JP6841729B2 - 車両管理システム - Google Patents

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本発明は、カーシェアリング事業などで用いられる車両を管理する車両管理システムに関する。
カーシェアリング事業で用いられる車両に、例えば外力が作用して損傷が生じたとき、その車両を後続の予約者にそのまま利用させることはできないため、速やかに代車を手配する必要がある。この点に関し、例えば特許文献1には、事故連絡を受けた損害保険会社の担当員が、レンタカー会社のホームページにアクセスして空車情報を確認し、所望の代車を発注するようにしたシステムが記載されている。
特開2001−344490号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のシステムは、事故連絡を受けた担当員の行為を介して代車の手配が行われるため、後続の予約者に対し車両を貸出不能となったときに、代車を迅速に手配することが困難である。
本発明の一態様である車両管理システムは、ユーザに貸出可能な複数の共用車両にそれぞれ設けられ、各共用車両の車両状態を検出する状態検出部と、複数の共用車両の現在および将来の利用計画を作成する計画作成部と、複数の共有車両の前記利用計画を含む車両情報を記憶する記憶部と、状態検出部により検出された車両状態と記憶部に記憶された利用計画とに基づき、複数の共用車両のうちユーザにより予約された予約車両の代替となる代替車両の要否を判定する代車要否判定部と、代車要否判定部により代替車両が必要と判定されると、記憶部に記憶された複数の共用車両の車両情報に基づいて代替車両を検索する車両検索部と、を備える。状態検出部は、予約車両に作用する加速度を検出する加速度センサを有し、代車要否判定部は、予約車両の利用開始予定時刻よりも前に加速度センサの検出値が所定値以上になると、代替車両が必要と判定する。
本発明によれば、後続の予約者に対して車両を貸出不能となったとき、代替車両を迅速に手配することができる。
本発明の実施形態に係る車両管理システムが適用される組織体系を示すイメージ図。 図1の複数の事業体の地理的配置を示す図。 本発明の実施形態に係る車両管理システムの全体構成を示すブロック図。 カーシェアリング事業に用いられる車両の利用計画の一例を示す図。 図3のサーバ装置の演算部で実行される処理の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る車両管理システムの主要な動作の一例を説明する図。 本発明の実施形態に係る車両管理システムの主要な動作の他の例を説明する図。
以下、図1〜図6Bを参照して本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両管理システムは、カーシェアリング事業やレンタカー事業等においてユーザに貸し出される車両を管理するシステムである。レンタカー事業は、対面での車両の貸出を行うのに対し、カーシェアリング事業は、予め登録したICカードを用いて無人での車両の貸出を行う点でレンタカー事業と異なる。
本発明の車両管理システムは、カーシェアリング事業とレンタカー事業のいずれにも適用可能であるが、以下では、カーシェアリング事業に適用する例を説明する。特に、本実施形態に係る車両管理システムは、車両の販売やメンテナンス(点検、整備)を行う販売店(カーディーラ)等の事業体が主体となってカーシェアリング事業を行う場合に適したシステムとして構成される。事業体の敷地内には、事業体が保有し、カーシェアリング事業に供される車両(共用車両)が駐車される。このような共有車両が駐車される場所をステーションと呼ぶ。
事業体の敷地内には、ステーションだけでなく、事業体に属する作業員が共有車両をメンテナンスするメンテナンス拠点も設けられる。ステーションは、例えばメンテナンス拠点と同一の敷地内、あるいは塀や道路等を隔てて互いに隣り合う敷地内に設けられる。なお、メンテナンス拠点からステーションまでの距離が所定距離内である等、メンテナンス拠点の近傍にステーションが設けられるのであれば、メンテナンス拠点と同一または隣接する敷地以外にステーションが設けられてもよい。
ユーザが共用車両を使用するとき、ステーションが共用車両の出発地および返却地となる。共有車両は、例えばステーションに返却される度に、作業員によってメンテナンス拠点に移送され、メンテナンス拠点においてメンテナンスが行われる。すなわち、カーシェアリング事業においては、運転技術や運転態様が異なる様々なユーザが種々の目的で共有車両を運転する。したがって、共有車両を良好な状態でユーザに貸し出すために、ユーザの利用が終了する度に共有車両のメンテナンスが行われる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両管理システムが適用される組織体系を示すイメージ図である。図1に示すように、組織体系は、最上位の第1階層、第1階層よりも下位の第2階層、および第2階層よりも下位の第3階層に分類される。第3階層は、複数の事業体(例えば車両の販売店であるA店、B店、C店、D店)により構成される。
図2は、複数の事業体A店〜D店の地理的配置を示す図である。図2に示すように、複数の事業体A店〜D店のうち、A店およびB店は、第1範囲AR1内に点在し、C店およびD店は、第1範囲AR1に隣接する第2範囲AR2内に点在する。なお、各範囲AR1,AR2に含まれる第3階層の事業体の数は1つでもよく、3つ以上でもよい。図2では、第1範囲AR1と第2範囲AR2とが隣接する範囲として示されるが、互いに離れていてもよい。図2において、C1〜C7は、互いに同一車種の共有車両であり、A店は車両C1〜C3を、B店は車両C4を、C店は車両C5,C6を、D店は車両C7を、それぞれ保有する。
図1に示すように、第2階層は、第3階層の複数の事業体A店,B店およびC店,D店の業務を管理する事業体(例えば車両の販売会社であるE社およびF社)により構成される。E社は、第1範囲AR1内に点在するA店およびB店を管理し、F社は、第2範囲AR2内に点在するC店およびD店を管理する。なお、第2階層の事業体の数は1つでもよく、3つ以上でもよい。E社およびF社は、例えば第1範囲AR1内および第2範囲AR2内にそれぞれ位置する。
第1階層は、第2階層の複数の事業体E社およびF社の業務を管理する事業体(例えば車両の製造メーカーであるG社)により構成される。G社は、例えばユーザからの電話やメール等に応答するコールセンタを有する。G社とE社およびF社との関係は、例えば親会社と子会社との関係に相当する。なお、第1階層の事業体の数は2つ以上でもよい。第1階層の上位にさらなる事業体があってもよい。
このような組織体系の下、本実施形態では、第3階層の事業体A店〜D店が保有する車両C1〜C7がカーシェアリング事業のための共用車両として用いられる。なお、共用車両には、カーシェアリング事業のみに用いられるカーシェアリング専用の車両だけではなく、試乗車等、他の目的に用いる車両を含めることもできる。第3階層の事業体だけでなく、第2階層または第1階層の事業体が保有する車両の一部を、カーシェアリング事業のための共用車両として用いることもできる。
図3は、本発明の実施形態に係る車両管理システム100の全体構成を示すブロック図である。図3に示すように、車両管理システム100は、第1階層〜第3階層の各事業体に設けられた事業体端末1と、各事業体が保有する車両C1〜C7に設けられた車載端末2と、車両C1〜C7を利用する顧客(ユーザ)が有するユーザ端末3と、サーバ装置4とを有する。
事業体端末1と車載端末2とユーザ端末3とサーバ装置4とは、無線通信網、インターネット網、電話回線網などの通信ネットワーク5に接続される。図3には、便宜上、事業体端末1と車載端末2とユーザ端末3とがそれぞれ1つずつ示されるが、これらの端末1〜3は実際にはそれぞれ複数設けられる。また、図3では、単一のサーバ装置4が示されるが、図3のサーバ装置4に示す機能を、複数のサーバ装置に分散させてもよい。通信径路の少なくとも一部は、無線でなく有線であってもよい。
事業体端末1は、各事業体に設けられたパーソナルコンピュータと、各事業体の従事者(社員)により操作される携帯無線端末とを含む。事業体端末1は、通信部11と、入出力部12と、演算部13と、記憶部14と、を有する。
通信部11は、通信ネットワーク5を介してサーバ装置4と無線通信可能に構成される。通信部11は、事業体の社員を識別する社員IDとともに、車両C1〜C7の利用情報とメンテナンス情報とをサーバ装置4に送信する。
入出力部12は、いわゆるヒューマンインターフェース(HMI)であり、ユーザが操作可能なキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル、プリンタ等を有する。各事業体の従事者(社員)は、入出力部12を介して車両C1〜C7の各種情報を入力することができるとともに、代替車両の手配に関する情報を取得することができる。
演算部13はCPU(プロセッサ)を有し、入出力部12を介して入力された信号、通信部11を介して事業体端末1の外部から受信した信号、および記憶部14に記憶されたデータ等に基づいて所定の処理を実行し、通信部11と、入出力部12と、記憶部14とに制御信号を出力する。演算部13での処理により、自己が属する事業体が保有する車両が代替車両として用いられるか否かが、入出力部12(例えばモニタ)を介して社員に報知される。
演算部13は、サーバ装置4から車両の各種情報(車両情報)を取得する車両情報取得部13aを有する。取得する車両情報は、各事業体に属する車両の情報、およびその事業体よりも下位の事業体に属する車両の情報である。例えば第3階層の事業体A店は、A店に属する車両C1〜C3の情報を取得することができ、第2階層の事業体E社は、A店およびB店に属する車両C1〜C4の情報を取得することができ、第1階層の事業体G社は、A店〜D店に属する車両C1〜C7の情報を取得することができる。演算部13は、これらの車両情報を社員が認識可能な態様で入出力部12に出力(例えば表示)させることができる。
記憶部14は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部14には、演算部13が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。
車載端末2は、例えば車載ナビゲーション装置を含んで構成される。車載端末2は、通信部21と、入出力部22と、ロック機構23と、センサ群24と、演算部25と、記憶部26と、を有する。
通信部21は、通信ネットワーク5を介してサーバ装置4と無線通信可能に構成される。通信部21は、車両C1〜C7を識別する車両IDとともに、車両C1〜C7の現在位置情報を示す信号およびセンサ群24からの信号を、所定時間毎にサーバ装置4に送信する。
入出力部22は、ユーザが操作可能な各種スイッチやボタン、マイク、スピーカ、モニタ等を有する。この他、入出力部22は、ユーザが有する認証カードからユーザ情報を読み取るカードリーダ22aを有する。認証カードには、例えば集積回路(IC)が組み込まれてユーザの個人情報が格納された運転免許証(ICカード免許証)が用いられる。カードリーダ22aは、車両外部から近づけられた認証カードを認識可能なように、車両C1〜C7の所定部位(例えばリアウインドの下方)に設けられる。
ロック機構23は、ドアロックアクチュエータ(例えば電動モータ)を有し、ドアロックアクチュエータの駆動により、ドアロックを解錠または施錠する。すなわち、ドアロックアクチュエータは演算部25から解錠信号が出力されると、ドアロックを解錠し、施錠信号が出力されると、ドアロックを施錠する。
センサ群24は、各車両C1〜C7に搭載され、車両状態を検出する各種センサを含む。センサ群24は、一例として、車両C1〜C7に作用する加速度を検出する加速度センサ24aを含む。なお、車両の位置を検出するGPSセンサ、車速を検出する車速センサ、車両の角速度を検出するジャイロセンサ、走行距離を検出する走行距離センサ、残燃料量を検出する残燃料検出センサ、残バッテリ容量を検出する残バッテリ容量検出センサなどもセンサ群24に含まれる。
演算部25はCPUを有し、入出力部22を介して入力された信号、センサ群24で検出された信号、通信部21を介して車載端末の外部から受信した信号、および記憶部26に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、車両C1〜C7の各部のアクチュエータ、入出力部22、および記憶部26に制御信号を出力する。演算部25は、さらに通信部21に制御信号を出力し、車載端末2とサーバ装置4との間の信号の送受信を制御する。例えば、演算部25は、カードリーダ22aを介して読み取ったユーザ情報を、通信部21を介してサーバ装置4に送信する。サーバ装置4は、受信したユーザ情報に対応する予約情報の有無を判定し、対応する予約情報があれば演算部25に解錠指令を送信し、対応する予約情報がなければ施錠信号を送信する。演算部25は、解錠指令を受信すると解錠信号を、施錠指令を受信すると施錠信号を、それぞれドアロックアクチュエータに出力する。
記憶部26は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部26には、演算部25が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。例えばセンサ群24による検出データが一時的に記憶される。記憶された検出データは、演算部25での処理により、通信部21を介して所定時間毎にサーバ装置4に送信される。
ユーザ端末3は、ユーザにより操作されるパーソナルコンピュータや、スマートフォンに代表される携帯無線端末等により構成される。ユーザ端末3は、通信部31と、入出力部32と、演算部33と、記憶部34と、を有する。
通信部31は、通信ネットワーク5を介してサーバ装置4と無線通信可能に構成される。通信部31は、ユーザを識別するユーザIDとともに、車両C1〜C7の予約申し込みやキャンセル等を指令する信号をサーバ装置4に送信する。
入出力部32は、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。ユーザは、入出力部32を介してユーザ情報の入力や、車両予約の申し込み、変更、キャンセル等の指令を入力することができる。ユーザ情報には、ユーザの住所、氏名、連絡先、免許証番号、決済に必要な情報(例えばクレジットカード番号)等が含まれる。ユーザは、ユーザ情報を入力して会員登録した後に、共用車両の利用が可能となる。
車両予約の申し込み時には、車種、利用するステーション、および車両の利用日時(利用開始日時と利用終了日時)がユーザにより指令される。このとき、サーバ装置4(車両検索部435)は、指令された車種、ステーション、利用日時のいずれかまたは全ての条件を満たす予約可能な車両を検索するとともに、検索された車両の情報をユーザ端末3に送信する。この車両情報は入出力部32に表示される。表示された車両の中から入出力部32を介してユーザが所望の車両を選択すると、あるいは表示された車両をユーザが承諾すると、車両予約が確定する。
演算部33はCPUを有し、入出力部32を介して入力された信号、通信部31を介してユーザ端末3の外部から受信した信号、および記憶部34に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、通信部31と入出力部32と記憶部34とに制御信号を出力する。演算部33での処理により、ユーザは入出力部32(モニタなど)を介して予約車両の変更や確認を行うことができる。
記憶部34は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部34には、演算部33が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。
サーバ装置4は、例えば第1階層の事業体G社に設けられる。クラウド上で仮想サーバ機能を利用して、サーバ装置4を構成することもできる。サーバ装置4は、通信部41と、入出力部42と、演算部43と、記憶部44と、を有する。
通信部41は、通信ネットワーク5を介して事業体端末1、車載端末2およびユーザ端末3とそれぞれ無線通信可能に構成される。入出力部42は、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。演算部43はCPUを有し、入出力部42を介して入力された信号、通信部41を介してサーバ装置4の外部から受信した信号、および記憶部44に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、入出力部42や記憶部44に制御信号を出力する。演算部43の機能的構成は後述する。
記憶部44は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部44には、演算部43が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。記憶部44は、メモリが担う機能的構成として車両データベース441と、ユーザデータベース442と、社員データベース443とを有する。
車両データベース441は、各車両C1〜C7が属する事業体、各車両C1〜C7の車種、年式、車体番号、車両番号、走行距離、メンテナンス履歴、稼働率等の車両状態や車両特性を表す車両情報と、各車両C1〜C7の利用計画とを記憶する。利用計画には、各車両C1〜C7の過去、現在および未来の時系列の予約情報と、予約情報の合間に既に実行された車両C1〜C7のメンテナンスの実績と、現在実行中あるいは将来実行される予定のメンテナンス計画とが含まれる。
図4は、車両C1の利用計画の一例を示す図である。図4では、時点t0〜t1(実線矢印)にユーザによる予約が組み込まれ、その後、時点t1〜t2(点線矢印)に車両のメンテナンス計画が組み込まれ、さらにその後、時点t3〜t4(実線矢印)に、再びユーザによる予約が組み込まれている。車両データベース441の利用計画は、予約の申し込み、変更、取消、およびメンテナンスの実行、メンテナンス計画の変更に応じて更新される。
ユーザデータベース442は、ユーザ端末3(入出力部32)を介して入力された各ユーザのユーザID,住所,氏名,連絡先,免許証番号等のユーザ情報、および各ユーザの車両C1〜C7の利用履歴情報等を記憶する。
社員データベース443は、各社員の社員ID,住所,氏名,連絡先等の社員情報を記憶する。社員情報には、各社員がどの事業体に属するかの所属先情報も含まれる。社員情報は、特定の事業体端末1(例えばG社の事業体端末)でのみ入力可能とすることができる。
演算部43は、プロセッサが担う機能的構成として、予約受付部431と、計画作成部432と、車両情報取得部433と、代車要否判定部434と、車両検索部435と、計画変更部436と、出力部437と、クーポン処理部438とを有する。
予約受付部431は、ユーザ端末3(入出力部32)を介してユーザにより入力された車両の利用予約の申し込みを受け付ける。具体的には、演算部43(車両検索部435)が、車両の利用日時、車種、利用する事業体等、ユーザにより入力された予約条件に合致する予約可能な車両の一覧を車両データベース441から検索してユーザ端末3に送信した後、通信部41が、送信された車両一覧の中からユーザにより選択された車両あるいはユーザにより承諾された車両の情報を受信する。予約受付部431は、これを予約車両として利用予約の申し込みを受け付ける。
計画作成部432は、共用車両の現在および将来の利用計画を作成し、利用計画を車両データベース441に登録する。より具体的には、予約受付部431により受け付けられた予約車両の利用計画を作成し、これを車両データベース441に登録する。利用計画には、予約車両の利用開始日時および利用終了日時と、メンテナンス計画とが含まれる。
車両情報取得部433は、各車両C1〜C7の車両状態を表すデータ、すなわちセンサ群24により検出され、通信部41を介して受信した検出データを取得する。検出データには、加速度センサ24aによる検出データが含まれる。
代車要否判定部434は、車両情報取得部433により取得された検出データと、計画作成部432により作成された利用計画とに基づいて、予約車両の代替となる代替車両の要否を判定する。例えば貸出中の車両に外力が作用して車両が損傷すると、その車両を次の予約者に対しそのまま貸し出すことが困難であるため、代替車両を手配する必要がある。このとき、車両に衝撃が作用するため、加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上となる。
そこで、代車要否判定部434は、貸出中の車両の利用計画を参照して当該車両に次の予約が入っているか否かを判定するとともに、当該車両の加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上か否かを判定する。そして、貸出中の車両に既に予約が入っており、かつ、加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上と判定すると、代替車両が必要と判定する。一方、貸出中の車両に未だ予約が入っていないと判定されると、代車要否判定部434は、加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上であっても、代替車両を不要と判定する。この場合には、貸出中の車両が予約不能であるとして、車両データベース441における当該車両の車両情報が構成される。
車両検索部435は、代車要否判定部434により代替車両が必要と判定されると、車両データベース441を参照して代替車両を検索する。代替車両は、予約車両の利用時間内に未だ予約が入っていない予約車両と同一車種の車両の中から検索される。例えば図4の時点t0〜t1に車両C1が貸し出されている途中に、車両C1の代替車両が必要と判断されると、次の予約時間である時点t3〜t4に予約が入っていない車両の中から代替車両を検索する。
計画変更部436は、車両検索部435により検索された代替車両を新たな予約車両として利用計画を変更する。複数の代替車両が検索されたときには、予約車両と代替車両との地理的近接性に基づいてそれらの優先順位を決定し、優先順位の最も高い代替車両を予約車両として利用計画を変更する。具体的には、代替車両を有する複数の事業体(ステーション)が存在するとき、同一の地理的範囲内の事業体が代替車両を有するならば、第1に、その代替車両を優先する。同一の地理的範囲内に複数の代替車両が存在するとき、第2に、これらの代替車両を有する各事業体と予約車両を有する事業体との間の距離や両者間の移動時間が短いものほど優先順位を高くする。計画変更部436は、車両検索部435により検索され、優先順位の最も高い代替車両を、新たな予約車両として仮予約する。その後、仮予約された車両がユーザにより承諾されると、代替車両の予約を確定する。このとき、計画変更部436は、元の予約車両の予約を取り消す。
出力部437は、計画変更部436により変更された利用計画に含まれる新たな予約車両の情報(仮予約された代替車両の情報)を、通信部41を介してユーザ端末3に送信する。この情報を受信したユーザは、入出力部32を介して予約車両の変更を承諾するか否かを指令する。このユーザによる指令は、利用計画の変更に対する承諾または非承諾を含む応答信号としてサーバ装置4に送信される。このとき、通信部41が承諾の応答信号を受信すると、利用計画の変更が確定し、計画変更部436は代替車両を本予約して車両データベース441を更新する。
出力部437は、利用計画の変更が確定した後、さらに利用計画の変更情報を少なくとも関連する事業体の事業体端末1に送信する。すなわち、元の予約車両を有する事業体の事業体端末1と、新たな予約車両を有する事業体の事業体端末1とに、利用計画の変更情報を送信する。この変更情報には、新たな予約車両を有する事業体の作業員に対する指令、すなわち、新たな予約車両を所定時刻(例えば利用開始時刻)までに所定ステーションへと移送すべき旨の指令が含まれる。なお、元の予約車両と新たな予約車両とが同一の事業体に属する場合には、新たな予約車両は元の予約車両と同一のステーションに位置するため、新たな予約車両を移送する必要はない。したがって、この場合には、作業員に対する車両の移送指令を利用計画の変更情報に含めなくてもよい。
クーポン処理部438は、カーシェアリング利用料の割引サービスを受けることが可能なクーポンの利用に関する処理を行う。すなわち、カーシェアリング事業においては、例えば車両の清掃がなされていない等、車両が適正な貸出可能状態にない場合があり、ユーザはステーションで実際の車両状態を確認した後に、予約車両の利用を取りやめることがある。このような場合に、例えば車両の利用開始時刻においてクーポン利用の処理がなされると、ユーザは不利益を被る。そこで、クーポン処理部438は、予約車両がステーションに位置した状態で、ユーザ端末3(入出力部32)を介してユーザにより予約車両の取り消しの申し込みが入力されると、既になされたクーポン利用を取り消すような処理を行う。このとき、計画変更部436は、予約車両の予約を取り消す。
このようなユーザ端末3を介した予約車両の取り消しの申し込み時に、ユーザは、ユーザ端末3(入出力部32)を介して予約車両の代替車両をリクエストすることができる。代替車両のリクエストが指令されると、演算部43(車両検索部435)は代替車両を検索するとともに、検索された代替車両をユーザ端末に送信する。そして、代替車両をユーザが承諾すると、予約車両の利用計画を変更する。このとき、クーポン処理部438は、代替車両にクーポンが適用されるようにクーポン利用に関する処理を行う。
図5は、予めサーバ装置4の記憶部44に記憶されたプログラムに従い、演算部43で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えばユーザ端末3を介してユーザにより入力された共有車両の利用予約の申し込みの指令が、通信部41を介して演算部43に入力されると開始される。すなわち、予約受付部431で共有車両の利用予約の申し込みが受け付けられた予約車両について図5の処理が開始され、所定時間毎に処理が繰り返される。予約車両については、計画作成部432での処理により、予約受付部431で受け付けられた利用予約の申し込み内容に応じて、例えば図4に示すような利用計画が作成される。作成された利用計画は、車両データベース441に記憶される。
まず、ステップS1で、車両情報取得部433での処理により、通信部41を介して予約車両のセンサ群24からの信号、すなわち車両情報を取得する。次いで、ステップS2で、代車要否判定部434での処理により、ステップS1で取得された情報(例えば加速度センサ24aの検出値)に基づき、予約車両の代替となる代替車両の要否を判定する。具体的には、加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上か否かを判定し、所定値G1以上のときに代替車両が必要と判定する。ステップS2で肯定されるとステップS3に進み、否定されると処理を終了する。
ステップS3では、車両検索部435での処理により、複数の事業体が保有する複数の共有車両の中から、予約車両と同一車種の代替車両を検索する。代替車両は、既にメンテナンスが完了し、かつ、予約車両の利用時間(例えば図4のt3〜t4)内に未だ予約が入っていない空き車両の中から検索される。
次いで、ステップS4で、計画変更部436での処理により、ステップS3で検索された代替車両を新たな予約車両として仮予約する。特に、ステップS3で複数の代替車両が検索された場合には、複数の代替車両に優先順位をつけて、優先順位の最も高い代替車両を新たな予約車両として仮予約する。優先順位は、予約車両が存在するステーションと代替車両が存在するステーションとが図2の同一範囲AR1,AR2内にあるか否か、および予約車両が存在するステーションと代替車両が存在するステーションとの地理的近接性を考慮して決定する。
次いで、ステップS5で、出力部437での処理により、ステップS4で仮予約された代替車両の情報を、通信部41を介してユーザ端末3に送信する。次いで、ステップS6で、例えば計画変更部436での処理により、仮予約した代替車両を新たな予約車両として承諾するか否かのユーザ端末3からの信号(応答信号)を、通信部41を介して受信したか否かを判定する。ステップS6は肯定されるまで繰り返され、ステップS6で肯定されるとステップS7に進む。
ステップS7では、計画変更部436での処理により、通信部41を介して受信した応答信号が承諾の信号であるか否かを判定する。ステップS7で否定されるとステップS4に戻り、検索された複数の代替車両のうち、前回の処理で最も優先順位の高いとされた代替車両の優先順位を繰り下げ、かつ、2番目に優先順位の高いとされた代替車両の優先順位を繰り上げる。すなわち、代替車両の優先順位を変更する。そして、最も優先順位の高くなった代替車両を新たな予約車両として仮予約し、ステップS7で肯定されるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS7で肯定されるとステップS8に進む。
ステップS8では、計画変更部436での処理により、仮予約した代替車両を本予約してその車両の利用計画の変更を確定し、車両データベース441を更新する。さらに、元の予約車両の予約を取り消すとともに、その予約車両を予約不能として車両データベース441の車両情報を更新する。次いで、ステップS9で、出力部437での処理により、利用計画の変更に関連する車両を有する事業体の事業体端末1、つまり元の予約車両(貸出中の車両)を有する事業体の事業体端末1と、新たな予約車両を有する事業体の事業体端末1とに、利用計画の変更の情報を送信し、処理を終了する。
本実施形態に係る車両管理システムの主要な動作をより具体的に説明する。図6A,図6Bは、車両C1〜C7の利用計画の一例を示す図である。なお、図6A,図6Bには、互いに異なる利用計画のパターンが示される。
まず、図6Aの例について説明する。図6Aの時点t0〜t1において現在貸出中で、かつ時点t3〜t4において次の利用予約が入っている予約車両C1については、加速度センサ24aの検出値が所定時間毎に車載端末2からサーバ装置4に送信される(ステップS1)。このとき、時点t0〜t1のある時点で、予約車両C1が障害物等に接触して加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上になると、予約車両が損傷したと予想される。したがって、予約車両C1をそのままユーザに使用させることは困難であり、演算部43により予約車両C1の代替車両が必要と判定される(ステップS2)。このとき、時点t3〜t4において予約が入っていない空き車両C3,C4,C5,C7が代替車両として検索される(ステップS3)。
図2に示すように、予約車両C1から車両C3,C4,C5,C7までの各距離を比較すると、車両C3は車両C1と同一の事業体A店に属することから、車両C3までの距離が最も短い。したがって、代替車両としての車両C3の優先順位が最も高い。次いで、車両C5,C4,C7の順に予約車両C1からの距離が長くなるが(L2<L1<L3)、車両C4は車両C1と同一の地理的範囲AR1に存在するのに対し、車両C5は車両C7とは異なる地理的範囲AR2に存在する。このため、車両C4が2番目に優先順位が高く、以降の優先順位は車両C5,C7の順となる。
以上より、図6Aに示すように、優先順位の最も高い車両C3が新たな予約車両として仮予約される(ステップS4)。予約車両の変更がユーザにより承諾されると、車両C3の予約が確定し(ステップS8)、利用計画の変更情報がA店の事業体端末1に送信される(ステップS9)。このとき、元の予約車両C1の予約が取り消される。なお、車両C3への予約の変更がユーザにより承諾されないときは、次に優先順位の高い車両C4の優先順位が繰り上がり、車両C4が仮予約される。
次に、図6Bの例について説明する。図6Bの例では、代替車両が必要と判定されたとき(ステップS2)、既にメンテナンスが完了し、かつ、時刻t3〜t4の範囲において予約が入っていない空き車両C4,C5,C7が代替車両として検索される(ステップS3)。このとき、車両C4,C5,C7の中では車両C4の優先順位が最も高いため、車両C4が新たな予約車両として仮予約され(ステップS4)、ユーザにより予約車両の変更が承諾されると、車両C4の予約が確定する(ステップS8)。
その後、利用計画の変更情報が車両C4を有するB店の事業体端末1に送信される(ステップS9)。この変更情報には、事業体B店の作業員が遅くとも利用開始時刻t3までに車両C4をA店のステーションに移送すべき指令が含まれる。なお、事業体A店の事業体端末1に送信される変更情報に、事業体A店の作業員に対し事業体B店まで車両C4を取りに行かせるような指令を含めてもよい。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態の車両管理システム100は、ユーザに貸出可能な複数の共用車両C1〜C7にそれぞれ設けられ、各共用車両C1〜C7の車両状態を検出するセンサ群24(特に加速度センサ24a)と、複数の共用車両C1〜C7の現在および将来の利用計画を作成する計画作成部432と、複数の共有車両C1〜C7の利用計画を含む車両情報を記憶する車両データベース441と、加速度センサ24aの検出値Gと車両データベース441に記憶された利用計画とに基づき、複数の共用車両C1〜C7のうちユーザにより予約された予約車両の代替となる代替車両の要否を判定する代車要否判定部434と、代車要否判定部434により代替車両が必要と判定されると、車両データベース441に記憶された複数の共用車両C1〜C7の車両情報に基づいて代替車両を検索する車両検索部435とを備える(図3)。
このような構成により、貸出中の車両(例えば車両C1)に外力が作用して後続の予約者に車両C1を貸出不能となったとき、車両利用中のユーザ等からの通報を待たずに即座に代替車両の要否を判定することができる。このため、予約車両C1のステーションに余裕をもって代替車両を手配することができ、後続のユーザに支障なく新たな予約車両を利用させることができる。また、迅速な代替車両の手配が可能なことから、車両の予約を随時受け付けることができ、効率的なカーシェアリング事業を行うことができる。
(2)車両管理システム100は、車両検索部435により検索された代替車両を新たな予約車両として利用計画を変更する計画変更部436をさらに備える(図3)。このため、コールセンタ等による人手を介さずに、必要に応じて自動的に予約車両を変更することができ、予約車両の変更が容易である。
(3)車両管理システム100は、車両検索部435により検索された代替車両の情報を出力し、通信部41を介して当該情報をユーザに報知する出力部437と、報知された代替車両への予約変更を承諾するか否かについてのユーザの指令による応答信号を受信する通信部41とをさらに備える(図3)。計画変更部436は、通信部41により予約変更の承諾の応答信号が受信されると、代替車両を新たな予約車両として利用計画を変更する。これにより予約車両の変更に関する情報をユーザは認識することができる。また、ユーザの承諾を条件として予約車両の変更を行うため、ユーザの意思を尊重した適切な予約車両の変更が可能である。
(4)センサ群24は、共用車両に作用する加速度を検出する加速度センサ24aを有する(図3)。代車要否判定部434は、加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上になると、代替車両が必要と判定する。このようにセンサ群24のうち特に加速度センサ24aの検出値を用いることで、代替車両の要否を容易かつ適切に判定することができる。
(5)車両検索部435は、予約車両C1と同一車種の車両C2〜C7の中から代替車両を検索する。これにより、予約車両の変更を行った場合にユーザに不利益を与える可能性は小さく、予約車両を適切に変更することができる。
(6)車両管理システム100は、地理的所定範囲AR1,AR2内に点在し、複数の共用車両のいずれかを保有する複数の事業体A店〜D店を備える(図2)。計画変更部436は、車両検索部435により複数の代替車両C2〜C7が検索されると、予約車両C1が駐車されたステーションから複数の代替車両C2〜C7それぞれが駐車されたステーションまでの地理的近接性に基づいて、複数の代替車両C2〜C7の優先順位を決定し、優先順位の最も高い代替車両を予約車両として利用計画を変更する(図2)。これにより代替車両を効率よく予約車両C1と同一のステーションに手配することができる。
なお、上記実施形態では、代替車両の情報を出力部437から出力してユーザに報知するようにしたが、コールセンタからこの情報をユーザに報知するようにしてもよい。また、新たな予約車両と元の予約車両とが同一車種であれば、ユーザにとって不利益は少ないため、この場合には代替車両の情報をユーザ端末3に出力せずに、計画変更部436予約車両を変更するようにしてもよい。すなわち、車両検索部435により検索された代替車両の情報をユーザに報知する報知部としての出力部437を省略することができる。また、代替車両への予約変更を承諾するか否かについてのユーザの指令による応答信号を受信する受信部としての通信部41を、省略することもできる。検索された代替車両への予約変更を手動で行うようにしてもよく、上述した計画変更部436は必須ではない。
上記実施形態では、車両検索部435が予約車両と同一車種の代替車両を検索するようにしたが、同一車種だけでなくあるいは同一車種に代えて類似車種の代替車両を検索するようにしてもよい。上記実施形態では、車両検索部435で複数の代替車両が検索されたときに、計画変更部436は、予約車両が位置するステーション(第1ステーション)と代替車両が位置するステーション(第2ステーション)との地理的近接性に基づいて複数の代替車両の優先順位を決定した。ここで、地理的近接性とは、第1ステーションと第2ステーションとの間の直線距離の短さや、第2ステーションから第1ステーションまでの移動時間の短さを意味する。
上記実施形態では、ユーザ端末3の入出力部32を介して予約受付部431により受け付けられる利用予約の申し込みを行うようにしたが、例えばコールセンタを経由して利用予約の申し込みが行われるようにしてもよい。上記実施形態では、加速度センサ24aの検出値Gが所定値G1以上か否かにより、代替車両の要否を判定するようにしたが、代車要否判定部434は他のセンサ群24の検出値に基づいて代替車両の要否を判定するようにしてもよい。すなわち、例えば予約開始時刻までに車両を貸出可能状態に復旧させることが困難となるような車両状態を検出するのであれば、状態検出部の構成はいかなるものでもよい。
上記実施形態では、例えば、第1共有車両としての車両C1〜C3を有する事業体A店(第1事業体)と、第2共有車両としての車両C4を有する事業体B店(第2事業体)と、これら事業体を管理する事業体E社(第3事業体)とを含んで複数の事業体を構成するようにしたが、第1事業体〜第3事業体の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、事業体端末1と車載端末2とユーザ端末3とサーバ装置4とで構成し、サーバ装置4が、予約受付部431と計画作成部432と車両情報取得部433と代車要否判定部434と車両検索部435と計画変更部436と出力部437とクーポン処理部とを備えて、車両管理システムの主たる機能を担うようにしたが、これらの機能の一部あるいは全部をサーバ装置以外(例えば事業体端末)に備えるようにしてもよい。上記実施形態では、センサ群24の検出データを所定時間毎に車載端末2から送信するようにしたが、例えば検出値が所定値以上であるときには、検出データを即座に送信するようにしてもよい。
上記実施形態は、車両の販売やメンテナンス等を行う販売店を事業体としてカーシェアリング事業を行う場合について説明したが、本発明の車両管理システムは、このような販売店だけでなく、他の事業体(例えばガソリンスタンドを運営する事業体等)がカーシェアリング事業を行う場合にも同様に適用することができる。また、カーシェアリング事業に限らず、事業体が車両のレンタル事業を行う場合にも同様に適用することができる。車両管理システムが適用される組織体系は、3階層ではなく上位層および下位層の2階層でもよく、4階層以上でもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 事業体端末、2 車載端末、3 ユーザ端末、4 サーバ装置、24 センサ群、24a 加速度センサ、41 通信部、100 車両管理システム、432 計画作成部、434 代車要否判定部、435 車両検索部、436 計画変更部、437 出力部

Claims (5)

  1. ユーザに貸出可能な複数の共用車両にそれぞれ設けられ、各共用車両の車両状態を検出する状態検出部と、
    複数の共用車両の現在および将来の利用計画を作成する計画作成部と、
    複数の共有車両の前記利用計画を含む車両情報を記憶する記憶部と、
    前記状態検出部により検出された車両状態と前記記憶部に記憶された前記利用計画とに基づき、複数の共用車両のうちユーザにより予約された予約車両の代替となる代替車両の要否を判定する代車要否判定部と、
    前記代車要否判定部により代替車両が必要と判定されると、前記記憶部に記憶された複数の共用車両の車両情報に基づいて代替車両を検索する車両検索部と、を備え、
    前記状態検出部は、前記予約車両に作用する加速度を検出する加速度センサを有し、
    前記代車要否判定部は、前記予約車両の利用開始予定時刻よりも前に前記加速度センサの検出値が所定値以上になると、前記代替車両が必要と判定することを特徴とする車両管理システム。
  2. 請求項1に記載の車両管理システムにおいて、
    前記車両検索部により検索された代替車両を新たな予約車両として前記利用計画を変更する計画変更部をさらに備えることを特徴とする車両管理システム。
  3. 請求項2に記載の車両管理システムにおいて、
    前記車両検索部により検索された代替車両をユーザに報知する報知部と、
    前記報知部により報知された代替車両への予約変更を承諾するか否かについてのユーザの指令による応答信号を受信する受信部と、をさらに備え、
    前記計画変更部は、前記受信部が予約変更を承諾するとの応答信号を受信すると、前記代替車両を新たな予約車両として前記利用計画を変更することを特徴とする車両管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両管理システムにおいて、
    前記車両検索部は、前記予約車両と同一車種または類似車種の共有車両の中から代替車両を検索することを特徴とする車両管理システム。
  5. 請求項2または3に記載の車両管理システムにおいて、
    地理的所定範囲内に点在し、複数の共用車両のいずれかを保有する複数の事業体を備え、
    前記計画変更部は、前記車両検索部により複数の代替車両が検索されると、予約車両が駐車されたステーションから複数の代替車両それぞれが駐車されたステーションまでの地理的近接性に基づいて、複数の代替車両の優先順位を決定し、優先順位の最も高い代替車両を予約車両として利用計画を変更することを特徴とする車両管理システム。
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