JP2022529751A - 粉末充填されたコア管を有するNb含有ロッドエレメントをベースとする、Nb3Sn含有超伝導線材のためのサブエレメントを製造する方法 - Google Patents
粉末充填されたコア管を有するNb含有ロッドエレメントをベースとする、Nb3Sn含有超伝導線材のためのサブエレメントを製造する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022529751A JP2022529751A JP2021577143A JP2021577143A JP2022529751A JP 2022529751 A JP2022529751 A JP 2022529751A JP 2021577143 A JP2021577143 A JP 2021577143A JP 2021577143 A JP2021577143 A JP 2021577143A JP 2022529751 A JP2022529751 A JP 2022529751A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- core
- sub
- rod
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N60/00—Superconducting devices
- H10N60/01—Manufacture or treatment
- H10N60/0184—Manufacture or treatment of devices comprising intermetallic compounds of type A-15, e.g. Nb3Sn
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B12/00—Superconductive or hyperconductive conductors, cables, or transmission lines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B13/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N60/00—Superconducting devices
- H10N60/01—Manufacture or treatment
- H10N60/0128—Manufacture or treatment of composite superconductor filaments
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
Description
-Sn含有コアと、
-Cuを含み、Sn含有コアを取り囲む内部マトリクスと、
-内部マトリクスを取り囲む、互いに当接するNb含有ロッドエレメントの領域であって、Nb含有ロッドエレメントはそれぞれNb含有コアフィラメントおよびCu含有フィラメント被覆を有するように構成される、特に、Nb含有ロッドエレメントがそれぞれ外側断面で六角形に構成されるものと、
-Cuを含み、Nb含有ロッドエレメントの領域を取り囲む外部マトリクスと、
を有するように構成される。
本発明によるサブエレメントの好ましい実施形態では、Sn含有コアの中のSn含有粉末は、充填されたコア管の断面を縮小させる成形によって得られる圧縮された微細構造を有する。換言すると、特に、Sn含有粉末で充填されたコア管に対して事前に行われる伸線(Ziehen)、圧延、プレス、または押出成形によって、Sn含有粉末が略径方向に圧縮される。圧縮された微細構造は、例えば研磨した断面における粉末粒子の配向とその応力状態によって、および/若しくはX線回折測定によって、判定され得る。断面を縮小させる成形により、Sn含有粉末を簡単な方法で圧縮させることができ;しかも、このような圧縮は軸方向の圧縮方法と比較して非常に均等であり、比較的大きい軸方向長さにわたって問題なく実行することができる。
特に、Sn含有粉末が、次の化学形態:
-単体Sn、
-NbとSnの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、好ましくはNbSn2および/またはNb6Sn5、
-CuとSnの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、
-SnとTiの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、
-SnとTaの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金
のうちの少なくとも2つの化学形態で、Snを含む。これによって、Sn含有粉末におけるSnの割合の調整、同時に、他の元素の割合の調整が、単純化される。Sn含有コアの中にSnに追加して含まれる元素は、特に、成形特性の改善のため、拡散挙動の改善のため、あるいは電流容量の改善のため(たとえば三元相やピニングセンターの形成、もしくは一般的に微細構造の調整などによる)にも寄与し得る。
特に、Cu含有粉末部分は単体Cuを含む。Cuを含むことによって、特に単体Cuが粉末に含まれる場合に、サブエレメントもしくはコアの成形特性を改善することができる。また、Cuにより、反応熱処理中におけるNb含有ロッドエレメントへのSnの拡散の加速を図ることもできる。
-互いに当接するNb含有ロッドエレメントの領域のNb含有ロッドエレメントの少なくとも一部が、Nbに追加してTi、Ta、Hf、および/またはZrを含むNb含有コアフィラメントを有するように構成され、且つ/若しくは
-互いに当接するNb含有ロッドエレメントの領域に、Ti、Ta、Hf、および/またはZrを含む追加ロッドエレメントが混在されること、を意図する実施形態が好ましい。反応熱処理によって生じるNb3SnでTa、Ti、Hf、および/またはZrが合金化されることで、完成した超伝導線材の電流容量を高めることができる(三元相の形成)。「ドーピングロッド」の利用によって、Nb3Snも形成される場所の特に近傍に、Ta、Ti、Hf、および/またはZrの各元素を的確に導入することが可能になる。Ti/Ta/Hf/Zrが合金化されたコアフィラメントを有するNb含有ロッドエレメントが使用される場合、典型的には、サブエレメントのいくつかのNb含有ロッドエレメントだけが、Ti/Ta/Hf/Zrが合金化されたNb含有コアフィラメントを有するように構成される;あるいは、その代替として、すべてのNb含有ロッドエレメントが、Ti/Ta/Hf/Zrが合金化されたNb含有コアフィラメントを有するように構成されていてもよい。追加ロッドエレメントが混在される場合、それらは通常、Nbを含まない(ただし、Nb部分(Nb-anteil)を有するように追加ロッドエレメントを構成することも可能である)。追加ロッドエレメントは均質な組成を有していてよく(すなわちコアフィラメントおよびフィラメント被覆を有さない)、または、CuもしくはCu含有被覆で取り囲まれていてもよい。
互いに当接するNb含有ロッドエレメントの領域が、少なくとも1つの合金成分Xをさらに含み、
Sn含有粉末が少なくとも1つのパートナー成分Pkをさらに含み、
特に、Sn含有粉末は、パートナー成分Pkを含む粉末部分を含む粉末混合物であり、
合金成分Xおよびパートナー成分Pkは、Sn含有コアに由来するSnとNb含有ロッドエレメントに由来するNbとが反応してNb3Snになるサブエレメントの反応熱処理において、析出物XPkが形成されるように選択されて配置されることが意図される。析出物XPkが形成されることで、超伝導相の電流容量(臨界電流密度)を高めることができるピニングセンターを創出することができる。ここでXPkは、析出物中のXおよびPkのすべての化学量論比を表す。Nb3Snを形成するための典型的な反応熱処理は、場合により中間プラトーを伴う、600℃~800℃の最高温度への温度上昇を含む。
-外部マトリクスを取り囲む拡散バリアであって、特に、拡散バリアがNb、Taおよび/またはVのうちの少なくとも1つの元素を含むものと、
-Cuを含み、拡散バリアを取り囲む被覆構造と、をさらに含み、
特に、被覆構造が六角形の外側断面を有するものである、本発明によるサブエレメントの実施形態が好ましい。拡散バリアは、Snが径方向外側に向かって被覆構造の中に拡散するのを妨げ、すなわち防止する。これにより、被覆構造は、反応熱処理の後にも高い(常伝導の)導電性を維持し、これにより、施行中に超伝導線を安定化させ保護することができる。拡散バリアは、少なくとも50重量%のNb、Ta、および/またはVを有するように形成されるのが好ましい。被覆構造は、(完全に組み立てられた)サブエレメントが断面を縮小させる変形を初めて施される前において、六角形の外側断面を有するのが好ましい。
サブエレメントは、
-Sn含有コアと、
-Cuを含み、Sn含有コアコアを取り囲む内部マトリクスと、
-内部マトリクスを取り囲む、互いに当接するNb含有ロッドエレメントの領域であって、Nb含有ロッドエレメントがそれぞれNb含有コアフィラメントおよびCu含有フィラメント被覆を有するように構成される、
特に、Nb含有ロッドエレメントがそれぞれ外側断面で六角形に構成されるものと、
-Cuを含み、Nb含有ロッドエレメントの領域を取り囲む外部マトリクスと、
を有するように構成されるものであって、
Sn含有コアが次の各ステップ
a)コア管にSn含有粉末を充填すること、
b)Sn含有粉末を含むコア管に、断面を縮小させる成形を施すこと、ここでSn含有コアのSn含有粉末が圧縮されること、
によって別個に製作され、
別個に製作されたSn含有コアがサブエレメントの内部マトリクスの陥凹に挿入されることを特徴とする。このようにして、完成した超伝導線材における高い超伝導電流容量を有するサブエレメントを、簡単かつ低コストな方式で製造することができる。外部マトリクスの周囲には、拡散バリアを配置してもよく、もしくは配置されていてもよい。
a’)前記Nb含有ロッドエレメントを、Cuを含む1部分または多部分の内部構造の周りに配置し、Cuを含む少なくとも1つの外部構造を、Nb含有ロッドエレメントの周りに配置し、それによって中間体を得ること、
b’)中間体に、断面を縮小させる成形を施すこと、
c’)断面を縮小された内部構造に陥凹を穿設し、それによって陥凹を有する内部マトリクスを得る、また、全体として本体を得ること、
を有する、というものを想定している。このような手順により、本体を簡単かつ低コストに個別に製作することができ、そしてその中に、同じく個別に製作されたSn含有コアを挿入することができる。ステップa’)のサブステップは、任意の順序で行うことができる。内部構造にある(連続する)陥凹は、典型的には穿孔によって穿設される。Cuを含む外部構造(たとえば外部管)に追加して、外部構造とNb含有ロッドエレメントとの間にバリア管を挿入することができる。バリア管の代替として、管をなすように巻かれたバリアシートを利用することもできる。内部構造は、もっとも単純に一体的なロッドとして構成されていてよい;あるいは内部構造は部分要素から、特に六角形の部分要素の束から、または扇形の部分要素の束から、成っていてもよい。必要に応じて、拡散バリアおよび該バリアを取り囲む被覆構造を有するように、本体を製造することができる。その目的のために、たとえば、ステップa’)内で、(まだ変形していない)拡散バリア・プレ管と(まだ変形していない)被覆構造・プレ管とを用いて中間体を製作することができる。その代替として、たとえば、ステップb’)の後に拡散バリアと被覆構造を、断面積が縮小された中間体に装着させることもできる。
-上述した本発明の方法によって、複数のサブエレメントを製作すること;
-製作されたサブエレメントに、断面を縮小させる成形を施すこと;
-成形されたサブエレメントを束ねて完成導体構造を形成すること、ここで複数の成形されたサブエレメントは、互いに隣接して配置され、Cu含有線材外部構造によって取り囲まれる;
-完成導体構造に、断面を縮小させる成形を施すこと;
-成形された完成導体構造を、特に、コイル(53)を形成するように巻くことで、所望の幾何学形状にする(所望の幾何学形状を与える)こと;
-形状化された(形状を与えられた)完成導体構造に、サブエレメントに由来するNbとSnが反応してNb3Snとなる反応熱処理を施すこと、
を有する。このような方法により、高い電流容量を有するNb3Sn含有超伝導線材を簡単かつ低コストに得ることができる。
2 Sn含有コア
3 コア管
4 Sn含有粉末/粉末コア
5 内部マトリクス
6 外部マトリクス
7 Nb含有ロッドエレメントの領域
8 Nb含有ロッドエレメント
9 Nb含有コアフィラメント
10 Cu含有フィラメント被覆
11 拡散バリア
12 被覆構造
20 追加ロッドエレメント
30 Nb含有ロッドエレメントであって、そのNb含有コアフィラメントが追加成分を含むもの/複数のNb含有ロッドエレメントの一部
31 追加成分を有するコアフィラメント
40 中間体
41 内部構造
42 外部構造
43 陥凹/貫通口
44 本体
50 線材外部構造
51 完成導体構造
52 ボビン
53 コイル
54 炉
55 Nb3Sn含有超伝導線材
61-64 内部構造のセクション
D コア管の直径
FA Nb含有コアフィラメント間の最小の間隔
FD Nb含有コアフィラメントの直径
GA 最大の間隔
WS コア管の壁厚
Claims (19)
- Nb3Sn含有超伝導線材(55)のためのサブエレメント(1)を製造する方法であって、
前記サブエレメント(1)は、
-Sn含有コア(2)と、
-Cuを含み、前記Sn含有コア(2)を取り囲む内部マトリクス(5)と、
-前記内部マトリクス(5)を取り囲む、互いに当接するNb含有ロッドエレメント(8,30)の領域(7)であって、前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)がそれぞれNb含有コアフィラメント(9;31)およびCu含有フィラメント被覆(10)を有するように構成される、特に、前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)がそれぞれ外側断面で六角形に構成されるものと、
-Cuを含み、前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の前記領域(7)を取り囲む外部マトリクス(6)と、
を有する方法であって、
前記Sn含有コア(2)は、次の各ステップ
a)コア管(3)にSn含有粉末(4)を充填すること、
b)前記Sn含有粉末(4)を含む前記コア管(3)に、断面を縮小させる成形を施すこと、ここで前記Sn含有コア(2)の前記Sn含有粉末(4)が圧縮されること、
によって別個に製作され、
別個に製作された前記Sn含有コア(2)が前記サブエレメント(1)の前記内部マトリクス(5)の陥凹(43)に挿入される
ことを特徴とする方法。 - 得られる前記サブエレメント(1)において、前記コア管(3)の壁厚WSと前記コア管(1)の直径Dについて次式:
WS≦0.15*D、好ましくはWS≦0.10*D
が成り立つように前記方法が実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記Sn含有粉末(4)は少なくとも2つの異なる化学形態でSnを含む粉末混合物であり、
特に、前記Sn含有粉末(4)は、次の化学形態:
-単体Sn、
-NbとSnの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、好ましくはNbSn2および/またはNb6Sn5、
-CuとSnの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、
-SnとTiの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、
-SnとTaの1つまたは複数の異なる組成の金属間化合物相または合金、
のうちの少なくとも2つの化学形態で、Snを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 - 前記Sn含有粉末(4)はCu含有粉末部分を含む粉末混合物であり、
特に、前記Cu含有粉末部分は単体Cuを含む
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。 - 前記コア管(3)はCu含有であって、特に、少なくとも25重量%のCu、好ましくは少なくとも50重量%のCuを含有する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。 - 前記コア管(3)はNb含有であって、特に、少なくとも50重量%のNb、好ましくは少なくとも75重量%のNbを含有する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。 - -互いに当接する前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の前記領域(7)の前記Nb含有ロッドエレメント(30)の少なくとも一部は、Nbに追加してTi、Ta、Hf、および/またはZrを含むNb含有コアフィラメント(31)を有するように構成され、且つ/若しくは
-互いに当接する前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の前記領域(7)に、Ti、Ta、Hf、および/またはZrを含む追加ロッドエレメント(20)が混在される
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。 - 前記Sn含有粉末(4)は、Ta含有および/またはTi含有および/またはHf含有および/またはZr含有である粉末部分を含む粉末混合物であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
- 互いに当接する前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の前記領域(7)は、少なくとも1つの合金成分Xをさらに含み、
前記Sn含有粉末(4)は、少なくとも1つのパートナー成分Pkをさらに含み、
特に、前記Sn含有粉末(4)は、前記パートナー成分Pkを含む粉末部分を含む粉末混合物であり、
前記合金成分Xおよび前記パートナー成分Pkは、前記Sn含有コア(2)に由来するSnと前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)に由来するNbとが反応してNb3Snになる前記サブエレメント(1)の反応熱処理において、析出物XPkが形成されるように選択されて配置される
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。 - 前記少なくとも1つのパートナー成分Pkは酸素を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 前記Sn含有粉末(4)はPk含有粉末部分を含み、前記Pk含有粉末部分は合金成分Xによって還元することができる金属酸化物を含み、
特に、前記金属酸化物の金属はSn、Cu、Zn、Nb、Fe、Ni、Cr、Co、および/またはWを含み、且つ/若しくは前記金属酸化物はSnO2、Cu2O、CuO、ZnO、Ag2O、および/またはNb2O5を含む
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。 - 前記合金成分XはNbよりも貴でない金属を含み、
特に、このとき、前記合金成分XはZr、Al、Ti、Hf、および/またはBeを含む
ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の方法。 - 前記Nb含有ロッドエレメント(30)の少なくとも一部において、前記合金成分Xが前記Nb含有コアフィラメント(9;31)に含有されていることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の方法。
- 前記サブエレメント(1)は、
-前記外部マトリクス(6)を取り囲む拡散バリア(11)であって、特に、前記拡散バリア(11)がNb、Taおよび/またはVのうちの少なくとも1つの元素を含むものと、
-Cuを含み、前記拡散バリア(11)を取り囲む被覆構造(12)と、
をさらに含み、
特に、前記被覆構造(12)は六角形の外側断面を有する
ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。 - 得られる前記サブエレメント(1)において、前記コア管(3)と前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の前記領域の内側との間の、前記内部マトリクス(5)の最大径方向間隔GAと、前記コア管(3)の直径Dとについて次式:
GA≦0.30*D、好ましくはGA≦0.20*D、特に好ましくはGA≦0.10*D
が成り立つように前記方法が実施されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。 - 得られる前記サブエレメント(1)において、前記Nb含有コアフィラメント(9;31)間の外側から外側までの最小の間隔FAと、前記Nb含有コアフィラメント(9;31)の直径FDとについて次式:
FA≦0.30*FD、好ましくはFA≦0.20*FD、特に好ましくはFA≦0.15*FD、極めて好ましくはFA≦0.10*FD
が成り立つように前記方法が実施されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法。 - 前記陥凹(43)を有する前記内部マトリクス(5)と、互いに当接する前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の前記領域(7)と、前記外部マトリクス(6)とを含む前記サブエレメント(1)の本体(44)が別個に製作され、次の各ステップ
a’)前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)を、Cuを含む1部分または多部分の内部構造(41)の周りに配置し、Cuを含む少なくとも1つの外部構造(42)を、前記Nb含有ロッドエレメント(8,30)の周りに配置し、それによって中間体(40)を得ること、
b’)前記中間体(40)に、断面を縮小させる成形を施すこと、
c’)断面を縮小された前記内部構造(41)に陥凹(43)を穿設し、それによって前記陥凹(43)を有する前記内部マトリクス(5)を得る、また、全体として前記本体(44)を得ること、
を有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の方法。 - Nb3Sn含有超伝導線材(55)を製造する方法であって、次の各ステップ:
-請求項1乃至17のいずれか1項に記載の方法によって、複数のサブエレメント(1)を製作すること、
-製作された前記サブエレメント(1)に、断面を縮小させる成形を施すこと、
-成形された前記サブエレメント(1)を束ねて完成導体構造(51)を形成すること、ここで複数の成形された前記サブエレメント(1)は、互いに隣接して配置され、Cu含有線材外部構造(50)によって取り囲まれる、
-前記完成導体構造(51)に、断面を縮小させる成形を施すこと、
-成形された前記完成導体構造(51)を、特に、コイル(53)を形成するように巻くことで、所望の幾何学形状にすること、
-形状化された前記完成導体構造(51)に、前記サブエレメントに由来するNbとSnが反応してNb3Snとなる反応熱処理を施すこと、
を含む方法。 - 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の方法によって製造されたサブエレメント(1)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102019209170.9A DE102019209170A1 (de) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | Subelement auf Basis von Nb-haltigen Stabelementen mit pulvergefülltem Kernrohr für einen Nb3Sn-haltigen Supraleiterdraht und zugehörige Herstellungsverfahren |
DE102019209170.9 | 2019-06-25 | ||
PCT/EP2020/067236 WO2020260169A1 (de) | 2019-06-25 | 2020-06-19 | Subelement auf basis von nb-haltigen stabelementen mit pulvergefülltem kernrohr für einen nb3sn-haltigen supraleiterdraht und zugehörige herstellungsverfahren |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022529751A true JP2022529751A (ja) | 2022-06-23 |
JP7118299B2 JP7118299B2 (ja) | 2022-08-15 |
Family
ID=71138730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021577143A Active JP7118299B2 (ja) | 2019-06-25 | 2020-06-19 | 粉末充填されたコア管を有するNb含有ロッドエレメントをベースとする、Nb3Sn含有超伝導線材のためのサブエレメントを製造する方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11653575B2 (ja) |
EP (1) | EP3864710B1 (ja) |
JP (1) | JP7118299B2 (ja) |
KR (1) | KR102427970B1 (ja) |
CN (1) | CN114008726B (ja) |
DE (1) | DE102019209170A1 (ja) |
WO (1) | WO2020260169A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019000906A1 (de) * | 2019-02-08 | 2020-08-13 | Taniobis Gmbh | Pulver auf Basis von Niobzinnverbindungen für die Herstellung von supraleitenden Bauteilen |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004171829A (ja) * | 2002-11-18 | 2004-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | Nb3Sn超電導線の製造方法 |
US20140287929A1 (en) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Bruker Eas Gmbh | Monofilament for the production of an Nb3Sn superconductor wire |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5534219A (en) | 1994-05-27 | 1996-07-09 | Oxford Instruments Inc. | Method for producing multifilamentary niobium-tin superconductor |
US7585377B2 (en) * | 2004-02-19 | 2009-09-08 | Oxford Superconducting Technology | Critical current density in Nb3Sn superconducting wire |
JP4523861B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2010-08-11 | 株式会社神戸製鋼所 | Nb3Sn超電導線材の製造方法 |
US7502646B2 (en) | 2006-07-31 | 2009-03-10 | Medtronic, Inc. | Pacing mode event classification with rate smoothing and increased ventricular sensing |
EP2236634B1 (en) * | 2009-04-01 | 2016-09-07 | Bruker BioSpin AG | Sn based alloys with fine compound inclusions for Nb3Sn superconducting wires |
DE102012218222B4 (de) * | 2012-10-05 | 2020-10-15 | Bruker Eas Gmbh | Halbzeugdraht für einen Nb3Sn-Supraleiterdraht und Verfahren zur Herstellung eines Nb3Sn-Supraleiterdrahts |
CN106170464B (zh) * | 2014-02-18 | 2020-07-28 | 俄亥俄州立大学 | 超导线及其制备方法 |
DE102015203305A1 (de) | 2015-02-24 | 2016-08-25 | Bruker Eas Gmbh | Halbzeugdraht mit PIT-Elementen für einen Nb3Sn-haltigen Supraleiterdraht und Verfahren zur Herstellung des Halbzeugdrahts |
KR102205386B1 (ko) * | 2016-09-06 | 2021-01-19 | 에이치. 씨. 스타아크 아이앤씨 | 금속성 초전도성 와이어에 대한 확산 배리어 |
US11476017B2 (en) | 2017-04-27 | 2022-10-18 | National Institute For Materials Science | Method for producing Nb3Sn superconducting wire, precursor for Nb3Sn superconducting wire, and Nb3Sn superconducting wire using same |
-
2019
- 2019-06-25 DE DE102019209170.9A patent/DE102019209170A1/de not_active Withdrawn
-
2020
- 2020-06-19 WO PCT/EP2020/067236 patent/WO2020260169A1/de unknown
- 2020-06-19 JP JP2021577143A patent/JP7118299B2/ja active Active
- 2020-06-19 CN CN202080046034.8A patent/CN114008726B/zh active Active
- 2020-06-19 KR KR1020227002022A patent/KR102427970B1/ko active IP Right Grant
- 2020-06-19 EP EP20734497.9A patent/EP3864710B1/de active Active
-
2021
- 2021-12-22 US US17/559,394 patent/US11653575B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004171829A (ja) * | 2002-11-18 | 2004-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | Nb3Sn超電導線の製造方法 |
US20140287929A1 (en) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Bruker Eas Gmbh | Monofilament for the production of an Nb3Sn superconductor wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11653575B2 (en) | 2023-05-16 |
CN114008726B (zh) | 2023-05-26 |
KR20220015494A (ko) | 2022-02-08 |
EP3864710A1 (de) | 2021-08-18 |
WO2020260169A1 (de) | 2020-12-30 |
KR102427970B1 (ko) | 2022-08-02 |
DE102019209170A1 (de) | 2020-12-31 |
EP3864710B1 (de) | 2022-08-31 |
CN114008726A (zh) | 2022-02-01 |
JP7118299B2 (ja) | 2022-08-15 |
US20220115578A1 (en) | 2022-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101097714B1 (ko) | Ti 소스 로드를 사용한 (Nb,Ti)₃Sn 와이어의제조방법 | |
US9330819B2 (en) | Semi-finished wire for a Nb3Sn superconducting wire | |
KR20190037365A (ko) | 금속성 초전도성 와이어에 대한 확산 배리어 | |
US20240090346A1 (en) | Monofilament for producing an nb3sn-containing superconductor wire, especially for internal oxidation | |
JP6934878B2 (ja) | マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤを製造する方法 | |
JP2022529751A (ja) | 粉末充填されたコア管を有するNb含有ロッドエレメントをベースとする、Nb3Sn含有超伝導線材のためのサブエレメントを製造する方法 | |
JP2006004684A (ja) | 超電導線材の製造方法 | |
JPH08180752A (ja) | Nb3 Sn超電導線およびその製造方法 | |
JP2002033025A (ja) | Nb3Al超電導多芯線とその製造方法 | |
JP3265618B2 (ja) | 化合物超電導線用の複合ビレット、及び化合物超電導線の製造方法 | |
JPH0419919A (ja) | 超電導発電機用Nb↓3Sn超電導線の製造方法 | |
JP4723345B2 (ja) | Nb3Sn超電導線材の製造方法およびそのための前駆体 | |
JPS62211359A (ja) | Nb3Sn超電導素線の製造方法 | |
JPH0791623B2 (ja) | Nb3Sn超電導線の製造方法 | |
JPH0381247B2 (ja) | ||
JPS62229720A (ja) | Nb3 Sn超電導線の製造方法 | |
JP2001076560A (ja) | 超電導線材の製造方法およびその超電導線材製造用材料 | |
JPH05242742A (ja) | 超電導線及びその製造方法 | |
JPH06309969A (ja) | Nb3 Sn超電導線の製造方法 | |
JPH02103812A (ja) | 交流通電用化合物系超電導撚線 | |
JPS62243745A (ja) | 繊維分散型超電導線の製造方法 | |
JPS63128508A (ja) | Nb↓3Sn超電導線材の製造方法 | |
JPH02288112A (ja) | 交流用Nb↓3Sn超電導線の製造方法 | |
JPH02152119A (ja) | Nb↓3A1系超電導線の製造方法 | |
JPH01294310A (ja) | 超電導線およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220317 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220317 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7118299 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |