JP2015001781A - 車両情報提供システム、管理装置、通信装置、及び車両情報提供方法 - Google Patents

車両情報提供システム、管理装置、通信装置、及び車両情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが車両を乗り換えて移動するための車両に係る情報を提供し、ユーザの利便性を向上することができる車両情報提供システム、管理装置、通信装置、及び車両情報提供方法を提供することにある。
【解決手段】複数のユーザが共同で利用することが可能な貸出車両3に係る貸出車両情報を記憶し、貸出車両3を管理する管理装置1及び通信装置2は、ネットワークN及び無線基地局BSを介して通信する。通信装置2は、利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両3に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成し、要求情報を管理装置1に送信する。管理装置1は、要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両3が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域4aを有する駐車場4を検索し、検索した駐車場4に駐車している貸出車両3に係る貸出車両情報を記憶した貸出車両情報の中から読出し、通信装置2に送信する。
【選択図】図1

Description

複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両が複数の駐車場に駐車されており、ユーザが貸出車両を乗り換えて移動するための情報を提供する車両情報提供システム、管理装置、通信装置、及び車両情報提供方法に関する。
従来、車両の購入費用、所有する車両を駐車するための費用等の経済的な負担の軽減、車両から排出される二酸化炭素の削減等の環境的な負担の軽減等の理由から、複数のユーザが車両を共同で利用するカーシェアリングシステムが知られている。一般に、カーシェアリングシステムの提供を受けるユーザは、利用する車の利用料金を支払うだけでよく、利用する車の維持費を直接的に支払う必要はない。
特許文献1に記載のカーシェアリングシステムは、特定のユーザがバッテリから出力される電力によって走行する車両、即ち電気自動車を共同で利用することができる。また、利用対象となる車両の種別に応じて利用料金を算出することができるため、利用目的の異なる各ユーザに適したカーシェアリングシステムを提供することができる。
特開2012−83905号公報
一般に電気自動車は、ガソリン、軽油等の燃料により走行する自動車と比べて走行可能な距離が短い。また、電気自動車に搭載されたバッテリの充電に要する時間は、ガソリン、軽油等の燃料により走行する自動車の燃料を補給する時間に比べて長い。そのため、長距離移動を目的として電気自動車を利用する場合、移動途中でバッテリの充電が必要になり、その電気自動車を利用しているユーザは充電が完了するまで待たなければならず、ユーザの利便性が低下してしまうという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが車両を乗り換えて移動するための車両に係る情報を提供し、ユーザの利便性を向上することができる車両情報提供システム、管理装置、通信装置、及び車両情報提供方法を提供することにある。
本発明に係る車両情報提供システムは、複数の駐車場に設けられた駐車領域に駐車し、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を、前記駐車場に係る情報に対応付けて記憶する記憶部を有し、該記憶部が記憶する貸出車両情報を送信し、前記貸出車両を管理する管理装置と、該管理装置から送信された前記貸出車両情報を受信し、受信したことを外部に報知する通信装置とを備える車両情報提供システムにおいて、前記通信装置は、利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成する生成部と、該生成部が生成した要求情報を前記管理装置に送信する送信部とを備え、前記管理装置は、前記送信部が送信した要求情報を受信する受信部と、該受信部が前記要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索する検索部と、該検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を前記記憶部から読出す読出部と、該読出部が読出した貸出車両情報を前記通信装置に送信する貸出車両情報送信部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は、ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成部にて生成する。通信装置は、生成部が生成した要求情報を管理装置に送信部にて送信する。管理装置は、通信装置が送信した要求情報を受信部にて受信する。管理装置は、受信部が要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車場を検索部にて検索する。管理装置は、検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を読出部にて記憶部から読出す。管理装置は、読出部が読出した貸出車両情報を通信装置に貸出車両情報送信部にて送信する。従って、ユーザは、通信装置を用いて乗り換える候補となる車両に係る情報を得ることができるため、その候補から乗り換える車両を選択することで、充電待ちをすることなく車両を乗り換えることができ、ユーザの利便性が向上する。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記利用車両に搭載され、該利用車両に係る利用車両情報を送信する利用車両情報送信装置を備え、前記通信装置は、前記利用車両情報送信装置が送信した利用車両情報を受信する利用車両情報受信部を備え、前記利用車両情報受信部が受信した利用車両情報を前記要求情報と共に前記管理装置に送信するようにしてあり、前記受信部は、前記利用車両情報を受信するようにしてあり、前記読出部は、前記検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報の中から、前記利用車両情報に応じた一又は複数の貸出車両情報を前記記憶部から読出すようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、利用車両情報送信装置は、利用車両に搭載され、利用車両に係る利用車両情報を送信する。通信装置は、利用車両情報送信装置が送信した利用車両情報を利用車両情報受信部にて受信する。通信装置は、利用車両情報受信部が受信した利用車両情報を要求情報と共に管理装置に送信する。受信部は、通信装置が送信した利用車両情報を受信する。読出部は、検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報の中から、利用車両情報に応じた一又は複数の貸出車両情報を読出部にて記憶部から読出す。従って管理装置は、通信装置により送信された利用車両情報を受信することにより、ユーザが乗り換える車両として選択する可能性の高い車両に係る情報を提供することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記利用車両情報送信装置は、前記利用車両情報を他の車載機器から取得する取得部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、利用車両情報送信装置は、他の車載機器から利用車両情報を取得部にて取得する。従って、利用車両情報を他の車載機器から取得することができるので、より多種類の情報を利用車両情報とすることができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記利用車両及び貸出車両は、バッテリを搭載し、該バッテリが出力する電力により走行する車両であり、前記利用車両情報は、対応する利用車両におけるバッテリの残容量の情報を含み、前記貸出車両情報は、対応する貸出車両におけるバッテリの残容量の情報を含み、前記駐車場に係る情報は、対応する駐車場の位置の情報を含み、前記通信装置は、前記利用車両の位置の情報を前記要求情報と共に前記管理装置に送信するようにしてあり、前記受信部は、前記利用車両の位置の情報を受信するようにしてあり、前記管理装置は、前記記憶部を参照し、前記貸出車両情報に対応する貸出車両のバッテリの残容量が所定値以上か否かを判定する残容量判定部を備え、前記検索部は、前記受信部が前記利用車両情報及び前記利用車両の位置の情報を受信した場合、該利用車両情報に含まれるバッテリの残容量及び前記利用車両の位置の情報に基づき、対応する利用車両が到達可能で、かつ少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索するようにしてあり、前記読出部は、前記検索部により検索された駐車場に駐車し、前記残容量判定部によりバッテリの残容量が所定値以上であると判定された貸出車両に係る貸出車両情報の中から、前記利用車両情報に応じた一又は複数の貸出車両情報を前記記憶部から読出すようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、利用車両及び貸出車両は、バッテリを搭載し、そのバッテリが出力する電力により走行する車両である。利用車両情報は、利用車両におけるバッテリの残容量の情報を含む。貸出車両情報は、貸出車両におけるバッテリの残容量の情報を含む。駐車場に係る情報は、駐車場の位置の情報を含む。通信装置は、利用車両の位置の情報を要求情報と共に管理装置に送信する。管理装置は、記憶部を参照し、貸出車両情報に対応する貸出車両のバッテリの残容量が所定値以上か否かを残容量判定部にて判定する。検索部は、受信部が利用車両情報及び利用車両の位置の情報を受信した場合、その利用車両情報に対応する利用車両が到達可能で、かつ少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車場を検索するようにしてある。読出部は、検索部により検索された駐車場に駐車し、残容量判定部によりバッテリの残容量が所定値以上であると判定された貸出車両に係る貸出車両情報の中から、利用車両情報に応じた一又は複数の貸出車両情報を読出す。従って、ユーザが利用中の車両が到達可能な駐車場に駐車しており、所定の距離以上走行可能な車両を乗り換える車両の候補とすることにより、管理装置は、ユーザが乗り換える車両として選択する可能性の高い車両に係る情報を提供することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記通信装置は、前記利用車両の目的地に係る情報を前記要求情報と共に前記管理装置に送信するようにしてあり、前記受信部は、前記目的地に係る情報を受信するようにしてあり、前記管理装置は、前記受信部が受信した目的地に係る情報及び記憶部に記憶された駐車場に係る情報から前記駐車場及び前記目的地間の距離を算出する算出部を備え、前記残容量判定部は、前記算出部が算出した距離に基づき、該距離を走行可能なバッテリの残容量を前記所定値として判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は利用車両の目的地に係る情報を要求情報と共に送信する。受信部は、通信装置が送信した目的地に係る情報を受信する。管理装置は、受信部が受信した目的地に係る情報と記憶部に記憶された駐車場に係る情報とから、駐車場及び目的地間の距離を算出部にて算出する。残容量判定部は、算出部が算出した距離に基づき、その距離を走行可能なバッテリの残容量を所定値として判定する。従って、管理装置は、乗り換える車両の候補となる車両が目的地まで走行可能な車両に係る情報を提供することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記記憶部は、前記利用車両が前記ユーザにより利用される前に駐車されていた駐車場に係る情報を記憶してあり、前記管理装置は、前記受信部にて利用車両情報を受信した場合、該利用車両情報に対応する利用車両が駐車していた駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を送信しないようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、記憶部は、利用車両がユーザにより利用される前に駐車されていた駐車場に係る情報を記憶してある。管理装置は、受信部にて利用車両情報を受信した場合、その利用車両情報に対応する利用車両が駐車されていた駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を送信しない。従って、管理装置は、ユーザが乗車を開始した駐車場と同じ駐車場に駐車されている車両が乗換車両の候補として通信装置に送信しないため、ユーザが乗り換える車両として選択する可能性の低い車両の候補を除外して情報を提供することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記通信装置は、前記貸出車両情報送信部から送信された貸出車両情報を受信した場合、該貸出車両情報を表示する表示部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は、貸出車両情報送信部から送信された貸出車両情報を受信した場合、その貸出車両情報を表示部にて表示する。従って、利用車両のユーザは、乗り換える車両の候補を表示部にて確認することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記通信装置は、操作部と、前記貸出車両情報送信部から送信された貸出車両情報の中から、操作部を介してユーザにより選択された一の貸出車両情報を含む予約情報を生成する予約情報生成部と、該予約情報生成部が生成した予約情報を前記管理装置に送信する予約情報送信部とを備え、前記受信部は、前記予約情報送信部が送信した予約情報を受信するようにしてあり、前記管理装置は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、該予約情報に基づき、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両及び該貸出車両が駐車している駐車場に設けられた一の駐車領域を予約する予約部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は、貸出車両情報送信部から送信された一又は複数の貸出車両情報の中から、操作部を介してユーザにより選択された一の貸出車両情報から予約情報を予約情報生成部にて生成する。通信装置は、予約情報生成部が生成した予約情報を管理装置に予約情報送信部にて送信する。受信部は、予約情報送信部が送信した予約情報を受信する。管理装置は、受信部が予約情報を受信した場合、その予約情報に基づき、一の貸出車両情報に対応する貸出車両と、貸出車両が駐車している駐車場に設けられた一の駐車領域を予約部にて予約する。従って、ユーザは通信装置を用いて、管理装置から提供された情報を基に乗り換える車両及び利用車両が駐車するための駐車領域を予約することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記予約部は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、該予約情報を送信した通信装置以外に、該予約情報に対応する貸出車両情報を前記貸出車両情報送信部に送信させないようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、予約部は、予約情報を送信した通信装置以外に、予約情報に対応する貸出車両情報の送信を貸出車両情報送信部にさせないようにしている。従って、管理装置は、予約情報を送信した通信装置以外の通信装置に、その予約情報に対応する車両に係る情報を送信しないため、予約情報を送信した通信装置を用いるユーザはより確実に予約することができる。また、予約情報を送信した通信装置以外の通信装置は、乗換車両の候補から既に予約された車両の情報を除いた情報を受信することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記駐車領域の入出庫に係る制御を行い、前記管理装置と通信を行う駐車領域制御装置を各駐車場に少なくとも一つ備え、前記管理装置は、前記駐車領域の入出庫に係る制御信号を駐車領域制御装置に送信する制御信号送信部を備え、前記予約部は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、前記一の駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ該一の駐車領域を入庫不可とする制御信号を前記制御信号送信部に送信させるようにしてあり、前記駐車領域制御装置は、前記制御信号送信部が送信した制御信号に基づき、前記一の駐車領域を入庫不可に制御するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、駐車領域制御装置は、各駐車場に少なくとも一つ備え、駐車領域の入出庫に係る制御をする。管理装置は、駐車領域の入出庫に係る制御信号を駐車領域制御装置に制御信号送信部にて送信する。予約部は、受信部が予約情報を受信した場合、一の駐車領域に対応する駐車領域制御装置へその一の駐車領域を入庫不可とする制御信号を制御信号送信部に送信させるようにしてある。駐車領域制御装置は、制御信号送信部が送信した制御信号に基づき、一の駐車領域を入庫不可に制御する。従って、利用中の車両が駐車するための駐車領域を誤って占有されることを防ぐことができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記駐車領域制御装置は、前記駐車領域毎に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、駐車領域制御装置は、駐車領域毎に備える。従って、駐車領域制御装置は、一の駐車領域を制御するだけでよいので、簡易な構成とすることができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記予約部は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ、該駐車領域を出庫不可とする制御信号を前記制御信号送信部に送信させるようにしてあり、前記駐車領域制御装置は、前記制御信号送信部が送信した制御信号に基づき、前記駐車領域を出庫不可に制御するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、予約部は、受信部が予約情報を受信した場合、一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ、その駐車領域を出庫不可とする制御信号を制御信号送信部に送信させる。駐車領域制御装置は、制御信号送信部が送信した制御信号に基づき、一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域を出庫不可に制御する。従って、乗り換える車両として予約された貸出車両を誤って占有されることを防ぐことができる。
本発明に係る車両情報提供システムシステムは、前記管理装置は、前記利用車両が、前記一の駐車領域に駐車したか否かを判定する駐車判定部を備え、前記制御信号送信部は、前記駐車判定部が前記一の駐車領域に駐車したと判定した場合、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ、該駐車領域を出庫可能とする制御信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、管理装置は利用車両が一の駐車領域に駐車したか否かを駐車判定部にて判定する。制御信号送信部は、駐車判定部が一の駐車領域に駐車したと判定した場合、一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ、その駐車領域を出庫可能とする制御信号を送信する。従って、ユーザは、特に操作することなく乗り換える車両を出庫することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記管理装置は、前記駐車判定部が前記一の駐車領域に駐車したと判定した場合、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両を解錠する制御信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、管理装置は利用車両が一の駐車領域に駐車したか否かを駐車判定部にて判定する。管理装置は、駐車判定部が一の駐車領域に駐車したと判定した場合、一の貸出車両情報に対応する貸出車両を解錠する制御信号を送信する。従って、ユーザは特に操作することなく乗り換える車両を解錠することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記管理装置は、前記ユーザの利用により前記利用車両が走行した距離又は時間を含む走行情報を取得する走行情報取得部を備え、前記記憶部は、前記ユーザを識別する識別情報を記憶してあり、前記識別情報に対応付けて前記走行情報取得部が取得した走行情報を記憶するようにしてあり、前記利用車両の利用料金に係る料金情報を記憶してあり、更に前記管理装置は、前記一の駐車領域に駐車したと前記駐車判定部が判定した場合、前記利用車両を利用したユーザが車両を乗り換えるか否かを判定する乗換判定部を備え、該乗換判定部が乗り換えないと判定した場合、前記記憶部に記憶された走行情報及び料金情報に基づき、前記ユーザから徴収すべき利用料金を算出する料金算出部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、管理装置は、一の駐車領域に利用車両が駐車したと駐車判定部が判定した場合、ユーザの利用によりその利用車両が走行した距離又は時間を含む走行情報を走行情報取得部にて取得する。記憶部は、ユーザを識別する識別情報を記憶してあり、その識別情報に対応付けて走行情報取得部が取得した走行情報を記憶する。記憶部は、利用車両の利用料金に係る利用情報を記憶する。管理装置は、一の駐車領域に駐車したと駐車判定部が判定した場合、その利用車両を利用したユーザが車両を乗り換えるか否かを、乗換判定部にて判定する。管理装置は、乗換判定部が車両を乗り換えないと判定した場合、記憶部に記憶された走行情報及び料金情報に基づき、ユーザから徴収すべき利用料金を算出部にて算出する。従って、管理装置はユーザの識別情報に対応付けて車両情報を記憶するため、ユーザが複数回車両を乗り換えた場合であっても、一括して料金を算出し、課金することができる。
本発明に係る車両情報提供システムは、前記通信装置は、現時点における前記ユーザの利用によって前記利用車両が走行した距離又は時間を含む情報を取得する時点情報取得部と、該時点情報取得部が取得した情報を前記管理装置へ送信する時点情報送信部とを備え、前記料金算出部は、前記時点情報送信部が送信した情報と、前記記憶部に記憶された走行情報及び料金情報とに基づき、前記ユーザから徴収すべき現時点の利用料金を算出するようにしてあり、前記管理装置は、前記算出部が算出した現時点の利用料金を前記通信装置へ送信する利用料金送信部を備え、更に前記通信装置は、前記利用料金送信部から送信された利用料金を外部へ報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は、現時点におけるユーザの利用によって利用車両が走行した距離又は時間の情報を時点情報取得部にて取得する。通信装置は、時点情報取得部にて取得した情報を時点情報送信部にて管理装置へ送信する。算出部は、時点情報送信部が送信した情報と、記憶部に記憶された走行情報及び料金情報とに基づき、ユーザから徴収すべき現時点の利用料金を算出する。管理装置は、算出部が算出した現時点の利用料金を時点情報送信部により情報を送信した通信装置へ利用料金送信部にて送信する。通知部は、利用料金送信部から送信された利用料金を外部に通知する。従って、ユーザは通信装置を用いて現在の利用料金を知ることができる。
本発明に係る管理装置は、複数の駐車場に設けられた駐車領域に駐車し、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を、前記駐車場に係る情報に対応付けて記憶する記憶部を有し、該記憶部が記憶する貸出車両情報を送信し、前記貸出車両を管理する管理装置において、利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を受信する受信部と、前記受信部が前記要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索する検索部と、該検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を前記記憶部から読出す読出部と、該読出部が読出した一又は複数の貸出車両情報を送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、受信部は、ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を受信する。検索部は、受信部が要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索する。読出部は、検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を記憶部から読出す。送信部は、読出し部が読出した貸出車両情報を外部に送信する。従って、受信した要求情報に基づき、ユーザが乗り換える候補となる車両に係る情報を外部に送信することができる。
本発明に係る通信装置は、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を受信し、受信したことを外部に報知する通信装置において、前記ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成する生成部と、該生成部が生成した要求情報を送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、生成部は、ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成部にて生成する。送信部は、生成部が生成した要求情報を外部に送信する。従って、ユーザは、通信装置を用いて、利用中の車両に係る情報を外部に送信することができる。
本発明に係る車両情報提供方法は、複数の駐車場に設けられた駐車領域に駐車し、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を、前記駐車場に係る情報に対応付けて記憶する記憶部を有し、該記憶部が記憶する貸出車両情報を送信し、前記貸出車両を管理する管理装置と、該管理装置から送信された前記貸出車両情報を受信し、受信したことを外部に報知する通信装置とを備える車両情報提供システムによる車両情報提供方法において、前記通信装置は、前記ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成し、生成した要求情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記通信装置が送信した要求情報を受信し、前記要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索し、検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を前記記憶部から読出し、読出した貸出車両情報を前記通信装置に送信することを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は、ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成する。通信装置は、生成した要求情報を管理装置に送信する。管理装置は、通信装置から送信された要求情報を受信する。管理装置は、要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索する。管理装置は、検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報記憶部から読出す。管理装置は、読出した貸出車両情報を通信装置に送信する。
本発明によれば、ユーザが車両を乗り換えて移動するための車両に係る情報を提供し、ユーザの利便性を向上することができる車両情報提供システム、管理装置、通信装置、及び車両情報提供方法を提供することができる。
実施の形態1における車両情報提供システムの全体の構成を模式的に示す構成図である。 EV−ECUの構成を示すブロック図である。 携帯端末の構成を示すブロック図である。 充電スタンドの構成を示すブロック図である。 管理装置の構成を示すブロック図である。 駐車車両テーブルの具体例を示す説明図である。 空き駐車領域テーブルの具体例を示す説明図である。 利用状況テーブルの具体例を示す説明図である。 予約情報テーブルの具体例を示す説明図である。 乗換車両候補に係る車両情報を取得するときの車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。 乗換車両候補に係る車両情報を取得するときの車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。 管理装置による駐車場検索処理の処理手順を示すフローチャートである。 管理装置による乗換車両候補の読出処理の処理手順を示すフローチャートである。 乗換車両候補の予約を行うための処理に係る車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。 管理装置による予約処理の処理手順を示すフローチャートである。 利用車両を駐車するための車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。 利用車両を駐車した後の車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2における乗換車両候補に係る車両情報を取得するときの車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。 管理装置による乗換車両候補読出し処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における駐車履歴テーブルの具体例を示す説明図である。 実施の形態4における現時点の利用料金を取得するときの車両情報提供システムの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における車両情報提供システム100の全体の構成を模式的に示す構成図である。実施の形態1における車両情報提供システム100は、管理装置1と、通信装置に相当する携帯端末2とを含んで構成される。管理装置1は、複数のユーザが共同で利用可能な複数の貸出車両3,3,・・・に係る車両情報を管理している。車両情報とは、貸出車両3の車種、年式等の属性に関する情報であり、後に詳述する。管理装置1は、ネットワークNを介して、複数の駐車場4,4,・・・が備える各充電スタンド5と通信を行って、貸出車両情報を取得し、取得した貸出車両情報を管理する。ネットワークNは、デジタル回線網や光ファイバ網等のインターネット及び携帯電話網を含んで構成される。
駐車場4は、貸出車両3が駐車可能な駐車領域4aを備える。各駐車領域4aは、駐車領域制御装置に相当する充電スタンド5とロック板6とを備える。充電スタンド5は、電気自動車及びハイブリッド自動車等の車両が搭載するバッテリを充電することができる。充電スタンド5は、充電の際に充電対象となる貸出車両3と電力線通信(PLC(Power Line Communication))を行うことができ、電力線通信によって貸出車両3に係る車両情報を取得し、ネットワークNを介して管理装置1へ取得した情報を送信する。また、充電スタンド5は、ロック板6の制御を行う。ロック板6は、駐車領域4aにおける貸出車両3の進入側の境界付近に位置する。充電スタンド5は、ロック板6を動作させることにより、入出庫に係る制御を行う。なお、ロック板6は、駐車領域4aに入庫した貸出車両3の前輪及び後輪間に位置するように、駐車領域4aの中央付近に位置するものでもよい。
貸出車両3は、電気自動車であり、利用車両情報送信装置に相当するEV−ECU(Electric Vehicle-Electric Control Unit)31を備える。EV−ECU31は、貸出車両3のバッテリへの給電の制御及び車外と通信するように構成されており、その詳細は後述する。
携帯端末2は、貸出車両3を利用するユーザに使用され、管理装置1及びEV−ECU31と無線通信を行う。携帯端末2は、無線基地局BS及びネットワークNを介して管理装置1と無線通信を行う。携帯端末2及び無線基地局BS間の通信は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、LTE(Long Term Evolution)、又は無線LAN等により無線通信が行われる。携帯端末2は、EV−ECU31との間で、赤外線、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等により無線通信を行う。
以下、車両情報提供システム100の利用例を概説する。ユーザが利用中の貸出車両3(以下、利用車両とも称する)の走行可能な距離が短くなってきた場合、ユーザは携帯端末2を用いて、EV−ECU31から利用中の貸出車両3の貸出車両情報を取得する。次いで、ユーザは、携帯端末2を用いて取得した貸出車両情報を基に管理装置1と通信を行い、乗り換える候補となる貸出車両3(以下、乗換車両候補とも称する)の貸出車両情報を閲覧する。次いでユーザは、閲覧した乗り換える候補となる貸出車両3の貸出車両情報から、乗り換える貸出車両3(以下、乗換車両とも称する)を、携帯端末2を用いて選択し、乗換車両の予約及び利用車両が駐車するための駐車領域4aを予約する。その後、ユーザは利用車両を予約した駐車領域4aに駐車し、乗換車両に乗り換えて移動する。ユーザは、一又は複数回に亘って乗換車両に乗り換え、最後に乗り換えた貸出車両3を返却し、管理装置1によって課金処理が行われる。
図2は、EV−ECU31の構成を示すブロック図である。EV−ECU31は、各構成部の動作を制御するCPU31aを備える。CPU31aは、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU等により構成される。またCPU31aには、バスを介して、一時記憶部31b、記憶部31c、車外通信部31d、車内通信部31e、及び入出力部31fが接続されている。CPU31aは後述の記憶部31cに記憶されている制御プログラム32を読出し、各部を制御する。
一時記憶部31bは、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリにより構成される。一時記憶部31bは、CPU31aが制御プログラム32による処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
記憶部31cは、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部31cには、制御プログラム32が記憶されている。制御プログラム32は、バッテリ34への給電の制御及び車外との通信により行う処理内容と、EV−ECU31が備える各部を制御するための処理内容とが記載されたプログラムである。また、記憶部31cにはEV−ECU31が搭載される貸出車両3を識別する車両IDが記憶されている。
車外通信部31dは、携帯端末2との通信接続制御を行い、例えば赤外線、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等の各規格に準拠して構成される。
車内通信部31eは、貸出車両3に搭載されるメータECU33等の車載機器との通信接続制御を行い、例えばCAN(Controller Area Network)、FlexRay等の各規格に準拠して構成される。また、メータECU33は、貸出車両3に搭載されるメータに係る動作を制御する。メータECU33は、貸出車両3の走行距離、走行時間等のメータに係る情報を間欠的にEV−ECU31に送信する。
入出力部31fは、貸出車両3に搭載されたバッテリ34及びPLC回路36に接続されている。CPU31aは、入出力部31fを介してバッテリ34の充電に係る制御を行い、バッテリ34から残容量等の情報を取得する。バッテリ34は、リチウムイオン電池、鉛電池等の充電可能なバッテリであり、充電した電力を走行用のモータを含む車載機器に供給する。バッテリ34は、PLC回路36を介して取付部35に接続される。取付部35は貸出車両3の車体に設けられており、充電スタンド5が有するケーブル(後述)の端部が取り付けられる。充電スタンド5は、ケーブルを取付部35に接続した状態で、PLC回路36を介してバッテリ34に給電する。PLC回路36は、充電スタンド5から入力された電力から、伝送された情報を取得し、入出力部31fに取得した情報を出力する。
図3は、携帯端末2の構成を示すブロック図である。携帯端末2が備えるCPU21は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU等により構成される。またCPU21には、バスを介して、一時記憶部22、記憶部23、出力部24、操作部25、第1通信部26、第2通信部27、及び位置検出部28が接続されている。CPU21は後述の記憶部23に記憶されている制御プログラム23aを読出し、各部を制御する。
一時記憶部22は、SRAM、DRAM等のメモリにより構成される。一時記憶部22は、CPU21が制御プログラム23aによる処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
記憶部23は、EEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部23には、制御プログラム23aが記憶されている。制御プログラム23aは、EV−ECU31及び管理装置1との通信により行う処理内容と、携帯端末2が備える各部を制御するための処理内容とが記載されたプログラムである。また、記憶部23には、駐車場情報23bが記憶されている。駐車場情報23bは、駐車場4及び他の駐車場における位置の情報を含んで構成される。更に、記憶部23には、携帯端末2を利用するユーザIDが記憶されている。
出力部24には、表示部に相当するディスプレイ24aと、スピーカ24bとが接続されている。出力部24は、CPU21から出力される信号に基づき、ディスプレイ24aに画像又は映像を表示させ、スピーカ24bに音声を出力させる。
操作部25は、ユーザの操作を受け付ける押しボタン、タッチパネル等のユーザインターフェースにより構成される。操作部25は、ユーザの操作により受け付けた情報をCPU21に出力する。
第1通信部26は、W−CDMA、CDMA2000、LTE、又は無線LAN等により無線通信を行い、基地局BSとの通信接続制御を行う。第1通信部26は、基地局BSを介してネットワークNと接続可能に構成され、管理装置1と情報の送受信を行う。
第2通信部27は、EV−ECU31との通信接続制御を行い、例えば赤外線、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等の各規格に準拠して構成される。
位置検出部28は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS電波を受信する受信機等により構成され、携帯端末2の位置を検出する。検出した携帯端末2の位置の情報はCPU21に出力される。
図4は、充電スタンド5の構成を示すブロック図である。充電スタンド5は、バッテリへの充電を制御する充電制御部51、給電線に情報を伝送するPLC回路52、ケーブル53、及びコネクタ54を備える。
充電制御部51が備えるCPU51aは、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU等により構成される。またCPU51aには、バスを介して、一時記憶部51b、記憶部51c、第1通信部51d、第2通信部51e、及び入出力部51fが接続されている。CPU51aは後述の記憶部51cに記憶されている制御プログラム55を読出し、各部を制御する。
一時記憶部51bは、SRAM、DRAM等のメモリにより構成される。一時記憶部51bは、CPU51aが制御プログラム55による処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
記憶部51cは、EEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部51cには、制御プログラム55が記憶されている。制御プログラム55は、貸出車両3への給電制御に係る処理内容と、貸出車両3、管理装置1、及びロック板6との通信により充電制御部51が行う処理内容と、充電制御部51が備える各部を制御するための処理内容とが記載されたプログラムである。また、記憶部51cには、充電スタンド5を識別する充電スタンドIDが記憶されている。
第1通信部51dは、ロック板6と通信可能に構成され、CPU51aの指令によりロック板6の動作に係る制御信号を送信する。ロック板6は、金属板からなる車止め部(図示略)、及び車止め部を動作させるアクチュエータ(図示略)を備え、駐車領域4aの入出庫に係る制御をする。入庫及び出庫可の状態においては、車止め部が地面に対して水平状態を保ち、入庫及び出庫不可の状態においては車止め部が地面に対して垂直状態で固定される。実施の形態1において、入庫及び出庫可の状態をロック板6が下がっているとも称し、入庫及び出庫不可の状態をロック板6が上がっているとも称する。またロック板6は、駐車領域4aにループコイルを埋設し、駐車領域4aに貸出車両3が駐車したことを検知する。ロック板6は検知した所定時間後に上がった状態とし、出庫不可に制御する。
第2通信部51eは、ネットワークNと接続可能に構成され、管理装置1と情報の送受信を行う。
入出力部51fには、後述のPLC回路52が接続され、CPU51aが出力した情報をPLC回路52へ出力する。
PLC回路52は、電源7、入出力部51f及びケーブル53に接続される。PLC回路52は、接続された電源7から電力を取得し、ケーブル53及び後述のコネクタ54を介して貸出車両3のバッテリ34へ送電する。PLC回路52は、AC/DC変換、安定化回路及びスイッチング回路を備え、貸出車両3へ電力を供給する。また、入出力部51fを介して充電制御部51から出力される情報を伝送し、EV−ECU31と電力線通信ができるように構成される。
ケーブル53は、複数の電力線で構成されており、一端部にコネクタ54を有する。コネクタ54は貸出車両3に設けられた取付部35と接続可能である。また、コネクタ54はロック機構54aを有する。ロック機構54aはコネクタ54が取付部35に接続されている状態から取外しできないようにロックするためのアクチュエータを含む。CPU51aは、指令によりアクチュエータを動作させることで、コネクタ54の取外しを可又は不可に制御する。ここで、CPU51aは、コネクタ54が取付部35に接続されたことを検知可能であり、例えば、入出力部51fを介して貸出車両3のEV−ECU31と通信接続ができたか否かにより、コネクタ54が取付部35に接続したことを検知する。
図5は、管理装置1の構成を示すブロック図である。管理装置1は、各構成部の動作を制御するCPU11を備える。CPU11は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU等により構成される。またCPU11には、バスを介して、一時記憶部12、記憶部13、通信部14、及び入出力部15が接続されている。CPU11は後述の記憶部13に記憶されている制御プログラム13aを読出し、各部を制御する。
一時記憶部12は、SRAM、DRAM等のメモリにより構成される。一時記憶部12は、CPU11が制御プログラム13aによる処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
記憶部13は、EEPROM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部13には、制御プログラム13aが記憶されている。制御プログラム13aは、管理装置1が携帯端末2及び充電スタンド5との通信により行う処理内容と、管理装置1が備える各部を制御するための処理内容とが記載されたプログラムである。
また、記憶部13には、乗換車両候補に係る車両情報を携帯端末2に送信するために、ユーザ、車両、及び料金体系等に係るマスタ情報として、ユーザマスタ13b、車両マスタ13c、料金マスタ13d、駐車場マスタ13eが記憶されている。ユーザマスタ13bには、車両情報提供システム100を利用するユーザについての情報が、ユーザを識別するユーザID毎に記憶されている。ユーザについての情報とは、例えば、年齢、性別、生年月日、クレジットカード番号等の、ユーザの属性に関する情報である。
車両マスタ13cには、管理装置1が管理する貸出車両3の車両情報が、その車両を識別する車両ID毎に記憶されている。車両情報とは、車種、乗員可能人数、トランスミッション方式等の、車両の属性に関する情報である。
料金マスタ13dは、車両情報提供システム100の利用料金についての情報が記憶されている。利用料金についての情報とは、ユーザが貸出車両を利用して走行した距離に応じた従量課金のプラン、ユーザが貸出車両を利用した時間に応じた従量課金のプラン、貸出車両の乗換回数に応じた従量課金のプラン、定額のプラン等の料金体系についての情報である。
駐車場マスタ13eは、管理装置1が管理する駐車場4の駐車場情報が、駐車場を識別する駐車場ID毎に記憶されている。駐車場情報とは、駐車場の位置に係る情報、駐車場が有する駐車領域数、駐車場4が管理する充電スタンド5を識別する充電スタンドID等の駐車場4に関係する情報である。
更に、記憶部13には、乗換車両候補に係る車両情報を携帯端末2に送信するために、駐車車両テーブル13f、空き駐車領域テーブル13g、利用状況テーブル13h、予約情報テーブル13iが記憶されている。駐車車両テーブル13fには、駐車場4に駐車している貸出車両3についての情報が記憶されている。空き駐車領域テーブル13gには、駐車場4の空き程度についての情報が記憶されている。利用状況テーブル13hには、ユーザが貸出車両3を利用している状況の情報が記憶されている。予約情報テーブル13iには、ユーザが乗換車両及び利用車両を駐車するための駐車領域4aを予約した情報が記憶されている。なお、各テーブルについての詳細は後述する。
ここで、記憶部13に記憶されているマスタ情報及びテーブル情報は、例えば関係モデルにより、互いがIDにより対応付けられて記憶されている。
通信部14は、ネットワークNと接続可能に構成され、携帯端末2及び充電スタンド5と情報の送受信を行う。
入出力部15は、外部からキーボード、ディスプレイ等の入出力装置が接続され、入出力装置からの入力信号をCPU21に出力し、CPU21からの出力信号を入出力装置に出力する。
図6は、駐車車両テーブル13fの具体例を示す説明図である。駐車車両テーブル13fには、車両ID毎に、その車両IDに対応する貸出車両3が駐車している駐車場4の駐車場ID、その貸出車両3が駐車している駐車領域4aに設けられた充電スタンド5の充電スタンドID、その貸出車両3のバッテリ34の残容量、及び予約フラグが記憶されている。予約フラグとは、車両IDに対応する貸出車両3の使用が予約されているか否かを示す。予約フラグの値が0のときは、貸出車両3が予約されていないことを示し、値が1のときは、貸出車両3が予約されていることを示す。ここで、駐車車両テーブル13f、車両マスタ13c、及び駐車場マスタ13eにより、貸出車両3の車両情報は、駐車場4に係る情報に対応付けて記憶されている。
図7は、空き駐車領域テーブル13gの具体例を示す説明図である。空き駐車領域テーブル13gには、駐車場ID毎に、その駐車場IDに対応する駐車場4の空き駐車領域数が記憶されている。空き駐車領域数とは、駐車場4が有する駐車領域4aの中で、貸出車両3が駐車されていない駐車領域4aの数である。
図8は、利用状況テーブル13hの具体例を示す説明図である。利用状況テーブル13hには、ユーザID毎に、ユーザが契約している料金プラン、走行距離、走行時間、貸出車両3の乗換回数、及び現在利用している利用車両の車両IDが記憶されている。走行距離は、ユーザIDに対応するユーザが利用した貸出車両3の走行距離の総計である。例えば、ユーザが貸出車両3を1回乗り換えた場合、走行距離はユーザが利用した2台分の貸出車両3における走行距離の総計である。走行時間は、ユーザIDに対応するユーザが利用した貸出車両3の走行時間の総計である。
図9は、予約情報テーブル13iの具体例を示す説明図である。予約情報テーブル13iには、ユーザID毎に、乗換車両として予約した貸出車両3の車両ID及び利用車両が駐車する駐車領域4aに設けられた充電スタンド5の充電スタンドIDが記憶されている。
図10及び図11は、乗換車両候補に係る車両情報を取得するときの車両情報提供システム100の処理手順を示すフローチャートである。携帯端末2のCPU21は、乗換車両候補の要求情報を生成する(ステップS1)。具体的には、CPU21は、ユーザが操作部25を介して乗換車両候補の要求を入力したときに、乗換車両候補の要求情報を生成する。乗換車両候補の要求情報は、例えば、管理装置1が携帯端末2から乗換車両候補の要求がされたことを識別可能な特定のビット列からなる。なお、CPU21は、ステップS1において制御プログラム23aを実行することにより生成部として機能する。
次いで、CPU21は第2通信部27に指令を出し、利用車両に係る利用車両情報の要求情報をEV−ECU31に送信する(ステップS2)。利用車両情報の要求情報は、例えば、EV−ECU31が携帯端末2から利用車両情報の要求がされたことを識別可能な特定のビット列からなる。
EV−ECU31は、携帯端末2から送信された利用車両情報の要求情報を車外通信部31dにて受信する(ステップS3)。EV−ECU31のCPU31aは、受信した利用車両情報の要求情報に基づき、記憶部31c及びバッテリ34から利用車両情報を取得する(ステップS4)。具体的には、利用車両情報は利用車両の車両ID、バッテリ34の残容量の情報である。なお、CPU31aは、ステップS4において制御プログラム32を実行することにより取得部として機能する。
次いで、CPU31aは車外通信部31dに指令を出し、ステップS4で取得した利用車両情報を携帯端末2に送信する(ステップS5)。
携帯端末2は、EV−ECU31から送信された利用車両情報を第2通信部27にて受信する(ステップS6)。次いで、携帯端末2のCPU21は、位置検出部28に指令を出し、携帯端末2の位置情報を取得する(ステップS7)。ここで、携帯端末2は利用車両のユーザにより使用されているため、携帯端末2の位置情報と利用車両の位置情報は同等である。
次いで、CPU21は第1通信部26に指令を出し、各種情報を管理装置1に送信する(ステップS8)。各種情報とは、ステップS1で生成した乗換車両候補の要求情報、ステップS6で受信した利用車両情報、及びステップS7で取得した位置の情報である。ここで、ステップS8で送信する各種情報は、1つのフレームにまとめて送信してもよいし、複数個のフレームで送信してもよい。
管理装置1は、ステップS8で携帯端末2から送信された各種情報を通信部14にて受信する(ステップS9)。次いで、管理装置1のCPU11は、ステップS9で受信した各種情報に含まれる乗換車両候補の要求情報を基に、受信した情報が乗換車両候補の要求であると判定し、ステップS9で受信した情報の内、利用車両情報及び位置の情報を互いに対応付けて一時記憶部12に記憶する(ステップS10)。
次いで、CPU11は駐車場検索処理を行う(ステップS11)。ステップS11において、ステップS10で記憶した利用車両情報及び位置の情報に基づき、所定の条件を満たす駐車場4の駐車場IDを抽出する。ステップS11における処理の詳細は後述する。なお、CPU11は、ステップS11において制御プログラム13aを実行することにより、本発明の検索部として機能する。
CPU11は、ステップS11において検索できたか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、CPU11は、ステップS11にて駐車場IDが抽出できたか否かで判定する。検索できなかったと判定した場合(S12:NO)、CPU11は、通信部14に指令を出し、ステップS10にて記憶した利用車両情報に含まれる車両ID及び利用状況テーブル13hを基に、検索不可であったことを示す検索不可情報を携帯端末2へ送信する(ステップS13)。
携帯端末2は、ステップS13で管理装置1から送信された検索不可情報を第1通信部26にて受信する(ステップS14)。その後、携帯端末2のCPU21は、ステップS6及びステップS7で取得した利用車両のバッテリ34の残容量及び携帯端末2の位置の情報を基に、記憶部23に記憶されている駐車場情報23bの内、到達可能な駐車場を検索する(ステップS15)。その後、CPU11は、ディスプレイ24aにてステップS15の検索結果を報知する(ステップS16)。ステップS16において、CPU21は例えば、ディスプレイ24aに地図を表示し、利用車両の現在地及び検索結果に係る駐車場の位置をプロットすることにより報知する。なお、ステップS16における報知は、ディスプレイ24aに駐車場の情報をリスト形式で表示してもよい。また、ステップS16においては、スピーカ24bにより報知するようにしてもよい。
ステップS12において検索できたと判定した場合(S12:YES)、管理装置1のCPU11はステップS11における検索結果を一時記憶部12に記憶する(ステップS17)。
次いで、CPU11は乗換車両候補の読出処理を行う(ステップS18)。ステップS18において、CPU11は、乗換車両候補に係る車両情報を読出す。ステップS18における処理の詳細は後述する。なお、CPU11は、ステップS18において制御プログラム13aを実行することにより、本発明の読出部として機能する。
次いで、CPU11はステップS18の読出処理において読出しができたか否かを判定する(ステップS19)。具体的には、CPU11は、ステップS18にて乗換車両候補の車両情報を読出すことができたか否かで判定する。読出しができなかったと判定した場合(S19:NO)、CPU11は、ステップS17において記憶した駐車場IDに対応する駐車場情報を、駐車場マスタ13eを参照して読出す(ステップS20)。その後、CPU11は、通信部14に指令を出し、ステップS10にて記憶した利用車両情報に含まれる車両ID及び利用状況テーブル13hを基に、ステップS20にて読出した駐車場情報を携帯端末2へ送信する(ステップS21)。
携帯端末2は、ステップS21で管理装置1から送信された駐車場情報を第1通信部26にて受信する(ステップS22)。その後、携帯端末2のCPU21は、ステップS22で受信した駐車場情報をディスプレイ24aにて報知する(ステップS23)。ここで、ステップS23における報知は、ステップS16における報知と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS18の読出処理において読出しができたと判定した場合(S19:YES)、管理装置1のCPU11は、通信部14に指令を出し、ステップS10にて記憶した利用車両情報に含まれる車両ID及び利用状況テーブル13hを基に、ステップS18にて読出した乗換車両候補の車両情報を送信する(ステップS24)。
携帯端末2は、ステップS24で管理装置1から送信された乗換車両候補の車両情報を第1通信部26にて受信する(ステップS25)。その後、携帯端末2のCPU21は、乗換車両候補の車両情報をディスプレイ24aにて報知する(ステップS26)。具体的には、乗換車両候補の車両情報をリスト形式でディスプレイ24aに表示する。なお、ステップS26においては、スピーカ24bにより報知するようにしてもよい。
次いで、CPU21は、ステップS25で受信した乗換車両候補の車両情報を一時記憶部22に記憶し(ステップS27)、処理を終える。
図12は、管理装置1による駐車場検索処理の処理手順を示すフローチャートである。管理装置1のCPU11は、空き駐車領域テーブル13gを参照し、空き駐車領域数が1以上の駐車場IDを抽出する(ステップS201)。次いで、CPU11は、ステップS201で抽出した駐車場IDの中から、駐車車両テーブル13fを参照し、1台以上の貸出車両3が駐車している駐車場4の駐車場IDを抽出する(ステップS202)。具体的には、CPU11は、駐車車両テーブル13fにステップS201で抽出した駐車場IDを持つレコードがある場合、その駐車場IDを抽出する。
次いで、CPU11は、ステップS202で抽出した駐車場IDの内、利用車両が到達可能な駐車場IDを抽出する(ステップS203)。具体的には、CPU11は、図10中のステップS10で一時記憶部12に記憶した利用車両情報に含まれる利用車両のバッテリ34の残容量の情報から利用車両の走行可能な距離を算出する。また、携帯端末2の位置、即ち利用車両の位置の情報と、駐車場マスタ13eを参照して得られるステップS202で抽出された駐車場IDを持つ駐車場4の位置の情報とから、利用車両及びその駐車場4間の距離を算出する。その後、利用車両の走行可能な距離と利用車両及びステップS202で抽出された駐車場IDを持つ駐車場4間の距離を比較することにより、利用車両が到達可能な駐車場IDを抽出することができる。ステップS203の後、CPU11は処理を図10中のステップS12へ処理を戻す。
なお、実施の形態1において、CPU11は、ステップS201の処理の後にステップS202における処理を実行することを説明したが、ステップS202における処理の後にステップS201における処理を実行してもよい。
図13は、管理装置1による乗換車両候補の読出処理の処理手順を示すフローチャートである。管理装置1のCPU11は、駐車車両テーブル13fを参照し、図10中のステップS17で記憶された駐車場IDに対応する車両IDを抽出する(ステップS211)。次いで、CPU11はステップS211にて抽出した車両IDの中から、駐車車両テーブル13fを参照し、予約フラグの値が0の車両IDを抽出する(ステップS212)。次いで、CPU11はステップS212にて抽出した車両IDの中から、駐車車両テーブル13fを参照し、バッテリ34の残容量が所定値以上の車両IDを抽出する(ステップS213)。ここで、所定値は、その所定値以上のバッテリ34の残容量を持つ貸出車両の走行可能な距離が極端に短くならないように設定された値で、例えば60%である。なお、CPU11は、ステップS213において、制御プログラム13aを実行することにより残容量判定部として機能する。
次いで、CPU11は、ステップS213で抽出した車両IDの中から、車両の属性が利用車両と類似する車両IDを抽出する(ステップS214)。具体的には、CPU11は、車両マスタ13cを参照し、ステップS213で抽出した車両IDの中から、図10のステップS10で一時記憶部12に記憶した利用車両情報に含まれる利用車両と同じ又は類似する属性の車両情報を持つ貸出車両3の車両IDを抽出する。
次いで、CPU11は、車両マスタ13cを参照し、ステップS214で抽出した車両IDの車両情報をユーザの乗換車両候補として読出し(ステップS215)、図11中のステップS19へ処理を戻す。なお、実施の形態1において、CPU11はステップS211〜ステップS214の順に処理を進めたがその順序は問わない。
図10〜図13に示した処理を管理装置1、携帯端末2、及び利用車両が行うことにより、利用車両のユーザは、携帯端末2を用いて乗換車両候補の車両情報を得ることができる。また、図10中のステップS14〜ステップS16において、携帯端末2は、管理装置1から送信された検索不可情報を受信することにより、記憶部23に記憶された駐車場情報23bに基づき到達可能な駐車場の位置に係る情報を報知する。そのため、ユーザは報知された情報を基にその駐車場に向かい、貸出車両を充電する等の行動をとることができる。また、図11中のステップS22及びステップS23において、携帯端末2は、管理装置1から送信された駐車場4に係る駐車場情報を受信し、その情報を報知する。そのため、報知された情報を基に、ユーザは駐車領域4aが空いていて、かつ貸出車両3が駐車している駐車場4に移動することができる。更に、図11中のステップS24において、乗換車両候補が駐車している駐車場4の位置等の情報を併せて送信してもよい。その場合、携帯端末2はステップS26においてディスプレイ24aに地図を表示し、乗換車両候補の位置をプロットすることにより、よりユーザの利便性が高くなる。
利用車両のユーザは、乗換車両候補の車両情報を携帯端末2により取得後、以下に説明する処理によって、乗換車両及び利用車両が駐車するための駐車領域4aを予約することができる。
図14は、乗換車両候補の予約を行うための処理に係る車両情報提供システム100の処理手順を示すフローチャートである。携帯端末2のCPU21は、予約情報を生成する(ステップS31)。具体的には、CPU21は、図11中のステップS26で報知された乗換車両候補の情報を基に、ユーザが操作部25を介して選択した一の車両情報の車両IDを、図11中のステップS27で一時記憶部22に記憶された乗換車両候補の車両情報から読出す。CPU21は、記憶部23に記憶されたユーザIDと予約情報であることを識別する情報とを読出した車両IDに付加し、予約情報を生成する。その後、CPU21は第1通信部26に指令を出し、ステップS31で生成した予約情報を管理装置1へ送信する(ステップS32)。
管理装置1は、ステップS32で携帯端末2より送信された予約情報を通信部14にて受信する(ステップS33)。管理装置1のCPU11は、ステップS33で受信した予約情報に含まれる予約情報であることを識別する情報を基に、受信した情報が予約情報であると判定し、その予約情報を一時記憶部12に記憶する(ステップS34)。
次いで、CPU11は、駐車車両テーブル13fを参照し、ステップS34で記憶した予約情報に含まれる車両IDに対応する予約フラグの値が0か否かを判定する(ステップS35)。車両IDに対応する予約フラグが0でないと判定した場合(S35:NO)、CPU11はステップS37へ処理を進める。
予約フラグの値が0であると判定した場合(S35:YES)、CPU11は、予約情報に含まれる車両IDが駐車している駐車場4において、利用されていない充電スタンド5があるか否かを判定する(ステップS36)。具体的には、CPU11は、駐車車両テーブル13fを参照し、予約情報に含まれる車両IDが駐車している駐車場4の駐車場IDを抽出する。その後CPU11は、駐車車両テーブル13fにおける上述の抽出した駐車場IDに対応する全ての充電スタンドIDと、駐車場マスタ13eにおける上述の抽出した駐車場IDに対応する全ての充電スタンドIDとを比較する。CPU11は、その比較によって、貸出車両3が駐車領域4aに駐車されていない、即ち貸出車両3によって利用されていない充電スタンド5があるか否かを判定する。
利用されていない充電スタンド5がないと判定した場合(S36:NO)、CPU11は、通信部14に指令を出し、ステップS34で記憶した予約情報に含まれるユーザIDを基に、予約情報に基づく予約ができないことを示す予約不可情報を携帯端末2に送信する(ステップS37)。
携帯端末2は、ステップS37で管理装置1から送信された予約不可情報を第1通信部26にて受信する(ステップS38)。その後、携帯端末2のCPU21は、受信した予約不可情報をディスプレイ24aにて報知する(ステップS39)。例えば、CPU21は、ディスプレイ24aに予約できなかったことを示すメッセージを表示することにより報知する。なお、ステップS39においては、スピーカ24bにより報知するようにしてもよい。
ステップS36において、利用されていない充電スタンド5があると判定した場合(S36:YES)、管理装置1のCPU11は、予約情報に含まれる車両ID及び利用されていない充電スタンド5の充電スタンドIDを記憶する(ステップS40)。
次いで、CPU11は予約処理を行う(ステップS41)。ステップS41において、CPU11は、ステップS40で記憶した車両IDに対応する貸出車両3と充電スタンドIDに対応する充電スタンド5とを、予約情報を送信したユーザ以外に利用されないようにする。ステップS41における処理の詳細は後述する。なお、CPU11は、ステップS41において制御プログラム13aを実行することにより、本発明の予約部として機能する。
次いで、CPU11は、通信部14に指令を出し、ステップS34で記憶した予約情報に含まれるユーザIDを基に、予約情報に基づいた予約が完了したことを示す予約完了情報を携帯端末2に送信する(ステップS42)。予約完了情報は、ステップS42において予約完了情報にステップS40で記憶した充電スタンドIDに対応する充電スタンド5に係る情報と、予約が完了したことを識別する情報を含んで構成される。
携帯端末2は、ステップS42で管理装置1から送信された予約完了情報を第1通信部26にて受信する(ステップS43)。その後、携帯端末2のCPU21は、受信した予約完了情報をディスプレイ24aにて報知する(ステップS44)。例えば、CPU21は、ディスプレイ24aに予約が完了したことを示すメッセージに併せて、ステップS40で記憶した予約完了情報に含まれる充電スタンド5に係る情報において、位置の情報を地図にプロットして表示することにより報知する。なお、ステップS44においては、スピーカ24bにより報知するようにしてもよい。その後、CPU21は処理を終える。
図15は、管理装置1による予約処理の処理手順を示すフローチャートである。管理装置1のCPU11は、通信部14に指令を出し、第1充電スタンドに入庫不可に係る制御信号を送信する(ステップS221)。実施の形態1において第1充電スタンドは、図14中のステップS40で一時記憶部12に記憶した充電スタンドIDに対応する充電スタンド5とする。また、入庫不可に係る制御信号とは、ロック板6を上げる命令を含んだ信号である。
第1充電スタンドの充電制御部51は、ステップS221で管理装置1から送信された制御信号を第2通信部51eにて受信する(ステップS222)。その後、充電制御部51のCPU51aは、受信した制御信号が入庫不可に係る制御信号か否かを判定する(ステップS223)。入庫不可に係る制御信号でないと判定した場合(S223:NO)、CPU51aは処理を終える。一方、入庫不可に係る制御信号であると判定した場合(S223:YES)、CPU51aは、第1通信部51dに指令を出してロック板6と通信し、ロック板6を上げ(ステップS224)、処理を終える。
管理装置1のCPU11は、ステップS221における処理を行った後、図14中のステップS40で一時記憶部12に記憶した車両IDに対応する充電スタンドIDを抽出する(ステップS225)。具体的には、CPU11は駐車車両テーブル13fを参照し、ステップS40で記憶した車両IDと対応付けて記憶されている充電スタンドIDを抽出する。ここで、実施の形態1において、ステップS225で抽出した充電スタンドIDに対応する充電スタンド5を第2充電スタンドとする。次いで、CPU11は第2充電スタンドに出庫不可に係る制御信号を送信する(ステップS226)。出庫不可に係る制御信号とは、貸出車両3の取付部35から充電スタンド5のコネクタ54の取外しを禁止する信号である。
第2充電スタンドの充電制御部51は、ステップS226で管理装置1から送信された制御信号を第2通信部51eにて受信する(ステップS227)。その後、充電制御部51のCPU51aは、受信した制御信号が出庫不可に係る制御信号か否かを判定する(ステップS228)。出庫不可に係る制御信号でないと判定した場合(S228:NO)、CPU51aは処理を終える。一方、出庫不可に係る制御信号であると判定した場合(S228:YES)、CPU51aはコネクタ取外し禁止制御を行い(ステップS229)、処理を終える。コネクタ取外し禁止制御とは、CPU51aが入出力部51fを介してコネクタ54のロック機構54aを動作させ、貸出車両3の取付部35からコネクタ54の取外しができないようにする制御である。
管理装置1のCPU11は、ステップS226における処理を行った後、記憶部13に記憶されているテーブルを更新する(ステップS230)。具体的には、駐車車両テーブル13fにおいては、CPU11は、図14中のステップS40で記憶した車両IDを持つレコードの予約フラグの値を0から1に変更する。空き駐車領域テーブル13gにおいては、CPU11は、駐車場マスタ13eを参照し、ステップS40で記憶した充電スタンドIDの充電スタンド5を有する駐車場4の駐車場ID抽出する。その後、CPU11は、抽出した駐車場IDを持つ空き駐車領域テーブル13gにおけるレコードの空き駐車領域数の値を1減らす。予約情報テーブル13iにおいては、CPU11は、ステップS40で記憶した車両ID及び充電スタンドIDと、予約情報に含まれるユーザIDとを1つのレコードとして追加する。
その後、CPU11は、ステップS230における処理を行った後、処理を図14中のステップS42へ戻す。
図14及び図15に示した処理を管理装置1、携帯端末2、第1充電スタンド、及び第2充電スタンドが行うことにより、利用車両のユーザは、携帯端末2を用いて乗換車両の予約をすることができる。図15中のステップS221〜ステップS224までの処理によって、ユーザが利用車両から乗換車両に乗り換えるときの駐車領域4aをユーザ以外に利用させないようにすることができる。図15中のステップS225〜ステップS229までの処理によって、ユーザが乗り換える乗換車両をユーザ以外に利用させないようにすることができる。ステップS230の処理によって、駐車車両テーブル13fの乗換車両に対応する車両IDを持つレコードにおいて、予約フラグの値を1に変更することができる。そのため、図13中のステップS212の処理によってユーザが予約しようとする乗換車両を乗換車両候補として読出すことができないため、他のユーザによって乗換車両を先に予約されることを防ぐことができる。
利用車両のユーザは、乗換車両及び利用車両を駐車するための駐車領域4aの予約が完了後、以下に説明する処理を車両情報提供システム100が行うことによって予約した駐車領域4aに入庫することができる。
図16は、利用車両を駐車するための車両情報提供システム100の処理手順を示すフローチャートである。携帯端末2のCPU21は、ユーザが操作部25を介して入力した情報を基に、入庫要求情報を生成する(ステップS51)。入庫要求情報とは、駐車領域4aのロック板6を下げる要求を示す情報であり、ユーザID及び入庫要求情報を示す情報を含んで構成される。次いで、CPU21は、第1通信部26に指令を出し、生成した入庫要求情報を管理装置1に送信する(ステップS52)。
管理装置1は、ステップS52で携帯端末2より送信された入庫要求情報を通信部14にて受信する(ステップS53)。管理装置1のCPU11は、ステップS53で受信した入庫要求情報に含まれる入庫要求情報であることを識別する情報を基に、受信した情報が入庫要求情報であると判定し、入庫要求のあるロック板6を制御する充電スタンドを特定する(ステップS54)。具体的には、予約情報テーブル13iを参照し、受信した入庫要求情報に含まれるユーザIDに対応する充電スタンドIDを抽出する。実施の形態1においては、抽出した充電スタンドIDは、図15中のステップS224においてロック板6を上げる制御を行った第1充電スタンドの充電スタンドIDとする。
次いで、CPU11は、通信部14に指令を出し、第1充電スタンドに入庫可に係る制御信号を送信する(ステップS55)。入庫可に係る制御信号とは、ロック板6を下げる命令を含んだ信号である。
第1充電スタンドの充電制御部51は、ステップS55で管理装置1から送信された制御信号を第2通信部51eにて受信する(ステップS56)。その後、充電制御部51のCPU51aは、受信した制御信号が入庫可に係る信号であるか否かを判定する(ステップS57)。入庫可に係る制御信号でないと判定した場合(S57:NO)、CPU51aは処理を終える。一方、入庫可に係る制御信号であると判定した場合(S57:YES)、CPU51aは、第1通信部51dに指令を出してロック板6と通信し、ロック板6を下げ(ステップS58)、処理を終える。
図16に示した処理を管理装置1、携帯端末2、及び第1充電スタンドが行うことにより、利用車両のユーザは、携帯端末2を用いて予め予約した駐車領域4aに駐車することができる。その後、利用車両のユーザは、以下に説明する処理を車両情報提供システム100が行うことによって特に操作することなく乗換車両に乗車及び出庫することができる。なお、実施の形態1においては、利用車両のユーザは、上述の第1充電スタンドが設けられた駐車領域4aに利用車両を駐車後、第2充電スタンドが設けられた駐車領域4aに駐車している貸出車両3に乗り換える場合を説明する。また、利用車両を駐車後、乗り換えを行わずその利用車両を駐車領域4aに駐車、即ち貸出車両3を返却した場合を併せて説明する。
図17は、利用車両を駐車した後の車両情報提供システム100の処理手順を示すフローチャートである。第1充電スタンドの充電制御部51が備えるCPU51aは、コネクタ54が駐車領域4aに駐車した利用車両の取付部35に接続されたか否かを判定する(ステップS61)。コネクタ54が接続されていないと判定した場合(S61:NO)、CPU51aはコネクタ54が接続されるまで待機する。
コネクタ54が接続されたと判定した場合(S61:YES)、CPU51aは、PLC回路52を介して利用車両からその利用車両の車両IDを取得する(ステップS62)。次いで、CPU51aは、PLC回路52を介して利用車両から走行情報を取得する(ステップS63)。走行情報とは、ユーザの利用により利用車両が走行した走行距離及び走行時間である。
次いで、CPU51aは、第2通信部51eに指令を出し、ステップS62で取得した車両ID、ステップS63で取得した走行情報、及び第1充電スタンドの充電スタンドIDを管理装置1へ送信する(ステップS64)。
管理装置1は、ステップS64で第1充電スタンドより送信された車両ID、走行情報、及び第1充電スタンドの充電スタンドIDを通信部14にて受信する(ステップS65)。なお、ステップS65において、通信部14は走行情報取得部として機能する。
管理装置1のCPU11は、利用状況テーブル13hを参照し、ステップS65で受信した車両IDに対応するユーザIDを抽出する(ステップS66)。次いで、CPU11は、ステップS66で抽出したユーザID及びステップS65で受信した走行情報を記憶する(ステップS67)。具体的には、ユーザIDは一時記憶部12に記憶し、走行情報は、利用状況テーブル13hにおいてそのユーザIDを持つレコードの走行情報及び走行時間の値に走行情報に含まれる夫々の値を加算して記憶する。
次いで、CPU11は、ステップS65で受信した充電スタンドID及びステップS66で抽出したユーザIDの組が、予約情報テーブル13iにあるか否かを判定する(ステップS68)。予約情報テーブル13iにあると判定した場合(S68:YES)CPU11は、通信部14に指令を出し、第2充電スタンドに出庫可能に係る制御信号及び乗換車両の解錠に係る制御信号を送信する(ステップS69)。その際、CPU11は駐車車両テーブル13f及び予約情報テーブル13iを参照して抽出した第2充電スタンドIDを基に制御信号を送信する。なお、CPU11は、ステップS68において制御プログラム13aを実行することにより、本発明の駐車判定部及び乗換判定部として機能する。
第2充電スタンドの充電制御部51は、ステップS69で管理装置1から送信された制御信号を第2通信部51eにて受信する(ステップS70)。その後、充電制御部51のCPU51aは、受信した制御信号が出庫可に係る制御信号か否かを判定する(ステップS71)。出庫可に係る制御信号でないと判定した場合(S71:NO)、CPU51aは処理を終える。
出庫可能に係る制御信号であると判定した場合(S71:YES)、CPU51aはコネクタ取外し許可制御を行う(ステップS72)。具体的には、CPU51aが乗換車両の取付部35からコネクタ54の取外しを可能とする制御及び、ロック板6を下げる制御を行う。CPU51aは、入出力部51fを介してコネクタ54のロック機構54aを動作させ、貸出車両3の取付部35からコネクタ54の取外しを可能とする。また、CPU51aは、第1通信部51dに指令を出し、ロック板6を下げる。その後、CPU51aは処理を終える。
ステップS68において、予約情報テーブル13iにないと判定した場合(S68:NO)、管理装置1のCPU11は利用料金を算出する(ステップS73)。その際、CPU11は、利用状況テーブル13h及び料金マスタ13dを参照し、料金プランに基づいて利用料金を算出する。なお、CPU11は、ステップS73において制御プログラム13aを実行することにより料金算出部として機能する。
その後、CPU11は、ユーザマスタ13bを参照し、利用車両のユーザに対して課金処理を行い(ステップS74)、処理を終える。
図17に示した処理を管理装置1、第1充電スタンド、及び第2充電スタンドが行うことにより、ユーザは、利用車両を駐車領域4aに駐車し、乗換車両に乗り換える場合、利用車両の取付部35にコネクタ54を接続することにより、特に操作することなく乗換車両を出庫することができる。また、ユーザは、利用車両を駐車領域4aに駐車し、その後乗換車両に乗り換えない、即ち貸出車両3を返却する場合、特に操作することなく利用料金が課金される。更に、ステップS69において管理装置1は乗換車両の解錠制御に係る制御信号を第2充電スタンド又は乗換車両のEV−ECU31に送信することにより、ユーザが特に操作することなく乗換車両の解錠を行うことができるため、より利便性が向上する。
以上の構成及び処理により、ユーザは携帯端末2を用いて管理装置1と通信を行い、乗換車両候補の車両情報を得ることができる。また、ユーザは乗換車両候補の車両情報から一の乗換車両情報を予約することができる。その際、ユーザは利用車両が駐車するための駐車領域4aを同時に予約することができる。また、ユーザは予約した駐車領域4aに駐車することができ、駐車したことにより特に操作することなく予約した乗換車両を出庫することができる。車両情報提供システム100が以上の処理を繰り返すことにより、ユーザは複数回貸出車両3に乗り換えて移動することができる。その後、ユーザは乗換車両に乗り換える予約をせずに、利用車両を駐車領域4aに駐車させた後、管理装置1により利用料金の算出及び課金処理が行われ、利用料金を支払うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1において、乗換車両候補の車両情報を要求するときに携帯端末2が管理装置1に送信する情報は、乗換車両候補の要求情報、利用車両情報、及び携帯端末2の位置の情報であった。実施の形態2では、上記情報に加えて利用車両の目的地の情報を送信する例を説明する。なお、実施の形態2における車両情報提供システム100は、以下で説明する箇所を除くその他の構成及び作用は上述の実施の形態1と同様であるため、同様な構成に関する詳細な説明及びその作用効果の説明は簡潔のため省略する。
図18は、実施の形態2における乗換車両候補に係る車両情報を取得するときの車両情報提供システム100の処理手順を示すフローチャートである。ステップS81〜ステップS87までの処理は実施の形態1における図10中のステップS1〜ステップS7までの処理と同様であり、ステップS92〜ステップS98までの処理は、図10中のステップS11〜ステップS17までの処理と同様であるため詳細な説明は省略する。携帯端末2のCPU21は、ステップS87の処理の後、ユーザが利用車両を用いて移動したい目的地の情報を取得する(ステップS88)。具体的には、CPU21は、ユーザが操作部25を介して入力した目的地の情報を取得する。目的地の情報は、目的地の位置の情報を含んで構成される。その後CPU21は、第1通信部26に指令を出し、管理装置1へ各種情報を送信する(ステップS89)。各種情報とは、ステップS81で生成した乗換車両候補の要求情報、ステップS86で受信した利用車両情報、ステップS87で取得した位置の情報、及びステップS88で取得した目的地の情報である。ここで、ステップS89で送信する各種情報は、1つのフレームにまとめて送信してもよいし、複数個のフレームで送信してもよい。
管理装置1は、ステップS89で送信された各種情報を通信部14にて受信する(ステップS90)。次いで、管理装置1のCPU11は、ステップS90で受信した各種情報に含まれる乗換車両候補の要求情報を基に、受信した情報が乗換車両候補の要求であると判定し、ステップS90で受信した情報の内、利用車両情報、位置の情報、及び目的地の情報を互いに対応付けて一時記憶部12に記憶する(ステップS91)。
図19は、管理装置1による乗換車両候補読出し処理の処理手順を示すフローチャートである。ステップS231及びステップS232の処理は、実施の形態1の図13中のステップS211及び212の処理と同様であり、ステップS235及びステップS236の処理は、ステップS214及びステップS215の処理と同様である。そのため、これらのステップにおける処理に関する詳細な説明は省略する。
管理装置1のCPU11は、図18中のステップS98で記憶した駐車場ID毎に目的地までの距離を算出する(ステップS233)。次いで、CPU11は、ステップS232で抽出した車両IDの中から、ステップS233で算出した距離を移動可能なバッテリ34の残容量を持つ車両IDを抽出する(ステップS234)。その際、CPU11は、駐車車両テーブル13fを参照して処理を行う。
以上の、構成及び処理によって、管理装置1は乗換車両候補の車両情報を読出すときに、目的地まで移動できる貸出車両3に係る車両情報を読出し、携帯端末2にその車両情報を送信することができる。そのため、ユーザは、携帯端末2を用いて管理装置1が送信した乗換車両候補から一の乗換車両を予約し、予約した乗換車両に乗り換えた場合、1回の乗り換えで目的地まで到達することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1及び実施の形態2では、管理装置1のCPU11が行う駐車場検索処理において、利用車両が駐車していた駐車場IDを抽出する場合があった。その場合、ユーザが取得する乗換車両候補の車両情報の中には、利用車両が駐車していた駐車場4に駐車している貸出車両3に係る情報が含まれるときがあった。一般に、利用車両が駐車していた駐車場4に駐車している貸出車両3が乗換車両として選択される可能性は低い。実施の形態3においては、利用車両が駐車していた駐車場4に駐車している貸出車両3を乗換車両候補として読出すことができないようにする例を示す。なお、実施の形態3における車両情報提供システム100は、以下で説明する箇所を除くその他の構成及び作用は上述の実施の形態1及び2と同様であるため、同様の構成に関する詳細な説明及びその作用効果の説明は簡潔のため省略する。
実施の形態3において、管理装置1は記憶部13に駐車履歴テーブルを更に記憶する。図20は、実施の形態3における駐車履歴テーブル13jの具体例を示す説明図である。駐車履歴テーブル13jには、利用車両が駐車していた駐車場IDが、利用車両の車両ID毎に記憶されている。管理装置1のCPU11は、駐車履歴テーブル13jは、利用車両に設けられる取付部35に充電スタンド5のコネクタ54が接続される度に、その利用車両の車両IDを持つレコードが更新される。
実施の形態3における車両情報提供システム100では、図12に示した管理装置1による駐車場検索処理において、管理装置1のCPU1は更に、駐車履歴テーブル13jを参照し、利用車両が駐車していた駐車場4以外の駐車場IDを抽出する。
以上の構成及び処理により、ユーザは携帯端末2を用いて、利用車両が駐車されていた駐車場4以外の駐車場4に駐車している乗換車両候補の車両情報を取得することができる。そのため、管理装置1は、ユーザが乗り換える車両として選択する可能性の低い乗換車両候補を除外して情報を提供することができ、ユーザは、利用車両が駐車していた駐車場4に引き返すことなく、貸出車両3を利用して移動することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4においては、ユーザが携帯端末2を用いて現時点での利用料金を確認することができる例を説明する。実施の形態4における車両情報提供システム100は、以下で説明する箇所を除くその他の構成及び作用は上述の実施の形態1〜3と同様であるため、同様の構成に関する詳細な説明及びその作用効果の説明は簡潔のため省略する。
図21は、実施の形態4に係る現時点の利用料金を取得するときの車両情報提供システム100の処理手順を示すフローチャートである。携帯端末2のCPU21は、料金確認情報を生成する(ステップS101)。具体的には、CPU21は、ユーザが操作部25を介して現時点の利用料金の確認要求が入力されたときに、料金確認情報を生成する。
次いで、CPU21は第1通信部26に指令を出し、時点情報の要求情報をEV−ECU31に送信する(ステップS102)。時点情報の要求情報は、例えば、EV−ECU31が携帯端末2から時点情報の要求がされたことを識別可能な特定のビット列からなる。時点情報とは、利用車両における現時点の情報である。
EV−ECU31は、ステップS102で携帯端末2から送信された時点情報の要求情報を車外通信部31dにて受信する(ステップS103)。EV−ECU31のCPU31aは、受信した時点情報の要求情報に基づき、車内通信部31eを介してメータECU33から時点情報を取得する(ステップS104)。ここで、時点情報は具体的には、利用車両の車両IDと、ユーザの利用によって利用車両が走行した現時点の走行距離及び走行時間とを含んで構成される。
次いで、CPU31aは車外通信部31dに指令を出し、ステップS104で取得した時点情報を携帯端末2に送信する(ステップS105)。
携帯端末2は、ステップS105でEV−ECU31から送信された時点情報を第2通信部27にて受信する(ステップS106)。ここで、第2通信部27は、時点情報取得部として機能する。携帯端末2のCPU21は、第1通信部26に指令を出し、ステップS101で生成した料金確認情報及びステップS106で受信した時点情報を管理装置1に送信する(ステップS107)。
管理装置1は、ステップS107で携帯端末2から送信された料金確認情報及び時点情報を通信部14にて受信する(ステップS108)。次いで、管理装置1のCPU11は、ステップS108で受信した料金確認情報を基に、受信した現時点の利用料金の確認要求であると判定し、ステップS108で受信した時点情報を一時記憶部12に記憶する(ステップS109)。管理装置1のCPU11は、ステップS108で受信した時点情報を基にユーザの現時点の利用料金を算出する(ステップS110)。具体的には、CPU11は、利用状況テーブル13hを参照し、時点情報に含まれる車両IDを基に、ユーザの走行距離、走行時間、及び料金プラン情報を抽出する。その後、抽出したユーザの走行距離及び時点情報に含まれる走行距離を加算する。また、抽出したユーザの走行時間及び時点情報に含まれる走行時間を加算する。その後、料金マスタ13dを参照し、加算した走行距離、走行時間、及び抽出した料金プランを基に利用料金を算出する。なお、CPU11はステップS110において制御プログラム13aを実行することにより料金算出部として機能する。
CPU11は、通信部14に指令を出し、ステップS109で記憶した時点情報に含まれる車両ID及び利用状況テーブル13hを基に、ステップS110で算出した利用料金の情報を携帯端末2に送信する(ステップS111)。
携帯端末2は、ステップS111で管理装置1から送信された利用料金の情報を第1通信部26にて受信する(ステップS112)。携帯端末2のCPU21は、ステップS112で受信した利用料金の情報に基づき、ユーザの現時点の利用料金をディスプレイ24aにて報知する(ステップS113)。なお、ステップS113においては、スピーカ24bにより報知するようにしてもよい。
以上の構成及び処理により、ユーザは携帯端末2を用いて、利用車両の利用中に現時点の利用料金を確認することができる。
なお、実施の形態1〜4において、各駐車領域4aに備えられた充電スタンド5がロック板6を制御する構成を示したが、各駐車場4に一の制御装置を備え、充電スタンド5及びロック板6の制御を行い、管理装置1と通信を行う構成としてもよい。
また、実施の形態1〜4においては、各駐車領域4aに充電スタンド5を備え、ケーブル53及びコネクタ54により貸出車両3が搭載するバッテリ34を充電する構成を示したが、充電スタンド5により駐車領域4aに埋設されたコイルによる非接触給電をするようにしてもよい。
また、実施の形態1〜4において、車両情報提供システム100は、携帯端末2を用いる構成を示したが、携帯端末2の代わりに貸出車両3に搭載されるナビゲーション装置を用いる構成としてもよい。その場合、ナビゲーション装置は、第2通信部27はCANプロトコル等の車載LANで用いられる規格に準拠して構成される以外は、携帯端末2と同様の構成で車両情報提供システム100が実現される。
また、実施の形態1〜4において、携帯端末2が位置検出部28によって利用車両の位置の情報を取得することを示したが、利用車両に位置検出部28に相当する構成を備え、利用車両情報に利用車両の位置の情報を含めてもよい。
また、実施の形態1〜4において、携帯端末2の記憶部23に駐車場情報23bを記憶することを示したが、駐車場情報23bを記憶しているサーバ等の記憶装置から駐車場情報23bを取得するようにしてもよい。
更に、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 管理装置
2 携帯端末(通信装置)
3 貸出車両
4 駐車場
5 充電スタンド(駐車領域制御装置)
11 CPU(検索部、読出部、残容量判定部、予約部、算出部、乗換判定部、料金算出部)
12 記憶部
14 通信部(受信部、貸出車両情報送信部、制御信号送信部、利用料金送信部)
21 CPU(生成部、予約情報生成部)
24a ディスプレイ(表示部)
25 操作部
26 第1通信部(送信部、予約情報送信部)
27 第2通信部(利用車両情報受信部、時点情報取得部)
31 EV−ECU(利用車両情報送信装置)
31a CPU(取得部)

Claims (19)

  1. 複数の駐車場に設けられた駐車領域に駐車し、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を、前記駐車場に係る情報に対応付けて記憶する記憶部を有し、該記憶部が記憶する貸出車両情報を送信し、前記貸出車両を管理する管理装置と、該管理装置から送信された前記貸出車両情報を受信し、受信したことを外部に報知する通信装置とを備える車両情報提供システムにおいて、
    前記通信装置は、
    利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成する生成部と、
    該生成部が生成した要求情報を前記管理装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記送信部が送信した要求情報を受信する受信部と、
    該受信部が前記要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、
    かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索する検索部と、
    該検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を前記記憶部から読出す読出部と、
    該読出部が読出した貸出車両情報を前記通信装置に送信する貸出車両情報送信部と
    を備えることを特徴とする車両情報提供システム。
  2. 前記利用車両に搭載され、該利用車両に係る利用車両情報を送信する利用車両情報送信装置を備え、
    前記通信装置は、
    前記利用車両情報送信装置が送信した利用車両情報を受信する利用車両情報受信部を備え、
    前記利用車両情報受信部が受信した利用車両情報を前記要求情報と共に前記管理装置に送信するようにしてあり、
    前記受信部は、前記利用車両情報を受信するようにしてあり、
    前記読出部は、前記検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報の中から、前記利用車両情報に応じた一又は複数の貸出車両情報を前記記憶部から読出すようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の車両情報提供システム。
  3. 前記利用車両情報送信装置は、
    前記利用車両情報を他の車載機器から取得する取得部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の車両情報提供システム。
  4. 前記利用車両及び貸出車両は、バッテリを搭載し、該バッテリが出力する電力により走行する車両であり、
    前記利用車両情報は、対応する利用車両におけるバッテリの残容量の情報を含み、
    前記貸出車両情報は、対応する貸出車両におけるバッテリの残容量の情報を含み、
    前記駐車場に係る情報は、対応する駐車場の位置の情報を含み、
    前記通信装置は、前記利用車両の位置の情報を前記要求情報と共に前記管理装置に送信するようにしてあり、
    前記受信部は、前記利用車両の位置の情報を受信するようにしてあり、
    前記管理装置は、
    前記記憶部を参照し、前記貸出車両情報に対応する貸出車両のバッテリの残容量が所定値以上か否かを判定する残容量判定部を備え、
    前記検索部は、前記受信部が前記利用車両情報及び前記利用車両の位置の情報を受信した場合、該利用車両情報に含まれるバッテリの残容量及び前記利用車両の位置の情報に基づき、対応する利用車両が到達可能で、かつ少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索するようにしてあり、
    前記読出部は、前記検索部により検索された駐車場に駐車し、前記残容量判定部によりバッテリの残容量が所定値以上であると判定された貸出車両に係る貸出車両情報の中から、前記利用車両情報に応じた一又は複数の貸出車両情報を前記記憶部から読出すようにしてあること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の車両情報提供システム。
  5. 前記通信装置は、前記利用車両の目的地に係る情報を前記要求情報と共に前記管理装置に送信するようにしてあり、
    前記受信部は、前記目的地に係る情報を受信するようにしてあり、
    前記管理装置は、
    前記受信部が受信した目的地に係る情報及び記憶部に記憶された駐車場に係る情報から前記駐車場及び前記目的地間の距離を算出する算出部を備え、
    前記残容量判定部は、前記算出部が算出した距離に基づき、該距離を走行可能なバッテリの残容量を前記所定値として判定するようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の車両情報提供システム。
  6. 前記記憶部は、前記利用車両が前記ユーザにより利用される前に駐車されていた駐車場に係る情報を記憶してあり、
    前記管理装置は、前記受信部にて利用車両情報を受信した場合、該利用車両情報に対応する利用車両が駐車していた駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を送信しないようにしてあること
    を特徴とする請求項2から請求項5までの何れか一つに記載の車両情報提供システム。
  7. 前記通信装置は、
    前記貸出車両情報送信部から送信された貸出車両情報を受信した場合、該貸出車両情報を表示する表示部を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項6までの何れか一つに記載の車両情報提供システム。
  8. 前記通信装置は、
    操作部と、
    前記貸出車両情報送信部から送信された貸出車両情報の中から、操作部を介してユーザにより選択された一の貸出車両情報を含む予約情報を生成する予約情報生成部と、
    該予約情報生成部が生成した予約情報を前記管理装置に送信する予約情報送信部と
    を備え、
    前記受信部は、前記予約情報送信部が送信した予約情報を受信するようにしてあり、
    前記管理装置は、
    前記受信部が前記予約情報を受信した場合、該予約情報に基づき、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両及び該貸出車両が駐車している駐車場に設けられた一の駐車領域を予約する予約部を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項7までの何れか一つに記載の車両情報提供システム。
  9. 前記予約部は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、該予約情報を送信した通信装置以外に、該予約情報に対応する貸出車両情報を前記貸出車両情報送信部に送信させないようにしてあること
    を特徴とする請求項8に記載の車両情報提供システム。
  10. 前記駐車領域の入出庫に係る制御を行い、前記管理装置と通信を行う駐車領域制御装置を各駐車場に少なくとも一つ備え、
    前記管理装置は、
    前記駐車領域の入出庫に係る制御信号を駐車領域制御装置に送信する制御信号送信部を備え、
    前記予約部は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、前記一の駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ該一の駐車領域を入庫不可とする制御信号を前記制御信号送信部に送信させるようにしてあり、
    前記駐車領域制御装置は、前記制御信号送信部が送信した制御信号に基づき、前記一の駐車領域を入庫不可に制御するようにしてあること
    を特徴とする請求項8又は9に記載の車両情報提供システム。
  11. 前記駐車領域制御装置は、前記駐車領域毎に備えること
    を特徴とする請求項10に記載の車両情報提供システム。
  12. 前記予約部は、前記受信部が前記予約情報を受信した場合、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ、該駐車領域を出庫不可とする制御信号を前記制御信号送信部に送信させるようにしてあり、
    前記駐車領域制御装置は、前記制御信号送信部が送信した制御信号に基づき、前記駐車領域を出庫不可に制御するようにしてあること
    を特徴とする請求項10又は11に記載の車両情報提供システム。
  13. 前記管理装置は、
    前記利用車両が、前記一の駐車領域に駐車したか否かを判定する駐車判定部を備え、
    前記制御信号送信部は、前記駐車判定部が前記一の駐車領域に駐車したと判定した場合、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両に駐車されている駐車領域に対応する駐車領域制御装置へ、該駐車領域を出庫可能とする制御信号を送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項10から請求項12までの何れか一つに記載の車両情報提供システム。
  14. 前記管理装置は、
    前記駐車判定部が前記一の駐車領域に駐車したと判定した場合、前記一の貸出車両情報に対応する貸出車両を解錠する制御信号を送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項13に記載の車両情報提供システム。
  15. 前記管理装置は、
    前記ユーザの利用により前記利用車両が走行した距離又は時間を含む走行情報を取得する走行情報取得部を備え、
    前記記憶部は、
    前記ユーザを識別する識別情報を記憶してあり、
    前記識別情報に対応付けて前記走行情報取得部が取得した走行情報を記憶するようにしてあり、
    前記利用車両の利用料金に係る料金情報を記憶してあり、
    更に前記管理装置は、
    前記一の駐車領域に駐車したと前記駐車判定部が判定した場合、前記利用車両を利用したユーザが車両を乗り換えるか否かを判定する乗換判定部を備え、
    該乗換判定部が乗り換えないと判定した場合、前記記憶部に記憶された走行情報及び料金情報に基づき、前記ユーザから徴収すべき利用料金を算出する料金算出部を備えること
    を特徴とする請求項13又は14に記載の車両情報提供システム。
  16. 前記通信装置は、
    現時点における前記ユーザの利用によって前記利用車両が走行した距離又は時間を含む情報を取得する時点情報取得部と、
    該時点情報取得部が取得した情報を前記管理装置へ送信する時点情報送信部と
    を備え、
    前記料金算出部は、前記時点情報送信部が送信した情報と、前記記憶部に記憶された走行情報及び料金情報とに基づき、前記ユーザから徴収すべき現時点の利用料金を算出するようにしてあり、
    前記管理装置は、
    前記算出部が算出した現時点の利用料金を前記通信装置へ送信する利用料金送信部を備え、
    更に前記通信装置は、
    前記利用料金送信部から送信された利用料金を外部へ報知するようにしてあること
    を特徴とする請求項15に記載の車両情報提供システム。
  17. 複数の駐車場に設けられた駐車領域に駐車し、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を、前記駐車場に係る情報に対応付けて記憶する記憶部を有し、該記憶部が記憶する貸出車両情報を送信し、前記貸出車両を管理する管理装置において、
    利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を受信する受信部と、
    前記受信部が前記要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索する検索部と、
    該検索部が検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を前記記憶部から読出す読出部と、
    該読出部が読出した一又は複数の貸出車両情報を送信する送信部と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  18. 複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を受信し、受信したことを外部に報知する通信装置において、
    前記ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成する生成部と、
    該生成部が生成した要求情報を送信する送信部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  19. 複数の駐車場に設けられた駐車領域に駐車し、複数のユーザが共同で利用可能な貸出車両に係る貸出車両情報を、前記駐車場に係る情報に対応付けて記憶する記憶部を有し、該記憶部が記憶する貸出車両情報を送信し、前記貸出車両を管理する管理装置と、該管理装置から送信された前記貸出車両情報を受信し、受信したことを外部に報知する通信装置とを備える車両情報提供システムによる車両情報提供方法において、
    前記通信装置は、
    前記ユーザが利用中の利用車両から乗り換える候補となる一又は複数の貸出車両に係る貸出車両情報を要求する要求情報を生成し、
    生成した要求情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、
    前記通信装置が送信した要求情報を受信し、
    前記要求情報を受信した場合、少なくとも一台の貸出車両が駐車され、かつ駐車可能な駐車領域を有する駐車場を検索し、
    検索した駐車場に駐車している貸出車両に係る貸出車両情報を前記記憶部から読出し、
    読出した貸出車両情報を前記通信装置に送信すること
    を特徴とする車両情報提供方法。
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