JP2022506337A - B型肝炎ウイルス(hbv)に対して活性を有する6,7-ジヒドロ-4h-ピラゾロ[1,5-a]ピラジンインドール-2-カルボキサミド - Google Patents

B型肝炎ウイルス(hbv)に対して活性を有する6,7-ジヒドロ-4h-ピラゾロ[1,5-a]ピラジンインドール-2-カルボキサミド Download PDF

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Abstract

本発明は、概して、新規抗ウイルス薬に関する。詳細には、本発明は、B型肝炎ウイルス(HBV)によりコードされたタンパク質を阻害またはHBV複製サイクルの機能を妨げることができる化合物、かかる化合物を含む組成物、HBVウイルス複製の阻害方法、HBV感染症の治療または予防方法、ならびに該化合物の製造方法および該化合物の製造のための中間体に関する。

Description

本発明は、概して、新規抗ウイルス薬に関する。詳細には、本発明は、B型肝炎ウイルス(HBV)によりコードされたタンパク質を阻害またはHBV複製サイクルの機能を妨げることができる化合物、かかる化合物を含む組成物、HBVウイルス複製の阻害方法、HBV感染症の治療または予防方法、ならびに該化合物の製造方法に関する。
慢性HBV感染症は、世界人口の5%を超える世界の重大な健康問題である(世界的に350百万人を超え、米国で1.25百万人)。予防HBVワクチンの利用にもかかわらず、慢性HBV感染症の負荷は、最善でない治療の選択肢および発展途上世界の大部分における新しい感染症の持続率のせいで未だ対処されていない重大な世界的医療問題であり続けている。現在の治療は治癒を提供せず、2種類の薬剤(インターフェロンαおよびウイルスポリメラーゼのヌクレオシド類似体/阻害剤)のみに限定され;薬剤耐性、低有効性、および耐容性問題はその効果を限定する。
HBVの低治癒率は、少なくとも部分的に、ウイルス産生の完全抑制が単一抗ウイルス薬で達成するのが困難である事実、ならびに感染肝細胞の核内の共有結合性閉環状DNA(cccDNA)の存在および持続に起因する。しかしながら、HBV DNAの持続的抑制は、肝疾患進行を遅延し、肝細胞がん(HCC)の予防を助ける。
HBV感染患者のための現在の治療目標は、血清HBV DNAを低レベルまたは検出できないレベルまで低下させること、ならびに硬変症およびHCCの発症を極めて低減または予防することを対象とする。
HBVは、ヘパドナウイルスファミリー(ヘパドナウイルス科(Hepadnaviridae))のエンベロープ、部分的二本鎖DNA(dsDNA)ウイルスである。HBVカプシドタンパク質(HBV-CP)は、HBV複製において必要不可欠な役割を果たす。HBV-CPの主な生物機能は、プレゲノムRNAをカプシド形成し、細胞質においてカプシドタンパク質二量体の多数の複製物から自然に自己会合する未成熟カプシド粒子を形成する構造タンパク質として働くことである。
HBV-CPは、そのC末端リン酸化部位の示差的リン酸化により、ウイルスDNA合成を調節する。HBV-CPは、HBV-CPのC末端領域のアルギニンリッチドメインに位置する核内移行シグナルによって、ウイルス弛緩型環状ゲノムの核移行を促進する可能性がある。
核内では、ウイルスcccDNAミニ染色体の成分として、HBV-CPは、cccDNAミニ染色体の機能性における構造的および規則的役割を果たすことができる。HBV-CPは、小胞体(ER)におけるウイルスの大きいエンベロープタンパク質と相互作用し、肝細胞からのインタクトなウイルス粒子の遊離を引き起こす。
HBV-CP関連抗HBV化合物は報告されている。例えば、AT-61およびAT-130と名付けられた化合物を含むフェニルプロペンアミド誘導体(Feld J. et al.Antiviral Res.2007,76,168)、ならびにValeant(国際公開第2006/033995号)からのチアゾリジン-4-オンの分類は、プレゲノムRNA(pgRNA)パッケージングを阻害することが分かった。
F. Hoffmann-La Roche AGは、HBV治療のための一連の3-置換テトラヒドロ-ピラゾロ[1,5-a]ピラジンを開示した(国際公開第2016/113273号、国際公開第2017/198744号、国際公開第2018/011162号、国際公開第2018/011160号、国際公開第2018/011163号)。
ヘテロアリールジヒドロピリミジン(HAP)は、組織培養ベーススクリーニングにおいて発見された(Weber et al.,Antiviral Res.2002,54,69)。これらのHAP類似体は、合成アロステリックアクチベーターとして働き、HBV-CPの分解をもたらす異常カプシド形成を誘発することができる(国際公開第99/54326号、国際公開第00/58302号、国際公開第01/45712号、国際公開第01/6840号)。さらなるHAP類似体が記載されている(J.Med.Chem.2016,59(16),7651-7666)。
F.Hoffman-La RocheからのHAPのサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2014/184328号、国際公開第2015/132276号、および国際公開第2016/146598号)。Sunshine Lake Pharmaからの同様なサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/144093号)。さらなるHAPも、HBVに対する活性を有し(国際公開第2013/102655号、Bioorg.Med.Chem.2017,25(3)pp.1042-1056)、Enanta Therapeuticsからの同様なサブクラスは同様な活性を示す(国際公開第2017/011552号)。Medshine Discoveryからのさらなるサブクラスは、同様な活性を示す(国際公開第2017/076286号)。さらなるサブクラス(Janssen Pharma)は、同様な活性を示す(国際公開第2013/102655号)。
ピリダゾン類およびトリアジノン類のサブクラス(F.Hoffman-La Roche)も、HBVに対する活性を示し(国際公開第2016/023877号)、テトラヒドロピリドピリジン類のサブクラスもHBVに対する活性を示す(国際公開第2016/177655号)。Rocheからの三環式4-ピリドン-3-カルボン酸誘導体のサブクラスも同様な抗HBV活性を示す(国際公開第2017/013046号)。
Novira Therapeutics(現Johnson & Johnson Inc.の一部門)からのスルファモイル-アリールアミドのサブクラスもHBVに対して活性を示す(国際公開第2013/006394号、国際公開第2013/096744号、国際公開第2014/165128号、国際公開第2014/184365号、国際公開第2015/109130号、国際公開第2016/089990号、国際公開第2016/109663号、国際公開第2016/109684号、国際公開第2016/109689号、国際公開第2017/059059号)。チオエーテル-アリールアミドの同様なサブクラス(Novira Therapeuticsから)は、HBVに対する活性を示す(国際公開第2016/089990号)。加えて、アリール-アゼパンのサブクラス(Novira Therapeuticsから)は、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/073774号)。Enanta Therapeuticsからのアリールアミドの同様なサブクラスは、HBVに対する活性を示す(国際公開第2017/015451号)。
Janssen Pharmaからのスルファモイル誘導体も、HBVに対する活性を有することが分かった(国際公開第2014/033167号、国際公開第2014/033170号、国際公開第2017/001655号、J.Med.Chem,2018,61(14)6247-6260)。
Janssen Pharmaからのグリオキサミド置換ピロールアミド誘導体のサブクラスも、HBVに対する活性を有することが分かった(国際公開第2015/011281号)。グリオキサミド置換ピロールアミドの同様なサブクラス(Gilead Sciences)も記載されている(国際公開第2018/039531号)。
Enanta Therapeuticsからのスルファモイル-およびオキサリル-ヘテロビアリールのサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2016/161268号、国際公開第2016/183266号、国際公開第2017/015451号、国際公開第2017/136403号および米国特許出願公開第2017/0253609号)。
Assembly Biosciencesからのアニリン-ピリミジン類のサブクラスも、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/057945号、国際公開第2015/172128号)。Assembly Biosciencesからの融合三環類のサブクラス(ジベンゾ-チアゼピノン類、ジベンゾ-ジアゼピノン類、ジベンゾ-オキサゼピノン類)は、HBVに対する活性を示す(国際公開第2015/138895号、国際公開第2017/048950号)。
一連の環式スルファミドは、Assembly BiosciencesによりHBV-CP機能のモジュレーターとして記載されている(国際公開第2018/160878号)。
Arbutus Biopharmaは、HBV治療のための一連のベンゾアミド類を開示した(国際公開第2018/052967号、国際公開第2018/172852号)。
小分子ビスANSは、分子「楔」として働き、正常なカプシドタンパク質の幾可学的形状およびカプシド形成を妨げることも分かった(Zlotnick A et al.J.Virol.2002,4848)。
HBV直接作用抗ウイルス薬が出会う問題は、有害性、変異原性、選択性の欠如、有効性不良、バイオアベイラビリティ不良、低溶解性および合成の難しさである。したがって、これらのデメリットの少なくとも1つを克服または作用強度の増強もしくは安全性ウインドウの増大などさらなる利点を有し得るHBVの治療、寛解または予防のためのさらなる阻害薬に対する必要性がある。
単剤療法または他のHBV治療もしくは補助治療との組合せのいずれかとして、HBV感染患者へのかかる治療薬の投与は、著しいウイルス負荷低減、予後改善、疾病進行減少および/または血清変換率増強をもたらすだろう。
それを必要とする対象におけるHBV感染症の治療または予防のために有用な化合物、およびそれらの調製において有用な中間体が本明細書において提供される。本発明の主題は、式I:
Figure 2022506337000002
(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルC2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルはC1~C6-アルキルまたはC1~C6-アルコキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)の化合物である。
本発明の一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルC2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルはC1~C6-アルキルまたはC1~C6-アルコキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)の化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、およびi-Pr、最も好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から各位置について独立して選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R5はHである)による化合物である。一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R5はメチルである)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、C3~C7-ヘテロシクロアルキルはC1~C6-アルキルまたはC1~C6-アルコキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、R6は好ましくはH、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C4~C7-ヘテロシクロアルキルおよびC2~C6-ヒドロキシアルキルを含む群から選択され、これらはOH、C1~C6-アルコキシ、C1~C3-C7-シクロアルキル、C6-ヒドロキシアルキルおよびC3~C7-ヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)による化合物である。
本発明の一実施形態は、対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の一実施形態は、本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物である。
本発明の一実施形態は、それを必要とする個体においてHBV感染症を治療する方法であって、個体に治療有効量の本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
Figure 2022506337000003
(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルC2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)
本発明の一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキルC2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)の化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、およびi-Pr、最も好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から各位置について独立して選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R5はH、およびメチルを含む群から選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、R6は好ましくはH、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C4~C7-ヘテロシクロアルキルおよびC2~C6-ヒドロキシアルキルを含む群から選択され、これらはOH、C1~C6-アルコキシ、C1~C3-C7-シクロアルキル、C6-ヒドロキシアルキルおよびC3~C7-ヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式I(式中、R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)による化合物である。
本発明の一実施形態は、対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の一実施形態は、本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物である。
本発明の一実施形態は、それを必要とする個体においてHBV感染症を治療する方法であって、個体に治療有効量の本発明による式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
Figure 2022506337000004
(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R7はC1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)
一実施形態では、本発明の主題は、式II(式中、R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から各位置について独立して選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式II(式中、R5はHおよびメチルを含む群から選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式II(式中、R7はC1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
本発明の一実施形態は、対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の一実施形態は、本発明による式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩を薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物である。
本発明の一実施形態は、それを必要とする個体においてHBV感染症を治療する方法であって、個体に治療有効量の本発明による式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式IIIの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
Figure 2022506337000005
(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、ヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)
一実施形態では、本発明の主題は、式III(式中、R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から各位置について独立して選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式III(式中、R5はHおよびメチルを含む群から選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式III(式中、R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
本発明の一実施形態は、対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式IIIの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の一実施形態は、本発明による式IIIの化合物またはその薬学的に許容される塩を薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物である。
本発明の一実施形態は、それを必要とする個体においてHBV感染症を治療する方法であって、個体に治療有効量の本発明による式IIIの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法である。
本発明のさらなる実施形態は、それを必要とする対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式IVの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
Figure 2022506337000006
(式中、
- R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
- R5はHまたはメチルであり、
- R9、R10およびR11はH、C1~C5-アルキル、C1~C5-ヒドロキシアルキル、C1~C5-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C3-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、C1~C5-アルキル、C1~C5-ヒドロキシアルキル、C1~C5-アルキル-O-C1~C6-アルキルおよびC1~C3-カルボキシアルキルはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
- R9およびR10は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)
一実施形態では、本発明の主題は、式IV(式中、R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3、好ましくはH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、CH3、およびEtを含む群から各位置について独立して選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式IV(式中、R5はHおよびメチルを含む群から選択される)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式IV(式中、R9、R10およびR11はH、C1~C5-アルキル、C1~C5-ヒドロキシアルキル、C1~C5-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C3-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、C1~C5-アルキル、C1~C5-ヒドロキシアルキル、C1~C5-アルキル-O-C1~C6-アルキルおよびC1~C3-カルボキシアルキルはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)による化合物である。
一実施形態では、本発明の主題は、式IV(式中、R9およびR10は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)による化合物である。
本発明の一実施形態は、対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、本発明による式IVの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の一実施形態は、本発明による式IVの化合物またはその薬学的に許容される塩を薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物である。
本発明の一実施形態は、それを必要とする個体においてHBV感染症を治療する方法であって、個体に治療有効量の本発明による式IVの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法である。
一部の実施形態では、本発明の化合物の用量は約1mg~約2500mgである。一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物において使用される本発明の化合物の用量は約10000mg未満、または約8000mg未満、または約6000mg未満、または約5000mg未満、または約3000mg未満、または約2000mg未満、または約1000mg未満、または約500mg未満、または約200mg未満、または約50mg未満である。同様に、一部の実施形態では、本明細書に記載されるような第2の化合物(すなわち、HBV治療用の別の薬物)の用量は約1000mg未満、または約800mg未満、または約600mg未満、または約500mg未満、または約400mg未満、または約300mg未満、または約200mg未満、または約100mg未満、または約50mg未満、または約40mg未満、または約30mg未満、または約25mg未満、または約20mg未満、または約15mg未満、または約10mg未満、または約5mg未満、または約2mg未満、または約1mg未満、または約0.5mg未満、およびこれらの任意および全ての全体的または部分的な増加である。全ての前述の用量は患者当たりの1日の用量を指す。
一般に、抗ウイルスに有効な1日当たりの量は約0.01~約50mg/kg、または約0.01~約30mg/kg体重であることが想定される。要求される用量を1日の全体を通じて適切な間隔で2、3、4つまたはより多くの部分用量として投与することが適切なことがある。前記部分用量は、例えば単位投薬形態当たり約1~約500mg、または約1~約300mgまたは約1~約100mg、または約2~約50mgの活性成分を含有する、単位投薬形態として製剤化されてもよい。
本発明の化合物は、それらの構造に依存して、塩、溶媒和物または水和物として存在してもよい。本発明はまた、したがって、塩、溶媒和物または水和物およびこれらの各々の混合物を包含する。
本発明の化合物は、それらの構造に依存して、互変異性体または立体異性体形態(エナンチオマー、ジアステレオマー)で存在してもよい。本発明はまた、したがって、互変異性体、エナンチオマーまたはジアステレオマーおよびこれらの各々の混合物を包含する。立体異性的に均一な構成要素は、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーのそのような混合物から公知の方式で単離することができる。
定義
本発明を説明するために使用される様々な用語の定義を下記に示す。これらの定義は、個別あるいはより大きな群の一部として特定の場合に別段に限定されない限り、本明細書およびクレームの全体を通して使用される用語に適用する。
特に定義されない限り、本明細書で使用される図部手の技術用語および科学用語は、概して、本発明が属する技術分野の当業者により共通に理解されるのと同じ意味を有する。概して、本明細書で使用される命名法および細胞培養、分子遺伝学、有機化学およびペプチド化学における実験手順は、周知のものであり、当技術分野において通常に使用される。
本明細書で使用されるとき、冠詞「a」および「an」は、冠詞の客語の1つまたは1つより多く(すなわち、少なくとも1つ)を表す。一例として、「an element(要素)」は、1つの要素または1つより多い要素を意味する。さらに、用語「including(含む)」、ならびに「include(含む)」、「includes(含む)」および「included(含まれた)」などの他の形式の使用は限定されない。
本明細書で使用されるとき、用語「カプシドアセンブリモジュレーター(capsid assembly modulator)」は、正常カプシドの会合(例えば、成熟中)もしくは正常カプシドの脱会合(例えば、感染中)を破壊もしくは促進もしくは阻害もしくは妨害もしくは遅延もしくは低減もしくは変更またはカプシドの安定性を撹乱させて、それにより、異常なカプシドの形態もしくは異常なカプシドの機能を誘発する化合物を表す。1つの実施形態では、カプシドアセンブリモジュレーターは、カプシド会合または脱会合を促進し、それにより、異常なカプシド形態を誘発する。別の実施形態では、カプシドアセンブリモジュレーターは、主要カプシドアセンブリタンパク質(HBV-CP)と相互作用(例えば、活性部位において結合、アロステリック部位において結合またはフォールディングを変更および/もしくは妨害など)し、それにより、カプシド会合もしくは脱会合を撹乱する。さらに別の実施形態では、カプシドアセンブリモジュレーターは、HBV-CPの構造または機能(例えば、HBV-CPが会合、脱会合、基質と結合、適切な高次構造へフォールドする能力またはウイルス感染を減弱するおよび/またはウイルスに対して致命的である同様の能力)の撹乱を引き起こす。
本明細書で使用されるとき、用語「treatment(治療)」または「treating(治療すること)」は、HBV感染症、HBV感染症の症状またはHBV感染症に罹る可能性を治癒(cure)、治癒(heal)、緩和、解放、変更、治療、寛解、改善または影響する目的で、治療薬、すなわち、本発明の化合物(単独または別の医薬品と組み合わせて)を患者に適用または投与すること、または治療薬をHBV感染症、HBV感染症の症状に罹患している、もしくはHBV感染症に罹る可能性がある患者由来の単離組織もしくはセルライン(例えば、診断または生体外適用のため)に治療薬を適用もしくは投与することと定義される。かかる治療は、薬理ゲノミクス分野から得られる知見に基づいて特別に目的に合わせたり、変更したりしてよい。
本明細書で使用されるとき、用語「prevent(予防する)」または「prevention(予防)」は、何も起こらなかった場合、障害にも疾病にも罹らない、または障害もしくは疾病に既に罹っている場合、さらに障害にも疾病にも罹らないことを意味する。障害または疾病に関連する症状のいくつかまたは全てを予防する能力とも考えられる。
本明細書で使用されるとき、用語「患者」、「個体」または「対象」は、ヒトまたは非ヒト哺乳類を表す。非ヒト哺乳類としては、例えば、ヒツジ、ウシ、ブタ、ネコ、およびマウス哺乳類などの家畜およびペットが挙げられる。好ましくは、患者、対象、または個体は、ヒトである。
本明細書で使用されるとき、用語「有効量」、「薬学的有効量」、および「治療有効量」は、無毒であるが、所望の生物学的結果を得るのに充分な薬剤量を表す。この結果は、疾病の徴候、症状、もしくは原因の低減および/もしくは緩和、または生物システムの他の所望の変更であってよい。いずれかの個体の症例における適切な治療用の量を、日常実験を使用して当業者によって決定してよい。
本明細書で使用されるとき、用語「薬学的に許容される」は、化合物の生物活性または特性を抑制せず、比較的無毒性である担体または希釈剤などの物質を表し、すなわち、該物質を、望ましくない生物学的作用を引き起こさず、それに含まれる組成物の成分のいずれかと有害に相互作用しないで個体に投与することができる。
本明細書で使用されるとき、用語「薬学的に許容される塩」は、親化合物が存在する酸または塩基部分がその塩形態へ転換することによって修飾される本開示の化合物の誘導体を表す。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の鉱酸塩または有機酸塩;カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩;および同様のものが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の薬学的に許容される塩としては、例えば、無毒性無機酸または有機酸から生成された親化合物の従来の無毒性塩が挙げられる。本発明の薬学的に許容される塩を、従来の化学的方法による塩基性または酸性部分を含有する親化合物から合成することができる。概して、水もしくは有機溶媒または2つの混合物;エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、もしくはアセトニトリルのような一般的に非水性の媒体が好ましい;中において、これらの化合物の遊離酸または遊離塩基の形態と、適切な塩基または酸の化学量論量とを反応させることによって、かかる塩を製造することができる。適切な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences 17th ed.Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1985 p.1418およびJournal of Pharmaceutical Science,66,2(1977)において見ることができ、これらの参考文献の各々はその全文を参照することによって本明細書に組み入れられる。
本明細書で使用されるとき、用語「組成物」または「医薬組成物」は、本発明内で有用な少なくとも1つの化合物と薬学的に許容される担体との混合物を表す。医薬組成物は、化合物の患者または対象への投与を容易にする。化合物投与の多くの技術が当該技術分野に存在し、静脈内、経口、エアロゾル、直腸、非経口、眼内、肺内および局所投与が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、用語「薬学的に許容される担体」は、液体または固体フィラー、安定剤、分散剤、懸濁剤、希釈剤、賦形剤、増粘剤、その目的機能を行うように本発明内で有用な化合物を患者内もしくは患者へ運搬または輸送することに関連する溶媒またはカプセル化物質などの、薬学的に許容される物質、組成物または担体を意味する。通常、1つの臓器または身体の部分から、別の臓器または身体の部分へ、かかる構築物を運搬または輸送する。各担体は、本発明内で使用される化合物を含む製剤の他の成分と混合可能であり、患者に対して有害でないという意味で「許容可能」でなければならない。薬学的に許容される担体の役割をし得る物質のいくつかの例としては:ラクトース、グルコースおよびショ糖などの糖類;トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンなどのデンプン類;カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロースなどのセルロースおよびその誘導体;トラガント末;麦芽、ゼラチン、タルク;カカオ脂および坐薬用ワックスなどの賦形剤;ピーナッツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油などの油類;プロピレングリコールなどのグリコール類;グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコールなどのポリオール類;オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなどのエステル類;寒天;水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなどの緩衝剤;界面活性剤;アルギニン酸;発熱性物質除去水;等張性食塩水;リンゲル液;エチルアルコール;リン酸バッファーならびに医薬製剤に使用される他の無毒性適合性物質が挙げられる。
本明細書で使用されるとき、「薬学的に許容される担体」は、いずれかおよび全てのコーティング、抗菌および抗真菌薬ならびに吸収遅延剤ならびに本発明内で有用な化合物の活性に適合し、患者に対して生理的に許容可能である同様のものも挙げられる。補足活性化合物を組成物中に混合してもよい。「薬学的に許容される担体」としては、本発明内で有用な化合物の薬学的に許容される塩をさらに挙げることができる。本発明の実施において使用される医薬組成物中に含有させてよい他の追加成分は当技術分野で公知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Genaro,Ed.,Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1985)に記載されており、該参考文献は参照することにより本明細書に組み入れられる。
本明細書で使用されるとき、用語「substituted(置換された)」は、原子または原子の基が別の基と結合した置換基として水素を置き換えていることを意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「comprising(含む)」は、選択肢「consisting of(から成る)」も包含する。
本明細書で使用されるとき、用語「アルキル」は、それ自体または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、指定された炭素原子数(すなわち、C1~C6-アルキルは1~6個の炭素原子を意味する)を有する直鎖または分岐鎖炭化水素を意味し、直鎖および分岐鎖を含む。例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ネオペンチル、およびヘキシルが挙げられる。加えて、用語「アルキル」は、それ自体または別の置換基の一部として、C3~C5炭素環で置換されたC1~C3直鎖炭化水素も意味し得る。例としては、(シクロプロピル)メチル、(シクロブチル)メチルおよび(シクロペンチル)メチルが挙げられる。誤解を避けるために、2つのアルキル部分が基中に存在する場合、アルキル部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、用語「アルケニル」は、少なくとも2つの炭素原子および少なくとも1つのEまたはZ立体化学のいずれかの炭素-炭素二重結合を含む炭化水素部分から誘導される一価基を意味する。二重結合は、別の基との結合点であってもよく、なくてもよい。アルケニル基(例えば、C2~C8-アルケニル)としては、例えば、エテニル、プロペニル、プロパ-1-エン-2-イル、ブテニル、メチル-2-ブテン-1-イル、ヘプテニルおよびオクテニルが挙げられるが、これらに限定されない。誤解を避けるために、2つのアルケニル部分が基中に存在する場合、アルキル部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、C2~C6-アルキニル基または部分は、2~6個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルキニル基または部分、例えば、2~4個の炭素原子を含むC2~C4アルキニル基または部分である。例示的アルキニル基としては、-C≡CHまたは-CH2-C≡C、ならびに1-および2-ブチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニルおよび5-ヘキシニルが挙げられる。誤解を避けるために、2つのアルキニル部分が基中に存在する場合、2つのアルキニル部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、用語「ハロ」または「ハロゲン」は、単独または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素原子、好ましくはフッ素、塩素、または臭素、より好ましくはフッ素または塩素を意味する。誤解を避けるために、2つのハロ部分が基中に存在する場合、2つのハロ部分は同じでも異なっていてもよい。
本明細書で使用されるとき、通常、C1~C6-アルコキシ基またはC2~C6-アルケニルオキシ基は、それぞれ、酸素原子と結合している前記C1~C6-アルキル(例えば、C1~C4アルキル)基または前記C2~C6-アルケニル基(例えば、C2~C4アルケニル)基である。
本明細書で使用されるとき、単独または他の用語と組み合わせて使用される用語「アリール」は、特に明記されない限り、1つ以上の環(典型的には1つ、2つまたは3つの環)を含む炭素環式芳香族構造を意味し、かかる環はビフェニルのようにペンダント方式で結合してもよく、ナフタレンのように縮合していてもよい。アリール基の例としては、フェニル、アントラシル、およびナフチルが挙げられる。好ましい例は、フェニル(例えば、C6-アリール)およびビフェニル(例えば、C12-アリール)である。いくつかの実施形態では、アリール基は、6~16個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、6~12個の炭素原子(例えば、C6~C12-アリール)を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、6個の炭素原子(例えば、C6-アリール)を有する。
本明細書で使用されるとき、用語「ヘテロアリール」および「複素環式芳香族」は、1つ以上の環(通常、1つ、2つまたは3つの環)を含む芳香族性を有する複素環を表す。ヘテロアリール置換基を炭素原子数によって定義してもよく、例えば、C1~C9-ヘテロアリールはヘテロ原子数を含まないヘテロアリール基中に含まれる炭素原子数を示す。例えば、C1~C9-ヘテロアリールは、さらに1~4個のヘテロ原子を含むだろう。多環式ヘテロアリールは、部分的に飽和している1つ以上の環を含んでよい。ヘテロアリールの非限定的例としては:
Figure 2022506337000007
が挙げられる。
さらなるヘテロアリール基の非限定的例としては、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル(例えば、2-および4-ピリミジニルを含む)、ピリダジニル、チエニル、フリル、ピロリル(例えば、2-ピロリルを含む),イミダゾリル、チアゾリル,オキサゾリル、ピラゾリル(例えば、3-および5-ピラゾリルを含む)、イソチアゾリル、1,2,3-トリアゾリル、l,2,4-トリアゾリル、1,3,4-トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル,1,3,4-チアジアゾリルおよび1,3,4-オキサジアゾリルが挙げられる。多環式ヘテロ環およびヘテロアリールの非限定的例としては、インドリル(3-、4-、5-、6-および7-インドリルを含む)、インドリニル、キノリル,テトラヒドロキノリル,イソキノリル(例えば、1-および5-イソキノリルを含む),1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリル,シンノリニル、キノキサリニル(例えば、2-および5-キノキサリニルを含む)、キナゾリニル,フタラジニル、1,8-ナフチリジニル、1,4-ベンゾジオキサニル、クマリン、ジヒドロクマリン、1,5-ナフチリジニル、ベンゾフリル(例えば、3-、4-、5-、6-、および7-ベンゾフリルを含む)、2,3-ジヒドロベンゾフリル、1,2-ベンゾイソオキサゾリル,ベンゾチエニル(例えば、3-、4-、5-、6-,および7-ベンゾチエニルを含む),ベンゾオキサゾリル,ベンゾチアゾリル(例えば、2-ベンゾチアゾリルおよび5-ベンゾチアゾリルを含む)、プリニル、ベンゾイミダゾリル(例えば、2-ベンゾイミダゾリルを含む)、ベンゾトリアゾリル、チオキサンチニル、カルバゾリル、カルボリニル、アクリジニル、ピロリジジニルおよびキノリジジニルが挙げられる。
本明細書で使用されるとき、用語「ハロアルキル」は、通常、1個以上の炭素原子が上記1個以上の前記ハロ原子で置換されている、それぞれ、前記アルキル、アルケニル、アルコキシまたはアルケノキシ基である。ハロアルキルは、モノハロアルキル、ジハロアルキル、およびポリハロアルキルラジカルを包含する。用語「ハロアルキル」としては、フルオロメチル、1-フルオロエチル、ジフルオロメチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、およびトリフルオロメトキシが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、C1~C6-ヒドロキシアルキル基は、1つ以上のヒドロキシ基で置換されている前記C1~C6アルキル基である。通常、1つ、2つまたは3つのヒドロキシル基で置換されている。好ましくは、1つのヒドロキシ基で置換されている。
本明細書で使用されるとき、C1~C6-アミノアルキル基は、1つ以上のアミノ基で置換されている前記C1~C6アルキル基である。通常、1つ、2つまたは3つのアミノ基で置換されている。好ましくは、1つのアミノ基で置換されている。
本明細書で使用されるとき、C1~C4-カルボキシアルキル基は、カルボキシル基で置換されている前記C1~C4アルキル基である。
本明細書で使用されるとき、C1~C4-カルボキサミドアルキル基は、置換または非置換カルボキサミド基で置換されている前記C1~C4アルキル基である。
本明細書で使用されるとき、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル基は、一般式C(=O)NHSO2CH3またはC(=O)NHSO2-c-Prのアシルスルホンアミド基で置換されている前記C1~C4アルキル基である。
本明細書で使用されるとき、用語「シクロアルキル」は、環を形成する原子(すなわち、骨格原子)の各々が炭素原子である単環式または多環式非芳香族基を表す。1つの実施形態では、シクロアルキル基は、飽和または部分飽和である。別の実施形態では、シクロアルキル基は、芳香族環と縮合している。シクロアルキル基としては、3~10環原子を有する基(C3~C10-シクロアルキル)、3~8環原子を有する基(C3~C8-シクロアルキル)、3~7環原子を有する基(C3~C7-シクロアルキル)および3~6環原子を有する基(C3~C6-シクロアルキル)が挙げられる。シクロアルキル基の例証的例としては、以下の部分:
Figure 2022506337000008
が挙げられるが、これらに限定されない。
単環式シクロアルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルが挙げられるが、これらに限定されない。二環式シクロアルキルとしては、テトラヒドロナフチル、インダニル、およびテトラヒドロペンタレンが挙げられるが、これらに限定されない。多環式シクロアルキルとしては、アダマンチンおよびノルボルナンが挙げられる。用語シクロアルキルは、「不飽和非芳香族カルボシクリル」または「非芳香族不飽和カルボシクリル」基を含み、これらの両方は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合または炭素-炭素三重結合を含む本明細書で定義されている非芳香族炭素環を表す。
本明細書で使用されるとき、用語「ヘテロシクロアルキル」および「ヘテロシクリル」は、各々酸素、硫黄および窒素から選択される1~4個の環ヘテロ原子を含む1つ以上の環(通常、1つ、2つまたは3つの環)を含むヘテロ脂環式基を表す。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有する縮合二環式環系を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有する架橋二環式環系を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。1つの実施形態では、各ヘテロシクリル基は、その環系中に3~10個の原子を有するスピロ二環式環系を有するが、但し、前記基の環は2個の隣接する酸素原子も硫黄原子も含まない。ヘテロシクリル置換基を炭素原子数によって代わりに定義してもよく、例えば、C2~C8-ヘテロシクリルはヘテロ原子数を含まないヘテロシクリル基中に含まれる炭素原子数を示す。例えば、C2~C8-ヘテロシクリルは、さらに1~4個のヘテロ原子を含むだろう。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、芳香族環と縮合している。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、ヘテロアリール環と縮合している。1つの実施形態では、窒素および硫黄ヘテロ原子は酸化されていてもよく、窒素原子は四級化されていてもよい。複素環式構造は、特に明記されない限り、安定構造を提供するいずれかのヘテロ原子または炭素原子と結合してよい。3員ヘテロシクリル基の例としては、アジリジンが挙げられるが、これに限定されない。4員ヘテロシクリル基の例としては、アゼチジンおよびβ-ラクタムが挙げられるが、これらに限定されない。5員ヘテロシクリル基の例としては、ピロリジン、オキサゾリジンおよびチアゾリジンジオンが挙げられるが、これらに限定されない。6員ヘテロシクリル基の例としては、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、N-アシルピペラジンおよびN-アセチルモルホリンが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロシクリル基の他の非限定的例は、
Figure 2022506337000009
である。
ヘテロ環の例としては、アジリジン、オキシラン,チイラン、アゼチジン、オキセタン,チエタン、ピロリジン、ピロリン、ピラゾリジン、イミダゾリン,ジオキソラン、スルホラン、2,3-ジヒドロフラン、2,5-ジヒドロフラン,テトラヒドロフラン、チオファン、ピペリジン、1,2,3,6-テトラヒドロピリジン,1,4-ジヒドロピリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン,ピラン,2,3-ジヒドロピラン,テトラヒドロピラン,1,4-ジオキサン、1,3-ジオキサン、1,3-ジオキソラン、ホモピペラジン、ホモピペリジン、1,3-ジオキセパン、4,7-ジヒドロ-l,3-ジオキセピン、およびヘキサメチレンオオキシドなどの単環式基が挙げられる。用語「C3~C7-ヘテロシクロアルキル」としては、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル、テトラヒドロピラン-4-イル、テトラヒドロピラン-3-イル、テトラヒドロピラン-2-イル、およびアゼチジン-3-イルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、用語「芳香族」は、1つ以上の多価不飽和環および芳香族性を有する、すなわち、(4n+2)非局在化π(パイ)電子(nは整数である)を有する炭素環または複素環を表す。
本明細書で使用されるとき、単独または他の用語と組み合わせて使用される用語「アシル」は、特に明記されない限り、カルボニル基を介して結合しているアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基を意味する。
本明細書で使用されるとき、単独または他の用語と組み合わせて使用される用語「カルバモイル」および「置換されたカルバモイル」は、特に明記されない限り、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールにより一置換または二置換されていてもよいアミノ基と結合しているカルボニル基を意味する。いくつかの実施形態では、窒素置換基を連結して上記定義されているヘテロシクリル環を形成するだろう。
本明細書で使用されるとき、用語「カルボキシ」は、それ自体または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、式C(=O)OHの基を意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「カルボキシルエステル」は、それ自体または別の置換基の一部として、特に明記されない限り、式C(=O)OX(式中、XはC1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、およびアリールから成る群から選択される)の基を意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「プロドラッグ」は、いったん投与されたならば、インビボで式Iまたは式IIまたは式IIIまたは式IVの活性代謝物に代謝される形態で投与される式Iまたは式IIまたは式IIIまたは式IVの化合物の誘導体を表す。
プロドラッグの様々な形態は、当技術分野において公知である。かかるプロドラッグの例については:Design of Prodrugs,edited by H. Bundgaard,(Elsevier,1985) and Methods in Enzymology,Vol. 42, p. 309-396,edited by K. Widder,et al. (Academic Press,1985); A Textbook of Drug Design and Development,edited by Krogsgaard-Larsen and H. Bundgaard,Chapter 5 “Design and Application of Prodrugs” by H. Bundgaard p. 1l3-191 (1991); H. Bundgaard,Advanced Drug Delivery Reviews 8, 1-38 (1992); H. Bundgaard, et al., Journal of Pharmaceutical Sciences,77, 285 (1988); and N. Kakeya, et al., Chem. Pharm. Bull.,32,692 (1984)参照。
プロドラッグの例としては、式I、II、IIIおよびIVの化合物の切断可能なエステルが挙げられる。
カルボキシ基を含む本発明の化合物のインビボ切断可能なエステルは、例えば、ヒトまたは動物内において切断されて親酸を生成する薬学的に許容されるエステルである。カルボキシに適切な薬学的に許容されるエステルとしては、C1~C6アルキルエステル、例えば、メチルまたはエチルエステル;C1~C6アルコキシメチルエステル、例えば、メトキシメチルエステル;C1~C6アシルオキシメチルエステル;フタリジルエステル;C3~C8シクロアルコキシカルボニルオキシC1~C6アルキルエステル、例えば、1-シクロヘキシルカルボニルオキシエチル;1-3-ジオキソラン-2-イルメチルエステル、例えば、5-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イルメチル;C1~C6アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例えば、1-メトキシカルボニルオキシエチル;アミノカルボニルメチルエステルおよびそのモノ-もしくはジ-N-(C1~C6アルキル)変種、例えば、N,N-ジメチルアミノカルボニルメチルエステルおよびN-エチルアミノカルボニルメチルエステルが挙げられ、本発明の化合物中のいずれかのカルボキシ基において生成してよい。
ヒドロキシ基を含む本発明の化合物のインビボ切断可能なエステルは、例えば、ヒトまたは動物内において切断されて親ヒドロキシ基を生成する薬学的に許容されるエステルである。ヒドロキシに適切な薬学的に許容されるエステルとしては、C1~C6-アシルエステル、例えば、アセチルエステル;ならびにフェニル基がアミノメチルまたはN置換モノ-もしくはジ-C1~C6アルキルアミノメチルで置換されていてよいベンゾイルエステル、例えば、4-アミノメチルベンゾイルエステルおよび4-N,N-ジメチルアミノメチルベンゾイルエステルが挙げられる。
本発明の好ましいプロドラッグとしては、アセチルオキシおよびカルボネート誘導体が挙げられる。例えば、式I、II、IIIおよびIVの化合物のヒドロキシ基は、-O-CORiまたは-O-C(O)ORi(式中、Riは非置換または置換C1~C4アルキルである)としてプロドラッグ中に存在することができる。アルキル基上の置換基は、上記定義の通りである。好ましくは、Ri中のアルキル基は非置換であり、好ましくはメチル、エチル、イソプロピルまたはシクロプロピルである。
本発明の他の好ましいプロドラッグとしては、アミノ酸誘導体が挙げられる。適切なアミノ酸としては、これらのC(O)OH基を介して式I、II、IIIおよびIVの化合物と結合したα-アミノ酸が挙げられる。かかるプロドラッグは、インビボで切断して、ヒドロキシ基を有する式Iの化合物を生成する。したがって、好ましくは、かかるアミノ酸基は、ヒドロキシ基が最終的に必要とされる式I、II、IIIおよびIVの位置に使用される。したがって、本発明のこの実施形態の例示的プロドラッグは、式-OC(O)-CH(NH2)Rii(式中、Riiはアミノ酸側鎖である)の基を有する式Iの化合物である。好ましいアミノ酸としては、グリシン、アラニン、バリンおよびセリンが挙げられる。アミノ酸を官能化することもでき、例えば、アミノ基をアルキル化することができる。適切な官能化アミノ酸は、N,N-ジメチルグリシンである。好ましくは、アミノ酸は、バリンである。
本発明の他の好ましいプロドラッグとしては、ホスホロアミデート誘導体が挙げられる。ホスホロアミデートプロドラッグの様々な形態は、当技術分野において公知である。かかるプロドラッグの例については、Serpi et al.,Curr.Protoc.Nucleic Acid Chem.2013,Chapter 15,Unit 15.5およびMehellou et al.,ChemMedChem,2009,4 pp.1779-1791参照。適切なホスホロアミデートとしては、これらの-OH基を介して式Iの化合物と結合した(フェノキシ)-α-アミノ酸が挙げられる。かかるプロドラッグは、インビボで切断して、ヒドロキシ基を有する式Iの化合物を生成する。したがって、好ましくは、かかるホスホロアミデート基は、ヒドロキシ基が最終的に必要とされる式I、II、IIIおよびIVの位置に使用される。したがって、本発明のこの実施形態の例示的プロドラッグは、式-OP(O)(ORiii)Rivの基を有する式I、II、IIIおよびIVの化合物であって、前記式中、Riiiはアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、Rivは、式-NH-CH(Rv)C(O)ORvi(式中、Rvはアミノ酸側鎖であり、Rviはアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルである)の基である。好ましいアミノ酸としては、グリシン、アラニン、バリンおよびセリンが挙げられる。好ましくは、アミノ酸は、アラニンである。Rvは、好ましくはアルキルであり、最も好ましくはイソプロピルである。
本発明の主題は、本発明の化合物の製造方法である。したがって、本発明の主題は、式V
Figure 2022506337000010
(上式中、R1、R2、R3およびR4は上記定義の通りである)
の化合物と、式VI
Figure 2022506337000011
(上式中、R5およびR6は、上記定義の通りである)
の化合物との反応による、本発明に記載の式Iの化合物の製造方法である。
本発明をこれより以下の実施例を参照して記載する。これらの実施例は実例の目的のためにのみ提供され、本発明はこれらの実施例に限定されず、むしろ本明細書において提供される教示の結果として明らかな全てのバリエーションを包含する。
要求される置換されたインドール-2-カルボン酸は多数のやり方で調製することができ、用いられる主な経路はスキーム1~4に概説される。当該技術分野における熟練した化学者にとって、これらの中間体の調製を達成する他の方法論もあることは明らかである。
置換されたインドール-2-カルボン酸は、ヘメツバーガー-クニッテル(Hemetsberger-Knittel)反応(Organic Letters、2011、13(8)、2012~2014頁、Journal of the American Chemical Society、2007、7500~7501頁、およびMonatshefte fur Chemie、103(1)、194~204頁)を介して調製することができる(スキーム1)。
Figure 2022506337000012
置換されたインドールはまた、フィッシャー(Fischer)法(Berichte der Deutschen Chemischen Gesellschaft. 17(1):559~568頁)を使用して調製されてもよい(スキーム2)。
Figure 2022506337000013
置換されたインドールの調製のためのさらなる方法はパラジウム触媒アルキン環化反応(Journal of the American Chemical Society、1991、6690~6692頁)である(スキーム3)。
Figure 2022506337000014
追加的に、インドールは、スキーム4に示されるように(例えば、パラジウム触媒クロスカップリングまたは求核性置換反応を介して)他の好適に官能化(ハロゲン化)されたインドールから調製されてもよい。
Figure 2022506337000015
当該技術分野における熟練した化学者は、他の方法が好適に官能化されたインドール-2-カルボン酸およびその活性化エステルの合成のために利用可能であることを認める。
HBVコアタンパク質モジュレーターは多数のやり方で調製することができる。スキーム5~11は、本出願の目的のためにそれらの調製のために用いられる主な経路を示す。当該技術分野における熟練した化学者にとって、これらの中間体および実施例の調製を達成する他の方法論もあることは明らかである。
好ましい実施形態では、式Iの化合物は、以下のスキーム5に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000016
スキーム5に記載の化合物1は工程1において還元的にアミノ化され(国際公開第2009147188号パンフレット、国際公開第2014152725号パンフレット)、一般構造2を有する化合物が得られる。例えばHClを用いる、Bocとして描かれるがこれに限定されない窒素保護基の脱保護(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)はアミン3を与える。例えばHATUを用いる、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いる工程3におけるアミドカップリングは式Iの化合物を結果としてもたらす。
好ましい実施形態では、式IIIの化合物は、以下のスキーム6に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000017
スキーム6に記載の化合物1は工程1においてアシル化され(P.N. Collierら、J. Med. Chem.、2015、58、5684~5688頁、WO2016046530)、一般構造6を有する化合物が得られる。工程2において、例えばLiAlH4を用いる還元(国際公開第2017040757号パンフレット)は、一般構造7の化合物を与える。例えばHClを用いる、Bocとして描かれるがこれに限定されない窒素保護基の脱保護(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)はアミン7を与える。例えばHATUを用いる、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いる工程3におけるアミドカップリングは式IIIの化合物を結果としてもたらす。
好ましい実施形態では、式IVの化合物は、以下のスキーム7に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000018
スキーム7に記載の化合物1は工程1において還元的にアミノ化され(国際公開第2009147188号パンフレット、国際公開第2014152725号パンフレット)、一般構造10を有する化合物が得られる。例えばHClを用いる、Bocとして描かれるがこれに限定されない窒素保護基の脱保護(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)はアミン11を与える。例えばHATUを用いる、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いる工程3におけるアミドカップリングは式IVの化合物を結果としてもたらす。
好ましい実施形態では、式IIの化合物は、以下のスキーム8に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000019
スキーム8に記載の化合物1は工程1においてスルホニル化され(Jimenez-Somarribasら、J. Med. Chem.、2017、60、2305~2325頁)、一般構造13を有する化合物が得られる。例えばHClを用いる、Bocとして描かれるがこれに限定されない窒素保護基の脱保護(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)はアミン14を与える。例えばHATUを用いる、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いる工程3におけるアミドカップリングは式IIの化合物を結果としてもたらす。
好ましい実施形態では、式IIの化合物は、以下のスキーム9に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000020
スキーム9に記載の化合物16は工程1において、例えばHClを用いて、脱保護(Bocとして描かれるがこれに限定されない)され(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)、アミン17を与える。17は次に、例えばHATUを用いて、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いてアミド化され、化合物18を与える。例えばH2および炭素上のパラジウムを用いる、Cbzとして描かれるがこれに限定されない窒素保護基の脱保護(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)はアミン19を与え、これを次にスルホニル化(Jimenez-Somarribasら、J. Med. Chem.、2017、60、2305~2325頁)して式IIの化合物を得ることができる。
好ましい実施形態では、式IIIの化合物は、以下のスキーム10に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000021
スキーム10に記載の化合物16は工程1において、例えばHClを用いて、脱保護(Bocとして描かれるがこれに限定されない)され(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)、アミン17を与える。17は次に、例えばHATUを用いて、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いてアミド化され、化合物18を与える。例えばH2および炭素上のパラジウムを用いる、Cbzとして描かれるがこれに限定されない窒素保護基の脱保護(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)はアミン19を与え、これを次にアシル化(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)して式IIIの化合物を得ることができる。
好ましい実施形態では、式Iの化合物は、以下のスキーム11に示されるように調製することができる。
Figure 2022506337000022
スキーム11に記載の化合物22(国際公開第2012/170752号パンフレット)は工程1においてアミノ化され(YangおよびBuchwald、Journal of Organometallic Chemistry、1999、125~146頁)、アミン23を与える。23は次に、例えばHClを用いて、文献(A. Isidro-Llobetら、Chem. Rev.、2009、109、2455~2504頁)において公知の方法を用いて脱保護(Bocとして描かれるがこれに限定されない)されてアミン24を与え、これを次に、例えばHATUを用いて、文献(A. El-Faham、F. Albericio、Chem. Rev. 2011、111、6557~6602頁)において公知の方法を用いてアシル化して式Iの化合物を得ることができる。
以下の実施例は、本発明の一部の特有の化合物の調製および特性を示す。
以下の略語が使用される:
A - DNA核酸塩基アデニン
ACN - アセトニトリル
Ar - アルゴン
BODIPY-FL - 4,4-ジフルオロ-5,7-ジメチル-4-ボラ-3a,4a-ジアザ-s-インダセン-3-プロピオン酸(蛍光色素)
Boc - tert-ブトキシカルボニル
BnOH - ベンジルアルコール
n-BuLi - n-ブチルリチウム
t-BuLi - t-ブチルリチウム
C - DNA核酸塩基シトシン
CC50 - 半数最大細胞傷害濃度
CO2 - 二酸化炭素
CuCN - シアン化銅(I)
DCE - ジクロロエタン
DCM - ジクロロメタン
デス-マーチンペルヨージナン - 1,1,1-トリアセトキシ-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3(1H)-オン
DIPEA - ジイソプロピルエチルアミン
DIPE - ジ-イソプロピルエーテル
DMAP - 4-ジメチルアミノピリジン
DMF - N,N-ジメチルホルムアミド
DMP - デス-マーチンペルヨージナン
DMSO - ジメチルスルホキシド
DNA - デオキシリボ核酸
DPPA - ジフェニルホスホリルアジド
DTT - ジチオトレイトール
EC50 - 半数最大有効濃度
EDCI - N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩
Et2O - ジエチルエーテル
EtOAc - 酢酸エチル
EtOH - エタノール
FL- - フルオレセインで標識(labled)された5’末端
NEt3 - トリエチルアミン
ELS - 蒸発光散乱
g - グラム
G - DNA核酸塩基グアニン
HBV - B型肝炎ウイルス
HATU - 2-(1H-7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HCl - 塩酸
HEPES - 4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸
HOAt - 1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール
HOBt - 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC - 高速液体クロマトグラフィー
IC50 - 半数最大阻害濃度
LC640- - 蛍光色素LightCycler(登録商標)Red 640での3’末端修飾
LC/MS - 液体クロマトグラフィー/質量分析
LiAlH4 - 水素化アルミニウムリチウム
LiOH - 水酸化リチウム
MeOH - メタノール
MeCN - アセトニトリル
MgSO4 - 硫酸マグネシウム
mg - ミリグラム
min - 分
mol - モル
mmol - ミリモル
mL - ミリリットル
MTBE - メチルtert-ブチルエーテル
2 - 窒素
Na2CO3 - 炭酸ナトリウム
NaHCO3 - 炭酸水素ナトリウム
Na2SO4 - 硫酸ナトリウム
NdeI - 制限酵素はCA^TATG部位を認識する
NEt3 - トリエチルアミン
NaH - 水素化ナトリウム
NaOH - 水酸化ナトリウム
NH3 - アンモニア
NH4Cl - 塩化アンモニウム
NMR - 核磁気共鳴
PAGE - ポリアクリルアミドゲル電気泳動
PCR - ポリメラーゼ連鎖反応
qPCR - 定量PCR
Pd/C - 炭素上のパラジウム
-PH - 3’末端リン酸修飾
pTSA - 4-トルエン-スルホン酸
Rt - 保持時間
r.t. - 室温
sat. - 飽和水性溶液
SDS - ドデシル硫酸ナトリウム
SI - 選択性指数(=CC50/EC50
STAB - トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム
T - DNA核酸塩基チミン
TBAF - テトラブチルアンモニウムフルオリド
TFA - トリフルオロ酢酸
THF - テトラヒドロフラン
TLC - 薄層クロマトグラフィー
Tris - トリス(ヒドロキシメチル)-アミノメタン
XhoI - 制限酵素はC^TCGAG部位を認識する
化合物の同定 - NMR
多数の化合物について、プロトンについて400MHzおよび炭素について100MHzで作動する5mm逆三重共鳴プローブヘッドを備えたBruker DPX400分光計を使用してNMRスペクトルを記録した。重水素化溶媒はクロロホルム-d(重水素化クロロホルム、CDCl3)またはd6-DMSO(重水素化DMSO、d6-ジメチルスルホキシド)であった。化学シフトは、内部標準品として使用したテトラメチルシラン(TMS)と比べたパーツ・パー・ミリオン(ppm)として報告する。
化合物の同定 - HPLC/MS
多数の化合物について、以下の分析方法を使用してLC-MSスペクトルを記録した。
方法A
カラム - Reverse phase Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量 - 0.8mL/分、25℃
溶出液A - 95%のアセトニトリル+水(pH9)中の5%の10mM炭酸アンモニウム
溶出液B - 水(pH9)中の10mM炭酸アンモニウム
線形勾配 t=0分 5%のA、t=3.5分 98%のA、t=6分 98%のA
方法B
カラム - Reverse phase Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量 - 0.8mL/分、35℃
溶出液A - アセトニトリル中の0.1%のギ酸
溶出液B - 水中の0.1%のギ酸
線形勾配 t=0分 5%のA、t=3.5分 98%のA、t=6分 98%のA
方法C
カラム - Reverse phase Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、3.5ミクロン)
流量 - 1mL/分、35℃
溶出液A - アセトニトリル中の0.1%のギ酸
溶出液B - 水中の0.1%のギ酸
線形勾配 t=0分 5%のA、t=1.6分 98%のA、t=3分 98%のA
方法D
カラム - Phenomenex Gemini NX C18(50×2.0mm、3.0ミクロン)
流量 - 0.8mL/分、35℃
溶出液A - 95%のアセトニトリル+水中の5%の10mM重炭酸アンモニウム
溶出液B - 水(pH=9.0)中の10mM重炭酸アンモニウム
線形勾配 t=0分 5%のA、t=3.5分 98%のA、t=6分 98%のA
方法E
カラム - Phenomenex Gemini NX C18(50×2.0mm、3.0ミクロン)
流量 - 0.8mL/分、25℃
溶出液A - 95%のアセトニトリル+水中の5%の10mM重炭酸アンモニウム
溶出液B - 水(pH9)中の10mM重炭酸アンモニウム
線形勾配 t=0分 5%のA、t=3.5分 30%のA、t=7分 98%のA、t=10分 98%のA
方法F
カラム - Waters XSelect HSS C18(150×4.6mm、3.5ミクロン)
流量 - 1.0mL/分、25℃
溶出液A - アセトニトリル中の0.1%のTFA
溶出液B - 水中の0.1%のTFA
線形勾配 t=0分 2%のA、t=1分 2%のA、t=15分 60%のA、t=20分 60%のA
方法G
カラム - Zorbax SB-C18 1.8μm 4.6×15mm Rapid Resolutionカートリッジ(PN 821975-932)
流量 - 3mL/分
溶出液A - アセトニトリル中の0.1%のギ酸
溶出液B - 水中の0.1%のギ酸
線形勾配 t=0分 0%のA、t=1.8分 100%のA
方法H
カラム - Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、2.5ミクロン)
流量 - 0.6mL/分
溶出液A - アセトニトリル中の0.1%のギ酸
溶出液B - 水中の0.1%のギ酸
線形勾配 t=0分 5%のA、t=2.0分 98%のA、t=2.7分 98%のA
方法J
カラム - Reverse phase Waters Xselect CSH C18(50×2.1mm、2.5ミクロン)
流量 - 0.6mL/分
溶出液A - 100%のアセトニトリル
溶出液B - 水(pH7.9)中の10mM重炭酸アンモニウム
線形勾配 t=0分 5%のA、t=2.0分 98%のA、t=2.7分 98%のA
4-クロロ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000023
工程A:エタノール(100mL)中の化合物1・HCl(17.0g、86.2mmol)、酢酸ナトリウム(7.10g、86.6mmol)、およびピルビン酸エチル(10.0g、86.1mmol)の混合物を1時間還流させ、室温に冷却し、水(100mL)で希釈した。沈殿した固体を濾過により収集し、乾燥させて20.0g(77.3mmol、90%)の化合物2をシスおよびトランス異性体の混合物として得た。
工程B:酢酸(125mL)中の先行する工程において得られた化合物2(20.0g、77.3mmol)、およびBF3・Et2O(50.0g、352mmol)の混合物を18時間還流させ、減圧下で蒸発させた。残留物を水(100mL)と混合し、MTBE(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して3.00g(12.4mmol、16%)の化合物3を得た。
工程C:エタノール(30mL)中の化合物3(3.00g、12.4mmol)およびNaOH(0.500g、12.5mmol)の混合物を30分間還流させ、減圧下で蒸発させた。残留物を水(30mL)と混合し、不溶性材料を濾過により除去した。濾液を濃塩酸(5mL)で酸性化させた。沈殿した固体を濾過により収集し、水(3mL)で洗浄し、乾燥させて2.41g(11.3mmol、91%)の4-クロロ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.24分、m/z 212[M-H]-
7-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000024
工程D:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(21.6g、400mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物4(26.4g、183mmol)および化合物5(59.0g、457mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌し、濾過し、水で洗浄して35.0g(156mmol、72%)の化合物6を白色固体として得た。
工程E:キシレン(250mL)中の先行する工程において得られた化合物6(35.0g、156mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で蒸発させた。残留物をヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から(form)再結晶化させて21.0g(103mmol、60%)の化合物7を得た。
工程F:エタノール(200mL)中の化合物7(21.0g、101mmol)の溶液に2N水性水酸化ナトリウム溶液(47mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を水性塩酸でpH5~6に酸性化させた。結果としてもたらされた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて18.0g(93.2mmol、92%)の7-フルオロ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.12分、m/z 192[M-H]-
6,7-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000025
工程G:エタノール(20mL)中の化合物8(5.00g、34.7mmol)、酢酸(1mL)、およびピルビン酸エチル(5.00g、43.1mmol)の混合物を1時間還流させ、室温に冷却し、水(20mL)で希釈した。沈殿した固体を濾過により収集し、乾燥させて5.50g(22.7mmol、66%)の化合物9をシスおよびトランス異性体の混合物として得た。
工程H:酢酸(25mL)中の先行する工程において得られた化合物9(5.50g、22.7mmol)、およびBF3・Et2O(10.0g、70.5mmol)の混合物を18時間還流させ、減圧下で蒸発させた。残留物を水(30mL)と混合し、MTBE(2×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して0.460g(2.04mmol、9%)の化合物10を得た。
工程I:エタノール(10mL)中の化合物10(0.450g、2.00mmol)およびNaOH(0.100g、2.50mmol)の混合物を30分間還流させ、減圧下で蒸発させた。残留物を水(10mL)と混合し、不溶性材料を濾過により除去した。濾液を濃塩酸(1mL)で酸性化させた。沈殿した固体を濾過により収集し、水(3mL)で洗浄し、乾燥させて0.38g(1.93mmol、95%)の6,7-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.10分、m/z 196[M-H]-
4-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000026
工程J:DMF(50mL)中の化合物11(5.00g、19.7mmol)の撹拌溶液にCuCN(3.00g、33.5mmol)を加えた。混合物を150℃で4時間撹拌した。混合物を次に室温に冷却し、水(100mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、次の工程のために十分に純粋な2.50g(12.5mmol、63%)の化合物12を得た。
工程K:エタノール(30mL)中の化合物12(2.50g、12.5mmol)の溶液にLiOH・H2O(0.600g、13.0mmol)を加えた。混合物を10時間還流させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を水(50mL)で希釈した。水性層を10%の水性塩酸でpH6に酸性化させ、沈殿した固体を濾過により収集した。残留物を水で洗浄し、真空下で乾燥させて1.20g(6.45mmol、52%)の4-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.00分、m/z 197[M+H]+
4-シアノ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000027
工程L:DMF(50mL)中の化合物13(5.00g、18.4mmol)の撹拌溶液にCuCN(2.80g、31.2mmol)を加えた。混合物を150℃で4時間撹拌した。混合物を次に室温に冷却し、水(100mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、次の工程のために十分に純粋な1.50g(6.87mmol、37%)の化合物14を得た。
工程M:エタノール(20mL)中の化合物14(1.50g、6.87mmol)の溶液にLiOH・H2O(0.400g、9.53mmol)を加えた。混合物を10時間還流させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を水(40mL)で希釈した。水性層を10%の水性塩酸でpH6.0に酸性化させ、沈殿物を濾過により収集した。残留物を水で洗浄し、真空下で乾燥させて0.400g(1.95mmol、28%)の4-シアノ-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.02分、m/z 203[M-H]-
4-シアノ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000028
工程N:DMF(50mL)中の化合物15(5.00g、19.4mmol)の溶液にNaHCO3(1.59g、18.9mmol)およびヨードメタン(3mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で終夜撹拌し、次に水(50mL)で希釈し、ジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて4.90g(18.0mmol、90%)の化合物16を白色固体として得た。
工程O:DMF(50mL)中の化合物16(4.80g、17.6mmol)の撹拌溶液にCuCN(2.70g、30.1mmol)を加えた。混合物を150℃で4時間撹拌した。混合物を次に室温に冷却し、水(100mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、次の工程のために十分に純粋な1.40g(6.42mmol、36%)の化合物17を得た。
工程P:エタノール(20mL)中の化合物17(1.40g、6.42mmol)の溶液にLiOH・H2O(0.350g、8.34mmol)を加えた。混合物を10時間還流させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を水(30mL)で希釈した。水性層を10%の水性塩酸でpH6.0に酸性化させ、沈殿物を濾過により収集した。残留物を水で洗浄し、真空下で乾燥させて0.500g(2.45mmol、38%)の4-シアノ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.10分、m/z 203[M-H]-
4,5,6-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000029
工程Q:-10℃のメタノール(200mL)中のナトリウムメトキシド(23.0g、426mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物18(15.0g、93.7mmol)および化合物5(26.0g、201mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌し、沈殿物を濾過により収集した。固体を水で洗浄し、乾燥させて12.0g(46.7mmol、72%)の化合物19を白色固体として得た。
工程R:キシレン(250mL)中の先行する工程において得られた化合物19(12.0g、46.7mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で蒸発させた。残留物をヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化させて7.00g(30.5mmol、65%)の化合物20を得た。
工程S:エタノール(50mL)中の化合物20(7.00g、30.5mmol)の溶液に2N水性水酸化ナトリウム溶液(18mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を水性塩酸でpH5~6に酸性化させた。結果としてもたらされた沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて5.00g(23.2mmol、76%)の4,5,6-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
1H NMR(400MHz,d6-dmso)7.17(1H,s)、7.22(1H,dd)、12.3(1H,br s)、13.3(1H,br s)
4,6,7-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000030
工程T:-10℃のメタノール(200mL)中のナトリウムメトキシド(23.0g、426mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物21(15.0g、90.3mmol)および化合物5(26.0g、201mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて10.0g(38.0mmol、42%)の化合物22を白色固体として得た。
工程U:キシレン(200mL)中の先行する工程において得られた化合物22(10.0g、38.0mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化させて6.00g(26.2mmol、69%)の化合物23を得た。
工程V:エタノール(40mL)中の化合物23(7.00g、30.5mmol)の溶液に2N水性水酸化ナトリウム溶液(16mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を水性塩酸でpH5~6に酸性化させた。結果としてもたらされた沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて4.10g(19.1mmol、62%)の4,6,7-トリフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.16分、m/z 214[M-H]-
4-シアノ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000031
工程W:-10℃のメタノール(500mL)中のナトリウムメトキシド(65.0g、1203mmol)の溶液にメタノール(200mL)中の化合物24(60.0g、296mmol)および化合物5(85.0g、658mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて45.0g(143mmol、48%)の化合物25を得た。
工程X:キシレン(250mL)中の先行する工程において得られた化合物25(35.0g、111mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で蒸発させた。残留物をヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化させて11.0g(38.4mmol、35%)の化合物26を得た。
工程Y:DMF(20mL)中の化合物26(11.0g、38.4mmol)の撹拌溶液にCuCN(6.60g、73.7mmol)を加えた。混合物を150℃で4時間撹拌した。混合物を次に室温に冷却し、水(70mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(4×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、次の工程のために十分に純粋な2.40g(10.3mmol、27%)の化合物27を得た。
工程Z:エタノール(30mL)中の化合物27(2.40g、6.42mmol)の溶液にLiOH・H2O(0.600g、14.3mmol)を加えた。混合物を10時間還流させた。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水(50mL)で希釈した。水性層を10%の水性塩酸でpH6に酸性化させ、沈殿物を濾過により収集した。固体を水で洗浄し、真空下で乾燥させて1.20g(5.88mmol、57%)の4-シアノ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を白色固体として得た。
Rt(方法G)1.06分、m/z 203[M-H]-
4-エチル-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000032
工程AA:乾燥THF(500mL)中の化合物28(70.0g、466mmol)の溶液を0℃のTHF中のBH3の10M溶液(53mL、53.0mmolのBH3)で処理した。反応物を室温で24時間撹拌した後に、メタノール(150mL)をそこに緩徐に加えた。結果としてもたらされた混合物を45分間撹拌し、減圧下で蒸発させて、次の工程のために十分に純粋な55.0g(404mmol、87%)の化合物29を得た。
工程AB:CH2Cl2(400mL)中の化合物29(55.0g、404mmol)の冷却(0℃)した溶液にデス-マーチンペルヨージナン(177g、417mmol)を小分けで加えた。室温で1時間の撹拌後に、反応混合物を飽和水性Na223(300mL)および飽和水性NaHCO3(500mL)でクエンチした。混合物をCH2Cl2(3×300mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮させて51.0gの粗化合物30を黄色固体として得た。
工程AC:-10℃のメタノール(600mL)中のナトリウムメトキシド(107g、1981mmol)の溶液にメタノール(300mL)中の先行する工程において得られた化合物30(51.0g)および化合物5(126g、976mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を4時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌し、沈殿物を濾過により収集した。固体を水で洗浄し、乾燥させて35.0g(151mmol、2工程にわたり37%)の化合物31を得た。
工程AD:キシレン(500mL)中の先行する工程において得られた化合物31(35.0g、151mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から再結晶化させて21.0g(103mmol、68%)の化合物32を得た。
工程AE:エタノール(200mL)中の化合物32(21.0g、103mmol)の溶液に2N水性水酸化ナトリウム溶液(47mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水性塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて19g(100mmol、97%)の4-エチル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.20分、m/z 188[M-H]-
1H NMR(400MHz,d6-dmso) δ 1.25(t,3H)、2.88(q,2H)、6.86(1H,d)、7.08-7.20(2H,m)、7.26(1H,d)、11.7(1H,br s)、12.9(1H,br s)
4-シクロプロピル-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000033
工程AF:トルエン(60.0mL)中の化合物33(2.00g、7.80mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.754g、8.78mmol)、K3PO4(5.02g、23.6mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.189g、0.675mmol)、および水(2.0mL)の脱気した懸濁液に酢酸パラジウム(II)(0.076g、0.340mmol)を加えた。反応混合物を100℃で4時間撹拌した。反応混合物のアリコートを水で希釈し、酢酸エチルで抽出することにより反応の進行をモニターした。有機層を分析シリカゲルTLCプレート上にスポットし、254nmのUV光を使用して可視化した。反応は極性スポットの形成と共に完了まで進行した。出発材料および生成物のRf値はそれぞれ0.3および0.2であった。反応混合物を室温まで冷却させ、セライトのパッドを通じて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、230~400メッシュシリカゲルを使用してフラッシュカラムにより粗生成物を精製し、石油エーテル中の10%の酢酸エチルで抽出して1.10g(5.11mmol、63%)の化合物34を褐色液体として得た。TLCシステム:石油エーテル中の5%の酢酸エチル。
工程AG:エタノール(40mL)中の化合物34(1.10g、5.11mmol)および2N水性水酸化ナトリウム(15mL)の混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水性塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて1.01g(5.02mmol、92%)の4-シクロプロピル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.17分、m/z 200[M-H]-
4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000034
工程AH:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(39.9g、738mmol)の溶液にメタノール(150mL)中の化合物36(28.8g、182mmol)およびアジド酢酸メチル(52.1g、404mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて20.0g(78.2mmol、43%)の化合物37を得た。
工程AI:キシレン(250mL)中の化合物37(19.4g、76.0mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル(50:50)から再結晶化させて9.00g(39.5mmol、52%)の化合物38を得た。
工程AJ:エタノール(100mL)中の化合物38(8.98g、39.4mmol)の溶液に2N水性水酸化ナトリウム溶液(18mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水性塩酸でpH5~6に酸性化させた。結果としてもたらされた沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて7.75g(36.3mmol、92%)の4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.15分、m/z 212[M-H]-
1H NMR(400MHz,d6-dmso)7.08(1H,s)、7.28(1H,dd)7.42(1H,dd)、12.2(1H,br s)、13.2(1H,br s)
5-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000035
工程AK:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物39(45.0g、222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて35.0g(133mmol、60%)の化合物40を白色固体として得た。
工程AL:キシレン(250mL)中の先行する工程において得られた化合物40(35.0g、133mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で蒸発させた。残留物をヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化させて21.0g(77.2mmol、58%)の化合物41を得た。
工程AM:窒素下のトルエン(50mL)中の化合物41(4.00g、14.7mmol)およびトリブチル(1-エトキシビニル)スタナン(5.50g、15.2mmol)の脱気した溶液にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g、1.65mmol)を加えた。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して2.50g(9.50mmol、65%)の化合物42を淡黄色固体として得た。
工程AN:1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物42(2.40g、9.12mmol)の溶液に2Mの塩酸(15mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物をイソヘキサン中の5%のエーテルで粉砕し、乾燥させて1.80g(7.65mmol、84%)の化合物43を白色固体として得た。
工程AO:エタノール(13mL)中の化合物43(1.70g、7.23mmol)およびNaBH4(2.50g、66.1mmol)の懸濁液を2時間還流させ、次に室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を1N塩酸およびブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて1.60g(6.74mmol、93%)の化合物44を無色の油として得た。
工程AP:メタノール(40mL)中の化合物44(1.50g、6.32mmol)の溶液に2N水性NaOH(10mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥させて1.30g(5.82mmol、92%)の5-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.00分、m/z 222[M-H]-
4-エチル-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000036
工程AQ:窒素下の無水DMF(10mL)中の化合物41(4.00g、14.7mmol)の加熱(90℃)した溶液にトリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を加えた。結果としてもたらされた混合物を90℃で1時間撹拌した。混合物を次に室温に冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%の酢酸エチル)により精製して2.20g(10.0mmol、68%)の化合物45を黄色固体として得た。
工程AR:メタノール(20mL)中の化合物45(1.50g、6.84mmol)およびPd/C(0.300g、10重量%)の混合物を水素の雰囲気下室温で16時間撹拌した。混合物を濾過し、次に減圧下で濃縮して1.45g(6.55mmol、96%)の化合物46を得た。
工程AS:メタノール(40mL)中の化合物46(1.40g、6.33mmol)の溶液に2N水性NaOH(10mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、次に残留物を10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥させて1.20g(5.79mmol、91%)の標的化合物4-エチル-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.33分、m/z 206[M-H]-
4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000037
工程AT:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物47(45.0g、202mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて38.5g(128mmol、63%)の化合物48を白色固体として得た。
工程AU:キシレン(250mL)中の先行する工程において得られた化合物48(38.5g、128mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化させて18.0g(67.3mmol、53%)の化合物49を得た。
工程AV:窒素下の無水DMF(10mL)中の化合物49(4.00g、14.7mmol)の加熱(90℃)した溶液にトリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を加えた。結果としてもたらされた混合物を90℃で1時間撹拌した。混合物を次に室温に冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%の酢酸エチル)により精製して2.00g(9.12mmol、62%)の化合物50を黄色固体として得た。
工程AW:メタノール(20mL)中の化合物50(1.50g、6.84mmol)およびPd/C(0.300g、10重量%)の混合物を水素の雰囲気下室温で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮して1.40g(6.33mmol、93%)の化合物51を得た。
工程AX:メタノール(40mL)中の化合物51(1.10g、4.97mmol)の溶液に2N水性NaOH(10mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、次に10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥させて0.900g(4.34mmol、87%)の標的化合物4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.29分、m/z 206[M-H]-
6-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000038
工程AY:窒素下のトルエン(50mL)中の化合物49(4.00g、14.7mmol)およびトリブチル(1-エトキシビニル)スタナン(5.50g、15.2mmol)の脱気した溶液にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g、1.65mmol)を加えた。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して2.10g(7.98mmol、54%)の化合物52を淡黄色固体として得た。
工程AZ:1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物52(2.10g、7.98mmol)の溶液に2Mの塩酸(15mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をイソヘキサン中の5%のエーテルで粉砕し、乾燥させて1.70g(7.23mmol、91%)の化合物53を白色固体として得た。
工程BA:エタノール(13mL)中の化合物53(1.70g、7.23mmol)およびNaBH4(2.50g、66.1mmol)の懸濁液を2時間還流させ、室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を1N塩酸およびブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して1.60g(6.74mmol、93%)の化合物54を無色の油として得た。
工程BB:メタノール(40mL)中の化合物54(1.40g、5.90mmol)の溶液に2N水性NaOH(10mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥させて1.10g(4.93mmol、48%)の標的化合物6-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.00分、m/z 222[M-H]-
4-エチル-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000039
工程BC:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物55(45.0g、222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて33.0g(110mmol、50%)の化合物56を白色固体として得た。
工程BD:キシレン(250mL)中の先行する工程において得られた化合物56(33.0g、110mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化させて21.5g(79.0mmol、72%)の化合物57を得た。
工程BE:窒素下の無水DMF(10mL)中の化合物57(4.00g、14.7mmol)の加熱(90℃)した溶液にトリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh32Cl2(0.301g、0.757mmol)を加えた。結果としてもたらされた混合物を90℃で1時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%のEtOAc)により精製した。生成物の合わせた生成物画分を濃縮し、水(3×100mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮して1.80g(8.21mmol、56%)の化合物58を黄色固体として得た。
工程BF:メタノール(20mL)中の化合物58(1.50g、6.84mmol)およびPd/C(0.300g、10重量%)の混合物を水素の雰囲気下室温で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮して1.25g(5.65mmol、83%)の化合物59を得た。
工程BG:メタノール(40mL)中の化合物59(1.40g、6.33mmol)の溶液に2N水性NaOH(10mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥させて1.25g(6.03mmol、95%)の標的化合物4-エチル-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.27分、m/z 206[M-H]-
7-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000040
工程BH:窒素下のトルエン(50mL)中の化合物57(4.00g、14.7mmol)およびトリブチル(1-エトキシビニル)スタナン(5.50g、15.2mmol)の脱気した溶液にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g、1.65mmol)を加えた。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して2.70g(10.3mmol、70%)の化合物60を淡黄色固体として得た。
工程BI:1,4-ジオキサン(30mL)中の化合物60(2.40g、9.12mmol)の溶液に2Mの塩酸(15mL)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒の大部分を蒸発させ、残留物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物をイソヘキサン中の5%のエーテルで粉砕し、乾燥させて1.90g(8.08mmol、86%)の化合物61を白色固体として得た。
工程BJ:エタノール(13mL)中の化合物61(1.70g、7.23mmol)およびNaBH4(2.50g、66.1mmol)の懸濁液を2時間還流させ、室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を1N塩酸およびブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて1.50g(6.32mmol、87%)の化合物62を無色の油として得た。
工程BK:メタノール(40mL)中の化合物62(1.50g、6.32mmol)の溶液に2N水性NaOH(10mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×15mL)で洗浄し、乾燥させて1.35g(6.05mmol、96%)の標的化合物7-フルオロ-4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.90分、m/z 222[M-H]-
4-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000041
工程BL:ジオキサン(200mL)および水(50mL)の混合物中の化合物33(10.0g、39.4mmol)の溶液にビニルトリフルオロホウ酸カリウム(11.0g、82.1mmol)、トリエチルアミン(30mL、248mmol)およびPd(dppf)Cl2(1.0g、1.37mmol)を加えた。混合物を80℃で48時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を水で洗浄し、減圧下で濃縮した。得られた材料をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して2.50g(12.4mmol、38%)の化合物63を得た。
工程BM:化合物63(2.50g、12.4mmol)、アセトン(200mL)、および水(40mL)の混合物にOsO4(0.100g、0.393mmol)およびNaIO4(13.4g、62.6mmol)を加えた。反応物を室温で10時間撹拌した。アセトンを留去させ、残留水性溶液をジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和NaHCO3溶液(2×50mL)およびブライン(2×50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して1.50g(7.40mmol、60%)の化合物64を得た。
工程BN:THF/メタノール混合物(100mL)中の化合物64(1.50g、7.38mmol)の冷却(0℃)した溶液にNaBH4(0.491g、13.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で12時間撹拌した。次に混合物を0℃に冷却し、2N塩酸(40mL)で処理し、濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、次の工程のために十分に純粋な1.00g(4.87mmol、65%)の化合物65を得た。
工程BO:THF(50mL)中の先行する工程において得られた化合物65(1.00g、4.87mmol)の溶液に1N水性LiOH(9mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に濃縮し、1N水性NaHSO4(9mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて0.250g(1.30mmol、27%)の標的化合物4-(ヒドロキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.98分、m/z 190[M-H]-
4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000042
工程BPおよびBQ:アルゴン下のDMF(25mL)中の化合物33(1.00g、3.94mmol)およびトリブチル-(1-エトキシビニル)スタナン(1.58g、4.37mmol)の脱気した溶液にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.100g、0.142mmol)を加えた。TLCが反応の完了を明らかにするまで(約7日)反応混合物を室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機層をシリカゲルのプラグを通じて濾過し、MgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果としてもたらされた黒色油をメタノール(100mL)に溶解し、5N塩酸(100mL)で処理し、室温で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して0.500g(2.30mmol、58%)の化合物67を得た。
工程BR:THF(50mL)中の化合物67(1.00g、4.60mmol)の溶液に1N水性LiOH(7mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に減圧下で濃縮し、1N水性NaHSO4(7mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて0.900g(4.43mmol、96%)の化合物68を得た。
工程BS:アルゴン下のTHF(50mL)中の化合物68(0.900g、4.43mmol)の冷却(0℃)した溶液にヘキサン中のMeMgClの1N溶液(16mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌した。混合物を1N NaHSO4で慎重にクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて0.250g(1.14mmol、26%)の標的化合物4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.99分、m/z 202[M-H]-
4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000043
工程BS:THF/メタノール混合物(50mL)中の化合物66(1.00g、4.60mmol)の冷却(0℃)した溶液にNaBH4(0.385g、10.2mmol)を加えた。反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、2N塩酸(20mL)で処理し、濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、次の工程のために十分に純粋な0.800g(3.65mmol、79%)の化合物69を得た。
工程BT:THF(50mL)中の先行する工程において得られた化合物69(0.800g、3.65mmol)の溶液に1N水性LiOH(6mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に濃縮し、1N水性NaHSO4(6mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて0.300g(1.46mmol、40%)の標的化合物4-(1-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)0.82分、m/z 204[M-H]-
4-(プロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000044
工程BU:-10℃のメタノール(150mL)中のナトリウムメトキシド(10.0g、185mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物70(15.0g、101mmol)およびアジド酢酸メチル(12.0g、104mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。沈殿物を次に濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて7.00g(23.3mmol、23%)の化合物71を白色固体として得た。
工程BV:キシレン(200mL)中の先行する工程において得られた化合物71(7.00g、23.3mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル(60:40)から再結晶化させて3.50g(16.1mmol、69%)の化合物72を得た。
工程BW:メタノール(100mL)中の化合物72(3.50g、16.1mmol)の溶液に2N水性NaOH(40mL)を加えた。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、次に残留物を10%の塩酸でpH5~6に酸性化させた。沈殿物を濾過により収集し、水(3×50mL)で洗浄し、乾燥させて2.70g(13.3mmol、83%)の標的化合物4-(プロパン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.32分、m/z 202[M-H]-
4-エテニル-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000045
工程BX:THF(50mL)中の化合物63(0.900g、4.47mmol)の溶液に1N水性LiOH(8mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に減圧下で濃縮し、1N水性NaHSO4(8mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて0.500g(2.67mmol、59%)の標的化合物4-エテニル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.14分、m/z 186[M-H]-
4-エチニル-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000046
工程BY:アルゴン下のTHF(50mL)中の化合物33(1.00g、3.94mmol)の溶液にTMS-アセチレン(0.68mL、4.80mmol)、CuI(0.076g、0.399mmol)、トリエチルアミン(2.80mL、20.0mmol)、およびPd(dppf)Cl2(0.100g、0.137mmol)を加えた。TLCが反応の完了を明らかにするまで(約5日)混合物を60℃で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して0.600g(2.14mmol、56%)の化合物73を得た。
工程BZ:THF(50mL)中の化合物73(0.840g、3.10mmol)の溶液に1N水性LiOH(7mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に減圧下で濃縮し、1N水性NaHSO4(7mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて0.400g(2.17mmol、70%)の標的化合物4-エチニル-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.12分、m/z 184[M-H]-
4-(1,1-ジフルオロエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000047
工程CA:2-ブロモアセトフェノン(63.0g、317mmol)、水(0.5mL)、およびジクロロメタン(100mL)の混合物にMorph-DAST(121mL、992mmol)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で28日間撹拌した。反応混合物を次に飽和水性NaHCO3(1000mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して16.8g(76.0mmol、12%)の化合物74を得た。
工程CB:Ar下のTHF(300mL)中の化合物74(16.8g、76.0mmol)の冷却(-85℃)した溶液にヘキサン中のn-BuLi(36.5mL、91.5mmol)の2.5M溶液を30分にわたり加えた。結果としてもたらされた混合物を-85℃で1時間撹拌した。(温度を-80℃未満に維持して)DMF(8.80mL、114mmol)を次に加え、反応物をさらに45分間撹拌した。反応物を飽和水性NH4Cl(100mL)でクエンチし、水(600mL)で希釈した。得られた混合物を酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して12.5g(73.6mmol、97%)の化合物75(次の工程のために十分に純粋)を得た。
工程CC:化合物75(12.5g、73.5mmol)、エタノール(500mL)、およびアジド酢酸エチル(28.5g、221mmol)の冷却(-30℃)した混合物に、(温度を-25℃未満に維持して)Ar下で小分けで新たに調製したナトリウムメトキシドの溶液(Na(5.00g、217mmol)およびメタノール(100mL)を混合することにより調製した)を加えた。反応混合物を15℃に温め、12時間撹拌した。得られた混合物を飽和水性NH4Cl(2500mL)に注ぎ、20分間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて10.0g(35.6mmol、51%)の化合物76を得た。
工程CD:気体の発生が止まるまで(約2時間)キシレン(500mL)中の化合物76(10.0g、35.6mmol)の溶液を還流させ、次に減圧下で濃縮した。得られた橙色油をヘキサン/酢酸エチル(5:1)で粉砕し、濾過により収集し、乾燥させて1.53g(6.04mmol、17%)の化合物77を得た。
工程CE:THF/水の9:1混合物(100mL)中の化合物77(1.53g、6.04mmol)の溶液にLiOH・H2O(0.590g、14.1mmol)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で終夜撹拌した。揮発物を蒸発させ、残留物を水(50mL)および1N塩酸(10mL)と混合した。混合物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して0.340g(1.33mmol、24%)の4-(1,1-ジフルオロエチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.16分、m/z 224[M-H]-
4-(トリメチルシリル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000048
工程CF:Ar下のTHF(100mL)中の4-ブロモ-1H-インドール(5.00g、25.5mmol)の冷却(-78℃)した溶液にヘキサン中のn-BuLi(23mL、57.5mmol)の2.5M溶液を加えた。結果としてもたらされた混合物を30分間撹拌した。TMSCl(16mL、126mmol)を加え、反応混合物を室温に温めた。1時間後に混合物をMTBE(250mL)で希釈し、水(2×200mL)およびブライン(200mL)で洗浄し、次にNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をメタノール(100mL)中で1時間還流させた。溶媒を次に留去させて3.60g(19.0mmol、74%)の化合物78を得た。
工程CG:Ar下のTHF(50mL)中の化合物78(1.50g、7.92mmol)の冷却(-78℃)した溶液にヘキサン中のn-BuLi(3.8mL、9.5mmol)の2.5M溶液を加えた。結果としてもたらされた混合物を20分間撹拌した。CO2(2L)を次に混合物を通じて10分間バブリングし、反応混合物を室温に温めた。揮発物を蒸発させ、残留物をTHF(50mL)に溶解した。溶液を-78℃に冷却し、t-BuLi(5.6mL、9.50mmol)の1.7M溶液を加えた。混合物を-30℃に温め、次に再び-78℃に冷却した。CO2(2L)を溶液を通じて10分間バブリングした。得られた溶液を緩徐に室温まで温め、次に減圧下で濃縮した。残留物を水(50mL)に溶解し、MTBE(2×50mL)で洗浄し、次にpH4に酸性化し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。有機抽出物を水(2×50mL)、およびブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。粗生成物をヘキサンで洗浄し、乾燥させて1.24g(5.31mmol、67%)の標的化合物4-(トリメチルシリル)-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.47分、m/z 232[M-H]-
6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000049
工程CH:エタノール(200mL)中の(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ヒドラジン(80.0g、498mmol)の溶液にピルビン酸エチル(58.0g、499mmol)を加えた。混合物を1時間還流させ、次に減圧下で濃縮し、水(300mL)で希釈した。固体を濾過により収集し、次に乾燥させて122g(472mmol、95%)の化合物79を得た。
工程CI:トルエン(500mL)中の化合物79(122g、472mmol)およびpTSA(81.5g、473mmol)の懸濁液を48時間還流させ、次に室温に冷却した。沈殿物を濾過により収集し、トルエンからの分別結晶化により精製して4.00g(16.6mmol、4%)の化合物80を得た。
工程CJ:エタノール(30mL)中の化合物80(4.00g、16.6mmol)の還流溶液にNaOH(0.660g、16.5mmol)を加えた。混合物を1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物を温水(80℃、50mL)で粉砕し、溶液を濃塩酸で酸性化(pH2)させた。沈殿物を濾過により収集し、水(2×10mL)で洗浄し、乾燥させて3.18g(14.9mmol、90%)の標的化合物6-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸を得た。
Rt(方法G)1.23分、m/z 212[M-H]-
4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000050
工程CK:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の2-ブロモ-4-フルオロベンズアルデヒド(222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌し、固体を濾過により収集した。固体を水で洗浄して化合物81を白色固体(62%の収率)として得た。
工程CL:キシレン(250mL)中の化合物81(133mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチル混合物(60:40)から(form)再結晶化させて化合物82(58%の収率)を得た。
工程CM:無水DMF(10mL)中の化合物82(14.7mmol)の加熱(90℃)した溶液にトリ-n-ブチル(ビニル)スズ(3.60g、11.4mmol)およびPd(PPh3)2Cl2(0.301g、0.757mmol)を窒素下で加え、結果としてもたらされた混合物を90℃で1時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の60~80%の酢酸エチル)により精製した。合わせた生成物画分を濃縮し、水(3×100mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して化合物83を黄色固体(60%の収率)として得た。
工程CN:化合物83(12.4mmol)、アセトン(200mL)、および水(40mL)の混合物にOsO4(0.100g、0.393mmol)およびNaIO4(13.4g、62.6mmol)を加え、反応物を室温で10時間撹拌した。アセトンを留去させ、水性溶液をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3溶液(2×50mL)およびブライン(2×50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して化合物84(33%の収率)を得た。
工程CO:ジクロロメタン(50mL)中の化合物84(11.0mmol)の溶液にMorph-DAST(4.10mL、33.6mmol)を加えた。アリコートのNMRが反応の完了を明らかにするまで(2~5日)結果としてもたらされた混合物を撹拌した。反応混合物を冷飽和NaHCO3溶液(1000mL)に滴下で加えた。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して化合物85を黄色固体(48%の収率)として得た。
工程CP:THF(50mL)中の化合物85(4.50mmol)の溶液に1N水性LiOH(8mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に減圧下で濃縮し、1N水性NaHSO4(8mL)で希釈した。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(87%)を得た。
Rt(方法G)1.22分、m/z 228[M-H]-
4-(ジフルオロメチル)-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000051
2-ブロモ-5-フルオロベンズアルデヒドから開始して、4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸について記載したように調製した(2.5%の全体収率)。
Rt(方法G)1.13分、m/z 228[M-H]-
4-(ジフルオロメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000052
4-ブロモ-1H-インドール-2-カルボン酸から開始して4-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸について記載したように調製した(11%の全体収率)。
Rt(方法G)1.17分、m/z 210[M-H]-
4-(1,1-ジフルオロエチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000053
工程CQ:窒素下の無水テトラヒドロフラン(100mL)中の2-ブロモ-5-フルオロベンゾニトリル(10.0g、48.5mmol)の溶液に臭化メチルマグネシウム(エーテル中3.2M、19mL、60.0mmol)を加えた。結果としてもたらされた混合物を4時間加熱して還流させた。反応混合物を次に冷却し、2N塩酸(100mL)に注ぎ、メタノール(100mL)で希釈した。有機溶媒を除去し、粗生成物を沈殿除去した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、MgSO4上で乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン)により精製して4.88g(21.9mmol、45%)の化合物86を桃色油として得た。
工程CR:室温のジクロロメタン(50mL)中の化合物86(110mmol)の溶液にMorph-DAST(41mL、336mmol)および数滴の水を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48日間撹拌し、7日毎にMorph-DASTの追加の部分(41mL、336mmol)を加えた。反応が完了した後に、混合物を冷飽和水性NaHCO3に慎重に滴下で加えた。生成物を酢酸エチルで抽出し、有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して87を無色の液体(37%の収率)として得た。
工程CS:THF(150mL)中の化合物87(21.0mmol)の冷却(-80℃)した溶液にヘキサン中のn-BuLiの2.5M溶液(10.0mL、25.0mmolのn-BuLi)を緩徐に加えた。混合物を1時間撹拌し、次にDMF(2.62mL、33.8mmol)を加え、混合物をさらに1時間撹拌した。反応物を飽和水性NH4Cl(250mL)でクエンチし、Et2O(3×150mL)で抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン1:9)により精製して化合物88(52%の収率)を得た。
工程CT:-10℃のメタノール(300mL)中のナトリウムメトキシド(50.0g、926mmol)の溶液にメタノール(100mL)中の化合物88(222mmol)およびアジド酢酸メチル(59.0g、457mmol)の溶液を滴下で加えた。温度を5℃未満に維持して反応混合物を3時間撹拌し、次に氷冷水でクエンチした。結果としてもたらされた混合物を10分間撹拌した。得られた固体を濾過により収集し、水で洗浄して化合物89を白色固体(66%の収率)として得た。
工程CU:キシレン(250mL)中の化合物89(120mmol)の溶液をアルゴン雰囲気下で1時間還流させ、次に減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン-酢酸エチルから再結晶化させて化合物90(70%の収率)を得た。
工程CV:THF(50mL)中の化合物90(4.40mmol)の溶液に1N水性LiOH(8mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を室温で48時間撹拌し、次に減圧下で濃縮し、1N水性NaHSO4(8mL)で希釈した。得られた残留物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMTBEから再結晶化させて標的化合物4-(1,1-ジフルオロエチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(95%の収率)を得た。
Rt(方法G)1.26分、m/z 242[M-H]-
4-(1,1-ジフルオロエチル)-7-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸の調製
Figure 2022506337000054
2-ブロモ-4-フルオロアセトフェノンから開始して4-(1,1-ジフルオロエチル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸について記載したように調製した(3.6%の全体収率)。
Rt(方法G)1.23分、m/z 242[M-H]-
tert-ブチル2-アミノ-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボキシレートの調製
Figure 2022506337000055
工程A:ジオキサン(30mL)中の5-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-カルボン酸(3.64g、12.9mmol)、DIPEA(2.01g、15.6mmol)、およびベンジルアルコール(4.20g、38.8mmol)の加熱(50℃)した混合物にDPPA(3.56g、12.9mmol)を滴下で加えた。反応混合物を次に90℃で3時間撹拌した。次に溶液を室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で蒸発させて粗材料を得、それをMTBEで粉砕して2.60g(6.73mmol、52%)のtert-ブチル2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボキシレートを得た。
工程B:メタノール(30mL)中のtert-ブチル2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボキシレート(2.60g、6.73mmol)の溶液にPd/C(358mg、10重量%)を加えた。懸濁液を水素雰囲気の雰囲気下45℃で撹拌した。触媒を濾過により除去し、溶液を減圧下で乾燥状態まで蒸発させて1.68g(6.66mmol、99%)の標的化合物tert-ブチル2-アミノ-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボキシレートを得た。
Rt(方法G)1.07分、m/z 253[M+H]+
実施例1
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(オキソラン-3-イル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000056
Rt(方法A)2.75分、m/z 352[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=8.1Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.24-7.16(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.94(d,J=2.1Hz,1H)、5.42(d,J=6.4Hz,1H)、5.40-5.36(m,1H)、4.99-4.79(m,2H)、4.20-4.13(m,2H)、4.04-3.97(m,2H)、3.97-3.89(m,1H)、3.83-3.73(m,2H)、3.71-3.62(m,1H)、3.48(dd,J=8.7,4.0Hz,1H)、2.14-2.00(m,1H)、1.81-1.67(m,1H)。
実施例2
(1r,4r)-4-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロヘキサン-1-オール
Figure 2022506337000057
Rt(方法A)2.74分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.77-11.58(m,1H)、7.63(d,J=7.9Hz,1H)、7.43(d,J=8.3Hz,1H)、7.24-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.96-6.91(m,1H)、5.34(s,1H)、4.99-4.76(m,3H)、4.48(d,J=4.3Hz,1H)、4.19-4.12(m,2H)、4.01-3.95(m,2H)、3.44-3.37(m,1H)、3.13-3.00(m,1H)、1.98-1.87(m,2H)、1.84-1.72(m,2H)、1.25-1.04(m,4H)。
実施例3
4-{[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロヘキサン-1-オール
Figure 2022506337000058
工程1
4-ヒドロキシシクロヘキサン-1-オン(71.9mg、0.629mmol)にtert-ブチル2-アミノ-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(100mg、0.420mmol)および乾燥THF(1mL)を加えた。チタン(IV)エトキシド(0.262mL、0.839mmol)を次に加え、混合物を100℃で2時間加熱した。混合物を冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(52.7mg、0.839mmol)を加えた。混合物を次に100℃でさらに1時間加熱した。反応混合物を冷却し、2MのNH3(3mL)に注いだ。固体を濾過により除去し、EtOAc(6mL)および水(3mL)で洗浄した。層を分離させ、水性画分をEtOAc(3mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(4mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、次にさらなる精製なしで次の工程において使用した。
工程2
THF(3mL)中の工程1の生成物の冷却(0℃)した溶液に1MのHCl(3mL)を加えた。室温での15分後に、反応混合物を60℃に温め、終夜撹拌した。混合物を冷却し、次に濃縮して4-((4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オールジヒドロクロリドを得、それをさらなる精製なしで次の工程において使用した。
工程3
(4-((4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オールジヒドロクロリド(50mg、0.162mmol)およびDABCO(181mg、1.617mmol))を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)に溶解した。乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(1mL)中の4-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸(31.6mg、0.162mmol)の溶液にHATU(73.8mg、0.194mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌し、次に合わせ、1時間撹拌し、次に濃縮した。残留物をDMSOに懸濁した。懸濁液を濾過し、濾液をDMSOで洗浄して約2mLの溶液を得た。この残留物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して4-{[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロヘキサン-1-オールを白色固体(31.4mg、47%の収率)として得た。
Rt(方法A)2.93/2.99分、m/z 414,1/416,1[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.06(s,2H)、7.42(d,J=8.1Hz,2H)、7.21(t,J=7.8Hz,2H)、7.15(d,J=7.3Hz,2H)、6.91(s,2H)、5.38-5.33(m,2H)、5.05-4.78(m,6H)、4.51-4.45(m,1H)、4.35-4.28(m,1H)、4.19-4.12(m,4H)、4.01-3.94(m,4H)、3.69-3.58(m,1H)、3.43-3.34(m,1H)、3.27-3.16(m,1H)、3.14-2.97(m,1H)、1.97-1.86(m,2H)、1.84-1.74(m,2H)、1.63-1.53(m,6H)、1.50-1.37(m,2H)、1.14(q,J=24.0,12.2Hz,4H)。
実施例4
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アゼチジン-3-カルボキサミドヒドロクロリド
Figure 2022506337000059
Rt(方法B)2.16分、m/z 365[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72-11.67(m,1H)、10.67(s,1H)、9.05(s,1H)、8.81(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.45(d,J=8.3Hz,1H)、7.22(t,J=7.6Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、7.01-6.96(m,1H)、6.48(s,1H)、5.12-4.91(m,2H)、4.27-4.12(m,4H)、4.10-3.99(m,4H)、3.80-3.69(m,1H)。
実施例5
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000060
Rt(方法A)2.74分、m/z 386[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、9.90(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.21(t,J=7.6Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、7.00-6.95(m,1H)、5.97(s,1H)、5.15-4.76(m,2H)、4.29-4.08(m,4H)、2.71-2.62(m,1H)、0.99-0.91(m,4H)。
実施例6
tert-ブチル4-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]カルバモイル}ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2022506337000061
Rt(方法A)3.4分、m/z 491[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.38(s,1H)、7.64(d,J=8.1Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.21(t,J=7.7Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.41(s,1H)、5.19-4.85(m,2H)、4.30-4.10(m,4H)、4.04-3.87(m,2H)、2.88-2.61(m,2H)、1.75-1.66(m,2H)、1.50-1.36(m,11H)。
実施例7
tert-ブチル3-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]カルバモイル}アゼチジン-1-カルボキシレート
Figure 2022506337000062
Rt(方法A)3.31分、m/z 463[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.54(s,1H)、7.64(d,J=7.8Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.21(t,J=7.5Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、7.01-6.95(m,1H)、6.47(s,1H)、5.23-4.78(m,2H)、4.30-4.07(m,4H)、4.04-3.76(m,4H)、3.54-3.40(m,1H)、1.38(s,9H)。
実施例8
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]メタンスルホンアミド
Figure 2022506337000063
Rt(方法A)2.44分、m/z 360[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.74-11.64(m,1H)、9.90(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.98(d,J=2.0Hz,1H)、5.94(s,1H)、5.16-4.75(m,2H)、4.29-4.10(m,4H)、3.02(s,3H)。
実施例9
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000064
Rt(方法A)2.99分、m/z 330/332[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.04(s,1H)、7.42(d,J=8.1Hz,1H)、7.26-7.10(m,2H)、6.91(s,1H)、5.37(s,1H)、5.25-5.07(m,2H)、4.75-4.43(m,3H)、4.12-3.96(m,1H)、3.92-3.76(m,1H)、1.26(d,J=6.8Hz,3H)。
実施例10
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000065
Rt(方法A)2.92分、m/z 394[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.52(s,1H)、7.65(d,J=8.0Hz,1H)、7.45(d,J=8.7Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、6.98(s,1H)、6.47(s,1H)、5.32(d,J=17.4Hz,1H)、5.29-5.20(m,1H)、4.79-4.52(m,1H)、4.32-4.16(m,1H)、3.99(d,J=12.6Hz,1H)、3.90(td,J=8.2,4.1Hz,1H)、3.80-3.72(m,1H)、3.72-3.63(m,2H)、3.15(p,J=7.7Hz,1H)、2.09-1.98(m,2H)、1.25(d,J=6.8Hz,3H)。
実施例11
N-[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000066
Rt(方法A)3.13分、m/z 428/430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.06(s,1H)、10.52(s,1H)、7.43(d,J=8.1Hz,1H)、7.21(t,J=7.8Hz,1H)、7.15(d,J=7.4Hz,1H)、6.95(s,1H)、6.48(s,1H)、5.31(d,J=17.3Hz,1H)、5.27-5.16(m,1H)、4.92-4.48(m,1H)、4.36-4.14(m,1H)、4.00(d,J=12.6Hz,1H)、3.90(td,J=8.1,4.0Hz,1H)、3.80-3.72(m,1H)、3.72-3.62(m,2H)、3.15(p,J=7.7Hz,1H)、2.08-1.98(m,2H)、1.29-1.21(m,3H)。
実施例12
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000067
Rt(方法A)3.00分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.65(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.47-7.41(m,1H)、7.24-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.94(s,1H)、5.40(s,1H)、5.33(t,J=6.1Hz,1H)、5.26-5.13(m,2H)、4.74-4.31(m,1H)、4.13-4.01(m,1H)、3.86(d,J=12.4Hz,1H)、3.75-3.66(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.46-3.39(m,1H)、3.04-2.89(m,2H)、2.48-2.38(m,1H)、1.98-1.87(m,1H)、1.60-1.49(m,1H)、1.27(d,J=6.9Hz,3H)。
実施例13
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000068
Rt(方法A)3.22分、m/z 414/416[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.04(s,1H)、7.42(d,J=8.1Hz,1H)、7.21(t,J=7.8Hz,1H)、7.15(d,J=7.3Hz,1H)、6.91(s,1H)、5.41(s,1H)、5.34(t,J=6.1Hz,1H)、5.25-5.10(m,2H)、4.16-3.99(m,1H)、3.87(d,J=12.3Hz,1H)、3.75-3.66(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.46-3.39(m,1H)、3.04-2.89(m,2H)、2.48-2.40(m,1H)、1.99-1.87(m,1H)、1.60-1.50(m,1H)、1.27(d,J=6.8Hz,3H)。
実施例14
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アセトアミド
Figure 2022506337000069
Rt(方法A)2.72分、m/z 324[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.36(s,1H)、7.64(d,J=8.1Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.26-7.17(m,1H)、7.11-7.03(m,1H)、6.98(s,1H)、6.41(s,1H)、5.31-4.64(m,2H)、4.33-4.03(m,4H)、1.98(s,3H)。
実施例15
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキサン-4-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000070
Rt(方法A)2.98分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.78-11.57(m,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.30-7.16(m,1H)、7.11-7.02(m,1H)、6.98-6.91(m,1H)、5.36(s,1H)、5.24(t,J=6.2Hz,1H)、5.15-4.59(m,2H)、4.26-4.09(m,2H)、4.06-3.91(m,2H)、3.88-3.76(m,2H)、3.30-3.18(m,2H)、2.88(t,J=6.4Hz,2H)、1.81-1.67(m,1H)、1.67-1.55(m,2H)、1.14(qd,J=12.0,4.4Hz,2H)。
実施例16
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-6-メチル-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000071
Rt(方法A)2.76分、m/z 296[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.65(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(dd,J=8.3,1.0Hz,1H)、7.30-7.15(m,1H)、7.15-7.00(m,1H)、7.00-6.89(m,1H)、5.36(s,1H)、5.28-5.11(m,2H)、4.61(s,3H)、4.05(dd,J=12.5,4.4Hz,1H)、3.82(dd,J=12.5,1.4Hz,1H)、1.26(d,J=6.9Hz,3H
実施例17
5-(4-エチル-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000072
Rt(方法A)3.16分、m/z 394[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.62(s,1H)、7.26(d,J=8.3Hz,1H)、7.17-7.09(m,1H)、6.98(s,1H)、6.88(d,J=7.4Hz,1H)、5.42-5.28(m,2H)、5.10-4.70(m,2H)、4.25-4.10(m,2H)、4.07-3.93(m,2H)、3.75-3.65(m,2H)、3.64-3.55(m,1H)、3.42(dd,J=8.4,5.5Hz,1H)、3.03-2.85(m,4H)、2.48-2.39(m,1H)、1.98-1.86(m,1H)、1.60-1.49(m,1H)、1.28(t,J=7.5Hz,3H)。
実施例18
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキサン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000073
Rt(方法A)2.84分、m/z 392[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.35(s,1H)、7.67-7.61(m,1H)、7.47-7.41(m,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.11-7.03(m,1H)、7.01-6.95(m,1H)、6.43(s,1H)、5.23-4.78(m,2H)、4.27-4.09(m,4H)、3.92-3.83(m,2H)、3.32-3.24(m,2H)、2.65-2.54(m,1H)、1.68-1.54(m,4H)。
実施例19
N-[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000074
工程1
ジクロロメタン(14mL)中のtert-ブチル2-アミノ-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(500mg、2.098mmol)の冷却(0℃)した溶液にDMAP(25.6mg、0.210mmol)およびTEA(0.379mL、2.73mmol)を加えた。ジクロロメタン(2mL)中のオキソラン-3-カルボニルクロリド(296mg、2.203mmol)の溶液を次に加えた。1時間後、飽和水性NaHCO3の添加により反応物をクエンチした。層を分離させ(seperated)、水性層をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥(Na2SO4)させ、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(24gのシリカ、ヘプタン中の50%~100%のEtOAc)により精製してtert-ブチル2-(オキソラン-3-アミド)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5-カルボキシレートを白色固体(672mg、87%の収率)として得た。
工程2
tert-ブチル2-(テトラヒドロフラン-3-カルボキサミド)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(180mg、0.535mmol)にジオキサン中の4MのHCl(3mL、12mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、DCMで2回剥がし、次にさらなる精製なしで次の工程において使用した。
工程3
N,N-乾燥ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の4-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸(17.44mg、0.089mmol)の溶液にHATU(44.1mg、0.116mmol)を加えた。別々のバイアル中、N-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル)テトラヒドロフラン-3-カルボキサミドヒドロクロリド(24.32mg、0.089mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)に懸濁し、それにTEA(0.062mL、0.446mmol)を加えた。5分後に反応混合物を合わせ、終夜撹拌した。数滴の水を次に加え、混合物を濾過し、次にクロマトグラフィーにより精製してN-[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミドを白色粉末(25mg、67%の収率)として得た。
Rt(方法A)3.01分、m/z 414/416[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.07(s,1H)、10.51(s,1H)、7.42(d,J=8.0Hz,1H)、7.21(t,J=7.8Hz,1H)、7.16(d,J=7.3Hz,1H)、6.95(s,1H)、6.44(s,1H)、5.36-4.70(m,2H)、4.34-4.07(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.80-3.71(m,1H)、3.71-3.62(m,2H)、3.14(p,J=7.7Hz,1H)、2.07-1.98(m,2H)
実施例20
N-[5-(4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000075
乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(19.05mg、0.089mmol)の溶液にHATU(44.1mg、0.116mmol)を加えた。別々のバイアル中、N-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル)テトラヒドロフラン-3-カルボキサミドヒドロクロリド(24.32mg、0.089mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)に懸濁し、それにTEA(0.062mL、0.446mmol)を加えた。5分後に反応混合物を合わせ、終夜撹拌した。数滴の水を加え、混合物を濾過し、次にクロマトグラフィーにより精製してN-[5-(4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミドを白色粉末(21mg、54%の収率)として得た。
Rt(方法A)3.05分、m/z 432/434[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.16(s,1H)、10.51(s,1H)、7.43(dd,J=8.9,4.0Hz,1H)、7.29-7.21(m,1H)、6.99(s,1H)、6.44(s,1H)、5.33-4.73(m,2H)、4.27-4.09(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.80-3.71(m,1H)、3.71-3.62(m,2H)、3.14(p,J=7.7Hz,1H)、2.07-1.98(m,2H)。
実施例21
N-[5-(4-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000076
Rt(方法A)3.1分、m/z 432/434[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.15(s,1H)、10.51(s,1H)、7.27-7.10(m,2H)、6.98(s,1H)、6.44(s,1H)、5.34-4.67(m,2H)、4.37-4.01(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.75(q,J=7.3Hz,1H)、3.71-3.62(m,2H)、3.14(p,J=7.7Hz,1H)、2.06-1.97(m,2H)。
実施例22
N-[5-(4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000077
Rt(方法A)2.9分、m/z 416[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.11(s,1H)、10.51(s,1H)、7.10-7.02(m,2H)、6.92(td,J=10.4,2.1Hz,1H)、6.43(s,1H)、5.29-4.73(m,2H)、4.36-4.09(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.79-3.71(m,1H)、3.71-3.61(m,2H)、3.14(p,J=7.7Hz,1H)、2.07-1.97(m,2H)。
実施例23
N-[5-(4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000078
Rt(方法A)3.15分、m/z 426[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H)、10.52(s,1H)、7.07(s,1H)、6.97(dd,J=9.8,2.2Hz,1H)、6.78(dd,J=10.8,2.3Hz,1H)、6.44(s,1H)、5.26-4.73(m,2H)、4.32-4.05(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.75(q,J=7.2Hz,1H)、3.71-3.62(m,2H)、3.14(p,J=7.7Hz,1H)、2.91(q,J=7.5Hz,2H)、2.07-1.97(m,2H)、1.28(t,J=7.5Hz,3H)。
実施例24
N-[5-(4-エチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000079
Rt(方法A)3.08分、m/z 408[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.64(s,1H)、10.52(s,1H)、7.26(d,J=8.1Hz,1H)、7.16-7.10(m,1H)、7.03(s,1H)、6.88(d,J=7.0Hz,1H)、6.44(s,1H)、5.24-4.71(m,2H)、4.27-4.11(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.75(q,J=7.2Hz,1H)、3.71-3.62(m,2H)、3.14(p,J=7.7Hz,1H)、2.91(q,J=7.6Hz,2H)、2.07-1.97(m,2H)、1.29(t,J=7.5Hz,3H)。
実施例25
3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000080
Rt(方法A)3.13分、m/z 418/420[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.15(s,1H)、7.42(dd,J=8.8,4.0Hz,1H)、7.24(dd,J=10.0,8.9Hz,1H)、6.95(s,1H)、5.47-5.28(m,2H)、4.98-4.82(m,2H)、4.29-4.07(m,2H)、4.06-3.92(m,2H)、3.75-3.65(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.42(dd,J=8.4,5.5Hz,1H)、3.03-2.89(m,2H)、2.48-2.40(m,1H)、1.98-1.86(m,1H)、1.60-1.48(m,1H)。
実施例26
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000081
Rt(方法A)3.1分、m/z 400/402[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.06(s,1H)、7.42(d,J=8.0Hz,1H)、7.21(t,J=7.8Hz,1H)、7.15(d,J=7.3Hz,1H)、6.91(s,1H)、5.42-5.30(m,2H)、5.14-4.60(m,2H)、4.29-4.08(m,2H)、4.06-3.90(m,2H)、3.76-3.65(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.42(dd,J=8.4,5.5Hz,1H)、3.03-2.88(m,2H)、2.48-2.39(m,1H)、1.98-1.86(m,1H)、1.60-1.48(m,1H)。
実施例27
5-(4-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000082
Rt(方法A)3.19分、m/z 418/420[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.14(s,1H)、7.20-7.15(m,2H)、6.94(s,1H)、5.38(s,1H)、5.34(t,J=6.1Hz,1H)、5.04-4.76(m,2H)、4.21-4.10(m,2H)、4.03-3.93(m,2H)、3.75-3.65(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.42(dd,J=8.4,5.5Hz,1H)、3.03-2.89(m,2H)、2.48-2.39(m,1H)、1.98-1.86(m,1H)、1.60-1.48(m,1H)。
実施例28
5-(4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000083
Rt(方法A)3.06分、m/z 402[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.09(s,1H)、7.08-7.00(m,2H)、6.92(td,J=10.4,2.1Hz,1H)、5.44-5.25(m,2H)、5.17-4.57(m,2H)、4.28-4.07(m,2H)、4.06-3.91(m,2H)、3.75-3.65(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.42(dd,J=8.4,5.5Hz,1H)、3.03-2.88(m,2H)、2.48-2.39(m,1H)、1.98-1.86(m,1H)、1.60-1.48(m,1H)。
実施例29
5-(4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000084
工程1
乾燥THF(7mL)中のtert-ブチル2-(テトラヒドロフラン-3-カルボキサミド)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(345mg、1.026mmol)の溶液にボラン-THF複合体(THF中の1M溶液、5.13mL、5.13mmol)を加えた。混合物を60℃に加熱し、48時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、1Mの水性HCl(3mL)を加えた。混合物を室温で15分間撹拌し、次に0℃に再冷却した。pH8まで飽和(Saurated)水性NaHCO3を加えた。EtOAcを加え、層を分離させた。水性画分をEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥(Na2SO4)させ、減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、12g、0%~10%のMeOH:DCM)により精製してtert-ブチル2-(((テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(279mg、0.822mmol、80%の収率)を得た。
工程2
tert-ブチル2-(((テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(279mg、0.865mmol)にHCl(ジオキサン中4M、3mL、12mmol)を加えた。混合物を1H撹拌し、次に減圧下で濃縮し、さらなる精製なしで直接的に使用した。
工程3
乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(25.5mg、0.123mmol)の溶液にHATU(60.9mg、0.160mmol)を加えた。別々のバイアル中、乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中のN-((テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンジヒドロクロリド(36.4mg、0.123mmol)の懸濁液にTEA(0.086mL、0.617mmol)を加えた。5分後に2つの反応混合物を合わせ、48時間撹拌した。数滴の水を加え、溶液を濾過し、次にクロマトグラフィーにより精製して5-(4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンを白色固体(18mg、35%の収率)として得た。
Rt(方法A)3.23分、m/z 412[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.71(s,1H)、7.03(s,1H)、6.97(dd,J=9.8,2.3Hz,1H)、6.77(dd,J=10.8,2.3Hz,1H)、5.44-5.29(m,2H)、5.09-4.70(m,2H)、4.28-4.07(m,2H)、4.04-3.91(m,2H)、3.75-3.65(m,2H)、3.60(q,J=7.7Hz,1H)、3.42(dd,J=8.5,5.5Hz,1H)、3.03-2.86(m,4H)、2.48-2.40(m,1H)、1.98-1.86(m,1H)、1.60-1.49(m,1H)、1.28(t,J=7.5Hz,3H)。
実施例30
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキソラン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000085
Rt(方法A)2.8分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.50(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(dd,J=8.1,1.0Hz,1H)、7.25-7.19(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、6.98(s,1H)、6.43(s,1H)、5.18-4.78(m,2H)、4.30-4.07(m,4H)、3.89(t,J=8.2Hz,1H)、3.75(q,J=7.2Hz,1H)、3.71-3.62(m,2H)、3.20-3.09(m,1H)、2.09-1.97(m,2H)。
実施例31
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000086
工程1:
DCM(2mL)中のtert-ブチル2-(テトラヒドロフラン-3-カルボキサミド)-6,7-ジヒドロチアゾロ[5,4-c]ピリジン-5(4H)-カルボキシレート(0.085g、0.253mmol)の溶液にLiAlH4の溶液(THF中の2.4M溶液)を加えた。混合物を30分間撹拌し、次に水を注意深く加えることによりクエンチした。生成物をDCMで抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥させ、濃縮し、さらなる精製なしで次の工程において使用した。
工程2:工程1の生成物のDCM(1mL)溶液にTFAを加えた。混合物を1時間撹拌し、次に真空下で濃縮した。過剰なTFAを追加のDCM(2回)を用いた共蒸発により除去した。生成物をさらなる精製なしで次の工程において使用した。
工程3:乾燥DMF(1.0mL)中のインドール-2-カルボン酸(0.0203g、0.126mmol)の溶液にHATU(0.0575g、0.151mmol)を加えた。反応混合物を5分間撹拌し、次に乾燥DMF(1.0ml)中の工程2の生成物(N-((テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)、56.7mg、0.126mmol)およびトリエチルアミン(0.088ml、0.630mmol)の溶液を加えた。混合物を1時間撹拌し、次に数滴の水を加え、結果としてもたらされた溶液を逆相HPLCにより直接的に精製して所望の生成物(0.0210g、52%の収率)を得た。
Rt(方法A)2.89分、m/z 366[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.46-7.40(m,1H)、7.24-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.94(s,1H)、5.37(s,1H)、5.33(t,J=6.1Hz,1H)、5.00-4.77(m,2H)、4.24-4.09(m,2H)、4.06-3.93(m,2H)、3.75-3.65(m,2H)、3.60(q,J=7.6Hz,1H)、3.42(dd,J=8.4,5.5Hz,1H)、3.03-2.89(m,2H)、2.48-2.39(m,1H)、1.98-1.87(m,1H)、1.60-1.49(m,1H)。
実施例32
5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000087
乾燥DMF(0.65mL)中の4-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸(0.0246g、0.126mmol)の溶液にHATU(0.0575g、0.151mmol)を加えた。反応混合物を5分間撹拌し、次に乾燥DMF(0.650ml)中の4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンジヒドロクロリド(0.0266g、0.126mmol)およびトリエチルアミン(0.088ml、0.630mmol)の溶液を加えた。混合物を1時間撹拌し、次に数滴の水を加え、結果としてもたらされた溶液を逆相HPLCにより直接的に精製して所望の生成物(0.0210g、52%の収率)を得た。
Rt(方法A)2.88分、m/z 316/318[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.06(s,1H)、7.42(d,J=8.1Hz,1H)、7.21(t,J=7.8Hz,1H)、7.15(d,J=7.3Hz,1H)、6.91(s,1H)、5.34(s,1H)、5.08-4.69(m,2H)、4.61(s,2H)、4.24-4.08(m,2H)、4.04-3.88(m,2H)。
実施例33
5-(4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000088
乾燥DMF(0.65mL)中の4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸(0.0248g、0.126mmol)の溶液にHATU(0.0575g、0.151mmol)を加えた。反応混合物を5分間撹拌し、次に乾燥DMF(0.650ml)中の4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンジヒドロクロリド(0.0266g、0.126mmol)およびトリエチルアミン(0.088ml、0.630mmol)の溶液を加えた。混合物を1時間撹拌し、次に数滴の水を加え、結果としてもたらされた溶液を逆相HPLCにより直接的に精製して所望の生成物(0.0217g、54%の収率)を得た。
Rt(方法A)2.84分、m/z 318[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.10(s,1H)、7.07-7.00(m,2H)、6.92(td,J=10.4,2.1Hz,1H)、5.34(s,1H)、5.05-4.75(m,2H)、4.61(s,2H)、4.18-4.10(m,2H)、4.02-3.90(m,2H)。
実施例34
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000089
乾燥DMF(0.65ml)中のインドール-2-カルボン酸(0.020g、0.126mmol)の溶液にHATU(0.057g、0.151mmol)を加えた。混合物を5分間撹拌し、次に乾燥DMF(0.650ml)中の4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンジヒドロクロリド(0.026g、0.126mmol)およびトリエチルアミン(0.088ml、0.63mmol)の溶液を加えた。混合物を1時間撹拌し、懸濁液が溶液となるまで水を加え、混合物を逆相HPLCにより直接的に精製して所望の生成物(0.025g、70%の収率)を得た。
Rt(方法A)2.64分、m/z 282[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=7.9Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.94(s,1H)、5.33(s,1H)、5.08-4.70(m,2H)、4.61(s,2H)、4.24-4.09(m,2H)、4.04-3.90(m,2H)。
実施例35
N-[5-(4,6-ジフルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000090
Rt(方法A)2.78分、m/z 422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.11(s,1H)、9.92(s,1H)、7.08-7.02(m,2H)、6.97-6.89(m,1H)、5.97(s,1H)、5.21-4.69(m,2H)、4.31-3.93(m,4H)、2.71-2.60(m,1H)、1.00-0.89(m,4H)。
実施例36
N-[5-(4-クロロ-5-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000091
Rt(方法A)2.87分、m/z 438/440[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.15(s,1H)、10.63-9.19(m,1H)、7.43(dd,J=9.1,3.9Hz,1H)、7.26(t,J=9.4Hz,1H)、6.99(s,1H)、5.98(s,1H)、5.16-4.83(m,2H)、4.24-4.12(m,4H)、2.71-2.61(m,1H)、0.99-0.91(m,4H)。
実施例37
N-[5-(4-クロロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000092
Rt(方法A)2.82分、m/z 420/422[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.07(s,1H)、9.92(s,1H)、7.42(d,J=8.1Hz,1H)、7.22(t,J=7.8Hz,1H)、7.16(d,J=7.4Hz,1H)、6.95(s,1H)、5.98(s,1H)、5.23-4.79(m,2H)、4.25-4.12(m,4H)、2.74-2.62(m,1H)、0.99-0.91(m,4H)。
実施例38
N-[5-(4-クロロ-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000093
Rt(方法A)2.93分、m/z 438/440[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 12.41-11.91(m,1H)、10.12-9.60(m,1H)、7.22-7.16(m,2H)、6.98(s,1H)、5.98(s,1H)、5.15-4.83(m,2H)、4.25-4.12(m,4H)、2.71-2.62(m,1H)、0.99-0.90(m,4H)。
実施例39
N-[5-(4-エチル-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000094
Rt(方法A)2.99分、m/z 432[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72(s,1H)、9.93(s,1H)、7.09-7.04(m,1H)、6.98(dd,J=9.6,1.9Hz,1H)、6.78(dd,J=10.8,2.2Hz,1H)、5.98(s,1H)、5.12-4.87(m,2H)、4.26-4.12(m,4H)、2.91(q,J=7.6Hz,2H)、2.70-2.62(m,1H)、1.29(t,J=7.5Hz,3H)、0.99-0.91(m,4H)。
実施例40
N-[5-(4-エチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロプロパンスルホンアミド
Figure 2022506337000095
Rt(方法A)2.91分、m/z 414[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.64(s,1H)、9.88(s,1H)、7.26(d,J=8.2Hz,1H)、7.13(t,J=7.7Hz,1H)、7.04-7.00(m,1H)、6.89(d,J=7.0Hz,1H)、5.98(s,1H)、5.09-4.90(m,2H)、4.26-4.13(m,4H)、2.91(q,J=7.6Hz,2H)、2.72-2.62(m,1H)、1.29(t,J=7.5Hz,3H)、0.99-0.91(m,4H)。
実施例41
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミドヒドロクロリド
Figure 2022506337000096
Rt(方法A)2.73分、m/z 393[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H)、10.50(s,1H)、8.96-8.75(m,1H)、8.66-8.46(m,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.10-7.04(m,1H)、6.98(d,J=2.2Hz,1H)、6.42(s,1H)、5.08-4.86(m,2H)、4.31-4.08(m,4H)、3.34-3.25(m,2H)、2.95-2.80(m,2H)、2.71-2.58(m,1H)、2.03-1.86(m,2H)、1.85-1.65(m,2H)。
実施例42
1-アセチル-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000097
Rt(方法A)2.69分、m/z 435[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.38(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.6Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.42(s,1H)、5.11-4.86(m,2H)、4.40-4.32(m,1H)、4.26-4.07(m,4H)、3.87-3.79(m,1H)、3.07-2.97(m,1H)、2.63-2.53(m,2H)、1.99(s,3H)、1.81-1.68(m,2H)、1.63-1.49(m,1H)、1.46-1.33(m,1H)。
実施例43
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-フェニルメタンスルホンアミド
Figure 2022506337000098
Rt(方法B)3.21分、m/z 436[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H)、9.97(s,1H)、7.65(d,J=7.9Hz,1H)、7.45(d,J=8.3Hz,1H)、7.40-7.29(m,5H)、7.26-7.18(m,1H)、7.08(t,J=7.5Hz,1H)、7.02-6.97(m,1H)、5.90(s,1H)、4.98(m,2H)、4.46(s,2H)、4.30-4.15(m,4H)。
実施例44
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチルシクロプロパン-1-スルホンアミド
Figure 2022506337000099
工程1
ジクロロメタン(25mL)中のtert-ブチル2-アミノ-6,7-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピラジン-5(4H)-カルボキシレート(1.009g、4.23mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4Mの塩酸(16mL、64.0mmol)を加えた。結果としてもたらされた懸濁液を室温で終夜撹拌した。混合物を濃縮して4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンジヒドロクロリドを白色固体として得、それをさらなる精製なしで次の工程において使用した。
工程2
インドール-2-カルボン酸(459mg、2.85mmol)およびHATU(1.084g、2.85mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、混合物を10分間撹拌した。乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンジヒドロクロリド(599mg)およびTEA(1.3mL、9.35mmol)の懸濁液を次に加え、結果としてもたらされた反応混合物をN2下室温で1時間の撹拌で撹拌した。反応混合物を濃縮し、次にEtOAc(100mL)および水(100mL)の間で分配した。水性相をEtOAc(70mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaHCO3溶液(100mL)およびブライン(100mL)で連続的に洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。合わせた水性画分に固体NaClを完全な飽和まで加え、加え、その後に水性相をEtOAc(100および80mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(80mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、次にフラッシュクロマトグラフィー(80gのシリカ;DCM中の0.1~10%のMeOH)により精製して5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンをライトベージュ泡(615mg、81%の収率)として得た。
工程3
ピリジン中の5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミンの溶液(0.8mL、0.21M溶液、0.168mmol)に1-メチルシクロプロパン-1-スルホニルクロリド(55μL、0.252mmol)を加えた。結果としてもたらされた溶液を室温で2日間撹拌した。混合物にKHSO4溶液(0.5M、2mL)およびDCM(2mL)を加えた。結果としてもたらされた混合物を激しく10分間撹拌した後に相分離器で有機相を分離させ、DCMですすいだ。有機相を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製してN-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチルシクロプロパン-1-スルホンアミド(5.6mg、8%の収率)を得た。
Rt(方法A)2.86分、m/z 400[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、9.95(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.07(t,J=7.4Hz,1H)、7.00-6.94(m,1H)、5.95(s,1H)、4.96(s,2H)、4.31-4.05(m,4H)、1.42(s,3H)、1.19-1.07(m,2H)、0.81-0.69(m,2H)。
実施例45
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]エタン-1-スルホンアミド
Figure 2022506337000100
Rt(方法A)2.55分、m/z 374[M+H]+
実施例46
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-3,5-ジメチル-1,2-オキサゾール-4-スルホンアミド
Figure 2022506337000101
Rt(方法A)2.5分、m/z 441[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.76(s,1H)、7.63(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.98-6.93(m,1H)、5.90(s,1H)、4.94(s,2H)、4.26-4.04(m,4H)、2.57-2.52(m,3H)、2.32-2.25(m,3H)。
実施例47
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2022506337000102
Rt(方法A)2.78分、m/z 388[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、9.88(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.6Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、7.00-6.95(m,1H)、5.94(s,1H)、4.96(s,2H)、4.31-4.06(m,4H)、3.39-3.34(m,1H)、1.25(d,J=6.8Hz,6H)。
実施例48
-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1,2-ジメチル-1H-イミダゾール-4-スルホンアミド
Figure 2022506337000103
Rt(方法A)2.4分、m/z 440[M+H]+
実施例49
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-スルホンアミド
Figure 2022506337000104
Rt(方法A)2.35分、m/z 426[M+H]+
実施例50
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピリジン-3-スルホンアミド
Figure 2022506337000105
Rt(方法A)2.35分、m/z 423[M+H]+
実施例51
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]シクロヘキサンスルホンアミド
Figure 2022506337000106
Rt(方法B)3.23分、m/z 428[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、9.92(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.97(d,J=2.1Hz,1H)、5.87(s,1H)、4.94(m,2H)、4.44-3.90(m,4H)、3.11-2.77(m,1H)、2.12-1.96(m,2H)、1.84-1.64(m,2H)、1.64-1.52(m,1H)、1.48-1.29(m,2H)、1.29-1.02(m,3H)。
実施例52
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-(メトキシメチル)シクロプロパン-1-スルホンアミド
Figure 2022506337000107
Rt(方法A)2.84分、m/z 430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、9.95(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.10-7.04(m,1H)、7.00-6.95(m,1H)、5.94(s,1H)、4.96(s,2H)、4.29-4.05(m,4H)、3.66(s,2H)、3.20(s,3H)、1.25-1.13(m,2H)、1.00-0.88(m,2H)。
実施例53
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]オキサン-4-スルホンアミド
Figure 2022506337000108
Rt(方法B)2.89分、m/z 430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.05(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.11-7.03(m,1H)、7.00-6.94(m,1H)、5.93(s,1H)、4.96(m,2H)、4.28-4.06(m,4H)、3.96-3.86(m,2H)、3.42-3.33(m,1H)、3.30-3.22(m,2H)、1.93-1.81(m,2H)、1.72-1.56(m,2H)。
実施例54
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-{[1-(メトキシメチル)シクロプロピル]メチル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000109
Rt(方法A)3.07分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.66(s,1H)、7.63(d,J=7.9Hz,1H)、7.43(d,J=8.3Hz,1H)、7.24-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.96-6.91(m,1H)、5.37(s,1H)、5.05(t,J=6.2Hz,1H)、4.97-4.78(m,2H)、4.25-4.09(m,2H)、4.05-3.89(m,2H)、3.24-3.20(m,5H)、3.00(d,J=6.2Hz,2H)、0.48-0.42(m,2H)、0.37-0.30(m,2H)。
実施例55
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(オキサン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000110
Rt(方法A)2.91分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.5Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.94(s,1H)、5.35(s,1H)、5.23(t,J=5.9Hz,1H)、4.99-4.75(m,2H)、4.21-4.10(m,2H)、4.04-3.93(m,2H)、3.86-3.77(m,1H)、3.75-3.66(m,1H)、3.29-3.23(m,1H)、3.10-3.00(m,1H)、2.89-2.81(m,2H)、1.83-1.71(m,2H)、1.62-1.50(m,1H)、1.49-1.36(m,1H)、1.26-1.12(m,1H)。
実施例56
N-ベンジル-5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000111
Rt(方法B)3.3分、m/z 372[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.65(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.37-7.25(m,4H)、7.24-7.16(m,2H)、7.09-7.03(m,1H)、6.93(d,J=1.5Hz,1H)、5.77(t,J=6.3Hz,1H)、5.38(s,1H)、5.06-4.69(m,2H)、4.24-4.11(m,4H)、4.02-3.94(m,2H)。
実施例57
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-(ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000112
Rt(方法B)2.51分、m/z 470[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.40(s,1H)、8.16-8.09(m,2H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.26-7.17(m,1H)、7.10-7.04(m,1H)、7.01-6.95(m,1H)、6.84-6.76(m,2H)、6.42(s,1H)、5.16-4.79(m,2H)、4.30-4.09(m,4H)、4.02-3.89(m,2H)、2.91-2.80(m,2H)、2.70-2.59(m,1H)、1.86-1.74(m,2H)、1.68-1.54(m,2H)。
実施例58
メチル4-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]カルバモイル}ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2022506337000113
Rt(方法B)3.09分、m/z 451[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.38(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.24-7.18(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.98(s,1H)、6.41(s,1H)、5.15-4.77(m,2H)、4.28-4.10(m,4H)、4.07-3.91(m,2H)、3.59(s,3H)、2.91-2.72(m,2H)、2.60-2.52(m,1H)、1.79-1.68(m,2H)、1.54-1.40(m,2H)。
実施例59
3-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}-2,2-ジメチルプロパン-1-オール
Figure 2022506337000114
Rt(方法A)2.97分、m/z 368[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.09-7.02(m,1H)、6.94(s,1H)、5.38(s,1H)、5.23(t,J=6.5Hz,1H)、5.01-4.69(m,3H)、4.24-4.08(m,2H)、4.02-3.91(m,2H)、3.10(s,2H)、2.87(d,J=6.5Hz,2H)、0.80(s,6H)。
実施例60
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(1-メトキシシクロブチル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000115
Rt(方法B)3.21分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.7Hz,1H)、7.07(t,J=7.4Hz,1H)、6.95(s,1H)、5.44(s,1H)、5.03-4.75(m,3H)、4.22-4.11(m,2H)、4.05-3.94(m,2H)、3.23(d,J=6.0Hz,2H)、3.07(s,3H)、2.06-1.94(m,2H)、1.94-1.83(m,2H)、1.74-1.48(m,2H)。
実施例61
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-2-(トリフルオロメチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000116
Rt(方法B)2.54分、m/z 461[M+H]+
実施例62
1-(2-ヒドロキシエチル)-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000117
Rt(方法B)2.39分、m/z 437[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H)、10.30(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.10-7.04(m,1H)、7.00-6.95(m,1H)、6.42(s,1H)、5.14-4.76(m,2H)、4.46-4.30(m,1H)、4.30-4.07(m,4H)、3.51-3.43(m,2H)、2.95-2.80(m,2H)、2.40-2.33(m,2H)、2.33-2.24(m,1H)、2.01-1.84(m,2H)、1.72-1.49(m,4H)。
実施例63
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000118
Rt(方法B)2.95分、m/z 475[M+H]+
実施例64
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メタンスルホニルピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000119
Rt(方法B)3.09分、m/z 471[M+H]+
実施例65
N4-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-1,4-ジカルボキサミド
Figure 2022506337000120
Rt(方法B)2.85分、m/z 436[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.70(s,1H)、10.37(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、6.98(s,1H)、6.42(s,1H)、5.92(s,2H)、5.15-4.81(m,2H)、4.31-4.07(m,4H)、4.02-3.88(m,2H)、2.71-2.59(m,2H)、2.57-2.51(m,1H)、1.73-1.60(m,2H)、1.53-1.35(m,2H)。
実施例66
1-アセチル-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アゼチジン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000121
Rt(方法B)3.18分、m/z 407[M+H]+
実施例67
1-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-3-メチル尿素
Figure 2022506337000122
Rt(方法A)2.69分、m/z 339[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H)、8.79(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.26-7.17(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、7.00-6.93(m,1H)、6.74-6.57(m,1H)、6.01(s,1H)、5.25-4.64(m,2H)、4.32-3.98(m,4H)、2.65(d,J=4.6Hz,3H)。
実施例68
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-5H,6H,7H,8H-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-7-カルボキサミド
Figure 2022506337000123
Rt(方法B)2.4分、m/z 430[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.57(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.45(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、7.02-6.95(m,2H)、6.81(d,J=1.2Hz,1H)、6.46(s,1H)、5.16-4.78(m,2H)、4.30-4.11(m,4H)、4.11-4.01(m,1H)、3.93-3.80(m,1H)、3.01-2.88(m,2H)、2.86-2.73(m,1H)、2.21-2.10(m,1H)、2.05-1.90(m,1H)。
実施例69
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-(オキサン-4-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000124
Rt(方法A)2.81分、m/z 477[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H)、10.30(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.26-7.18(m,1H)、7.12-7.03(m,1H)、7.01-6.94(m,1H)、6.42(s,1H)、5.25-4.74(m,2H)、4.31-4.07(m,4H)、3.94-3.81(m,2H)、3.27-3.20(m,2H)、2.98-2.83(m,2H)、2.46-2.36(m,1H)、2.36-2.24(m,1H)、2.17-2.03(m,2H)、1.81-1.49(m,6H)、1.49-1.33(m,2H)。
実施例70
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチルアゼチジン-3-カルボキサミド
Figure 2022506337000125
Rt(方法B)2.31分、m/z 397[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.33(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、7.00-6.92(m,1H)、6.44(s,1H)、5.17-4.79(m,2H)、4.31-4.03(m,4H)、3.46-3.38(m,1H)、3.31-3.20(m,2H)、3.09(t,J=6.5Hz,2H)、2.17(s,3H)。
実施例71
1-({[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}メチル)シクロブタン-1-オール
Figure 2022506337000126
Rt(方法B)3.19分、m/z 366[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.5Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.95(s,1H)、5.44(s,1H)、5.17(s,1H)、5.00-4.73(m,3H)、4.24-4.12(m,2H)、4.03-3.95(m,2H)、3.09(d,J=6.0Hz,2H)、2.05-1.95(m,2H)、1.95-1.83(m,2H)、1.73-1.56(m,1H)、1.53-1.38(m,1H)。
実施例72
3-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}-2-メチルプロパン-1-オール
Figure 2022506337000127
Rt(方法A)2.78分、m/z 354[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.66(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.96-6.91(m,1H)、5.36(s,1H)、5.16(t,J=6.1Hz,1H)、5.01-4.72(m,2H)、4.57-4.43(m,1H)、4.23-4.10(m,2H)、4.04-3.91(m,2H)、3.31-3.20(m,2H)、3.04-2.94(m,1H)、2.88-2.77(m,1H)、1.83-1.69(m,1H)、0.84(d,J=6.8Hz,3H)。
実施例73
3,3-ジフルオロ-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000128
Rt(方法B)2.28分、m/z 429[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H)、10.49(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.10-7.04(m,1H)、7.01-6.95(m,1H)、6.49-6.38(m,1H)、5.27-4.73(m,2H)、4.39-4.01(m,4H)、3.32-3.20(m,1H)、3.22-3.02(m,2H)、2.97-2.86(m,1H)、2.80-2.68(m,1H)、1.93-1.80(m,1H)、1.80-1.69(m,1H)。
実施例74
1-シクロプロピル-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000129
Rt(方法B)2.31分、m/z 433.2[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.69(s,1H)、10.31(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.1Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.98(s,1H)、6.41(s,1H)、4.96(s,2H)、4.27-4.09(m,5H)、3.01-2.89(m,2H)、2.37-2.28(m,1H)、2.18-2.07(m,3H)、1.71-1.62(m,2H)、1.60-1.45(m,3H)、0.43-0.34(m,2H)、0.31-0.25(m,2H)。
実施例75
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(3-メチルオキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000130
Rt(方法A)2.92分、m/z 380.1[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.20(t,J=7.4Hz,1H)、7.06(t,J=7.5Hz,1H)、6.94(s,1H)、5.38(s,1H)、5.26(t,J=6.4Hz,1H)、5.04-4.72(m,2H)、4.25-4.07(m,2H)、4.07-3.91(m,2H)、3.80-3.65(m,2H)、3.55(d,J=8.3Hz,1H)、3.26(d,J=8.2Hz,1H)、3.01(d,J=6.5Hz,2H)、1.88-1.75(m,1H)、1.60-1.45(m,1H)、1.06(s,3H)。
実施例76
(1r,3r)-3-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロブタン-1-オール
Figure 2022506337000131
Rt(方法A)2.62分、m/z 352[M+H]+
実施例77
(1R,3S)-3-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロヘキサン-1-オール
Figure 2022506337000132
Rt(方法A)2.76分、m/z 380[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.6Hz,1H)、7.06(t,J=7.5Hz,1H)、6.96-6.90(m,1H)、5.34(s,1H)、4.99(d,J=8.4Hz,1H)、4.95-4.78(m,2H)、4.53(d,J=4.2Hz,1H)、4.21-4.11(m,2H)、4.03-3.93(m,2H)、3.42-3.35(m,1H)、3.17-3.06(m,1H)、2.18-2.06(m,1H)、1.92-1.82(m,1H)、1.81-1.71(m,1H)、1.68-1.58(m,1H)、1.26-1.12(m,1H)、1.08-0.85(m,3H)。
実施例78
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-{[1-(プロパン-2-イルオキシ)シクロブチル]メチル}-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000133
Rt(方法A)3.37分、m/z 408[M+H]+
実施例79
[1-({[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}メチル)シクロブチル]メタノール
Figure 2022506337000134
Rt(方法A)2.99分、m/z 380[M+H]+
実施例80
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(4-メトキシシクロヘキシル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000135
Rt(方法A)3.04分、m/z 394[M+H]+
実施例81
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000136
Rt(方法B)2.51分、m/z 457[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.43(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.21(t,J=7.7Hz,1H)、7.07(t,J=7.4Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.42(s,1H)、4.97(s,2H)、4.26-4.10(m,4H)、2.95-2.86(m,1H)、2.84-2.71(m,1H)、2.48-2.42(m,1H)、2.35-2.21(m,4H)、1.94-1.86(m,1H)、1.78-1.69(m,1H)、1.63-1.49(m,2H)。
実施例82
N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-カルボキサミドジヒドロクロリド
Figure 2022506337000137
Rt(方法B)2.29分、m/z 405[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.72-11.64(m,1H)、10.56(s,1H)、8.84-8.65(m,1H)、8.48-8.32(m,1H)、7.64(d,J=8.1Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.25-7.18(m,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、7.00-6.95(m,1H)、6.41(s,1H)、5.09-4.86(m,2H)、4.31-4.01(m,5H)、3.10-2.99(m,1H)、2.93-2.83(m,1H)、2.75-2.66(m,2H)、2.06-1.92(m,2H)、1.82-1.72(m,1H)、1.59-1.51(m,1H)、1.28-1.21(m,1H)。
実施例83
3,3-ジフルオロ-1-({[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}メチル)シクロブタン-1-オール
Figure 2022506337000138
Rt(方法B)3分、m/z 402[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.1Hz,1H)、7.24-7.17(m,1H)、7.10-7.03(m,1H)、6.94(s,1H)、5.68(s,1H)、5.43(s,1H)、5.26(t,J=6.3Hz,1H)、5.01-4.76(m,2H)、4.27-4.11(m,2H)、4.07-3.93(m,2H)、3.17(d,J=6.2Hz,2H)、2.82-2.68(m,2H)、2.48-2.39(m,2H)。
実施例84
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000139
Rt(方法B)3.4分、m/z 398[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.63(s,1H)、7.61(d,J=8.0Hz,1H)、7.42(d,J=8.2Hz,1H)、7.25-7.16(m,5H)、7.12-7.02(m,2H)、6.91(s,1H)、6.38(s,1H)、5.29(s,1H)、4.83(s,2H)、4.23-4.08(m,2H)、4.05-3.91(m,2H)、1.19-1.07(m,4H)。
実施例85
3-フルオロ-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミドトリヒドロクロリド
Figure 2022506337000140
Rt(方法B)2.29&2.33分、m/z 411[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.76-11.63(m,2H)、10.80(s,1H)、10.62(s,1H)、9.51-8.56(m,3H)、7.64(d,J=8.1Hz,2H)、7.45(d,J=8.3Hz,2H)、7.22(t,J=7.6Hz,2H)、7.07(t,J=7.5Hz,2H)、7.00-6.96(m,2H)、6.47-6.40(m,2H)、5.36(d,J=46.5Hz,1H)、5.16-4.77(m,4H)、4.40-3.99(m,8H)、3.67-3.56(m,3H)、3.32-3.07(m,4H)、3.06-2.85(m,4H)、2.22-0.74(m,6H)。
実施例86
(3R,4R)-3-フルオロ-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミドジヒドロクロリド
Figure 2022506337000141
Rt(方法B)2.28分、m/z 411[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.79(s,1H)、9.29-8.87(m,2H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.45(d,J=8.2Hz,1H)、7.22(t,J=7.6Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、7.01-6.95(m,1H)、6.45(s,1H)、5.23-4.88(m,3H)、4.20(d,J=24.7Hz,4H)、3.63-3.52(m,2H)、3.20-3.12(m,1H)、3.05-2.86(m,2H)、2.12-2.03(m,1H)、1.93-1.75(m,1H)、1.31-1.13(m,1H)。
実施例87
3,3-ジフルオロ-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000142
Rt(方法B)2.31分、m/z 443[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、10.51(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.3Hz,1H)、7.21(t,J=7.5Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.44(s,1H)、4.98(s,2H)、4.35-4.09(m,4H)、3.03-2.93(m,2H)、2.76-2.71(m,1H)、2.54(s,1H)、2.36-2.22(m,4H)、2.20-2.07(m,1H)、2.00-1.88(m,1H)、1.85-1.73(m,1H)。
実施例88
3-フルオロ-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000143
Rt(方法B)2.21&2.26分、m/z 425[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,2H)、10.56(s,1H)、10.38(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,2H)、7.44(d,J=8.3Hz,2H)、7.21(t,J=7.5Hz,2H)、7.07(t,J=7.4Hz,2H)、6.98(s,2H)、6.49-6.39(m,2H)、5.13-4.88(m,5H)、4.85-4.63(m,1H)、4.29-4.08(m,8H)、3.17-3.08(m,1H)、3.08-2.99(m,1H)、2.83-2.69(m,2H)、2.62-2.56(m,1H)、2.26-2.06(m,7H)、2.02-1.77(m,6H)、1.62-1.53(m,2H)。
実施例89
(3R,4R)-3-フルオロ-N-[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]-1-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022506337000144
Rt(方法B)2.24分、m/z 425[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.68(s,1H)、10.56(s,1H)、7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.21(t,J=7.5Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.45(s,1H)、5.10-4.86(m,2H)、4.84-4.61(m,1H)、4.19(d,J=26.3Hz,4H)、3.16-3.07(m,1H)、2.77-2.69(m,1H)、2.22(s,3H)、1.95-1.74(m,3H)、1.66-1.48(m,1H)、1.42-1.10(m,1H)。
実施例90
(1-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロブチル)メタノール
Figure 2022506337000145
Rt(方法B)2.72分、m/z 366[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.66(s,1H)、7.63(d,J=7.9Hz,1H)、7.43(d,J=8.1Hz,1H)、7.21(t,J=7.5Hz,1H)、7.06(t,J=7.4Hz,1H)、6.94(s,1H)、5.38(s,1H)、5.12(s,1H)、5.03-4.59(m,3H)、4.28-4.09(m,2H)、4.09-3.89(m,2H)、3.51(s,2H)、2.18-2.03(m,2H)、2.03-1.89(m,2H)、1.85-1.55(m,2H)。
実施例91
(1s,3s)-3-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロブタン-1-オール
Figure 2022506337000146
Rt(方法B)2.49分、m/z 352[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=7.9Hz,1H)、7.43(d,J=8.3Hz,1H)、7.24-7.17(m,1H)、7.10-7.02(m,1H)、6.96-6.91(m,1H)、5.36-5.28(m,2H)、5.01-4.78(m,3H)、4.20-4.10(m,2H)、4.03-3.93(m,2H)、3.82-3.70(m,1H)、3.30-3.21(m,1H)、2.59-2.51(m,2H)、1.67-1.56(m,2H)。
実施例92
(1-{[5-(1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}シクロプロピル)メタノール
Figure 2022506337000147
Rt(方法B)2.58分、m/z 352[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.64(d,J=7.9Hz,1H)、7.44(d,J=8.2Hz,1H)、7.26-7.17(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、6.95(d,J=1.6Hz,1H)、5.55(s,1H)、5.44(s,1H)、5.13-4.73(m,2H)、4.59(t,J=5.6Hz,1H)、4.30-4.09(m,2H)、4.09-3.93(m,2H)、3.42(d,J=5.6Hz,2H)、0.67-0.60(m,2H)、0.57-0.52(m,2H)。
実施例93
1-({[5-(4-エチル-1H-インドール-2-カルボニル)-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-イル]アミノ}メチル)シクロブタン-1-オール
Figure 2022506337000148
Rt(方法A)3.08分、m/z 394[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.61(s,1H)、7.26(d,J=8.3Hz,1H)、7.13(dd,J=8.3,7.1Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.88(d,J=6.9Hz,1H)、5.44(s,1H)、5.19-5.12(m,1H)、4.96-4.83(m,3H)、4.22-4.13(m,2H)、4.03-3.95(m,2H)、3.10(d,J=6.1Hz,2H)、2.90(q,J=7.6Hz,2H)、2.04-1.95(m,2H)、1.95-1.84(m,2H)、1.68-1.57(m,1H)、1.52-1.38(m,1H)、1.29(t,J=7.5Hz,3H)。
実施例94
5-(1H-インドール-2-カルボニル)-N-[(3-メトキシオキソラン-3-イル)メチル]-4H,5H,6H,7H-ピラゾロ[1,5-a]ピラジン-2-アミン
Figure 2022506337000149
Rt(方法B)2.79分、m/z 396[M+H]+
1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 11.67(s,1H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.43(d,J=8.3Hz,1H)、7.21(t,J=7.7Hz,1H)、7.07(t,J=7.5Hz,1H)、6.95(s,1H)、5.43(s,1H)、5.07(t,J=5.7Hz,1H)、5.01-4.71(m,2H)、4.31-4.08(m,2H)、4.08-3.90(m,2H)、3.84-3.63(m,3H)、3.56(d,J=9.5Hz,1H)、3.30-3.20(m,2H)、3.16(s,3H)、2.05-1.94(m,1H)、1.88-1.77(m,1H)。
以下に記載されるように、本発明の選択された化合物をカプシドアセンブリーおよびHBV複製アッセイにおいてアッセイし、これらの活性化合物の代表的な群を表1に示す。
生化学カプシドアセンブリアッセイ
アセンブリエフェクター活性のスクリーニングを、Zlotnick et al.(2007)により公開された蛍光消光アッセイに基づいて行った。150位の固有のシステイン残基と融合されたN末端アセンブリドメインの149アミノ酸を含むC末端切断コアタンパク質は、pET発現システム(Merk Chemicals、独国ダルムシュタット)を用いてE.Coli内で発現された。コア二量体タンパク質の精製を、一連のサイズ排除クロマトグラフィー工程を用いて行った。要するに、NdeI/XhoIを発現プラスミドpET21bにクローン化されたコアタンパク質のコード配列を発現する1L BL21(DE3)Rosetta2培養液からの細胞ペレットを、氷上で1時間、天然溶解バッファー(nativelysisbuffer)(Qproteome Bacterial Protein Prep Kit;Qiagen、独国ヒルデン)で処理した。遠心分離工程後、上澄み液を、氷上で2時間撹拌しながら、23g/mlの固形硫酸アンモニウムで沈殿させた。さらに遠心分離後、得られたペレットをバッファーA(100mM Tris、pH7.5;100mM NaCl;2mM DTT)に溶解し、その後、バッファーA平衡CaptoCore700カラム(GE HealthCare、独国フランクフルト)にロードした。会合HBVカプシドを含むカラムフロースルーをバッファーN(50mM NaHCO3 pH9.6;5mM DTT)に対して透析を行った後、尿素を2Mの最終濃度に添加して、氷上1.5時間、カプシドをコア二量体に解離した。次いで、タンパク質様液を、1L Sephacryl S300カラムにロードした。バッファーNで溶離後、分画を含むコア二量体を、SDS-PAGEにより同定し、その後、プールして、50mM HEPES pH 7.5;5mM DTTに対して透析を行った。精製されたコア二量体の会合能力を向上するため、5M NaClの添加と共に始まり、上記サイズ排除クロマトグラフィーを含む会合および脱会合の第二回目を行った。最後のクロマトグラフィー工程から、分画を含むコア二量体をプールし、1.5~2.0mg/mlの濃度の一定分量で-80℃において貯蔵した。
標識化直前に、コアタンパク質を、20mMの最終濃度に新たに調製されたDTTの添加によって還元した。氷上で40分のインキュベーション後、保存用バッファーおよびDTTをSephadex G-25カラム(GE HealthCare、独国フランクフルト)および50mM HEPES、pH7.5を用いて除去あ。標識化のため、1.6mg/mlコアタンパク質を、1mMの最終濃度のBODIPY-FLマレイミド(Invitrogen、独国カールスルーエ)と共に4℃において暗所で一夜インキュベートした。標識化後、遊離染料を、Sephadex G-25カラムを用いて、さらなる脱塩工程によって除去した。標識化コア二量体を、4℃において一定分量で貯蔵した。二量体状態では、標識化コアタンパク質の蛍光シグナルは高く、コア二量体が高分子カプシド構造へ会合する間に消光する。50mM HEPES pH7.5および1.0~2.0μM標識化コアタンパク質を用いて、10μlの総アッセイ体積でブラック384ウェルマイクロタイタープレートにおいて、スクリーニングアッセイを行った。各スクリーニング化合物を、100μM、31.6μMまたは10μMの最終濃度において始まる0.5ログ単位段階希釈を用いて8つの異なる濃度で添加した。いずれの場合も、マイクロタイタープレート全体にわたるDMSO濃度は0.5%であった。会合反応は、最大消光シグナルの約25%まで会合過程を誘発する300μMの最終濃度までNaClを注入することによって開始した。反応開始6分後、Clariostarプレートリーダー(BMG Labtech、独国オルテンベルク)を用いて、477nmで励起して525nmの発光の蛍光シグナルを測定した。100%および0%会合として、2.5Mおよび0M NaClを含むコントロールHEPESバッファーを使用した。三重反復で3回実験を行った。Graph Pad Prism6ソフトウェア(GraphPad Software、米国ラホヤ)を用いて、EC50値を非線形回帰分析によって算出した。
HepAD38細胞の上澄み液からのHBV DNAの決定
高レベルのHBVウイルス粒子を分泌することが記載されている(Ladner et al.、1997)安定トランスフェクトされたセルラインHepAD38において、抗HBV活性を分析した。要するに、HepAD38細胞を、200μl維持培地中、37℃、5%CO2および95%湿度において培養し、該維持培地は50μg/mlペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco、独国カールスルーエ)、2mM L-グルタミン(PAN Biotech、独国アイデンバッハ)、400μg/ml G418(AppliChem、独国ダルムシュタット)および0.3μg/mlテトラサイクリンを補足したダルベッコ変法イーグル培地/栄養混合物F-12(Gibco、独国カールスルーエ)、10%ウシ胎仔血清(PAN Biotech、独国アイデンバッハ)であった。細胞を1:5比で週1回継代培養したが、通常10回より多くは継代しなかった。アッセイのため、維持培地において、テトラサイクリンなしで、60,000細胞を96ウェルプレートの各ウェルに播種し、試験化合物の半ログ段階希釈で治療した。辺縁効果を最小にするため、プレートの外側36ウェルを使用しなかったが、アッセイ培地で充填した。各アッセイプレート上、ウイルスコントロール(未治療HepAD38細胞)の6ウェルおよび細胞コントロール(0.3μg/mlテトラサイクリンで治療されたHepAD38細胞)の6ウェルを、それぞれ、割り当てた。加えて、スクリーニング化合物の代わりにBAY41-4109、エンテカビル、およびラミブジンなどの参照阻害剤を含む1つのプレートセットを、各実験において調製した。概して、三重反復で3回実験を行った。6日目、100μlのろ過された細胞培養上澄み液からのHBV DNA(AcroPrep Advance 96Filter Plate、0.45μM Suporメンブレン、PALL GmbH、独国ドライアイヒ)を、製造者説明書に従ってMagNA Pure96 DNAおよびViral NA小容量キット(Roche Diagnostics、独国マンハイム)を用いてMagNa Pure LC装置で自動的に精製した。HBV DNAの相対複製数から、EC50値を算出した。要するに、HBV DNAを含む100μlの溶出物の5μlを、1μMアンチセンスプライマーtgcagaggtgaagcgaagtgcaca、0.5μMセンスプライマーgacgtcctttgtttacgtcccgtc、0.3μMハイブリダイゼーションプローブacggggcgcacctctctttacgcgg-FLおよび12.5μlの最終体積までのLC640-ctccccgtctgtgccttctcatctgc-PH(TIBMolBiol、独国ベルリン)と共にPCR LC480プローブマスターキット(Roche)に付した。下記のプロトコールを用いて、Light Cycler480レアルタイムシステム(Roche Diagnostics、独国マンハイム)で、PCRを行った:95℃で1分間のプレインキュベーション、増幅:40サイクル×(95℃で10秒、60℃で50秒、70℃で1秒)、40℃で10秒間の冷却。pCH-9/3091のHBVプラスミドDNA(Nassal et al.,1990,Cell 63:1357-1363)およびLightCycler480SW1.5ソフトウェア(Roche Diagnostics、独国マンハイム)を用いて、既知標準品に対してウイルス負荷を定量化し、GraphPad Prism6(GraphPad Software、米国ラホヤ)を用いた非線形回帰分析を使用して、EC50値を算出した。
細胞生存率アッセイ
AlamarBlue生存率アッセイを使用して、HBVゲノムの発現を遮断する0.3μg/mlテトラサイクリンの存在下、HepAD38細胞において細胞毒性を評価した。アッセイ条件およびプレートレイアウトは抗HBVアッセイと同様であったが、他のコントロールを使用した。各アッセイプレートにおいて、未治療HepAD38細胞を含む6ウェルを100%生存率コントロールとして使用し、アッセイ培地のみを充填された6ウェルを0%生存率コントロールとして使用した。加えて、60μM最終アッセイ濃度において始まるシクロヘキシミドのゲノム濃度系列を、各実験におけるポジティブコントロールとして使用した。6日のインキュベーション期間後、Alamar Blue Presto細胞生存率試薬(ThermoFisher、独国ドライアイヒ)を、アッセイプレートの各ウェルに1/11希釈で添加した。37℃で30~45分間のインキュベーション後、生細胞数に比例する蛍光シグナルを、それぞれ、励起フィルター550nmおよび発光フィルター595nmを有するTecan Spectrafluor Plusプレートリーダーを用いて読み取った。未治療コントロール(100%生存率)およびアッセイ培地(0%生存率)のパーセンテージにデータを正規化した後、非線形回帰分析およびGraphPad Prism6.0(GraphPad Software、米国ラホヤ)を用いて、CC50値を算出した。平均EC50値およびCC50値を使用して、各試験化合物の選択性指数(SI=CC50/EC50)を算出した。
インビボ有効性モデル
抗ウイルス薬のHBV研究および前臨床試験は、ウイルスの狭い種および組織親和性、入手可能な感染症モデルの不足ならびにHBV感染症に完全に罹り易い唯一の動物であるチンパンジーの使用により課せられる制限によって限定される。代替の動物モデルは、HBV関連ヘパドナウイルスの使用に基づき、様々な抗ウイルス化合物は、ウッドチャック肝炎ウイルス(WHV)感染マーモットまたはアヒルB型肝炎ウイルス(DHBV)感染アヒルまたはウーリーモンキーHBV(WM-HBV)感染ツパイア属において試験されてきた(Dandri et al.,2017,Best Pract Res Clin Gastroenterol 31,273-279の概要)。しかしながら、代替のウイルスの使用は、いくつかの制限を有する。例えば、最も遠い関連のDHBV間の配列相同性があり、HBVはほんの約40%でしかなく、これは、HAPファミリーのコアタンパク質アセンブリモディファイヤーがDHBVおよびWHVに対して不活性と思われるが、HBVを効果的に抑制したからである。マウスはHBVを許容しないが、主な努力は、ヒトHBVに対してトランスジェニックマウス(HBV tgマウス)の生成、マウスのHBVゲノムの水圧注入(HDI)またはヒト化肝臓および/もしくはヒト化免疫系を有するマウスの生成などのHBV複製および感染症のマウスモデルの開発、ならびに免疫コンピテントマウスへのHBVゲノムを含むアデノウイルス(Ad-HBV)またはアデノ随伴ウイルス(AAV-HBV)に基づくウイルスベクターの静脈内注射に集中してきた(Dandri et al.,2017,Best Pract Res Clin Gastroenterol 31,273-279の概要)。完全HBVゲノムに対してトランスジェニックマウスを使用して、マウス肝細胞の感染性HBVウイルスを産生する能力を実証することができた(Guidotti et al.,1995,J.Virol.,69:6158-6169)。トランスジェニックマウスはウイルスタンパク質に対して免疫寛容であり、HBV産生マウスにおいて肝損傷は観察されておらず、これらの試験は、HBVそれ自体は細胞傷害性ではない。ポリメラーゼ阻害薬およびコアタンパク質アセンブリモディファイヤーなどのいくつかの抗HBV薬の有効性を試験するために、HBVトランスジェニックマウスを使用し(Weber et al.,2002,Antiviral Research 54 69-78;Julander et al.,2003,Antivir.Res.,59:155-161)、したがって、HBVトランスジェニックマウスは多くのタイプの前臨床抗ウイルスインビボ試験に充分適している。
Paulsen et al.,2015に記載されているように、2916/2917位にフレームシフト変異(GC)を有するPLOSone,10:e0144383 HBVトランスジェニックマウス(Tg[HBV1.3 fsX-3’5’])を使用して、インビボでのコアタンパク質アセンブリモディファイヤーの抗ウイルス活性を実証することができる。要するに、HBVトランスジェニックマウスを、実験前のqPCRによって血清中のHBV特異的DNAについてチェックした(セクション“Determination of HBV DNA from the supernatants of HepAD38 cells”参照)。各治療群は、血清ml当たり107~108ウイルス粒子の力価を有する約10週齢の5匹の雄および5匹の雌動物から成った。化合物を、2%DMSO/98%チロース(0.5%メチルセルロース/99.5%PBS)または50%PEG400などの適切な媒体中の懸濁液として製剤し、10日間に1日1~3回、動物に経口投与した。媒体はネガティブコントロールとなるが、適切な媒体中の1μg/kgエンテカビルはポジティブコントロールであった。イソフルラン気化器を使用して眼球後血液サンプリングによって血液を得た。最後の治療6時間後の末端心臓穿刺、血液または臓器を集めるため、マウスをイソフルランで麻酔し、その後、CO2暴露により屠殺した。眼球後(100~150μl)および心臓穿刺(400~500μl)血液サンプルを、それぞれ、Microvette 300 LHまたはMicrovette 500 LHに集め、遠心分離(10分、2000g、4℃)により血漿を分離した。肝組織を取り出し、液体N2に急速凍結した。全サンプルを、さらに使用するまで、-80℃で貯蔵した。ウイルスDNAを、50μl血漿または25mg肝組織から抽出し、製造者説明書に従って、DNeasy 96 Blood & Tissue Kit(Qiagen、独国ヒルデン)を使用して50μlのAEバッファー(血漿)またはDNeasy Tissue Kit(Qiagen、独国ヒルデン)を使用して320μl AEバッファー(肝組織)に溶出した。溶出ウイルスDNAを、製造者説明書に従って、LightCycler 480 Probes Master PCR Kit(Roche、独国マンハイム)を使用してqPCRに付して、HBV複製数を決定した。使用されたHBV特異的プライマーとしては、フォワードプライマー5’-CTG TAC CAA ACC TTC GGA CGG-3’、リバースプライマー5’-AGG AGA AAC GGG CTG AGG C-3’およびFAM標識化プローブFAM-CCA TCA TCC TGG GCT TTC GGA AAA TT-BBQであった。20μlの総体積を有する1つのPCR反応サンプルは、5μlのDNA溶出物および15μlのマスター混合物(フォワードプライマーの0.3μM、リバースプライマーの0.3μM、FAM標識化プローブの0.15μMを含む)を含んでいた。下記のプロトコールを用いて、Roche LightCycler1480でqPCRを行った:95℃で1分間プレインキュベーション、増幅:(95℃で10秒、60℃で50秒、70℃で1秒)×45サイクル、40℃で10秒間冷却。上記のように、標準曲線を作成した。全サンプルを二重反復で試験した。アッセイの検出限界は、約50HBV DNA複製物である(250~2.5×107複製物数の範囲の標準物を使用して)。HBV DNA複製物/10μl血漿またはHBV DNA複製物/100ng総肝臓DNA(ネガティブコントロールに正規化)として結果を表す。
複数の試験において、トランスジェニックマウスがインビボでの新規化学成分の抗ウイルス活性を証明する適切なモデルであるだけでなく、マウスのHBVゲノムの水圧注入の使用ならびにHBV陽性患者血清で感染された免疫不全ヒト肝臓キメラマウスの使用は、HBVを標的とする薬物をプロファイルするために使用することも多いことが分かった(Li et al.,2016,Hepat.Mon.16:e34420;Qiu et al.,2016,J.Med.Chem.59:7651-7666;Lutgehetmann et al.,2011,Gastroenterology,140:2074-2083)。加えて、慢性HBV感染症は、HBVゲノムを含むアデノウイルス(Huang et al.,2012,Gastroenterology 142:1447-1450)またはアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターの低用量を接種することによって免疫コンピテントマウスにおいて首尾良く確証された(Dion et al.,2013,J Virol.87:5554-5563)。このモデルを使用して、新規抗HBV薬剤のインビボ抗ウイルス活性を実証することができた。
Figure 2022506337000150
Figure 2022506337000151

Figure 2022506337000152

Figure 2022506337000153

Claims (11)

  1. 式I
    Figure 2022506337000154
    (式中、
    - R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
    - R5はHまたはメチルであり、
    - R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、ここで、C3~C7-ヘテロシクロアルキルはC1~C6-アルキルまたはC1~C6-アルコキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)の化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  2. Figure 2022506337000155
    (式中、
    - R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
    - R5はHまたはメチルであり、
    - R6はH、D、SO2-C1~C6-アルキル、SO2-C3~C7-シクロアルキル、SO2-C3~C7-ヘテロシクロアルキル、SO2-C2~C6-ヒドロキシアルキル、SO2-C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、SO2-C1~C4-カルボキシアルキル、SO2-アリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-N(R12)(R13)、C(=O)R8、C(=O)N(R12)(R13)、C(=O)C(=O)N(R12)(R13)、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C1~C4-アシルスルホンアミド-アルキル、C1~C4-カルボキサミドアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C2~C6-アミノアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、およびアシルを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6-アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R12およびR13はH、C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R12およびR13は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)である、請求項1に記載の式Iの化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  3. SO2-アリールがSO2-C6-アリールであり、かつ/またはSO2-ヘテロアリールがSO2-C1~C9ヘテロアリールであり、かつ/またはヘテロアリールがC1~C9-ヘテロアリールであり、かつヘテロアリール、SO2-ヘテロアリール、SO2-ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルがそれぞれ、N、OおよびSからそれぞれ独立して選択される1~4つのヘテロ原子を環系中に有する、請求項1もしくは2のいずれかに記載の式Iの化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  4. 前記プロドラッグがエステル、カーボネート、アセチルオキシ誘導体、アミノ酸誘導体およびホスホロアミデート誘導体を含む群から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載の式Iの化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式Iの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  5. 式II
    Figure 2022506337000156
    (式中、
    - R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
    - R5はHまたはメチルであり、
    - R7はC1~C6-アルキル、C2~C6-ヒドロキシアルキル、C2~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)の化合物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の式Iの化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式IIの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式IIの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  6. 式III
    Figure 2022506337000157
    (式中、
    - R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
    - R5はHまたはメチルであり、
    - R8はC1~C6-アルキル、C1~C6-ヒドロキシアルキル、C1~C6-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C4-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から選択され、これらはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよい)の化合物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の式Iの化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式IIIの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式IIIの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  7. 式IV
    Figure 2022506337000158
    (式中、
    - R1、R2、R3およびR4はH、CF2H、CF3、CF2CH3、F、Cl、Br、CH3、Et、i-Pr、c-Pr、D、CH2OH、CH(CH3)OH、CH2F、CH(F)CH3、I、C=C、C≡C、C≡N、C(CH32OH、SCH3、OH、およびOCH3を含む群から各位置について独立して選択され、
    - R5はHまたはメチルであり、
    - R9、R10およびR11はH、C1~C5-アルキル、C1~C5-ヒドロキシアルキル、C1~C5-アルキル-O-C1~C6-アルキル、C3~C7-シクロアルキル、C1~C3-カルボキシアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C6-アリール、およびヘテロアリールを含む群から独立して選択され、ここで、C1~C5-アルキル、C1~C5-ヒドロキシアルキル、C1~C5-アルキル-O-C1~C6-アルキルおよびC1~C3-カルボキシアルキルはOH、ハロ、NH2、アシル、SO2CH3、SO3H、カルボキシ、カルボキシルエステル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、C6-アリール、ヘテロアリール、C1~C6-アルキル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C7-ヘテロシクロアルキル、C1~C6-ハロアルキル、C1~C6-アルコキシ、C1~C6-ヒドロキシアルキル、およびC2~C6アルケニルオキシからそれぞれ独立して選択される1、2、または3つの基で置換されていてもよく、
    - R9およびR10は接続されてC3~C7シクロアルキル環、または1もしくは2つの窒素、硫黄もしくは酸素原子を含有するC4~C7-ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよい)の化合物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の式Iの化合物
    もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは式IVの化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは式IVの化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  8. 対象におけるHBV感染症の予防または治療において使用するための、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは前記化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは前記化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物。
  9. 請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは前記化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは前記化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物を、薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。
  10. それを必要とする個体においてHBV感染症を治療する方法であって、前記個体に治療有効量の請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、あるいは前記化合物の溶媒和物もしくは水和物またはその薬学的に許容される塩、あるいは前記化合物のプロドラッグまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくは水和物を投与することを含む、方法。
  11. 請求項1~4のいずれか1項に記載の式Iの化合物の調製方法であって、式V
    Figure 2022506337000159
    (式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1において定義される通りである)の化合物を式VI
    Figure 2022506337000160
    (式中、R5およびR6は請求項1~4のいずれか1項において定義される通りである)の化合物と反応させることによる、方法。
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