JP2022171987A - インダクタ - Google Patents

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康夫 松本
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Abstract

【課題】部品本体の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、部品本体の外表面に一部露出した、端子となる内部端子導体を備える、インダクタにおいて、Q値を高めることが可能な構造を提供する。【解決手段】第1内部端子導体29および第2内部端子導体30が、部品本体12の実装面13に露出するとともに、それぞれ、部品本体12の第1端面17および第2端面18に露出するように設けられる。コイル導体20が与えるコイル軸線は、実装面13に平行な方向に延びている。部品本体12を第1側面15から第2側面16に向かって透視したとき、コイル導体20は、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28の少なくとも一方と重なるか、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28の少なくとも一方より部品本体12の外表面により近い周回部を23有する。【選択図】図11

Description

この発明は、インダクタに関するもので、特に、非導電性材料からなる部品本体の内部にコイル導体が配置された構造を有するインダクタに関するものである。
この発明にとって興味あるインダクタは、たとえば特開2019-33127号公報(特許文献1)に記載されるように、複数の非導電性材料層を積層してなる積層構造を有する、部品本体を備え、この部品本体の内部にコイル導体が設けられている。図12は、特許文献1の図3に相当するもので、インダクタ1を、その部品本体2の側面3に直交する方向から示した図である。図12では、部品本体2の内部に配置されるコイル導体4ならびに内部端子導体5および6が、コイル導体4のコイル軸線方向に透視した状態で模式的に図示されている。
詳細に図示されないが、コイル導体4の互いに逆の第1端部および第2端部には、それぞれ、第1引き出し導体および第2引き出し導体が接続され、第1引き出し導体および第2引き出し導体は、それぞれ、第1内部端子導体5および第2内部端子導体6に接続されている。内部端子導体5および6は、インダクタ1の端子となるもので、部品本体2の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、部品本体2の外表面に一部露出している。内部端子導体5および6の各々の露出部分をそれぞれ覆うように、図示しない外部端子導体がたとえばめっき膜をもって形成されることもある。
第1内部端子導体5および第2内部端子導体6は、部品本体2の実装基板側に向く実装面7において、それぞれ、第1端面8側および第2端面9側に互いに間隔を置いて露出している。また、第1内部端子導体5は実装面7に露出する部分に連なりながら第1端面8に露出し、第2内部端子導体6は実装面7に露出する部分に連なりながら第2端面9に露出している。このようにして、内部端子導体5および6の各々は、図12に示すように、L字形状を有している。
特開2019-33127号公報
特許文献1に記載のインダクタ1において、図12に示すように、部品本体2の内部に配置されるコイル導体4ならびに内部端子導体5および6をコイル導体4のコイル軸線方向に透視したとき、コイル導体4は、L字形状を有する内部端子導体5および6より内側に位置している。
インダクタ1において、Q値を高めることが望まれる。上述したように、コイル導体4がL字形状を有する内部端子導体5および6より内側に位置していると、コイル導体4の周回部の内径を大きくすることに制限を加える。インダクタ1のQ値を高めることを阻害する原因の1つとして、たとえば、上述のように、コイル導体4の周回部の内径を大きくできないことがある。
そこで、この発明の目的は、Q値を高めることが可能な構造を有するインダクタを提供しようとすることである。
この発明に係るインダクタは、非導電性材料からなる部品本体と、部品本体の内部に配置され、互いに逆の第1端部および第2端部ならびに第1端部および第2端部間において周回部を有する、コイル導体と、コイル導体の第1端部および第2端部にそれぞれ接続された、第1引き出し導体および第2引き出し導体と、第1引き出し導体および第2引き出し導体にそれぞれ接続され、部品本体の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、部品本体の外表面に一部露出した、第1内部端子導体および第2内部端子導体と、を備える。
上述した技術的課題を解決するため、この発明の第1の局面では、部品本体は、実装基板側に向く実装面と、実装面に対向する天面と、実装面および天面間を連結しかつ互いに対向する第1側面および第2側面と、実装面および天面間ならびに第1側面および第2側面間をそれぞれ連結しかつ互いに対向する第1端面および第2端面と、を有し、第1内部端子導体および第2内部端子導体は、実装面において、それぞれ、第1端面側および第2端面側に互いに間隔を置いて露出するとともに、第1内部端子導体は実装面に露出する部分に連なりながら第1端面に露出し、第2内部端子導体は実装面に露出する部分に連なりながら第2端面に露出しており、コイル導体が与えるコイル軸線は、実装面に平行な方向に延びており、部品本体を第1側面から第2側面に向かって透視したとき、コイル導体は、第1引き出し導体および第2引き出し導体の少なくとも一方と重なるか、第1引き出し導体および第2引き出し導体の少なくとも一方より部品本体の外表面により近い周回部を有することを特徴としている。
この発明の第2の局面では、インダクタは、部品本体に接する状態で第1内部端子導体および第2内部端子導体からそれぞれ延びるが、コイル導体には接続されない、第1アンカー導体および第2アンカー導体をさらに備え、第1引き出し導体は、直線状に延びて、第1内部端子導体に接続され、第2引き出し導体は、直線状に延びて、第2内部端子導体に接続されていることを特徴としている。
この発明に係るインダクタの構造によれば、Q値を高めることができる。
この発明の第1の実施形態によるインダクタ11の外観を示す斜視図である。 図1に示したインダクタ11を分解して示す斜視図であり、外部端子導体の図示を省略している。 図1に示したインダクタ11を、コイル導体20のコイル軸線方向に透視して模式的に示す図である。 図1に示したインダクタ11の図1の面A-Aに沿う断面図である。 図4に対応する断面図であって、図4に示した構造の変形例を示す図である。 図1に示したインダクタ11の製造方法の一例を説明するため、いくつかの工程を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態によるインダクタ11aを分解して示す斜視図である。 図7に示したインダクタ11aの断面図であって、図1の面B-Bに沿う断面に相当する断面を示している。 図8に対応する断面図であって、図8に示した構造の第1の変形例を示す図である。 図8に対応する断面図であって、図8に示した構造の第2の変形例を示す図である。 この発明の第3の実施形態によるインダクタ11bを分解して示す斜視図である。 特許文献1に記載されたインダクタ1を説明するためのもので、コイル導体4のコイル軸線方向に透視して部品本体2の内部に配置されるコイル導体4ならびに内部端子導体5および6を模式的に示す図である。
[第1の実施形態]
図1ないし図4を参照して、この発明の第1の実施形態によるインダクタ11について説明する。
インダクタ11は、部品本体12を備える。部品本体12は、たとえばガラス、樹脂およびフェライトの少なくとも1種を含む非導電性材料からなる。また、部品本体12が樹脂などの成形体の場合は、シリカなどの非磁性フィラーや、フェライトまたは金属磁性体などの磁性フィラーを含有していてもよい。さらに、これらガラス、フェライト、樹脂の複数を組み合わせた構造であってもよい。部品本体12は直方体形状を有している。直方体形状は、たとえば、稜線部分および角部分に丸みや面取りが付与された形状であってもよい。
直方体形状の部品本体12は、より具体的には、図1に示すように、実装基板側に向く実装面13と、実装面13に対向する天面14と、実装面13および天面14間を連結しかつ互いに対向する第1側面15および第2側面16と、実装面13および天面14間ならびに第1側面15および第2側面16間をそれぞれ連結しかつ互いに対向する第1端面17および第2端面18と、を有している。
部品本体12は、図2に示すように、複数の非導電性材料層19を積層してなる積層構造を有している。複数の非導電性材料層19は、第1端面17および第2端面18の延びる方向に延び、かつ実装面13に平行な方向に積層されている。
部品本体12の内部には、螺旋状に延びるコイル導体20が配置されている。コイル導体20は、互いに逆の第1端部21および第2端部22を備えるとともに、第1端部21および第2端部22間において、複数の非導電性材料層19のいずれかの界面に沿って環状の軌道の一部を形成するように延びる複数の周回部23と、非導電性材料層19のいずれかを厚み方向に貫通する複数のビアホール導体24と、を備えている。コイル導体20において、上述の周回部23とビアホール導体24とが交互に接続されることによって螺旋状に延びる形態が与えられる。複数の周回部23の各々の端部および特定の部分には、ビアホール導体24との接続のための比較的広い面積のビアパッド25が設けられている。図2では、ビアホール導体24は、その電気的接続状態について、1点鎖線で示されている。
コイル導体20の第1端部21および第2端部22には、それぞれ、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28が接続される。これら第1引き出し導体27および第2引き出し導体28は、コイル導体20の第1端部21および第2端部22をそれぞれ位置させる周回部23の延長部分によって与えられる。
第1引き出し導体27および第2引き出し導体28は、それぞれ、直線状に延びて、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30に接続される。この構成によれば、Q値の向上に寄与し得る。内部端子導体29および30は、インダクタ11の端子となるべきもので、部品本体12の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、部品本体12の外表面に一部露出している。
この実施形態では、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30は、部品本体12の実装面13において、それぞれ、第1端面17側および第2端面18側に互いに間隔を置いて露出するとともに、第1内部端子導体29は実装面13に露出する部分に連なりながら第1端面17に露出し、第2内部端子導体30は実装面13に露出する部分に連なりながら第2端面18に露出している。
このようにして、内部端子導体29および30の各々は、図2および図3に示すように、L字形状を有している。このように、内部端子導体29および30の各々が部品本体12の隣接する2面にわたって露出する構成によれば、インダクタ11が実装基板に実装されたとき、適正な形態のはんだフィレットが形成され得るので、電気的接続および機械的接合の双方において信頼性の高い実装状態を得ることができる。
図2および図3に示すように、第1引き出し導体27は、第1内部端子導体29における、第1端面17に露出する部分の天面14側の端部に接続され、第2引き出し導体28は、第2内部端子導体30における、第2端面18に露出する部分の天面14側の端部に接続されている。
また、図2および図3に示すように、コイル導体20の第1端部21および第2端部22は、部品本体12の天面14側に位置している。したがって、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28の各々における直線状に延びる部分を長くすることができる。
第1内部端子導体29および第2内部端子導体30の各々の露出部分をそれぞれ覆うように、図1、図3および図4に示すように、必要に応じて、第1外部端子導体31および第2外部端子導体32が設けられてもよい。外部端子導体31および32には、たとえば銀を導電成分として含む内部端子導体29および30のはんだ濡れ性を高め、かつはんだ食われを防止する役割を担わせることができる。
また、外部端子導体31および32をめっき膜から構成するようにすれば、内部端子導体29および30の露出部分を電気めっき膜の析出の下地として、必要な箇所に能率的に外部端子導体31および32を形成することができる。外部端子導体31および32の各々は、たとえば、図4に示すように、下地のニッケルめっき層33およびその上の錫めっき層34から構成される。この構成によれば、外部端子導体31および32に、上述したはんだ濡れ性の向上およびはんだ食われ防止の機能を有利に発揮させることができる。なお、ニッケルめっき層33に代えて、銅めっき層が形成されても、ニッケルめっき層33と錫めっき層34との間に銅めっき層が形成されてもよい。
インダクタ11の実際の製品におけるいくつかの部分の寸法の一例を示すと、実装面13および天面14の各々の長手方向寸法は0.6±0.03mm、同じく幅方向寸法は0.3±0.03mmであり、側面15および16の高さ方向寸法は0.4±0.02mmであり、端面17および18上での外部端子導体31および32の高さ方向寸法は0.2±0.03mm、同じく幅方向寸法は0.24±0.03mmであり、実装面13の長手方向に測定した実装面13上での外部端子導体31および32の各々の寸法は0.15±0.03mmである。
この実施形態の特徴的構成として、部品本体12に接する状態で第1内部端子導体29および第2内部端子導体30からそれぞれ延びるが、コイル導体20には接続されない、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36が設けられる。アンカー導体35および36は、部品本体12と接することによって、部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力を高めるように作用し、その結果、温度変化または熱衝撃による内部端子導体29および30の部品本体12からの抜けを生じにくくすることができる。
第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、好ましくは、部品本体12の内部において、部品本体12の外表面に露出しない状態で設けられる。この構成によれば、アンカー導体35および36と部品本体12との接触面積を広くとることができるとともに、部品本体12の特定の部分でアンカー導体35および36を挟み付ける構成が実現され得る。よって、上述した部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力をより高めることができる。
上述したコイル導体20、引き出し導体27および28、内部端子導体29および30、ならびにアンカー導体35および36の互いの間の境界は、図3において互いに異なる網掛けを施して模式的に図示したコイル導体20、引き出し導体27および28、内部端子導体29および30、ならびにアンカー導体36の形態から理解され得る。
前述したように、部品本体12は、複数の非導電性材料層19を積層してなる積層構造を有しているが、積層構造を具現する複数の非導電性材料層19間の界面は、焼成工程または硬化工程を経ることにより、実際の製品では、ほとんど消滅していることが多い。しかしながら、説明の便宜上、非導電性材料層19の積層構造が存在するものとして、個々の非導電性材料層19ごとに、非導電性材料層19およびそれに関連する構成について、図2を主として参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、複数の非導電性材料層19のうち、特定のものを取り出して説明する必要があるときは、「19-1」、「19-2」、…というように、「19」に枝番を付した参照符号を用いる。また、複数の周回部23、複数のビアホール導体24、複数のビアパッド25、複数の第1アンカー導体35および複数の第2アンカー導体36のそれぞれについても、上述した非導電性材料層19の場合と同様の参照符号の用い方を採用する。
図2には、11個の非導電性材料層19-1、19-2、…、19-11が図示されている。これら非導電性材料層19-1、19-2、…、19-11は、この順序で第1側面15から第2側面16に向かって積層される。
最も端に位置する2つの非導電性材料層19-1および19-11は、たとえばコバルトなどの顔料が添加されることにより、他の非導電性材料層19とは異なる色が付けられる。これは、実装時にインダクタ11が横転等した際の検出を容易にするためである。
以下、コイル導体20等の導体の形成態様につき、非導電性材料層19-1から非導電性材料層19-11に向かう順序で説明する。
<1> 非導電性材料層19-2および19-3間の界面において、第1引き出し導体27およびこれに連なる1ターン未満の周回部23-1が設けられるとともに、周回部23-1の端部にビアパッド25-1が設けられる。ビアパッド25-1に接続されるように、詳細には図示しないが、非導電性材料層19-3を厚み方向に貫通するビアホール導体24-1が設けられる。第1引き出し導体27は、第1内部端子導体29に接続される。
非導電性材料層19-3には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-1および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-1が、非導電性材料層19-3を厚み方向、すなわち積層方向に貫通する状態で設けられる。
<2> 非導電性材料層19-3および19-4間の界面において、1ターンを超える周回部23-2が設けられるとともに、周回部23-2の両端部にビアパッド25-2および25-3が設けられる。ビアパッド25-2は、前述したビアホール導体24-1に接続される。他方、ビアパッド25-3に接続されるように、非導電性材料層19-4を厚み方向に貫通するビアホール導体24-2が設けられる。
非導電性材料層19-4には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-2および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-2が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-3および19-4間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-1および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-1が設けられる。
<3> 非導電性材料層19-4および19-5間の界面において、1ターンを超える周回部23-3が設けられるとともに、周回部23-3の両端部にビアパッド25-4および25-5が設けられる。ビアパッド25-4は、前述したビアホール導体24-2に接続される。他方、ビアパッド25-5に接続されるように、非導電性材料層19-5を厚み方向に貫通するビアホール導体24-3が設けられる。
非導電性材料層19-5には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-3および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-3が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-4および19-5間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-2および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-2が設けられる。
<4> 非導電性材料層19-5および19-6間の界面において、1ターンを超える周回部23-4が設けられるとともに、周回部23-4の両端部にビアパッド25-6および25-7が設けられる。ビアパッド25-6は、前述したビアホール導体24-3に接続される。他方、ビアパッド25-7に接続されるように、非導電性材料層19-6を厚み方向に貫通するビアホール導体24-4が設けられる。
また、上述の周回部23-4には、その中間部にビアパッド25-8が設けられる。非導電性材料層19-6には、ビアパッド25-8に接続されるように、その厚み方向に貫通するビアホール導体24-5が設けられる。
非導電性材料層19-6には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-4および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-4が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-5および19-6間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-3および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-3が設けられる。
<5> 非導電性材料層19-6および19-7間の界面において、1ターンを超える周回部23-5が設けられるとともに、周回部23-5の両端部にビアパッド25-9および25-10が設けられる。ビアパッド25-9は、前述したビアホール導体24-5に接続される。他方、ビアパッド25-10に接続されるように、非導電性材料層19-7を厚み方向に貫通するビアホール導体24-6が設けられる。
また、上述の周回部23-5には、その中間部にビアパッド25-11が設けられる。ビアパッド25-11は、前述したビアホール導体24-4に接続される。
非導電性材料層19-7には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-5および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-5が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-6および19-7間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-4および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-4が設けられる。
<6> 非導電性材料層19-7および19-8間の界面において、1ターンを超える周回部23-6が設けられるとともに、周回部23-6の両端部にビアパッド25-12および25-13が設けられる。ビアパッド25-12は、前述したビアホール導体24-6に接続される。他方、ビアパッド25-13に接続されるように、非導電性材料層19-8を厚み方向に貫通するビアホール導体24-7が設けられる。
非導電性材料層19-8には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-6および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-6が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-7および19-8間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-5および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-5が設けられる。
<7> 非導電性材料層19-8および19-9間の界面において、1ターンを超える周回部23-7が設けられるとともに、周回部23-7の両端部にビアパッド25-14および25-15が設けられる。ビアパッド25-14は、前述したビアホール導体24-7に接続される。他方、ビアパッド25-15に接続されるように、非導電性材料層19-9を厚み方向に貫通するビアホール導体24-8が設けられる。
非導電性材料層19-9には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-7および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-7が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-8および19-9間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-6および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-6が設けられる。
<8> 非導電性材料層19-9および19-10間の界面において、1ターン未満の周回部23-8およびこれに連なる第2引き出し導体28が設けられるとともに、周回部23-8の端部にビアパッド25-16が設けられる。ビアパッド25-16は、前述したビアホール導体24-8に接続される。第2引き出し導体28は、第2内部端子導体30に接続される。
非導電性材料層19-10には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-8および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-8が設けられる。これら第1端子導体片29-8および第2端子導体片30-8は、図2に示すように、非導電性材料層19-9および19-10間の界面に沿って設けられても、非導電性材料層19-10を厚み方向に貫通する状態で設けられてもよい。
なお、上述した<4>および<5>において、周回部23-4の中間部にビアパッド25-8が設けられ、ビアパッド25-8に接続されるように、ビアホール導体24-5が設けられるとともに、周回部23-5の中間部にビアパッド25-11が設けられ、ビアパッド25-11に接続されるように、ビアホール導体24-4が設けられる、と説明された。すなわち、周回部23-4の端部と周回部23-5の中間部とがビアホール導体24-4で接続され、周回部23-4の中間部と周回部23-5の端部とがビアホール導体24-5で接続されている。これは、インダクタ11に方向性が出ないように、コイル導体20を180度回転対称の形状にするためである。
以上のような構成を有するインダクタ11において、コイル導体20が与えるコイル軸線は、部品本体12の実装面13に平行な方向に延びている。したがって、インダクタ11が実装基板に実装されたとき、コイル導体20に発生する磁束の方向は、実装面に対して平行となる。
また、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30は、それぞれ、複数の第1端子導体片29-1ないし29-8の集合体および複数の第2端子導体片30-1ないし30-8の集合体からなるため、複数の非導電性材料層19を積層方向に貫通する状態で設けられている。したがって、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30は、部品本体12の外表面において、比較的広い露出面を形成することができる。
また、コイル導体20のターン数は、必要に応じて、増減することができる。たとえば、非導電性材料層19-4および19-5に関連して設けられる周回部23-2および23-3を省略したり、非導電性材料層19-8および19-9に関連して設けられる周回部23-6および23-7を省略したりすれば、コイル導体20のターン数を減らすことができる。逆に、上述した周回部23-2および23-3に相当する周回部を追加したり、周回部23-6および23-7に相当する周回部を追加したりすれば、コイル導体20のターン数を増やすことができる。
また、コイル導体20または内部端子導体29および30のような導体が設けられない、いくつかの非導電性材料層19が、必要に応じて、非導電性材料層19-1および19-2の間、ならびに非導電性材料層19-10および19-11の間に配置されてもよい。
前述したように、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、複数の非導電性材料層19の隣り合うものの間の界面に設けられている。この場合、複数の第1アンカー導体35-1ないし35-6について図4に示すように、複数の第1アンカー導体35および複数の第2アンカー導体36は、それぞれ、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30から帯状に延びる複数のストリップ導体を形成している。すなわち、複数のストリップ導体の隣り合うものの間に非導電性材料層19が介在している。このような構成によれば、アンカー導体35および36と部品本体12との接触面積を広くすることができ、部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力をより高めることができる。
また、図2、図3および図4に示すように、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、それぞれ、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30から部品本体12の天面14に向かって延びている。したがって、実装時のリフロー工程での熱衝撃による応力を実装面13から離れた箇所に逃がすことができ、内部端子導体29および30の抜けを生じにくくすることができる。また、内部端子導体29および30に及ぼされる力が、特に、部品本体12の天面14から実装面13に向かう方向である場合において、アンカー導体35および36による固着力向上の効果がより発揮され得るということもできる。
また、図2および図4に示されるように、アンカー導体35および36の各々が形成する複数のストリップ導体は、互いに平行に延び、かつ部品本体12の天面14までの距離が互いに異なる先端位置を有している。簡単に言えば、アンカー導体35-1、35-3、35-5、36-2、36-4、および36-6がそれぞれ形成するストリップ導体は、アンカー導体35-2、35-4、35-6、36-1、36-3、および36-5がそれぞれ形成するストリップ導体より短い。このような構成によれば、たとえば熱衝撃による応力集中が緩和されるので、内部端子導体29および30の抜けをより生じにくくすることができる。なお、複数のストリップ導体は、長いものと短いものとの2種類だけでなく、3種類以上の長さのものがあってもよい。
第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、前述したように、複数の非導電性材料層19の隣り合うものの間の界面に設けられているのではなく、非導電性材料層19を積層方向に貫通する状態で設けられてもよい。これにより、複数の第1アンカー導体35-1ないし35-6について図5に示すように、複数の第1アンカー導体35および複数の第2アンカー導体36は、それぞれ、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30から広幅状に延びる状態となる。この場合において、図5に示すように、複数の第1アンカー導体35および複数の第2アンカー導体36の各々について、先端位置から部品本体12の天面14までの距離を異ならせておいてもよい。この構成によっても、アンカー導体35および36と部品本体12との接触面積を広くすることができるとともに、たとえば熱衝撃による応力集中が緩和されるので、部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力をより高めることができる。
なお、図示しないが、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、複数の非導電性材料層19の隣り合うものの間の界面に設けられているものと、非導電性材料層19を積層方向に貫通する状態で設けられているものとが混在していてもよい。
また、図2に示されかつ図3からもわかるように、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、部品本体12を第1側面15から第2側面16に向かって透視したとき、それぞれ、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28に対して少なくとも一部において重なる位置にある。この実施形態では、図3において、第1引き出し導体27の後ろに第1アンカー導体35が隠れ、かつ第2アンカー導体36の後ろに第2引き出し導体28が隠れていることからわかるように、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、実装面13に平行な方向において、それぞれ、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28と重なるように位置している。このような構成によれば、積層構造の部品本体12において、導体をバランス良く配置することができる。
なお、図示された形態のように、第1アンカー導体35および第2アンカー導体36は、全体が部品本体12の内部に配置されることが好ましいが、一部が部品本体12の外表面に露出していてもよい。
インダクタ11は、たとえば、以下のようにして製造される。図6には、インダクタ11の製造方法に含まれるいくつかの工程が示されている。図6は断面図であるが、この断面図には、典型的な4箇所の断面が破断線を介して1つの図面として示されている。
まず、図6(1)に示すように、非導電性材料層19-1上に非導電性材料層19-2が積層される。非導電性材料層19-1および19-2を含む非導電性材料層19の材料としては、たとえば、ホウケイ酸ガラス等のガラスにフェライトまたは金属磁性体を添加した電気絶縁性ペーストが用いられる。ガラスに代えて、樹脂が用いられることもある。非導電性材料層19-1および後述する非導電性材料層19-11には、前述したように、たとえばコバルトなどの顔料が添加される。
次に、図6(2)に示すように、非導電性材料層19-2上に、導電成分として、たとえば銀のような導電性金属を含む導電性ペーストからなる導体膜が形成され、パターニングされる。このパターニングによって、図6(2)に示した領域では、コイル導体20の周回部23-1およびその一部であるビアパッド25-1、ならびに第1端子導体片29-1の一部および第2端子導体片30-1の一部が形成される。
なお、上述したような導体膜のパターニングや後述する非導電性材料層19のパターニングには、たとえば、フォトリソグラフィ法、セミアディティブ法、スクリーン印刷法、転写法などが適用される。
次に、図6(3)に示すように、非導電性材料層19-2上に、非導電性材料層19-3が形成され、パターニングされる。このパターニングによって、周回部23-1の一部であるビアパッド25-1に対応する位置にビアホール導体24-1のための貫通孔41が形成されるとともに、端子導体片29-1および30-1をそれぞれ露出させる開口42および43が形成される。
次に、図6(4)に示すように、非導電性材料層19-3を覆うように、導体膜が形成され、パターニングされる。このパターニングによって、周回部23-2ならびにその各一部であるビアパッド25-2および25-3が形成されるとともに、第1端子導体片29-1の残部および第2端子導体片30-1の残部が形成される。また、貫通孔41内に導電性ペーストが導入され、ビアホール導体24-1が形成される。
次に、図6(5)に示すように、非導電性材料層19-3上に、非導電性材料層19-4が形成され、パターニングされる。このパターニングによって、周回部23-2の一部であるビアパッド25-3に対応する位置にビアホール導体24-2のための貫通孔44が形成されるとともに、端子導体片29-1および30-1をそれぞれ露出させる開口45および46が形成される。
次に、図6(6)に示すように、非導電性材料層19-3を覆うように、導体膜が形成され、パターニングされる。このパターニングによって、周回部23-3ならびにその各一部であるビアパッド25-4および25-5が形成されるとともに、第1端子導体片29-2および第2端子導体片30-2が形成される。また、貫通孔44内に導電性ペーストが導入され、ビアホール導体24-2が形成される。
以降、図6(5)に示した工程と同様の工程および図6(6)に示した工程と同様の工程とが必要回数繰り返され、最終的に、非導電性材料層19-10および19-11が積層されることによって、マザー積層体が得られる。
次に、マザー積層体は、図6において1点鎖線で示した切断線47およびこれら切断線47に直交する切断線に沿って切断され、部品本体12となるべき複数の積層体チップが取り出される。図示した切断線47に沿う切断によれば、第1内部端子導体29における第1端面17側に露出する面および第2内部端子導体30における第2端面18側に露出する面が現れる。他方、切断線47に直交する図示しない切断線に沿う切断によれば、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30の各々における実装面13側に露出する面が現れる。
非導電性材料層19がガラスを含む場合、積層体チップは、次いで焼成される。このようにして得られた部品本体12に、必要に応じて、バレル研磨加工が施され、外部端子導体31および32が形成され、インダクタ11が完成される。
[第2の実施形態]
図7および図8を参照して、この発明の第2の実施形態によるインダクタ11aについて説明する。図7は、図2に対応する図である。図8は、図4の場合と同様、インダクタ11aの断面図であるが、図1の面B-Bに沿う断面に相当する断面を示している。図7および図8において、図2および図4に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図7および図8に示したインダクタ11aは、図2および図4に示したインダクタ11と比較して、アンカー導体の位置および延びる方向が異なっている。
より具体的に説明すると、インダクタ11aでは、第1アンカー導体37は、部品本体12の実装面13に沿って第1内部端子導体29から第2端面18に向かって延び、第2アンカー導体38は、実装面13に沿って第2内部端子導体30から第1端面17に向かって延びている。したがって、特に実装面13近傍での内部端子導体29および30の部品本体12に対する固着力の向上を期待することができ、実装時のリフロー工程での熱衝撃によっても、内部端子導体29および30の抜けを生じにくくすることができる。また、内部端子導体29および30に及ぼされる力が、特に、部品本体12の実装面13に沿う方向である場合において、アンカー導体37および38による固着力向上の効果がより発揮され得るということもできる。
このインダクタ11aでは、図2および図4を参照して説明したインダクタ11の場合と同様、第1アンカー導体37および第2アンカー導体38は、複数の非導電性材料層19の隣り合うものの間の界面に設けられている。この場合、図8に示すように、複数の第1アンカー導体37および複数の第2アンカー導体38は、それぞれ、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30から帯状に延びる複数のストリップ導体を形成する。すなわち、複数のストリップ導体の隣り合うものの間に非導電性材料層19が介在している。このような構成によれば、アンカー導体37および38と部品本体12との接触面積を広くすることができ、部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力をより高めることができる。
また、図7および図8に示されるように、第1アンカー導体37が形成する複数のストリップ導体は、互いに平行に延び、かつ部品本体12の第2端面18までの距離が互いに異なる先端位置を有している。同様に、第2アンカー導体38が形成する複数のストリップ導体は、互いに平行に延び、かつ部品本体12の第1端面17までの距離が互いに異なる先端位置を有している。簡単に言えば、アンカー導体37-1、37-3、37-5、37-7、38-1、38-3、38-5、および38-7がそれぞれ形成するストリップ導体は、アンカー導体37-2、37-4、37-6、38-2、38-4、および38-6がそれぞれ形成するストリップ導体より長い。このような構成によれば、たとえば熱衝撃による応力集中が緩和されるので、内部端子導体29および30の抜けをより生じにくくすることができる。
また、図7および図8に示したアンカー導体37および38は、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-1、37-3、37-5、および37-7と、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-1、38-3、38-5、および38-7とがそれぞれ互いに対向し、より短いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-2、37-4、および37-6と、より短いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-2、38-4、および38-6とがそれぞれ互いに対向するという特徴を有している。
なお、複数のストリップ導体は、長いものと短いものとの2種類だけでなく、3種類以上の長さのものがあってもよい。
第1アンカー導体37および第2アンカー導体38は、前述したように、複数の非導電性材料層19の隣り合うものの間の界面に設けられているのではなく、図示しないが、非導電性材料層19を積層方向に貫通する状態で設けられてもよい。これにより、複数の第1アンカー導体37および複数の第2アンカー導体38は、それぞれ、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30から広幅状に延びる状態となる。この場合において、複数の第1アンカー導体37および複数の第2アンカー導体38の各々の先端位置から部品本体12の第1端面17または第2端面18までの距離を異ならせておいてもよい。この構成によっても、アンカー導体37および38と部品本体12との接触面積を広くすることができるとともに、たとえば熱衝撃による応力集中が緩和されるので、部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力をより高めることができる。
また、第1アンカー導体37および第2アンカー導体38は、複数の非導電性材料層19の隣り合うものの間の界面に設けられているものと、非導電性材料層19を積層方向に貫通する状態で設けられているものとが混在していてもよい。
アンカー導体37および38の形態について、図9に示した第1の変形例または図10に示した第2の変形例が採用されてもよい。
図9に示した第1の変形例は、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-1、37-3、37-5、および37-7と、より短いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-1、38-3、38-5、および38-7とがそれぞれ互いに対向し、より短いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-2、37-4、および37-6と、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-2、38-4、および38-6とがそれぞれ互いに対向するという特徴を有している。
図10に示した第2の変形例は、図9に示した第1の変形例の上述した特徴を特異化した特徴を有している。より具体的には、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-3は、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-2および38-4の間に位置し、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-5は、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-4および38-6の間に位置している。また、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-2は、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-1および37-3の間に位置し、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-4は、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-3および37-5の間に位置し、より長いストリップ導体を形成する第2アンカー導体38-6は、より長いストリップ導体を形成する第1アンカー導体37-5および37-7の間に位置している。
すなわち、第2の変形例は、第1アンカー導体37が形成するストリップ導体の先端部は、第2アンカー導体38が形成する複数のストリップ導体の隣り合うものの間に位置するものを含み、第2アンカー導体38が形成するストリップ導体の先端部は、第1アンカー導体37が形成する複数のストリップ導体の隣り合うものの間に位置するものを含むという特徴を有している。
第2の変形例によれば、複数の第1アンカー導体37と複数の第2アンカー導体38とが、互いにかみ合う位置関係を実現しているので、たとえば熱衝撃による応力集中が緩和されるばかりでなく、部品本体12に対する内部端子導体29および30の固着力を高めることができるので、内部端子導体29および30の抜けを一層生じにくくすることができる。
[第3の実施形態]
図11を参照して、この発明の第3の実施形態によるインダクタ11bについて説明する。図11は、図2に対応する図である。図11において、図2に示した要素の相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図11に示したインダクタ11bは、簡単に言えば、前述したインダクタ11および11aと比較して、コイル導体20の内径がより大きくされている部分を有することを第1の特徴としている。
図11を参照して、インダクタ11bは、インダクタ11および11aの場合と同様、部品本体12を備える。部品本体12は、実装基板側に向く実装面13と、実装面13に対向する天面14と、実装面13および天面14間を連結しかつ互いに対向する第1側面15および第2側面16と、実装面13および天面14間ならびに第1側面15および第2側面16間をそれぞれ連結しかつ互いに対向する第1端面17および第2端面18と、を有している。
部品本体12は、複数の非導電性材料層19を積層してなる積層構造を有している。複数の非導電性材料層19は、第1端面17および第2端面18の延びる方向に延び、かつ実装面13に平行な方向に積層されている。
部品本体12の内部には、螺旋状に延びるコイル導体20が配置されている。コイル導体20は、互いに逆の第1端部21および第2端部22を備えるとともに、第1端部21および第2端部22間において、複数の非導電性材料層19のいずれかの界面に沿って環状の軌道の一部を形成するように延びる複数の周回部23と、非導電性材料層19のいずれかを厚み方向に貫通する複数のビアホール導体24と、を備えている。コイル導体20において、上述の周回部23とビアホール導体24とが交互に接続されることによって螺旋状に延びる形態が与えられる。複数の周回部23の各々の端部には、ビアホール導体24との接続のための比較的広い面積のビアパッド25が設けられている。図11では、ビアホール導体24は、その電気的接続状態について、1点鎖線で示されている。
コイル導体20の第1端部21および第2端部22には、それぞれ、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28が接続される。第1引き出し導体27および第2引き出し導体28には、それぞれ、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30が接続される。内部端子導体29および30は、部品本体12の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、部品本体12の外表面に一部露出している。
この実施形態においても、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30は、部品本体12の実装面13において、それぞれ、第1端面17側および第2端面18側に互いに間隔を置いて露出するとともに、第1内部端子導体29は実装面13に露出する部分に連なりながら第1端面17に露出し、第2内部端子導体30は実装面13に露出する部分に連なりながら第2端面18に露出している。
図示しないが、第1内部端子導体29および第2内部端子導体30の各々の露出部分をそれぞれ覆うように、外部端子導体が設けられてもよい。
以下の説明においても、複数の非導電性材料層19のうち、特定のものを取り出して説明する必要があるときは、「19-1」、「19-2」、…というように、「19」に枝番を付した参照符号を用いる。また、複数の周回部23、複数のビアホール導体24、複数のビアパッド25、などについても、上述した非導電性材料層19の場合と同様の参照符号の用い方を採用する。
図11には、12個の非導電性材料層19-1、19-2、…、19-12が図示されている。これら非導電性材料層19-1、19-2、…、19-12はこの順序で第1側面15から第2側面16に向かって積層される。
最も端に位置する非導電性材料層19-1および19-12は、たとえばコバルトなどの顔料が添加されることにより、他の非導電性材料層19とは異なる色が付けられる。
以下、コイル導体20等の導体の形成態様につき、非導電性材料層19-1から非導電性材料層19-12に向かう順序で説明する。なお、図11に示したインダクタ11bでは、第1引き出し導体27と第2引き出し導体28との位置関係が、図2に示したインダクタ11の場合と左右逆になっている。
<1> 非導電性材料層19-2ないし19-4には、第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-1ないし30-3が、それぞれ、非導電性材料層19-2ないし19-4を厚み方向、すなわち積層方向に貫通する状態で設けられる。
図示しないが、非導電性材料層19-2ないし19-4には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片も、第2端子導体片30-1ないし30-3とは対称位置に設けられる。
<2> 非導電性材料層19-4および19-5間の界面において、第1引き出し導体27およびこれに連なる1ターン未満の周回部23-1が設けられるとともに、周回部23-1の端部にビアパッド25-1が設けられる。ビアパッド25-1に接続されるように、詳細には図示しないが、非導電性材料層19-5を厚み方向に貫通するビアホール導体24-1が設けられる。第1引き出し導体27は、第1内部端子導体29に接続される。
非導電性材料層19-5には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-4および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-4が、非導電性材料層19-5を厚み方向に貫通する状態で設けられる。
<3> 非導電性材料層19-5および19-6間の界面において、1ターン未満の周回部23-2が設けられるとともに、周回部23-2の両端部にビアパッド25-2および25-3が設けられる。ビアパッド25-2は、前述したビアホール導体24-1に接続される。他方、ビアパッド25-3に接続されるように、非導電性材料層19-6を厚み方向に貫通するビアホール導体24-2が設けられる。
非導電性材料層19-6には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-5および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-5が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-5および19-6間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-1および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-1が設けられる。
<4> 非導電性材料層19-6および19-7間の界面において、1ターン未満の周回部23-3が設けられるとともに、周回部23-3の両端部にビアパッド25-4および25-5が設けられる。ビアパッド25-4は、前述したビアホール導体24-2に接続される。他方、ビアパッド25-5に接続されるように、非導電性材料層19-7を厚み方向に貫通するビアホール導体24-3が設けられる。
非導電性材料層19-7には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-6および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-6が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
<5> 非導電性材料層19-7および19-8間の界面において、1ターン未満の周回部23-4が設けられるとともに、周回部23-4の両端部にビアパッド25-6および25-7が設けられる。ビアパッド25-6は、前述したビアホール導体24-3に接続される。他方、ビアパッド25-7に接続されるように、非導電性材料層19-8を厚み方向に貫通するビアホール導体24-4が設けられる。
非導電性材料層19-8には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-7および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-7が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
さらに、非導電性材料層19-7および19-8間の界面において、第1内部端子導体29から延びる第1アンカー導体35-2および第2内部端子導体30から延びる第2アンカー導体36-2が設けられる。
<6> 非導電性材料層19-8および19-9間の界面において、1ターン未満の周回部23-5およびこれに連なる第2引き出し導体28が設けられるとともに、周回部23-5の端部にビアパッド25-8が設けられる。ビアパッド25-8は、前述したビアホール導体24-4に接続される。第2引き出し導体28は、第2内部端子導体30に接続される。
非導電性材料層19-9には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片29-8および第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-8が、その厚み方向に貫通する状態で設けられる。
<7> 非導電性材料層19-10および19-11には、第2内部端子導体30の一部となる第2端子導体片30-9および30-10が、それぞれ、非導電性材料層19-10および19-11を厚み方向に貫通する状態で設けられる。
図示しないが、非導電性材料層19-10および19-11には、第1内部端子導体29の一部となる第1端子導体片も、第2端子導体片30-9および30-10とは対称位置に設けられる。
以上のような構成を有するインダクタ11bでは、周回部23-1、23-3および23-5に注目すると、周回部23-2および23-4に比べて、より大きな内径を有している。すなわち、インダクタ11bの構成は、一般化すると、部品本体12を第1側面15から第2側面16に向かって透視したとき、コイル導体20は、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28の少なくとも一方と重なるか、第1引き出し導体27および第2引き出し導体28の少なくとも一方より部品本体12の外表面により近い周回部23を有することを特徴としている。
上述したように、コイル導体20に備える周回部23の内径を大きくすると、インダクタ11bによって得られるインダクタンス値を高め、かつQ値を高めることができる。
インダクタ11bには、以下のような特徴もある。すなわち、内径をより大きくした周回部23-1、23-3および23-5をそれぞれ設けている非導電性材料層19間の各界面では、アンカー導体35を設けるべきスペースを、周回部23の内径をより大きくするために譲っている。したがって、アンカー導体35は、内径を大きくしない周回部23-2および23-4をそれぞれ形成している非導電性材料層19間の各界面にのみ設けられている。
上述のことから、図11に示したインダクタ11bでは、周回部の内径を大きくすることとアンカー導体を設けることとは両立しないことを示唆しているかのように見える。しかしながら、第3の実施形態の変形例として、非導電性材料層19間の特定の界面において、周回部の内径を大きくすることとアンカー導体を設けることとを両立させることも可能である。すなわち、周回部の内径を、たとえば第1端面17側においてのみ広げ、第2端面18側においてアンカー導体を設けるようにすれば、周回部の内径を大きくすることとアンカー導体を設けることとを両立させることができる。
また、図7に示すように、実装面13に沿う位置にアンカー導体37および38を移せば、アンカー導体37および38に邪魔されずに、周回部23の内径を大きくすることができ、周回部の内径を大きくすることとアンカー導体を設けることとを両立させることができる。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他種々の変形例が可能である。また、本明細書に記載の実施形態および変形例は、例示的なものであり、実施形態と変形例との間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。
11,11a,11b インダクタ
12 部品本体
13 実装面
14 天面
15,16 側面
17,18 端面
19 非導電性材料層
20 コイル導体
21 第1端部
22 第2端部
23 周回部
24 ビアホール導体
27 第1引き出し導体
28 第2引き出し導体
29 第1内部端子導体
30 第2内部端子導体
31 第1外部端子導体
32 第2外部端子導体
33 ニッケルめっき層
34 錫めっき層
35,37 第1アンカー導体
36,38 第2アンカー導体

Claims (7)

  1. 非導電性材料からなる部品本体と、
    前記部品本体の内部に配置され、互いに逆の第1端部および第2端部ならびに前記第1端部および前記第2端部間において周回部を有する、コイル導体と、
    前記コイル導体の前記第1端部および前記第2端部にそれぞれ接続された、第1引き出し導体および第2引き出し導体と、
    前記第1引き出し導体および前記第2引き出し導体にそれぞれ接続され、前記部品本体の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、前記部品本体の外表面に一部露出した、第1内部端子導体および第2内部端子導体と、
    を備え、
    前記部品本体は、実装基板側に向く実装面と、前記実装面に対向する天面と、前記実装面および前記天面間を連結しかつ互いに対向する第1側面および第2側面と、前記実装面および前記天面間ならびに前記第1側面および前記第2側面間をそれぞれ連結しかつ互いに対向する第1端面および第2端面と、を有し、
    前記第1内部端子導体および前記第2内部端子導体は、前記実装面において、それぞれ、前記第1端面側および前記第2端面側に互いに間隔を置いて露出するとともに、前記第1内部端子導体は前記実装面に露出する部分に連なりながら前記第1端面に露出し、前記第2内部端子導体は前記実装面に露出する部分に連なりながら前記第2端面に露出しており、
    前記コイル導体が与えるコイル軸線は、前記実装面に平行な方向に延びており、
    前記部品本体を前記第1側面から前記第2側面に向かって透視したとき、前記コイル導体は、前記第1引き出し導体および前記第2引き出し導体の少なくとも一方と重なるか、前記第1引き出し導体および前記第2引き出し導体の少なくとも一方より前記部品本体の外表面により近い周回部を有する、
    インダクタ。
  2. 前記部品本体は、前記第1側面および前記第2側面の延びる方向に延びかつ前記実装面に平行な方向に積層された複数の非導電性材料層を備え、前記第1内部端子導体および前記第2内部端子導体は、複数の前記非導電性材料層を積層方向に貫通する状態で設けられる、請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記第1引き出し導体は、直線状に延びて、前記コイル導体の前記第1端部に接続され、前記第2引き出し導体は、直線状に延びて、前記コイル導体の前記第2端部に接続されている、請求項1または2に記載のインダクタ。
  4. 前記第1引き出し導体は、前記第1内部端子導体における、前記第1端面に露出する部分の前記天面側の端部に接続され、前記第2引き出し導体は、前記第2内部端子導体における、前記第2端面に露出する部分の前記天面側の端部に接続されている、請求項3に記載のインダクタ。
  5. 非導電性材料からなる部品本体と、
    前記部品本体の内部に配置され、互いに逆の第1端部および第2端部ならびに前記第1端部および前記第2端部間において周回部を有する、コイル導体と、
    前記コイル導体の前記第1端部および前記第2端部にそれぞれ接続された、第1引き出し導体および第2引き出し導体と、
    前記第1引き出し導体および前記第2引き出し導体にそれぞれ接続され、前記部品本体の内部に埋め込まれた状態で配置されながら、前記部品本体の外表面に一部露出した、第1内部端子導体および第2内部端子導体と、
    前記部品本体に接する状態で前記第1内部端子導体および前記第2内部端子導体からそれぞれ延びるが、前記コイル導体には接続されない、第1アンカー導体および第2アンカー導体と、
    を備え、
    前記第1引き出し導体は、直線状に延びて、前記第1内部端子導体に接続され、前記第2引き出し導体は、直線状に延びて、前記第2内部端子導体に接続されている、
    インダクタ。
  6. 前記部品本体は、実装基板側に向く実装面と、前記実装面に対向する天面と、前記実装面および前記天面間を連結しかつ互いに対向する第1側面および第2側面と、前記実装面および前記天面間ならびに前記第1側面および前記第2側面間をそれぞれ連結しかつ互いに対向する第1端面および第2端面と、を有し、
    前記第1内部端子導体および前記第2内部端子導体は、前記実装面において、それぞれ、前記第1端面側および前記第2端面側に互いに間隔を置いて露出するとともに、前記第1内部端子導体は前記実装面に露出する部分に連なりながら前記第1端面に露出し、前記第2内部端子導体は前記実装面に露出する部分に連なりながら前記第2端面に露出しており、
    前記第1引き出し導体は、前記第1内部端子導体における、前記第1端面に露出する部分の前記天面側の端部に接続され、前記第2引き出し導体は、前記第2内部端子導体における、前記第2端面に露出する部分の前記天面側の端部に接続されている、
    請求項5に記載のインダクタ。
  7. 前記コイル導体の前記第1端部および前記第2端部は、前記部品本体の前記天面側に位置している、請求項6に記載のインダクタ。
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