JP6934878B2 - マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤを製造する方法 - Google Patents
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Description
本発明は、超伝導性材料、およびそれを製造する方法の分野にある。より詳細には、本発明は、臨界電流密度を有する、マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤを提供する方法を提供する。
現在、Nb3Sn超伝導性ワイヤの製造には、2つの基礎的な製作経路がある。最も一般的なものは、ブロンズ(銅−スズ)マトリックス中で加工されるNbフィラメントを特徴とする、「ブロンズ経路」である。ブロンズ経路により製造されるワイヤは、世界におけるNb3Snワイヤの製造の大多数を占めている。中間アニーリングを必要とするにもかかわらず、この製造プロセスはかなり単純であり、大きなロットサイズに適合しやすいので、ブロンズ経路は人気がある。一層高い超伝導臨界電流レベルを必要とする使用の場合、ワイヤの製造には「内部スズ」法が使用される。この方法では、存在するスズは、最終加熱処理ステップまで、存在する銅とは隔離されている。そのようにして作製されるワイヤは、ブロンズ法により作製されるワイヤと比べて、高磁場で超伝導電流を数倍、流すことができるので、この方法が使用される。これは、内部スズ法が、より多くのスズを有するワイヤの生成を可能にし、したがって、最終ワイヤの断面に、より多くのNb3Snを供給することを可能にするからである。
1) Cuは、より硬いNbとより柔らかいSnとの間の硬度レベルを有するので、Cuはワイヤをより加工し易くする。したがって、Cuは、延伸プロセスの一助となるよう、フィラメントの間、SnコアとNbフィラメントとの間、およびこれらのサブエレメントの間に置かれる。
2) NbおよびSnをNb3Snに変換するために必要な反応温度を低下させるために、少量のCuが必要である。これは、高いJcをもたらすNb3Sn微細構造を得るために望ましく、装置製造の観点からもやはり望ましい。
3) Cuはまた、追加的な機能も有する。Nbフィラメント間のCuは、Snが拡散するための通路として働き、これにより、Sn源が、サブエレメント全体に、およびNbフィラメントのすべてに分散することが可能になる。加熱処理中に、ワイヤ内の全Nbフィラメントへ十分なSnを局所的に利用可能にすることは、Nbを反応させてNb3Snにして、高いJcをもたらすNb3Sn微細構造を提供するために重要である。
その開示の全体が、参照により本明細書に組み込まれている、Muraseの米国特許第4,776,899号により教示されている「チューブ法」などの一部の過去の設計は、拡散隔壁内部のSn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)の非常に高い値を有しており、他の設計は、以下に記載されている通り、低いLARを有する微細フィラメントを有する。さらに他の設計は、分布拡散隔壁(すべてのサブエレメントを包み込む単一拡散隔壁の代わりに、銅により隔離されている各々個別のサブエレメントの周辺の拡散隔壁)を有する。しかし、以前の設計に、有効性にとって重大なすべての問題に対処し、かつこのような問題への解決策を提供したものはない。その開示の全体が参照により本明細書に組み込まれている、Fieldらの米国特許第7,368,021号は、4.2K、12テスラにおいて約3000A/mm2および4.2K、15テスラにおいて約1700A/mm2の非銅臨界電流密度を提供しており、初期の内部スズ超伝導性ワイヤよりも約10倍の改善、および1990年代後半の従来技術の値よりも約50%の向上を提供している。この伝導体の高い性能は、サブエレメントが、0.5〜2.0mmの典型的な最終ワイヤの直径で約60〜180ミクロンである場合にしか達成されない。応用(例えば、粒子加速器)のために類似の性能を提供することが望ましく、この場合、磁化および交流電流の損失は、最小限に維持することが有益であり、サブエレメントサイズは、約20〜60ミクロンまで縮小される。Fieldらの米国特許第7,368,021号は、例えば、45ミクロンのサブエレメントサイズにおいて、4.2K、12テスラで2600A/mm2、および4.2K、15テスラで、1300A/mm2の低下した性能を有する超伝導性ワイヤを提供している。約20〜60ミクロンのサブエレメントサイズを有する超伝導性ワイヤの場合、4.2K、12テスラ値で、3000A/mm2、および4.2K、15テスラ値で、1700A/mm2に近づくことが望ましい。
第1の態様では、本発明は、4.2Kおよび12Tにおいて、少なくとも2000A/mm2のJc値を有するマルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤを製造する方法であって、
a) 第1のマトリックス内部にCuにより包み込まれているNbロッドの複数を詰め込んで、これにより超伝導性ワイヤ用の詰め込まれたサブエレメントを形成するステップであって、前記第1のマトリックスは、介在Nb拡散隔壁と、前記隔壁の前記ロッドから遠隔にある他方側の第2のマトリックスとによって取り囲まれている、ステップ、
b) 前記サブエレメント内部にSnの源を提供するステップ、
c) 前記サブエレメント内部の前記金属を組み立てるステップであって、Nb、CuおよびSnの相対サイズおよび比が、
(i) 前記拡散隔壁を含むおよび前記拡散隔壁内部のサブエレメント断面のNb比率が、50〜65面積%である、
(ii) 前記サブエレメントの前記拡散隔壁を含むおよび前記拡散隔壁内部のNb対Snの原子比が、2.7〜3.7である、
(iii) 前記サブエレメントの前記拡散隔壁内部のSn対Cuの比が、Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が45%〜65%となるような比である、
(iv) 前記Cuにより包み込まれているNbロッドのCu対Nbの局所面積比(LAR)が、0.10〜0.30である、
(v) 前記Nb拡散隔壁が、その後の加熱処理によって、完全にまたは一部がNb3Snに変換される、ならびに
(vi) 前記Nb拡散隔壁の厚さが、前記Cuにより包み込まれているNbロッドのNb部分の半径より大きい
ように選択されるステップ、
d)
(i) マルチフィラメント状Nb3Sn超伝導性ワイヤが、複数の前記サブエレメント(前記複数の前記サブエレメントのそれぞれがNb拡散隔壁を有する)から形成され、これによって、分布隔壁設計を有するワイヤを形成する、
(ii) 最終ワイヤ中の銅により包み込まれているNbロッドのNb部分が、反応前に直径が0.5〜7μmのものである、および
(iii) 加熱処理によってNb3Snに完全にまたは一部が変換されるNb拡散隔壁が、反応前に厚さが0.8〜11μmのものである、
ように、さらなるマトリックス中でサブエレメントを組み立てて、集合体をワイヤ形態に縮小するステップ、ならびに
e) ステップd)からの最終サイズのワイヤを加熱処理して、Nb3Sn超伝導相を形成するステップ
による、方法を提供する。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
マルチフィラメントNb 3 Sn超伝導性ワイヤを製造する方法であって、
a) マトリックス内部にCuにより包み込まれているNbロッドの複数を詰め込んで、これにより前記超伝導性ワイヤ用の詰め込まれたサブエレメントを形成するステップであって、前記マトリックスが、介在Nb拡散隔壁と、前記隔壁の前記ロッドから遠隔にある他方側のさらなるマトリックスとによって取り囲まれている、ステップ、
b) 前記サブエレメント内部にSnの源を提供するステップ、
c) 前記サブエレメント内部の前記金属を組み立てるステップであって、Nb、CuおよびSnの相対サイズおよび比が、
c1) 前記拡散隔壁を含むおよび前記拡散隔壁内部の前記サブエレメントのNb比率が、50〜65面積%である、
c2) 前記サブエレメントの前記拡散隔壁を含むおよび前記拡散隔壁内部の前記Nb対Snの原子比が、2.7〜3.7の間である、
c3) 前記サブエレメントの前記拡散隔壁内部のSn対Cuの比が、Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が45%〜65%となるような比である、
c4) 前記Cuにより包み込まれているNbロッドのCu対Nbの局所面積比が、0.10〜0.50である、
c5) 前記Nb拡散隔壁が、加熱処理によって、完全にまたは一部がNb 3 Snに変換される、ならびに
c6) 前記Nb拡散隔壁の厚さが、前記Cuにより包み込まれているNbロッドのNb部分の半径より大きい
ように選択されるステップ、
d)
d1) 前記マルチフィラメント状Nb 3 Sn超伝導性ワイヤが、Nb拡散隔壁をそれぞれが有する複数の前記サブエレメントから構成され、これによって、分布隔壁設計を有するワイヤを形成する、
d2) 前記最終ワイヤ中の前記銅により包み込まれているNbロッドの前記Nb部分が、反応前に直径が0.5〜7μmの間のものである、および
d3) 加熱処理によってNb 3 Snに完全にまたは一部が変換される前記Nb拡散隔壁が、反応前に厚さが0.8〜11μmのものである
ように、さらなるマトリックス中で前記サブエレメントを組み立てて、集合体をワイヤ形態に縮小するステップ、ならびに
e) ステップd)からの前記最終サイズのワイヤを加熱処理して、前記Nb 3 Sn超伝導相を形成するステップ
を含む、方法。
(項目2)
f)加熱処理後に、前記Nbまたは前記Cuまたは前記Snを、TaもしくはTiまたはそれらの両方と合金にして、(Nb,Ta) 3 Sn、(Nb,Ti) 3 Snまたは(Nb,Ti,Ta) 3 Snを形成するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
f)前記複合材料を強化する目的で、前記NbまたはCuまたはSnを、元素または化合物と合金にする、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記サブエレメントのNb合金比率が、好ましくは55面積%〜60面積%である、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記サブエレメントの全Nb含有量のNb隔壁比率が、20面積%〜50面積%の間、好ましくは25面積%〜35面積%である、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記サブエレメント中の前記Nb合金対Sn合金の原子比が、3.1〜3.6の間である、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記サブエレメント中の前記銅対スズ合金の比が、前記拡散隔壁内部の前記Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が、好ましくは50〜60%となるような比である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記銅により包み込まれているNbロッドの前記Cu対Nbの局所面積比が、好ましくは0.15〜0.45である、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記最終ワイヤ中の前記銅により包み込まれているNbロッドの前記Nb部分が、反応前に1〜5μmである、項目1に記載の方法。
(項目10)
加熱処理によってNb 3 Snに完全にまたは一部が変換される前記Nb拡散隔壁が、反応前に1.5〜8μmの厚さである、項目1に記載の方法。
(項目11)
180℃〜220℃で24〜100時間、次いで340℃〜410℃で24〜50時間の予備反応段階、次いで、625℃〜725℃で12〜200時間のNb 3 Sn形成段階による、前記環形領域における前記Nbの溶解を最小限にする加熱処理プロセスによって、前記Snが前記Nbロッド中に拡散される、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記Nb 3 Sn反応段階の前の、前記加熱処理シークエンスに、560℃〜580℃で24〜200時間の第4の段階が追加される、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記Cuにより包み込まれているNbロッドが、前記サブエレメントを詰め込むときに使用するための六角形の断面のロッドへと形成される、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記マトリックスがCuを含有する、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記マトリックスが低スズブロンズを含有する、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記マトリックスが、Cu0.1〜2.5重量%Snを含有する、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記最終ワイヤ中の前記銅により包み込まれているNbロッドの前記Nb部分の少なくとも50%が、約2.5μm未満の直径を有する、項目1に記載の方法。
(項目18)
前記Cu中のNbの局所面積比(LAR)が、中央においてまたは中央の近傍ではより高いLARを提供しかつ外縁の近傍、前記隔壁の近傍または前記隔壁の最も近くではより低いLARを提供するように、調整されるまたは段階的に変えられる、項目1に記載の方法。
(項目19)
項目1に記載の方法により製造される、4.2Kの温度において12Tの磁場中で少なくとも2,000A/mm 2 の臨界電流密度を有する、マルチフィラメントNb 3 Sn超伝導性ワイヤ。
(項目20)
項目1に記載の方法により製造される、4.2Kの温度において12Tの磁場中で、少なくとも3,000A/mm 2 の臨界電流密度を有する、マルチフィラメントNb 3 Sn超伝導性ワイヤ。
本明細書に記載されている方法は、従来技術において記載されている方法よりも3つの具体的な利点を提供する。第1に、「Cu中のNbの局所面積比(LAR)」は、マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤに優れた特性を提供するよう、ビレットの内側で調整されても、段階的に変えられてもよい。「Cu中のNbの局所面積比(LAR)」は、サブエレメントを通して単一の全く変化しない値でない場合がある。LARは、最終生成物中で異なる効果を提供するように、ビレット内部で調整されても、段階的に変えられてもよい。LARは、中央においてまたは中央の近傍ではより高いLARを提供しかつ外縁の近傍、隔壁の近傍または隔壁の最も近くではより低いLARを提供するように調整されても、段階的に変えられてもよい。これが、小さなサブエレメントの寸法において電流の改善をもたらす場合がある。銅環形に最も近い、中央または中央の近傍におけるLARを変えることは、その後のブロンズ形成および調節膜として作用するNb−Cu−Sn三成分相の形成の動態を変化させることがある。LARを変えることはまた、サブエレメントを通り抜けるSn拡散のための迂回路を生成し得る。これは、コイルの加熱処理の均一性を達成するための必要条件によって指定される最小反応時間に起因して、より小さなサイズでの反応の遅延および残留抵抗比(RRR)の維持をもたらすことがある。
定義
1.サブエレメントのNb拡散隔壁を含むおよびNb拡散隔壁内部のNb面積比率、
2.サブエレメントのNb拡散隔壁を含むおよびNb拡散隔壁内部のNb対Sn原子比、
3.サブエレメントのNb隔壁エンベロープ内部の「非Cu比率」であるSn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)内部のSn対Cu面積比、
4.フィラメントパッケージ内のCuとNbの面積比(局所面積比)、
5.単一の拡散隔壁アプローチとは対照的な、分布隔壁(下記)アプローチ、
6.反応してNb3Snを形成することが可能な、Nb拡散隔壁、
7.Nb拡散隔壁厚さ対フィラメントの直径の比、したがって、フィラメントと外側拡散隔壁との間のNb分布(比率)、
8.最終ワイヤにおけるNbフィラメントおよびNb隔壁環の絶対サイズ、ならびに
9.フィラメントをNb3Snに完全に変換しながら加熱処理している間の、Snが豊富な環境でのNbフィラメントの溶解、および過剰なNb3Sn粒子の成長の最小化。
本明細書に記載されている方法の開発および改良において、上記の原理を例示する数本の異なるワイヤを調製した。フィラメントおよび拡散隔壁に使用したNb合金は、Nb7.5重量%Taであり、使用したSn合金は、Sn0.7重量%Cuであった。ワイヤのバルクを、0.7mmまたは0.8mmの直径に製作したが、35μm〜195μmのサブエレメントサイズの範囲、および0.9μm〜5μmのフィラメントサイズの範囲に対応する、0.4mm〜1.6mmの直径の、より短い長さのものを作製した。最終的な小片の長さは、修正ジェリーロール法によって作製した内部スズワイヤと同程度にまたはそれより良好であり、0.7mmおよび0.8mmの直径のワイヤでは、>1kmの小片の長さは決まった手順で達成可能であり、ワイヤの特性の改善は、製造性を犠牲にして成り立っているものでないことを実証している。ワイヤはすべて、表1に列挙されている好ましいパラメータに適合した。図5におけるプロットは、4.2Kで、12テスラ〜16テスラの適用磁場範囲で測定した、最適ワイヤの臨界電流密度の挙動を示している。4.2K、12Tでの、このワイヤのJc値の約50%の改善は、磁場の幅広い範囲にわたるものであることに留意されたい。図6に示されている、4.2Kおよび1.8K、20T〜25TにおけるJcおよびJE(工学的臨界電流密度、すなわち断面積が銅スタビライザを含む)のプロットは、製造するのが困難なNb3Alまたは高温超伝導体の使用によってしか達成可能ではないとこれまで考えられていた、23Tを超えるマグネットに対する試料ワイヤの有用性を示している。事前加熱処理およびその後の事後加熱処理の場合の、典型的な試料ワイヤの断面の顕微鏡写真が図7に示されている。これらは、本発明によって3000A/mm2級の材料を製造するための重要な構成成分が十分に理解され、再現可能であり、かつ制御可能であることを実証している。
Claims (19)
- マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤを製造する方法であって、
a) マトリックス内部にCuにより包み込まれているNbロッドの複数を詰め込んで、これにより前記超伝導性ワイヤ用の詰め込まれたサブエレメントを形成するステップであって、前記マトリックスが、Nb拡散隔壁と、前記Nb拡散隔壁の他方側のジャケットとによって取り囲まれており、前記マトリックスがCu0.1〜2.5重量%Snの重量比を有する低Snブロンズを含む、ステップ、
b) 前記サブエレメント内部にSnの源を提供するステップ、
c) 前記サブエレメントを組み立てるステップであって、Nb、CuおよびSnの相対サイズおよび比が、
c1) 前記Nb拡散隔壁を含むおよび前記Nb拡散隔壁内部の前記サブエレメントのNb比率が、50〜65面積%である、
c2) 前記サブエレメントの前記Nb拡散隔壁を含むおよび前記Nb拡散隔壁内部の前記Nb対Snの原子比が、2.7〜3.7の間である、
c3) 前記サブエレメントの前記Nb拡散隔壁内部のSn対Cuの比が、Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が45%〜65%となるような比である、
c4) 前記Cuにより包み込まれているNbロッドのCu対Nbの局所面積比が、0.10〜0.50である、
c5) 前記Nb拡散隔壁が、加熱処理によって、完全にまたは一部がNb3Snに変換される、ならびに
c6) 前記Nb拡散隔壁の厚さが、前記Cuにより包み込まれているNbロッドのNb部分の半径より大きい
ように選択されるステップ、
d)
d1) 前記マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤが、Nb拡散隔壁をそれぞれが有する複数の前記サブエレメントから構成され、これによって、分布隔壁設計を有するワイヤを形成する、
d2) 最終ワイヤ中の前記Cuにより包み込まれているNbロッドの前記Nb部分が、反応前に直径が0.5〜7μmの間のものである、および
d3) 加熱処理によってNb3Snに完全にまたは一部が変換される前記Nb拡散隔壁が、反応前に厚さが0.8〜11μmのものである
ように、さらなるマトリックス中で前記サブエレメントを組み立てて、集合体をワイヤ形態に縮小するステップ、ならびに
e) ステップd)からの最終サイズのワイヤを加熱処理して、Nb3Sn超伝導相を形成するステップ
を含む、方法。 - 加熱処理後に(Nb,Ta)3Sn、(Nb,Ti)3Snまたは(Nb,Ti,Ta)3Snを形成するようにTaもしくはTiまたはそれらの両方の源を前記サブエレメントに提供するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記サブエレメントのNb比率が、55面積%〜60面積%である、請求項1に記載の方法。
- 前記サブエレメントの全Nb含有量のNb隔壁比率が、20面積%〜50面積%の間である、請求項1に記載の方法。
- 前記サブエレメント中の前記Nb対Snの原子比が、3.1〜3.6の間である、請求項1に記載の方法。
- 前記サブエレメント中の前記Sn対Cuの比が、前記Nb拡散隔壁内部の前記Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が、50〜60%となるような比である、請求項1に記載の方法。
- 前記Cuにより包み込まれているNbロッドの前記Cu対Nbの局所面積比が、0.15〜0.45である、請求項1に記載の方法。
- 前記最終ワイヤ中の前記Cuにより包み込まれているNbロッドの前記Nb部分が、反応前に1〜5μmである、請求項1に記載の方法。
- 加熱処理によってNb3Snに完全にまたは一部が変換される前記Nb拡散隔壁が、反応前に1.5〜8μmの厚さである、請求項1に記載の方法。
- 180℃〜220℃で24〜100時間、次いで340℃〜410℃で24〜50時間の予備反応段階、次いで、625℃〜725℃で12〜200時間のNb3Sn形成段階による、前記Nbの溶解を最小限にする加熱処理プロセスによって、前記Snが前記Nbロッド中に拡散される、請求項1に記載の方法。
- 前記Nb3Sn反応段階の前の、前記加熱処理シークエンスに、560℃〜580℃で24〜200時間の第4の段階が追加される、請求項10に記載の方法。
- 前記Cuにより包み込まれているNbロッドが、前記サブエレメントを詰め込むときに使用するための六角形の断面のロッドへと形成される、請求項1に記載の方法。
- 前記マトリックスがCuを含有する、請求項1に記載の方法。
- 前記最終ワイヤ中の前記Cuにより包み込まれているNbロッドの前記Nb部分の少なくとも50%が、2.5μm未満の直径を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記Cu中のNbの局所面積比(LAR)が、中央においてまたは中央の近傍ではより高いLARを提供しかつ前記Nb拡散隔壁の最も近くではより低いLARを提供するように、調整されるまたは段階的に変えられる、請求項1に記載の方法。
- マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤを製造する方法であって、
a) マトリックス内部にCuにより包み込まれているNbロッドの複数を詰め込んで、これにより前記超伝導性ワイヤ用の詰め込まれたサブエレメントを形成するステップであって、前記マトリックスが、Nb拡散隔壁と、前記Nb拡散隔壁の他方側のジャケットとによって取り囲まれており、前記サブエレメントは、前記Nb拡散隔壁に向かって半径方向に外側に減少するように段階的に変わるCu中のNbの局所面積比(LAR)を含む、ステップ、
b) 前記サブエレメント内部にSnの源を提供するステップ、
c) 前記サブエレメントを組み立てるステップであって、Nb、CuおよびSnの相対サイズおよび比が、
c1) 前記Nb拡散隔壁を含むおよび前記Nb拡散隔壁内部の前記サブエレメントのNb比率が、50〜65面積%である、
c2) 前記サブエレメントの前記Nb拡散隔壁を含むおよび前記Nb拡散隔壁内部の前記Nb対Snの原子比が、2.7〜3.7の間である、
c3) 前記サブエレメントの前記Nb拡散隔壁内部のSn対Cuの比が、Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が45%〜65%となるような比である、
c4) 前記Cuにより包み込まれているNbロッドのCu対Nbの局所面積比が、0.10〜0.50である、
c5) 前記Nb拡散隔壁が、加熱処理によって、完全にまたは一部がNb3Snに変換される、ならびに
c6) 前記Nb拡散隔壁の厚さが、前記Cuにより包み込まれているNbロッドのNb部分の半径より大きい
ように選択されるステップ、
d)
d1) 前記マルチフィラメントNb3Sn超伝導性ワイヤが、Nb拡散隔壁をそれぞれが有する複数の前記サブエレメントから構成され、これによって、分布隔壁設計を有するワイヤを形成する、
d2) 最終ワイヤ中の前記Cuにより包み込まれているNbロッドの前記Nb部分が、反応前に直径が0.5〜7μmの間のものである、および
d3) 加熱処理によってNb3Snに完全にまたは一部が変換される前記Nb拡散隔壁が、反応前に厚さが0.8〜11μmのものである
ように、さらなるマトリックス中で前記サブエレメントを組み立てて、集合体をワイヤ形態に縮小するステップ、ならびに
e) ステップd)からの最終サイズのワイヤを加熱処理して、Nb3Sn超伝導相を形成するステップ
を含む、方法。 - 加熱処理後に(Nb,Ta)3Sn、(Nb,Ti)3Snまたは(Nb,Ti,Ta)3Snを形成するようにTaもしくはTiまたはそれらの両方の源を前記サブエレメントに提供するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
- 前記サブエレメントのNb合金比率が、55面積%〜60面積%である、請求項16に記載の方法。
- 前記サブエレメント中の前記Sn対Cuの比が、前記Nb拡散隔壁内部の前記Sn重量%/(Sn重量%+Cu重量%)が、50〜60%となるような比である、請求項16に記載の方法。
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