JP6295812B2 - ランフラットタイヤの製造方法および成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ランフラットタイヤの製造方法および成形装置に関し、さらに詳しくは、カーカス部材を環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体に接合する際に、ランフラットライナの突状に起因する不用意な乱れが生じることを防止できるランフラットタイヤの製造方法および成形装置に関するものである。
パンク状態での走行を可能にするランフラットタイヤは、サイドウォール部の内側に断面三日月状の肉厚のサイド補強層を備えている(例えば、特許文献1、2参照)。従来、ランフラットタイヤの製造工程では、例えば、シェーピングドラムの外周面に巻き付けた状態の筒状のインナーライナに筒軸方向に間隔をあけて環状のランフラットライナを配置して一次成形体を成形する。次いで、一次成形体の外周面にカーカス部材を接合させてバンド部材を成形している。
ランフラットライナは、製造されたランフラットタイヤにおいてサイド補強層を形成する部材である。そのため、一次成形体はランフラットライナの部分が局部的に外周側に突出した状態になる。したがって、一次成形体の外周面にカーカス部材を接合する際には、カーカス部材がランフラットライナの突状に追従して大きく変形して不用意な乱れが生じる。即ち、不用意な乱れた生じたカーカス部材を有するバンド部材が成形されることになる。
このバンド部材がその後の成形工程で使用されてグリーンタイヤが製造され、次いで、このグリーンタイヤが加硫されると、カーカス部材に乱れがあるランフラットタイヤが製造されることになる。このようにカーカス部材に乱れがあると、ランフラットタイヤのユニフォミティ等に悪影響が生じることがあるため、カーカス部材を一次成形体に接合してバンド部材を成形する際に、不用意な乱れを生じさせないことが重要である。ここで例えば、ドラム表面をランフラットライナと同じ形状の窪みを有する仕様にして、ドラム表面に巻き付けた一次成形体の外周面を凹凸のない形状にすることもできる。しかし、この場合は、ランフラットライナの形状が異なる毎に専用のドラムが必要になる。これに伴って、ランフラット形状が異なるタイヤを製造する度にドラムを交換しなければならないという問題が生じる。
特開平7−304312号公報 特開2009−61866号公報
本発明の目的は、カーカス部材を環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体に接合する際に、ランフラットライナの突状に起因する不用意な乱れが生じることを防止できるランフラットタイヤの製造方法および成形装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のランフラットタイヤの製造方法は、成形ドラムの外周面に成形された筒状のインナーライナの外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体に、筒状のカーカス部材の外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のビード部材を備えたカーカス体を外挿し、次いで、このカーカス体の内周面と前記一次成形体の外周面とを接合させてバンド部材を成形し、次いで、このバンド部材に、ベルト材を含む筒状のベルト部材を外挿した状態にして前記2本のビード部材を近接させる方向に移動させて前記成形ドラムをドラム軸方向に収縮させるとともに前記バンド部材の前記2本のビード部材の間の領域を外周側に膨張させて、このバンド部材の膨張させた外周面に前記ベルト部材を接合させて前記グリーンタイヤを成形し、このグリーンタイヤを加硫装置で加硫するランフラットタイヤの製造方法において、前記一次成形体に前記カーカス体を外挿した状態で、前記2本のランフラットライナが配置されている範囲に相当する前記成形ドラムの外周面に設けられた突出部を外周側に突出移動させることにより、前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させ、前記成形ドラムの外周面に前記突出部のそれぞれよりもドラム軸方向外側でドラム軸方向に間隔をあけて配置された一対のビードロック部を外周側に突出移動させることにより、それぞれのビードロック部の外周面と前記2本のビード部材の内周面との間に前記インナーライナおよび前記カーカス部材を介在させて前記2本のビード部材をこの成形ドラムのドラム軸方向所定位置に固定し、次いで、前記ビードロック部により前記2本のビード部材どうしの間隔を変えずに保持した状態で、前記2本のランフラットライナの間の前記インナーライナを外周側に膨張させることによって、このインナーライナの外周面と前記カーカス部材の内周面とを接合させて前記バンド部材を成形することを特徴とする。
本発明のランフラットタイヤの成形装置は、外周面に外周側に突出移動する一対のビードロック部を備えた成形ドラムを有し、この成形ドラムの外周面に筒状のインナーライナの外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体が形成され、この一次成形体に筒状のカーカス部材の外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のビード部材を備えたカーカス体が外挿されて、このカーカス体の内周面と前記一次成形体の外周面とを密着させてバンド部材が成形され、このバンド部材に、ベルト材を含む筒状のベルト部材を外挿した状態にして前記2本のビード部材を近接させる方向に移動させて前記成形ドラムをドラム軸方向に収縮させるとともに前記バンド部材の前記2本のビード部材の間の領域を外周側に膨張させて、このバンド部材の膨張させた外周面に前記ベルト部材を接合させて前記グリーンタイヤが成形されるランフラットタイヤの成形装置において、前記成形ドラムの外周面に、それぞれのビードロック部よりもドラム軸方向内側でドラム軸方向に間隔をあけて配置されて外周側に突出移動する一対の突出部が形成され、前記カーカス体の筒軸方向両端部を保持する保持具を備え、前記保持具により保持された前記カーカス体が前記一次成形体に外挿された状態で、前記突出部を外周側に突出移動させることにより、前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させ、前記ビードロック部を外周側に突出移動させることにより、それぞれのビードロック部の外周面と前記2本のビード部材のそれぞれの内周面との間に前記インナーライナおよび前記カーカス部材を介在させて前記2本のビード部材をこの成形ドラムのドラム軸方向所定位置に固定させ、前記保持具により前記2本のビード部材どうしの間隔を変えずに保持した状態で、前記2本のランフラットライナの間の前記インナーライナを外周側に膨張させることによってこのインナーライナの外周面と前記カーカス部材の内周面とを接合させてバンド部材が成形される構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、前記一次成形体に前記カーカス体を外挿した状態で、前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させ、一対のビードロック部を外周側に突出移動させることにより前記2本のビード部材をこの成形ドラムのドラム軸方向所定位置に固定して、前記カーカス体を前記2本のランフラットライナの突状による不用意な変形が実質的に生じない状態でセットする。次いで、前記ビードロック部により前記2本のビード部材どうしの間隔を変えずに保持した状態で、前記2本のランフラットライナの間の範囲の前記インナーライナを外周側に膨張させることによって、このインナーライナの外周面と前記カーカス部材の内周面とを接合させて前記バンド部材を成形するので、カーカス体は実質的に変形せずにインナーライナが変形して両者が接合することになる。それ故、カーカス部材を環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体に接合する際に、カーカス部材にランフラットライナの突状に起因する不用意な乱れが生じることを防止できる。
このようにしてカーカス部材に上述した不用意な乱れが生じないグリーンタイヤが成形されるので、このグリーンタイヤを加硫して製造されたランフラットタイヤはユニフォミティ等が良好な高品質のランフラットタイヤになる。また、ランフラットライナの形状が異なるタイヤを製造する度に成形ドラムを交換する必要はないので、生産性を向上させるには有利である。
本発明の空気入りタイヤの製造装置を、一部を断面視にして例示する説明図である。 図1の成形ドラムを例示する正面図である。 図1の成形ドラムをドラム軸方向に収縮させた状態を例示する正面図である。 一次成形体にカーカス体を外挿する工程を上半分断面視で例示する説明図である。 2本のランフラットライナの外周面をカーカス部材の内周面に当接させる工程を上半分断面視で例示する説明図である。 一対のビードロック部により2本のビード部材を成形ドラムのドラム軸方向所定位置に固定する工程を上半分断面視で例示する説明図である。 2本のランフラットライナの間の範囲のインナーライナの外周面とカーカス部材の内周面とを接合する工程を上半分断面視で例示する説明図である。 バンド部材の膨張させた外周面にベルト部材を接合させてグリーンタイヤを成形する工程を、一部を断面視にして例示する説明図である。 グリーンタイヤを加硫する工程を左半分断面視で例示する説明図である。
以下、本発明のランフラットタイヤの製造方法および成形装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示する本発明のランフラットタイヤの成形装置1は、成形ドラム2と保持具5とを備えている。保持具5は、別途成形されたカーカス体13の筒軸方向両端部を保持する。保持具5は、例えば、互いの間隔を変更可能に移動する一対の環状体で構成される。
成形ドラム2は、ドラム軸方向両端部の環状の金属製のサイドドラム部2aと、ドラム軸方向中央部の支持体3とを備えている。ドラム軸方向に対向するサイドドラム部2aはドラム軸方向に近接および離反するように移動する。尚、ドラム軸方向とは、図1〜図8では左右方向である。
それぞれのサイドドラム部2aには外周面に外周側に突出移動する一対のビードロック部4と、それぞれのビードロック部4よりもドラム軸方向内側に配置されて外周側に突出移動する突出部4aとが設けられている。即ち、成形ドラム2の外周面には、それぞれのビードロック部4よりもドラム軸方向内側でドラム軸方向に間隔をあけて一対の突出部4aが設けられている。
この実施形態の支持体3は、成形ドラム2のドラム軸方向に対向する複数の受け板3aで構成されている。それぞれの受け板3aの一方端部はサイドドラム部2aに取り付けられていて、他方端部は自由端になっている。ドラム軸方向に対向する受け板3aどうしはドラム周方向にオフセットして入れ子状に配置されている。
それぞれのサイドドラム部2aに取り付けられた受け板3aは、図3に例示するように、対向するサイドドラム部2aがドラム軸方向に近接移動した際には、ドラム軸方向に対向する側の受け板3aのドラム周方向に隣り合うどうしの隙間に入り込むように設定されている。したがって、対向するサイドドラム部2aをドラム軸方向に近接移動させても、それぞれのサイドドラム部2aに取り付けられている受け板3aどうしが干渉することなく、成形ドラム2を円滑にドラム軸方向に収縮させることができる。
以下、本発明のランフラットタイヤの製造方法の手順の一例を説明する。
まず、図4に例示するように成形ドラム2の外周面に、筒状のインナーライナ10の外周面に筒軸方向(即ち、ドラム軸方向)に間隔をあけて配置された環状の2本のランフラットライナ11を備えた一次成形体9を成形する。例えば、成形ドラム2を回転させながら、帯状のインナーライナ10、帯状のランフラットライナ11、サイドゴム12を巻き付けて筒状の一次成形体9を成形する。ランフラットライナ11は、製造されたランフラットタイヤTにおいてサイド補強層11を形成する肉厚な部材である。
インナーライナ10は受け板3aにより支持しながら成形ドラム2に巻き付ける。ドラム軸方向に対向するサイドドラム部2aに固定された受け板3aどうしは、ドラム軸方向で若干オーバーラップする位置にある。受け板3aの外周面は断面視でドラム軸方向に平行な状態になっている。
別途成形したカーカス体13の筒軸方向両端部を保持具5により保持して、このカーカス体13を一次成形体9に外挿する。カーカス体13は、筒状のカーカス部材14の外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された一対の環状の2本のビード部材15を備えている。ビード部材15の内周面はカーカス部材14の外周面に仮圧着されている。
次いで、このカーカス体13の内周面と一次成形体9の外周面とを接合させてバンド部材8を成形する。この際に、図5に例示するように一次成形体9にカーカス体13を外挿した状態で、2本のランフラットライナ11が配置されている範囲に相当する突出部4aを外周側に突出移動させる。これにより、2本のランフラットライナ11の外周面をカーカス部材14の内周面に当接させる。2本のランフラットライナ11の間の範囲にあるインナーライナ10とカーカス部材14とは当接させずに分離した状態のままにする。
また、図6に例示するように一対のビードロック部4を外周側に突出移動させる。これにより、それぞれのビードロック部4の外周面と2本のビード部材15の内周面との間にインナーライナ10およびカーカス部材14を介在させて2本のビード部材15をこの成形ドラム2のドラム軸方向所定位置に固定する。
図5に例示する工程と図6に例示する工程は同時に行なうこともできる。或いは、図5に例示する工程を図6に例示する工程の先に行なうことも、後に行なうこともできる。
次いで、図7に例示するように突出させたビードロック部4により、2本のビード部材15どうしのドラム軸方向の間隔を変えずに保持した状態で、成形ドラム2の内圧を上げることにより、2本のランフラットライナ11の間の範囲のインナーライナ10を外周側に膨張させる。これにより、2本のランフラットライナ11の間の範囲のインナーライナ10の外周面とカーカス部材14の内周面とを接合させてバンド部材8を成形する。
次いで、図8に例示するようにこのバンド部材8に、ベルト材17を含む筒状のベルト部材16を外挿した状態にして、ドラム軸方向に対向するサイドドラム部2aをドラム軸方向に近接移動させることにより、2本のビード部材15を近接させる方向に移動させる。これにより、成形ドラム2をドラム軸方向に収縮させるとともに、成形ドラム2の内圧を上げてバンド部材8の2本のビード部材15の間の領域を外周側に膨張させる。
このように膨張させた状態のバンド部材8の外周面にベルト部材16の内周面を接合する。ベルト部材16は、ベルト材17やその外周側に積層されるトレッドゴム18等により構成されている。ビード部材15よりもドラム軸方向外側に突出していたバンド部材8の部分は、公知のターンアップ機構によりターンアップして対向するバンド部材8の部分に接合してグリーンタイヤGを成形する。バンド部材8に接合させたベルト部材16の外周面を押圧ローラ等によって押圧して両者をより強固に接合させる。
次いで、成形ドラム2からグリーンタイヤGを取り外して加硫装置6に移送する。この加硫装置6では、図9に例示するように、加硫装置6に取り付けられたモールド7の中にグリーンタイヤGが配置される。そして、モールド7を閉型して加硫ブラダ6aに加熱流体Hや加圧流体Pを供給して膨張させてグリーンタイヤGを加硫する。所定条件で所定時間加硫することにより、ランフラットタイヤTが完成する。
上述したように本発明ではバンド部材8を成形する際に、一次成形体9にカーカス体13を外挿した状態で、2本のランフラットライナ11の外周面をカーカス部材14の内周面に当接させ、外周側に突出移動させた一対のビードロック部4により2本のビード部材15をドラム軸方向所定位置に固定して、カーカス体13を2本のランフラットライナ11の突状による不用意な変形が実質的に生じない状態でセットする。そして、ビードロック部4により2本のビード部材15どうしの間隔を変えずに保持した状態で、2本のランフラットライナ11の間の範囲のインナーライナ10を外周側に膨張させることによって、インナーライナ10の外周面とカーカス部材14の内周面とを接合させるので、カーカス体13は実質的に変形せずにインナーライナ10が変形して両者が接合することになる。それ故、カーカス部材14にランフラットライナ11の突状に起因する不用意な乱れが生じることを防止できる。
このようにしてカーカス部材14に上述した不用意な乱れが生じないグリーンタイヤGが成形されるので、このグリーンタイヤGを加硫して製造されたサイド補強層11を備えたランフラットタイヤTはユニフォミティ等が良好な高品質なものになる。
また、ランフラットライナ11の形状が異なるランフラットタイヤTを製造する度に成形ドラム2を交換する必要はないので追加的なドラム交換作業が生じない。このように本発明の成形装置1は汎用性が高い装置なのでタイヤ生産性を向上させるには有利である。
尚、図5に例示した2本のランフラットライナ11の外周面をカーカス部材14の内周面に当接させる工程において、両者の当接によってカーカス部材14が外周側へ若干突出変形することがある。そこで、両者を当接させる際に、両者の当接によるカーカス部材14の外周側への突出変形に同期させて、保持具5を構成する一対の環状体を互いに近接させるようにドラム軸方向に若干移動させるとよい。即ち、両者の当接させる際に、カーカス部材14の筒軸方向両端部を互いに近接する方向に移動させることにより、カーカス部材14の筒軸方向の伸びを抑制する。これにより、カーカス部材14の乱れを防止できる。
1 成形装置
2 成形ドラム
2a サイドドラム部
3 支持体
3a 受け板
4 ビードロック部
4a 突出部
5 保持具
6 加硫装置
6a 加硫ブラダ
7 モールド
8 バンド部材
9 一次成形体
10 インナーライナ
11 ランフラットライナ(サイド補強層)
12 サイドゴム
13 カーカス体
14 カーカス部材
15 ビード部材
16 ベルト部材
17 ベルト材
18 トレッドゴム
G グリーンタイヤ
T ランフラットタイヤ

Claims (4)

  1. 成形ドラムの外周面に成形された筒状のインナーライナの外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体に、筒状のカーカス部材の外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のビード部材を備えたカーカス体を外挿し、次いで、このカーカス体の内周面と前記一次成形体の外周面とを接合させてバンド部材を成形し、次いで、このバンド部材に、ベルト材を含む筒状のベルト部材を外挿した状態にして前記2本のビード部材を近接させる方向に移動させて前記成形ドラムをドラム軸方向に収縮させるとともに前記バンド部材の前記2本のビード部材の間の領域を外周側に膨張させて、このバンド部材の膨張させた外周面に前記ベルト部材を接合させて前記グリーンタイヤを成形し、このグリーンタイヤを加硫装置で加硫するランフラットタイヤの製造方法において、
    前記一次成形体に前記カーカス体を外挿した状態で、前記2本のランフラットライナが配置されている範囲に相当する前記成形ドラムの外周面に設けられた突出部を外周側に突出移動させることにより、前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させ、前記成形ドラムの外周面に前記突出部のそれぞれよりもドラム軸方向外側でドラム軸方向に間隔をあけて配置された一対のビードロック部を外周側に突出移動させることにより、それぞれのビードロック部の外周面と前記2本のビード部材の内周面との間に前記インナーライナおよび前記カーカス部材を介在させて前記2本のビード部材をこの成形ドラムのドラム軸方向所定位置に固定し、次いで、前記ビードロック部により前記2本のビード部材どうしの間隔を変えずに保持した状態で、前記2本のランフラットライナの間の範囲の前記インナーライナを外周側に膨張させることによって、このインナーライナの外周面と前記カーカス部材の内周面とを接合させて前記バンド部材を成形することを特徴とするランフラットタイヤの製造方法。
  2. 前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させる際に、この当接による前記カーカス部材の外周側への突出変形に同期させてこのカーカス部材の筒軸方向両端部を互いに近接する方向に移動させることにより、前記カーカス部材の筒軸方向の伸びを抑制する請求項1に記載のランフラットタイヤの製造方法。
  3. 外周面に外周側に突出移動する一対のビードロック部を備えた成形ドラムを有し、この成形ドラムの外周面に筒状のインナーライナの外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のランフラットライナを備えた一次成形体が形成され、この一次成形体に筒状のカーカス部材の外周面に筒軸方向に間隔をあけて配置された環状の2本のビード部材を備えたカーカス体が外挿されて、このカーカス体の内周面と前記一次成形体の外周面とを密着させてバンド部材が成形され、このバンド部材に、ベルト材を含む筒状のベルト部材を外挿した状態にして前記2本のビード部材を近接させる方向に移動させて前記成形ドラムをドラム軸方向に収縮させるとともに前記バンド部材の前記2本のビード部材の間の領域を外周側に膨張させて、このバンド部材の膨張させた外周面に前記ベルト部材を接合させて前記グリーンタイヤが成形されるランフラットタイヤの成形装置において、
    前記成形ドラムの外周面に、それぞれのビードロック部よりもドラム軸方向内側でドラム軸方向に間隔をあけて配置されて外周側に突出移動する一対の突出部が形成され、前記カーカス体の筒軸方向両端部を保持する保持具を備え、前記保持具により保持された前記カーカス体が前記一次成形体に外挿された状態で、前記突出部を外周側に突出移動させることにより、前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させ、前記ビードロック部を外周側に突出移動させることにより、それぞれのビードロック部の外周面と前記2本のビード部材のそれぞれの内周面との間に前記インナーライナおよび前記カーカス部材を介在させて前記2本のビード部材をこの成形ドラムのドラム軸方向所定位置に固定させ、前記保持具により前記2本のビード部材どうしの間隔を変えずに保持した状態で、前記2本のランフラットライナの間の範囲の前記インナーライナを外周側に膨張させることによってこのインナーライナの外周面と前記カーカス部材の内周面とを接合させてバンド部材が成形される構成にしたことを特徴とするランフラットタイヤの成形装置。
  4. 前記2本のランフラットライナの外周面を前記カーカス部材の内周面に当接させる際に、この当接による前記カーカス部材の外周側への突出変形に同期させて前記保持具がこのカーカス部材の筒軸方向両端部を互いに近接する方向に移動させて前記カーカス部材の筒軸方向の伸びを抑制する構成にした請求項3に記載のランフラットタイヤの成形装置。
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