JP2022512871A - B型肝炎ウイルス(hbv)に対して活性を有する新規6,7-ジヒドロ-4h-ピラゾロ[1,5-a]ピラジンインドール-2-カルボキサミド - Google Patents

B型肝炎ウイルス(hbv)に対して活性を有する新規6,7-ジヒドロ-4h-ピラゾロ[1,5-a]ピラジンインドール-2-カルボキサミド Download PDF

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Abstract

本発明は、概して、新規抗ウイルス薬に関する。詳細には、本発明は、B型肝炎ウイルス(HBV)によりコードされたタンパク質を阻害またはHBV複製サイクルの機能を妨げることができる化合物、かかる化合物を含む組成物、HBVウイルス複製の阻害方法、HBV感染症の治療または予防方法、ならびに該化合物の製造方法および該化合物の製造のための中間体に関する。

Description

本発明は、概して、新規抗ウイルス薬に関する。詳細には、本発明は、B型肝炎ウイルス(HBV)によりコードされたタンパク質を阻害またはHBV複製サイクルの機能を妨げることができる化合物、かかる化合物を含む組成物、HBVウイルス複製の阻害方法、HBV感染症の治療または予防方法、ならびに該化合物の製造方法に関する。
慢性HBV感染症は、世界人口の5%を超える世界の重大な健康問題である(世界的に350百万人を超え、米国で1.25百万人)。予防HBVワクチンの利用にもかかわらず、慢性HBV感染症の負荷は、最善でない治療の選択肢および発展途上世界の大部分における新しい感染症の持続率のせいで未だ対処されていない重大な世界的医療問題であり続けている。現在の治療は治癒を提供せず、2種類の薬剤(インターフェロンαおよびウイルスポリメラーゼのヌクレオシド類似体/阻害剤)のみに限定され;薬剤耐性、低有効性、および耐容性問題はその効果を限定する。
HBVの低治癒率は、少なくとも部分的に、ウイルス産生の完全抑制が単一抗ウイルス薬で達成するのが困難である事実、ならびに感染肝細胞の核内の共有結合性閉環状DNA(cccDNA)の存在および持続に起因する。しかしながら、HBV DNAの持続的抑制は、肝疾患進行を遅延し、肝細胞がん(HCC)の予防を助ける。
HBV感染患者のための現在の治療目標は、血清HBV DNAを低レベルまたは検出できないレベルまで低下させること、ならびに硬変症およびHCCの発症を極めて低減または予防することを対象とする。
HBVは、ヘパドナウイルスファミリー(ヘパドナウイルス科(Hepadnaviridae))のエンベロープ、部分的二本鎖DNA(dsDNA)ウイルスである。HBVカプシドタンパク質(HBV-CP)は、HBV複製において必要不可欠な役割を果たす。HBV-CPの主な生物機能は、プレゲノムRNAをカプシド形成し、細胞質においてカプシドタンパク質二量体の多数の複製物から自然に自己集合する未成熟カプシド粒子を形成する構造タンパク質として働くことである。
HBV-CPはまた、そのC末端リン酸化部位の示差的リン酸化により、ウイルスDNA合成を調節する。HBV-CPは、HBV-CPのC末端領域のアルギニンリッチドメインに位置する核内移行シグナルによって、ウイルス弛緩型環状ゲノムの核移行を促進する可能性がある。
核内では、ウイルスcccDNAミニ染色体の成分として、HBV-CPは、cccDNAミニ染色体の機能性における構造的および規則的役割を果たすことができる。HBV-CPは、小胞体(ER)におけるウイルスの大きいエンベロープタンパク質と相互作用し、肝細胞からのインタクトなウイルス粒子の遊離を引き起こす。
HBV-CP関連抗HBV化合物が報告されている。例えば、AT-61およびAT-130と名付けられた化合物を含むフェニルプロペンアミド誘導体(Feld J.ら.Antiviral Res.2007,76,168)、ならびにValeant(国際公開第2006/033995号)からのチアゾリジン-4-オンの分類は、プレゲノムRNA(pgRNA)パッケージングを阻害することが分かった。
F.Hoffmann-LA Roche AGは、HBV治療のための一連の3-置換テトラヒドロ-ピラゾロ[1,5-a]ピラジンを開示した(国際公開第2016/113273号、国際公開第2017/198744号、国際公開第2018/011162号、国際公開第2018/011160号、国際公開第2018/011163号)。
ヘテロアリールジヒドロピリミジン(HAP)は、組織培養ベーススクリーニングにおいて発見された(Weberら,Antiviral Res.2002,54,69)。これらのHAP類似体は、合成アロステリックアクチベーターとして働き、HBV-CPの分解をもたらす異常カプシド形成を誘発することができる(国際公開第99/54326号、国際公開第00/58302号、国際公開第01/45712号、国際公開第01/6840号)。さらなるHAP類似体が記載されている(J.Med.Chem.2016,59(16),7651-7666)。
F.Hoffman-La RocheからのHAPのサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2014/184328号、国際公開第2015/132276号、および国際公開第2016/146598号)。Sunshine Lake Pharmaからの同様なサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/144093号)。さらなるHAPも、HBVに対する活性を有し(国際公開第2013/102655号、Bioorg.Med.Chem.2017,25(3)pp.1042-1056)、Enanta Therapeuticsからの同様なサブクラスは同様な活性を示す(国際公開第2017/011552号)。Medshine Discoveryからのさらなるサブクラスは、同様な活性を示す(国際公開第2017/076286号)。さらなるサブクラス(Janssen Pharma)は、同様な活性を示す(国際公開第2013/102655号)。
ピリダゾン類およびトリアジノン類のサブクラス(F.Hoffman-La Roche)も、HBVに対する活性を示し(国際公開第2016/023877号)、テトラヒドロピリドピリジン類のサブクラスもHBVに対する活性を示す(国際公開第2016/177655号)。Rocheからの三環式4-ピリドン-3-カルボン酸誘導体のサブクラスも同様な抗HBV活性を示す(国際公開第2017/013046号)。
Novira Therapeutics(現Johnson & Johnson Inc.の一部門)からのスルファモイル-アリールアミドのサブクラスもHBVに対して活性を示す(国際公開第2013/006394号、国際公開第2013/096744号、国際公開第2014/165128号、国際公開第2014/184365号、国際公開第2015/109130号、国際公開第2016/089990号、国際公開第2016/109663号、国際公開第2016/109684号、国際公開第2016/109689号、国際公開第2017/059059号)。チオエーテル-アリールアミドの同様なサブクラス(Novira Therapeuticsから)は、HBVに対する活性を示す(国際公開第2016/089990号)。加えて、アリール-アゼパンのサブクラス(Novira Therapeuticsから)は、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/073774号)。Enanta Therapeuticsからのアリールアミドの同様なサブクラスは、HBVに対する活性を示す(国際公開第2017/015451号)。
Janssen Pharmaからのスルファモイル誘導体も、HBVに対する活性を有することが分かった(国際公開第2014/033167号、国際公開第2014/033170号、国際公開第2017001655号、J.Med.Chem,2018,61(14)6247-6260)。
Janssen Pharmaからのグリオキサミド置換ピロールアミド誘導体のサブクラスも、HBVに対する活性を有することが分かった(国際公開第2015/011281号)。グリオキサミド置換ピロールアミドの同様なクラス(Gilead Sciences)も記載されている(国際公開第2018/039531号)。
Enanta Therapeuticsからのスルファモイル-およびオキサリル-ヘテロビアリールのサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2016/161268号、国際公開第2016/183266号、国際公開第2017/015451号、国際公開第2017/136403号および米国特許出願公開第2017/0253609号)。
Assembly Biosciencesからのアニリン-ピリミジン類のサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/057945号、国際公開第2015/172128号)。Assembly Biosciencesからの融合三環類のサブクラス(ジベンゾ-チアゼピノン類、ジベンゾ-ジアゼピノン類、ジベンゾ-オキサゼピノン類)は、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/138895号、国際公開第2017/048950号)。
一連の環式スルファミドは、Assembly BiosciencesによりHBV-CP機能のモジュレーターとして記載されている(国際公開第2018/160878号)。
Arbutus Biopharmaは、HBV治療のための一連のベンゾアミド類を開示した(国際公開第2018/052967号、国際公開第2018/172852号)。
小分子ビスANSは、分子「楔」として働き、正常なカプシドタンパク質の幾可学的形状およびカプシド形成を妨げることも分かった(Zlotnick Aら.J.Virol.2002,4848)。
HBV直接作用抗ウイルス薬が出会う問題は、有害性、変異原性、選択性の欠如、有効性不良、バイオアベイラビリティ不良、低溶解性および合成の難しさである。したがって、これらのデメリットの少なくとも1つを克服または作用強度の増強もしくは安全性ウインドウの増大などさらなる利点を有し得るHBVの治療、寛解または予防のためのさらなる阻害薬に対する必要性がある。
単剤療法または他のHBV治療もしくは補助治療との組合せのいずれかとして、HBV感染患者へのかかる治療薬の投与は、著しいウイルス負荷低減、予後改善、疾病進行減少および/または血清変換率増強をもたらすだろう。
本明細書では、それを必要とする対象におけるHBV感染症の治療または予防に有用な化合物、およびその製造に有用な中間体を提供する。本発明の主題は、式I:
Figure 2022512871000001
の化合物であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択され;
-R5は、Hまたはメチルであり;
-Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-NH-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基に置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルは、1または2個のアミノ基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲン、O-C1~C6-ハロアルキルおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい。
本発明の1つの実施形態では、本発明の主題は、式Iの化合物であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択され;
-R5は、Hまたはメチルであり;
-Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-NH-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルは、1または2個のアミノ基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲン、O-C1~C6-ハロアルキルおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、
R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択される、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、H、およびメチルを含む群から独立して選択される、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-NH-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルは、1または2個のアミノ基で置換されていてもよい、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲン、O-C1~C6-ハロアルキルおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい、式Iに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式Iの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式Iの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式Iの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式I:
Figure 2022512871000002
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択され;
-R5は、Hまたはメチルであり;
-Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい。
本発明の1つの実施形態では、本発明の主題は、式Iの化合物であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択され;
-R5は、Hまたはメチルであり;
-Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択される、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、H、およびメチルを含む群から独立して選択される、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、式Iに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい、式Iに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式Iの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式Iの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式Iの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式II:
Figure 2022512871000003
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、Hおよびメチルから選択され;
-nは、1、2または3である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OH、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式IIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式IIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、nは、1、2または3である、式IIに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式IIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式IIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式IIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式III:
Figure 2022512871000004
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、H、メチルから選択され;
-mは、0、1、2または3である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OH、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式IIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式IIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、mは、0、1、2または3である、式IIIに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式IIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式IIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式IIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式IV:
Figure 2022512871000005
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、H、およびメチルから選択され;
-RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OH、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式IVに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式IVに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、式IVに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい、式IVに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式IVの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式IVの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式IVの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式V:
Figure 2022512871000006
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、Hおよびメチルから選択され;
-Zは、-OH、ハロ、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC≡Nから各々独立して選択される1、2、3、または4個の基で置換されていてもよい、C6-C12-アリールおよびC1~C9-ヘテロアリールから選択される。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OH、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式Vに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式Vに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、Zは、C6-C12-アリールおよびC1~C9-ヘテロアリールから選択され、アリールおよびヘテロアリールは、-OH、ハロ、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC≡Nから各々独立して選択される1、2、3、または4個の基で置換されていてもよい、式Vに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式Vの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式Vの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式Vの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式VI:
Figure 2022512871000007
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、Hおよびメチルから選択され;
-RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OH、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式VIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式VIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、式VIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい、式VIに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式VIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式VIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式VIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式VII:
Figure 2022512871000008
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、Hおよびメチルから選択され;
-Yは、C1~C6-カルボキシアルキルで置換されている、オキソオキサジアザビシクロ[3.3.1]ノナニル;または
N(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)、カルボキシフェニル、カルボキシピリジニル、カルボキシフェニルアミノ、ハロカルボキシフェニルまたはカルボキシピロリジニルにより1回置換されていてもよく、またはカルボキシピロリジニルおよびC1~C6-アルキルにより2回置換されていてもよい、オキソピロリジニルである。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OH、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式VIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式VIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、Yは、C1~C6-カルボキシアルキルにより置換されているオキソオキサジアザビシクロ[3.3.1]ノナニル;またはN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)、カルボキシフェニル、カルボキシピリジニル、カルボキシフェニルアミノ、ハロカルボキシフェニルまたはカルボキシピロリジニルにより1回置換されていてもよく、もしくはカルボキシピロリジニルおよびC1~C6-アルキルにより2回置換されていてもよい、オキソピロリジニルである、式VIIに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式VIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式VIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式VIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式VIII:
Figure 2022512871000009
の化合物またはその薬剤的に許容可能な塩であり、前記式中、
-R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
-R5は、Hおよびメチルから選択され;
-RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
-RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、およびi-Pr、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から独立して選択される、式VIIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、R5は、Hおよびメチルを含む群から独立して選択される、式VIIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、式VIIIに記載の化合物である。
1つの実施形態では、本発明の主題は、式中、RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい、式VIIIに記載の化合物である。
本発明の1つの実施形態は、対象のHBV感染症の予防または治療で使用するための、本発明に記載の式VIIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩である。
本発明の1つの実施形態は、薬剤的に許容可能な担体と共に、本発明に記載の式VIIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩を含む医薬組成物である。
本発明の1つの実施形態は、それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、本発明に記載の式VIIIの化合物またはその薬剤的に許容可能な塩の治療有効量を該個体に投与することを含む、方法である。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物の投与量は、約1mg~約2,500mgである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されている組成物において使用される本発明の化合物の投与量は、約10,000mg未満、または約8,000mg未満、または約6,000mg未満、または約5,000mg未満、または約3,000mg未満、または約2,000mg未満、または約1,000mg未満、または約500mg未満、または約200mg未満、または約50mg未満である。同様に、いくつかの実施形態では、本明細書に記載されている第二化合物(すなわち、HBV治療のための別の薬剤)は、約1,000mg未満、または約800mg未満、または約600mg未満、または約500mg未満、または約400mg未満、または約300mg未満、または約200mg未満、または約100mg未満、または約50mg未満、または約40mg未満、または約30mg未満、または約25mg未満、または約20mg未満、または約15mg未満、または約10mg未満、または約5mg未満、または約2mg未満、または約1mg未満、または約0.5mg未満、ならびにそのいずれかおよび全ての増分全体または部分的増分である。全ての前述の投与量は、患者当たりの一日の投与量を表す。
概して、一日の抗ウイルス効果量は、約0.01~約50mg/体重kg、または約0.01~約30mg/体重kgであろうと考えられる。おそらく、1日を通して適切な間隔をおいて2回、3回、4回以上のサブ用量として必要な投与量を投与することが適切であるかもしれない。前記サブ用量を、例えば、単位剤形当たり、約1~約500mg、または約1~約300mg、または約1~約100mg、または約2~約50mgの有効成分を含む単位剤形として製剤してよい。
本発明の化合物は、その構造に依存して、塩、溶媒和物または水和物として存在し得る。したがって、本発明は、塩、溶媒和物または水和物およびそのそれぞれの混合物も包含する。
本発明の化合物は、その構造に依存して、互変異性体または立体異性体(鏡像異性体、ジアステレオマー)で存在し得る。したがって、本発明は、互変異性体、鏡像異性体またはジアステレオマーおよびそのそれぞれの混合物も包含する。立体異性体的に均一な成分を、かかる鏡像異性体および/またはジアステレオマーの混合物から公知の方法で単離することができる。
(原文記載なし)
定義
本発明を説明するために使用される様々な用語の定義を下記に示す。これらの定義は、個別あるいはより大きな群の一部として特定の場合に別段に限定されない限り、本明細書およびクレームの全体を通して使用される用語に適用する。
特に定義されない限り、本明細書で使用される図部手の技術用語および科学用語は、概して、本発明が属する技術分野の当業者により共通に理解されるのと同じ意味を有する。概して、本明細書で使用される命名法および細胞培養、分子遺伝学、有機化学およびペプチド化学における実験手順は、周知のものであり、当技術分野において通常に使用される。
本明細書で使用されるとき、冠詞「a」および「an」は、冠詞の客語の1つまたは1つより多く(すなわち、少なくとも1つ)を表す。一例として、「an element(要素)」は、1つの要素または1つより多い要素を意味する。さらに、用語「including(含む)」、ならびに「include(含む)」、「includes(含む)」および「included(含まれた)」などの他の形式の使用は限定されない。
本明細書で使用されるとき、用語「カプシドアセンブリモジュレーター」は、正常カプシドの集合(例えば、成熟中)もしくは正常カプシドの分解(例えば、感染中)を破壊もしくは促進もしくは阻害もしくは妨害もしくは遅延もしくは低減もしくは変更またはカプシドの安定性を撹乱させて、それにより、異常なカプシドの形態もしくは異常なカプシドの機能を誘発する化合物を表す。1つの実施形態では、カプシドアセンブリモジュレーターは、カプシド集合または分解を促進し、それにより、異常なカプシド形態を誘発する。別の実施形態では、カプシドアセンブリモジュレーターは、主要カプシドアセンブリタンパク質(HBV-CP)と相互作用(例えば、活性部位において結合、アロステリック部位において結合またはフォールディングを変更および/もしくは妨害など)し、それにより、カプシド集合もしくは分解を撹乱する。さらに別の実施形態では、カプシドアセンブリモジュレーターは、HBV-CPの構造または機能(例えば、HBV-CPが集合、分解、基質と結合、適切な高次構造へフォールドする能力またはウイルス感染を減弱するおよび/またはウイルスに対して致命的である同様の能力)の撹乱を引き起こす。
本明細書で使用されるとき、用語「treatment(治療)」または「treating(治療すること)」は、HBV感染症、HBV感染症の症状またはHBV感染症に罹る可能性を治癒(cure)、治癒(heal)、緩和、解放、変更、治療、寛解、改善または影響する目的で、治療薬、すなわち、本発明の化合物(単独または別の医薬品と組み合わせて)を患者に適用または投与すること、または治療薬をHBV感染症、HBV感染症の症状に罹患している、もしくはHBV感染症に罹る可能性がある患者由来の単離組織もしくはセルライン(例えば、診断または生体外適用のため)に治療薬を適用もしくは投与することと定義される。かかる治療は、薬理ゲノミクス分野から得られる知見に基づいて特別に目的に合わせたり、変更したりしてよい。
本明細書で使用されるとき、用語「prevent(予防する)」または「prevention(予防)」は、何も起こらなかった場合、障害にも疾病にも罹らない、または障害もしくは疾病に既に罹っている場合、さらに障害にも疾病にも罹らないことを意味する。障害または疾病に関連する症状のいくつかまたは全てを予防する能力とも考えられる。
本明細書で使用されるとき、用語「患者」、「個体」または「対象」は、ヒトまたは非ヒト哺乳類を表す。非ヒト哺乳類としては、例えば、ヒツジ、ウシ、ブタ、ネコ、およびマウス哺乳類などの家畜およびペットが挙げられる。好ましくは、患者、対象、または個体は、ヒトである。
本明細書で使用されるとき、用語「有効量」、「薬剤的有効量」、および「治療有効量」は、無毒であるが、所望の生物学的結果を得るのに充分な薬剤量を表す。この結果は、疾病の徴候、症状、もしくは原因の低減および/もしくは緩和、または生物システムの他の所望の変更であってよい。いずれかの個体の症例における適切な治療用の量を、日常実験を使用して当業者によって決定してよい。
本明細書で使用されるとき、用語「薬剤的に許容可能な」は、化合物の生物活性または特性を抑制せず、比較的無毒性である担体または希釈剤などの物質を表し、すなわち、該物質を、望ましくない生物学的作用を引き起こさず、それに含まれる組成物の成分のいずれかと有害に相互作用しないで個体に投与することができる。
本明細書で使用されるとき、用語「薬剤的に許容可能な塩」は、親化合物が存在する酸または塩基部分がその塩形態へ転換することによって修飾される本開示の化合物の誘導体を表す。薬剤的に許容可能な塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の鉱酸塩または有機酸塩;カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩;および同様のものが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の薬剤的に許容可能な塩としては、例えば、無毒性無機酸または有機酸から生成された親化合物の従来の無毒性塩が挙げられる。本発明の薬剤的に許容可能な塩を、従来の化学的方法による塩基性または酸性部分を含有する親化合物から合成することができる。概して、水もしくは有機溶媒または2つの混合物;エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、もしくはアセトニトリルのような一般的に非水性の媒体が好ましい;中において、これらの化合物の遊離酸または遊離塩基の形態と、適切な塩基または酸の化学量論量とを反応させることによって、かかる塩を製造することができる。適切な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences 17th ed.Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1985 p.1418およびJournal of Pharmaceutical Science,66,2(1977)において見ることができ、これらの参考文献の各々はその全文を参照することによって本明細書に組み入れられる。
本明細書で使用されるとき、用語「組成物」または「医薬組成物」は、本発明内で有用な少なくとも1つの化合物と薬剤的に許容可能な担体との混合物を表す。医薬組成物は、化合物の患者または対象への投与を容易にする。化合物投与の多くの技術が当該技術分野に存在し、静脈内、経口、エアロゾル、直腸、非経口、眼内、肺内および局所投与が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、用語「薬剤的に許容可能な担体」は、液体または固体フィラー、安定剤、分散剤、懸濁剤、希釈剤、賦形剤、増粘剤、その目的機能を行うように本発明内で有用な化合物を患者内もしくは患者へ運搬または輸送することに関連する溶媒またはカプセル化物質などの、薬剤的に許容可能な物質、組成物または担体を意味する。通常、1つの臓器または身体の部分から、別の臓器または身体の部分へ、かかる構築物を運搬または輸送する。各担体は、本発明内で使用される化合物を含む製剤の他の成分と混合可能であり、患者に対して有害でないという意味で「許容可能」でなければならない。薬剤的に許容可能な担体の役割をし得る物質のいくつかの例としては:ラクトース、グルコースおよびショ糖などの糖類;トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンなどのデンプン類;カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロースなどのセルロースおよびその誘導体;トラガント末;麦芽、ゼラチン、タルク;カカオ脂および坐薬用ワックスなどの賦形剤;ピーナッツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油などの油類;プロピレングリコールなどのグリコール類;グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコールなどのポリオール類;オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなどのエステル類;寒天;水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなどの緩衝剤;界面活性剤;アルギニン酸;発熱性物質除去水;等張性食塩水;リンゲル液;エチルアルコール;リン酸バッファーならびに医薬製剤に使用される他の無毒性適合性物質が挙げられる。
本明細書で使用されるとき、「薬剤的に許容可能な担体」は、いずれかおよび全てのコーティング、抗菌および抗真菌薬ならびに吸収遅延剤ならびに本発明内で有用な化合物の活性に適合し、患者に対して生理的に許容可能である同様のものも挙げられる。補足活性化合物を組成物中に混合してもよい。「薬剤的に許容可能な担体」としては、本発明内で有用な化合物の薬剤的に許容可能な塩をさらに挙げることができる。本発明の実施において使用される医薬組成物中に含有させてよい他の追加成分は当技術分野で公知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Genaro,Ed.,Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1985)に記載されており、該参考文献は参照することにより本明細書に組み入れられる。
本明細書で使用されるとき、用語「substituted(置換された)」は、原子または原子の基が別の基と結合した置換基として水素を置き換えていることを意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「comprising(含む)」は、選択肢「consisting of(から成る)」も包含する。
本明細書で使用されるとき、用語「アルキル」は、それ自体または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、指定された炭素原子数(すなわち、C1~C6-アルキルは1~6個の炭素原子を意味する)を有する直鎖または分岐鎖炭化水素を意味し、直鎖および分岐鎖を含む。例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ネオペンチル、およびヘキシルが挙げられる。加えて、用語「アルキル」は、それ自体または別の置換基の一部として、C3~C5炭素環で置換されたC1~C3直鎖炭化水素も意味し得る。例としては、(シクロプロピル)メチル、(シクロブチル)メチルおよび(シクロペンチル)メチルが挙げられる。誤解を避けるために、2つのアルキル部分が基中に存在する場合、アルキル部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、用語「アルケニル」は、少なくとも2つの炭素原子および少なくとも1つのEまたはZ立体化学のいずれかの炭素-炭素二重結合を含む炭化水素部分から誘導される一価基を意味する。二重結合は、別の基との結合点であってもよく、なくてもよい。アルケニル基(例えば、C2~C8-アルケニル)としては、例えば、エテニル、プロペニル、プロパ-1-エン-2-イル、ブテニル、メチル-2-ブテン-1-イル、ヘプテニルおよびオクテニルが挙げられるが、これらに限定されない。誤解を避けるために、2つのアルケニル部分が基中に存在する場合、アルキル部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、C2~C6-アルキニル基または部分は、2~6個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルキニル基または部分、例えば、2~4個の炭素原子を含むC2~C4アルキニル基または部分である。例示的アルキニル基としては、-C≡CHまたは-CH2-C≡C、ならびに1-および2-ブチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニルおよび5-ヘキシニルが挙げられる。誤解を避けるために、2つのアルキニル部分が基中に存在する場合、2つのアルキニル部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、用語「ハロ」または「ハロゲン」は、単独または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素原子、好ましくはフッ素、塩素、または臭素、より好ましくはフッ素または塩素を意味する。誤解を避けるために、2つのハロ部分が基中に存在する場合、2つのハロ部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、通常、C1~C6-アルコキシ基またはC2~C6-アルケニルオキシ基は、それぞれ、酸素原子と結合している前記C1~C6-アルキル(例えば、C1~C4アルキル)基または前記C2~C6-アルケニル基(例えば、C2~C4アルケニル)基である。
本明細書で使用されるとき、単独または他の用語と組み合わせて使用される用語「アリール」は、特に明記されない限り、1つ以上の環(典型的には1つ、2つまたは3つの環)を含む炭素環式芳香族系を意味し、かかる環はビフェニルのようにペンダント方式で結合してもよく、ナフタレンのように縮合していてもよい。アリール基の例としては、フェニル、アントラシル、およびナフチルが挙げられる。好ましい例は、フェニル(例えば、C6-アリール)およびビフェニル(例えば、C12-アリール)である。いくつかの実施形態では、アリール基は、6~16個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、6~12個の炭素原子(例えば、C6~C12-アリール)を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、6個の炭素原子(例えば、C6-アリール)を有する。
本明細書で使用されるとき、用語「ヘテロアリール」および「複素環式芳香族」は、1つ以上の環(通常、1つ、2つまたは3つの環)を含む芳香族性を有する複素環を表す。ヘテロアリール置換基を炭素原子数によって定義してもよく、例えば、C1~C9-ヘテロアリールはヘテロ原子数を含まないヘテロアリール基中に含まれる炭素原子数を示す。例えば、C1~C9-ヘテロアリールは、さらに1~4個のヘテロ原子を含むだろう。多環式ヘテロアリールは、部分的に飽和している1つ以上の環を含んでよい。ヘテロアリールの非限定的例としては:
Figure 2022512871000010
が挙げられる。
さらなるヘテロアリール基の非限定的例としては、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル(例えば、2-および4-ピリミジニルを含む)、ピリダジニル、チエニル、フリル、ピロリル(例えば、2-ピロリルを含む),イミダゾリル、チアゾリル,オキサゾリル、ピラゾリル(例えば、3-および5-ピラゾリルを含む)、イソチアゾリル、1,2,3-トリアゾリル、l,2,4-トリアゾリル、1,3,4-トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル,1,3,4-チアジアゾリルおよび1,3,4-オキサジアゾリルが挙げられる。多環式ヘテロ環およびヘテロアリールの非限定的例としては、インドリル(3-、4-、5-、6-および7-インドリルを含む)、インドリニル、キノリル,テトラヒドロキノリル,イソキノリル(例えば、1-および5-イソキノリルを含む),1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリル,シンノリニル、キノキサリニル(例えば、2-および5-キノキサリニルを含む)、キナゾリニル,フタラジニル、1,8-ナフチリジニル、1,4-ベンゾジオキサニル、クマリン、ジヒドロクマリン、1,5-ナフチリジニル、ベンゾフリル(例えば、3-、4-、5-、6-、および7-ベンゾフリルを含む)、2,3-ジヒドロベンゾフリル、1,2-ベンゾイソオキサゾリル,ベンゾチエニル(例えば、3-、4-、5-、6-,および7-ベンゾチエニルを含む),ベンゾオキサゾリル,ベンゾチアゾリル(例えば、2-ベンゾチアゾリルおよび5-ベンゾチアゾリルを含む)、プリニル、ベンゾイミダゾリル(例えば、2-ベンゾイミダゾリルを含む)、ベンゾトリアゾリル、チオキサンチニル、カルバゾリル、カルボリニル、アクリジニル、ピロリジジニルおよびキノリジジニルが挙げられる。
本明細書で使用されるとき、用語「ハロアルキル」は、通常、1個以上の炭素原子が上記1個以上の前記ハロ原子で置換されている、それぞれ、前記アルキル、アルケニル、アルコキシまたはアルケノキシ基である。ハロアルキルは、モノハロアルキル、ジハロアルキル、およびポリハロアルキルラジカルを包含する。用語「ハロアルキル」としては、フルオロメチル、1-フルオロエチル、ジフルオロメチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、およびトリフルオロメトキシが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、C1~C6-ヒドロキシアルキル基は、1つ以上のヒドロキシ基で置換されている前記C1~C6アルキル基である。通常、1つ、2つまたは3つのヒドロキシル基で置換されている。好ましくは、1つのヒドロキシ基で置換されている。
本明細書で使用されるとき、C1~C6-アミノアルキル基は、1つ以上のアミノ基で置換されている前記C1~C6アルキル基である。通常、1つ、2つまたは3つのアミノ基で置換されている。好ましくは、1つのアミノ基で置換されている。
本明細書で使用されるとき、C1~C6-カルボキシアルキル基は、カルボキシル基で置換されている前記C1~C4アルキル基である。
本明細書で使用されるとき、C1~C4-カルボキサミドアルキル基は、置換または非置換カルボキサミド基で置換されている前記C1~C4アルキル基である。
本明細書で使用されるとき、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル基は、一般式C(=O)NHSO2CH3またはC(=O)NHSO2-c-Prのアシルスルホンアミド基で置換されている前記C1~C4アルキル基である。
本明細書で使用されるとき、用語「シクロアルキル」は、環を形成する原子(すなわち、骨格原子)の各々が炭素原子である単環式または多環式非芳香族基を表す。1つの実施形態では、シクロアルキル基は、飽和または部分飽和である。別の実施形態では、シクロアルキル基は、芳香族環と縮合している。シクロアルキル基としては、3~10環原子を有する基(C3~C10-シクロアルキル)、3~8環原子を有する基(C3~C8-シクロアルキル)、3~7環原子を有する基(C3~C7-シクロアルキル)および3~6環原子を有する基(C3~C6-シクロアルキル)が挙げられる。シクロアルキル基の例証的例としては、以下の部分:
Figure 2022512871000011
が挙げられるが、これらに限定されない。
単環式シクロアルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルが挙げられるが、これらに限定されない。二環式シクロアルキルとしては、テトラヒドロナフチル、インダニル、およびテトラヒドロペンタレンが挙げられるが、これらに限定されない。多環式シクロアルキルとしては、アダマンチンおよびノルボルナンが挙げられる。用語シクロアルキルは、「不飽和非芳香族カルボシクリル」または「非芳香族不飽和カルボシクリル」基を含み、これらの両方は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合または炭素-炭素三重結合を含む本明細書で定義されている非芳香族炭素環を表す。
本明細書で使用されるとき、用語「スピロ環式」は、環の2つが共通して1つの環炭素を有する2つ以上の環を含むいずれもの化合物を表す。
本明細書で使用されるとき、用語「ヘテロシクロアルキル」および「ヘテロシクリル」は、各々酸素、硫黄および窒素から選択される1~4個の環ヘテロ原子を含む1つ以上の環(通常、1つ、2つまたは3つの環)を含むヘテロ脂環式基を表す。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有する縮合二環式環系を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有する架橋二環式環系を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有するスピロ二環式環系を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。ヘテロシクリル置換基を炭素原子数によって代わりに定義してもよく、例えば、C2~C8-ヘテロシクリルはヘテロ原子数を含まないヘテロシクリル基中に含まれる炭素原子数を示す。例えば、C2~C8-ヘテロシクリルは、さらに1~4個のヘテロ原子を含むだろう。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、芳香族環と縮合している。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、ヘテロアリール環と縮合している。1つの実施形態では、窒素および硫黄ヘテロ原子は酸化されていてもよく、窒素原子は四級化されていてもよい。複素環系は、特に明記されない限り、安定構造を提供するいずれかのヘテロ原子または炭素原子と結合してよい。3員ヘテロシクリル基の例としては、アジリジンが挙げられるが、これに限定されない。4員ヘテロシクリル基の例としては、アゼチジンおよびβ-ラクタムが挙げられるが、これらに限定されない。5員ヘテロシクリル基の例としては、ピロリジン、オキサゾリジンおよびチアゾリジンジオンが挙げられるが、これらに限定されない。6員ヘテロシクリル基の例としては、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、N-アシルピペラジンおよびN-アセチルモルホリンが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロシクリル基の他の非限定的例は、
Figure 2022512871000012
である。
ヘテロ環の例としては、アジリジン、オキシラン,チイラン、アゼチジン、オキセタン,チエタン、ピロリジン、ピロリン、ピラゾリジン、イミダゾリン,ジオキソラン、スルホラン、2,3-ジヒドロフラン、2,5-ジヒドロフラン,テトラヒドロフラン、チオファン、ピペリジン、1,2,3,6-テトラヒドロピリジン,1,4-ジヒドロピリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン,ピラン,2,3-ジヒドロピラン,テトラヒドロピラン,1,4-ジオキサン、1,3-ジオキサン、1,3-ジオキソラン、ホモピペラジン、ホモピペリジン、1,3-ジオキセパン、4,7-ジヒドロ-l,3-ジオキセピン、およびヘキサメチレンオキシドなどの単環式基が挙げられる。用語「C3~C7-ヘテロシクロアルキル」としては、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル、テトラヒドロピラン-4-イル、テトラヒドロピラン-3-イル、テトラヒドロピラン-2-イル、およびアゼチジン-3-イルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、用語「芳香族」は、1つ以上の多価不飽和環および芳香族性を有する、すなわち、(4n+2)非局在化π(パイ)電子(nは整数である)を有する炭素環または複素環を表す。
本明細書で使用されるとき、単独または他の用語と組み合わせて使用される用語「アシル」は、特に明記されない限り、カルボニル基を介して結合しているアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基を意味する。
本明細書で使用されるとき、単独または他の用語と組み合わせて使用される用語「カルバモイル」および「置換カルバモイル」は、特に明記されない限り、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールにより一置換または二置換されていてもよいアミノ基と結合しているカルボニル基を意味する。いくつかの実施形態では、窒素置換基を連結して上記定義されているヘテロシクリル環を形成するだろう。
本明細書で使用されるとき、用語「カルボキシ」は、それ自体または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、式C(=O)OHの基を意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「カルボキシルエステル」は、それ自体または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、式C(=O)OX(式中、XはC1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、およびアリールから成る群から選択される)の基を意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「プロドラッグ」は、いったん投与されたならば、インビボで式Iまたは式IIまたは式IIIまたは式IVまたは式Vまたは式VIまたは式VIIまたは式VIIIの活性代謝物に代謝される形態で投与される式Iまたは式IIまたは式IIIまたは式IVまたは式Vまたは式VIまたは式VIIまたは式VIIIの化合物の誘導体を表す。
プロドラッグの様々な形態は、当技術分野において公知である。かかるプロドラッグの例については:Design of Prodrugs,edited by H.Bundgaard,(Elsevier,1985)およびMethods in Enzymology,Vol.42,p.309-396,edited by K.Widderら.(Academic Press,1985);A Textbook of Drug Design and Development,edited by Krogsgaard-Larsen and H.Bundgaard,Chapter 5 “Design and Application of Prodrugs” by H.Bundgaard p.1l3-191 (1991);H.Bundgaard,Advanced Drug Delivery Reviews 8,1-38 (1992);H.Bundgaardら,Journal of Pharmaceutical Sciences,77,285 (1988);およびN.Kakeyaら,Chem.Pharm.Bull.,32,692 (1984)参照。
プロドラッグの例としては、式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの化合物の切断可能なエステルが挙げられる。
カルボキシ基を含む本発明の化合物のインビボ切断可能なエステルは、例えば、ヒトまたは動物内において切断されて親酸を生成する薬剤的に許容可能なエステルである。カルボキシに適切な薬剤的に許容可能なエステルとしては、C1~C6アルキルエステル、例えば、メチルまたはエチルエステル;C1~C6アルコキシメチルエステル、例えば、メトキシメチルエステル;C1~C6アシルオキシメチルエステル;フタリジルエステル;C3~C8シクロアルコキシカルボニルオキシC1~C6アルキルエステル、例えば、1-シクロヘキシルカルボニルオキシエチル;1-3-ジオキソラン-2-イルメチルエステル、例えば、5-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イルメチル;C1~C6アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例えば、1-メトキシカルボニルオキシエチル;アミノカルボニルメチルエステルおよびそのモノ-もしくはジ-N-(C1~C6アルキル)変種、例えば、N,N-ジメチルアミノカルボニルメチルエステルおよびN-エチルアミノカルボニルメチルエステルが挙げられ、本発明の化合物中のいずれかのカルボキシ基において生成してよい。
ヒドロキシ基を含む本発明の化合物のインビボ切断可能なエステルは、例えば、ヒトまたは動物内において切断されて親ヒドロキシ基を生成する薬剤的に許容可能なエステルである。ヒドロキシに適切な薬剤的に許容可能なエステルとしては、C1~C6-アシルエステル、例えば、アセチルエステル;ならびにフェニル基がアミノメチルまたはN置換モノ-もしくはジ-C1~C6アルキルアミノメチルで置換されていてよいベンゾイルエステル、例えば、4-アミノメチルベンゾイルエステルおよび4-N,N-ジメチルアミノメチルベンゾイルエステルが挙げられる。
本発明の好ましいプロドラッグとしては、アセチルオキシ誘導体およびカルボネート誘導体が挙げられる。例えば、式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの化合物のヒドロキシ基は、-O-CORiまたは-O-C(O)ORi(式中、Riは非置換または置換C1~C4アルキルである)としてプロドラッグ中に存在することができる。アルキル基上の置換基は、上記定義の通りである。好ましくは、Ri中のアルキル基は非置換であり、好ましくはメチル、エチル、イソプロピルまたはシクロプロピルである。
本発明の他の好ましいプロドラッグとしては、アミノ酸誘導体が挙げられる。適切なアミノ酸としては、これらのC(O)OH基を介して式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの化合物と結合したα-アミノ酸が挙げられる。かかるプロドラッグは、インビボで切断して、ヒドロキシ基を有する式Iの化合物を生成する。したがって、好ましくは、かかるアミノ酸基は、ヒドロキシ基が最終的に必要とされる式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの位置に使用される。したがって、本発明のこの実施形態の例示的プロドラッグは、式-OC(O)-CH(NH2)Rii(式中、Riiはアミノ酸側鎖である)の基を有する式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの化合物である。好ましいアミノ酸としては、グリシン、アラニン、バリンおよびセリンが挙げられる。アミノ酸を官能化することもでき、例えば、アミノ基をアルキル化することができる。適切な官能化アミノ酸は、N,N-ジメチルグリシンである。好ましくは、アミノ酸は、バリンである。
本発明の他の好ましいプロドラッグとしては、ホスホロアミデート誘導体が挙げられる。ホスホロアミデートプロドラッグの様々な形態は、当技術分野において公知である。かかるプロドラッグの例については、Serpi et al.,Curr.Protoc.Nucleic Acid Chem.2013,Chapter 15,Unit 15.5およびMehellouら,ChemMedChem,2009,4 pp.1779-1791参照。適切なホスホロアミデートとしては、これらの-OH基を介して式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの化合物と結合した(フェノキシ)-α-アミノ酸が挙げられる。かかるプロドラッグは、インビボで切断して、ヒドロキシ基を有する式Iの化合物を生成する。したがって、好ましくは、かかるホスホロアミデート基は、ヒドロキシ基が最終的に必要とされる式I、II、III、IV、V、VI、VIIおよびVIIIの位置に使用される。したがって、本発明のこの実施形態の例示的プロドラッグは、式-OP(O)(ORiii)Rivの基を有する式Iの化合物であって、前記式中、Riiiはアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、Rivは、式-NH-CH(Rv)C(O)ORvi(式中、Rvはアミノ酸側鎖であり、Rviはアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルである)の基である。好ましいアミノ酸としては、グリシン、アラニン、バリンおよびセリンが挙げられる。好ましくは、アミノ酸は、アラニンである。Rvは、好ましくはアルキルであり、最も好ましくはイソプロピルである。
本発明の主題は、本発明の化合物の製造方法である。したがって、本発明の主題は、式IXの化合物と式Xの化合物との反応による、本発明に記載の式Iの化合物の製造方法である。
Figure 2022512871000013
式中、R1、R2、R3およびR4は上記定義の通りである。
Figure 2022512871000014
式中、Qは、上記定義の通りである。
以下の実施例を参照して、本発明を説明する。これらの実施例は、例証する目的だけで提供し、本発明はこれらの実施例に限定されないが、本明細書に提供されている教示の結果として明白である全ての変化形をむしろ包含する。
必要とされる置換インドール-2-カルボン酸を、いくつかの方法で製造してよく;使用される主要な経路は、スキーム1~4に概要を示す。当業者にとって、これらの中間体の製造を達成するだろう他の方法があることは明白であろう。
置換インドール-2-カルボン酸を、Hemetsberger-Knittel反応(Organic Letters,2011,13(8)pp.2012-2014,Journal of the American Chemical Society,2007,pp.7500-7501、およびMonatshefte fur Chemie,103(1),pp.194-204)により製造することができる(スキーム1)。
Figure 2022512871000015
置換インドールを、Fischer法(Berichte der Deutschen Chemischen Gesellschaft.17(1):559-568)を用いて製造してもよい(スキーム2)。
Figure 2022512871000016
さらなる置換インドールの製造方法は、パラジウム触媒アルキン環付加反応(Journal of the American Chemical Society,1991,pp.6690-6692)である(スキーム3)。
Figure 2022512871000017
加えて、スキーム4に図示されているように、インドールを、他の適切に官能化(ハロゲン化)されたインドールから製造してもよい(例えば、パラジウム触媒クロスカップリング反応または求核性置換反応による)。
Figure 2022512871000018
当業者は、適切に官能化されたインドール-2-カルボン酸およびその活性化エステルの合成に、他の方法を利用可能であることを認識するだろう。
HBVコアタンパク質モジュレーターを、いくつかの方法で製造することができる。スキーム5~12は、この応用の目的のためこれらの製造に使用される主要経路を図示する。当業者にとって、これらの中間体の製造および実施例を達成するだろう他の方法があることは明白であろう。
Figure 2022512871000019
スキーム5における化合物1の窒素保護基は、工程1において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物2のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程2におけるアミドカップリングにより、式Iの化合物を得る。
Figure 2022512871000020
スキーム6に記載されている化合物1(これに限定されないがブロモ置換芳香族化合物として図示)を、工程1において、パラジウム触媒下、例えば、Pd(PPh34を用いて有機メタレート(これに限定されないがジヒドロフラン-2-イルトリブチルスズとして図示)とカップリングして、一般構造物2の化合物を得る。例えば、H2およびパラジウム炭素を用いた二重結合の還元により、一般構造物3の化合物を得る。スキーム6における3の窒素保護基は、工程3において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物4のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程4におけるアミドカップリングにより、式IIの化合物を得る。
Figure 2022512871000021
スキーム7に記載されている化合物1(これに限定されないがヨード置換芳香族化合物として図示)を、工程1において、パラジウム触媒下、例えば、Pd(PPh34を用いて、例えば、ボロン酸ピナコールエステルとカップリングして、一般構造物2の化合物を得る。スキーム7における一般構造物2の化合物の窒素保護基は、工程2において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物3のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程3におけるアミドカップリングにより、式IIIの化合物を得る。
Figure 2022512871000022
スキーム8に記載されている化合物1を、工程1において、例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いて、アミンとカンプリングして一般構造物2を有する化合物を得る。スキーム8における化合物2の窒素保護基は、工程2において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物3のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程3におけるアミドカップリングにより、式IVの化合物を得る。
Figure 2022512871000023
スキーム9に記載されている化合物1(これに限定されないがヨード置換芳香族化合物として図示)を、工程1において、パラジウム触媒下、例えば、Pd(PPh34を用いて、例えば、アリールボロン酸ピナコールエステルとカップリングして、一般構造物2の化合物を得る。スキーム9における化合物2の窒素保護基は、工程2において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物3のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程3におけるアミドカップリングにより、式Vの化合物を得る。
Figure 2022512871000024
スキーム10に記載されている化合物1(これに限定されないがヨード置換芳香族化合物として図示)を、工程1において、銅触媒下、例えば、CuIを用いて、例えば、アミンとカップリングして、一般構造物2の化合物を得る(国際公開第2016/113273号)。スキーム10における化合物2の窒素保護基は、工程2において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物3のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程3におけるアミドカップリングにより、式VIの化合物を得る。
Figure 2022512871000025
スキーム11に記載されている化合物1(これに限定されないがヨード置換芳香族化合物として図示)を、工程1において、銅触媒下、例えば、CuIを用いて、例えば、アミドとカップリングして、一般構造物2の化合物を得る(国際公開第2018/011162号)。スキーム11における化合物2の窒素保護基は、工程2において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物3のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程3におけるアミドカップリングにより、式VIIの化合物を得る。
Figure 2022512871000026
スキーム12に記載されている化合物1を、工程1において、アミンをカップリングして、一般構造物2の化合物を得る(国際公開第2018/011162号)。スキーム12における化合物2の窒素保護基は、工程2において脱保護され(国際公開第2018/011162号、A.Isidro-Llobetら,Chem.Rev.,2009,109,2455-2504)、例えば、HClを用いて、これに限定されないがBocとして引き抜かれ、一般構造物3のアミンを得る。例えば、HATUを用いて、文献(A.El-Faham,F.Albericio,Chem.Rev.2011,111,6557-6602)において公知の方法を用いた、工程3におけるアミドカップリングにより、式VIIIの化合物を得る。
以下の実施例は、本発明のいくつかの具体的な化合物の製造および特性を例証する。
次の略語を使用する:
A - DNA 核酸アデニン
ACN - アセトニトリル
Ar - アルゴン
BODIPY-FL - 4,4-ジフルオロ-5,7-ジメチル-4-ボラ-3a,4a-ジアザ-s-インダセン-3-プロピオン酸 (蛍光色素)
Boc - tert-ブトキシカルボニル
BnOH - ベンジルアルコール
n-BuLi - n-ブチルリチウム
t-BuLi - t-ブチルリチウム
C - DNA 核酸塩基シトシン
CC50 - 50%細胞毒性濃度
CO2 - 二酸化炭素
CuCN - シアン化銅(I)
DCE - ジクロロエタン
DCM - ジクロロメタン
デス-マーチンペルヨージナン - 1,1,1-トリアセトキシ-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3(1H)-オン
DIPEA - ジイソプロピルエチルアミン
DIPE - ジイソプロピルエーテル
DMAP - 4-ジメチルアミノピリジン
DMF - N,N-ジメチルホルムアミド
DMP - デス-マーチンペルヨージナン
DMSO - ジメチルスルホキシド
DNA - デオキシリボ核酸
DPPA - ジフェニルホスホリルアジド
DTT - ジチオスレイトール
EC50 - 50%効果濃度
EDCI - N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N′-エチルカルボジイミド塩酸塩
Et2O - ジエチルエーテル
EtOAc - 酢酸エチル
EtOH - エタノール
FL- - フルオレセイン標識化5’末端
NEt3 - トリエチルアミン
ELS - 蒸発光散乱
g - グラム
G - DNA 核酸塩基グアニン
HBV - B型肝炎ウイルス
HATU - ヘキサフルオロリン酸2-(1H-7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウム
HCl - 塩酸
HEPES - 4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸
HOAt - 1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール
HOBt - 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC - 高速液体クロマトグラフィー
IC50 - 50%阻害濃度
LC640- - 蛍光色素LightCycler(登録商標) Red 640を用いた3’末端修飾
LC/MS - 液体クロマトグラフィー/質量分析
LiAlH4 - 水素化アルミニウムリチウム
LiOH - 水酸化リチウム
MeOH - メタノール
MeCN - アセトニトリル
MgSO4 - 硫酸マグネシウム
mg - ミリグラム
min - 分
mol - モル
mmol - ミリモル
mL - ミリリットル
MTBE - メチルtert-ブチルエーテル
2 - 窒素
Na2CO3 - 炭酸ナトリウム
NaHCO3 - 炭酸水素ナトリウム
Na2SO4 - 硫酸ナトリウム
NdeI - CA^TATG部位を認識する制限酵素
NEt3 - トリエチルアミン
NaH - 水素化ナトリウム
NaOH - 水酸化ナトリウム
NH3 - アンモニア
NH4Cl - 塩化アンモニウム
NMR - 核磁気共鳴
PAGE - ポリアクリルアミドゲル電気泳動
PCR - ポリメラーゼ連鎖反応
qPCR - 定量的PCR
Pd/C - パラジウム炭素
-PH - 3’末端リン酸修飾
pTSA - 4-トルエンスルホン酸
Rt - 保持時間
r.t. - 室温
sat. - 飽和水溶液
SDS - ドデシル硫酸ナトリウム
SI - 選択指数(=CC50/EC50
STAB - トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム
T - DNA 核酸塩基チミン
TBAF - フッ化テトラブチルアンモニウム
TFA - トリフルオロ酢酸
THF - テトラヒドロフラン
TLC - 薄層クロマトグラフィー
Tris - トリス(ヒドロキシメチル)-アミノメタン
XhoI - C^TCGAG部位を認識する制限酵素
化合物同定-NMR
いくつかの化合物について、プロトン用に400MHzおよび炭素用に100MHzで運転して5mm逆三重共鳴プローブヘッドを装備したBruker DPX400分光計を用いて、NMRスペクトルを記録した。重水素化溶媒は、クロロホルム-d(重水素化クロロホルム、CDCl3)またはd6-DMSO(重水素化DMSO、d6-ジメチルスルホキシド)であった。化学シフトは、内部標準として使用したテトラメチルシラン(TMS)に対する百万分率(ppm)で報告している。
化合物同定-HPLC/MS
いくつかの化合物について、次の分析方法を用いて、LC-MSスペクトルを記録した。
方法A
カラム-逆相Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量-0.8mL/分、25℃
溶離液A-95%アセトニトリル+5% 10mM炭酸アンモニウム水溶液(pH9)
溶離液B-10mM炭酸アンモニウム水溶液(pH9)
直線勾配 t=0分 5%A、t=3.5分 98%A、t=6分 98%A
方法A2
カラム-逆相Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量-0.8mL/分、25℃
溶離液A-95%アセトニトリル+5% 10mM炭酸アンモニウム水溶液(pH9)
溶離液B-10mM炭酸アンモニウム水溶液(pH9)
直線勾配 t=0分 5%A、t=4.5分 98%A、t=6分 98%A
方法B
カラム-逆相Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量-0.8mL/分、35℃
溶離液A-アセトニトリル中の0.1%ギ酸溶液
溶離液B-0.1%ギ酸水溶液
直線勾配 t=0分 5%A、t=3.5分 98%A、t=6分 98%A
方法B2
カラム-逆相Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量-0.8mL/分、40℃
溶離液A-アセトニトリル中の0.1%ギ酸溶液
溶離液B-0.1%ギ酸水溶液
直線勾配 t=0分 5%A、t=4.5分 98%A、t=6分 98%A
方法C
カラム-逆相Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量-1mL/分、35℃
溶離液A-アセトニトリル中の0.1%ギ酸溶液
溶離液B-0.1%ギ酸水溶液
直線勾配 t=0分 5%A、t=1.6分 98%A、t=3分 98%A
方法D
カラム-Phenomenex Gemini NX C18(50×2.0mm、3.0ミクロン)
流量-0.8mL/分、35℃
溶離液A-95%アセトニトリル+5% 10mM重炭酸アンモニウム水溶液
溶離液B-10mM重炭酸アンモニウム水溶液 pH=9.0
直線勾配 t=0分 5%A、t=3.5分 98%A、t=6分 98%A
方法E
カラム-Phenomenex Gemini NX C18(50×2.0mm、3.0ミクロン)
流量-0.8mL/分、25℃
溶離液A-95%アセトニトリル+5% 10mM重炭酸アンモニウム水溶液
溶離液B-10mM重炭酸アンモニウム水溶液(pH9)
直線勾配 t=0分 5%A、t=3.5分 30%A、t=7分 98%A、t=10分 98%A
方法F
カラム-Waters XSelect HSS C18(150×4.6mm、3.5ミクロン)
流量-1.0mL/分、25℃
溶離液A-アセトニトリル中の0.1%TFA溶液
溶離液B-0.1%TFAの水溶液
直線勾配 t=0分 2%A、t=1分 2%A、t=15分 60%A、t=20分 60%A
方法G
カラム-Zorbax SB-C18 1.8μm 4.6×15mm Rapid Resolutionカートリッジ(PN821975-932)
流量-3mL/分
溶離液A-アセトニトリル中の0.1%ギ酸溶液
溶離液B-0.1%ギ酸水溶液
直線勾配 t=0分 0%A、t=1.8分 100%A
方法H
カラム-Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、2.5ミクロン)
流量-0.6mL/分
溶離液A-アセトニトリル中の0.1%ギ酸溶液
溶離液B-0.1%ギ酸水溶液
直線勾配 t=0分 5%A、t=2.0分 98%A、t=2.7分 98%A
方法J
カラム-逆相Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、2.5ミクロン)
流量-0.6mL/分
溶離液A-100%アセトニトリル
溶離液B-10mM重炭酸アンモニウム水溶液(pH7.9)
直線勾配 t=0分 5%A、t=2.0分 98%A、t=2.7分 98%A
4-クロロ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000027
工程A:エタノール(100mL)中の化合物1・HCl(17.0g、86.2mmol)、酢酸ナトリウム(7.10g、86.6mmol)、およびピルビン酸エチル(10.0g、86.1mmol)の混合物を1時間還流し、室温に冷却して、水(100mL)で希釈した。沈殿固形物をろ過により集め、乾燥して、20.0g(77.3mmol、90%)の化合物2をcis-およびtrans-異性体混合物として得た。
工程B:前工程で得られた化合物2の混合物(20.0g、77.3mmol)、および酢酸(125mL)中のBF3・Et2O(50.0g、352mmol)を18時間還流し、減圧下で蒸発させた。残渣を水(100mL)と混合して、MTBE(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、3.00g(12.4mmol、16%)の化合物3を得た。
工程C:エタノール(30mL)中の化合物3(3.00g、12.4mmol)およびNaOH(0.500g、12.5mmol)の混合物を30分間還流して、減圧下で蒸発させた。残渣を水(30mL)と混合して、不溶性物質をろ過して取り除いた。ろ液を濃塩酸(5mL)で酸性化した。沈殿固形物をろ過により集めて、水(3mL)で洗浄し、乾燥して、2.41g(11.3mmol、91%)の4-クロロ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G) 1.24分、m/z 212[M-H]-
7-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000028
工程D:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(21.6g、400mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物4(26.4g、183mmol)および化合物5(59.0g、457mmol)の溶液を滴下した。反応物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌し、ろ過し、水で洗浄して、35.0g(156mmol、72%)の化合物6を白色固体として得た。
工程E:キシレン(250mL)中の前工程で得られた化合物6(35.0g、156mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化して、21.0g(103mmol、60%)の化合物7を得た。
工程F:エタノール(200mL)中の化合物7(21.0g、101mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(47mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を塩酸水溶液でpH5~6まで酸性化した。得られた沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥して、18.0g(93.2mmol、92%)の7-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.12分、m/z 192[M-H]-
6,7-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000029
工程G:エタノール(20mL)中の化合物8(5.00g、34.7mmol)、酢酸(1mL)、およびピルビン酸エチル(5.00g、43.1mmol)の混合物を1時間還流し、室温に冷却して、水(20mL)で希釈した。沈殿固形物をろ過により集め、乾燥して、5.50g(22.7mmol、66%)の化合物9をcis-およびtrans-異性体混合物として得た。
工程H:前工程で得られた化合物9の混合物(5.50g、22.7mmol)、および酢酸(25mL)中のBF3・Et2O(10.0g、70.5mmol)を18時間還流し、減圧下で蒸発させた。残渣を水(30mL)と混合して、MTBE(2×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、0.460g(2.04mmol、9%)の化合物10を得た。
工程I:エタノール(10mL)中の化合物10(0.450g、2.00mmol)およびNaOH(0.100g、2.50mmol)の混合物を30分間還流して、減圧下で蒸発させた。残渣を水(10mL)と混合して、不溶性物質をろ過して取り除いた。ろ液を濃塩酸(1mL)で酸性化した。沈殿固形物をろ過により集めて、水(3mL)で洗浄し、乾燥して、0.38g(1.93mmol、95%)の6,7-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.10分、m/z 196[M-H]-
4-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000030
工程J:DMF(50mL)中の化合物11(5.00g、19.7mmol)の撹拌した溶液に、CuCN(3.00g、33.5mmol)を添加した。混合物を150℃で4時間撹拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、水(100mL)を添加した。得られた混合物を、酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、2.50g(12.5mmol、63%)の化合物12を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程K:エタノール(30mL)中の化合物12(2.50g、12.5mmol)の溶液に、LiOH・H2O(0.600g、13.0mmol)を添加した。混合物を10時間還流した。溶媒を減圧下で蒸発させて、残渣を水(50mL)で希釈した。水層を、10%塩酸水溶液でpH6まで酸性化し、沈殿固形物をろ過により集めた。残渣を水で洗浄し、真空下乾燥して、1.20g(6.45mmol、52%)の4-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.00分、m/z 197[M+H]+
4-シアノ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000031
工程L:DMF(50mL)中の化合物13(5.00g、18.4mmol)の撹拌した溶液に、CuCN(2.80g、31.2mmol)を添加した。混合物を150℃で4時間撹拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、水(100mL)を添加した。得られた混合物を、酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、1.50g(6.87mmol、37%)の化合物14を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程M:エタノール(20mL)中の化合物14(1.50g、6.87mmol)の溶液に、LiOH・H2O(0.400g、9.53mmol)を添加した。混合物を10時間還流した。溶媒を減圧下で蒸発させて、残渣を水(40mL)で希釈した。水層を、10%塩酸水溶液でpH6.0まで酸性化し、沈殿物をろ過により集めた。残渣を水で洗浄し、真空下乾燥して、0.400g(1.95mmol、28%)の4-シアノ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.02分、m/z 203[M-H]-
4-シアノ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000032
工程N:DMF(50mL)中の化合物15(5.00g、19.4mmol)の溶液に、NaHCO3(1.59g、18.9mmol)およびヨードメタン(3mL)を添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、水(50mL)で希釈し、ジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、4.90g(18.0mmol、90%)の化合物16を白色固体として得た。
工程O:DMF(50mL)中の化合物16(4.80g、17.6mmol)の撹拌した溶液に、CuCN(2.70g、30.1mmol)を添加した。混合物を150℃で4時間撹拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、水(100mL)を添加した。得られた混合物を、酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、1.40g(6.42mmol、36%)の化合物17を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程P:エタノール(20mL)中の化合物17(1.40g、6.42mmol)の溶液に、LiOH・H2O(0.350g、8.34mmol)を添加した。混合物を10時間還流した。溶媒を減圧下で蒸発させて、残渣を水(30mL)で希釈した。水層を、10%塩酸水溶液でpH6.0まで酸性化し、沈殿物をろ過により集めた。残渣を水で洗浄し、真空下乾燥して、0.500g(2.45mmol、38%)の4-シアノ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.10分、m/z 203[M-H]-
4,5,6-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000033
工程Q:-10℃におけるメタノール(200mL)中のナトリウムメトキシド(23.0g、426mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物18(15.0g、93.7mmol)および化合物5(26.0g、201mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌し、沈殿物をろ過により集めた。残渣を水で洗浄し、乾燥して、12.0g(46.7mmol、72%)の化合物19を白色固体として得た。
工程R:キシレン(250mL)中の前工程で得られた化合物19(12.0g、46.7mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化して、7.00g(30.5mmol、65%)の化合物20を得た。
工程S:エタノール(50mL)中の化合物20(7.00g、30.5mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(18mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を塩酸水溶液でpH5~6まで酸性化した。得られた沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、5.00g(23.2mmol、76%)の4,5,6-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
1H NMR(400MHz,d6-dmso) 7.17(1H,s),7.22(1H,dd),12.3(1H,br s),13.3(1H,br s)
4,6,7-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000034
工程T:-10℃におけるメタノール(200mL)中のナトリウムメトキシド(23.0g、426mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物21(15.0g、90.3mmol)および化合物5(26.0g、201mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、10.0g(38.0mmol、42%)の化合物22を白色固体として得た。
工程U:キシレン(200mL)中の前工程で得られた化合物22(10.0g、38.0mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化して、6.00g(26.2mmol、69%)の化合物23を得た。
工程V:エタノール(40mL)中の化合物23(7.00g、30.5mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(16mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を塩酸水溶液でpH5~6まで酸性化した。得られた沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、4.10g(19.1mmol、62%)の4,6,7-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.16分、m/z 214[M-H]-
4-シアノ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000035
工程W:-10℃におけるメタノール(500mL)中のナトリウムメトキシド(65.0g、1203mmol)の溶液に、メタノール(200mL)中の化合物24(60.0g、296mmol)および化合物5(85.0g、658mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、45.0g(143mmol、48%)の化合物25を得た。
工程X:キシレン(250mL)中の前工程で得られた化合物25(35.0g、111mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化して、11.0g(38.4mmol、35%)の化合物26を得た。
工程Y:DMF(20mL)中の化合物26(11.0g、38.4mmol)の撹拌した溶液に、CuCN(6.60g、73.7mmol)を添加した。混合物を150℃で4時間撹拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、水(70mL)を添加した。混合物を、酢酸エチル(4×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、2.40g(10.3mmol、27%)の化合物27を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程Z:エタノール(30mL)中の化合物27(2.40g、6.42mmol)の溶液に、LiOH・H2O(0.600g、14.3mmol)を添加した。混合物を10時間還流した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を水(50mL)で希釈した。水層を、10%塩酸水溶液でpH6まで酸性化し、沈殿物をろ過により集めた。残渣を水で洗浄し、真空下乾燥して、1.20g(5.88mmol、57%)の4-シアノ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.06分、m/z 203[M-H]-
4-エチル-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000036
工程AA:THF(500mL)中の化合物28(70.0g、466mmol)の容器を、0℃におけるTHF中のBH3の10M溶液(53mL、53.0mmolのBH3)で処理した。反応物を室温で24時間撹拌した後、これにメタノール(150mL)をゆっくりと添加した。得られた混合物を45分間撹拌し、減圧下で蒸発させて、55.0g(404mmol、87%)の化合物29を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程AB:CH2Cl2(400mL)中の化合物29(55.0g、404mmol)の冷却(0℃)溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(177g、417mmol)を分割添加した。室温で1時間撹拌後、反応混合物を、Na223飽和水溶液(300mL)およびNaHCO3飽和水溶液(500mL)でクエンチした。混合物を、CH2Cl2(3×300mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、51.0gの粗化合物30を黄色固体として得た。
工程AC:-10℃におけるメタノール(600mL)中のナトリウムメトキシド(107g、1981mmol)の溶液に、メタノール(300mL)中の前工程で得られた化合物30(51.0g)および化合物5(126g、976mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら4時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌し、沈殿物をろ過により集めた。残渣を水で洗浄し、乾燥して、35.0g(151mmol、2工程で37%)の化合物31を得た。
工程AD:キシレン(500mL)中の前工程で得られた化合物31(35.0g、151mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化して、21.0g(103mmol、68%)の化合物32を得た。
工程AE:エタノール(200mL)中の化合物32(21.0g、103mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(47mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を塩酸水溶液でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、19g(100mmol、97%)の4-エチル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.20分、m/z 188[MH]-
1H NMR(400MHz,d6-dmso) δ 1.25 (t,3H),2.88(q,2H),6.86(1H,d),7.08-7.20(2H,m),7.26(1H,d),11.7(1H,br s),12.9(1H,br s)
4-シクロプロピル-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000037
工程AF:トルエン(60.0mL)中の化合物33(2.00g、7.80mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.754g、8.78mmol)、K3PO4(5.02g、23.6mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.189g、0.675mmol)、および水(2.0mL)の脱ガス懸濁液に、酢酸パラジウム(II)(0.076g、0.340mmol)を添加した。反応混合物を100℃で4時間撹拌した。反応混合物の一定分量を水で希釈して酢酸エチルで抽出することによって、反応の進行をモニターした。有機層を分析用シリカゲルTLCプレート上にスポット状に滴下して、254nmUV光を用いて可視化した。反応は、完了まで進行し、極性スポットを生成した。出発物質および生成物のRf値は、それぞれ、0.3および0.2であった。反応混合物を室温まで放冷し、セライトパッドによりろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、粗生成物を230~240メッシュシリカゲルおよび10%酢酸エチルの石油エーテル溶液を溶離液として使用したフラッシュカラムにより精製して、1.10g(5.11mmol、63%)の化合物34を褐色液体として得た。TLCシステム:5%酢酸エチルの石油エーテル溶液。
工程AG:エタノール(40mL)中の化合物34(1.10g、5.11mmol)の混合物および2N水酸化ナトリウム水溶液(15mL)を、60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を塩酸水溶液でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、1.01g(5.02mmol、92%)の4-シクロプロピル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.17分、m/z 200[M-H]-
4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000038
工程AH:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(39.9g、738mmol)の溶液に、メタノール(150mL)中の化合物36(28.8g、182mmol)およびアジド酢酸メチル(52.1g、404mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、20.0g(78.2mmol、43%)の化合物37を得た。
工程AI:キシレン(250mL)中の化合物37(19.4g、76.0mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル(50:50)から再結晶化して、9.00g(39.5mmol、52%)の化合物38を得た。
工程AJ:エタノール(100mL)中の化合物38(8.98g、39.4mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(18mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を塩酸水溶液でpH5~6まで酸性化した。得られた沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、7.75g(36.3mmol、92%)の4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.15分、m/z 212[M-H]-
1H NMR(400MHz,d6-dmso)7.08(1H,s),7.28 (1H,dd) 7.42(1H,dd),12.2(1H,br s),13.2(1H,br s)
5-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000039
工程AK:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物39(45.0g、222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、35.0g(133mmol、60%)の化合物40を白色固体として得た。
工程AL:キシレン(250mL)中の前工程で得られた化合物40(35.0g、133mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化して、21.0g(77.2mmol、58%)の化合物41を得た。
工程AM:窒素下トルエン(50mL)中の化合物41(4.00g、14.7mmol)およびトリブチル(1-エトキシビニル)スタナン(5.50g、15.2mmol)の脱ガス溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g、1.65mmol)を添加した。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却して、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2.50g(9.50mmol、65%)の化合物42を淡黄色固体として得た。
工程AN:1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物42(2.40g、9.12mmol)の溶液に、2M塩酸(15mL)を添加した。得られた混合物を、室温で30分間撹拌した。混合物を真空下濃縮し、残渣を酢酸エチルと水により分配した。有機抽出物を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して、蒸発させた。残渣をイソヘキサン中の5%エーテル溶液で粉砕し、乾燥して、1.80g(7.65mmol、84%)の化合物43を白色固体として得た。
工程AO:エタノール(13mL)中の化合物43(1.70g、7.23mmol)およびNaBH4(2.50g、66.1mmol)の懸濁液を2時間還流し、次いで、室温まで冷却して、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して、残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を1N塩酸および塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、1.60g(6.74mmol、93%)の化合物44を無色油状物として得た。
工程AP:メタノール(40mL)中の化合物44(1.50g、6.32mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(10mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、1.30g(5.82mmol、92%)の5-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.00分、m/z 222[M-H]-
4-エチル-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000040
工程AQ:窒素下の無水DMF(10mL)中の化合物41(4.00g、14.7mmol)の加熱(90℃)溶液に、トリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を添加した。得られた混合物を90℃で1時間撹拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%酢酸エチル溶液)により精製して、2.20g(10.0mmol、68%)の化合物45を黄色固体として得た。
工程AR:メタノール(20mL)中の化合物45(1.50g、6.84mmol)およびPd/C(0.300g、10重量%)の混合物を、室温において16時間水素雰囲気下で撹拌した。混合物をろ過し、次いで、減圧下で濃縮して、1.45g(6.55mmol、96%)の化合物46を得た。
工程AS:メタノール(40mL)中の化合物46(1.40g、6.33mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(10mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、次いで、残渣を10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、1.20g(5.79mmol、91%)の目的化合物4-エチル-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.33分、m/z 206[M-H]-
4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000041
工程AT:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物47(45.0g、202mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、38.5g(128mmol、63%)の化合物48を白色固体として得た。
工程AU:キシレン(250mL)中の前工程で得られた化合物48(38.5g、128mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化して、18.0g(67.3mmol、53%)の化合物49を得た。
工程AV:窒素下の無水DMF(10mL)中の化合物49(4.00g、14.7mmol)の加熱(90℃)溶液に、トリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を添加した。得られた混合物を90℃で1時間撹拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%酢酸エチル溶液)により精製して、2.00g(9.12mmol、62%)の化合物50を黄色固体として得た。
工程AW:メタノール(20mL)中の化合物50(1.50g、6.84mmol)およびPd/C(0.300g、10重量%)の混合物を、室温において16時間水素雰囲気下で撹拌した。混合物をろ過し、濃縮して、1.40g(6.33mmol、93%)の化合物51を得た。
工程AX:メタノール(40mL)中の化合物51(1.10g、4.97mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(10mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、次いで、10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、0.900g(4.34mmol、87%)の目的化合物4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.29分、m/z 206[M-H]-
6-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000042
工程AY:窒素下トルエン(50mL)中の化合物49(4.00g、14.7mmol)およびトリブチル(1-エトキシビニル)スタナン(5.50g、15.2mmol)の脱ガス溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g、1.65mmol)を添加した。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却して、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2.10g(7.98mmol、54%)の化合物52を淡黄色固体として得た。
工程AZ:1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物52(2.10g、7.98mmol)の溶液に、2M塩酸(15mL)を添加した。得られた混合物を、室温で30分間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチルと水により分配した。有機抽出物を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して、濃縮した。残渣をイソヘキサン中の5%エーテル溶液で粉砕し、乾燥して、1.70g(7.23mmol、91%)の化合物53を白色固体として得た。
工程BA:エタノール(13mL)中の化合物53(1.70g、7.23mmol)およびNaBH4(2.50g、66.1mmol)の懸濁液を2時間還流し、室温まで冷却して、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して、残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を1N塩酸および塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、1.60g(6.74mmol、93%)の化合物54を無色油状物として得た。
工程BB:メタノール(40mL)中の化合物54(1.40g、5.90mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(10mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮して、残渣を10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、1.10g(4.93mmol、48%)の目的化合物6-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.00分、m/z 222[M-H]-
4-エチル-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000043
工程BC:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物55(45.0g、222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、33.0g(110mmol、50%)の化合物56を白色固体として得た。
工程BD:キシレン(250mL)中の前工程で得られた化合物56(33.0g、110mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化して、21.5g(79.0mmol、72%)の化合物57を得た。
工程BE:窒素下の無水DMF(10mL)中の化合物57(4.00g、14.7mmol)の加熱(90℃)溶液に、トリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を添加した。得られた混合物を90℃で1時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%EtOA)により精製した。生成物の合わせた生成物分画を濃縮し、水(3×100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、1.80g(8.21mmol、56%)の化合物58を黄色固体として得た。
工程BF:メタノール(20mL)中の化合物58(1.50g、6.84mmol)およびPd/C(0.300g、10重量%)の混合物を、室温において16時間水素雰囲気下で撹拌した。混合物をろ過し、濃縮して、1.25g(5.65mmol、83%)の化合物59を得た。
工程BG:メタノール(40mL)中の化合物59(1.40g、6.33mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(10mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、1.25g(6.03mmol、95%)の目的化合物4-エチル-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.27分、m/z 206[M-H]-
7-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000044
工程BH:窒素下トルエン(50mL)中の化合物57(4.00g、14.7mmol)およびトリブチル(1-エトキシビニル)スタナン(5.50g、15.2mmol)の脱ガス溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g、1.65mmol)を添加した。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。混合物を室温まで冷却して、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2.70g(10.3mmol、70%)の化合物60を淡黄色固体として得た。
工程BI:1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物60(2.40g、9.12mmol)の溶液に、2M塩酸(15mL)を添加した。混合物を、室温で30分間撹拌した。溶媒の大部分を蒸発させて、残渣を酢酸エチルと水により分配した。合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して、蒸発させた。残渣をイソヘキサン中の5%エーテル溶液で粉砕し、乾燥して、1.90g(8.08mmol、86%)の化合物61を白色固体として得た。
工程BJ:エタノール(13mL)中の化合物61(1.70g、7.23mmol)およびNaBH4(2.50g、66.1mmol)の懸濁液を2時間還流し、室温まで冷却して、ろ過した。ろ液を減圧下で蒸発させて、残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を1N塩酸および塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、1.50g(6.32mmol、87%)の化合物62を無色油状物として得た。
工程BK:メタノール(40mL)中の化合物62(1.50g、6.32mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(10mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、1.35g(6.05mmol、96%)の目的化合物7-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.90分、m/z 222[M-H]-
4-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000045
工程BL:ジオキサン(200mL)および水(50mL)中の化合物33(10.0g、39.4mmol)の溶液に、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(11.0g、82.1mmol)、トリエチルアミン(30mL、248mmol)およびPd(dppf)Cl2(1.0g、1.37mmol)を添加した。反応混合物を80℃で48時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮して、残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を水で洗浄し、減圧下で濃縮した。得られた物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、2.50g(12.4mmol、38%)の化合物63を得た。
工程BM:化合物63(2.50g、12.4mmol)、アセトン(200mL)、および水(40mL)の混合物に、OsO4(0.100g、0.393mmol)およびNaIO4(13.4g、62.6mmol)を添加した。反応物を室温で10時間撹拌した。アセトンを留去し、残った水溶液をジクロロメタンで抽出した。有機層をNaHCO3飽和溶液(2×50mL)および塩水(2×50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下濃縮して、1.50g(7.40mmol、60%)の化合物64を得た。
工程BN:THF/メタノール混合物(100mL)中の化合物64(1.50g、7.38mmol)の冷却(0℃)溶液に、NaBH4(0.491g、13.0mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、混合物を0℃まで冷却し、2N塩酸(40mL)で処理して、濃縮した。残渣を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、1.00g(4.87mmol、65%)の化合物65を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程BO:THF(50mL)中の前工程で得られた化合物65(1.00g、4.87mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(9mL)を添加した。得られた混合物を、室温で48時間撹拌し、次いで、濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(9mL)で希釈した。混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、0.250g(1.30mmol、27%)の目的化合物4-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.98分、m/z 190[M-H]-
4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000046
工程BPおよびBQ:アルゴン下DMF(25mL)中の化合物33(1.00g、3.94mmol)およびトリブチル-(1-エトキシビニル)スタナン(1.58g、4.37mmol)の脱ガス溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.100g、0.142mmol)を添加した。TLCが反応の完了を示すまで(約7日)、反応混合物を室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチルと水により分配した。有機層をシリカゲルプラグによりろ過し、MgSO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた黒い油状物をメタノール(100mL)に溶解し、5N塩酸(100mL)で処理して、室温で撹拌した。混合物を濃縮して、残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、0.500g(2.30mmol、58%)の化合物67を得た。
工程BR:THF(50mL)中の化合物67(1.00g、4.60mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(7mL)を添加した。得られた混合物を、室温で48時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(7mL)で希釈した。混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、MgSO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、MTBEから再結晶化して、0.900g(4.43mmol、96%)の化合物68を得た。
工程BS:アルゴン下のTHF(50mL)中の化合物68(0.900g、4.43mmol)の冷却(0℃)溶液に、MeMgClの1N溶液(16mL)を添加した。得られた混合物を室温で48時間撹拌した。混合物を、1NのNaHSO4で注意深くクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、0.250g(1.14mmol、26%)の目的化合物4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.99分、m/z 202[M-H]-
4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000047
工程BS-2:THF/メタノール混合物(50mL)中の化合物67(1.00g、4.60mmol)の冷却(0℃)溶液に、NaBH4(0.385g、10.2mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、2N塩酸(20mL)で処理して、濃縮した。残渣を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて、0.800g(3.65mmol、79%)の化合物69を次工程に充分純粋なものとして得た。
工程BT:THF(50mL)中の前工程で得られた化合物69(0.800g、3.65mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(6mL)を添加した。得られた混合物を、室温で48時間撹拌し、次いで、濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(6mL)で希釈した。混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、MgSO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、0.300g(1.46mmol、40%)の目的化合物4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.82分、m/z 204[M-H]-
4-(プロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000048
工程BU:-10℃におけるメタノール(150mL)中のナトリウムメトキシド(10.0g、185mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物70(15.0g、101mmol)およびアジド酢酸メチル(12.0g、104mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。次いで、沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、7.00g(23.3mmol、23%)の化合物71を白色固体として得た。
工程BV:キシレン(200mL)中の前工程で得られた化合物71(7.00g、23.3mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化して、3.50g(16.1mmol、69%)の化合物72を得た。
工程BW:メタノール(100mL)中の化合物72(3.50g、16.1mmol)の溶液に、2NのNaOH水溶液(40mL)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、次いで、残渣を10%塩酸でpH5~6まで酸性化した。沈殿物をろ過により集めて、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥して、2.70g(13.3mmol、83%)の目的化合物4-(プロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.32分、m/z 202[M-H]-
4-エテニル-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000049
工程BX:THF(50mL)中の化合物63(0.900g、4.47mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(8mL)を添加した。得られた混合物を、室温で48時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(8mL)で希釈した。混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、MgSO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、0.500g(2.67mmol、59%)の目的化合物4-エテニル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.14分、m/z 186[M-H]-
4-エチニル-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000050
工程BY:アルゴン下のTHF(50mL)中の化合物33(1.00g、3.94mmol)の溶液に、TMS-アセチレン(0.68mL、4.80mmol)、CuI(0.076g、0.399mmol)、トリエチルアミン(2.80mL、20.0mmol)、およびPd(dppf)Cl2(0.100g、0.137mmol)を添加した。TLCが反応の完了を示すまで(約5日)、反応混合物を60℃で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、0.600g(2.14mmol、56%)の化合物73を得た。
工程BZ:THF(50mL)中の化合物73(0.840g、3.10mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(7mL)を添加した。得られた混合物を、室温で48時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(7mL)で希釈した。混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、MgSO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、0.400g(2.17mmol、70%)の目的化合物4-エチニル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.12分、m/z 184[M-H]-
4-(1,1-ジフルオロエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000051
工程CA:2-ブロモアセトフェノン(63.0g、317mmol)、水(0.5mL)、およびジクロロメタン(100mL)の混合物に、モルホ-DAST(121mL、992mmol)を添加した。得られた混合物を室温で28時間撹拌した。次いで、反応混合物をNaHCO3飽和水溶液(1000mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。有機層を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、16.8g(76.0mmol、12%)の化合物74を得た。
工程CB:Ar下のTHF(300mL)中の化合物74(16.8g、76.0mmol)の冷却(-85℃)溶液に、ヘキサン中のn-BuLiの2.5M溶液(36.5mL、91.5mmol)を30分かけて添加した。得られた混合物を-85℃で1時間撹拌した。次いで、DMF(8.80mL、114mmol)を添加(温度を-80℃未満に維持しながら)して、反応物をさらに45分間撹拌した。反応をNH4Cl飽和水溶液(100mL)でクエンチして、水(600mL)で希釈した。得られた混合物を、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、12.5g(73.6mmol、97%)の化合物75を得た(工程のために充分に純粋であった)。
工程CC:化合物75(12.5g、73.5mmol)、エタノール(500mL)、およびアジド酢酸エチル(28.5g、221mmol)の冷却(-30℃)混合物に、ナトリウムメトキシドの新しく調製した溶液(Na(5.00g、217mmol)およびメタノール(100mL)の混合により調製)を、Ar下分割添加した(温度を-25℃未満に維持しながら)。反応混合物を15℃まで温め、12時間撹拌した。得られた混合物を、NH4Cl飽和水溶液(2500mL)に注ぎ、20分間撹拌した。沈殿物をろ過により集めて、水で洗浄し、乾燥して、10.0g(35.6mmol、51%)の化合物76を得た。
工程CD:キシレン(500mL)中の化合物76(10.0g、35.6mmol)の溶液をガス発生が止むまで(約2時間)還流し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた橙色油状物を、ヘキサン/酢酸エチル(5:1)で粉砕し、ろ過により集め、乾燥して、1.53g(6.04mmol、17%)の化合物77を得た。
工程CE:THF/水 9:1混合物(100mL)中の化合物77(1.53g、6.04mmol)の溶液に、LiOH・H2O(0.590g、14.1mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌した。揮発物質を蒸発させて、残渣を水(50mL)および1N塩酸(10mL)と混合した。混合物を、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、0.340g(1.33mmol、24%)の4-(1,1-ジフルオロエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.16分、m/z 224[M-H]-
4-トリメチルシリル-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000052
工程CF:Ar下のTHF(100mL)中の4-ブロモ-1H-インドール(5.00g、25.5mmol)の冷却(-78℃)溶液に、ヘキサン中のn-BuLiの2.5M溶液(23mL、57.5mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌した。TMSCl(16mL、126mmol)を添加し、反応混合物を室温まで温めた。1時間後、混合物をMTBE(250mL)で希釈し、水(2×200mL)および塩水(200mL)で洗浄し、次いで、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、メタノール(100mL)中で1時間還流した。次いで、溶媒を留去して、3.60g(19.0mmol、74%)の化合物78を得た。
工程CG:Ar下のTHF(50mL)中の化合物78(1.50g、7.92mmol)の冷却(-78℃)溶液に、ヘキサン中のn-BuLiの2.5M溶液(3.8mL、9.5mmol)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌した。次いで、CO2(2L)を混合物中に10分間通気し、反応混合物を室温まで温めた。揮発物質を蒸発させて、残渣をTHF(50mL)に溶解した。溶液を-78℃まで冷却し、n-BuLiの1.7M溶液(5.6mL、9.50mmol)を添加した。混合物を-30℃まで温めて、次いで、再度、-78℃まで冷却した。CO2(2L)を溶液中に10分間通気した。得られた溶液を室温までゆっくりと温め、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、水(50mL)に溶解し、MTBE(2×50mL)で洗浄し、次いで、pH4まで酸性化し、酢酸エチル(2×50ml)で抽出した。有機抽出物を水(2×50mL)、および塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、減圧下で蒸発させた。残渣をMTBEから再結晶化して、1.24g(5.31mmol、67%)の目的化合物4-(トリメチルシリル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.47分、m/z 232[M-H]-
6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000053
工程CH:エタノール(200mL)中の(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ヒドラジン(80.0g、498mmol)の溶液に、ピルビン酸エチル(58.0g、499mmol)を添加した。混合物を1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮し、水(300mL)で希釈した。固形物をろ過により集めて、次いで、乾燥して、122g(472mmol、95%)の化合物79を得た。
工程CI:トルエン(500mL)中の化合物79(122g、472mmol)およびpTSA(81.5g、473mmol)の懸濁液を48時間還流し、次いで、室温まで冷却した。沈殿物をろ過により集めて、トルエンから分別再結晶化により精製して、4.00g(16.6mmol、4%)の化合物80を得た。
工程CJ:エタノール(30mL)中の化合物80(4.00g、16.6mmol)の還流溶液に、NaOH(0.660g、16.5mmol)を添加した。混合物を1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を温水(80℃、50mL)で粉砕し、溶液を濃塩酸で酸性化(pH2)した。沈殿物をろ過により集めて、水(2×10mL)で洗浄し、乾燥して、3.18g(14.9mmol、90%)の目的化合物6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.23分、m/z 212[M-H]-
4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000054
工程CK:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の2-ブロモ-4-フルオロベンズアルデヒド(222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌し、固形物をろ過により集めた。固形物を水で洗浄し、化合物81を白色固体(収率62%)として得た。
工程CL:キシレン(250mL)中の化合物81(133mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化して、化合物82(収率58%)を得た。
工程CM:無水DMF(10mL)中の化合物82(14.7mmol)の溶液に、トリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を窒素下で添加し、得られた混合物を90℃で1時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%酢酸エチル)により精製した。合わせた生成物分画を濃縮し、水(3×100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、化合物83を黄色固体(収率60%)として得た。
工程CN:化合物83(12.4mmol)、アセトン(200mL)、および水(40mL)の混合物に、OsO4(0.100g、0.393mmol)およびNaIO4(13.4g、62.6mmol)を添加し、反応物を室温で10時間撹拌した。アセトンを留去し、水溶液をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をNaHCO3飽和溶液(2×50mL)および塩水(2×50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下濃縮して、化合物84(収率33%)を得た。
工程CO:ジクロロメタン(50mL)中の化合物84(11.0mmol)の溶液に、モルホ-DAST(4.10mL、33.6mmol)を添加した。一定分量のNMRが反応の完了を示すまで(2~5日)、反応混合物を撹拌した。冷NaHCO3飽和溶液(1000mL)に、反応混合物を滴下した。得られた混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機層を、MgSO4で乾燥して、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物85を黄色固体(収率48%)として得た。
工程CP:THF(50mL)中の化合物85(4.50mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(8mL)を添加した。得られた混合物を室温で48時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(8mL)で希釈した。得られた混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、MgSO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(87%)を得た。
Rt(方法G) 1.22分、m/z 228[M-H]-
4-(ジフルオロメチル)-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000055
2-ブロモ-4-フルオロベンズアルデヒドから出発して、4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸について記載されているように製造した(全体的収率2.5%)。
Rt(方法G)1.22分、m/z 228[M-H]-
4-(1,1-ジフルオロエチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の製造
Figure 2022512871000056
工程CQ:窒素下の無水テトラヒドロフラン(100mL)中の2-ブロモ-5-フルオロベンゾニトリル(10.0g、48.5mmol)の溶液に、臭化メチルマグネシウム(3.2Mエーテル溶液、19mL、60.0mmol)を添加した。得られた混合物を加熱して4時間還流した。次いで、反応混合物を冷却し、2N塩酸(100mL)に注ぎ、メタノール(100mL)で希釈した。有機溶媒を除去すると、粗生成物が沈殿した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、MgSO4で乾燥し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン)により精製して、4.88g(21.9mmol、45%)の化合物86を桃色油状物として得た。
工程CR:室温においてジクロロメタン(50mL)中の化合物86(110mmol)の溶液に、モルホ-DAST(41mL、336mmol)および数滴の水を添加した。得られた混合物を室温で48日間撹拌し、7日毎に追加のモルホ-DAST(41mL、336mmol)を添加した。反応が完了後、混合物を冷NaHCO3飽和水溶液に注意深く滴下した。生成物を酢酸エチルで抽出し、有機抽出物をMgSO4で乾燥し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物87を無色液体(収率37%)として得た。
工程CS:THF(150mL)中の化合物87(21.0mmol)の冷却(-80℃)溶液に、ヘキサン中のn-BuLiの2.5M溶液(10.0mL、25.0mmolのn-BuLi)をゆっくりと添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、DMF(2.62mL、33.8mmol)を添加し、混合物をさらに1時間撹拌した。反応をNH4Cl飽和水溶液(250mL)でクエンチして、Et2O(3×150mL)で抽出した。有機層を、Na2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン1:9)により精製して、化合物88(収率52%)を得た。
工程CT:-10℃におけるメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液に、メタノール(100mL)中の化合物88(222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下した。反応混合物を、温度を5℃未満に維持しながら3時間撹拌し、次いで、氷水でクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。得られた固形物をろ過により集め、水で洗浄して、化合物89を白色固体(収率66%)として得た。
工程CU:キシレン(250mL)中の化合物89(120mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下1時間還流し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン-酢酸エチルから再結晶化して、化合物90(収率70%)を得た。
工程CV:THF(50mL)中の化合物90(4.40mmol)の溶液に、1NのLiOH水溶液(8mL)を添加した。得られた混合物を、室温で48時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮し、1NのNaHSO4水溶液(8mL)で希釈した。得られた残渣を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、MgSO4で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をMTBEから再結晶化して、4-(1,1-ジフルオロエチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(収率95%)を得た。
Rt(方法G)1.26分、m/z 242[M-H]-
6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタンの製造
Figure 2022512871000057
工程1:トルエン(3000mL)中の無水コハク酸(100g、1000mmol)の溶液に、ベンジルアミン(107g、1000mmol)を添加した。溶液を室温で24時間撹拌し、次いで、ディーン・スターク装置を用いて16時間加熱還流した。次いで、混合物を減圧下で濃縮して、1-ベンジルピロリジン-2,5-ジオン(170g、900mmol、収率90%)を得た。
工程2:アルゴン雰囲気下の無水THF(2000mL)中の1-ベンジルピロリジン-2,5-ジオン(114g、600mmol)およびTi(Oi-Pr)4(170.5g、600mmol)の冷却(0℃)混合物に、THF中の臭化エチルマグネシウムの3.4M溶液(1200mmol)を滴下した。混合物を室温まで温め、4時間撹拌した。次いで、BF3・Et2O(170g、1200mmol)を滴下し、溶液を6時間撹拌した。混合物を冷却(0℃)し、3N塩酸(500mL)を添加した。混合物をEt2Oで2回抽出し、合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮して、4-ベンジル-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-オン(30.2g、150mmol、収率25%)を得た。
工程3:アルゴン下の無水THF(1000mL)中の4-ベンジル-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-オン(34.2g、170mmol)の冷却(-78℃)溶液に、THF中のLiHMDS(1.1M溶液、240mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、THF(200mL)中のN-フルオロベンゼンスルホンイミド(75.7g、240mmol)の溶液を滴下した。混合物を室温まで温め、6時間撹拌した。次いで、混合物を再冷却(-78℃)し、THF中のLiHMDS(1.1MのTHF溶液、240mmol)を添加した。
溶液を1時間撹拌し、次いで、THF(200mL)中のN-フルオロベンゼンスルホンイミド(75.7g、240mmol)の溶液を滴下した。混合物を室温まで温め、6時間撹拌した。混合物をNH4Clの飽和溶液(300mL)に注ぎ、Et2Oで2回抽出した。合わせた有機抽出物を、塩水で洗浄し、減圧下で濃縮した。生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、4-ベンジル-6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-オン(18g、75.9mmol、収率45%)を得た。
工程4:THF(200mL)中のBH3・Me2S(3.42g、45mmol)の温(40℃)溶液に、4-ベンジル-6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-オン(11.9g、50mmol)を滴下した。混合物を40℃で24時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。水(50mL)を滴下し、混合物をEt2O(2×200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、ジオキサン(50mL)中のHClの10%溶液で希釈し、減圧下で蒸発させて、4-ベンジル-6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン(3g、13.4mmol、収率27%)を得た。
工程5:メタノール(500mL)中の4-ベンジル-6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン(2.68g、12mmol)およびメタノール(500mL)中の水酸化パラジウム(0.5g)を、H2雰囲気下、室温で24時間撹拌した。混合物をろ過し、次いで、減圧下で濃縮して、6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン(0.8g、6.01mmol、収率50%)を得た。
7,7-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタンの製造
Figure 2022512871000058
工程1:DCM(100mL)中の1-ベンジルピロリジン-2,3-ジオン(8g、42.3mmol)の冷却(0℃)溶液に、DAST(20.4g、127mmol)を30分かけて滴下した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、飽和NaHCO3の滴下によりクエンチした。有機層を分離し、水性分画をDCM(2×50mL)で2回抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、1-ベンジル-3,3-ジフルオロピロリジン-2-オン(26.0mmol、収率61%)を得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:THF(300mL)中の粗1-ベンジル-3,3-ジフルオロピロリジン-2-オン(5.5g、26mmol)およびTi(Oi-Pr)4(23.4mL、78mmol)の溶液に、2-MeTHF中のEtMgBrの3.4M溶液(45.8mL、156mmol)を、アルゴン雰囲気下で滴下した。12時間撹拌後、水(10mL)を添加して白色沈殿物を得た。沈殿物を、MTBE(3×50mL)で洗浄した。合わせた有機分画を、Na2SO4で乾燥し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン-EtOAc 9:1)により精製して、4-ベンジル-7,7-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン(1.3g、5.82mmol、収率22%)を淡黄色油状物として得た。
工程3:4-ベンジル-7,7-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン(0.55g、2.46mmol)を、CHCl3(1mL)の溶液中に溶解し、MeOH(20mL)およびPd/C(0.2g、10%)を添加した。混合物をH2雰囲気下で5時間撹拌し、次いで、ろ過した。ろ液を濃縮して、7,7-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン(0.164g、1.23mmol、収率50%)を得た。
1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]-N-メチルシクロプロパン-1-アミンの合成
Figure 2022512871000059
工程1:N2下の無水THF(5ml)中の1-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)シクロプロパン-1-カルボン酸メチル(1.05g、4.58mmol)の溶液に、水素化ホウ素リチウム(1.259ml、4MのTHF溶液、5.04mmol)を添加した。反応混合物を室温で4日間撹拌した。硫酸ナトリウムおよび水を添加し、混合物を硫酸ナトリウムパッドによりろ過して、これをジクロロメタンでリンスした。ろ液を濃縮して、(1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチルを白色固体(0.904g、収率95%)として得た。
工程2:ジクロロメタン(0.5ml)中の(1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル(0.100g、0.497mmol)および(ブロモジフルオロメチル)トリメチルシラン(0.155ml、0.994mmol)の溶液に、酢酸カリウム(0.195g、1.987mmol)水(0.5ml)溶液の1滴を添加した。混合物を40時間撹拌した。混合物をジクロロメタンおよび水で希釈し、有機層を分離して、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中の20%酢酸エチル)により精製して、N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-N-メチルカルバミン酸tert-ブチルを無色油状物(0.058g、収率46%)として得た
工程3:(1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル(0.058g、0.231mmol)に、ジオキサン中のHCL(4M溶液、2ml、8.00mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、濃縮して、所望の生成物を得て、これをさらに精製することなく使用した。
LC-MS: m/z 152.2(M+H)+
3-{ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000060
無水DMF(20mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(535.0mg、2.0mmol)およびトリエチルアミン(445.37mg、4.4mmol、610μl)の撹拌溶液に、HATU(836.76mg、2.2mmol)を一度に添加した。得られた混合物を10分間撹拌し、次いで、2-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン塩酸塩(239.26mg、2.0mmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(70mL)と水(150mL)により分配した。有機相を水(2×50mL)、および塩水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、残渣を得て、これをHPLCにより精製して、3-2-ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(286.4mg、861.62μmol、収率43.1%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 0.63 (m,1H),0.98(m,1H),1.43(s,9H),1.75(m,0H),1.87(m,1H),2.07(m,0H),3.32(m,1H),3.69(m,4H),4.12(s,3H),4.75(m,3H),7.89(m,1H)。
3-{6,6-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000061
無水DCM(5mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(45.86mg、171.56μmol)および2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(30.12mg、171.56μmol)の冷却(-5℃)溶液に、4-メチルモルホリン(17.7mg、174.99μmol、20.0μl)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。4-メチルモルホリン(17.7mg、174.99μmol、20.0μL)および4-メチルベンゼン-1-スルホン酸6,6-ジフルオロ-2-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(50.0mg、171.64μmol)を、反応混合物に添加した。1時間撹拌を継続し、次いで、混合物を室温で10時間放置した。反応混合物をEtOAc(70mL)と水(150mL)により分配した。有機相を水(2×50mL)、および塩水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、残渣を得て、これをHPLCにより精製して3-{6,6-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルを得た。
1H NMR(d6-DMSO),δ 3.02 (d,3H),7.27 (t,6(d,1H),8.41(s,1H),8.57(d,1H),8.72(d,1H),12.50(s,1H),12.86(s,1H)。
LCMS (m/z):268.2
3-{ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000062
5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(250.0mg、935.34μmol)、HATU(391.22mg、1.03mmol)およびトリエチルアミン(236.62mg、2.34mmol、330.0μl)を室温において無水DMF(5mL)中で混合し、得られた混合物を10分間撹拌した。3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン塩酸塩(123.05mg、1.03mmol)をこれに添加し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。得られた混合物を水(50mL)とEtOAc(50mL)により分配した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、蒸発させた。残渣をHPLCにより精製して、3-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(152.0mg、457.28μmol、収率48.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 0.03 (m,1H),0.69(m,1H),1.42(s,9H),1.55(m,1H),1.63(m,1H),3.78(m,1H),3.80(m,4H),4.10(m,2H),4.68(m,1H),4.74(m,2H),7.81(s,1H)。
LCMS (m/z):333.2
3-{6,6-ジフルオロ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2022512871000063
5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(250.0mg、935.34μmol)、HATU(391.26mg、1.03mmol)およびトリエチルアミン(236.65mg、2.34mmol、330.0μl)を室温において無水DMF(5mL)中で混合し、得られた混合物を10分間撹拌した。6,6-ジフルオロ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン塩酸塩(160.08mg、1.03mmol)をこれに添加し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。得られた混合物を水(50mL)とEtOAc(50mL)により分配した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、蒸発させた。残渣をHPLCにより精製して、3-6,6-ジフルオロ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(173.0mg、469.63μmol、収率50.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 1.43(s,9H),2.67(m,2H),3.70(m,1H),3.80(m,2H),3.98(m,2H),4.11(m,3H),4.69(m,1H),4.75(m,1H),7.87(s,1H)。
LCMS:m/z 369.2
3-{メチル[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000064
工程1:トルエン(30mL)およびt-BuOH(10mL)の混合物中の1-(ピリジン-3-イル)シクロプロパン-1-カルボン酸塩酸塩(498.46mg、2.5mmol)の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(687.14mg、2.5mmol)およびトリエチルアミン(631.62mg、6.24mmol、870.0μL)を添加した。反応混合物を、一夜加熱還流した。反応混合物を冷却して、ろ過した。ろ液を水(3×10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空で濃縮して、N-[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(250.0mg、純度95,0%、1.01mmol、収率40.6%)を明褐色油状物として得た。
工程2:水素化ナトリウム(154.24mg、6.43mmol)を無水DMF(5mL)に懸濁し、次いで、0℃に冷却した。無水DMF(5mL)中のN-[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(1.51g、6.43mmol)の溶液を滴下した。得られた混合物を、ガス発生が止むまで撹拌した。ヨードメタン(1.0g、7.07mmol、440μl)を同じ温度で滴下し;得られた混合物を室温まで温め、次いで、一夜撹拌した。出発物質の消費(1H NMR管理)後、反応混合物を水に注いだ。得られた混合物を、MTBE(2×50mL)で2回抽出した。有機相を合わせて、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、N-メチル-N-[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(1.1g、4.43mmol、収率68.9%)を得た。生成物を、さらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:メタノール(10mL)中のN-メチル-N-[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(1.1g、4.43mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl溶液(2mL)を添加した。得られた溶液を、25℃で12時間撹拌した。反応が完了(1H NMRまたはLCMSによりモニター)次第、反応混合物を減圧下で濃縮した。生成物をMTBEで粉砕し、ろ過により集め、次いで、40℃で真空乾燥して、N-メチル-1-(ピリジン-3-イル)シクロプロパン-1-アミン二塩酸塩(900.0mg、純度95.0%、3.87mmol、収率87.2%)を得た。
工程4:DMF(2mL)中のN-メチル-1-(ピリジン-3-イル)シクロプロパン-1-アミン二塩酸塩(398.89mg、1.8mmol)および5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(482.15mg、1.8mmol)の撹拌溶液に、HATU(891.67mg、2.35mmol)およびトリエチルアミン(638.88mg、6.31mmol、880.0μl)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、水に注ぎ、MTBE(2×15mL)で抽出した。合わせた有機分画を水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空で除去した。粗生成物をHPLCにより精製して、3-メチル[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(230.0mg、純度82.0%、474.5μmol、収率26.3%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 1.41 (m,2H),1.43(s,9H),1.56(m,2H),3.07(m,3H),3.82(m,2H),4.07(m,2H),4.75(m,2H),6.99(m,1H),7.37(m,1H),7.48(d,1H),8.31(s,1H),8.44(s,1H)。
LCMS:m/z 398.2
3-{メチル[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000065
工程1:2-(ピリジン-4-イル)酢酸塩酸塩(5.0g、28.8mmol)をMeOH(20mL)に溶解し、次いで、H2SO4(0.5mL)を添加した。反応混合物を、85℃で一夜加熱還流した。MeOHを除去して残渣を得て、これを、NaHCO3飽和水溶液で注意深く中和し、次いで、EtOAc(3×100mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、濃縮して、2-(ピリジン-4-イル)酢酸メチル(4.0g、純度95.0%、25.14mmol、収率87.3%)を黄色油状物として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:2-(ピリジン-4-イル)酢酸メチル(4.0g、26.46mmol)をDMF(5mL)に溶解し、DMF(5mL)中の水素化ナトリウム(825.52mg、34.4mmol)の冷却(0℃)懸濁液に滴下した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、同じ温度において、1,2-ジブロモエタン(6.46g、34.4mmol)で処理した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し;ろ液を濃縮した。得られた油状物をヘキサンで粉砕して、1-(ピリジン-4-イル)シクロプロパン-1-カルボン酸メチル(2.3g、12.98mmol、収率49.1%)を得た。
工程3:1-(ピリジン-4-イル)シクロプロパン-1-カルボン酸メチル(2.3g、12.98mmol)をMeOH(20mL)に溶解し、これに、水酸化ナトリウム(778.67mg、19.47mmol)水(20mL)溶液を添加した。混合物を20℃で20時間撹拌した。MeOHをエバポレーションにより除去し、水性残渣を、塩酸を用いて氷冷下で中和した(pH7まで)。混合物を濃縮乾固し、残渣をCHCl3で3回粉砕し、合わせたろ液を濃縮乾固して、1-(ピリジン-4-イル)シクロプロパン-1-カルボン酸塩酸塩(2.0g、10.02mmol、収率77.2%)を得た。
工程4:トルエン(30mL)およびt-BuOH(10mL)の混合物中の1-(ピリジン-4-イル)シクロプロパン-1-カルボン酸(599.43mg、3.67mmol)の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(1.01g、3.67mmol)およびトリエチルアミン(929.28mg、9.18mmol、1.28mL)を添加した。反応混合物を一夜還流し、次いで、冷却して、ろ過した。ろ液を水(3×10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(300.0mg、1.28mmol、収率34.9%)を明褐色油状物として得た。生成物を、さらに精製することなく次工程で使用した。
工程5:水素化ナトリウム(94.22mg、3.93mmol)をDMF(5mL)に懸濁し、次いで0℃まで冷却した。次いで、DMF(5mL)中のN-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(919.93mg、3.93mmol)の溶液を滴下した。得られた混合物を、ガス発生が止むまで撹拌した。ヨードメタン(613.04mg、4.32mmol)を同じ温度で滴下し;得られた混合物を室温まで温め、次いで、一夜撹拌した。出発物質の消費(1H NMR管理)後、反応混合物を水に注いだ。混合物を、MTBE(50mL)で2回抽出した。有機相を合わせて、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、N-メチル-N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(900.0mg、純度98.0%、3.55mmol、収率90.5%)を得た。生成物を、さらに精製することなく次工程で使用した。
工程6:メタノール(10mL)中のN-メチル-N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(900.0mg、3.62mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl溶液(2mL)を添加し、得られた溶液を25℃で12時間撹拌した。反応が完了(1H NMRによりモニター)次第、反応混合物を減圧下で濃縮した。生成物をMTBEで処理し、ろ過により集め、次いで、40℃で真空乾燥して、N-メチル-1-(ピリジン-4-イル)シクロプロパン-1-アミン二塩酸塩(600.0mg、2.71mmol、収率74.9%)を得た。
工程7:DMF(5mL)中のN-メチル-1-(ピリジン-4-イル)シクロプロパン-1-アミン二塩酸塩(600.0mg、2.71mmol)および5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(724.91mg、2.71mmol)の撹拌溶液に、HATU(1.34g、3.53mmol)およびトリエチルアミン(960.55mg、9.49mmol、1.32ml)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、水に注ぎ、MTBE(3×15mL)で抽出した。合わせた有機分画を水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して、3-メチル[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(169.0mg、425.19μmol、収率15.7%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 1.38(m,1H),1.44(s,9H),1.60(m,3H),3.03(m,3H),3.71(m,1H),3.84(m,1H),4.06(m,2H),4.75(m,2H),6.92(m,1H),7.07(m,2H),8.52(m,2H)。
LCMS:m/z 398.4
3-{メチル[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000066
工程1:無水DCM(30mL)中の1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩(996.43mg、5.81mmol)の冷却(0℃)に、炭酸ジ-tert-ブチル(1.27g、5.81mmol)を添加した。次いで、トリエチルアミン(646.14mg、6.39mmol、890.0μL)を滴下した。反応混合物を室温で一夜撹拌し、水(5mL)で希釈した。有機相を分離して、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、N-[1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(1.17g、4.97mmol、収率85.7%)を明黄色固体として得た。
工程2:無水DMF(4mL)中のN-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(127.49mg、5.31mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(127.49mg、5.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、0℃まで冷却した。ヨードメタン(603.26mg、4.25mmol)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌した。混合物を塩水に注ぎ;次いで、EtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、濃縮して、N-メチル-N-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(400.0mg、1.6mmol、収率75.5%)を黄色固体として得た。
工程3:無水DCM(5mL)中のN-メチル-N-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]カルバミン酸tert-ブチル(400.0g、1.6mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中の4M HCl溶液(2mL、8mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をヘキサンで粉砕し、ろ過して、N-メチル-1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩(280.0mg、1.51mmol、収率94%)を灰色固体として得た。
工程4:DMF(3mL)中のHATU(573.46mg、1.51mmol)および5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(403.11mg、1.51mmol)の冷却(0℃)溶液に、N-メチル-1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩(280.0mg、1.51mmol)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(779.69mg、6.03mmol)を連続的に滴下した。反応混合物を室温で一夜撹拌し、塩水で希釈した。混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機相を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-メチル[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(332.9mg、835.47μmol、収率55.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 1.43(s,9H),1.57(m,2H),1.89(m,1H),3.31(m,2H),3.71(m,1H),3.83(m,2H),4.03(m,2H),4.12(m,1H),4.69(m,1H),4.78(m,1H),6.78(s,1H),7.36(t,1H),8.78(d,2H)。
LCMS: m/z 399.2
3-{メチル[1-(ピリミジン-4-イル)シクロプロピル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000067
DMF(5mL)中の3-[1-(ピリミジン-4-イル)シクロプロピル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(58.0mg、150.87μmol)の溶液に、水素化ナトリウム(12.07mg、502.94μmol)を一度に添加した。ガス発生が止んだ後、ヨードメタン(22.49mg、158.43μmol、10.0μL)を添加し、得られた混合物を室温で一夜撹拌したままにした。反応混合物を水(50mL)に注ぎ;EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機相を水(30mL)、および塩水で洗浄し、次いで、Na2SO4で乾燥し、真空下で濃縮して、残渣を得て、これをHPLCにより精製して、3-メチル[1-(ピリミジン-4-イル)シクロプロピル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(20.0mg、50.19μmol、収率33.3%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3) δ 3.96(s,2H),7.52(m,1H),7.69(m,2H),7.78(m,1H)。
LCMS: m/z 399.2
2-(1-{5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル}-5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸の合成
Figure 2022512871000068
工程1:2-ブロモベンズアルデヒド(10.0g、54.05mmol)および2-(トリフェニル-λ5-ホスファニリデン)酢酸メチル(18.07g、54.05mmol)をDCM(10mL)中に混合し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。得られた混合物を蒸発乾固した。残渣をヘキサンで粉砕した。全ての不溶性物質をろ過して除去し、ろ液を蒸発乾固して、粗(2E)-3-(2-ブロモフェニル)プロパ-2-エン酸メチル(12.5g、51.85mmol、収率95.9%)を得て、これを精製することなく次工程で使用した。
工程2:ニトロメタン(50mL)中の(2E)-3-(2-ブロモフェニル)プロパ-2-エン酸メチル(12.5g、51.85mmol)の溶液に、1,1,3,3-テトラメチルグアニジン(1.19g、10.37mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。出発物質の消費(HNMR管理)後、得られた混合物を蒸発乾固して、粗3-(2-ブロモフェニル)-4-ニトロブタン酸メチル(13.0g、43.03mmol、収率83%)を得て、これを精製することなく次工程で使用した。
工程3:3-(2-ブロモフェニル)-4-ニトロブタン酸メチル(18.0g、59.58mmol)を酢酸(150mL)に溶解した。亜鉛(19.48g、297.89mmol)を、水浴で冷却しながら、これに分割添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌した。全ての不溶性物質をろ過して除去した。ろ液を濃縮乾固して、粗4-アミノ-3-(2-ブロモフェニル)ブタン酸メチル(10.0g、30.1mmol、収率50.5%)を得て、これを精製することなく次工程で使用した。
工程4:前工程の生成物(10.0g、30.1mmol)をメタノール(100mL)中の重炭酸ナトリウム(12.64g、150.52mmol)と混合して、得られた混合物を一夜加熱還流した。出発物質の消費後、得られた混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣をH2O(100mL)とEtOAc(100mL)により分配した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、4-(2-ブロモフェニル)ピロリジン-2-オン(4.3g、17.91mmol、収率59.5%)を得た。
工程5:4-(2-ブロモフェニル)ピロリジン-2-オン(4.3g、17.91mmol)を、触媒としてPd(dppf)Cl2を用いて、130℃および50atmのCO圧においてMeOH(100mL)中でカルボニル化した。出発物質の消費(TLC管理)後、得られた混合物を蒸発させ、残渣を水(100mL)とEtOAc(100mL)により分配した。有機層を集め、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、2-(5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸メチル(2.5g、11.4mmol、収率63.7%)を得た。
工程6:2-(5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸メチル(999.9mg、4.56mmol)、3-ヨード-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(1.59g、4.56mmol)、リン酸三カリウム(2.42g、11.4mmol)、1-N,2-N-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(32.44mg、228.04μmol)およびヨウ化銅(I)(21.72mg、114.02μmol)を、マグネティックスターラーと共にチューブ中に入れた。無水ジオキサン(20mL)をこれに添加した。アルゴンを混合物中に5分間通気した。チューブを密封し、得られた混合物を110℃で12時間加熱した。得られた溶液を濃縮乾固し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、3-4-[2-(メトキシカルボニル)フェニル]-2-オキソピロリジン-1-イル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(570.0mg、1.29mmol、収率28.4%)を得た。
工程7:3-4-[2-(メトキシカルボニル)フェニル]-2-オキソピロリジン-1-イル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(570.0mg、1.29mmol)を、無水MeOH(5mL)に溶解した。水酸化リチウム一水和物(271.58mg、6.47mmol)をこれに添加し、得られた混合物を、完了するまで(LCMSでモニター)、室温で撹拌した。得られた混合物を濃縮乾固した。残渣をH2O(5mL)に溶解し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。水層を集め、NaHSO4水溶液を用いてpH5まで酸性化した。得られた混合物を、EtOAc(2×15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、2-(1-5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル-5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸(156.4mg、366.73μmol、収率28.3%)を得た。
1H NMR(500MHz,d6-DMSO) δ 1.42(m,9H),2.57(m,1H),2.85(m,1H),3.70(m,1H),3.80(m,2H),4.07(m,3H),4.43(m,1H),4.60(m,2H),7.37(m,1H),7.56(m,3H),7.79(m,1H),12.86(br s,1H)。
LCMS: m/z 427.2
2-(1-{5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル}-5-オキソピロリジン-3-イル)-3-フルオロ安息香酸の合成
Figure 2022512871000069
工程1:2-ブロモ6-フルオロベンズアルデヒド(10.0g、49.26mmol)および2-(トリフェニル-λ5-ホスファニリデン)酢酸メチル(17.29g、51.72mmol)をDCM(200mL)中に混合し、得られた混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、濃縮乾固した。残渣をヘキサンで粉砕した。全ての不溶性物質をろ過して除去し、ろ液を蒸発乾固して、粗(2E)-3-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)プロパ-2-エン酸メチル(13.0g、50.18mmol、収率101.9%)を得て、これを精製することなく次工程で使用した。
工程2:ニトロメタン(50mL)中の(2E)-3-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)プロパ-2-エン酸メチル(13.0g、50.18mmol)の溶液に、1,1,3,3-テトラメチルグアニジン(577.95mg、5.02mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。出発物質の消費(HNMR管理)後、得られた混合物を蒸発乾固して、粗3-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)-4-ニトロブタン酸メチル(17.0g、53.11mmol、収率105.8%)を得て、これを精製することなく次工程で使用した。
工程3:3-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)-4-ニトロブタン酸メチル(16.0g、49.98mmol)を酢酸(150mL)に溶解した。亜鉛(16.35g、249.91mmol)を、水浴で冷却しながら、これに分割添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌した。全ての不溶性物質をろ過して除去した。ろ液を蒸発乾固して、粗生成物(15.0g、42.83mmol、収率85.7%)を得て、これを精製することなく次工程で使用した。
工程4:前工程の生成物(15.0g、42.84mmol)をメタノール(100mL)中の重炭酸ナトリウムと混合して、得られた混合物を一夜加熱還流した。出発物質の消費後、得られた混合物を室温まで冷却し、蒸発させた。残渣をH2O(100mL)とEtOAc(100mL)により分配した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)ピロリジン-2-オン(3.5g、13.56mmol、収率31.7%)を得た。
工程5:4-(2-ブロモ-6-フルオロフェニル)ピロリジン-2-オン(3.5g、13.56mmol)を、触媒としてPd(dppf)Cl2を用いて、130℃および50atmのCO圧においてMeOH(100mL)中でカルボニル化した。出発物質の消費(TLC管理)後、得られた混合物を濃縮し、残渣を水(100mL)とEtOAc(100mL)により分配した。有機層を集め、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、3-フルオロ-2-(5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸メチル(1.5g、6.32mmol、収率46.6%)および対応する安息香酸の混合物を得て、これを精製することなく使用した。
工程6:3-フルオロ-2-(5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸メチル(1.0g、4.22mmol)、3-ヨード-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(1.47g、4.22mmol)、リン酸三カリウム(2.24g、10.54mmol)、1-N,2-N-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(29.99mg、210.8μmol)およびヨウ化銅(I)(20.07mg、105.4μmol)を、マグネティックスターラーと共にチューブ中に入れた。無水ジオキサン(20mL)をこれに添加した。アルゴンを混合物中に5分間通気した。チューブを密封し、得られた混合物を110℃で12時間加熱した。得られた溶液を蒸発乾固し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、3-4-[2-フルオロ-6-(メトキシカルボニル)フェニル]-2-オキソピロリジン-1-イル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(650.0mg、1.42mmol、収率33.6%)を得た。
工程7:3-4-[2-フルオロ-6-(メトキシカルボニル)フェニル]-2-オキソピロリジン-1-イル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(649.88mg、1.42mmol)を、無水MeOH(5mL)に溶解した。水酸化リチウム一水和物(297.41mg、7.09mmol)をこれに添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。出発物質の消費後、混合物を蒸発乾固した。残渣をH2O(5mL)に溶解し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。水層を集め、NaHSO4飽和水溶液を用いてpH5まで酸性化した。得られた混合物を、EtOAc(2×15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、2-(1-5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル-5-オキソピロリジン-3-イル)-3-フルオロ安息香酸(123.0mg、276.74μmol、収率19.5%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 1.44(s,9H),2.61(m,1H),2.86(m,1H),3.72(m,1H),3.81(m,2H),4.08(m,3H),4.56(m,1H),4.59(m,2H),7.43(m,2H),7.56(m,2H),13.46(s,1H)。
LCMS: m/z 445.0
3-{6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-イル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000070
アルゴン下のジオキサン(10mL)中の3-ヨード-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(1.0g、2.86mmol)、5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-6-オン(477.47mg、4.3mmol)、ヨウ化銅(I)(38.18mg、200.48μmol)、リン酸三カリウム(1.22g、5.73mmol)およびメチル[2-(メチルアミノ)エチル]アミン(35.35mg、400.97μmol)の混合物を、130℃で8時間加熱した。反応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水および塩水で洗浄した。有機層を濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して、3-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-イル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(800.0mg、純度12.0%、288.81μmol、収率10.1%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 0.68(s,4H),1.43(s,9H),2.45(s,2H),3.61(s,2H),3.79(t,2H),4.07(t,2H),4.58(s,2H),7.54(s,1H)。
LCMS: m/z 333.4
3-{4-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-イル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000071
工程1:水素化ナトリウム(7.01g、291.96mmol)を、アルゴン雰囲気下、THF(150mL)に懸濁した。THF(50mL)中の2-(ジエチルホスホノ)酢酸エチル(30.0g、133.81mmol)を室温で添加した。さらに90分後、溶液は均一になり、THF(50mL)中のアクリル酸tert-ブチル(17.15g、133.81mmol)をゆっくりと添加した。添加完了後、反応混合物を5時間還流した。次いで、反応物を室温まで冷却し、NH4Cl水溶液(10mL)で注意深くクエンチして、濃縮した。残渣をH2O(25mL)とMTBE(50mL)により分配し、水層をMTBE(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、乾燥し、濃縮して、2-(ジエチルホスホノ)グルタール酸5-tert-ブチル1-エチル(43.0g、純度80.0%、97.63mmol、収率73%)を得た。生成物を、精製することなく次工程で使用した。
工程2:水素化ナトリウム(7.99g、332.82mmol)を、デュワー型冷却器を装備したフラスコ中アルゴン雰囲気下、THF(150mL)に懸濁した。トルエン(120mL)中の2-(ジエチルホスホノ)グルタール酸5-tert-ブチル1-エチル(43.0g、122.03mmol)を、ガス発生を伴いながら、20分かけてシリンジにより添加した。23℃で2時間撹拌後、反応混合物は均一になり、氷浴で30分間冷却した後、オキシランを添加した。デュワー型冷却器にドライアイスとアセトンを充填し、分離フラスコ中に予め液化させた酸化エチレン(11.83g、268.47mmol)を反応混合物にカニューレにより添加した。フラスコの内容物を3時間緩やかに還流(浴温度40℃)させて、次いで、23℃まで冷却し、NH4Cl水溶液(70mL、1N)およびH2O(50mL)を注意深く添加することによりクエンチした。水層をMTBE(3×70mL)で抽出し、有機層を合わせて、塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、真空濃縮し、粗生成物を減圧下(0.5mmHgにおいて60~65℃)で蒸溜して、1-[3-(tert-ブトキシ)-3-オキソプロピル]シクロプロパン-1-カルボン酸エチル(5.0g、純度50.0%、10.32mmol、収率8.5%)を得た。
工程3:1-[3-(tert-ブトキシ)-3-オキソプロピル]シクロプロパン-1-カルボン酸エチル(3.0g、12.38mmol)を、2,2,2-トリフルオロ酢酸(16.94g、148.55mmol、11.47mL)に溶解し、12時間加熱還流した。混合物を室温まで冷却した後、CF3COOHを真空で除去した。蒸発乾固後、残渣をNaHCO3飽和溶液(15mL)に溶解し、CH2Cl2(2×25mL)で洗浄し、クエン酸で酸性化(pH2)し、CH2Cl2(25mL)で2回抽出した。有機層を水(30mL)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、減圧下で蒸発させて、3-[1-(エトキシカルボニル)シクロプロピル]プロパン酸(1.3g、純度80.0%、5.59mmol、収率45.1%)を得た。
工程4:無水トルエン(30mL)中の3-[1-(エトキシカルボニル)シクロプロピル]プロパン酸(1.3g、6.96mmol)およびトリエチルアミン(704.22mg、6.96mmol、970.0μl)を、アルゴン雰囲気下室温で混合した。トルエン(5mL)中のジフェニルホスホリルアジド(1.92g、6.96mmol)をシリンジにより添加し、フラスコの内容物を4時間で75℃(浴温度)まで温めた。EtOH(10mL)を添加し、反応混合物を12時間還流状態に維持し、残ったEtOHを真空で除去した。水(50mL)を有機残渣に添加し、層を分離して、水層をMTBE(2×50mL)で抽出し;合わせた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、真空で濃縮して、1-2-[(エトキシカルボニル)アミノ]エチルシクロプロパン-1-カルボン酸エチル(1.4g、純度70.0%、4.27mmol、収率61.4%)を得た。生成物を、精製することなく次工程で使用した。
工程5:1-2-[(エトキシカルボニル)アミノ]エチルシクロプロパン-1-カルボン酸エチル(1.0g、4.36mmol)を、CH3OH(10mL)に溶解し、水酸化バリウム八水和物(1.42g、4.49mmol)を添加した。溶液を14時間加熱還流し、氷で冷却し、濃H2SO4で酸性化し、得られたBaSO4沈殿物をろ過により除去した。水性ろ液をetOAc(3×30mL)で抽出し、有機抽出物を乾燥し、真空で濃縮して、5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-オン(1.0g、純度55.0%、4.95mmol、収率113.4%)を得た。生成物を、精製することなく次工程で使用した。
工程6:アルゴン下のDMSO(10mL)中の3-ヨード-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(700.34mg、6.3mmol)、5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-オン(700.34mg、6.3mmol)、(1R,2R)-N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(41.08mg、288.81μmol)、ヨウ化銅(I)(55.0mg、288.81μmol)および炭酸カリウム(1.2g、8.66mmol)の混合物を、130℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、MTBE(20mL)で希釈し、次いで、水および塩水で洗浄した。有機層を濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して、3-4-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-イル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(200.0mg、601.69μmol、収率20.8%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 0.83(m,2H),0.91(m,2H),1.42(s,9H),2.20(t,2H),3.78(m,4H),4.07(t,2H),4.56(s,2H),7.57(s,1H)。
LCMS: m/z 332.4
5-{1H-インドール-2-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸の合成
Figure 2022512871000072
工程1:MeCN(500mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(15.4g、57.62mmol)の溶液に、炭酸カリウム(10.35g、74.9mmol)を、室温で一度に添加し、次いで、(ブロモメチル)ベンゼン(9.56g、55.89mmol、6.65ml)を分割添加した。得られた粘性スラリーを室温で一夜撹拌し、反応の進行を1H NMRによりモニターした。完了した時点で、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をMTBE(200mL)に溶解し、得られた懸濁液を,水(3×200mL)、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空で蒸発させて、4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3,5-ジカルボン酸3-ベンジル5-tert-ブチル(17.0g、47.57mmol、収率82.6%)を無色固体として得た。
工程2:4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3,5-ジカルボン酸3-ベンジル5-tert-ブチル(17.0g、47.57mmol)を、室温で4M HCl/ジオキサン(500mL)に溶解し、得られた混合物を一夜撹拌した。反応完了(1H NMRによりモニター)次第、得られた混合物を蒸発乾固して、4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸ベンジル(10.0g、38.87mmol、収率71.6%)を明黄色固体残渣として得た。
工程3:室温における無水DMF(200mL)中のインドール-2-カルボン酸(6.1g、37.82mmol)およびトリエチルアミン(9.57g、94.56mmol、13.18ml)の溶液に、HATU(15.1g、94.56mmol)を一度に添加した。得られた混合物を10分間撹拌した後、4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸ベンジル塩酸塩(10.0g、34.04mmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物を1000mLの撹拌水に注ぎ、得られた混合物をろ過した。ろ過ケーキを、MeOH/H2O(1:2 体積:体積、3×100mL)で洗浄し、減圧下で乾燥して、5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸ベンジル(13.0g、32.47mmol、収率85.8%)を明黄色粉末として得た。
工程4:5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸ベンジル(12.75g、31.84mmol)をDNF(2500mL)に溶解し、次いで、10%Pd炭素(2g)を添加した。系全体を水素ガスでフラッシュし、水素を含む風船をフラスコの首部と連結した。反応混合物を、50℃で一夜加熱還流した。1H NMRが出発物質がなくなったことを示した時点で、反応混合物をろ過し、ろ液を約100~150mLの総体積まで減圧下で濃縮した。残渣をMeOH(500mL)で希釈し、ろ過した。ろ過ケーキを、MeOH(2×200mL)で洗浄し、減圧下で乾燥して、5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(9.57g、30.84mmol、収率96.9%)を明黄色粉末として得た。
1H NMR(500MHz,d6-DMSO) δ 4.25(m,2H),4.33(m,2H),5.17(br.s,2H),6.96(s,1H),7.07(m,1H),7.22(m,1H),7.45(dd,J=8.2,2.9 Hz,1H),7.64(dd,J=8.1,2.5Hz,1H),7.84(s,1H),11.66(s,1H),12.42(s,1H)。
3-({1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]シクロプロピル}(メチル)カルバモイル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000073
工程1:無水DMF(40mL)中のN-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(2.0g、9.94mmol)および[(2-ブロモエトキシ)メチル]ベンゼン(2.35g、10.93mmol、1.73ml)の溶液に、温度を15℃未満に維持しながら、水素化ナトリウム(476.9mg、19.87mmol)を小分けして添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌したままにし、次いで、反応混合物を水(400mL)に注ぎ、EtOAc(100mL)で抽出した。有機相を水(2×50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(80gシリカ、石油エーテル/MTBE 0~70%の勾配)により精製して、N-(1-[2-(ベンジルオキシ)エトキシ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(1.05g、3.13mmol、収率31.5%)を得た。
工程2:N-(1-[2-(ベンジルオキシ)エトキシ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(1.0g、2.98mmol)を、室温において、ジオキサン(30ml)中の4M HClに溶解し、得られた混合物を一夜撹拌した。反応完了(1H NMRによりモニター)次第、混合物を蒸発乾固して、1-[2-(ベンジルオキシ)エトキシ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(800.0mg、2.94mmol、収率98.8%)を固体残渣として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:室温におけるDMF(20mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(943.84mg、3.53mmol)およびトリエチルアミン(744.43mg、7.36mmol、1.03ml)の溶液に、HATU(1.68g、4.41mmol)を添加した。得られた混合物を10分間撹拌し、次いで、1-[2-(ベンジルオキシ)エトキシ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(800.0mg、2.94mmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)と水(200mL)により分配した。有機相を水(2×30mL)、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(40gシリカ、クロロホルム/アセトニトリル、アセトニトリルは0~30%)により精製して、3-[(1-[2-(ベンジルオキシ)エトキシ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(800.0mg、1.65mmol、収率56.1%)を得た。
工程4:3-[(1-[2-(ベンジルオキシ)エトキシ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(800.0mg、1.65mmol)およびパラジウム炭素(5%、100mg)を、無水MeOH(20mL)中で混合した。フラスコを真空にし、連結した風船からの水素ガスを充填した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を真空下で濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-(1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]シクロプロピル(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(450.0mg、1.14mmol、収率69.1%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 7.67(m,1H),8.50(d,1H),8.69(s,1H),8.79(d,2H),9.21(s,1H),9.33(s,1H)。
LCMS: m/z 395.2
3-({1-[(3-ヒドロキシプロポキシ)メチル]シクロプロピル}(メチル)カルバモイル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000074
工程1:DMF(30mL)中のN-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(1.57g、7.8mmol)および[(3-ブロモプロポキシ)メチル]ベンゼン(1.97g、8.58mmol、1.51ml)の溶液に、温度を15℃未満に維持しながら、水素化ナトリウム(374.39mg、15.6mmol)を数回に分けて添加し、得られた混合物を室温で一夜撹拌したままにした。反応混合物を水(300mL)に注ぎ;EtOAc(50mL)で抽出した。有機相を水(2×30mL)、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(40gシリカ、石油エーテル/MTBE 0~35%)により精製して、N-(1-[3-(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(320.0mg、915.69μmol、収率11.7%)を得た。
工程2:N-(1-[3-(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(320.0mg、915.69mmol)を、室温において、ジオキサン中の4M HCl(20ml)に溶解し、得られた混合物を一夜撹拌した。得られた混合物を蒸発乾固して、1-[3-(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(350.0mg、純度60.0%、734.75μmol、収率92.1%)を固体残渣として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:DMF(20mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(228.36mg、854.37mmol)およびトリエチルアミン(216.13mg、2.14mmol、300.0μl)の溶液に、ヘキサフルオロリン酸(1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム(415.66mg、939.8μmol)を添加した。得られた混合物を10分間撹拌し、次いで、1-[3-(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(220.0mg、769.74μmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)と水(200mL)により分配した。有機相を水(2×30mL)、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(40gシリカ、クロロホルム/アセトニトリル、アセトニトリルは0~50%)により精製して、3-[(1-[3-(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(200.0mg、401.11μmol、収率46.9%)を得た。
工程4:3-[(1-[3-(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(800.0mg、1.65mmol)およびパラジウム炭素(5%、50mg)を、無水MeOH(20mL)中で混合した。フラスコを真空にし、連結した風船からの水素ガスを充填した。反応混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、ろ過した。ろ液を真空下で濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-(1-[(3-ヒドロキシプロポキシ)メチル]シクロプロピル(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(120.0mg、293.76μmol、収率73.2%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3) δ 0.93(m,4H),1.47(s,9H),1.80(p,2H),1.93(m,1H),3.16(m,3H),3.62(m,4H),3.71(t,2H),3.87(m,2H),4.14(s,2H),4.86(s,2H),7.90(m,1H)。
LCMS: m/z 408
3-[(1-{[(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチル}シクロプロピル)(メチル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000075
工程1:室温における無水DCM(30mL)中のN-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(2.25g、11.18mmol)の撹拌溶液に、1,1,1-トリス(アセトキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3-(1H)-オン(4.74g、11.18mmol)を分割添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、0℃まで冷却した。次いで、水酸化ナトリウム(2.01g、50.3mmol)の水(5mL)溶液を滴下し、混合物を室温で15分間撹拌した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、濃縮して、N-(1-ホルミルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(2.2g、11.04mmol、収率98.8%)を黄色油状物として得た。
工程2:無水DCM(50mL)中のN-(1-ホルミルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(2.2g、11.04mmol)の撹拌溶液に、フェニルメタンアミン(1.18g、11.04mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。冷却した反応混合物に、ビス(アセチルオキシ)ボラヌイジル酢酸ナトリウム(7.02g、33.12mmol)を一度に添加し、5時間撹拌し続けた。混合物を0℃まで冷却し、NaOHの15%水溶液(20mL)を添加した。混合物を30分間撹拌し、有機相を分離し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、濃縮して、N-1-[(ベンジルアミノ)メチル]シクロプロピル-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(2.75g、収率85%)を黄色油状物として得た。
工程3:無水アセトニトリル(10mL)中のN-1-[(ベンジルアミノ)メチル]シクロプロピル-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(1.75g、6.02mmol)の撹拌された冷却(0℃)溶液に、炭酸カリウム(1.67g、12.05mmol)を添加し、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸2,2-ジフルオロエチル(1.68g、7.83mmol)を滴下した。反応混合物を室温まで温め、一夜撹拌した。混合物を水(30mL)に注ぎ、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。残渣を、溶離液としてヘキサン-MTBE(4:1)を使用したシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-(1-[ベンジル(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(900.0mg、2.54mmol、収率42.2%)を無色油状物として得た。
工程4:CH2Cl2(3mL)中のN-(1-[ベンジル(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(199.9mg、564.0μmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(1mL)を添加した。得られた溶液を、室温で12時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をヘキサンで粉砕し、ろ過により集めて、1-[ベンジル(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(156.0mg、収率95.1%)を白色固体として得た。
工程5:DMF(2mL)中の1-[ベンジル(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(155.96mg、476.58μmol)および[(ジメチルアミノ)(3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]ジメチルアザニウム;ヘキサフルオロ-λ5-ホスファヌイド(181.21mg、476.58μmol)の溶液に、トリエチルアミン(241.13mg、2.38mmol)を添加した。混合物を室温で15分間撹拌した。5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(127.38mg、476.58μmol)を添加し、反応物を室温で24時間撹拌し、次いで、塩水で希釈した。混合物を、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗3-[(1-[ベンジル(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(200.0mg、397.15μmol、収率83.3%)を褐色油状物として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程6:MeOH(5mL)中の3-[(1-[ベンジル(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(200.0mg、397.15μmol)の撹拌溶液に、パラジウム炭素(10%、0.05g)を添加した。混合物を、水素(風船)下、室温で48時間撹拌した。混合物に窒素を通気し、次いで、ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-[(1-[(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(70.0mg、収率42.7%)を無色油状物として得た。
1H NMR(400 MHz,d6-DMSO) δ 0.76(m,3H),1.43(s,9H),2.26(m,1H),2.90(m,4H),3.05(s,3H),3.80(s,2H),4.10(d,2H),4.71(s,2H),5.96(tt,1H),7.84(s,1H)。
LCMS: m/z 414.1
3-[メチル(1-{[(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ]メチル}シクロプロピル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000076
工程1:無水アセトニトリル(10mL)中のN-1-[(ベンジルアミノ)メチル]シクロプロピル-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(537.25mg、1.85mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(767.06mg、5.55mmol)を添加し、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2-トリフルオロエチル(644.56mg、2.78mmol、400.0μL)を滴下した。反応混合物を、80℃で一夜加熱還流した。次いで、混合物を冷却し、濃縮し、得られた残渣をDCM(10mL)に溶解した。有機相を水(3mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、濃縮した。残渣を、(ヘキサン-MTBE 10:1)のフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-(1-[ベンジル(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(410.0mg、1.1mmol、収率59.5%)を無色油状物として得た。
工程2:DCM(5mL)中のN-(1-[ベンジル(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチル(410.0mg、1.1mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中の4M HCl(3mL、12mmol)を添加した。得られた混合物を一夜撹拌し、次いで、蒸発乾固して、1-[ベンジル(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(330.0mg、955.88μmol、収率86.8%)を黄色油状物として得た。
工程3:DMF(3mL)中のHATU(381.96mg、1.0mmol)の溶液に、トリエチルアミン(484.05mg、4.78mmol)および5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(255.71mg、956.72μmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、DMF(1mL)中の1-[ベンジル(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチル-N-メチルシクロプロパン-1-アミン塩酸塩(330.29mg、956.72μmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で一夜撹拌し、水(5mL)に注いだ。混合物を、EtOAc(2×5mL)で抽出した。合わせた有機相を水、NaHCO3水溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗3-[(1-[ベンジル(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(600.0mg、純度77.0%、885.78μmol、収率92.6%)を褐色油状物として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程4:MeOH(10mL)中の3-[(1-[ベンジル(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)(メチル)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(600.0mg、1.15mmol)の撹拌溶液に、パラジウム炭素(10%、70mg)を添加した。反応混合物を、H2(風船)下、5日間撹拌した。混合物ろ過し、濃縮し、HPLCにより精製して、3-[メチル(1-[(2,2.2-トリフルオロエチル)アミノ]メチルシクロプロピル)カルバモイル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(218.5mg、506.43μmol、収率44.1%)を褐色油状物として得た。
1H NMR(400 MHz,d6-DMSO) δ 0.76(s,3H),1.43(s,9H),2.65(m,1H),2.90(m,1H),3.11(m,3H),3.27(m,3H),3.80(m,2H),4.10(m,2H),4.71(m,2H),7.83(m,1H)。
LCMS: m/z 432.2
4-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル}-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナンの合成
Figure 2022512871000077
工程1:DMF(5mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(489.9mg、1.83mmol)および8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン塩酸塩(300.0mg、1.83mmol)の撹拌溶液に、HATU(906.01mg、2.38mmol)およびトリエチルアミン(649.15mg、6.42mmol、890.0μL)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、水に注ぎ、MTBE(2×15mL)で抽出した。合わせた有機分画を水(20mL)で3回洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮して、3-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸tert-ブチル(500.0mg、純度91.0%、1.21mmol、収率65.9%)を得た。
工程2:MeOH(10mL)中の3-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸tert-ブチル(500.0mg、1.33mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(20ml、8mmol)を添加した。得られた溶液を12時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。生成物をMTBE(50mL)で処理し、ろ過により集め、次いで、40℃において真空で乾燥して、4-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン塩酸塩(220.0mg、純度90.0%、633.0μmol、収率54%)を得た。
1H NMR(500MHz,d6-DMSO) δ 0.90 (m,4H),1.95(m,2H),3.50(m,3H),3.64(m,5H),4.37(m,2H),4.47(m,2H),7.77(s,1H),10.09(m,2H)。
LCMS: m/z 277.2
4-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル}-7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナンの合成
Figure 2022512871000078
工程1:DMF(5mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(489.9mg、1.83mmol)および7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン塩酸塩(300.0mg、1.83mmol)の撹拌溶液に、HATU(906.01mg、2.38mmol)およびトリエチルアミン(649.15mg、6.42mmol、890.0μL)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、水に注ぎ、MTBE(2×15mL)で抽出した。合わせた有機分画を水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、3-7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸tert-ブチル(350.0mg、純度95.0%、883.25μmol、収率48.2%)を得た。
工程2:メタノール(10mL)中の3-7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸tert-ブチル(350.0mg、929.74μmol)の溶液に、ジオキサン中の4N HCl(2mL)を添加し、得られた溶液を25℃で12時間撹拌した。反応が完了(HNMRによりモニター)次第、反応混合物を減圧下で濃縮した。生成物をMTBEで処理し、ろ過により集め、次いで、40℃において真空で乾燥して、4-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル-7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン塩酸塩(110.0mg、純度91.0%、320.02μmol、収率34.4%)を得た。
1H NMR(400MHz,D2O) δ 0.87 (m,4H),1.73(m,1H),3.71(m,5H),3.93(m,2H),4.39(m,2H),4.55(m,3H),7.82(m,1H)。
LCMS: m/z 277.2
2,2-ジフルオロ-4-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル}モルホリンの合成
Figure 2022512871000079
工程1:DMF(5mL)中の2,2-ジフルオロモルホリン塩酸塩(500.0mg、3.13mmol)および5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(837.66mg、3.13mmol)の撹拌溶液に、HATU(1.55g、4.07mmol)およびトリエチルアミン(1.05g、10.34mmol、1.44mL)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで、水(50mL)に注いだ。生成物を、MTBE(2×50mL)で抽出した。合わせた有機分画を水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。生成物をHPLCにより精製して、3-(2,2-ジフルオロモルホリン-4-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(315.0mg、純度98.0%、829.02μmol、収率26.5%)を黄色油状物として得た。
工程2:3-(2,2-ジフルオロモルホリン-4-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(315.0mg、845.94μmol)に、ジオキサン中の4M HCl(4mL、16mmol)を添加した。得られた混合物を一夜撹拌し、次いで、濃縮乾固して、塩化(2,2-ジフルオロモルホリン-4-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-イウム(185.0mg、純度98.0%、587.28μmol、収率69.5%)を固体として得た。
1H NMR(500MHz,d6-DMSO) δ 3.64 (m,2H),3.80(m,2H),4.04(m,2H),4.13(m,2H),4.38(m,2H),4.45(m,2H),7.91(s,1H),10.21(s,2H)。
LCMS: m/z 273
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドの合成
Figure 2022512871000080
工程1:THF/H2O(9/1)(100mL)中の工程1:4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸二塩酸塩(5.0g、20.83mmol)の溶液に、トリエチルアミン(9.48g、93.72mmol、13.06mL)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、次いで、N-(ベンジルオキシカルボニルオキシ)コハク酸イミド(5.71g、22.91mmol)を添加し、得られた混合物を一夜撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、残渣をEtOAc(50mL)と水(50mL)により分配した。有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗5-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(6.5g)を黄色固体として得た。
工程2:1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロパン-1-アミン(796.69mg、5.81mmol)、HATU(971.99mg、2.56mmol)およびトリエチルアミン(352.74mg、3.49mmol、490.0μL)を、無水DMF(10mL)中で混合し、得られた混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、5-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(700.0mg、2.32mmol)を添加し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。次いで、混合物を水(60mL)に注いだ。得られた沈殿物をろ過により集め、H2O(2×10mL)で洗浄し、乾燥した。得られた物質をHPLCにより精製して、3-(1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピルカルバモイル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸ベンジル(630.0mg、1.5mmol、収率64.5%)を得た。
工程3:無水MeOH(5mL)中の3-(1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピルカルバモイル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸ベンジル(630.0mg、1.5mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(20mg)を添加した。得られた混合物を1atm圧において水素添加した。出発物質の消費(1H NMR管理)後、混合物をろ過した。ろ液を蒸発乾固して、N-1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(330.0mg、1.15mmol、収率76.9%)を得た。
1H NMR(500MHz,d6-DMSO) δ 1.95 (s,3H),4.42(s,2H),6.56(s,1H),6.73(s,1H),8.88(s,1H)。
LCMS: m/z 287.2
3-{7-ヒドロキシ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000081
MeCN(20mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(1.13g、4.22mmol)およびトリエチルアミン(1.07g、10.55mmol、1.47ml)の溶液に、HATU(1.77g、4.64mmol)を添加した。得られた混合物を10分間撹拌し、次いで、4-アザビスピロ[2.5]オクタン-7-オール塩酸塩(760.0mg、4.64mmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)と水(100mL)により分配した。有機相を水(2×20mL)、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物をHPLCにより精製して、3-7-ヒドロキシ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-カルボニル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(275.0mg、730.51μmol、収率17.3%)を得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 0.56(m,2H),0.82(m,1H),0.92(m,1H),1.20(m,1H),1.43(s,9H),1.81(m,2H),3.75(m,1H),3.83(m,3H),4.11(m,4H),4.62(m,1H),4.71(m,1H),4.76(m,1H),7.70(s,1H)。
LCMS:m/z 377.2
3-{[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000082
無水DMF(30mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(804.39mg、3.01mmol)およびトリエチルアミン(609.07mg、6.02mmol、840.0μL)の溶液に、HATU(1.22g、3.21mmol)を添加した。得られた混合物を10分間撹拌し、次いで、(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-アミン塩酸塩(300.0mg、2.01mmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)とH2O(300mL)により分配した。有機相をH2O(2×50mL)、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、3-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(353.2mg、974.76μmol、収率48.6%)を得た。
1H NMR(500MHz,CDCl3) δ 1.40(d,3H),1.50(s,9H),3.86(m,1H),3.94(m,1H),4.19(m,2H),4.92(m,3H),5.85(m,1H),7.70(s,1H)。
LCMS:m/z 363.4
3-{[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸ベンジルの合成
Figure 2022512871000083
2-(ジフルオロメトキシ)エタン-1-アミン(368.45mg、3.32mmol)、HATU(693.6mg、1.82mmol)およびトリエチルアミン(184.59mg、1.82mmol、250.0μl)を、室温において無水DMF(5mL)に混合し、得られた混合物を10分間撹拌した。5-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(500.0mg、1.66mmol)をこれに添加し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。得られた混合物をH2O(50mL)とEtOAc(50mL)により分配した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸ベンジル(437.6mg、1.11mmol、収率66.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,d6-DMSO) δ 3.42(m,2H),3.89 (m,4H),4.13 (t,2H),4.86(m,2H),5.15(s,2H),6.67(t,1H),7.34(m,1H),7.39(m,4H),7.98(s,1H),8.28(t,1H)。
LCMS:m/z 395.2
3-{[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000084
無水DMF(3mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(827.49mg、3.1mmol)の溶液に、HATU(1.29g、3.41mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌し、次いで、1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンアミン塩酸塩(750.0mg、4.64mmol)およびトリエチルアミン(1.25g、12.38mmol、1.73ml)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)と水(30mL)により分配した。有機相を水(2×20mL)、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(439.1mg、835.1.17mmol、収率37.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3) δ 1.18(m,2H),1.37(m,2H),1.47(s,9H),3.85(t,2H),4.14(t,2H),4.88(s,2H),6.32(s,1H),7.63(s,1H)。
LCMS:m/z 375.2
3-{[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]カルバモイル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルの合成
Figure 2022512871000085
無水DMF(3mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(761.13mg、2.85mmol)の溶液に、HATU(1.19g、3.13mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌し、次いで、1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩(750.0mg、4.27mmol)およびトリエチルアミン(1.15g、11.39mmol)を添加し、一夜撹拌し続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)と水(30mL)により分配した。有機相を水(2×20mL)、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、3-[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]カルバモイル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(448.2mg、835.1.15mmol、収率40.5%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3) δ 1.46(s,9H),2.01(m,2H),2.58(m,4H),3.85(t,2H),4.15(t,2H),4.88(s,2H),5.83(s,1H),7.63(s,1H)。
LCMS:m/z 389.2
実施例1
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000086
Rt(方法A)3.03分、m/z 422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H),8.13-7.79(m,1H),7.66(d,J = 7.9Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.11-7.04(m,1H),6.94(s,1H),5.82-5.36(m,1H),5.32-5.23(m,1H),4.98-4.54(m,1H),4.46-4.25(m,1H),4.18(d,J=13.0Hz,1H),3.62-3.48(m,2H),3.28(s,3H),3.20-2.88(m,3H),1.32-0.67(m,7H)。
実施例2
N-シクロプロピル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(ラセミ体)
Figure 2022512871000087
Rt(方法A) 2.96分、m/z 378[M+H]+
1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H),8.03(s,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.11-7.04(m,1H),6.96-6.91 (m,1H),5.57 (d,J=18.5Hz,1H),5.34-5.24(m,1H),4.90-4.60(m,1H),4.42-4.31 (m,1H),4.19 (d,J=12.9Hz,1H),3.13-3.04(m,1H),2.94(s,3H),1.24(d,J=6.9Hz,3H),0.85-0.77(m,2H),0.64-0.56(m,2H)。
実施例3
2-{3-シクロブチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-4,5-ジフルオロ-1H-インドール
Figure 2022512871000088
Rt(方法A) 3.44分、m/z 357[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.09(s,1H),7.43(s,1H),7.31-7.20(m,2H),7.09(s,1H),5.11-4.70(m,2H),4.30-4.12(m,4H),3.40-3.34(m,1H),2.29-2.17(m,2H),2.09-1.86(m,3H),1.85-1.76(m,1H)。
実施例4
2-{3-シクロブチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール
Figure 2022512871000089
Rt(方法A) 3.5分、m/z 353[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),7.42(s,1H),7.02(s,1H),7.00-6.94(m,1H),6.80-6.73(m,1H),5.01-4.81(m,2H),4.27-4.16(m,4H),3.41-3.34(m,1H),2.52(s,3H),2.30-2.19(m,2H),2.09-1.87(m,3H),1.86-1.76(m,1H)。
実施例5
2-{3-シクロブチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-4,6-ジフルオロ-1H-インドール
Figure 2022512871000090
4,6-ジフルオロ-2-カルボン酸(22.24mg、0.113mmol)に、無水DMSO(400μL)中のHATU(47.2mg、0.124mmol)の溶液を添加し、混合物を10分間撹拌した。次いで、無水DMSO(400μL)中の3-シクロブチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン(20mg、0.113mmol)の溶液を添加し、次いで、トリエチルアミン(100μL、0.717mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで数滴の水を添加し、混合物を逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0141g、収率35%)として得た。
Rt(方法A) 3.47分、m/z 357[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.10(s,1H),7.43(s,1H),7.09-7.02(m,2H),6.92(td,J=10.4,1.9Hz,1H),5.06-4.75(m,2H),4.29-4.12(m,4H),3.41-3.33(m,1H),2.24(d,J=8.0Hz,2H),2.05-1.87(m,3H),1.85-1.73(m,1H)。
実施例6
2-{3-シクロブチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-1H-インドール
Figure 2022512871000091
Rt(方法A) 3.32分、m/z 321[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.47-7.41(m,2H),7.21(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.97(s,1H),5.06-4.77(m,2H),4.33-4.11(m,4H),3.41-3.34(m,1H),2.29-2.18(m,2H),2.08-1.86(m,3H),1.85-1.77(m,1H)。
実施例7
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000092
Rt(方法A) 3.27分、m/z 442/444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.09(s,1H),7.93(s,1H),7.42(d,J=8.1Hz,1H),7.21(t,J=7.8Hz,1H),7.16(d,J=7.4Hz,1H),6.92(s,1H),5.49-4.78(m,2H),4.50-3.93(m,4H),3.65-3.43(m,2H),3.27(s,3H),3.01(s,3H),1.27-0.52(m,4H)。
実施例8
5-(4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000093
Rt(方法A) 3.23分、m/z 444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.14(s,1H),7.94(s,1H),7.13-6.99(m,2H),6.93(t,J=10.2Hz,1H),5.13(s,2H),4.53-3.97(m,4H),3.65-3.43(m,2H),3.27(s,3H),3.01(s,3H),1.18-0.47(m,4H)。
実施例9
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000094
Rt(方法A) 3.04分、m/z 408[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.94(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.15(s,2H),4.49-3.98(m,4H),3.67-3.42(m,2H),3.28(s,3H),3.01(s,3H),1.33-0.59(m,4H)。
実施例10
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-{[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]メチル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000095
Rt(方法A) 3.03分、m/z 408[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.04(s,1H),8.02-7.98(m,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.20(s,2H),4.26(d,J=24.2Hz,4H),3.27-3.15(m,7H),0.49(s,2H),0.35(q,J=4.1Hz,2H)。
実施例11
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-{1-[(プロパン-2-イルオキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000096
Rt(方法J) 1.42分、m/z 436[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),8.02(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.21(ddd,J=8.3,6.9,1.2Hz,1H),7.07(ddd,J=7.9,6.8,1.0Hz,1H),6.94(s,1H),5.14(m,2H),4.29(m,4H),3.54(m,3H),3.00(m,3H),1.16-0.92(m,7H),0.81(m,3H)。
実施例12
N-[1-(エトキシメチル)シクロプロピル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000097
Rt(方法J) 1.33分、m/z 422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),7.99(s,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.21(dd,J=8.1,6.8Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.94(s,1H),5.40-4.89(m,2H),4.30(m,4H),3.57(m,2H),3.49-3.41(m,2H),3.02(m,3H),1.09(m,4H),0.82(m,3H)。
実施例13
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000098
Rt(方法A) 2.89分、m/z 428/430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.08(s,1H),8.13-7.80(m,1H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),7.21(t,J=7.8Hz,1H),7.16(d,J=7.4Hz,1H),6.92(s,1H),5.42-4.85(m,3H),4.40-4.05(m,4H),3.77-3.53(m,2H),3.14-2.84(m,3H),1.30-0.58(m,4H)。
実施例14
5-(4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000099
Rt(方法A) 3.01分、m/z 440[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.74(s,1H),8.21-7.74(m,1H),7.02(s,1H),7.01-6.95(m,1H),6.78(dd,J=10.8,1.8Hz,1H),5.36-4.72(m,3H),4.41-4.05(m,4H),3.78-3.46(m,2H),3.20-2.80(m,5H),1.28(t,J=7.5Hz,3H),1.20-0.61(m,4H)。
実施例15
N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000100
Rt(方法A) 2.68分、m/z 394[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),8.13-7.80(m,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.21(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.41-4.67(m,3H),4.45-4.00(m,4H),3.79-3.51(m,2H),3.19-2.81(m,3H),1.29-0.60(m,4H)。
実施例16
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000101
Rt(方法B) 3.11分、m/z 444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),7.85(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.22(ddd,J=8.2,6.9,1.1Hz,1H),7.07(ddd,J=7.9,6.8,1.0Hz,1H),6.95(s,1H),6.70(t,J=75.8Hz,1H),5.41-4.88(m,2H),4.38-4.14(m,4H),4.11-3.94(m,2H),3.21-2.93(m,3H),1.21-0.79(m,4H)。
実施例17
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(鏡像異性体2、絶対配置は未知)
Figure 2022512871000102
Rt(方法A) 3.02分、m/z 422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),8.07-7.83(m,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.27-7.17(m,1H),7.13-7.03(m,1H),6.93(s,1H),5.80-5.36(m,1H),5.36-5.20(m,1H),4.90-4.49(m,1H),4.43-4.28(m,1H),4.18(d,J=12.9Hz,1H),3.65-3.47(m,2H),3.28(s,3H),3.20-2.89(m,3H),1.42-0.64(m,7H)。
Phenomenex Cellulose-1カラム(250×21.2mm、5μm)、流速70mL/分、カラム温度35℃、170バール、溶離液A-CO2、溶離液B-メタノール/20mMアンモニア、直線溶離勾配 t=0分 10%B、t=6.5分 40%B、t=8分 40%Bを用いて、キラルSFCによるラセミ体(実施例1)の分離によって、立体化学的に純粋な物質を得た。
実施例18
N-シクロプロピル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(鏡像異性体2、絶対配置は未知)
Figure 2022512871000103
工程1:5-(tert-ブトキシカルボニル)-6-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(100mg、0.355mmol)を、無水DMSO(3mL)に溶解し、HATU(149mg、0.391mmol)を添加した。混合物を10分間撹拌した。トリエチルアミン(0.248ml、1.777mmol)を添加し、次いで、無水DMSO(1mL)中のN-メチルシクロプロパンアミン塩酸塩(38.2mg、0.355mmol)の溶液を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。反応を数滴の水でクエンチし、逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、3-[シクロプロピル(メチル)カルバモイル]-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルを無色油状物(0.190g、収率83%)として得た。
工程2:3-(シクロプロピル(メチル)カルバモイル]-6-メチル-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(109mg、0.293mmol)を、HCl(4Mジオキサン溶液)(1mL、4.00mmol)に溶解した。混合物を一夜撹拌し、次いで、濃縮し、DCMでストリップして、N-シクロプロピル-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩を白色固体(0.076g、収率90%)として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:インドール-2-カルボン酸(13.99mg、0.087mmol)を無水DMSO(0.4mL)に溶解し、HATU(36.3mg、0.095mmol)を添加した。分離バイアルにおいて、N-シクロプロピルN,6-ジメチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(25mg、0.087mmol)を無水DMSO(0.4mL)に懸濁し、トリエチルアミン(0.060ml、0.434mmol)を添加した。2つの混合物を合わせて、1時間撹拌した。数滴の水を添加し、反応混合物を逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0183g、収率56%)として得た。
Rt(方法A) 2.97分、m/z 378[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),8.03(s,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.11-7.04(m,1H),6.93(s,1H),5.56(d,J=18.6Hz,1H),5.36-5.21(m,1H),4.87-4.64(m,1H),4.47-4.31(m,1H),4.19(d,J=13.1Hz,1H),3.16-3.02(m,1H),2.94(s,3H),1.24(d,J=6.9Hz,3H),0.90-0.74(m,2H),0.67-0.51(m,2H)。
Phenomenex Cellulose-1カラム(250×21.2mm、5μm)、流速70mL/分、カラム温度35℃、170バール、溶離液A-CO2、溶離液B-メタノール/20mMアンモニア、直線溶離勾配 t=0分 10%B、t=6.5分 40%B、t=8分 40%Bを用いて、キラルSFCによるラセミ体(実施例2)の分離によって、立体化学的に純粋な物質を得た。
実施例19
2-(3-{6,6-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル)-1H-インドール
Figure 2022512871000104
Rt(方法A) 1.39分、m/z 426[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),7.88(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.21(t,J=7.5Hz,1H),7.07(t,J=7.4Hz,1H),6.95(s,1H),5.09(m,2H),4.43-4.09(m,6H),2.47-2.37(m,2H),1.94-1.73(m,2H),0.72-0.54(m,2H)。
実施例20
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000105
Rt(方法B) 3.23分、m/z 458[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H),7.87(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.4Hz,1H),6.94(s,1H),6.71(t,J=75.9Hz,1H),5.76-5.41(m,1H),5.37-5.21(m,1H),4.89-4.51(m,1H),4.48-4.28(m,1H),4.18(d,J=13.0Hz,1H),4.14-3.93(m,2H),3.23-2.87(m,3H),1.24(d,J=6.7Hz,3H),1.19-0.75(m,4H)。
実施例21
5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000106
Rt(方法B) 3.27分、m/z 480[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.12(s,1H),7.85(s,1H),7.33-7.19(m,2H),7.06(s,1H),6.69(t,J=75.8Hz,1H),5.48-4.77(m,2H),4.51-4.14(m,4H),4.14-3.93(m,2H),3.21-2.90(m,3H),1.41-0.71(m,4H)。
実施例22
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000107
Rt(方法B) 3.43分、m/z 490[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.74(s,1H),7.84(s,1H),7.03(s,1H),7.01-6.95(m,1H),6.92-6.46(m,2H),5.37-4.92(m,2H),4.38-4.15(m,4H),4.13-3.95(m,2H),3.23-2.95(m,3H),2.90(q,J=7.5Hz,2H),1.28(t,J=7.6Hz,3H),1.15-0.73(m,4H)。
実施例23
5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000108
Rt(方法B) 3.36分、m/z 396/398[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.93(s,1H),7.85(s,1H),7.66(d,J=9.9Hz,1H),7.56(d,J=6.4Hz,1H),6.97(s,1H),6.69(t,J=76.0Hz,1H),5.38-4.91(m,2H),4.37-4.13(m,4H),4.11-3.92(m,2H),3.21-2.89(m,3H),1.21-0.78(m,4H)。
実施例24
5-(4,7-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000109
Rt(方法B) 3.25分、m/z 480[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.52(s,1H),7.85(s,1H),7.06-6.93(m,2H),6.93-6.44(m,2H),5.38-4.84(m,2H),4.42-3.88(m,6H),3.21-2.83(m,3H),1.22-0.71(m,4H)。
実施例25
5-(4-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000110
Rt(方法B) 3.4分、m/z 396/498[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.17(s,1H),7.85(s,1H),7.22-7.14(m,2H),6.95(s,1H),6.70(t,J=75.9Hz,1H),5.42-4.91(m,2H),4.46-4.15(m,4H),4.14-3.92(m,2H),3.21-2.88(m,3H),1.31-0.71(m,4H)。
実施例26
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000111
Rt(方法H) 1.05分、m/z 346[M+H]+
実施例27
N-[(1H-ヒドロキシシクロブチル)メチル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000112
Rt(方法H) 1.18分、m/z 430[M+H]+
実施例28
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000113
Rt(方法H) 1.38分、m/z 442[M+H]+
実施例29
N-(2-ヒドロキシエチル)-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000114
Rt(方法H) 1.03分、m/z 390[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.73(s,1H),8.01-7.16(m,5H),7.08(dd,J=8.0,6.8Hz,1H),6.98(s,1H),5.41-4.92(m,2H),4.89-4.48(m,1H),4.46-4.01(m,4H),3.44-3.37(m,2H),2.83(t,J=6.3Hz,2H)。
実施例30
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(オキソラン-3-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000115
Rt(方法H) 1.15分、m/z 416[M+H]+
実施例31
N-(2-(ヒドロキシエチル)-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000116
Rt(方法H) 1.09分、m/z 404[M+H]+
実施例32
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000117
Rt(方法H) 1.36分、m/z 444[M+H]+
実施例33
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000118
Rt(方法H) 1.17分、m/z 430[M+H]+
実施例34
2-{3-[(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)スルホニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-1H-インドール
Figure 2022512871000119
工程1:3-[(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)スルホニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(0.036g、0.09mmol)に、ジオキサン中のHCl(0.5mL、2mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌し、次いで、真空下で濃縮して、4,4-ジフルオロ-1-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホニル}ピペリジン塩酸塩を白色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMF(16ml)中のインドール-2-カルボン酸(0.232g、1.440mmol)およびHATU(0.546g、1.436mmol)を室温で5分間撹拌した。次いで、この混合物の16分の1を、4,4-ジフルオロ-1-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホニル}ピペリジン塩酸塩(0.09mmol)に添加した。次いで、DIPEA(0.047mL、0.270mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.016g、収率40%)として得た。
Rt(方法H) 1.44分、m/z 450[M+H]+
実施例35
1-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]スルホニル}ピペリジン-4-オール
Figure 2022512871000120
Rt(方法H) 1.14分、m/z 430[M+H]+
実施例36
2-{3-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-1H-インドール
Figure 2022512871000121
Rt(方法H) 0.77分、m/z 429[M+H]+
実施例37
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(プロパン-2-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000122
Rt(方法H) 1.28分、m/z 388[M+H]+
実施例38
2-[3-(モルホリン-4-スルホニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-1H-インドール
Figure 2022512871000123
Rt(方法H) 1.25分、m/z 416[M+H]+
実施例39
2-[3-(ピロリジン-1-スルホニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-1H-インドール
Figure 2022512871000124
工程1:3-(ピロリジン-1-スルホニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(0.0321g、0.09mmol)に、ジオキサン中のHCl(0.5mL、2mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌し、次いで、真空下で濃縮して、1-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホニル}ピロリジン塩酸塩を白色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMF(16ml)中のインドール-2-カルボン酸(0.232g、1.440mmol)およびHATU(0.546g、1.436mmol)を室温で5分間撹拌した。次いで、この混合物の16分の1を、1-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホニル}ピペリジン塩酸塩(0.09mmol)に添加した。次いで、DIPEA(0.047mL、0.270mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.019g、収率53%)として得た。
Rt(方法H) 1.33分、m/z 400[M+H]+
実施例40
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N,N-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000125
Rt(方法H) 1.26分、m/z 374[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.89(s,1H),7.78-7.61(m,1H),7.51-7.39(m,1H),7.32-7.17(m,1H),7.17-7.03(m,1H),6.97(s,1H),5.40-4.91(m,2H),4.62-4.09(m,4H),2.60(s,6H)。
実施例41
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000126
Rt(方法H) 1.14分、m/z 360[M+H]+
実施例42
2-(3-{6,6-ジフルオロ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル)-1H-インドール
Figure 2022512871000127
Rt(方法A) 2.98分、m/z 412[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.73-11.66(m,1H),7.92(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.22(ddd,J=8.3,6.8,1.2Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.94(s,1H),4.28(d,J=25.9Hz,4H),4.09(s,1H),4.04-3.92(m,2H),3.72(s,1H),2.54(s,2H)。
実施例43
2-(3-{3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル)-1H-インドール
Figure 2022512871000128
Rt(方法A) 2.89分、m/z 376[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.85(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.94(s,1H),4.37-4.16(m,4H),3.79(m,3H),1.60(m,2H),0.68(m,1H),0.06(m,1H)。
実施例44
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[(ピリジン-2-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000129
Rt(方法A) 2.79分、m/z 415[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.59-8.43(m,1H),7.83(m,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.25(dt,J=22.0,6.7Hz,2H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.96(s,1H),5.16(s,1H),4.74(s,1H),4.28(m,2H),2.93(s,2H)。
実施例45
1-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]シクロブタン-1-オール
Figure 2022512871000130
Rt(方法A) 2.82分、m/z 337[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),7.63(d,J=8.0Hz,1H),7.48(s,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.21(t,J=7.5Hz,1H),7.07(t,J=7.4Hz,1H),6.94(s,1H),5.36(s,1H),5.25-4.75(m,2H),4.30-4.16(m,4H),2.35-2.16(m,4H),1.80-1.66(m,1H),1.62-1.47(m,1H)。
実施例46
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000131
工程1:3-メチル(1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(102mg、0.257mmol)をジオキサン中の4M HCl(1.5mL、6.00mmol)に溶解し、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。反応混合物をジオキサン(4mL)で希釈し、濃縮し、次いで、トルエン(2×10mL)と共沸蒸発させて、N-メチル-N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩をオフホワイトの固体(0.098g、収率100%)として得た。
工程2:DMSO(0.6mL)中の1H-インドール-2-カルボン酸(20.63mg、0.128mmol)の溶液に、HATU(53.5mg、0.141mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した。DMSO(0.7mL)中のN-メチル-N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(42.7mg、0.128mmol)およびトリエチルアミン(0.089mL、0.640mmol)の混合物を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。混合物をろ過し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.024g、収率42%)として得た。
Rt(方法A) 2.83分、m/z 441[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),8.61-8.28(m,2H),7.75-7.57(m,1H),7.51-7.34(m,1H),7.29-7.15(m,1H),7.15-6.83(m,5H),5.43-4.96(m,2H),4.45-3.97(m,4H),3.26-2.93(m,3H),1.80-1.32(m,4H)。
実施例47
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000132
工程1:3-(メチル(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(100mg、0.251mmol)をジオキサン中の4M HCl(1.4mL、5.60mmol)に溶解した。しばらくして、反応混合物をジオキサン(0.6mL)で希釈した。さらにジオキサン中の4M HCl(3.2mL、12.8mmol)を添加し、撹拌を室温で48時間続けた。混合物を濃縮して、N-メチル-N-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩を白色固体(0.160g)として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:無水DMSO(0.7mL)中の1H-インドール-2-カルボン酸(38.5mg、0.239mmol)の溶液に、HATU(100mg、0.263mmol)を添加した。得られた溶液を室温で45分間撹拌し、次いで、DMSO(0.7mL)中のN-メチル-N-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(80mg、0.239mmol)およびトリエチルアミン(0.167mL、1.195mmol)の混合物を添加し、反応物を室温で一夜撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液をクロマトグラフィーにより直接精製して、5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドをふわふわした白色固体(0.051g、収率48%)を得た。
Rt(方法A) 2.86分、m/z 442[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.85-8.48(m,2H),7.75-7.58(m,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.37(t,J=4.9Hz,1H),7.30-7.13(m,1H),7.13-7.02(m,1H),7.02-6.87(m,1H),6.80(s,1H),5.46-4.90(m,2H),4.45-3.94(m,4H),3.30-2.98(m,3H),1.95-1.30(m,4H)。
実施例48
2-(3-{2-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル)-1H-インドール
Figure 2022512871000133
Rt(方法A) 2.89分、m/z 376[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.17-7.71(m,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.7Hz,1H),7.15-7.02(m,1H),6.96(s,1H),5.27(s,2H),4.30(d,J=30.9Hz,4H),3.75(d,J=117.4Hz,2H),3.27(m,1H),2.19-1.44(m,3H),0.84(d,J=141.0Hz,2H)。
実施例49
5-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-6-オン
Figure 2022512871000134
工程1:3-(6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-イル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(21mg、0.063mmol)に、HCl(4Mジオキサン溶液)(395μL、1.579mmol)を添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。さらにHCl(4Mジオキサン溶液)(95μL、0.379mmol)を添加し、混合物を45分間撹拌した。反応混合物をジオキサン(6mL)で希釈し、濃縮し、次いで、トルエン(2×6mL)と共沸蒸発させて、5-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル}-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-6-オン塩酸塩をオフホワイトの固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMSO(213μL)中の1H-インドール-2-カルボン酸(5.16mg、0.032mmol)の溶液に、HATU(13.38mg、0.035mmol)を添加した。得られた溶液を室温で40分間撹拌した。次いで、DMSO(213μL)中の5-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-6-オン塩酸塩(8.60mg、0.032mmol)およびEt3N(22.30μL、0.160mmol)を添加し、反応物を室温で撹拌した。次いで、反応混合物をろ過し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0029g、収率24%)として得た。
Rt(方法A) 2.91分、m/z 376[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.58(s,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.27-7.15(m,1H),7.11-7.02(m,1H),6.96(s,1H),5.14-4.80(m,2H),4.37-4.10(m,4H),3.65(s,2H),2.47(s,2H),0.72-0.64(m,4H)。
実施例50
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000135
Rt(方法A) 2.82分、m/z 337[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.37(s,1H),8.03(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,1H),7.22(ddd,J=8.1,6.8,1.2Hz,1H),7.08(ddd,J=8.2,6.9,0.9Hz,1H),6.96(s,1H),5.48-4.95(m,2H),4.41-4.09(m,4H),3.41(s,2H),3.24(s,3H),0.82-0.61(m,4H)。
実施例51
1-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]-3-フェニルシクロブタン-1-オール
Figure 2022512871000136
Rt(方法A) 3.27分、m/z 413[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.68-7.60(m,2H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.35-7.23(m,4H),7.25-7.13(m,2H),7.07(t,J=7.4Hz,1H),6.96(s,1H),5.51(s,1H),5.37-4.72(m,2H),4.46-4.03(m,4H),3.10-2.97(m,1H),2.83-2.71(m,2H),2.41-2.31(m,2H)。
実施例52
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000137
Rt(方法A) 2.8分、m/z 402/404[M+H]+
実施例53
N-(1-{[(2,2-ジフルオロエチル)アミノ]メチル}シクロプロピル)-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000138
Rt(方法A) 2.97分、m/z 457[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),8.09-7.74(m,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.21(ddd,J=8.2,6.9,1.2Hz,1H),7.07(ddd,J=8.0,6.9,1.0Hz,1H),6.95(s,1H),5.95(t,J=56.3Hz,1H),5.36-4.78(m,2H),4.46-3.99(m,4H),3.26-2.70(m,7H),2.24(s,1H),1.19-0.67(m,4H)。
実施例54
N-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000139
Rt(方法A2) 3.18分、m/z 404[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)??11.71(s,1H),8.32(t,J=5.7Hz,1H),8.01(s,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.1Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.08(t,J=7.4Hz,1H),6.96(s,1H),6.67(t,J=76.0Hz,1H),5.40-4.96(m,2H),4.41-4.12(m,4H),3.89(t,J=5.8Hz,2H),3.47-3.39(m,3H)。
実施例55
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000140
Rt(方法A) 2.7分、m/z 418[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),7.84(s,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.1Hz,1H),7.32(s,1H),7.27-7.16(m,1H),7.14-7.04(m,1H),6.96(s,1H),6.23-6.11(m,1H),5.33-4.94(m,2H),4.78-4.63(m,2H),4.38-4.15(m,4H),3.73(s,3H),3.08(s,3H)。
実施例56
2-(3-{7,7-ジフルオロ-4-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-カルボニル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル)-1H-インドール
Figure 2022512871000141
Rt(方法A) 3.2分、m/z 426[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.94(s,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.1Hz,1H),7.26-7.17(m,1H),7.13-7.03(m,1H),6.96(s,1H),5.21-4.92(m,2H),4.38-4.15(m,4H),4.01(t,J=7.3Hz,2H),2.07-1.91(m,2H),0.94-0.78(m,2H)。
実施例57
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[1-(1,3-オキサゾール-4-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000142
無水DMF(0.5mL)中の5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(0.050g、0.161mmol)の溶液に、HATU(61.3mg、0.161mmol)を添加した。得られた溶液をN2雰囲気下で30分間撹拌し、この後、無水DMF(0.5mL)中のN-メチル-1-(オキサゾール-4-イル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩(28.1mg、0.161mmol)およびEt3N(0.074mL、0.532mmol)の溶液を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、ろ過し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.032g、収率46%)として得た。
Rt(方法A) 2.85分、m/z 431[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),8.38(s,1H),8.09(s,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.40-7.14(m,2H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.45-4.90(m,2H),4.43-3.97(m,4H),3.03(s,3H),1.65-1.17(m,4H)。
実施例58
4-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-4-アザスピロ[2.4]オクタン-7-オール
Figure 2022512871000143
Rt(方法A) 2.64分、m/z 420[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.75(s,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.8Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.94(s,1H),5.44-4.88(m,2H),4.84-4.64(m,1H),4.46-4.04(m,5H),3.91-3.73(m,1H),3.18-2.76(m,1H),1.94-1.65(m,2H),1.58-1.07(m,2H),1.00-0.74(m,2H),0.67-0.45(m,2H)。
実施例59
2-{3-[7-(ジフルオロメトキシ)-4-アザスピロ[2.4]オクタン-4-カルボニル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル}-1H-インドール
Figure 2022512871000144
無水DMF(0.5mL)中の5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(0.050g、0.161mmol)の溶液に、HATU(61.3mg、0.161mmol)を添加した。得られた溶液をN2雰囲気下で30分間撹拌し、この後、無水DMF(0.5mL)中の7-(ジフルオロメトキシ)-4-アザスピロ[2.4]オクタン(28.6mg、0.161mmol)およびEt3N(0.074mL、0.532mmol)の溶液を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、ろ過し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.037g、収率26%)として得た。
Rt(方法A) 3.16分、m/z 470[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.77(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.29-7.18(m,1H),7.07(t,J=7.4Hz,1H),6.99-6.53(m,2H),5.12(s,2H),4.54-4.02(m,6H),2.06-1.33(m,4H),1.03-0.51(m,4H)。
実施例60
N,N-ジシクロプロピル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-スルホンアミド
Figure 2022512871000145
Rt(方法A) 2.95分、m/z 390[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),7.95(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.28-7.15(m,1H),7.12-7.01(m,1H),6.95(s,1H),5.39-4.97(m,2H),4.38-4.10(m,4H),2.86-2.69(m,2H),0.83-0.56(m,8H)。
実施例61
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000146
Rt(方法A) 2.82分、m/z 427[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),8.90(s,1H),8.47-8.36(m,1H),8.14(s,1H),7.72-7.56(m,2H),7.43(d,1H),7.31(d,J=8.0Hz,1H),7.26-7.01(m,3H),6.94(s,1H),5.39-4.99(m,2H),4.42-4.11(m,4H),1.58-1.41(m,2H),1.28-1.11(m,2H)。
実施例62
N-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000147
Rt(方法A) 2.91分、m/z 418[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.91-7.74(m,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),6.68(t,J=75.7Hz,1H),5.27-4.94(m,2H),4.38-4.17(m,4H),4.06-3.94(m,2H),3.75-3.60(m,2H),3.29-2.80(m,3H)。
実施例63
N-ベンジル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000148
Rt(方法A) 3.14分、m/z 414[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),8.03-7.75(m,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.39-7.17(m,6H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.97(s,1H),5.42-4.90(m,2H),4.80-4.55(m,2H),4.37-4.19(m,4H),3.26-2.73(m,3H)。
実施例64
N-{1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000149
工程1:DCM(0.5mL)中の3-((1-((2-ヒドロキシエトキシ)メチル)シクロプロピル)(メチル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(100mg、0.254mmol)の溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液)(2mL、8.00mmol)を添加した。反応混合物を90分間撹拌し、次いで、濃縮し、DCMでストリップして、N-{1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]シクロプロピル}-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを桃色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:インドール-2-カルボン酸(20.46mg、0.127mmol)を無水DMSO(0.4mL)に溶解し、HATU(57.9mg、0.152mmol)を添加した。混合物を10分間撹拌した。分離バイアルにおいて、N-(1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]シクロプロピル)-N-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(42mg、0.127mmol)を無水DMSO(0.4mL)に溶解し、トリエチルアミン(0.088ml、0.635mmol)を添加した。数滴の水を添加して、ほとんど透明の溶液を得た。混合物を合わせて、1時間撹拌し、次いで、ろ過し、メタノール(0.1mL)でリンスした。ろ液をクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色粉末(0.0387g、収率70%)として得た。
Rt(方法B) 2.68分、m/z 438[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.10-7.78(m,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.11-7.04(m,1H),6.95(s,1H),5.43-4.84(m,2H),4.59(s,1H),4.38-4.01(m,4H),3.69-3.55(m,2H),3.55-3.40(m,4H),3.25-2.83(m,3H),1.30-0.59(m,4H)。
実施例65
N-{1-[(3-ヒドロキシプロポキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000150
Rt(方法B) 2.76分、m/z 452[M+H]+
実施例66
2-[3-(1,3-チアゾール-4-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-1H-インドール
Figure 2022512871000151
DMSO(0.4mL)中に4-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル}-1,3-チアゾール塩酸塩(0.0291g、0.12mmol)の溶液に、1滴の水を添加した。次いで、NEt3(0.075mL、0.538mmol)を添加した。分離バイアルにおいて、インドール-2-カルボン酸(0.212g)およびHATU(0.600g)をDMSO(3.8mL)中に溶解した。10分後、この溶液の0.4mLをアミン溶液に添加し、この混合物を48時間撹拌した。次いで、混合物をろ過し、フィルターをメタノール(0.1mL)でリンスした。ろ液をクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0275g、収率66%)として得た。
Rt(方法B) 3.02分、m/z 350[M+H]+
実施例67
4-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000152
DMSO(0.4mL)中のインドール-2-カルボン酸(0.019mg、0.12mmol)の溶液に、HATU(0.054g、0.144mmol)を添加した。DMSO(0.4mL)中のトリエチルアミン(0.075mL、0.538mmol)および8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン(0.0375g、0.12mmol)の溶液を添加し、混合物を48時間撹拌した。次いで、混合物をろ過し、メタノール(0.1mL)でリンスし、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色粉末(0.035g、収率65%)として得た。
Rt(方法B) 2.81分、m/z 420[M+H]+
実施例68
4-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000153
DMSO(0.4mL)中のインドール-2-カルボン酸(0.019mg、0.12mmol)の溶液に、HATU(0.054g、0.144mmol)を添加した。DMSO(0.4mL)中のトリエチルアミン(0.075mL、0.538mmol)および7-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン(0.0370g、0.12mmol)の溶液を添加し、混合物を48時間撹拌した。次いで、混合物をろ過し、メタノール(0.1mL)でリンスし、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色粉末(0.026g、収率53%)として得た。
Rt(方法B)2.81分、m/z 420[M+H]+
実施例69
2-[3-(2,2-ジフルオロモルホリン-4-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-1H-インドール
Figure 2022512871000154
Rt(方法B) 3.01分、m/z 416[M+H]+
実施例70
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(鏡像異性体1、絶対配置は未知)
Figure 2022512871000155
Rt(方法A) 3.03分、m/z 422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),8.04-7.88(m,1H),7.68-7.62(m,1H),7.49-7.41(m,1H),7.26-7.18(m,1H),7.11-7.04(m,1H),6.93(s,1H),5.83-5.38(m,1H),5.38-5.19(m,1H),5.02-4.55(m,1H),4.50-4.26(m,1H),4.17(d,J=13.5Hz,1H),3.64-3.46(m,2H),3.28(s,3H),3.15-2.90(m,3H),1.34-0.64(m,7H)。
Phenomenex Cellulose-1カラム(250×21.2mm、5μm)、流速70mL/分、カラム温度35℃、170バール、溶離液A-CO2、溶離液B-メタノール/20mMアンモニア、直線溶離勾配 t=0分 10%B、t=6.5分 40%B、t=8分 40%Bを用いて、キラルSFCによるラセミ体(実施例1)の分離によって、立体化学的に純粋な物質を得た。
実施例71
N-シクロプロピル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(鏡像異性体2、絶対配置は未知)
Figure 2022512871000156
工程1:5-(tert-ブトキシカルボニル)-6-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(100mg、0.355mmol)を、無水DMSO(3mL)に溶解し、HATU(149mg、0.391mmol)を添加した。混合物を10分間撹拌した。トリエチルアミン(0.248ml、1.777mmol)を添加し、次いで、無水DMSO(1mL)中のN-メチルシクロプロパンアミン塩酸塩(38.2mg、0.355mmol)の溶液を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。反応を数滴の水でクエンチし、逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、3-[シクロプロピル(メチル)カルバモイル]-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルを無色油状物(0.190g、収率83%)として得た。
工程2:3-(シクロプロピル(メチル)カルバモイル]-6-メチル-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(109mg、0.293mmol)を、HCl(4Mジオキサン溶液)(1mL、4.00mmol)に溶解した。混合物を一夜撹拌し、次いで、濃縮し、DCMでストリップして、N-シクロプロピル-N,6-ジメチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩を白色固体(0.076g、収率90%)として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:インドール-2-カルボン酸(13.99mg、0.087mmol)を無水DMSO(0.4mL)に溶解し、HATU(36.3mg、0.095mmol)を添加した。分離バイアルにおいて、N-シクロプロピルN,6-ジメチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(25mg、0.087mmol)を無水DMSO(0.4mL)に懸濁し、トリエチルアミン(0.060ml、0.434mmol)を添加した。2つの混合物を合わせて、1時間撹拌した。数滴の水を添加し、反応混合物を逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0183g、収率56%)として得た。
Rt(方法A) 2.97分、m/z 378[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),8.03(s,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.11-7.04(m,1H),6.93(s,1H),5.56(d,J=18.6Hz,1H),5.36-5.21(m,1H),4.87-4.64(m,1H),4.47-4.31(m,1H),4.19(d,J=13.1Hz,1H),3.16-3.02(m,1H),2.94(s,3H),1.24(d,J=6.9Hz,3H),0.90-0.74(m,2H),0.67-0.51(m,2H)。
Phenomenex Cellulose-1カラム(250×21.2mm、5μm)、流速70mL/分、カラム温度35℃、170バール、溶離液A-CO2、溶離液B-メタノール/20mMアンモニア、直線溶離勾配 t=0分 10%B、t=6.5分 40%B、t=8分 40%Bを用いて、キラルSFCによるラセミ体(実施例2)の分離によって、立体化学的に純粋な物質を得た。
実施例72
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-[1-(ピリジン-3-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000157
Rt(方法B) 2.36分、m/z 441[M+H]+
実施例73
2-[3-(オキソラン-2-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-1H-インドール
Figure 2022512871000158
工程1:DCM(0.2mL)中の3-(テトラヒドロフラン-2-イル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(35mg、0.119mmol)の溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液)(1mL、4.00mmol)を添加した。1時間後、反応混合物を濃縮し、DCMでストリップして、3-(オキソラン-2-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン塩酸塩をオフホワイトの固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMSO(0.4mL)中の3-(オキソラン-2-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン塩酸塩(0.0276g、0.12mmol)の溶液に、1滴の水を添加した。次いで、NEt3(0.075mL、0.538mmol)を添加した。分離バイアルにおいて、インドール-2-カルボン酸(0.212g)およびHATU(0.600g)をDMSO(3.8mL)中に溶解した。10分後、この溶液の0.4mLをアミン溶液に添加し、この混合物を48時間撹拌した。次いで、混合物をろ過し、フィルターをメタノール(0.1mL)でリンスした。ろ液をクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0042g、収率10%)として得た。
Rt(方法B) 2.93分、m/z 337[M+H]+
実施例74
N-シクロプロピル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000159
Rt(方法B) 2.86分、m/z 346[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),8.01(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.25-7.17(m,1H),7.11-7.03(m,1H),6.94(s,1H),5.44-4.88(m,2H),4.37-4.17(m,4H),3.13-3.03(m,1H),2.93(s,3H),0.84-0.75(m,2H),0.63-0.54(m,2H)。
実施例75
N-(2-ヒドロキシエチル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000160
Rt(方法B) 2.59分、m/z 424[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.95(s,1H),7.65(d,J=8.1Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.10-7.04(m,1H),6.94(s,1H),5.36-4.98(m,3H),4.91-4.74(m,1H),4.51-3.99(m,4H),3.82-3.38(m,6H),1.35-0.59(m,4H)。
実施例76
5-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-オン
Figure 2022512871000161
工程1:3-(4-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-イル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(80mg、0.241mmol)の溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液)(2mL、8mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、DCMでストリップして、5-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル}-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-オン塩酸塩をオフホワイトの固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMSO(400μL)中のインドール-2-カルボン酸(19.19mg、0.119mmol)の溶液に、HATU(54.3mg、0.143mmol)を添加した。混合物を10分間撹拌した。分離バイアルにおいて、5-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-オン塩酸塩(32mg、0.119mmol)をDMSO(400μL)に溶解した。1滴の水およびトリエチルアミン(83μL、0.595mmol)を添加した。混合物を合わせて、1時間撹拌し、次いで、ろ過し、クロマトグラフィーにより精製して、生成物を白色固体(0.288g、収率65%)として得た。
Rt(方法B) 2.91分、m/z 374[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H),7.67-7.56(m,2H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.10-7.03(m,1H),6.95(s,1H),5.11-4.81(m,2H),4.36-4.15(m,4H),3.80(t,J=7.3Hz,2H),2.21(t,J=7.3Hz,2H),0.96-0.81(m,4H)。
実施例77
N-(2-(ヒドロキシエチル)-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000162
Rt(方法A) 2.6分、m/z 368[M+H]+
実施例78
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000163
Rt(方法A) 3.07分、m/z 406[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.47(d,J=8.8Hz,1H),8.14(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.08(t,J=7.4Hz,1H),6.96(s,1H),5.50-4.91(m,2H),4.89-4.69(m,1H),4.46-4.04(m,4H),1.32(d,J=7.1Hz,3H)。
実施例79
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000164
無水DMF(0.6mL)中の5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(50mg、0.161mmol)の溶液に、HATU(61.3mg、0.161mmol)を添加した。混合物を室温で40分間撹拌し、次いで、無水DMF(0.6mL)中の(R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-アミン塩酸塩(24.10mg、0.161mmol)の溶液を添加し、次いで、トリエチルアミン(0.074mL、0.532mmol)を添加した。得られたカクテルを室温で1時間撹拌し、次いで、ろ過し、クロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.030g、収率46%)として得た。
Rt(方法A) 3.07分、m/z 406[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.47(d,J=8.8Hz,1H),8.14(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.96(s,1H),5.44-4.99(m,2H),4.89-4.68(m,1H),4.44-4.04(m,4H),1.32(d,J=7.1Hz,3H)。
実施例80
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-(1-{[(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ]メチル}シクロプロピル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000165
Rt(方法A) 3.1分、m/z 475[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.02-7.72(m,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.50-7.36(m,1H),7.32-7.13(m,1H),7.13-7.01(m,1H),6.95(s,1H),5.45-4.80(m,2H),4.45-4.01(m,4H),3.30-2.55(m,8H),1.32-0.60(m,4H)。
実施例81
5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000166
工程1:3-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)(メチル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(0.300g、0.856mmol)に、ジオキサン中の4M HCl(10mL、40.0mmol)を添加した。次いで、メタノール(2mL)を添加し、反応混合物を2時間撹拌した。混合物を濃縮し、減圧下、40℃においてMeCN(50mL)およびDIPE(2×50mL)で共沸蒸発させて、オフホワイトの半固体/油状残渣を得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMF(0.4mL)中の4-5-ジフルオロインドール-2-カルボン酸(0.0306mg、0.155mmol)の撹拌溶液に、HATU(0.062g、0.162mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、DMF(0.4mL)中のN-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(0.050g、0.155mmol)およびNEt3(0.108mL、0.773mmol)を添加し、混合物を一夜撹拌した。混合物をろ過し、フィルターをMeCN(0.2mL)でリンスした。混合物をクロマトグラフィーにより精製して、5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを白色固体(0.013g、収率20%)として得た。
Rt(方法A2) 3.08分、m/z 430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.13(s,1H),8.23-7.58(m,1H),7.36-7.16(m,2H),7.06(s,1H),5.82-4.60(m,3H),4.54-3.99(m,4H),3.85-3.48(m,2H),3.20-2.76(m,3H),1.20-0.43(m,4H)。
実施例82
5-(4,7-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000167
Rt(方法A2) 3.03分、m/z 430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.53(s,1H),8.21-7.64(m,1H),7.15-6.93(m,2H),6.82(t,J=8.4Hz,1H),5.54-4.73(m,3H),4.51-3.97(m,4H),3.82-3.46(m,2H),3.24-2.77(m,3H),1.21-0.50(m,4H)。
実施例83
5-(6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000168
Rt(方法A2) 3.13分、m/z 426[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.75(s,1H),8.23-7.62(m,1H),7.07-6.90(m,2H),6.82-6.73(m,1H),5.67-4.57(m,3H),4.56-4.01(m,4H),3.85-3.47(m,2H),3.22-2.76(m,3H),1.26-0.60(m,4H)- 1つのシグナル(3H)はDMSOシグナルと一致する。
実施例84
5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000169
工程1:3-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)(メチル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(0.300g、0.856mmol)に、ジオキサン中の4M HCl(10mL、40.0mmol)を添加した。次いで、メタノール(2mL)を添加し、反応混合物を2時間撹拌した。混合物を濃縮し、減圧下、40℃においてMeCN(50mL)およびDIPE(2×50mL)で共沸蒸発させて、オフホワイトの半固体/油状残渣を得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMF(0.4mL)中の5-フルオロ-6-クロロ-インドール-2-カルボン酸(0.0331mg、0.155mmol)の撹拌溶液に、HATU(0.062g、0.162mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、DMF(0.4mL)中のN-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(0.050g、0.155mmol)およびNEt3(0.108mL、0.773mmol)を添加し、混合物を一夜撹拌した。混合物をろ過し、フィルターをMeCN(0.2mL)でリンスした。混合物をクロマトグラフィーにより精製して、5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを白色固体(0.010g、収率14%)として得た。
Rt(方法A2) 3.21分、m/z 446/448[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.94(s,1H),8.17-7.82(m,1H),7.67(d,J=10.0Hz,1H),7.56(d,J=6.4Hz,1H),6.97(s,1H),5.82-4.56(m,3H),4.52-3.91(m,4H),3.78-3.48(m,2H),3.24-2.73(m,3H),1.21-0.54(m,4H)。
実施例85
5-(4-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000170
Rt(方法A2) 3.24分、m/z 446/448[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.23(s,1H),8.21-7.74(m,1H),7.19(d,J=9.4Hz,2H),6.96(s,1H),5.75-4.61(m,3H),4.54-4.01(m,4H),3.86-3.51(m,2H),3.24-2.78(m,3H),1.34-0.59(m,4H)。
実施例86
2-{1-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]-5-オキソピロリジン-3-イル}安息香酸
Figure 2022512871000171
工程1:ジクロロメタン(0.2mL)中の2-(1-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-5-オキソピロリジン-3-イル)安息香酸(50mg、0.117mmol)の溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液)(1ml、4.00mmol)を添加した。混合物を90分間撹拌し、次いで、濃縮し、DCMでストリップして、2-(5-オキソ-1-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-3-イル)安息香酸塩酸塩を黄色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMSO(400μL)中のインドール-2-カルボン酸(18.88mg、0.117mmol)の溶液に、HATU(44.5mg、0.117mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、トリエチルアミン(82μL、0.586mmol)を添加した。次いで、この混合物を、DMSO(400μL)中の2-(5-オキソ-1-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)安息香酸塩酸塩(42.5mg、0.117mmol)の溶液に添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.017g、収率31%)として得た。
Rt(方法B2) 3.28分、m/z 470[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H),7.72(d,J=7.7Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.60(s,1H),7.55-7.34(m,3H),7.29(t,J=7.6Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.96(s,1H),5.22-4.85(m,2H),4.50-4.40(m,1H),4.34-4.15(m,4H),4.10(t,J=8.7Hz,1H),3.72(dd,J=9.5,6.4Hz,1H),2.85(dd,J=16.8,8.9Hz,1H),2.58(dd,J=17.0,7.6Hz,1H)。1つのシグナル(1H)は、水シグナルと一致する。
実施例87
N-tert-ブチル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000172
Rt(方法A) 3.03分、m/z 366[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.08(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.35(s,1H),7.26-7.17(m,1H),7.12-7.03(m,1H),6.96(s,1H),5.39-4.95(m,2H),4.33-4.16(m,4H),1.34(s,9H)。
実施例88
3-フルオロ-2-{1-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル]-5-オキソピロリジン-3-イル}安息香酸
Figure 2022512871000173
Rt(方法A) 2.33分、m/z 488[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.75-11.64(m,1H),7.70-7.56(m,2H),7.54-7.42(m,2H),7.42-7.16(m,3H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),7.02-6.91(m,1H),5.16-4.84(m,2H),4.62-4.45(m,1H),4.40-4.13(m,4H),4.13-3.99(m,1H),3.87-3.67(m,1H),2.93-2.79(m,1H),2.64-2.52(m,2H)。
実施例89
N-[1-(ジフルオロメトキシ)プロパン-2-イル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000174
Rt(方法A2) 3.34分、m/z 418[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)??11.71(s,1H),8.09-7.90(m,2H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.96(s,1H),6.67(t,J=75.8Hz,1H),5.44-4.92(m,2H),4.44-4.08(m,5H),3.91-3.67(m,2H),1.15(d,J=6.7Hz,3H)。
実施例90
N-シクロプロピル-N-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000175
Rt(方法A2) 3.44分、m/z 444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)??11.71(s,1H),8.04(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.21(t,J=7.5Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),6.68(t,J=75.8Hz,1H),5.39-4.85(m,2H),4.43-4.11(m,4H),4.08-3.90(m,2H),3.75-3.53(m,2H),3.18-2.97(m,1H),0.96-0.74(m,2H),0.69-0.48(m,2H)。
実施例91
N-{1-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000176
Rt(方法J) 1.37分、m/z 470[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) d 11.72(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.37-7.26(m,2H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),7.05-6.90(m,4H),5.16(s,3H),4.47(d,J=5.3Hz,2H),4.40-3.92(m,4H),3.27-2.93(m,3H),1.58-1.18(m,4H)。
実施例92
5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000177
DMF(0.4mL)中の5-フルオロ-6-クロロ-インドール-2-カルボン酸(0.0269g、0.126mmol)の溶液に、HATU(0.050g、0.132mmol)およびNEt3(0.088mL、0.629mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、無水DMF(0.4mL)中のN-(1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロピル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(0.036g、0.126mmol)の溶液を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、ろ過し、メタノール(0.2mL)でリンスした。次いで、混合物をHPLCにより直接精製して、5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを白色粉末(0.027g、収率44%)として得た。
Rt(方法A2) 3.60分、m/z 482/484[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.97(s,1H),8.49(s,1H),8.05(s,1H),7.76-7.64(m,1H),7.58(d,J=6.3Hz,1H),6.99(s,1H),6.67(t,J=76.3Hz,1H),5.69-4.81(m,2H),4.47-4.06(m,4H),3.94(s,2H),0.94-0.69(m,4H)。
実施例93
5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000178
Rt(方法H) 1.59分、m/z 496/498[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) I´ 11.93(s,1H),8.49(s,1H),8.06(s,1H),7.75-7.66(m,1H),7.60-7.54(m,1H),6.98(s,1H),6.67(t,J=76.2Hz,1H),5.64-5.54(m,1H),5.31-5.18(m,1H),4.91-4.64(m,1H),4.38-4.25(m,1H),4.20-4.12(m,1H),4.00-3.88(m,2H),1.22(d,J=6.9Hz,3H),0.90-0.73(m,4H)。
実施例94
5-(5,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000179
Rt(方法H) 1.52分、m/z 480[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) I´ 11.89(s,1H),8.49(s,1H),8.06(s,1H),7.77-7.66(m,1H),7.38(dd,J=11.0,7.0Hz,1H),6.97(s,1H),6.67(t,J=76.3Hz,1H),5.64-5.55(m,1H),5.31-5.20(m,1H),4.95-4.62(m,1H),4.39-4.26(m,1H),4.20-4.13(m,1H),4.01-3.87(m,2H),1.22(d,J=6.8Hz,3H),0.90-0.72(m,4H)。
実施例95
5-(4-エチル-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000180
Rt(方法A2) 3.22分、m/z 422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.66(s,1H),8.20-7.62(m,1H),7.27(d,J=8.2Hz,1H),7.13(dd,J=8.3,7.1Hz,1H),6.98(s,1H),6.89(d,J=7.0Hz,1H),5.56-4.56(m,3H),4.53-4.01(m,4H),3.85-3.53(m,2H),3.19-2.93(m,3H),2.89(q,J=7.6Hz,2H),1.29(t,J=7.5Hz,3H),1.19-0.53(m,4H)。
実施例96
5-(4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000181
Rt(方法A2) 3.19分、m/z 446/448[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.18(s,1H),8.26-7.71(m,1H),7.43(dd,J=9.0,3.9Hz,1H),7.26(t,J=9.5Hz,1H),6.96(s,1H),5.53-4.63(m,3H),4.50-4.07(m,4H),3.79-3.58(m,2H),3.20-2.86(m,3H),1.20-0.52(m,4H)。
実施例97
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000182
Rt(方法A2) 3.32分、m/z 430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),8.47(s,1H),8.04(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.14-7.03(m,1H),6.96(s,1H),6.66(t,J=7.6Hz,1H),5.40-4.97(m,2H),4.37-4.07(m,4H),3.93(s,2H),0.90-0.69(m,4H)。
実施例98
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(ピリジン-4-イル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000183
Rt(方法A2) 2.97分、m/z 427[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),8.90(s,1H),8.43-8.36(m,2H),8.12(s,1H),7.64(d,J=7.9Hz,1H),7.43(d,J=8.3Hz,1H),7.21(t,J=7.5Hz,1H),7.11-7.02(m,3H),6.94(s,1H),5.40-4.93(m,2H),4.40-4.13(m,4H),1.40-1.29(m,4H)。
実施例99
4-クロロ-2-[3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-1H-インドール
Figure 2022512871000184
Rt(方法A) 3.25分、m/z 434/436[M+H]+
実施例100
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000185
Rt(方法A2) 2.80分、m/z 324[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.14-8.00(m,1H),7.94(s,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.41-4.97(m,2H),4.40-4.08(m,4H),2.75-2.65(m,3H)。
実施例101
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000186
工程1:3-((1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(100mg、0.267mmol)に、ジオキサン中の4M HCl(2mL、8.00mmol)を添加し、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。ジオキサン(1mL)を添加し、撹拌を一夜続けた。反応混合物をさらなるジオキサンで希釈し、濃縮した。残渣をトルエン(2×10mL)で共沸蒸発させて、N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩を白色固体(0.094g、収率100%)として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程2:DMSO(0.5mL)中の1H-インドール-2-カルボン酸(21.60mg、0.134mmol)およびHATU(51.0mg、0.134mmol)の混合物を、室温で30分間撹拌した。NEt3(0.093mL、0.670mmol)を添加し、次いで、DMSO(0.600mL)中のN-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(41.6mg、0.134mmol)の溶液を添加した。得られた黄色溶液を室温で1時間撹拌し、ろ過し、ろ液をHPLCにより精製して、5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを白色固体(0.030g、収率54%)として得た。
Rt(方法A2) 3.37分、m/z 418[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),8.82(s,1H),8.07(s,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.08(t,J=7.4Hz,1H),6.96(s,1H),5.20(s,2H),4.26(d,J=26.6Hz,4H),1.36-1.20(m,2H),1.19-1.01(m,2H)。
実施例102
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000187
Rt(方法A2) 3.53分、m/z 462[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.77(s,1H),8.48(s,1H),8.06(s,1H),7.02(s,1H),7.01-6.96(m,1H),6.91-6.44(m,2H),5.39-4.99(m,2H),4.44-4.15(m,4H),3.95(s,2H),2.54(s,3H),0.93-0.72(m,4H)。
実施例103
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(5-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000188
Rt(方法A2) 3.51分、m/z 462[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.78(s,1H),8.48(s,1H),8.06(s,1H),7.27(dd,J=8.8,4.2Hz,1H),7.09-7.00(m,2H),6.68(t,J=76.3Hz,1H),5.19(s,2H),4.48-4.11(m,4H),3.95(s,2H),2.44(s,3H),0.92-0.71(m,4H)。
実施例104
5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000189
DMF(0.4mL)中の4,5-ジフルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0248g、0.126mmol)の溶液に、HATU(0.050g、0.132mmol)およびNEt3(0.088mL、0.629mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、無水DMF(0.4mL)中のN-(1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロピル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(0.036g、0.126mmol)の溶液を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、ろ過し、メタノール(0.2mL)でリンスした。次いで、混合物をHPLCにより直接精製して、5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを白色粉末(0.037g、収率63%)として得た。
Rt(方法A2) 3.49分、m/z 466[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.15(s,1H),8.49(s,1H),8.05(s,1H),7.33-7.22(m,2H),7.09(s,1H),6.67(t,J=76.3Hz,1H),5.49-4.93(m,2H),4.43-4.11(m,4H),3.95(s,2H),0.91-0.73(m,4H)。
実施例105
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000190
Rt(方法A2) 3.55分、m/z 464/466[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.11(s,1H),8.48(s,1H),8.06(s,1H),7.44(d,J=8.1Hz,1H),7.23(t,J=7.8Hz,1H),7.17(d,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),6.67(t,J=76.3Hz,1H),5.55-4.94(m,2H),4.41-4.15(m,4H),3.95(s,2H),0.91-0.72(m,4H)。
実施例106
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000191
Rt(方法A2) 3.56分、m/z 432[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H),8.42(s,1H),8.12(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.96(s,1H),5.43-4.92(m,2H),4.43-4.14(m,4H),2.01-1.82(m,2H)。
実施例107
4-[5-(6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000192
Rt(方法A2) 3.29分、m/z 452[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.75(s,1H),7.74(s,1H),7.09-6.87(m,2H),6.87-6.63(m,1H),5.39-4.88(m,2H),4.46-3.35(m,10H),2.52(s,3H),2.05-1.84(m,2H),1.17-0.61(m,4H)。
実施例108
4-[5-(5-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000193
Rt(方法A2) 3.28分、m/z 452[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.76(s,1H),7.75(s,1H),7.34-7.15(m,1H),7.12-6.87(m,2H),5.35-4.84(m,2H),4.51-3.41(m,10H),2.42(d,J=1.9Hz,3H),2.03-1.82(m,2H),1.06-0.76(m,4H)。
実施例109
4-[5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000194
DMSO(0.5mL)中の4,5-ジフルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0315g、0.16mmol)に、HATU(66.9mg、0.176mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、Et3N(0.111mL、0.799mmol)およびDMSO(0.8mL)中の(8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-イル)(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)メタノン塩酸塩(50mg、0.16mmol)の溶液を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0151g、収率21%)として得た。
Rt(方法A2) 3.25分、m/z 456[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.13(s,1H),7.75(s,1H),7.36-7.18(m,2H),7.07(s,1H),5.53-4.74(m,2H),4.52-3.42(m,10H),2.04-1.82(m,2H),1.21-0.60(m,4H)。
実施例110
4-[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000195
Rt(方法A2) 3.31分、m/z 454/456[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.10(s,1H),7.74(s,1H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),7.28-7.09(m,2H),6.93(s,1H),5.44-4.86(m,2H),4.51-3.41(m,10H),2.05-1.83(m,2H),1.18-0.63(m,4H)。
実施例111
4-[5-(5-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン
Figure 2022512871000196
工程1:1,4-ジオキサン(0.6mL)中の3-(8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-カルボニル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(393mg、1.044mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中の4M HCl(4mL、16.00mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物をジオキサンで希釈し、濃縮し、トルエン(2×10mL)と共沸蒸発させて、4-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル}-8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン塩酸塩をオフホワイトの固体(354mg、収率100%)として得た。
工程2:DMSO(0.5mL)中の5-フルオロ-6-クロロ-インドール-2-カルボン酸(0.0342g、0.16mmol)に、HATU(66.9mg、0.176mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、Et3N(0.111mL、0.799mmol)およびDMSO(0.8mL)中の(8-オキサ-4-アザスピロ[2.6]ノナン-4-イル)(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)メタノン塩酸塩(50mg、0.16mmol)の溶液を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0267g、収率35%)として得た。
Rt(方法A2) 3.37分、m/z 472/474[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.95(s,1H),7.70(d,J=34.4Hz,2H),7.56(d,J=6.4Hz,1H),6.98(s,1H),5.14(s,2H),4.44-3.36(m,10H),1.94(d,J=8.3Hz,2H),0.88(s,4H)。
実施例112
5-(6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000197
Rt(方法A2) 3.63分、m/z 438[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.76(s,1H),8.47(d,J=8.8Hz,1H),8.14(s,1H),7.09-6.89(m,2H),6.78(dd,J=10.9,2.2Hz,1H),5.35-4.99(m,2H),4.89-4.68(m,1H),4.43-4.04(m,4H),2.52(s,3H),1.32(d,J=7.1Hz,3H)。
実施例113
5-(5-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000198
DMSO(0.5mL)中の4-メチル-5-フルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0315g、0.167mmol)に、HATU(70.0mg、0.184mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.117mL、0.837mmol)および(R)-N-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.167mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0338g、収率48%)として得た。
Rt(方法A2) 3.61分、m/z 438[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.77(s,1H),8.47(d,J=8.9Hz,1H),8.14(s,1H),7.26(dd,J=8.8,4.2Hz,1H),7.16-6.76(m,2H),5.19(s,2H),4.79(h,J=7.7Hz,1H),4.48-3.94(m,4H),2.42(m,3H),1.32(d,J=7.3Hz,3H)。
実施例114
5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000199
DMSO(0.5mL)中の4,5-ジフルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0315g、0.167mmol)に、HATU(70.0mg、0.184mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.117ml、0.837mmol)および(R)-N-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.167mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0437g、収率62%)として得た。
Rt(方法A2) 3.58分、m/z 442[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.14(s,1H),8.48(d,J=8.8Hz,1H),8.14(s,1H),7.36-7.17(m,2H),7.07(s,1H),5.60-4.91(m,2H),4.79(q,J=7.8Hz,1H),4.52-3.90(m,4H),1.32(d,J=7.1Hz,3H)。
実施例115
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000200
DMSO(0.5mL)中の4-クロロ-インドール-2-カルボン酸(0.0315g、0.167mmol)に、HATU(70.0mg、0.184mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.117mL、0.837mmol)および(R)-N-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.167mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0455g、収率65%)として得た。
Rt(方法A2) 3.65分、m/z 440/442[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.10(s,1H),8.47(d,J=8.9Hz,1H),8.14(s,1H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),7.28-7.10(m,2H),6.94(s,1H),5.55-4.91(m,2H),4.79(q,1H),4.47-4.04(m,4H),1.32(d,J=7.1Hz,3H)。
実施例116
5-(5-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000201
工程1:(R)-3-((1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)カルバモイル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(353mg、0.974mmol)をジオキサン中の4M HCl(4mL、16.00mmol)に溶解し、得られた粘着性懸濁液を室温で30分間撹拌した。反応混合物をジオキサン(4mL)で希釈し、さらに30分間撹拌した。次いで、反応混合物を1,4-ジオキサン(8mL)で希釈し、濃縮し、残渣をトルエン(2×10mL)と共沸蒸発させて、N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩をオフホワイトの固体(0.280g、収率96%)として得た。
工程2:DMSO(0.5mL)中の5-クロロ-6-フルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0342g、0.167mmol)に、HATU(70.0mg、0.184mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.117mL、0.837mmol)および(R)-N-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.167mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0387g、収率53%)として得た。
Rt(方法A2) 3.70分、m/z 458/460[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.95(s,1H),8.48(d,J=8.9Hz,1H),8.14(s,1H),7.67(d,J=9.9Hz,1H),7.57(d,J=6.4Hz,1H),6.98(s,1H),5.52-4.91(m,2H),4.78(q,J=8.0Hz,1H),4.45-3.95(m,4H),1.32(d,J=7.1Hz,3H)。
実施例117
4-[5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-4-アザスピロ[2.5]オクタン-7-オール
Figure 2022512871000202
工程1:3-(7-ヒドロキシ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-カルボニル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(275mg、0.730mmol)をジオキサン中の4M HCl(4mL、16.00mmol)に溶解し、得られたゲル様懸濁液を室温で3時間撹拌し、次いで、ジオキサン(4mL)で希釈し、濃縮し、この後、残渣をトルエン(2×10mL)と共沸蒸発させて、4-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル}-4-アザスピロ[2.5]オクタン-7-オール塩酸塩を白色固体(0.235g、収率100%)として得た。
工程2:DMSO(0.5mL)中の5-クロロ-6-フルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0273g、0.128mmol)に、HATU(53.5mg、0.141mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.89mL、0.837mmol)および(7-ヒドロキシ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-イル)(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)メタノン塩酸塩(40mg、0.128mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0196g、収率32%)として得た。
Rt(方法A2) 3.19分、m/z 472/474[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.95(s,1H),7.81-7.61(m,2H),7.56(d,J=6.4Hz,1H),6.96(s,1H),5.40-4.86(m,2H),4.85-4.68(m,1H),4.46-4.05(m,5H),3.91-3.72(m,1H),3.22-2.80(m,1H),1.92-m,1H),1.02-0.76(m,2H),0.68-0.41(m,2H)。
実施例118
4-[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-4-アザスピロ[2.5]オクタン-7-オール
Figure 2022512871000203
DMSO(0.5mL)中の4-クロロ-インドール-2-カルボン酸(0.0250g、0.128mmol)に、HATU(53.5mg、0.141mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.89mL、0.837mmol)および(7-ヒドロキシ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-イル)(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)メタノン塩酸塩(40mg、0.128mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0225g、収率39%)として得た。
Rt(方法A2) 3.11分、m/z 454/456[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.09(s,1H),7.75(s,1H),7.42(d,J=8.1Hz,1H),7.27-7.08(m,2H),6.92(s,1H),5.41-4.86(m,2H),4.86-4.67(m,1H),4.47-4.02(m,5H),3.93-3.73(m,1H),3.18-2.78(m,1H),1.98-1.68(m,2H),1.58-1.10(m,2H),1.02-0.73(m,2H),0.67-0.44(m,2H)。
実施例119
4-[5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-4-アザスピロ[2.5]オクタン-7-オール
Figure 2022512871000204
DMSO(0.5mL)中の4,5-ジフルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0252g、0.128mmol)に、HATU(53.5mg、0.141mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この後、DMSO(0.8mL)中のEt3N(0.89mL、0.837mmol)および(7-ヒドロキシ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-イル)(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)メタノン塩酸塩(40mg、0.128mmol)の混合物を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、DMSO(0.5mL)で希釈し、HPLCにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0242g、収率42%)として得た。
Rt(方法A2) 3.06分、m/z 456[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.13(s,1H),7.75(s,1H),7.32-7.16(m,2H),7.06(s,1H),5.49-4.84(m,2H),4.85-4.66(m,1H),4.49-4.01(m,5H),3.92-3.72(m,1H),3.18-2.85(m,1H),1.95-1.63(m,2H),1.57-1.10(m,2H),1.04-0.75(m,2H),0.66-0.45(m,2H)。
実施例120
4-[5-(5-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-4-アザスピロ[2.5]オクタン-7-オール
Figure 2022512871000205
Rt(方法A2) 3.10分、m/z 452[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.77(s,1H),7.75(s,1H),7.34-7.18(m,1H),7.11-6.92(m,2H),5.38-4.88(m,2H),4.88-4.64(m,1H),4.47-4.04(m,5H),3.91-3.73(m,1H),3.20-2.72(m,1H),2.42(s,3H),1.99-1.64(m,2H),1.59-1.08(m,2H),1.01-0.71(m,2H),0.68-0.45(m,2H)。
実施例121
4-[5-(6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル]-4-アザスピロ[2.5]オクタン-7-オール
Figure 2022512871000206
Rt(方法A2) 3.11分、m/z 452[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.76(s,1H),7.75(s,1H),7.10-6.88(m,2H),6.83-6.69(m,1H),5.35-4.90(m,2H),4.87-4.64(m,1H),4.45-4.01(m,5H),3.89-3.76(m,1H),3.22-2.73(m,1H),1.94-1.67(m,2H),1.58-1.07(m,2H),1.02-0.73(m,2H),0.67-0.41(m,2H)。
実施例122
2-[3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-1H-インドール
Figure 2022512871000207
Rt(方法A) 3.04分、m/z 400[M+H]+
実施例123
N-{1-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]シクロブチル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000208
Rt(方法A2) 3.62分、m/z 458[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.03(d,J=22.9Hz,2H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.1Hz,1H),7.21(t,J=7.8Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.96(s,1H),6.61(t,J=76.4Hz,1H),5.41-4.92(m,2H),4.35-4.15(m,4H),3.82(t,J=7.1Hz,2H),2.29-2.04(m,6H),1.89-1.75(m,2H)。
実施例124
N-{1-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]シクロペンチル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000209
Rt(方法A2) 3.78分、m/z 472[M+H]+
実施例125
N-{4-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]オキサン-4-イル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000210
Rt(方法A2) 3.35分、m/z 488[M+H]+
実施例126
N-{1-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]シクロブチル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000211
Rt(方法A2) 3.68分、m/z 472[M+H]+
実施例127
N-{1-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]シクロペンチル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000212
Rt(方法A2) 3.84分、m/z 448[M+H]+
実施例128
N-{1-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]シクロペンチル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000213
Rt(方法A2) 3.41分、m/z 502[M+H]+
実施例129
5-(4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000214
Rt(方法A) 2.77分、m/z 404[M+H]+
実施例130
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(ラセミ混合物)
Figure 2022512871000215
Rt(方法B2) 3.44分、m/z 444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),8.49(s,1H),8.07(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),6.67(t,J=7.64Hz,1H),5.62(d,J=18.6Hz,1H),5.33-5.22(m,1H),5.00-4.51(m,1H),4.41-4.27(m,1H),4.16(d,J=12.9Hz,1H),3.98-3.89(m,2H),1.23(d,J=6.8Hz,3H),0.87-0.74(m,4H)。
実施例131
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(鏡像異性体1、絶対配置は未知)
Figure 2022512871000216
Rt(方法B2) 3.44分、m/z 444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),8.48(s,1H),8.06(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.27-7.17(m,1H),7.12-7.04(m,1H),6.99-6.92(m,1H),6.67(t,J=7.63Hz,1H),5.62(d,J=18.7Hz,1H),5.35-5.23(m,1H),5.04-4.55(m,1H),4.42-4.25(m,1H),4.16(d,J=12.8Hz,1H),4.02-3.85(m,2H),1.23(d,J=6.8Hz,3H),0.92-0.71(m,4H)。
Phenomenex Cellulose-1カラム(250×21.2mm、5μm)、流速70mL/分、カラム温度35℃、170バール、溶離液A-CO2、溶離液B-メタノール/20mMアンモニア、直線溶離勾配 t=0分 10%B、t=6.5分 40%B、t=8分 40%Bを用いて、キラルSFCによるラセミ体(実施例130)の分離によって、立体化学的に純粋な物質を得た。
実施例132
N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(鏡像異性体2、絶対配置は未知)
Figure 2022512871000217
工程1:DmF(3mL)中の5-(tert-ブトキシカルボニル)-6-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(100mg、0.355mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.248mL、1.777mmol)を添加し、次いで、HATU(149mg、0.391mmol)を添加した。10分後、1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩(73.2mg、0.422mmol)を添加し、混合物を一夜撹拌した。反応混合物をEtOAc(20mL)と塩水(20mL)により分配した。いくらかの固体NaClおよびいくらかの塩水を添加して相分離を促進した。水層を、EtOAc(10mL)で抽出した。合わせた有機相を塩水(4×15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、濃縮した。残渣を1mlのDCMに溶解し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、3-[{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}カルバモイル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチル(0.111g、収率78%)を得た。
工程2:3-((1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロピル)カルバモイル)-6-メチル-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(27.8mg、0.069mmol)に、HCl(4Mジオキサン溶液)(0.5mL、2mmol)を添加した。
混合物を2時間撹拌し、次いで、濃縮し、DCMでストリップして、N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩を白色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:DMSO中のインドール-2-カルボン酸(11.20mg、0.069mmol)の溶液に、HATU(29.1mg、0.076mmol)を添加した。混合物を10分間撹拌した。分離バイアルにおいて、N-(1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロピル)-6-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド塩酸塩(23.4mg、0.069mmol)をDMSOに溶解し、トリエチルアミン(48.4μL、0.347mmol)を添加した。混合物を合わせて、一夜撹拌した。混合物を逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を白色固体(0.0199g、収率64%)として得た。
Rt(方法B2) 3.44分、m/z 444[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H),8.48(s,1H),8.06(s,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.49-7.41(m,1H),7.27-7.17(m,1H),7.12-7.04(m,1H),6.99-6.92(m,1H),6.67(t,J=76.3Hz,1H),5.62(d,J=18.6Hz,1H),5.35-5.20(m,1H),4.97-4.58(m,1H),4.40-4.26(m,1H),4.16(d,J=13.0Hz,1H),4.01-3.86(m,2H),1.23(d,J=6.8Hz,3H),0.91-0.66(m,4H)。
Phenomenex Cellulose-1カラム(250×21.2mm、5μm)、流速70mL/分、カラム温度35℃、170バール、溶離液A-CO2、溶離液B-メタノール/20mMアンモニア、直線溶離勾配 t=0分 10%B、t=6.5分 40%B、t=8分 40%Bを用いて、キラルSFCによるラセミ体(実施例130)の分離によって、立体化学的に純粋な物質を得た。
実施例133
N-シクロブチル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000218
Rt(方法A2) 3.31分、m/z 378[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.73(s,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.17(m,1H),7.11-7.03(m,1H),6.95(s,1H),5.30-4.88(m,2H),4.77-4.64(m,1H),4.43-4.13(m,4H),2.98(s,3H),2.30-2.15(m,2H),2.13-2.01(m,2H),1.69-1.49(m,2H)。
実施例134
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(オキセタン-3-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000219
Rt(方法A2) 2.80分、m/z 366[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),8.76(d,J=6.7Hz,1H),8.07(s,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.41-5.03(m,2H),5.00-4.88(m,1H),4.74(t,J=6.9Hz,2H),4.53(t,J=6.4Hz,2H),4.37-4.14(m,4H)。
実施例135
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000220
Rt(方法A2) 2.82分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.79(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.30-4.93(m,3H),4.76-4.60(m,4H),4.36-4.18(m,4H),3.16(s,3H)。
実施例136
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-(3-メチルオキセタン-3-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000221
Rt(方法A2) 2.95分、m/z 394[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H),7.89(s,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,1H),7.28-7.13(m,1H),7.12-6.80(m,2H),5.36-4.85(m,2H),4.72-4.49(m,2H),4.48-3.94(m,6H),2.97(s,3H),1.57(s,3H)。
実施例137
N-[(1-ヒドロキシシクロブチル)メチル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000222
Rt(方法A2) 3.00分、m/z 408[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.84(s,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.25-7.18(m,1H),7.11-7.03(m,1H),6.95(s,1H),5.34-4.93(m,3H),4.38-4.16(m,4H),3.60(s,2H),3.30-2.87(m,3H),2.01-1.81(m,4H),1.67-1.21(m,2H)。
実施例138
N-[1-(1,3-ジオキソラン-2-イル)シクロプロピル]-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000223
Rt(方法A2) 3.22分、m/z 436[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.94(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.21(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.4Hz,1H),6.95(s,1H),5.42-4.73(m,3H),4.44-4.03(m,4H),4.02-3.70(m,4H),3.21-2.84(m,3H),1.30-0.72(m,4H)。
実施例139
5-(5,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000224
DMF(0.4mL)中の5,6-ジフルオロ-インドール-2-カルボン酸(0.0248g、0.126mmol)の溶液に、HATU(0.050g、0.132mmol)およびNEt3(0.088mL、0.629mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、無水DMF(0.4mL)中のN-(1-((ジフルオロメトキシ)メチル)シクロプロピル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(0.036g、0.126mmol)の溶液を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、ろ過し、メタノール(0.2mL)でリンスした。次いで、混合物をHPLCにより直接精製して、5-(5,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-{1-[(ジフルオロメトキシ)メチル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミドを白色粉末(0.027g、収率46%)として得た。
Rt(方法A2) 3.46分、m/z 466[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.93(s,1H),8.49(s,1H),8.05(s,1H),7.79-7.62(m,1H),7.39(dd,J=11.0,7.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.68(t,J=76.3Hz,1H),5.59-4.95(m,2H),4.39-4.11(m,4H),3.94(s,2H),0.97-0.67(m,4H)。
実施例140
4-クロロ-2-[3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボニル]-6-フルオロ-1H-インドール
Figure 2022512871000225
工程1:5-(tert-ブトキシカルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(160mg、0.599mmol)を、無水DMF(3mL)に懸濁し、HATU(273mg、0.718mmol)を添加した。3,3-ジフルオロピロリジン塩酸塩(86mg、0.599mmol)を添加し、次いで、トリエチルアミン(0.417ml、2.99mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで、懸濁液をろ過し、逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製した。残渣をトルエンおよびDCMでストリップして、3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボン酸tert-ブチルを白色固体(0.195g、収率91%)として得た。
工程2:3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボン酸tert-ブチル(195mg、0.547mmol)に、HCl(4Mジオキサン溶液)(5mL、20.00mmol)を添加した。懸濁液を40分間撹拌した。反応混合物を濃縮して、トルエンおよびDCMでストリップして、3,3-ジフルオロ-1-{4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボニル}ピロリジンを白色固体(162mg、収率100%)として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:無水DMF(0.4mL)中の4-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(21.89mg、0.102mmol)の溶液に、HATU(46.8mg、0.123mmol)を添加した。溶液を10分間撹拌した。次いで、無水DMF(1mL)中の(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-イル)メタノン塩酸塩(10mg、0.102mmol)、トリエチルアミン(0.071mL、0.512mmol)および1滴の水の混合物を、活性化された酸に添加し、得られた溶液を一夜撹拌した。懸濁液をろ過し、フィルターをDMSOでリンスした。ろ液を逆相クロマトグラフィーにより精製して、生成物を白色固体(0.0256g、収率55%)として得た。
Rt(方法A) 3.33分、m/z 452/454[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.17(s,1H),7.95(s,1H),7.22-7.16(m,2H),6.96(s,1H),5.43-4.98(m,2H),4.46-4.04(m,5H),4.04-3.55(m,3H),2.48-2.35(m,2H)。
実施例141
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-{1-[(2r,5r)-5-アミノ-1,3-ジオキサン-2-イル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000226
工程1:無水DMF(0.5mL)中の5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボン酸(49.6mg、0.160mmol)の溶液に、HATU(60.7mg、0.160mmol)を添加した。得られた懸濁液を室温で30分間撹拌した。次いで、NEt3(0.051mL、0.367mmol)を添加し、次いで、無水DMF(6mL)中の2-((2r,5r)-2-(1-(メチルアミノ)シクロプロピル-1,3-ジオキサン-5-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(43.3mg、0.160mmol)を添加した。混合物を一夜撹拌し、次いで、マイクロフィルターによりろ過し、HPLCにより直接精製して、5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-N-{1-[(2r,5r)-5-(1,3-ジオキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-2-イル)-1,3-ジオキサン-2-イル]シクロプロピル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(0.046g、収率48%)を得た。
工程2:無水エタノール(2mL)中のN-(1-((2r,5r)-5-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)-1,3-ジオキサン-2-イル)シクロプロピル)-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド(46mg、0.077mmol)の溶液に、ヒドラジン一水和物(10μL、0.205mmol)を得た。懸濁液を40℃で2時間、50℃で6時間、次いで60℃で一夜撹拌した。さらにヒドラジン一水和物(9.98μL、0.205mmol)を添加し、撹拌を60℃で続けた。反応混合物を濃縮し、残渣をEtOH(2×10mL)と共沸蒸発させた。得られたオフホワイトの固体をDCM(15mL)に懸濁し、15分間撹拌し、この後、沈殿物をろ過して取り出し、DCM(15mL)で洗浄した。ろ液を濃縮し、DMSO(1.5mL)に溶解し、マイクロフィルターによりろ過し、HPLCにより精製して、生成物を白色粉末(0.005g、収率14%)として得た。
Rt(方法A2) 2.87分、m/z 465[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),7.86(s,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.07(t,J=7.5Hz,1H),6.95(s,1H),5.41-4.93(m,2H),4.94-4.62(m,1H),4.51-4.07(m,4H),4.07-3.82(m,2H),3.11-2.87(m,3H),2.85-2.68(m,1H),1.73-0.52(m,6H)。
実施例142
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000227
Rt(方法B2) 3.56分、m/z 420[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H),8.49(t,J=8.1Hz,1H),8.17(s,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.45(d,J=8.2Hz,1H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.08(t,J=7.4Hz,1H),6.95(s,1H),5.63(d,J=18.7Hz,1H),5.35- 5.25(m,1H),4.91-4.69(m,2H),4.41-4.30(m,1H),4.23-4.15(m,1H),1.37-1.28(m,3H),1.28-1.18(m,3H)。
実施例143
5-(4,5-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000228
Rt(方法B2) 3.73分、m/z 456[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.12(s,1H),8.52- 8.46(m,1H),8.17(s,1H),7.31-7.21(m,2H),7.08-7.04(m,1H),5.59(dd,J=18.6,5.2Hz,1H),5.32-5.22(m,1H),4.97-4.65(m,2H),4.43-4.31(m,1H),4.22-4.14(m,1H),1.36-1.28(m,3H),1.27-1.19(m,3H)。
実施例144
5-(5-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000229
Rt(方法B2) 3.74分、m/z 452[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.75(s,1H),8.52-8.43(m,1H),8.17(s,1H),7.26(dd,J=8.7,4.2Hz,1H),7.07-6.98(m,2H),5.60(dd,J=18.8,7.6Hz,1H),5.28(p,J=8.2,7.3Hz,1H),4.87-4.66(m,2H),4.45-4.33(m,1H),4.23-4.14(m,1H),2.45-2.39(m,3H),1.36-1.29(m,3H),1.28-1.21(m,3H)。
実施例145
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000230
Rt(方法B2) 3.79分、m/z 454/456[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.08(s,1H),8.54- 8.43(m,1H),8.17(s,1H),7.43(d,J=7.9Hz,1H),7.25-7.14(m,2H),6.96-6.93(m,1H),5.60(dd,J=18.6,7.1Hz,1H),5.33-5.21(m,1H),4.93-4.71(m,2H),4.44-4.30(m,1H),4.24-4.15(m,1H),1.36-1.29(m,3H),1.28-1.20(m,3H)。
実施例146
5-(6-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000231
Rt(方法B2) 3.78分、m/z 452[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.74(s,1H),8.52- 8.44(m,1H),8.17(s,1H),7.06-6.92(m,2H),6.78(d,J=10.6Hz,1H),5.61(dd,J=18.8,7.2Hz,1H),5.29(p,J=6.9,6.1Hz,1H),4.90-4.68(m,2H),4.45-4.32(m,1H),4.23-4.15(m,1H),2.52(s,3H),1.37-1.29(m,3H),1.28-1.20(m,3H)。
実施例147
5-(6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(2R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000232
Rt(方法B2) 3.85分、m/z 472/474[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.93(s,1H),8.53-8.45(m,1H),8.17(s,1H),7.68(d,J=9.9Hz,1H),7.57(d,J=6.4Hz,1H),6.97(s,1H),5.64-5.53(m,1H),5.31-5.20(m,1H),4.93-4.67(m,2H),4.41-4.27(m,1H),4.23-4.14(m,1H),1.37-1.28(m,3H),1.27-1.18(m,3H)。
実施例148
N-{3-[2-(ジフルオロメトキシ)エチル]オキセタン-3-イル}-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-3-カルボキサミド
Figure 2022512871000233
Rt(方法A2) 3.20分、m/z 460[M+H]+
生化学カプシドアセンブリアッセイ
アセンブリエフェクター活性のスクリーニングを、Zlotnickら.(2007)により公開された蛍光消光アッセイに基づいて行った。150位の固有のシステイン残基と融合されたN末端アセンブリドメインの149アミノ酸を含むC末端切断コアタンパク質は、pET発現システム(Merk Chemicals、独国ダルムシュタット)を用いてE.Coli内で発現された。コア二量体タンパク質の精製を、一連のサイズ排除クロマトグラフィー工程を用いて行った。要するに、NdeI/XhoIを発現プラスミドpET21bにクローン化されたコアタンパク質のコード配列を発現する1L BL21(DE3)Rosetta2培養液からの細胞ペレットを、氷上で1時間、天然溶解バッファー(nativelysisbuffer)(Qproteome Bacterial Protein Prep Kit;Qiagen、独国ヒルデン)で処理した。遠心分離工程後、上澄み液を、氷上で2時間撹拌しながら、23g/mlの固形硫酸アンモニウムで沈殿させた。さらに遠心分離後、得られたペレットをバッファーA(100mM Tris、pH7.5;100mM NaCl;2mM DTT)に溶解し、その後、バッファーA平衡CaptoCore700カラム(GE HealthCare、独国フランクフルト)にロードした。集合HBVカプシドを含むカラムフロースルーをバッファーN(50mM NaHCO3 pH9.6;5mM DTT)に対して透析を行った後、尿素を2Mの最終濃度に添加して、氷上1.5時間、カプシドをコア二量体に解離した。次いで、タンパク質様液を、1L Sephacryl S300カラムにロードした。バッファーNで溶離後、分画を含むコア二量体を、SDS-PAGEにより同定し、その後、プールして、50mM HEPES pH 7.5;5mM DTTに対して透析を行った。精製されたコア二量体の集合能力を向上するため、5M NaClの添加と共に始まり、上記サイズ排除クロマトグラフィーを含む集合および分解の第二回目を行った。最後のクロマトグラフィー工程から、分画を含むコア二量体をプールし、1.5~2.0mg/mlの濃度の一定分量で-80℃において貯蔵した。
標識化直前に、コアタンパク質を、20mMの最終濃度に新たに調製されたDTTの添加によって還元した。氷上で40分のインキュベーション後、保存用バッファーおよびDTTをSephadex G-25カラム(GE HealthCare、独国フランクフルト)および50mM HEPES、pH7.5を用いて除去あ。標識化のため、1.6mg/mlコアタンパク質を、1mMの最終濃度のBODIPY-FLマレイミド(Invitrogen、独国カールスルーエ)と共に4℃において暗所で一夜インキュベートした。標識化後、遊離染料を、Sephadex G-25カラムを用いて、さらなる脱塩工程によって除去した。標識化コア二量体を、4℃において一定分量で貯蔵した。二量体状態では、標識化コアタンパク質の蛍光シグナルは高く、コア二量体が高分子カプシド構造へ集合する間に消光する。50mM HEPES pH7.5および1.0~2.0μM標識化コアタンパク質を用いて、10μlの総アッセイ体積でブラック384ウェルマイクロタイタープレートにおいて、スクリーニングアッセイを行った。各スクリーニング化合物を、100μM、31.6μMまたは10μMの最終濃度において始まる0.5ログ単位段階希釈を用いて8つの異なる濃度で添加した。いずれの場合も、マイクロタイタープレート全体にわたるDMSO濃度は0.5%であった。集合反応は、最大消光シグナルの約25%まで集合過程を誘発する300μMの最終濃度までNaClを注入することによって開始した。反応開始6分後、Clariostarプレートリーダー(BMG Labtech、独国オルテンベルク)を用いて、477nmで励起して525nmの発光の蛍光シグナルを測定した。100%および0%集合として、2.5Mおよび0M NaClを含むコントロールHEPESバッファーを使用した。三重反復で3回実験を行った。Graph Pad Prism6ソフトウェア(GraphPad Software、米国ラホヤ)を用いて、EC50値を非線形回帰分析によって算出した。
HepAD38細胞の上澄み液からのHBV DNAの決定
高レベルのHBVウイルス粒子を分泌することが記載されている(Ladnerら.、1997)安定トランスフェクトされたセルラインHepAD38において、抗HBV活性を分析した。要するに、HepAD38細胞を、200μl維持培地中、37℃、5%CO2および95%湿度において培養し、該維持培地は50μg/mlペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco、独国カールスルーエ)、2mM L-グルタミン(PAN Biotech、独国アイデンバッハ)、400μg/ml G418(AppliChem、独国ダルムシュタット)および0.3μg/mlテトラサイクリンを補足したダルベッコ変法イーグル培地/栄養混合物F-12(Gibco、独国カールスルーエ)、10%ウシ胎仔血清(PAN Biotech、独国アイデンバッハ)であった。細胞を1:5比で週1回継代培養したが、通常10回より多くは継代しなかった。アッセイのため、維持培地において、テトラサイクリンなしで、60,000細胞を96ウェルプレートの各ウェルに播種し、試験化合物の半ログ段階希釈で治療した。辺縁効果を最小にするため、プレートの外側36ウェルを使用しなかったが、アッセイ培地で充填した。各アッセイプレート上、ウイルスコントロール(未治療HepAD38細胞)の6ウェルおよび細胞コントロール(0.3μg/mlテトラサイクリンで治療されたHepAD38細胞)の6ウェルを、それぞれ、割り当てた。加えて、スクリーニング化合物の代わりにBAY41-4109、エンテカビル、およびラミブジンなどの参照阻害剤を含む1つのプレートセットを、各実験において調製した。概して、三重反復で3回実験を行った。6日目、100μlのろ過された細胞培養上澄み液からのHBV DNA(AcroPrep Advance 96Filter Plate、0.45μM Suporメンブレン、PALL GmbH、独国ドライアイヒ)を、製造者説明書に従ってMagNA Pure96 DNAおよびViral NA小容量キット(Roche Diagnostics、独国マンハイム)を用いてMagNa Pure LC装置で自動的に精製した。HBV DNAの相対複製数から、EC50値を算出した。要するに、HBV DNAを含む100μlの溶出物の5μlを、1μMアンチセンスプライマーtgcagaggtgaagcgaagtgcaca、0.5μMセンスプライマーgacgtcctttgtttacgtcccgtc、0.3μMハイブリダイゼーションプローブacggggcgcacctctctttacgcgg-FLおよび12.5μlの最終体積までのLC640-ctccccgtctgtgccttctcatctgc-PH(TIBMolBiol、独国ベルリン)と共にPCR LC480プローブマスターキット(Roche)に付した。下記のプロトコールを用いて、Light Cycler480レアルタイムシステム(Roche Diagnostics、独国マンハイム)で、PCRを行った:95℃で1分間のプレインキュベーション、増幅:40サイクル×(95℃で10秒、60℃で50秒、70℃で1秒)、40℃で10秒間の冷却。pCH-9/3091のHBVプラスミドDNA(Nassalら,1990,Cell 63:1357-1363)およびLightCycler480SW1.5ソフトウェア(Roche Diagnostics、独国マンハイム)を用いて、既知標準品に対してウイルス負荷を定量化し、GraphPad Prism6(GraphPad Software、米国ラホヤ)を用いた非線形回帰分析を使用して、EC50値を算出した。
細胞生存率アッセイ
AlamarBlue生存率アッセイを使用して、HBVゲノムの発現を遮断する0.3μg/mlテトラサイクリンの存在下、HepAD38細胞において細胞毒性を評価した。アッセイ条件およびプレートレイアウトは抗HBVアッセイと同様であったが、他のコントロールを使用した。各アッセイプレートにおいて、未治療HepAD38細胞を含む6ウェルを100%生存率コントロールとして使用し、アッセイ培地のみを充填された6ウェルを0%生存率コントロールとして使用した。加えて、60μM最終アッセイ濃度において始まるシクロヘキシミドのゲノム濃度系列を、各実験におけるポジティブコントロールとして使用した。6日のインキュベーション期間後、Alamar Blue Presto細胞生存率試薬(ThermoFisher、独国ドライアイヒ)を、アッセイプレートの各ウェルに1/11希釈で添加した。37℃で30~45分間のインキュベーション後、生細胞数に比例する蛍光シグナルを、それぞれ、励起フィルター550nmおよび発光フィルター595nmを有するTecan Spectrafluor Plusプレートリーダーを用いて読み取った。未治療コントロール(100%生存率)およびアッセイ培地(0%生存率)のパーセンテージにデータを正規化した後、非線形回帰分析およびGraphPad Prism6.0(GraphPad Software、米国ラホヤ)を用いて、CC50値を算出した。平均EC50値およびCC50値を使用して、各試験化合物の選択性指数(SI=CC50/EC50)を算出した。
インビボ有効性モデル
抗ウイルス薬のHBV研究および前臨床試験は、ウイルスの狭い種および組織親和性、入手可能な感染症モデルの不足ならびにHBV感染症に完全に罹り易い唯一の動物であるチンパンジーの使用により課せられる制限によって限定される。代替の動物モデルは、HBV関連ヘパドナウイルスの使用に基づき、様々な抗ウイルス化合物は、ウッドチャック肝炎ウイルス(WHV)感染マーモットまたはアヒルB型肝炎ウイルス(DHBV)感染アヒルまたはウーリーモンキーHBV(WM-HBV)感染ツパイア属において試験されてきた(Dandriら,2017,Best Pract Res Clin Gastroenterol 31,273-279の概要)。しかしながら、代替のウイルスの使用は、いくつかの制限を有する。例えば、最も遠い関連のDHBV間の配列相同性があり、HBVはほんの約40%でしかなく、これは、HAPファミリーのコアタンパク質アセンブリモディファイヤーがDHBVおよびWHVに対して不活性と思われるが、HBVを効果的に抑制したからである。マウスはHBVを許容しないが、主な努力は、ヒトHBVに対してトランスジェニックマウス(HBV tgマウス)の生成、マウスのHBVゲノムの水圧注入(HDI)またはヒト化肝臓および/もしくはヒト化免疫系を有するマウスの生成などのHBV複製および感染症のマウスモデルの開発、ならびに免疫コンピテントマウスへのHBVゲノムを含むアデノウイルス(Ad-HBV)またはアデノ随伴ウイルス(AAV-HBV)に基づくウイルスベクターの静脈内注射に集中してきた(Dandriら,2017,Best Pract Res Clin Gastroenterol 31,273-279の概要)。完全HBVゲノムに対してトランスジェニックマウスを使用して、マウス肝細胞の感染性HBVウイルスを産生する能力を実証することができた(Guidottiら,1995,J.Virol.,69:6158-6169)。トランスジェニックマウスはウイルスタンパク質に対して免疫寛容であり、HBV産生マウスにおいて肝損傷は観察されておらず、これらの試験は、HBVそれ自体は細胞傷害性ではない。ポリメラーゼ阻害薬およびコアタンパク質アセンブリモディファイヤーなどのいくつかの抗HBV薬の有効性を試験するために、HBVトランスジェニックマウスを使用し(Weberら,2002,Antiviral Research 54 69-78;Julanderら,2003,Antivir.Res.,59:155-161)、したがって、HBVトランスジェニックマウスは多くのタイプの前臨床抗ウイルスインビボ試験に充分適している。
Paulsenら,2015に記載されているように、2916/2917位にフレームシフト変異(GC)を有するPLOSone,10:e0144383 HBVトランスジェニックマウス(Tg[HBV1.3 fsX-3’5’])を使用して、インビボでのコアタンパク質アセンブリモディファイヤーの抗ウイルス活性を実証することができる。要するに、HBVトランスジェニックマウスを、実験前のqPCRによって血清中のHBV特異的DNAについてチェックした(セクション“Determination of HBV DNA from the supernatants of HepAD38 cells”参照)。各治療群は、血清ml当たり107~108ウイルス粒子の力価を有する約10週齢の5匹の雄および5匹の雌動物から成った。化合物を、2%DMSO/98%チロース(0.5%メチルセルロース/99.5%PBS)または50%PEG400などの適切な媒体中の懸濁液として製剤し、10日間に1日1~3回、動物に経口投与した。媒体はネガティブコントロールとなるが、適切な媒体中の1μg/kgエンテカビルはポジティブコントロールであった。イソフルラン気化器を使用して眼球後血液サンプリングによって血液を得た。最後の治療6時間後の末端心臓穿刺、血液または臓器を集めるため、マウスをイソフルランで麻酔し、その後、CO2暴露により屠殺した。眼球後(100~150μl)および心臓穿刺(400~500μl)血液サンプルを、それぞれ、Microvette 300 LHまたはMicrovette 500 LHに集め、遠心分離(10分、2000g、4℃)により血漿を分離した。肝組織を取り出し、液体N2に急速凍結した。全サンプルを、さらに使用するまで、-80℃で貯蔵した。ウイルスDNAを、50μl血漿または25mg肝組織から抽出し、製造者説明書に従って、DNeasy 96 Blood & Tissue Kit(Qiagen、独国ヒルデン)を使用して50μlのAEバッファー(血漿)またはDNeasy Tissue Kit(Qiagen、独国ヒルデン)を使用して320μl AEバッファー(肝組織)に溶出した。溶出ウイルスDNAを、製造者説明書に従って、LightCycler 480 Probes Master PCR Kit(Roche、独国マンハイム)を使用してqPCRに付して、HBV複製数を決定した。使用されたHBV特異的プライマーとしては、フォワードプライマー5’-CTG TAC CAA ACC TTC GGA CGG-3’、リバースプライマー5’-AGG AGA AAC GGG CTG AGG C-3’およびFAM標識化プローブFAM-CCA TCA TCC TGG GCT TTC GGA AAA TT-BBQであった。20μlの総体積を有する1つのPCR反応サンプルは、5μlのDNA溶出物および15μlのマスター混合物(フォワードプライマーの0.3μM、リバースプライマーの0.3μM、FAM標識化プローブの0.15μMを含む)を含んでいた。下記のプロトコールを用いて、Roche LightCycler1480でqPCRを行った:95℃で1分間プレインキュベーション、増幅:(95℃で10秒、60℃で50秒、70℃で1秒)×45サイクル、40℃で10秒間冷却。上記のように、標準曲線を作成した。全サンプルを二重反復で試験した。アッセイの検出限界は、約50HBV DNA複製物である(250~2.5×107複製物数の範囲の標準物を使用して)。HBV DNA複製物/10μl血漿またはHBV DNA複製物/100ng総肝臓DNA(ネガティブコントロールに正規化)として結果を表す。
複数の試験において、トランスジェニックマウスがインビボでの新規化学成分の抗ウイルス活性を証明する適切なモデルであるだけでなく、マウスのHBVゲノムの水圧注入の使用ならびにHBV陽性患者血清で感染された免疫不全ヒト肝臓キメラマウスの使用は、HBVを標的とする薬物をプロファイルするために使用することも多いことが分かった(Liら,2016,Hepat.Mon.16:e34420;Qiuら,2016,J.Med.Chem.59:7651-7666;Lutgehetmannら,2011,Gastroenterology,140:2074-2083)。加えて、慢性HBV感染症は、HBVゲノムを含むアデノウイルス(Huangら,2012,Gastroenterology 142:1447-1450)またはアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターの低用量を接種することによって免疫コンピテントマウスにおいて首尾良く確証された(Dionら,2013,J Virol.87:5554-5563)。このモデルを使用して、新規抗HBV薬剤のインビボ抗ウイルス活性を実証することができた。
表1:生化学および抗ウイルス活性
表1では、「+++」は、EC50<1μMを表し;「++」は、1μM<EC50<10μMを表し;「+」は、EC50<100μMを表す(細胞活性アッセイ)。
表1では、「A」は、IC50<5μMを表し;「B」は、5μM<IC50<10μMを表し;「C」は、IC50<100μMを表す(アセンブリアッセイ活性)。
表1では、「溶解生」は、化合物が、IC50を決定するためにアッセイバッファーに不充分に溶解したことを示す。
Figure 2022512871000234
Figure 2022512871000235
Figure 2022512871000236
Figure 2022512871000237
Figure 2022512871000238
Figure 2022512871000239

Claims (15)

  1. 式I:
    Figure 2022512871000240
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hまたはメチルであり;
    -Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-NH-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルは、1または2個のアミノ基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲン、O-C1~C6-ハロアルキルおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい、
    式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  2. 請求項1に記載の式I:
    Figure 2022512871000241
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hまたはメチルであり;
    -Qは、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、N(Ra)(Rb)、C(=O)N(Ra)(Rb)、O(Ra)およびSO2N(Ra)(Rb)を含む群から選択され、これらの基は、OH、ハロ、C≡N、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリール、NH-C6-アリール、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-C≡N、およびN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)から各々独立して選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-カルボキシアルキル、ヘテロアリール、C6-アリールおよびNH-C6-アリールは、カルボキシおよびハロから各々独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは、H、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、2または3個のC3~C7環から成るC3~C7-ヘテロシクロアルキル環またはヘテロ-スピロ環系を形成してもよい、
    式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  3. アリールはC6-アリールであり、および/またはヘテロアリールはC1~C9-ヘテロアリールであり、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは各々、N、OおよびSから各々独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する、請求項1または2に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  4. 前記プロドラッグは、エステル類、カーボネート類、アセチルオキシ誘導体、アミノ酸誘導体およびホスホロアミデート誘導体を含む群から選択される、請求項1~3のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  5. 式II:
    Figure 2022512871000242
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -nは、1、2または3である、
    式IIの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式IIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式IIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  6. 式III:
    Figure 2022512871000243
    であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -mは、0、1、2または3である、
    式IIIの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式IIIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式IIIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  7. 式IV:
    Figure 2022512871000244
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい、
    式IVの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式IVの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式IVの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  8. 式V:
    Figure 2022512871000245
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -Zは、-OH、ハロ、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC≡Nから各々独立して選択される1、2、3、または4個の基で置換されていてもよい、C6-C12-アリールおよびC1~C9-ヘテロアリールから選択される、
    式Vの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式Vの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式Vの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  9. 式VI:
    Figure 2022512871000246
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい、
    式VIの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式VIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式VIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  10. 式VII:
    Figure 2022512871000247
    の化合物であって、前記式中、
    -R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -Yは、C1~C6-カルボキシアルキルで置換されている、オキソオキサジアザビシクロ[3.3.1]ノナニル;またはN(C1~C6-カルボキシアルキル)(C1~C6-アルキル)、カルボキシフェニル、カルボキシピリジニル、カルボキシフェニルアミノ、ハロカルボキシフェニルまたはカルボキシピロリジニルにより1回置換されていてもよく、またはカルボキシピロリジニルおよびC1~C6-アルキルにより2回置換されていてもよい、オキソピロリジニルである、
    式VIIの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式VIIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式VIIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  11. 式VIII:
    Figure 2022512871000248
    の化合物であって、前記式中、
    - R1、R2、R3およびR4は、各位置について、H、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、およびCH2OHを含む群から独立して選択され;
    -R5は、Hおよびメチルから選択され;
    -RaおよびRbは、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルを含む群から独立して選択され、これらの基は、OH、ハロ、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-アルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルキル-S-C1~C6-アルキル、C1~C6-アルキル-SO2-C1~C6-アルキル、およびC1~C6-アルキル-C≡Nから各々独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
    -RaおよびRbは連結して、OH、ハロゲンおよびC≡Nから選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよい、C3~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成してもよい、
    式VIIIの化合物である、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または式VIIIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または式VIIIの化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  12. 対象におけるHBV感染症の予防または治療に使用するための、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または前記化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または前記化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグ。
  13. 薬剤的に許容可能な担体と共に、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または前記化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または前記化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグを含む医薬組成物。
  14. それを必要とする個体におけるHBV感染症の治療方法であって、前記方法は、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩、または前記化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物、または前記化合物もしくはその薬剤的に許容可能な塩もしくは溶媒和物もしくは水和物のプロドラッグの治療有効量を個体に投与することを含む、方法。
  15. 式IX:
    Figure 2022512871000249
    (式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義されている通りである)
    の化合物を、式X:
    Figure 2022512871000250
    (式中、R5およびQは、請求項1~4のいずれか一項で定義されている通りである)
    の化合物と反応させることによる、請求項1~4のいずれか一項に記載の式Iの化合物の製造方法。
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