JP2023151204A - モータ及びそれを備える送風装置 - Google Patents

モータ及びそれを備える送風装置 Download PDF

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雄太 山崎
Yuta Yamasaki
英樹 青井
Hideki Aoi
展明 安本
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Abstract

【課題】軸方向に小型化が可能なモータを提供する。【解決手段】モータは、ロータと、ステータと、回路基板28と、ステータ収容部25と、封止部材26と、蓋部と、を備える。ロータは、回転軸を中心として回転する。ステータは、ロータと径方向内側に隙間を介して対向する。回路基板は、ステータに接続され、ステータの軸方向一方側に配置される。ステータ収容部は、ステータ及び回路基板を収容し、軸方向の一端面に開口部25aを有し、筒状に形成される。封止部材は、ステータ収容部内に充填される、蓋部は、開口部を覆う。ステータ収容部の軸方向一端は、ステータ収容部よりも径方向内側における前記蓋部の軸方向他端よりも軸方向他方側に位置する。【選択図】図8

Description

本発明は、モータ及びそれを備える送風装置に関する。
従来のモータは、ロータと、ステータと、回路基板と、ステータ収容部(ステータ収納部)と、封止部材(絶縁体)と、を備える。ロータは、回転軸を中心として回転する。ステータは、ロータと径方向内側に隙間を介して対向する。回路基板は、ステータに接続され、ステータの軸方向一方側に配置される。ステータ収容部は、ステータ及び回路基板を収容し、軸方向の一端面に開口部を有する。液状の封止部材は、ステータ収容部内に充填され、所定時間経過後に硬化する(例えば、特許文献1参照)。
特許第6280771号
しかしながら、従来のモータでは、封止部材は、ステータ収容部の径方向内面に沿って盛り上がって硬化し、封止部材の径方向外端部にフィレットが形成される可能性があった。フィレットが形成された場合に、ステータ収容部の開口部を覆うカバーとフィレットとが接触してモータが軸方向に大型化する可能性があった。
本発明は、軸方向に小型化可能なモータを提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、ロータと、ステータと、回路基板と、ステータ収容部と、封止部材と、蓋部と、を備える。ロータは、回転軸を中心として回転する。ステータは、ロータと径方向内側に隙間を介して対向する。回路基板は、ステータに接続され、ステータの軸方向一方側に配置される。ステータ収容部は、ステータ及び回路基板を収容し、軸方向の一端面に開口部を有し、筒状に形成される。封止部材は、ステータ収容部内に充填される、蓋部は、開口部を覆う。ステータ収容部の軸方向一端は、ステータ収容部よりも径方向内側における前記蓋部の軸方向他端よりも軸方向他方側に位置する。
例示的な本発明によれば、軸方向に小型化可能なモータを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送風装置の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る送風装置の分解斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る送風装置の縦断面斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る送風装置の一部を拡大して示す縦断面斜視図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るモータの斜視図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係るモータの上面図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係るモータのステータ収容部の縦断面斜視図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係るモータの一部を模式的に示す縦断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係るモータの一部を模式的に示す縦断面図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係るモータの一部を模式的に示す縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本書では、送風装置1の回転軸Jが延びる方向を単に「軸方向」と呼び、送風装置1の回転軸Jを中心として回転軸Jと直交する方向を単に「径方向」と呼び、送風装置1の回転軸Jを中心とする円弧に沿う方向を単に「周方向」と呼ぶ。また、軸方向に平行な断面を「縦断面」と呼ぶ。また、「平行」は、厳密な意味で平行を表すものではなく、略平行を含む。
また、説明の便宜上、軸方向を上下方向とし、図1における上下方向を送風装置1の上下方向として各部の形状及び位置関係を説明する。例えば、軸方向一方側を軸方向上側、または上側とする。軸方向他方側を軸方向下側、または下側とする。また、軸方向一方端を上端とし、軸方向他方端を下端とする。また、軸方向一端面を上端面とし、軸方向他端面を下端面とする。送風装置1は、「上側」が「吸気側」であり、「下側」が「排気側」である。なお、この上下方向の定義が送風装置1の使用時の向き及び位置関係を限定するものではない。
<第1実施形態>
<1.送風装置の全体構成>
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る送風装置1の一例の斜視図及び分解斜視図である。送風装置1は、モータ20と、インペラ30と、ハウジング40と、を備える。
インペラ30は、モータ20に固定されて回転軸Jの周りに回転し、回転軸Jに沿って軸方向下側(軸方向他方側)Z1に気流を発生させる。
ハウジング40は、回転軸Jに沿って延びて筒状に形成され、軸方向の両端面が開口して内部に気流が流通する送風流路41を有する。ハウジング40内部には、モータ20及びインペラ30が収容される。ハウジング40は、下端面(軸方向他端面)に排気口42を有し(図3参照)、上端側(軸方向一端面)に吸気口43を有する。
<2.ハウジングの構成>
ハウジング40は、上ハウジング部40a及び下ハウジング部40bを軸方向に連結して構成される。上ハウジング部40a及び下ハウジング部40bは、樹脂成形品である。なお、本実施形態では、ハウジング40は、上ハウジング部40a及び下ハウジング部40bに分割可能であるが、上ハウジング部40a及び下ハウジング部40bを一体に形成してもよい。上ハウジング部40aは、上胴部401aと、固定部402aと、連結部403a、403bと、を有する。上胴部401aは、軸方向に延びて筒状に形成される。
固定部402a及び連結部403a、403bは、後述するステータ収容部25の開口部25a(図4参照)を覆う蓋部27を構成する。蓋部27は、ハウジング40の一部であるとともに、モータ20の一部でもある。固定部402aは、後述するステータ収容部25の軸方向上側(軸方向一方側)Z2に配置され、回転軸Jを中心として径方向に広がる円板状である。固定部402aは、モータ20の後述するステータ23が固定される。すなわち、固定部402aは、ステータ23が固定されて板状に形成される。
連結部403a、403bは、固定部402aから径方向外側に延び、固定部402aとハウジング胴部40cとを連結する。連結部403aは、周方向に複数配置され、後述する収容凹部252aと軸方向に対向する。連結部403bは、周方向に1カ所配置され、後述する引出片2522と軸方向に対向する。送風流路41を流通する空気は、隣り合う連結部403a、403bの間を通過する。
また、連結部403aは、径方向内端から径方向外側に向かうに従って周方向の一方に傾いて形成される。これにより、吸気口43からハウジング40の内部に流入する気流が、連結部403aに沿って円滑に流通する。従って、送風装置1の送風効率をより向上できる。なお、連結部403aは、径方向内端から径方向外側に向かうに従って周方向の他方に傾いて形成されてもよい。また、連結部403aは、径方向に直線状に延びて形成されてもよい。連結部403bは、径方向に直線状に延びて形成されている。
連結部403aは、連結凹部405aを有する(図4参照)。連結凹部405aは、ステータ収容部25と軸方向に対向して配置されるとともに、連結部403aの下端面(軸方向他方側の端面)から軸方向一方側に凹む。これにより、ステータ収容部25が、軸方向に揺れたときに連結部403と接触することを防ぐことができる。
下ハウジング部40bは、軸方向に延びて筒状に形成される下胴部401bを有する。下胴部401b及び上胴部401aは、軸方向に連結してハウジング胴部40cを構成する。すなわち、送風装置1は、ハウジング胴部40cを備え、ハウジング胴部40cは、回転軸Jに沿って延びて筒状に形成され、軸方向の両端面が開口して内部に送風流路40aを有する。ハウジング胴部40cの内部には、モータ20及びインペラ30が収容される。
<3.インペラの構成>
インペラ30は、インペラカップ31と、複数の羽根32と、を有する。インペラカップ31は、モータ20の後述するロータ24の径方向外側に固定される。複数の羽根32は、インペラカップ31の径方向外面において周方向に配列される。
<4.モータの構成>
図3は、送風装置1の縦断面斜視図であり、図4は、送風装置1の一部を拡大して示す縦断面斜視図である。モータ20は、シャフト21と、軸受22と、ステータ23と、ロータ24と、ステータ収容部25と、封止部材26と、上述した蓋部27と、回路基板28と、を備える。
シャフト21は、回転軸Jに沿って延びる。シャフト21は、例えばステンレス等の金属で構成され、軸方向に延びる柱状の部材である。
軸受22は、少なくとも軸方向に離間して一対で配置される。軸受22は、例えばボールベアリングで構成されるが、スリーブベアリングなどによって構成されても良い。一対の軸受22は、シャフト21を、ステータ23に対して回転軸J回りに回転可能に支持する。
ステータ23は、ロータ24と径方向内側に隙間を介して対向する。ステータ23は、軸受保持部231と、ステータコア232と、インシュレータ233と、コイル234と、を有する。軸受保持部231は、円筒状に形成され、内部に軸受22を保持する。
軸受保持部231の上端部(軸方向一端部)は、固定部402aの嵌合孔404aにコネクタ45を介して嵌合している。これにより、軸受保持部231が、固定部402aに固定され、ステータ23とハウジング40とが固定される。嵌合孔404aは、固定部402aを軸方向に貫通して形成される。コネクタ45は、環状に形成され、嵌合孔404aの内周面に配置される。コネクタ45は、内周面に軸受保持部231が配置される。また、軸受保持部231の下端部(軸方向他端部)は、後述するステータ収容部25に固定される。なお、コネクタ45を省いて嵌合孔404aに軸受保持部231の上端部(軸方向一端部)を直接嵌合してもよい。
ステータコア232は、例えばケイ素鋼板等の電磁鋼板を上下に積層して構成される。インシュレータ233は、絶縁性を有する樹脂で構成される。ステータコア232は、環状のコアバック(不図示)とコアバックから径方向外側に突出して周方向に複数配置されるティース(不図示)とを有する。シュレータ233は、ティースの軸方向外面の一部と周方向外面の一部に設けられる。インシュレータ233は、ステータコア232の外面を囲んで設けられる。コイル234は、インシュレータ233を介して、ステータコア232の周囲に巻き回された導線で構成される。
ロータ24は、ステータ23に対して回転軸Jを中心として回転する。ロータ24は、ロータヨーク241と、マグネット242と、を有する。
ロータヨーク241は、磁性体で構成され、軸方向内側に蓋を有する略円筒状の部材である。ロータヨーク241は、シャフト21の下端部(軸方向他端部)に固定される。マグネット242は、円筒状であり、ロータヨーク241の内周面に固定される。これにより、マグネット242は、ステータ23の径方向外側に配置される。
回路基板28は、インシュレータ233の上端(軸方向一端)と接触し、ステータコア232と蓋部27との間に配置される。回路基板28は、例えば回転軸Jを中心として径方向に広がる円板状である。回路基板28は、基板貫通孔28aを有する。基板貫通孔28aは、回転軸J上に配置されて軸方向に貫通する。軸受保持部231の上端部(軸方向一端部)は、基板貫通孔28aに挿通されて回路基板28よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に延びる。
回路基板28には、コイル234を構成する導線(不図示)が、電気的に接続される。回路基板28には、コイル234に駆動電流を供給するための電子回路が実装される。また、回路基板28は、リード線50に接続され(図6、図7参照)、リード線50は、ステータ収容部25の外部に引出されて外部電源に接続される。リード線50は、コイル234と電気的に接続されており、リード線50とステータ23とは、電気的に接続されている。本実施形態では、3本のリード線50が、ステータ収容部25の外部に引出されている。
<5.ステータ収容部の構成>
図5、図6は、モータ20の斜視図及び上面図であり、図7は、ステータ収容部25の縦断面斜視図である。なお、図5、図6中において、ロータ24、封止部材26及び蓋部27は、図示しておらず、弾性部材29を点線で示す。また、図5中において、リード線50を図示しておらず、図6、図7中において、リード線50を一点鎖線で示す。
ステータ収容部25は、筒状に形成され、軸方向の一端面(軸方向一方側の端面)に開口部25aを有する。ステータ収容部25は、内部にシャフト21、軸受22、ステータ23及び回路基板28を収容する。ステータ収容部25内には封止部材26が充填される(図4参照)。これにより、シャフト21、軸受22、ステータ23及び回路基板28が、一体化されてモータ20の組立作業性が向上する。
ステータ収容部25は、内周面にステータコア232が圧入される。このとき、ティース(不図示)の径方向外面がステータ収容部25の内周面と接触する。また、ステータ収容部25の外周面は、隙間を介してマグネット242と径方向に対向する(図3参照)。
封止部材26は、硬化型の絶縁樹脂等により形成され、例えば、エポキシ樹脂、シリコンゴム、ポリウレタン樹脂等が用いられる。液状の封止部材26は、開口部25aからステータ収容部25の内部に充填され、所定時間経過後に硬化する。これにより、ステータ23及び回路基板28が、硬化した封止部材26で覆われ、ステータ23及び回路基板28の防水性及び防油性等が向上する。
ステータ収容部25は、ステータ筒部251と、基板筒部252と、中間筒部253と、収容蓋部254と、収容傾斜部255と、を有する。
ステータ筒部251は、ステータ23を径方向外側から囲む。基板筒部252は、回路基板28を径方向外側から囲む。中間筒部253は、ステータ筒部251と基板筒部252とを連結する。
収容蓋部254は、ステータ23を軸方向下側(軸方向他方側)Z1から覆い、径方向に広がる。収容蓋部254は、軸方向に貫通する収容貫通孔254a及び収容保持部254bを有する。軸受保持部231の下端部(軸方向他端部)は、収容貫通孔254aに嵌合している(図3参照)。これにより、ステータ収容部25が、軸受保持部231に固定される。また、収容保持部254bは、収容貫通孔254aの周縁から軸方向上側(軸方向一方側)Z2に突出して筒状に形成される。収容保持部254bは、軸受保持部231の下端部(軸方向他端部)を保持する。
基板筒部252は、収容凹部252aを有する。収容凹部252aは、ステータ収容部25の上端部(軸方向の一端部)に配置され、径方向内面から径方向外側に凹む。径方向において、回路基板28の径方向外縁と収容凹部252aとの間に隙間Sが形成されている。本実施形態では、収容凹部252aは、基板筒部252の一部が径方向外側に凸状に形成され、周方向に等間隔で3箇所設けられている。なお、収容凹部252aの数は、3箇所に限定されない。収容凹部252aを設けることにより、封止部材26を隙間Sからステータ収容部25の内部に円滑に流入させることができる。これにより、送風装置1の組立て作業性が向上する。
軸方向から見て、収容凹部252aの少なくとも一部が、蓋部27の連結部403aと重なる(図4参照)。本実施形態では、収容凹部252aの周方向の幅は、連結部403aの周方向の幅以下であり、軸方向から見て、収容凹部252a全体が、連結部403aと重なる。これにより、隣り合う連結部403aの間を通過してハウジング40の内部に流入する気流が、収容凹部252aの近傍で乱れることを低減できる。従って、送風装置1の送風効率を向上できる。
また、収容凹部252aの径方向の突出量は、連結部403aの径方向の大きさの1/2以下である。これにより、隣り合う連結部403aの間を通過してハウジング40の内部に流入する気流が、収容凹部252aの近傍で乱れることをより低減できる。なお、収容凹部252aの径方向の突出量は、隙間Sが所定の大きさ確保されていれば、より小さい方が好ましい。
中間筒部253は、軸方向下側(軸方向他方側)Z1に向かうに従って径方向内側に傾斜する。これにより、封止部材26を中間筒部253に沿って基板筒部252からステータ筒部251に円滑に流入させることができる。
収容傾斜部255は、ステータ筒部251と収容蓋部254とを連結するとともに、軸方向下側(軸方向他方側)Z1に向かうに従って径方向内側に傾斜する。これにより、封止部材26を収容傾斜部255に沿ってステータ筒部251から収容蓋部254の径方向内側に円滑に流入させることができる。また、封止部材26の樹脂量を減らすことができて、製造コストを削減できる。
また、ステータ収容部25は、径方向内面から突出するともに、軸方向に延びる収容突起部251aを有する(図7参照)。本実施形態では、収容突起部251aは、ステータ筒部251の径方向内面に配置される。収容突起部251aは、ステータコア232の径方向外面に形成されて軸方向に延びる溝部(不図示)に嵌合する。これにより、ステータ収容部25内においてステータコア232の周方向の位置決めを容易にできる。なお、ステータ収容部25内にステータコア232を収容した状態において、収容突起部251aは、周方向に隣り合うティース(不図示)間に圧入される。
<6.切欠部の構成>
ステータ収容部25は、さらに切欠部2521と、引出片2522と、を有する。
切欠部2521は、ステータ収容部25の上端(軸方向の一端)から軸方向下側(軸方向他方側)Z1に凹むとともに、リード線50が径方向外側に引出される(図7参照)。
引出片2522は、切欠部2521の底部から径方向外側に突出して板状に形成される。引出片2522の上面(軸方向一方側の端面)には、直方体状の弾性部材29が配置される。弾性部材29の上面(軸方向一方側の端面)には、リード線50が配置される。弾性部材29の上端(軸方向一端)は、基板筒部252の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に配置されている。
これにより、硬化する前の封止部材26が、切欠部2521の外側に流出した場合でも弾性部材29により堰き止められる。従って、硬化する前の封止部材26が、切欠部2521を介してステータ収容部25の外部に流出することを防止できる。このとき、弾性部材29の上端(軸方向一端)は、硬化後の封止部材26の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に配置されている。
弾性部材29は、接着層29aを介して引出片2522に固定されている(図7参照)。これにより、弾性部材29を引出片2522に容易に固定でき、モータ20の組立て作業性が向上する。弾性部材29は、例えば、ゴム部材から成る。
引出片2522を設けることにより、リード線50を軸方向に大きく屈曲させることなく、引出片2522で支持しながら径方向外側へ引出すことができる。従って、リード線50の破損を防止できる。
引出片2522は、引出傾斜部2522aと、引出突起部2522bと、一対の引出壁部2522cとを有する。引出傾斜部2522aは、切欠部2521の底部から径方向外側に向かうに従って軸方向上側(軸方向一方側)Z2に傾斜する。引出傾斜部2522aを設けることにより、硬化する前の封止部材26が、切欠部2521を介してステータ収容部25の外部に流出することをより防止できる。
引出突起部2522bは、切欠部2521の径方向外側に隣り合って配置され、引出片2522の上面(軸方向一方側の端面)から突出する。引出突起部2522bを設けることにより、弾性部材29の位置決めを容易に行うことができる。
引出壁部2522cは、引出片2522の径方向両端部から軸方向上側(軸方向一方側)Z2に突出して径方向に延びる。引出壁部2522cの径方向内端は、基板筒部252の外周面に連結されている。また、引出壁部2522cの上端(軸方向一端)は、基板筒部252の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に配置されている。これにより、硬化する前の封止部材26が、切欠部2521を介してステータ収容部25の外部に流出することをより防止できる。
引出片2522は、連結部403b(蓋部27)と軸方向に対向して配置される。このとき、リード線50は、弾性部材29を介して連結部403b(蓋部27)と引出片2522とに挟持される。このとき、弾性部材29は、リード線50の外周面に沿って変形し、リード線50と弾性部材29との間に微小な隙間が発生し難い。これにより、硬化する前の封止部材26が、リード線50を伝って毛管現象によりリード線50と弾性部材29との間を通ることを防止できる。従って、封止部材26が、ステータ収容部25の外部に流出することを防止できる。これにより、封止部材26の流出を防止できるモータ20を提供できる。
<7.ステータ収容部と蓋部との構成>
図8は、モータ20の一部を模式的に示す縦断面図である。ステータ収容部25の上端(軸方向一端)は、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)よりも径方向内側における蓋部27の下端(軸方向他端)よりも軸方向下側(軸方向他方側)Z1に位置する。
封止部材26は、ステータ収容部25の径方向内面に沿って軸方向上側(軸方向一方側)Z2に盛り上がって硬化し、封止部材26の径方向外端部にフィレットが形成される可能性がある。フィレットは、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)を超えて軸方向上側(軸方向一方側)Z2に盛り上がらない。これにより、ステータ収容部25の径方向内面に沿ってフィレットが形成された場合でも、フィレットの上端(軸方向一端)は、蓋部27の下端(軸方向他端)よりも軸方向下側(軸方向他方側)Z1に位置する。従って、開口部25aを覆う蓋部27と封止部材26とが、接触することを防止できる。これにより、モータ20を軸方向に小型化できる。
本実施形態では、封止部材26は、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)まで充填されており、硬化した封止部材26の上端(軸方向一端)は、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2又はステータ収容部25の軸方向一端と軸方向において同じ高さに配置される。このとき、封止部材26の径方向外端部において、ステータ収容部25の径方向内面に沿ってフィレットが形成されない。従って、封止部材26の上端(軸方向一方側の端面)の高さの製品ごとのバラツキを低減できる。これにより、蓋部27と封止部材26とが接触することを防ぎながら、蓋部27をステータ収容部25の上端(軸方向一端)に近づけて配置できる。従って、モータ20を軸方向により小型化できる。
また、封止部材26は、上端面(軸方向一方側の端面)が軸方向に直交して形成される。これにより、蓋部27をステータ収容部25の上端(軸方向一端)により近づけて配置できる。
なお、硬化した封止部材26の上端(軸方向一端)が、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)よりも軸方向下側(軸方向他方側)Z1に配置されている場合に、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)を蓋部27に近づけて配置できる。このとき、連結部403aの下端面(軸方向他方側の端面)には、連結凹部405aが形成されており、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)と蓋部27とが接触することを防止できる。
また、軸受保持部231の上端(軸方向一端)は、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に延びて蓋部27に固定されている。これにより、蓋部27と封止部材26が充填されたステータ収容部25の上端部とが非接触の状態で、蓋部27とステータ収容部25とを軸受保持部231を介して蓋部27と軸受保持部231とを少ない部品点数で簡易に固定できる。
軸受保持部231は、保持突起部2311を有する。保持突起部2311は、回路基板28の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に配置される。保持突起部2311は、径方向外面から径方向外側に突出して環状に形成される。また、保持突起部2311の下端(軸方向他端)は、軸方向において、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)と略同一の高さに位置する。なお、保持突起部2311は、軸受保持部231と一体でも別体でもよい。保持突起部2311が軸受保持部231と別体の場合に、回路基板28をインシュレータ233の上端(軸方向一端)上に配置した後に、保持突起部2311を軸受保持部231に取付ける。これにより、回路基板28の組立て作業性が向上する。
封止部材26が、軸受保持部231の径方向外面に沿って軸方向上側(軸方向一方側)Z2に盛り上がって硬化しようとする際に、保持突起部2311が、封止部材26の上昇を抑えることができる。これにより、開口部25aを覆う蓋部27と封止部材26とが、接触することを防止できる。また、保持突起部2311の下端(軸方向他端)を、軸方向において、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)と略同一の高さに配置することにより、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)まで封止部材26充填したときに、軸方向に直交する封止部材26の上端面(軸方向一方側の端面)を容易に形成できる。
また、保持突起部2311の径方向外端は、基板貫通孔28aの周縁よりも径方向外側に位置する。これにより、保持突起部2311が、径方向外側にさらに突出し、封止部材26の上昇をより確実に抑えることができる。
また、保持突起部2311は、湾曲面2312を有する。湾曲面2312は、保持突起部2311の軸方向他端部に配置されるとともに、径方向外側に向かうに従って軸方向上側(軸方向一方側)Z2に傾くとともに、径方向外側に凸に湾曲する。これにより、保持突起部2311が、封止部材26の上昇をより確実に抑えることができる。
また、保持突起部2311は、径方向外面に複数の溝部2311aが形成されている。溝部2311aを形成することにより、封止部材26が硬化する際に保持突起部2311の径方向外面に沿ってフィレットが形成され難くなる。従って、保持突起部2311が、封止部材26の上昇をより確実に抑えることができる。なお、溝部2311aは、例えばローレット加工により形成される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図9は、モータ20の一部を模式的に示す縦断面図である。説明の便宜上、前述の図1~図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第2実施形態では保持突起部2311の代わりに軸受保持部231の径方向外面に撥油層2313が形成されている点が第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
撥油層2313は、回路基板28の上端(軸方向一端)よりも軸方向上側(軸方向一方側)Z2に配置されている。撥油層2313は、例えば、フッ素樹脂から成り、封止部材26をはじく。
これにより、封止部材26が、軸受保持部231の径方向外面に沿って軸方向上側(軸方向一方側)に盛り上がって硬化しようとする際に、封止部材26が、撥油層2313によりはじかれる。従って、撥油層2313が、封止部材26の上昇を抑えることができる。これにより、開口部25aを覆う蓋部27と封止部材26とが、接触することを防止できる。
また、撥油層2313の下端(軸方向他端)は、軸方向において、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)と略同一の高さに位置する。これにより、ステータ収容部25の上端(軸方向一端)まで封止部材26充填したときに、軸方向に直交する封止部材26の上端面(軸方向一方側の端面)を容易に形成できる。なお、本実施形態では、軸受保持部231の径方向外面に撥油層2313が形成されているが、第1実施形態1の保持突起部2311の径方向外面に撥油層2313を形成してもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図10は、モータ20の一部を模式的に示す縦断面図である。説明の便宜上、前述の図1~図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第3実施形態では保持突起部2311の位置が第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
保持突起部2311の上端(軸方向一端)は、軸方向において、ステータ収容部25の軸方向一端と略同一の高さに位置する。封止部材26をステータ収容部25の上端(軸方向一端)まで充填したときに、封止部材26が、保持突起部2311の上端から軸受保持部231の径方向外面に沿って軸方向上側(軸方向一方側)Z2に盛り上がって硬化し難い。このため、封止部材26の径方向内端部において、保持突起部2311を超え、軸受保持部231の径方向外面に沿ってフィレットが形成されない。従って、封止部材26の上端(軸方向一方側の端面)の高さの製品ごとのバラツキを低減できる。
なお、保持突起部2311は、軸受保持部231と一体でも別体でもよい。保持突起部2311が軸受保持部231と別体の場合に、回路基板28をインシュレータ233の上端(軸方向一端)上に配置した後に、保持突起部2311を軸受保持部231に取付ける。これにより、回路基板28の組立て作業性が向上する。
<8.その他>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態は適宜任意に組み合わせることができる。例えば、第1実施形態の溝部2311aが形成された軸受保持部231の径方向外面上に撥油層2313を形成してもよい。
本発明は、例えば送風装置を備える冷却装置において利用可能である。
1 送風装置
20 モータ
21 シャフト
22 軸受
23 ステータ
24 ロータ
25 ステータ収容部
25a 開口部
26 封止部材
27 蓋部
28 回路基板
28a 基板貫通孔
29 弾性部材
29a 接着層
30 インペラ
31 インペラカップ
32 羽根
40 ハウジング
40a 上ハウジング部
40b 下ハウジング部
40c ハウジング胴部
41 送風流路
42 排気口
43 吸気口
45 コネクタ
50 リード線
231 軸受保持部
232 ステータコア
233 インシュレータ
234 コイル
241 ロータヨーク
242 マグネット
251 ステータ筒部
251a 収容突起部
252 基板筒部
252a 収容凹部
253 中間筒部
254 収容蓋部
254a 収容貫通孔
254b 収容保持部
255 収容傾斜部
401a 上胴部
401b 下胴部
402a 固定部
403a、403b 連結部
404a 嵌合孔
405a 連結凹部
2311 保持突起部
2311a 溝部
2312 湾曲面
2313 撥油層
2521 切欠部
2522 引出片
2522a 引出傾斜部
2522b 引出突起部
2522c 引出壁部
J 回転軸
S 隙間

Claims (10)

  1. 回転軸を中心として回転するロータと、
    前記ロータと径方向内側に隙間を介して対向するステータと、
    前記ステータに接続され、前記ステータの軸方向一方側に配置される回路基板と、
    前記ステータ及び前記回路基板を収容し、軸方向の一端面に開口部を有する筒状のステータ収容部と、
    前記ステータ収容部内に充填された封止部材と、
    前記開口部を覆う蓋部と、を備え、
    前記ステータ収容部の軸方向一端は、前記ステータ収容部よりも径方向内側における前記蓋部の軸方向他端よりも軸方向他方側に位置する、モータ。
  2. 前記封止部材の軸方向一端は、前記ステータ収容部の軸方向一端よりも軸方向一方側又は前記ステータ収容部の軸方向一端と軸方向において同じ高さに配置される、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記封止部材は、軸方向一方側の端面が軸方向に直交する、請求項1又は請求項2に記載のモータ。
  4. 前記ステータは、
    前記回転軸に沿って延びるシャフトを回転可能に支持する軸受を内部に保持する筒状の軸受保持部を有し、
    前記回路基板は、前記回転軸上に配置されて軸方向に貫通する基板貫通孔を有し、
    前記軸受保持部の軸方向一端部は、前記基板貫通孔に挿通されて前記回路基板よりも軸方向一方側に延びて前記蓋部に固定される、請求項1~請求項3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記軸受保持部は、
    前記回路基板の軸方向一端よりも軸方向一方側に配置され、径方向外面から径方向外側に突出する環状の保持突起部を有する、請求項4に記載のモータ。
  6. 前記保持突起部の軸方向他端は、軸方向において、前記ステータ収容部の軸方向一端と略同一の高さに位置する、請求項5に記載のモータ。
  7. 前記保持突起部の径方向外端は、前記基板貫通孔の周縁よりも径方向外側に位置する、請求項4~請求項6のいずれかに記載のモータ。
  8. 前記保持突起部は、
    軸方向他端部に配置されるとともに、径方向外側に向かうに従って軸方向一方側に傾くとともに、径方向外側に凸に湾曲する湾曲面を有する、請求項4~請求項7のいずれかに記載のモータ。
  9. 前記保持突起部は、径方向外面に複数の溝部が形成されている、請求項4~請求項8のいずれかに記載のモータ。
  10. 請求項1~請求項9のいずれかに記載のモータと、
    前記ロータに固定されて軸方向に気流を発生させるインペラと、
    前記回転軸に沿って延びて筒状に形成され、軸方向の両端面が開口して内部に送風流路を有するハウジング胴部と、を備え、
    前記モータ及び前記インペラが、前記ハウジング胴部の内部に収容される、送風装置。
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