JP5903726B2 - ケーブルコネクタ及びこのケーブルコネクタを有するコネクタ装置 - Google Patents

ケーブルコネクタ及びこのケーブルコネクタを有するコネクタ装置 Download PDF

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Description

本発明は、ケーブルの一端に接続して使用されるケーブルコネクタ、特に、ケーブルの軸方向に沿って相手コネクタとの嵌合面を有する、いわゆる垂直嵌合型のケーブルコネクタ、及びこのケーブルコネクタを有するコネクタ装置に関する。
垂直嵌合型のケーブルコネクタの一例として、特許文献1に挙げた電気コネクタがある。この電気コネクタ110は、図12の外観斜視図に示すように、細長状に延在する絶縁ハウジング111と、その外部を覆う導電性シェル113、更に、絶縁ハウジング111に設けた嵌合接続部111aを通じて電気コネクタ110と接続される複数のプラグモジュール112から成る。各プラグモジュール112は、それ自体で単独の同軸コネクタとしての機能を有し、図13の上面後方斜視図や図14の底面後方斜視図に示すように、同軸ケーブルSCの一端に接続された導電コンタクト112cと、これを覆う絶縁性のモジュールハウジング112bと、更にその外部を覆う導電性シェル112gとから成る。
特許文献2は、コンタクトを収容孔に収容し係止固定するための従来構造の一例を示したものである。図15に、この特許文献2に開示された係止構造を縦断面図で示す。ここでは、ハウジング101のコンタクト収容孔103にコンタクト102を挿入した際に、コンタクト102の一部を挿入方向に沿って切り起こすことによって形成された係止片102f、換言すれば、挿入時の進行方向の側とは反対側にのみ面を有するように形成された係止片102fが、ハウジング101のランス止め部106に引っ掛かる構造となっている。この引っ掛かり構造により、コンタクト102はコンタクト収容孔103に係止されることになる。
特開2010−92811号公報 特開2008−262773号公報
特許文献1の従来構造では、電気コネクタ110の絶縁体である絶縁ハウジング111と、プラグモジュール112のための絶縁体であるモジュールハウジング112bとが別体で構成されており、この結果、パーツが増え、組立て工数も多くなるとともに、装置が大型化するといった問題がある。
また、各パーツをハウジングに固定する際に、例えば、特許文献2に示されているように、挿入時の進行方向に沿って、進行方向とは反対側に延びる係止片102fによって固定しようとすると、プラグモジュール112の高さが高くなり、また、所定の強度を確保するために、移動方向に所定の長さを確保することが必要となり、この結果、装置が大型化してしまうといった問題がある。
本願発明は、このような従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、ケーブルコネクタを小型化することを目的とする。また、省スペースを図った弾性係止片を用いた場合でも、ケーブルの軸方向に十分な係止強度を得ることができるケーブルコネクタを提供することを目的とする。更に、パーツを少なくするとともに組立て工数を少なくしたケーブルコネクタを提供することを目的とする。また、このようなケーブルコネクタを用いたコネクタ装置を提供することをも目的とする。
本発明は、ケーブルの一端に接続して使用され、前記ケーブルの軸方向に沿って相手コネクタとの嵌合面を有するケーブルコネクタにおいて、ハウジングと、前記ハウジングに固定されコンタクト部材と、を備え、前記コンタクト部材は、前記ケーブルの軸方向に沿って延びる基部と、前記基部に対して前記ケーブルの軸方向に沿う一方の側に設けられ、前記ケーブルの一端に接続される接続部と、前記基部に対して前記ケーブルの軸方向に沿う前記一方の側とは反対側に設けられ、前記相手コネクタとの嵌合側に向って延出された、前記相手コネクタのコンタクト部材と接触し得る接触部と、前記ケーブルの軸方向に沿って前記基部と前記接続部との間に設けられ、前記相手コネクタとの嵌合側に延出された被係止部と、前記コンタクト部材が前記ハウジングに固定される際に前記ハウジングを前記嵌合面の面方向においてスライド移動する際のスライド面に沿って前記スライド移動の進行方向と交差する方向に幅広に形成された幅広部を有し、前記スライド移動の進行方向側とは反対側の前記被係止部の一部は、前記ハウジングにおいて、該ハウジングの所定部分によって係止されており、前記幅広部は、前記ハウジングにおいて、前記スライド面と、該スライド面よりも前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側に位置する前記ハウジングの一部と、の間に支持されていることを特徴とするケーブルコネクタを特徴とする。
この構成によれば、接触部と弾性変形部が共に相手コネクタとの嵌合側に延出していることから、接触部の延出方向を弾性変形部のバネ長として利用でき、これにより、嵌合方向において装置を小型化することができる。また、この構成によれば、スライド移動によって製造を簡易化できるにもかかわらず、コンタクト部材や外部シェルが、ケーブルコネクタと相手コネクタとの嵌合側に抜け落ちることを防止することができる。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記被係止部は、前記基部側から前記相手コネクタとの嵌合側に延出された状態で、前記ケーブルの軸方向と交差する方向において対向して設けられた一対の弾性係止片から成り、前記スライド移動の進行方向側とは反対側における、前記一対の対向する弾性係止片の幅は、前記基部側よりも前記相手コネクタとの嵌合側において大きく設定されていてもよい。これにより、ケーブルの軸方向に省スペースな弾性係止片によってもケーブルの軸方向に十分な係止強度を得ることができる。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記一対の対向する弾性係止片は、略逆ハの字状の断面を形成するものであってもよい。
このような形状とすることにより弾性係止片を簡単に作ることができる。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記一対の対向する弾性係止片がそれぞれ係止される一対の対向する壁部を有し、前記一対の対向する壁部によって形成される隙間の大きさは、前記相手コネクタとの嵌合側における前記一対の対向する弾性係止片の最大幅より小さい。
このような設定とすることにより、一対の対抗する弾性係止片は、ハウジングによって係止される。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記ケーブルは同軸ケーブルであってもよい。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記同軸ケーブルの外部導体と接続される外部シェルを更に備えていてもよい。また、前記コンタクト部材と前記外部シェルは、前記同軸ケーブルの軸方向に沿ってスライド移動させることにより前記ハウジングに固定されてもよい。このように、コンタクト部材と外部シェルを同一のハウジングに挿入することにより、パーツを少なくするとともに組立て工数を少なくし、また、装置を小型化できる。更に、コンタクト部材と外部シェルを同方向にスライド移動させることによって装置を組立てることができるため、組立作業を簡易化することができる
上記ケーブルコネクタにおいて、前記コンタクト部材は、前記同軸ケーブルの芯線が接続される半田部を除き、前記ハウジングの収容空間に収容され、前記収容空間は、前記スライド移動の方向に沿って延びる前記収容空間の面のうち、前記嵌合側の面を除く面を、前記外部シェルによって覆われていてもよい。これにより、半田付け可能な状態でコンタクト部材を外部から確実に遮蔽することができる。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記接続部は、前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側に向って立設された前記外部シェルの側壁部分によってその両側を覆われており、これらの側壁部分は、前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側に向って立設された前記収容空間の両側側面を覆う前記外部シェルの側壁部分に比べ、前記半田部から遠ざけられているのが好ましい。これにより、同軸ケーブルの芯線と外部シェルとの間の絶縁距離を大きく取ることができる。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記コンタクト部材と前記外部シェルとの間に前記ハウジングが介在してもよい。これにより、余分な部品を設けることなく、ハウジング自体を利用して、コンタクト部材と外部シェルを電気的に絶縁することができる。
上記ケーブルコネクタにおいて、前記外部シェルに、前記同軸ケーブルを支持する、略逆ハの字状の断面を有した支持片が設けられていてもよい。支持片を設けたことにより、同軸ケーブルを半田付けする際の振れを減少させ、同軸ケーブルの芯線24等を安定した状態で半田付けすることができる。
また、上記ケーブルコネクタにおいて、前記支持片に対して前記嵌合側とは反対側に、前記外部シェルによって前記同軸ケーブルの支持台が形成されていてもよい。
支持片によって同軸ケーブルを完全に支持することが不可能な場合であっても、支持台によって同軸ケーブルの位置を保つことができる。
また、上記ケーブルコネクタにおいて、前記接続部は半田によって接続されており、前記接続部の少なくとも一部において前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側とは反対側に空間が設けられていてもよい。空間を利用して半田付け時に発生する熱を逃すことができるため、ハウジング等に与える影響を少なくすることができる。
また、上記ケーブルコネクタにおいて、前記同軸ケーブルが前記嵌合面に複数設けられていてもよい。装置を小型化できるため、同軸ケーブルを複数設けた場合でも、装置を全体として小型化することができる。
ケーブルの嵌合方向や軸方向に省スペースなケーブルコネクタが提供される。また、省スペースを図った弾性係止片によってもケーブルの軸方向に十分な係止強度を得ることができる。更に、パーツを少なくするとともに組立て工数を少なくしたケーブルコネクタが提供される。
また、このようなケーブルコネクタを用いたコネクタ装置が提供される。
本発明によるケーブルコネクタとコネクタ装置の外観斜視図である。 ケーブルコネクタの嵌合面側の後方斜視図である。 スライド蓋の後方斜視図である。 ケーブルコネクタと基板コネクタの嵌合時におけるそれらの平面図及びその線断面図である。 コンタクト部材と外部シェルのハウジングへの取り付けを示す図である。 コンタクト部材と外部シェルのハウジングへの取り付けを示す図である。 コンタクト部材と外部シェルのハウジングへの取り付けを示す図である。 図7の平面図である コンタクト部材の後方斜視図である。 同軸ケーブルの構造を示す図である。 外部シェルの後方斜視図である。 従来の電気コネクタの外観斜視図である。 従来のプラグモジュールの上面後方斜視図である。 従来のプラグモジュールの底面後方斜視図である。 従来のコンタクト係止構造の一例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の一つの好適な実施形態によるケーブルコネクタ及びこのケーブルコネクタを有するコネクタ装置を説明する。
図1に、本発明によるケーブルコネクタ3と、この本発明によるケーブルコネクタ3と基板コネクタ(相手コネクタ)8の組から成る本発明によるコネクタ装置1の外観斜視図を示す。ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8は互いに着脱自在に嵌合させることができ、図1は、これらケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合前の状態を示したものである。
使用時には、ケーブルコネクタ3に同軸ケーブル2の一端が接続される。尚、図1には、同軸ケーブル2を1本しか示していないが、実際には、ケーブルコネクタ3に設けたケーブル溝72のそれぞれに1本ずつ、従って複数本接続されていると考えてよい。一方、基板コネクタ8は、ハウジング81に設置した端子固定金具84により基板(図示されていない)に半田付けされた状態で使用される。
ケーブルコネクタ3は、同軸ケーブル2の軸方向に沿って、基板コネクタ8と嵌合される嵌合面36を有する。基板コネクタ8側の嵌合面86は開放されており、ケーブルコネクタ3は、この開放された空所に、嵌合方向Aに沿って、基板コネクタ8の嵌合面86とケーブルコネクタ3の嵌合面36を突き合わせた状態で嵌め込まれる。ケーブルコネクタ3が基板コネクタ8に嵌め込まれたとき、基板コネクタ8の空所は、ケーブルコネクタ3の上面36’によって蓋をされた状態となる。
ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時には、ケーブルコネクタ3の左右各側面に設けた凸部75と、基板コネクタ8のハウジング81の左右各側面に設けた切欠85を対応させることによって、また、基板コネクタ8のハウジング81に設けた誘い込み用のテーパー82を利用して、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8を容易に位置合わせすることができる。尚、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8を嵌合させた後であっても、同軸ケーブル2は、基板コネクタ8のハウジング81に設けたケーブル取り出し口83から外部に取り出すことができる。
図2に、ケーブルコネクタ3の嵌合面36側の後方斜視図を示し、更に、図3に、ケーブルコネクタ3に取り付けられるスライド蓋70の個品図を後方斜視図で示す。
ケーブルコネクタ3の嵌合面36は、その略半分をスライド蓋70によって覆われている。スライド蓋70は、左右の両側面に設けた案内板71を、ハウジング30に設けた案内溝31に嵌合面36の面方向に沿って挿入することにより、ケーブルコネクタ3に案内され、そこに取り付けられる。また、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8は、スライド蓋70の左右各側面に設けた係止突起74を、ハウジング30側に設けた対応する係止凹部74’に係止させることにより固定される。尚、上述したケーブル溝72は、このスライド蓋70に形成されている。
ケーブルコネクタ3の嵌合面36には、同軸ケーブル2に対応して複数の収容空間33が一列に設けられている。収容空間33の内部には、コンタクト部材40の一部(図9の半田部47)を除く略全ての部分が収容されており、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時には、基板コネクタ8のコンタクト部材90(図1参照)が、収容空間33の嵌合面36側に設けた貫通孔34を通じて、収容空間33の内部に侵入し、収容空間33の内部に収容されたコンタクト部材40の所定部分(図9の挟込部46)と対応して接続される。一方、各収容空間33の外部は、その所定の面を導電性の外部シェル50によって覆われている。ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時に、外部シェル50は、基板コネクタ8の導電性の外部シェル92(図1参照)の内部に、外部シェル92に設けた誘い込み部92’によって誘い込まれ、外部シェル92と接続される。
図4の(a)に、ケーブルコネクタ3の嵌合面36とは反対側の上面36’から見た、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時におけるそれらの平面図を、更に、図4の(b)に、図4の(a)における1−1線断面図、更に言えば、スライド蓋70の中心線断面図を、それぞれ示す。
図4の(a)によく示されるように、ケーブルコネクタ3の上面36’には、各外部シェル50に対応して貫通孔32が設けられている。これらの各貫通孔32には外部シェル50の一部(係止片58)が突出した状態で設けられる。また、図4の(b)によく示されるように、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時には、ケーブルコネクタ3側に設けた係止突部73と、基板コネクタ8側に設けた係止突部87とが対応付けされる。この結果、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8は、図2等を参照して上に説明したスライド蓋70の係止突起74とハウジング30側の係止凹部74’との固定に加え、ケーブルコネクタ3の内部において固定される。尚、図4の(b)において、基板固定部91は、上述したコンタクト部材90の脚に、また、基板固定部93は、上述した外部シェル92の脚に、それぞれ対応する。
図5乃至図8を参照して、ケーブルコネクタ3の内部構造及び組立工程を説明する。ケーブルコネクタ3には、ハウジング30と、このハウジング30に対して固定されるコンタクト部材40及び外部シェル50とが含まれる。尚、同軸ケーブルは、コンタクト部材40と外部シェル50に対して固定される。
図5は、コンタクト部材40のハウジング30への取り付け作業を示す斜視図である。但し、この図5は、1つのコンタクト部材40を除く他の(7つの)コンタクト部材40’については既にハウジング30の各対応する収容空間33に固定した状態を示しており、残る1つのコンタクト部材40をハウジング30の対応する収容空間33に正に固定している状態を示している。
図6は、図5の段階から更に進んで、外部シェル50のハウジング30への取り付け作業を示す斜視図、更に詳細には、コンタクト部材40を全て固定した後に、1つ目の外部シェル50をハウジング30の収容空間33周辺の所定位置に正に固定している状態を示したものである。
図7は、図6の段階から更に進んで、1つ目の外部シェル50をハウジング30の所定位置に完全に固定した状態を示したものである。尚、図7は、収容空間33の内部が明らかとなるように、便宜上、図5、図6における補強バー76より上側の部材は取り除いた状態を示している。図8は、図7の平面図である。
これら図5乃至図8に示すように、コンタクト部材40と外部シェル50は共に、嵌合面36の面方向において、ここでは特に同軸ケーブル(図示されていない)の軸方向に沿って、それらをスライド移動させることによってハウジング30に固定される。コンタクト部材40は、スライド面77に沿って、外部シェル50は、各収容空間33の所定の面を取り囲むようにスライドされる。本構成では、このように、コンタクト部材40と外部シェル50を同方向にスライド移動させることによって装置を組立てることができるため、組立作業が簡易化される。また、コンタクト部材40と外部シェル50を同一のハウジング30に挿入することから、パーツを少なくするとともに組立て工数を少なくし、また、装置を小型化することができる。
図9は、コンタクト部材40の個品図を後方斜視図で示した図である。尚、図面からは明らかでないが、コンタクト部材40は、例えば、ベリリウム銅等の非磁性金属材料を用いて作ることができる。非磁性金属材料は、磁気検査に最適なものの一つと考えられる。コンタクト部材40は、左右対称形状を有し、ケーブルの軸方向に沿って延びる基部41と、基部41に対してスライド移動の進行方向「B」側とは反対側に設けられ、基部41と共にスライド面77上に少なくとも一部が設置される半田部47と、基部41に対してスライド移動の進行方向「B」側に基部41側から基板コネクタ8との嵌合側に延出された状態で設けられ、基部41等と共にスライド面77上に設置される挟込部46と、基部41と半田部47との間に基部41側から基板コネクタ8との嵌合側に延出された状態で設けられ、基部41等と共にスライド面77上に設置される弾性係止片(被係止部)44A、44Bと、更に、基部41においてスライド移動の進行方向(図示矢印「B」方向)と交差する方向に幅広に形成され、基部41と共にスライド面77上に設置される幅広部45A、45B(図示されていない)とが含まれる。これら半田部47、挟込部46、弾性係止片44、幅広部45は全て、ケーブルの軸方向に沿って配置されている。
基部41が設置されるスライド面77は、収容空間33から外部に延びる舌板部35に形成される。コンタクト部材40は、このスライド面77の上をスライドする。
図10に、同軸ケーブル2の斜視図を示す。よく知られているように、同軸ケーブル2は、中心に芯線24を、その外側に芯線24を覆う絶縁体23を、更にその外側に絶縁体23を覆う外部導体22を、最も外側に外被21を有する。コンタクト部材40の半田部47には、同軸ケーブル2の芯線24が半田付けされる。芯線24を安定して半田付けできるように、半田部47の略中心位置には、同軸ケーブル2のケーブル方向に沿って窪み47’が設けられている。コンタクト部材40は、この半田部47を除き、その略全ての部分をハウジング30の収容空間33(図5乃至図7等)に収容される。この結果、半田付け可能な状態で、コンタクト部材を外部から確実に遮蔽することができる。半田部47の端部付近は、舌板部35(図5乃至図7等)から延出しており、これにより、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8との嵌合側とは反対側に空間80を設けている。空間80を設けることにより、半田付け時に発生する熱を逃すことができ、ハウジング等に与える熱の影響を少なくすることができる。
挟込部46は、コンタクト部材40がハウジング30の収容空間33に配置されたときに、収容空間33に設けた貫通孔34の略真下に配置される。挟込部46は弾性を有し、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時に、基板コネクタ8の板状のコンタクト部材90によって押し広げられ、そこにコンタクト部材90を挟み込む。これにより、ケーブルコネクタ3のコンタクト部材40と基板コネクタ8のコンタクト部材90は互いに接触し、また、その接触は維持される。
弾性係止片44は、ケーブルの軸方向と交差する方向(図9の「C」)において対向して設けられた一対の弾性係止片44A、44Bから成る。これらの弾性係止片44A、44Bは、例えば、板状の金属を切り起こすことによって形成することができる。板状の金属を用いることにより、簡単に弾性係止片44を製造できるにもかかわらず、十分な強度が得られる。これら弾性係止片44A、44Bは、略逆ハの字状の断面を形成し、各弾性係止片44A、44Bは、更に、スライド移動の進行方向「B」側に設けた、自由端部分48A、48Bと、スライド移動の進行方向「B」側とは反対側に設けた、略垂直に立ち上げられた垂直立ち上げ部43A、43Bと、それらを繋ぐ中間部42A、42Bとを含む。特に、自由端部分48A、48Bを、基41側から基板コネクタ8との嵌合側に、挟込部46と同方向に同程度の高さまで立ち上げたことにより、弾性係止片44A、44Bのバネ長が確保されている。また、自由端部分48A、48Bには、スライド移動の進行方向「B」側に面49A及び49Bが、また、スライド移動の進行方向「B」側とは反対側に面48A”及び48B”が、それぞれ形成されている。このように、スライド移動の進行方向「B」側とスライド移動の進行方向「B」側とは反対側の双方に面を設けたことにより、小さなコンタクト部材40によってもケーブルの軸方向に十分な係止強度が得られ、従って、ケーブルの軸方向においても装置を小型化することできるようになっている。尚、ハウジング30には、これら一対の弾性係止片44A、44Bに対応して、弾性係止片44A、44Bがそれぞれ係止される一対の対向する垂直の厚肉壁79A、79Bが設けられている。
スライド移動の進行方向「B」側とは反対側の面48A”及び48B”を形成する垂直立ち上げ部43Aと43Bは、幅「α」を有する。また、中間部42Aと42Bや自由端部分48Aと48Bも、同様に、それらの基部41側において、幅「α」を有する。この幅「α」は、ハウジング30一対の対向する厚肉壁79A、79Bによって形成された隙間の大きさ「a’」(図8参照)と同じか、或いは、それより若干小さく設定されている。このような大きさに設定することにより、コンタクト部材40をハウジング30に設置する際、コンタクト部材40の、特に基部41側については、ハウジング30にスムーズに案内される。また、コンタクト部材40がハウジング30に設置された後は、弾性係止片44の垂直立ち上げ部43を、スライド移動の進行方向「B」と交差する方向において規制して、コンタクト部材40のハウジング30に対する左右方向のガタツキを防止することができる。
これに対し、基板コネクタ8との嵌合側に延出された部分、特に、自由端部分48A、48Bは、スライド移動の進行方向「B」側とは反対側の最も延出された部分において最大幅「a」(図9参照)を有し、この最大幅「a」は、それらの基部41側における幅「α」よりも大きく設定されている。換言すれば、ハウジング30の厚肉壁79A、79Bの隙間「a’」は、この最大幅「a」より小さく設定されている。この結果、コンタクト部材40がハウジング30に設置された際、これらの部分は、スライド移動の進行方向「B」側とは反対側の面48A”、48B”において、厚肉壁79A、79Bの内壁79A”、79B”と衝突することになる。この結果、コンタクト部材40は、スライド移動の進行方向「B」側とは反対側の一部、即ち、面48A”、48B”において、ハウジング30の所定部分によって係止されることになる。
コンタクト部材40をハウジング30に設置する際、コンタクト部材40がハウジング30にスムーズに案内されように、自由端部分48A、48Bのスライド移動の進行方向「B」側には、中心に向って曲がりを設けることにより誘込み部48A’、48B’が形成されている。コンタクト部材40をハウジング30に取り付ける際、これらの誘込み部48A’、48B’を面49A、49B付近において、ハウジング30の厚肉部79に設けたテーパー79A’、79B’と衝突させて、自由端部分48A、48Bを幅狭とすることにより、自由端部分48A、48B等をハウジング30内にスムーズに案内することができる。
コンタクト部材40がハウジング30内に案内され、弾性係止片44A、44Bがハウジング30の所定位置、即ち、凹状に形成された固定部78に到達したとき、弾性係止片44A、44Bの弾性作用によって、自由端部分48A、48Bはハウジング30の固定部78に嵌まる。このとき、弾性係止片44A、44Bの自由端部分48は、スライド移動の進行方向「B」側とは反対側において、ハウジング30の所定部分、即ち、厚肉部79の面79A”、79B”と面48A”、48B”にて衝突し、これらの衝突を通じて、コンタクト部材40のハウジング30からの抜け落ちを防止する。このように、本構成によれば、コンタクト部材や外部シェルの取り付けをスムーズに行うことができる一方で、コンタクト部材や外部シェルの取り付け後は、それらの取り付け状態を確実に維持できる。
幅広部45(45A、45B)に対応して、ハウジング30には、スライド面77に沿って隙間37が形成されている。幅広部45は、このハウジング30の隙間37に、スライド面77に沿って挿入され、スライド面77と、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8との嵌合側に位置するハウジング30の押さえ部37’との間に支持される。この場合、幅広部45の横幅「β」(図9参照)は、ハウジング30の開放された幅、言い換えれば、ハウジング30の押さえ部37‘の幅「d」(図8参照)より大きいことから、幅広部45は、「β−d」の長さ部分において、ハウジング30の押さえ部37’と重複部分を有する。この長さ部分を設けることにより、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8との嵌合側への、コンタクト部材40の抜け落ちを防止することができる。
図11に、外部シェル50の個品図の後方斜視図を示す。外部シェル50は、コンタクト部材40と同様に、左右対称形状を有しており、収容空間33の底面を覆う基部51と、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8との嵌合側に向って立設され、収容空間33の両側側面を覆う側壁部分59と、スライド方向において側壁部分59と連続した状態でケーブルコネクタ3と基板コネクタ8との嵌合側に向って立設され、コンタクト部材40の半田部47の両側を覆う側壁部分52と、側壁部分52に対してスライド移動の進行方向「B」側とは反対側に設けられ、側壁の一部を切り起こすことによって略逆ハの字状の断面を有した支持片54と、更に、支持片54に対してケーブルコネクタ3と基板コネクタ8との嵌合側とは反対側、即ち、底側に設けた支持台55を含む。
基部51に対してスライド移動の進行方向「B」側には、外部シェル50の外部に向って片持ち梁状に切り起こした係止片58が設けられている。上に説明したように、外部シェル50は、嵌合面36の面方向においてハウジング30にスライド移動させることによって固定されるため、ハウジング30の貫通孔32(図5参照)に向かって変位した係止片58を予め設けておくことにより、ハウジング30におけるスライド移動を利用して外部シェル50の係止片58を貫通孔32に挿入し、更に、その端面58’を貫通孔32の所定の壁面32’と衝突させることができる。この衝突を通じて、外部シェル50のハウジング30からの抜け落ちを防止することができる。
基部51は、舌板部35と上面36’の間に形成された隙間35’に沿って、また、側壁部分59は、収容空間33の配列方向に沿って形成された隙間35”に沿って、それぞれ、ハウジング30に挿入される。この結果、スライド移動の方向に沿って延びる収容空間33の面のうち、嵌合面36を除く三面が外部シェル50によって覆われる。尚、これらの部分を挿入した後は、収容空間33の内部に配置されたコンタクト部材40と外部シェル50との間にハウジング30の一部が介在することになることから、余分な部品を設けることなく、ハウジング自体を利用して、コンタクト部材40と外部シェル50を電気的に絶縁することができる。
前方側の側壁部分59には、収容空間33から離れる側に変位した弾性片57を設けるのが好ましい。弾性片57を設けることにより、ケーブルコネクタ3と基板コネクタ8の嵌合時に、これらの弾性片57は基板コネクタ8の外部シェル92と弾性接触し、グランド接触をより確実なものとすることができる。
また、側壁部分52は、例えば、曲げ部52’を設ける等して、側壁部分59に比べて半田部47から遠ざけられているのが好ましい。これにより、半田部47に半田付けされる同軸ケーブルの芯線24と外部シェル50との間の絶縁距離を大きく取ることができる。
支持片54は、同軸ケーブル2の外部導体22(図10参照)を支持する。支持片54は、この外部導体22に半田付けされ、この結果、外部導体22は外部シェル50と電気的に接続される。支持片54を設けたことにより、同軸ケーブル2を半田付けする際の振れを減少させ、同軸ケーブルの芯線24等を安定した状態で半田付けすることができる。尚、支持片54の先端54’の隙間「c」(図11、図8参照)は、例えば、同軸ケーブル2の外部導体22の径と略同じ、若しくは、小さい大きさに設定されているのが好ましい。このような大きさとすることにより、細い径の同軸ケーブル2を、支持片54によって支持することができる。更に、支持片54の底側には、支持台55を設けるのが好ましい。これにより、支持片54によって同軸ケーブル2を支持することができず、同軸ケーブルが支持片54の更に下に位置することになった場合であっても、同軸ケーブルを確実に支持することができる。
尚、上の実施形態では、弾性係止片44や幅広部45等をコンタクト部材40に設ける例を説明したが、それら弾性係止片や幅広部を同様の方法で外部シェル50に設けることもできる。従って、本願発明は、外部シェル50に弾性係止片を設けた態様をも含む。また、上の実施形態では、同軸ケーブルを例に挙げて説明したが、本願発明は、例えば、通常の電気ケーブル等にも応用することができる。従って、ケーブルは同軸ケーブルに限定されるものではない。更に、ケーブルとコンタクト部材40や外部シェル50との間の接続は、半田付けに限らず圧着等の接続方法を用いてもよい。
同軸ケーブルを用いた垂直嵌合型の様々なタイプのコネクタに応用することができる。
1 コネクタ装置
2 同軸ケーブル
3 ケーブルコネクタ
8 基板コネクタ
22 外部導体
24 芯線
30 ハウジング
36 嵌合面
37 隙間
37’ 押さえ部
40 コンタクト部材
44 弾性係止片
45 幅広部
47 半田部
48” 衝突面
49 面
50 外部シェル
52 側壁部分
52’ 曲げ部
54 支持片
55 支持台
70 スライド蓋
79” 衝突面
80 空間
81 ハウジング
90 コンタクト部材
92 外部シェル

Claims (14)

  1. ケーブルの一端に接続して使用されるケーブルコネクタにおいて、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに固定されたコンタクト部材と、を備え、
    前記コンタクト部材は、
    前記ケーブルの軸方向に沿って延びる基部と、
    前記基部に対して前記ケーブルの軸方向に沿う一方の側に設けられ、前記ケーブルの一端に接続される接続部と、
    前記基部に対して前記ケーブルの軸方向に沿う前記一方の側とは反対側に設けられ、相手コネクタとの嵌合側に向って延出された、前記相手コネクタのコンタクト部材と接触し得る接触部と、
    前記ケーブルの軸方向に沿って前記基部と前記接続部との間に設けられ、前記相手コネクタとの嵌合側に延出された被係止部と、
    前記コンタクト部材が前記ハウジングに固定される際に前記ハウジングをスライド移動する際のスライド面に沿って前記スライド移動の進行方向と交差する方向に幅広に形成された幅広部を有し、
    前記スライド移動の進行方向側とは反対側の前記被係止部の一部は、前記ハウジングにおいて、該ハウジングの所定部分によって係止されており、
    前記幅広部は、前記ハウジングにおいて、前記スライド面と、該スライド面よりも前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側に位置する前記ハウジングの一部と、の間に支持されていることを特徴とするケーブルコネクタ。
  2. 前記被係止部は、前記基部側から前記相手コネクタとの嵌合側に延出された状態で、前記ケーブルの軸方向と交差する方向において対向して設けられた一対の弾性係止片から成り、前記スライド移動の進行方向側とは反対側における、前記一対の対向する弾性係止片の幅は、前記基部側よりも前記相手コネクタとの嵌合側において大きく設定されている、請求項1に記載のケーブルコネクタ。
  3. 前記一対の対向する弾性係止片は、略逆ハの字状の断面を形成している請求項2に記載のケーブルコネクタ。
  4. 前記ハウジングは、前記一対の対向する弾性係止片がそれぞれ係止される一対の対向する壁部を有し、前記一対の対向する壁部によって形成される隙間の大きさは、前記相手コネクタとの嵌合側における前記一対の対向する弾性係止片の最大幅より小さい請求項2又は3に記載のケーブルコネクタ。
  5. 前記ケーブルは同軸ケーブルである請求項1乃至のいずれかに記載のケーブルコネクタ。
  6. 前記同軸ケーブルの外部導体と接続される外部シェルを更に備える、請求項に記載のケーブルコネクタ。
  7. 前記コンタクト部材は、前記同軸ケーブルの芯線が接続される接続部を除き、前記ハウジングの収容空間に収容され、前記収容空間は、前記スライド移動の方向に沿って延びる前記収容空間の面のうち、前記嵌合側の面を除く面を、前記外部シェルによって覆われている請求項に記載のケーブルコネクタ。
  8. 前記接続部は、前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側に向って立設された前記外部シェルの側壁部分によってその両側を覆われており、これらの側壁部分は、前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側に向って立設された前記収容空間の両側側面を覆う前記外部シェルの側壁部分に比べ、前記接続部から遠ざけられている請求項に記載のケーブルコネクタ。
  9. 前記コンタクト部材と前記外部シェルとの間に前記ハウジングが介在する請求項乃至のいずれかに記載のケーブルコネクタ。
  10. 前記外部シェルに、前記同軸ケーブルを支持する、略逆ハの字状の断面を有した支持片が設けられている請求項乃至のいずれかに記載のケーブルコネクタ。
  11. 前記支持片に対して前記嵌合側とは反対側に、前記外部シェルによって前記ケーブルの支持台が形成されている請求項10に記載のケーブルコネクタ。
  12. 前記接続部は半田によって接続されており、前記接続部の少なくとも一部において前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタとの嵌合側とは反対側に空間が設けられている請求項1乃至11のいずれかに記載のケーブルコネクタ。
  13. 前記ケーブルが前記嵌合面に複数設けられている請求項1乃至12のいずれかに記載のケーブルコネクタ。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の前記ケーブルコネクタと前記相手コネクタから成るコネクタ装置。
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