JP2023031861A - 発光装置、光計測装置及び画像形成装置 - Google Patents

発光装置、光計測装置及び画像形成装置 Download PDF

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Yosuke Kasuya
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Abstract

【課題】発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制させること。【解決手段】発光装置10は、上側を向く上面22と上面22とは反対側を向く下面24とを有する基材20と、基材20に対する上面22側に配置され、発光に伴って発熱し、基材20よりも剛性が低い発光部70と、基材20に対する下面24側に配置され、基材20を下面24側から加熱する加熱部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置、光計測装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、配線基板上に搭載される基材と、前記基材の上に設けられた発光素子アレイと、前記発光素子アレイと接続され、前記発光素子アレイの側面に沿って前記基材の表面に設けられた、前記発光素子アレイと対向する領域である対向領域と、当該対向領域を越えて延長された延長領域とを有する第1 の導電パターンと、前記対向領域と前記延長領域とに接続され、前記基材の裏面側に貫通する複数の貫通部材と、を備えた発光装置が記載されている。
特開2020-126980号公報
本発明の課題は、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制させることである。
第1態様に記載の発光装置は、一方向を向く面と前記面とは反対側を向く他の面とを有する部材と、前記部材に対する前記面側に配置され、発光に伴って発熱し、前記部材よりも剛性が低い発光部と、前記部材に対する前記他の面側に配置され、前記部材を前記他の面側から加熱する加熱部と、を備える。
第2態様に記載の発光装置は、第1態様に記載の発光装置であって、前記部材の温度を検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて前記加熱部を制御する制御部と、をさらに備える。
第3態様に記載の発光装置は、第2態様に記載の発光装置であって、前記検知部は、前記他の面側の温度を検知する。
第4態様に記載の発光装置は、第3態様に記載の発光装置であって、前記検知部は、前記面側の温度をさらに検知する。
第5態様に記載の発光装置は、第1態様~第4態様の何れか一態様に記載の発光装置であって、前記加熱部は、前記一方向と交差する交差方向における位置が前記発光部と重なっている。
第6態様に記載の発光装置は、第1態様~第5態様の何れか一態様に記載の発光装置であって、前記発光部は、前記面に取り付けられている。
第7態様に記載の発光装置は、第6態様に記載の発光装置であって、前記発光部は、前記面に対して離れており、接続部を介して前記面に取り付けられている。
第8態様に記載の発光装置は、第7態様に記載の発光装置であって、前記接続部は、ひとつの発光部において互いに間隔を空けて複数配置されており、前記発光部と前記面との間には間隙が形成されている。
第9態様に記載の発光装置は、第7態様又は第8態様に記載の発光装置であって、前記加熱部は、前記一方向と交差する交差方向における位置が前記接続部と重なっている。
第10態様に記載の発光装置は、第1態様~第9態様の何れか一態様に記載の発光装置であって、前記加熱部は、前記一方向と交差する交差方向に沿って互いに間隔を空けて複数配置されている。
第11態様に記載の発光装置は、第1態様~第10態様の何れか一態様に記載の発光装置であって、前記部材及び前記発光部は、前記一方向と交差する交差方向に延びている。
第12態様に記載の発光装置は、第11態様に記載の発光装置であって、前記発光部は、前記交差方向に沿って千鳥状に複数配置されており、前記発光部の前記交差方向における一方側の端部は、隣り合う他の発光部の前記交差方向における他方側の端部と、前記交差方向における位置が重なっている。
第13態様に記載の発光装置は、第1態様~第12態様の何れか一態様に記載の発光装置であって、前記発光部に対して定められた相対位置に配置されている他の部品をさらに備え、前記発光部又は前記他の部品の少なくとも何れか一方は、前記部材に取り付けられている。
第14態様に記載の光計測装置は、前記他の部品は、前記一方向に離れている物体に対して前記発光部から発光されて前記物体から反射された光を受光する受光部である第13態様に記載の発光装置と、前記受光部が受光した光に基づいて前記物体の三次元形状を特定する形状特定部と、を備える。
第15態様に記載の画像形成装置は、像保持体と、帯電した像保持体上に光を結像させて静電潜像を形成する光学装置であって、前記加熱部は前記部材に取り付けられている第1態様~第12態様の何れか一態様に記載の発光装置と、前記像保持体の静電潜像を現像して画像を形成する現像装置と、を備える。
第1態様に記載の発光装置によれば、部材と発光部との間にのみ加熱部が配置されている構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第2態様に記載の発光装置によれば、発光部の発光量に基づいて加熱部を制御する構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第3態様に記載の発光装置によれば、他の面側の温度検知結果に基づいて加熱部を制御部で制御することができる。
第4態様に記載の発光装置によれば、面側及び他の面側夫々の温度検知結果に基づいて加熱部を制御部で制御することができる。
第5態様に記載の発光装置によれば、加熱部の全体が交差方向において発光部に対してずれている構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第6態様に記載の発光装置によれば、発光部が面に取り付けられていない構成と比較して、発光部の放熱を促進しつつ部材の熱変形に伴う発光部の変形を抑制することができる。
第7態様に記載の発光装置によれば、発光部の全面が部材に直接的に取り付けられている構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第8態様に記載の発光装置によれば、発光部と面との間の空間全体に接続部が配置されている構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第9態様に記載の発光装置によれば、加熱部の全体が交差方向において接続部に対してずれている構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第10態様に記載の発光装置によれば、交差方向において発光部全体と重なっている加熱部を備える構成と比して、発光装置を軽量化することができる。
第11態様に記載の発光装置によれば、発光部の発熱に伴って交差方向に延びている部材が反るように熱変形することを抑制することができる。
第12態様に記載の発光装置によれば、発光部が千鳥状に配置されている構成において、部材と発光部との間にのみ加熱部が配置されている構成と比して、発光部の発熱に伴う部材の熱変形を抑制することができる。
第13態様に記載の発光装置によれば、発光部及び他の部品の相対位置に部材が関連する構成において、部材の熱変形に伴う発光部と他の部品との相対位置の変化を抑制することができる。
第14態様に記載の光計測装置によれば、受光部及び形状特定部を備える構成において、形状特定部による物体形状の特定精度を向上させることができる。
第15態様に記載の画像形成装置によれば、部材を加熱する加熱手段が部材に取り付けられていない構成と比して、部材に対する加熱の現像装置及び像保持体に与える影響を抑制しつつ発光部の発熱に伴う画像形成不良を抑制することができる。
第1実施形態に係る発光装置の構成を示す平面図である。 第1実施形態に係る発光装置の構成を示す正面図である。 第1実施形態に係る発光装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略正面図である。 第2実施形態に係る露光装置の構成を示す正面図である。 第2実施形態に係る露光装置の構成を示す側面断面図である。 第2実施形態に係る露光装置を上方から見た平面図である。 第2実施形態に係る露光装置を下方から見た平面図である。 第2実施形態に係る露光装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る発光装置の構成を示す正面図である。 第3実施形態に係る光計測装置の構成を示す平面断面図である。 第3実施形態に係る光計測装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る光計測装置の変形例を示す平面断面図である。 第3実施形態に係る光計測装置の変形例を示す平面断面図である。 温度差制御プログラムを実行して発光部の温度変化に対して加熱部の温度を制御した場合の各部位における時間と温度との関係を示すグラフである。 温度制御プログラムを実行して発光部の温度変化に対して加熱部の温度を制御した場合の各部位における時間と温度との関係を示すグラフである。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る発光装置10について図1~図3を用いて説明する。
なお、以下に示す説明では、図1に示されるように、発光装置10を発光装置10の発光方向を装置上下方向における上方向と記載し、装置上下方向に直交すると共に互いに直交する2方向を夫々装置奥行方向及び装置幅方向と記載する。また、図中では、装置上下方向(鉛直方向)、装置幅方向(水平方向)、装置奥行方向(水平方向)を夫々、H方向、W方向、D方向と記載する。また、装置上下方向、装置幅方向、装置奥行方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、発光装置10を上側から平面視して、上側を-D側、下側を+D側、右側を+W側、左側を-W側、奥側を-H側、手前側を+H側と記載する。
第1実施形態に係る発光装置10は、+H側に向けて発光する装置である。別言すると、発光装置10は、+H側に向けて光を照射する装置である。発光装置10は、図1及び図2に示されるように、基材20と、発光部70と、加熱部30と、を備える。また、発光装置10は、検知部40と、制御部50(図示省略)と、をさらに備える。制御部50は、各部の動作を制御する。制御部50の詳細については後述する。
基材20は、D-W平面に沿っており+H側を向く上面22及び-H側を向く下面24を有する矩形板である。上面22は面の一例である。下面24は他の面の一例である。基材20は部材の一例である。基材20は、例えばステンレス鋼などの金属製のブロックであり、後述する発光部70よりも剛性が高い。
なお、本実施形態における基材20は、発光部70より剛性が高いのであれば、金属ブロックで形成されているものに限られない。例えば、基材20は、板金で形成されていてもよく、また樹脂材料で形成されていてもよい。
(発光部)
発光部70は、+H側に向けて発光する機能を有する。本実施形態における発光部70は、面発光型半導体レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)素子が配線基板上に実装されたものであり、基材20の上面22に取り付けられている(図2参照)。すなわち、発光部70は、基材20に対する上面22側に配置されている。発光部70は、図1に示されるように、装置上下方向から見て基材20より小さい矩形状を成している。また、発光部70は、基材20より剛性が低い。具体的には、基材20は、発光部70よりもH方向の曲げ剛性が高く、W方向及びD方向の引張、圧縮剛性が高い。発光部70は、基材20に取り付けられることで、単品のときと比して、上記各方向の剛性が増している。
発光部70は、その動作を制御部50によって制御されている。また、発光部70は、発光に伴って発熱する。発光部70の発光に伴って発生した熱は、基材20の上面22に伝導することで放熱される。別言すると、発光部70は、基材20を介して放熱することで過熱が抑制される。さらに別言すると、発光部70は、発光に伴って基材20の上面22を加熱させる。
(加熱部)
加熱部30は、基材20の下面24に取り付けられており、通電により下面24を加熱する機能を有する薄板状の電気式ヒータである。すなわち、加熱部30は、基材20を下面24側から加熱する機能を有する。また、加熱部30は、基材20に対する下面24側に配置されている。加熱部30は、装置上下方向から見て、基材20より小さくて且つ発光部70より大きい矩形状を成しており、発光部70が加熱部30の内側に位置するように配置されている。すなわち、加熱部30は、水平方向における位置が発光部70と重なっている。具体的には、加熱部30は、装置幅方向における位置が発光部70と重なっている。さらに、加熱部30は、装置幅方向における位置が発光部70の一部と重なっている。また、加熱部30は、装置奥行方向における位置が発光部70と重なっている。さらに、加熱部30は、装置奥行方向における位置が発光部70の一部と重なっている。加熱部30は、その動作を制御部50によって制御されている。
(検知部)
検知部40は、基材20の温度を検知する機能を有する。検知部40は、図2に示されるように、上側検知部42と、下側検知部44と、を含んで構成されている。上側検知部42は、基材20の上面22に取り付けられた温度センサであり、基材20の上面22の温度を検知する機能を有する。すなわち、検知部40は、基材20の上面22側の温度を検知する。下側検知部44は、基材20の下面24に取り付けられた温度センサであり、基材20の下面24の温度を検知する機能を有する。すなわち、検知部40は、基材20の下面24側の温度を検知する。
図3は、発光装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。発光装置10は、発光部70と、加熱部30と、検知部40と、制御部50とがバスを介して相互に通信可能に接続されている。
(制御部)
制御部50は、図3に示されるように、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、ストレージ54と、を含んで構成されている。CPU51は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU51は、ROM52又はストレージ54からプログラムを読み出し、RAM53を作業領域としてプログラムを実行する。CPU51は、ROM52またはストレージ54に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM52又はストレージ54には、検知部40で検知された上面22側の温度と下面24側の温度との間の温度差が小さくなるように加熱部30を動作させる温度差制御プログラムが格納されている。このプログラムにより、制御部50は、検知部40の検知結果に基づいて加熱部30を制御する機能を有する。なお、図15には、温度差制御プログラムを実行して発光部70の温度に対して加熱部30の温度を制御した場合の各部位における時間(経過時間)と温度との関係を示すグラフが一例として示されている。
なお、本実施形態では、上面22側の温度と下面24側の温度との間の温度差が小さくなるように加熱部30を動作させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、別の実施形態では、ROM52又はストレージ54には、基材20の温度が定められた目標温度となるように加熱部30を動作させる温度制御プログラムを格納し、このプログラムによって、制御部50が基材20の温度が定められた目標温度となるように加熱部30を制御するようにしてもよい。なお、図16には、温度制御プログラムを実行して発光部70の温度に対して加熱部30の温度を制御した場合の各部位における時間(経過時間)と温度との関係を示すグラフが一例として示されている。
ROM52は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM53は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ54は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
<作用及び効果>
次に、第1実施形態の光学装置10の作用及び効果について説明する。なお、この説明において、第1実施形態に対する比較形態を記載するときに、発光装置10と同様の部品等を用いる場合、その部品等の符号及び名称をそのまま用いて説明する。
まず、発光部70が基材20に対する上面22側に配置されている発光装置について説明する。この発光装置において、発光部70が発光すると、発光部70の発光に伴う発熱によって基材20の上面22側の部分が加熱されて熱膨張する。これに対して、基材20の上面22側の部分よりも発光部70に対して離れている下面24側の部分は、上面22側の部分と比して発光部70によって加熱されにくく、熱膨張しにくい。このため、発光部70が基材20に対する上面22側に配置されている発光装置においては、発光部70が発光すると、発光部70の発光に伴う発熱によって基材20が熱変形してしまう。
一方、本実施形態の発光装置10は、基材20に対する下面24側に配置されている加熱部30を備えていることで、加熱部30によって基材20の下面24側の部分を加熱することができる。これにより、発光装置10は、基材20の上面22側の部分と下面24側の部分とを夫々、発光部70と加熱部30とで加熱させて熱膨張させることができる。したがって、発光装置10は、発光部70の発熱に伴う基材20の熱変形を抑制することができる。特に、発光装置10は、基材20と発光部70との間にのみ加熱部30が配置されている構成と比して、発光部70の発熱に伴う基材20の熱変形を抑制することができる。
また、本実施形態の発光装置10は、基材20の温度を検知する検知部40と、検知部40の検知結果に基づいて加熱部30を制御する制御部50と、をさらに備えている。これにより、本実施形態の発光装置10は、発光部70の発光量に基づいて加熱部30を制御する構成と比して、検知部40の検知結果に基づいて加熱部30による加熱量を調整することができる。よって、本実施形態の発光装置10は、発光部70の発光量に基づいて加熱部30を制御する構成と比して、発光部70の発熱に伴う基材20の熱変形を抑制することができる。
また、本実施形態の発光装置10は、検知部40が基材20の下面24の温度を検知する下側検知部44を有する。よって、本実施形態の発光装置10は、基材20の下面24側の温度検知結果に基づいて加熱部30を制御部50で制御することができる。
また、本実施形態の発光装置10は、検知部40が基材20の上面22の温度を検知する上側検知部42をさらに有する。よって、本実施形態の発光装置10は、基材20の上面22側及び下面24側夫々の温度検知結果に基づいて加熱部30を制御部50で制御することができる。
また、本実施形態の発光装置10は、加熱部30の水平方向における位置が発光部70と重なっている。これにより、発光装置10は、発光部70の発光に伴う基材20の上面22側の加熱範囲に対して装置上下方向で対称となるように基材20の下面24を加熱部30で加熱することができる。よって、本実施形態の発光装置10は、加熱部30の全体が水平方向において発光部70に対してずれている構成と比して、発光部70の発熱に伴う基材20の熱変形を抑制することができる。
また、本実施形態の発光装置10は、発光部70が基材20の上面22に取り付けられている。よって、本実施形態の発光装置10は、発光部70が基材20の上方で基材20に対して離間している定められた位置に配置されている構成と比して、発光部70の発光に伴って発生した熱を基材20に伝導させることができる。すなわち、本実施形態の発光装置10は、発光部70が基材20の上面22に取り付けられていない構成と比して、発光部70の放熱を促進させることができる。
また、発光部70が基材20の上面22に取り付けられている構成においては、発光部70の発光に伴う発熱で基材20の上面22が加熱されて熱変形すると、熱変形した基材20の上面22に倣うように発光部70が変形する虞がある。一方、本実施形態の発光装置10は、発光部70が基材20の上面22に取り付けられている構成において、加熱部30をさらに備える。よって、本実施形態の発光装置10は、発光部70と加熱部30とを備える構成において、発光部70が基材20の上面22に取り付けられていない構成と比して、発光部70の放熱を促進しつつ、基材20の熱変形に伴う発光部70の変形を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る露光装置110及び画像形成装置100について図4~図9を用いて説明する。
なお、以下に示す説明では、画像形成装置100をユーザ(図示省略)が立つ側から正面視して、装置上下方向(鉛直方向)、装置幅方向(水平方向)、装置奥行方向(水平方向)をそれぞれ、H方向、W方向、D方向と記載する。また、装置上下方向、装置幅方向、装置奥行方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、画像形成装置100を正面視して、上側を+H側、下側を-H側、右側を+W側、左側を-W側、奥側を-D側、手前側を+D側と記載する。
<画像形成装置>
第2実施形態に係る画像形成装置100は、記録媒体の一例としてのシート部材Pにトナー画像を形成して定着させる電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置100は、図4に示されるように、筐体100aと、収容部210と、搬送部290と、形成部220と、定着部280と、制御部150(図示省略)を備えている。収容部210は、シート部材Pを収容している。搬送部290は、収容部210に収容されているシート部材Pを形成部220側に搬送する。筐体100aは、画像形成装置100の各部を収容する。制御部150は、画像形成装置100の各部の動作を制御する。制御部150の詳細については後述する。
形成部220は、感光体ユニット230Y、230M、230C、230Kと、転写ユニット270とを有している。なお、符号の添え字の「Y」はイエロー用、「M」はマゼンタ用、「C」はシアン用、「K」は黒(ブラック)用であることを示している。
感光体ユニット230Y~K(230Y、230M、230C、230K)は、画像形成装置100の正面から見て並んだ状態で筐体100aの内側に配置されている。感光体ユニット230Y、230M、230C、230Kは、使用するトナーを除いて同様の構成とされている。このため、感光体ユニットの構成を表す符号は、感光体ユニット230Kに対して付与し、感光体ユニット230Y、230M、230Cについては省略する。
感光体ユニット230Y~Kは、感光体ドラム232と、現像装置234と、露光装置110と、帯電装置236と、を含んで構成されている。感光体ドラム232は、外周面に静電潜像が形成される像保持体の一例であり、画像形成装置100を正面視する方向を軸方向として回転可能に設けられていて、図示しないモータによって画像形成装置100の正面から見て時計回りに回転する。帯電装置236は、感光体ドラム232の外周面を予め定められた電位に帯電させる。露光装置110は、露光装置110に対して+H側に配置されており、帯電装置236によって帯電された感光体ドラム232上に光を照射して静電潜像を形成する。露光装置110は、発光装置の一例である。現像装置234は、感光体ドラム232上に形成された静電潜像を、トナーを含む現像剤を用いて現像して、トナー画像を形成する。なお、露光装置110については詳細を後述する。
転写ユニット270は、中間転写ベルト271と、複数の一次転写ローラ272と、駆動ローラ273と、二次転写ローラ274と、対向ローラ275と、を含んで構成されている。中間転写ベルト271は、内周面を一次転写ローラ272と、駆動ローラ273と、二次転写ローラ274と、に支持されている無端ベルトであり、駆動ローラ273によって画像形成装置100の正面から見て反時計回りに回転する。転写ユニット270は、感光体ユニット230Y~Kで形成されたトナー画像を、中間転写ベルト271を介して搬送部290によって搬送されたシート部材Pに転写して、トナー画像が転写されたシート部材Pを定着部280に搬送する。
定着部280は、シート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pに定着させて、トナー画像が定着されたシート部材Pを装置外に排出する。
(露光装置)
次に、露光装置110について説明する。
露光装置110は、図5~図8に示されるように、基材120と、複数の発光部170と、加熱部130と、を備える。本実施形態においては、露光装置110は3つの発光部170を備える。また、露光装置110は、検知部140と、スペーサー160と、カバー部112と、をさらに備える。また、露光装置110は、図9に示されるように、制御部150とバスを介して相互に通信可能に接続されている。別言すると、露光装置110は、制御部150を備える。
基材120は、図5~図7に示されるように、装置奥行方向を長手方向とする直方体状のブロック材である。基材120は、D-W平面に沿っており+H側を向く上面122及び-H側を向く下面124を有する。上面122は面の一例である。下面124は他の面の一例である。基材120は部材の一例である。基材120は、例えばステンレス鋼等の金属で形成されており、後述する発光部170より剛性が高い。
なお、本実施形態における基材120は、発光部170より剛性が高いのであれば、金属ブロックで形成されているものに限られない。例えば、基材120は、板金で形成されていてもよく、また樹脂材料で形成されていてもよい。
(発光部)
3つの発光部170は夫々、+H側に向けて発光する機能を有する。3つの発光部170は、図7に示されるように、夫々基材120の長手方向(装置奥行方向)に延びており、基材120の長手方向(装置奥行方向)に沿う千鳥状に基材120の上面122に後述するスペーサー160を介して取り付けられている。すなわち、3つの発光部170は、上面122に対して離れている状態で配置されている。3つの発光部170は、+D側から発光部170a、170b、170cという。本実施形態においては、発光部170a及び発光部170cは、発光部170bに対して-W側に配置されている。
3つの発光部170は夫々、装置奥行方向における少なくとも一方側の端部が、該発光部170と隣り合う他の発光部170の装置奥行方向における少なくとも他方側の端部と、装置奥行方向における位置が重なっている。具体的には、発光部170aは、図7に示されるように、発光部170bと、互いの一部が装置幅方向から見て重なるように配置されている。具体的には、発光部170aの-D側の端部は、発光部170bの+D側の端部と、装置奥行方向における位置が重なっている。また、発光部170cは、発光部170bと、互いの一部が装置幅方向から見て重なるように配置されている。具体的には、発光部170cの+D側の端部は、発光部170bの-D側の端部と、装置奥行方向における位置が重なっている。
発光部170a、170b、170cは、夫々同様の構成とされている。このため、発光部170の構成を表す符号は、発光部170aに対して付与し、発光部170b及び発光部170cについては省略する。
発光部170aは、図5及び図6に示されるように、基材172と、発光基板174と、レンズ部176と、レンズ保持部178と、を備える。
基材172は、装置奥行方向を長手方向とする直方体状のブロック材である。基材172は、例えばステンレス鋼等の金属で形成されている。
基材172は、図5~図7に示されるように、後述する検知部140の上側検知部142が配置される凹部172aを有する。凹部172aは、基材172の上面に対して凹である窪みであり、基材120の長手方向(装置奥行方向)に沿って互いに間隔を空けて複数並んで形成されている。本実施形態において、ひとつの基材172につき凹部172aは4つ形成されている。
発光基板174は、+H側に向けて発光する機能を有する。発光基板174は、基材172の上面に沿って拡がる装置奥行方向に延びる薄板状の基板174aと、基板174aの上面に装置奥行方向に沿って配置されている光源174bと、を有する。本実施形態における光源174bは、半導体基板と、この半導体基板上に装置奥行方向に沿って複数形成された発光ダイオード、発光サイリスタ、又はレーザ素子等の発光素子と、を有する発光素子アレイである。なお、光源174bは、発光素子アレイに限定されず、単一の発光素子であってもよい。
レンズ部176は、発光基板174の光源174bに対して+H側に配置されている、装置奥行方向に延びるレンズアレイである。レンズ部176は、装置奥行方向から見て矩形状を成しており、光源174bから照射された光を-H側の面に入射させ、+H側の面から感光体ドラム232の表面に向けて出射する機能を有する。レンズ部176は、光源174bに対して定められた相対位置に配置されている
レンズ保持部178は、発光基板174の上面に配置されており、レンズ部176を装置幅方向で挟んだ状態で保持する機能を有する。
発光部170aは、基材120より剛性が低い。具体的には、基材120は、発光部170aよりも装置上下方向及び装置幅方向の曲げ剛性が高く、装置幅方向及び装置奥行方向の引張、圧縮剛性が高い。発光部170aは、基材120に取り付けられることで、単品のときと比して、上記各方向の剛性が増している。
発光部170は、その動作を制御部150によって制御されている。また、発光部170は、発光に伴って発熱する。発光部170の発光に伴って発生した熱は、スペーサー160を介して基材120の上面122に伝導し、また後述する間隙114経由で上面122に向けて輻射することで放熱される。別言すると、発光部170は、基材120を介して放熱することで過熱が抑制される。さらに別言すると、発光部170は、発光に伴って基材120の上面122を加熱させる。
(スペーサー)
スペーサー160は、図5及び図6に示されるように、発光部170を下方から支持するように基材120の上面122に取り付けられており、装置上下方向を軸方向とする円板である。換言すると、スペーサー160は、基材120と発光部170との間に装置上下方向で挟まれるように配置されている。スペーサー160は接続部の一例である。スペーサー160の直径は、基材120の装置幅方向の長さよりも短い。スペーサー160は、図6に示されるように、発光部170の長手方向(装置奥行方向)に沿って互いに間隔を空けて複数並んで配置されている。本実施形態において、ひとつの発光部170につきスペーサー160は3つ配置されている。これにより、発光部170と基材120との間には間隙114が形成されている。具体的には、スペーサー160が基材120と発光部170との間に配置されていることで、発光部170の基材172の下面と基材120の上面122との間には間隙114が形成されている。
本実施形態において、ひとつの発光部170につき3つ配置されているスペーサー160は、その発光部170の基材120の装置奥行方向の両端部と、その基材120の装置奥行方向における中央部と、を支持するように配置されている。
(加熱部)
加熱部130は、基材120の下面124に取り付けられており、通電により下面124を加熱する機能を有する薄板状の電気式ヒータである。すなわち、加熱部130は、基材120を下面124側から加熱する機能を有する。また、加熱部130は、基材120に対する下面124側に配置されている。加熱部130は、図8に示されるように、装置上下方向から見て装置幅方向に立つH字状の面を有しており、下面124の長手方向(装置奥行方向)に沿って互いに間隔を空けて複数並んで配置されている。本実施形態において、加熱部130は、4つ配置されている。4つの加熱部130は、+D側から加熱部130a、130b、130c、130dという。4つの加熱部130は、その動作を制御部50によって制御されている。
4つの加熱部130a~d(130a、130b、130c、130d)は夫々、3つの発光部170の一部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。換言すると、加熱部130は、発光部170の一部と装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。具体的には、加熱部130aは、-W側の一部が発光部170aの+D側の端部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。また、加熱部130bは、-W側の一部が発光部170aの-D側の端部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。また、加熱部130bは、+W側の一部が発光部170bの+D側の端部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。また、加熱部130cは、+W側の一部が発光部170bの-D側の端部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。また、加熱部130cは、-W側の一部が発光部170cの+D側の端部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。また、加熱部130dは、-W側の一部が発光部170cの-D側の端部と装置上下方向から見て重なるように配置されている。
また、加熱部130は、装置奥行方向における位置がスペーサー160と重なっている。具体的には、加熱部130a~dは夫々、一部のスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。より具体的には、加熱部130aは、発光部170aの+D側の端部に配置されているスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。また、加熱部130bは、発光部170aの-D側の端部に配置されているスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。また、加熱部130bは、発光部170bの+D側の端部に配置されているスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。また、加熱部130cは、発光部170bの-D側の端部に配置されているスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。また、加熱部130cは、発光部170cの+D側の端部に配置されているスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。また、加熱部130cは、発光部170cの-D側の端部に配置されているスペーサー160と、装置奥行方向における位置が重なるように配置されている。
(検知部)
検知部140は、図5に示されるように、上側検知部142と、下側検知部144と、を含んで構成されている。
上側検知部142は、発光部170の基材172に形成された複数の凹部172aの夫々に配置されている温度センサであり、発光部170の温度を検知する機能を有する。すなわち、検知部140の上側検知部142は、基材120の上面122側の温度を検知する。本実施形態において、上側検知部142は、図7に示されるように、3つの発光部170夫々に4つずつ形成された凹部172aの夫々に配置されている。
下側検知部144は、基材120の下面124に配置されている温度センサであり、基材120の下面124の温度を検知する機能を有する。すなわち、検知部140の下側検知部144は、基材120の下面124側の温度を検知する。本実施形態において、下側検知部144は、図8に示されるように、基材120の下面124に6つ配置されている。具体的には、6つの下側検知部144が、装置上下方向から見て装置奥行方向に延びる千鳥状に配置されている3つの発光部170と重なるように、2つ1組(計3組)で装置奥行方向に延びる千鳥状に配置されている。
図9は、露光装置110のハードウェア構成を示すブロック図である。露光装置110は、発光部170と、加熱部130と、検知部140と、制御部150とがバスを介して相互に通信可能に接続されている。なお、発光部170は複数の発光部170a~bを有しているが、図9では図の簡略化のため発光部170としてひとつにまとめて図示している。加熱部130(加熱部130a~d)、上側検知部142、下側検知部144についても同様に、図9では図の簡略化のため、夫々ひとつにまとめて図示している。
(制御部)
制御部150は、図9に示されるように、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)151と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)153と、ストレージ154と、を含んで構成されている。CPU151は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU151は、ROM152又はストレージ154からプログラムを読み出し、RAM153を作業領域としてプログラムを実行する。CPU151は、ROM152またはストレージ154に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM152又はストレージ154には、検知部140による基材120の上面22側の温度及び下面24側の温度の検知結果から基材120の内部の温度分布を算出する温度分布算出プログラムが格納されている。また、ROM152又はストレージ154には、温度分布算出プログラムの算出結果から、基材120の内部の温度差が小さくなるように加熱部130を動作させる温度差制御プログラムが格納されている。これにより、発光部170と基材120の熱膨張量の差、主に長手方向のつなぎ目位置変動が抑制される。なお、別の実施形態では、ROM152又はストレージ154には、温度分布算出プログラムの算出結果から、基材120の内部温度が定められた目標温度となるように加熱部130を動作させる温度制御プログラムが格納されている。これらのプログラムにより、制御部150は、検知部140の検知結果に基づいて加熱部130を制御する機能を有してもよい。この場合には基材120の熱膨張、主に短手方向のつなぎ目位置の変動が抑制される。
ROM152は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM153は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ154は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
(その他)
カバー部112は、図5に示されるように、装置奥行方向から見てU字状の断面を有しており、基材120を下方から覆って且つ基材120を装置幅方向で挟み込むように基材120に取り付けられているパネル状のカバー体である。カバー部112は、図6に示されるように、装置奥行方向に延びている。また、カバー部112は、図5に示されるように、U字の底部が加熱部130に対して装置上下方向に離れるように基材120に取り付けられている。カバー部112は、基材120の下面124との間に囲まれた空間に図示しないファンによって筐体100aの外側から吸気された空気が流れるダクトを形成している。
カバー部112は、上面122の上側で、各発光部170をW方向から覆っている。また、カバー部112と各発光部170との間には、断熱層としての隙間が形成されている。このため、カバー部112が上面122の下方のみに位置する構成と比して、発光部170が発する熱がW方向に放射されることが抑制されている。発光部170からの熱は、主に基材120を介して上記のダクトを流れる空気に放熱される。
露光装置110は、露光装置110に対して+H側に配置されており、帯電装置236によって帯電された感光体ドラム232上に光を照射して静電潜像を形成する。
<作用及び効果>
次に、第2実施形態の露光装置110及び画像形成装置100の作用及び効果について説明する。なお、この説明において、第2実施形態に対する比較形態を記載するときに、露光装置110及び画像形成装置100と同様の部品等を用いる場合、その部品等の符号及び名称をそのまま用いて説明する。
露光装置110は、基材120に対する下面124側に配置されている加熱部130を備えている。よって、第2実施形態の露光装置110は、加熱部30を備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、露光装置110は、検知部140と、制御部150と、をさらに備えている。よって、第2実施形態の露光装置110は、検知部40と、制御部50とを備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、露光装置110は、基材120の下面124側の温度を検知する下側検知部144をさらに有する。よって、第2実施形態の露光装置110は、下側検知部44を備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、露光装置110は、基材120の上面122側の温度を検知する上側検知部142をさらに有する。よって、第2実施形態の露光装置110は、上側検知部42を備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、露光装置110は、加熱部130の装置奥行方向における位置が発光部170と重なっている。よって、第2実施形態の露光装置110は、加熱部30の装置奥行方向における位置が発光部70と重なっている第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、露光装置110は、発光部170が基材120の上面122に取り付けられている。よって、第2実施形態の露光装置110は、発光部70が基材20の上面22に取り付けられている第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、露光装置110は、発光部170が基材120の上面122に対して離れており、スペーサー160を介して上面122に取り付けられている。本実施形態の露光装置110と、以下に示す第1比較形態としての露光装置310とを比較する。
第1比較形態の露光装置310は、本実施形態におけるスペーサー160に相当する構成を備えておらず、発光部170がスペーサー160を介さずに基材172の下面の全面を基材120の上面122に接触させるように直接的に取り付けられている。以上の点以外については、第1比較形態の露光装置310は、本実施形態の露光装置110と同様の構成とされている。
第1比較形態の露光装置310は、発光部170と基材120との間の伝熱面積が本実施形態の露光装置110よりも大きいため、本実施形態の露光装置110と比して、基材120の上面122側の部分が発光部170の発熱に伴って熱膨張しやすい。すなわち、第1比較形態の露光装置310は、本実施形態の露光装置110と比して、基材120が熱変形しやすい。
一方、本実施形態の露光装置110は、発光部170がスペーサー160を介して上面122に取り付けられているため、第1比較形態と比して、発光部170と基材120との間の伝熱面積が小さい。よって、本実施形態の露光装置110は、第1比較形態と比して、基材120の上面122側の部分が発光部170の発熱に伴って熱膨張しにくい。また、本実施形態の露光装置110は、第1比較形態と比して、発光部170より温度が高い基材120の熱が発光部170に放熱されにくい。したがって、本実施形態の露光装置110は、発光部170の下面の全面が基材120に直接的に取り付けられている構成と比して、発光部170の発熱に伴う基材120の熱変形を抑制することができる。
また、露光装置110は、スペーサー160がひとつの発光部170において互いに間隔を空けて3つ配置されている。また露光装置110は、発光部170と基材120の上面122との間に間隙114が形成されている。そのため、露光装置110においては、発光部170と上面122との間の空間全体に接続部が配置されている構成と比して、発光部170と基材120との間の伝熱面積が小さい。よって、本実施形態の露光装置110は、発光部170と上面122との間の空間全体に接続部が配置されている構成と比して、基材120の上面122側の部分が発光部170の発熱に伴って熱膨張しにくい。また、実施形態の露光装置110は、発光部170と上面122との間の空間全体に接続部が配置されている構成と比して、発光部170より温度が高い基材120の熱が発光部170に放熱されにくい。したがって、本実施形態の露光装置110は、発光部170と上面122との間の空間全体に接続部が配置されている構成と比して、発光部170の発熱に伴う基材120の熱変形を抑制することができる。
また、露光装置110は、加熱部130がスペーサー160と装置奥行方向における位置が重なっている。これにより、露光装置110は、発光部170の発光に伴うスペーサー160を介した基材120の上面122側の加熱範囲に対応するように基材120の下面124を加熱部130で加熱することができる。よって、本実施形態の露光装置110は、加熱部130の全体が水平方向においてスペーサー160に対してずれている構成と比して、発光部170の発熱に伴う基材120の熱変形を抑制することができる。
また、露光装置110は、加熱部130が装置奥行方向に沿って互いに間隔を空けて4つ配置されている。よって、本実施形態の露光装置110は、装置奥行方向において発光部170全体と重なっている加熱部を備える構成と比して、露光装置110を軽量化することができる。
また、露光装置110は、基材120及び発光部170が、装置奥行方向に延びている。よって、本実施形態の露光装置110は、加熱部130を備えていることで、発光部170の発熱に伴って装置奥行方向に延びている基材120が反るように熱変形することを抑制することができる。
また、露光装置110は、3つの発光部170が装置奥行方向に沿う千鳥状に配置されている。よって、本実施形態の露光装置110は、3つの発光部170が装置奥行方向に沿う千鳥状に配置されている構成において、基材120と発光部170との間にのみ加熱部が配置されている構成と比して、発光部170の発熱に伴う基材120の熱変形を抑制することができる。
また、画像形成装置100は、加熱部130が基材120に取り付けられている露光装置110を備える。本実施形態の画像形成装置100と、以下に示す第2比較形態としての画像形成装置300とを比較する。
第2比較形態の画像形成装置300は、本実施形態の加熱部130に代わって、感光体ユニット230の外部に配置された温風機を用いて基材120を加熱する構成を有している。温風機は、温風を送風することで基材120を加熱する。また、第2比較形態の画像形成装置300が備える露光装置は、本実施形態の加熱部130に相当する構成を有さない。すなわち、第2比較形態の画像形成装置300が備える露光装置は、基材120を加熱する加熱手段が基材120に取り付けられていない。以上の点以外については、第2比較形態の画像形成装置300は、本実施形態の画像形成装置100と同様の構成とされている。
第2比較形態の画像形成装置300では、温風機は感光体ユニット230の外部に配置されており、温風によって基材120を加熱する。よって、第2比較形態の画像形成装置300では、温風機は露光装置110の基材120の他に、感光体ユニット230の現像装置234及び感光体ドラム232を加熱してしまう。そのため、第2比較形態の画像形成装置300では、温風機が現像装置234及び感光体ドラム232を加熱してしまうことで、現像装置234によって感光体ドラム232上に形成されるトナー像に熱による悪影響を与える虞がある。
一方、実施形態の露光装置110は、加熱部130が基材120に取り付けられていることで、第2比較形態の露光装置と比して、基材120に対する加熱が現像装置234及び感光体ドラム232に与える影響が小さい。また、実施形態の露光装置110は、第1比較形態の露光装置310と比して、発光部170の発熱に伴う基材120の熱変形を抑制することができる。そのため、実施形態の露光装置110を備える画像形成装置100は、第1比較形態の露光装置310を備える画像形成装置と比して、発光部170の発熱に伴う画像形成不良を抑制することができる。したがって、実施形態の画像形成装置300は、第2比較形態の露光装置を備える構成と比して、基材120に対する加熱が現像装置234及び感光体ドラム232に与える影響を抑制しつつ、発光部170の発熱に伴う画像形成不良を抑制することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る発光装置410及び光計測装置400について図10~図12を用いて説明する。
なお、以下に示す説明では、光計測装置400が測定対象である物体(図示省略)を向く方向を装置奥行方向における手前側とし、装置奥行方向に直交すると共に互いに直交する2方向を夫々装置上下方向及び装置幅方向と記載する。また、図中では、装置上下方向(鉛直方向)、装置幅方向(水平方向)、装置奥行方向(水平方向)を夫々、H方向、W方向、D方向と記載する。また、装置上下方向、装置幅方向、装置奥行方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、光計測装置400を手前側から正面視して、上側を-H側、下側を+H側、右側を-W側、左側を+W側、奥側を-D側、手前側を+D側と記載する。
<光計測装置>
第3実施形態に係る光計測装置400は、光計測装置400に対して+D側に離れている物体(図示省略)に対して光を照射して且つ物体から反射された光を受光して物体(図示省略)の三次元形状を特定する計測装置である。光計測装置400は、図11に示されるように、筐体400aと、支持部400bと、発光装置410と、制御部450(図示省略)と、を備えている。
筐体400aは、光計測装置400の各部を収容する。筐体400aは、2つの透過板400c、400dを有する。透過板400c、400dは夫々、後述する発光装置410の発光部470及び受光部480に対して+D側に位置する筐体400aの一部に設けられている。透過板400cは、発光部470から+D側に照射された光を筐体400aの外側に透過させる。透過板400dは、発光部470から+D側に離れているユーザ(図示省略)に照射されて反射した光を受光部480に向けて透過させる。透過板400c、400dは、ガラスやアクリル等の透明材料で形成されている。
支持部400bは、筐体400aに取り付けられており、発光装置410が筐体400aと接触しないように発光装置410を支持している。本実施形態では、支持部400bは発光装置410の後述する基材420の装置幅方向の両端部を支持している。制御部450は、光計測装置400の各部の動作を制御する。制御部450の詳細については後述する。
(発光装置)
発光装置410は、光計測装置400に対して+D側に離れているユーザ(図示省略)に向けて発光する装置である。別言すると、発光装置410は、+D側に向けて光を照射する装置である。また、発光装置410は、ユーザ(図示省略)に照射されて反射された光を受光する機能をさらに有する。発光装置410は、基材420と、発光部470と、加熱部430と、を備える。また、発光装置410は、検知部440と、受光部480と、をさらに備える。また、発光装置410は、拡散部412と、レンズ部414と、をさらに備える。また、発光装置410は、図12に示されるように、制御部450とバスを介して相互に通信可能に接続されている。別言すると、発光装置410は、制御部450を備える。
基材420は、図10に示されるように、H-W平面に沿っており+D側を向く表面422及び-D側を向く裏面424を有する矩形板である。表面422は面の一例である。裏面424は他の面の一例である。基材420は部材の一例である。基材420は、例えばステンレス鋼などの金属製のブロックであり、後述する発光部470よりも剛性が高い。基材420は、筐体400aの支持部400bによって、筐体400aと接触しないように支持されている。
なお、本実施形態における基材420は、発光部470より剛性が高いのであれば、金属ブロックで形成されているものに限られない。例えば、基材420は、板金で形成されていてもよく、また樹脂材料で形成されていてもよい。
(発光部)
発光部470は、+D側に向けて発光する機能を有する。本実施形態における発光部470は、面発光型半導体レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)素子が配線基板上に実装されたものであり、基材420の表面422に取り付けられている(図11参照)。すなわち、発光部470は、基材420に対する表面422側に配置されている。発光部470は、図10に示されるように、装置奥行方向から見て基材420より小さい矩形状を成している。また、発光部470は、基材420より剛性が低い。具体的には、基材420は、発光部470よりもD方向の曲げ剛性が高く、H方向及びD方向の引張、圧縮剛性が高い。発光部470は、基材420に取り付けられることで、単品のときと比して、上記各方向の剛性が増している。
発光部470は、その動作を制御部450によって制御されている。また、発光部470は、発光に伴って発熱する。発光部470の発光に伴って発生した熱は、基材420の表面422に伝導することで放熱される。別言すると、発光部470は、基材420を介して放熱することで過熱が抑制される。さらに別言すると、発光部470は、発光に伴って基材420の表面422を加熱させる。
(加熱部)
加熱部430は、基材420の裏面424に取り付けられており、裏面424を加熱する機能を有する薄板状の電気式ヒータである。すなわち、加熱部430は、基材420を裏面424側から加熱する機能を有する。また、加熱部430は、基材420に対する下面24側に配置されている。加熱部430は、装置奥行方向から見て、基材420より小さくて且つ発光部470より大きい矩形状を成しており、発光部470が加熱部430の内側に位置するように配置されている。具体的には、加熱部430は、装置幅方向における位置が発光部470と重なっている。さらに、加熱部430は、装置幅方向における位置が発光部470の一部と重なっている。また、加熱部430は、装置上下方向における位置が発光部470と重なっている。さらに、加熱部430は、装置上下方向における位置が発光部470の一部と重なっている。加熱部430は、その動作を制御部450によって制御されている。
(検知部)
検知部440は、基材420の温度を検知する機能を有する。検知部440は、図11に示されるように、表側検知部442と、裏側検知部444と、を含んで構成されている。表側検知部442は、基材420の表面422に取り付けられた温度センサであり、基材420の表面422の温度を検知する機能を有する。すなわち、検知部440は、基材420の表面422側の温度を検知する。裏側検知部444は、基材420の裏面424に取り付けられた温度センサであり、基材420の裏面424の温度を検知する機能を有する。すなわち、検知部440は、基材420の裏面424側の温度を検知する。
(受光部)
受光部480は、光計測装置400に対して+D側に離れているユーザ(図示省略)に向けて発光部470から照射されてユーザ(図示省略)から反射した光を受光する機能を有する三次元センサである。受光部480は、基材420に対する表面422側に配置されており、発光部470に対して-W側にずれている、予め定められた位置に配置されている。すなわち、受光部480は、発光部470に対して定められた相対位置に配置されている。受光部480は、他の部品の一例である。
図12は、発光装置410のハードウェア構成を示すブロック図である。発光装置410は、受光部480と、発光部470と、加熱部430と、検知部440と、制御部450とがバスを介して相互に通信可能に接続されている。
(制御部)
制御部450は、図12に示されるように、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)451と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)453と、ストレージ454と、を含んで構成されている。CPU451は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU451は、ROM452又はストレージ454からプログラムを読み出し、RAM453を作業領域としてプログラムを実行する。CPU451は、ROM452またはストレージ454に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM452又はストレージ454には、検知部440による基材420の上面422側の温度及び下面424側の温度の検知結果から基材420の内部の温度分布を算出する温度分布算出プログラムが格納されている。また、ROM452又はストレージ454には、温度分布算出プログラムの算出結果から、基材420の内部の温度差が小さくなるように加熱部430を動作させる温度差制御プログラムが格納されている。なお、別の実施形態では、ROM452又はストレージ454には、温度分布算出プログラムの算出結果から、基材420の内部温度が定められた目標温度となるように加熱部430を動作させる温度制御プログラムが格納されている。これらのプログラムにより、制御部450は、検知部440の検知結果に基づいて加熱部430を制御する機能を有する。
また、ROM452又はストレージ454には、受光部480が受光した光に基づいて発光部470から光を照射されたユーザ(図示省略)の三次元形状を特定する形状特定プログラムが格納されている。CPU451は、形状特定プログラムによって、受光部480が受光した光に基づいて発光部470から光を照射されたユーザ(図示省略)の三次元形状を特定する形状特定部451aとして機能する。別言すると、光計測装置400は、形状特定部451aを備える。
ROM452は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM453は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ454は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
(その他)
拡散部412は、基材420の表面422に発光部470を+D側から覆うように設けられている光学部材である。拡散部412は、発光部470から+D側に照射される光を拡散させ、拡散部412から+D側に向けて出射される光の拡がり角を、発光部470から+D側に照射される光の拡がり角よりも大きくすることで、照射面を拡大させる機能を有する。拡散部412は、発光部470に対して定められた相対位置に配置されている。拡散部412は、他の部品の一例である。
レンズ部414は、基材420の表面422に受光部480を+D側から覆うように設けられている光学部材である。レンズ部414は、筐体400aの外部から透過板400dを透過した光を受光部480に集光させる機能を有する。レンズ部414は、受光部480に対して定められた相対位置に配置されている。また、レンズ部414は、発光部470に対して定められた相対位置に配置されている。レンズ部414は、他の部品の一例である。
<作用及び効果>
次に、第3実施形態の発光装置410及び光計測装置400の作用及び効果について説明する。なお、この説明において、第3実施形態に対する比較形態を記載するときに、発光装置410及び光計測装置400と同様の部品等を用いる場合、その部品等の符号及び名称をそのまま用いて説明する。
発光装置410は、基材420に対する裏面424側に配置されている加熱部430を備えている。よって、第3実施形態の発光装置410は、加熱部30を備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、発光装置410は、検知部440と、制御部450と、をさらに備えている。よって、第3実施形態の発光装置410は、検知部40と、制御部50とを備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、発光装置410は、基材420の裏面424側の温度を検知する裏側検知部444をさらに有する。よって、第3実施形態の発光装置410は、下側検知部44を備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、発光装置410は、基材420の表面422側の温度を検知する表側検知部442をさらに有する。よって、第3実施形態の発光装置410は、上側検知部42を備える第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、発光装置410は、加熱部430の装置幅方向及び装置上下方向における位置が発光部470と重なっている。よって、第3実施形態の発光装置410は、加熱部30の水平方向における位置が発光部70と重なっている第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、発光装置410は、発光部470が基材420の表面422に取り付けられている。よって、第3実施形態の発光装置410は、発光部70が基材20の上面22に取り付けられている第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、発光装置410は、発光部470に対して定められた相対位置に配置されている受光部480をさらに備える。発光部470が基材420に取り付けられている構成において、基材420が変形すると発光部470と受光部480との相対位置が変化する。そして、発光装置410は、加熱部430を備えることで発光部470の発熱に伴う基材420の熱変形が抑制されるので、基材420の熱変形に伴う発光部470と受光部480との相対位置の変化が抑制される。よって、第3実施形態の発光装置410は、発光部470及び受光部480の相対位置に基材420が関連する構成において、基材420の熱変形に伴う発光部430と受光部480との相対位置の変化を抑制することができる。
また、発光装置410は、受光部480が受光した光に基づいて発光部470から光を照射された物体(図示省略)の三次元形状を特定する形状特定部411aをさらに備える。よって、第3実施形態の発光装置410は、受光部480及び形状特定部411aを備える構成において、形状特定部411aによる物体形状の特定精度を向上させることができる。
以上のとおり、特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内にて種々の変形、変更、改良が可能である。
例えば、発光装置10、410及び露光装置110は夫々、検知部40、440、140及び制御部50、450、150を備えるものとした。しかしながら、本発明に係る発光装置は、検知部及び制御部を備えていなくてもよく、発光部の発光量に基づいて加熱部の動作を制御する構成を有していてもよい。
また、加熱部30、130、430は夫々、発光部70、170、470の発光方向と交差する方向における位置が発光部70、170、470と重なっているものとした。しかしながら、本発明に係る加熱部は、発光部の発光方向と交差する方向における位置が発光部に対してずれていてもよい。
また、発光部70、170、470は夫々、基材20、120の上面22、122及び基材420の表面422に取り付けられているものとした。しかしながら、本発明に係る発光部は、部材に対する発光部の発光方向側に配置されているのであれば、部材以外の支持体に支持されることで、部材に対して離れている位置に配置されていてもよい。また、本発明に係る発光装置は、部材から離れている位置に配置されている発光部を支持して部材に取り付けられている接続部を有さなくてもよい。
また、第2実施形態のスペーサー160は、ひとつの発光部170において互いに間隔を空けて3つ配置されているものとした。しかしながら本発明に係る接続部の数量は、3つに限定されず、単体であっても2つであっても4つ以上であってもよい。また、本発明に係る接続部は、発光部と部材の上面との間の空間全体に配置されていてもよい。すなわち、本発明に係る発光部と部材の上面との間には、間隙が形成されていなくてもよい。
また、第2実施形態における加熱部130は、発光部170の発光方向と交差する方向における位置がスペーサー160の一部と重なっているものとした。しかしながら、本発明に係る加熱部は、発光部の発光方向と交差する方向における位置が接続部全体と重なっていてもよく、接続部全体に対してずれていてもよい。
また、第2実施形態における加熱部130は、露光装置110の長手方向である装置奥行方向に沿って互いに間隔を空けて4つ配置されているものとした。しかしながら、本発明に係る加熱部の数量は、4つに限定されず、単体であっても2つであっても3つであっても5つ以上であってもよい。
また、第2実施形態では、発光部170を備える発光装置を露光装置110として説明したが、本発明は露光装置110以外の光学装置に適用してもよく、読取装置(例えば、Contact Image Sensor)に適用してもよい。
また、第3実施形態の光計測装置400は、発光部470及び受光部480の両者が基材420に取り付けられている発光装置410を備えるものとした。しかしながら、本発明においては、発光部又は発光部に対して定められた相対位置に配置されている他の部品の何れか一方が部材に取り付けられているのであれば、発光部又は他の部品の何れか他方は部材に取り付けられていなくてもよい。例えば、本発明に係る光計測装置は、図13に示されるように、基材520に取り付けられた発光部570を備える発光装置510が、受光部580を取り付けられた他の基材500eに設けられた支持体500fで支持されている光計測装置500であってもよい。また、本発明に係る光計測装置は、図14に示されるように、基材620に取り付けられた発光部670を備える発光装置610と、他の基材600eに取り付けられた受光部680と、を備える光計測装置600であってもよい。
前述の実施形態では、本発明を光計測装置や画像形成装置に適用した場合を示したが、発光装置と光伝送路と受光手段と組み合わせて光伝送に適用してもよいし、発光装置から発光した光が検出対象物の内部に入る生体検出などに適用してもよい。
10 発光装置
20 基材(部材の一例)
22 上面(面の一例)
24 下面(他の面の一例)
30 加熱部
40 検知部
50 制御部
70 発光部
100 画像形成装置
110 露光装置(発光装置の一例)
120 基材(部材の一例)
122 上面(面の一例)
124 下面(他の面の一例)
130 加熱部
140 検知部
150 制御部
160 スペーサー(接続部の一例)
170 発光部
400 光計測装置
410 発光装置
420 基材(部材の一例)
422 表面(面の一例)
424 裏面(他の面の一例)
430 加熱部
440 検知部
450 制御部
451a 形状特定部
470 発光部
480 受光部(他の部品の一例)

Claims (15)

  1. 一方向を向く面と前記面とは反対側を向く他の面とを有する部材と、
    前記部材に対する前記面側に配置され、発光に伴って発熱し、前記部材よりも剛性が低い発光部と、
    前記部材に対する前記他の面側に配置され、前記部材を前記他の面側から加熱する加熱部と、
    を備える発光装置。
  2. 前記部材の温度を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に基づいて前記加熱部を制御する制御部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記検知部は、前記部材に対する前記他の面側の温度を検知する、請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記検知部は、前記部材に対する前記面側の温度をさらに検知する、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記加熱部は、前記一方向と交差する交差方向における位置が前記発光部と重なっている、請求項1~4の何れか1項に記載の発光装置。
  6. 前記発光部は、前記面に取り付けられている、請求項1~5の何れか1項に記載の発光装置。
  7. 前記発光部は、前記面に対して離れており、接続部を介して前記面に取り付けられている、請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記接続部は、ひとつの発光部において互いに間隔を空けて複数配置されており、
    前記発光部と前記面との間には間隙が形成されている、請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記加熱部は、前記一方向と交差する交差方向における位置が前記接続部と重なっている、請求項7又は請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記加熱部は、前記一方向と交差する交差方向に沿って互いに間隔を空けて複数配置されている、請求項1~9の何れか1項に記載の発光装置。
  11. 前記部材及び前記発光部は、前記一方向と交差する交差方向に延びている、請求項1~10の何れか1項に記載の発光装置。
  12. 前記発光部は、前記交差方向に沿って千鳥状に複数配置されており、
    前記発光部の前記交差方向における一方側の端部は、隣り合う他の発光部の前記交差方向における他方側の端部と、前記交差方向における位置が重なっている、請求項11に記載の発光装置。
  13. 前記発光部に対して定められた相対位置に配置されている他の部品をさらに備え、
    前記発光部又は前記他の部品の少なくとも何れか一方は、前記部材に取り付けられている、請求項1~12の何れか1項に記載の発光装置。
  14. 前記他の部品は、前記一方向に離れている物体に対して前記発光部から発光されて前記物体から反射された光を受光する受光部である請求項13に記載の発光装置と、
    前記受光部が受光した光に基づいて前記物体の三次元形状を特定する形状特定部と、
    を備える光計測装置。
  15. 像保持体と、
    帯電した像保持体上に光を結像させて静電潜像を形成する光学装置であって、前記加熱部は前記部材に取り付けられている請求項1~12の何れか1項に記載の光学装置と、
    前記像保持体の静電潜像を現像して画像を形成する現像装置と、
    を備える画像形成装置。
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