JP2022171744A - 労働状態管理装置、労働状態管理システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
拘束時間とは、始業時刻から終業時刻までの時間で、労働時間と休憩時間の合計時間をいう。1ヵ月の拘束時間は、原則として293時間以内でなければならない。1日の拘束時間は、原則として13時間以内であり、最大で16時間である。拘束時間が15時間を超える回数は、1週間につき2回が限度である。
休息期間とは、勤務と次の勤務との間の時間で、睡眠時間を含む労働者の生活時間として、労働者にとって全く自由な時間をいう。1日の休息期間は、継続して8時間以上でなければならない。運転者の所在地での休息期間がそれ以外の場所での休息期間より長くなるように努めなければならない。
運転時間は、2日平均で1日あたり9時間以内でなければならない。また、運転時間は、2週間平均で1週間あたり44時間以内でなければならない。
連続運転時間は、4時間以内でなければならない。運転の中断を認定するためには、継続して10分以上かつ合計30分以上の休憩が必要である。
時間外労働は、1日の最大拘束時間の範囲内で行わなければならない。所定の協定届を労働基準監督署に提出する必要がある。
休日労働は、2週間に1回以内、かつ1ヵ月の拘束時間の範囲内で行わなければならない。所定の協定届を労働基準監督署に提出する必要がある。
業務の必要上やむを得ない場合、一定期間の勤務回数の1/2以内を限度として、休息期間を拘束時間の途中及び拘束時間の経過直後に分割して与えることができる。分割された休息期間は、1日において1回あたり継続して4時間以上、合計して10時間以上でなければならない。
1台の車両に2人以上の運転者が同時に乗務する場合、1日の最大拘束時間を20時間まで延長でき、また休息期間を4時間まで短縮できる。但し、車両内に身体を伸ばして休息することができる設備がある場合に限る。
業務の必要上やむを得ない場合、2暦日における拘束時間が21時間を超えず、かつ勤務終業後に継続して20時間以上の休息期間を与えることを条件に、運転者を隔日勤務に就かせることができる。夜間に4時間以上の仮眠を与える場合は、2週間について3回を限度に2暦日における拘束時間を24時間まで延長できる。
運転者が勤務の中途でフェリーに乗船する場合、フェリー乗船時間のうち2時間までを拘束時間として取り扱い、その他の時間については休息期間として上述の休息期間8時間から減算することができる。但し、減算後の休息期間は、フェリー下船時刻から勤務終了時刻までの時間の1/2を下回ってはならない。
図1は、第1の実施形態に係る労働状態管理システムの構成図である。労働状態管理システムは、トラック運送業者の事務所Oに配置される要素として、事務所端末1と、ディスプレイ2と、入力装置3と、カードリーダライタ(R/W)4とを含む。
労働状態管理システムは、主要な機能を実行するための要素として、出力部100、判定部101、取得部102、記録部103、算出部104、報知部105、判定部106、出力部107、取得部108、更新部109、算出部110、及び報知部111を備える。
労働管理システムにおける処理は、運転者の出勤時に実行される出勤時処理、車両Bの出庫時に実行される出庫時処理、車両Bの運行時に実行される運行時処理、車両Bの帰庫時に実行される帰庫時処理、運転者の退勤時に実行される退勤時処理に大別される。
運転者は、事務所Oへの出勤時、自身のメモリーカードCをカードリーダライタ4に挿入する。カードリーダライタ4は、メモリーカードCから運転者IDを読み取り、読み取った運転者IDを事務所端末1に送信する。このように運転者IDが事務所端末1に入力されたことをトリガとして、出勤時処理が開始される。
ステップS104或いはステップS105を以って、出勤時処理が終了する。
処理開始当初において、先ず取得部102が記憶装置9から出勤時刻データ及び上記一定期間分の労働履歴データを取得する(ステップS201)。具体的には、取得部102は、デジタルタコグラフ5に記憶装置9であるメモリーカードCの読み取りを指示するコマンドを送信する。このコマンドを受信したことに応じて、デジタルタコグラフ5のコントローラ50がカードリーダライタ55を制御してメモリーカードCに記憶された出勤時刻データ及び労働履歴データを読み出し、労働状態管理装置8に送信する。取得部102は、デジタルタコグラフ5から送信されたこれらのデータをコントローラ80のメモリに書き込む。
ステップS203を以って、出庫時処理が終了する。
運行時処理においては、記録部103が作業変更イベントの発生を監視する(ステップS301)。作業変更イベントは、例えば入力装置6による作業区分(待機、休憩、休息、分割休息、荷積、荷卸、フェリー乗船、及び1人乗務/2人乗務等)の切り替えを指す。
処理開始当初において、先ず出力部107が運行データファイル121の運行データを参照し、現在の勤務日において運転者が分割休息を取得しているか否かを判定する(ステップS401)。
処理開始当初において、先ず取得部108が記憶装置9から勤務日データを取得する(ステップS501)。具体的には、取得部108は、カードリーダライタ4を制御して記憶装置9であるメモリーカードCから勤務日データを読み取る。
ステップS506或いはステップS507を以って、退勤時処理が終了する。
第2の実施形態について説明する。特に言及しない構成については、第1の実施形態と同様である。また、第1の実施形態と同一の要素には同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。
本実施形態における労働状態管理システムは、図2に示した算出部104に代えて、算出部104a,104bを備える。更に、この労働状態管理システムは、アルコールチェッカAC1,AC2、報知部130,131,133、及び算出部132を備える。
図10は、出勤時処理の流れを示すフローチャートである。第1勤務日において運転者が事務所Oに出勤した際に、例えば第1の実施形態と同じく、運転者IDが事務所端末1に入力されたことをトリガとして出勤時処理が開始される。但し、出勤時処理のトリガは運転者IDの入力に限られない。
処理開始当初において、先ず現在の勤務日が宿泊運行の第1勤務日に相当するか否かが判定される(ステップS421)。この判定は、例えば出力部107によって実施される。例えば出力部107は、帰庫ボタン6bにより当該帰庫時処理のトリガとなった運行終了コマンドが入力されている場合には第1勤務日に相当しないと判定し、宿泊ボタン6cにより当該帰庫時処理のトリガとなった運行終了コマンドが入力されている場合には第1勤務日に相当すると判定する。
ここで、図9に示した休息開始ボタン6d及び休息終了ボタン6eが操作された際に実施し得る動作の一例について説明する。分割休息を取得する場合、運転者は休息開始ボタン6dを操作して休息開始コマンドを入力する。この休息開始コマンドが入力されたことに応じて、図14のフローチャートに示す休息処理が開始される。なお、このフローチャートに示す休息処理は、図5のフローチャートに示す動作によって実現される処理の一部を具体的に示すものである。
第3の実施形態について説明する。以下の説明においては、第1,第2の実施形態との相違点に着目し、重複する説明を省略する。
図15は、第3の実施形態に係る労働状態管理システムの構成図である。本実施形態に係る労働状態管理システムは、記憶装置9としてのサーバSと、事務所端末1のインターフェイス12に有線又は無線にて通信接続された通信装置200と、デジタルタコグラフ5のインターフェイス56に有線又は無線にて通信接続された通信装置201とを備える。サーバS、通信装置200,201は、例えばインターネット等のネットワークNを介して相互通信可能である。
第4の実施形態について説明する。以下の説明においては、第1,第2の実施形態との相違点に着目し、重複する説明を省略する。
図16は、第4の実施形態に係る労働状態管理システムの構成図である。本実施形態に係る労働状態管理システムは、第1,第2の実施形態のようにデジタルタコグラフ5と別体に設けられた労働状態管理装置8を備えず、デジタルタコグラフ5が労働状態管理装置として機能する。
第5の実施形態について説明する。以下の説明においては、第3の実施形態との相違点に着目し、重複する説明を省略する。
図17は、第5の実施形態に係る労働状態管理システムの構成図である。本実施形態に係る労働状態管理システムは、第3の実施形態のようにデジタルタコグラフ5と別体に設けられた労働状態管理装置8を備えず、デジタルタコグラフ5が労働状態管理装置として機能する。
第6の実施形態について説明する。以下の説明においては、第5の実施形態との相違点に着目し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る労働状態管理システムの構成は、図17に示したものと同様である。
本発明は、第1~第6の実施形態に開示した構成を適宜変形して実施できる。
(1)運行開始を示す運行開始コマンド及び運行終了を示す運行終了コマンドを入力可能な入力装置、及び、前記運行開始コマンドが入力された運行開始時刻及び前記運行終了コマンドが入力された運行終了時刻を含む運行データを記録するデジタルタコグラフと通信接続可能な労働状態管理装置であって、
第1勤務日とこの第1勤務日に続く第2勤務日とに亘る宿泊運行の前記第1勤務日における車両の運転者の出勤時刻を記憶した記憶装置から当該出勤時刻を取得する取得手段と、
前記第1勤務日において、前記取得手段が取得した出勤時刻を用いて前記運転者の前記第1勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第1算出手段と、
前記第2勤務日において、前記第2勤務日の前記運行開始時刻を前記第2勤務日の出勤時刻として用いて、前記運転者の前記第2勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第2算出手段と、
前記第1算出手段及び前記第2算出手段が算出した拘束時間又は休息期間、或いはこれらの少なくとも一方に関連する時間情報を報知する第1報知手段と、
を備える労働状態管理装置。
前記運行開始コマンドが入力された運行開始時刻及び前記運行終了コマンドが入力された運行終了時刻を含む運行データを記録する記録手段と、
第1勤務日とこの第1勤務日に続く第2勤務日とに亘る宿泊運行の前記第1勤務日における前記車両の運転者の出勤時刻を記憶した外部の記憶装置から当該出勤時刻を取得する取得手段と、
前記第1勤務日において、前記取得手段が取得した出勤時刻を用いて前記運転者の前記第1勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第1算出手段と、
前記第2勤務日において、前記第2勤務日の前記運行開始時刻を前記第2勤務日の出勤時刻として用いて、前記運転者の前記第2勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第2算出手段と、
前記第1算出手段及び前記第2算出手段が算出した拘束時間又は休息期間、或いはこれらの少なくとも一方に関連する時間情報を報知する第1報知手段と、
を備える労働状態管理装置。
前記第3算出手段により算出された前記出勤可能時刻を報知する第2報知手段と、
をさらに備える上記(1)又は(2)に記載の労働状態管理装置。
をさらに備える上記(1)乃至(3)のうちいずれか1項に記載の労働状態管理装置。
をさらに備える上記(1)乃至(4)のうちいずれか1項に記載の労働状態管理装置。
前記情報処理装置は、第1勤務日とこの第1勤務日に続く第2勤務日とに亘る宿泊運行の前記第1勤務日における前記車両の運転者の出勤時刻を記憶装置に記憶させる第1出力手段を備え、
前記デジタルタコグラフは、前記運行開始コマンドが入力された運行開始時刻及び前記運行終了コマンドが入力された運行終了時刻を含む運行データを記録する記録手段を備え、
前記労働状態管理装置は、
前記記憶装置から前記第1勤務日の出勤時刻を取得する第1取得手段と、
前記第1勤務日において、前記第1取得手段が取得した出勤時刻を用いて前記運転者の前記第1勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第1算出手段と、
前記第2勤務日において、前記第2勤務日の前記運行開始時刻を前記第2勤務日の出勤時刻として用いて、前記運転者の前記第2勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第2算出手段と、
前記第1算出手段及び前記第2算出手段が算出した拘束時間又は休息期間、或いはこれらの少なくとも一方に関連する時間情報を報知する第1報知手段と、
を備える労働状態管理システム。
前記情報処理装置は、第1勤務日とこの第1勤務日に続く第2勤務日とに亘る宿泊運行の前記第1勤務日における前記車両の運転者の出勤時刻を記憶装置に記憶させる第1出力手段を備え、
前記労働状態管理装置は、
前記運行開始コマンドが入力された運行開始時刻及び前記運行終了コマンドが入力された運行終了時刻を含む運行データを記録する記録手段と、
前記記憶装置から前記第1勤務日の出勤時刻を取得する第1取得手段と、
前記第1勤務日において、前記第1取得手段が取得した出勤時刻を用いて前記運転者の前記第1勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第1算出手段と、
前記第2勤務日において、前記第2勤務日の前記運行開始時刻を前記第2勤務日の出勤時刻として用いて、前記運転者の前記第2勤務日における拘束時間及び休息期間の少なくとも一方を算出する第2算出手段と、
前記第1算出手段及び前記第2算出手段が算出した拘束時間又は休息期間、或いはこれらの少なくとも一方に関連する時間情報を報知する第1報知手段と、
を備える労働状態管理システム。
前記第1勤務日において前記運行終了コマンドが入力されたことに応じて、この運行終了コマンドに対応する前記運行終了時刻を前記第1勤務日の退勤時刻として用いて、予め定められた労働基準を満たす前記運転者の前記第2勤務日における出勤可能時刻を算出する第3算出手段と、
前記第3算出手段により算出された前記出勤可能時刻を報知する第2報知手段と、
前記第1勤務日及び前記第2勤務日の各々の前記運行データを前記記憶装置に記憶させる第2出力手段と、
をさらに備え、
前記情報処理装置は、
前記記憶装置から前記第2出力手段が記憶させた前記運行データを取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段が取得した前記運行データに含まれる前記第2勤務日の前記運行開始時刻を前記第2勤務日の出勤時刻として用いるとともに、現在時刻を前記第2勤務日の退勤時刻として用いて、予め定められた労働基準を満たす前記運転者の次回の勤務日における出勤可能時刻を算出する第4算出手段と、
前記第4算出手段が算出した前記出勤可能時刻を報知する第3報知手段と、
をさらに備える上記(6)又は(7)に記載の労働状態管理システム。
前記運転者の前記第1勤務日における出勤時に、現在時刻を前記第1勤務日の出勤時刻として用いるとともに、前記第1勤務日の前日にあたる前回の勤務日の退勤時刻を用いて算出される前記前回の勤務日の休息期間が、1日の休息期間に関する労働基準を満たすか否かを判定し、その判定結果を報知する第1判定手段、
をさらに備え、
前記労働状態管理装置は、
前記第2勤務日において前記運行開始コマンドが入力されたことに応じて、この運行開始コマンドに対応する前記運行開始時刻を前記第2勤務日の出勤時刻として用いるとともに、前記第1勤務日の前記運行終了時刻を前記第1勤務日の退勤時刻として用いて算出される前記第1勤務日の休息期間が、前記1日の休息期間に関する労働基準を満たすか否かを判定し、その判定結果を報知する第2判定手段、
をさらに備える上記(6)乃至(8)のうちいずれか1に記載の労働状態管理システム。
前記労働状態管理装置に通信接続され、前記第2勤務日において前記運行開始コマンドが入力されたことに応じて、前記運転者の飲酒判定を行う第2アルコールチェッカと、
をさらに含み、
前記情報処理装置は、前記第1アルコールチェッカにより前記運転者が飲酒していると判定された場合、出勤不可を報知する第4報知手段をさらに備え、
前記労働状態管理装置は、前記第2アルコールチェッカにより前記運転者が飲酒していると判定された場合、運転不可を報知する第5報知手段をさらに備える、
上記(6)乃至(9)のうちいずれか1に記載の労働状態管理システム。
Claims (9)
- 運転者の出勤時に実行される第1処理において、データベースに記録される前記運転者の前回の勤務日の退勤時刻と現在時刻とに基づいて前記前回の勤務日における休息期間を判定する判定手段と、
前記運転者の現在の勤務日の出勤時刻を前記データベースに書き込む第1更新手段と、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定された場合にその旨を報知する報知手段と、
休息開始時刻から休息終了時刻までの経過時間が休息の最低必要時間に達していない場合に、当該経過時間を休息期間以外の時間として処理することについての許否を受け付け、許可された場合に当該経過時間を休息期間以外の時間として前記データベースに記録する記録手段と、
前記運転者の退勤時に実行される第2処理において、前記現在の勤務日の退勤時刻を前記データベースに書き込む第2更新手段と、
を備える労働状態管理装置。 - 前記判定手段は、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得していない場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間が第1最低休息期間を満たすかを判定し、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得している場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間に分割休息の取得時間を加算した時間が前記第1最低休息期間よりも長い第2最低休息期間を満たすかを判定する、
請求項1に記載の労働状態管理装置。 - 前記報知手段は、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定され、かつ、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得していない場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間が第1最低休息期間を満たすことになる出勤時刻または当該出勤時刻までの所要時間をディスプレイに表示し、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定され、かつ、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得している場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間に分割休息の取得時間を加算した時間が前記第1最低休息期間よりも長い第2最低休息期間を満たすことになる出勤時刻または当該出勤時刻までの所要時間をディスプレイに表示する、
請求項1または2に記載の労働状態管理装置。 - 労働履歴が記録されるデータベースと、労働状態管理装置とを含む労働状態管理システムであって、
前記労働状態管理装置は、
運転者の出勤時に実行される第1処理において、前記データベースに記録される前記運転者の前回の勤務日の退勤時刻と現在時刻とに基づいて前記前回の勤務日における休息期間を判定する判定手段と、
前記運転者の現在の勤務日の出勤時刻を前記データベースに書き込む第1更新手段と、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定された場合にその旨を報知する報知手段と、
休息開始時刻から休息終了時刻までの経過時間が休息の最低必要時間に達していない場合に、当該経過時間を休息期間以外の時間として処理することについての許否を受け付け、許可された場合に当該経過時間を休息期間以外の時間として前記データベースに記録する記録手段と、
前記運転者の退勤時に実行される第2処理において、前記現在の勤務日の退勤時刻を前記データベースに書き込む第2更新手段と、
を備える労働状態管理システム。 - 前記判定手段は、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得していない場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間が第1最低休息期間を満たすかを判定し、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得している場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間に分割休息の取得時間を加算した時間が前記第1最低休息期間よりも長い第2最低休息期間を満たすかを判定する、
請求項4に記載の労働状態管理システム。 - 前記報知手段は、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定され、かつ、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得していない場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間が第1最低休息期間を満たすことになる出勤時刻または当該出勤時刻までの所要時間をディスプレイに表示し、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定され、かつ、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得している場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間に分割休息の取得時間を加算した時間が前記第1最低休息期間よりも長い第2最低休息期間を満たすことになる出勤時刻または当該出勤時刻までの所要時間をディスプレイに表示する、
請求項4または5に記載の労働状態管理システム。 - コンピュータを、
運転者の出勤時に実行される第1処理において、データベースに記録される前記運転者の前回の勤務日の退勤時刻と現在時刻とに基づいて前記前回の勤務日における休息期間を判定する判定手段、
前記運転者の現在の勤務日の出勤時刻を前記データベースに書き込む第1更新手段、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定された場合にその旨を報知する報知手段、
休息開始時刻から休息終了時刻までの経過時間が休息の最低必要時間に達していない場合に、当該経過時間を休息期間以外の時間として処理することについての許否を受け付け、許可された場合に当該経過時間を休息期間以外の時間として前記データベースに記録する記録手段、および、
前記運転者の退勤時に実行される第2処理において、前記現在の勤務日の退勤時刻を前記データベースに書き込む第2更新手段、
として機能させるためのコンピュータプログラム。 - 前記判定手段は、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得していない場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間が第1最低休息期間を満たすかを判定し、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得している場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間に分割休息の取得時間を加算した時間が前記第1最低休息期間よりも長い第2最低休息期間を満たすかを判定する、
請求項7に記載のコンピュータプログラム。 - 前記報知手段は、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定され、かつ、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得していない場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間が第1最低休息期間を満たすことになる出勤時刻または当該出勤時刻までの所要時間をディスプレイに表示し、
前記判定手段により前記前回の勤務日における休息期間が予め定められた基準を満たさないと判定され、かつ、前記前回の勤務日において前記運転者が分割休息を取得している場合には、前記前回の勤務日の退勤時刻から現在時刻までの時間に分割休息の取得時間を加算した時間が前記第1最低休息期間よりも長い第2最低休息期間を満たすことになる出勤時刻または当該出勤時刻までの所要時間をディスプレイに表示する、
請求項7または8に記載のコンピュータプログラム。
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