JP5076705B2 - タイヤの加硫方法及びその装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車用空気入りタイヤの製造工程において、未加硫タイヤを加硫する加硫方法及びその装置に関するものである。
一般に、この種のタイヤの加硫方法としては、未加硫タイヤを加硫する加硫用金型内に未加硫タイヤを配置する前に、加硫用金型におけるキャビティの一部を成す一対のビードリングを未加硫タイヤの各ビード部にタイヤ幅方向の外側からそれぞれ当接するように装着するとともに、加硫成形が終了した後に、各ビードリングが各ビード部に装着されている状態で加硫タイヤを加硫用金型から取出し、加硫タイヤに装着されている各ビードリングを加硫タイヤの仕上げ装置や検査装置における位置決めに利用し、仕上げ装置や検査装置における加硫タイヤの着脱や位置決めの容易化を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記加硫方法によって加硫される未加硫タイヤとしては、複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成るカーカス部材がビードコア廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されるとともに、複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成るシート状の補強部材がビードコア廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返され、未加硫タイヤのビード部におけるタイヤ幅方向の外側にカーカス部材や補強部材等のシート状部材が折り返されて成るシート状部材の折り返し部を有するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−358926号公報 特開平8−318718号公報
ところで、前記未加硫タイヤでは、カーカス部材や補強部材等のシート状部材がビードコア廻りに折り返されているので、例えばカーカス部材や補強部材のタイヤコードが金属や高剛性のプラスチックから成る場合は、シート状部材の折り返し部に折り返しに抗して復元しようとする大きな復元力が働く。一方、前記未加硫タイヤの加硫方法では、各ビードリングの最外径はビードコアの最外径と同等である。
このため、未加硫タイヤの各ビード部に各ビードリングを装着すると、折り返し部に前記復元力が働くとともに、ビードリングによって折り返し部の内径側のみがタイヤ幅方向の内側に向かって押圧されるので、未加硫タイヤのビード部がタイヤ幅方向の外側に変形し易く、タイヤ品質の向上を図る上で好ましくないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加硫用金型におけるキャビティの一部を成す一対のビードリングを加硫用金型内に配置する前の未加硫タイヤの各ビード部に装着する場合に、未加硫タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側への変形を防止することのできるタイヤの加硫方法及びその装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、未加硫タイヤを加硫する加硫用金型内に未加硫タイヤを配置する前に、加硫用金型におけるキャビティの一部を成す一対のビードリングを未加硫タイヤの各ビード部にそれぞれタイヤ幅方向の外側から当接するように装着し、加硫成形が終了した後に、各ビードリングが各ビード部に装着されている状態で加硫タイヤを加硫用金型から取出すことにより、複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成る少なくとも1枚のシート状部材をビードコア廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返してビード部におけるタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部が形成され、且つ、シート状部材の折り返し部の最外径とビードコア最内径との半径の差が40mm以上45mm以下である未加硫タイヤを加硫するタイヤの加硫方法において、前記ビードリングにおけるキャビティ部分の最外径とビードコアの最内径との半径の差が24mm以上となるように形成されたビードリングを用いるようにしている。
また、本発明は、それぞれ未加硫タイヤを加硫する加硫用金型におけるキャビティの一部を成し、加硫用金型内に未加硫タイヤを配置する前に、未加硫タイヤの各ビード部にそれぞれタイヤ幅方向の外側から当接するように装着され、加硫成形が終了した後に加硫タイヤの各ビード部に装着されたまま加硫用金型から取出される一対のビードリングを備え、複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成る少なくとも1枚のシート状部材をビードコア廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返してビード部におけるタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部が形成され、且つ、シート状部材の折り返し部の最外径とビードコア最内径との半径の差が40mm以上45mm以下である未加硫タイヤを加硫するタイヤの加硫装置において、前記ビードリングを、そのキャビティ部分の最外径とビードコアの最内径との半径の差が24mm以上となるように形成している。
これにより、シート状部材がビードコア廻りに折り返されて未加硫タイヤのタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部が形成され、シート状部材は複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成ることから、シート状部材のタイヤコードが例えば金属や高剛性のプラスチックから成る場合は、シート状部材の折り返し部に折り返しに抗して復元しようとする大きな復元力が働く。ここで、各ビードリングが未加硫タイヤの各ビード部にタイヤ幅方向の外側から当接するように装着され、ビードリングにおけるキャビティ部分の最外径とビードコアの最内径との半径の差が24mm以上であることから、シート状部材の折り返し部が折り返しに抗して復元しようとしても、その復元が各ビードリングによって規制される。
本発明によれば、シート状部材の折り返し部が折り返しに抗して復元しようとしても、その復元が各ビードリングによって規制されるので、加硫用金型におけるキャビティの一部を成す一対のビードリングを加硫用金型内に配置する前の未加硫タイヤの各ビード部に装着する場合に、未加硫タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側への変形を防止することができ、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1はビードリング、ブラダユニット及び未加硫タイヤの要部断面図、図2は加硫用金型の側面断面図、図3は未加硫タイヤにビードリング及びブラダユニットを装着してブラダユニットを膨張させた状態の要部断面図、図4は未加硫タイヤを加硫用金型内に配置する際の動作説明図である。
本実施形態のタイヤの加硫装置は加硫用金型1を有しており、加硫用金型1は、上型10と、上型10と上下方向に対向するように配置された下型20と、上型10と下型20との間に配置された中型30と、上型10及び下型20の内径側に着脱自在に取付けられる一対のビードリング40と、各ビードリング40の径方向内側に配置されるブラダユニット50とを備えている。
また、本実施形態のタイヤの加硫装置によって加硫される未加硫タイヤTは、タイヤ幅方向一対のビードコアBCと、各ビードコアBCの外周面側にそれぞれ設けられているビードフィラーBFと、ビードコアBC廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されているカーカス部材CAと、カーカス部材CAの外側に配置されるとともに、ビードコアBC廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されているシート状の補強部材RMとを有する。即ち、カーカス部材CA及び補強部材RMから成る2枚のシート状部材がビードコアBC廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されており、未加硫タイヤTのビード部におけるタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部LPが形成されている。
また、カーカス部材CAはタイヤ径方向に延びる複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料によって被覆して成る。また、カーカス部材CAに用いられている各タイヤコードは金属材料から成り、300N・mm2以上の曲げ剛性を有する。補強部材RMはタイヤ径方向と所定の角度(例えば30°)を成す方向に延びる複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料によって被覆して成る。また、補強部材RMに用いられている各タイヤコードは金属材料から成り、300N・mm2以上の曲げ剛性を有する。尚、未加硫タイヤTはインナーライナー部材、サイドウォール部材、ベルト部材、トレッド部材等も有する。
加硫用金型1は図示しない駆動機構によって上型10が下型20に対して上下方向に移動するようになっている。また、中型30は周方向に分割されており、駆動機構によって径方向及び上下方向に移動するようになっている。また、上型10、下型20及び中型30は図示しない加熱装置によって任意の温度に加熱されるようになっている。
加硫用金型1内には成形する未加硫タイヤTの形状に応じたキャビティCVが形成され、キャビティCVは上型10の下面側、中型30の内周面側、下型20の上面側、上側のビードリング40の下面側及び下側のビードリング40の上面側に亘って形成されている。即ち、各ビードリング40は加硫用金型1におけるキャビティCVの一部を成すように形成されている。
各ビードリング40は、キャビティ部分CV1の最外径(最も外側の直径)D1とビードコアBCの最内径D2(最も内側の直径)との半径の差r1と、シート状部材の折り返し部LPの最外径D3(最も外側の直径)とビードコアBCの最内径との半径の差r2との関係が、r1/r2≧0.6を満たすように形成されている。ここで、r1=(D1−D2)/2であり、r2=(D3−D2)/2である。
ブラダユニット50は、円板状に形成された一対のブラダクランプ51と、各ブラダクランプによって保持されたブラダ52とを有する。ブラダ52は加硫ゴムから成り、可撓性を有する。各ブラダクランプ51は固定機構53によって互いに固定され、各ブラダクランプ51及びブラダ52によって閉鎖された空間には図示しない加熱蒸気供給装置から加熱蒸気が供給される。ブラダユニット50を未加硫タイヤTの径方向内側に配置するとともに、ブラダ52内に加熱蒸気を供給すると、ブラダ52が未加硫タイヤTの内周面の内側で膨張するようになっている。
以上のように構成されたタイヤの加硫装置によって、未加硫タイヤTを加硫する場合は、先ず、加硫用金型1内に未加硫タイヤTを配置する前に、各ビードリング40を未加硫タイヤTの各ビード部にそれぞれ径方向内側から当接するように装着する(図1参照)。ここで、加硫用金型1内に未加硫タイヤTを配置する直前に各ビードリング40を未加硫タイヤTの各ビード部に装着することも可能であり、未加硫タイヤTの成形工程(例えばベルト部材やトレッド部材を貼り付ける工程)の前に各ビードリング40を未加硫タイヤTの各ビード部に装着することも可能である。
続いて、ブラダユニット50を各ビードリング40の径方向内側に配置し、ブラダユニット50の各ブラダクランプ51と各ビードリング40とを図示しない連結機構によって連結するとともに、ブラダユニット50のブラダ52を加熱蒸気または高圧空気によって膨張させる。これにより、未加硫タイヤTの内周面の内側でブラダ52が膨張するとともに、ブラダ52が未加硫タイヤTの内周面に押し付けられ、各ビードリング40が未加硫タイヤTの各ビード部にそれぞれタイヤ幅方向の外側から当接する。これにより、各ビードリング40のキャビティ部分CV1が各ビード部に当接し、各ビードリング40が未加硫タイヤTのビード部にそれぞれタイヤ幅方向の外側から当接するように装着されるとともに、ブラダユニット50が未加硫タイヤTの内周面内に装着される。
続いて、各ビードリング40及びブラダユニット50が装着された状態で、未加硫タイヤTを加硫用金型1内に配置し、加硫成形を行う。また、加硫成形が終了すると、各ビードリング40が加硫タイヤの各ビード部に装着されるとともに、ブラダユニット50が加硫タイヤに装着されている状態で、加硫タイヤを加硫用金型1から取出す。加硫タイヤは各ビードリング40及びブラダユニット50が装着されたまま仕上げ装置や検査装置に取付けられる。即ち、各ビードリング40は仕上げ装置や検査装置に取付ける際の位置決めに利用され、仕上げ装置や検査装置における加硫タイヤの着脱や位置決めを容易化する上で有利である。
このように、本実施形態によれば、カーカス部材CA及び補強部材RMから成る2枚のシート状部材がビードコアBC廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されるとともに、未加硫タイヤTのビード部におけるタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部LPが形成され、カーカス部材CA及び補強部材RMはそれぞれ複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成り、カーカス部材CA及び補強部材RMのタイヤコードはそれぞれ金属材料から成るので、シート状部材の折り返し部LPに折り返しに抗して復元しようとする大きな復元力が働く。
ここで、各ビードリング40が未加硫タイヤTの各ビード部にタイヤ幅方向の外側から当接するように装着され、ビードリング40におけるキャビティ部分CV1の最外径D1とビードコアBCの最内径D2との半径の差r1と、シート状部材の折り返し部LPの最外径D3とビードコアBCの最内径D2との半径の差r2との関係が、r1/r2≧0.6であることから、シート状部材の折り返し部LPが折り返しに抗して復元しようとしても、その復元が各ビードリング40によって規制される。
特に、各ビードリング40を予熱するための予熱手段を設け、未加硫タイヤTを加硫用金型1内に配置する前に、各ビードリング40を予熱手段によって予熱し、加硫成形時間の短縮を図る場合は、未加硫タイヤTを構成する未加硫ゴム材料が予熱によって軟化し、シート状部材の折り返し部LPが折り返しに抗して復元し易くなるが、その復元が各ビードリング40によって確実に規制される。
従って、前述のようにシート状部材の折り返し部LPが折り返しに抗して復元しようとしても、その復元が各ビードリング40によって規制されるので、加硫用金型1におけるキャビティCVの一部を成す一対のビードリング40を加硫用金型1内に配置する前の未加硫タイヤTの各ビード部に装着する場合に、未加硫タイヤTのビード部のタイヤ幅方向外側への変形を防止することができ、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
図5は試験結果を示す表であり、r1/r2が0.5、0.6及び0.7になるようなビードリング40を形成するとともに、各設定のビードリング40及びブラダユニット50を未加硫タイヤTに装着して所定時間放置し、未加硫タイヤTの各ビード部の変形の有無を確認したものである。尚、図5は半径の差r2が38mmの未加硫タイヤTを用いて行った試験の結果を示すものである。図5の試験結果に示されるように、r1/r2≧0.6であればビード部の変形を防止することができる。
尚、本実施形態では、カーカス部材CA及び補強部材RMがビードコアBC廻りに折り返されることにより、未加硫タイヤTのタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部LPが形成されているものを示したが、カーカス部材CAのみがビードコアBC廻りに折り返されて成るシート状部材の折り返し部LPを有する未加硫タイヤTの場合であっても、本実施形態と同様の構成によって同様の効果を達成することができる。
また、本実施形態では、シート状部材の折り返し部LPにおいて補強部材RM最外径よりもカーカス部材CAの最外径の方が大きく、シート状部材の折り返し部LPの最外径D3がカーカス部材CAの最外径であるものを示したが、カーカス部材CAの最外径よりも補強部材RMの最外径の方が大きい場合は、シート状部材の折り返し部LPの最外径D3は補強部材RMの最外径となる。
尚、本実施形態では、カーカス部材CA及び補強部材RMに用いられているタイヤコードが金属材料から成るとともに300N・mm2以上の曲げ剛性を有するものを示したが、カーカス部材CA及び補強部材RMに用いられているタイヤコードが高剛性のプラスチックや他の材料から形成されていても、そのタイヤコードが30N・mm2以上の曲げ剛性を有する場合には、ビード部のタイヤ幅方向外側への変形を防止する本実施形態の構成は有効である。
また、本実施形態では、ビードリング40のキャビティ部分CV1の最外径D1とビードコアBCの最内径D2との半径の差r1と、シート状部材の折り返し部LPの最外径D3とビードコアBCの最内径との半径の差r2が、r1/r2≧0.6を満たすように構成されているものを示した。ここで、未加硫タイヤTにおけるシート状部材の折り返し部LPの最外径D3とビードコアBCの最内径との半径の差r2が40mm以上の場合は、r1/r2≧0.6を満たすように構成されていなくても、ビードリング40のキャビティ部分CV1の最外径D1とビードコアBCの最内径D2との半径の差r1が24mm以上であれば、シート状部材の折り返し部LPが折り返しに抗して復元しようとしても、その復元が各ビードリング40によって規制され、ビード部のタイヤ幅方向外側への変形を防止することができる。図6は試験結果を示す表であり、r1が22mm、24mm、26mmになるようなビードリング40を形成するとともに、r2が40mm、45mmになる未加硫タイヤTを形成し、各設定のビードリング40及びブラダユニット50を各設定の未加硫タイヤTに装着して所定時間放置し、未加硫タイヤTの各ビード部の変形の有無を確認したものである。図6のように、半径の差r2が45mmである場合は、半径の差r1をr1/r2≧0.6を満たすように27mm以上にしなくても、半径の差r1を24mm以上にすることにより、ビード部のタイヤ幅方向外側への変形を防止することができる。
従って、半径の差r2が40mm未満である場合は、各ビードリング40をr1/r2≧0.6を満たすように形成し、半径の差r2が40mm以上である場合は、各ビードリング40を半径の差r1が24mm以上になるように形成することが好ましい。
尚、本実施形態では、未加硫タイヤTを加硫用金型1内に配置する前に、未加硫タイヤTに各ビードリング40及びブラダユニット50を装着し、各ビードリング40及びブラダユニット50が装着された状態で加硫タイヤを加硫用金型1から取出すようにしたものを示した。これに対し、未加硫タイヤTを加硫用金型1内に配置する前に、未加硫タイヤTに各ビードリング40のみを装着するとともに、ブラダユニット50が加硫用金型1内において未加硫タイヤTの内周面内に配置され、加硫成形が終了して加硫タイヤを加硫用金型1から取出す際に、ブラダユニット50が加硫用金型1内において加硫タイヤから取外され、各ビードリング40のみが装着された状態で加硫タイヤを加硫用金型1から取出すことも可能である。
本発明における一実施形態を示すビードリング、ブラダユニット及び未加硫タイヤの要部断面図 加硫用金型の側面断面図 未加硫タイヤにビードリング及びブラダユニットを装着してブラダユニットを膨張させた状態の要部断面図 未加硫タイヤを加硫用金型内に配置する際の動作説明図 試験結果を示す表 試験結果を示す表
符号の説明
1…加硫用金型、10…上型、20…下型、30…中型、40…ビードリング、50…ブラダユニット、51…ブラダクランプ、52…ブラダ、53…固定機構、T…未加硫タイヤ、BC…ビードコア、BF…ビードフィラー、CA…カーカス部材、RM…補強部材、CV…キャビティ、CV1…キャビティ部分、LP…シート状部材の折り返し部。

Claims (2)

  1. 未加硫タイヤを加硫する加硫用金型内に未加硫タイヤを配置する前に、加硫用金型におけるキャビティの一部を成す一対のビードリングを未加硫タイヤの各ビード部にそれぞれタイヤ幅方向の外側から当接するように装着し、加硫成形が終了した後に、各ビードリングが各ビード部に装着されている状態で加硫タイヤを加硫用金型から取出すことにより、複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成る少なくとも1枚のシート状部材をビードコア廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返してビード部におけるタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部が形成され、且つ、シート状部材の折り返し部の最外径とビードコア最内径との半径の差が40mm以上45mm以下である未加硫タイヤを加硫するタイヤの加硫方法において、
    前記ビードリングにおけるキャビティ部分の最外径とビードコアの最内径との半径の差が24mm以上となるように形成されたビードリングを用いる
    ことを特徴とするタイヤの加硫方法。
  2. それぞれ未加硫タイヤを加硫する加硫用金型におけるキャビティの一部を成し、加硫用金型内に未加硫タイヤを配置する前に、未加硫タイヤの各ビード部にそれぞれタイヤ幅方向の外側から当接するように装着され、加硫成形が終了した後に加硫タイヤの各ビード部に装着されたまま加硫用金型から取出される一対のビードリングを備え、複数のタイヤコードを未加硫ゴム材料で被覆して成る少なくとも1枚のシート状部材をビードコア廻りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返してビード部におけるタイヤ幅方向の外側にシート状部材の折り返し部が形成され、且つ、シート状部材の折り返し部の最外径とビードコア最内径との半径の差が40mm以上45mm以下である未加硫タイヤを加硫するタイヤの加硫装置において、
    前記ビードリングを、そのキャビティ部分の最外径とビードコアの最内径との半径の差が24mm以上となるように形成した
    ことを特徴とするタイヤの加硫装置。
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