JP2023074052A - モータ用のロータおよびモータ - Google Patents

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Ryoma Yasu
一美 古林
Kazumi Furubayashi
孝文 春日
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Abstract

【課題】回転軸に圧入されるスリーブを備えるモータ用のロータにおいて、回転軸へのスリーブの圧入作業を容易に行うことが可能なモータ用のロータを提供する。【解決手段】モータ用のロータ4は、回転軸2と、回転軸2の外周面に固定される円筒状のスリーブ18と、スリーブ18の外周面に固定される円筒状の永久磁石3とを備えている。スリーブ18は、回転軸2に圧入されて固定される圧入固定部18aと、内周側に回転軸2の一部分が配置される軸挿通部18bとを備えている。軸挿通部18bの内径は、圧入固定部18aの内径よりも大きくなっている。回転軸2の軸方向の一方側をX1方向側とし、X1方向側の反対側をX2方向側とすると、圧入固定部18aは、スリーブ18のX1方向側の端部に配置され、軸挿通部18bは、圧入固定部18aのX2方向側に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、モータで使用されるモータ用のロータに関する。また、本発明は、かかるロータを備えるモータに関する。
従来、ステッピングモータで使用されるモータ用のロータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のロータは、回転軸と、回転軸の外周面に固定される円筒状のスリーブと、スリーブの外周面に固定される円筒状の永久磁石とを備えている。スリーブは、回転軸に圧入されて固定されている。スリーブの内周面は、回転軸の軸方向における中心部に配置される小径部と、回転軸の軸方向における小径部の両側に配置される大径部とから構成されている。小径部の内径は、大径部の内径よりも小さくなっている。小径部は、回転軸の外周面に所定の接触圧で接触している。大径部と回転軸の外周面との間には、隙間が形成されている。
特開2011-91906号公報
特許文献1に記載のロータのように、スリーブが回転軸に圧入されて固定される場合には、回転軸へのスリーブの圧入作業を容易に行えることが好ましい。そこで、本発明の課題は、回転軸に圧入されるスリーブを備えるモータ用のロータにおいて、回転軸へのスリーブの圧入作業を容易に行うことが可能なモータ用のロータを提供することにある。また、本発明の課題は、かかるロータを備えるモータを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のモータ用のロータは、回転軸と、回転軸の外周面に固定される円筒状のスリーブと、スリーブの外周面に固定される円筒状の永久磁石とを備え、スリーブは、回転軸に圧入されて固定される圧入固定部と、内周側に回転軸の一部分が配置される軸挿通部とを備え、軸挿通部の内径は、圧入固定部の内径よりも大きくなっており、軸挿通部の内周面と回転軸の外周面との間には、隙間が形成され、回転軸の軸方向の一方側を第1方向側とし、第1方向側の反対側を第2方向側とすると、圧入固定部は、スリーブの第1方向側の端部に配置され、軸挿通部は、圧入固定部の第2方向側に配置されていることを特徴とする。
本発明のモータ用のロータでは、回転軸の軸方向の一方側を第1方向側とし、第1方向側の反対側を第2方向側とすると、圧入固定部は、スリーブの第1方向側の端部に配置されている。そのため、本発明では、圧入固定部の第2方向側に配置される軸挿通部の、回転軸の軸方向における長さを長くすることが可能になる。また、本発明では、圧入固定部の第2方向側に軸挿通部が配置されているため、第2方向側から回転軸をスリーブの内周側に挿入して、スリーブの第1方向側の端部に形成される圧入固定部を回転軸に圧入固定するときに、回転軸の軸方向における長さが長くなっている軸挿通部の内周面をガイドにして圧入固定部の内周面まで回転軸を案内することが可能になる。したがって、本発明では、圧入固定部の内周面に到達する回転軸の軸心の、圧入固定部の軸心に対する傾きを抑制することが可能になる。その結果、本発明では、回転軸へのスリーブの圧入作業を容易に行うことが可能になる。
本発明において、スリーブは、圧入固定部と軸挿通部とから構成されていることが好ましい。このように構成すると、回転軸の軸方向における軸挿通部の長さを確保しやすくなる。
本発明において、スリーブには、スリーブの第1方向側の端面から第2方向側に向かって窪む円環状の凹部が形成され、凹部は、回転軸の径方向において圧入固定部の内周面の外側に配置され、第1方向側から見たときに、凹部は、回転軸の周方向の全域で圧入固定部の内周面を囲んでいることが好ましい。このように構成すると、圧入固定部を回転軸に圧入固定するときに、圧入固定部の内周面が径方向の外側に広がりやすくなる。したがって、回転軸へのスリーブの圧入作業をより容易に行うことが可能になる。
本発明において、圧入固定部の、少なくとも第1方向側の端部の外径は、軸挿通部の外径よりも小さくなっていても良い。この場合であっても、圧入固定部を回転軸に圧入固定するときに、圧入固定部の内周面が径方向の外側に広がりやすくなるため、回転軸へのスリーブの圧入作業をより容易に行うことが可能になる。
本発明において、スリーブは、焼結金属によって形成されていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、切削加工された金属材料によってスリーブが形成されている場合と比較して、スリーブのコストを低減することが可能になる。また、このように構成すると、スリーブに、永久磁石のバックヨークとしての機能を持たせることが可能になる。
なお、スリーブが焼結金属で形成されている場合には、圧入固定部を回転軸に圧入固定するときの圧入力を低減するために圧入固定部の内周面に潤滑オイルを塗布しても、スリーブのポーラス(空隙)の中に潤滑剤が染み込んでしまい、圧入固定部を回転軸に圧入固定するときの圧入力を低減できなくなり、その結果、回転軸へのスリーブの圧入作業が困難になるおそれがある。しかしながら、上述の凹部がスリーブに形成されていれば、あるいは、圧入固定部の、少なくとも第1方向側の端部の外径が軸挿通部の外径より小さくなっていれば、スリーブが焼結金属で形成されていても、圧入固定部を回転軸に圧入固定するときに、圧入固定部の内周面が径方向の外側に広がりやすくなるため、回転軸へのスリーブの圧入作業をより容易に行うことが可能になる。
本発明のモータ用のロータは、永久磁石の外周側に配置される駆動用コイルを有するステータを備えるモータに用いることができる。このモータでは、回転軸へのスリーブの圧入作業を容易に行うことが可能になる。
以上のように、本発明では、回転軸へのスリーブの圧入作業を容易に行うことが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるモータの断面図である。 図1に示す回転軸にスリーブを圧入するときの状態を説明するための断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるスリーブの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(モータの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるモータ1の断面図である。
本形態のモータ1は、ステッピングモータである。モータ1は、回転軸2および永久磁石3を有するロータ(モータ用のロータ)4と、永久磁石3の外周側に配置される駆動用コイル5を有するステータ6とを備えている。以下の説明では、回転軸2の軸方向である図1のX方向を前後方向とし、前後方向の一方側である図1等のX1方向側を「前」側とし、前後方向の他方側である図1等のX2方向側を「後ろ」側とする。本形態の前側(X1方向側)は、回転軸2の軸方向の一方側である第1方向側となっており、後ろ側(X2方向側)は、第1方向側の反対側である第2方向側となっている。
ステータ6は、永久磁石3の外周面に対向配置される複数の極歯が形成される外ステータコア8および内ステータコア9と、駆動用コイル5が巻回されるボビン10と、外ステータコア8に固定される平板状の軸受保持プレート11、12と、駆動用コイル5の端部が電気的に接続される複数の端子ピン13とを備えている。ステータ6は、前後方向において間隔をあけた状態で配置される2個の駆動用コイル5を有する2相構造となっており、2個の外ステータコア8と2個の内ステータコア9と2個のボビン10とを備えている。
外ステータコア8は、複数の極歯の根本が繋がる平板状かつ略円環状の環状板部8aと、駆動用コイル5の外周面を覆う円筒状のケース部8bとを備えている。環状板部8aは、環状板部8aの厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。外ステータコア8の極歯は、環状板部8aの内周端に繋がっている。ケース部8bは、環状板部8aの外周端に繋がっている。内ステータコア9は、複数の極歯の根本が繋がる平板状かつ略円環状の環状板部9aを備えている。環状板部9aは、環状板部9aの厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。内ステータコア9の極歯は、環状板部9aの内周端に繋がっている。外ステータコア8の極歯と内ステータコア9の極歯とは、回転軸2の周方向(ロータ4の周方向)において交互に配列されている。
2個の環状板部9aは、前後方向において隣接配置されている。また、2個の環状板部9aは、前後方向において2個の駆動用コイル5の間に配置されている。2個の環状板部8aは、前後方向において2個の駆動用コイル5の外側に配置されており、駆動用コイル5は、前後方向において環状板部8aと環状板部9aとの間に配置されている。ボビン10は、前後方向において環状板部8aと環状板部9aとの間に配置されている。また、ボビン10は、回転軸2の径方向(ロータ4の径方向)において駆動用コイル5と複数の極歯との間に配置されており、駆動用コイル5は、ボビン10を介して、複数の極歯の外周側に配置されている。
軸受保持プレート11は、前側に配置される環状板部8aの前面に固定されている。軸受保持プレート11は、回転軸2を回転可能に支持する軸受14を保持している。軸受保持プレート12は、後ろ側に配置される環状板部8aの後面に固定されている。軸受保持プレート12は、回転軸2を回転可能に支持する軸受15を保持している。端子ピン13は、ボビン10に形成される端子台10aに固定されている。
(ロータの構成)
図2は、図1に示す回転軸2にスリーブ18を圧入するときの状態を説明するための断面図である。
上述のように、ロータ4は、回転軸2と永久磁石3とを備えている。永久磁石3は、円筒状に形成されている。永久磁石3は、ステータ6の内部に配置されている。ロータ4は、回転軸2および永久磁石3に加えて、回転軸2の外周面に固定される円筒状のスリーブ18を備えている。永久磁石3は、スリーブ18の外周面に固定されている。すなわち、永久磁石3の内周面は、スリーブ18の外周面に固定されている。永久磁石3の前端は、スリーブ18の前端よりも前側に配置され、永久磁石3の後端は、スリーブ18の後端よりも後ろ側に配置されている。
スリーブ18は、焼結金属によって形成されている。スリーブ18は、肉厚の円筒状に形成されており、回転軸2の径方向におけるスリーブ18の厚さは、回転軸2の径方向における永久磁石3の厚さよりも厚くなっている。スリーブ18の内周側には、回転軸2が挿通される貫通穴が形成されている。スリーブ18の内周面は、回転軸2の外周面に固定されている。回転軸2の前端は、永久磁石3の前端よりも前側に配置され、回転軸2の後端は、永久磁石3の後端よりも後ろ側に配置されている。
スリーブ18は、回転軸2に圧入されて固定される圧入固定部18aと、内周側に回転軸2の一部分が配置される軸挿通部18bとを備えている。本形態のスリーブ18は、圧入固定部18aと軸挿通部18bとから構成されている。軸挿通部18bの内径は、圧入固定部18aの内径よりも大きくなっている。圧入固定部18aは、スリーブ18の前側の端部に配置されており、スリーブ18の前端部を構成している。回転軸2には、圧入固定部18aの内周側が圧入されている。軸挿通部18bは、圧入固定部18aの後ろ側に配置されている。軸挿通部18bの内周面と回転軸2の外周面との間には隙間が形成されている。軸挿通部18bの長さ(前後方向の長さ)は、圧入固定部18aの長さ(前後方向の長さ)の2倍程度となっている。
圧入固定部18aの内周面は、内径が一定な円筒面18cと、円筒面18cの前端に繋がるテーパ面18dとによって構成されている。テーパ面18dは、前側に向かうにしたがって内径が次第に大きくなるテーパ状に形成されている。円筒面18cは、回転軸2の外周面に所定の接触圧で接触している。軸挿通部18bの内周面は、内径が一定な円筒面18eと、円筒面18eの前端に繋がるテーパ面18fと、円筒面18eの後端に繋がるテーパ面18gとによって構成されている。テーパ面18f、18gは、前側に向かうにしたがって内径が次第に小さくなるテーパ状に形成されている。テーパ面18fの前端は、圧入固定部18aの内周面の後端(すなわち、円筒面18cの後端)に繋がっている。
スリーブ18には、スリーブ18の前端面から後ろ側に向かって窪む円環状の凹部18hが形成されている。凹部18hは、回転軸2の径方向において圧入固定部18aの内周面の外側に配置されている。前側から見たときに、円環状に形成される凹部18hの曲率中心は、スリーブ18の軸心と一致している。すなわち、前側から見たときに、円環状に形成される凹部18hの曲率中心は、スリーブ18の内周側に形成される貫通穴の中心と一致している。
前側から見たときに、凹部18hは、回転軸2の周方向の全域で圧入固定部18aの内周面を囲んでいる。凹部18hの底面(凹部18hの後端)は、圧入固定部18aの後端よりも前側に配置されている。ただし、凹部18hの底面と圧入固定部18aの後端とが前後方向において同じ位置に配置されていても良い。また、凹部18hの底面が圧入固定部18aの後端より後ろ側に配置されていても良い。
回転軸2にスリーブ18を圧入して固定するときには、図2に示すように、回転軸2を後ろ側からスリーブ18の内周側に挿入して、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定する。このときには、軸挿通部18bの内周面は、圧入固定部18aの内周面まで回転軸2を案内するガイドとしての機能を果たしている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、圧入固定部18aは、スリーブ18の前端部を構成している。そのため、本形態では、圧入固定部18aの後ろ側に配置される軸挿通部18bの前後方向の長さを長くすることが可能になる。特に本形態では、スリーブ18が圧入固定部18aと軸挿通部18bとから構成されているため、軸挿通部18bの前後方向の長さを確保しやすくなる。
また、本形態では、回転軸2を後ろ側からスリーブ18の内周側に挿入して圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定するときに、前後方向の長さが長くなっている軸挿通部18bの内周面が、圧入固定部18aの内周面まで回転軸2を案内するガイドとしての機能を果たしている。そのため、本形態では、圧入固定部18aの内周面に到達する回転軸2の軸心の、圧入固定部18aの軸心に対する傾きを抑制することが可能になる。したがって、本形態では、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業を容易に行うことが可能になる。
本形態では、スリーブ18に、スリーブ18の前端面から後ろ側に向かって窪む円環状の凹部18hが形成されており、凹部18hは、回転軸2の径方向における圧入固定部18aの内周面の外側に配置されている。また、前側から見たときに、凹部18hは、回転軸2の周方向の全域で圧入固定部18aの内周面を囲んでいる。そのため、本形態では、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定するときに、圧入固定部18aの内周面が径方向の外側に広がりやすくなる。したがって、本形態では、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業をより容易に行うことが可能になる。
本形態では、スリーブ18は、焼結金属によって形成されている。そのため、本形態では、たとえば、切削加工された金属材料によってスリーブ18が形成されている場合と比較して、スリーブ18のコストを低減することが可能になる。また、本形態では、スリーブ18が焼結金属によって形成されているため、スリーブ18に、永久磁石3のバックヨークとしての機能を持たせることが可能になる。したがって、本形態では、モータ1の磁気特性を高めることが可能になる。
なお、本形態では、スリーブ18が焼結金属で形成されているため、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定するときの圧入力を低減するために圧入固定部18aの内周面に潤滑オイルを塗布しても、スリーブ18のポーラス(空隙)の中に潤滑剤が染み込んでしまい、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定するときの圧入力を低減できなくなり、その結果、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業が困難になるおそれがある。しかしながら、本形態では、スリーブ18に凹部18hが形成されているため、スリーブ18が焼結金属で形成されていても、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定するときに、圧入固定部18aの内周面が径方向の外側に広がりやすくなる。したがって、本形態では、スリーブ18が焼結金属で形成されていても、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業をより容易に行うことが可能になる。
(スリーブの変更例)
図3は、本発明の他の実施の形態にかかるスリーブ18の断面図である。
上述した形態において、スリーブ18に凹部18hが形成されていなくても良い。この場合には、図3(A)に示すように、圧入固定部18aの、少なくとも前端部の外径が、軸挿通部18bの外径より小さくなっていても良い。すなわち、スリーブ18は、段付きの円筒状に形成されていても良い。図3(A)に示す例では、圧入固定部18aの大半部分の外径が軸挿通部18bの外径より小さくなっている。この場合であっても、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定するときに、圧入固定部18aの内周面が径方向の外側に広がりやすくなるため、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業をより容易に行うことが可能になる。
なお、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業をより容易に行うことを可能にするために、スリーブ18に凹部18hが形成されている場合には、圧入固定部18aの、少なくとも前端部の外径が軸挿通部18bの外径より小さくなっている場合と比較して、スリーブ18の外周面の、永久磁石3の内周面に接触する部分の長さを長くすることが可能になる。したがって、スリーブ18に凹部18hが形成されている場合には、回転軸2へのスリーブ18の圧入作業をより容易に行うことを可能しつつ、スリーブ18に固定される永久磁石3の状態を安定させることが可能になる。
また、上述した形態において、図3(B)に示すように、軸挿通部18bの内周面は、前側に向かうにしたがって内径が次第に小さくなるテーパ面18jと、テーパ面18jの後端に繋がるテーパ面18gとによって構成されていても良い。この場合には、テーパ面18jは、テーパ面18f、18gよりも傾斜が緩やかなテーパ状に形成されている。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、スリーブ18は、焼結金属以外の金属材料で形成されていても良いし、樹脂材料で形成されていても良い。また、上述した形態において、モータ1は、ステッピングモータ以外のモータであっても良い。なお、上述した形態において、回転軸2にスリーブ18を圧入して固定するときに、前側から回転軸2をスリーブ18の内周側に挿入して、圧入固定部18aを回転軸2に圧入固定することも可能である。
1 モータ
2 回転軸
3 永久磁石
4 ロータ(モータ用のロータ)
5 駆動用コイル
6 ステータ
18 スリーブ
18a 圧入固定部
18b 軸挿通部
18h 凹部
X 回転軸の軸方向
X1 第1方向側
X2 第2方向側

Claims (6)

  1. 回転軸と、前記回転軸の外周面に固定される円筒状のスリーブと、前記スリーブの外周面に固定される円筒状の永久磁石とを備え、
    前記スリーブは、前記回転軸に圧入されて固定される圧入固定部と、内周側に前記回転軸の一部分が配置される軸挿通部とを備え、
    前記軸挿通部の内径は、前記圧入固定部の内径よりも大きくなっており、
    前記軸挿通部の内周面と前記回転軸の外周面との間には、隙間が形成され、
    前記回転軸の軸方向の一方側を第1方向側とし、第1方向側の反対側を第2方向側とすると、
    前記圧入固定部は、前記スリーブの第1方向側の端部に配置され、
    前記軸挿通部は、前記圧入固定部の第2方向側に配置されていることを特徴とするモータ用のロータ。
  2. 前記スリーブは、前記圧入固定部と前記軸挿通部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のモータ用のロータ。
  3. 前記スリーブには、前記スリーブの第1方向側の端面から第2方向側に向かって窪む円環状の凹部が形成され、
    前記凹部は、前記回転軸の径方向において前記圧入固定部の内周面の外側に配置され、
    第1方向側から見たときに、前記凹部は、前記回転軸の周方向の全域で前記圧入固定部の内周面を囲んでいることを特徴とする請求項1または2記載のモータ用のロータ。
  4. 前記圧入固定部の、少なくとも第1方向側の端部の外径は、前記軸挿通部の外径よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1または2記載のモータ用のロータ。
  5. 前記スリーブは、焼結金属によって形成されていることを特徴とする請求項3または4記載のモータ用のロータ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のモータ用のロータと、前記永久磁石の外周側に配置される駆動用コイルを有するステータとを備えることを特徴とするモータ。
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