JP6531014B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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本発明は、燃料を噴射する燃料噴射弁に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2005−207412号公報(特許文献1)に記載された燃料噴射弁が知られている。この燃料噴射弁は、
磁性部材及び非磁性部材からなる、円筒状に形成された筒状部材の内側に、燃料通路が形成され、この燃料通路の中に、弁ボディ、弁部材、可動コア、付勢部材としてのスプリング及び固定コアが収容している(段落0020参照)。付勢部材としてのスプリングは、一端が可動コアに当接し、弁部材が弁座に着座する方向に可動コア及び弁部材を付勢する(図1及び段落0024参照)。スプリングの他端は、固定コア内に圧入されたアジャスティングパイプに係止されており、アジャスティングパイプの圧入量を調整することにより、スプリングの付勢力を調整することができる(段落0026参照)。
特開2005−207412号公報
特許文献1の燃料噴射弁では、可動コア(可動鉄心)の固定コア(固定鉄心)と対向する端面に燃料噴射弁の中心軸線方向に窪んだ凹形状部が形成され、この凹形状部の底面部にスプリングの一端が当接している。特許文献1の燃料噴射弁では、図1に示されているように、スプリングの外周と可動鉄心の凹形状部の側面(可動鉄心の内周面)との間に、径方向の隙間が設けられている。このため、スプリングが径方向に偏ると弁体及び可動鉄心により構成される可動子に横方向の力(サイドフォース)が加わる。可動子にサイドフォースが加わると、可動子は可動子の開閉弁方向の移動を案内する案内面(摺動面)に押し付けられ、開閉弁時の応答性が悪化する。
本発明の目的は、可動子を付勢するスプリングによって可動子に作用するサイドフォースを抑制することができる燃料噴射弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、
協働して燃料通路を開閉する弁座及び弁体と、
前記弁体が一端部に設けられ他端部に可動鉄心が設けられた可動子と、
前記可動鉄心との間に磁気吸引力を作用させる固定鉄心と、
前記可動鉄心を閉弁方向に付勢し、一端部の径方向位置が、前記可動子又は前記固定鉄心のいずれかに対して固定されたスプリングと、
を備え
前記スプリングは、前記一端部が、前記スプリングの中心軸線に沿う方向において、前記可動子又は前記固定鉄心に対して非接触状態で固定されている。
本発明によれば、可動子を付勢するスプリングによって可動子に作用するサイドフォースを抑制することができ、開閉弁時の応答性が向上する燃料噴射弁を提供することができる。
本発明に係る燃料噴射弁の一実施例について、中心軸線1aに沿う断面を示す断面図である。 図1に示すノズル部8の近傍を拡大して示す断面図である。 図1に示す可動鉄心27aの近傍を拡大して示す断面図である。 可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造を示す断面図である。 可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第一変更例を示す断面図である。 可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第二変更例を示す断面図である。 可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第三変更例を示す断面図である。 可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第四変更例を示す断面図である。 スプリングアジャスタ35におけるスプリング39の係止構造(第五変更例)を示す断面図である。 燃料噴射弁1が搭載された内燃機関の断面図である。 本発明との比較例における課題を説明する図である。
本発明に係る実施例について、図面を参照して説明する。
図1を参照して、燃料噴射弁1の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る燃料噴射弁の一実施例について、中心軸線1aに沿う断面を示す断面図である。なお、中心軸線1aは、弁体27c、ロッド部(接続部)27b及び可動鉄心(可動コア)27aが一体に設けられた可動子(弁組立体)27の軸心(弁軸心)に一致し、筒状体5の中心軸線に一致している。
図1において、燃料噴射弁1の上端部(上端側)を基端部(基端側)と呼び、下端部(下端側)を先端部(先端側)と呼ぶ場合がある。基端部(基端側)及び先端部(先端側)という呼び方は、燃料の流れ方向或いは燃料配管に対する燃料噴射弁1の取り付け構造に基づいている。また、本明細書において説明される上下関係は図1を基準とするもので、燃料噴射弁1を内燃機関に搭載した形態における上下方向とは関係がない。
燃料噴射弁1には、金属材製の筒状体(筒状部材)5によって、その内側に燃料流路(燃料通路)3がほぼ中心軸線1aに沿うように構成されている。筒状体5は、磁性を有するステンレス等の金属素材を用い、深絞り加工等のプレス加工により中心軸線1aに沿う方向に段付きの形状に形成されている。これにより、筒状体5は、一端側5aの径が他端側5bの径に対して大きくなっている。すなわち、筒状体5の外周面及び内周面5eは円筒形状に形成されている。
筒状体5の基端部には燃料供給口2が設けられ、この燃料供給口2に、燃料に混入した異物を取り除くための燃料フィルタ13が取り付けられている。
筒状体5の基端部は径方向外側に向けて拡径するように曲げられた鍔部(拡径部)5dが形成され、鍔部5dとカバー47の基端側端部47aとで形成される環状凹部(環状溝部)4にOリング11が配設されている。
筒状体5の先端部には、弁体27cと弁座部材15とからなる弁部7が構成されている。弁座部材15は、筒状体5の先端側内側に挿入され、レーザ溶接19により筒状体5に固定されている。レーザ溶接19は、筒状体5の外周側から全周に亘って実施されている。この場合、弁座部材15を筒状体5の先端側内側に圧入した上で、弁座部材15をレーザ溶接により筒状体5に固定してもよい。
筒状体5の中間部には弁体27cを駆動するための駆動部9が配置されている。駆動部9は電磁アクチュエータ(電磁駆動部)で構成されている。具体的には、駆動部9は、筒状体5の内部(内周側)に固定された固定鉄心(固定コア)25と、筒状体5の内部において固定鉄心25に対して先端側に配置され、中心軸線1aに沿う方向に移動可能な可動子(可動部材)27と、固定鉄心25と可動子27に構成された可動鉄心(可動コア)27aとが微小ギャップδ1を介して対向する位置で筒状体5の外周側に外挿された電磁コイル29と、電磁コイル29の外周側で電磁コイル29を覆うヨーク33とによって構成されている。
筒状体5の内側には可動子27が収容されており、筒状体5は可動鉄心27aの外周面と対向して可動鉄心27aを囲繞する。筒状体5、弁座部材15及び固定鉄心25は、可動子27を収容する弁ハウジングを構成している。
可動鉄心27aと固定鉄心25とヨーク33とは、電磁コイル29に通電することにより生じる磁束が流れる閉磁路(磁気回路)を構成する。磁束は微小ギャップδ1を通過するが、微小ギャップδ1の部分で筒状体5を流れる漏れ磁束を低減するため、筒状体5の微小ギャップδ1に対応する位置(微小ギャップδ1の外周側)に、非磁性部或いは筒状体5の他の部分よりも弱磁性の弱磁性部5cが設けられている。以下、この非磁性部或いは弱磁性部5cは、単に非磁性部5cと呼んで説明する。非磁性部5cは、筒状体5に対する磁性を有する筒状体5に非磁性化処理を行うことにより形成することができる。このような非磁性化処理は、例えば熱処理によって行うことができる。或いは、筒状体5の外周面に環状凹部を形成することにより非磁性部5cに相当する部分を薄肉化して構成することができる。本実施例では、非磁性部5cを環状凹部で構成した例を示している。
電磁コイル29は、樹脂材料で筒状に形成されたボビン31に巻回され、筒状体5の外周側に外挿されている。電磁コイル29はコネクタ41に設けられたターミナル43に電気的に接続されている。コネクタ41には図示しない外部の駆動回路が接続され、ターミナル43を介して、電磁コイル29に駆動電流が通電される。
固定鉄心25は、磁性金属材料からなる。固定鉄心25は筒状に形成され、中心部を中心軸線1aに沿う方向に貫通する貫通孔25aを有する。固定鉄心25は、筒状体5の小径部5bの基端側に圧入固定され、筒状体5の中間部に位置している。小径部5bの基端側に大径部5aが設けられていることにより、固定鉄心25の組付けが容易になる。固定鉄心25は溶接により筒状体5に固定してもよいし、溶接と圧入を併用して筒状体5に固定してもよい。
可動子(弁組立体)27は、可動鉄心27aとロッド部(接続部)27bと弁体27cとで構成される。可動鉄心27aは円環状の部材である。弁体27cは弁座15b(図2参照)と当接する部材である。弁座15b及び弁体27cは協働して燃料通路を開閉する。ロッド部27bは細長い円筒形状であり、可動鉄心27aと弁体27cとを接続する接続部である。可動鉄心27aは、弁体27cと連結され、固定鉄心25との間に作用する磁気吸引力によって、弁体27cを開閉弁方向に駆動する。
本実施例では、ロッド部27bと可動鉄心27aとを一部材で構成しているが、別々の部材で構成したものを一体に組み付けてもよい。また本実施例では、ロッド部27bと弁体27cとを別部材で構成し、ロッド部27bに弁体27cを固定している。ロッド部27bと弁体27cとの固定は、圧入又は溶接により行われる。ロッド部27bと弁体27cとは一つの部材で一体化されて構成されてもよい。
ロッド部27bは円筒形状であり、ロッド部27bの上端に開口し軸方向に延設された孔27baを有する。ロッド部27bには内側と外側とを連通する連通孔(開口部)27boが形成されている。ロッド部27bの外周面と筒状体5の内周面との間には背圧室37が形成されている。固定鉄心25の貫通孔25a内の燃料通路3は、孔27ba及び連通孔27boを通じて背圧室37に連通している。孔27ba及び連通孔27boは貫通孔25a内の燃料通路3と背圧室37とを連通する燃料流路3を構成する。
固定鉄心25の貫通孔25aにはスプリング39が設けられている。スプリング39の一端は、可動鉄心27aに係止されている。スプリング39の他端部は、固定鉄心25の貫通孔25aの内側に配設されたスプリングアジャスタ(スプリング調整子)35の下端(先端側端面)に当接している。スプリング39は、可動鉄心27aとスプリングアジャスタ35との間に、圧縮状態で配設されている。
スプリング39は、弁体27cが弁座15b(図2参照)に当接する方向(閉弁方向)に可動子27を付勢する付勢部材として機能している。中心軸線1aに沿う方向におけるスプリングアジャスタ35の位置を貫通孔25a内で調整することにより、スプリング39による可動子27(すなわち弁体27c)の付勢力が調整される。
スプリングアジャスタ35は、中心部を中心軸線1aに沿う方向に貫通する燃料流路3を有する。燃料供給口2から供給された燃料は、スプリングアジャスタ35の燃料流路3を流れた後、固定鉄心25の貫通孔25aの先端側部分の燃料流路3に流れ、可動子27内に構成された燃料流路3に流れる。
ヨーク33は、磁性を有する金属材料でできており、燃料噴射弁1のハウジングを兼ねている。ヨーク33は大径部33aと小径部33bとを有する段付きの筒状に形成されている。大径部33aは電磁コイル29の外周を覆って円筒形状を成しており、大径部33aの先端側に大径部33aよりも小径の小径部33bが形成されている。小径部33bは筒状体5の小径部5bの外周に圧入又は挿入されている。これにより、小径部33bの内周面は筒状体5の外周面に緊密に接触している。このとき、小径部33bの内周面の少なくとも一部は、筒状体5を介して、可動鉄心27aの外周面と対向しており、この対向部分に形成される磁路の磁気抵抗を小さくしている。
ヨーク33の先端側端部の外周面には周方向に沿って環状凹部33cが形成されている。環状凹部33cの底面に形成された薄肉部において、ヨーク33と筒状体5とがレーザ溶接24により全周に亘って接合されている。
筒状体5の先端部にはフランジ部49aを有する円筒状のプロテクタ49が外挿され、筒状体5の先端部がプロテクタ49によって保護されている。プロテクタ49はヨーク33のレーザ溶接部24の上を覆っている。
プロテクタ49のフランジ部49aと、ヨーク33の小径部33bと、ヨーク33の大径部33aと小径部33bとの段差面33dとによって環状溝34が形成され、環状溝34にOリング46が外挿されている。Oリング46は、燃料噴射弁1が内燃機関に取り付けられる際に、内燃機関側に形成された挿入口の内周面とヨーク33における小径部33bの外周面との間で液密及び気密を確保するシールとして機能する。
燃料噴射弁1の中間部から基端側端部の近傍までの範囲に、樹脂カバー47がモールドされている。樹脂カバー47の先端側端部はヨーク33の大径部33aの基端側の一部を被覆している。また、樹脂カバー47を形成する樹脂によりコネクタ41が一体的に形成されている。
次に、図2を参照して、ノズル部8の構成ついて、詳細に説明する。図2は、図1に示すノズル部8の近傍を拡大して示す断面図である。
弁座部材15には、中心軸線1aに沿う方向に貫通する貫通孔15d,15c,15v,15eが形成されている。この貫通孔の途中には下流側に向かって縮径する円錐面15vが形成されている。円錐面15v上には弁座15bが構成され、弁体27cが弁座15bに離接することにより、燃料通路の開閉が行われる。なお、弁座15bが形成された円錐面15vを弁座面と呼ぶ場合もある。また、弁座15bと、弁体27cの弁座15bに当接する部位とを、シール部という。
貫通孔15d,15c,15v,15eにおける、円錐面15vから上側の孔部分15d,15c,15vは、弁体27cを収容する弁体収容孔を構成する。弁体収容孔15d,15c,15vの内周面に、弁体27cを中心軸線1aに沿う方向に案内するガイド面15cが形成されている。
下流側ガイド面15cとこの下流側ガイド面15cに摺接する弁体27cの摺接面27cbとは、可動子27の変位を案内する下流側ガイド部50Aを構成する。
ガイド面15cの上流側には、上流側に向かって拡径する拡径部15dが形成されている。拡径部15dは弁体27cの組付けを容易にすると共に、燃料通路断面を拡大するのに役立っている。一方、弁体収容孔15d,15c,15vの下端部は燃料導入孔15eに接続され、燃料導入孔15eの下端面が弁座部材15の先端面15tに開口している。
弁座部材15の先端面15tには、ノズルプレート21nが取り付けられている。ノズルプレート21nは弁座部材15にレーザ溶接23により固定されている。レーザ溶接部23は、燃料噴射孔110が形成された噴射孔形成領域を取り囲むようにして、この噴射孔形成領域の周囲を一周している。
また、ノズルプレート21nは板厚が均一な板状部材(平板)で構成されており、中央部に外方に向けて突き出すように突状部21naが形成されている。突状部21naは曲面(例えば球状面)で形成されている。突状部21naの内側には燃料室21aが形成されている。この燃料室21aは弁座部材15に形成された燃料導入孔15eに連通しており、燃料導入孔15eを通じて燃料室21aに燃料が供給される。
突状部21naには複数の燃料噴射孔110が形成されている。燃料噴射孔の形態は特に問わない。燃料噴射孔110の上流側に燃料に旋回力を付与する旋回室を有するものであってもよい。燃料噴射孔の中心軸線110aは燃料噴射弁の中心軸線1aに対して平行であってもよいし、傾斜していてもよい。また、突状部21naが無い構成であってもよい。
本実施例において、燃料噴射孔110を開閉する弁部7は弁座部材15と弁体27cとによって構成され、燃料噴霧の形態を決定する燃料噴射部21はノズルプレート21nによって構成される。そして、弁部7と燃料噴射部21とは、燃料噴射を行うためのノズル部8を構成している。すなわち、本実施例におけるノズル部8は、ノズルプレート21nがノズル部8の本体側(弁座部材15)の先端面15tに接合されて構成されている。
また、本実施例では、弁体27cは、球状を成すボール弁を用いている。このため、弁体27cにおけるガイド面15cと対向する部位には、周方向に間隔を置いて複数の切欠き面27caが設けられ、この切欠き面27caによって燃料通路が構成されている。弁体27cはボール弁以外の弁体で構成することも可能である。例えば、ニードル弁を用いてもよい。
図3を参照して、可動子27の可動鉄心27aの近傍の構成について、詳細に説明する。図3は、図1に示す可動鉄心27aの近傍を拡大して示す断面図である。なお図3では、可動子27の中心軸線(弁軸心)27lと燃料噴射弁1の中心軸線1aとが一致した状態を示している。
本実施例では、可動鉄心27aとロッド部27bとが一部材で一体に形成されている。可動鉄心27aの上端面27abの中央部には、下端側(弁体27c側)に向けて窪んだ凹部27aiが形成されている。凹部27aiは、スプリング(コイルばね)39の一端を支持するスプリング支持部を構成する。さらに、凹部27aiの底部には、ロッド部27bの内側に連通する開口部27afが形成されている。開口部27afは、固定鉄心25の貫通孔25aから凹部27ai内に流入した燃料を、ロッド部27bの内側の空間27biに流す燃料通路を構成する。
可動鉄心27aの上端面27abは、固定鉄心25の下端面25bと対向する。上端面27abと下端面25bとは、相互に磁気吸引力が作用する磁気吸引面を構成する。可動鉄心27aの外周面27acは筒状体5の内周面5eに摺動するよう構成されている。
すなわち内周面5eは、可動鉄心27aを囲繞して可動子27の開閉弁方向の移動を案内する案内面を構成する。特に内周面5eは、可動鉄心27aの外周面27acが摺接する上流側ガイド面を構成する。上流側ガイド面5eと可動鉄心27aの外周面27acとは、可動子27の変位を案内する上流側ガイド部50Bを構成する。
本実施例では、可動子27は、弁座部材15に構成されたガイド面(下流側ガイド面)15c、及び筒状体5の内周面で構成された上流側ガイド面5eの二点で開閉弁方向の移動を案内されている。すなわち可動子27は、上流側ガイド部50Bと下流側ガイド部50A(図1参照)との二点で案内されて、中心軸線1a方向に往復動作する。この場合、可動子27の弁体27cが下流側ガイド面15cにより案内され、可動鉄心27aの外周面27acが上流側ガイド面5eにより案内される。
本実施例の燃料噴射弁1は、可動子27をスプリング39により閉弁方向(弁体27cが弁座15に当接する方向)に付勢し、開弁時は磁気吸引力を可動子27の可動鉄心27aに作用させて、可動子27の弁体27cを弁座15から引き離す。
図11を参照して、スプリング39における課題を説明する。図11は、本発明との比較例における課題を説明する図である。
図11の比較例では、スプリング39’の一端部は、可動鉄心27a’の凹部27ai’の底面(ばね座)27ag’に当接している。スプリング39’の他端部は、スプリングアジャスタ35’の下端面に当接している。そして、スプリング39’は、可動鉄心27a’とスプリングアジャスタ35’との間に挟持されている。
スプリング39’の一端部は可動鉄心27a’に対して固定されておらず、スプリング39’の他端部もスプリングアジャスタ35’に対して固定されていない。また、固定鉄心25’の内周面25e’とスプリング39’の外周との間には隙間δ2が設けられており、可動鉄心27a’の凹部27ai’の内周面27aa’とスプリング39’の外周との間には隙間δ3が設けられている。このため、スプリングアジャスタ35’側におけるスプリング39’の端部と可動鉄心27a’側のスプリング39’の端部とがそれぞれ逆方向に偏りを生じると、スプリング39’の中心軸線が可動子27’の中心軸線27l’に対して傾き、可動子27’に横方向の力(サイドフォース)が作用することになる。
可動子27’にサイドフォースが加わると、可動子27’は可動子27’の開閉弁方向の移動を案内する案内面(筒状体の内周面5e’及び弁体のガイド面)に押し付けられ、開閉弁動作の応答性が悪化することになる。また、可動子27’が強く押し付けられることにより、可動子27’の案内面の耐久性が低下することになる。
次に、比較例における課題を解決するための手段について、説明する。
図4は、可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造を示す断面図である。
本実施例では、可動鉄心27aに形成した凹部27aiにスプリング39の端部を圧入している。これにより、スプリング39は、端部の外周面が凹部27aiの側面(内周面)27aaに密着し、端部が可動鉄心27aの径方向に位置ずれを生じない状態で固定される。またスプリング39は、凹部27aiに圧入されることで、可動子27の中心軸線27lに沿う方向にも固定される。
凹部27ai(特に、側面27aa)は、スプリング39の端部を圧入する圧入部を構成する。また凹部27ai(特に、側面27aa)は、スプリング39の端部を係止する係止部を構成する。或いは、凹部27ai(特に、側面27aa)は、スプリング39の端部を保持する保持部を構成する。なお、凹部27aiの側面(内周面)27aaは、上端部から下端部まで、中心軸線27lを中心として一定の半径で形成された周面を成す。
図4の例では、スプリング39の端部は、凹部27aiの底面27agと接触しない状態で、凹部27aiの、中心軸線27lに沿う方向における中間部に固定されている。しかし、この例に限らず、スプリング39の端部を、底面27agと接触する位置まで、凹部27aiに圧入してもよい。
本実施例では、スプリング39の一端部が可動鉄心27aの径方向に固定されることにより、スプリング39の中心軸線は、可動子27及び燃料噴射弁の中心軸線27l,1aに対して、傾きを生じなくなる。これにより、可動子27にサイドフォースが作用するのを防ぐことができる。このため、可動子27が案内面(筒状体の内周面5e’及び弁体27cのガイド面15c)に押し付けられるのを防ぐことができ、開閉弁動作の応答性が悪化することがなくなる。また、可動子27の案内面の耐久性が向上することになる。
スプリング39の端部を凹部27aiの底面27agで支持する必要が無いので、スプリング39の端面に平坦面を形成する工程が不要になり、製造コストを低減することができる。
次に、図5を参照して、スプリング39の係止構造の変更例(第一変更例)を説明する。図5は、可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第一変更例を示す断面図である。
第一変更例では、可動鉄心27aの凹部27aiの底面27agの中央部(中心部)に、断面が円形をした突状部27axを形成している。そして、突状部27axにスプリング39を圧入している。これにより、スプリング39は、内周が突状部27axの外周に密着し、可動鉄心27aに対する径方向位置が固定される。またスプリング39は、突状部27axに圧入されることで、可動子27の中心軸線27lに沿う方向にも固定される。
突状部27ax(特に、外周面)は、スプリング39の端部を圧入する圧入部を構成する。また突状部27ax(特に、外周面)は、スプリング39の端部を係止する係止部を構成する。或いは、突状部27ax(特に、外周面)は、スプリング39の端部を保持する保持部を構成する。なお、突状部27axの外周面は、上端部から下端部まで、中心軸線27lを中心として一定の半径で形成された周面を成す。
第一変更例においては、凹部27aiの底面27agの中央部に、突状部27axが形成される。このため、燃料通路を構成する開口部27afは、突状部27axの外周側に設けられる。
図5の例では、スプリング39の端部は、凹部27aiの底面27agと接触しない状態で、凹部27aiの、中心軸線27lに沿う方向における中間部に固定されている。しかし、この例に限らず、スプリング39の端部を、底面27agと接触する位置まで、凹部27aiに圧入してもよい。
上述した以外の構成は、図1乃至図4で説明した構成と同様である。第一変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
次に、図6を参照して、スプリング39の係止構造の第二変更例を説明する。図6は、可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第二変更例を示す断面図である。
第二変更例は、図4の係止構造に対して、凹部27aiの側面(内周面)27aaがテーパ面で構成されている点が相違する。それ以外の構成は、図1乃至図4で説明した構成と同様である。
側面27aaは、凹部27aiの開口側から底面27ag側に向かって径が漸減する。スプリング39は、テーパ面で構成された凹部27aiの側面27aaに圧入される。
凹部27ai(特に、テーパ状の側面27aa)は、スプリング39の端部を圧入する圧入部を構成する。また凹部27ai(特に、テーパ状の側面27aa)は、スプリング39の端部を係止する係止部を構成する。或いは、凹部27ai(特に、テーパ状の側面27aa)は、スプリング39の端部を保持する保持部を構成する。
図4及び図5(第一変更例)の係止構造では、スプリング39を圧入して係止する係止部が、中心軸線27lに平行な面で構成されている。この場合、スプリング39の端部を凹部27aiの底面27agと接触する位置まで圧入していない場合、スプリング39のセット荷重により、スプリング39の端部が凹部27aiの奥側に向けて押し込まれる可能性がある。スプリング39の端部が凹部27aiの奥側に向けて押し込まれると、スプリング39のセット荷重が変化する。スプリング39のセット荷重の変化は、弁体27cの開閉弁動作の応答性を変化させ、燃料噴射量を変化させる。
本変更例のように凹部27aiの側面27aaをテーパ面で構成することにより、スプリング39の端部が凹部27aiの奥側に向けて押し込まれるのを防ぐことができる。
第二変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
第二変更例は第一変更例に適用してもよい。すなわち、図5の突状部27axの外周面27axaをテーパ状に形成してもよい。この場合、突状部27axの外周面27axaは、凹部27aiの開口側から底面27ag側に向かって、径が漸増すように形成される。
次に、図7を参照して、スプリング39の係止構造の第三変更例を説明する。図7は、可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第三変更例を示す断面図である。
第三変更例は、図4の係止構造に対して、凹部27aiの側面27aaに凸部27ayを設けている点で、相違する。それ以外の構成は、図1乃至図4で説明した構成と同様である。
凸部27ayは、凹部27aiの内周面から中心側に向かって径方向に突出した形状である。凸部27ayは、中心軸線27lに沿う方向に隣接する二つの凸部27ayの間に、スプリング39が嵌る溝形状部(嵌合形状部)を形成する。
凸部27ayは、スプリング39の凹部27aiへの挿入部分(圧入部分)が、凹部27aiから抜ける方向又は凹部27aiに押し込まれる方向に移動するのを防ぐ。これにより、スプリング39のセット荷重の変化を防ぐことができる。
第三変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
第三変更例は第一変更例に適用してもよい。すなわち、図5の突状部27axの外周面27axaに、凹部27aiの側面27aa側(径方向外側)に向かって径方向に突出する複数の凸部27ayを設ける。
第三変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
次に、図8を参照して、スプリング39の係止構造の第四変更例を説明する。図8は、可動鉄心27aにおけるスプリング39の係止構造の第四変更例を示す断面図である。
第四変更例は、図4の係止構造に対して、凹部27aiの側面27aaに溝形状部27azを設けている点で、相違する。それ以外の構成は、図1乃至図4で説明した構成と同様である。
溝形状部27azは、凹部27aiの内周面から径方向外側に向かって突出した形状である。溝形状部27azはらせん形状で設けられる。溝形状部27azはスプリング39が嵌る嵌合形状部を構成する。
溝形状部27azは、スプリング39の凹部27aiへの挿入部分(圧入部分)が、凹部27aiから抜ける方向又は凹部27aiに押し込まれる方向に移動するのを防ぐ。これにより、スプリング39のセット荷重の変化を防ぐことができる。
第四変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
第四変更例は第一変更例に適用してもよい。すなわち、図5の突状部27axの外周面27axaに、中心側に向かって径方向に窪んだ溝形状部27azを設ける。
第四変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
次に、図9を参照して、スプリング39の係止構造をスプリングアジャスタ35に設けた変更例(第五変更例)を説明する。図9は、スプリングアジャスタ35におけるスプリング39の係止構造(第五変更例)を示す断面図である。
第五変更例では、スプリング39の係止構造をスプリングアジャスタ35に設ける。具体的には、スプリングアジャスタ35の下端側端面(可動鉄心27a側端面)35aの外周部に、外縁部35bを設け、外縁部35bの内周面側にスプリング39を圧入する。
外縁部35bは、スプリングアジャスタ35の下端側端面35aからさらに下方(可動鉄心27a側)に向けて延設されている。外縁部35bの内方(中心軸線1a側)には、スプリング39の端部を収容する空間35cが形成されている。空間35cにスプリング39が圧入されることにより、スプリング39の外周と外縁部35bの内周面とが密着し、スプリング39の端部がスプリングアジャスタ35の径方向に位置ずれを生じない状態で固定される。またスプリング39は、外縁部35bに圧入されることで、可動子27の中心軸線1aに沿う方向にも固定される。
外縁部35b(特に、内周面35ba)は、スプリング39の端部を圧入する圧入部を構成する。また外縁部35b(特に、内周面35ba)は、スプリング39の端部を係止する係止部を構成する。或いは、外縁部35b(特に、内周面35ba)は、スプリング39の端部を保持する保持部を構成する。なお、外縁部35bの内周面35baは、上端部から下端部まで、中心軸線1aを中心として一定の半径で形成された周面を成す。
第五変更例においても、図4で説明した係止構造と同様な作用効果が得られる。
第一変更例乃至第四変更例の突状部27ax、テーパ面27aa、凸部27ay及び溝形状部27azを単体で、或いはこれらを組み合わせた状態で、第五変更例に適用することができる。なおあ、第一変更例を第五変更例に組み合わせる場合には、突状部27axの中心部に燃料通路となる貫通孔を形成するとよい。
上述した実施例及び変更例では、スプリング39の係止構造を、スプリング39の両端部のうちいずれか一方の端部に設けている。スプリング39の一方の端部の径方向位置が固定されることにより、スプリング39の中心軸が傾くのを防止することができる。スプリング39の両端部を、可動鉄心27aと、スプリングアジャスタ35又は固定鉄心25又はその他の構成部品とに圧入し、スプリング39の両端部の径方向位置を固定する構成にしてもよい。具体的には、第一乃至第四変更例と第五変更例とを組み合わせることにより、スプリング39の両端部を径方向に固定する係止構造を実現できる。
なお、上述の径方向位置は、可動鉄心27a、燃料噴射弁1又はスプリング39の径方向における位置を意味する。
図10を参照して、本発明に係る燃料噴射弁1を搭載した内燃機関について説明する。図10は、燃料噴射弁1が搭載された内燃機関の断面図である。
内燃機関100のエンジンブロック101にはシリンダ102が形成されおり、シリンダ102の頂部に吸気口103と排気口104とが設けられている。吸気口103には、吸気口103を開閉する吸気弁105が、また排気口104には排気口104を開閉する排気弁106が設けられている。エンジンブロック101に形成され、吸気口103に連通する吸気流路107の入口側端部107aには吸気管108が接続されている。
燃料噴射弁1の燃料供給口2(図1参照)には燃料配管110が接続される。
吸気管108には燃料噴射弁1の取付け部109が形成されており、取付け部109に燃料噴射弁1を挿入する挿入口109aが形成されている。挿入口109aは吸気管108の内壁面(吸気流路)まで貫通しており、挿入口109aに挿入された燃料噴射弁1から噴射された燃料は吸気流路内に噴射される。二方向噴霧の場合、エンジンブロック101に吸気口103が二つ設けられた形態の内燃機関を対象として、それぞれの燃料噴霧が各吸気口103(吸気弁105)を指向して噴射される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、一部の構成の削除や、記載されていない他の構成の追加が可能である。また、上述した実施例とその変更例とは、それぞれの説明に記載された構成を、矛盾しない範囲内で、相互に適用可能である。
1…燃料噴射弁、1a…中心軸線、5…筒状体、5e…筒状体5の内周面(上流側ガイド面)、25…固定鉄心、25b…固定鉄心25の下端面(可動鉄心27aと対向する端面)、25m…磁気絞り部又はテーパ面、25n…傾斜面、25s…筒状体5の内周面5eと固定鉄心25との間に形成される隙間、27…可動子、27a…可動鉄心、27aa…凹部27aiの側面(内周面)、27ab…可動鉄心27aの上端面(固定鉄心25と対向する端面)、27ac…可動鉄心27aの外周面、27ad…可動鉄心27aの下端面、27af…開口部、27ag…凹部27aiの底面、27ai…凹部、27ax…突状部、27axa…突状部27axの外周面、27ay…凸部、27az…溝形状部、27c…弁体、27l…可動子27の中心軸線、35a…スプリングアジャスタ35の下端側端面(可動鉄心27a側端面)、35b…外縁部、35ba…外縁部35bの内周面、35c…スプリング39の端部を収容する空間、39…スプリング、50A…下流側ガイド部、50B…上流側ガイド部。

Claims (10)

  1. 協働して燃料通路を開閉する弁座及び弁体と、
    前記弁体が一端部に設けられ他端部に可動鉄心が設けられた可動子と、
    前記可動鉄心との間に磁気吸引力を作用させる固定鉄心と、
    前記可動鉄心を閉弁方向に付勢し、一端部の径方向位置が、前記可動子又は前記固定鉄心のいずれかに対して固定されたスプリングと、
    を備え
    前記スプリングは、前記一端部が、前記スプリングの中心軸線に沿う方向において、前記可動子又は前記固定鉄心に対して非接触状態で固定されている燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、
    前記スプリングの前記一端部は、前記可動子又は前記固定鉄心に固定された部品に圧入されることにより、径方向位置が固定されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項2に記載の燃料噴射弁において、
    前記スプリングの前記一端部は、前記可動鉄心に圧入された状態で、径方向位置が前記可動子に対して固定されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項3に記載の燃料噴射弁において、
    前記可動鉄心は前記固定鉄心と対向する端面に、前記可動子の中心軸線方向に窪んだ凹部を備え、
    前記スプリングの前記一端部は、前記凹部の内周面に圧入された状態で、径方向位置が前記可動子に対して固定されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項4に記載の燃料噴射弁において、
    前記凹部の前記内周面は、テーパ面で構成されたことを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項4に記載の燃料噴射弁において、
    前記凹部の前記内周面は、前記スプリングの前記一端部が嵌る嵌合形状部を有することを特徴とする燃料噴射弁。
  7. 請求項3に記載の燃料噴射弁において、
    前記可動鉄心は、前記固定鉄心と対向する端面に形成された、前記可動子の中心軸線方向に窪んだ凹部と、前記凹部の底面に前記底面から前記凹部の開口面に向かって形成された突状部とを備え、
    前記スプリングの前記一端部は、前記突状部の外周面に圧入された状態で、径方向位置が前記可動子に対して固定されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  8. 請求項7に記載の燃料噴射弁において、
    前記突状部の前記外周面は、テーパ面で構成されたことを特徴とする燃料噴射弁。
  9. 請求項7に記載の燃料噴射弁において、
    前記突状部の前記外周面は、前記スプリングの前記一端部が嵌る嵌合形状部を有することを特徴とする燃料噴射弁。
  10. 請求項2に記載の燃料噴射弁において、
    前記固定鉄心に固定され、前記スプリングのセット荷重を調整するスプリングアジャスタを備え、
    前記スプリングの前記一端部は、前記スプリングアジャスタに圧入された状態で、径方向位置が前記固定鉄心に対して固定されていることを特徴とする燃料噴射弁。
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