり印刷可能としてもよい。さらに、動作モードごとに、売り上げた商品のランキングを表示したり印刷可能としてもよい。
なお、セミセルフモードで取引された場合には、登録されたPOS端末20と精算されたPOS端末20が識別可能に表示される。具体的には、領域Nに示されるように、上段に登録されたPOS端末20が示され、下段に精算されたPOS端末20が示される。そして、上段に示されるレジ番号が「00011」であり、下段に示されるレジ番号が「00012」であることが表示される。従って、登録されたPOS端末20のレジ番号が「00011」であることと、精算されたPOS端末20のレジ番号が「00012」であることが一目でわかるようになっている。このようにすることで、個々の客の動作モードの利用傾向が把握できることから、利用傾向に基づいて動作モードを適切に設定することができるので、好適な店舗運営を支援することができる。
図18は、履歴をレシートに印刷した履歴印刷例を示す図である。履歴をレシートに印刷する場合には、顧客履歴画面で表示された内容と同じ内容がレシートに合わせたレイアウトで印刷される。図18に示されるように、動作モードが印刷され、またセミセルフモードの場合には登録されたPOS端末20と精算されたPOS端末20が識別可能に印刷される。なお、セミセルフモードで取引された場合には、図18に示されるように、登録されたPOS端末20は右側に印刷され、精算されたPOS端末20は左側に印刷される。このようにすることで、個々の客の動作モードの利用傾向が把握できることから、利用傾向に基づいて動作モードを適切に設定することができるので、好適な店舗運営を支援することができる。
以上説明した実施形態において、店員側スキャナ部212において、店員の識別情報が取得された場合に、複数の動作モードのうちのいずれかを選択させるボタンと、選択しないことを入力するためのボタンを設けておき、選択しないことを入力するためのボタンが押下された場合には、POS端末20における客側と店員側とでそれぞれ異なる動作を行えるようにしてもよい。例えば、客側ではフルセルフモードで動作し、店員側ではメンテナンスなどの操作を行えるようにしてもよい。
また、通常モードで登録中に、フルセルフモードやダブルスキャンモードに切り替え可能としてもよい。通常モードからダブルスキャンモードに切り替わった場合には、客側表示部205に「商品の登録等が可能です」と表示してもよい。これにより、客は商品の登録が可能となるとともに、例えば会員カードを客側スキャナ部206に読み取らせるなど、登録以外の操作も可能となる。
ダブルスキャンモードからフルセルフモードに切り替え可能としてもよい。また、ダブルスキャンモードにおいて、客が登録可能なものは、客が商品を手に持てないもの(例えばカウンタ内にあるタバコ等)とし、バーコードが付された商品は店員のみが登録可能としてもよい。
(ダブルスキャンモードにおける表示等について)
ダブルスキャンモードでは、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、客側表示部205に表示された登録完了キーの何れかが押下された場合に、小計画面を表示している。換言すれば、店員側(小計キー)、又は、客側(登録完了キー)の何れか一方により商品登録を完了させている。しかしながら、商品登録を完了させる態様(小計画面を表示させる操作)は、これに限定されない。
例えば、店員側の小計キーが押下された場合に限って小計画面を表示してもよい。つまり、客には商品登録の完了させる操作を行わせずに店員のみに商品登録を完了させる操作を行わせてもよい。当該態様では、客側表示部205には、操作が有効ではない旨の表示態様(例えばグレーダウン等)で登録完了キーを表示してもよいし、登録完了キーを表示しなくてもよい。
また、店員側の小計キーも客側の登録完了キーも共に押下された場合に、小計画面を表示してもよい。即ち、先に店員側にて小計キーが押下された場合(小計キーが押下されている状態であるとき)には、客側にて登録完了キーが押下されたタイミングにて小計画面を表示し、先に客側にて登録完了キーが押下された場合(登録完了キーが押下されている状態であるとき)には、店員側にて小計キーが押下されたタイミングにて小計画面を表示してもよい。
店員側の小計キーと客側の登録完了キーが共に押下された場合に小計画面を表示する態様においては、小計キーと登録完了キーのうち一方が押下された場合には、該押下された旨を他方に報知してもよい。例えば、先に小計キーが押下された場合には、小計キーが押下された旨(つまり、店員による商品登録の操作があった旨。例えば「店員による商品登録は終わりました」等のメッセージ等)を客側表示部205に表示してもよい。一方、先に登録完了キーが押下された場合には、登録完了キーが押下された旨(つまり、客による商品登録の操作があった旨。例えば「お客による商品登録は終わりました」等のメッセージ等)を店員側表示部210に表示してもよい。
また、小計キーが押下された場合には、小計キーが押下された旨を客側表示部205に表示することに代えて又は加えて、客側表示部205に表示されている登録完了キーの表示態様を、当該登録完了キーが押下される迄、強調態様(点滅等)によって表示するようにしてもよい。同様に、登録完了キーが押下された場合には、登録完了キーが押下された旨を店員側表示部210に表示することに代えて又は加えて、店員側表示部210に表示されている小計キーの表示態様を、当該小計キーが押下される迄、強調態様(点滅等)によって表示するようにしてもよい。
店員側の小計キーと客側の登録完了キーが共に押下された場合に小計画面を表示する態様において、小計キーが押下される迄は登録完了キーの押下を禁止(例えば、グレーダウン、非表示等)し、小計キーが押下された後に登録完了キーの押下を許可(例えば、押下可能な表示態様で表示等)してもよい。あるいは、登録完了キーが押下される迄は小計キーの押下を禁止し、登録完了キーが押下された後に小計キーの押下を許可してもよい。
店員側の小計キーと客側の登録完了キーが共に押下された場合に小計画面を表示する態様において、店員側の小計キーの押下後であっても客側の登録完了キーの押下前であるときには、店員側における登録仮完了の状態とし、商品の登録を許容してもよい。つまり、店員側にて小計キーの押下があったときには、小計キーが押下された旨を相手側(客側)に報知するものの、小計キーの押下後であっても小計画面が表示される迄の間(客側の登録完了キーの押下前)は、当該客の商品登録前の商品を店員側にて登録(追加登録)できるようにしてもよい。
なお、店員側にて商品登録を完了させる操作を行った後に商品を追加登録した場合には(登録仮完了の状態において商品を追加登録した場合には)、小計画面を表示させるためには、店員側において再度の商品登録を完了させる操作(小計キーの押下)を必要とする。つまり、商品の追加登録後においては、店員側の再度の小計キーの押下と、客側の登録完了キーの押下の両方があった場合に、小計画面を表示する。なお、上記に代えて、店員側において再度の商品登録を完了させる操作を不要としてもよい。つまり、商品の追加登録後においては、店員側の再度の小計キーの押下がなくても客側の登録完了キーの押下があれば、小計画面を表示してもよい。
なお、小計キーの押下後であって登録完了キーの押下前であるときには、上述の如く当該客の商品を店員側にて追加登録を可能としてもよいが、図7(A)にて説明したように、次客の商品登録を可能としてもよい。なお、小計キーの押下後であって登録完了キーの押下前であるときには、店員側表示部210において、当該客の商品の追加登録を行うのか、次客の商品の登録を行うのかを宣言(指定)できるようにしてもよい。例えば、店員側表示部210に表示されたボタンなどによって宣言できるようにしてもよい。
ダブルスキャンモードにおいて、客側と店員側とで同一商品がスキャンされた場合には、客側と店員側とで同一商品がスキャンされた旨を報知してもよい。例えば、表示部に、「同じ商品がスキャンされました」や「〇〇回目のスキャンです」等のメッセージを表示してもよい。なお、メッセージの表示先は、少なくとも店員側であってもよい。つまり、客側と店員側とで同一商品がスキャンされた場合、店員側表示部210には常にメッセージを表示するが、客側表示部205にはメッセージを表示する場合と表示しない場合とがあってもよい。例えば、客側で既にスキャンした商品と同一の商品を店員側にてスキャンした場合には、店員側表示部210にメッセージを表示し、店員側で既にスキャンした商品と同一の商品を客側にてスキャンした場合には、客側表示部205及び店員側表示部210にメッセージを表示してもよい。また、例えば、店員の設定操作(又は切替操作)に応じて、客側表示部205に上述のメッセージを表示させるか否かを制御してもよい。
また、上記では、商品の登録中(登録画面)や登録後(小計画面)において、店員側表示部210では自分側(店員側)で登録された商品と相手側(客側)で登録された商品とを異なる表示態様で表示し、客側表示部205では自分側(客側)で登録された商品と相手側(店員側)で登録された商品とを異なる表示態様で表示しているが、店員側表示部210及び客側表示部205における表示態様は、これに限定されない。
例えば、店員側表示部210では相手側(客側)で登録された商品を表示せずに自分側(店員側)で登録された商品を表示し、客側表示部205では相手側(店員側)で登録された商品を表示せずに自分側(客側)で登録された商品を表示してもよい。あるいは、店員側表示部210では自分側(店員側)で登録された商品と相手側(客側)で登録された商品とを異なる表示態様で表示し、客側表示部205では相手側(店員側)で登録された商品を表示せずに自分側(客側)で登録された商品を表示してもよい。あるいは、店員側表示部210では相手側(客側)で登録された商品を表示せずに自分側(店員側)で登録された商品を表示し、客側表示部205では自分側(客側)で登録された商品と相手側(店員側)で登録された商品とを異なる表示態様で表示してもよい。
なお、店員側表示部210において、相手側(客側)で登録された商品を自分側(当該店員側表示部210)に表示させるのか(またはさせないのか)を宣言(指定)できるようにしてもよい。また、上記に代えて又は加えて、店員側表示部210において、自分側(店員側)で登録された商品を相手側(客側表示部205)に表示させるのか(またはさせないのか)を宣言(指定)できるようにしてもよい。また、上記に代えて又は加えて、客側表示部205において、相手側(店員側)で登録された商品を自分側(当該客側表示部205)に表示させるのか(またはさせないのか)を宣言(指定)できるようにしてもよい。いずれも、画面に表示されたボタンなどによって宣言できるようにしてもよい。
また、商品の登録中には、例えば自分側で登録された商品と相手側で登録された商品とを異なる表示領域に表示し、商品の登録後には、自分側で登録された商品と相手側で登録された商品とを共通の表示領域に表示してもよい。つまり、例えば小計キー等の押下により登録画面から小計画面に遷移したときには、小計キー等の押下前の登録画面において互いに異なる表示領域に表示されていた自分側で登録された商品と相手側で登録された商品とが、小計キー等の押下後の小計画面において共通の表示領域に表示されるようにしてもよい。また、登録画面ボタンの押下により小計画面から登録画面に遷移したときには、登録画面ボタンの押下前の小計画面において共通の表示領域に表示されていた自分側で登録された商品と相手側で登録された商品とが、登録画面ボタンの押下後の登録画面において互いに異なる表示領域に表示されるようにしてもよい。
なお、店員側表示部210において、当該店員側表示部210や客側表示部205における、商品の登録中や商品の登録後の表示態様に関し、自分側で登録された商品と相手側で登録された商品とを異なる表示領域に表示させるのか、共通の表示領域に表示させるのかを宣言(指定)できるようにしてもよい。また、上記に代えて又は加えて、客側表示部205において、当該客側表示部205における、商品の登録中や商品の登録後の表示態様に関し、自分側で登録された商品と相手側で登録された商品とを異なる表示領域に表示させるのか、共通の表示領域に表示させるのかを宣言(指定)できるようにしてもよい。
いずれも、画面に表示されたボタンなどによって宣言できるようにしてもよい。
なお、上述したセミセルフモードでは、登録モードで動作するPOS端末から、会計モードで動作するPOS端末を指定する必要があるが、この指定方法について説明する。以下の説明では、登録モードで動作するPOS端末を登録装置と表現し、会計モードで動作するPOS端末を会計装置と表現する。
複数の会計装置のうちから会計処理を実行させる会計装置を指定する態様としては、会計処理を実行させる会計装置を、店員が登録装置にて指定する態様(第1の指定態様)と、客に手渡しされるお会計券を登録装置から発行させ、店員から手渡しされたお会計券を、客が1つの会計装置に読み取らせる態様(第2の指定態様)とがあるが、会計装置を指定する態様としては、上記の態様に限定されない。例えば、以下のように会計装置を指定する態様であってもよい。
1つの態様として、商品登録の完了に応じて表示された送信ボタンに対して行われた操作に応じて(あるいは商品登録の完了を宣言するような操作であってもよい)、登録装置が、例えば会計装置に状態の問合せを行って会計処理が可能な(例えば、障害が発生しておらず、使用中でもない)会計装置を認識し、使用中でない会計装置のうちから所定の規則(例えば会計装置番号順)に従って、1つの会計装置を決定する。そして、登録装置は、決定した会計装置に会計情報を送信して会計処理の実行を指示する。
もう1つの態様として、予め会計装置について会計処理の優先順位を設定しておくようにする。そのうえで、商品登録の完了に応じて、会計装置への会計情報の送信を指示する送信ボタンの操作が有効となるように表示する。送信ボタンが操作されたことに応じて、登録装置は、設定された優先順位に従った順で会計装置の会計処理が可能であるか否かを確認し、会計処理が可能であることが確認されなければ、優先順位が次の会計装置について確認するようにする。そのうえで、登録装置は、最初に会計処理が可能であることが確認された会計装置に会計情報を送信して会計処理の実行を指示する。
もう1つの態様として、登録装置は、全ての会計装置に会計情報を送信する。会計情報を受信した会計装置は、自己が受信した会計情報に含まれる会計情報を利用して会計処理を実行可能な状態となると、自己が会計処理を実行することを通知する会計処理実行通知を会計情報の送信元の登録装置に送信する。
登録装置は、会計処理実行通知の受信に応じて、会計処理実行通知の送信先の会計装置を示す表示(会計処理実行表示)を行う。店員は、会計処理実行表示を見て、会計処理を実行する会計装置がいずれであるのかを客に伝えればよい。
この際、会計処理実行表示とともに、会計処理実行通知を送信した会計装置のサインポールを所定のパターンで点灯させたり、会計装置から所定の報知音を出力させたりすることで、自己が会計処理を実行することを報知するようにしてよい。
もう1つの態様として、登録装置にて商品登録を終えた商品が容れられた買い物カゴを、店員が、会計装置ごとに対応して設置されたカゴ置き場のうちのいずれかに買い物カゴを移動させる。
カゴ置き場には、載置された買い物カゴを検出するセンサが備えられる。センサによりカゴ置き場買い物カゴが載置されたことが判定されると、対応の会計装置が要求を行って、登録装置から対応の会計情報を取得し、会計処理を実行するようにされる。この場合にも、会計処理を実行することとなった会計装置が、サインポールの点灯や報知音の出力などにより、自己が会計処理を実行することを報知するようにしてよい。
もう1つの態様として、登録装置は、会計情報と、複数の会計装置間での転送順を設定した転送順情報とを含む会計指示情報を、或る1つの会計装置に送信する。転送順情報は、会計装置間で循環的に転送順を指定するものであってよい。
会計指示情報を受信した会計装置は、自己が会計処理を実行可能であれば、会計指示情報の送信元の登録装置に対して、会計処理実行通知を送信し、受信された会計指示情報に含まれる会計情報を利用して会計処理を実行する。
一方、会計指示情報を受信した会計装置は、自己が会計処理を実行不可である場合、受信された会計指示情報に含まれる転送順情報に従って、転送順が次の会計装置に対して、受信された会計指示情報を転送する。このようにして、会計装置間で会計指示情報が順次転送されるようにすることによっても、会計処理を実行させるべき会計装置の指定に相当する手順が実現される。
なお、以上に説明したPOSシステム1、POS端末20を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…POSシステム
10…ストアコントローラ
20…POS端末
201…CPU
202…ROM
203…RAM
204…ハードディスク
205…客側表示部
206…客側スキャナ部
207…客側印刷部
208…カード決済部
209…釣銭機
210…店員側表示部
211…キー操作部
212…店員側スキャナ部
213…店員側印刷部
214…音声出力部
215…通信部

Claims (3)

  1. 店員により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われる通常モードと、客により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われるフルセルフモードと、を含む複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作可能な販売データ処理装置であって、
    動作モードごとに、自装置に登録された商品の売上に関する売上関連情報を集計する集計手段と、
    前記集計手段により集計された前記売上関連情報を出力する出力手段と、
    前記出力手段によって出力された前記売上関連情報に基づいて、動作モードごとの前記売上関連情報と、全動作モードでの自装置における売上に関する総売上関連情報とを、切替え可能に表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 前記出力手段は、自装置における前記総売上関連情報と、前記動作モードごとの前記売上関連情報とを印刷媒体に出力可能であることを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 店員により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われる通常モードと、客により商品の登録が行われ、客により精算処理が行われるフルセルフモードと、を含む複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作可能な販売データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    動作モードごとに、自装置に登録された商品の売上に関する売上関連情報を集計する集計手段、
    前記集計手段により集計された前記売上関連情報を出力する出力手段、
    前記出力手段によって出力された前記売上関連情報に基づいて、動作モードごとの前記売上関連情報と、全動作モードでの自装置における売上に関する総売上関連情報とを、切替え可能に表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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