JP2022538502A - 高さの低い電線対基板コネクタ - Google Patents

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Abstract

1mm以下の高さを可能にしながら、嵌合したコネクタの非意図的な分離を妨げるのに十分な頑強性を可能にする特徴部を有する、薄型の電線対基板コネクタ。PCBに表面実装はんだ付けされるように構成された実装面を有する基板コネクタが、複数の電線を終端させる相補的なコネクタを受け入れる凹部を含むことができる。基板コネクタは、PCBにハウジングを固定するように、中間部分が基板コネクタハウジングの一部と係合して、2つの端部でPCBにはんだ付けすることができるブレード状端子を有することができる。相補的なコネクタを実装面との鋭角で挿入して、基板コネクタの前部分に嵌合コネクタの前部分を係合させることができる。次いで、相補的なコネクタの後部を凹部内に入るように回転させ、後部の近くで固定することができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年7月1日に出願され、「WIRE TO BOARD CONNECTOR WITH LOW HEIGHT」と題する米国仮特許出願第62/869,511号明細書の米国特許法第119条(e)の下での優先権及び利益を主張し、上記出願は、その全体が参照により本明細書に援用される。
電線対基板電気コネクタは、プリント回路基板(PCB)と電子システムの他のコンポーネントとの電力及び/又はデータ信号の移送を可能にする。1つの例では、電力は、PCBの表面上の導電性電源トレースに電源線を接続する電線対基板コネクタにより、回路基板に実装されているデバイスに電力を提供することができる。別の例では、PCBの表面上の導電性データトレースにデータ線を接続する電線対回路基板により、回路基板に実装されているデバイスにデータを提供することができる。
薄型の電線対基板コネクタの実施形態について記載する。いくつかの実施形態によれば、電気コネクタは、第2コネクタを受け入れる開口部を備える絶縁性ハウジングであって、開口部が、絶縁性ハウジングの少なくとも第1壁及び第2壁によって囲まれ、第1壁が、第2コネクタからの突起を受け入れるように構成された少なくとも1つの受入部分を備え、第2壁が、第1壁を横切る、絶縁性ハウジングと、絶縁性ハウジングの第1壁に取り付けられるとともに上記開口部内に延在している複数の導電端子と、絶縁性ハウジングの第2壁に取り付けられた少なくとも1つの係止タブとを備えることができる。少なくとも1つの係止タブは、第2コネクタが開口部内に挿入されると第2コネクタの表面と係合するように構成されたコンプライアント部分を備えることができる。
いくつかの実施形態によれば、電気コネクタは、絶縁性ハウジングと、絶縁性ハウジングによって支持された複数の導電端子と、絶縁性ハウジングによって支持された少なくとも1つのばねとを備えることができる。絶縁性ハウジングは、第2コネクタを受け入れる開口部を備えることができる。第1コネクタは、開口部の第1端部において第2コネクタと係合する第1保持特徴部と、開口部の第2端部において第2コネクタと係合する第2保持特徴部とを備えることができ、第1端部は、第2端部から第1方向にオフセットしている。少なくとも1つのばねは、第2コネクタが開口部内にあるときに第1方向に第2コネクタに力を加えるように構成することができる。
いくつかの実施形態によれば、ケーブルコネクタを基板コネクタと嵌合させる方法は、第1方向に沿って基板コネクタの凹部内にケーブルコネクタを挿入するステップと、ケーブルコネクタを基板コネクタに、少なくとも一部、第1方向とは少なくとも部分的に反対の第2方向においてケーブルコネクタにばね力を加えることと、第2方向に対して垂直な方向におけるケーブルコネクタの移動を阻止することとにより、固定するステップとを含むことができる。
いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120とプラグコネクタ140を含む電気的相互接続システム100の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図1Aの電気的相互接続システム100の断面側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に部分的に挿入されている、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140に対して挿入された未固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140に対して固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の斜視図である。 いくつかの実施形態による、図2Aに示すようにレセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に部分的に挿入されている、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120が図2Bに示す挿入された未固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120が図2Cに示す固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の側面図である。 レセプタクルコネクタ120が図2Cに示す固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の上面図である。 いくつかの実施形態による、図2Aに示すようにレセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に部分的に挿入されている、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の断面の側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120が図2Bに示す挿入された未固定位置にある、図2Cに示す固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の断面の側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120が図2Cに示す固定位置にある、図2Cに示す固定位置にある、図1A及び図1Bの電気的相互接続システム100の断面の側面図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120の底面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120の拡大図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクル端子122a及び122b並びに電線104a及び104bから分離されたレセプタクルハウジング130を示す、図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120の分解図である。 いくつかの実施形態による、絶縁電線104b及びレセプタクル端子122bを通る図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120の断面の側面図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120に含めることができるレセプタクル端子122及び絶縁電線104の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図4Aのレセプタクル端子122の底面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのプラグコネクタ140の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのプラグコネクタ140の分解図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのプラグコネクタ140の側断面図である。 いくつかの実施形態による、図1A及び図1Bのプラグコネクタ140に含めることができるばねタブ144の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220とプラグコネクタ250とを含む代替的な電気的相互接続システム200の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図7Aの電気的相互接続システム200の側断面図である。 いくつかの実施形態による、2本の電線を基板に接続するように構成された電気的相互接続システム200aの上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、4本の電線を基板に接続するように構成された電気的相互接続システム200bの上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、6本の電線を基板に接続するように構成された電気的相互接続システム200cの上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に部分的に挿入されている、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内で固定位置にある、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に部分的に挿入されている、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の断面X-X’の側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220が固定位置にある、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の断面X-X’の側面図である。 いくつかの実施形態による、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の上面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に部分的に挿入されている、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の代替的な断面X-X’の側面図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220が固定位置にある、図7A及び図7Bの電気的相互接続システム200の代替的な断面X-X’の側面図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのレセプタクルコネクタ220bの上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、レセプタクルハウジング230から電線カバー290が取り除かれている、図8Bのレセプタクルコネクタ220bの部分分解図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのレセプタクルコネクタ220bの上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図10Cに示すレセプタクルハウジング230のターミナルランススロット238aの拡大図である。 いくつかの実施形態による、絶縁電線204b及びレセプタクル端子222bを通る図8Bのレセプタクルコネクタ220bの断面の側面図である。 いくつかの実施形態による、電線カバー290が取り除かれている図8Bのレセプタクルコネクタ220bの分解図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのレセプタクルコネクタ220bのレセプタクル端子222b及び絶縁電線204bの斜視図である。 いくつかの実施形態による、図11Bに示すレセプタクル端子222bの側面図である。 いくつかの実施形態による、図11Bに示すレセプタクル端子222bの上面図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのプラグコネクタ250bの上面斜視図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのプラグコネクタ250bの分解図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのプラグコネクタ250bの断面の側面図である。 いくつかの実施形態による、図8Bのプラグコネクタ250bに含めることができる係止タブ254の斜視図である。
本発明者らは、電線対基板(又はケーブル体基板)レセプタクル及びプラグコネクタが、確実な動作を提供しながら小さい容積を占めるのを可能にする、電気コネクタの設計技法を認識及び理解した。こうしたコネクタは、1mm以下の高さを有することができる。本明細書に記載する技法により、非意図的な嵌合解除を阻止する小型コネクタをもたらすことができる。
本発明者らは、小型レセプタクルコネクタ及びプラグコネクタは、レセプタクルコネクタで終端する電線又はケーブルに圧力が加えられた場合に非意図的に嵌合解除される可能性があることを認めた。例えば、電線又はケーブルがプラグコネクタから引き離されるとき、レセプタクルがプラグコネクタから取り外される可能性がある。電線は、例えば、電子デバイスの外側に延出する場合、引っ張られる可能性がある。イヤホンに取り付けられた電線は、例えば、ポータブル電子デバイスから延出する場合があり、使用時に非意図的に引っ張られる可能性がある。
いくつかの実施形態によれば、レセプタクルコネクタ及びプラグコネクタは、プラグコネクタからレセプタクルコネクタを非意図的に嵌合解除するリスクを低減させるように、互いに確実に固定することができる。いくつかの実施形態では、レセプタクルコネクタは、挿入方向に沿ってプラグコネクタの凹部内に挿入することができ、プラグコネクタ内の部材は、レセプタクルコネクタに対して固定方向にばね力を加えて、プラグコネクタにレセプタクルコネクタを固定することができる。
例えば、レセプタクルコネクタの前縁部をプラグコネクタの凹部内に挿入することができる。図示する実施形態では、レセプタクルコネクタの前縁部は、プラグコネクタのブレード接点(ブレードコンタクト)と嵌合する。レセプタクルコネクタの後縁部は、プラグのブレードの反対側に沿ってプラグハウジングの一部分と噛み合うような形状とすることができる。この例では、固定方向は、ブレードからプラグコネクタの反対側に向かう。その結果、レセプタクルが固定方向に移動するとき、レセプタクルの後縁部にある特徴部が、プラグハウジングにある相補的な特徴部と噛み合い、レセプタクルがプラグの凹部から持ち上げられるのを防止する。
プラグコネクタにレセプタクルコネクタを固定するように、少なくとも部分的に挿入方向とは反対に且つ部分的に凹部の底面に沿って、ばね力を加えることができる。
いくつかの実施形態では、プラグコネクタの実装面に対して角度が付けられている挿入方向に沿って、プラグコネクタの凹部内にレセプタクルコネクタの前縁部を挿入することができる。レセプタクルは、レセプタクルコネクタの前縁部でプラグコネクタと係合することができる。レセプタクルコネクタの前縁部は、プラグコネクタの凹部内に挿入され、プラグコネクタのブレード接点と嵌合し得る。レセプタクルコネクタの前縁部は、プラグコネクタのブレード接点を有する部分に沿ってプラグハウジングの一部分と噛み合うような形状とすることができ、したがって、レセプタクルコネクタがプラグコネクタから不注意で上方に取り外されることが妨げられる。
プラグコネクタ及び/又はレセプタクルコネクタの後部部分は、レセプタクルコネクタが不注意で後方に取り外されるのを妨げる特徴部をさらに含むことができる。プラグ内にレセプタクルコネクタを固定するには、レセプタクルの後部がプラグコネクタの実装面に向かって回転するように、レセプタクルコネクタを係合した前縁部を中心に回転させることが必要である可能性がある。そして、レセプタクルコネクタ及び/又はプラグコネクタの後部の特徴部が、プラグコネクタ内でレセプタクルコネクタを保持するように係合することができる。
いくつかの実施形態では、特徴部は、レセプタクルコネクタをプラグコネクタに固定するようにレセプタクルコネクタと係合するプラグコネクタ内の部材を含むことができる。この部材は、プラグハウジングの側壁に結合された係止タブであり得る。係止タブは、側壁の両側の上に配置された、折り曲げられた金属片から形成することができる部分を有することができる。係止タブのそれらの部分のうちの少なくとも1つを、基板にはんだ付けすることができる。このはんだ付けにより、少なくとも、基板へのプラグコネクタの取付部分を形成することができる。したがって、基板に係止タブを確実に固定して、レセプタクルコネクタが非意図的に上方に引っ張られる場合、プラグコネクタ内でレセプタクルコネクタを保持するとともにプラグコネクタを基板に保持するための適切な接触力を提供することができる。
いくつかの実施形態では、レセプタクルコネクタの後縁部は、レセプタクルコネクタが後方に摺動するときにプラグコネクタの後部の特徴部と係合する突起を含むことができる。その結果、後方摺動運動により、プラグコネクタ内にレセプタクルコネクタを固定することができる。後方摺動運動は、プラグコネクタ内にレセプタクルを挿入したときに圧縮される、プラグとレセプタクルとの間のばね部材によって与えることができる。
図を参照すると、図1Aは、いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120とプラグコネクタ140とを含む電気的相互接続システム100の上面斜視図である。図1Bは、レセプタクルコネクタ120及びプラグコネクタ140の断面側面図である。
説明を簡単にするために、嵌合するコネクタを、それらの端子の形状に基づいてプラグ及びレセプタクルとして特定する。この例では、レセプタクルコネクタは、嵌合すると接触力を発生させるように撓む部材を含む端子を有する。ここでは、この撓む部材は、間に挿入されたプラグコネクタからのブレードと嵌合する、対向する部材である。しかしながら、コネクタを互いに嵌合させて固定するという本明細書における記載は、それらのコネクタの端子の形状とは無関係に適用される。例えば、プラグコネクタ140は、プリント回路基板に実装されるように示されており、レセプタクルコネクタ120は、複数の電線を終端させるように示されている。他の実施形態では、基板に実装されたコネクタが、レセプタクル用に成形された端子を有することができ、ケーブルを終端させるコネクタが、ブレードとして成形された端子を有することができる。別法として、各コネクタが、いくつかのプラグ端子といくつかのレセプタクル端子とを有することができる。さらに、プラグ端子は、嵌合中堅くて曲がらないことは要件ではない。いくつかの実施形態では、プラグ端子及びレセプタクル端子が、嵌合中に撓むことができる。
図1A及び図1Bに示すように、いくつかの実施形態ではプリント回路基板であり得る基板102に、プラグコネクタ140を実装することができる。この例では、実装は、基板102上にプラグコネクタ140の実装面を配置し、基板にコネクタを表面実装はんだ付けすることによって達成される。レセプタクルコネクタ120は、2本の絶縁電線104a及び104bを終端させることができる。図1Aに示す嵌合形態では、レセプタクルコネクタ120及びプラグコネクタ140は、絶縁電線104a及び104b内の導体を基板102上の導電性パッド(図示せず)と電気的に接続することができる。いくつかの実施形態では、電気的相互接続システム100は、1mm未満の高さ等、小さいフォームファクタを有することができる。高さは、コネクタが実装される基板の表面に対して測定することができる。
レセプタクルコネクタ120はレセプタクルハウジング130を含み、レセプタクルハウジング130はレセプタクル端子122a及び122bを支持することができ、そのうちの端子122aが図1Bに示されている。レセプタクルハウジング130は、プラスチック等の絶縁材料を使用して形成することができる。レセプタクル端子122a及び122bは、リン青銅等の導電性材料を使用して形成することができる。図1Bでは、絶縁電線104aの導体にレセプタクル端子122aを取り付けることができ、レセプタクル端子122aの圧着部分124aが導体を保持する。導体は、いくつかの実施形態では、銀めっき等のめっきがあるか又はない、銅又は他の金属であり得る。本明細書に記載するような設計は、小径電線に関連して使用することができる。導体は、いくつかの実施形態では、32AWG未満の直径を有することができる。他の実施形態では、直径は、36AWG又は40AWG等、34AWGよりも小さいか、又はそれよりも小さい場合がある。
レセプタクル端子122aのターミナルランス126aが、レセプタクルハウジング130の開口部内に、図示する実施形態では開口部を貫通して突出して、絶縁電線104aがレセプタクルハウジング130から引き離されるときに、レセプタクル端子122aがレセプタクルハウジング130から取り外されるのを防止することができる。ターミナルランス126aは、レセプタクルハウジング130内に挿入されたときにレセプタクルハウジング130の底壁に沿って摺動するような形状とすることができる。レセプタクル端子122aは、図3C及び図3D並びに図4A及び図4Bにさらに示す。いくつかの実施形態では、レセプタクルコネクタ120は、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されたときに、嵌合したコネクタの高さが1mm以下であり得るように、1mm以下の高さを有することができる。
プラグコネクタ140は、プラグ端子142a及び142bとばねタブ144a及び144bとを支持することができるプラグハウジング150を含むことができる。プラグハウジング150は、プラスチック等の絶縁材料を使用して形成することができる。プラグ端子142a及び142b並びにばねタブ144a及び144bは、プラグ端子の基板102への表面実装はんだ付けを補助するためのめっきがありで又はなしで、リン青銅等の導電性材料を使用して形成することができる。プラグ端子142a及び142bはブレード接点を有することができる。図1Bに示すように、プラグ端子142aは、基板102の表面のパッドに表面実装はんだ付けされるように構成されている第1部分162aと、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されるとレセプタクル端子122aと接触するように位置決めされている第2部分162bとを有する。プラグハウジング150の底面は、プラグ端子142a及び142b並びにばねタブ144a及び144bが基板102上の導電性パッドに実装され(例えば、はんだ付けされ)、それによりプラグ端子142a及び142b並びにばねタブ144a及び144bを基板102に固定するのを可能にする、開口部を有することができる。
いくつかの実施形態では、プラグ端子142a及び142bを基板102に電気的に結合することに加えて、プラグ端子142a及び142b並びにばねタブ144a及び144bを基板102に固定することにより、プラグハウジング150を基板102に機械的に固定することができる。図示する実施形態では、プラグ端子142a及び142bの各々は、基板102にはんだ付けされるように構成されたハウジング150の外側の部分と、同様にはんだ付けされるプラグハウジング150の内部の部分とを有する。2つの部分の間で、プラグ端子は、ハウジング150の壁と係合し、端子の端部が基板にはんだ付けされるとハウジングを基板に固定する。
図1Bに示すように、プラグ端子142aは、レセプタクル端子122aに接続されている絶縁電線104aの導体が基板102に電気的に接続されるように、基板102の表面上の導電性パッドへのレセプタクル端子122aに電気的に結合することができる。いくつかの実施形態では、プラグコネクタ140は、1mm以下の高さを有することができる。
いくつかの実施形態では、絶縁電線104a及び104bは、(図3C及び図3D並びに図4A及び図4Bに示す)絶縁体108によって包囲され得る少なくとも1つの電気伝導体106を有することができる。例えば、電気伝導体106は、プラスチック108が巻き付けられた一対の銅線を含むことができる。いくつかの実施形態では、電線はAWG36又は40電線であり得る。本明細書に記載する電気的相互接続システムは、任意の数の電線を支持するように構成することができることが理解されるべきである。
図2A~図2Jは、レセプタクルコネクタ120を電気的相互接続システム100のプラグコネクタ140と嵌合させる方法を示す。図2A~図2Cは、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されてプラグコネクタ140に固定される際の電気的相互接続システム100の上面斜視図である。図2D~図2Fは、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されてプラグコネクタ140に固定される際の電気的相互接続システム100の側面図である。図2H~図2Jは、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されてプラグコネクタ140に固定される際の電気的相互接続システム100の断面の側面図である。図2Gは、図2H~図2Jに示す断面X-Xを指定する、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140に固定されている、電気的相互接続システム100の上面図である。
図2A、図2D及び図2Hに示すように、レセプタクルコネクタ120は、挿入方向110に沿ってプラグコネクタ140内に挿入することができる。挿入方向110は、レセプタクルコネクタ120がレセプタクルコネクタ120の前端部と基板102との間よりも絶縁電線104a及び104bと基板102との間の距離が大きいよう向けられて、レセプタクルコネクタ120の前端部がプラグコネクタ140に挿入されることの結果等により、基板102に対して鋭角を形成することができる。角度をなす挿入により、レセプタクルコネクタ120からの突起がプラグハウジング150の特徴部の下に延在して、プラグコネクタ140内にレセプタクルコネクタ120を部分的に固定することができる。
図2A及び図2Dに示すように、プラグハウジング150は、レセプタクルハウジング130を収容するような形状とすることができる凹部152を含む。凹部152は、それぞれレセプタクルハウジング突出部分138a~138cを収容するような形状とすることができる、受入部分152a~152cを含む。受入部分152a及び152b並びに突出部分138a及び138bは、それぞれ、プラグコネクタ140及びレセプタクルコネクタ120の後端部におけるスロット154の両側に配置することができる。図2H~図2Jに、受入部分152b及び152c並びに突出部分138b及び138cを示す。図2H~図2Jに示すように、受入部分152c及び突出部分138cは、それぞれ、プラグコネクタ140及びレセプタクルコネクタ120の前端部に配置されている。レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140の凹部152内に挿入される際、図2Hに示すように、突出部分138cは受入部分152cに入ることができる。
レセプタクルコネクタ120が凹部152内に挿入されると、レセプタクルコネクタ120は、基板102に向かう方向112に回転することができる。レセプタクルコネクタ120の回転軸は、レセプタクルコネクタ120の前部のプラグハウジング150の前壁との係合によって確立することができ、挿入方向110に対して垂直であり得る。図2B、図2E及び図2Iは、レセプタクルコネクタ120が方向112に回転した後の挿入された未固定状態にある電気的相互接続システム100を示す。図2Iに示すように、例えば、突出部分138cは、受入部分152c内に挿入されており、突出部分138a及び138bは、受入部分152a及び152b内に挿入されていない。
プラグハウジング150は、プラグハウジング150の後壁に、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に固定されるとき絶縁電線104a及び104bを収容するスロット154を有することができる。絶縁電線104a及び104bは、それらがスロット154を通って延在する方向において長尺状であり得る。
図2A~図2Cに示すように、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されている間、プラグコネクタ140の少なくとも1つのばねタブ144aは、レセプタクルコネクタ120に力を加えることができる。例えば、ばねタブ144aのコンプライアント部分148aが、レセプタクルコネクタ120を、固定方向114に、少なくとも部分的に挿入方向110に沿って、プラグコネクタ140の凹部152の底面に沿って押して(例えば、物理的にレセプタクルコネクタ120に接触して)、レセプタクルコネクタ120をプラグコネクタ140に固定することができる。ばねタブ144a及び144bのコンプライアント部分148a及び148bは、図2A及び図2Bでは押下状態で示され、図2Cでは弛緩状態で示されている。突出部分160a及び160bは、ばねタブ144a及び144bが凹部152の底面に沿ってレセプタクルコネクタを押すときにレセプタクルコネクタ120を固定するように構成することができる。突出部分160a及び160bは、基板102から離れる上向き方向の移動を妨げるように構成することができる。例えば、プラグハウジング150の突出部分160a及び160bは、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140に固定されると、レセプタクルハウジング130の突出部分138a及び138bよりも基板102から遠くに位置決めすることができる。図2H~図2Jに示すように、突出部分152bは、基板102から離れて上向き方向に受入部分152bよりも上方に位置決めされている。図2C、図2F及び図2Jは、挿入された、固定状態にある電気的相互接続システム100を示す。図2Jに示すように、例えば、突出部分138a及び138bは、受入部分152a及び152内に挿入されている。
図3A~図3Dは、図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120をさらに示す。図3Aは、レセプタクルコネクタ120の底面斜視図である。図3Bは、端子122aのレセプタクルハウジング130との係合を示す、レセプタクルコネクタ120の一部分の拡大図である。図3A及び図3Bに示すように、レセプタクルハウジング130は、レセプタクル端子122a及び122bのターミナルランス126a及び126bにレセプタクルハウジング130を固定するような形状とすることができる、スロット136を含む。図3A及び図3Bにおいて、ターミナルランス126aは、レセプタクルハウジング130の底面のスロット136内に延在して、レセプタクルハウジング130から端子122aが引き抜かれるのを阻止する。図3Aは、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ140内に挿入されるとプラグ端子142a及び142bを収容するような形状とすることができる、端子スロット134a及び134bをさらに示す。
図3Cは、図1A及び図1Bのレセプタクルコネクタ120の分解図であり、レセプタクル端子122a及び122b並びに電線104a及び104bとは別個にレセプタクルハウジング130を示す。図3Cに示すように、レセプタクル端子122a及び122bをレセプタクルハウジング130の端子スロット134c及び134dに挿入して、レセプタクルコネクタ120を形成することができる。図3Cにまた示すように、絶縁電線104a及び104bは、導体106a及び106bを包囲する電線絶縁体108a及び108bを含むことができる。図3Dは、絶縁電線104b及びレセプタクル端子122bを通るレセプタクルコネクタ120の断面の側面図である。
図4A及び図4Bは、レセプタクルコネクタ120のレセプタクル端子122a及び122bと、絶縁電線104a及び104bとをさらに示す。図4Aは、いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ120のレセプタクル端子122a及び122bのいずれかであり得るレセプタクル端子122と、絶縁電線104a及び104bのいずれかであり得る絶縁電線104との上面斜視図である。図4Bは、レセプタクル端子122及び絶縁電線104の底面斜視図である。図4Aに示すように、導体106及びワイヤ絶縁体108をそれぞれ保持する、レセプタクル端子122の圧着部分124が示されている。導体106aの周囲の圧着部分により、レセプタクル端子122aと導体106aとが電気的に接続される。
図4Bに示すように、レセプタクル端子122は、第1接点部分128a及び第2接点部分128bを含み、それらは、ブレード接点を有することができる、プラグコネクタ140のレセプタクル接点142a及び142bの第1側及び第2側と接触するような形状である。接点部分128a及び128bは、プラグコネクタ及びレセプタクルコネクタが嵌合するとき、プラグコネクタのプラグ接点に接触力をかけるように、コンプライアントであり得る。接点部分128a及び128bは、嵌合面における接触圧を上昇させるように突起を含むことができる。1つの例では、接点部分128a及び128bを0.06mmだけ変位させることにより、接点部分128a及び128bに800MPaの圧力をかけ、0.58Nの接触力を発生させることができる。図4Bにまた示すように、レセプタクル端子122の底面からターミナルランス126を切り出すことができる。ターミナルランス126は、底面から離れるように付勢されて、外向きにしなってレセプタクルハウジング130の特徴部と係合して、レセプタクルハウジング130にレセプタクル端子122を固定することができる。
図5A~図5Cは、図1A及び図1Bのプラグコネクタ140をさらに示す。図5Aは、プラグコネクタ及びレセプタクルコネクタが嵌合しているときのプラグの上面斜視図である。接点部分228a及び229aは、嵌合面コネクタ140において接触圧を上昇させるように突起を含むことができる。図5Bは、プラグコネクタ140の分解図である。図5Cは、プラグ端子142aを通るプラグコネクタ140の側面断面図である。
図5A~図5Cのばねタブ144a及び144bは、嵌合したときにレセプタクルコネクタ120にばね力を加えて、レセプタクルコネクタ120を固定方向114(図2F)に付勢する、ばね部材の一例である。さまざまな実施形態によれば、1つ又は複数のばね部材を使用することができる。図5Bに示すように、2つのばねタブ144a及び144bが、プラグハウジング150の両側に取り付けられている。例えば、図5Bでは、ばねタブ144a及び144bは、プラグ端子142a及び142bが貫通して延在する壁151d(例えば、前壁151d)に対して垂直である、プラグハウジング150の側面151a及び151bに取り付けられている。
プラグハウジング150は、側面151a及び151bに開口部158a及び158bを含むことができ、それらのうちの開口部158bが図5A及び図5Bでは可視である。開口部158a及び158bは、ばねタブ144a及び144bのコンプライアント部分148a及び148bが、レセプタクルコネクタを受け入れるプラグハウジング150の開口部内に延在することができるように、プラグハウジングの壁を貫通して延在することができる。したがって、コンプライアント部分148a及び148bは、レセプタクルコネクタ120がプラグコネクタ120に挿入されると、レセプタクルコネクタ120と物理的に接触することができる。図示する例では、ばねタブ144a及び144bのコンプライアント部分148a及び148bは、プラグ端子142a及び142bが分離されている方向において分離されて、プラグ端子142a及び142bと並んで位置決めされている。この位置で、図2A及び図2Bに示すようにレセプタクルコネクタ120の前端部がプラグハウジング150内に挿入されると、ばねタブ144a及び144bを圧縮することができる。そして、図2Cに示すように、ばねタブ144a及び144b内のばね力が、レセプタクルコネクタ120を固定方向に付勢することができる。開口部158a及び158bは、コンプライアント部分148a及び148bにおける屈曲部の角部が、コンプライアント部分148a及び148bが圧縮される方向において開口部内を移動することができるようにすることにより、コンプライアント部分148a及び148bの圧縮に適応することができる。
ばねタブ144a及び144bは、1つ又は複数の特徴部によりプラグハウジング150内に保持することができる。ばねタブ144a及び144bは、レセプタクルコネクタ120を挿入したときにレセプタクルコネクタ120とプラグハウジング150との間に捕捉されるように、プラグハウジング150の前壁151dに隣接して保持することができる。別法として又はさらに、ばねタブ144a及び144bの結合部分146a及び146bを、プラグハウジング150の壁151a及び151bの側面にクリップ留めすることができる。コンプライアント部分148a及び148bを結合部分146a及び146bに接続する長尺状部分(例えば、図5Bの147b)は、開口部158a及び158bの外側に配置することができる。
図6は、いくつかの実施形態による、プラグコネクタ140のばねタブ144a及び144bのいずれかであり得るばねタブ144の上面斜視図である。図6は、ばねタブ144の結合部分146及びコンプライアント部分148を示し、長尺状部分147が結合部分146をコンプライアント部分148に接続している。いくつかの実施形態では、ばねタブ144は、レセプタクルコネクタを、それがプラグハウジングと係合する位置に押し込む力を発生させることができる。1つの例では、コンプライアント部分148を0.3mmだけ変位させることにより、ばねタブ144上に800MPaの圧力がかけられ、0.44Nの接触力が発生する。
図7Aは、いくつかの実施形態による、レセプタクルコネクタ220とプラグコネクタ250とを含む代替的な電気的相互接続システム200の上面斜視図である。図7Bは、電気的相互接続システム200の側断面図である。電気的相互接続システム100のプラグコネクタ140と同様に、プラグコネクタ250は、表面実装はんだ付けによる等、いくつかの実施形態ではプリント回路基板であり得る基板202に実装することができる。図7Aの実施形態では、レセプタクルコネクタ220は、12本の絶縁電線を終端させ、そのうちの絶縁電線204a及び204bの符号が付されている。図7Aに示す嵌合形態では、レセプタクルコネクタ220及びプラグコネクタ250は、絶縁電線の導体を基板202上の導電性パッド(図示せず)に電気的に接続することができる。いくつかの実施形態では、図7Aに示す絶縁電線は、図1A及び図1Bの絶縁電線104a及び104bに対して記載したように構成することができる。いくつかの実施形態では、電気的相互接続システム100は、1mm未満の高さ等、小さいフォームファクタを有することができる。
レセプタクルコネクタ120と同様に、レセプタクルコネクタ220はレセプタクルハウジング230を含み、レセプタクルハウジング230は、絶縁電線の各々に対してレセプタクル端子を支持するように構成することができ、それら端子のうちの端子222aが図2Bに示されている。レセプタクルハウジング230は、プラスチック等の絶縁材料を使用して形成することができる。レセプタクル端子は、リン青銅等の導電性材料を使用して形成することができる。1つの例では、レセプタクル端子は、0.75mm~0.2mm、0.12mm等、0.1mm~0.14mmの厚さを有するリン青銅を使用して形成することができる。図7Bでは、レセプタクル端子122aに絶縁電線204aの導体206aを実装することができ、レセプタクル端子222aの圧着部分224aが導体206aを保持する。いくつかの実施形態では、導体206aは、銅を使用して形成することができる。レセプタクル端子122aのターミナルランス226aが、レセプタクルハウジング230の開口部内に、図示する実施形態では開口部を貫通して突出して、絶縁電線204aがレセプタクルハウジング230から引き離されるときにレセプタクル端子222aがレセプタクルハウジング230から取り外されるのを防止することができる。ターミナルランス226aは、レセプタクルハウジング230内に挿入されるとレセプタクルハウジング230の上壁に沿って摺動するような形状とすることができる。レセプタクル端子222aは、図11A及び図11B並びに図12A及び図12Bにさらに示す。
レセプタクルコネクタ220は、レセプタクルハウジング230の上面に配置された電線カバー290をさらに含む。いくつかの実施形態では、電線カバー290は、プラスチック等の絶縁材料を使用して形成することができる。電線カバー290は、絶縁電線をレセプタクルハウジング230の適所に保持するように構成された複数の電線スロットを含むことができる。電線カバー290は、図10Bにさらに示す。いくつかの実施形態では、レセプタクルコネクタ220は、1mm以下の高さを有することができる。
プラグコネクタ140と同様に、プラグコネクタ250はプラグハウジング270を含み、プラグハウジング270は、12個のプラグ端子を支持するように構成することができ、そのうちのプラグ端子252a及び252bの符号が付されている。いくつかの実施形態では、プラグコネクタ250は、1mm以下の高さを有することができる。
プラグハウジング270は、プラスチック等の絶縁材料を使用して形成することができる。プラグ端子は、基板202へのプラグ端子の表面実装はんだ付けを補助するためのめっきがありで又はなしで、リン青銅等の導電性材料を使用して形成することができる。図7Bに示すように、プラグ端子252aは、基板202の表面上のパッドに表面実装はんだ付けされるように構成された少なくとも1つの第1部分262aと、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に挿入されるとレセプタクル端子222aと接触するように位置決めされた第2部分262bとを有する。プラグコネクタ250のプラグ端子は、ブレード接点を有することができる。プラグハウジング270の底面は、プラグ端子が基板202上の導電性パッドに実装され(例えば、はんだ付けされ)、それによりプラグ端子を基板202に固定するのを可能にする、開口部を有することができる。図示する実施形態では、プラグ端子252a及び252bの各々は、基板202にはんだ付けされるように構成されたプラグハウジング270の外側の部分と、同様にはんだ付けされるプラグハウジング270の内部の部分とを有する。これら2つの部分の間で、プラグ端子は、ハウジング270の壁と係合し、端子の端部が基板202にはんだ付けされるとハウジング270を基板202に固定する。いくつかの実施形態では、プラグ端子252a及び252bを基板202に固定することにより、プラグハウジング270を基板202に機械的に固定することができる。図7Bに示すように、プラグ端子252aは、レセプタクル端子222aに電気的に結合して、基板202の表面上の1つ又は複数のパッドと絶縁電線204aの導体とを電気的に接続するように構成することができる。
図7A及び図7Bの実施形態では、基板202の表面に対して鋭角でレセプタクルコネクタ220の前部をプラグハウジング270の前壁と係合させ、その後、レセプタクルハウジング230の後部を回転させてプラグハウジング270の凹部内に入れることにより、レセプタクルコネクタ220をプラグハウジング270内に固定することができる。レセプタクルコネクタ220の後部は、プラグハウジング270の特徴部と係合して、レセプタクルコネクタ220をプラグコネクタ250内に固定することができる。
図示する実施形態では、プラグハウジング270は、係止タブ254a及び254bを支持する。係止タブ254a及び254bは、コンプライアント材料を使用して形成することができる。いくつかの実施形態では、係止タブ254a及び254bは、基板202の表面への係止タブ254a及び254bの表面実装を補助するためのめっきがありで又はなしで、リン青銅等の電気伝導性材料を使用して形成することができる。他の実施形態では、係止タブ254a及び254bは、ステンレス鋼又はばね鋼を使用して形成することができる。係止タブ254a及び254bは、各々、プラグハウジング270の壁の側面の上に配置された複数の折曲げ部分を有することができる。折曲げ部分のうちの1つ又は複数は、基板202の表面のパッドに実装される(例えば、はんだ付けされる)ように基板202まで延在することができる。いくつかの実施形態では、基板202の表面に係止タブ254a及び254bをはんだ付けして、基板202にハウジング270を機械的に結合することができる。いくつかの実施形態では、係止タブ254a及び254bは、プラグコネクタ250又はレセプタクルコネクタ220の構造を基板202の表面の導電性パッドに電気的に結合するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、絶縁電線は、(例えば、図11A及び図11Bに示す)絶縁体208によって包囲され得る少なくとも1つの電気伝導体206を有することができる。電気伝導体106は、プラスチック108が巻き付けられた一対の銅線を含むことができる。本明細書に記載するような設計は、小径電線に関連して使用することができる。いくつかの実施形態では、導体は32AWG未満の直径を有することができる。他の実施形態では、直径は、36AWG若しくは40AWG又はそれより小さい等、34AWGより小さい場合がある。
本明細書に記載する電気的相互接続システムは、任意の数のケーブル及び/又は電線を支持するように構成することができる。例えば、図8A~図8Cは、図7A及び図7Bに関して上述したようにレセプタクルコネクタをプラグコネクタ内に固定する構造を使用して、異なる数のケーブル及び/又は電線を支持するように構成された、電気的相互接続200a~200cの例示的な実施形態を示す。図8Aは、2本の電線を基板に接続するように構成された電気的相互接続システム200aの上面斜視図である。図8Bは、4本の電線を基板に接続するように構成された電気的相互接続システム200bの上面斜視図である。図8Cは、6本の電線を基板に接続するように構成された電気的相互接続システム200cの上面斜視図である。
図9A~図9Gは、図7A及び図7Bに関連して上述したような構造を備えた、レセプタクルコネクタ220とプラグコネクタ250とを嵌合させる方法を示す。図9A及び図9Bは、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に挿入されてその中に固定される際の電気的相互接続システム200の上面斜視図である。図9C及び図9Dは、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に挿入されてその中に固定される際の電気的相互接続システム200の断面の側面図である。図9F及び図9Gは、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に挿入されてその中に固定される際の電気的相互接続システム200の代替的な断面の側面図である。図9Eは、図9C及び図9Dの断面X-X’並びに図9F及び図9Gの断面X-X’を指定する、電気的相互接続システム200の上面図である。
図9A、図9C及び図9Fに示すように、プラグコネクタ140内に挿入方向210に沿って、レセプタクルコネクタ220の前端部を挿入することができる。挿入方向210は、電気的相互接続システム100に関連して記載した挿入方向110と同様であり得る。例えば、挿入方向210は、レセプタクルコネクタ220がレセプタクルコネクタ220の前端部と基板202との間よりも絶縁電線と基板202との間の距離が大きいように向けられて、レセプタクルコネクタ220の前端部がプラグコネクタ250内に挿入されることの結果等により、基板202に対して鋭角を形成することができる。角度をなす挿入により、レセプタクルコネクタ220からの1つ又は複数の突起がプラグハウジング270の特徴部の下に延在して、プラグコネクタ250内にレセプタクルコネクタ220を部分的に固定することができる。
プラグ端子は、(プラグ端子252aの符号が付されている)図9Aにおいて、挿入方向210に対して垂直な方向に互いに分離して示されている。図9A及び図9Cに示すように、プラグハウジング270は、レセプタクルハウジング230を収容するような形状とすることができる凹部272を含む。
レセプタクルハウジング220は、前部突起240a及び240b等、1つ又は複数の前部突出部分をさらに含み、図9Fではそのうちの前部突出部分240aの符号が付されている。レセプタクルハウジング220は、レセプタクルコネクタの後部がプラグハウジング内に押し込まれるとプラグコネクタの相補的な特徴部と係合する特徴部をさらに含む。この例では、それらの特徴部は、後部の近くのレセプタクルコネクタの側面に位置している。この特徴部は、後部側面突出部分240c及び240dとすることができ、図9Aではそのうちの後部側面突出部分240dの符号が付されている。
プラグハウジング270は、前部受入部分284a及び284b(図9Fにはそのうちの前部受入部分284aの符号が付されている)と、後部側面突出部分282a及び282b(図9Aにはそのうちの後部側面突出部分282bの符号が付されている)とをさらに含む。プラグハウジング270の前部受入部分284a及び284bは、それぞれレセプタクルハウジング230の前部突出部分240a及び240bを収容するような形状とすることができる。プラグハウジング270の後部側面突出部分282a及び282bは、それぞれレセプタクルハウジング230の後部ハウジング突起240c及び240dと係合するように位置決めすることができ、プラグハウジングの後壁の一部分を形成するか又は一部分であり得る。プラグハウジング270の後部側面突出部分282a及び282b並びに後部側面突出部分240c及び240dは、それぞれ、プラグコネクタ250及びレセプタクルコネクタ220の後端部においてスロット276の両側に配置することができる。
図9Fに示すように、レセプタクルハウジング230の前部突出部分240aとプラグハウジング270の前部受入部分284aとは、それぞれ、プラグコネクタ250及びレセプタクルコネクタ220の前端部に配置されている。図9F及び図9Gに示すように、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250の凹部272内に挿入される際、前部突出部分240aは前部受入部分284aに入ることができる。
レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250の凹部272内に挿入されると、レセプタクルコネクタ220の後部を基板202に向かう方向212に回転させることができる。レセプタクルコネクタ220の回転軸は、レセプタクルコネクタ220の前部のプラグハウジング270の前壁との係合により確立することができ、挿入方向210に対して垂直であり得る。図9B、図9D及び図9Gは、レセプタクルコネクタ220が方向212に回転した後のプラグコネクタ250に固定されたレセプタクルコネクタ220を示す。
プラグハウジング170は、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に降下したときに絶縁電線を収容するような形状とすることができるプラグハウジング270の後壁のスロット276を有することができる。絶縁電線は、長尺状であり得るとともに、スロット276を通って延在することができる。
図9A及び図9Bに示すように、レセプタクルコネクタ220は、レセプタクルコネクタ220の特徴部及びプラグコネクタ250の特徴部の係合によりプラグコネクタ250内に固定することができる。この例では、プラグコネクタ250は、レセプタクルコネクタ220の後部が回転してプラグコネクタ250内に入るときにレセプタクルコネクタ220の表面と係合するように位置決めされる少なくとも1つの係止タブを有する。例えば、レセプタクルコネクタ220が少なくとも部分的に、軸212を中心にプラグコネクタ250の凹部272から出るように回転するのを防止するように、図9A及び図9Bに示す係止タブ254a及び254bは、レセプタクルハウジング230の係止棚部242a及び242bと係合することができ、図9Aにはそのうちの係止棚部242bが示されている。レセプタクルハウジング230の係止棚部242a及び242bは、係止タブ254a及び254bのコンプライアント部分258a及び258bに掛止されて、レセプタクルコネクタ220をプラグコネクタ250の凹部272内に固定することができる。プラグハウジング270の後部側面突出部分282a及び282bは、絶縁電線が後方向に引っ張られるときにレセプタクルコネクタ220が凹部272の後端部から滑り出るのを防止するように構成することができる。レセプタクルハウジング230の前部突出部分240a及び240bとプラグハウジング270の前部受入部分284a及び284bとは、基板202から離れる上向き方向におけるレセプタクルコネクタ220の移動を妨げるように構成することができる。
図10A~図10Eは、図8B及び図9A~図9Gのレセプタクルコネクタ220bをさらに示す。図10Aは、レセプタクルコネクタ220bの上面斜視図である。図10Aに示すように、レセプタクルハウジング230bは、本明細書に記載するように、レセプタクル接点のターミナルランスと係合するように構成することができる、ターミナルランススロットをさらに含み、そのうちのターミナルランススロット238aの符号が付されている。また、図10Aには係止棚部242bも示されており、係止棚部242bは、レセプタクルコネクタ220bがプラグコネクタ250bに挿入されるときにプラグコネクタ250bの係止タブと係合するように構成することができる。こうした棚部は、棚部の上方のレセプタクルハウジング230の側壁の平面内に凹部を形成することにより、又は棚部の下方の側壁の平面からの突起によって形成することができる。図示する実施形態では、棚部は、棚部の上方の壁内への凹部によって形成されている。係止棚部242bの底面は、レセプタクルコネクタ220bがプラグコネクタ250b内に挿入されるときに係止タブの上で滑ることができる丸みを帯びた縁部を有し、係止棚部242bの上面は、レセプタクルコネクタ220bがプラグコネクタ250b内に固定されるとともに、レセプタクルコネクタ220bに上向きの力がかけられたとき、上面が不注意で係止タブの上を滑るのを防止するように実質的に平坦である。
図10Bは、レセプタクルハウジング230bから電線カバー290bが取り除かれている、レセプタクルコネクタ220bの部分分解図である。図10Bに示すように、電線カバー290bは、突起292及び電線スロット294を含む。突起292は、レセプタクルハウジング230bの側壁の電線カバースロット234に入って、電線カバー290bをレセプタクルハウジング230bに固定するように構成することができる。電線スロット294は、絶縁電線を収容するような形状とすることができる。電線カバー290bが取り除かれて、絶縁電線を保持するレセプタクル端子の圧着部分(例えば、224a)が示されている。
図10Cは、レセプタクルコネクタ220bの上面斜視図である。図10Cは、レセプタクルハウジング230bの前部突出部分240a及び240bと後部側面突出部分240c及び240dとを示す。図10Cは、レセプタクルハウジング230bの前壁の端子スロットも示し、そのうちの端子スロット236aの符号が付されている。端子スロットは、レセプタクルコネクタ220bがプラグコネクタ250b内に挿入されると、レセプタクル端子がプラグ端子に電気的に結合することができるように、プラグコネクタ250bのプラグ端子を収容するような形状とすることができる。図10Cは、ターミナルランススロットも示す。図10Dは、端子222aのレセプタクルハウジング230bとの係合を示すレセプタクルコネクタ220bの一部分の拡大図である。図10Dでは、レセプタクル端子222aのターミナルランス226a及び227aは、レセプタクルハウジング230bの上面のターミナルランススロット238a内に延在して、レセプタクルハウジング230bからの端子222aの引抜きを阻止する。
図10Eは、絶縁電線204b及びレセプタクル端子222bを通るレセプタクルコネクタ220bの断面の側面図である。図10Eに示す断面は、圧着部分224b及び225bの一部と、ターミナルランスのうちの1つ226bと、接点部分のうちの1つ228bとを含む、レセプタクル端子222bの一方の側面を含む。図10Eに示すように、絶縁電線は、導体(例えば、絶縁電線204bの206b)を含むことができる。
図11A及び図11B並びに図12A及び図12Bは、図8Bのレセプタクルコネクタ220bのレセプタクル端子をさらに示す。図11Aは、いくつかの実施形態による、電線カバー290が取り除かれている、図8Bのレセプタクルコネクタ220bの分解図である。図11Bは、レセプタクルコネクタ220のレセプタクル端子222a及び絶縁電線204の斜視図である。レセプタクル端子222bは、ターミナルランス226b及び227bと接点部分228b及び229bとを含む。ターミナルランス226b及び227bは、レセプタクルハウジング230のターミナルランススロットと係合するように構成することができる。ターミナルランス226b及び227bは、接点部分228b及び229bから切り取ることができる。ターミナルランス226b及び227bは、外向きにしなり、レセプタクルハウジング230bの特徴部と係合してレセプタクル端子222bをレセプタクルハウジング230bに固定するように、上面から離れるように付勢することができる。
図11A及び図11Bに示すように、絶縁電線204bは、導体206bと絶縁体208bとを含む。図11A及び図11Bにまた示すように、圧着部分224bは、絶縁体208bを保持するように構成することができ、圧着部分225bは、導体206bを保持するように構成することができる。圧着部分225bは、導体206bに電気的に結合することができる。導体206bの周囲の圧着部分225bにより、レセプタクル端子222bと導体206bとの間が電気的に接続される。
図11Aに示すように、隣接するレセプタクル端子222a及び222bの圧着部分224a及び224bは、レセプタクル端子222a及び222bが伸びる方向において互いにオフセットすることができる。レセプタクル端子222aの圧着部分225aは、レセプタクル端子222bの圧着部分224bに隣接して位置決めすることができる。圧着部分224aを、圧着部分225bよりも広くして、圧着部分224a及び224bの間のオフセットと圧着部分225bに隣接する圧着部分224aの位置決めとにより、レセプタクル端子の結合された幅を低減させ、それにより、レセプタクルコネクタ220bの幅を低減させることができる。電線カバー290bの電線スロット294は、レセプタクル端子222a及び222bのオフセットして位置決めされた圧着部分224a及び224bを収容するような形状とすることができる。
接点部分228b及び229bは、レセプタクルコネクタ220bがプラグコネクタ250b内に挿入されたときにプラグコネクタ250bのプラグ端子に電気的に結合するように構成することができる。いくつかの実施形態では、接点部分228b及び229bは、プラグコネクタ及びレセプタクルコネクタが嵌合するとプラグコネクタ250bのプラグ接点に接触力をかけるように、コンプライアントであり得る。接点部分228a及び229aは、嵌合面における接触圧を上昇させるように突起を含むことができる。1つの例では、接点部分228b及び229bを0.06mmだけ変位させることにより、接点部分228b及び229bと、レセプタクルコネクタ220がプラグコネクタ250内に降下したときに絶縁電線を収容するような形状とすることができる、プラグハウジング270の後壁のスロット276とに対して、1,000MPaの圧力がかけられる。絶縁電線は、長尺状であり、スロット276dを通って延在することができ、0.59の接触力を発生させる。
図12Aは、レセプタクル端子222bの側面図である。図12Bは、図11Bに示すレセプタクル端子222bの上面図である。
図13A~図13Cは、図8Bのプラグコネクタ250bをさらに示す。図13Aは、プラグコネクタ250bの上面斜視図である。図13Aは、前部受入部分284aと、後部側面突出部分282a及び282bと、プラグハウジング270bの後壁271cの受入スロット276と、プラグハウジング270bの側壁の上に配置された係止タブ254a及び254bとを示す。図13Bは、図7A及び図7Bのプラグコネクタ250bの分解図である。図13Bでは、プラグ端子及び係止タブ254a及び254bがプラグハウジング270bから取り外されて、端子スロット274とプラグハウジング270bの係止タブスロット280a及び280bとを示し、それらは、プラグ端子と係止タブ254a及び254bとを保持するように構成することができる。
図13Cは、プラグ端子252bを通るプラグコネクタ250bの断面の側面図である。図13Cに示すように、係止タブ254aは、結合部分256a及び256bとコンプライアント部分258とを含む。結合部分256a及び256bは、プラグハウジング270bの側壁271aの側面の上に折れ曲がり、結合部分256a及び256bのスロット内に延在するプラグハウジング270bの側壁271aからの突起に付着することができる。結合部分256a及び256bは、各々U字型を形成して、側壁217aの2つの側面の上に嵌まることができる。
コンプライアント部分258は、レセプタクルコネクタ220bがプラグコネクタ250b内に挿入されると、プラグハウジング270bの側壁(例えば、271b)内に押し込まれてレセプタクルコネクタ220bのための隙間を提供することができるように、プラグハウジング270bの凹部272と整列することができる。レセプタクルコネクタ220bが挿入されると、コンプライアント部分258は跳ね返り、レセプタクルコネクタ220bの棚部242a又は242bと係合することができる。
図示する実施形態では、コンプライアント部分258は「M」字型である。M字型は、動作状態の範囲にわたりプラグハウジング270bからのレセプタクルコネクタ220bの不注意による解除を防止するのに十分な保持力を加えながら、プラグハウジング270b内へのレセプタクルコネクタ220bの容易な挿入を可能にするように、コンプライアント部分258に好適な可撓性/剛性を提供することができる。
図14は、いくつかの実施形態による、プラグコネクタ250bの係止タブ254a及び254bのいずれかであり得る係止タブ254の斜視図である。図14に示すように、係止タブ254は、結合部分256a及び256bとコンプライアント部分258とを含む。係止タブ254は、基板202のパッドに実装する(例えば、はんだ付けする)ことができる実装部分260をさらに含む。コンプライアント部分258がレセプタクルハウジング230bの係止突起と係合すると、結合部分256a及び256bは、レセプタクルハウジング230bをプラグハウジング270bに保持することができ、実装部分260は、レセプタクルハウジング230及びプラグハウジング270bを基板202に保持することができる。1つの例では、コンプライアント部分258を0.08mm変位させることにより、900MPaの圧力をかけ、2.7Nの接触力を発生させることができる。
本発明の少なくとも1つの実施形態のこのように記載したいくつかの態様があることにより、当業者には、さまざまな改変形態、変更形態及び改良形態が容易に想到するであろうということが理解されるべきである。
例えば、図示する実施形態では、レセプタクルコネクタ内で2本の電線が終端している。当業者であれば、こうしたコネクタの変形形態を作製することができることが理解されよう。ケーブルは、例えば、プラグコネクタによって終端させることができる。基板に、レセプタクル端子を備えたコネクタを実装することができる。同様に、コネクタにより、より多いか又は少ない電線を終端させることができる。
別の例として、コネクタについて、各々単一の導体を備えた絶縁電線104a及び104bを終端させるものとして記載した。他の実施形態では、電線は、同軸又は2軸ケーブル等、他の構成を有することができる。いくつかの実施形態では、絶縁電線104a及び104b又は電気ケーブルは、電線又はケーブルを包囲する別の導体(例えば、接地及び/又は遮蔽導体)を含むことができる。
さらなる例として、電線カバーが、カバーを適所に保持するようにレセプタクルハウジングと係合する特徴部がある別個の部品として示されている。インサート成形材料によって、電線の周囲にカバーを別法として又はさらに形成することができる。
こうした改変形態、変更形態及び改良形態は、本開示の一部であるように意図され、本発明の趣旨及び範囲内にあるように意図されている。さらに、本発明の利点が示されているが、本発明のすべての実施形態がすべての記載した利点を含むとは限らないことが理解されるべきである。いくつかの実施形態は、本明細書において有利であるものとしていくつかの事例において記載するいずれかの特徴を実施しない場合がある。したがって、上述した説明及び図面は、単に例としてのものである。
本発明のさまざまな態様は、単独で、組み合わせて、又は上記に記載した実施形態において具体的に考察されていない種々の配置で使用することができ、したがって、その応用は、上記説明に示されているか又は図面に描かれている構成要素の詳細及び配置に限定されない。例えば、1つの実施形態に記載する態様を、他の実施形態に記載する態様と任意の様式で組み合わせることができる。
また、本発明は、方法として具現化することができ、その一例を提供した。方法の一部として実施される行為は、任意の好適な方法で順序付けることができる。したがって、行為が図示するものとは異なる順序で実施される実施形態を構成することができ、それは、いくつかの行為を、例示的な実施形態において連続した行為として示されていても、同時に実施することを含むことができる。
特許請求の範囲において請求項要素を変えるための「第1」、「第2」、「第3」等の順序を示す用語の使用は、それ自体で、いかなる優先順位、優位、又は1つの請求項要素の別の請求項の要素に優先する順序、又は方法の行為が実施される時間的順序を意味するものではなく、単に、ある名称を有する1つの請求項要素を(順序を示す用語の使用を別にすれば)同じ名称を有する別の要素から識別してそれら請求項要素を識別するための標識として使用されている。
本明細書において定義し且つ使用したすべての定義は、辞書の定義、参照により援用した文献における定義、及び/又は定義した用語の通常の意味に優先するものとして理解されるべきである。
本明細書及び特許請求の範囲で用いる「1つの(a、an)」という不定冠詞は、明確に異なる意味が示されてない限り、「少なくとも1つの」を意味するように理解されるべきである。
本明細書及び特許請求の範囲で用いる場合の、1つ又は複数の要素のリストに関する「少なくとも1つの」という言い回しは、要素のリストにおける要素のうちの任意の1つ又は複数から選択された、ただし、要素のリスト内に具体的に列挙されたありとあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含むとは限らず、要素のリストのうちの要素のいかなる組合せも排除しない、少なくとも1つの要素を意味するように理解されるべきである。この定義により、任意選択的に、「少なくとも1つ」という言い回しが指す要素のリスト内の具体的に特定された要素以外の要素が、具体的に特定されたそれら要素に関連してもいなくても存在し得ることが可能になる。
本明細書及び特許請求の範囲で用いる「及び/又は」という言い回しは、そのように結合されている要素の「いずれか又は両方」、すなわち、いくつかの場合では結合して存在し、他の場合では分離して存在する要素を意味するように理解されるべきである。「及び/又は」とともに列挙される複数の要素は、同様の意味で、すなわち、そのように結合された要素のうちの「1つ又は複数」と解釈されるべきである。任意選択的に、「及び/又は」節によって具体的に特定される要素以外の他の要素が、具体的に特定されたそれら要素に関連していてもいなくても存在し得る。したがって、非限定的な例として、「A及び/又はB」に対する言及は、「備える、含む(comprising)」等の非限定的な(open-ended)言葉とともに使用される場合、1つの実施形態では、Aのみ(任意選択的に、B以外の要素を含む)、別の実施形態では、Bのみ(任意選択的に、A以外の要素を含む)、さらに別の実施形態では、A及びBの両方(任意選択的に、他の要素を含む)等を指すことができる。
本明細書及び特許請求の範囲で用いる場合の「又は」は、上記で定義した「及び/又は」と同じ意味を有するように理解されるべきである。例えば、リストの項目を分離する場合、「又は」又は「及び/又は」は、包括的であり、すなわち、複数の要素又は要素のリスト、及び任意選択的にさらなる列挙されていない項目のうちの、2つ以上も含む、少なくとも1つを含むこととして解釈されよう。「~のうちの1つのみ」又は「~のうちの厳密に1つ」等、又は特許請求の範囲で用いられる場合の「からなる」等、異なることが明確に示されている用語のみが、複数の要素又は要素のリストのうちの厳密に1つの要素を含むことを指す。概して、本明細書で用いる「又は」という用語は、「いずれか」、「~のうちの1つ」、「~のうちの1つのみ」又は「~のうちの厳密に1つ」等、排他的用語に先行するとき、排他的代替物(すなわち、「一方又は他方であるが両方ではない」)を示すものとして解釈されよう。「本質的に~からなる」は、特許請求の範囲で用いる場合、特許法の分野で使用されるその通常の意味を有するものとする。
また、本明細書で用いる語法及び用語法は、説明を目的とするものであり、限定的であるものとみなされるべきではない。「含む(including)」、「備える(comprising)」又は「有する(having)」、「含有する(containing)」、「伴う(involving)」及び本明細書におけるそれらの変形の使用は、その前に列挙されている項目及びそれらの均等物とともに追加の項目を包含することを意味する。
100 電気的相互接続システム
102 基板
104a、104b 電線
106 電気伝導体
108 絶縁体
120 レセプタクルコネクタ
122、122a、122b レセプタクル端子
124 圧着部分
126a、126b ターミナルランス
128a 第1接点部分
128b 第2接点部分
130 レセプタクルハウジング
134a、134b 端子スロット
136 スロット
138a~138c 突出部分
140 プラグコネクタ
142a、142b プラグ端子
144a、144b ばねタブ
146a、146b 結合部分
147 長尺状部分
148、148a、148b コンプライアント部分
150 プラグハウジング
151a、151b 側面
151d 前壁
152a~152c 受入部分
154 スロット
158a、158b 開口部
160a、160b 突出部分
162a 第1部分
162b 第2部分
170 プラグハウジング
200 電気的相互接続システム
202 基板
204a、204b 絶縁電線
206 電気伝導体
208 絶縁体
217a 側壁
220b レセプタクルコネクタ
222a、222b レセプタクル端子
224a、224b 圧着部分
225a、225b 圧着部分
226a、226b、227a、227b ターミナルランス
228a、228b、229a、229b 接点部分
230、230b レセプタクルハウジング
234 電線カバースロット
236a 端子スロット
238a ターミナルランススロット
240a、240b 前部突起
240c、240d 後部側面突出部分
242a、242b 係止棚部
250 プラグコネクタ
252a、252b プラグ端子
254a、254b 係止タブ
256a、256b 結合部分
258 コンプライアント部分
260 実装部分
262a 第1部分
262b 第2部分
270 プラグハウジング
271a、271b 側壁
271c 後壁
272 凹部
274 端子スロット
276 受入スロット
280a、280b 係止タブスロット
282a、282b 後部側面突出部分
284a、284b 前部受入部分
290b 電線カバー
292 突起
294 電線スロット

Claims (27)

  1. 電気コネクタであって、
    第2コネクタを受け入れる開口部を備える絶縁性ハウジングであって、前記開口部が、前記絶縁性ハウジングの少なくとも第1壁及び第2壁によって囲まれ、前記第1壁が、前記第2コネクタからの突起を受け入れるように構成された少なくとも1つの受入部分を備え、前記第2壁が、前記第1壁を横切る、絶縁性ハウジングと、
    前記絶縁性ハウジングの前記第1壁に取り付けられるとともに前記開口部内に延在している複数の導電端子と、
    前記絶縁性ハウジングの前記第2壁に取り付けられた少なくとも1つの係止タブと、
    を備え、
    前記少なくとも1つの係止タブが、前記第2コネクタが前記開口部内に挿入されると前記第2コネクタの表面と係合するように構成されたコンプライアント部分を備える、電気コネクタ。
  2. 前記少なくとも1つの受入部分が、前記第2コネクタが第1方向に挿入されると前記第2コネクタからの前記突起を受け入れるように構成され、
    前記絶縁性ハウジングの前記開口部が底面を備え、
    前記電気コネクタが、前記第1方向が前記底面に対して鋭角であるように構成されている、請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第1壁の前記少なくとも1つの受入部分が、前記第2コネクタの突起を受け入れるように構成されたスロットを備える、請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記絶縁性ハウジングが、前記絶縁性ハウジングの前記第1壁から反対側に配置された後壁をさらに備え、前記後壁が、前記第2コネクタが前記開口部内に挿入されると前記第2コネクタから延在する電線及び/又はケーブルを収容するように構成されたスロットを備える、請求項2に記載の電気コネクタ。
  5. 前記少なくとも1つの係止タブが、前記絶縁性ハウジングの少なくとも1つの側壁の上に配置されている、請求項1に記載の電気コネクタ。
  6. 前記少なくとも1つの係止タブが、前記少なくとも1つの側壁の上に嵌められたU字型結合部分を備える、請求項5に記載の電気コネクタ。
  7. 前記少なくとも1つの係止タブが、コンプライアント部分をさらに備える、請求項6に記載の電気コネクタ。
  8. 前記少なくとも1つの係止タブが、
    前記少なくとも1つの側壁の第1側壁の第1対向面及び第2対向面の周囲に配置された第1係止タブと、
    前記少なくとも1つの側壁の第2側壁の第1対向面及び第2対向面の周囲に配置された第2係止タブと、
    を備え、
    前記第1側壁及び前記第2側壁が、前記開口部の両側に配置されている、請求項7に記載の電気コネクタ。
  9. 前記少なくとも1つの係止タブが、結合部分から延在するとともに基板の表面に実装されるように構成された少なくとも1つの実装部分をさらに備える、請求項7に記載の電気コネクタ。
  10. 前記複数の導電端子がブレード接点を含む、請求項1に記載の電気コネクタ。
  11. 1ミリメートル(mm)以下の積重ね高さを有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
  12. 電気コネクタであって、
    絶縁性ハウジングと、
    前記絶縁性ハウジングによって支持された複数の導電端子と、
    前記絶縁性ハウジングによって支持された少なくとも1つのばねと、
    を備え、
    前記絶縁性ハウジングが、第2コネクタを受け入れる開口部を備え、第1コネクタが、前記開口部の第1端部において前記第2コネクタと係合する第1保持特徴部と、前記開口部の第2端部において前記第2コネクタと係合する第2保持特徴部とを備え、前記第1端部が、前記第2端部から第1方向にオフセットしており、
    前記少なくとも1つのばねが、前記第2コネクタが前記開口部内にあるときに前記第1方向に前記第2コネクタに力を加えるように構成されている、電気コネクタ。
  13. 前記絶縁性ハウジングに取り付けられた結合部分と、屈曲部分と、前記屈曲部分を前記結合部分に接続する長尺状部分とを備える部材をさらに備え、前記少なくとも1つのばねが、前記部材の前記屈曲部分を含む、請求項12に記載の電気コネクタ。
  14. 前記絶縁性ハウジングが、第2開口部を備える側壁を備え、前記長尺状部分が、前記第2開口部の外側に配置され、前記屈曲部分が、前記第2開口部を通って延在している、請求項13に記載の電気コネクタ。
  15. 前記第2開口部が、前記屈曲部分が圧縮されると前記第1方向における前記屈曲部分の角部の移動に適応するように前記第1方向に伸長している、請求項14に記載の電気コネクタ。
  16. 前記第1保持特徴部及び前記第2保持特徴部が、各々、前記第2コネクタの絶縁性ハウジングの突出部分と噛み合うように構成された突出部分を備える、請求項12に記載の電気コネクタ。
  17. 前記複数の導電端子が、前記第1方向に対して垂直な第2方向に延在する線で位置決めされており、
    前記突出部分が、前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直な第3方向における前記第2コネクタの移動を妨げるように構成されている、請求項16に記載の電気コネクタ。
  18. 前記少なくとも1つのばねが、前記開口部内に前記第2コネクタが挿入されると前記第2コネクタと接触するように位置決めされた表面を備え、
    前記複数の導電端子と前記少なくとも1つのばねの前記表面が、第2方向において分離されている、請求項12に記載の電気コネクタ。
  19. 前記少なくとも1つのばねが、前記絶縁性ハウジングの第1対向面及び第2対向面に取り付けられた第1ばね及び第2ばねを備え、前記第1対向面及び前記第2対向面が前記第1方向に対して平行に延在している、請求項12に記載の電気コネクタ。
  20. 前記複数の導電端子が、前記第1対向面及び前記第2対向面とは異なる前記絶縁性ハウジングの第3面に取り付けられている、請求項19に記載の電気コネクタ。
  21. 前記複数の導電端子が、前記開口部の前記第1端部に隣接する前記絶縁性ハウジングの第1端部に位置決めされており、
    前記絶縁性ハウジングが、前記第1端部とは反対側の第2端部にスロットを備え、
    前記スロットが、前記第2コネクタを凹状領域内に挿入されると前記第2コネクタに結合された複数の電気伝導体を収容するように構成されている、請求項12に記載の電気コネクタ。
  22. 前記複数の電気伝導体が、少なくとも1つの電気ケーブル及び/又は複数の電線を含む、請求項21に記載の電気コネクタ。
  23. 請求項12に記載の電気コネクタと、
    第2コネクタであって、
    第1の複数の導電端子を受け入れるように構成された第2の複数の導電端子と、
    前記第1の複数の導電端子を支持する第2ハウジングと、
    前記第2コネクタで終端するとともに前記第2の複数の導電端子に電気的に結合された複数の電気伝導体と、
    を備える、第2コネクタと、
    を備える、電気コネクタシステム。
  24. ケーブルコネクタを基板コネクタと嵌合させる方法であって、
    第1方向に沿って前記基板コネクタの凹部内に前記ケーブルコネクタを挿入するステップと、
    前記ケーブルコネクタを前記基板コネクタに、少なくとも一部、
    前記第1方向とは少なくとも部分的に反対の第2方向において前記ケーブルコネクタにばね力を加えることと、
    前記第2方向に対して垂直な方向における前記ケーブルコネクタの移動を阻止することと、
    により、固定するステップと、
    を含む、方法。
  25. 前記ばね力を加えることが、前記ケーブルコネクタを前記基板コネクタの少なくとも1つのばねと物理的に接触させることを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記基板コネクタの前記凹部内に前記ケーブルコネクタを挿入するステップが、前記基板コネクタのスロット内に前記ケーブルコネクタに結合された電気伝導体を収容することを含む、請求項24に記載の方法。
  27. 前記電気伝導体を収容することが、前記スロット内に少なくとも1つの電気ケーブル又は電線を収容することを含む、請求項26に記載の方法。
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