JP2023088110A - 情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】機器にエラーが生じた際に情報処理装置において適切な制御を実行する情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置は、機器において発生したエラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含む場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったとしても、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行せず、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まない場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったことに基づいて、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
機器を初めて設置(初期設置)する際、もしくは初期設置後に機器を使用する際、その機器に応じた必要な操作が不足していたり機器でエラーが発生していたりすると、ユーザーがその機器を使用することができない場合がある。例えば機器が印刷装置(プリンタ)である場合、印刷を行うことができない場合がある。機器が十分な大きさの表示装置を持たず、表示装置上で十分に作業手順を示すことができない場合、十分な大きさの表示装置を持つPC等の情報処理装置を機器に接続し、機器の状態に応じた作業手順を情報処理装置で表示することがある。
ところで、機器で発生しているエラーには、そのエラーを解除するために、ユーザが機器の電源をOFFする必要があるものがある。例えば、PC上で動作する設置ソフトウエアやプリンタドライバから機器であるプリンタに対して印刷実行を指示した際に、プリンタで紙詰まりエラーが発生すると、エラー解除のためにユーザがプリンタの電源を入れ直すことがある。特許文献1には、プリンタにおいて電源OFFに係る処理が実行されたことを認識した後に印刷ジョブに所定の処理を行う情報処理装置が記載されている。
特開2005-222423号公報
機器で発生しているエラーを解除するためにユーザが電源OFFの操作をすると、機器と情報処理装置との接続が切断される。その際、情報処理装置において適切な制御を実行することができない可能性がある。
本発明は、機器にエラーが生じた際に情報処理装置において適切な制御を実行することを目的とする。
上記課題を解決するため、 本発明に係る情報処理装置は、外部の機器と通信可能な情報処理装置であって、前記機器から、当該機器に関する機器情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記機器情報にエラー情報が含まれる場合、前記機器において発生したエラーに関する画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる表示制御手段と、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含む場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったとしても、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行せず、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まない場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったことに基づいて、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行する通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、機器にエラーが生じた際に情報処理装置において適切な制御を実行することができる。
システムの構成を示す図である。 記録装置の外観構成の概略を示す図である。 連携型セットアップ処理のシーケンス図である。 セットアップアプリケーションの処理を示すフローチャートである。 セットアップアプリケーションにより表示される画面を示す図である。 プリンタ状態確認処理を示すフローチャートである。 プリンタドライバの処理を示すフローチャートである。 プリンタドライバにより表示される画面を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、情報処理装置101と、情報処理装置101と通信可能な記録装置151を含むシステムの構成の一例を示している。本実施形態のシステムに含まれる情報処理装置101として、例えば、PCや携帯端末としてのスマートフォンが用いられる。しかしながら、記録装置151と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能なものであれば、図示された機能に限定するものではない。また、記録装置151として、例えばプリンタが用いられる。しかしながら、プリンタに限定されず、情報処理装置101と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能なものであれば、種種の装置を適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用可能である。また、プリンタのみならず、複写機やファクシミリ装置、携帯型端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。
情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、通信部109、近距離無線通信部110、USBインタフェース111を有する。入力インタフェース102は、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースであり、物理的なキーボードやボタン、タッチパネル等で構成される。なお、後述の出力インタフェース107と入力インタフェース102とを同一の構成とし、画面の出力とユーザからの操作の受け付けを同一の構成で行うような形態としても良い。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を統括的に制御する。ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを記憶する記憶部である。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される記憶部である。なお、RAM105は、不図示のデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに記憶することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を記憶するメモリエリアもRAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとして用いられる場合がある。
外部記憶装置106は、記録装置151のセットアップ処理を行うためのセットアップアプリケーションプログラム(セットアップアプリケーション)、印刷実行機能を提供するアプリケーションプログラム(アプリケーション)等を記憶する記憶部である。また、外部記憶装置106は、記録装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を記憶する記憶部である。これらのアプリケーションやプログラムは、記録装置151と異なる、不図示の外部サーバからダウンロードされて記憶される場合がある。また、外部記憶装置106は、通信部109を介して接続している記録装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を記憶する。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。なお、表示部108上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを設置することで、表示部108を介してユーザからの入力を受け付けても良い。この場合、表示部108が入力インタフェース102の役割を担う。
通信部109は、記録装置151と接続して、データ通信を実行するための構成である。例えば、通信部109は、記録装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部109と記録装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と記録装置151は相互に通信可能となる。なお、情報処理装置101と通信装置151の間において、通信部109は無線通信で記録装置151とダイレクトに通信しても良い。また、情報処理装置101や記録装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131)を介して通信しても良い。無線通信方式としては、例えば、IEEE802.11シリーズに基づく通信規格であるWi-Fi(WirelessFidelity)(商標登録)やBluetooth(商標登録)である。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルータ等の機器などがある。なお、情報処理装置101と記録装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と記録装置151とが外部アクセスポイント131を介して接続する方式をインフラストラクチャー接続方式という。
近距離無線通信部110は、記録装置151と近距離で無線接続してデータ通信を実行するための構成であり、通信部109とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部110は、記録装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離無線通信部110の通信方式として、Bluetooth5.1が用いられるものとする。なお、Bluetooth5.1には、Classic Bluetoothと、Bluetooth Low Energy(BLE)の両規格が含まれる。例えば、近距離無線通信部110の通信方式として、Classic Bluetoothが用いられてもBLEが用いられても良い。USBインタフェース111は、例えばUSBケーブルを介してデータ通信を実行するための構成である。
記録装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157、USBインタフェース158、入力インタフェース159、出力インタフェース160、表示部161を有する。
通信部156は、記録装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部109に接続可能である。なお、通信部156は無線通信で情報処理装置101とアクセスポイント131を介さずダイレクトに通信しても良いし、アクセスポイント131を介して通信しても良い。通信方式としては、例えば、Wi-Fi(商標登録)やBluetooth(登録商標)が用いられる。なお、ダイレクトな通信においては、Wi-Fi Direct規格が用いられても良いし、Legacy Wi-Fi規格が用いられても良い。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101と近距離で無線接続するための構成である。本実施形態では、近距離無線通信部157の通信方式として、Bluetooth5.1が用いられるものとする。例えば、本実施形態では近距離無線通信部157の通信方式として、BLEが用いられても良い。USBインタフェース158は、例えばUSBケーブルを介してデータ通信を実行するための構成である。
RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。なお、RAM153は、不図示のデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに記憶することができる。また、記録装置151の設定情報や記録装置151の管理データ等を記憶するメモリエリアもRAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦記憶するための受信バッファとして機能したり、各種の情報を記憶する。ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを記憶する。本実施形態では、ROM152に記憶されている各制御プログラムは、ROM152に記憶されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
CPU154は、システム制御部であり、記録装置151の全体を統括的に制御する。プリントエンジン155、RAM153に記憶された情報や情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を用いて用紙等の記録媒体上に画像形成し、印刷結果を出力する。この時、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブは、送信データ量が大きく、高速な通信が求められるため、近距離無線通信部157よりも高速に通信可能な通信部156を介して受信する。
なお、記録装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、記録装置151に記憶される情報は、当該メモリに記憶されても良い。また、記録装置151は、接続設定処理により接続モードが設定され、設定された接続モードに基づいた接続形態により、情報処理装置101と通信を行う。記録装置151は、インフラストラクチャー接続(アクセスポイント131を介した接続)により通信を行う場合は、接続モードとしてインフラストラクチャー接続モードが設定され、ダイレクト接続(アクセスポイント131を介さない接続)により通信を行う場合は、接続モードとしてダイレクト接続モードが設定される。なお、本実施形態では、セットアップアプリケーションは、セットアップ処理として、記録装置151のネットワーク環境の設定も実行可能である。ここで、ネットワーク環境の設定とは、例えば、記録装置151の無線ネットワークの設定であり、図1で説明したアクセスポイントを介した接続や、USBケーブルを介した接続を記録装置151に確立させる設定である。本実施形態では、記録装置151は、本体設置操作が完了していない状態で記録装置151の電源がON(オン)された場合、セットアップモードと呼ばれる状態で動作を開始する。セットアップモードとは、セットアップモード時のみ有効な記録装置151内部のアクセスポイントを有効化する処理である。そして、情報処理装置101は、セットアップアプリケーションにより、セットアップモードで動作する記録装置151を検索し、発見された記録装置151が有効化しているアクセスポイントを介して、記録装置151とダイレクトでWi-Fi接続する。そして、情報処理装置101は、セットアップアプリケーションにより、当該Wi-Fi接続を介して、記録装置151のネットワーク環境の設定をするための設定情報を送信する。設定情報は、具体的には例えば、アクセスポイント131と接続するための情報や、記録装置151をダイレクト接続モードで動作させるための情報である。アクセスポイント131と接続するための情報が設定情報として送信された場合は、記録装置151はアクセスポイント131とWi-Fi接続し、インフラストラクチャー接続モードとして動作する。なお、このとき、例えば、アクセスポイント131は、情報処理装置101がセットアップモードで動作する記録装置151と接続する前に情報処理装置101が接続していたアクセスポイントである。情報処理装置101は、設定情報を記録装置151に送信した後は、再びアクセスポイント131にWi-Fi接続する。これにより、情報処理装置101と記録装置151との間でインフラストラクチャー接続が確立される。一方、記録装置151をダイレクト接続モードで動作させるための情報が設定情報として送信された場合は、情報処理装置101は、セットアップアプリケーションにより、記録装置151から、記録装置151とダイレクト接続するための接続情報を受信する。そして、記録装置151は、ダイレクト接続モードでの動作を開始する。そして、情報処理装置101は、セットアップアプリケーションにより、接続情報を用いて記録装置151とWi-Fi接続する。これにより、情報処理装置101と記録装置151との間でダイレクト接続が確立される。なお、情報処理装置101とセットアップモードで動作する記録装置151との間の通信は、Wi-Fiにより実行される形態を説明したが、この形態に限定されない。情報処理装置101とセットアップモードで動作する記録装置151との間の通信は、Wi-Fi以外の通信方式による接続を介して実行されても良い。Wi-Fi以外の通信方式とは例えば、Bluetooth(Classic Bluetoothや、Bluetooth Low Energy)である。
入力インタフェース159は、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースであり、物理的なキーボードやボタン、タッチパネル等で構成される。なお、出力インタフェース160と入力インタフェース159とを同一の構成とし、画面の出力とユーザからの操作の受け付けを同一の構成で行うような形態としても良い。出力インタフェース160は、表示部161がデータの表示や記録装置151の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部161は、パネルなどから構成され、データの表示や記録装置151の状態の通知を行う。なお、表示部161上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを設置することで、表示部161を介してユーザからの入力を受け付けても良い。この場合、表示部161が入力インタフェース159の役割を担う。
情報処理装置101と記録装置151の間は、上記に示した通信方式以外の通信方式が用いられても良い。例えば、Ethernet、セントロニクス、IrDA(Infrared Data Association)などの通信方式が用いられても良い。また、図1では、1つの情報処理装置101と1つの記録装置151との間の接続が示されている。しかしながら、各装置の通信インタフェース構成や、USBハブなどのネットワーク機器等を用いることにより、情報処理装置101が複数の記録装置151と接続されても良いし、記録装置151が複数の情報処理装置101と接続されても良い。
図2は、記録装置151の外観構成の概略を示す図である。図2(a)は、記録装置151の外観を示している。記録装置151は、電源ボタン201、開始ボタン202、給紙トレイ203、排紙トレイ204、アクセスカバー205、開口部206を備える。図2(b)は、図2(a)の開口部206の内部の構成の概略を示している。図2(b)の開口部206は、アクセスカバー205が開くと現れるように構成されている。インクホルダ210は、不図示のインクタンク(インクカートリッジ)を保持し、シャフト211に沿って、図中左右に往復移動可能に構成されている。インクタンクは、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクを貯留しており、各色のインクは、インクタンクが実装される不図示の記録ヘッドのノズルから記録用紙に対して吐出される。記録用紙は、紙送りローラ212によって送り出される。インクホルダ210の固定部材221は、記録装置151の輸送中に、インクホルダ210がシャフト211を左右に移動して損傷しないよう、固定しておく部材である。図2(c)は、記録装置151を梱包箱から取り出した状態を示している。梱包テープ220は、アクセスカバー205が記録装置151の輸送中に開いて損傷することを防ぐために貼り付けられる。
以下、本実施形態における記録装置151のセットアップ処理について説明する。ユーザが記録装置151を使用できるようにするためには、梱包箱からの開梱後、梱包テープ220をはがす作業や、固定部材221を取り外す作業や、インクタンクを取り付ける作業などの本体設置操作(セットアップ操作)を行う必要がある。本体設置操作が行われている間、PCやスマートフォン等の情報処理装置101で実行している記録装置151のセットアップ処理を行うためのアプリケーションプログラム(セットアップアプリケーション)と記録装置151との間で通信による連動が行われる。例えば、情報処理装置101は、インクタンクが取付済みか否かの状態など、記録装置151の状態を示す状態情報を本体設置操作の手順の進行に伴ってセットアップアプリケーションにより随時取得する。そして、セットアップアプリケーション上では、取得した状態情報によって特定される記録装置151の状態に応じて、テキスト、画像、動画の少なくともいずれかにより本体設置操作の手順の説明が表示される。以下、ユーザが本体設置操作を実行する際にセットアップアプリケーションが実行する、記録装置151の状態に応じたセットアップ処理のことを「連動型セットアップ処理」と呼ぶ。
本実施形態では、記録装置151の初期設置を行うケースにおいて、セットアップアプリケーションによりユーザに対してエラー解除の対処方法を通知する処理について説明する。
図3は、連携型セットアップ処理のシーケンス図である。連携型セットアップ処理は、ユーザが実施するプリンタの設置作業と、記録装置151が実施する初期設置処理と、情報処理装置101のセットアップアプリケーションが実施するプリンタ状態確認処理とを含む。図3を用いて、ユーザと、記録装置151と、情報処理装置101のセットアップアプリケーションそれぞれの処理の流れを説明する。
S301において、ユーザは、プリンタの設置作業を開始すると、手順に従って、最初にインクホルダ固定部材221や梱包テープ220を取り除く。ここで手順とは、記録装置151の初期設置を完了できるようメーカが示す手順であり、マニュアル等に記載されている。以後、記録装置151の設置作業を手順に即して説明する。S302において、ユーザは、記録装置151の電源ボタン201を押下して電源を入れる。ユーザは、S303で記録装置151のアクセスカバー205を開け、S304でインクを装着し、S305でアクセスカバー205を閉じる。その後、ユーザは、記録ヘッドの位置調整の準備のため、S306で用紙を給紙トレイ203にセットし、S307で開始ボタン202を押下する。記録ヘッド位置調整が完了すると、ユーザによるプリンタ設置作業は終了となる。
次に、プリンタの初期設置処理について説明する。S302におけるユーザによる記録装置151の電源ボタン201の押下に応じて、記録装置151は、初期設置処理を開始する。初期設置処理が開始されると、S311において、記録装置151は、RAM153等の記憶領域に確保された初期設置処理中フラグをONにする。初期設置処理中フラグとは、記録装置151において初期設置処理が実行中であることを示すフラグである。S312において、記録装置151は、情報処理装置101と接続する準備を行う。S312では、例えば、情報処理装置101から記録装置151の発見が可能な状態とされる。S312の処理により、以降、情報処理装置101が記録装置151と接続可能な状態となる。
S313において、記録装置151は、インクホルダ210や用紙送りローラ212を駆動させ、定位置に移動させる初期化処理を実施する。ここで、情報処理装置101が既に記録装置151と接続され、情報処理装置101上でセットアップアプリケーションのプリンタ状態確認処理が実行されている場合、記録装置151の各種エラーや各種電源状態情報が表示部108に表示される。
以降、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、記録装置151から記録装置151の情報(機器情報とも呼ぶ)を取得する。記録装置101の情報は、以下の各種エラー情報と通知情報を含む。また、記録装置101の情報の取得は、セットアップアプリケーションから記録装置151へのリクエストにより行われる。
S313では、インクホルダ固定部材221が取り除かれていない場合にはインクホルダ210が駆動できないため、記録装置151は、インクホルダ固定部材未除去エラーを情報処理装置101に送信する。その場合、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S321においてインクホルダ固定部材未除去エラーを表示部108に表示する。また、アクセスカバー205が開いたままだと、ユーザの手を巻き込むおそれがあるため、記録装置151は、インクホルダ210や用紙送りローラ212などの機構を駆動できず、S313の初期化処理を実行できない。従って、その場合、記録装置151は、カバーオープンエラーを情報処理装置101に送信し、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S322においてカバーオープンエラーを表示部108に表示する。
S313の初期化処理が完了した後、S314において、記録装置151は、記録ヘッドクリーニング処理を実施する。このとき、記録装置151のアクセスカバー205が開いている、インクが取り付けられていないという状態であると、記録装置151は、記録ヘッドクリーニング処理を実施できない。そのため、記録装置151は、それらの状態であれば、カバーオープンエラーやインク未装着エラーを情報処理装置101に送信する。そして、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S323においてカバーオープンエラーを、S324においてインク未装着エラーを表示部108に表示する。また、記録装置151で実施する記録ヘッドクリーニング処理は数分の間、処理が続けられる。その間、記録装置151は、記録ヘッドのクリーニング処理実施中であることを示す情報を情報処理装置101に送信する。そして、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S325において記録ヘッドクリーニング中を示す情報を表示部108に表示する。
S315において記録装置151が記録ヘッド位置調整実施処理を開始するために、ユーザは、S306で用紙を給紙口203にセットし、S307で記録装置151の開始ボタン202を押下する必要がある。S314の後、ユーザによるS306及びS307の操作が行われていない場合、記録装置151は、記録ヘッド位置調整開始待ちであることを示す情報と、用紙なしエラーを情報処理装置101に送信する。情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S328において記録ヘッド位置調整開始待ちであることを示す情報を、S329において用紙無しエラーを表示部108に表示する。また、アクセスカバー205が開いていたり、S314の後にインクが取り外されたりした場合には、記録装置151は、それらの状態を示す情報を情報処理装置101に送信する。そして、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S326においてカバーオープンエラーを、S327においてインク未装着エラーを表示部108に表示する。また、S315で記録装置151で紙詰まりが発生した場合には、記録装置151は、その状態を示す情報を情報処理装置101に送信し、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションは、S330で紙詰まりエラーを表示部108に表示する。各種エラー情報および通知情報が存在しない場合、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションのプリンタ状態確認処理は終了する。一方、記録装置151は、S315の後、S316において初期設置処理中フラグをOFF(オフ)にして、初期設置処理を終了する。
次に、図4、図5を用いて、情報処理装置101上のセットアップアプリケーションの処理と画面の遷移について説明する。図4は、セットアップアプリケーションの処理を示すフローチャートである。図4の処理は、例えば、CPU103がROM104に記憶されているセットアップアプリケーションをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
セットアップアプリケーションがユーザによって開始されると、S401において、CPU103は、記録装置151との接続処理を行う。S401では、CPU103は、USB接続のプリンタが発見されたか、ネットワーク探索でプリンタが発見されたかを確認し、発見された記録装置151を情報処理装置101で使用可能なように設定するかをユーザに確認させるための画面を表示する。図5(a)は、S401で表示される画面500の一例を示している。
画面500の次へボタン501がユーザによって押下されると、S402において、CPU103は、記録装置151の状態を確認する。S402のプリンタ状態確認処理については、図6で後述する。
S402の後、S403において、CPU103は、プリンタドライバ(不図示)のインストール処理を行う。CPU103は、プリンタドライバのインストール処理中に、図5(g)の画面560を表示部108に表示する。画面560は、インストール処理の進捗状況を示すプログレスバー561を含む。
S403の後、S404において、CPU103は、図5(h)に示す画面570を表示部108に表示する。画面570は、テスト印刷ボタン571、終了ボタン572を含む。ユーザによりボタン571が押下されると、CPU103は、テスト印刷実行指示を記録装置151へ送出し、記録装置151はテスト印刷を行う。ユーザにより終了ボタン572が押下されると、図4の処理を終了する。
次に、図5、図6、図7を用いて、S402のプリンタ状態確認処理を説明する。図6は、セットアップアプリケーションのプリンタ状態確認処理を示すフローチャートである。図6の処理の開始の際には、RAM105等の記憶領域に「前回プリンタ電源状態情報」(以下単に、電源状態情報と呼ぶ)と「前回エラー情報」(以下単に、エラー情報と呼ぶ)のそれぞれを格納するための領域が確保されている。
電源状態情報とは、S401で発見された記録装置151の電源状態情報であり、電源ON状態を示す情報と、電源OFF状態への移行中を示す情報とを含む。なお電源ON状態とは、記録装置151全体に電力が供給されている状態であり、電源OFF状態より消費電力が高い状態である。具体的には例えば、電源ON状態とは、CPU154、プリントエンジン155や通信部156、表示部161に電力が供給されている状態である。また言い換えれば、電源ON状態とは、記録装置151と情報処理装置101との間の通信が可能な状態である。また電源OFF状態とは、記録装置151の少なくとも一部の構成に電力が供給されていない状態であり、電源ON状態より消費電力が低い状態である。具体的には例えば、電源OFF状態とは、CPU154には電力が供給されているが、プリントエンジン155や通信部156、表示部161には電力が供給されていない状態である。また言い換えれば、電源OFF状態とは、記録装置151と情報処理装置101との間の通信ができない状態である。電源OFF状態への移行中の状態とは、電源ボタン201が押下されたことによる電源OFF状態への移行中であることを表す。なお電源OFF状態への移行中の状態は、電源OFF状態の移行のために、記録装置151の各構成への電力の供給を順次停止している状態であり、電源ON状態より消費電力が低いが、電源OFF状態よりは消費電力が高い状態である。ただし本実施形態では、電源OFF状態への移行中の状態は、通信部156への電力供給は停止されておらず、記録装置151と情報処理装置101との間の通信が可能な状態であるものとする。電源状態情報は、図6の処理において記録装置151から取得されてRAM105の電源状態情報領域に格納される。後述するが、図6の処理においては、記録装置151が電源OFF状態へ移行したことにより、記録装置151から電源状態情報を取得できない場合がある。そのような場合に、電源状態情報領域に従前に格納された電源状態情報が参照される。
エラー情報とは、S401で発見された記録装置151で発生したエラー情報であり、図3で説明したような各種のエラー情報を含む。エラー情報は、図6の処理において記録装置151から取得されてRAM105のエラー情報領域に格納される。後述するが、図6の処理においては、記録装置151が電源OFF状態へ移行したことにより、記録装置151からエラー情報を取得できない場合がある。そのような場合に、エラー情報領域に従前に格納されたエラー情報が参照される。
プリンタ状態確認処理が開始されると、S601において、CPU103は、電源状態情報の初期値として「ON」を電源状態情報領域に保存する。S602において、CPU103は、エラー情報の初期値として「エラー無し」を示す情報をエラー情報領域に保存する。S603において、CPU103は、記録装置151から記録装置151の情報を取得する。S603で取得される記録装置151の情報には、エラー情報、電源状態情報、初期設置未完了情報、が含まれる。初期設置未完了情報とは、図3で説明した初期設置処理中フラグにより表される情報であり、初期設置が未完了であることを表す情報である。即ち、ONである初期設置処理中フラグが初期設置未完了情報に対応し、セットアップアプリケーションは、初期設置処理中フラグがONであることから、初期設置が未完了であると認識することができる。なお、エラー情報と初期設置未完了情報は、記録装置151の情報に含まれていない場合があり得る。また、エラー情報には、図3で説明した梱包材未除去エラーなどのエラー情報に加えて、記録ヘッドクリーニング中通知などの通知情報も含むものとする。
S604において、CPU103は、記録装置151の情報の取得に成功したか否かを判定する。例えば、記録装置151に記録装置151の情報をリクエストしたにも関わらず、レスポンスがなかった場合には、記録装置151の情報の取得に失敗したと判定する。なお記録装置151の情報の取得に失敗する場合とは例えば、記録装置151がオフラインである場合に相当する。また記録装置151がオフラインである場合とは、情報処理装置101が属しているネットワークに記録装置151が属しておらず、記録装置151と情報処理装置101との間の通信が実行できない場合に相当する。記録装置151の情報の取得に成功したと判定された場合、S605において、CPU103は、記録装置151から取得した情報に、エラー情報および初期設置未完了情報があるか否かを判定する。なお記録装置151の情報の取得に成功する場合とは例えば、記録装置151がオンラインである場合に相当する。また記録装置151がオンラインである場合とは、情報処理装置101が属しているネットワークに記録装置151が属しており、記録装置151と情報処理装置101との間の通信が実行可能な場合に相当する。エラー情報および初期設置未完了情報がないと判定された場合、記録装置151ではエラーは発生しておらず、初期設置が完了した状態であるので、図6の処理を終了する。図6の終了後は、図4のS403の処理に進む。一方、エラー情報および初期設置未完了情報があると判定された場合、S607において、CPU103は、S603で取得したエラー情報をエラー情報領域に保存する。なお本判定は、記録装置151がオンラインであるかオフラインであるかを判定するための処理であれば良いため、判定の詳細は限定されない。例えば、電源OFF状態が、通信は可能だが記録装置151自身の詳細なステータスを記録装置151が確認できない状態である場合等は、電源OFF状態であっても記録装置151の情報の取得に成功する形態であっても良い。そして、記録装置151の情報として、電源OFF状態であることを示す情報が取得されても良い。このような形態の場合は、本判定では、取得された記録装置151の情報が電源OFF状態を示すか否かが判定されることによって、記録装置151がオンラインであるかオフラインであるかが判定されても良い。
S608において、CPU103は、記録装置151から取得した情報を用いて、電源状態情報の種類を判定する。即ち、電源状態情報は電源ON状態であるか、もしくは電源OFF状態への移行中の状態であるかが判定される。
S608で電源状態情報が電源ON状態であると判定された場合、S609において、CPU103は、取得したエラー情報に基づく画面を表示部108に表示する。ここでは、取得したエラー情報に基づく画面として、取得したエラー情報に対応するエラーであり、記録装置151において発生しているエラーに関する画面が表示される。また当該エラーに関する画面とは具体的には、当該エラーを解消(解除)するための操作を示す画面や、当該エラーが記録装置151において発生していることを示す画面である。また例えば、当該エラーを解消(解除)するための操作を示す画面をWebブラウザ等で表示するためのボタンを含む画面である。図5(b)は、S609で表示される、記録装置151で紙詰まりエラーが発生した場合の表示画面の一例を示している。画面510には、エラー種類を示すサポート番号とエラー対処方法(当該エラーを解消(解除)するための操作方法)が表示されている。なお、記録装置151内部で用紙が詰まったことでユーザが用紙を引き抜けない場合は、用紙を取り除くためにユーザが記録装置151の電源を入れ直す必要がある場合がある。そのため、画面510には、記録装置151の電源OFF操作の案内も表示される。なお紙詰まりエラーの解除方法として、複数の方法があるものとし、複数の方法のための操作の案内がそれぞれ表示されるものとする。そして、他のいずれの方法でも紙詰まりを解除できなかった場合に実行されるべき方法のための操作のなかに、記録装置151の電源OFF操作が含まれるものとする。すなわち、紙詰まりエラーを解除するための操作として、記録装置151の電源OFF操作が必ず実行されるとは限らなくても良い。また、取得したエラー情報に基づくエラーが、紙詰まりエラーと異なるエラーであり、解除操作に電源OFF操作を含まないエラーである場合は、記録装置151の電源OFF操作の案内を含まない、エラーを解消するための操作を示す画面が表示される。解除操作に電源OFF操作を含まないエラーとは例えば、梱包材未除去エラー、カバーオープンエラー、インク未装着エラー、用紙無しエラー等である。そして、S610において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報を「ON」で更新する。S610の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。
S608で電源状態情報が電源OFF状態への移行中の状態であると判定された場合、S611において、CPU103は、記録装置151は電源OFF状態への移行中の状態であることを示す画面を表示部108に表示する。図5(c)は、S611で表示される画面の一例を示している。図5(c)の画面520は、例えば、画面510の案内に従ってユーザが記録装置151の電源ボタン201を押下し、記録装置151が電源ON状態から電源OFF状態へ移行中の状態に遷移している場合に表示される。そして、S612において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報を「OFF移行中」で更新する。S612の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。なお、電源OFF状態への移行中の状態を考慮しない形態であり、S608及びS611、S612を含まない形態であっても良い。すなわち、S607の後に必ずS609に進む形態であっても良い。
このように、本実施形態では、記録装置151から取得したエラー情報と電源状態情報を記憶領域に保存しておき、図6の以降の処理において記録装置151からそれらの情報を取得できない場合には記憶領域から参照可能なようにしておく。そのような構成により、記録装置151から情報を取得できない原因が、ユーザによるエラー解除のための電源ボタン201押下であるということを判断可能としている。
S604で記録装置151の情報の取得に失敗したと判定された場合、S620において、CPU103は、エラー情報領域にエラー情報が保存されているか否かを判定する。エラー情報領域にエラー情報が保存されていると判定された場合、S621において、CPU103は、保存されているエラー情報に基づいて、エラー解除操作に記録装置151の電源OFF操作が含まれるか否かを判定する。ここで、エラー解除操作に電源OFF操作が含まれるか否かは、各エラー情報と電源OFF操作が含まれるか否かの情報とが関連付けられた情報を、セットアップアプリケーション自身が予め保持する構成としてもよい。もしくは、そのような情報を記録装置151が予め保持するようにし、記録装置151で発生しているエラーの解除に電源OFF操作が含まれるか否かについての情報を情報処理装置101に送信するようにしても良い。例えば、S603においてCPU103が記録装置151から取得するようにしても良い。
S621でエラー解除操作に電源OFF操作が含まれると判定された場合、S622において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報の種類を判定する。即ち、電源状態情報は「ON」であるかもしくは「OFF移行中」であるかが判定される。
S622で電源状態情報が電源OFFへの移行中であると判定された場合、記録装置151の電源OFFへの移行が完了したことが原因で記録装置151の情報を取得できなくなったと判断される。そして、S623において、CPU103は、電源OFF後の対処方法を通知するための画面を表示部108に表示する。そしてCPU103は、記録装置151が電源OFF状態であり、情報処理装置101と記録装置151との間の通信ができないにもかかわらず、後述するS624で実行されるようなオフライン通知の画面の表示は実行しない。図5(d)及び図5(e)は、S623で表示される画面の一例を示している。例えば、図5(c)の画面520が表示された後、記録装置151が電源OFF状態への移行中から電源OFF状態に遷移した場合、S604で記録装置151の情報の取得に失敗したと判定され、S623で図5(d)の画面530が表示される。図5(d)の画面530には、ユーザが記録装置151の電源OFF直後に必要な対処方法として、アクセスカバー205を開いて用紙を引き抜く操作案内が表示されている。画面530は、次へボタン531を含んでいる。ユーザによってボタン531が押下されると、図5(e)の画面540が表示される。図5(e)の画面540には、ユーザが用紙を引き抜いたあとに必要な対処方法として、アクセスカバー205を閉じてから用紙をセットし直して記録装置151の電源を入れる操作案内が表示されている。S623の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。なお、S623の後、タイマにより一定時間の経過を待ってからS603に戻るようにしても良いし、S603の処理を所定回数リトライしても良い。
上記では、S623において、電源OFF後の対処方法を2つの画面に渡って表示する構成を説明したが、電源OFF後の対処方法を1つの画面にまとめて表示する構成としても良い。また、Webコンテンツを表示する構成であれば、ブラウジングソフト(ブラウザ)を起動して対処方法が記されたWebコンテンツを別途表示する構成としても良い。
このように、本実施形態では、記録装置151が電源OFF状態に移行した後に記録装置151の情報を取得できなかった場合、保存されているエラー情報のエラーは、エラー解除に電源OFF操作を含むエラーであるかを判定する。そして、エラー解除に電源OFF操作を含むエラーであると判定された場合には、保存されている電源状態情報が「OFF移行中」であるかを判定する。ここで、「OFF移行中」であると判定された場合には、記録装置151の情報を取得できなかった原因は、記録装置151の電源ボタン201がエラー解除のために押下されたことであると判断し、電源OFF後の対処方法を通知するための画面を表示する。そのような表示制御の構成により、ユーザに対して、電源OFF後に必要な対処方法までを通知することができる。
S622で電源状態情報が「ON」であると判定された場合、記録装置151の情報が取得できなかった原因は、記録装置151の電源OFF状態への移行の完了ではなく、情報処理装置101と記録装置151の接続経路が切断されたことであると判断する。そのため、S624において、CPU103は、オフライン通知の画面を表示部108に表示する。オフライン通知の画面とは、情報処理装置101と記録装置151との間の通信ができないエラーを通知するための画面である。例えば、S609において図5(b)の画面510が表示された後、ユーザが誤って記録装置151との接続に使用されているUSBケーブルを情報処理装置101から抜いたり、Wi-Fiによるネットワーク接続が電波干渉などにより不安定になったとする。そのようなことが原因でS603で記録装置151の情報を取得できなかった場合、記録装置151の電源は電源ON状態である可能性が高い。このように、情報処理装置101と記録装置151の接続経路が切断されている場合、電源OFF後の対処方法の通知をしてしまうとユーザが適切なエラー解除をすることができないため、S624ではオフライン通知の画面の表示を行う。図5(f)は、S624で表示される画面の一例を示している。図5(f)の画面550が表示されることにより、ユーザに対して、記録装置151と情報処理装置101の間の接続を確認させることができる。図5(f)の画面550は、マニュアルボタン551を含む。ユーザによりボタン551が押下されると、CPU103は、ブラウザを起動して情報処理装置101と記録装置151の間の接続経路を復旧させるための対処方法が記されたWebコンテンツ(不図示)を表示する。S623の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。なお、S624の後、タイマにより一定時間の経過を待ってからS603に戻るようにしても良いし、S603の処理を所定回数リトライしても良い。
S620でエラー情報領域にエラー情報が保存されていないと判定された場合、S624においてオフライン通知の画面が表示される。例えば、S401で記録装置151との接続処理が完了した直後に情報処理装置101と記録装置151の接続経路が切断されたためS607でのエラー情報の保存が行われないままS604でNoと判定されてS620に進んだケースが該当する。
S621でエラー情報に電源OFF操作が含まれないと判定された場合、S624においてオフライン通知の画面が表示される。例えば、用紙なしエラーのようなエラー解除操作に電源OFF操作を含まないエラーが記録装置151で発生している状態で、S609でエラー情報の通知を行った後、情報処理装置101と記録装置151の間の接続経路が切断されたケースが該当する。その場合、S604でNoと判定されてS621まで進み、エラー情報に電源OFF操作が含まれないと判定され、S624でオフライン通知の画面が表示される。
以上のように、本実施形態によれば、エラー解除に電源OFF操作を含むエラーを検知した後に記録装置151が電源OFFとなった場合、電源OFF後に必要な対処方法が通知される。そのような構成により、ユーザは、電源OFF後までの一連のエラー解除手順を完了することが可能となる。また、この場合、オフライン通知の画面は表示されないので、ユーザが、案内された手順通りの操作をした後にオフライン通知の画面が表示されて困惑するといったことを防ぐことができる。
[第2実施形態]
以下、第1実施形態と異なる点について第2実施形態を説明する。第1実施形態では、セットアップアプリケーションにより記録装置151の初期設置を行う構成を説明した。本実施形態では、プリンタドライバで印刷を行う際にエラーが発生した場合、そのエラー解除手順をユーザに通知する構成を説明する。
図7は、プリンタドライバの処理を示すフローチャートである。図7の処理は、例えば、CPU103がROM104に記憶されているプログラムをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
ユーザが情報処理装置101上でアプリケーションから印刷指示することでプリンタドライバによる処理が開始されると、CPU103は、アプリケーションから渡されたデータに基づいて印刷ジョブの生成処理を行う。そして、S702において、CPU103は、生成した印刷ジョブを記録装置151に送信する。次に、S703において、CPU103は、記録装置151の状態を取得する。S703の後、図7の処理は終了する。
次に、S703の記録装置151の状態を取得する処理について、図6及び図8を用いて説明する。ここでは、記録装置151のインクホルダ210にインクカートリッジが完全に装着されていない状態で、ユーザがプリンタドライバで印刷を開始したケースを一例として説明する。S703では、図6の処理が実行される。第1実施形態では、図6の処理はセットアップアプリケーションにより実行されるとして説明したが、本実施形態では、プリンタドライバにより実行される。
ユーザがプリンタドライバで印刷を開始すると、S702で印刷ジョブを記録装置151に送信することにより、記録装置151が印刷処理を開始する。以下、記録装置151は、印刷処理中にインクホルダ210を駆動させようとしたときに異常を検知し、インクホルダエラーを発生したケースについて説明する。
情報処理装置101では、プリンタドライバにより図6の処理が図7のS703として開始される。S601において、CPU103は、電源状態情報の初期値として「ON」を電源状態情報領域に保存する。S602において、CPU103は、エラー情報の初期値として「エラー無し」をエラー情報領域に保存する。S603において、CPU103は、記録装置151の情報を取得する。そして、S604において、CPU103は、記録装置151の情報の取得に成功したか否かを判定する。
S604で記録装置151の情報の取得に成功したと判定されると、S605において、CPU151は、記録装置151から取得した情報に、エラー情報が含まれるか否かを判定する。
第1実施形態では、S605でエラー情報に加えて初期設置未完了情報が含まれるかを判定するとして説明したが、本実施形態では、初期設置未完了情報については判定しない。インクホルダエラー情報があると判定された場合、S607において、CPU103は、エラー情報領域にインクホルダエラー情報を保存する。そして、S608において、CPU103は、記録装置151から取得した情報を用いて、電源状態情報の種類を判定する。第1実施形態と同様に、電源状態情報は電源ON状態であるか、もしくは電源OFF状態への移行中であるかが判定される。
S608で電源状態情報が電源ON状態であると判定された場合、S609において、CPU103は、取得したインクホルダエラーの情報を表示部108に表示する。図8(a)は、S609において表示される画面の一例を示している。図8(a)の画面800は、記録装置151でインクホルダエラーが発生している場合のプリンタドライバの表示画面の一例であり、エラー種類を示すサポート番号とエラー対処方法が表示されている。なお、インクホルダエラーが発生した場合、エラー解除のためにユーザは記録装置151の電源を入れ直す必要がある。そのため、画面800には、記録装置151の電源OFF操作の案内が表示されている。また、画面800は、印刷中止ボタン801を含む。ユーザによりボタン801が押下されると、プリンタドライバは、S702で送信した印刷ジョブの実行を記録装置151に中止させる。そして、S610において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報を「ON」で更新する。S610の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。
画面800に表示された記録装置151の電源OFF操作の案内に従い、ユーザが記録装置151の電源ボタン201を押下した結果、記録装置151が電源ON状態から電源OFF状態への移行中の状態に遷移する。その場合、S603、S604、S605、S607、S608と進み、S608では「OFF移行中」と判定される。そして、S611において、CPU103は、記録装置151が電源OFF状態へ移行中であることを通知する画面を表示部108に表示する。図8(b)は、S611において表示される画面の一例を示している。図8(b)の画面810は、例えば、画面800の案内に従ってユーザが記録装置151の電源ボタン201を押下し、記録装置151が電源ON状態から電源OFF状態へ移行中の状態に遷移した場合に表示される。そして、S612において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報を「OFF移行中」で更新する。S612の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。
記録装置151では、電源OFF状態への移行中から電源OFF状態に遷移する。その場合、S603からS604に進み、記録装置151の情報の取得に失敗したと判定される。そして、S607でインクホルダエラーが保存されているため、S620において、CPU103は、エラー情報領域にエラー情報が保存されていると判定し、S621に進む。
S621において、CPU103、保存されているエラー情報に基づいて、エラー解除操作に記録装置151の電源OFF操作が含まれるか否かを判定する。ここで、エラー解除操作に電源OFF操作が含まれるか否かは、各エラー情報と電源OFF操作が含まれるか否かの情報とが関連付けられた情報を、プリンタドライバ自身が予め保持する構成としてもよい。もしくは、そのような情報を記録装置151が予め保持するようにし、現在記録装置151で発生しているエラーの解除に電源OFF操作が含まれるか否かについての情報を情報処理装置101に送信するようにしても良い。例えば、S603においてCPU103が記録装置151から取得するようにしても良い。ここでは、CPU103は、インクホルダエラーの解除操作に記録装置151の電源OFF操作が含まれると判定し、S622に進む。
S622において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報の種類を判定する。即ち、電源状態情報は「ON」であるかもしくは「OFF移行中」であるかが判定される。ここでは、「OFF移行中」であると判定され、S623に進む。
S623において、CPU103は、記録装置151の電源OFFへの移行が完了したことが原因で記録装置151の情報を取得できなくなったと判断し、電源OFF後の対処方法を通知するための画面を表示部108に表示する。そしてCPU103は、記録装置151が電源OFF状態であり、情報処理装置101と記録装置151との間の通信ができないにもかかわらず、S624で実行されるようなオフライン通知の画面の表示は実行しない。
図8(c)は、S623で表示される画面の一例を示している。図8(c)の画面820は、マニュアルボタン821を含む。ユーザによりボタン821が押下されると、CPU103は、ブラウザを起動して、電源OFF後の対処方法の詳細な手順が記されたWebコンテンツを表示する。S623の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。
ユーザが、Webコンテンツを参照しながら、電源OFF後の対処方法を実施すると、記録装置151が電源ON状態となる。すると、S603、S604、S605に処理が進み、S605では、CPU103は、記録装置151から取得される情報にエラー情報が含まれないと判定し、図6の処理を終了する。
このように、本実施形態では、プリンタドライバにより印刷が実行されたときに、記録装置151で、エラー解除に電源OFF操作が必要となるようなエラーが発生した場合に、プリンタドライバにより図6の処理が実行される。その結果、エラー解除に電源OFF操作を含むエラーを検知した後に記録装置151が電源OFFとなった場合、電源OFF後に必要な対処方法が通知される。そのような構成により、ユーザは、電源OFF後までの一連のエラー解除手順を完了することが可能となる。
次に、情報処理装置101と記録装置151の接続経路が切断された状態で、ユーザがプリンタドライバで印刷を開始した場合を説明する。その場合、S702の処理を実行しても、接続経路が切断されているため、記録装置151で印刷は開始されない。
プリンタドライバでは、S703において、図6の処理が開始される。S601、S602、S603の後、S604において、CPU103は、記録装置151の情報の取得に失敗したと判定し、S620に進む。その場合、S607でのエラー情報の保存が行われないので、S620において、CPU103は、エラー情報領域にエラー情報が保存されていないと判定し、S624に進む。S624において、CPU103は、オフライン通知の画面を表示部108に表示する。図8(d)は、S624において表示される画面の一例を示している。図8(d)の画面830は、印刷中止ボタン831を含む。ユーザによりボタン831が押下されると、プリンタドライバは、S701で生成した印刷ジョブを削除する。S624の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。
以上のように、本実施形態によれば、エラー解除に電源OFF操作を含むエラーを検知した後に記録装置151が電源OFFとなった場合、プリンタドライバによって電源OFF後に必要な対処方法が通知される。そのような構成により、ユーザは、電源OFF後までの一連のエラー解除手順を完了することが可能となる。また、この場合、オフライン通知の画面は表示されないので、ユーザが、案内された手順通りの操作をした後にオフライン通知の画面が表示されて困惑するといったことを防ぐことができる。
[第3実施形態]
以下、第1及び第2実施形態と異なる点について第3実施形態を説明する。第2実施形態では、1人のユーザがプリンタドライバから印刷する構成を説明した。しかしながら、複数のユーザが各自の情報処理装置101のプリンタドライバから印刷を行う場合であっても、第2実施形態による効果と同様の効果を奏することができる。記録装置151の初期設置は、1人のユーザが実施する場合が多いが、初期設置後の印刷時には、記録装置151を複数のユーザが交代で共用する場合がある。本実施形態では、第2実施形態の構成において、複数のユーザが交代でプリンタドライバから印刷を行うケースについて説明する。なお、本実施形態においては、複数のユーザそれぞれの情報処理装置101に記録装置151のプリンタドライバがインストールされており、各プリンタドライバにより図6及び図7の処理が実行される。
ユーザAがプリンタドライバから記録装置151で印刷を実行してインクホルダエラーが発生したとする。そして、ユーザAがそのエラー解除をせずに記録装置151の電源OFFを実施した状態で、ユーザBが自身の情報処理装置101のアプリケーションから印刷指示を実行した場合の処理を説明する。
ユーザBがアプリケーションから印刷指示することでプリンタドライバによる処理が開始されると、図7のS701において、CPU103は、印刷ジョブの生成処理を行う。そして、S702において、CPU103は、生成した印刷ジョブを記録装置151に送信し、S703において、CPU103は、記録装置151の状態を取得する。
ユーザBの情報処理装置101では、プリンタドライバにより図6の処理が図7のS703として開始される。S601~S603の後、S604において、CPU103は、記録装置151の情報の取得に成功したか否かを判定する。ここで、本ケースでは、ユーザAにより記録装置151の電源OFFが実施された状態であるので、S604では、記録装置151の情報の取得に失敗したと判定される。
そして、S620において、CPU103は、エラー情報領域にエラー情報が保存されているか否かを判定する。ここで、本ケースではS607でのエラー情報の保存が行われていないので、エラー情報領域にエラー情報が保存されていないと判定され、S624に進む。S624において、CPU103は、オフライン通知の画面を表示部108に表示する。
S624で表示された図8(d)の画面830の案内を見たユーザBが記録装置151の電源ON操作を行う。S624の後、再度S603において、CPU103は、記録装置151の情報を取得する。その場合、記録装置151は電源ON状態であるので、S604では、記録装置151の情報の取得に成功したと判定される。このとき、記録装置151では、エラー解除はまだ行われていないので、記録装置151の情報にはエラー情報、ここではインクホルダエラー情報が含まれることになる。
そして、S605において、CPU103は、記録装置151から取得した情報に、エラー情報があるか否かを判定する。本ケースでは、記録装置151の情報にはインクホルダエラー情報が含まれるので、エラー情報があると判定される。そして、S607において、CPU103は、S603で取得したインクホルダエラー情報をエラー情報領域に保存する。
記録装置151は電源ON状態であるので、S608では電源状態情報は電源ON状態であると判定され、S609において、CPU103は、取得したインクホルダエラー情報、例えば図8(a)の画面800を表示部108に表示する。そして、S610において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報を「ON」で更新する。
S609で表示された図8(a)の画面800の案内を見たユーザBは、記録装置151の電源OFF操作を実施する。S610の後、再度S603において、CPU103は、記録装置151の情報を取得する。このとき、記録装置151の情報に含まれる電源状態情報は、電源OFF状態への移行中を示している。そのため、S605、S607を経て、S608では、電源状態情報が電源OFF状態への移行中であると判定され、S611において、CPU103は、記録装置151は電源OFF状態への移行中であることを示す画面を表示部108に表示する。そして、S612において、CPU103は、電源状態情報領域の電源状態情報を「OFF移行中」で更新する。S612の後、再度、記録装置151の情報を取得するため、S603に戻る。
ここで、記録装置151は電源OFF状態であるので、S604では、記録装置151の情報の取得に失敗したと判定される。また、S607でインクホルダエラーが保存されているので、S620では、エラー情報領域にエラー情報が保存されていると判定される。そして、S621では、エラー解除操作に記録装置151の電源OFF操作が含まれると判定され、S622では、電源状態情報が電源OFFへの移行中であると判定される。そして、S623において、CPU103は、記録装置151の電源OFFへの移行が完了したことが原因で記録装置151の情報を取得できなくなったと判断し、電源OFF後の対処方法を通知するための画面820を表示部108に表示する。その結果、ユーザBは、画面820に表示される電源OFF後の対処方法の案内に従い、記録装置151のインクホルダエラーの解除が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、複数のユーザが交代でプリンタドライバから印刷を実行して記録装置151を共用する場合においても、電源OFF後に必要な対処方法が表示される。その結果、ユーザBは、電源OFF後までの一連のエラー解除手順を完了することが可能となる。また、この場合においても、ユーザBに対してオフライン通知の画面は表示されないので、ユーザBが、案内された手順通りの操作をした後にオフライン通知の画面が表示されて困惑するといったことを防ぐことができる。
なお上述では、記録装置151の電源OFF操作を含むエラー解除方法の案内として、記録装置151の電源がOFFされる前にS609にて表示される第1の画面と、記録装置151の電源がOFFされた後にS623にて表示される第2の画面とが別々に表示される形態を説明した。しかしながらこの形態に限定されない。例えば、上記第1の画面と上記第2の画面の内容が、記録装置151の電源がOFFされる前に一括で表示されても良い。この場合、S623では、対処方法を通知するための画面における表示は変更せず、オフライン通知の画面の表示を実行しない制御のみが実行される。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101 情報処理装置: 103、154 CPU: 108、161 表示部: 151 記録装置

Claims (19)

  1. 外部の機器と通信可能な情報処理装置であって、
    前記機器から、当該機器に関する機器情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記機器情報にエラー情報が含まれる場合、前記機器において発生したエラーに関する画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含む場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったとしても、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行せず、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まない場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったことに基づいて、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行する通知手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含む場合、前記機器の電源をオフとする操作を促す第1画面を前記エラーに関する画面として、前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記第1画面の表示の後に前記機器の電源がオフされたことに基づいて、前記機器の電源をオフとした後の操作を示す第2画面を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記第1画面の表示の後かつ前記第2画面の表示の前に、前記機器から前記機器情報を取得し、
    前記表示制御手段は、当該機器情報に基づいて、前記第1画面および前記第2画面と異なる第3画面を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1画面を表示する前に前記取得手段により取得された前記機器情報は、電源がオンであることを示す情報を含み、
    前記第1画面の表示の後で前記取得手段により取得された前記機器情報は、電源がオフの状態へ移行中であることを示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第3画面は、前記機器の電源がオフの状態へ移行中であることを示す画面であることを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段により取得された前記機器情報を記憶部に格納する格納手段、をさらに備え、
    前記格納手段は、前記第3画面の表示の後に前記取得手段により取得された前記機器情報を前記記憶部に格納することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記通知手段は、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含む場合、前記取得手段による取得に失敗したとしても、前記通知を実行しないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記通知手段は、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まない場合、前記取得手段による取得に失敗したことと、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まないこととに基づいて、前記通知を実行することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記通知手段は、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まない場合、前記取得手段による取得に失敗したことと、前記取得された前記機器情報に前記機器の電源がオンであることを示す情報が含まれることとに基づいて、前記通知を実行することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含むか否かを判定する判定手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記機器情報は、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含むか否かについての情報を含み、
    前記判定手段による判定は、前記機器情報に基づいて行われる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記機器は、プリンタであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記取得手段による取得と、前記表示制御手段による表示制御、前記通知手段による通知は、プリンタドライバにより実行されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記取得手段による取得と、前記表示制御手段による表示制御、前記通知手段による通知は、前記機器のセットアップアプリケーションプログラムにより実行されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記機器の電源をオフとする操作を含む操作によって解除されるエラーとは、前記機器に紙詰まりエラー及びインクホルダエラーのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記機器の電源をオフとする操作を含まない操作によって解除されるエラーとは、前記機器に紙詰まり梱包材未除去エラー、カバーオープンエラー、インク未装着エラー、用紙無しエラーのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 外部の機器と通信可能な情報処理装置において実行される方法であって、
    前記機器から、当該機器に関する機器情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記機器情報にエラー情報が含まれる場合、前記機器において発生したエラーに関する画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含む場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったとしても、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行せず、前記エラーを解除するための操作が前記機器の電源をオフとする操作を含まない場合、前記エラーに関する画面が表示された後に前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できなくなったことに基づいて、前記情報処理装置と前記機器との間の通信が実行できないことに対応する通知を実行する通知工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  19. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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