JP2022506554A - 耐高温性、耐老化性ポリグリコライドコポリマーおよびその組成 - Google Patents

耐高温性、耐老化性ポリグリコライドコポリマーおよびその組成 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は着色剤を含む新型ポリグリコライドコポリマーに関する。【解決手段】前記コポリマーの重量平均分子量(Mw)は10,000-1,000,000であってもよく、重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)は1.0-4.0であり、黄色度(YI)は40-90である。コポリマーのメルトフローインデックス(MFR)は0.1-1000g/10minの範囲にあってもいい。コポリマーは安定な黄色度、良好な耐熱性及び耐老化性を有しえる。さらに、コポリマーを製造する方法、及びポリグリコライドコポリマーの黄色度変化率を低減する方法を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、良好な耐熱性及び耐老化性を有する新型分解性コポリマー及びその製造方法を提供する。
ポリグリコライド、もしくはポリグリコール酸(PGA)、及びそのコポリマーは、新型分解性材料であり、優れた機械強度と生体適合性を有する。これらは既に、生物医学工学における縫合糸やステントなどの医療用インプラントに広く応用されている。近年、これらの材料の開発につれて、その応用は、その優れた加工及び機械的特性により、繊維、ダウンホールツール、包装、薄膜、医薬品担体、研磨剤、化粧品、水中防汚材料等にまで拡大されている。
製品の製造に様々な人工色素が使われ、そのカラーインデックスの測定及び検査は多くの業界において品質管理と製品検査の鍵となっている。例えば、無機非金属材料のうち、着色セメント、着色ガラス製品、着色セラミック製品などには、もれなく色測定が関わっている。使用時間が長くなるにつれて、製品自体の色変化も製品の品質に影響を与える要因の一つとなる。色の値の変化が小さいものは、市場において有利である。また、繊維、印染、製紙、化学、食品、及びその他の業界では、色や色の値の変化を測定する必要がある。ポリグリコライド及びそのコポリマーには、ある程度の暗黄色がある。これらの材料は一定期間使用されると、光や熱にさらされることで色が大きく変化し、使い勝手に影響を与える。これは、ポリグリコライド及びそのコポリマーを使う場合の主な欠点である。また、ポリグリコライドは加水分解性を示すため、成型材料として単独で使われ、他のポリエステルと比べると、高温で加水分解時間により影響されやすくなるため、その自身の材料加工や性能が影響される。
CN100413906Cは、グリコリドの開環重合により得られたポリグリコール酸を開示した。ポリグリコール酸の結晶化及びホットプレスによって得られたシートの最大黄色度は40であった。このような材料は高温で老化する間に高い分解性を示し、黄色度が大きく変化し、これが当該材料の加工性と最終材料の実用性に影響を与えることがわかった。
また、CN101484528は、結晶度と加工性が改善されたポリグリコール酸を含む脂肪族ポリエステル混合物を開示したが、高温での熱分解及び色の値の変化は改善されなかった。現在報告されている技術をみると、ポリグリコライド及びそのコポリマーには、安定な色の値と高温での耐熱老化性が同時に維持されるものがほとんどなかった。
良好な耐熱性及び耐老化性を有する分解性コポリマーは依然として求められる。
CN100413906C CN101484528
本発明はポリグリコライドコポリマー及びその製造方法を提供するものである。
本発明はコポリマーを提供する。上記コポリマーは一つ以上のC-(Ax-Byn-D繰り返し単位と着色剤とを含む。Aは
Figure 2022506554000001
、またはその組み合わせである。BはG-R1-Wである。GとWはそれぞれ-CO-NH-、-CO-R2-CO-OH、-CO-、-(CH22NH-CO-、-CH2-CH(OH)-CH2-、及び-NHから選ばれる。R1は脂肪族ポリマー、芳香族ポリマー、またはその組み合わせである。R2はアルキル基、アリール基、またはオレフィン基である。xは1-1,500の間にある。yは1-1,500の間にある。nは1-10000の間にある。CとDはそれぞれヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキル基、アリール基、エーテル基、アルケニル基、ハロアルキル基、及びその組み合わせから選ばれる末端基である。AとBは違う構造をしている。
上記コポリマーは、さらに、添加剤を含んでもいい。上記添加剤は、E、F、またはその組み合わせから選んでもいい。
Eは一つ以上のi-R1-j単位であってもいい。iとjはそれぞれイソシアネート基(-N=C=O)、塩化カルボニル基、オキサゾール基、オキサゾリン基、カルボン酸無水物、エポキシ基、アミノ基、及びその組み合わせから選んでもいい。R1は脂肪族基、アリール基、またはその組み合わせであってもいい。
Fは抗酸化剤、金属不活性化剤、末端封止剤、核生成剤、除酸剤、熱安定剤、UV安定剤、潤滑可塑剤、架橋剤、及びその組み合わせから選んでもいい。
本発明はコポリマーの製造方法を提供する。上記方法は、溶融状態でのグリコリドを開環重合させることで、ポリグリコライドを形成すること、及び、ポリグリコライドと着色剤を圧出し造粒することにより、コポリマーを製造こと、を含む。上記コポリマーは一つ以上のC-(Ax-Byn-D繰り返し単位を含む。
Aは
Figure 2022506554000002
、またはその組み合わせである。BはG-R1-Wである。GとWはそれぞれ-CO-NH-、-CO-R2-CO-OH、-CO-、-(CH22NH-CO-、-CH2-CH(OH)-CH2-、及び-NHから選ばれる。R1は脂肪族ポリマー、芳香族ポリマー、またはその組み合わせである。R2はアルキル基、アリール基、またはオレフィン基である。xは1-1,500の間にある。yは1-1,500の間にある。nは1-10000の間にある。CとDはそれぞれヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキル基、アリール基、エーテル基、アルケニル基、ハロアルキル基、及びその組み合わせから選ばれる末端基である。AとBは違う構造をしている。
上記ポリグリコライドを、E、F、またはその組み合わせから選ばれる添加剤と共に圧出、造粒してもいい。Eは一つ以上のi-R1-j単位である。iとjはそれぞれイソシアネート基(-N=C=O)、塩化カルボニル基、オキサゾール基、オキサゾリン基、カルボン酸無水物、エポキシ基、アミノ基、及びその組み合わせから選んでもいい。R1は脂肪族基、アリール基、またはその組み合わせである。Fは抗酸化剤、金属不活性化剤、末端封止剤、核生成剤、除酸剤、熱安定剤、UV安定剤、潤滑可塑剤、架橋剤、及びその組み合わせから選ばれる。
上記方法は、さらに、ポリグリコライドと着色剤を圧出機に供給すること、及びEとFを圧出機に添加すること、を含んでもいい。
グリコリドの開環重合は、(a)80-160℃で、グリコリドと開環重合触媒を120分間以下反応させることで、第1混合物を形成すること、(b)120-280℃で、上記第1混合物を1分間-72時間保持することで、第2混合物を形成すること、(c)160-280℃で、絶対圧力が5000Pa以下で、上記第2混合物を1分間-24時間保持することで、ポリグリコライドを形成すること、を含む三段階反応であってもいい。結果としては、ポリグリコライドが形成される。工程(a)は、さらに、グリコリドと開環重合触媒を均一に混合することを含んでもいい。工程(a)は反応器の中で行われてもいい。工程(b)はプラグフロー反応器の中で行われてもいい。プラグフロー反応器は、静止型混合器、二軸スクリュー装置、及び水平型ディスクリアクターから選んでもいい。工程(c)は脱揮反応器の中で行われてもいい。 工程(b)は二軸スクリュー圧出機の中で200-300℃で行われてもいい。
開環重合触媒は、金属触媒であってもいいし、非金属触媒であってもいい。上記触媒は、希土類元素、希土類元素酸化物、金属マグネシウム化合物、アルカリ金属キレート(例えば、スズ、アンチモン、またはチタン)、金属ルテニウム、及びその組み合わせから選んでもいい。触媒は0.01-5wt%のグリコリドであってもいい。
本発明は、本発明の方法によって製造されたコポリマーを提供する。
本発明のコポリマーは、コポリマーの総重量に基づき、0.01-5wt%の添加剤を含んでもいい。添加剤は、E、F、またはその組み合わせから選んでもいい。
上記コポリマーは10,000-1,000,000の重量平均分子量を有してもいい。上記コポリマーの重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)は1.0-4.0であってもいい。
コポリマーのメルトフローインデックス(Melt flow index、MFR)は0.1-1000g/10minであってもいい。MFRは、以下の方法で確定できる:(a)100-110℃の真空下で上記コポリマーを乾燥する、(b)工程(a)により得られた乾燥コポリマーをロッド(rod)になるよう圧着(packing)する、(c)220-240℃でロッドを0.5-1.5分間保持する、(d)工程(c)の後に、15-45秒ごとにロッドから一つの段を切り落とす、及び(e)MFR=600W/t(g/10min)により各段のMFRを確定する。Wは各段の平均質量であり、tは各段の切断時間間隔である。工程(b)は、さらに、3-5gの乾燥コポリマーをバレルに装填し、ピストンをバレルに挿入することで、乾燥コポリマーをロッドになるよう圧密し、そして2-3kgの重りをピストンの最上部に置くこと、を含んでもいい。
上記コポリマーは0.001-30.000wt%の着色剤を含んでもいい。着色剤は、無機化合物、有機化合物、またはその組み合わせであってもいい。着色剤は、顔料、染料、またはその組み合わせであってもいい。顔料は、無機顔料、フタロシアニン顔料、複素環式及びアントラセン顔料、オキソニウムレーキ顔料、トリアリールメタン顔料、トリアリールメタンレーキ顔料、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、イミン顔料、メチルイミン金属錯体顔料、蛍光顔料、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、ベンズイミダゾロン顔料、ビスアセチルアセトアセチルアミン顔料、イソポルフィリン顔料、キノキサリンジオン顔料、ジアミン顔料、キノンピリミジン顔料、酸化チタン、チタン塩、酸化鉄、鉄塩、酸化モリブデン、モリブデン塩、及びその組み合わせから選んでもいい。上記染料は、酸性染料、アゾ染料、カチオン染料、直接染料、分散染料、反応性染料、硫化染料、建染染料、溶剤染料、及びその組み合わせから選んでもいい。
着色剤は黄色着色剤を含んでもいい。黄色着色剤は、P.Y.129、C.I.ピグメントイエロー7、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー174、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー198、C.I.ピグメントイエロー213、C.I.ピグメントイエロー214、C.I.ピグメントイエロー217、ソルベントイエロー33、ソルベントイエロー43、ソルベントイエロー44、ソルベントイエロー85、ソルベントイエロー98、ソルベントイエロー104、ソルベントイエロー116、ソルベントイエロー131、ソルベントイエロー135、ソルベントイエロー145、ソルベントイエロー160:1、ソルベントイエロー172、C.I.クマリン6、P.Y.129、及びベーシックイエローから選んでもいい。上記着色剤は、さらにもう1種の着色剤、例えば赤色着色剤、緑色着色剤、オレンジ色着色剤、またはその組み合わせを含んでもいい。コポリマーの圧縮成形及び結晶化によって得られたシートを用いて測定する場合、上記コポリマーの黄色度(yellowness index、YI)は40-90であってもいい。150℃で72時間加熱老化した後、上記コポリマーの黄色度変化率(ΔYI=(老化後のYI-老化前のYI)*100%/老化前のYI)は、300%未満であってもいい。
上記コポリマーは、コポリマーに対し1%以下の金属不活性化剤を含んでもいい。金属不活性化剤は、シュウ酸エステル誘導体、アントラキノン化合物、サリチル酸誘導体、ベンゾトリアゾール化合物、及びアントラキノン化合物から選んでもいい。
本発明は、ポリグリコライドコポリマーの黄色度変化率を低減する方法を提供する。上記方法は、ポリグリコライドコポリマーに有効量の黄色着色剤を添加することを含む。黄色度変化率は少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または95%低減する。上記ポリグリコライドコポリマーは、本発明におけるコポリマーの一つであってもいい。
本発明は新型分解性材料であるポリグリコライドコポリマー及びその製造方法を提供するものである。驚くことに、本発明者は、耐熱性、MFR保持率、及び老化後の黄色度変化が改善された、一つ以上の添加剤を有するポリグリコライドコポリマーを製造する新規な方法を見出し、本発明を成し遂げた。本発明のポリグリコライドコポリマーは、例えば、繊維、ダウンホールツール、包装、薄膜、医薬品担体、医療用インプラント、研磨剤、化粧品、水中防汚材料などの様々な用途に適している。
ここで、互換的に使用される用語「ポリグリコライド」、「ポリ(グリコール酸)(PGA)」、及び「ポリグリコール酸」とは、グリコール酸モノマーから構成される生分解性熱可塑性ポリマーである。ポリグリコライドは、グリコール酸から重縮合反応により、またはグリコリドから開環重合反応によって製造できる。ポリグリコライドに添加剤を添加することによって、所望な特性を得られる。
用語「ポリグリコライドコポリマー」とは、グリコリドまたはグリコール酸モノマー及び異なるポリマーのモノマーから誘導されるポリマーである。例えば、ポリグリコライドコポリマーは、ポリグリコライドとADR4368から圧出によって製造できる。
本発明はコポリマーを提供する。上記コポリマーは一つ以上のC-(Ax-Byn-D繰り返し単位を含む。Aは
Figure 2022506554000003
、及びその組み合わせから選ばれる。BはG-R1-Wであり、GとWはそれぞれ-CO-NH-、-CO-R2-CO-OH、-CO-、-(CH22NH-CO-、-CH2-CH(OH)-CH2-和-NHから選ばれ、R1は脂肪族ポリマー、芳香族ポリマー、またはその組み合わせであり、R2はアルキル基、アリール基、またはオレフィン基である。xは1-1,500の間にある。yは1-1,500の間にある。nは1-10000の間にある。CとDはそれぞれヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキル基、アリール基、エーテル基、アルケニル基、ハロアルキル基、及びその組み合わせから選ばれる末端基である。AとBは違う構造をしている。
上記コポリマーは、さらに、Eを含んでもいい。Eは一つ以上のi-R1-j単位であってもいい。iとjはそれぞれイソシアネート基(-N=C=O)、塩化カルボニル基、オキサゾール基、オキサゾリン基、カルボン酸無水物、エポキシ基、アミノ基、及びその組み合わせから選んでもいい。R1は脂肪族基、アリール基、またはその組み合わせであってもいい。
上記コポリマーは、さらに、Fを含んでもいい。Fは抗酸化剤、金属不活性化剤、末端封止剤、核生成剤、除酸剤、熱安定剤、UV安定剤、潤滑可塑剤、架橋剤、及びその組み合わせから選んでもいい。
抗酸化剤は、BASF Irganox 168、101、245、1024、1076、1098、3114、MD 1024、1025、ADEKA AO-60、80、STAB PEP-36、8T、Albemarle AT-10、245、330、626、702、733、816、1135、及びその組み合わせから選んでもいい。
コポリマーは、コポリマーの0.5wt%、1wt%、または2wt%以下の金属不活性化剤を含んでもいい。金属不活性化剤は、BASF Chel-180、Eastman OABH、Naugard XL-1、MD24、ADEKA STAB CDA-1、6、シュウ酸誘導体、ヒドラジン、サリチル酸誘導体、ベンゾトリアゾール、グアニジン化合物、及びその組み合わせから選んでもいい。
末端封止剤は、単官能性有機アルコール、酸、アミン、またはエステルであってもいい。また、末端封止剤は、イソシアネート(isocynate)、シロキサン、イソシアネート(isocyanate)、クロロ基、オキサゾール基化合物、オキサゾリン化合物、カルボン酸無水物化合物、またはエポキシ化合物であってもいい。
核生成剤は、無機塩または有機塩、タルク、酸化カルシウム、カーボンブラック、炭酸カルシウム、マイカ、コハク酸ナトリウム、グルタラート、ヘキサン酸ナトリウム、4-メチルペンタン酸ナトリウム、アジペート、p-tert-ブチル安息香酸アルミニウム(Al-PTB-BA)、金属カルボン酸塩(例えば、安息香酸カリウム、安息香酸リチウム、シンナミン酸ナトリウム、β-ナフトエ酸ナトリウム)、ジベンジリデンソルビトール(DBS)誘導体(ビス(p-メチルベンジリデン)ソルビトール(PM-DBS)、ビス(p-クロロベンジリデン)ソルビトール(P-Cl-DBS))であってもいい。市販の例としては、SURLYN9020、SURLYN1601、SURLYN1605、SURLYN1650、SURLYN1652、SURLYN1702、SURLYN1705、SURLYN8920、SURLYN8940、SURLYNPC-350とSURLYNPC-2000などが挙げられる。
除酸剤は、金属ステアリン酸塩または乳酸塩、例えばステアリン酸カルシウムまたは乳酸カルシウム、または無機物、例えばハイドロタルク、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、または酸化アルミニウムであってもいい。
熱安定剤は、アミン化合物、フェノール化合物、チオエステル化合物、ホスファイト化合物、またはベンゾフラノン化合物であってもいい。また、熱安定剤は、鉛塩熱安定剤(例えば、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、または塩基性炭酸鉛)、金属石鹸熱安定剤(例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウムまたはマグネシウム)、有機スズ熱安定剤(例えば、硫黄含有有機スズまたは有機スズカルボキシレート)、または希土類熱安定剤であってもいい。
UV安定剤は、トリアジン化合物、ベンゾトリアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、サリチル酸エステル化合物、またはアクリロニトリル化合物であってもいい。UV安定剤の例としては、以下のものが挙げられる:
UV944、CAS#:70624-18-9、ポリ[[6-[(1,1,3,3-テトラメチルブチル)アミノ]-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジニル)イミノ]-1,6-ヘキサンジイル[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジニル)イミノ]]、
UV770、CAS#52829-07-9、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジニル)セバケート、
UV622、CAS#65447-77-0、コハク酸、ジメチルエステル、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジンエタノールのポリマー、
UV783、及びUV622とUV944との1:1混合物、
UV531、CAS#1843-05-6、2-ベンゾイル-5-(オクチルオキシ)フェノール、
UV326、CAS#3896-11-5、2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、
UV327、CAS#3864-99-1、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'-ジ-tert-ブチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、
UV292、ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジニル)セバケート、CAS#41556-26-7(75-85%)と、メチル(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジニル)セバケート、CAS#82919-37-7(15-25%)との混合物、及び
UV123 CAS#129757-67-1、ビス(1-オクチルオキシ-2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジニル)セバケート。
潤滑可塑剤は、飽和炭化水素(例えば、固体パラフィン、液体パラフィン、微結晶パラフィン、または低分子量ポリエチレン)、金属ステアリン酸塩(例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、またはステアリン酸マグネシウム)、脂肪族アミド(例えば、エチレンビスステアラミド(EBS)またはオレアミド)、脂肪酸(例えば、ステアリン酸またはヒドロキシステアリン酸)、脂肪酸エステル(例えば、テトラステアリン酸ペンタエリスリトール(PETS)、モノステアリン酸グリセリル、またはポリステアリン酸グリセリル)、及び脂肪アルコール(例えば、ステアリルアルコールまたはペンタエリスリトール)であってもいい。
架橋剤は、イソシアネート(例えば、乳化メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)、テトライソシアネート、トリイソシアネート、ポリイソシアネート(例えば、Leiknonat JQ接着剤シリーズ、Desmodur Lシリーズ))、アクリレート(例えば、1,4-ブタンジオールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、及びアクリル酸ブチル)、有機過酸化物(例えば、過酸化ジクミル、過酸化ベンゾイル、及びジ-tert-ブチルペルオキシド)、ポリオール、ポリ酸またはポリアミン(例えば、ヘキサヒドロフタル酸無水物、トリエチレンテトラミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、プロピレンジアミン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及びトリメチロールプロパン)から選んでもいい。
本発明は、本発明における各コポリマーに対し、このコポリマーを製造する方法を提供する。上記方法は、溶融状態でのグリコリドを開環重合させること、及び得られたポリグリコライドを圧出し造粒すること、を含む。上記ポリグリコライドコポリマーを、E、F、及びその組み合わせから選ばれる添加剤と共に圧出、造粒してもいい。上記方法は、さらに、ポリグリコライドをEとFが添加されている圧出機に供給することを含んでもいい。
グリコリドの開環重合は、三段階反応であってもいい。
第1段階では、約60-180℃、好ましくは約80-160℃の温度で、グリコリドと開環重合触媒を約150分間、好ましくは約120分間以下反応させてもいい。グリコリドと触媒を均一に混合してもいい。第1段階は反応器の中で行われてもいい。
開環重合触媒は、金属触媒であってもいいし、非金属触媒であってもいい。上記触媒は、希土類元素、希土類元素酸化物、金属マグネシウム化合物、アルカリ金属キレート(例えばスズ、アンチモン、またはチタン)、金属ルテニウム、及びその組み合わせから選んでもいい。触媒は、グリコリドの約0.01-5wt%、好ましくは約0.1-5wt%、より好ましくは約1-3wt%であってもいい。
第2段階では、約100-200℃、好ましくは約120-280℃の温度で、第1段階からの混合物を約0.1分間-約90時間、好ましくは約1分間-約72時間保持してもいい。第2段階はプラグフロー反応器の中で行われてもいい。プラグフロー反応器は、静止型混合器、二軸スクリュー装置、または水平型ディスクリアクターであってもいい。プラグフロー反応器が二軸スクリュー装置である場合、第2段階は約200-300℃、好ましくは約230-280℃、更好ましくは約240-270℃で行われてもいい。
第3段階では、約150-300℃、好ましくは約160-280℃の温度、かつ絶対圧力が約6,000Pa以下、好ましくは約5,000Pa以下で、第2段階からの混合物を約0.1分間-約36時間、好ましくは約1分間-約24時間保持してもいい。結果としては、ポリグリコライドが製造される。第3段階は脱揮反応器の中で行われてもいい。
本発明のコポリマーは、コポリマーの総重量に基づき、約0.01-5wt%、好ましくは約0.01-3wt%、より好ましくは約0.01-1wt%の添加剤を含んでもいい。添加剤は、E、F、及びその組み合わせから選んでもいい。
上記コポリマーは10,000-1,000,000の重量平均分子量を有してもいい。上記コポリマーの重量平均分子量と数平均分子量之比(Mw/Mn)は約1.0-4.0であってもよく、好ましくは約1.1-3.0であり、より好ましくは約1.2-2.5である。
上記コポリマーは、約0.1-1000g/10min、好ましくは約0.15-500g/10min、より好ましくは約0.2-100g/10minのメルトフローインデックス(MFR)を有してもいい。コポリマーのMFRは、MFR法によって測定できる。MFR法は、約100-110℃(例えば約105℃)の真空下でコポリマーを乾燥すること、乾燥コポリマーをロッドになるよう圧着すること、220-240℃(例えば約230℃)の温度でロッドを0.5-1.5分間(例えば約1.0分間)保持すること、15-45秒ごとに(例えば約30秒ごとに)ロッドから一つの段を切り落とすこと、MFR=600W/t(g/10min)により各段のMFRを確定すること、を含む。Wは各段の平均質量である。tは各段の切断時間間隔である。約3-5g(例えば4g)の乾燥コポリマーをバレルに装填してもよく、ピストンをバレルに挿入することで、乾燥コポリマーをロッドになるよう圧着してもよく、2-3kg(例えば2.16kg)の重りをピストンの最上部に置いてもいい。
上記コポリマーは、さらに、約0.001-30.000wt%、好ましくは約1-10wt%、より好ましくは約0-1wt%の着色剤を含んでもいい。着色剤は、無機化合物、有機化合物、またはその組み合わせであってもいい。着色剤は、顔料、染料、またはその組み合わせであってもいい。顔料は、無機顔料、フタロシアニン顔料、複素環式及びアントラセン顔料、オキソニウムレーキ顔料、トリアリールメタン顔料、トリアリールメタンレーキ顔料、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、イミン顔料、メチルイミン金属錯体顔料、蛍光顔料、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、ベンズイミダゾロン顔料、ビスアセチルアセトアセチルアミン顔料、イソポルフィリン顔料、キノキサリンジオン顔料、ジアミン顔料、キノンピリミジン顔料、酸化チタン、チタン塩、酸化鉄、鉄塩、酸化モリブデン、モリブデン塩、及びその組み合わせから選んでもいい。上記染料は、酸性染料、アゾ染料、カチオン染料、直接染料、分散染料、反応性染料、硫化染料、建染染料、溶剤染料、及びその組み合わせから選んでもいい。
着色剤は黄色着色剤を含んでもいい。黄色着色剤は、P.Y.129、C.I.ピグメントイエロー7、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー174、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー198、C.I.ピグメントイエロー213、C.I.ピグメントイエロー214、C.I.ピグメントイエロー217、ソルベントイエロー33、ソルベントイエロー43、ソルベントイエロー44、ソルベントイエロー85、ソルベントイエロー98、ソルベントイエロー104、ソルベントイエロー116、ソルベントイエロー131、ソルベントイエロー135、ソルベントイエロー145、ソルベントイエロー160:1、ソルベントイエロー172、C.I.クマリン6、P.Y.129、及びベーシックイエローから選んでもいい。上記着色剤は、さらにもう1種の着色剤、例えば赤色着色剤、緑色着色剤、オレンジ色着色剤、またはその組み合わせを含んでもいい。
一つの実施形態では、上記コポリマーは、コポリマーの総重量に基づき、0.001-30wt%、0.01-20wt%、または0.1-1wt%の黄色着色剤を含む。
ここで使用される用語「黄色度」とは、分光光度データから算出される数値であり、この数値は試験サンプルの色が透明または白色から黄色までの変化を表すものである。測定方法はASTM E313であってもいい。ここで使用される用語「黄色度変化率」とは、老化後の黄色度が老化前に対する相対的変化、すなわちΔYI=(老化後のYI-老化前のYI)*100%/老化前のYI)である。
コポリマーの圧縮成形及び結晶化によって得られたシートを用いて測定する場合、上記コポリマーの黄色度(yellowness index、YI)は約40-90、約50-80、または約55-75であってもいい。約100-200℃または約140-160℃(例えば約150℃)で約48-96時間または約70-75時間(例えば約72時間)熱老化した後、上記コポリマーの黄色度変化率(ΔYI=(老化後のYI-老化前のYI)*100%/老化前のYI)は、約400%、300%、200%、100%、90%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、または10%未満であってもいい。
本発明は、ポリグリコライドコポリマーの黄色度変化率を低減する方法を提供する。上記方法は、ポリグリコライドコポリマーに有効量の黄色着色剤を添加することを含む。黄色度変化率は、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10日の時間を経て、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または95%低減してもいい。上記ポリグリコライドコポリマーは、本発明におけるコポリマーの一つであってもいい。
ここで、数量、パーセントなどの測定可能な値に関する場合、規定値から±20%または±10%、より好ましくは±5%、さらに好ましくは±1%、最も好ましくは±0.1%の変化は合理的であるため、使用される用語「約」とは、このような変化が含まれることを意味する。
実施例1:ポリマー
1.ポリマー1
120℃で、グリコリドと、グリコリドに対し0.01重量部の開環重合触媒である塩化第一スズ二水和物とを予備タンク反応器の中で60分間均一に混合した。
予備タンク反応器中の材料を重合反応器に導入し、200℃で、かつ絶対圧力が0.1MPaで、300分間反応させた。重合反応器はプラグフロー反応器であり、それは静止型混合器、二軸スクリュー装置、または水平型ディスクリアクターであってもいい。
200RPMの混合速度において、220℃で、かつ絶対圧力が50Paで、重合反応器中の材料を最適化反応器に導入した。反応時間は30分間であった。結果としては、ポリグリコライドが製造された。
2.ポリマー2
グリコリドに対し、開環重合触媒である塩化第一スズ二水和物が0.05重量部使用された以外では、ポリマー1の製造方法によってポリマー2を製造した。
実施例2:特性評価
1.重量平均分子量及びその分布
5mmol/Lトリフルオロ酢酸ナトリウムのヘキサフルオロイソプロパノール溶液中にサンプルを溶け、0.05-0.3wt%(質量分率)の溶液を作製した。そして、0.4μmの孔径を有するポリテトラフルオロエチレンフィルターで、この溶液をろ過した。ろ過後の溶液20μLをゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)インジェクターに添加し、サンプルの分子量を測定した。分子量の補正には、分子量の異なる5つのメタクリル酸メチルの標準分子量を用いた。
2.引張強度の測定
引張強度はGB/T1040 1-2006に基づいて測定し、引張速度は50mm/minであった。
3.メルトフローインデックス(MFR)の測定
コポリマーのメルトフローインデックス(MFR)は、以下の方法に基づき測定した:1)105℃で、コポリマーを真空乾燥機の中で乾燥させた;2)測定機械の測定温度を230℃に設定し、機械を予熱する;3)4gの乾燥コポリマーを漏斗でバレルに装填し、ピストンをバレルに挿入することで、乾燥コポリマーをロッドになるよう圧着した;4)2.16kgの重りがロッドの最上部に圧をかけた状態で、乾燥コポリマーをロッドの中で1分間保持した後、30sごとに一つの段を切り落とし、合計五つの段を得た;5)各サンプルの質量を量り、そのMFRを算出した。MFR=600W/t(g/10min)、Wは各段の平均質量であり、tは各段の切断時間間隔であった。
4.黄色度YIの測定
表面が滑らかで、かつ明らかな突起がないコポリマーを選んだ。製品の黄色度(YI)は、3nh社のNSシリーズ測色計を使用して測定した。ASTM E313に基づき、10度の観察角度、D65の観察光源、及び反射光測定の条件下で三回測定を行い、平均値を算出し、コポリマーの黄色度(YI)を確定した。
5.老化測定
150℃のオーブンの中にコポリマーを72時間置いた後、以下の測定値を確定した:
(1)黄色度変化率ΔYI=(YI2-YI1)/YI1*100%、YI1は初期黄色度であり、YI2は老化後の黄色度であった、
(2)メルトフローインデックス変化率ΔMFR=MFR'-MFR、MFRは初期メルトフローインデックスであり、MFR'は老化後のメルトフローインデックスであった。
実施例3:コポリマー1-6
実施例1におけるポリマー1と、一つまたは複数の添加剤とを用いてポリグリコライド(PGA)とコポリマー1-6を製造し、そして実施例2における方法に基づいて特性評価を行った。これらのコポリマーの組成及び性質は表1に示される。
PGA 1は、ポリマー1と、コポリマーの総重量に基づいて0.06wt%の抗酸化剤Irganox 168とを二軸スクリュー圧出機に入れ、250℃の圧出温度で粒子に造粒することによって製造した。粒子は測定のため、120℃で4時間乾燥し、そして射出成形機を使用し、250℃の射出温度及び100℃の成形温度で帯状に成形した。測定結果は表1に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180を添加したこと以外では、PGA 1の製造方法によってコポリマー1を製造した。測定結果は表1に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.2wt%の構成調整剤ADR4368を添加したこと以外では、PGA 1の製造方法によってコポリマー2を製造した。測定結果は表1に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180と0.2wt%の構成調整剤ADR4368を添加したこと以外では、PGA 1の製造方法によってコポリマー3を製造した。測定結果は表1に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180、0.2wt%の構成調整剤ADR4368、及び1wt%のC.I.ピグメントイエロー180を添加したこと以外では、PGA 1の製造方法によってコポリマー4を製造した。測定結果は表1に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180、0.2wt%の構成調整剤ADR4368、及び1wt%のソルベントイエロー160:1を添加したこと以外では、PGA 1の製造方法によってコポリマー5を製造した。測定結果は表1に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.08wt%の金属不活性化剤Chel-180、0.2wt%の構成調整剤ADR4368、及び10wt%のP.Y.129を添加したこと以外では、PGA 1の製造方法によってコポリマー6を製造した。測定結果は表1に示される。
Figure 2022506554000004
表1に示されるように、ADR4368とChel-180を含まないPGA1はMFR、ΔMFR、ΔYI値が高い一方、ADR4368とChel-180を加えたコポリマー1-3ではMFR、ΔMFR、ΔYI値が低減し、引張係数がやや増加したことにより、老化後の性能維持が促進されるとともに、良好な耐熱性を示している。
コポリマー3と比べると、コポリマー4-6では、黄色顔料が添加されることによって、YI値が増加し、ΔYI値が低減し、そしてメルトフローインデックスMFRと引張係数には明らかな変化がなかった。これは、コポリマーが老化後に比較的小さい色変化を有し、かつ一定の机械的特性及び耐熱性を保てることを意味し、本発明の優れた点を示している。
実施例3:コポリマー7-11
実施例1におけるポリマー2と、一つまたは複数の添加剤とを用いてPGAとコポリマー7-11を製造し、そして実施例2における方法に基づいて特性評価を行った。これらのコポリマーの組成及び性質は表2に示される。
PGA 2は、ポリマー2と、コポリマーの総重量に基づいて0.06wt%の抗酸化剤Irganox 168とを二軸スクリュー圧出機に入れ、250℃の圧出温度で粒子に造粒することによって製造した。 粒子は測定のため、120℃で4時間乾燥し、そして射出成形機を使用し、250℃の射出温度及び100℃の成形温度で帯状に成形した。測定結果は表2に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180を添加したこと以外では、PGA 2の製造方法によってコポリマー7を製造した。測定結果は表2に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.2wt%の構成調整剤ADR4368を添加したこと以外では、PGA 2の製造方法によってコポリマー8を製造した。測定結果は表2に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180と0.2wt%の構成調整剤ADR4368を添加したこと以外では、PGA 2の製造方法によってコポリマー9を製造した。測定結果は表2に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180、0.2wt%の構成調整剤ADR4368、及び1wt%のC.I.ピグメントイエロー180を添加したこと以外では、PGA 2の製造方法によってコポリマー10を製造した。測定結果は表2に示される。
コポリマーの総重量に基づき、さらに0.06wt%の金属不活性化剤Chel-180、0.2wt%の構成調整剤ADR4368、及び1wt%のソルベントイエロー160:1を添加したこと以外では、PGA 2の製造方法によってコポリマー11を製造した。測定結果は表2に示される。
Figure 2022506554000005
PGA1と比べると、PGA2では、重合触媒含有量の増加によってΔYI値が低減していることから、老化後の色の値の変化が小さいことがわかった。PGA2と比べると、コポリマー7-9では、構成調整剤ADR4368と金属不活性化剤Chel-180によってΔMFRとΔYIの低減が促進されることから、老化後のコポリマーの性能がさらによく保たれていることがわかった。コポリマー9と比べると、コポリマー10と11では、黄色顔料が添加されることによって、YI値が増加してΔYI値が低減することができ、そしてメルトフローインデックスMFRと引張係数には明らかな変化がなかったことから、黄色顔料の添加が黄色度を低減できる一方、老化後の性能に与える影響がとても小さいことがわかった。これは本発明の優れた点を反映している。
ここで、特定の実施例を参照して本発明を例示、説明してきたが、本発明は、示された詳細に限定されるものではない。本発明から逸脱しない限り、特許請求の範囲と同等の範囲内で様々な修正を詳細に行うことができる。

Claims (38)

  1. 一つ以上のC-(Ax-Byn-D繰り返し単位と着色剤とを含むコポリマーであって、
    Aは
    Figure 2022506554000006
    、またはその組み合わせであり、
    BはG-R1-Wであり、
    GとWはそれぞれ-CO-NH-、-CO-R2-CO-OH、-CO-、-(CH22NH-CO-、-CH2-CH(OH)-CH2-、及び-NHから選ばれ、
    1は脂肪族ポリマー、芳香族ポリマー、またはその組み合わせであり、
    2はアルキル基、アリール基、またはオレフィン基であり、
    xは1-1500の間にあり、
    yは1-1500の間にあり、
    nは1-10000の間にあり、
    CとDはそれぞれヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキル基、アリール基、エーテル基、アルケニル基、ハロアルキル基、及びその組み合わせから選ばれる末端基であり、かつ
    AとBは違う構造をしている、コポリマー。
  2. 前記コポリマーは、さらに、E、F、及びその組み合わせから選ばれる添加剤を含み、
    Eは一つ以上のi-R1-j単位であり、iとjはそれぞれイソシアネート基(-N=C=O)、塩化カルボニル基、オキサゾール基、オキサゾリン基、カルボン酸無水物、エポキシ基、アミノ基、及びその組み合わせから選ばれ、R1は脂肪族基、アリール基、またはその組み合わせであり、かつ、Fは抗酸化剤、金属不活性化剤、末端封止剤、核生成剤、除酸剤、熱安定剤、UV安定剤、潤滑可塑剤、架橋剤、及びその組み合わせから選ばれることを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  3. (a)溶融状態下でのグリコリドを開環重合させることで、ポリグリコライドを形成すること、及び
    (b)ポリグリコライドと着色剤を圧出し造粒することにより、コポリマーを製造こと、を含むコポリマーの製造方法であって、前記コポリマーは、一つ以上のC-(Ax-Byn-D繰り返し単位と着色剤とを含み、
    Aは
    Figure 2022506554000007
    、またはその組み合わせであり、
    BはG-R1-Wであり、
    GとWはそれぞれ-CO-NH-、-CO-R2-CO-OH、-CO-、-(CH22NH-CO-、-CH2-CH(OH)-CH2-、及び-NHから選ばれ、
    1は脂肪族ポリマー、芳香族ポリマー、またはその組み合わせであり、
    2はアルキル基、アリール基、またはオレフィン基であり、
    xは1-1,500の間にあり、
    yは1-1,500の間にあり、
    nは1-10,000の間にあり、
    CとDはそれぞれヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキル基、アリール基、エーテル基、アルケニル基、ハロアルキル基、及びその組み合わせから選ばれる末端基であり、
    AとBは違う構造をしている、コポリマーの製造方法。
  4. 前記ポリグリコライドと前記着色剤を、E、F、またはその組み合わせから選ばれる添加剤と共に圧出、造粒し、
    Eは一つ以上のi-R1-j単位、iとjはそれぞれイソシアネート基(-N=C=O)、塩化カルボニル基、オキサゾール基、オキサゾリン基、カルボン酸無水物、エポキシ基、アミノ基、及びその組み合わせから選ばれ、R1は脂肪族基、アリール基、またはその組み合わせであり、かつ
    Fは抗酸化剤、金属不活性化剤、末端封止剤、核生成剤、除酸剤、熱安定剤、UV安定剤、潤滑可塑剤、架橋剤、及びその組み合わせから選ばれることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記方法は、さらに、ポリグリコライドを圧出機に添加すること、及び着色剤と添加剤を圧出機に添加すること、を含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 工程(a)は
    (a)80-160℃で、グリコリドと開環重合触媒を120分間以下反応させることで、第1混合物を形成すること、
    (b)120-280℃で、前記第1混合物を1分間-72時間保持することで、第2混合物を形成すること、
    (c)160-280℃で、絶対圧力が5000Pa以下で、前記第2混合物を1分間-24時間保持することで、ポリグリコライドを形成すること、
    を含む三段階反応であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  7. 前記開環重合触媒は金属触媒であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記開環重合触媒は非金属触媒であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 前記開環重合触媒は、希土類元素、希土類元素酸化物、金属マグネシウム化合物、アルカリ金属キレート、金属ルテニウム、及びその組み合わせから選ばれることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  10. 前記触媒は0.01-5wt%のグリコリドであることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  11. 前記工程(a)は、さらに、グリコリドと開環重合触媒を均一に混合すること、を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  12. 前記工程(a)は反応器の中で行われることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  13. 前記工程(b)はプラグフロー反応器の中で行われることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  14. 前記プラグフロー反応器は、静止型混合器、二軸スクリュー装置、及び水平型ディスクリアクターから選ばれることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記工程(c)は脱揮反応器の中で行われることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  16. 前記工程(b)は二軸スクリュー圧出機の中で200-300℃で行われることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  17. 請求項3-16の何れか一項に記載の方法によって製造される、コポリマー。
  18. 前記コポリマーは、コポリマーの総重量に基づき、0.01-5wt%の添加剤を含むことを特徴とする、請求項2に記載のコポリマー。
  19. 前記コポリマーの重量平均分子量は10,000-1,000,000であることを特徴とする、請求項1-3、17と18の何れか一項に記載のコポリマー。
  20. 前記コポリマーの重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)は1.0-4.0であることを特徴とする、請求項1-3、17と18の何れか一項に記載のコポリマー。
  21. 前記コポリマーのメルトフローインデックス(MFR)は0.1-1000g/10minであることを特徴とする、請求項1-3、17と18の何れか一項に記載のコポリマー。
  22. 前記メルトフローインデックス(MFR)は、以下の工程を含む方法により確定される:
    (a)100-110℃で前記コポリマーを真空乾燥すること、
    (b)工程(a)により得られた乾燥コポリマーをロッドになるよう圧着すること、
    (c)220-240℃でロッドを0.5-1.5分間保持すること、
    (d)工程(c)の後に、15-45秒ごとにロッドから一つの段を切り落とすこと、及び
    (e)MFR=600W/t(g/10min)により各段のMFRを確定し、Wは各段の平均質量であり、tは各段の切断時間間隔である、
    ことを特徴とする、請求項21に記載のコポリマー。
  23. 工程(b)は、さらに、3-5gの乾燥コポリマーをバレルに装填し、ピストンをバレルに挿入することで、乾燥コポリマーをロッドになるよう圧密し、そして2-3kgの重りをピストンの最上部に置くこと、を含むことを特徴とする、請求項22に記載のコポリマー。
  24. 前記コポリマーは0.001-30.000wt%の着色剤を含むことを特徴とする、請求項1-3、17と18の何れか一項に記載のコポリマー。
  25. 前記着色剤は、無機化合物、有機化合物、またはその組み合わせであることを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  26. 前記着色剤は、顔料、染料、またはその組み合わせであってもいいことを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  27. 前記顔料は、無機顔料、フタロシアニン顔料、複素環式及びアントラセン顔料、オキソニウムレーキ顔料、トリアリールメタン顔料、トリアリールメタンレーキ顔料、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、イミン顔料、メチルイミン金属錯体顔料、蛍光顔料、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、ベンズイミダゾロン顔料、ビスアセチルアセトアセチルアミン顔料、イソポルフィリン顔料、キノキサリンジオン顔料、ジアミン顔料、キノンピリミジン顔料、酸化チタン、チタン塩、酸化鉄、鉄塩、酸化モリブデン、モリブデン塩、及びその組み合わせから選ばれることを特徴とする、請求項26に記載のコポリマー。
  28. 前記染料は、酸性染料、アゾ染料、カチオン染料、直接染料、分散染料、反応性染料、硫化染料、建染染料、溶剤染料、及びその組み合わせから選ばれることを特徴とする、請求項26に記載のコポリマー。
  29. 前記着色剤は黄色着色剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  30. 前記黄色着色剤は、P.Y.129、C.I.ピグメントイエロー7、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー174、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー198、C.I.ピグメントイエロー213、C.I.ピグメントイエロー214、C.I.ピグメントイエロー217、ソルベントイエロー33、ソルベントイエロー43、ソルベントイエロー44、ソルベントイエロー85、ソルベントイエロー98、ソルベントイエロー104、ソルベントイエロー116、ソルベントイエロー131、ソルベントイエロー135、ソルベントイエロー145、ソルベントイエロー160:1、ソルベントイエロー172、C.I.クマリン6、P.Y.129、及びベーシックイエローから選ばれることを特徴とする、請求項29に記載のコポリマー。
  31. 前記着色剤は、さらに、赤色着色剤、緑色着色剤、オレンジ色着色剤、またはその組み合わせを含むことを特徴とする、請求項29に記載のコポリマー。
  32. コポリマーの圧縮成形及び結晶化によって得られたシートを用いて測定する場合、前記コポリマーの黄色度(YI)は40-90であることを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  33. 140-160℃で70-75時間貯蔵した後、前記コポリマーの黄色度変化率は、未満であることを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  34. 前記コポリマーは、コポリマーに対し1%以下の金属不活性化剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  35. 前記金属不活性化剤は、シュウ酸エステル誘導体、アントラキノン化合物、サリチル酸誘導体、ベンゾトリアゾール化合物、及びアントラキノン化合物から選ばれることを特徴とする、請求項2または34に記載のコポリマー。
  36. ポリグリコライドコポリマーの黄色度変化率を低減する方法であって、ポリグリコライドコポリマーに有効量の黄色着色剤を添加することを含む、方法。
  37. 前記コポリマーの黄色度変化率は、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または95%低減することを特徴とする、請求項35に記載の方法。
  38. 前記ポリグリコライドコポリマーは、請求項1に記載のコポリマーであることを特徴とする、請求項35に記載の方法。
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