JP2023085951A - タイヤ加硫装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成型しようとする空気入りタイヤの内径が変更されるときにクランプを変更しなくても良いタイヤ加硫装置を提供する。【解決手段】タイヤ加硫装置10には、タイヤ表面を成型する成型面を有する金型11と、金型11の成型面に向かって膨張可能なブラダー51と、金型11の径方向内側においてブラダー51の上下それぞれを保持するクランプ55、56とが設けられる。金型11は、上下それぞれの径方向内側端の部材として金型周方向に1周するビードリング16を有し、ブラダー51は、金型11の径方向内側の上下それぞれに、金型周方向に1周する開口縁58、59を有し、クランプ55、56は、上下それぞれにおいて、金型周方向1周にわたってブラダー51の開口縁58、59をそれぞれ保持し、ビードリング16とクランプ55、56の間に金型周方向に1周するスペーサ20、30が挟まれる。【選択図】図1

Description

本発明はタイヤ加硫装置に関する。
特許文献1に示されているように、空気入りタイヤを加硫成型するためのタイヤ加硫装置は、タイヤ外面に接触することによりトレッド等を成型する金型と、金型内部で膨張してタイヤ内面に押し当てられるブラダーとを有している。金型は、トレッドを成型するセクターと、サイドウォールを成型するサイドプレートと、ビード部を成型するビードリングとから構成されている。また、金型の径方向内側において、上下2つのクランプがブラダーの上下の開口縁をそれぞれ保持している。クランプは金型のビードリングの内周面に接触している。
特開2012-6214号公報
上記のようなタイヤ加硫装置を使用した加硫成型工程において、それまでとは内径の異なる空気入りタイヤの成型が開始されるときは、金型だけでなく、ブラダーとそれを保持するクランプも交換される。これは、タイヤ内径が変わることに合わせてクランプの外径も変わる必要があるからであり、また、ブラダーはクランプに保持された状態で準備されるのが通常だからである。しかし、クランプの交換には手間がかかるという問題があった。また、成型しようとする空気入りタイヤの内径に合う多数のクランプを作製し管理しなければならないという問題もあった。
そこで本発明は、成型しようとする空気入りタイヤの内径が変更されるときにクランプを変更しなくても良いタイヤ加硫装置を提供することを課題とする。
実施形態のタイヤ加硫装置は、タイヤ表面を成型する成型面を有する金型と、前記金型の前記成型面に向かって膨張可能なブラダーと、前記金型の径方向内側において前記ブラダーの上下それぞれを保持する2つのクランプとが設けられ、前記金型の上下それぞれの径方向内側端の部材として金型周方向に1周するビードリングが設けられ、前記ブラダーは上下それぞれに金型周方向に1周する開口縁を有し、前記クランプが、上下それぞれにおいて、金型周方向1周にわたって前記ブラダーの前記開口縁をそれぞれ保持するタイヤ加硫装置において、前記ビードリングと前記クランプの間に金型周方向に1周するスペーサが挟まれたことを特徴とする。
実施形態のタイヤ加硫装置においては、成型しようとする空気入りタイヤの内径が変更されるときに、スペーサを外径の異なるものに交換すれば良いので、クランプを変更しなくても良い。
タイヤ加硫装置の半断面図。 上側のサイドプレート、ビードリング、スペーサ及びクランプを分解して示した断面図。 下側のサイドプレート、ビードリング、スペーサ及びクランプを分解して示した断面図。 上側スペーサを上から見た図。 下側スペーサを上から見た図。 変更例の下側スペーサを上から見た図。
図1に示すタイヤ加硫装置10は、複数のゴム部材等からなる生タイヤに対して加硫成型を行い、空気入りタイヤを製造するための装置である。
タイヤ加硫装置10は、その一部として、複数の成型部材からなる金型11を備えている。金型11を構成する複数の成型部材として、円筒状に並べられている複数のセクター12と、複数のセクター12の内径側に配置された上下一対のサイドプレート14と、上下のサイドプレート14の内径側にそれぞれ設けられた上下一対のビードリング16とが設けられている。
それぞれのサイドプレート14は、金型周方向に1周するリング状の部材である。また、それぞれのビードリング16も、金型周方向に1周するリング状の部材である。
複数のセクター12の内径側の面は、空気入りタイヤのトレッドを成型する成型面12aを有している。図示省略するが、トレッドを成型する成型面には、空気入りタイヤの溝を形成するための多数の凸部が形成されている。図2及び図3に示すように、上側のサイドプレート14の下面及び下側のサイドプレート14の上面は、空気入りタイヤのサイドウォールを成型する成型面14aを有している。上側のビードリング16の下面及び下側のビードリング16の上面は、空気入りタイヤのビード部を成型する成型面16aを有している。
図2及び図3に示すように、サイドプレート14は、サイドウォールを成型する成型面14aと、成型面14aの内径側の凹面14bとを有している。この凹面14bにビードリング16の外径面16b等が当たる。
ビードリング16の内径側には、金型径方向内側に向かって突出した内径側凸16cと、内径側凸16cに対して凹んだ内径側凹16dとが形成されている。内径側凹16dは内径側凸16cよりも金型軸方向の内側(金型11の上下方向の中央側)である。なお、金型径方向は図1~図3における矢印A方向で、金型軸方向は図1~図3における矢印B方向である。金型11は、その軸方向Bが上下方向になるように配置される。
セクター12は加工しやすい金属材料からなる。加工しやすくセクター12に適した金属材料としてアルミニウム又はアルミニウム合金が挙げられる。また、サイドプレート14及びビードリング16は耐久性の高い金属材料からなる。耐久性が高くサイドプレート14等に適した金属材料として鋼材が挙げられる。
この金型11は、タイヤ加硫装置10の一部であるコンテナ(不図示)に保持されている。コンテナは従来周知の構造で、セクター12を金型径方向に移動させる径方向移動装置、上側のサイドプレート14、上側のビードリング16及び全てのセクター12を金型軸方向に移動させる軸方向移動装置、並びに、金型11を外側から加熱する加熱装置を備えている。
上側のサイドプレート14、上側のビードリング16及び全てのセクター12が、下側のサイドプレート14及び下側のビードリング16から離れた場所にまで上昇し、かつ、セクター12同士の全ての間隔が開いた状態が、金型11の開いた状態である。金型11の開いた状態のときに、金型11の内部に対するタイヤの出し入れが行われる。また、金型11の開いた状態のときに、後述するクランプ55、56及びブラダー51の交換が行われる。
一方、上側のサイドプレート14、上側のビードリング16及び全てのセクター12が下降し、隣接する全ての成型部材同士が密着した状態が、金型11の閉じた状態である。金型11が閉じた状態のとき、サイドプレート14、ビードリング16及びセクター12の全ての成型面が一体となって、空気入りタイヤの表面を成型する1つの成型面が形成される。各成型部材の加硫成型時の位置は、金型11が閉じたときの位置である。
図1に示すように、金型11の内径側には、タイヤ加硫装置10の一部であるブラダーユニット50が設けられている。ブラダーユニット50は、金型11の内径側に配置された支持筒52と、支持筒52の内側に挿入され上部が支持筒52より上に出ているセンター軸53とを備えている。支持筒52の中心軸及びセンター軸53の中心軸は、金型11の中心軸と同軸である。センター軸53は、不図示の装置が稼働することにより上下動可能となっている。
センター軸53の上部にはブラダーユニット50の一部である上側クランプ55が固定されている。また、支持筒52にはブラダーユニット50の一部である下側クランプ56が固定されている。金型11が開いているときは、閉じているときよりも、センター軸53が上方へ高く突出し上側クランプ55の位置が高くなる。
さらに、ブラダーユニット50はブラダー51を備えている。ブラダー51は膨張及び収縮可能なゴム製の部材である。ブラダー51は、上下方向に伸びたときに略円筒状となる。ブラダー51は、上下方向に伸びたときに上端と下端になる部分に、上開口縁58と下開口縁59を有している。これらの開口縁58、59は上から見て円形である。
上開口縁58はその1周にわたって上側クランプ55に保持されている。上側クランプ55は上側保持部材40と下側保持部材41とからなる。上側保持部材40と下側保持部材41はそれぞれ金型周方向に1周するリング状の部材である。そして、図1に示すように、上側保持部材40と下側保持部材41とがブラダー51の上開口縁58を上下から挟み込むことにより、上側クランプ55が上開口縁58を保持している。
また、下開口縁59はその1周にわたって下側クランプ56によって保持されている。下側クランプ56は上側保持部材42と下側保持部材43とからなる。上側保持部材42と下側保持部材43はそれぞれ金型周方向に1周するリング状の部材である。そして、図1に示すように、上側保持部材42と下側保持部材43とがブラダー51の下開口縁59を上下から挟み込むことにより、下側クランプ56が下開口縁59を保持している。
上側クランプ55の上側保持部材40と上側のビードリング16との間には上側スペーサ20が挟まれている。上側スペーサ20はボルト等の固定具(不図示)によって上側のビードリング16に固定されている。一方、上側スペーサ20は上側クランプ55には固定されていない。
上側スペーサ20は金型周方向に1周するリング状の部材である。図2及び図4に示すように、上側スペーサ20の内径側には、金型径方向内側に向かって突出した内径側凸21と、内径側凸21の下に形成され内径側凸21に対して凹となった内径側凹22が形成されている。また、上側スペーサ20の外径側には、金型径方向外側に向かって突出した外径側凸23と、外径側凸23の上に形成され外径側凸23に対して凹となった外径側凹24が形成されている。
上側スペーサ20の内径側凹22に、上側クランプ55の上側保持部材40が嵌合する。また、上側スペーサ20の外径側凸23と外径側凹24とからなる凹凸形状部分に、上側のビードリング16の内径側凹16dと内径側凸16cとからなる凹凸形状部分が嵌合する。これにより、上側スペーサ20が、上側クランプ55の上側保持部材40と上側のビードリング16との間に隙間なく挟まる。
また、下側クランプ56の下側保持部材43と下側のビードリング16との間には下側スペーサ30が挟まれている。下側スペーサ30はボルト等の固定具(不図示)によって下側のビードリング16に固定されている。一方、下側スペーサ30は下側クランプ56には固定されていない。
下側スペーサ30は金型周方向に1周するリング状の部材である。図3及び図5に示すように、下側スペーサ30の内径側には、金型径方向内側に向かって突出した内径側凸31と、内径側凸31の上に形成され内径側凸31に対して凹となった内径側凹32が形成されている。また、下側スペーサ30の外径側には、金型径方向外側に向かって突出した外径側凸33と、外径側凸33の下に形成され外径側凸33に対して凹となった外径側凹34が形成されている。
下側スペーサ30の内径側凹32に、下側クランプ56の下側保持部材43が嵌合する。また、下側スペーサ30の外径側凸33と外径側凹34とからなる凹凸形状部分に、下側のビードリング16の内径側凹16dと内径側凸16cとからなる凹凸形状部分が嵌合する。これにより、下側スペーサ30が、下側クランプ56の下側保持部材43と下側のビードリング16との間に隙間なく挟まっている。
加硫成型の前に上側スペーサ20として複数のものが準備され、そのうちの1つがタイヤ加硫装置10の一部として使用される。準備される複数の上側スペーサ20はそれぞれ外径(すなわちビードリング16と接する面の直径)が異なる。しかし、いずれの上側スペーサ20も内径(すなわち上側クランプ55と接する面の直径)は同じである。そのため、加硫成型されるタイヤ(以下「成型対象タイヤ」)の内径が変更されることとなりビードリング16の内径が変更される一方、上側クランプ55が変更されない場合に、上側スペーサ20が交換されることにより、ビードリング16と上側クランプ55との間が埋められる。
また、加硫成型の前に下側スペーサ30として複数のものが準備され、そのうちの1つがタイヤ加硫装置10の一部として使用される。準備される複数の下側スペーサ30はそれぞれ外径(すなわちビードリング16と接する面の直径)が異なる。しかし、いずれの下側スペーサ30も内径(すなわち下側クランプ56と接する面の直径)は同じである。そのため、成型対象タイヤの内径が変更されることとなりビードリング16の内径が変更される一方、下側クランプ56が変更されない場合に、下側スペーサ30が交換されることにより、ビードリング16と下側クランプ56との間が埋められる。
また、図1に示すように、支持筒52には加熱された流体が流れる流路62が設けられている。流路62は上側クランプ55と下側クランプ56との間の場所に開口している。そして、外部から供給された加熱された流体が、流路62を通過してブラダー51の内部に流入できる。ブラダー51の内部に流体が流入することによりブラダー51が膨張する。外部から供給される流体として、例えば、蒸気、温水、又は不活性ガスが用いられる。
ブラダー51は、生タイヤの内側で膨張することによって生タイヤを金型11の内面に押し付けて加圧する加圧装置として機能する。また、ブラダー51は、加熱された流体によって高温となるため、生タイヤを加熱する加熱装置としても機能する。
次に空気入りタイヤの製造方法について説明する。まず、円筒形のドラム上に複数のゴム部材等が重ねられて生タイヤが成型される。次に、金型11が加熱されて加硫成型時の温度に到達する。次に金型11が開き、金型11の内部に生タイヤが挿入される。次に金型11が閉じる。次にブラダー51の内部に加熱された流体が導入され、ブラダー51が膨張する。その結果、生タイヤの表面が、ブラダー51によって金型11の内面に押し付けられ、生タイヤが加圧される。このとき、ブラダー51の内部へ供給される流体は高温であるため、生タイヤは金型11側からだけでなくブラダー51側からも加熱される。このようにして、生タイヤが所定の圧力で加圧され、かつ所定温度に加熱されることによって加硫成型が行われる。
加硫成型が所定時間行われた後、ブラダー51の内部から流体が排出され、ブラダー51が収縮する。ブラダー51が完全に収縮した後、金型11が開く。そして、開いた金型11から空気入りタイヤが取り出され、加硫成型工程が終了する。その後、空気入りタイヤの表面に出来た無駄なゴムの突起を落とす等の仕上げが行われて、空気入りタイヤが完成する。
成型対象タイヤの内径(リム径とも言って良いが、以下では「タイヤ内径」とする)が変わる場合、従来は、クランプにブラダーが取り付けられた状態のものが事前に準備されており、金型が交換されるときにクランプとブラダーが一体として交換されていた。しかし本実施形態においては、タイヤ内径が変わるとき、金型11が交換されても、クランプ55、56及びブラダー51は交換されず、スペーサ20、30だけが交換される。
スペーサ20、30の交換は、金型11が開き、上側クランプ55が上昇して上側クランプ55と下側クランプ56との間隔が広くなり、ブラダー51が上下に伸びて円筒状となった状態で行われる。ブラダー51が円筒状となることにより、下側スペーサ30の出し入れが容易となる。
成型対象タイヤがタイヤ内径の大きいものに変更されるときは、スペーサ20、30が、外径のより大きなものに交換される。また、変更前はスペーサ20、30がなかった所に、スペーサ20、30が設けられる場合もある。
また、成型対象タイヤがタイヤ内径の小さいものに変更されるときは、スペーサ20、30が、外径のより小さいものに交換される。また、変更前にあったスペーサ20、30を取り除いてスペーサ20、30なしとする場合もある。
次に本実施形態の効果を説明する。成型対象タイヤの内径が変更されるときは、金型11のビードリング16の内径が変更される。そのとき、スペーサ20、30が外径の異なるものに交換され、それによってビードリング16とクランプ55、56との間が埋められる。そのため、クランプ55、56を変更する必要がない。
そのため、クランプ55、56を変更する手間がかからず、また、サイズの異なる多数のクランプ55、56を作製し管理する必要がない。なお、内径の異なる多数の空気入りタイヤの生産に対応するためには外径の異なる多数のスペーサ20、30を準備する必要があるが、スペーサ20、30はクランプ55、56よりも設計及び製造が簡単であるため、準備の負担が軽い。
また、クランプ55、56の交換のタイミングでそれまで使用されていたブラダー51を廃棄する運用がなされている場合には、本実施形態によりクランプ55、56の交換の頻度が低くなることによって、ブラダー51を長期にわたり使用することが可能となる。
次に比較例及び実施例について説明する。表1の「ブラダー、クランプ」の欄に記載のブラダー及びクランプ、「スペーサ」の欄に記載のスペーサ及び「金型」の欄に記載の金型を使用して、ブラダー、クランプ、スペーサ及びビードリングが、「金型」の欄に記載のサイズの空気入りタイヤを成型する位置に配置されるか否かを調べた。表1において、○は、ビードリング等が「金型」の欄に記載のサイズの空気入りタイヤを成型する位置に配置され、かつ、実際に生タイヤの加硫成型を行ったところ不具合が生じなかったこと意味する。また、×は、ビードリング等が「金型」の欄に記載のサイズの空気入りタイヤを成型する位置に配置されなかったこと意味する。
比較例1~3のようにスペーサを使用しない場合は、ブラダー及びクランプに対応するサイズの金型を使用したときのみ○となった。しかし、実施例1のように、195/60R14用のブラダー及びクランプと、195/55R15用の金型を使用し、ビードリングとクランプとの間に1吋拡径用のスペーサ(すなわちクランプの外径より1吋大きい外径を有するスペーサ)を挿入したところ、○となった。また、実施例2のように、185/70R13用のブラダー及びクランプと、195/55R15用の金型を使用し、ビードリングとクランプとの間に2吋拡径用のスペーサ(すなわちクランプの外径より2吋大きい外径を有するスペーサ)を挿入したところ、○となった。
Figure 2023085951000002
以上の実施形態は例示であり、発明の範囲はこれに限定されない。以上の実施形態に対して、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変更、置換、省略等を行うことができる。以下では複数の変更例について説明するが、上記実施形態に対して、複数の変更例のうちいずれか1つを適用しても良いし、複数の変更例のうちいずれか2つ以上を組み合わせて適用しても良い。
<変更例1>
上側スペーサ及び下側スペーサのうちいずれか一方又は両方が、金型周方向に複数に分割されていても良い。
例えば、図6の下側スペーサ130は2つの下側スペーサ片130aに分割されている。上から見ると、1つの下側スペーサ片130aが180°の弧を形成し、2つの下側スペーサ片130aが合わさって360°の円を形成する。
作業者は、この下側スペーサ130を下側クランプ56と下側のビードリング16との間に入れるとき、下側スペーサ片130aを左右両側からそれぞれブラダー51の下に入れる。そして作業者は、下側クランプ56と下側のビードリング16との間で、2つの下側スペーサ片130aを合体させて1つの下側スペーサ130として完成させる。
このように下側スペーサ130が2つに分割されていることにより、ブラダー51が横に膨らんだままの状態でも、作業者がブラダー51の下に下側スペーサ130を容易に入れることができる。
また、下側スペーサは3つ以上に分割されても良い。また、上側スペーサが複数に分割されても良い。
<変更例2>
上記実施形態では上側スペーサ20及び下側スペーサ30がそれぞれビードリング16に固定されていたが、上側スペーサ20が上側クランプ55の上側保持部材40に固定具によって固定され、下側スペーサ30が下側クランプ56の下側保持部材43に固定具によって固定されても良い。
また、下側スペーサ30は固定具によって別の部材に固定されることなく、下側のビードリング16に自重で載っているだけでも良い。また、上側スペーサ20は固定具によって別の部材に固定されることなく、上側クランプ55に自重で載っているだけでも良い。
10…タイヤ加硫装置、11…金型、12…セクター、12a…成型面、14…サイドプレート、14a…成型面、14b…凹面、16…ビードリング、16a…成型面、16b…外径面、16c…内径側凸、16d…内径側凹、20…上側スペーサ、21…内径側凸、22…内径側凹、23…外径側凸、24…外径側凹、30…下側スペーサ、31…内径側、32…内径側凹、33…外径側凸、34…外径側凹、40…上側保持部材、41…下側保持部材、42…上側保持部材、43…下側保持部材、50…ブラダーユニット、51…ブラダー、52…支持筒、53…センター軸、55…上側クランプ、56…下側クランプ、58…上開口縁、59…下開口縁、62…流路、130…下側スペーサ、130a…下側スペーサ片

Claims (2)

  1. タイヤ表面を成型する成型面を有する金型と、前記金型の前記成型面に向かって膨張可能なブラダーと、前記金型の径方向内側において前記ブラダーの上下それぞれを保持する2つのクランプとが設けられ、
    前記金型の上下それぞれの径方向内側端の部材として金型周方向に1周するビードリングが設けられ、
    前記ブラダーは上下それぞれに金型周方向に1周する開口縁を有し、
    前記クランプが、上下それぞれにおいて、金型周方向1周にわたって前記ブラダーの前記開口縁をそれぞれ保持するタイヤ加硫装置において、
    前記ビードリングと前記クランプの間に金型周方向に1周するスペーサが挟まれたことを特徴とする、タイヤ加硫装置。
  2. 前記スペーサが金型周方向に複数に分割された、請求項1に記載のタイヤ加硫装置。

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