JP2023000620A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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茂生 久芳
Shigeo Hisayoshi
貴博 齋藤
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【課題】本発明の目的は、スプリングアジャスタを廃止することで、部品点数を削減した燃料噴射弁を提供することにある。【解決手段】本発明の燃料噴射弁は、協働して燃料通路3を開閉する弁座15b及び弁体27cと、一端部に弁体27cが設けられ他端部に可動鉄心27aが設けられた可動子27と、可動鉄心27aとの間で磁気吸引力を発生する固定鉄心25と、固定鉄心25と可動子27との間に設けられ、可動子27に閉弁方向の付勢力を発生するスプリング39と、を備え、スプリング39は、固定鉄心25の側の端部が固定鉄心25に設けられた貫通孔25aの内周面に圧入されて固定される圧入部39aを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料を噴射する燃料噴射弁に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2017-57740号公報(特許文献1)に記載された燃料噴射弁が知られている。この燃料噴射弁は、可動子を付勢するスプリングによって可動子に作用するサイドフォースを抑制することができる燃料噴射弁を提供することを目的として、協働して燃料通路を開閉する伴座及び弁体と、弁体が一端部に設けられ他端部に可動鉄心が設けられた可動子と、可動鉄心を閉弁方向に付勢し一端部の径方向位置が可動子又は固定鉄心の何れかに対して固定されたスプリングとを備える(要約参照)。
特許文献1の燃料噴射弁は、スプリングによる可動子の付勢力を調整するためにスプリングアジャスタが固定鉄心の貫通孔の内側に配設される(段落0024-0025及び図1参照)。
さらに特許文献1には、スプリングアジャスタにスプリングの一端部の径方向位置を固定する構成(係止構造)が開示されている(段落0086-0090及び図9参照)。この係止構造では、スプリングアジャスタの下端側端面(可動鉄心側端面)の外周部に外縁部が設けられ、この外縁部の内周面側にスプリングが圧入される。これによりスプリングの一端部は、スプリングアジャスタの径方向に位置ずれを生じない状態で固定されると共に、可動子の中心軸線に沿う方向にも位置が固定される。
特開2017-57740号公報
特許文献1の燃料噴射弁では、スプリングによる可動子の付勢力がスプリングアジャスタにより調整され、可動子を付勢するスプリングによって可動子に作用するサイドフォースを抑制するために、スプリングの固定鉄心側の一端部がスプリングアジャスタにより固定される。このため特許文献1の燃料噴射弁では、スプリングによる可動子の付勢力の調整のため、またスプリングの固定鉄心側の一端部の固定のために、スプリングアジャスタが必要であり、部品点数の増加を招いていた。
本発明の目的は、スプリングアジャスタを廃止することで、部品点数を削減した燃料噴射弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、
協働して燃料通路を開閉する弁座及び弁体と、
一端部に前記弁体が設けられ他端部に可動鉄心が設けられた可動子と、
前記可動鉄心との間で磁気吸引力を発生する固定鉄心と、
前記固定鉄心と前記可動子との間に設けられ、前記可動子に閉弁方向の付勢力を発生するスプリングと、を備え、
前記スプリングは、前記固定鉄心の側の端部が前記固定鉄心に設けられた貫通孔の内周面に圧入されて固定される圧入部を有する。
本発明によれば、スプリングアジャスタを廃止することで、部品点数を削減した燃料噴射弁を提供することができる。
本発明に係る燃料噴射弁の一実施例について、中心軸線1aに沿う断面を示す断面図である。 図1に示すノズル部8の近傍を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施例(実施例1)について、図1に示す可動鉄心27aの近傍を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施例(実施例2)について、図1に示す可動鉄心27aの近傍を拡大して示す断面図である。 燃料噴射弁1が搭載された内燃機関の断面図である。 可動子27に作用するサイドフォースの説明図である。
本発明に係る実施例について、図面を参照して説明する。
図1を参照して、燃料噴射弁1の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る燃料噴射弁の一実施例について、中心軸線1aに沿う断面を示す断面図である。なお、中心軸線1aは、弁体27c、ロッド部(接続部)27b及び可動鉄心(可動コア)27aが一体に設けられた可動子(弁組立体)27の軸心(弁軸心)に一致し、筒状体5の中心軸線に一致している。
図1において、燃料噴射弁1の上端部(上端側)を基端部(基端側)と呼び、下端部(下端側)を先端部(先端側)と呼ぶ場合がある。基端部(基端側)及び先端部(先端側)という呼び方は、燃料の流れ方向或いは燃料配管に対する燃料噴射弁1の取り付け構造に基づいている。また、本明細書において説明される上下関係は図1を基準とするもので、燃料噴射弁1を内燃機関に搭載した形態における上下方向とは関係がない。
燃料噴射弁1には、金属材製の筒状体(筒状部材)5によって、その内側に燃料流路(燃料通路)3がほぼ中心軸線1aに沿うように構成されている。筒状体5は、磁性を有するステンレス等の金属素材を用い、深絞り加工等のプレス加工により中心軸線1aに沿う方向に段付きの形状に形成されている。これにより、筒状体5は、一端側5aの径が他端側5bの径に対して大きくなっている。すなわち、筒状体5の外周面及び内周面は円筒形状に形成されている。
筒状体5の基端部には燃料供給口2が設けられ、この燃料供給口2に、燃料に混入した異物を取り除くための燃料フィルタ13が取り付けられている。
筒状体5の基端部は径方向外側に向けて拡径するように曲げられた鍔部(拡径部)5dが形成され、鍔部5dとカバー47の基端側端部47aとで形成される環状凹部(環状溝部)4にOリング11が配設されている。
筒状体5の先端部には、弁体27cと弁座部材15とからなる弁部7が構成されている。弁座部材15は、筒状体5の先端側内側に挿入され、レーザ溶接19により筒状体5に固定されている。レーザ溶接19は、筒状体5の外周側から全周に亘って実施されている。この場合、弁座部材15を筒状体5の先端側内側に圧入した上で、弁座部材15をレーザ溶接により筒状体5に固定してもよい。
筒状体5の中間部には弁体27cを駆動するための駆動部9が配置されている。駆動部9は電磁アクチュエータ(電磁駆動部)で構成されている。具体的には、駆動部9は、筒状体5の内部(内周側)に固定された固定鉄心(固定コア)25と、筒状体5の内部において固定鉄心25に対して先端側に配置され、中心軸線1aに沿う方向に移動可能な可動子(可動部材)27と、固定鉄心25と可動子27に構成された可動鉄心(可動コア)27aとが微小ギャップδ1を介して対向する位置で筒状体5の外周側に外挿された電磁コイル29と、電磁コイル29の外周側で電磁コイル29を覆うヨーク33とによって構成されている。
筒状体5の内側には可動子27が収容されており、筒状体5は可動鉄心27aの外周面と対向して可動鉄心27aを囲繞する。筒状体5、弁座部材15及び固定鉄心25は、可動子27を収容する弁ハウジングを構成している。
可動鉄心27aと固定鉄心25とヨーク33とは、電磁コイル29に通電することにより生じる磁束が流れる閉磁路(磁気回路)を構成する。磁束は微小ギャップδ1を通過するが、微小ギャップδ1の部分で筒状体5を流れる漏れ磁束を低減するため、筒状体5の微小ギャップδ1に対応する位置(微小ギャップδ1の外周側)に、非磁性部或いは筒状体5の他の部分よりも弱磁性の弱磁性部5cが設けられている。以下、この非磁性部或いは弱磁性部5cは、単に非磁性部5cと呼んで説明する。非磁性部5cは、筒状体5に対する磁性を有する筒状体5に非磁性化処理を行うことにより形成することができる。このような非磁性化処理は、例えば熱処理によって行うことができる。或いは、筒状体5の外周面に環状凹部を形成することにより非磁性部5cに相当する部分を薄肉化して構成することができる。本実施例では、非磁性部5cを環状凹部で構成した例を示している。
電磁コイル29は、樹脂材料で筒状に形成されたボビン31に巻回され、筒状体5の外周側に外挿されている。電磁コイル29はコネクタ41に設けられたターミナル43に電気的に接続されている。コネクタ41には図示しない外部の駆動回路が接続され、ターミナル43を介して、電磁コイル29に駆動電流が通電される。
固定鉄心25は、磁性金属材料からなる。固定鉄心25は筒状に形成され、中心部を中心軸線1aに沿う方向に貫通する貫通孔25aを有する。固定鉄心25は、筒状体5の小径部5bの基端側に圧入固定され、筒状体5の中間部に位置している。小径部5bの基端側に大径部5aが設けられていることにより、固定鉄心25の組付けが容易になる。固定鉄心25は溶接により筒状体5に固定してもよいし、溶接と圧入を併用して筒状体5に固定してもよい。
可動子(弁組立体)27は、可動鉄心27aとロッド部(接続部)27bと弁体27cとで構成される。可動鉄心27aは円環状の部材である。弁体27cは弁座15b(図2参照)と当接する部材である。弁座15b及び弁体27cは協働して燃料通路を開閉する。ロッド部27bは細長い円筒形状であり、可動鉄心27aと弁体27cとを接続する接続部である。可動鉄心27aは、弁体27cと連結され、固定鉄心25との間に作用する磁気吸引力によって、弁体27cを開閉弁方向に駆動する。
本実施例では、ロッド部27bと可動鉄心27aとを一部材で構成しているが、別々の部材で構成したものを一体に組み付けてもよい。また本実施例では、ロッド部27bと弁体27cとを別部材で構成し、ロッド部27bに弁体27cを固定している。ロッド部27bと弁体27cとの固定は、圧入又は溶接により行われる。ロッド部27bと弁体27cとは一つの部材で一体化されて構成されてもよい。
ロッド部27bは円筒形状であり、ロッド部27bの上端に開口し軸方向に延設された孔27baを有する。ロッド部27bには内側と外側とを連通する連通孔(開口部)27boが形成されている。ロッド部27bの外周面と筒状体5の内周面との間には背圧室37が形成されている。固定鉄心25の貫通孔25a内の燃料通路3は、孔27ba及び連通孔27boを通じて背圧室37に連通している。孔27ba及び連通孔27boは貫通孔25a内の燃料通路3と背圧室37とを連通する燃料流路3を構成する。
固定鉄心25の貫通孔25aにはスプリング39が設けられている。スプリング39の一端は、可動鉄心27aに当接している。スプリング39の他端部は、固定鉄心25の貫通孔25aの内周面に固定されている。本実施例では、可動子27の付勢力を調整するためのスプリングアジャスタ(スプリング調整子)は設けられていない。スプリング39は、可動鉄心27aと非固定で当接しているだけであるが、可動鉄心27aに固定されてもよい。スプリング39の固定鉄心25や可動鉄心27aに対する固定方法としては圧入を適用することができる。スプリング39は固定鉄心25と可動鉄心27aとの間に圧縮状態で配設される。
スプリング39は、弁体27cが弁座15b(図2参照)に当接する方向(閉弁方向)に可動子27を付勢する付勢部材として機能する。本実施例では、スプリング39の他端部(上端部)は固定鉄心25の貫通孔25aの内周面に圧入されており、この圧入部(固定部)39aの中心軸線1aに沿う方向における位置を貫通孔25a内で調整することにより、スプリング39による可動子27(すなわち弁体27c)の付勢力が調整される。
ヨーク33は、磁性を有する金属材料でできており、燃料噴射弁1のハウジングを兼ねている。ヨーク33は大径部33aと小径部33bとを有する段付きの筒状に形成されている。大径部33aは電磁コイル29の外周を覆って円筒形状を成しており、大径部33aの先端側に大径部33aよりも小径の小径部33bが形成されている。小径部33bは筒状体5の小径部5bの外周に圧入又は挿入されている。これにより、小径部33bの内周面は筒状体5の外周面に緊密に接触している。このとき、小径部33bの内周面の少なくとも一部は、筒状体5を介して、可動鉄心27aの外周面と対向しており、この対向部分に形成される磁路の磁気抵抗を小さくしている。
ヨーク33の先端側端部の外周面には周方向に沿って環状凹部33cが形成されている。環状凹部33cの底面に形成された薄肉部において、ヨーク33と筒状体5とがレーザ溶接24により全周に亘って接合されている。
筒状体5の先端部にはフランジ部49aを有する円筒状のプロテクタ49が外挿され、筒状体5の先端部がプロテクタ49によって保護されている。プロテクタ49はヨーク33のレーザ溶接部24の上を覆っている。
プロテクタ49のフランジ部49aと、ヨーク33の小径部33bと、ヨーク33の大径部33aと小径部33bとの段差面33dとによって環状溝34が形成され、環状溝34にOリング46が外挿されている。Oリング46は、燃料噴射弁1が内燃機関に取り付けられる際に、内燃機関側に形成された挿入口の内周面とヨーク33における小径部33bの外周面との間で液密及び気密を確保するシールとして機能する。
燃料噴射弁1の中間部から基端側端部の近傍までの範囲に、樹脂カバー47がモールドされている。樹脂カバー47の先端側端部はヨーク33の大径部33aの基端側の一部を被覆している。また、樹脂カバー47を形成する樹脂によりコネクタ41が一体的に形成されている。
次に、図2を参照して、ノズル部8の構成ついて、詳細に説明する。図2は、図1に示すノズル部8の近傍を拡大して示す断面図である。
弁座部材15には、中心軸線1aに沿う方向に貫通する貫通孔15d,15c,15v,15eが形成されている。この貫通孔の途中には下流側に向かって縮径する円錐面15vが形成されている。円錐面15v上には弁座15bが構成され、弁体27cが弁座15bに対して離接することにより、燃料通路の開閉が行われる。なお、弁座15bが形成された円錐面15vを弁座面と呼ぶ場合もある。また、弁座15bと、弁体27cの弁座15bに当接する部位と、をシール部という。
貫通孔15d,15c,15v,15eにおける、円錐面15vから上側の孔部分15d,15c,15vは、弁体27cを収容する弁体収容孔を構成する。弁体収容孔15d,15c,15vの内周面に、弁体27cを中心軸線1aに沿う方向に案内するガイド面15cが形成されている。ガイド面15cは中心軸線1aに平行な内周面を構成する。
下流側ガイド面15cとこの下流側ガイド面15cに摺接する弁体27cの摺接面27cbとは、可動子27の変位を案内する下流側ガイド部50Aを構成する。
ガイド面15cの上流側には、上流側に向かって拡径する拡径部15dが形成されている。拡径部15dは弁体27cの組付けを容易にすると共に、燃料通路断面を拡大するのに役立っている。一方、弁体収容孔15d,15c,15vの下端部は燃料導入孔15eに接続され、燃料導入孔15eの下端面が弁座部材15の先端面15tに開口している。
弁座部材15の先端面15tには、ノズルプレート21nが取り付けられている。ノズルプレート21nは弁座部材15にレーザ溶接23により固定されている。レーザ溶接部23は、燃料噴射孔90が形成された噴射孔形成領域を取り囲むようにして、この噴射孔形成領域の周囲を一周している。
また、ノズルプレート21nは板厚が均一な板状部材(平板)で構成されており、中央部に外方に向けて突き出すように突状部21naが形成されている。突状部21naは曲面(例えば球状面)で形成されている。突状部21naの内側には燃料室21aが形成されている。この燃料室21aは弁座部材15に形成された燃料導入孔15eに連通しており、燃料導入孔15eを通じて燃料室21aに燃料が供給される。
突状部21naには複数の燃料噴射孔90が形成されている。燃料噴射孔90の形態は特に問わない。燃料噴射孔90の上流側に燃料に旋回力を付与する旋回室を有するものであってもよい。燃料噴射孔90の中心軸線90aは燃料噴射弁1の中心軸線1aに対して平行であってもよいし、傾斜していてもよい。また、突状部21naが無い構成であってもよい。
本実施例において、燃料噴射孔90を開閉する弁部7は弁座部材15と弁体27cとによって構成され、燃料噴霧の形態を決定する燃料噴射部21はノズルプレート21nによって構成される。そして、弁部7と燃料噴射部21とは、燃料噴射を行うためのノズル部8を構成している。すなわち、本実施例におけるノズル部8は、ノズルプレート21nがノズル部8の本体側(弁座部材15)の先端面15tに接合されて構成されている。
また、本実施例では、弁体27cは、球状を成すボール弁を用いている。このため、弁体27cにおけるガイド面15cと対向する部位には、周方向に間隔を置いて複数の切欠き面27caが設けられ、この切欠き面27caによって燃料通路が構成されている。弁体27cはボール弁以外の弁体で構成することも可能である。例えば、ニードル弁を用いてもよい。
以下、スプリング39に係る実施例について説明する。
[実施例1]
図3を参照して、可動子27の可動鉄心27aの近傍の構成について、詳細に説明する。図3は、本発明の一実施例(実施例1)について、図1に示す可動鉄心27aの近傍を拡大して示す断面図である。なお図3では、可動子27の中心軸線(弁軸心)27lと燃料噴射弁1の中心軸線1aとが一致した状態を示している。
可動鉄心27aの上端面27abの中央部には、下端側(弁体27c側)に向けて窪んだ凹部27aiが形成されている。凹部27aiの底部(底面)27agは、コイルばねで構成されるスプリング39の一端部を支持するスプリング支持部(ばね座)を構成する。さらに、凹部27aiの底部27agには、ロッド部27bの内側に連通する開口部27afが形成されている。開口部27afは、固定鉄心25の貫通孔25aから凹部27ai内に流入した燃料を、ロッド部27bの内側の空間27biに流す燃料通路を構成する。スプリング39のスプリング支持部(ばね座)27agは、開口部27afの外周部に構成される。
可動鉄心27aの上端面27abは、固定鉄心25の下端面25bと対向する。上端面27abと下端面25bとは、相互に磁気吸引力が作用する磁気吸引面を構成する。可動鉄心27aの外周面27acは筒状体5の内周面5eに摺動するよう構成されている。すなわち内周面5eは、可動鉄心27aを囲繞して可動子27の開閉弁方向の移動を案内する案内面を構成する。特に内周面5eは、可動鉄心27aの外周面27acが摺接する上流側ガイド面を構成する。上流側ガイド面5eと可動鉄心27aの外周面27acとは、可動子27の変位を案内する上流側ガイド部50Bを構成する。
本実施例では、可動子27は、弁座部材15に構成されたガイド面(下流側ガイド面)15c、及び筒状体5の内周面で構成された上流側ガイド面5eの二点で開閉弁方向の移動を案内されている。すなわち可動子27は、上流側ガイド部50Bと下流側ガイド部50A(図1参照)との二点で案内されて、中心軸線1a方向に往復動作する。この場合、可動子27の弁体27cが下流側ガイド面15cにより案内され、可動鉄心27aの外周面27acが上流側ガイド面5eにより案内される。
本実施例の燃料噴射弁1は、可動子27をスプリング39により閉弁方向(弁体27cが弁座15に当接する方向)に付勢し、開弁時は磁気吸引力を可動子27の可動鉄心27aに作用させて、可動子27の弁体27cを弁座15から引き離す。
ここで図6を参照して、スプリング39における課題を説明する。図6は、本発明との比較例における課題を説明する図である。図6では、図1又は図3に記載された構成と対応する構成には、図1又は図3に記載した符号に「’」を付けた符号を付している。なお、スプリングアジャスタ35’は本実施例には具備されておらず、図1又は図3には記載がない。
図6の比較例では、スプリング39’の一端部は、可動鉄心27a’の凹部27ai’の底面(ばね座)27ag’に当接している。スプリング39’の他端部は、スプリングアジャスタ35’の下端面に当接している。そして、スプリング39’は、可動鉄心27a’とスプリングアジャスタ35’との間に挟持されている。
スプリング39’の一端部は可動鉄心27a’に対して固定されておらず、スプリング39’の他端部もスプリングアジャスタ35’に対して固定されていない。また、固定鉄心25’の貫通孔25a’の内周面とスプリング39’の外周との間には隙間δ2が設けられており、可動鉄心27a’の凹部27ai’の内周面27aa’とスプリング39’の外周との間には隙間δ3が設けられている。このため、スプリングアジャスタ35’側におけるスプリング39’の端部と可動鉄心27a’側のスプリング39’の端部とがそれぞれ逆方向に偏りを生じると、スプリング39’の中心軸線39x’が可動子27’の中心軸線27l’に対して傾き、可動子27’に横方向の力(サイドフォース)が作用することになる。
可動子27’にサイドフォースが加わると、可動子27’は可動子27’の開閉弁方向の移動を案内する案内面(筒状体の内周面5e’及び弁体のガイド面)に押し付けられ、開閉弁動作の応答性が悪化することになる。また、可動子27’が強く押し付けられることにより、可動子27’の案内面の耐久性が低下することになる。
次に、図3に戻って、比較例における課題を解決するための手段について説明する。
本実施例では、スプリング39は燃料供給孔2側に位置する上端部(他端部)39aが固定鉄心25の貫通孔25aの内周面に圧入され、固定鉄心25に固定されている。図3に図示するスプリング39の上端部(他端部)39aは貫通孔25aに圧入される圧入部を構成する。
すなわち本実施例の燃料噴射弁1は、下記のように構成される。
協働して燃料通路3を開閉する弁座15b及び弁体27cと、一端部に弁体27cが設けられ他端部に可動鉄心27aが設けられた可動子27と、可動鉄心27aとの間で磁気吸引力を発生する固定鉄心25と、固定鉄心25と可動子27との間に設けられ、可動子27に閉弁方向の付勢力を発生するスプリング39と、を備え、スプリング39は、固定鉄心25の側の端部が固定鉄心25に設けられた貫通孔25aの内周面に圧入されて固定される圧入部39aを有する。
スプリング39は全長に亘って外径が一定の大きさ(寸法)を有するように形成されている。一方、固定鉄心25の貫通孔25aは内径が一定の大きさ(寸法)を有するように形成され、その下端部には、下端面25bから上端側に向かって凹部25aaが形成されている。このため、圧入部39aは凹部25aaの上端部(可動鉄心27aの側とは反対側の端部)からスプリング39の上端部(可動鉄心27aの側とは反対側の端部)までの間に構成され、圧入部39aの長さ(圧入長さ)Lpは中心軸線1aに沿う方向において凹部25aaの上端部とスプリング39の上端部との間の長さ(距離)になる。凹部25aaは貫通孔25aの内径φ251よりも大きな内径φ252有し、貫通孔25aの拡径部として形成される。
スプリング39は、圧入部39aにおいてその外周が貫通孔25aの内周面に接し、圧入部39aよりも下端側ではスプリング39の外周と拡径部25aaの内周面との間に隙間が形成される。これは、スプリング39が拡径部25aaにおいて固定鉄心25と非接触となることを意味する。すなわち本実施例の燃料噴射弁1では、スプリング39は、圧入部39aよりも可動鉄心27aの側の部分が固定鉄心25と非接触となるように設けられる。
本実施例の燃料噴射弁1では、固定鉄心25は、燃料噴射弁1の中心軸線1aに沿う方向において可動鉄心27aと対向する対向面(下端面)25bを有すると共に、対向面25bから可動鉄心27aの側とは反対側に向かって形成され貫通孔25aの内径よりも拡径された拡径部25aaを有し、圧入部39aは、拡径部25aaにおける可動鉄心27aの側とは反対側の端部から可動鉄心27aの側とは反対側に配置される。
これによりスプリング39は、圧入部39aにおいてその伸縮が固定鉄心25により制約され、拡径部25aaにおいてはその伸縮は固定鉄心25により制約されることなく、可動子27の動作に追従して自由に伸縮することができる。
本実施例では、スプリング39の下端部は、可動鉄心27aに対して非固定である。可能であれば、スプリング39の下端部を可動鉄心27aに対して固定してもよい。スプリング39の下端部を可動鉄心27aに対して固定する場合は、スプリング39の下端部を凹部27aiの内周面27aaに圧入するなどの方法が考えられる。
本実施例によれば、スプリング39の上端部が固定鉄心25に固定されることで、スプリング39の中心軸線39xが可動子27の中心軸線27lに対して傾くのを抑制することができ、可動子27に横方向の力(サイドフォース)が作用するのを抑制することができる。このため、可動子27が開閉弁方向の移動を案内する案内面(筒状体の内周面5e及び弁体27cのガイド面15c)に押し付けられるのを抑制し、開閉弁動作の応答性の悪化を抑制することができる。また、可動子27の案内面の耐久性を向上することができる。
また本実施例では、中心軸線1aに沿う方向において、スプリング39の圧入部39aの位置(スプリング39の上端位置)を変えることで、可動子27を閉弁方向に付勢する付勢力(セット荷重)を調整することができる。すなわちスプリング39は、燃料噴射弁1の中心軸線1aに沿う方向における圧入部39aの位置により可動子27の付勢力が調整される。このため、スプリング39の上端位置を固定すると共にセット荷重を調整するスプリングアジャスタ35’(図6参照)を具備する必要がなく、部品点数を削減することができる。
一方、スプリング39のセット荷重の調整に際して圧入部39aの長さLpが変化するため、セット荷重の調整時にスプリング39のばね定数が変化する。セット荷重の調整時における、このばね定数の変化を抑制するため、スプリング39の長さを長くしたり、拡径部25aaの中心軸線1aに沿う方向の長さを適切な長さにしたりするなどの対策を行うとよい。
[実施例2]
図4を参照して、可動子27の可動鉄心27aの近傍の構成について、詳細に説明する。図4は、本発明の他の実施例(実施例2)について、図1に示す可動鉄心27aの近傍を拡大して示す断面図である。なお図4も、図3と同様に、可動子27の中心軸線(弁軸心)27lと燃料噴射弁1の中心軸線1aとが一致した状態を示している。図4において、図3と同様な構成には図3と同じ符号を付して説明を省略し、図3と異なる部分について説明する。
本実施例では、スプリング39が配置される、固定鉄心25の貫通孔25aの内径は、一定の大きさ(寸法)に形成されている。そしてスプリング39の上端部39aの外径φ391を非圧入部の外径φ392よりも大きくして、貫通孔25aの内周面に圧入している。図4に図示するスプリング39の上端部(他端部)39aは貫通孔25aに圧入される圧入部を構成する。
すなわち本実施例の燃料噴射弁1は、下記のように構成される。
協働して燃料通路3を開閉する弁座15b及び弁体27cと、一端部に弁体27cが設けられ他端部に可動鉄心27aが設けられた可動子27と、可動鉄心27aとの間で磁気吸引力を発生する固定鉄心25と、固定鉄心25と可動子27との間に設けられ、可動子27に閉弁方向の付勢力を発生するスプリング39と、を備え、スプリング39は、固定鉄心25の側の端部が固定鉄心25に設けられた貫通孔25aの内周面に圧入されて固定される圧入部39aを有する。
スプリング39の上端部(他端部)39aを貫通孔25aに圧入するために、スプリング39の上端部39aの外径φ391は、スプリング39が組み付け前の自然長を有する状態において、貫通孔25aの内径よりも大きな寸法を有する。すなわち本実施例のスプリング39は、燃料噴射弁1に組み付けられる前の自然長の状態において、また燃料噴射弁1に組み付けられた状態において、大径部φ391(圧入前はφ391よりも更に大径となる)と小径部φ392とを有する。
そしてスプリング39は、圧入部39aにおいてその外周が貫通孔25aの内周面に接し、圧入部39aよりも下端側ではスプリング39の外周と貫通孔25aの内周面との間に隙間が形成される。これは、スプリング39の圧入部39aよりも下端側では、貫通孔25aの内周面と非接触の状態となることを意味する。すなわち本実施例の燃料噴射弁1では、スプリング39は、圧入部39aよりも可動鉄心27aの側の部分が固定鉄心25と非接触に設けられる。
すなわち本実施例の燃料噴射弁1では、スプリング39は、外径が大径φ391となる大径部と、外径が大径部に対して小径φ392となる小径部とを有し、スプリング39は、大径部が固定鉄心25の貫通孔25aの内周面に圧入されて圧入部39aを構成し、小径部が貫通孔25aの内周面との間に隙間を有して固定鉄心25と非接触に設けられる。
スプリング39は、圧入部39aにおいてその伸縮が固定鉄心25により制約され、圧入部39aよりも下端側のスプリング39の部分は、固定鉄心25と非接触となり、伸縮が固定鉄心25により制約されることなく、可動子27の動作に追従して自由に伸縮することができる。
本実施例においても、実施例1と同様に、スプリング39の上端部が固定鉄心25に固定されることで、スプリング39の中心軸線39xが可動子27の中心軸線27lに対して傾くのを抑制することができ、可動子27に作用する横方向の力(サイドフォース)に対して、実施例1と同様の作用効果が得られる。
また本実施例では、実施例1と同様に、中心軸線1aに沿う方向において、スプリング39の圧入部39aの位置(スプリング39の上端位置)を変えることで、可動子27を閉弁方向に付勢する付勢力(セット荷重)を調整することができる。すなわちスプリング39は、燃料噴射弁1の中心軸線1aに沿う方向における圧入部39aの位置により可動子27の付勢力が調整される。このため、スプリング39の上端位置を固定すると共にセット荷重を調整するスプリングアジャスタ35’(図6参照)を具備する必要がなく、部品点数を削減することができる。
本実施例では、貫通孔25aの内周面に圧入するスプリング39の部分39aを、外径を大きくすることで、スプリング39の側で決定することができる。この外径を所定の大きさに設定することで、貫通孔25aの内周面に圧入されるスプリング39の部分(長さ)が決定される。このため、スプリング39のセット荷重の調整に際して圧入部39aの長さLpの変化を抑制することができ、セット荷重の調整時におけるスプリング39のばね定数の変化を抑制することができる。これにより、燃料噴射弁1における流量調整が容易になる。
図10を参照して、本発明に係る燃料噴射弁1を搭載した内燃機関について説明する。図10は、燃料噴射弁1が搭載された内燃機関の断面図である。
内燃機関100のエンジンブロック101にはシリンダ102が形成されおり、シリンダ102の頂部に吸気口103と排気口104とが設けられている。吸気口103には、吸気口103を開閉する吸気弁105が、また排気口104には排気口104を開閉する排気弁106が設けられている。エンジンブロック101に形成され、吸気口103に連通する吸気流路107の入口側端部107aには吸気管108が接続されている。
燃料噴射弁1の燃料供給口2(図1参照)には燃料配管110が接続される。
吸気管108には燃料噴射弁1の取付け部109が形成されており、取付け部109に燃料噴射弁1を挿入する挿入口109aが形成されている。挿入口109aは吸気管108の内壁面(吸気流路)まで貫通しており、挿入口109aに挿入された燃料噴射弁1から噴射された燃料は吸気流路内に噴射される。二方向噴霧の場合、エンジンブロック101に吸気口103が二つ設けられた形態の内燃機関を対象として、それぞれの燃料噴霧が各吸気口103(吸気弁105)を指向して噴射される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、一部の構成の削除や、記載されていない他の構成の追加が可能である。また、上述した実施例とその変更例とは、それぞれの説明に記載された構成を、矛盾しない範囲内で、相互に適用可能である。
1…燃料噴射弁、1a…燃料噴射弁1の中心軸線、3…燃料通路、15b…弁座、25…固定鉄心、25a…固定鉄心25の貫通孔、25aa…貫通孔25aの拡径部、25b…可動鉄心27aと対向する固定鉄心25の対向面(下端面)、27…可動子、27a…可動鉄心、27c…弁体、39…スプリング、39a…圧入部、φ391…スプリング39の大径部の外径、φ392…スプリング39の小径部の外径。

Claims (5)

  1. 協働して燃料通路を開閉する弁座及び弁体と、
    一端部に前記弁体が設けられ他端部に可動鉄心が設けられた可動子と、
    前記可動鉄心との間で磁気吸引力を発生する固定鉄心と、
    前記固定鉄心と前記可動子との間に設けられ、前記可動子に閉弁方向の付勢力を発生するスプリングと、を備え、
    前記スプリングは、前記固定鉄心の側の端部が前記固定鉄心に設けられた貫通孔の内周面に圧入されて固定される圧入部を有する燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、
    前記スプリングは、前記圧入部よりも前記可動鉄心の側の部分が前記固定鉄心と非接触に設けられる燃料噴射弁。
  3. 請求項2に記載の燃料噴射弁において、
    前記固定鉄心は、当該燃料噴射弁の中心軸線に沿う方向において前記可動鉄心と対向する対向面を有すると共に、前記対向面から前記可動鉄心の側とは反対側に向かって形成され前記貫通孔の内径よりも拡径された拡径部を有し、
    前記圧入部は、前記拡径部における前記可動鉄心の側とは反対側の端部から前記可動鉄心の側とは反対側に配置される燃料噴射弁。
  4. 請求項2に記載の燃料噴射弁において、
    前記スプリングは、外径が大径となる大径部と、外径が前記大径部に対して小径となる小径部とを有し、
    前記スプリングは、前記大径部が前記固定鉄心の前記貫通孔の内周面に圧入されて前記圧入部を構成し、前記小径部が前記貫通孔の前記内周面との間に隙間を有して前記固定鉄心と非接触に設けられる燃料噴射弁。
  5. 請求項3又は4に記載の燃料噴射弁において、
    前記スプリングは、当該燃料噴射弁の中心軸線に沿う方向における前記圧入部の位置により前記可動子の付勢力が調整される燃料噴射弁。
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