JP2019194842A - 車両貸出管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態における車両貸出管理システム1のハードウェア構成とソフトウェア機能を説明するためのブロック図である。
実施例1として、車両の走行距離を引き継ぐ手順について説明する。図2は、車両貸出管理システム1を用いた走行距離引き継ぎ方法を示すフローチャートである。また、図3は車両データベース310の一例を示す図である。図1〜図3を用いて、上述した各ハードウェアと、ソフトウェアモジュールが実行する処理について説明する。本実施形態における車両貸出管理システム1は、店舗又はカーシェアごとに保有する管理画面を通じて、各種の設定や評価を実施するものであるが、各店舗又はカーシェアにおける管理画面を本社で一括管理するように設定したものであっても構わない。
まず、車両貸出管理システム1の制御部100は、車両を交換するにあたり、走行距離算出モジュール111を実行し、利用者に先に貸し出された車両について走行した距離を算出し、記憶部300に格納されている車両データベース310に記憶する(ステップS110)。距離の算出は、最初に貸し出す際に計測したオドメータの計測値と、交換する際に計測したオドメータの計測値とに基づいて行われる。具体的には、制御部100は走行距離入力モジュール112を備えており、貸し出し時と返却時に、オドメータの計測値に応じて、走行距離を記憶部300の車両データベース310に車両情報として入力するように構成されている。走行距離算出モジュール111は、走行距離入力モジュール112で入力され車両データベース310に記憶されている、貸し出し前後の走行距離に基づいて、今回の走行距離を算出する。
次に、制御部100は走行距離引き継ぎモジュール113を実行し、交換後の車両に対し、先に貸し出された車両の走行距離を引き継ぎ、それを表示させる(ステップS120)。
続いて、実施例2として車両の早期返却の手続きを行う手順について説明する。図4は、車両貸出管理システム1を用いた早期返却手続き方法を示すフローチャートである。図1及び図3〜4を用いて、車両貸出管理システム1を用いた早期返却手続き方法について説明する。
まず、利用者からの早期返却の申し出があり、従業員が管理画面において、早期返却を希望する車両と日時を入力すると、車両貸出管理システム1の制御部100は、早期返却受付モジュール121を実行し、利用者から早期返却の申し出があった車両に紐づけて、早期返却希望の日付と時刻を記憶部300の車両データベース310に記憶する(ステップS210)。このとき、図8に示す従業員データベース320と連動して、後述するように、早期返却希望の日付及び時刻における勤務シフトを参照し、申し出のあった日時に返却が可能かどうか(必要な従業員が確保できているかどうか)判断するようにしてもよい。
続いて、制御部100は、車両ステータス変更モジュール122を実行し、車両データベース310に格納されている車両情報として、早期返却の申し出があった車両のステータスを「貸し出し中」から「仮返却」に変更する(ステップS220)。そして、早期返却の申し出があった日に返却があると、車両のステータスを「仮返却」から「返却」に変更する。
続いて、実施例3として車両の販売の申し出を行う手順について説明する。図5は、車両貸出管理システム1を用いた車両販売申し出方法を示すフローチャートである。図1及び図5を用いて、車両貸出管理システム1を用いた車両販売申し出方法について説明する。
まず、貸し出しが開始されると、車両貸出管理システム1の制御部100は、貸出期間カウントモジュール131を実行し、貸し出しの期間をカウントする(ステップS310)。貸し出しの期間は日単位であってもよいし、週単位や時間単位など適宜の単位であっても構わない。カウントした貸出期間は車両データベース310に車両に紐づけて記憶される。
そして、貸出期間が、予め設定された所定の期間を超えると、制御部100はメッセージ送信モジュール132を実行し、利用者に対し、販売の申し出を記したメッセージを送信する(ステップS320)。例えば、前記所定の期間を5か月と設定すると、貸し出しから5か月を経過した際、利用者に対し、「ご利用から5か月が経過しました。お車の調子はいかがですか?ご希望であれば、所定のお手続きをすることで、この車両はあなたのものになります。」といったメッセージを送信する。
続いて、実施例4として、本実施形態における車両貸出管理システム1を使用して店舗又はカーシェアにおける予約及び/又は返却の手続き業務を管理する車両貸出管理方法について説明する。図6は、車両貸出管理システム1を用いた車両貸出管理方法を示すフローチャートである。また、図7は、従業員ごとに勤務時間を入力する画面の一例を示す図であり、図8は従業員データベース320の一例を示す図である。
最初に、車両貸出管理システム1の制御部100は、従業員入力モジュール141を実行し、入力を実行する日付を、表示されるカレンダーから選択し、選択された日に勤務する予定の従業員を入力する(ステップS410)。従業員の入力は、例えば、図8に示される従業員データベース320を参照し、その店舗における従業員の一覧の中から選択するように構成する。
次に、制御部100は、時間入力モジュール142を実行し、ステップS410で入力した従業員ごとに、選択された日付において勤務する時間を入力する(ステップS420)。この勤務時間の入力は、すべての営業時間において一時間単位で行われる。
次に、制御部100は、従業員数算出モジュール143を実行し、ステップS420で入力された従業員の勤務時間に基づいて、時間帯ごとの従業員数を算出する(ステップS430)。図7(a)の場合は、従業員A及び従業員Bの二人が常駐するため、すべての時間帯において、従業員数は「2」となる。図7(b)の場合は午前8時から午後2時までは、従業員A及び従業員Bがいるため従業員数は「2」となり、午後2時から午後6時までは従業員A及び従業員Cがいるため従業員数は「2」となる。図7(c)の場合は、従業員Cのみの勤務であるため、すべての時間帯において従業員数は「1」となる。このようにして、各時間帯における従業員数を算出する。
続いて、制御部100は、車両取扱数設定モジュール144を実行し、従業員の勤務シフトが入力された日付について、各時間帯における車両の予約/返却可能数を算出する(ステップS440)。
ステップS440で時間帯ごとの予約/返却可能数の算出が行われると、表示部500に日付と時間帯ごとの車両の予約/返却可能数が表示され(ステップS450)、管理者がその画面を確認することにより、本実施形態における車両貸出管理方法は終了する。
続いて、実施例5として、各店舗の評価を行うための、店舗における予約割合を算出する手順について説明する。図9は、車両貸出管理システム1を用いた店舗評価方法を示すフローチャートである。図1及び図9を用いて、車両貸出管理システム1を用いた店舗評価方法について説明する。
まず、図1に示す車両貸出管理システム1における制御部100は、店舗の評価を実施するにあたり、店舗予約選択モジュール151を実行し、ある月の車両予約のうち、利用者がウェブサイトではなく店舗において予約を行ったものを選択する(ステップS510)。
続いて、制御部100は、店舗予約割合算出モジュール152を実行し、実店舗において予約があった数を算出して、選択された月におけるすべての予約数に対する実店舗における予約数の割合を算出する(ステップS520)。
そして、制御部100は、店舗評価モジュール153を実行し、ステップS520で算出された総予約数に対する実店舗における予約数の割合に基づいて、その月の店舗の評価を実施する。
管理画面上において、車両ごとに今後2か月分の予約状況をカレンダー表示する機能を有するカレンダー表示モジュール161を備えることができる。例えば、4月25日にカレンダー表示モジュール161を実行した場合、4月、5月及び6月のカレンダーを表示し、各営業日について、登録されている車両の予約状況を一覧表示させるよう構成することができる。
特定の利用者が、今後、利用することができないよう、当該利用者が予約を入れようとすると管理画面上で警告が表示される機能を有するブラックリスト設定モジュール162を備えることができる。
利用者本人(法人契約の場合は法人)を証明するための書類を確認した日付を管理画面に表示させ、確認してから所定期間(例えば1年)が経過した後に予約をする場合、再度の証明を促すメッセージを送信する機能を有する本人確認モジュール163を備えることができる。
利用者が貸出料をまだ入金していない場合、管理画面における明日又は本日の返却の欄に、未入金である旨の警告が表示される機能を有する未入金管理モジュール164を備えることができる。また、未入金管理モジュール164には、貸出料が既に入金済みである場合、明日又は本日の返却の欄と本日の貸し出しの欄の両方を表示させない機能を持たせることができる。
業務用レンタカーの場合、仕事で使用するために、急遽、道路脇に駐車する必要に迫られる場合があり、利用者が駐車違反を犯してしまうことがある。しかしながら、長期間にわたっての貸し出しであるため、どの利用者が駐車違反を切られたかが分からくなることがある。これを防止するために、実施例10では、利用者が駐車違反を切られた場合に、管理画面上にその旨を放置する駐車違反報知モジュール165を備えることができる。
車両の貸し出し中において、利用者が貸し出しの延長を申し出ることがある。利用者の求めに応じて貸出期間を延長する場合、割引料金で利用することができると、利用者と店舗又はカーシェアの双方にとってメリットがある。そして、割引料金での貸し出しであることを表示することにより、そのメリットを実感することができる。実施例11では、期間の延長による割引が適用になる場合に、割引額を表示する延長割引表示モジュール166を備えるようにする。割引額の表示は、車両に表示するようにしてもよいし、併せて、車両貸出管理システム1の管理画面上に表示されるようにしてもよい。
100 制御部
111 走行距離算出モジュール
112 走行距離入力モジュール
113 走行距離引き継ぎモジュール
114 走行距離比較モジュール
200 通信部
300 記憶部
310 車両データベース
320 従業員データベース
Claims (4)
- 利用者の求めに応じて保有する車両の貸し出しを店舗又はカーシェアにおいて行う業務を管理するための車両貸出管理システムであって、
利用者から貸出期間満了前における早期返却の要求があった場合に、ステータスを「仮返却状態」にし、返却後に「返却状態」にする車両ステータス変更手段を実現する制御部を備える車両貸出管理システム。 - 前記制御部が、貸出期間中に貸し出し中の車両を交換するにあたり、交換前の車両の走行距離を交換後の車両の走行距離に引き継ぐ手段を実現する、
請求項1に記載の車両貸出管理システム。 - 前記制御部が、
前回の返却時における走行距離を記憶する手段と、
次の貸し出し時に走行距離を入力する手段と、
記憶された走行距離と入力された走行距離との差を比較する比較手段と、
前記比較手段によって比較された距離に所定距離以上の差がある場合に、距離が正しいかどうかを確認する旨のメッセージを表示させる手段と、
を実現する、請求項1に記載の車両貸出管理システム。 - 前記制御部が、同一の利用者が同一の車両を所定の月数以上借りた場合に、当該車両を販売する旨のメッセージを当該利用者に対し送信する送信手段を実現する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両貸出管理システム。
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