JP2023086276A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲との干渉を抑えつつ良好に屈曲した状態に保持させ得るワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤーハーネス1は、導体10Aと、導体10Aの外周を包囲する被覆部10Bと、を有する電線10が屈曲された屈曲部10Hを備える。電線10は、導体10Aが露出する皮剥ぎ部10Cを有し、ワイヤーハーネス1は、皮剥ぎ部10Cを含む屈曲部10Hを樹脂封止するモールド部10Fをさらに備える。【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤーハーネスに関するものである。
特許文献1には、ワイヤーハーネスの中間部において、第1被覆部材を取り除いた露出部に経路規制部材を沿わせ、第2被覆部材によって被覆することによってワイヤーハーネスを屈曲した形態に保持する技術が開示されている。また、ワイヤーハーネスを屈曲した形態に保持する技術として、特許文献2、3のものも知られている。
特開2019-160482号公報 特開2015-47015号公報 特開2020-53130号公報
特許文献1のものは、経路規制部材が配置された分、ワイヤーハーネスの外形が大きくなり、周辺部品等に干渉する可能性が高まる。
本開示は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、周囲との干渉を抑えつつ良好に屈曲した状態を保持し得るワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本開示のワイヤーハーネスは、
導体と、前記導体の外周を包囲する被覆部と、を有する電線が屈曲された屈曲部を備えるワイヤーハーネスであって、
前記電線は、前記導体が露出する皮剥ぎ部を有し、
当該ワイヤーハーネスは、前記皮剥ぎ部を含む前記屈曲部を樹脂封止するモールド部をさらに備える。
本開示によれば、ワイヤーハーネスを周囲との干渉を抑えつつ良好に屈曲した状態に保持させ得る。
図1は、実施形態1のワイヤーハーネスを示す側面図である。 図2は、モールド部及びその近傍を示す断面図である。 図3は、皮剥ぎ部において被覆部を除去した様子を示す側面図である。 図4は、屈曲部を屈曲させた様子を示す側面図である。 図5は、皮剥ぎ部の両端部に止水部を塗布して止水部を形成した様子を示す側面図である。 図6は、屈曲部の曲げ中心部に包囲部材を取り付けた様子を示す側面図である。 図7は、屈曲部を金型の成型空間に配置した様子を示す側面図である。 図8は、他の実施形態におけるモールド部及びその近傍を示す側面図である。 図9は、他の実施形態におけるモールド部及びその近傍を示す側面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のワイヤーハーネスは、
(1)導体と、導体の外周を包囲する被覆部と、を有する電線が屈曲された屈曲部を備える。電線は、導体が露出する皮剥ぎ部を有している。ワイヤーハーネスは、皮剥ぎ部を含む屈曲部を樹脂封止するモールド部をさらに備える。この構成によれば、モールド部によって屈曲部の屈曲した形態が保持される。また、モールド部は屈曲部の周りを樹脂封止するので、モールド部の径寸法を抑えることができ、周囲との干渉を抑えつつ屈曲された形態の保持を容易に実現することができる。
(2)皮剥ぎ部は、このワイヤーハーネスの長さ方向の中間部に設けられていることが好ましい。この構成によれば、長さ方向の中間部に皮剥ぎ部を設けることによって、ワイヤーハーネスの配索の自由度を高めることができる。ここで、中間部とは、厳密な中間に限らず、ワイヤーハーネスの両端部を除いた領域を指す。
(3)モールド部の外径は、被覆部の外径と同じ又は被覆部の外径よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、モールド部の外径を被覆部の外径と同じ又は被覆部の外径よりも小さくするので、モールド部と周囲との干渉を抑え易い。
(4)本開示のワイヤーハーネスは、止水部を備えていることが好ましい。止水部は、モールド部におけるワイヤーハーネスの長さ方向の両端部のうち、被覆部が隣接する端部と、この端部に隣接する被覆部の端部と、の間を液密に封止する。この構成によれば、止水部によって被覆部の端とモールド部の端との隙間を埋めることができるので、水が皮剥ぎ部や被覆部の内側に浸入することを防止することができる。また、モールド部を形成する際、溶融した樹脂が被覆部の内側に流れ込むことを防ぐことができる。
(5)本開示のワイヤーハーネスは、保護部材を備えていることが好ましい。保護部材は、モールド部におけるワイヤーハーネスの長さ方向の両端部のうち、被覆部が隣接する端部の外周と、この端部に隣接する被覆部の端部の外周と、に亘って被覆する。この構成によれば、被覆部の端部と、モールド部の端部と、の間から異物が侵入することを防止することができる。
(6)本開示のワイヤーハーネスは、屈曲部の曲げ中心部分の外周を包囲する包囲部材を備えていることが好ましい。この構成によれば、包囲部材を設けることによって、モールド部を成型する金型における合成樹脂を充填すべき空間を減容し、モールド部におけるモールドショートを防止し、良好に成型することができる。また、金型の内面と屈曲部とが接触することを防止することができるので、モールド部の表面への屈曲部の露出を防止し得る。
(7)包囲部材は、被覆部であることが好ましい。この構成によれば、包囲部材を被覆部で賄うことができ、特別な部材を容易する必要がない。
(8)モールド部は、取付対象に固定される固定部を有していることが好ましい。この構成によれば、モールド部を介してワイヤーハーネスを取付対象に固定することができるので、ワイヤーハーネスを取付対象に固定するための部品を別の部材で準備せずに済む。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施形態1]
本明細書に開示された技術の実施形態1を図1から図7を参照しつつ説明する。実施形態1のワイヤーハーネス1は、例えば、車両内に配索されるものであり、その両端部にはコネクタハウジング等の端末部品Cが取り付けられている。ワイヤーハーネス1は、図1に示すように、複数の電線10と、屈曲部10Hと、止水部10Dと、包囲部材10Eと、モールド部10Fと、保護部材10Gと、複数の電線10を包囲する編組や金属箔等のシールド部11と、シールド部11を包囲する外装部材12を備えている。
各電線10は、図2に示すように、導体10Aと、被覆部10Bと、皮剥ぎ部10Cと、を有している。
導体10Aは、大電流化に対応した太物電線である。導体10Aは、例えば複数の金属線を撚り合わせて形成された撚り線である。被覆部10Bは、導体10Aの外周を包囲している。被覆部10Bは、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂製である。
皮剥ぎ部10Cは、電線10において被覆部10Bが除去された領域である。換言すると、皮剥ぎ部10Cは、電線10において被覆部10Bを有しない部分であり、導体10Aが露出している。皮剥ぎ部10Cは、ワイヤーハーネス1の長さ方向の中間部に設けられている(図1参照)。
屈曲部10Hは、皮剥ぎ部10Cに位置する導体10Aを屈曲して構成している。屈曲部10Hは、配索する位置に応じて電線10が屈曲された状態に保持した部分である。屈曲部10Hは、被覆部10Bが除去された皮剥ぎ部10Cに形成されているので、被覆部10Bが設けられている部分よりも曲率を大きく(すなわち、より小さな曲率半径に)して屈曲させることができる。屈曲部10Hは、皮剥ぎ部10Cにおける導体10Aの屈曲部分である。
止水部10Dは、皮剥ぎ部10Cの長手方向の端部の外周、被覆部10Bの内側、後述するモールド部10Fの内側に配置されている。止水部10Dは、例えばシリコーン等の接着剤である。止水部10Dは、被覆部10Bの端部と、モールド部10Fの端部と、の間に形成された隙間を埋めるように配置される。これによって、止水部10Dは、モールド部10Fにおけるワイヤーハーネス1の長さ方向の両端部のうち、被覆部10Bが隣接する端部と、この端部に隣接する被覆部10Bの端部と、の間を液密に封止して、外部から被覆部10Bの内側やモールド部10Fの内側に液体が浸入することを防止する作用を発揮する。
包囲部材10Eは、屈曲部10Hの長手方向の中間部であり、曲げ中心部分の外周を包囲する。包囲部材10Eは、例えば、合成樹脂製であり、外径が被覆部10Bの外径よりも小さい円筒状をなしている。包囲部材10Eは、外周面の一部において長さ方向の全体にわたって切断されている。包囲部材10Eは、切断された部分を開いた状態にして、屈曲部10Hの曲げ中心部分の外周を包囲するように取り付けられる。
モールド部10Fは、皮剥ぎ部10Cの外周、屈曲部10Hの外周、止水部10Dの一部、及び包囲部材10Eの外周を樹脂封止する。つまり、モールド部10Fは、皮剥ぎ部10Cを含む屈曲部10Hを樹脂封止する。モールド部10Fは、熱可塑性樹脂製であり、射出成型法によって成型される。具体的には、射出成型機に搭載された金型内の成型空間に皮剥ぎ部10Cを配置し、溶解した熱可塑性樹脂をこの成型空間に充填してモールド部10Fは、成型される。モールド部10Fの長さ方向の端部は、止水部10Dを介して被覆部10Bの端部に隣接している。モールド部10Fの外径は、被覆部10Bの外径と同じである。モールド部10Fの外径を被覆部10Bの外径よりも小さくすることも可能である。つまり、モールド部10Fは、被覆部10Bの外径と同じ又は被覆部10Bの外径よりも小さい。
保護部材10Gは、モールド部10Fにおけるワイヤーハーネス1の長さ方向の両端部のうち、被覆部10Bが隣接する端部の外周と、この端部に隣接する被覆部10Bの端部の外周と、被覆部10Bの端部及びモールド部10Fの端部の間に位置する止水部10Dと、に亘って被覆して保護する。保護部材10Gは、モールド部10Fの端部の外周と、被覆部10Bの端部の外周と、の間の隙間が露出しないように塞いでいる。保護部材10Gには、例えば、合成樹脂製のテープや、熱収縮チューブ等が用いられる。
シールド部11は、例えば、金属細線をメッシュ状に編みこみ、両端が開放された筒状に形成されている。シールド部11は、図1に示すように、複数の電線10を一括して包囲している。シールド部11として、金属箔を筒状に形成したものを用いてもよい。外装部材12は、例えば、コルゲートチューブ等の両端が開放された合成樹脂製の筒状をなした部材である。外装部材12は、複数の電線10を包囲したシールド部11を包囲している。
各電線10の両端部には、端末部品Cが取り付けられている。シールド部11の両端部の各々は、各電線10の両端部に取り付けられた端末部品Cに連結されている。外装部材12の端部と、端末部品Cの外装部材12側の端部は、カバー部材13で包囲されている。カバー部材13は、例えば、ゴム製であり両端が開放された筒状をなした部材である。
[電線を有したワイヤーハーネスを製造する工程について]
電線10を有したワイヤーハーネス1を製造する工程の一例について説明する。先ず、電線10を所定の長さに切り出す。次に、図3に示すように、電線10の中間部に皮剥ぎ部10Cを形成する。具体的には、電線10の中間部において所定の長さ方向の区間の被覆部10Bを除去して、導体10Aを露出させる。
次に、図4に示すように、皮剥ぎ部10Cを屈曲させて、所望の形状に癖付けして屈曲部10Hを形成する。
次に、図5に示すように、皮剥ぎ部10Cに止水部10Dを塗布する。具体的には、皮剥ぎ部10Cの長さ方向の両端部の外周に満遍なく止水部10Dを塗布する。止水部10Dは、被覆部10Bの端面に接するように塗布する。
次に、図6に示すように、屈曲部10Hの長さ方向の中間部であって曲げ中心部分の外周に包囲部材10Eを取り付ける。
次に、図7に示すように、射出成型機に搭載された金型Mに彫り込まれた成型空間F内に皮剥ぎ部10Cを配置する。このとき、成型空間F内に、止水部10Dが塗布された部分も含め、皮剥ぎ部10Cの全体を配置する。そして、成型空間F内にゲートを介して溶解した熱可塑性樹脂Pを流し込み、モールド部10Fを形成する(図2参照)。こうして形成されたモールド部10Fの長さ方向の端部は、図2に示すように、止水部10Dを介して被覆部10Bの端部に隣接している。止水部10Dは、例えば、溶解した熱可塑性樹脂Pによって被覆部10Bに向けて押圧され、被覆部10Bと導体10Aとの間に僅かに入り込む。
次に、金型Mからモールド部10Fが形成された電線10を取り出す。そして、図2に示すように、皮剥ぎ部10Cの端部の外周と、皮剥ぎ部10Cに隣接する被覆部10Bの端部の外周と、に亘って保護部材10Gで被覆する。こうして、モールド部10Fによって屈曲した形態に保たれた電線10が完成する。
この後、シールド部11によって複数の電線10を一括して包囲し、各電線10の両端部に端末部品Cを取り付ける。そして、外装部材12、カバー部材13を取り付けて、ワイヤーハーネス1が完成する(図1参照)。
次に、実施形態1の作用効果を説明する。
従来、太物電線は、曲げRが大きく、占有領域が広くなるため、周辺部品と干渉し易かった。しかし、本実施形態1のワイヤーハーネス1は、導体10Aと、導体10Aの外周を包囲する被覆部10Bと、を有する電線10が屈曲された屈曲部10Hを備える。電線10は、導体10Aが露出する皮剥ぎ部10Cを有している。ワイヤーハーネス1は、皮剥ぎ部10Cを含む屈曲部10Hを樹脂封止するモールド部10Fをさらに備える。この構成によれば、モールド部10Fによって屈曲部10Hの屈曲した形態が保持される。また、モールド部10Fは屈曲部10Hの周りを樹脂封止するので、モールド部10Fの径寸法を抑えることができ、周囲との干渉を抑えつつ屈曲された形態の保持を容易に実現することができる。
皮剥ぎ部10Cは、ワイヤーハーネス1の長さ方向の中間部に設けられている。この構成によれば、長さ方向の中間部に皮剥ぎ部10Cを設けることによって、ワイヤーハーネス1の配索の自由度を高めることができる。ここで、中間部とは、厳密な中間に限らず、ワイヤーハーネス1の両端部を除いた領域を指す。
モールド部10Fの外径は、被覆部10Bの外径と同じ又は被覆部10Bの外径よりも小さい。この構成によれば、モールド部10Fの外径を被覆部10Bの外径と同じ又は被覆部10Bの外径よりも小さくするので、モールド部10Fと周囲との干渉を抑え易い。
ワイヤーハーネス1は、止水部10Dを備えている。止水部10Dは、モールド部10Fにおけるワイヤーハーネス1の長さ方向の両端部のうち、被覆部10Bが隣接する端部と、この端部に隣接する被覆部10Bの端部と、の間を液密に封止する。この構成によれば、止水部10Dによって被覆部10Bの端とモールド部10Fの端との隙間を埋めることができるので、水が皮剥ぎ部10Cや被覆部10Bの内側に浸入することを防止することができる。また、モールド部10Fを形成する際、溶融した樹脂が被覆部10Bの内側に流れ込むことを防ぐことができる。
ワイヤーハーネス1は、保護部材10Gを備えている。保護部材10Gは、モールド部10Fにおけるワイヤーハーネス1の長さ方向の両端部のうち、被覆部10Bが隣接する端部の外周と、この端部に隣接する被覆部10Bの端部の外周と、に亘って被覆する。この構成によれば、被覆部10Bの端部と、モールド部10Fの端部と、の間から異物が侵入することを防止することができる。
ワイヤーハーネス1は、屈曲部10Hの曲げ中心部分の外周を包囲する包囲部材10Eを備えている。この構成によれば、包囲部材10Eを設けることによって、モールド部10Fを成型する金型Mにおける合成樹脂を充填すべき空間を減容し、モールド部10Fにおけるモールドショートを防止し、良好に成型することができる。また、金型Mの内面と屈曲部10Hとが接触することを防止することができるので、モールド部10Fの表面への屈曲部10Hの露出を防止し得る。
[他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
実施形態1とは異なり、図8に示すように、電線110のモールド部110Fは、取付対象に固定される固定部110Hを有している。固定部110Hは、モールド部110Fと一体的に成型されている。例えば、固定部110Hは、平板状をなしており、取付対象に締め込むボルトを挿通する挿通孔110Jが板厚方向に貫通して形成されている。挿通孔110Jには、金属製のカラー(図示せず)が配置された状態で成形されている。この構成によれば、モールド部110Fを介してワイヤーハーネスを取付対象に固定することができるので、ワイヤーハーネスを取付対象に固定するための部品を別の部材で準備せずに済む。
実施形態1とは異なり、電線として、同軸ケーブルを用いてもよい。この場合、シースを除去した領域を屈曲部として屈曲させる。
実施形態1とは異なり、図9に示すように、包囲部材210Eを被覆部10Bとしてもよい。つまり、包囲部材210Eは、被覆部10Bである。包囲部材210Eは、例えば、被覆部10Bを除去して皮剥ぎ部10Cを形成した後、皮剥ぎ部10Cに隣接する一方の被覆部10Bの端部を長さ方向に所定の長さに切断し、屈曲部10Hの曲げ中心部分に移動させることが考えられる。この構成によれば、包囲部材210Eを被覆部10Bで賄うことができ、特別な部材を容易する必要がない。また、この場合、包囲部材210Eをモールド部210Fで被覆すると、この部分のモールド部210Fの外径が被覆部10Bよりも大きくなることが懸念される。この事態を避ける場合、図9に示すように、包囲部材210Eを被覆せずに、包囲部材210Eの両側に位置する皮剥ぎ部10Cを被覆してもよい。この場合、モールド部210Fを形成する前に、包囲部材210E側に位置する皮剥ぎ部10Cの端部にも止水部10Dを設けることが好ましい。
実施形態1とは異なり、複数の電線の皮剥ぎ部を1つのモールド部で樹脂封止する構成としてもよい。
実施形態1とは異なり、電線の端部に設けた皮剥ぎ部をモールド部で樹脂封止してもよい。
実施形態1とは異なり、包囲部材として合成樹脂製のテープを用いてもよい。
実施形態1とは異なり、皮剥ぎ部の全体に止水部を塗布してもよい。
実施形態1とは異なり、被覆部の端部の外周面を覆うようにモールド部の端部を成型してもよい。つまり、被覆部の端部も合わせてモールド部で樹脂封止してもよい。
実施形態1とは異なり、皮剥ぎ部は、屈曲部と、屈曲部以外の部分に直線状に延びるストレート部と、を有していてもよい。
実施形態1とは異なり、モールド部におけるワイヤーハーネスの長さ方向の端部と被覆部とが接するように、モールド部を成型する構成としてもよい。
1…ワイヤーハーネス
10,110…電線
10A…導体
10B…被覆部
10C…皮剥ぎ部
10D…止水部
10E,210E…包囲部材
10F,110F,210F…モールド部
10G…保護部材
10H…屈曲部
11…シールド部
12…外装部材
13…カバー部材
110H…固定部
110J…挿通孔
C…端末部品
F…成型空間
M…金型
P…熱可塑性樹脂

Claims (8)

  1. 導体と、前記導体の外周を包囲する被覆部と、を有する電線が屈曲された屈曲部を備えるワイヤーハーネスであって、
    前記電線は、前記導体が露出する皮剥ぎ部を有し、
    当該ワイヤーハーネスは、前記皮剥ぎ部を含む前記屈曲部を樹脂封止するモールド部をさらに備えるワイヤーハーネス。
  2. 前記皮剥ぎ部は、
    当該ワイヤーハーネスの長さ方向の中間部に設けられている請求項1に記載のワイヤーハーネス。
  3. 前記モールド部の外径は、前記被覆部の外径と同じ又は前記被覆部の外径よりも小さい請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス。
  4. 前記モールド部における当該ワイヤーハーネスの長さ方向の両端部のうち、前記被覆部が隣接する端部と、当該端部に隣接する前記被覆部の端部と、の間を液密に封止する止水部を備えている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
  5. 前記モールド部における当該ワイヤーハーネスの長さ方向の両端部のうち、前記被覆部が隣接する端部の外周と、当該端部に隣接する前記被覆部の端部の外周と、に亘って被覆する保護部材を備えている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
  6. 前記屈曲部の曲げ中心部分の外周を包囲する包囲部材を備えている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
  7. 前記包囲部材は、前記被覆部である請求項6に記載のワイヤーハーネス。
  8. 前記モールド部は、取付対象に固定される固定部を有している請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
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