JP2023000270A - ウェーハの加工方法及び拡張装置 - Google Patents

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【課題】製造工程を増やすことなくダイアタッチフィルムの破片の飛散に起因するボンディング不良の発生を抑制することができること。【解決手段】ウェーハの加工方法は、ウェーハユニットを準備するウェーハユニット準備ステップ301と、ウェーハユニットのフレームを固定するフレーム固定ステップ302と、ウェーハユニットのエキスパンドシートのフレームの内周とウェーハの外周との間の領域を押圧してエキスパンドシートを拡張し、分割予定ラインに沿ってDAFを破断して裏面にDAFが貼着されたチップを複数形成する拡張ステップ303とを備え、拡張ステップ303では、ウェーハの外周からはみ出したDAFの各押圧ローラーの回転軸方向の両端縁に対応する位置に上側ローラーを当接させ、上側ローラーと押圧ローラーとでエキスパンドシートとともにDAFを挟み込んだ状態で拡張する。【選択図】図6

Description

本発明は、ウェーハの加工方法及び拡張装置に関する。
裏面にダイアタッチ層が積層されたデバイスチップを製造するために、ウェーハの裏面にダイアタッチフィルムを介して貼着されたテープを拡張する拡張装置を用いた方法が広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、エキスパンド性を有したシート(エキスパンドシート)上にダイアタッチ層が積層された2in1(ツーインワン)と呼ばれるテープが広く利用されている。
2in1テープでは、ウェーハをエキスパンドシートに貼着する際に僅かに位置ずれが生じてもウェーハの裏面にダイアタッチフィルムが貼着されるように、一般にダイアタッチフィルムの直径はウェーハの直径よりも大きく形成されている。
その為エキスパンドシートを拡張した際にウェーハからはみ出したダイアタッチフィルムが破断し、エキスパンドシートから剥離し飛散するという問題が生じている。飛散したダイアタッチフィルムがデバイスの表面に付着するとボンディング不良を引き起こしかねない。
そこで、ウェーハからはみ出したダイアタッチフィルムを除去した後にシートをエキスパンドする方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006-049591号公報 特開2008-192945号公報
しかし、特許文献2に示された方法は、エキスパンド前にはみ出したダイアタッチフィルムを除去するという工程が増える上、ダイアタッチフィルムが数ミクロン~数十ミクロンと薄く、エキスパンドシートに切り込まずにダイアタッチフィルムだけをウェーハの外周に沿って切断することが非常に難しい。エキスパンドシートに切り込みが形成されると、エキスパンド時に切り込みを起点にエキスパンドシートが破断するおそれがあるため、改善が切望されていた。
本発明の目的は、製造工程を増やすことなくダイアタッチフィルムの破片の飛散に起因するボンディング不良の発生を抑制することができるウェーハの加工方法、及び拡張装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のウェーハの加工方法は、ウェーハの加工方法であって、分割予定ラインに沿って分割されたウェーハ又は分割予定ラインに沿って分割起点が形成されたウェーハと、ウェーハの裏面に貼着されウェーハの直径よりも大きい直径のダイアタッチフィルムと、該ダイアタッチフィルムを介してウェーハが貼着される被貼着面を含むエキスパンドシートと、該エキスパンドシートの外周が貼着されるフレームと、からなるウェーハユニットを準備するウェーハユニット準備ステップと、該ウェーハユニットの該フレームをフレーム固定ユニットで固定するフレーム固定ステップと、該フレーム固定ユニットで固定されたフレームを含む該ウェーハユニットの該エキスパンドシートの該フレームの内周とウェーハの外周との間の領域を該被貼着面の背面側から押圧ユニットで押圧して該エキスパンドシートを拡張し、該分割予定ラインに沿って該ダイアタッチフィルムを破断して裏面にダイアタッチフィルムが貼着されたチップを複数形成する拡張ステップと、を備え、該押圧ユニットは、該ウェーハを囲繞する環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該エキスパンドシートを押圧する複数の押圧ローラーを有し、該拡張ステップでは、ウェーハの外周からはみ出したダイアタッチフィルムにおける少なくとも各押圧ローラーの回転軸方向の両端縁に対応する位置に当接部材を当接させ、該当接部材と該押圧ローラーとで該エキスパンドシートとともに該ダイアタッチフィルムを挟み込んだ状態で拡張することで、該押圧ローラーの該回転軸方向の該両端縁で該ダイアタッチフィルムが破断し該エキスパンドシートから剥離することを防止することを特徴とする。
前記ウェーハの加工方法において、該当接部材は、該ウェーハを囲繞して環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該ダイアタッチフィルムに当接する複数の上側ローラーからなっても良い。
本発明の拡張装置は、分割予定ラインに沿って分割されたウェーハ又は分割予定ラインに沿って分割起点が形成されたウェーハと、ウェーハの裏面に貼着されウェーハの直径よりも大きい直径のダイアタッチフィルムと、該ダイアタッチフィルムを介してウェーハが貼着される被貼着面を含むエキスパンドシートと、該エキスパンドシートの外周が貼着されるフレームと、からなるウェーハユニットの該エキスパンドシートを拡張する拡張装置であって、該ウェーハユニットの該フレームを固定するフレーム固定ユニットと、該ウェーハを囲繞する環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該エキスパンドシートを押圧する複数の押圧ローラーを有し、該フレーム固定ユニットで固定されたフレームを含む該ウェーハユニットの該エキスパンドシートの該フレームの内周とウェーハの外周との間の領域を該被貼着面の背面側から押圧する押圧ユニットと、該押圧ユニットが該エキスパンドシートを押圧する際に、ウェーハの外周からはみ出したダイアタッチフィルムにおける少なくとも各押圧ローラーの回転軸方向の両端縁に対応する位置に当接する当接部材を有した押さえユニットと、を備え、該当接部材と該押圧ローラーとで該エキスパンドシートとともに該ダイアタッチフィルムを挟み込んだ状態で該エキスパンドシートを拡張することを特徴とする。
前記拡張装置において、該当接部材は、該ウェーハを囲繞して環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該ダイアタッチフィルムに当接する複数の上側ローラーからなっても良い。
本発明は、製造工程を増やすことなくダイアタッチフィルムの破片の飛散に起因するボンディング不良の発生を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る拡張装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係る拡張装置の加工対象のウェーハユニットの一例を示す斜視図である。 図3は、図1に示された拡張装置の分割ユニットの構成例を模式的に示す断面図である。 図4は、図3に示された分割ユニットの押圧ローラーと上側ローラーとを示す平面図である。 図5は、図1に示された拡張装置のヒートシュリンクユニットの構成例を模式的に示す断面図である。 図6は、実施形態1に係るウェーハの加工方法の流れを示すフローチャートである。 図7は、図6に示されたウェーハの加工方法のフレーム固定ステップにおいて分割ユニットのフレーム固定ユニットがウェーハユニットのフレームを固定した状態の断面図である。 図8は、図7に示されたウェーハユニットのエキスパンドシートの領域に上側ローラーを当接させた状態の断面図である。 図9は、図6に示されたウェーハの加工方法の拡張ステップにおいて分割ユニットの拡張ドラムが上昇しエキスパンドシートが拡張した状態の断面図である。 図10は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップにおいてヒートシュリンクユニットのフレーム固定ユニットがウェーハユニットのフレームを固定した状態の断面図である。 図11は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップにおいてエキスパンドシートを拡張した状態の断面図である。 図12は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップのヒートシュリンクユニットの保持テーブルにウェーハユニットを吸引保持し、突き上げ部材及び保持テーブルを下降した状態の断面図である。 図13は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップにおいてエキスパンドシートの領域の弛みを加熱している状態の断面図である。 図14は、図2に示されたウェーハユニットの変形例を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る拡張装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る拡張装置の構成例を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係る拡張装置の加工対象のウェーハユニットの一例を示す斜視図である。図3は、図1に示された拡張装置の分割ユニットの構成例を模式的に示す断面図である。図4は、図3に示された分割ユニットの押圧ローラーと上側ローラーとを示す平面図である。図5は、図1に示された拡張装置のヒートシュリンクユニットの構成例を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る図1に示す拡張装置1は、図2に示すウェーハユニット200のエキスパンドシート203を拡張する装置である。ウェーハユニット200は、図2に示すように、ウェーハ201と、ダイアタッチフィルム(以下、DAFと記す)202と、エキスパンドシート203と、フレーム204とからなる。
実施形態1では、ウェーハ201は、シリコン、サファイア、ガリウムヒ素又はSiC(炭化ケイ素)などを基板とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等である。ウェーハ201は、図2に示すように、表面205の互いに交差する複数の分割予定ライン206で区画された各領域にそれぞれデバイス207が形成されている。
ウェーハ201は、表面205の裏側の裏面208側から基板に対して透過性を有する波長のレーザ光線が分割予定ライン206に沿って照射されて、基板の内部に分割予定ライン206に沿って分割起点である改質層209(図2中に点線で示す)が形成されている。ウェーハ201は、改質層209を起点に個々のチップ210に分割される。なお、チップ210は、分割予定ライン206に沿って分割された基板の一部と、基板の表面に形成されたデバイス207とを備え、基板の裏面208に分割されたDAF202の一部が貼着されている。
なお、改質層209とは、密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲のそれとは異なる状態になった領域のことを意味し、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域、及びこれらの領域が混在した領域等を例示できる。
DAF202は、個々に分割されたチップ210を他のチップ又は基板等に固定するためのダイボンディング用の接着フィルムである。DAF202は、ウェーハ201の直径よりも大きい直径の円板状に形成されている。DAF202は、ウェーハ201の裏面208に貼着されている。
エキスパンドシート203は、伸縮性を有する樹脂から構成され、加熱されると収縮する熱収縮性を有する。エキスパンドシート203は、ウェーハ201及びDAF202の直径よりもおおきい直径の円板状に形成され、かつ、伸縮性及び熱収縮性を有する合成樹脂から構成された基材層と、基材層上に積層されかつウェーハ201に貼着するとともに伸縮性及び熱収縮性を有する合成樹脂から構成された粘着層とを備える。
粘着層の表面は、DAF202が貼着され、DAF202を介してウェーハ201の裏面208が貼着される被貼着面211である。即ち、エキスパンドシート203は、被貼着面211を含む。実施形態1では、粘着層は、紫外線が照射されることで、硬化し、粘着力が低下する合成樹脂により構成されている。
実施形態1では、エキスパンドシート203は、予め被貼着面211にDAF202が貼着されており、DAF202にウェーハ201の裏面208に貼着されることで、ウェーハ201の裏面208にDAF202を介して貼着される、所謂2in1と呼ばれるテープである。
フレーム204は、ウェーハ201及びDAF202の直径よりの内径が大きな円環状に形成されかつエキスパンドシート203の外周が貼着されている。
前述した構成のウェーハユニット200は、エキスパンドシート203の被貼着面211に貼着されたDAF202にウェーハ201の裏面208が貼着され、エキスパンドシート203の外周にフレーム204が貼着されるなどして構成される。
図1に示す実施形態1に係る拡張装置1は、ウェーハユニット200のエキスパンドシート203を拡張して、分割起点として改質層209が形成されたウェーハ201を分割予定ライン206に沿って個々のチップ210に分割するとともに、DAF202をチップ210毎に分割する装置である。拡張装置1は、図1に示すように、装置本体2に設けられたカセットエレベータ3と、分割ユニット10と、ヒートシュリンクユニット30と、洗浄ユニット40と、紫外線照射ユニット60と、搬送ユニット50と、制御手段である制御ユニット100とを備える。
カセットエレベータ3は、装置本体2の水平方向と平行なY軸方向の一端に配置され、ウェーハユニット200を複数収容するカセット4が着脱自在に載置される。カセット4は、複数のウェーハユニット200を鉛直方向と平行なZ軸方向に間隔をあけて収容する。カセット4は、ウェーハユニット200を出し入れ自在な開口5を装置本体2のY軸方向の中央部に向けてカセットエレベータ3上に載置される。カセットエレベータ3は、カセット4をZ軸方向に昇降させる。
また、拡張装置1は、カセット4に出し入れされるウェーハユニット200が仮置きされる一対の第1ガイドレール6と、一対の第2ガイドレール7とを備える。一対の第1ガイドレール6は、Y軸方向と平行であるとともに、水平方向と平行でかつY軸方向と直交するX軸方向に互いに間隔をあけて配置される。一対の第1ガイドレール6は、カセットエレベータ3に載置されるカセット4の開口5のX軸方向の両端とY軸方向に並ぶように、装置本体2のY軸方向の中央に配置されている。一対の第1ガイドレール6は、図示しない駆動機構によりX軸方向に移動自在に設けられ、駆動機構により互いに近づいたり離れる。一対の第1ガイドレール6は、カセット4に出し入れされるウェーハユニット200が載置され、駆動機構により互いに近付くとウェーハユニット200をX軸方向に位置決めする。
一対の第2ガイドレール7は、第1ガイドレール6から搬送ユニット50により搬送されてきたウェーハユニット200等が仮置きされるものである。一対の第2ガイドレール7は、Y軸方向と平行であるとともに、水平方向と平行でかつX軸方向に互いに間隔をあけて配置される。一対の第2ガイドレール7は、装置本体2のY軸方向の中央に配置され、第1ガイドレール6のX軸方向の隣りに配置されている。一対の第2ガイドレール7は、図示しない駆動機構によりX軸方向に移動自在に設けられ、駆動機構により互いに近づいたり離れる。一対の第2ガイドレール7は、第1ガイドレール6から搬送されてきたウェーハユニット200等が載置され、駆動機構により互いに近付くとウェーハユニット200をX軸方向に位置決めする。
搬送ユニット50は、カセット4と第1ガイドレール6上との間、及び第1ガイドレール6上と紫外線照射ユニット60との間でウェーハユニット200を搬送する第1搬送ユニット51と、第1ガイドレール6と第2ガイドレール7との間及び第2ガイドレール7とヒートシュリンクユニット30と、ヒートシュリンクユニット30と洗浄ユニット40との間、洗浄ユニット40と第1ガイドレール6上との間でウェーハユニット200を搬送する第2搬送ユニット52と、第2ガイドレール7と分割ユニット10との間でウェーハユニット200を搬送する第3搬送ユニット53とを備える。
分割ユニット10は、一対の第2ガイドレール7のY軸方向の一方側の隣に配置されている。分割ユニット10は、図3に示すように、フレーム固定ユニット11と、押圧ユニット12と、押さえユニット13とを備える。フレーム固定ユニット11と、押圧ユニット12と、押さえユニット13とは、装置本体2の一対の第2ガイドレール7のY軸方向の一方側の隣に配置された内側が冷却される冷却チャンバー14(図1に示す)内に収容されている。
フレーム固定ユニット11は、ウェーハユニット200のフレーム204を固定するものであって、フレーム載置プレート15と、フレーム押さえプレート16とを備える。フレーム載置プレート15は、平面形状が円形の開口部151が設けられ、かつ上面152が水平方向と平行に平坦に形成された板状に形成されている。フレーム載置プレート15の開口部151の内径は、フレーム204の内径よりも若干小さくDAF202の直径よりも大きく形成されている。フレーム載置プレート15は、開口部151上にウェーハ201が位置する状態でウェーハユニット200のフレーム204が上面152に載置される。
実施形態1では、フレーム載置プレート15は、上面152が第2ガイドレール7でX軸方向に位置決めされたウェーハユニット200のフレーム204の下面と同一平面上となる位置からシリンダ17によりZ軸方向に上昇する。即ち、フレーム載置プレート15は、シリンダ17の伸縮自在なロッド171の先端に取り付けられてシリンダ17のロッド171が伸縮することでZ軸方向に昇降自在に設けられている。
フレーム押さえプレート16は、フレーム載置プレート15の上方に固定されている。フレーム押さえプレート16は、フレーム載置プレート15とほぼ同寸法の板状に形成され、中央に開口部151と同寸法の円形の開口部161が設けられている。フレーム押さえプレート16の開口部161は、フレーム載置プレート15の開口部151と同軸に配置されている。
フレーム固定ユニット11は、ロッド171が縮小して下方に位置するフレーム載置プレート15の上面152に第3搬送ユニット53によりウェーハユニット200が搬送されてくる。フレーム固定ユニット11は、フレーム載置プレート15の上面152にウェーハユニット200のフレーム204が載置された後、シリンダ17のロッド171が伸張してフレーム載置プレート15が上昇する。フレーム固定ユニット11は、フレーム押さえプレート16と上昇したフレーム載置プレート15との間にウェーハユニット200のフレーム204を挟んで固定する。
押圧ユニット12は、フレーム固定ユニット11で固定されたフレーム204を含むウェーハユニット200のエキスパンドシート203のフレーム204の内周とウェーハ201の外周との間の領域212(図2に示す)を被貼着面211の背面側である基材層側から押圧するものである。押圧ユニット12は、拡張ドラム121と、複数の押圧ローラー122とを備える。
実施形態1において、拡張ドラム121は、下方が閉塞された円筒状に形成され、直径がフレーム載置プレート15の上面152に載置されるフレーム204の内径よりも小さく、内径がエキスパンドシート203に貼着されるウェーハ201の直径よりも大きく形成されている。拡張ドラム121は、フレーム固定ユニット11の開口部151,161と同軸に配置されている。
押圧ローラー122は、円柱状に形成され、拡張ドラム121の上端に軸心(以下回転軸と記す)回りに回転自在に支持されている。押圧ローラー122は、図4に示すように、周方向に等間隔に配置されている。押圧ローラー122は、直径がフレーム載置プレート15の上面152に載置されるフレーム204の内径よりも小さく内径がエキスパンドシート203に貼着されるウェーハ201の直径よりも大きな拡張ドラム121の上端に等間隔に配置されることで、平面視において、ウェーハ201を囲繞する環状に配置されている。
押圧ローラー122は、回転軸が平面視における拡張ドラム121の接線と平行に配置されている。押圧ローラー122は、拡張ドラム121の上端に平面視における拡張ドラム121の接線と平行な回転軸回りに回転自在に支持されることにより、ウェーハ201の径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されている。
拡張ドラム121は、シリンダ18に取り付けられ、シリンダ18によりZ軸方向に昇降する。即ち、拡張ドラム121は、シリンダ18の伸縮自在なロッド181の先端に取り付けられてシリンダ18のロッド181が伸縮することでZ軸方向に昇降自在に設けられている。
実施形態1では、拡張ドラム121は、シリンダ18により押圧ローラー122の上端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152よりも下側に位置する位置と、押圧ローラー122の上端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152よりも上側に位置する位置とに亘ってZ軸方向に昇降する。
シリンダ18により上昇すると押圧ローラー122の上端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152よりも上側に位置するので、押圧ローラー122は、フレーム固定ユニット11により固定されたウェーハユニット200のエキスパンドシート203のフレーム204の内周とウェーハ201の外周との間の領域212を押圧する。実施形態1では、押圧ローラー122は、エキスパンドシート203の領域212に貼着されかつウェーハ201の外周からはみ出したDAF202を押圧する。
押さえユニット13は、フレーム固定ユニット11により固定されるウェーハユニット200よりも上方に配置されている。押さえユニット13は、図に示すように、押さえドラム131と、複数の当接部材である上側ローラー132とを備える。押さえドラム131は、内外径が各拡張ドラム121の内外径と同径でかつ上方が閉塞された円筒状に形成されている。押さえドラム131は、フレーム固定ユニット11の開口部151,161、即ち拡張ドラム121と同軸に配置されている。
上側ローラー132は、円柱状に形成され、押さえドラム131の下端に軸心(以下回転軸と記す)回りに回転自在に支持されている。上側ローラー132は、図4に示すように、周方向に等間隔に配置され、平面視において、押圧ローラー122間に重なる位置、即ち、押圧ローラー122の回転軸方向の両端縁に重なる位置に配置されている。
実施形態1では、上側ローラー132は、押圧ローラー122と同形状に形成されている。上側ローラー132は、内外径が拡張ドラム121と同径の押さえドラム131の下端に等間隔に配置されることで、平面視において、ウェーハ201を囲繞する環状に配置されている。
上側ローラー132は、回転軸が平面視における押さえドラム131の接線と平行に配置されている。押圧ローラー122は、押さえドラム131の下端に平面視における押さえドラム131の接線と平行な回転軸回りに回転自在に支持されることにより、ウェーハ201の径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されている。
押さえドラム131は、シリンダ19に取り付けられ、シリンダ19によりZ軸方向に昇降する。即ち、押さえドラム131は、シリンダ19の伸縮自在なロッド191の先端に取り付けられてシリンダ19のロッド191が伸縮することでZ軸方向に昇降自在に設けられている。
実施形態1では、押さえドラム131は、シリンダ19のロッド191の伸縮により上側ローラー132の下端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152と同一平面上に位置する位置と、上側ローラー132の下端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152よりも上側に位置する位置とに亘ってZ軸方向に昇降する。
シリンダ19のロッド191が伸長することにより下降すると上側ローラー132の下端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152と同一平面上に位置するので、上側ローラー132は、押圧ユニット12がエキスパンドシート203を押圧する際に、ウェーハ201の外周からはみ出したDAF202における少なくとも各押圧ローラー122の回転軸方向の両端縁に対応する位置に当接する。
また、押さえユニット13は、シリンダ19のロッド191と押さえドラム131との間に、これらに固定された付勢手段であるばね20を備えている。ばね20は、伸縮することでシリンダ19のロッド191に対して押さえドラム131及び上側ローラー132をZ軸方向に昇降自在とする。ばね20は、伸縮することで、上側ローラー132の下端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152と同一平面上に位置する位置からロッド191が伸縮することなく上側ローラー132がZ軸方向に昇降することを許容する。
実施形態1において、分割ユニット10は、平面視において、押圧ローラー122と上側ローラー132とを回転軸が同一の円上に位置するように、押圧ローラー122と上側ローラー132とを回転軸がZ軸方向に重なる位置に配置している。
分割ユニット10は、フレーム固定ユニット11でウェーハユニット200のフレーム204を固定し、押さえドラム131を上側ローラー132の下端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152と同一平面上に位置する位置に位置付け、拡張ドラム121を押圧ローラー122の上端がフレーム204を固定したフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15の上面152よりも下側に位置する位置から上昇させて、ウェーハユニット200のエキスパンドシート203のフレーム204の内周とウェーハ201の外周との間の領域212を押圧して、エキスパンドシート203を面方向に拡張する。また、分割ユニット10は、エキスパンドシート203を一旦拡張した後、拡張ドラム121を下降することで、ウェーハユニット200のエキスパンドシート203のフレーム204の内周とウェーハ201の外周との間の領域212に弛みを形成する。
ヒートシュリンクユニット30は、一対の第2ガイドレール7のY軸方向の他方側の隣に配置されている。ヒートシュリンクユニット30は、図5に示すように、保持テーブル32と、フレーム固定ユニット31と、シート拡張ユニット36と、加熱ユニット37とを備える。
保持テーブル32は、エキスパンドシート203を介してウェーハユニット200のウェーハ201を吸引保持する保持面321を有するものである。保持テーブル32は、フレーム204の内径よりも直径が小径な円板形状であり、ステンレス鋼等の金属からなる円板状の枠体322と、ポーラスセラミック等の多孔質材で構成されかつ枠体322により囲繞された円板状の吸着部323とを備える。
枠体322と吸着部323の上面は、同一平面上に配置されて、ウェーハ201を吸引保持する保持面321を構成している。吸着部323は、ウェーハ201と略同径である。吸着部323は、枠体322等に形成された吸引路324を介してエジェクタ等の吸引源325に接続されている。吸引路324は、開閉弁326が設けられている。
保持テーブル32は、保持面321に第2搬送ユニット52により搬送されてきたウェーハユニット200のエキスパンドシート203を介してウェーハ201の裏面208側が載置される。保持テーブル32は、開閉弁326が開くことなどにより、吸引源325により保持面321の吸着部323が吸引されることで、ウェーハ201の裏面208側を保持面321に吸引保持する。
フレーム固定ユニット31は、ウェーハユニット200のフレーム204を固定するものである。フレーム固定ユニット31は、フレーム載置プレート33と、フレーム押さえプレート34とを備える。フレーム載置プレート33は、平面形状が円形の開口部331が設けられ、かつ上面332が水平方向と平行に平坦に形成された板状に形成されている。フレーム載置プレート33の開口部331の内径は、フレーム204の内径よりも若干小さくDAF202の直径よりも大きく形成されている。フレーム載置プレート33は、開口部331内に保持テーブル32を配置し、開口部331が保持テーブル32と同軸に配置されている。フレーム載置プレート33は、図1に示すように、上面332の四隅に水平方向に移動自在に設けられ、かつ水平方向に移動することによりフレーム204の位置を調整して、ウェーハ201を保持テーブル32の保持面321の吸着部323と同軸となる位置に位置決めするセンタリングガイド333が設けられている。
また、フレーム載置プレート33は、シリンダ35によりZ軸方向に昇降自在に設けられている。即ち、フレーム載置プレート33は、シリンダ35の伸縮自在なロッド351の先端に取り付けられてシリンダ35のロッド351が伸縮することでZ軸方向に昇降自在に設けられている。
フレーム押さえプレート34は、フレーム載置プレート33とほぼ同寸法の板状に形成され、中央に開口部331と同寸法の円形の開口部341が設けられている。フレーム押さえプレート34は、図示しないシリンダのピストンロッドの先端に取り付けられ、ピストンロッドがY軸方向に沿って伸縮することにより、フレーム載置プレート33の上方の位置と、フレーム載置プレート33の上方から退避した位置とに亘って移動自在である。フレーム押さえプレート34は、図1に示すように、四隅にセンタリングガイド333が侵入可能な長孔342が設けられている。
フレーム固定ユニット31は、フレーム押さえプレート34がフレーム載置プレート33の上方から退避した位置に位置付けられ、センタリングガイド333同士が互いに離れた状態で、フレーム載置プレート33の上面332に第2搬送ユニット52により搬送されてきたウェーハユニット200のフレーム204が載置される。フレーム固定ユニット31は、センタリングガイド333同士を近づけて、ウェーハユニット200のウェーハ201を位置決めする。フレーム固定ユニット31は、フレーム押さえプレート34をフレーム載置プレート33の上方に位置付け、フレーム載置プレート33がシリンダ35により上昇されて、ウェーハユニット200のフレーム204をフレーム載置プレート33とフレーム押さえプレート34との間に挟んで固定する。
シート拡張ユニット36は、保持テーブル32とフレーム固定ユニット31とを鉛直方向に沿う軸心に沿って互いに離れる位置に相対的に移動させ、エキスパンドシート203を拡張するものである。シート拡張ユニット36は、図5に示すように、突き上げ部材361と、突き上げ部材昇降ユニット362と、保持テーブル昇降ユニット363とを備える。
突き上げ部材361は、円筒状に形成され、直径がフレーム載置プレート33の上面332に載置されるフレーム204の内径よりも小さく、内径がエキスパンドシート203に貼着されるウェーハ201及び保持テーブル32の直径よりも大きく形成されている。突き上げ部材361は、内側に保持テーブル32を配置し、保持テーブル32と同軸に配置されている。突き上げ部材361の上端には、押圧ローラー364が回転自在に取り付けられている。
突き上げ部材昇降ユニット362は、押圧ローラー364が下降したフレーム載置プレート33の上面332よりも下方に位置する位置と、上昇したフレーム載置プレート33の上面332よりも上方に位置する位置とに亘って、突き上げ部材361をZ軸方向に昇降させるものである。
保持テーブル昇降ユニット363は、保持面321が下降したフレーム載置プレート33の上面332よりも下方に位置する位置と、上昇したフレーム載置プレート33の上面332よりも上方に位置する位置とに亘って、保持テーブル32をZ軸方向に昇降させるものである。
加熱ユニット37は、分割ユニット10によりエキスパンドシート203が拡張されて形成されたエキスパンドシート203のフレーム204とウェーハ201との間の領域212の弛みを加熱して収縮させるものである。加熱ユニット37は、Z軸方向に移動自在でかつZ軸方向と平行な軸心回りに回転する複数の加熱部371とを備える。
加熱部371は、フレーム固定ユニット31で固定されたフレーム204を含むウェーハユニット200のエキスパンドシート203の領域212の上方に周方向に等間隔に配置されて、エキスパンドシート203の領域212に対応した円上に配置されている。加熱部371は、保持テーブル32及びフレーム固定ユニット31に保持されたウェーハユニット200のエキスパンドシート203の領域212とZ軸方向に対面する位置に配置されている。実施形態1において、加熱部371は、周方向に等間隔に四つ設けられているが、本発明では、四つに限定されない。
加熱部371は、赤外線を下方に照射して、エキスパンドシート203の領域212を加熱する形式のもの、例えば、電圧が印加されると加熱されて、赤外線を放射する赤外線セラミックヒータである。加熱部371は、保持テーブル32の軸心と同軸な軸心回りに回転して、エキスパンドシート203の前述した領域212上を旋回する。
加熱ユニット37は、加熱部371が下降して、保持テーブル32及びフレーム固定ユニット31に保持されたウェーハユニット200のエキスパンドシート203の領域212と鉛直方向に対面し、軸心回りに回転して、エキスパンドシート203の前述した領域212上を旋回することで、エキスパンドシート203の領域212の弛みを加熱、収縮させる。
洗浄ユニット40は、分割ユニット10によりエキスパンドシート203が拡張され、ヒートシュリンクユニット30により弛みが加熱、収縮されたウェーハユニット200の主にウェーハ201を洗浄するものである。洗浄ユニット40は、一対の第1ガイドレール6の下方に配置されかつウェーハユニット200のエキスパンドシート203を介してウェーハ201を吸引保持するスピンナーテーブル41と、スピンナーテーブル41に吸引保持されたウェーハ201の表面205に洗浄水を供給する図示しない洗浄水供給ノズルとを備える。
洗浄ユニット40は、一対の第1ガイドレール6同士が離れると、第2搬送ユニット52によりヒートシュリンクユニット30により弛みが加熱され、収縮されたウェーハユニット200がスピンナーテーブル41上に載置される。洗浄ユニット40は、スピンナーテーブル41をZ軸方向と平行な軸心回りに回転しながら洗浄水供給ノズルから洗浄水をウェーハ201の表面205に供給して、ウェーハ201を洗浄する。
紫外線照射ユニット60は、洗浄ユニット40により洗浄されたウェーハユニット200のエキスパンドシート203に紫外線を照射して、粘着層を硬化させて、粘着層の粘着力を低下させるものである。紫外線照射ユニット60は、装置本体2のY軸方向の他端に配置され、第1ガイドレール6のY軸方向の一方側の隣に配置されている。
紫外線照射ユニット60は、第1搬送ユニット51により第1ガイドレール6上の洗浄後のウェーハユニット200が搬入され、搬入されてきたウェーハユニット200のエキスパンドシート203に所定時間紫外線を照射する。紫外線照射ユニット60は、第1搬送ユニット51により紫外線を照射したウェーハユニット200が第1ガイドレール6上に搬出される。
制御ユニット100は、拡張装置1の上述した構成要素、即ち、少なくとも加熱手段38等を制御して、ウェーハ201に対する加工動作を拡張装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、拡張装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して拡張装置1の上述した構成要素に出力する。
制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示ユニットと、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力ユニットとに接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
次に、実施形態1に係るウェーハの加工方法を説明する。図6は、実施形態1に係るウェーハの加工方法の流れを示すフローチャートである。実施形態1に係るウェーハの加工方法は、ウェーハユニット200のエキスパンドシート203を拡張して、ウェーハ201を改質層209を起点に破断して、ウェーハ201を個々のチップ210に分割するとともに、DAF202を分割予定ライン206に沿って個々のチップ210毎に分割する方法である。ウェーハの加工方法は、図6に示すように、ウェーハユニット準備ステップ301と、フレーム固定ステップ302と、拡張ステップ303と、ヒートシュリンクステップ304と、洗浄ステップ305と、紫外線照射ステップ306とを備える。
(ウェーハユニット準備ステップ)
ウェーハユニット準備ステップ301は、前述した構成のウェーハユニット200を準備するステップである。ウェーハユニット準備ステップ301では、エキスパンドシート203に貼着されたDAF202にウェーハ201の裏面208を貼着し、エキスパンドシート203の外周にフレーム204を焼灼して、ウェーハユニット200を構成する。実施形態1において、ウェーハユニット準備ステップ301では、オペレータ等がウェーハユニット200をカセット4に収容し、拡張装置1は、複数のウェーハユニット200が収容されたカセット4がカセットエレベータ3上に載置される。
また、実施形態1において、ウェーハユニット準備ステップ301では、入力ユニットを介して加工内容情報を制御ユニット100が受け付けて記憶装置に記憶する、実施形態1において、フレーム固定ステップ302では、制御ユニット100がオペレータからの加工開始指示を受け付けると、フレーム固定ステップ302に進む。
(フレーム固定ステップ)
図7は、図6に示されたウェーハの加工方法のフレーム固定ステップにおいて分割ユニットのフレーム固定ユニットがウェーハユニットのフレームを固定した状態の断面図である。図8は、図7に示されたウェーハユニットのエキスパンドシートの領域に上側ローラーを当接させた状態の断面図である。
フレーム固定ステップ302は、ウェーハユニット200のフレーム204を分割ユニット10のフレーム固定ユニット11で固定するステップである。フレーム固定ステップ302では、拡張装置1は、分割ユニット10の拡張ドラム121を下降した状態で、カセット4から第1搬送ユニット51でウェーハユニット200を1枚取り出し、ウェーハユニット200を一対の第1ガイドレール6上に仮置きした後、一対の第1ガイドレール6同士を近づけてウェーハユニット200をX軸方向に位置決めする。
フレーム固定ステップ302では、拡張装置1は、第2搬送ユニット52で第1ガイドレール6上のウェーハユニット200を第2ガイドレール7上に搬送し、一対の第2ガイドレール7を互いに近づけてウェーハユニット200をX軸方向に位置決めする。フレーム固定ステップ302では、拡張装置1は、図7に示すように、第3搬送ユニット53で一対の第2ガイドレール7上のウェーハユニット200を分割ユニット10の下降したフレーム載置プレート15の上面152上に搬送する。
フレーム固定ステップ302では、拡張装置1は、図8に示すように、分割ユニット10のフレーム載置プレート15を上昇して、フレーム204をフレーム押さえプレート16とフレーム載置プレート15との間で挟んでウェーハユニット200を固定する。フレーム固定ステップ302では、拡張装置1は、図8に示すように、分割ユニット10の押さえドラム131を下降して、上側ローラー132の下端をフレーム固定ユニット11が固定したフレーム204を含むウェーハユニット200のエキスパンドシート203の領域212に当接させる。
(拡張ステップ)
図9は、図6に示されたウェーハの加工方法の拡張ステップにおいて分割ユニットの拡張ドラムが上昇しエキスパンドシートが拡張した状態の断面図である。拡張ステップ303は、フレーム固定ユニット11で固定されたフレーム204を含むウェーハユニット200のエキスパンドシート203の領域212を基材層側から押圧ユニット12で押圧してエキスパンドシート203を拡張し、分割予定ライン206に沿ってDAF202を破断して、裏面208にDAF202が貼着されたチップ210を複数形成するステップである。
拡張ステップ303では、拡張装置1は、拡張ドラム121を上昇させる。すると、エキスパンドシート203の領域212に拡張ドラム121の上端に設けられた押圧ローラー122が当接し、押圧ローラー122が領域212を下方から上方に向けて押圧し、エキスパンドシート203が面方向に拡張される。拡張ステップ303では、エキスパンドシート203の拡張の結果、エキスパンドシート203に放射状に引張力が作用する。
このようにウェーハ201の裏面208に貼着されたエキスパンドシート203に放射状に引張力が作用すると、ウェーハ201は、分割予定ライン206に沿って改質層209が形成されているので、改質層209を基点として、分割予定ライン206に沿って個々のチップ210に分割される。また、ウェーハ201は、チップ210間が広がり、チップ210間に間隔が形成される。また、エキスパンドシート203に放射状に引張力が作用すると、DAF202が改質層209即ち分割予定ライン206に沿って個々のチップ210毎に破断する。
また、拡張ステップ303では、拡張装置1は、ウェーハ201の外周からはみ出したDAF202における少なくとも各押圧ローラー122の回転軸方向の両端縁に対応する位置に上側ローラー132を当接させ、ばね20の付勢力に抗して、上側ローラー132と押圧ローラー122とを上昇させる。このために、拡張ステップ303では、拡張装置1は、ばね20が上側ローラー132を押圧ローラー122に向かって押圧する弾性復元力を生じながら押圧ローラー122が領域212を下方から上方に向けて押圧して、上側ローラー132と押圧ローラー122とでエキスパンドシート203とともにDAF202を挟み込んだ状態で拡張する。
このように、拡張ステップ303では、拡張装置1が、上側ローラー132と押圧ローラー122とでエキスパンドシート203とともにDAF202を挟み込んだ状態で拡張するので、押圧ローラー122の回転軸方向の両端縁でDAF202が破断してエキスパンドシート203から剥離することを防止することができる。拡張ステップ303では、拡張装置1は、分割ユニット10の拡張ドラム121が下降させる。すると、ウェーハユニット200は、エキスパンドシート203が一旦拡張しているために、エキスパンドシート203の領域212に弛みが形成される。
(ヒートシュリンクステップ)
図10は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップにおいてヒートシュリンクユニットのフレーム固定ユニットがウェーハユニットのフレームを固定した状態の断面図である。図11は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップにおいてエキスパンドシートを拡張した状態の断面図である。図12は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップのヒートシュリンクユニットの保持テーブルにウェーハユニットを吸引保持し、突き上げ部材及び保持テーブルを下降した状態の断面図である。図13は、図6に示されたウェーハの加工方法のヒートシュリンクステップにおいてエキスパンドシートの領域の弛みを加熱している状態の断面図である。
ヒートシュリンクステップ304は、ウェーハユニットのエキスパンドシート203の領域212の弛みを加熱、収縮させるステップである。ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、分割ユニット10のフレーム固定ユニット11のフレーム載置プレート15を下降し、第3搬送ユニット53でフレーム載置プレート33上のウェーハユニット200を一対の第2ガイドレール7上に搬送する。
ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、ヒートシュリンクユニット30の突き上げ部材361及び保持テーブル32が下降し、フレーム固定ユニット31のフレーム押さえプレート34を退避位置に位置付けた状態で、第2搬送ユニット52で第2ガイドレール7上のウェーハユニット200を、フレーム載置プレート33の上面332上に搬送する。
ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、フレーム固定ユニット31のセンタリングガイド333同士を近づけて、ウェーハユニット200のウェーハ201を位置決めする。ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、フレーム載置プレート33を上昇させて、図10に示すように、フレーム204をフレーム載置プレート33とフレーム押さえプレート34との間に挟んでウェーハユニット200を固定する。
ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、ヒートシュリンクユニット30の突き上げ部材361及び保持テーブル32を上昇させて、図11に示すように、拡張されたエキスパンドシート203の領域212を張り、チップ210間に間隔を形成する。ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、開閉弁326を開き、吸引源325により吸着部323を吸引して、ウェーハ201の裏面208側をエキスパンドシート203を介して保持面321に吸引保持して、チップ210間の間隔を維持する。
ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、図12に示すように、突き上げ部材361をフレーム載置プレート33の上面332よりも下方まで下降させ、保持テーブル32を保持面321がフレーム載置プレート33の上面332と同一平面上に位置するまで下降させる。すると、エキスパンドシート203の領域212に弛みが生じる。
ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、ヒートシュリンクユニット30の加熱ユニット37を下降させ、加熱部371をエキスパンドシート203の領域212に対面させる。実施形態1において、ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、ヒートシュリンクユニット30が加熱ユニット37の全ての加熱部371を駆動し、全ての加熱部371から赤外線を放射させながら加熱部371を領域212の上方で所定回数旋回させる。こうして、ヒートシュリンクステップ304では、拡張装置1は、領域212の弛みを全周に亘って加熱し、収縮させる。
(洗浄ステップ)
洗浄ステップ305は、ヒートシュリンクステップ304を実施した後、ウェーハ201を洗浄ユニット40で洗浄するステップである。洗浄ステップ305では、拡張装置1は、ヒートシュリンクユニット30の加熱ユニット37の加熱部371の回転及び加熱を停止し、ヒートシュリンクユニット30のフレーム固定ユニット31のフレーム載置プレート33を下降し、保持テーブル32の吸引保持等を停止する。洗浄ステップ305では、拡張装置1は、第2搬送ユニット52でウェーハユニット200を洗浄ユニット40まで搬送する。洗浄ステップ305では、拡張装置1は、ウェーハユニット200を洗浄ユニット40で洗浄する。
(紫外線照射ステップ)
紫外線照射ステップ306は、洗浄後のウェーハユニット200のエキスパンドシート203に紫外線を照射するステップである。紫外線照射ステップでは、拡張装置1は、第2搬送ユニット52及び第1搬送ユニット51でウェーハユニット200を洗浄ユニット40から紫外線照射ユニット60に搬送する。
紫外線照射ステップ306では、拡張装置1は、ウェーハユニット200を紫外線照射ユニット60で所定時間紫外線を照射した後、第1搬送ユニット51でカセット4内に収容する。拡張装置1は、カセット4内のウェーハユニット200のエキスパンドシート203を順に拡張してウェーハ201を個々のチップ210に分割し、カセット4内の全てのウェーハユニット200のエキスパンドシート203を拡張してウェーハ201を個々のチップ210に分割すると、加工動作を終了する。
以上説明したように、実施形態1に係るウェーハの加工方法及び拡張装置1は、拡張ステップ303において、押圧ローラー122と上側ローラー132とでエキスパンドシート203及びDAF202を挟み込んだ状態で、エキスパンドシート203を拡張する。このために、実施形態1に係るウェーハの加工方法及び拡張装置1は、拡張ステップ303において、押圧ローラー122の回転軸方向の両端縁でDAF202が破断しても、判断したDAF202を上側ローラー132でエキスパンドシート203に押圧することとなる。
したがって、実施形態1に係るウェーハの加工方法及び拡張装置1は、エキスパンドシート203を拡張する前に、予め、DAF202のウェーハ201の外周にはみ出した部分を除去する工程を行うことなく、DAF202がエキスパンドシート203から剥離して、飛散することを抑制できる。その結果、実施形態1に係るウェーハの加工方法及び拡張装置1は、製造工程を増やすことなくDAF202の破片の飛散に起因するチップ210のボンディング不良の発生を抑制することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。実施形態1では、分割起点として改質層209を形成したが、本発明では、これに限定されることなく、分割起点としてレーザ加工溝又は切削溝を形成しても良い。
また、実施形態1では、拡張装置1は、ウェーハユニット200のウェーハ201が図14に示すように分割予定ライン206に形成された分割溝214により、分割予定ライン206に沿って個々のチップ210に分割されていても良い。
なお、図14は、図2に示されたウェーハユニットの変形例を示す斜視図である。図14は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。分割溝214は、ウェーハ201を貫通して、ウェーハ201を個々のチップ210に分割するものであり、ウェーハ201に切削加工又はレーザーアブレーション加工が施されて形成される。
即ち、本発明では、ウェーハの加工方法及び拡張装置1は、ウェーハユニット準備ステップ301において分割予定ライン206に沿って分割されたウェーハ201を含むウェーハユニット200を準備し、拡張ステップ303において、DAF202を個々のチップ210毎に分割するとともに、チップ210間の間隔を拡張ステップ303前よりも広げても良い。
また、本発明では、押圧ローラー122と上側ローラー123とでエキスパンドシート203とDAF202とを挟み込むことができれば、押圧ローラー122と上側ローラー123とのウェーハ201の径方向の位置を異ならせても良い。
1 拡張装置
11 フレーム固定ユニット
12 押圧ユニット
13 押さえユニット
122 押圧ローラー
132 上側ローラー(当接部材)
200 ウェーハユニット
201 ウェーハ
202 DAF(ダイアタッチフィルム)
203 エキスパンドシート
204 フレーム
206 分割予定ライン
208 裏面
209 改質層(分割起点)
210 チップ
211 被貼着面
212 領域
301 ウェーハユニット準備ステップ
302 フレーム固定ステップ
303 拡張ステップ

Claims (4)

  1. ウェーハの加工方法であって、
    分割予定ラインに沿って分割されたウェーハ又は分割予定ラインに沿って分割起点が形成されたウェーハと、ウェーハの裏面に貼着されウェーハの直径よりも大きい直径のダイアタッチフィルムと、該ダイアタッチフィルムを介してウェーハが貼着される被貼着面を含むエキスパンドシートと、該エキスパンドシートの外周が貼着されるフレームと、からなるウェーハユニットを準備するウェーハユニット準備ステップと、
    該ウェーハユニットの該フレームをフレーム固定ユニットで固定するフレーム固定ステップと、
    該フレーム固定ユニットで固定されたフレームを含む該ウェーハユニットの該エキスパンドシートの該フレームの内周とウェーハの外周との間の領域を該被貼着面の背面側から押圧ユニットで押圧して該エキスパンドシートを拡張し、該分割予定ラインに沿って該ダイアタッチフィルムを破断して裏面にダイアタッチフィルムが貼着されたチップを複数形成する拡張ステップと、を備え、
    該押圧ユニットは、該ウェーハを囲繞する環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該エキスパンドシートを押圧する複数の押圧ローラーを有し、
    該拡張ステップでは、ウェーハの外周からはみ出したダイアタッチフィルムにおける少なくとも各押圧ローラーの回転軸方向の両端縁に対応する位置に当接部材を当接させ、該当接部材と該押圧ローラーとで該エキスパンドシートとともに該ダイアタッチフィルムを挟み込んだ状態で拡張することで、該押圧ローラーの該回転軸方向の該両端縁で該ダイアタッチフィルムが破断し該エキスパンドシートから剥離することを防止する、ウェーハの加工方法。
  2. 該当接部材は、該ウェーハを囲繞して環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該ダイアタッチフィルムに当接する複数の上側ローラーからなる、請求項1に記載のウェーハの加工方法。
  3. 分割予定ラインに沿って分割されたウェーハ又は分割予定ラインに沿って分割起点が形成されたウェーハと、ウェーハの裏面に貼着されウェーハの直径よりも大きい直径のダイアタッチフィルムと、該ダイアタッチフィルムを介してウェーハが貼着される被貼着面を含むエキスパンドシートと、該エキスパンドシートの外周が貼着されるフレームと、からなるウェーハユニットの該エキスパンドシートを拡張する拡張装置であって、
    該ウェーハユニットの該フレームを固定するフレーム固定ユニットと、
    該ウェーハを囲繞する環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該エキスパンドシートを押圧する複数の押圧ローラーを有し、該フレーム固定ユニットで固定されたフレームを含む該ウェーハユニットの該エキスパンドシートの該フレームの内周とウェーハの外周との間の領域を該被貼着面の背面側から押圧する押圧ユニットと、
    該押圧ユニットが該エキスパンドシートを押圧する際に、ウェーハの外周からはみ出したダイアタッチフィルムにおける少なくとも各押圧ローラーの回転軸方向の両端縁に対応する位置に当接する当接部材を有した押さえユニットと、を備え、
    該当接部材と該押圧ローラーとで該エキスパンドシートとともに該ダイアタッチフィルムを挟み込んだ状態で該エキスパンドシートを拡張する、拡張装置。
  4. 該当接部材は、該ウェーハを囲繞して環状に配置され、ウェーハの径方向への回転を許容する向きにそれぞれ配設されて該ダイアタッチフィルムに当接する複数の上側ローラーからなる、請求項3に記載の拡張装置。
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