JP2023082736A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機において焼き付けの発生を抑制する。【解決手段】送風機10は、凹部63を有するハウジング60と、第一貫通孔71を有し、凹部63内に配置されたスリーブ70と、第二貫通孔81を有し、スリーブ70の上方に配置されたキャップ80と、第一貫通孔71及び第二貫通孔81を貫通するシャフト314と、シャフト314に接続されたプロペラ31と、凹部63内に収容された潤滑油90とを備えている。シャフト314の外側面とスリーブ70の内側面との間に第一隙間S1が形成されている。スリーブ70の外側面とハウジング60の内側面との間に第二隙間S2が形成されている。キャップ80の下面とスリーブ70の上面との間に第三隙間S3が形成されている。キャップ80の外側面とスリーブ70との間の距離である第三隙間S3の第一距離t1は、キャップ80の内側面とスリーブ70との間の距離である第三隙間S3の第二距離t2よりも小さい。【選択図】図9

Description

本開示は、送風機に関する。
従来、ノートパソコンなどの電子機器に搭載される送風機においては、シャフトと、当該シャフトを回転自在に保持するスリーブとの間に潤滑油が充填されている(例えば特許文献1参照)。
特開2020-106045号公報
ここで、潤滑油内に気泡が含まれていると、その気泡を起因としてシャフトとスリーブとが直接的に接触してしまい、焼き付けを発生させるおそれがある。
そこで、本開示の目的は、焼き付けの発生を抑制することができる送風機を提供することである。
本開示の一態様に係る送風機は、上方に開口する凹部を有するハウジングと、第一貫通孔を有し、前記凹部内に配置されたスリーブと、第二貫通孔を有し、前記スリーブの上方に配置されたキャップと、前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔を貫通するシャフトと、前記シャフトの上端に接続されたプロペラと、潤滑油と、を備え、前記キャップにおける下端部は、前記凹部内に収容されており、前記シャフトの外側面と前記スリーブの内側面との間に第一隙間が形成されており、前記スリーブの外側面と前記ハウジングの内側面との間に第二隙間が形成されており、前記キャップの下面と前記スリーブの上面との間に、前記第一隙間及び前記第二隙間に繋がる第三隙間が形成されており、前記キャップの外側面と前記スリーブとの間の距離または前記スリーブの外側面と前記キャップとの間の距離である前記第三隙間の第一距離は、前記キャップの内側面と前記スリーブとの間の距離または前記スリーブの内側面と前記キャップとの間の距離である前記第三隙間の第二距離よりも小さく、前記第一隙間、前記第二隙間及び前記第三隙間には、前記潤滑油が収容されている。
本開示の一態様に係る送風機によれば、焼き付けの発生を抑制することができる。
実施の形態に係る送風機の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る送風機の断面斜視図である。 実施の形態に係る軸受部及びシャフトの分解斜視図である。 実施の形態に係るハウジングの上面図である。 実施の形態に係るスリーブの断面斜視図である。 実施の形態に係るスリーブがハウジングの凹部に収容された状態を示す上面図である。 実施の形態に係るキャップを上方から見た斜視図である。 実施の形態に係るキャップを下方から見た斜視図である。 実施の形態に係る軸受部を示す断面図である。 変形例1に係る軸受部を示す断面図である。 変形例2に係る軸受部を示す断面図である。
本開示の一態様に係る送風機は、上方に開口する凹部を有するハウジングと、第一貫通孔を有し、前記凹部内に配置されたスリーブと、第二貫通孔を有し、前記スリーブの上方に配置されたキャップと、前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔を貫通するシャフトと、前記シャフトの上端に接続されたプロペラと、潤滑油と、を備え、前記キャップにおける下端部は、前記凹部内に収容されており、前記シャフトの外側面と前記スリーブの内側面との間に第一隙間が形成されており、前記スリーブの外側面と前記ハウジングの内側面との間に第二隙間が形成されており、前記キャップの下面と前記スリーブの上面との間に、前記第一隙間及び前記第二隙間に繋がる第三隙間が形成されており、前記キャップの外側面と前記スリーブとの間の距離または前記スリーブの外側面と前記キャップとの間の距離である前記第三隙間の第一距離は、前記キャップの内側面と前記スリーブとの間の距離または前記スリーブの内側面と前記キャップとの間の距離である前記第三隙間の第二距離よりも小さく、前記第一隙間、前記第二隙間及び前記第三隙間には、前記潤滑油が収容されている。
これによれば、潤滑油が収容されている第三隙間では、第一距離が第二距離よりも狭いために、この大きさの差を起因として、第三隙間内では潤滑油が第二距離から第一距離へと向かってスムーズに流れることとなる。第三隙間は第一隙間及び第二隙間に繋がっているので、これらの中では前述した流れにより、潤滑油が第一隙間から第三隙間を介して第二隙間へと流れることになる。この流れにより潤滑油内の気泡が所定の箇所で留まることを抑制できるので、気泡を起因としたシャフトとスリーブとの焼き付けの発生を抑制することが可能である。
また、前記キャップは、前記第三隙間に対向する位置に第三貫通孔を有してもよい。
これによれば、キャップに備わる第三貫通孔により、第三隙間内の潤滑油が外部に繋がることになる。これにより、潤滑油内の気泡を第三貫通孔からキャップ外へと放出することができる。したがって、気泡が第三隙間をつまらせることを抑制でき、安定した潤滑油の流れを実現することができる。
また、前記プロペラは、前記第三貫通孔を上方から覆うカバー部と、前記カバー部から延びる羽根と、を有してもよい。
これによれば、第三貫通孔がカバー部により覆われているので、第三貫通孔から埃等が侵入することを抑制できる。
また、前記スリーブの外側面または前記ハウジングの内側面は、前記第二隙間を形成する円筒面を有してもよい。
ここで、シャフトの軸方向に沿う断面視において、第二隙間に段差等があると、その段差部に気泡が滞留してしまうおそれがある。本態様では、スリーブの外側面またはハウジングの内側面が、第二隙間を形成する円筒面を有しているので、第二隙間内の段差を低減することができ、気泡の滞留を抑制できる。これにより、第二隙間においては潤滑油とともに気泡をスムーズに流すことができる。
また、前記スリーブの外側面または前記ハウジングの内側面は、前記第二隙間を形成する溝を含んでもよい。
これによれば、第二隙間は、スリーブの外側面に形成された溝またはハウジングの内側面に形成された溝を含んでいるので、これらの溝により潤滑油の流路を形成することができる。この流路によって潤滑油の流れをスムーズにすることができる。
また、前記シャフトの下端部は、前記スリーブの下面よりも下方に位置しており、前記凹部の底面と前記スリーブの下面との間に、前記第一隙間及び前記第二隙間に繋がる第四隙間が形成されていてもよい。
これによれば、ハウジングの凹部の底面とスリーブの下面との間に、第一隙間及び第二隙間に繋がる第四隙間が形成されているので、第一隙間を起点とすると、第四隙間、第二隙間及び第三隙間という順に潤滑油を循環させることができる。この循環により潤滑油内の気泡が外方へと放出させやすくなるので、より焼き付けを抑制することができる。
また、前記第四隙間において前記凹部の底面と前記スリーブの下面との間の第三距離は、前記第二隙間において前記スリーブの外側面と前記ハウジングの内側面との間の第四距離よりも大きくてもよい。
これによれば、第四隙間の第三距離は、第二隙間の第四距離よりも大きいので、第四隙間から第二隙間へとスムーズに潤滑油を流すことができる。結果的に、循環路中での潤滑油の流れがスムーズとなり、より気泡を外方に放出させやすくなる。
また、前記キャップは、前記ハウジングから上方に突出していてもよい。
これによれば、キャップがハウジングから上方に突出しているので、当該突出部分で潤滑油の漏れを抑制することができる。したがって、潤滑油を長期的に安定して流すことが可能である。
また、前記シャフトの外側面または前記スリーブの内側面には、前記シャフトの回転時に前記潤滑油を下方へと推進させるガイド溝が形成されていてもよい。
これによれば、シャフトの回転時に潤滑油を下方へと推進させるためのガイド溝が、シャフトの外側面またはスリーブの内側面に形成されているので、潤滑油を第一隙間から第四隙間へ、または第三隙間から第一隙間へと強制的に流すことができる。これによって、よりスムーズに潤滑油を流すことができ、気泡を外方へと放出させやすくなる。
また、前記ハウジングは、前記キャップを固定する固定部を有してもよい。
これによれば、ハウジングの固定部によりキャップが固定されているので、キャップの抜けを抑制でき、潤滑油の漏れも抑制できる。また、キャップが固定されていれば、第三隙間の第一距離及び第二距離が変動してしまうことを抑制できる。したがって、潤滑油を長期的に安定して流すことが可能である。
また、前記スリーブは円筒状であり、前記ハウジングに固定されていてもよい。
これによれば、円筒状のスリーブがハウジングに固定された送風機においても、気泡をスムーズに外方へと放出でき、焼き付けを抑制することが可能である。
(実施の形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(その変形例も含む)に係る送風機について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。各図において、同一または同様な構成要素については同じ符号を付している。
以下の説明及び図面中において、送風機に備わるシャフトの軸方向をZ軸方向と定義し、Z軸方向に直交する平面内において互いに直交する各方向を、X軸方向及びY軸方向と定義する。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。
以下の説明において、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行であるとは、当該2つの方向が完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行であること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
[送風機の構成]
まず、実施の形態に係る送風機10の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る送風機10の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る送風機10の断面斜視図である。具体的には、図2は、図1におけるII-II線を含む切断面を見た断面斜視図である。
図1~図2に示すように、実施の形態に係る送風機10は、フレーム20と、ロータ部30と、ステータ部40と、軸受部50とを有している。
フレーム20は、ロータ部30と、ステータ部40と、軸受部50と収容する部材であり、上下方向に開放した円柱状の開口部21を有している。開口部21内における下端部は、開口部21の内縁から中央に向けて延びる複数の梁部22(図2では1つのみ図示)が放射状に配置されている。複数の梁部22の先端部には、ロータ部30、ステータ部40及び軸受部50を保持する基台23が連結されている。つまり、基台23は、開口部21の中央部に配置されている。
ロータ部30は、プロペラ31と、ヨーク32と、マグネット33とを有している。プロペラ31は、有底円筒状の本体部311と、本体部311の周囲から外方に延びる複数の羽根312とを有している。
本体部311は、上方に底部313を有し、下方が開放された円筒状に形成されている。本体部311の内周面には、円筒状のヨーク32が取り付けられており、このヨーク32の内周面には、円筒状のマグネット33が取り付けられている。底部313において平面視(Z軸方向視)の中央部には、Z軸方向を軸方向とする円柱状のシャフト314が固定されている。
ステータ部40は、駆動電流に応じて時速を発生される部位である。ステータ部40は、ステータコア41と、当該ステータコア41に取り付けられた複数のコイル42と、各コイル42に電力を供給するための回路基板43とを有している。ステータコア41は、例えば、珪素鋼板等の電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア41は、基台23に直接的あるいは間接的に固定されている。ステータコア41は、外方に向けて突出した複数のティース411を有しており、この各ティース411に対して各コイル42が取り付けられている。これにより、複数のコイル42は、ステータコア41を中心にした周方向に等間隔で配置されている。複数のコイル42は、巻回された導線の集合体であり、各コイル42の直下に配置された回路基板43に対して電気的に接続されている。各コイル42は、ヨーク32及びマグネット33の内方に配置されている。
次に軸受部50について詳細に説明する。軸受部50は、プロペラ31のシャフト314を回転自在に支持する部位である。図3は、実施の形態に係る軸受部50及びシャフト314の分解斜視図である。図3に示すように、軸受部50は、ハウジング60と、スリーブ70と、キャップ80とを有している。
ハウジング60は、シャフト314の一部とスリーブ70とキャップ80とを収容する部材である。図4は、実施の形態に係るハウジング60の上面図である。図3及び図4に示すように、ハウジング60は、平面視長円板状の基部61と、基部61から上方に突出した円筒状の筒部62とを有している。筒部62は、上方が開放され、下方の端部が底となっている。このため、筒部62の内部が、上方に開口を有した円柱状の凹部63である。凹部63の内周面には、X軸方向で対向する位置に、上端部から底までZ軸方向に沿って延びる一対の第一ハウジング溝64が形成されている。
図4に示すように、凹部63の底面の中央部には円形状の窪み631が形成されており、この窪み631内には、シャフト314の先端部を受ける受け板632(図9参照)が配置されている。凹部63の底面には、各第一ハウジング溝64と窪み631とを繋ぐため、X軸方向に沿って延びる一対の第二ハウジング溝65が形成されている。
図5は、実施の形態に係るスリーブ70の断面斜視図である。具体的には図5は、図3におけるV-V線を含む切断面を見た断面斜視図である。図3及び図5に示すように、スリーブ70は、円筒状の部材であり、Z軸方向視の中心部に、Z軸方向に延びる第一貫通孔71が形成されている。この第一貫通孔71内にはシャフト314が当該第一貫通孔71を貫通するように配置される。スリーブ70の内周面(内側面)、つまり第一貫通孔71をなす内周面には、複数のガイド溝72が形成されている。複数のガイド溝72は、周方向に所定の間隔をあけて配置されている。各ガイド溝72における上部及び下部は、屈折した形状となっており、その中間部ではZ軸方向に沿う直線状となっている。例えばシャフト314が、Z軸プラス方向視(上面視)において反時計回りで回転する場合には、各ガイド溝72の上部及び下部では、シャフト314の回転方向の先方に向かうほど先細る屈折形状となっている。シャフト314とスリーブ70との間には、潤滑油90(図9参照)が、充填されるが、シャフト314が回転すると、前述した各ガイド溝72の形状によって潤滑油90が下方へと推進させることができる。なお、ガイド溝72の設置個数またはその形状は、潤滑油90を下方へ推進させることができるのであれば、如何様でもよい。
スリーブ70の外周面(外側面)は寸胴であり円筒面となっている。スリーブ70の上面において第一貫通孔71の周囲には、上方に突出した突出部73が形成されている。突出部73の外周面は、上方に向けて先細るテーパ面となっている。スリーブ70の上面において突出部73以外の部分と、突出部73の先端面(上面)は平坦面となっている。
図6は、実施の形態に係るスリーブ70がハウジング60の凹部63に収容された状態を示す上面図である。図6に示すように、スリーブ70の上面の周縁部には、複数のカシメ部74が形成されている。各カシメ部74によって、スリーブ70の外周面の一部が外方に広げられて、ハウジング60の内周面に接合されたり、各第一ハウジング溝64を閉塞しない程度に当該第一ハウジング溝64内に嵌合されたりしている。これにより、スリーブ70がハウジング60の凹部63内で固定されている。
図7は、実施の形態に係るキャップ80を上方から見た斜視図である。図8は、実施の形態に係るキャップ80を下方から見た斜視図である。図7及び図8に示すように、キャップ80は、円筒状に形成された部材であり、その内部が第二貫通孔81となっている。キャップ80の上面は平坦状に形成されている。一方、キャップ80の下面において、第二貫通孔81の周囲には、上方に向けて円錐台状に凹んだキャップ凹部82が形成されている。また、キャップ80の下面及びキャップ凹部82の内周面には、第二貫通孔81を挟む位置にX軸方向に沿う一対のキャップ溝83が形成されている。各キャップ溝83には、キャップ80の上面まで貫通する第三貫通孔84が形成されている(図7及び図9参照)。
図9は、実施の形態に係る軸受部50を示す断面図である。図9は、シャフト314の軸方向に沿う断面を見た図である。図9では、ハウジング60内に、シャフト314の一部と、スリーブ70と、キャップ80とを収容した状態を示している。図9では、シャフト314を二点鎖線で図示している。図9に示すように、ハウジング60の凹部63内には、下方から順に受け板632、スリーブ70、キャップ80が収容されている。具体的には、凹部63の底面の窪み631内には、円板状の受け板632が配置されている。この受け板632は、スリーブ70の第一貫通孔71及びキャップ80の第二貫通孔81を貫通したシャフト314の下端部を受けている。シャフト314の下端部は、スリーブ70の下面よりも下方に位置しており、受け板632に接触している。シャフト314の下端部は球面状に形成されているため、当該下端部と受け板632とは点接触に近い形態で接触している。したがって、シャフト314がスムーズに回転できるようになっている。
スリーブ70は、受け板632の上方に配置されており、上述した各カシメ部74によって凹部63内で固定されている。キャップ80は、その下端部が凹部63内に収容されていて、上端部がハウジング60から突出している。具体的には、キャップ80の下端部は、ハウジング60の凹部63内に圧入されることで固定されている。ハウジング60において、キャップ80の下端部が圧入される箇所が、キャップ80を固定する固定部67(図4参照)である。具体的には、ハウジング60の凹部63の上端部全周において、各第一ハウジング溝64以外の箇所に対してキャップ80の下端部が圧入され固定されるので、当該箇所が固定部67となる。なお、固定部67は、キャップ80を固定できるのであればその態様は如何様でもよい。例えば、カシメを採用した固定部や、他の部材でキャップ80を固定する固定部であってもよい。キャップ80の下端部において各第一ハウジング溝64に対応する箇所は、ハウジング60から離間しているので、各第一ハウジング溝64は外部空間と繋がっている(図9の円C参照)。
ここで、シャフト314の外周面(外側面)と、スリーブ70の内周面(内側面)との間には、第一隙間S1が形成されている。具体的には、第一隙間S1は、シャフト314を挟んで一対設けられている。
スリーブ70の外周面(外側面)と、ハウジング60の凹部63の内周面(内側面)との間には、第二隙間S2が形成されている。具体的には、第二隙間S2は、スリーブ70を挟んで一対設けられている。各第二隙間S2は、凹部63の内周面に形成された第一ハウジング溝64を含んでいる。第二隙間S2は、断面視において全体として一様な形状でZ軸方向に延びている。
キャップ80の下面と、スリーブ70の上面との間には、第一隙間S1及び第二隙間S2に繋がる第三隙間S3が形成されている。具体的には、第三隙間S3は、シャフト314を挟んで一対設けられている。各第三隙間S3は、キャップ80の下面に形成されたキャップ溝83を含んでいる。
スリーブ70の下面と、ハウジング60の凹部63の底面との間には、第一隙間S1及び第二隙間S2に繋がる第四隙間S4が形成されている。具体的には、第四隙間S4は、シャフト314を挟んで一対設けられている。各第四隙間S4は、凹部63の底面に形成された第二ハウジング溝65を含んでいる。
ハウジング60の凹部63内には、潤滑油90が収容されている。図9において潤滑油90はドットハッチングで図示している。潤滑油90は、第一隙間S1、第二隙間S2、第三隙間S3及び第四隙間S4内にも収容されている。潤滑油90は、キャップ80の第二貫通孔81及び各第三貫通孔84内にも収容されている。
ここで、プロペラ31の本体部311において下面中央部には、下方に向けて突出した接続部315が形成されている。接続部315は、シャフト314の上端部が嵌め込まれ接続される部位である。本体部311は、各第三貫通孔84の上方に配置されており、各第三貫通孔84を上方から覆っている。つまり、本体部311は、各第三貫通孔84を上方から覆うカバー部の一例である。
[動作]
次に、送風機10の動作について説明する。送風機10の各コイル42に電流が供給されると、各ティース411に磁束が発生する。そして、ティース411とマグネット33との間の磁束の作用により、ステータ部40とロータ部30との間に周方向のトルクが生じる。その結果、プロペラ31がシャフト314を中心にして回転し、各羽根312によって気流が発生することになる。軸受部50においては、回転するシャフト314を安定的に支持している。
シャフト314の回転により、ハウジング60の凹部63内の潤滑油90には、第一隙間S1、第四隙間S4、第二隙間S2及び第三隙間S3を循環する流れが生じる。具体的には、シャフト314の回転によって、第一隙間S1内では、スリーブ70の各ガイド溝72を起因とした推進力が潤滑油90に作用する。これにより第一隙間S1内では下方に向かう流れが潤滑油90に生じる。第一隙間S1内で下方に向かって流れた潤滑油90は、第四隙間S4に進入する。潤滑油90は、第四隙間S4に含まれる第二ハウジング溝65内を、凹部63の径方向外方に向けて流れて第二隙間S2に進入する。潤滑油90は、第二隙間S2に含まれる第一ハウジング溝64内を、上方に向けて流れて第三隙間S3に進入する。潤滑油90は、第三隙間S3に含まれるキャップ溝83内を凹部63の径方向内方に向けて流れて第一隙間S1に進入する。この流れが繰り返されることで、潤滑油90が第一隙間S1、第四隙間S4、第二隙間S2及び第三隙間S3を循環する。本実施の形態では、第一隙間S1、第二ハウジング溝65、第一ハウジング溝64及びキャップ溝83が循環路となっている。
このように潤滑油90がハウジング60の凹部63内で循環するので、潤滑油90に含まれる気泡Bが、各隙間内で留まることを抑制できる。循環時においては、気泡Bはキャップ80の各第三貫通孔84及び各第一ハウジング溝64から外方へと放出される。なお、第三貫通孔84においては、潤滑油90の表面張力が維持される程度の断面形状に形成されている。同様に、各第一ハウジング溝64においても、表面張力が維持される程度の断面形状に形成されている。これにより、第三貫通孔84及び各第一ハウジング溝64からの潤滑油90の漏れが抑制されている。
ここで、キャップ80の外側面とスリーブ70との間の距離またはスリーブ70の外側面とキャップ80との間の距離である第三隙間S1の第一距離t1は、キャップ80の内側面とスリーブ70との間の距離またはスリーブ70の内側面とキャップ80との間の距離である第三隙間S3の第二距離t2よりも小さく形成されているので、第二距離t2では流れを早くすることができる。したがって、第三隙間S3内では潤滑油90が第二距離t2から第一距離t1へと向かって流れやすくなり、全体としてスムーズな循環が可能となる。具体的には、第一距離t1は、スリーブ70の突出部73の先端面と、キャップ80のキャップ凹部82の内天面との間隔の距離である。第二距離t2は、スリーブ70の上面において突出部73以外の部分と、キャップ80の下面においてキャップ凹部82以外の部分との間隔の距離である。スリーブ70の突出部73の内周面と、キャップ80のキャップ凹部82の内周面とがなす間隔は、第一距離t1と第二距離t2との間の値であれば、よりスムーズな循環を実現するうえで好ましい。
さらに、第四隙間S4において凹部63の底面とスリーブ70の下面との第三距離t3は、第二隙間S2においてスリーブ70の外周面と凹部63の内周面との第四距離t4よりも大きいことが、よりスムーズな循環を実現するうえで好ましい。さらには、第一距離t1<第二距離t2<第四距離t4<第三距離t3であれば、より一層スムーズな循環を実現するうえで好ましい。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る送風機10は、上方に開口する凹部63を有するハウジング60と、第一貫通孔71を有し、凹部63内に配置されたスリーブ70と、第二貫通孔81を有し、スリーブ70の上方に配置されたキャップ80と、第一貫通孔71及び第二貫通孔81を貫通するシャフト314と、シャフト314の上端に接続されたプロペラ31と、潤滑油90とを備えている。キャップ80における下端部は、凹部63内に収容されている。シャフト314の外周面(外側面)とスリーブ70の内周面(内側面)との間に第一隙間S1が形成されている。スリーブ70の外周面(外側面)とハウジング60の内周面(内側面)との間に第二隙間S2が形成されている。キャップ80の下面とスリーブ70の上面との間に、第一隙間S1及び第二隙間S2に繋がる第三隙間S3が形成されている。キャップ80の外側面とスリーブ70との間の距離またはスリーブ70の外側面とキャップ80との間の距離である第三隙間S3の第一距離t1は、キャップ80の内側面とスリーブ70との間の距離またはスリーブ70の内側面とキャップ80との間の距離である第三隙間S3の第二距離t2よりも小さい。第一隙間S1、第二隙間S2及び第三隙間S3には、潤滑油90が収容されている。
これによれば、第三隙間S3において第一距離t1が第二距離t2よりも狭く形成されているので、第二距離t2では流れを早くすることができる。したがって、第三隙間S3内では潤滑油90が第二距離t2から第一距離t1へと向かって流れやすくなり、全体としてスムーズな循環が可能となる。潤滑油90がスムーズに循環するのであれば、潤滑油90内の気泡Bが所定の箇所で留まることを抑制でき、気泡Bを起因としたシャフト314とスリーブ70との焼き付けの発生を抑制することが可能である。
また、キャップ80は、第三隙間S3に対向する位置に第三貫通孔84を有している。
これによれば、キャップ80に備わる第三貫通孔84により、第三隙間S3内の潤滑油90が外部に繋がることになる。これにより、潤滑油90内の気泡Bを第三貫通孔84からキャップ80外へと放出することができる。したがって、気泡Bが第三隙間S3をつまらせることを抑制でき、安定した循環を実現できる。また、気泡Bが外部へ放出されるので、潤滑油90内に混入する気泡Bを低減することもでき、結果的にシャフト314とスリーブ70との焼き付けの発生をより抑制することが可能である。
また、プロペラ31は、第三貫通孔84を上方から覆う本体部311(カバー部)と、本体部311から延びる羽根312とを有している。
これによれば、第三貫通孔84が本体部311により覆われているので、第三貫通孔84から埃等が侵入することを抑制できる。
また、スリーブ70の外側面が第二隙間S2を形成する円筒面を有している。
ここで、シャフト314の軸方向に沿う断面を見た場合において、第二隙間S2に段差等があると、その段差部に気泡Bが滞留してしまうおそれがある。本実施の形態では、スリーブ70の外側面が第二隙間S2を形成する円筒面を有しているので、第二隙間S2内の段差を低減することができ、気泡Bの滞留を抑制できる。これにより、第二隙間S2においては潤滑油90とともに気泡Bをスムーズに流すことができる。
また、ハウジング60の内周面は、第二隙間S2を形成する第一ハウジング溝64(溝)を含んでいる。
これによれば、第二隙間S2は、ハウジング60の内周面に形成された第一ハウジング溝64を含んでいるので、第一ハウジング溝64により潤滑油90の流路を形成することができる。この流路によって潤滑油90の流れをスムーズにすることができる。
また、シャフト314の下端部は、スリーブ70の下面よりも下方に位置しており、凹部63の底面とスリーブ70の下面との間に、第一隙間S1及び第二隙間S2に繋がる第四隙間S4が形成されている。
これによれば、ハウジング60の凹部63の底面と、スリーブ70の下面との間に、第一隙間S1及び第二隙間S2に繋がる第四隙間S4が形成されているので、第一隙間S1を起点とすると、第四隙間S4、第二隙間S2及び第三隙間S3という順に潤滑油90を循環させることができる。この循環により潤滑油90内の気泡が外方へと放出させやすくなるので、より焼き付けを抑制することができる。
また、第四隙間S4において凹部63の底面とスリーブ70の下面との間の第三距離t3は、第二隙間S2においてスリーブ70の外周面とハウジング60の内周面との間の第四距離t4よりも大きい。
これによれば、第四隙間S4の第三距離t3は、第二隙間S2の第四距離t4よりも大きいので、第四隙間S4から第二隙間S2へとスムーズに潤滑油90を流すことができる。結果的に、循環路中での潤滑油90の流れがスムーズとなり、より気泡Bを外方に放出させやすくなる。
また、キャップ80は、ハウジング60から上方に突出している。
これによれば、キャップ80がハウジング60から上方に突出しているので、当該突出部分で潤滑油90の漏れを抑制することができる。したがって、潤滑油90を長期的に安定して流すことが可能である。
また、スリーブ70の内周面には、シャフト314の回転時に潤滑油90を下方へと推進させるガイド溝72が形成されている。
これによれば、シャフト314の回転時に潤滑油90を下方へと推進させるためのガイド溝72が、スリーブ70の内周面に形成されているので、潤滑油90を第一隙間S1から第四隙間S4へ、または第三隙間S3から第一隙間S1へと強制的に流すことができる。これによって、よりスムーズに潤滑油90を流すことができ、気泡Bを外方へと放出させやすくなる。
また、ハウジング60は、キャップ80を固定する固定部67を有する。
これによれば、ハウジング60の固定部67によりキャップ80が固定されているので、キャップ80の抜けを抑制でき、潤滑油90の漏れも抑制できる。また、キャップ80が固定されていれば、第三隙間S3の第一距離t1及び第二距離t2が変動してしまうことを抑制できる。したがって、潤滑油90を長期的に安定して流すことが可能である。
また、スリーブ70は円筒状であり、ハウジング60に固定されている。
これによれば、円筒状のスリーブ70がハウジング60に固定された送風機10においても、気泡Bをスムーズに外方へと放出でき、焼き付けを抑制することが可能である。
[その他]
以上、本実施の形態に係る送風機10について説明したが、本発明は、上記実施の形態には限定されない。今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではなく、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。また、以下の説明において上記実施の形態と同等の部位においては、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
例えば、上記実施の形態では、第四隙間S4が循環路の一部をなす場合を例示した。しかしながら、第四隙間S4を設けなくとも潤滑油90を循環させることは可能である。図10は、変形例1に係る軸受部50aを示す断面図である。具体的には図10は図9に対応する図である。図10に示すように、軸受部50aに備わるスリーブ70aは下面がハウジング60の底面に接触しており、第四隙間(第二ハウジング溝)が設けられていない。スリーブ70aの下部には、スリーブ70aの内周面と外周面とを貫通する一対の循環用貫通孔79aが径方向に延設されている。一対の循環用貫通孔79aは、直線状に並んでおり、それぞれ第一隙間S1と第二隙間S2と繋がっている。各循環用貫通孔79aは、潤滑油90の循環路の一部をなす。
さらに、第四隙間S4や、循環用貫通孔79aが設けられていない軸受部であってもよい。この場合、第二距離t2を毛細管現象が発現する大きさとしておけばよい。例えば、ハウジング60の凹部63内にスリーブ70、キャップ80及びシャフト314を組み立てた直後に、潤滑油90内に気泡Bが混入することがある。この場合、第二距離t2では毛細管現象が発現するので、第三隙間S3内では潤滑油90が第二距離t2から第一距離t1へと向かって流れることとなる。第三隙間S3は第一隙間S1及び第二隙間S2に繋がっているので、これらの中では前述した流れにより、潤滑油90が第一隙間S1から第三隙間S3を介して第二隙間S2へと流れることになる。この流れにより潤滑油90内の気泡Bが所定の箇所で留まることを抑制できる。したがって、気泡Bを起因としたシャフト314とスリーブ70との焼き付けを抑制することが可能である。
また、上記実施の形態では、第一ハウジング溝64が循環路の一部をなす場合を例示した。しかしながら、第一ハウジング溝64とは異なる部位が循環路の一部をなしてもよい。図11は、変形例2に係る軸受部50bを示す断面図である。具体的には、図11は、図9に対応する図である。図11に示すように、ハウジング60bの凹部63bは、寸胴な形状であり、内周面が円筒面となっている。つまり、凹部63bには第一ハウジング溝が形成されていない。一方、スリーブ70bの外周面には、当該スリーブ70bの上端から下端まで軸方向に延びる一対のスリーブ溝75(溝)が形成されている。この各スリーブ溝75は、第二隙間S2に含まれ循環路の一部をなす。前述したように、ハウジング60bの凹部63bには第一ハウジング溝が形成されていないために、キャップ80は、凹部63bの上端部全周に対して圧入され固定されている。つまり、この場合には、凹部63bの上端部全周が固定部67bとなる。なお、ハウジングの凹部の内周面に第一ハウジング溝が設けられるとともに、スリーブの外周面にスリーブ溝が設けられた形態であってもよい。
また、上記実施の形態では、スリーブ70の内周面にガイド溝72が形成されている場合を例示したが、シャフト314の外周面にガイド溝が形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、円筒状に形成されたキャップ80を例示したが、上端部が下端部よりも径方向外方に張り出した鍔部を有するキャップであってもよい。この場合、鍔部が、ハウジングの凹部を上方から覆うことができるので、潤滑油の漏れを抑制する音が可能である。
上記実施の形態では、キャップ80の外側面とスリーブ70との間の距離と、スリーブ70の外側面とキャップ80との間の距離とが同一である場合を例示した。しかしながら、キャップ80の外側面とスリーブ70との間の距離と、スリーブ70の外側面とキャップ80との間の距離とが異なる場合もある。この場合においては、実験、シミュレーション等により適切な距離を選択して第一距離t1とすればよい。
上記実施の形態では、キャップ80の内側面とスリーブ70との間の距離と、スリーブ70の内側面とキャップ80との間の距離とが同一である場合を例示した。しかしながら、キャップ80の内側面とスリーブ70との間の距離と、スリーブ70の内側面とキャップ80との間の距離とが異なる場合もある。この場合においては、実験、シミュレーション等により適切な距離を選択して第二距離t2とすればよい。
上記実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本開示は、例えば電子機器に内蔵される送風機に有用である。
10 送風機
20 フレーム
21 開口部
22 梁部
23 基台
30 ロータ部
31 プロペラ
32 ヨーク
33 マグネット
40 ステータ部
41 ステータコア
42 コイル
43 回路基板
50、50a、50b 軸受部
60、60b ハウジング
61 基部
62 筒部
63、63b 凹部
64 第一ハウジング溝(溝)
65 第二ハウジング溝
67、67b 固定部
70、70a、70b スリーブ
71 第一貫通孔
72 ガイド溝
73 突出部
74 カシメ部
75 スリーブ溝(溝)
79 循環用貫通孔
80 キャップ
81 第二貫通孔
82 キャップ凹部
83 キャップ溝
84 第三貫通孔
90 潤滑油
311 本体部(カバー部)
312 羽根
313 底部
314 シャフト
315 接続部
411 ティース
631 窪み
632 受け板
B 気泡
C 円
S1 第一隙間
S2 第二隙間
S3 第三隙間
S4 第四隙間
t1 第一距離
t2 第二距離
t3 第三距離
t4 第四距離

Claims (11)

  1. 上方に開口する凹部を有するハウジングと、
    第一貫通孔を有し、前記凹部内に配置されたスリーブと、
    第二貫通孔を有し、前記スリーブの上方に配置されたキャップと、
    前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔を貫通するシャフトと、
    前記シャフトの上端に接続されたプロペラと、
    潤滑油と、
    を備え、
    前記キャップにおける下端部は、前記凹部内に収容されており、
    前記シャフトの外側面と前記スリーブの内側面との間に第一隙間が形成されており、
    前記スリーブの外側面と前記ハウジングの内側面との間に第二隙間が形成されており、
    前記キャップの下面と前記スリーブの上面との間に、前記第一隙間及び前記第二隙間に繋がる第三隙間が形成されており、
    前記キャップの外側面と前記スリーブとの間の距離または前記スリーブの外側面と前記キャップとの間の距離である前記第三隙間の第一距離は、前記キャップの内側面と前記スリーブとの間の距離または前記スリーブの内側面と前記キャップとの間の距離である前記第三隙間の第二距離よりも小さく、
    前記第一隙間、前記第二隙間及び前記第三隙間には、前記潤滑油が収容されている
    送風機。
  2. 前記キャップは、前記第三隙間に対向する位置に第三貫通孔を有する
    請求項1に記載の送風機。
  3. 前記プロペラは、
    前記第三貫通孔を上方から覆うカバー部と、
    前記カバー部から延びる羽根と、
    を有する
    請求項2に記載の送風機。
  4. 前記スリーブの外側面または前記ハウジングの内側面は、前記第二隙間を形成する円筒面を有する
    請求項1~3のいずれか一項に記載の送風機。
  5. 前記スリーブの外側面または前記ハウジングの内側面は、前記第二隙間を形成する溝を含む、
    請求項4に記載の送風機。
  6. 前記シャフトの下端部は、前記スリーブの下面よりも下方に位置しており、
    前記凹部の底面と前記スリーブの下面との間に、前記第一隙間及び前記第二隙間に繋がる第四隙間が形成されている
    請求項1~5のいずれか一項に記載の送風機。
  7. 前記第四隙間において前記凹部の底面と前記スリーブの下面との間の第三距離は、前記第二隙間において前記スリーブの外側面と前記ハウジングの内側面との間の第四距離よりも大きい
    請求項6に記載の送風機。
  8. 前記キャップは、前記ハウジングから上方に突出している
    請求項1~7のいずれか一項に記載の送風機。
  9. 前記シャフトの外側面または前記スリーブの内側面には、前記シャフトの回転時に前記潤滑油を下方へと推進させるガイド溝が形成されている
    請求項1~8のいずれか一項に記載の送風機。
  10. 前記ハウジングは、前記キャップを固定する固定部を有する
    請求項1~9のいずれか一項に記載の送風機。
  11. 前記スリーブは円筒状であり、前記ハウジングに固定されている
    請求項1~10のいずれか一項に記載の送風機。
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