JP2022502420A - 局所使用のための消毒組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ココイルグルタミン酸とアルキルポリグリコシドとに基づく界面活性剤混合物(M)、少なくとも1種の増粘剤及び/又はゲル化剤、並びに少なくとも1種の消毒剤を含有する、局所使用のための消毒組成物(CD)に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、局所使用のための、好ましくは手、粘膜、及び損傷した皮膚の部分の衛生消毒及び消毒洗浄のための組成物に関する。
本発明は、ヒト及び動物用の化粧品、皮膚化粧品、皮膚医薬品、及び医薬品の分野で有用である。
手の消毒、手の汚れの除去、より一般的には皮膚の消毒の目的は、微生物やウイルスへの感染を防ぐこと、又は体の脅威になる領域及び/若しくは損傷を受けた領域、又はより敏感な領域へのそれらの望まれない侵入を抑制することである。手及び皮膚の敏感な部分の衛生消毒及び消毒洗浄のための組成物は、有効性の要件を満たさなければならず、そのいくつかは規格によって規定されている。汚染された後の手を処理するための様々な方法が可能である。
手の消毒洗浄及び衛生消毒用の局所使用のための組成物は、短時間(例えば30秒間又は1分間)作用させた後に有効でなければならない。毒物学的理由から、適切な有効性に加えて、ヒトの皮膚との適合性も特に必要とされる。
消毒剤を含む市販の手洗い組成物は、通常、アルコール及び/又は界面活性剤を含有する液体石鹸、並びに他の殺生物剤が添加されたそのまま使用可能な洗浄ローションである。
公知の組成物には、殺生物剤として、例えば短鎖アルコール及び賦形剤、皮膚の適合性及び受容性を改善するための再グリース剤、保湿剤、及び香料が含まれる。
有効性を高め、且つ手の微生物数の更なる増加を回避することを目的とした残留効果を得るために、公知の組成物は、しばしばビグアニド(例えばクロルヘキシジン)、四級アンモニウム化合物(例えば塩化ベンザルコニウム)、フェノール誘導体(例えばオルトフェニルフェノール)、又はカルボン酸などの追加の薬剤も含有する。
有効性を高め、且つ処理される皮膚の部分の微生物数の更なる増加を回避することを目的とした残留効果を得るために、消毒剤を含有する泡沫と処理される表面との間の接触時間をより長くすることができるように、安定性が高く粘性を有する少なくとも1種の消毒剤を含有する泡沫を利用可能にすることが可能である。
更に、局所使用のための起泡消毒製剤のための処方は、消毒される体の部分に塗布された際の迅速な泡形成を必要とする。実際、消費者の心の中では、迅速な泡の形成は、塗布と消毒の有効性の証拠の1つとなる。泡の形成速度(又は膨張時間)、この泡の体積、その安定性、及びそれが与える心地よい感覚は、これらの配合物の商業的成功を期待して考慮に入れるべき重要なパラメータである。
局所使用のための起泡消毒製剤は、その性質がカチオン性、アニオン性、両性、又は非イオン性であるか否かにかかわらず、起泡性界面活性剤を含有する。これらの界面活性剤は、水溶性の親水性部分(又は極性の頭部)と、油脂と親和性を有する親油性部分(疎水性の尾部)とからなるため、両親媒性であるとされている。この両親媒性構造のため、洗浄操作によって脂肪を含む汚れの溶解とその除去の両方を行うことができる。
アニオン性界面活性剤は、歴史的に、局所使用のための起泡製剤を調製するために使用されてきた界面活性剤である。硫酸塩系のアニオン性界面活性剤は、それらの優れた起泡特性のため頻繁に使用される界面活性剤の分類を構成する。通気性のある泡を生成するためのこれらの界面活性剤は、その感触が消費者によって不快であると判断されない。しかしながら、これらの界面活性剤は、水の硬度の程度及び脂肪を含む汚れの存在の影響を受けやすいという欠点を有しており、その結果、これらの配合物によって最初に生成される泡の量が減少することになるが、特にこの泡の量の経時的な安定性が減少することになる。
洗浄の分野の当業者は、泡の安定性を改善するために、泡を形成する気泡の剛性を増加させる効果を有する1種以上の添加剤と起泡性界面活性剤とを組み合わせられることを認識している。
しかしながら、泡安定化添加剤は、多くの場合生分解性が不十分であり、毒性を有することもあるため、新しい環境要件や規制条項に準拠しておらず、皮膚への塗布にも適合しない。
出願人は、ココイルグルタミン酸のナトリウム塩、及びC12〜C16アルキルポリグルコシドの混合物、及び/又はアルキル鎖が4〜7個の炭素原子を有するアルキルポリグルコシドに基づく組成物が、消毒剤の添加後に生成される泡を安定にできないことを観察した。
そのため、先行技術の起泡組成物の欠点を克服することを可能にする、すなわち特に局所使用のための消毒泡沫を調製することを可能にし、効果的なアプローチで、手、粘膜、及び損傷した皮膚の部分の衛生消毒及び消毒洗浄のためにそのような組成物を使用することを可能にする起泡組成物を得ることが真に必要とされている。
本発明の解決手段は、その質量100%当たり、
a)− 35質量%〜99.3質量%の水、好ましくは37質量%〜98.7質量%、更に優先的には40質量%〜97.6質量%の水;
b)− 0.5質量%〜40質量%、好ましくは1質量%〜40質量%、更に優先的には2質量%〜40質量%の少なくとも1種の消毒剤;
c)− 0.1質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜8質量%、更に優先的には0.2質量%〜8質量%の少なくとも1種のゲル化剤及び/又は増粘剤(AG);
d)− 0.1質量%〜15質量%、好ましくは0.2質量%〜15質量%、更に優先的には0.2質量%〜12質量%の混合物(M);
を含有する局所使用のための消毒組成物(C)であって、
d)− 混合物(M)が、その質量100%当たり、
(i)− 50質量%〜99質量%、好ましくは55質量%〜99質量%、更に優先的には57%〜99質量%の組成物(C);
(ii)− 1質量%〜50質量%、好ましくは1質量%〜45質量%、更に優先的には1質量%〜43質量%の組成物(C);
を含有し、
(i)− 組成物(C)が、その質量100%当たり、
(α)− 65質量%〜90質量%、好ましくは65質量%〜85質量%、より優先的には65質量%〜80質量%の、部分的に又は完全に塩にされた酸の形態の少なくとも1種の式(I)の化合物:
−C(=O)−NH−CH(COOH)−(CH−COOH (I)
(式中、基R−C(=O)−は、8〜18個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和のアシルラジカルを表す);
(β)− 10質量%〜35質量%、好ましくは15質量%〜35質量%、より優先的には20質量%〜35質量%の、部分的に又は完全に塩にされた酸の形態の少なくとも1種の式(II)の化合物:
−C(=O)−OH (II)
(式中、基Rは式(I)で定義した通りである);
を含有し、
(ii)− 組成物(C)が、その質量100%当たり、
(γ)− 14質量%〜80質量%の、式(III):
−O−(G−H (III)
(式中、Rは12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを表し、Gは還元糖残基を表し、pは1.05以上5以下の10進数を表す)
によって表される組成物(C)又は組成物(C)の混合物;
(δ)− 20%〜80%の、式(V):
−O−(G−H (V)
(式中、Rはn−ブチル(n−C−)、n−ペンチル(n−C11−)、n−ヘキシル(n−C13−)、及びn−ヘプチル(n−C15−)ラジカルから選択される直鎖脂肪族ラジカルを表し、Gは還元糖残基を表し、qは1.05以上5以下の10進数を表す)
によって表される組成物(C)又は組成物(C)の混合物;
を含有する、局所使用のための消毒組成物(C)である。
本発明による組成物は、好ましくは起泡形態であることに留意すべきである。
本発明との関係において、「部分的に又は完全に塩にされた酸の形態の式(I)又は(II)の化合物」という用語は、前記式(I)又は(II)の化合物のいずれかの中に存在するカルボキシル官能基のうちの1つ、複数、又は全てが酸形態(−COOH)又は塩の形態(−COO)のいずれかであることを意味する。後者の場合、Mは以下から選択される一価カチオンを表す:
・アンモニウムカチオン、
・アルカリ金属の一価カチオン、例えばナトリウム(Na)、カリウム(K)、又はリチウム(Li)カチオン、
・(ヒドロキシアルキル)アンモニウム、ビス(ヒドロキシアルキル)アンモニウム、又はトリス(ヒドロキシアルキル)アンモニウムカチオン(これらの中のヒドロキシアルキルラジカルは1〜4個の炭素原子を含む)、例えば2−ヒドロキシエタンアンモニウム、2−ヒドロキシプロパンアンモニウム、ビス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム、及びトリス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムカチオン、
・(アルキルオキシアルキル)アンモニウム、ビス(アルキルオキシアルキル)アンモニウム、又はトリス(アルキルオキシアルキル)アンモニウムカチオン(これらの中のアルキルオキシアルキルラジカルは2〜6個の炭素原子を含む)、例えば2−エトキシエタンアンモニウムカチオン、
・(ヒドロキシアルキルアミノアルキル)アンモニウム、ビス(ヒドロキシアルキルアミノアルキル)アンモニウム、又はトリス(ヒドロキシアルキルアミノアルキル)アンモニウムカチオン(これらの中のヒドロキシアルキルアミノアルキルラジカルは2〜6個の炭素原子を含む)、例えば2−ヒドロキシエチルアミノメタンアンモニウムカチオン及び2−ヒドロキシエチルアミノエタンアンモニウムカチオン。
場合に応じて、本発明による消毒組成物(C)は以下の特徴のうちの1つ以上を有し得る:
・ゲル化剤及び/又は増粘剤(AG)は、単糖誘導体、単糖のみからなる多糖、セルロース及びセルロース誘導体、デンプン、並びに直鎖又は分岐又は架橋の高分子電解質からなる多糖から選択される;
・組成物(C)は、式(III)、(III)、(III)、(III)、及び(III)によって表される化合物:
−O−(G−H (III)、
−O−(G−H (III)、
−O−(G−H (III)、
−O−(G−H (III)、
−O−(G−H (III)、
の、合計a+a+a+a+aが1に等しく、且つ合計a+2a+3a+4a+5aがpに等しくなるようなそれぞれのモル割合a、a、a、a、及びaでの混合物からなる;
・組成物(C)は、式(V)、(V)、(V)、(V)、及び(V)によって表される化合物:
−O−(G−H (V)、
−O−(G−H (V)、
−O−(G−H (V)、
−O−(G−H (V)、
−O−(G−H (V)、
の、合計a’+a’+a’+a’+a’が1に等しく、且つ合計a’+2a’+3a’+4a’+5a’がqに等しくなるようなそれぞれのモル割合a’、a’、a’、a’、及びa’での混合物からなる;
・組成物(C)は、式(IV):
−OH (IV)
(式中、Rは式(III)について定義した通りである)の少なくとも1種のアルコールを0質量%〜3質量%含有する、及び/又は式(VI):
−OH (VI)
(式中、Rは式(V)について定義した通りである)の少なくとも1種のアルコールを0質量%〜3質量%含有する;
・上で定義した混合物(M)の式(III)において、G及びGは、同じであっても異なっていてもよく、互いに独立して、還元糖残基、グルコース、デキストロース、スクロース、フルクトース、イドース、グロース、ガラクトース、マルトース、イソマルトース、マルトトリオース、ラクトース、セロビオース、マンノース、リボース、キシロース、アラビノース、リキソース、アロース、アルトロース、デキストラン、及びタロースを表す;
・式(I)及び式(II)の化合物は、ナトリウム塩又はカリウム塩の形態で部分的に又は完全に塩の形態である;
・混合物(M)は、その質量100%当たり、55質量%〜99質量%の前記組成物(C)と1質量%〜45質量%の前記組成物(C)を含有し、より具体的には、57質量%〜99質量%の前記組成物(C)と1質量%〜43質量%の前記組成物(C)を含有する;
・組成物(C)は、その質量100%当たり、65質量%〜90質量%の1種以上の式(I)の化合物と10質量%〜35質量%の1種以上の式(II)の化合物を含有し、より好ましくは、65質量%〜85質量%の1種以上の式(I)の化合物と15質量%〜35質量%の1種以上の式(II)の化合物を含有する;
・式(I)及び(II)において、基R−C(=O)−は、オクタノイル、デカノイル、ドデカノイル、テトラデカノイル、ヘキサデカノイル、オクタデカノイル、9−オクタデセノイル、9,12−オクタデカジエノイル、及び9,12,15−オクタデカトリエノイルラジカルから選択されるアシルラジカルを表す;
・組成物(C)は、その質量100%当たり、
(γ)− 14%以上70%未満の前記組成物(C)の質量割合、
(δ)− 0%以上3%以下の前記式(IV)のアルコールの質量割合、
(ε)− 30%以上80%以下の前記組成物(C)の質量割合、及び
(η)− 0%以上3%以下の前記式(VI)のアルコールの質量割合を含む;
・組成物(C)は、その質量100%当たり、14%以上65%以下の前記組成物(C)の質量割合、0%以上3%以下の前記式(IV)のアルコールの質量割合、35%以上80%以下の前記組成物(C)の質量割合、及び0%以上3%以下の前記式(VI)のアルコールの質量割合を含む;
・式(III)において、Gは、グルコース、キシロース、及びアラビノース残基から選択される還元糖残基を表す;
・式(III)において、pは、1.05以上2.5以下、好ましくは1.05以上2.0以下、更に優先的には1.25以上2.0以下の10進数を表す;
・式(III)及び(IV)において、Rは、n−ドデシル(n−C1225−)、n−テトラデシル(n−C1429−)、及びn−ヘキサデシル(n−C1632−)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表す;
・式(V)において、Gは、グルコース、キシロース、及びアラビノース残基から選択される還元糖残基を表す;
・式(V)において、qは、1.05以上2.5以下、好ましくは1.05以上2.0以下、更に優先的には1.25以上2.0以下の10進数を表す;
・式(V)及び(VI)において、Rは、n−ヘキシル(n−C13)及びn−ヘプチル(n−C15)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表し、好ましくは、式(V)及び(VI)において、Rはヘプチル(n−C15−)ラジカルを表し、別の優先的な実施形態によれば、式(V)及び(VI)において、Rはn−ヘキシル(n−C13−)ラジカルを表す;
・組成物(C)は、組成物(C)と組成物(C)との混合物を含み、前記混合物は、その質量100%当たり:
(γ)− 13.6質量%〜44.4質量%の、式(III)で表され、式中のRが(n−C1225)ラジカルを表す組成物(C)、
(γ)− 5質量%〜16.25質量%の、式(III)で表され、式中のRがn−テトラデシル(n−C1429)ラジカルを表す組成物(C)、
(γ)− 1.4質量%〜4.55質量%の、式(III)で表され、式中のRがn−ヘキサデシル(n−C1632)ラジカルを表す組成物(C)、
(ε)− 35質量%〜80質量%の、式(V)で表され、式中のRがn−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表す組成物(C)、
を含有する;
・前記組成物(C)は、組成物(C)と組成物(C)との混合物を含み、前記混合物は、その質量100%当たり:
(γ)− 13.6質量%〜44.4質量%、より具体的には17質量%〜44.4質量%の、式(III)で表され式中のRがn−ドデシル(n−C1225)ラジカルを表す組成物(C)、
(γ)− 5質量%〜16.25質量%、より具体的には6.25質量%〜16.25質量%の、式(III)で表され式中のRがn−テトラデシル(n−C1429)ラジカルを表す組成物(C)、
(γ)− 1.4質量%〜4.55質量%、より具体的には1.75質量%〜4.55質量%の、式(III)で表され式中のRがn−ヘキサデシル(n−C1632)ラジカルを表す組成物(C)、
(ε)− 35質量%〜80質量%、より具体的には35質量%〜75質量%の、式(V)で表され式中のRがn−ヘキシル(n−C13)ラジカルを表す組成物(C)、
を含有する;
・式(III)において、Gは、グルコース、キシロース、及びアラビノース残基から選択される還元糖残基を表し、pは、1.05以上2.5以下、より具体的には1.05以上2.0以下、更に具体的には1.25以上2.0以下の10進数を表し、Rは、n−ドデシル(n−C1225)、n−テトラデシル(n−C1429)、及びn−ヘキサデシル(n−C1632)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表す;
・式(III)において、Gはグルコース残基を表し、pは1.05以上2.5以下の10進数を表し、Rは、n−ドデシル(n−C1225)、n−テトラデシル(n−C1429)、及びn−ヘキサデシル(n−C1632)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表す;
・式(III)において、Gはキシロース残基を表し、pは1.05以上2.5以下の10進数を表し、Rは、n−ドデシル(n−C1225)ラジカル、n−テトラデシル(n−C1429)ラジカル、及びn−ヘキサデシル(n−C1632)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表す;
・式(V)において、Gは、グルコース、キシロース、及びアラビノース残基から選択される還元糖残基を表し、qは、1.05以上2.5以下、より具体的には1.05以上2.0以下、更に具体的には1.25以上2.0以下の10進数を表し、Rは、n−ヘキシル(n−C13)ラジカル及びn−ヘプチル(n−C15)ラジカルから選択される脂肪族アルキルラジカルを表す;
・式(V)において、Gはグルコース残基を表し、qは1.05以上2.5以下の10進数を表し、Rは、n−ヘキシル(n−C13)及びn−ヘプチル(n−C15)ラジカルから選択される脂肪族アルキルラジカルを表す;
・式(V)において、Gはグルコース残基を表し、qは1.05以上2.5以下の10進数を表し、Rはn−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表す;
・式(V)において、Gはキシロース残基を表し、qは1.05以上2.5以下の10進数を表し、Rは、n−ヘキシル(n−C13)及びn−ヘプチル(n−C15)ラジカルから選択される脂肪族アルキルラジカルを表す;
・式(V)において、Gはキシロース残基を表し、qは1.05以上2.5以下の10進数を表し、Rはn−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表す;
・質量比:
Δ=式(I)の化合物の質量/[組成物(C)の質量+組成物(C)の質量]が、20/80以上65/35以下、好ましくは25/75以上65/35以下である;
・質量比:
Δ=組成物(C)の質量/組成物(C)の質量が、20/80以上70/30以下、好ましくは20/80以上65/35以下、更に優先的には25/75以上65/35以下である;
・少なくとも1種のゲル化剤及び/又は増粘剤(AG)は、キサンタンガム(G)、アカシアガム分泌液(G)、キサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との質量比が1/3以上3/1以下であるキサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との混合物から選択される;
・少なくとも1種の消毒剤は、ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム;1−(2−エチルヘキシル)グリセロール;過酸化水素;過酸化水素と重炭酸ナトリウムの混合物、過酸化水素と尿素の混合物、過酸化水素と過酢酸の混合物、及び過酸化水素と鉄の混合物(フェントン試薬)などの活性化過酸化物;ヒドロペルオキシカーボネート;過酢酸;次亜塩素酸ナトリウムから選択される;
・消毒用組成物(C)は、その質量100%当たり:
a)− 35%〜99.3%の水、
b)− 0.5質量%〜40質量%の、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、1−(2−エチルヘキシル)グリセロールからなる群から選択される少なくとも1種の消毒剤、
c)− 0.1質量%〜10質量%の、キサンタンガム(G)、アカシアガム分泌液(G)、キサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との質量比が1/3以上3/1以下であるキサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との混合物からなる群の要素から選択される少なくとも1種のゲル化剤及び/又は増粘剤(AG)、
d)− 0.1質量%〜15質量%の前記混合物(M)、
を含有し;
− 式(I)の化合物は、N−ココイルグルタミン酸一ナトリウム、N−ココイルグルタミン酸一カリウム、N−ココイルグルタミン酸二ナトリウム、及びN−ココイルグルタミン酸二カリウムから選択され、
− 式(II)の化合物は、ヤシ脂肪酸ナトリウム及びヤシ脂肪酸カリウムから選択され、
− 式(III)において、Rは12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを表し、Gはグルコース又はキシロース残基を表し、pは1.05以上2.5以下の10進数を表し、
− 式(IV)において、Rは、12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを表し、
− 式(V)において、Rはn−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表し、Gはグルコース又はキシロース残基を表し、qは1.05以上2以下の10進数を表し、
− 式(VI)において、Rはn−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表す。
用語「還元糖残基」は、参照文献:「Biochemistry,Daniel Voet/Judith G.Voet,p.250,John Wyley&Sons,1990.」で定義されているように、上で定義した式(III)及び(V)の定義の残基(G)及び(G)において、アノマー炭素とアセタール基の酸素との間に形成されるグリコシド結合がない糖誘導体の残基を意味する。
オリゴマー構造(G及び(Gは、これが光学異性、幾何異性又は位置異性であるかどうかに関わらず、任意の異性体形態であり得る。これは、異性体の混合物であり得る。
上で定義された式(III)において、基Rは、アセタール官能基を形成するように、糖残基のアノマー炭素を介してGに結合している。同様に、上で定義した式(V)において、基Rは、アセタール官能基を形成するように、糖残基のアノマー炭素を介してGに結合している。
用語「12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカル」は、特に式(III)及び(IV)中のRについて:
− n−ドデシル(n−C1225−)、n−テトラデシル(n−C1429−)及びn−ヘキサデシル(n−C1632−)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカル、
− 式(1):
(CH)(CH)CH−(CH−CH−OH (1)
(式中、rは、8〜16の整数であり、例えばイソドデシル、イソトリデシル、イソテトラデシル、イソペンタデシル又はイソヘキサデシルラジカルを表す)
のイソアルカノールから誘導された分岐アルキルラジカル、
− 式(2):
CH(C2s+1)(C2t+1)−CH−OH (2)
(式中、tは、2〜12の整数であり、sは、2〜14の整数であり、合計s+tは、10以上且つ14以下であり、例えば2−エチルデシル、2−ブチルオクチル、2−エチルドデシル、2−ブチルデシル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル又は2−ブチルドデシルラジカルである)
のゲルベアルコールから誘導された分岐アルキルラジカル
を意味する。
上述した式(I)の化合物は、通常、対応するアミノ酸又はその塩のN−アシル化によって得られる。これは、例えば、番号国際公開第98/09611号パンフレットで公開された国際特許出願に記載されている。これは、アミノ酸又はアミノ酸混合物に対しても同様に行われる。アシル化剤は、通常、式:
−C(=O)−OH
のカルボン酸の活性化された誘導体からなり、式中、Rは、この酸の対称無水物、この酸のメチルエステル又は酸ハロゲン化物(酸塩化物又は酸臭化物等)などの上で定義した通りのものである。これは、ココナッツ核油、ココナッツ油、パーム核油、パーム油、ダイズ油、ナタネ油、コーン油、牛脂、鯨蝋又はニシン油などの動物又は植物起源の天然油脂から得られるカルボン酸の活性化された誘導体の混合物から構成され得る。
別の特定の態様によれば、本発明は、前記組成物(C)が界面活性剤混合物(M)の中に含まれることを特徴とする本発明による消毒組成物(C)に関し、前記組成物(C)は、少なくとも、
・部分的に又は完全に塩にされた酸の形態の酸の式(VII)の化合物:
NH−CH(COOH)−(CH−COOH (VII)
を、100mol%当たり、40mol%〜60mol%のドデカノイルクロリド、10mol%〜20%のテトラデカノイルクロリド、5mol%〜15mol%のデカノイルクロリド、及び5mol%〜15mol%のオクタノイルクロリドと、任意選択的な最大100mol%のヘキサデカノイルクロリド及び/又はオクタデカノイルクロリド及び/又は9−オクタデセノイルクロリド及び/又はオクタデカ−9,12−ジエノイルクロリドを含有する酸塩化物の混合物を用いてアシル化する工程A);
含む方法によって得られる。
より具体的な態様によれば、使用される酸塩化物の混合物は、100mol%当たり11mol%のオクタノイルクロリド、9.5mol%のデカノイルクロリド、51mol%のドデカノイルクロリド、15.5mol%のテトラデカノイルクロリド、6.5mol%のヘキサデカノイルクロリド、2mol%のオクタデカノイルクロリド、3mol%の9−オクタデセノイルクロリド及び1.5mol%のオクタデカ−9,12−ジエノイルクロリドを含む。
別の特定の態様によれば、本発明の主題は、界面活性剤混合物(M)に含まれる組成物(C)中の式(I)化合物が、N−ココイルグルタミン酸一ナトリウム、N−ココイルグルタミン酸一カリウム、N−ココイルココイルグルタミン酸二ナトリウム、及びN−ココイルココイルグルタミン酸二カリウムから選択されることを特徴とする、上で定義した局所使用のための組成物(C)である。
更に具体的な態様によれば、本発明の主題は、組成物(C)が、
− 1〜5モル当量、より具体的には2〜4モル当量、更に具体的には3〜4モル当量のアルコールの混合物であって、100mol%当たり:
− 40mol%〜90mol%、より具体的には65mol%〜90mol%、更に具体的には75mol%〜90mol%の1−ドデカノール、
− 9mol%〜40mol%、より具体的には9mol%〜20mol%、更に具体的には9mol%〜20mol%の1−テトラデカノール、及び
− 1mol%〜20mol%、より具体的には1mol%〜15mol%、更に具体的には1mol%〜5mol%の1−ヘキサデカノール
を含むアルコール混合物を、
− 1モル等量の、式(VII):
HO−(G)−H (VII)
(式中、Gは、グルコース、キシロース及びアラビノース残基から選択される還元糖残基を表す)
の還元糖を用いてグリコシル化する少なくとも1つの工程A’)を含む方法を行うことによって得られることを特徴とする、上で定義するような局所使用のための前記組成物(C)である。
別の特定の態様によれば、本発明の主題は、組成物(C)が、
− 1〜4モル当量、より具体的には1〜3モル当量、更に具体的には2〜3モル当量の式(VI)の少なくとも1種のアルコールを、1モル等量の、式(VIII):
HO−(G)−H (VIII)
(式中、Gは、グルコース、キシロース及びアラビノース残基から選択される還元糖残基を表す)
の還元糖を用いてグリコシル化する少なくとも1つの工程A’を含む方法を行うことによって得られることを特徴とする、上で定義するような局所使用のための前記組成物(C)である。
別の特定の態様によれば、本発明の主題は、組成物(C)が、通常、酸性触媒系の存在下、所定の温度及び部分真空条件下において、還元糖(G)1モル当量を、上述した1−ドデカノールと、1−テトラデカノールと、1−ヘキサデカノールとの混合物1〜5モル当量と接触させることによる、機械撹拌を用いて行われるグリコシル化の少なくとも1つの工程A’を含む方法を行うことによって得られることを特徴とする、上で定義するような局所使用のための前記組成物(C)である。
同様に、上で定義した組成物(C)の調製方法の工程A’は、通常、酸性触媒系の存在下、所定の温度及び部分真空条件下において、還元糖(G)1モル当量を式(V)の少なくとも1種のアルコール1〜4モル当量と接触させることにより、機械撹拌を用いて行われる。
そのような温度及び部分真空条件は、例えば、70℃〜130℃の温度の値及び300mbar(3×10Pa)〜20mbar(2×10Pa)の部分真空である。グリコシル化の工程A’及び工程A’の実施により、それぞれ組成物(C)、すなわち上で定義した式(III)、(III)、(III)、(III)及び(III)で表される化合物と、任意選択的に過剰の式(IV)のアルコール又は式(IV)のアルコール混合物並びに組成物(C)、すなわち上で定義した式(V)、(V)、(V)、(V)及び(V)で表される化合物と、任意選択的に過剰の式(VI)のアルコールとの混合物を形成することができる。
必要に応じて又は所望に応じて、上で定義した組成物(C)及び(C)をそれぞれ調製する方法の工程A’又は工程A’後、工程A’)又は工程A’中に反応しなかった式(IV)のアルコール、式(IV)のアルコール混合物及び式(VI)のアルコールであるそれぞれのアルコールを除去する工程B’又は工程B’をそれぞれ続け得る。
そのような調製方法は、必要に応じて又は所望に応じて、中和、濾過及び脱色操作によって完了され得る。
用語「酸性触媒系」は、上で定義した方法の工程A’及び工程A’において硫酸、塩酸、リン酸、硝酸、メタンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、次亜リン酸、次亜硝酸、ポリリン酸又はイオン交換樹脂などの強酸を意味する。
上述した方法の工程B’)又は工程B’1)中、例えば薄膜蒸留、分子蒸留又は溶媒抽出などの蒸留による当業者に公知の方法により、それぞれ式(IV)のアルコール、又は式(IV)のアルコール混合物、又は式(V)のアルコールが除去される。
本発明に関連して、用語「本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中の増粘剤」は、その中に配合される媒体の粘度を増加させる化合物又は化学組成物を意味する。
本発明に関連して、用語「本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中のゲル化剤」は、液体媒体を、液体内に三次元網目構造を形成することによって流動しない構造化状態に変換する化合物又は化学組成物を意味する。ゲルは、液体状態と固体状態との間の中間状態であるとみなされる。
本発明に関連して、用語「多糖」は、糖ポリマーを意味する。糖のIUPAC定義は、単糖、単糖自体の化合物、並びにカルボニル基の還元により、又は1つ以上のヒドロキシル官能基の酸化により、又は1つ以上のヒドロキシル官能基を水素原子、アミン基、リン酸塩官能基又は硫酸塩官能基で置換することにより得られるそれらの誘導体を示す。産業用、食品、化粧品又は医薬組成物を調製するために最も一般的に使用される多糖は、主に、グルコース、ガラクトース、マンノースなどの多糖、又は末端炭素のヒドロキシル官能基がカルボキシル官能基に酸化された単糖誘導体からなる。多糖の中でも、単糖(又はポリ−単糖)のみからなる多糖と、単糖誘導体からなる多糖との2つの異なる群を区別することができる。
特定の態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、単糖(又はポリ−単糖)のみからなる多糖から選択される。
単糖のみからなる多糖の中でも、天然に非常に豊富なグルコースのホモポリマーであるグルカンと、β−1,4で互いに連結されており、それにD−ガラクトース単位がα−1,6結合によって横方向にグラフトされている、主鎖がD−マンノース単位からなるポリマーであるグルコマンノグリカン、キシログリカン及びガラクトマンナンとを区別することができる。ガラクトマンナンは、いくつかの植物種、より具体的にはマメ科種に存在し、その中において、これらは、種子の胚乳を構成する。それらの植物の起源に応じて、ガラクトマンナンのD−マンノース主鎖上のD−ガラクトース単位の置換度(DS)は、0〜1の範囲である:
− カシアガム由来のガラクトマンナンは、約1/5の置換度(DS)を有し、これは、多糖の主鎖上に存在する5つのD−マンノース単位毎に1つのD−ガラクトース単位の横方向のグラフトを意味する;
− ローカストビーンガム由来のガラクトマンナンは、約1/4の置換度(DS)を有し、これは、多糖の主鎖上に存在する4つのD−マンノース単位毎に1つのD−ガラクトース単位の横方向のグラフトを意味する;
− タラガム由来のガラクトマンナンは、約1/3の置換度(DS)を有し、これは、多糖の主鎖上に存在する3つのD−マンノース単位毎に1つのD−ガラクトース単位の横方向のグラフトを意味する;
− グアーガム由来のガラクトマンナンは、約1/2の置換度(DS)を有し、これは、多糖の主鎖上に存在する2つのD−マンノース単位毎に1つのD−ガラクトース単位の横方向のグラフトを意味する;
− フェヌグリークガム由来のガラクトマンナンは、約1/1の置換度(DS)を有し、これは、多糖の主鎖上に存在する事実上全てのD−マンノース単位への1つのD−ガラクトース単位の横方向のグラフトを意味する。
より具体的な態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、タラガム由来のガラクトマンナン、グアーガム由来のガラクトマンナン及びローカストビーンガム由来のガラクトマンナンからなる群に含まれる単糖(又はポリ単糖)のみからなる多糖から選択される。
別の特定の態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、単糖誘導体からなる多糖から選択される。単糖誘導体からなる多糖の中でも、以下を区別することができる:
− 特にカラギーナン及び寒天などの藻類の多糖に代表される、ペンダント硫酸エステル基を有し得るガラクトースのポリマーである硫酸化ガラクタン、
− アルギン及びペクチンなどのウロン酸のポリマーであるウロナン、
− 単糖とウロン酸とのヘテロポリマー:多くの場合、複雑な組成であるこれらのポリマーは、特に樹液の浸出液(例えば、アラビアガム浸出液及びカラヤガム浸出液)中でみられるが、これらは、例えば、キサンタンガム及びジェランガムなど、微生物によっても産生される;
− そのC−2ヒドロキシルをアミンで置換することによって誘導されるグルコースから形成される多糖であるグルコサミノグリカン(2−アミノ−2−デオキシ−D−グルコース又はより簡潔にグルコサミンと呼ばれる)。アミン官能基は、アセチル化され得る。この分類の親水コロイドの中でも、グルコサミン単位のみから形成されるキトサン及び繰り返し単位がグルコサミンとグルクロン酸との二量体であるヒアルロナンが挙げられる。
キサンタンガム(G)は、最近の数十年において産業界で最も広く用いられる微生物多糖になっている。キサンタンは、キサントモナス(Xanthomonas)属の細菌によって合成される多糖であり、商業的にはX.カンペストリス(X.campestris)種のみが使用される。(G)の主鎖は、セルロースの主鎖と同一である。すなわち、これは、1位及び4位の炭素を介して互いに結合しているβ−D−グルコース単位から形成されている。規則的な交互の形式での主鎖中において2つのグルコース単位毎に1つの分岐トリホロシドが存在し、各分岐は、2つのマンノースからなるトリホロシドと、以下の種類のグルクロン酸とからなる:β−D−Manp−(1→4)−β−D−GlcAp−(1→2)−α−D−Manp−(1→3)(I.Capron et al.,“About the native and renaturated conformation of xanthan exopolysaccharide”.1997)。キサンタンガム(G)は、ナトリウム塩、カリウム塩又はカルシウム塩の形態で入手可能である。
アカシアガムは、主鎖が1位及び3位の炭素を介して互いに結合したβ−D−ガラクトース単位からなる複雑な分岐多糖である。主鎖に分岐した鎖は、1位及び6位の炭素を介して互いに結合したβ−D−ガラクトース単位からなり、α−アラビノース単位及びまたより少ない程度のβ−グルコロノシル単位を有する。主鎖及びペンダント鎖の両方は、α−L−アラビノシル、α−L−ラムノピラノシル、β−D−グルクロノピラノシル及び4−O−メチル−β−D−グルクロノピラノシル単位を含有する。
より具体的な態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、カラギーナン、寒天、アルギン、ペクチン、アラビアガム浸出液、カラヤガム浸出液、キサンタンガム、ジェランガム、キトサン及びヒアルロナン並びに/又はこれらの混合物からなる群の要素から選択される単糖誘導体からなる多糖である。
別のより具体的な態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、アカシアガム分泌液、カラヤゴム分泌液、キサンタンガム、及び/又はこれらの混合物からなる群の要素から選択される単糖誘導体からなる多糖である。
更に具体的な態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、アカシアガム分泌液(G)、キサンタンガム(G)、キサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との質量比が1/3以上3/1以下で使用されるキサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との混合物(特にSEPPIC社からSolagumTMAXのブランド名で販売されているもの)からなる群の要素から選択される単糖誘導体からなる多糖である。
特定の一態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、セルロース及びセルロース誘導体から選択される。
本発明に関連して、用語「セルロース」は、平均分子質量が少なくとも10000g.mol−1、より具体的には少なくとも15000g.mol−1、より具体的には少なくとも17000g.mol−1、更に具体的には少なくとも20000g.mol−1、更に具体的には少なくとも25000g.mol−1であるD−グルコース分子の直鎖からなる多糖を意味する。
より具体的な態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、セルロース誘導体から選択される。
本発明に関連して、用語「セルロース誘導体」は、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩及びセルロースジヒドロキシプロピルエーテルからなる群の要素を意味する(番号米国特許第4096326号明細書で公開された米国特許に記載の通り)。
本発明に関連して、用語「デンプン」は、アミロースとアミロペクチンとの混合物、より具体的にはコーンスターチ、小麦デンプン、ジャガイモデンプン及びキャッサバデンプンからなる群の要素を意味する。
特定の態様によれば、用語「高分子電解質型の直鎖、又は分岐、又は架橋のポリマー」は、本発明の目的のために以下のものを意味する:
− 直接乳化重合によって調製される、任意選択的に親水性に変性され得る、メタクリル酸若しくはアクリル酸又はメタクリル酸若しくはアクリル酸のエステルを主体とした架橋合成アニオン性コポリマー。これらの合成アニオン性コポリマーは、それぞれ「アルカリ膨潤性エマルジョン」(又は「ASE」)及び「疎水性アルカリ膨潤性エマルジョン」(又は「HASE」)の名称で当業者に知られている。HASEタイプの増粘剤は、番号国際公開第02/34793A2号パンフレットで公開された国際特許出願に記載されている;
− アクリル酸及び/又はその誘導体、メタクリル酸及び/又はその誘導体、アクリルアミド及び/又はその誘導体、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩、N−ビニルピロリドン、ビニルアルコール及び/又はその誘導体など、水溶性不飽和モノマーの架橋及び/又は分岐したホモポリマー又はコポリマーである架橋又は分岐した合成アニオン性高分子電解質。これらの架橋又は分岐した合成アニオン性高分子電解質は、逆乳化ラジカル重合によって得られる逆ラテックスの形態であるか、又は沈殿重合若しくは逆ラテックスの噴霧によって得られる粉末の形態である。
特定の態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、少なくとも2つのエチレン官能基を含むポリエチレン系モノマーから選択される架橋剤の存在下、より具体的にはエチレングリコールジメタクリレート、テトラアリルオキシエタン、エチレングリコールジアクリレート、ジアリル尿素、トリアリルアミン、トリメチロールプロパントリアクリレート若しくはメチレンビス(アクリルアミド)又はこれらの化合物の混合物からなる群の要素から選択される架橋剤の存在下において、アクリル酸及び/又はそのナトリウム塩、メタクリル酸及び/又はそのナトリウム塩、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はそのナトリウム若しくはカリウム塩、N−ビニルピロリドンからなる群の要素から選択される少なくとも1種のモノマーをラジカル重合することにより得られる直鎖、又分岐、又は架橋の高分子電解質から選択される。
特定の態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、以下からなる群の要素から選択される:
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、部分的に又は完全に塩の形態にされているアクリル酸ホモポリマー、
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩のホモポリマー、
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩と部分的に又は完全に塩の形態にされているアクリル酸とのコポリマー、
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)と、架橋した2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩と、2−ヒドロキシエチルアクリレートとのコポリマー、
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩とアクリルアミドとのコポリマー、
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩と、アクリルアミドと、部分的に又は完全に塩の形態にされているアクリル酸とのターポリマー、
− トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、部分的に又は完全に塩の形態にされているアクリル酸とのターポリマー。
より具体的な態様によれば、本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在するゲル化剤及び/又は増粘剤は、キサンタンガム(G)、アカシアガム浸出液(G)、キサンタンガム(G)とアカシアガム浸出液(G)との混合物であって、1/3以上且つ3/1以下である、キサンタンガム(G)とアカシアガム浸出液(G)との質量比における混合物、トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩と2−ヒドロキシエチルアクリレートとのコポリマー、トリアリルアミン、及び/又はトリメチロールプロパントリアクリレート、及び/又はメチレンビス(アクリルアミド)で架橋された、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩とアクリルアミドとのコポリマーからなる群の要素から選択される。
本発明との関係において、「消毒剤」という用語は、それが塗布された皮膚の表面に存在する微生物を殺すか不活化する化学物質又は組成物を意味する。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)に含まれる消毒剤は、殺生物製品の市場での入手及び使用に関する規則(EU規則No.528/2012、2012年5月22日)によって規定される殺生物製品に属する。
殺生物製品は、生きている有害生物を破壊、撃退、又は無害にするか、それらの作用を予防するか、化学的又は生物学的作用によって任意の他の方法でそれらと戦うことを目的とした1種以上の活性分子からなるあらゆる物質及び混合物を表す。これらの製品は、それらの用途に応じて、(i)消毒剤、(ii)微生物の増殖及び藻類の増殖の防止を目的とした防御製品、(iii)有害生物駆除製品、並びに(iv)防汚製品又は防腐処理用及び剥製用などの他の殺生物製品、の4つのグループに分けられる。
消毒剤の有効性は、様々な種類の生物剤に対する作用スペクトルに依存する。殺細菌剤(細菌に対する作用)、殺真菌剤(真菌に対する作用)、殺ウイルス剤(ウイルスに対する作用)、及び殺胞子剤(胞子に対する作用)はこの形式で定義される。更に、各消毒剤は、(i’)有効性の速度、(ii’)消毒剤の影響下での初期汚染集団の減少係数(初期集団/処理後の最終集団)又はこの係数の対数減少値によって測定される汚染除去効果、及び(iii’)構成材料との適合性などの、いくつかの性能基準を有する。したがって、消毒剤はその消毒効果に応じて分類され、高、中、低の消毒レベルを有する消毒剤について言及される。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)は、高レベルの消毒の消毒剤、すなわち、10を超える係数(初期汚染集団/処理後の最終集団)を示す消毒剤から選択される少なくとも1種の消毒剤を含有する。
特定の一態様によれば、本発明の主題は、少なくとも消毒剤が、ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム;1−(2−エチルヘキシル)グリセロール;過酸化水素;過酸化水素と重炭酸ナトリウムの混合物、過酸化水素と尿素の混合物、過酸化水素と過酢酸の混合物、及び過酸化水素と鉄の混合物(フェントン試薬)などの活性化過酸化物;ヒドロペルオキシカーボネート;過酢酸;次亜塩素酸ナトリウムからなる群の要素から選択されることを特徴とする、上で定義した局所使用のための組成物(C)である。
特定の一態様によれば、本発明の主題は、少なくとも消毒剤が過酸化水素又は次亜塩素酸ナトリウムであることを特徴とする、上で定義した局所使用のための組成物(C)である。
別の特定の態様によれば、本発明の主題は、少なくとも消毒剤が、ソルビン酸カリウムと安息香酸ナトリウムとの混合物であり、更に具体的には、その質量100%当たり、(i)30質量%〜40質量%のソルビン酸カリウムと60質量%〜70質量%の安息香酸ナトリウムを含有する混合物であることを特徴とする、上で定義した局所使用のための組成物(C)である。
別の特定の態様によれば、本発明の主題は、少なくとも消毒剤が1−(2−エチルヘキシル)グリセロールであることを特徴とする、上で定義した局所使用のための組成物(C)である。
別の特定の態様によれば、本発明の主題は、少なくとも消毒剤がベンジルアルコールと安息香酸とデヒドロ酢酸との混合物であることを特徴とする、上で定義した局所使用のための組成物(C)である。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)は、エアロゾル装置又は「ポンプボトル」型の装置に加圧形態で包装することができる。ボトルに包装される際には、上で定義した本発明による局所使用のための組成物(C)は、機械的加圧装置又は噴射ガス装置によって微小液滴の形態で利用することもできる。本発明による局所使用のための組成物(C)と組み合わせることができる噴射剤の中でも、ヒドロフルオロ化合物、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジフルオロエタン、イソブタン、ブタン、及びプロパンが挙げられる。
上で定義した局所使用のための組成物(C)は、局所使用のための製剤、特に化粧品、皮膚化粧品、医薬品、又は皮膚医薬品の製剤の分野で一般的に使用されている賦形剤及び/又は活性剤も含んでいてもよい。
本発明の主題であり、且つ上で定義した局所使用のための組成物(C)は、増粘及び/又はゲル化界面活性剤、膜形成化合物、溶媒及び共溶媒、ハイドロトロープ剤、可塑剤、乳白剤、真珠光沢剤、隔離剤、キレート剤、酸化防止剤、香料、エッセンシャルオイル、保存剤、コンディショニング剤、デオドラント、体毛及び皮膚を漂白することを目的とした漂白剤、皮膚又は毛髪の治療及び/又は保護作用を提供することを目的とした有効成分、日焼け止め、無機充填剤又は顔料、視覚効果を与えるか有効成分をカプセル化することを目的とした粒子、スクラブ粒子、テクスチャー付与剤、蛍光増白剤、及び防虫剤から選択される1種以上の補助化合物も含んでいてもよい。
本発明による局所使用のための組成物(C)と組み合わせることができる水溶性酸化防止剤の中では、アスコルビン酸、グルタチオン、酒石酸、シュウ酸、及びグルタミン酸ジ酢酸四ナトリウムが挙げられる。
本発明による局所使用のための組成物(C)と組み合わせることができる水溶性隔離剤の中では、EDTAのナトリウム塩などのエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の塩、DTPAのナトリウム塩などのジエチレントリアミン五酢酸酸(DTPA)の塩、アセチルグルタミン酸(Dissolvineの範囲)が挙げられる。
本発明による局所使用のための組成物(C)と組み合わせることができる水溶性染料の中では、カラメル、イエロー5、アシッドブルー9/ブルー1、グリーン5、グリーン3/ファストグリーンFCF3、オレンジ4、レッド4/フードレッド1、イエロー6、アシッドレッド33/フードレッド12、レッド40、コチニールカーマイン(CI 15850、CI 75470)、Ext.バイオレット2、レッド6−7、コンジョウ、ウルトラマリン、アシッドイエロー3/イエロー10、アシッドブルー3、イエロー10が挙げられる。
本発明による局所使用のための組成物(C)と組み合わせることができる水溶性色安定剤の中には、クエン酸トリス(テトラメチルヒドロキシピペリジノール)、ベンゾトリアゾリルブチルフェノールスルホン酸ナトリウム、ベンゾトリアゾリルドデシルp−クレゾールがある。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)に任意選択的に存在するテクスチャー付与剤の例としては、N−アシルアミノ酸誘導体、例えば、AminohopeTMLLの名称で販売されているラウロイルリシン、DryfloTMの名称で販売されているオクテニルコハク酸デンプン、MontanovTM14の名称で販売されているミリスチルポリグルコシド、セルロース繊維、綿繊維、キトサン繊維、タルク、セリサイト、マイカ、及びパーライトを挙げることができる。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)に任意選択的に存在する有効成分の例としては、以下のものが挙げられる:
・ビタミン及びその誘導体、例えばレチノール(ビタミンA)及びそのエステル(例えばパルミチン酸レチニル)、塩形態のアスコルビン酸(ビタミンC)及びそのエステル、アスコルビン酸の糖誘導体(例えばアスコルビルグルコシド)、トコフェロール(ビタミンE)及びそのエステル(例えば酢酸トコフェリル)、ビタミンB3又はB10(ナイアシンアミド及びその誘導体);皮膚に対する美白又は脱色作用を有する化合物、例えばSepiwhiteTMMSH、アルブチン、コウジ酸、ハイドロキノン、VegewhiteTM、GtulineTM、SynerlightTM、BiowhiteTM、PhytolightTM、DermalightTM、ClariskinTM、MelaslowTM、DermawhiteTM、Ethioline、MelarestTM、GigawhiteTM、AlbatineTM、及びLumiskinTM
・SepicalmTMS、アラントイン、及びビサボロールなどの鎮静作用を有する化合物;
・抗炎症剤;
・保湿作用を有する化合物、例えばジグリセロール、トリグリセロール、尿素、ヒドロキシ尿素、グリセロールグルコシド、ジグリセロールグルコシド、ポリグリセリルグルコシド、エリスリチルグルコシド、ソルビチルグルコシド、キシリチルグルコシド、AquaxylTMのブランド名で販売されているキシリチルグルコシドとアンヒドロキシリトールとキシリトールとを含有する組成物;
・カフェイン又はその誘導体、AdiposlimTM及びAdipolessTMなどの痩身又は脂肪分解作用を有する化合物;
・タンニン、ポリフェノール、及び/又はイソフラボンを豊富に含む植物抽出物、例えばブドウ抽出物、松抽出物、ワイン抽出物、オリーブ抽出物;大豆抽出物、例えばRaffermineTM;小麦抽出物、例えばTensineTM又はGliadineTM;テルペンを豊富に含む植物抽出物;淡水又は海水藻類抽出物;サンゴなどの一般的な海洋抽出物;
・抗菌作用又は浄化作用を有する化合物、例えばLipacideTMC8G、LipacideTMUG、SepicontrolTMA5;OctopiroxTM、又はSensivaTMSC50;
・PhysiogenylTM、パンテノール、及びそれらの誘導体(SepicapTMMP等)などのエネルギーを与えるか刺激を与える特性を有する化合物;
・SepiliftTMDPHP、LipacideTMPVB、SepivinolTM、SepivitalTM、ManolivaTM、Phyto−AgeTM、TimecodeTM、又はSurvicodeTMなどの老化防止活性剤;
・光による老化に有効な活性剤;
・細胞外マトリックス成分、例えばコラーゲン、エラスチン、及びグリコサミノグリカンの合成を増加させる活性剤;
・サイトカインなどの化学的細胞伝達に有利に作用する活性剤、又はインテグリンなどの物理的細胞細胞伝達に有利に作用する活性剤;
・皮膚の毛細血管循環活性剤(例えばニコチン酸誘導体)などの皮膚に「温められている」感覚を形成する活性剤、又は皮膚に「瑞々しい」の感覚を形成する製品(例えばメントール及びその誘導体);
・皮膚の毛細血管循環を改善する活性剤、例えば血管強化剤;排出活性剤;例えばイチョウ(Ginkgo biloba)、ツタ、一般的なトチノキ、竹、ラスカス、ナギイカダ、ツボクサ(Centella asiatica)、ヒバマタ、ローズマリー、又はヤナギの抽出物などの鬱血除去活性剤;
・皮膚引き締め剤として作用する活性剤、例えば植物タンパク質加水分解物、海洋起源の加水分解物、例えばコンブ抽出物の加水分解物、魚軟骨加水分解物、海洋エラスチン、SEPPIC社からブランド名SesaflashTMとして販売されている製品、及びコラーゲン溶液;
・皮膚の日焼け剤又は褐色化剤、例えばジヒドロキシアセトン、イサチン、アロキサン又はニンヒドリン、グリセルアルデヒド、メソ酒石酸アルデヒド、グルタルアルデヒド、又はエリトルロース。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に任意選択的に存在するデオドラントの例としては、アルカリ金属ケイ酸塩、硫酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、塩化亜鉛、又は乳酸亜鉛などの亜鉛塩;セチルトリメチルアンモニウム塩又はセチルピリジニウム塩などの四級アンモニウム塩;カプリン酸グリセリル、カプリル酸グリセリル、及びカプリン酸ポリグリセリルなどのグリセロール誘導体;1,2−デカンジオール、1,3−プロパンジオール;サリチル酸;重炭酸ナトリウム;シクロデキストリン;金属ゼオライト;TriclosanTM;ブロモヒドロキシアルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウムジルコニウム、トリクロロクロロヒドロキシアルミニウムジルコニウム、テトラクロロヒドロキシアルミニウムジルコニウム、ペンタクロロヒドロキシアルミニウムジルコニウム、オクタクロロヒドロキシアルミニウムジルコニウム、硫酸アルミニウム、乳酸ナトリウムアルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウムとグリコールとの錯体、例えばクロロヒドロキシアルミニウムとプロピレングリコールとの錯体、ジクロロヒドロキシアルミニウムとプロピレングリコールとの錯体、セスキクロロヒドロキシアルミニウムとプロピレングリコールとの錯体、クロロヒドロキシアルミニウムとポリエチレングリコールとの錯体、ジクロロヒドロキシアルミニウムとポリエチレングリコールとの錯体、又はセスキクロロヒドロキシアルミニウムとポリエチレングリコールとの錯体を挙げることができる。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在し得る油の例としては、液体パラフィン、液体ワセリン、イソパラフィン、又は白色鉱油などの鉱油;スクアレンやスクワランなどの動物由来の油;フィトスクアラン、スイートアーモンド油、ココナッツ核油、ヒマシ油、ホホバ油、オリーブ油、菜種油、落花生油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、トウモロコシ胚芽油、大豆油、綿油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、マツヨイグサ油、キビ油、大麦油、ライ麦油、サフラワー油、キャンドルナッツ油、パッションフラワー油、ヘーゼルナッツ油、パーム油、シアバター、アプリコット核油、コリアンダーシード油、ビーチナッツ油、ビューティーリーフ油、シシンブリウム油、アボカド油、カレンデュラ油、花若しくは野菜由来の油、エトキシル化植物油などの植物油;合成油、例えば脂肪酸エステル(ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸プロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸ドデシル、ラウリン酸ヘキシル、ジカプリル酸プロピレングリコールなど)、ラノリン酸由来のエステル(ラノリン酸イソプロピル、ラノリン酸イソセチルなど)、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、及びトリグリセリド、例えばトリヘプタン酸グリセリル、安息香酸アルキル、水添油、ポリ(α−オレフィン)、ポリオレフィン(ポリ(イソブタン)など)、合成イソアルカン、例えばイソヘキサデカン、イソドデカン、全フッ素化油;シリコーンオイル、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミンで変性されたシリコーン、脂肪酸で変性されたシリコーン、アルコールで変性されたシリコーン、アルコールと脂肪酸で変性されたシリコーン、ポリエーテル基で変性されたシリコーン、エポキシで変性されたシリコーン、フルオロ基で変性されたシリコーン、環状シリコーン、並びにアルキル基で変性されたシリコーンが挙げられる。本特許出願において、「油」という用語は、水に不溶性であり且つ25℃の温度で液体の外観を有する化合物及び/又は化合物の混合物を指す。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在し得るワックスの例としては、蜜蝋、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、オウリキュリーワックス、ジャパンワックス、コルク繊維ワックス、サトウキビワックス、パラフィンワックス、リグナイトワックス、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンワックス;オゾケライト;ポリエチレンワックス;シリコーンワックス;植物ワックス;周囲温度で固体である脂肪アルコール及び脂肪酸;周囲温度で固体であるグリセリドを挙げることができる。本特許出願において、「ワックス」という用語は、水に不溶性であり且つ45℃以上の温度で固体の外観を有する化合物及び/又は化合物の混合物を指す。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)と組み合わせることができる乳化非イオン性界面活性剤の例としては、ソルビトール及び脂肪酸エステル、例えば、MontaneTM40、MontaneTM60、MontaneTM70、MontaneTM80、及びMontaneTM85の名称で販売されている製品;ステアリン酸グリセリルと5モル〜150モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたステアリン酸とを含有する組成物、例えば135モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたステアリン酸とステアリン酸グリセリルとを含有するSimulsolTM165の名称で販売されている組成物;マンニタンエステル、エトキシル化マンニタンエステル;スクロースエステル;メチルグルコシドエステル;直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを含み、且つ14〜36個の炭素原子を含むアルキルポリグリコシド、例えばテトラデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリグルコシド、オクタデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリキシロシド、オクタデシルポリキシロシド、エイコシルポリグルコシド、ドデコシルポリグルコシド、(2−オクチルドデシル)ポリキシロシド、(12−ヒドロキシステアリル)ポリグルコシド;14〜36個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪アルコールと前述したアルキルポリグリコシドとの組成物、例えばMontanovTM68、MontanovTM14、MontanovTM82、MontanovTM202、MontanovTMS、MontanovTMWO18、MontanovTML、FluidanovTM20X、及びEasynovTMのブランド名で販売されている組成物を挙げることができる。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在し得る太陽の紫外線からの保護のための薬剤の例としては、顔料、有機日焼け止め、及び無機日焼け止めが示される。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在し得る太陽の紫外線からの保護のための薬剤として使用される顔料としては、例えば、二酸化チタン、褐色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄若しくは赤色酸化鉄、或いはチタンマイカなどの白色又は有色の真珠光沢のある顔料が存在する。
本発明の主題である局所使用のための組成物(C)中に存在し得る太陽の紫外線からの保護のための薬剤として使用される有機日焼け止めとしては、例えば以下のものが存在する:
・パラ−アミノ安息香酸(PABA)、特にPABAのモノグリセリルエステル、N,N−プロポキシPABAのエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAのエチルエステル、N,N−ジメチルPABAのエチルエステル、N,N−ジメチルPABAのメチルエステル、N,N−ジメチルPABAのブチルエステルなどの安息香酸誘導体の分類のもの;
・N−アセチルアントラニル酸ホモメンチルなどのアントラニル酸誘導体の分類のもの;
・サリチル酸アミル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸p−イソプロパノールフェニルなどのサリチル酸誘導体の分類のもの;
・ケイ皮酸エチルヘキシル、ケイ皮酸エチル−4−イソプロピル、ケイ皮酸メチル−2,5−ジイソプロピル、ケイ皮酸p−メトキシプロピル、ケイ皮酸p−メトキシイソプロピル、ケイ皮酸p−メトキシイソアミル、ケイ皮酸p−メトキシオクチル(ケイ皮酸p−メトキシ2−エチルヘキシル)、ケイ皮酸p−メトキシ2−エトキシエチル、ケイ皮酸p−メトキシシクロヘキシル、ケイ皮酸エチル−α−シアノ−β−フェニル、ケイ皮酸2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニル、ケイ皮酸グリセリルジ−パラ−メトキシモノ−2−エチルヘキサノイルなどのケイ皮酸誘導体の分類のもの;
・2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホネート、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン誘導体の分類のもの;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−(ベンジリデン)−d,l−カンファー、ベンザルコニウムメトサルフェートカンファー;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル;
・2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩などのスルホン酸誘導体の分類のもの;ヒドロキシフェニルトリアジン、エチルヘキシルオキシヒドロキシフェニル−4−メトキシフェニルトリアジン、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)1,3,5−トリアジン、安息香酸の4,4−((6−(((1,1−ジメチルエチル)アミノ)カルボニル)フェニル)アミノ)1,3,5−トリアジン−2,4−ジイルジイミノ)ビス(2−エチルヘキシル)エステル、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのトリアジン誘導体の分類のもの;ジベンザジン;ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’’−t−ブチルベンゾイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸ヘキシルエステル、2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、2−エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオネート;2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニル−2−プロペノエート又はエチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル−2−プロペノエートなどのジフェニルアクリレート誘導体の分類のもの;
・ベンジリデンシロキサンマロネートなどのポリシロキサンの分類のもの。
本発明の主題である局所使用のための配合物(F)中に存在し得る太陽の紫外線から保護するための薬剤として使用される無機日焼け止めとしては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、黄色、赤色、若しくは黒色の酸化鉄、及び酸化クロムが存在する。これらの無機日焼け止めは、微粉化されていてもいなくてもよく、表面処理されていてもいなくてもよく、任意選択的には水性又は油性の予め分散されている形態であってもよい。
本発明の主題は、手の消毒洗浄のための本発明による消毒組成物(C)でもある。
本発明の目的のためには、手の「消毒洗浄」又は「衛生洗浄」又は「消毒洗浄」という用語は、洗浄によって手の効果的且つ十分に許容される消毒を実行することを可能にするプロセスを意味することが意図されている。
その最も頻繁な利用は病院又は医療環境で見られ、手の消毒は無菌処置の直前又は隔離患者との接触後に行われるが、消毒洗浄は手が接触する硬い表面(ドアノブ、公共交通機関の硬い表面など)に存在する微生物による汚染を防ぎたいと考える人によって行われる。
消毒洗浄は消毒石鹸を用いて行われ、その有効性は欧州及びAFNORの規格への準拠によって確認される。
本発明による使用のために、上で定義した局所使用のための組成物(C)は、
・両手の間で局所使用のための組成物(C)を擦ることによって、又は
・処理される皮膚の表面に予め付着させた局所使用のための組成物(C)を擦ることによって、
・局所使用のための組成物(C)を噴射ガスと組み合わせて含む加圧包装を使用し、泡を生じさせ、その後それを処理する皮膚の領域に塗布することによって、
・噴射ガスなしのエアロゾル装置における加圧包装を使用し、皮膚に塗布される微細な液滴を放出させ、その後これを擦って泡を発生することによって、
生成する泡を形成するために実施される。
本発明の主題は、ヒト又は動物における皮膚感染症、皮膚熱傷、傷痕、創傷を治療するための本発明による消毒組成物(C)でもある。
なお、傷や皮膚のやけどは外科的処置の対象となり得ることに留意すべきである。
以下の実施例は、本発明を例示するが、これを限定するものではない。
1)発泡性組成物の調製
1.1)N−ココイルグルタミン酸二ナトリウム溶液[組成物(C)]の調製。
375kgの水及び250kgのグルタミン酸一ナトリウムナトリウム一水和物を撹拌しながら20℃の温度で反応器に入れ、引き続きpH12に到達するように30質量%の水酸化ナトリウム水溶液184kgを入れる。その後、撹拌しながら245kgのココイルクロリド(100質量%当たり8質量%のオクタノイルクロリド、8質量%のデカノイルクロリド、50質量%のラウロイルクロリド、17質量%のミリストイルクロリド、8質量%のパルミトイルクロリド、3質量%のステアロイルクロリド、4質量%のオレオイルクロリド及び2質量%のリノレオイルクロリドを含む酸クロリドの混合物)を徐々に添加し、続いて30%の水酸化ナトリウム溶液140kgを更に添加してpHを11〜12に保つ。温度を20℃〜50℃で2時間維持する。
得られた混合物に70質量%の硫酸水溶液54kgを添加して酸性にした後、193kgの水で希釈してN−ココイルグルタミン酸二ナトリウム水溶液[組成物(C1)]を得る。
1.2)予め調製した溶液の分析的特徴
組成物(C)の分析的特徴は以下の表1にまとめられている。
Figure 2022502420
2)アルキルポリグリコシド系界面活性剤組成物の調製
2.1)組成物(C)の調製
100質量%当たり68質量%の1−ドデカノール、25質量%の1−テトラデカノール及び7質量%の1−ヘキサデカノールからなる脂肪族アルコール混合物(N)3.7モル当量、その後、無水グルコース1モル当量を、80℃に維持されている反応器内に撹拌しながら注ぎ入れ、引き続き混合物100質量%当たり0.15質量%の98%硫酸を注ぎ入れる。
反応媒体を約0.18×10Pa(180mbar)の部分真空下に置き、生成した水を蒸留しながら100℃〜105℃で4時間維持する。
85℃〜90℃まで冷却し、40%水酸化ナトリウムを添加することによって中和した後、このようにして得られた反応媒体を70℃で排出し、濾過して未反応グルコースの粒子を除去する。
その後、濾液を別の反応器内に注ぎ入れ、過剰の脂肪族アルコール混合物(N)を、薄膜蒸発装置を用いる蒸留によって除去し、次いで残留物を水中で希釈する。50℃で30分間撹拌した後、50質量%の水と50質量%のアルキルポリグルコシド混合物(AMAPG1)とを含む組成物(C)が得られ、そのアルキルポリグルコシドの割合及びこれらのポリグルコシド残基の平均重合度は、ガスクロマトグラフィー(GC)により測定される。その結果、これは、100質量%当たり69質量%のn−ドデシルポリグルコシド、25質量%のn−テトラデシルポリグルコシド及び6質量%のn−ヘキサシルポリグルコシドを含み、1.25の重合度を有する。
2.2)n−ヘプチルポリグルコシドを含む組成物(C)の調製
2.7モル当量の1−ヘプタノール、その後、1モル当量の無水グルコースを、40℃に維持されている反応器内に撹拌しながら注ぎ入れ、引き続き混合物100質量%当たり0.15質量%の98%硫酸を注ぎ入れる。
反応媒体を約0.18×10Pa(180mbar)の部分真空下に置き、生成した水を蒸留しながら100℃〜105℃で4時間維持する。85℃〜90℃まで冷却し、40%水酸化ナトリウムを添加することによって中和した後、このようにして得られた反応媒体を70℃で排出し、濾過して未反応グルコースの粒子を除去する。
その後、濾液を別の反応器内に注ぎ入れ、過剰のヘプタノールを部分真空下で留去し、次いで残留物を水中で希釈する。
50℃で30分間撹拌した後、26.4質量%の水と73.6質量%のn−ヘプチルポリグルコシド(AMAPG2)とを含む組成物(C)が得られ、GCにより決定される重合度は、1.25である。
2.3)n−オクチルポリグルコシドとn−デシルポリグルコシドとを含有する組成物(C)の調製
その質量100%当たり50質量%の1−オクタノールと50質量%の1−デカノールとからなる2.7モル当量の脂肪アルコール混合物(N)、次いで1モル当量の無水グルコースを、80℃に維持されている反応器の中に撹拌しながら注ぎ入れ、続いて混合物100質量%当たり0.15質量%の98%硫酸を注ぎ入れた。
反応媒体を約0.18x10Pa(180mbar)の部分真空下に置き、生成した水を蒸留しながら100℃〜105℃で4時間維持する。
85℃〜90℃まで冷却し、40%水酸化ナトリウムを添加して中和した後、得られた反応媒体を70℃で抜き出し、濾過して未反応のグルコース粒子を除去する。
その後、濾液を別の反応器に注ぎ入れ、過剰の脂肪アルコール混合物(N)を、薄膜式蒸発装置を使用する蒸留によって除去し、次いで、残留物を水で希釈する。
50℃で30分間撹拌した後、40質量%の水と60質量%のアルキルポリグルコシドの混合物(AMAPG3)とを含有する組成物(C)が得られ、これについてのアルキルポリグルコシドの割合及びポリグルコシド残基の平均重合度はGCによって決定される。その結果、これは100質量%当たり52質量%のn−オクチルポリグルコシド及び48質量%のn−デシルポリグルコシドを含み、平均重合度は1.30である。
2.4)ココイルグルタミン酸二ナトリウムとアルキルポリルグルコシドとに基づく組成物の調製
2.4.1)N−ココイルグルタミン酸二ナトリウム[組成物(C)]、n−ドデシルポリグルコシドとn−テトラデシルポリグルコシドとn−ヘキサデシルポリグルコシドとの混合物[組成物(C)]、及びn−ヘプチルポリグルコシド[組成物(C)]を含有する組成物(T)の調製
組成物(T)は、撹拌しながら、組成物(C)並びに組成物(C)及び(C)を40℃に維持されている反応器の中に注ぎ入れることによって調製する。組成物(T)を得るために混合物を30分間撹拌する。使用量は以下の表2に記載されている。
2.4.2)N−ココイルグルタミン酸二ナトリウム[組成物(C)]、及びn−ドデシルポリグルコシドとn−テトラデシルポリグルコシドとn−ヘキサデシルポリグルコシドとの混合物[組成物(C)]を含有する組成物(T)の調製
組成物(T)は、撹拌しながら、組成物(C)及び(C)を40℃に維持されている反応器の中に注ぎ入れることによって調製する。組成物(T)を得るために混合物を30分間撹拌する。使用量は以下の表2に記載されている。
Figure 2022502420
組成物(T)及び(T)の分析的特徴は以下の表3にまとめられている。
Figure 2022502420
3)本発明による組成物及び比較組成物の調製
3.1)本発明による組成物E〜E及び比較組成物Eの調製
組成物E〜Eは、50回転毎分の速度のアンカー型のメカニカルスターラーが取り付けられた適切な容積の反応器の中で、25℃の温度で調製する。均一な液体の組成物が得られるまで、成分を徐々に順々に導入する。
組成物は以下の表4に詳しく記載されている:
Figure 2022502420
Figure 2022502420
3.2)組成物(T)を含有する比較組成物F〜Fの調製
組成物F〜Fは、上のセクション3.1に記載の手順に従って調製される。
組成物F〜Fは以下の表5に詳しく記載されている:
Figure 2022502420
3.3)組成物(C)を含有する比較組成物F〜Fの調製
組成物F〜Fは、上のセクション3.1に記載の手順に従って調製される。
組成物F〜Fは以下の表6に詳しく記載されている:
Figure 2022502420
3.4)組成物(C)を含有する比較組成物F10〜F14の調製
組成物F10〜F14は、上のセクション3.1に記載の手順に従って調製される。
組成物F10〜F14は以下の表7に詳しく記載されている:
Figure 2022502420
3.5)組成物(C)を含有する比較組成物F15〜F19の調製
組成物F15〜F19は、上のセクション3.1に記載の手順に従って調製される。
組成物F15〜F19は以下の表8に詳しく記載されている:
Figure 2022502420
3.6)組成物(C)を含有する比較組成物F20〜F24の調製
組成物F20〜F24は、上のセクション3.1に記載の手順に従って調製される。
組成物F20〜F24は以下の表9に詳しく記載されている:
Figure 2022502420
4)発泡特性の評価
4.1)評価方法の原理
試験組成物の発泡特性の評価は、所定の質量含有率の試験組成物を含むWHO硬水の溶液から、20℃の温度で機械撹拌することによって泡を形成することにより行う。
4.2)実験プロトコル
上述したように、組成物E〜E及びF〜F24から、WHO硬水中に0.5質量%の界面活性剤を含有する溶液を得るために250cmの水溶液を調製する。
WHO硬水は、1リットルの脱イオン水当たり0.403gの無水塩化カルシウム及び0.139gの塩化マグネシウム六水和物を含み、これは、WHO硬水に34°Thの硬度力価を与える。
これらの溶液を500cmのビーカー内に注ぎ入れ、その後、3つの中空アームを有するバタフライパドルを備えたRayneriTM実験室用ブレンダー(33/300型)を用いて3000rpmの一定速度で2分間撹拌する。
4.3)結果の表現
各試験について以下のパラメータを測定する:
− 発泡時間(Texp):これは、ビーカー内の渦の抑制が観察されるまでの撹拌時間である。この時間を超えると、泡は、パドルのシャフトを完全に囲み、その水平面は、水平になる;
− 半減期時間(T1/2):これは、一定体積の発泡溶液から得られた泡から、初期体積の半分に相当する量の溶液が排出されるまでの時間である。この試験では、排水の上の液面がビーカーの125cmの印に到達すると、半減期時間に到達する;
− 撹拌により生じた泡の高さ(Hto):これは、2分間の撹拌の終わりに生じた泡の高さである;
− 30分後の残留泡の高さ(Ht30):これは、2分間の撹拌の終了から30分後に観察された泡の高さである;
− 差Δ=(Hto−Ht30)により、様々な界面活性剤によって生じた泡の品質を比較評価することができる;
4.4)得られた結果
組成物E〜E、及びF〜F24の組成物について、WHO硬水中の活性物質の水溶液で得られた結果を以下の表10〜15に示す。
Figure 2022502420
Figure 2022502420
Figure 2022502420
Figure 2022502420
Figure 2022502420
Figure 2022502420
4.5)結果の分析
泡が十分な体積(>100mm)且つ安定(4時間を超える半減期)に迅速に生成されることから、これらの結果は、本発明による組成物E〜Eが、硬い表面の汚染を除去するプロセスで使用するのに必要とされる全ての品質を有する泡を調製することを可能にすることを示している。

Claims (17)

  1. その質量100%当たり、
    a)− 35質量%〜99.3質量%の水;
    b)− 0.5質量%〜40質量%の少なくとも1種の消毒剤;
    c)− 0.1質量%〜10質量%の少なくとも1種のゲル化剤及び/又は増粘剤(AG);
    d)− 0.1質量%〜15質量%の混合物(M);
    を含有する局所使用のための消毒組成物(C)であって、
    前記d)− 混合物(M)が、その質量100%当たり、
    (i)− 50質量%〜99質量%の組成物(C);
    (ii)− 1質量%〜50質量%の組成物(C);
    を含有し、
    前記(i)− 組成物(C)が、その質量100%当たり、
    (α)− 65質量%〜90質量%の、部分的に又は完全に塩にされた酸の形態の少なくとも1種の式(I)の化合物:
    −C(=O)−NH−CH(COOH)−(CH−COOH (I)
    (式中、基R−C(=O)−は、8〜18個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和のアシルラジカルを表す);
    (β)− 10質量%〜35質量%の、部分的に又は完全に塩にされた酸の形態の少なくとも1種の式(II)の化合物:
    −C(=O)−OH (II)
    (式中、基Rは式(I)で定義した通りである);
    を含有し、
    前記(ii)− 組成物(C)が、その質量100%当たり、
    (γ)− 14質量%〜80質量%の、式(III):
    −O−(G−H (III)
    (式中、Rは12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを表し、Gは還元糖残基を表し、pは1.05以上5以下の10進数を表す)
    によって表される組成物(C)又は組成物(C)の混合物;
    (δ)− 20%〜80%の、式(V):
    −O−(G−H (V)
    (式中、Rはn−ブチル(n−C−)、n−ペンチル(n−C11−)、n−ヘキシル(n−C13−)、及びn−ヘプチル(n−C15−)ラジカルから選択される直鎖脂肪族ラジカルを表し、Gは還元糖残基を表し、qは1.05以上5以下の10進数を表す)
    によって表される組成物(C)又は組成物(C)の混合物;
    を含有する、局所使用のための消毒組成物(C)。
  2. 前記ゲル化剤及び/又は増粘剤(AG)が、単糖誘導体、単糖のみからなる多糖、セルロース及びセルロース誘導体、デンプン、並びに直鎖又は分岐又は架橋の高分子電解質からなる多糖から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の消毒組成物(C)。
  3. 前記組成物(C)が、式(III)、(III)、(III)、(III)、及び(III)によって表される化合物:
    −O−(G−H (III)、
    −O−(G−H (III)、
    −O−(G−H (III)、
    −O−(G−H (III)、
    −O−(G−H (III)、
    の、合計a+a+a+a+aが1に等しく、且つ合計a+2a+3a+4a+5aがpに等しくなるようなそれぞれのモル割合a、a、a、a、及びaでの混合物からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の消毒組成物(C)。
  4. 前記組成物(C)が、式(V)、(V)、(V)、(V)、及び(V)によって表される化合物:
    −O−(G−H (V)、
    −O−(G−H (V)、
    −O−(G−H (V)、
    −O−(G−H (V)、
    −O−(G−H (V)、
    の、合計a’+a’+a’+a’+a’が1に等しく、且つ合計a’+2a’+3a’+4a’+5a’がqに等しくなるようなそれぞれのモル割合a’、a’、a’、a’、及びa’での混合物からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  5. 前記組成物(C)が、
    ・式(IV):
    −OH (IV)
    (式中、Rは、式(III)について定義した通りである)
    の少なくとも1種のアルコールを0質量%〜3質量%含有する、及び/又は
    ・式(VI):
    −OH (VI)
    (式中、Rは、式(V)について定義した通りである)
    の少なくとも1種のアルコールを0質量%〜3質量%含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  6. 式(I)及び(II)において、基R−(C=O)−は、オクタノイル、デカノイル、ドデカノイル、テトラデカノイル、ヘキサデカノイル、オクタデカノイル、9−オクタデセノイル、9,12−オクタデカジエノイル及び9,12,15−オクタデカトリエノイルラジカルから選択されるアシルラジカルを表すことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  7. 前記組成物(C)は、その質量の100%当たり:
    (γ)− 14%以上且つ70%未満の質量割合の前記組成物(C)、及び
    (δ)− 0%以上且つ3%以下の質量割合の前記式(IV)のアルコール、
    (ε)− 30%以上且つ80%以下の質量割合の前記組成物(C)、及び
    (η)− 0%以上且つ3%以下の質量割合の前記式(VI)のアルコール
    を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  8. 式(III)及び(IV)において、Rは、n−ドデシル(n−C1225−)、n−テトラデシル(n−C1429−)及びn−ヘキサデシル(n−C1632−)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表すことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  9. 式(V)及び(VI)において、Rは、n−ヘキシル(n−C13)及びn−ヘプチル(n−C15)ラジカルから選択される直鎖アルキルラジカルを表すことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  10. 前記組成物(C)は、組成物(C)と組成物(C)との混合物を含み、前記混合物は、その質量の100%当たり:
    (γ)− 13.6質量%〜44.4質量%の、Rが前記(n−C1225)ラジカルを表す式(III)によって表される組成物(C)、
    (γ)− 5質量%〜16.25質量%の、Rが前記n−テトラデシル(n−C1429)ラジカルを表す式(III)によって表される組成物(C)、
    (γ)− 1.4質量%〜4.55質量%の、Rがn−ヘキサデシル(n−C1632)ラジカルを表す式(III)によって表される組成物(C)、
    (ε)− 35質量%〜80質量%の、Rが前記n−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表す式(V)によって表される組成物(C
    を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  11. 質量比:Δ=式(I)の化合物の質量/[組成物(C)の質量+組成物(C)の質量]は、20/80以上且つ65/35以下であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  12. 質量比:Δ=組成物(C)の質量/組成物(C)の質量が20/80以上且つ70/30以下であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  13. 少なくとも1種のゲル化剤及び/又は増粘剤(AG)が、キサンタンガム(G)、アカシアガム分泌液(G)、キサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との質量比が1/3以上3/1以下であるキサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  14. 少なくとも消毒剤が、ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム;1−(2−エチルヘキシル)グリセロール;過酸化水素;過酸化水素と重炭酸ナトリウムの混合物、過酸化水素と尿素の混合物、過酸化水素と過酢酸の混合物、及び過酸化水素と鉄の混合物(フェントン試薬)などの活性化過酸化物;ヒドロペルオキシカーボネート;過酢酸;次亜塩素酸ナトリウムからなる群の要素から選択されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  15. その質量100%当たり:
    a)− 35%〜99.3%の水、
    b)− 0.5質量%〜40質量%の、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、1−(2−エチルヘキシル)グリセロールからなる群から選択される少なくとも1種の消毒剤、
    c)− 0.1質量%〜10質量%の、キサンタンガム(G)、アカシアガム分泌液(G)、キサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との質量比が1/3以上3/1以下であるキサンタンガム(G)とアカシアガム分泌液(G)との混合物からなる群の要素から選択される少なくとも1種のゲル化剤及び/又は増粘剤(AG)、
    d)− 0.1質量%〜15質量%の前記混合物(M)、
    を含有し;
    − 前記式(I)の化合物は、N−ココイルグルタミン酸一ナトリウム、N−ココイルグルタミン酸一カリウム、N−ココイルグルタミン酸二ナトリウム及びN−ココイルグルタミン酸二カリウムから選択され、
    − 前記式(II)の化合物は、ヤシ脂肪酸ナトリウム及びヤシ脂肪酸カリウムから選択され、
    − 式(III)において、Rは、12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを表し、Gは、グルコース又はキシロース残基を表し、及びpは、1.05以上且つ2.5以下の10進数を表し、
    − 式(IV)において、Rは、12〜16個の炭素原子を含む直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の脂肪族ラジカルを表し、
    − 式(V)において、Rは、前記n−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表し、Gは、グルコース又はキシロース残基を表し、及びqは、1.05以上且つ2以下の10進数を表し、
    − 式(VI)において、Rは、前記n−ヘプチル(n−C15)ラジカルを表す
    ことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  16. 手の消毒洗浄のための、請求項1〜15のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
  17. ヒト又は動物における皮膚感染症、皮膚熱傷、傷痕、創傷を処理するための、請求項1〜15のいずれか一項に記載の消毒組成物(C)。
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