JP2023021601A - 足場部材、足場および足場の拡張方法 - Google Patents

足場部材、足場および足場の拡張方法 Download PDF

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Abstract

【課題】足場を拡張する際の作業性を向上させることができる足場部材、足場および足場の拡張方法を提供すること。【解決手段】足場部材は、水平方向に連結される単管本体部、および単管本体部の外周に所定間隔で設けられる複数のフランジを有した、フランジ付き単管と、2つのフランジ付き単管の間を架け渡すように配置され、第1フランジ付き単管の単管本体部にフックを引っ掛けて、第2フランジ付き単管の単管本体部に別のフックを引っ掛ける、フック付き足場板と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、足場を形成するための足場部材および当該足場部材によって形成される足場、並びに足場の拡張方法に関する。
従来より、建築物、橋、高速道路などの足場において、新たな単管を前方に送り出して足場に固定することにより、足場を拡張する工法および部材が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1、2で提案される工法においては、2つの短尺の単管に1つの長尺の単管(スライド管)を挿通し、当該スライド管の先端部に足場形成用の新たな単管を接続する。この状態でスライド管を前方にスライド移動させる。スライド管により新たな単管を前方に支持するとともに、新たな単管を前方に送り出して既設の足場に固定する。このようにして固定された単管に足場板や別の単管等を取り付けて、新たな足場を拡張する。
特許第5022524号 特許第5763862号
特許文献1、2に開示されるような工法を含めて、足場を拡張する際の作業性をより向上させることが求められる。
従って、本発明の目的は、足場を拡張する際の作業性を向上させることができる足場部材、足場および足場の拡張方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の一態様によれば、水平方向に連結される単管本体部、および単管本体部の外周に所定間隔で設けられる複数のフランジを有した、フランジ付き単管と、2つのフランジ付き単管の間を架け渡すように配置され、第1フランジ付き単管の単管本体部にフックを引っ掛けて、第2フランジ付き単管の単管本体部に別のフックを引っ掛ける、フック付き足場板と、を備える、足場部材を提供する。
本発明の一態様によれば、前記足場部材を用いて形成される足場を提供する。
本発明の一態様によれば、単管本体部および単管本体部の外周に所定間隔で設けられる複数のフランジを有したフランジ付き単管を水平方向に連結するステップと、2つのフランジ付き単管の間にフック付き足場板を架け渡すように配置して、第1フランジ付き単管の単管本体部にフック付き足場板のフックを引っ掛けて、第2フランジ付き単管の単管本体部にフック付き足場板の別のフックを引っ掛けるステップと、を含む、足場の拡張方法を提供する。
本発明の足場部材、足場および足場の拡張方法によれば、足場を拡張する際の作業性を向上させることができる。
実施形態に係る足場部材を含む足場の概略斜視図 実施形態に係るフランジ付き単管を部分的に示す斜視図 実施形態に係るフック付き足場板の斜視図 実施形態に係るフックの詳細構成を説明するための側面図 実施形態に係るフックの詳細構成を説明するための側面図 実施形態に係る足場支持機構を示す斜視図 実施形態に係るスライド工法を説明するための斜視図 実施形態に係るスライド工法を説明するための斜視図 実施形態に係るフック付き足場板を設置した状態を示す斜視図
以下、本発明の足場部材、足場および足場の拡張方法に係る実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明の足場部材、足場および足場の拡張方法は、以下の実施形態に記載した構成・方法に限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態にかかる足場部材3を含む足場2の概略斜視図である。図1に示す足場部材3は、建築物、橋、高速道路などの構造物(図示せず)の足場2を拡張するための部材である。本実施形態の足場部材3は特に、新たな足場を形成するための単管(フランジ付き単管4)を前方にスライドさせて連結していく「スライド機構」である。
図1に示すように、足場部材3は、複数のフランジ付き単管4と、複数のフック付き足場板6と、複数の足場支持機構7とを備える。
フランジ付き単管4は、足場2の拡張方向A(水平方向)に沿って設置される単管である。フランジ付き単管4の端部同士を接続することで拡張方向Aに互いに連結される。フランジ付き単管4の端部には、他のフランジ付き単管4と連結可能な構造(図示せず)が設けられてもよい。
図2は、フランジ付き単管4を部分的に示す斜視図である。図2に示すように、フランジ付き単管4は、1本の単管本体部8と、複数のフランジ10とを備える。単管本体部8は、軸方向Bに沿って延びる円筒状の部材である。軸方向Bは、足場2の拡張方向Aと概ね一致する。フランジ10は、単管本体部8の外周部から突出した部分である。複数のフランジ10が軸方向Bに沿って所定の間隔で設けられている。フランジ10の数は任意の数であってもよい。
フランジ10のそれぞれは、複数のフランジ孔11を有する(本実施形態では4つ)。フランジ孔11は、後述するフック部材18等のフックを引っ掛けるために利用される。フランジ10にフックを引っ掛けて固定することで、単クランプを用いて固定する場合に比べて簡単かつ迅速に取付作業を行うことができる。これにより、足場2を拡張する際の作業性および安全性を向上させることができる。本実施形態では4つのフランジ孔11を設けているが、フランジ孔11の数は任意の数であってもよい。
図1に示すように、フランジ付き単管4は、拡張方向Aに直交する横方向C(水平方向)に間隔を空けて複数列設置される。隣接する2列のフランジ付き単管4を「第1フランジ付き単管4A」と「第2フランジ付き単管4B」とする。第1フランジ付き単管4Aと第2フランジ付き単管4Bの間には、フック付き足場板6が設置される。
フック付き足場板6は、足場2の土台を構成する部材である。フック付き足場板6は「アンチ」とも称する。
図3は、フック付き足場板6の斜視図である。フック付き足場板6は、足場本体部12と、複数のフック14とを備える。
足場本体部12は、平面視で略矩形状の外径を有した板状の部材であり、幅方向Dに細長い形状を有する。幅方向Dは、前述した横方向Cに概ね一致する。足場本体部12の幅方向Dの両端部には、複数のフック14が設けられる。フック14は、フック付き足場板6をフランジ付き単管4に固定するための部分である。フック付き足場板6の一端側に2つのフック14を設け、他端側に別の2つのフック14を設けている(合計4つ)。
図4A、図4Bは、フック14の詳細構成を説明するための側面図である。図4Aは、フック14がフランジ付き単管4の単管本体部8を固定した固定状態を示し、図4Bは、フック14が単管本体部8を開放した開放状態を示す。
図4A、図4Bに示すように、フック14は、上フック部14Aと、下フック部14Bとを備える。上フック部14Aは、単管本体部8に対して上から係合する部分であり、下フック部14Bは、単管本体部8に対して下から係合する部分である。下フック部14Bは、上フック部14Aに対して回動可能に構成される(矢印R1、R2)。
フック14を単管本体部8に引っ掛けると、図4Aに示すように、下フック部14Bは自重によって回転方向R1に回動する。下フック部14Bは単管本体部8を下方から支持し(矢印E1)、上フック部14Aとともに単管本体部8を上下に挟み込む。この状態でフック付き足場板6を上方に持ち上げようとすると、下フック部14Bの先端側が単管本体部8の下部に接触して回転方向R1への回転力を受ける。このため、単管本体部8の脱落が防止される。
図4Bに示すように、下フック部14Bを回転方向R1とは逆方向の回転方向R2に回転させると、下フック部14Bは単管本体部8の下方から退避する。これにより、単管本体部8が開放され(矢印E2)、単管本体部8からフック付き足場板6を取り外すことができる。すなわち、下フック部14Bに対して自重に反する回転方向R2への外力を加えない限り、フック14による単管本体部8の固定状態(図4A)が維持される。
本実施形態のフック14は、上フック部14Aが非磁性体で構成され、下フック部14Bは磁性体で構成される。下フック部14Bを磁性体で構成することで、磁気により動作させることができる。
図4Bに示すように、本実施形態の足場部材3は、磁気を発生させるマグネット部15を設けている。マグネット部15は、下フック部14Bに近付くと下フック部14Bを引き寄せる機能を有する。マグネット部15が下フック部14Bを引き寄せた状態で回転方向R2に移動させることで、下フック部14Bを開放位置に向けて動作させることができる。
このように磁気を利用して単管本体部8の固定状態を解除できるようにすることで、図1に示す足場2においてフック14の周辺の隙間が小さい場合でも、フック14の上方からマグネット部15を近づけることで単管本体部8の固定を解除することができる。これにより、作業員が自分の手で下フック部14Bを持って移動させる場合に比べて、単管本体部8の固定を容易に解除することができ、作業性および安全性を向上させることができる。
図4Bに示すように、マグネット部15に紐16を取り付けて、作業員の衣服等に装着することで、マグネット部15の脱落・紛失を防止してもよい。
図1に戻ると、足場支持機構7は、フランジ付き単管4を上から支持する機構である。足場支持機構7を設けることで、フランジ付き単管4およびフランジ付き単管4の上に設置されたフック付き足場板6を足場2により安定的に設置することができる。
図5は、足場支持機構7を示す斜視図である。足場支持機構7は、フック部材18と、ねじ部材20、21と、ターンバックル22と、リング部材24と、チェーン26と、連結部28とを備える。
フック部材18は、フランジ付き単管4のフランジ10に引っ掛けられるフックである。ねじ部材20、21は、外周部にねじを形成する部材であり、ターンバックル22の両端部に螺合される。ターンバックル22は、足場支持機構7の長さを調整するための部材であり、ターンバックル22を回転させることで(矢印R3)、ねじ部材20、21同士の間隔を調整することができる。リング部材24は、チェーン26を保持する部材であり、ねじ部材21に連結されている。チェーン26は、足場支持機構7を足場2に固定するための部材であり、図5に示す例では、足場2の上方に設けられた水平単管27に巻かれている。連結部28は、フック部材18とねじ部材20を連結する部材であり、フック部材18を回転可能な状態で支持する(矢印R4)。フック部材18を回転可能とすることで、フック部材18の角度を調節しながらフランジ10のフランジ孔11に挿入することができる。
上記構成を有する足場支持機構7によれば、フック部材18をフランジ10のフランジ孔11に引っ掛けるとともに、チェーン26を水平単管27に巻いて支持させることで、フランジ付き単管4およびフック付き足場板6を足場2に強固かつ安定的に固定することができる。フック部材18を介してフランジ付き単管4へ接続することで、単クランプを用いる場合に比べて、簡単かつ迅速に取付作業を実行することができる。また、ターンバックル22を回転させれば足場支持機構7の長さを調節することができるため、足場2における水平単管27の高さや角度が場所に応じて異なる場合でも、適切な長さおよび張力に調整することができる。
上述した構成を有する足場部材3を用いて、フランジ付き単管4を拡張方向Aにスライドさせて連結する「スライド工法」について、図6、図7を用いて説明する。図6、図7は、本実施形態のスライド工法を説明するための概略斜視図である。
図6に示すように、本実施形態の足場部材3は、フランジ付き単管4をスライドさせるためのスライド機構30として、3つのワイヤ32、34、36(吊り下げ部材)と、ワイヤ支持部38と、ワイヤ吊り下げ部40と、スライド支持管42と、支持管取付部44とを備える。
ワイヤ32、34、36はそれぞれ、フランジ付き単管4を吊り下げるための吊り下げ部材である。ワイヤ32、34は、ワイヤ支持部38に支持されるとともに、ワイヤ支持部38の上方に設けられたワイヤ吊り下げ部40を経由してフランジ付き単管4まで延びる。ワイヤ36は、固定部材46によってスライド支持管42に固定される。
ワイヤ支持部38とワイヤ吊り下げ部40はともに足場2の鉛直単管45に固定されている。ワイヤ支持部38とワイヤ吊り下げ部40により2本のワイヤ32、34を取付可能とすることで、状況に応じて一方のワイヤ32、34を取り外したり、交互に使用することができる。
図7は、ワイヤ32、34、36をフランジ付き単管4に接続する接続箇所をそれぞれ拡大した斜視図である。図7に示すように、ワイヤ32、34、36の先端部にはそれぞれ、フック部材32F、34F、36Fが取り付けられている。フック部材32F、34F、36Fはいずれも、フランジ付き単管4のフランジ10(のフランジ孔11)に引っ掛けて取り付けられる。フック部材32F、34F、36Fをフランジ10に接続することで、単クランプを用いる場合に比べて簡単かつ迅速に取付作業を実行することができる。
図6、図7に示すスライド支持管42は、フランジ付き単管4を支持するための単管である。スライド支持管42は、図6に示す支持管取付部44に挿通して取り付けられる。支持管取付部44は、スライド支持管42をスライド可能に支持する部材であり、ワイヤ支持部38の外側に固定される。
このような構成において、作業者はまずスライド支持管42を支持管取付部44に挿通してスライド可能な状態とする。さらにワイヤ36を用いて、スライド支持管42とフランジ付き単管4を接続し、ワイヤ32、34を用いてフランジ付き単管4を上方から吊り下げる。これにより、フランジ付き単管4をスライド支持管42とともに前方に送り出すことが可能な状態となる。既存の足場2の上にいる1人又は複数の作業者がスライド支持管42を前方に送り出すとともに、フランジ付き単管4を前方に送り出す。送り出されたフランジ付き単管4は、既存の足場2の単管、すなわち設置済みのフランジ付き単管4に接続して固定される。図6に示す例では、直交クランプ等の固定部材47を用いてフランジ付き単管4の端部同士を連結する。このような固定方法に限らず、任意の固定手段によりフランジ付き単管4の端部同士を連結・固定してもよい。
上記方法により、新たなフランジ付き単管4を既存の足場2に連結して拡張することができる。図6に示すように、横方向Cに間隔を空けて複数列のフランジ付き単管4を設置することで、拡張方向Aだけでなく横方向Cにも足場2を拡張することができる。隣接する2列のフランジ付き単管4A、4Bの間には、前述したフック付き足場板6が設置可能である。
図8は、2本のフランジ付き単管4A、4Bの間に複数のフック付き足場板6を設置した状態を示す斜視図である。
前述したように、フック付き足場板6が有する4本のフック14のうち、一端側の2本のフック14をフランジ付き単管4Aの単管本体部8に引っ掛けて、他端側の2本のフック14をフランジ付き単管4Bの単管本体部8に引っ掛ける。これにより、2本のフランジ付き単管4A、4Bの間にフック付き足場板6を設置することができる。フック14を引っ掛ければフック付き足場板6を設置できるため、簡単かつ迅速に設置作業を行うことができる。さらに、2本のフランジ付き単管4A、4Bの平行度を自然に保つことができ、図4Aに示した下フック部14Bは自動的に抜け止めとして機能する。
図8に示すように、フック付き足場板6を拡張方向Aに向かって順番に設置することで、フランジ付き単管4A、4Bの略全長にわたってフック付き足場板6を設置することができる。前述したようにフック14を引っ掛ければ足場板を設置できるため、フック付き足場板6を迅速に設置することができ、足場2を短時間で拡張させることができる。
図6~図9に示した足場2の拡張方法によれば、フランジ付き単管4A、4Bを拡張方向Aにスライドさせて連結するとともに、設置したフランジ付き単管4A、4Bの上にフック付き足場板6を設置して足場2を拡張することができる。特に、フック付き足場板6のフック14、足場支持機構7のフック部材18、およびフック部材32F、34F、36Fをフランジ10に引っ掛けて固定構造を形成するため、クランプを用いる場合に比べて簡単かつ迅速に取付作業を行うことができる。これにより、足場拡張時の作業性および安全性を向上させることができる。
従来の工法ではクランプの取付位置に経験と勘が必要であったのに対し、本実施形態の工法では、所定間隔で設けたフランジ10にフックを引っ掛ければよいため、取付位置を決定するための手間と考える時間を削減することができ、作業性の向上につながる。
図8に示す状態からさらに足場2を拡張する場合は、ワイヤ32、34、36をフランジ付き単管4から取り外すとともに、ワイヤ支持部38、ワイヤ吊り下げ部40、スライド支持管42および支持管取付部44を足場2から取り外し、それぞれを次の場所に付け替える。その後、図6、図8で説明した方法と同様の方法により新たなフランジ付き単管4およびフック付き足場板6を設置することで、足場2を拡張方向Aにさらに拡張することができる。上記方法によれば、構造物の形状等に応じて、足場2の拡張方向Aを途中で変更することも可能である。
設置済みの足場2からフック付き足場板6を取り外すには、図4Bに示したように、作業員がマグネット部15を持って下フック部14Bに近付けて動作させればよい。これにより、フック付き足場板6を簡単かつ迅速に取り外すことができる。
上述したように、本実施形態の足場部材3は、フランジ付き単管4と、フック付き足場板6とを有する。フランジ付き単管4は、水平方向に連結される単管本体部8と、単管本体部8の外周に所定間隔で設けられる複数のフランジ10とを有する。フック付き足場板6は、2つのフランジ付き単管4の間を架け渡すように配置され、第1フランジ付き単管4Aの単管本体部8にフック14を引っ掛けて、第2フランジ付き単管4Bの単管本体部8に別のフック14を引っ掛ける。
同様に、本実施形態の足場2の拡張方法は、フランジ付き単管4を水平方向に連結するステップと、2つのフランジ付き単管4の間にフック付き足場板6を架け渡すように配置するステップとを含む。
このような構成・方法によれば、フランジ付き単管4の単管本体部8にフック付き足場板6のフック14を引っ掛けることで、フック付き足場板6を容易に設置することができる。また、フランジ付き単管4のフランジ10にはフックを引っ掛けて固定構造を形成することができるため、足場2を拡張する際の作業性を向上させることができる。
また、実施形態の足場部材3は、フランジ付き単管4のフランジ10に引っ掛けられるフック部材18、32F、34F、36Fをさらに備える。また、実施形態の足場2の拡張方法は、フランジ付き単管4のフランジ10にフック部材18、32F、34F、36Fを引っ掛けるステップを含む。これにより、クランプを用いて固定構造を形成する場合に比べて簡単かつ迅速に取付作業を行うことができ、足場拡張時の作業性を向上させることができる。
また、実施形態の足場部材3は、フランジ付き単管4のフランジ10にフック部材18を引っ掛けてフランジ付き単管4を支持する足場支持機構7をさらに備える。また、実施形態の足場2の拡張方法は、フック部材18を有する足場支持機構7によりフランジ付き単管4を支持するステップを含む。これにより、フランジ付き単管4およびフック付き足場板6を足場2に強固に設置することができ、足場2の強度を向上させることができる。
また、実施形態の足場部材3では、フック付き足場板6のフック14は、単管本体部8に対して上から接触する上フック部14Aと、下から接触する下フック部14Bとを備え、下フック部14Bは磁性体、かつ上フック部14Aに対して可動式であり、下フック部14Bを磁気で動作させるためのマグネット部15を設けている。また、実施形態の足場2の拡張方法は、マグネット部15を用いて下フック部14Bを磁気で動作させるステップをさらに含む。これにより、図1に示す足場2においてフック14の周辺の隙間が小さい場合でも、マグネット部15をフック14に近づけることで下フック部14Bを遠隔的に動作させることができ、フック付き足場板6を簡単かつ迅速に取り外すことができる。
また、実施形態の足場2は、足場部材3を用いて形成される足場である。これにより、前述した足場部材3と同様の効果を奏することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、構造物の足場を形成するための足場部材および当該足場部材によって形成される足場、並びに足場の拡張方法であれば適用可能である。
2 足場
3 足場部材
4 フランジ付き単管
4A 第1フランジ付き単管
4B 第2フランジ付き単管
6 フック付き足場板
7 足場支持機構
8 単管本体部
10 フランジ
11 フランジ孔
12 足場本体部
14 フック
14A 上フック部
14B 下フック部
15 マグネット部
16 紐
18 フック部材
20、21 ねじ部材
22 ターンバックル
24 リング部材
26 チェーン
27 水平単管
28 連結部
32、34、36 ワイヤ(吊り下げ部材)
32F、34F、36F フック部材
38 ワイヤ支持部
40 ワイヤ吊り下げ部
42 スライド支持管
44 支持管取付部
45 鉛直単管
46 固定部材
47 固定部材
A 拡張方向
B 軸方向
C 横方向
D 幅方向
R1、R2、R3、R4 回転方向

Claims (9)

  1. 水平方向に連結される単管本体部、および単管本体部の外周に所定間隔で設けられる複数のフランジを有した、フランジ付き単管と、
    2つのフランジ付き単管の間を架け渡すように配置され、第1フランジ付き単管の単管本体部にフックを引っ掛けて、第2フランジ付き単管の単管本体部に別のフックを引っ掛ける、フック付き足場板と、を備える、足場部材。
  2. フランジ付き単管のフランジに引っ掛けられるフック部材をさらに備える、請求項1に記載の足場部材。
  3. フランジ付き単管のフランジにフック部材を引っ掛けてフランジ付き単管を支持する足場支持機構をさらに備える、請求項2に記載の足場部材。
  4. フック付き足場板のフックは、単管本体部に対して上から接触する上フック部と、下から接触する下フック部とを備え、下フック部は磁性体、かつ上フック部に対して可動式であり、
    下フック部を磁気で動作させるためのマグネット部をさらに備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の足場部材。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の足場部材を用いて形成される足場。
  6. 単管本体部および単管本体部の外周に所定間隔で設けられる複数のフランジを有したフランジ付き単管を水平方向に連結するステップと、
    2つのフランジ付き単管の間にフック付き足場板を架け渡すように配置して、第1フランジ付き単管の単管本体部にフック付き足場板のフックを引っ掛けて、第2フランジ付き単管の単管本体部にフック付き足場板の別のフックを引っ掛けるステップと、を含む、
    足場の拡張方法。
  7. フランジ付き単管のフランジにフック部材を引っ掛けるステップをさらに含む、請求項6に記載の足場の拡張方法。
  8. フック部材を有する足場支持機構によりフランジ付き単管を支持する、請求項7に記載の足場の拡張方法。
  9. フック付き足場板のフックは、単管本体部に対して上から接触する上フック部と、下から接触する下フック部とを備え、下フック部は磁性体、かつ上フック部に対して可動式であり、
    マグネット部を用いて下フック部を磁気で動作させるステップをさらに含む、請求項6から8のいずれか1つに記載の足場の拡張方法。
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