JP6491583B2 - 車両貸出し用の管理サーバ及び車両貸出し方法 - Google Patents

車両貸出し用の管理サーバ及び車両貸出し方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の事業体それぞれが管理する車両の貸出しを一元的に管理する管理サーバ及び車両貸出し方法に関する。
特許文献1では、自家用車を、持主とその家族が使用しない間、レンタカーとして他人が容易に利用できるようにすることを課題としている(段落[0004]、要約)。当該課題を解決するため、特許文献1のレンタカー予約サーバは、自家用車の持主が、端末にて、自家用車2をレンタカーとして登録することを可能にする機能と、レンタカーの利用希望者が、端末にて、レンタカーを予約することを可能にする機能とを有する(要約)。
特開2004−185468号公報
上記の通り、特許文献1では、自家用車を、持主とその家族が使用しない間、レンタカーとして他人が容易に利用できるようにすることを企図している。換言すると、特許文献1では、個人が所有する車両の貸出しが想定されている。
ところで、車両を所有する主体としては、個人のみならず、法人(事業体)も存在する。事業体が所有する車両は、レンタカー専用として用いられる場合のみならず、営業用、配達用等を主目的として所有される場合もある。
しかしながら、特許文献1では、事業体が、自らの車両を貸し出す場合について検討されていない。なお、事業体は、車両の所有権を自ら有する場合のみならず、リース又はその他の事情(例えば、第三者からの委任)により車両を管理する場合もある。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、事業体が、自ら管理する車両を貸し出すために好適な管理サーバ及び車両貸出し方法を提供することを目的とする。
本発明に係る車両貸出し用の管理サーバは、貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理するものであって、
前記管理サーバは、
前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
を備え、
前記サーバ制御装置は、
前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
さらに、前記サーバ制御装置は、
前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行う
ことを特徴とする。
本発明によれば、管理サーバによる管理下において、第1貸出し事業体の第1社員が第2貸出し事業体の第2車両を利用可能になると共に、第2貸出し事業体の第2社員が第1貸出し事業体の第1車両を利用可能になる。このため、貸出し用車両を有する貸出し事業体の社員が、別の貸出し事業体の車両を利用することが容易となる。
また、第1社員による第2車両の利用に伴う第1貸出し事業体に対する請求処理は、事業体識別情報を用いて特定されるため、第1社員が複数いる場合でも、請求処理を容易に行うことができる。第2社員による第1車両の利用に伴う第2貸出し事業体に対する請求処理についても同様である。従って、特定の貸出し事業体自身(例えば第1貸出し事業体自身)において車両(例えば第1車両)を利用しつつ、他の貸出し事業体(例えば第2貸出し事業体)に車両(例えば第1車両)を貸し出すことが容易となる。
その際、管理サーバが事業体識別情報を用いて請求先を特定して請求処理を行うので、車両の利用に伴う費用請求を適切に行うことが可能となる。よって、自らで車両を管理している事業体が貸出し事業体となることを促すことができると共に、貸出し用車両の数を増やすことで利用者(第1社員、第2社員等)の利便性を向上することが可能となる。
前記管理サーバは、前記第1社員及び前記第2社員に関する社員情報を、前記事業体識別情報と関連付けて記憶する社員情報データベースをさらに備えてもよい。また、前記サーバ制御装置は、前記第1事業体端末を介する前記第2車両の貸出し予約時に前記第1社員の社員情報を前記予約データベースに登録し、前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記第1社員の前記社員情報及び前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行ってもよい。同様に、前記サーバ制御装置は、前記第2事業体端末を介する前記第1車両の貸出し予約時に前記第2社員の社員情報を前記予約データベースに登録し、前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記第2社員の前記社員情報及び前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行ってもよい。
これにより、車両の予約時及び請求処理時に社員情報を用いることで、貸出し事業体のいずれの社員が予約をしているか及び車両を利用したかを簡易に確認することが可能となる。
前記サーバ制御装置は、前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、前記第1社員による前記第1事業体端末での操作に応じて前記第1車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録してもよい。また、前記サーバ制御装置は、前記第2車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、前記第2社員による前記第2事業体端末での操作に応じて前記第2車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録してもよい。
これにより、特定の貸出し事業体自身が自ら管理する車両の利用と他の貸出し事業体に対する車両の貸出しを一括して管理することが可能となる。このため、各貸出し事業体における貸出し車両の利便性を向上できる。
前記管理サーバは、前記第1車両及び前記第2車両と通信する通信装置を備えてもよい。前記サーバ制御装置は、前記通信装置を介して前記第1車両及び前記第2車両からそれぞれの走行距離又は利用時間を取得し、前記走行距離又は前記利用時間に応じて前記第1車両及び前記第2車両の貸出し料金及び借入れ料金を算出してもよい。さらに、前記サーバ制御装置は、前記第1社員による前記第2車両の走行距離又は利用時間と前記第2社員による前記第1車両の走行距離又は利用時間とを相殺して前記貸出し料金及び前記借入れ料金を算出し、又は、前記第1社員による前記第2車両の走行距離又は利用時間に応じた前記貸出し料金及び前記借入れ料金と、前記第2社員による前記第1車両の走行距離又は利用時間に応じた前記貸出し料金及び前記借入れ料金を相殺してもよい。
これにより、第1貸出し事業体及び第2貸出し事業体それぞれにおける走行距離又は利用時間に応じた貸出し料金及び借入れ料金を相殺することが可能となり、両貸出し事業体の利便性が向上する。
前記管理サーバは、前記事業体識別情報との関連付けのない個人ユーザが用いる個人ユーザ端末と前記ネットワークを介して通信してもよい。また、前記管理サーバは、前記個人ユーザに関する個人ユーザ情報を記憶する個人ユーザデータベースを備えてもよい。さらに、前記管理サーバは、前記第1車両又は前記第2車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記個人ユーザによる前記個人ユーザ端末の操作に応じて前記個人ユーザ端末に表示させ、前記個人ユーザ端末での操作に応じて前記第1車両又は前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録してもよい。そして、前記管理サーバは、前記個人ユーザによる前記第1車両又は前記第2車両の利用料金の請求先を前記個人ユーザとすることを、前記個人ユーザ情報を用いて特定し、前記個人ユーザに対する請求処理を行ってもよい。
これにより、第1貸出し事業体の第1社員及び第2貸出し事業体の第2社員に加え、個人ユーザも第1車両及び第2車両を利用可能となる。一般に、事業体は、平日に車両を利用することが多く、個人ユーザは、休日に車両を利用することが多い。このため、第1貸出し事業体及び第2貸出し事業体にとっては、第1車両及び第2車両を貸し出す機会が増える。また、個人ユーザにとっては、第1貸出し事業体の第1車両及び第2貸出し事業体の第2車両の両方を選択肢に含めることができるため、利便性を向上することが可能となる。
前記サーバ制御装置は、前記第1車両の返却後に、前記第1車両に関する運行記録データを前記第1貸出し事業体端末に対して送信してもよい。これにより、第1貸出し事業体は、自らに属する第1車両の管理を容易に行うことが可能となる。第2貸出し事業体についても同様である。
前記管理サーバは、前記予約データベースに記憶された前記第1車両及び前記第2車両に関する前記車両利用データを解析し、前記第1貸出し事業体に対して前記第1車両の数の増加又は減少を提案する提案データを前記第1貸出し事業体端末に送信するデータ解析部を備えてもよい。これにより、第1貸出し事業体自らが管理する第1車両の利用実績のみならず、第1貸出し事業体が管理していない第2車両の利用実績に応じて第1車両の数の増加又は減少を提案することが可能となる。
前記管理サーバは、単位期間における前記第1車両の利用頻度又は前記単位期間における前記第1車両の利用時間の増加に応じて、前記第1社員による前記第2車両の借入れ単価を低くする又は前記第2車両の貸出しに優先権を与えてもよい。これにより、第1車両の数を増加する動機付けが第1貸出し事業体に働くことになる。第1車両の数が実際に増加した場合、管理サーバが管理する第1車両を増やすことが可能となる。第2車両についても同様である。
本発明に係る車両貸出し方法は、貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバを用いる方法であって、
前記管理サーバは、
前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
を備え、
前記サーバ制御装置は、
前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
さらに、前記サーバ制御装置は、
前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行う
ことを特徴とする。
本発明によれば、事業体が、自ら管理する車両を好適に貸し出すことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る管理サーバを含む車両貸出しシステムを簡略的に示す概略構成図である。 前記実施形態における複数のプレーヤ等を簡略的に示す図である。 前記実施形態における事業体端末から管理サーバに対する事業体情報の入力時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 前記実施形態における前記事業体端末から前記管理サーバに対する車両情報の入力時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 前記実施形態における前記事業体端末又は個人ユーザ端末から前記管理サーバに対するユーザ情報の入力時(すなわち会員登録時)の処理を簡略的に示したフローチャートである。 前記実施形態における予約時の処理を簡略的に示した第1フローチャートである。 前記実施形態における予約時の処理を簡略的に示した第2フローチャートである。 前記実施形態における予約画面の第1例を示す図である。 前記実施形態における前記予約画面の第2例を示す図である。 前記実施形態における前記予約画面の第3例を示す図である。 前記実施形態における前記予約画面の第4例を示す図である。 前記実施形態における予約確認画面の一例を示す図である。 前記実施形態における車両の利用開始時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 前記実施形態における前記車両の利用中及び利用終了時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 前記実施形態における車両モニタリング画面の一例を示す図である。 前記実施形態における利用終了時処理を簡略的に示したフローチャート(図14のS93の詳細)である。 前記実施形態における前記事業体端末又は個人ユーザ端末から前記管理サーバに対するデータ照会時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 前記実施形態において、貸出し事業体、社員ユーザ及び個人ユーザが照会可能なデータの内容を示す図である。 前記実施形態における単価ランク付け処理の説明図である。 前記実施形態におけるデータ解析処理のフローチャートである。 前記実施形態のデータ解析処理の説明図である。
A.一実施形態
[A1.車両貸出しシステム10の構成]
(A1−1.概要)
図1は、本発明の一実施形態に係る管理サーバ28を含む車両貸出しシステム10(以下「貸出しシステム10」又は「システム10」ともいう。)を簡略的に示す概略構成図である。図2は、本実施形態における複数のプレーヤ等を簡略的に示す図である。図2に示すように、本実施形態では、複数の事業体EL1、EL2と、管理事業体EMと、決済事業体ESとが登場する。事業体EL1、EL2は、自らが管理する車両26と、自らに属する社員U11〜U14、U21〜U24とを含む。
事業体EL1、EL2は、レンタカー専用として車両26を管理するもののみならず、営業用、配達用等の目的で車両26を管理していてもよい。別の観点からすると、事業体EL1、EL2は、レンタカー業者であってもよく、それ以外の事業体(例えば、車両販売業者、不動産業者又はメーカー)であってもよい。以下では、事業体EL1、EL2を、「第1事業体EL1、第2事業体EL2」又は「第1貸出し事業体EL1、第2貸出し事業体EL2」ともいうと共に、「事業体EL」又は「貸出し事業体E」と総称する。
ここにいう「社員」は、従業者、役員等、事業体ELに属する自然人を意味する。以下では、社員U11〜U14を「社員ユーザU11〜U14、U21〜U24」ともいう。また、社員U11〜U14を「第1社員U1」と、社員U21〜U24を「第2社員U2」と総称する。管理事業体EMは、システム10を管理する事業体である。決済事業体ESは、車両26の貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdrを決済する事業体である。
図1のシステム10では、各社員U1、U2は、自らが属する事業体ELの車両26を利用可能であると共に、自らが属さない事業体ELの車両26を利用可能である。例えば、第1事業体EL1の第1社員U1は、自らが属する第1事業体EL1の車両26a、26b(以下「第1車両26a、26b」ともいう。)を利用可能である。加えて、第1社員U1は、自らが属さない第2事業体EL2の車両26c、26d(以下「第2車両26c、26d」ともいう。)を利用可能である。
さらに、本実施形態のシステム10は、個人ユーザU31、U32(図2)も利用することができる。すなわち、個人ユーザU31、U32は、システム10を介することで、第1貸出し事業体EL1の車両26a、26bと、第2貸出し事業体EL2の車両26c、26dとを利用可能である。以下では、個人ユーザU31、U32を個人ユーザU3と総称する。また、社員ユーザU11〜U14、U21〜U24及び個人ユーザU31、U32をユーザUと総称する。
上記のような利用形態を採ることで、事業体ELは、その規模にかかわらず、自己が管理する車両26を社員U1、U2に利用させつつ、貸出し事業を行うことが可能となる。また、社員ユーザU1、U2及び個人ユーザU3は、複数の貸出し事業体ELが有する車両26を、簡易に貸出し対象車両として選択することが可能となり、利便性が向上する。
図1及び図2に示すように、システム10は、複数の車両26及び管理サーバ28に加え、複数の事業体端末20と、複数の個人ユーザ端末22と、決済サーバ30とを有する。これらの構成要素は、通信ネットワーク34(以下「ネットワーク34」ともいう。)を介して通信可能である。なお、図1では、事業体端末20、個人ユーザ端末22及び車両26は1つのみが示されている。また、管理サーバ28及び決済サーバ30を複数設けてもよい。
(A1−2.事業体端末20)
複数の事業体端末20(以下「端末20」ともいう。)は、複数の貸出し事業体ELの各事業所等に設置される。以下では、第1事業体EL1の端末20を第1事業体端末20a又は第1端末20aと、第2事業体EL2の端末20を第2事業体端末20b又は第2端末20bともいう。事業体ELが車両26の貸し手となるとき、端末20は、自らの車両26の予約状況の確認、ユーザ情報の確認等に用いられる。本実施形態の端末20は、車両26の貸出し及び返却の管理を直接的には行わないことに留意されたい。
図1に示すように、端末20は、通信部40、入出力部42、演算部44及び記憶部46を有する。端末20としては、例えば、パーソナルコンピュータを用いることができる。1つの事業体ELに対して複数の事業体端末20を設けてもよい。その場合、複数の事業体端末20の一部を、各社員ユーザU11〜U14、U21〜U24それぞれに割り当てる端末(例えば、個人ユーザ端末22と同様の端末)として構成してもよい。
通信部40は、管理サーバ28、決済サーバ30等との間で信号の入出力を行う。入出力部42は、貸出し事業体ELの社員U1、U2と事業体端末20との間の入出力を行う。換言すると、入出力部42は、HMI(Human-Machine Interface)である。入出力部42には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。
演算部44は、記憶部46に記憶されているプログラムを実行することにより、端末20の各部を制御する。例えば、演算部44は、通信部40を介して管理サーバ28と通信し、車両26の貸出しに関連する各種の情報を管理サーバ28から取得する。また、演算部44は、通信部40を介して決済サーバ30と通信し、車両26の貸出しに伴う決済情報Is(後述)を決済サーバ30から取得する。演算部44の処理については、図3〜図12、図17及び図18を参照して後述する。
記憶部46は、図示しない揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有し、演算部44が実行する各種のプログラム及び各種のデータを記憶する。
(A1−3.個人ユーザ端末22)
複数の個人ユーザ端末22(以下「端末22」ともいう。)は、複数の個人ユーザU31、U32が有するものであり、管理事業体EMが提供する車両貸出しサービスへの会員登録、車両26の予約等に用いられる。
端末22は、通信部50、入出力部52、演算部54及び記憶部56を有する。端末22としては、例えば、パーソナルコンピュータ又はスマートフォンを用いることができる。
通信部50は、管理サーバ28、決済サーバ30等との間で信号の入出力を行う。入出力部52は、個人ユーザU31、U32(会員)と個人ユーザ端末22との間の入出力を行う。換言すると、入出力部52は、HMIである。端末22がパーソナルコンピュータである場合、入出力部52には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。また、端末22がスマートフォンである場合、入出力部52には、例えば、タッチパネル(図示せず)が含まれる。
演算部54は、記憶部56に記憶されているプログラムを実行することにより、端末22の各部を制御する。例えば、演算部54は、通信部50を介して管理サーバ28と通信し、車両26の貸出しに関する各種の情報(会員登録情報等を含む。)を管理サーバ28との間で相互にやり取りする。また、演算部54は、通信部50を介して決済サーバ30と通信し、車両26の貸出しに伴う決済情報Isを決済サーバ30から取得する。演算部54の処理については、図5〜図12、図17及び図18を参照して後述する。
記憶部56は、図示しない揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有し、演算部54が実行する各種のプログラム及び各種のデータを記憶する。
(A1−4.車両26)
複数の車両26は、各貸出し事業体ELが貸出し対象として管理する。ここにいう「管理する」とは、「所有する」という意味のみならず、車両26のメンテナンスに関する管理責任を有している意味でも用いる。すなわち、貸出し事業体ELが所有権を有している場合のみならず、例えば、他の事業体又は個人から貸与されている場合も含まれる。
車両26は、通信部70、入出力部72、演算部74、記憶部76、ロック機構78及び各種センサ80を有する。通信部70は、管理サーバ28との間で信号の入出力を行う。
入出力部72は、ユーザU(会員)と車両26との間の入出力を行う。換言すると、入出力部72は、HMIである。入出力部72には、例えば、図示しないタッチパネル又はボタンが含まれる。また、入出力部72には、ユーザUが有する認証カード82(以下「カード82」ともいう。)から認証情報Iidを読み取るカードリーダ84が含まれる。本実施形態のカード82は、例えば、集積回路(IC)が組み込まれた運転免許証とすることができる。また、本実施形態のカードリーダ84は、車両26の特定部位(例えば、リヤウィンドウの下方)に固定されており、車両26毎に設けられる。
演算部74は、記憶部76に記憶されているプログラムを実行することにより、車両26の貸出し及び返却に関連する各部を制御する。例えば、演算部74は、車両26の利用開始時にカードリーダ84を介して読み取ったユーザUの情報を、通信部70を介して管理サーバ28に送信する。ユーザUの情報を受信した管理サーバ28は、該当する予約情報Irがあるか否かを判定する。そして、該当する予約情報Irがあれば、管理サーバ28は、演算部74に対して解錠指令を送信する。解錠指令を受信した演算部74は、ロック機構78を作動させて解錠させる。
また、演算部74は、通信部70を介して管理サーバ28と通信し、車両26の貸出しに関する各種の情報(各種センサ80の検出値等を含む。)を管理サーバ28との間で相互にやり取りする。さらに、演算部74は、管理サーバ28からの指令に応じてロック機構78を作動させて解錠又は施錠を行う。
演算部74の処理については、図13〜図15を参照して後述する。
記憶部76は、図示しない揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有し、演算部74が実行する各種のプログラム及び各種のデータを記憶する。
ロック機構78は、図示しないドアロックを自動的に解錠及び施錠する。各種センサ80は、車両26の各種の値(図15参照)を検出する。
(A1−5.管理サーバ28)
管理サーバ28(以下「サーバ28」ともいう。)は、車両貸出しシステム10の管理事業体EMの事業所等に設定され、車両貸出しシステム10全体における各種の管理を行う。本実施形態では、各事業体端末20(又は各貸出し事業体ELが設けるサーバ)の代わりに、管理サーバ28が、車両26の貸出し及び返却の一元的な管理等を行う。
サーバ28は、通信部90、入出力部92、演算部94及び記憶部96を有する。通信部90は、事業体端末20、個人ユーザ端末22、車両26及び決済サーバ30との間で信号の入出力を行う。入出力部92は、管理事業体EMの社員(図示せず)とサーバ28との間の入出力を行う。換言すると、入出力部92は、HMIである。入出力部92には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。
演算部94は、記憶部96に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ28の各部を制御する。図1に示すように、演算部94は、事業体管理部100と、ユーザ管理部102と、予約管理部104と、車両管理部106と、請求管理部108と、データ解析部110とを有する。
事業体管理部100は、事業体端末20に関する制御を介して貸出し事業体ELを管理する。ユーザ管理部102は、事業体端末20及び個人ユーザ端末22に関する制御を介してユーザU(会員)を管理する。予約管理部104は、車両26の予約及び返却を管理する。車両管理部106は、車両26の解錠、施錠、走行状態の監視等を行う。請求管理部108は、車両26の利用に伴う請求を管理する。データ解析部110は、車両26の利用状況に関するデータ(以下「車両利用データDu」という。)を解析し、解析結果を各貸出し事業体ELに対して提示する。演算部94の処理については、図3〜図21を参照して後述する。
記憶部96は、図示しない揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有し、演算部94が実行する各種のプログラム及び各種のデータを記憶する。図1に示すように、記憶部96は、事業体データベース120と、社員ユーザデータベース122(社員情報データベース)と、個人ユーザデータベース124と、予約データベース126と、車両情報データベース128と、請求データベース130とを有する。
事業体データベース120(以下「事業体DB120」又は「DB120」という。)は、貸出し事業体ELに関する情報(以下「事業体情報Ie」ともいう。)を蓄積する。事業体情報Ieには、例えば、一般情報(名称、所在地、電話番号、営業時間等)、事業体識別記号(以下「事業体ID」ともいう。)、管理車両の概要(車種、年式等)、利用条件、所属する社員U1、U2の識別記号(以下「社員ID」ともいう。)、所属する社員U1、U2の利用履歴が含まれる。
社員ユーザデータベース122(以下「社員ユーザDB122」、「ユーザDB122」又は「DB122」という。)は、社員ユーザU1、U2に関する情報(以下「社員ユーザ情報Icu」ともいう。)を蓄積する。社員ユーザ情報Icuには、例えば、一般情報(氏名、住所、電話番号等)、利用履歴、ユーザ識別記号(ユーザID)、社員ユーザ/個人ユーザの区分が含まれる。前述の社員IDは、ユーザIDの一部とすることができる。
個人ユーザデータベース124(以下「個人ユーザDB124」、「ユーザDB124」又は「DB124」という。)は、個人ユーザU31、U32に関する情報(以下「個人ユーザ情報Iiu」ともいう。)を蓄積する。個人ユーザ情報Iiuには、例えば、一般情報(氏名、住所、電話番号等)、利用履歴、ユーザID、社員ユーザ/個人ユーザの区分が含まれる。社員ユーザDB122と個人ユーザDB124を1つのユーザデータベースとして構成してもよい。また、以下では、社員ユーザ情報Icuと個人ユーザ情報Iiuをまとめてユーザ情報Iuと総称する。
事業体DB120における事業体ID(事業体識別情報)及びユーザDB122、124におけるユーザID(ユーザ識別情報)は、数字及びアルファベットの羅列を想定しているが、その他の情報を用いてもよい。例えば、名称をユーザIDとして用いることもできる。
予約データベース126(以下「予約DB126」という。)は、各貸出し事業体ELの車両26に関する予約状況(貸出し開始時、返却時を含む。)の情報(以下「予約情報Ir」ともいう。)を蓄積する。本実施形態の予約DB126で管理される予約情報Irは、各貸出し事業体ELの車両26に関する。
車両情報データベース128(以下「車両情報DB128」又は「車両DB128」という。)は、各車両26に関する情報(以下「車両情報Iv」ともいう。)を蓄積する。車両情報Ivには、例えば、管理する貸出し事業体ELの事業体ID、車種、年式、VIN(Vehicle Identification Number)、車両ナンバー(ナンバープレートの番号)、現在位置、走行距離(累計、貸出し開始時、返却時等)、車両駆動用エネルギ残量及び補機用バッテリ残量が含まれる。
車両駆動用エネルギ残量は、車両26がガソリン車(ハイブリッド車を含む。)の場合、ガソリンの残量を示し、車両26が電動車両(電気自動車(battery vehicle)、ハイブリッド車、燃料電池車等)である場合、高圧バッテリの残量が含まれる。また、車両26が燃料電池車である場合、エネルギ残量には、水素ガスの残量が含まれる。補機用バッテリ残量は、補機用低圧バッテリ(例えば12Vバッテリ)の残量が含まれる。
請求データベース130(以下「請求DB130」という。)は、車両26の貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdrの情報(以下「料金情報If」という。)が、複数の貸出し事業体EL毎且つ車両26の利用時間及び走行距離毎に記憶されている。加えて、本実施形態では、事業体EL自らによる車両26の貸出し頻度及び借入れ頻度に応じて料金情報Ifが区分される。また、請求DB130には、車両26の貸出しに伴う請求の情報(以下「請求情報Ich」ともいう。)を、料金情報Ifに基づいて利用の度毎に記憶する。請求情報Ichには、例えば、日時及び料金が含まれる。請求情報Ichは、例えば、車両26毎若しくは事業体EL毎又はユーザU毎に管理される。
(A1−6.決済サーバ30)
決済サーバ30(以下「サーバ30」ともいう。)は、決済事業体ESの事業所等に設定され、車両26の貸出しに伴う与信及び決済を行う。サーバ30は、通信部140、入出力部142、演算部144及び記憶部146を有する。
通信部140は、事業体端末20、個人ユーザ端末22及び管理サーバ28との間で信号の入出力を行う。入出力部142は、決済事業体ESの社員(図示せず)とサーバ30との間の入出力を行う。入出力部142には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。換言すると、入出力部142は、HMIである。
演算部144は、記憶部146に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ30の各部を制御する。例えば、演算部144は、ユーザUの信用に関する管理サーバ28からの問い合わせに対し、与信に関する情報(以下「与信情報Icr」という。)を出力する。また、演算部144は、車両26の利用に伴う請求情報Ichを管理サーバ28から取得すると、車両26を借りた社員ユーザU1、U2が属する貸出し事業体EL又は個人ユーザU3に対する借入れ料金Fdr等の請求(銀行口座からの引き落としを含む。)を請求情報Ichに基づいて行う。加えて、演算部144は、車両26を貸し出した貸出し事業体ELへの支払い(銀行口座に対する振込み等)を行う。すなわち、決済サーバ30(又は決済事業体ES)は、貸出し事業体EL及びユーザUからの借入れ料金Fdrの回収を代行する。
記憶部146は、図示しない揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有し、演算部144が実行する各種のプログラム及び各種のデータを記憶する。図1に示すように、記憶部146は、与信データベース150と、決済データベース152とを有する。
与信データベース150(以下「与信DB150」という。)は、事業体EL毎又はユーザU毎の与信情報Icrを蓄積する。具体的には、社員ユーザU1、U2については、事業体EL毎に与信情報Icrが蓄積される。個人ユーザU3については、ユーザU毎に与信情報Icrが蓄積される。
決済データベース152(以下「決済DB152」という。)は、貸出し事業体EL毎及びユーザU毎の決済情報Isを蓄積する。決済情報Isは、決済事業体ESから貸出し事業体EL(貸し手)に関する支払情報(債務情報)と、決済事業体ESから貸出し事業体EL(借り手)及びユーザUに関する請求情報Ich(債権情報)とが含まれる。
なお、本実施形態において、管理サーバ28を管理する管理事業体EMは、ユーザUの利用料金(借入れ料金Fdr)の直接的な請求は行わない。代わりに管理事業体EMは、貸出しに伴う各回のシステム10の利用料金を貸出し事業体ELから徴収する。
[A2.各場面での処理]
次に、本実施形態の各場面における各構成要素の処理についてユーザUの操作と関連付けて説明する。
(A2−1.事業体情報Ieの入力時(貸出し事業体ELの登録時))
図3は、本実施形態における事業体端末20から管理サーバ28に対する事業体情報Ieの入力時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図3のステップS1、S3、S5、S9は、事業体端末20の演算部44が実行し、ステップS2、S4、S6、S8は、管理サーバ28の演算部94(事業体管理部100)が実行する。ステップS7は、図3では管理サーバ28の欄に記載されているものの、管理サーバ28自体の処理ではなく、管理事業体EMが行う処理である。
ステップS1において、事業体端末20のユーザU(社員ユーザU1、U2)は、事業体端末20を介して管理サーバ28にアクセスする。換言すると、事業体端末20は、ユーザUの操作入力に応じて管理サーバ28のウェブサイトにアクセスする。ステップS2において、管理サーバ28は、事業体情報Ieの入力画面情報を、事業体端末20からの操作入力に応じて送信する。
ステップS3において、ユーザUは、事業体情報Ieの入力画面に事業体情報Ieを入力して管理サーバ28に送信する。換言すると、事業体端末20は、管理サーバ28からの入力画面情報に基づいて入力画面を表示装置(入出力部42)に表示する。そして、事業体端末20は、ユーザUの入力に応じた事業体情報Ieを表示装置に表示し、ユーザUにより表示装置中の送信ボタンが選択されると、入力された事業体情報Ieを管理サーバ28に対して送信する。
ここでの事業体情報Ieには、例えば、法人名、代表者名、本店所在地、営業所所在地、各営業所の営業時間、ステーション所在地、従業者数、資本金、設立年、銀行口座情報等が含まれる。
ステップS4において、管理サーバ28は、事業体端末20から受信した事業体情報Ieを確認するための確認画面(入力確認画面)の情報を事業体端末20に送信する。
ステップS5において、ユーザUは、入力確認画面の内容を確認した上、確認ボタンを押す。換言すると、事業体端末20は、管理サーバ28からの入力確認画面情報に基づいて入力確認画面を表示装置(入出力部42)に表示する。そして、事業体端末20は、ユーザUにより表示装置中の確認ボタンが選択されると、入力された事業体情報Ieが確認された旨の通知(入力情報確認通知)を管理サーバ28に対して送信する。
ステップS6において、管理サーバ28は、事業体端末20から入力情報確認通知を受信すると、事業体情報Ieを事業体DB120に仮登録(又は暫定的に記憶)する。ステップS7において、管理サーバ28を管理する管理事業体EMは、仮登録された事業体情報Ieに基づいて貸出し事業体ELにサービスへの加入を認めるか否かについての審査(加入審査)を行う。
ステップS8において、管理事業体EMは、管理サーバ28を介して加入審査の結果を事業体端末20に送信する。ステップS9において、事業体端末20は、管理事業体EMからの審査結果の通知を受信すると表示装置に表示する。なお、加入審査に合格した場合、管理事業体EMは、事業体DB120に仮登録されていた事業体情報Ieを本登録する。加えて、管理事業体EMは、管理サーバ28のウェブサイトにおいて、事業体情報Ie、車両情報Iv等を編集するためのユーザIDとパスワードを郵送する。
なお、図3の処理は、事業体端末20と管理サーバ28の通信を介することなく、書面により行うことも可能である。その場合、事業体情報Ieの多くについては、管理事業体EMが事業体DB120に登録する。
(A2−2.車両情報Ivの入力時(貸出し用車両26の登録時))
図4は、本実施形態における事業体端末20から管理サーバ28に対する車両情報Ivの入力時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図4のステップS11、S13、S15は、事業体端末20の演算部44が実行し、ステップS12、S14、S16は、管理サーバ28の演算部94(事業体管理部100)が実行する。
ステップS11において、事業体端末20のユーザU(社員ユーザU1、U2)は、事業体端末20を介して管理サーバ28にアクセスする。換言すると、事業体端末20は、ユーザUの操作入力に応じて管理サーバ28のウェブサイトにアクセスする。ステップS12において、管理サーバ28は、車両情報Ivの入力画面情報を、事業体端末20からの操作入力に応じて送信する。
ステップS13において、ユーザUは、車両情報Ivの入力画面に車両情報Ivを入力して管理サーバ28に送信する。換言すると、事業体端末20は、管理サーバ28からの入力画面情報に基づいて入力画面を表示装置(入出力部42)に表示する。そして、事業体端末20は、ユーザUの入力に応じた車両情報Ivを表示装置に表示し、ユーザUにより表示装置中の送信ボタンが選択されると、入力された車両情報Ivを管理サーバ28に対して送信する。
ここでの車両情報Ivには、例えば、各車種、色、車両ナンバー(ナンバープレートの番号)が含まれる。また、車両情報Ivには、貸出し事業体ELの名称及び事業体ID並びに実際に車両26を管理する営業所(管理営業所OM)の名称及び識別記号(管理営業所ID)が含まれる。
ステップS14において、管理サーバ28は、事業体端末20から受信した車両情報Ivを確認するための確認画面(入力確認画面)の情報を事業体端末20に送信する。
ステップS15において、ユーザUは、入力確認画面の内容を確認した上、確認ボタンを押す。換言すると、事業体端末20は、管理サーバ28からの入力確認画面情報に基づいて入力確認画面を表示装置(入出力部42)に表示する。そして、事業体端末20は、ユーザUにより表示装置中の確認ボタンが選択されると、入力された車両情報Ivが確認された旨の通知(入力情報確認通知)を管理サーバ28に対して送信する。
ステップS16において、管理サーバ28は、事業体端末20から入力情報確認通知を受信すると、車両情報Ivを事業体DB120、予約DB126及び車両DB128に登録(又は記憶)する。
事業体DB120に登録される車両情報Ivには、例えば、車種、色、車両ナンバー(ナンバープレートの番号)、管理営業所OMの名称及び管理営業所IDが含まれる。予約DB126に登録される車両情報Ivには、例えば、車種、色、車両ナンバー、貸出し事業体ELの名称及び事業体IDが含まれる。車両DB128に登録される車両情報Ivには、例えば、車種、色、車両ナンバー、事業体ID及び管理営業所IDが含まれる。
なお、図4の処理は、事業体端末20と管理サーバ28の通信を介することなく、書面により行うことも可能である。その場合、車両情報Ivについては、管理事業体EMが車両DB128に登録する。
(A2−3.ユーザ情報Iuの入力時(会員登録時))
図5は、本実施形態における事業体端末20又は個人ユーザ端末22から管理サーバ28に対するユーザ情報Iuの入力時(すなわち会員登録時)の処理を簡略的に示したフローチャートである。図5のステップS21、S23、S25は、事業体端末20の演算部44又は個人ユーザ端末22の演算部54が実行し、ステップS22、S24、S26は、管理サーバ28の演算部94(ユーザ管理部102)が実行する。
ステップS21において、事業体端末20又は個人ユーザ端末22のユーザU(すなわち社員ユーザU1、U2又は個人ユーザU3)は、端末20、22を介して管理サーバ28にアクセスする。換言すると、端末20、22は、ユーザUの操作入力に応じて管理サーバ28のウェブサイトにアクセスする。ステップS22において、管理サーバ28は、ユーザ情報Iuの入力画面情報を、端末20、22からの操作入力に応じて送信する。
ステップS23において、ユーザUは、ユーザ情報Iuの入力画面にユーザ情報Iuを入力して管理サーバ28に送信する。換言すると、端末20、22は、管理サーバ28からの入力画面情報に基づいて入力画面を表示装置(入出力部42、52)に表示する。そして、端末20、22は、ユーザUの入力に応じたユーザ情報Iuを表示装置に表示し、ユーザUにより表示装置中の送信ボタンが選択されると、入力されたユーザ情報Iuを管理サーバ28に対して送信する。
ここでのユーザ情報Iuには、例えば、氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス、社員ユーザ/個人ユーザの区分が含まれる。社員ユーザU1、U2の場合、当該社員ユーザU1、U2が属する事業体ELの名称、事業体ID等が含まれる。また、ユーザ情報Iuには、ユーザUを認証するための認証情報Iidが含まれる。認証情報Iidには、車両26の予約をする際の予約時認証情報Iid1と、車両26を実際に貸し出す際の貸出し時認証情報Iid2とが含まれる。
予約時認証情報Iid1としては、ログインID及びパスワードが含まれる。また、貸出し時認証情報Iid2には、ユーザUの免許証番号を含ませることもできる。これにより、カード82としてIC付免許証を用いる場合にユーザU本人の認証を行い易くなる。さらに、ユーザ情報Iuには、クレジットカード番号を含ませてもよい。この場合、管理サーバ28は、クレジットカード番号等を用いて信用情報を決済サーバ30に問い合わせることが可能となる。
ステップS24において、管理サーバ28は、端末20、22から受信したユーザ情報Iuを確認するための確認画面(入力確認画面)の情報を端末20、22に送信する。
ステップS25において、ユーザUは、入力確認画面の内容を確認した上、確認ボタンを押す。換言すると、端末20、22は、管理サーバ28からの入力確認画面情報に基づいて入力確認画面を表示装置(入出力部42、52)に表示する。そして、端末20、22は、ユーザUにより表示装置中の確認ボタンが選択されると、入力されたユーザ情報Iuが確認された旨の通知(入力情報確認通知)を管理サーバ28に対して送信する。
ステップS26において、管理サーバ28は、端末20、22から入力情報確認通知を受信すると、ユーザ情報IuをユーザDB122、124に登録(又は記憶)する。
なお、図5の処理は、端末20、22と管理サーバ28の通信を介することなく、書面により行うことも可能である。その場合、ユーザ情報Iuについては、管理事業体EMがユーザDB122、124に登録する。
(A2−4.予約時)
(A2−4−1.予約時の処理)
図6及び図7は、本実施形態における予約時の処理を簡略的に示した第1及び第2フローチャートである。図6及び図7のステップS31、S33、S35、S42、S45は、事業体端末20(借り手)の演算部44又は個人ユーザ端末22の演算部54が実行する。ステップS32、S34は、管理サーバ28の演算部94のユーザ管理部102が実行し、ステップS36、S39〜S41、S44は、演算部94の予約管理部104が実行する。ステップS37、S38は、決済サーバ30の演算部144が実行し、ステップS43は、事業体端末20(貸し手)の演算部44が実行する。
ステップS31において、事業体端末20(貸し手)又は個人ユーザ端末22のユーザU(すなわち社員ユーザU1、U2又は個人ユーザU3)は、端末20、22を介して管理サーバ28にアクセスする。換言すると、端末20、22は、ユーザUの操作入力に応じて管理サーバ28のウェブサイトにアクセスする。ステップS32において、管理サーバ28は、予約のための画面(予約画面200(図8〜図11))に関する情報(予約画面情報)を、端末20、22からの操作入力に応じて送信する。
ステップS33において、ユーザUは、予約画面200に予約情報Irを入力して管理サーバ28に送信する。換言すると、端末20、22は、管理サーバ28からの予約画面情報に基づいて予約画面200を表示装置(入出力部42、52)に表示する。そして、端末20、22は、ユーザUの入力に応じた予約情報Irを表示装置に表示し、ユーザUにより表示装置中の送信ボタンが選択されると、入力された予約情報Irを管理サーバ28に対して送信する。
なお、車両26の予約を行う場合、管理サーバ28は、まずログイン画面情報を端末20、22に送信し、ログインID及びパスワードの入力を求める。そして、ログインID及びパスワードにより、ユーザU(会員)の認証が成功した場合のみ、車両26の予約を許可する。
ここでのログインIDは、ユーザIDを想定しているが、社員ユーザU1、U2の場合、ユーザIDの代わりに、事業体IDを用いる構成も可能である。但し、事業体IDを用いる場合、ユーザID以外に社員ユーザU1、U2を特定する入力を求めなければ、社員ユーザU1、U2のいずれが予約しようとしているのかを特定することができない。
本実施形態では、図8〜図11の予約画面200を必要に応じて切り替えながら車両26の予約を行うことができる。また、予約画面200で選択可能な車両26は、複数の貸出し事業体ELが管理するものである。このため、ユーザUに対して、より多くの車両26の選択肢を提示することが可能となる。図8〜図11の予約画面200については、後に詳述する。
ステップS34において、管理サーバ28は、端末20、22から受信した予約情報Irを確認するための確認画面(予約確認画面300(図12))の情報(予約確認画面情報)を端末20、22に送信する。
ステップS35において、ユーザは、予約確認画面300の内容を確認した上、登録ボタン316を押す。換言すると、端末20、22は、管理サーバ28からの予約確認画面情報に基づいて予約確認画面300を表示装置(入出力部42、52)に表示する。そして、端末20、22は、ユーザにより表示装置中のチェックボックス320がチェックされた状態で登録ボタン316が選択されると、入力された予約情報Irが確認された旨の通知(予約情報確認通知)を管理サーバ28に対して送信する。
図7のステップS36において、管理サーバ28は、決済サーバ30に対してユーザ情報Iuと共に与信要求を送信する。社員ユーザU1、U2の場合、ユーザ情報Iuには、例えば、ユーザUが属する事業体ELの名称及びクレジットカード番号が含まれる。また、個人ユーザU31、U32の場合、ユーザ情報Iuには、例えば、ユーザUの氏名及びクレジットカード番号が含まれる。与信要求を受信した決済サーバ30は、ステップS37において、管理サーバ28からのユーザ情報Iu及び与信DB150の与信情報Icrに基づいて与信判断を行う。続くステップS38において、決済サーバ30は、与信判断の結果を管理サーバ28に送信する。
ステップS39において、管理サーバ28は、決済サーバ30から受信した与信判断の結果が与信を認めるものであるか否か(与信が成立したか否か)を判定する。与信が成立した場合(S39:YES)、ステップS40において、管理サーバ28は、予約情報Irを予約DB126に登録する。これにより、車両26の予約が確定する。なお、ステップS36の時点で、予約情報Irを予約DB126に仮登録しておき、ステップS40で本登録することも可能である。この場合、ステップS39:NOとなった場合、管理サーバ28は、仮登録情報を消去する。
ステップS41において、管理サーバ28は、確定した予約情報Ir(及び予約が確定した旨)を事業体端末20(借り手)又は個人ユーザ端末22及び事業体端末20(貸し手)に通知する。当該通知を受信した事業体端末20(借り手)又は個人ユーザ端末22及び事業体端末20(貸し手)は、ステップS42、S43において、予約情報Irを表示する。なお、管理サーバ28から事業体端末20(借り手)、個人ユーザ端末22及び事業体端末20(貸し手)に対して送信される通知の表現形態は、互いに内容を相違させることができる。
ステップS39に戻り、決済サーバ30から受信した与信判断の結果が与信を認めないものである場合(与信が成立しない場合)(S39:NO)、ステップS44において、管理サーバ28は、予約が不可である旨を事業体端末20(借り手)又は個人ユーザ端末22に通知する。当該通知を受信した端末20、22は、ステップS45において、当該通知の内容を表示する。
(A2−4−2.予約画面200の詳細)
図8〜図11は、本実施形態における予約画面200の第1例〜第4例を示す図である。図8の予約画面200(200a)は、地図表示部210と、住所・最寄駅検索欄212と、ステーション検索欄214と、車種検索欄216と、検索実行ボタン218a〜218cと、インフォメーション欄220とを有する。
地図表示部210は、車両26を貸し出すためのステーション(駐車場)の有無を地区別に示す地図を表示する。地図表示部210に表示された地図の一部を選択すると、選択された場所のステーションを一覧で示す予約画面200c(図10)に切り替わる。
住所・最寄駅検索欄212は、ステーションを検索するために住所又は最寄駅名を入力する欄である。ステーション検索欄214は、ステーションを検索するためにステーション名を入力する欄である。車種検索欄216は、ステーションを検索するために車種を入力する欄である。なお、各検索欄212、214、216は、キーボード等による文字入力に限らず、プルダウン式の選択肢を用いて選択するように構成することも可能である。
検索実行ボタン218a〜218cは、各検索欄212、214、216に入力された内容での検索を実行するためのボタンである。インフォメーション欄220は、各種の情報(例えば、給油に関する決まり事)を表示する欄である。
図9の予約画面200(200b)は、複数の地区選択肢表示欄230a〜230fを有する。各地区選択肢表示欄230a〜230fは、ステーションを絞り込むために用いられる。表示欄230a〜230fでは、地図表示部210における地区毎に、その地区全体を選択するための選択肢(「全ての地区」)と、その地区をさらに細かく分けた地区を選択するための選択肢(図9では「****」)が表示される。
ユーザUによりいずれかの選択肢が選択されると、当該選択肢に対応する予約画面200(図10と同様の画面)が表示される。すなわち、ユーザUによりいずれかの選択肢が選択されると、事業体端末20又は個人ユーザ端末22から管理サーバ28に対して選択内容が送信される。管理サーバ28は、受信した選択内容に対応する新たな予約画面情報を端末20、22に対して送信する。そして、新たな予約画面情報を受信した端末20、22は、受信した予約画面情報に応じた予約画面200を表示する。
図10の予約画面200(200c)は、図8の住所・最寄駅検索欄212を用いた検索が行われた場合に表示される予約画面200の例である。予約画面200cは、検索結果件数表示欄240と、検索結果ステーション表示欄242と、画面切替ボタン244と、全件チェックボタン246と、全件除外ボタン248と、戻るボタン250とを有する。
検索結果件数表示欄240は、検索結果としてのステーションの件数を表示する欄である。検索結果ステーション表示欄242(以下「表示欄242」ともいう。)は、検索結果としてのステーション及び住所検索を表示する欄である。管理サーバ28は、複数の貸出し事業体ELのステーションを同時に表示欄242に含ませることができる。このため、ユーザU(会員)は、複数の貸出し事業体ELのステーションを同時に検索することが可能となる。
表示欄242は、予約対象チェックボックス252(以下「チェックボックス252」という。)を有する。チェックボックス252は、表示欄242に表示されたステーションの中から特定のステーションを選択するためのチェックボックスであり、同時に複数のチェックボックス252を選択することができる。
画面切替ボタン244は、チェックボックス252がチェックされたステーションについて図11の予約画面200dに移行するためのボタンである。全件チェックボタン246は、全てのチェックボックス252をチェックするためのボタンである。全件除外ボタン248は、全てのチェックボックス252からチェックを外すためのボタンである。戻るボタン250は、前の画面に戻るためのボタンである。
図11の予約画面200(200d)は、ステーションが選択された場面で表示される予約画面200の例である。予約画面200dは、基準日時選択欄260と、更新ボタン262と、空き状況表示欄264と、予約情報入力欄266と、予約登録ボタン268と、運転者追加登録ボタン270とを有する。
基準日時選択欄260(以下「選択欄260」ともいう。)は、車両26の空き状況を調べるための基準日時を選択するための欄である。更新ボタン262は、選択欄260で選択された基準日時を更新するためのボタンである。空き状況表示欄264は、選択欄260で選択された基準日時を基準として所定期間(例えば14日間)の車両26の空き状況を表示する欄である。空き状況表示欄264は、ステーション名表示欄272と、車種名表示欄274と、車両ナンバー表示欄276と、色表示欄278と、日にち毎空き情報表示欄280とを有する。
ステーション名表示欄272は、ステーション名を表示する欄である。車種名表示欄274は、各車両26の車種名を表示する欄である。車両ナンバー表示欄276は、各車両26の車両ナンバーを表示する欄である。色表示欄278は、各車両26の色を表示する欄である。日にち毎空き情報表示欄280は、各車両26の空き状況を日にち毎に示す欄である。ここでは、車両26の貸出し時間帯について十分な空きがある日については「○」(丸印)を表示し、十分な空きがない日については「△」(三角印)を表示し、空きが全くない日については「×」(バツ印)を表示する。
予約情報入力欄266は、予定乗車日時、利用時間、返却日時及び車両26を入力する欄であり、例えば、プルダウン式の選択肢を用いることができる。予約登録ボタン268は、予約情報入力欄266に表示された内容での予約を登録するためボタンである。運転者追加登録ボタン270は、貸出し対象の車両26の運転者を追加する運転者追加画面(図示せず)を表示するボタンである。
(A2−4−3.予約確認画面300の詳細)
図12は、本実施形態における予約確認画面300の一例を示す図である。図12の予約確認画面300は、予約内容表示欄310と、約款表示欄312と、約款同意チェック欄314と、登録ボタン316と、戻るボタン318とを有する。
予約内容表示欄310(以下「表示欄310」ともいう。)は、予約内容を表示する欄である。ここでの予約内容には、会員番号(ユーザID)、予約者名(ユーザ名)、予約日時(乗車予定日時及び返却日時)が含まれる。約款表示欄312は、貸し手としての貸出し事業体ELの約款を表示する欄である。約款のデータ(約款データDcl)は、予め事業体DB120に記憶しておく。約款同意チェック欄314は、約款データDclに基づく約款に同意することを示すチェックボックス320を有する。登録ボタン316は、表示欄310に表示された予約内容及び約款に同意して予約情報Irを登録するためのボタンである。戻るボタン318は、前の画面に戻るためのボタンである。
(A2−5.車両26の利用開始時)
図13は、本実施形態における車両26の利用開始時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図13のステップS51は、車両26のカードリーダ84及び演算部74が実行し、ステップS52、S57、S60は、演算部74が実行し、ステップS56は、演算部74及びロック機構78が実行する。ステップS53、S54、S55、S58、S59は、管理サーバ28の演算部94(予約管理部104)が実行する。
ステップS51において、車両26は、車両26のリアウィンドウの下方等に設けられているカードリーダ84にかざされたユーザUのカード82から認証情報Iidを取得したか否かを判定する。認証情報Iidを取得しない場合(S51:NO)、車両26は、ステップS51を所定周期毎に繰り返す。認証情報Iidを取得した場合(S51:YES)、ステップS52において、車両26は、管理サーバ28に対して認証情報Iidを送信する。
ステップS53において、管理サーバ28は、車両26から受信した認証情報Iid及び駐車場IDについて予約DB126を検索して予約情報Irを照会する。具体的には、管理サーバ28は、駐車場ID、予約時刻、認証情報Iid(予約者)と一致する予約情報Irがあるか否かを判定する。
そのような予約情報Irがある場合(S54:YES)、ステップS55において、管理サーバ28は、車両26に対して、車両26の利用を許可する利用許可通知(又は解錠指令)を送信する。利用許可通知を受信した車両26は、ステップS56において、ロック機構78を作動させて解錠する。
正常に解錠がなされると、ステップS57において、車両26は、管理サーバ28に解錠通知を送信する。解錠通知を受信した管理サーバ28は、ステップS58において、予約DB126の予約情報Irに利用開始時刻を入力して予約DB126を更新する。なお、ステップS58は、ステップS55と一緒に行ってもよい。
ステップS54に戻り、駐車場ID、予約時刻、認証情報Iid(予約者)と一致する予約情報Irがない場合(S54:NO)、ステップS59において、管理サーバ28は、車両26に対してエラー(該当する予約情報Irが存在しない旨)を通知する。エラーの通知を受けた車両26は、表示部(入出力部72)でエラー表示を行う。
(A2−6.車両26の利用中及び利用終了時)
(A2−6−1.全体的な流れ)
図14は、本実施形態における車両26の利用中及び利用終了時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図14では、車両26のステップS71〜S74と、管理サーバ28のステップS91〜S93に分けて説明する。車両26のステップS71〜S74は、演算部74が実行する。管理サーバ28のステップS91、S92は、演算部94の車両管理部106が実行し、ステップS93については、図16を参照して後述する。
ステップS71において、車両26は、各種センサ80の検出値(センサ値Mc)を管理サーバ28に送信する。ステップS72において、車両26は、施錠条件が成立したか否かを判定する。ここでの施錠条件には、例えば、下記の条件(a)〜(c)が含まれる。
(a) 車両26のエンジンが停止していること
(b) 車両26のキーボックスに車両26のキーが返却されていること、並びに
(c) カードリーダ84にかざされたユーザUのカード82から取得した認証情報Iid(貸出し時認証情報Iid2)が、利用中の車両26及び返却予定の駐車場に対応したものであること
貸出し時認証情報Iid2が返却予定の駐車場に対応したものであること(換言すると、車両26が返却予定の駐車場にあること)は、例えば、次の方法で確認する。すなわち、車両26の演算部74は、管理サーバ28に登録されている駐車場の位置(緯度及び経度)と、車両26に搭載されている現在位置検出装置(例えば、ナビゲーション装置)が検出した現在位置とを照合する。そして、演算部74は、両者が一致した場合又は両者の距離が所定の距離閾値以内である場合に車両26が返却予定の駐車場にあると判定する。
なお、管理サーバ28に登録されている駐車場の位置は、返却時に車両26が管理サーバ28と通信することで取得すること又は事前に(例えば施錠時に)取得することのいずれであってもよい。また、駐車位置に所定のマーカーを設けておき、車載カメラにより当該マーカーを検出すること等により上記判定の精度を上げることも可能である。
施錠条件が成立しない場合(S72:NO)、ステップS71に戻る。施錠条件が成立した場合(S72:YES)、ステップS73において、車両26は、ロック機構78を作動させて施錠する。ステップS74において、車両26は、管理サーバ28に対して施錠を知らせる通知(施錠通知(又は利用終了通知))を送信して今回の処理を終了する。
ステップS91において、管理サーバ28は、車両26から受信したセンサ値Mcにより車両DB128を更新する。センサ値Mcの詳細は、図15を参照して後述する。ステップS92において、管理サーバ28は、車両26から施錠通知を受信したか否かを判定する。
施錠通知を受信していない場合(S92:NO)、ステップS91に戻る。施錠通知を受信した場合(S92:YES)、ステップS93において、管理サーバ28は、利用終了時処理を行う。利用終了時処理については、図16を参照して後述する。
(A2−6−2.車両モニタリング画面400の詳細)
図15は、本実施形態における車両モニタリング画面400(以下「モニタリング画面400」ともいう。)の一例を示す図である。図15のモニタリング画面400は、各車両26の運行状態を示す。モニタリング画面400には、貸出し事業体表示欄410(以下「事業体表示欄410」ともいう。)と、車両運行状態表示欄412(以下「運行状態表示欄412」ともいう。)とが含まれる。
事業体表示欄410は、運行状態表示欄412の表示対象となっている特定の貸出し事業体ELの名称を表示する。運行状態表示欄412は、前記特定の貸出し事業体ELが管理する各車両26の運行状態を示す現状情報Istが表示される。具体的には、運行状態表示欄412には、車両番号(通し番号)、車両状態、利用超過、駐車場の住所、グローバル・ポジショニング・システム・センサ(GPSセンサ)の起動の有無、カードリーダ84の起動の有無、セキュリティの起動の有無、イモビライザの起動の有無、バッテリ電圧Vbat、イグニションスイッチの位置(OFF、ACC、ON)、ドアの開閉、キーボックスのロック状態、燃料残量、オドメータ、前回利用からの経過日数、車検期日が間近であるか否か等が現状情報Istとして含まれる。
(A2−6−3.利用終了時処理)
図16は、本実施形態における利用終了時処理を簡略的に示したフローチャート(図14のS93の詳細)である。図16のステップS101、S102は、管理サーバ28の演算部94の請求管理部108が実行し、ステップS103は、演算部94の予約管理部104、車両管理部106及び請求管理部108が実行する。ステップS104は、事業体管理部100、ユーザ管理部102及び請求管理部108が実行する。
ステップS101において、管理サーバ28は、車両26の料金(貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdr)を計算するための料金計算用情報Ifcを確定する。
料金計算用情報Ifcには、例えば、事業体ID、車両26の走行距離、利用時間及び車種が含まれる。さらに、料金計算用情報Ifcには、単位期間Px毎の貸出し時間T1と借入れ時間T2との差ΔTに基づくランクRが含まれる。
上記の通り、車両26の走行距離は、車両26から管理サーバ28に対して送信される(図14のS71)。また、利用時間は、利用開始時点から利用終了時点までの時間である。利用開始時点は、例えば、管理サーバ28が、車両26から解錠通知を受信した時点(図13のS58)又は車両26に対して利用許可通知を送信した時点(S55)とすることができる。また、利用終了時点は、例えば、管理サーバ28が、車両26から施錠通知を受信した時点(図14のS92:YES)とすることができる。
ランクRは、単位期間Px毎の貸出し時間T1と借入れ時間T2との差ΔTが大きいほど、高く設定される。ランクRが高いほど、車両26を貸し出す際に事業体ELが受け取る金額(貸出し料金Fcr)が多くなると共に、車両26を借りる際に事業体ELが払う金額(借入れ料金Fdr)が少なくなる。
より具体的には、ランクRが高いほど、車両26を貸し出す際の走行距離毎又は利用時間毎の単価が高くなる。ランクRが高いほど、車両26を借りる際の走行距離毎又は利用時間毎の単価が低くなる。但し、ここでの単価は、貸出し事業体ELと管理事業体EMの間の支払いに関する単価を意味し、ユーザUの利用料金(借入れ料金Fdr)の単価と直接的な相関関係はないことに留意されたい。ランクRの設定方法については、図19を参照して後述する。
図16のステップS102において、管理サーバ28は、確定した料金計算用情報Ifcと、請求DB130の料金情報Ifとに基づいて貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdr(請求情報Ich)を計算する。
ステップS103において、管理サーバ28は、今回の利用を反映するように予約DB126、車両DB128及び請求DB130を更新する。具体的には、予約DB126に関し、管理サーバ28(予約管理部104)は、返却日時を登録する。車両DB128に関し、管理サーバ28(車両管理部106)は、車両26の返却時の状態(例えば、走行距離、車両駆動用エネルギ残量)を登録する。請求DB130に関し、管理サーバ28(請求管理部108)は、今回の利用に伴う貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdr、利用開始日時、返却日時等を登録する。
ステップS104において、管理サーバ28は、今回の利用に関連した貸出し事業体EL(貸し手)の事業体端末20、ユーザUの事業体端末20又は個人ユーザ端末22及び決済事業体ESの決済サーバ30に対して利用結果を送信する。
具体的には、管理サーバ28(事業体管理部100)は、事業体端末20(貸し手)に対して車両26の利用完了報告(返却日時、走行距離等の運行記録データDd及び貸出し料金Fcrを含む。)を、例えば電子メールの形式で送信する。これらの情報を受信した事業体端末20(演算部44)は、表示装置(入出力部42)に表示する。
また、管理サーバ28(請求管理部108)は、車両26を利用して頂いたことへの感謝文と、車両26の利用日時及び走行距離と、車両26の利用結果として算出された借入れ料金Fdrとを、事業体端末20(借り手)又は個人ユーザ端末22に対して送信する。これらの情報を受信した端末20、22(演算部44、54)は、表示装置(入出力部42、52)に表示する。
さらに、管理サーバ28(請求管理部108)は、決済サーバ30に対して貸出し料金Fcr、借入れ料金Fdr及び利用日を送信する。借入れ料金Fdrについては貸出し事業体EL(借り手)の事業体ID又は個人ユーザU3のユーザIDと共に送信することで借入れ料金Fdrの請求先を特定する。貸出し事業体EL(借り手)の事業体IDは、車両26を利用した社員ユーザU1、U2のユーザIDから特定する。貸出し料金Fcrについては貸出し事業体EL(貸し手)の事業体IDと共に送信することで貸出し料金Fcrの支払先を特定する。
これらの情報を受信した決済サーバ30(演算部144)は、貸出し事業体EL(借り手)又はユーザUに対する請求処理と、貸出し事業体EL(貸し手)に対する支払処理を実行する。
請求処理は、各事業体EL(借り手)又は各個人ユーザU3に対して借入れ料金Fdrの合計(以下「請求合計額Fbtotal」という。)を月毎に請求する処理である。各事業体ELに対する請求処理では、社員ユーザU1、U2のユーザIDと関連付けた事業体ID毎に請求合計額Fbtotalを算出する。また、各個人ユーザU3に対する請求処理では、ユーザID毎に請求合計額Fbtotalを算出する。
支払処理は、各貸出し事業体EL(貸し手)に対して貸出し料金Fcrの合計(以下「支払合計額Fptotal」という。)を月毎に支払う処理である。
管理サーバ28から決済サーバ30への貸出し料金Fcr、借入れ料金Fdr及び利用日の送信は、車両26の利用終了時毎に行う代わりに、所定の周期(例えば、毎日又は毎週)に行うことも可能である。
本実施形態の管理サーバ28(請求管理部108)又は決済サーバ30は、請求処理で算出した各事業体EL(借り手)に対する請求合計額Fbtotalと、支払処理で算出した各事業体EL(貸し手)に対する支払合計額Fptotalを相殺してもよい。すなわち、請求合計額Fbtotalよりも支払合計額Fptotalが大きければ、管理サーバ28は、事業体ELに対して支払いのみを行い、請求は行わない。支払合計額Fptotalよりも請求合計額Fbtotalが大きければ、管理サーバ28は、事業体ELに対して請求のみを行い、支払は行わない。
(A2−7.事業体端末20又は個人ユーザ端末22からのデータ照会時)
図17は、本実施形態における事業体端末20又は個人ユーザ端末22から管理サーバ28に対するデータ照会時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図17のステップS121、S123、S126〜S128、S130、S132は、事業体端末20の演算部44又は個人ユーザ端末22の演算部54が実行する。ステップS122、S124、S125、S129、S131は、管理サーバ28の演算部94の予約管理部104が実行する。
ステップS121において、事業体端末20又は個人ユーザ端末22のユーザUは、端末20、22を介して管理サーバ28にアクセスする。換言すると、端末20、22は、ユーザUの操作入力に応じて管理サーバ28のウェブサイトにアクセスする。
ステップS122において、管理サーバ28は、ログイン画面情報を、端末20、22からの操作入力に応じて送信する。当該ログイン画面には、ログイン情報(ログインID及びパスワード)の入力欄が含まれている。
ステップS123において、ユーザUは、ログイン画面にログイン情報Ilgを入力して管理サーバ28に送信する。換言すると、端末20、22は、管理サーバ28からのログイン画面情報に基づいて入力画面を表示装置(入出力部42、52)に表示する。そして、端末20、22は、ユーザUの入力に応じたログイン情報Ilgを表示装置(入出力部42、52)に表示し、ユーザUにより表示装置中の送信ボタンが選択されると、入力されたログイン情報Ilgを管理サーバ28に対して送信する。
ステップS124において、管理サーバ28は、端末20、22から受信したログイン情報Ilgにより認証が成立したか否かを判定する。認証が成立した場合(S124:YES)、ステップS125において、管理サーバ28は、ログイン情報Ilg(貸出し事業体ID又はユーザID)に対応するデータ照会画面(図示せず)の情報(以下「データ照会画面情報Idr」という。)を端末20、22に送信する。
ステップS126において、端末20、22は、受信したデータ照会画面情報Idrに基づいてデータ照会画面を表示する。
ステップS127において、事業体端末20又は個人ユーザ端末22は、ユーザUからデータ照会画面の切替要求があったか否かを判定する。切替要求があった場合(S127:YES)、ステップS128において、端末20、22は、管理サーバ28に対して当該切替要求を行う。端末20、22から切替要求を受けた管理サーバ28は、ステップS129において、切替要求に応じ且つ貸出し事業体ID又はユーザIDに対応するデータ照会画面情報Idrを端末20、22に送信する。この場合、ステップS126に移行する。なお、照会可能な情報の内容については、図18を参照して後述する。
ステップS127に戻り、切替要求がない場合(S127:NO)、ステップS130において、端末20、22は、データ照会画面の表示を終了するか否かを判定する。当該判定は、例えば、ユーザUからログアウト要求等があったか否かにより判定する。データ照会画面の表示を終了しない場合(S130:NO)、ステップS127に戻る。データ照会画面の表示を終了する場合(S130:YES)、今回の処理を終了する。
ステップS124に戻り、認証が成立しなかった場合(S124:NO)、ステップS131において、管理サーバ28は、端末20、22に対してエラーメッセージを送信する。これを受信した端末20、22は、ステップS132において、エラーメッセージを表示する。
図18は、本実施形態において、貸出し事業体EL、社員ユーザU1、U2及び個人ユーザU3が照会可能なデータの内容を示す図である。例えば、データ照会画面では、事業体端末20は、その貸出し事業体ELが管理する車両26の車両情報Iv(現状情報Ist(図15)及び後述する運行記録データDdを含む。)を照会することができる。また、事業体端末20は、その事業体ELが管理する車両26及びその事業体ELに属する社員ユーザU1、U2の予約情報Irを確認することができる。ここでの予約情報Irは、既に登録されている予約に関するものである。車両26の空き情報は、事業体端末20及び個人ユーザ端末22のいずれからも確認可能である。
さらに、事業体端末20は、自らに属する社員ユーザU1、U2についてユーザ情報Iuを照会することができる。一方、自らに属さない社員ユーザU1、U2及び個人ユーザU3については、ユーザ情報Iuを照会することができない。或いは、自らに属さない社員ユーザU1、U2及び個人ユーザU3については、属性等の特定の情報のみ照会可能としてもよい。
社員ユーザU1、U2毎の専用端末として事業体端末20を設ける場合、社員ユーザU1、U2は、自らが属する事業体ELが管理する車両26に関する情報、本人の予約情報Ir及び本人のユーザ情報Iuを、事業体端末20を介して照会することができる。また、個人ユーザ端末22は、その個人ユーザU3の予約情報Ir及びユーザ情報Iuを照会することができる。
(A2−8.単価ランク付け処理)
次に、本実施形態において、請求管理部108が行う単価ランク付け処理について説明する。単価ランク付け処理は、各事業体ELについて単位期間Px毎(例えば、月毎、貸出し又は借入れの終了毎)の貸出し時間T1と借入れ時間T2との差ΔTに基づいて、貸出し単価Pux及び借入れ単価Puyをランク付けする。貸出し単価Puxは、車両26の貸出し単位(走行距離、利用時間等)に伴う単価であり、貸出し事業体EL(貸し手)及び管理事業体EMとの間で適用される。借入れ単価Puyは、車両26の借入れ単位(時間、距離等)に伴う単価であり、貸出し事業体EL(借り手)及び管理事業体EMとの間で適用される。
なお、ここにいう差ΔTは、借入れ時間T2に対する貸出し時間T1の相対的な大きさを判別することができればよく、単に貸出し時間T1から借入れ時間T2を引いた値(T1−T2)に限らない。例えば、差ΔTは、貸出し時間T1を借入れ時間T2で割った商(T1/T2)を用いてもよい。或いは、差ΔTは、借入れ時間T2を貸出し時間T1で割った商(T2/T1)により定義することも可能である。
図19は、本実施形態における単価ランク付け処理の説明図である。図19に示すように、管理サーバ28(請求管理部108)は、貸出し事業体EL(貸し手)の差ΔTが小さいほど、貸出し単価Puxを低く設定し、差ΔTが大きいほど、貸出し単価Puxを高く設定する。これにより、差ΔTが大きいほど、貸出し事業体EL(貸し手)は、大きな利益を挙げることが可能となる。上記のように、社員ユーザU1、U2又は個人ユーザU3に適用される借入れ単価Puyは、貸出し事業体EL(貸し手)の差ΔTに影響されないことに留意されたい。
管理サーバ28(請求管理部108)は、貸出し事業体EL(借り手)の差ΔTが小さいほど、借入れ単価Puyを低く設定し、差ΔTが大きいほど、借入れ単価Puyを低く設定する。これにより、差ΔTが大きいほど、貸出し事業体EL(借り手)は、低い費用で車両26を利用することが可能となる。
以上のような単価ランク付け処理によれば、貸出し事業体ELに対して車両26の台数増加を促す効果が見込まれ、その結果、多くの車両26が貸し借り可能となり、ユーザUの利便性が向上する。
(A2−9.データ解析処理)
(A2−9−1.概要)
次に、本実施形態において、データ解析部110が行うデータ解析処理について説明する。データ解析処理では、所定期間Pz(例えば、月毎、各貸出し事業体ELに対する請求時)に車両26の車両利用データDuを解析し、解析結果を各貸出し事業体ELに対して提示する。
図20は、本実施形態におけるデータ解析処理のフローチャートである。ステップS141において、データ解析部110は、予約DB126に記憶されている車両利用データDuに基づいて、車種毎の利用状況(予約が取りづらい状況)を判定する。ステップS142において、データ解析部110は、車種毎に不足台数Ninsを判定する。ステップS143において、データ解析部110は、貸出し事業体ELのいずれかが車両26を導入した場合の車両26の償却期間Paを特定する。ステップS144において、データ解析部110は、貸出し事業体ELに車両26の導入を提案する提案データDrecを、対象となる貸出し事業体ELの事業体端末20に出力する。
(A2−9−2.利用状況の判定及び不足台数の判定)
図21は、本実施形態のデータ解析処理の説明図である。図21に示すように、本実施形態のデータ解析処理では、貸出し事業体EL(社員ユーザU1、U2)及び個人ユーザU3の利用台数Nu並びにこれらの合計(以下「合計利用台数Nutotal」という。)を、車種、曜日及び午前/午後に分けて特定する。図21における車種はセダンである。車種としては、セダンに加え、例えば、コンパクトカー、ハイブリッド車、ワゴン、RV(recreational vehicle)を用いることができる。
また、ここでの貸出し事業体EL及び個人ユーザU3は、同一の営業拠点(営業所、駐車場等)を利用するものが含まれる。さらに、利用台数Nuは、社員ユーザU1、U2が別の貸出し事業体ELから借りた車両26の数も含む。
管理サーバ28に登録されている利用可能な車両26の台数を合計登録台数Nregtotalと定義すると、データ解析部110は、合計登録台数Nregtotalに対する合計利用台数Nutotalの割合Rutotalが所定の閾値THrutotal(例えば80%〜100%のいずれかの値)以上となる時間帯の数Npに応じて不足台数Ninsを判定する。
例えば、図21の例において、合計登録台数Nregtotalを10台とし、閾値THrutotalを100%とすると、閾値THrutotal以上となる時間帯は、月AM、月PM、木PM、金AM及び金PMである。この場合、数Npは5である。そして、データ解析部110は、数Npに応じた不足台数Ninsを予め記憶部96に記憶しておき、不足台数Nins(例えば2台)を判定する。なお、車両26の台数が過剰である場合、不足台数Ninsの値を負の値として過剰であることを示す。
(A2−9−3.償却期間Paの特定)
不足台数Ninsに鑑み、新たに車両26を導入した場合の償却期間Paは、車両26の型式毎に記憶部96の車両DB128に記憶されている。このため、データ解析部110は、不足台数Ninsが生じている車種に応じた車両26の型式を特定し、当該型式に対応する償却期間Paを記憶部96から読み出して償却期間Paを特定する。なお、不足台数Ninsが負の値である場合、データ解析部110は、償却期間Paの特定を行わない。
(A2−9−4.提案データDrecの出力)
提案データDrecには、例えば、次のデータを含めることができる。
(a) 全ての車種及び車種毎について、貸出し事業体EL自身の利用台数Nu及び合計利用台数Nutotal
(b) 車種毎の不足台数Nins(及び利用率)
(c) 不足台数Ninsが発生している車種について新たに車両26を導入した場合の購入価格及び償却期間Pa
[A3.本実施形態における効果]
以上のような本実施形態によれば、管理サーバ28による管理下において、第1貸出し事業体EL1の第1社員U1が第2貸出し事業体EL2の第2車両26c、26dを利用可能になる。加えて、第2貸出し事業体EL2の第2社員U2が第1貸出し事業体EL1の第1車両26a、26bを利用可能になる(図2、図7)。このため、貸出し用車両26を有する貸出し事業体EL1、EL2の社員U1、U2が、別の貸出し事業体ELの車両26を利用することが容易となる。
また、第1社員U1による第2車両26c、26dの利用に伴う第1貸出し事業体EL1に対する請求処理は、事業体IDを用いて特定されるため(図16参照)、第1社員U1が複数いる場合でも、請求処理を容易に行うことができる。第2社員U2による第1車両26a、26bの利用に伴う第2貸出し事業体EL2に対する請求処理についても同様である。従って、特定の貸出し事業体EL自身(例えば第1貸出し事業体EL1自身)において車両26(例えば第1車両26a、26b)を利用しつつ、他の貸出し事業体EL(例えば第2貸出し事業体EL2)に車両26(例えば第1車両26a、26b)を貸し出すことが容易となる。
その際、管理サーバ28が事業体IDを用いて請求先を特定して請求処理を行うので、車両26の利用に伴う費用請求を適切に行うことが可能となる。よって、自らで車両26を管理している事業体が、貸出し事業体ELとなることを促すことができると共に、貸出し用車両26の数を増やすことで利用者(第1社員U1、第2社員U2、個人ユーザU3)の利便性を向上することが可能となる。
本実施形態において、管理サーバ28は、第1社員U1及び第2社員U2に関するユーザ情報Iu(社員情報)を、事業体IDと関連付けて記憶する社員ユーザDB122をさらに備える(図1)。演算部94(サーバ制御装置)は、第1事業体端末20aを介する第2車両26c、26dの貸出し予約時に第1社員U1のユーザ情報Iuを予約DB126に登録する(図7のS40)。また、演算部94は、第2車両26c、26dの利用料金(借入れ料金Fdr)の請求先を第1貸出し事業体EL1とすることを、第1社員U1のユーザ情報Iu及び事業体IDを用いて特定し、第1貸出し事業体EL1に対する請求処理を行う(図16参照)。第2貸出し事業体EL2に対する請求処理についても同様である。
これにより、車両26の予約時及び請求処理時にユーザ情報Iuを用いることで、貸出し事業体ELのいずれの社員U1、U2が予約をしているか及び車両26を利用したかを簡易に確認することが可能となる。
本実施形態において、演算部94(サーバ制御装置)は、第1車両26a、26bの貸出し予約を受け付ける予約画面200を、第1社員U1による第1事業体端末20a(図2)の操作に応じて第1事業体端末20aに表示させる(図6のS32)。演算部94は、第1社員U1による第1事業体端末20aでの操作に応じて第1車両26a、26bの貸出し予約を受け付けて予約DB126に登録する(図7のS40)。第2社員U2による第2車両26c、26dの予約についても同様である。
これにより、特定の貸出し事業体EL自身が自ら管理する車両26の利用と他の貸出し事業体ELに対する車両26の貸出しを一括して管理することが可能となる。このため、各貸出し事業体ELにおける貸出し車両26の利便性を向上できる。
本実施形態において、管理サーバ28は、第1車両26a、26b及び第2車両26c、26dと通信する通信部90(通信装置)を備える(図1)。演算部94(サーバ制御装置)は、通信部90を介して第1車両26a、26b及び第2車両26c、26dからそれぞれの走行距離又は利用時間を取得する(図14のS71、S91、図16のS101)。演算部94は、走行距離及び利用時間に応じて第1車両26a、26b及び第2車両26c、26dの貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdrを算出する(図16のS102)。
さらに、演算部94は、第1社員U1による第2車両26c、26dの走行距離及び利用時間に応じた貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdrと、第2社員U2による第1車両26a、26bの走行距離及び利用時間に応じた貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdrを相殺する(図16参照)。これにより、第1貸出し事業体EL1及び第2貸出し事業体EL2それぞれにおける走行距離及び利用時間に応じた貸出し料金Fcr及び借入れ料金Fdrを相殺することが可能となり、両貸出し事業体ELの利便性が向上する。
本実施形態において、管理サーバ28は、事業体IDとの関連付けのない個人ユーザU3が用いる個人ユーザ端末22とネットワーク34を介して通信する(図1)。管理サーバ28は、個人ユーザU3に関する個人ユーザ情報Iiuを記憶する個人ユーザDB124をさらに備える(図1)。管理サーバ28は、第1車両26a、26b又は第2車両26c、26dの貸出し予約を受け付ける予約画面200(図8〜図11)を、個人ユーザU3による個人ユーザ端末22の操作に応じて個人ユーザ端末22に表示させる(図6のS32)。管理サーバ28は、個人ユーザ端末22での操作に応じて第1車両26a、26b又は第2車両26c、26dの貸出し予約を受け付けて予約DB126に登録する(図7のS40)。管理サーバ28は、個人ユーザU3による第1車両26a、26b又は第2車両26c、26dの利用料金(借入れ料金Fdr)の請求先を個人ユーザU3とすることを、個人ユーザ情報Iiuを用いて特定し、個人ユーザU3に対する請求処理を行う(図16のS103)。
これにより、第1貸出し事業体EL1の第1社員U1及び第2貸出し事業体EL2の第2社員U2に加え、個人ユーザU3も第1車両26a、26b及び第2車両26c、26dを利用可能となる。一般に、事業体ELは、平日に車両26を利用することが多く、個人ユーザU3は、休日に車両26を利用することが多い。このため、第1貸出し事業体EL1及び第2貸出し事業体EL2にとっては、第1車両26a、26b及び第2車両26c、26dを貸し出す機会が増える。また、個人ユーザU3にとっては、第1貸出し事業体EL1の第1車両26a、26b及び第2貸出し事業体EL2の第2車両26c、26dの両方を選択肢に含めることができるため、利便性を向上することが可能となる。
本実施形態において、演算部94(サーバ制御装置)は、第1車両26a、26bの返却後に、第1車両26a、26bに関する運行記録データDdを第1事業体端末20aに対して送信する(図16のS104)。これにより、第1貸出し事業体EL1は、自らに属する第1車両26a、26bの管理を容易に行うことが可能となる。第2貸出し事業体EL2についても同様である。
本実施形態において、管理サーバ28は、予約DB126に記憶された第1車両26a、26b及び第2車両26c、26dに関する車両利用データDuを解析し、第1貸出し事業体EL1に対して第1車両26a、26bの数の増加又は減少を提案する提案データDrecを第1事業体端末20aに送信するデータ解析部110を備える(図1、図20、図21)。これにより、第1貸出し事業体EL1自らが管理する第1車両26a、26bの利用実績のみならず、第1貸出し事業体EL1が管理していない第2車両26c、26dの利用実績に応じて第1車両26a、26bの数の増加又は減少を提案することが可能となる。
本実施形態において、管理サーバ28は、単位期間Pxにおける第1車両26a、26bの利用頻度又は単位期間Pxにおける第1車両26a、26bの利用時間の増加に応じて、第1社員U11〜U14による第2車両26c、26dの借入れ単価を低くする(図19)。これにより、第1車両26a、26bの数を増加する動機付けが第1貸出し事業体EL1に働くことになる。第1車両26a、26bの数が実際に増加した場合、管理サーバ28が管理する第1車両26a、26bを増やすことが可能となる。第2車両26c、26dについても同様である。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
[B1.適用対象]
上記実施形態では、システム10を車両26用に用いたが、これに限らず、例えば、その他の移動体(飛行機、船舶、ヘリコプタ等)に用いてもよい。或いは、その他の装置又は機器(製造装置、測定器、携帯端末等)に用いることも可能である。
上記実施形態では、事業体ELの数が2である場合について説明した(図2)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。事業体ELの数は、3以上であってもよい。
[B2.事業体端末20]
上記実施形態では、事業体端末20において、貸し手としての処理(自ら管理する車両26の情報管理)と、借り手としての処理(予約等)を可能とした(図3〜図7等)。しかしながら、単一の事業体ELに対して複数の事業体端末20を設ける場合、貸し手としての処理のみを行う端末20と、借り手としての処理のみを行う端末20とに分けてもよい。
[B3.車両26]
図2では、第1事業体EL1及び第2事業体EL2それぞれが車両26を2台有していている様子を示した。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。各事業体EL1、EL2が有する車両26の数は、1又は3以上であってもよい。
上記実施形態では、カードリーダ84を車両26に設けた(図1)。しかしながら、例えば、カード82の情報を読み取る観点からすれば、これに限らない。例えば、車両26が駐車される駐車場に配置された駐車場端末(図示せず)にカードリーダ84を設けることも可能である。なお、上記のような駐車場端末を設けた場合、車両26と管理サーバ28との間の通信の一部(例えば、車両26を返却する際の利用時間及び/又は走行距離の通知)を、駐車場端末を介して行ってもよい。
[B4.管理サーバ28]
上記実施形態では、事業体管理部100、ユーザ管理部102、予約管理部104、車両管理部106、請求管理部108及びデータ解析部110を1つの管理サーバ28に含ませた(図1)。しかしながら、例えば、各管理部100、102、104、106、108及び解析部110の機能に着目すれば、これに限らない。例えば、管理部100、102、104、106、108及び解析部110の1つ又は複数の機能を実行する1つ又は複数の別のサーバを設けることも可能である。
上記実施形態では、社員ユーザU1、U2に加え、個人ユーザU3についても車両26の利用を可能とした(図6、図7等)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らず、社員ユーザU1、U2のみが車両26の利用を可能としてもよい。或いは、自然人としての社員ユーザU1、U2に加え又はこれに代えて、事業体ELを事業体会員(法人会員)として車両26の予約を認める構成も可能である。その場合、車両26を実際に利用するのは社員ユーザU1、U2となる。
[B5.決済サーバ30]
上記実施形態では、請求処理で算出した各事業体EL(借り手)に対する請求合計額Fbtotalと、支払処理で算出した各事業体EL(貸し手)に対する支払合計額Fptotalを相殺した(図16のS103)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らず、相殺を行わずに請求と支払を別々に行うことも可能である。
上記実施形態では、管理サーバ28とは別に決済サーバ30を設けたが(図1)、決済サーバ30の機能を管理サーバ28に持たせることも可能である。また、例えば、決済サーバ30における請求処理の代わりに、駐車場に精算機を設けて車両26の利用終了直後に請求費用Fchを徴収することも可能である。
[B6.予約時(図6及び図7)]
上記実施形態では、第1事業体EL1の第1社員U1が第1車両26a、26bを利用する場合及び第2事業体EL2の第2社員U2が第2車両26c、26dを利用する場合でも、管理サーバ28に対する予約を行った(図6及び図7)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。
例えば、第1社員U1が第1車両26a、26bを利用する時間帯(例えば、月曜日の終日、水曜日の午後)を予めデフォルト設定しておき、この時間帯は、管理サーバ28での予約ができないようにすることも可能である。
上記実施形態では、車両26の予約に際して管理サーバ28から決済サーバ30に対して与信を要求した(図7のS36)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。例えば、管理サーバ28から決済サーバ30への与信の要求なしに、車両26の予約を終了させてもよい。
[B7.車両26の利用時(図13〜図15)]
上記実施形態では、車両26の利用中において、各種センサ80の検出値(センサ値Mc)を車両26から管理サーバ28に送信した(図14のS71、図15)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。例えば、車両26の利用中(又は走行中)は、センサ値Mcの送信を行わない構成も可能である。この場合、例えば、車両26の停車時にセンサ値Mcを送信することができる。
[B8.車両26の利用終了時(図16)]
上記実施形態では、第1社員U1による第2車両26c、26dの利用料金(借入れ料金Fdr)の請求先を第1事業体EL1とすることを、第1社員U1のユーザIDと第1事業体EL1の事業体IDとを組み合わせて特定した(図16のS103)。しかしながら、例えば、第1社員U1の社員ユーザ情報Icuを登録せず、第1事業体EL1を事業体会員(又は法人会員)として記憶部96に登録する場合、これに限らない。例えば、第1社員U1による第2車両26c、26dの利用料金の請求先を第1事業体EL1とすることを、第1事業体EL1の事業体IDを用いて特定し、第1社員U1のユーザIDを用いないことも可能である。
上記実施形態では、貸出し事業体ELの識別符号、車両26の走行距離、利用時間、車種に基づいて請求費用Fchを算出した(図16のS102)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。例えば、貸出し事業体ELの識別符号、車両26の走行距離及び利用時間に基づいて請求費用Fchを算出してもよい。或いは、貸出し事業体ELの識別符号と車両26の利用時間の組合せ又は貸出し事業体ELの識別符号と車両26の走行距離の組合せに基づいて請求費用Fchを算出することも可能である。或いは、貸出し事業体EL毎の個別料金とはせず、車両26の走行距離、利用時間及び車種に基づいて料金を算出することも可能である。
[B9.データ照会(図17、図18)]
上記実施形態では、事業体端末20及び個人ユーザ端末22から管理サーバ28に対してデータ照会を可能とした(図17)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。例えば、事業体端末20及び個人ユーザ端末22の一方又は両方から管理サーバ28に対してはデータ照会ができない構成も可能である。
[B10.単価ランク付け処理(図19)]
上記実施形態の単価ランク付け処理では、単位期間Px毎の貸出し時間Txと借入れ時間Tyの差ΔTに基づいて貸出し単価Pux及び借入れ単価Puyを変更した(図19)。しかしながら、例えば、車両26の貸出しの動機付け又は貸出しに伴う優先権の付与の観点からすれば、これに限らない。例えば、差ΔTに加えて又は差ΔTの代わりに、単位期間Px毎の貸出し回数と借入れ回数の差を用いて貸出し単価Pux及び借入れ単価Puyを変更してもよい。
上記実施形態では、単価ランク付け処理を行った(図19)。しかしながら、例えば、車両26の貸出しの動機付け又は貸出しに伴う優先権の付与の観点からすれば、これに限らない。例えば、管理サーバ28の演算部94は、単価ランク付け処理に加えて又はこれの代わりに、貸出しに関するパラメータに伴うポイントを付与し、当該ポイントに応じた優遇策を設けてもよい。ここでのパラメータとしては、例えば、貸出し時間、貸出し回数を用いることができる。また、優遇策としては、例えば、ポイントに応じた商品の送付、キャッシュバックを用いることができる。
上記実施形態では、車両26の貸出しの動機付けとして単価ランク付け処理を行った(図19)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らない。例えば、単価ランク付け処理を行わない構成も可能である。
[B11.データ解析処理(図20及び図21)]
上記実施形態では、データ解析処理を行った(図20及び図21)。しかしながら、例えば、複数の貸出し事業体ELの車両26の予約管理を管理サーバ28で行う観点からすれば、これに限らず、データ解析処理を行わないことも可能である。
20a…第1事業体端末 20b…第2事業体端末
22…個人ユーザ端末 26a、26b…第1車両
26c、26d…第2車両 28…管理サーバ
34…ネットワーク 90…通信部(通信装置)
94…演算部(サーバ制御装置) 110…データ解析部
122…社員ユーザDB 124…個人ユーザDB
126…予約DB 128…車両情報DB
200、200a〜200d…予約画面 Dd…運行記録データ
Drec…提案データ Du…車両利用データ
EL1…第1貸出し事業体 EL2…第2貸出し事業体
Fcr…貸出し料金 Fdr…借入れ料金
Icu…社員ユーザ情報(社員情報) Iiu…個人ユーザ情報
Iv…車両情報 U1、U11〜U14…第1社員
U2、U21〜U24…第2社員 U3、U31、U32…個人ユーザ

Claims (8)

  1. 貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバにおいて
    前記管理サーバは、
    前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
    を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行
    理サーバであって、
    前記サーバ制御装置は、前記第1車両の返却後に、前記第1車両に関する運行記録データを前記第1貸出し事業体端末に対して送信する
    ことを特徴とする管理サーバ。
  2. 貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバにおいて
    前記管理サーバは、
    前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
    を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行
    理サーバであって、
    前記管理サーバは、前記予約データベースに記憶された前記第1車両及び前記第2車両に関する前記車両利用データを解析し、前記第1貸出し事業体に対して前記第1車両の数の増加又は減少を提案する提案データを前記第1貸出し事業体端末に送信するデータ解析部を備える
    ことを特徴とする管理サーバ。
  3. 貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバにおいて
    前記管理サーバは、
    前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
    を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行
    理サーバであって、
    前記管理サーバは、単位期間における前記第1車両の利用頻度又は前記単位期間における前記第1車両の利用時間の増加に応じて、前記第1社員による前記第2車両の借入れ単価を低くする又は前記第2車両の貸出しに優先権を与える
    ことを特徴とする管理サーバ。
  4. 貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバにおいて
    前記管理サーバは、
    前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
    を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行
    理サーバであって、
    前記管理サーバは、
    前記事業体識別情報との関連付けのない個人ユーザが用いる個人ユーザ端末と前記ネットワークを介して通信し、
    前記個人ユーザに関する個人ユーザ情報を記憶する個人ユーザデータベースをさらに備え、
    前記第1車両又は前記第2車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記個人ユーザによる前記個人ユーザ端末の操作に応じて前記個人ユーザ端末に表示させ、
    前記個人ユーザ端末での操作に応じて前記第1車両又は前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記個人ユーザによる前記第1車両又は前記第2車両の利用料金の請求先を前記個人ユーザとすることを、前記個人ユーザ情報を用いて特定し、前記個人ユーザに対する請求処理を行う
    ことを特徴とする管理サーバ。
  5. 貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバにおいて
    前記管理サーバは、
    前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
    を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行
    理サーバであって、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1社員による前記第1事業体端末での操作に応じて前記第1車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2社員による前記第2事業体端末での操作に応じて前記第2車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録するものであり、
    前記管理サーバは、前記第1車両及び前記第2車両と通信する通信装置を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記通信装置を介して前記第1車両及び前記第2車両からそれぞれの走行距離又は利用時間を取得し、
    前記走行距離又は前記利用時間に応じて前記第1車両及び前記第2車両の貸出し料金及び借入れ料金を算出し、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1社員による前記第2車両の走行距離又は利用時間と前記第2社員による前記第1車両の走行距離又は利用時間とを相殺して前記貸出し料金及び前記借入れ料金を算出し、又は、
    前記第1社員による前記第2車両の走行距離又は利用時間に応じた前記貸出し料金及び前記借入れ料金と、前記第2社員による前記第1車両の走行距離又は利用時間に応じた前記貸出し料金及び前記借入れ料金を相殺する
    ことを特徴とする管理サーバ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の管理サーバにおいて、
    前記管理サーバは、前記第1社員及び前記第2社員に関する社員情報を、前記事業体識別情報と関連付けて記憶する社員情報データベースをさらに備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第1事業体端末を介する前記第2車両の貸出し予約時に前記第1社員の社員情報を前記予約データベースに登録し、
    前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記第1社員の前記社員情報及び前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第2事業体端末を介する前記第1車両の貸出し予約時に前記第2社員の社員情報を前記予約データベースに登録し、
    前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記第2社員の前記社員情報及び前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行う
    ことを特徴とする管理サーバ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の管理サーバにおいて、
    前記管理サーバは、前記第1車両及び前記第2車両の貸出し料金及び借入れ料金を計算する料金計算用情報に、単位期間毎の貸出し時間と借入れ時間の差が大きいほど、高く設定されるランクを含める
    ことを特徴とする管理サーバ。
  8. 貸出し用の第1車両を管理する第1貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第1事業体端末及び貸出し用の第2車両を管理する第2貸出し事業体が用いる少なくとも1つの第2事業体端末それぞれとネットワークを介して通信し、前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを一元的に管理する車両貸出し用の管理サーバを用いる車両貸出し方法において
    前記管理サーバは、
    前記第1車両及び前記第2車両に関する車両情報を、前記第1貸出し事業体及び前記第2貸出し事業体を識別するための事業体識別情報と関連付けて記憶する車両情報データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の予約及び返却に関する車両利用データをまとめて記憶する予約データベースと、
    前記第1車両及び前記第2車両の貸出しを管理するサーバ制御装置と
    を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける予約画面を、前記第1貸出し事業体の第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1事業体端末での操作に応じて前記第2車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第1社員による前記第2車両の利用料金の請求先を前記第1貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第1貸出し事業体に対する請求処理を行い、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2貸出し事業体の第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2事業体端末での操作に応じて前記第1車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2社員による前記第1車両の利用料金の請求先を前記第2貸出し事業体とすることを、前記事業体識別情報を用いて特定し、前記第2貸出し事業体に対する請求処理を行
    両貸出し方法であって、
    記サーバ制御装置は、
    前記第1車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第1社員による前記第1事業体端末の操作に応じて前記第1事業体端末に表示させ、
    前記第1社員による前記第1事業体端末での操作に応じて前記第1車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録し、
    前記第2車両の貸出し予約を受け付ける前記予約画面を、前記第2社員による前記第2事業体端末の操作に応じて前記第2事業体端末に表示させ、
    前記第2社員による前記第2事業体端末での操作に応じて前記第2車両の前記貸出し予約を受け付けて前記予約データベースに登録するものであり、
    前記管理サーバは、前記第1車両及び前記第2車両と通信する通信装置を備え、
    前記サーバ制御装置は、
    前記通信装置を介して前記第1車両及び前記第2車両からそれぞれの走行距離又は利用時間を取得し、
    前記走行距離又は前記利用時間に応じて前記第1車両及び前記第2車両の貸出し料金及び借入れ料金を算出し、
    さらに、前記サーバ制御装置は、
    前記第1社員による前記第2車両の走行距離又は利用時間と前記第2社員による前記第1車両の走行距離又は利用時間とを相殺して前記貸出し料金及び前記借入れ料金を算出し、又は、
    前記第1社員による前記第2車両の走行距離又は利用時間に応じた前記貸出し料金及び前記借入れ料金と、前記第2社員による前記第1車両の走行距離又は利用時間に応じた前記貸出し料金及び前記借入れ料金を相殺する
    ことを特徴とする車両貸出し方法。
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