JP2022171160A - 荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の荷室への荷物固定用のネット部材を荷室の仕切部材としても用いることができる荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法を提供する。【解決手段】荷室の前部には、床面の近傍に左右一対で第1固定部が設けられ、後部には、床面の近傍に左右一対で第2固定部が設けられ、前後方向の中程には、床面よりも上方に左右一対で第3固定部が設けられ、第3固定部の下方には、左右一対で第4固定部が設けられている。ネット部材8には、8つの引掛け部82~89が設けられている。床面に載置した荷物を保持する場合には、引掛け部82,83を左右の第1固定部に引掛け、引掛け部84,85を左右の第2固定部に引掛ける。荷室を前後方向に仕切る場合には、引掛け部86,87を結ぶ線でネット部材を折り畳んで、引掛け部86,87を左右の第3固定部に引掛け、引掛け部82~85を左右の第4固定部に引掛ける。【選択図】図2

Description

本発明は、荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法に関し、特に、車両の荷室における荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法に関する。
貨物自動車に限らず乗用自動車においても、荷物を積載して移動することがある。車両の荷室に荷物を載置した状態で走行した場合には、加減速時や方向転換時などに荷室内で荷物が移動してしまい、荷物や車両が損傷することが考えられる。このような車両走行時における荷物の移動を制限するために、荷物保持用のネット部材が用いられる場合がある。
ネット部材を用いた荷物の移動制限方法の一例としては、荷室の床面に設けられた複数の固定部にネット部材の引掛け部を引掛けて、ネット部材で床面に荷物を押し付ける方法がある。また、荷物のサイズが小さい場合には、ネット部材を2つに折り畳んで開口側が上を向くように荷室に固定し、当該袋状に折り畳まれた内側に荷物を収容するという方法も採用される場合がある(特許文献1)。
特開2019-217955号公報
ところで、荷室への荷物の積載方法としては、荷室を前後方向に仕切ったり、上下方向に仕切ったりして荷物を積載する方法が採用される場合もある。例えば、ワゴンタイプの車両やSUV(Sport Utility Vehicle)などの車両においては、後席に乗車した乗員が荷室に積載した荷物を取り出す場合や、停車後にリヤゲートを開けて荷物を取り出すことがある。このような場合には、荷室に積載した荷物が前後方向に移動するのを規制するために荷室を前後方向に仕切ることがなされる。
しかしながら、従来の車両においては、荷室を仕切るための仕切部材を、荷物を荷室の床面などに固定するためのネット部材とは別に搭載しなければならず、車両における荷物保持用の部材の数が多くなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、車両の荷室への荷物固定用のネット部材を荷室の仕切部材としても用いることができる荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る荷物保持構造は、ネット部材を用いて車両の荷室に積載された荷物の移動を制限する荷物保持構造である。前記車両の荷室は、第1固定部と、第2固定部と、第3固定部と、第4固定部とを有する。前記第1固定部は、前記荷室の前部における床面の近傍において、左右一対で設けられている。前記第2固定部は、前記荷室の後部における床面の近傍において、左右一対で設けられている。前記第3固定部は、前記荷室における前記第1固定部および前記第2固定部よりも上方において、左右一対で設けられている。前記第4固定部は、前記荷室における前記第3固定部よりも下方において、左右一対で設けられている。
前記ネット部材は、折り畳み可能な材料から形成されているとともに、第1方向と当該第1方向に直交する第2方向との双方向に長さを有する面状の部材であり、前記第1方向および前記第2方向の内の少なくとも前記第1方向に伸縮可能であって、第1引掛け部と、第2引掛け部と、第3引掛け部とを有する。前記第1引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の一方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。前記第2引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の他方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。前記第3引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の前記一方端と前記他方端との間の箇所に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。
前記車両の左右それぞれにおいて、前記第1固定部と前記第2固定部との間隔をL1とし、前記車両の左右それぞれにおいて、前記第3固定部対と前記第4固定部対との間隔をL2とし、前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第1引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL3とし、前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第3引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL4とする。この場合に、前記ネット部材は、L3≦L1およびL4≦L2の両関係を満たすように形成されている。
上記態様に係る荷物保持構造では、ネット部材が第1引掛け部および第2引掛け部を有し、L3≦L1の関係を満たすように構成されている。よって、上記態様に係る荷物保持構造では、荷室の床面に荷物を載置した状態で、当該荷物の上からネット部材を覆い被せて第1引掛け部および第2引掛け部を第1固定部および第2固定部に引掛けることで、車両の走行中などに荷物が移動するのを抑制することができる。
また、上記態様に係る荷物保持構造では、ネット部材として折り畳み可能な部材が採用されるとともに、L4≦L2の関係を満たすように構成されている。よって、上記態様に係る荷物保持構造では、ネット部材を2つに折り畳んで第3引掛け部を第3固定部に引掛けるとともに、第1引掛け部および第2引掛け部の少なくとも一方を第4固定部に引掛けることによって、ネット部材によって荷室を前後に仕切ることができる。
従って、上記態様に係る荷物保持構造では、単一のネット部材を、床面に載置した荷物を保持する目的と、荷室を前後に仕切る目的との両方に用いることができる。
上記態様に係る荷物保持構造において、前記ネット部材は、前記第2方向に比べて前記第1方向に伸び易く形成されている、としてもよい。
上記態様に係る荷物保持構造では、荷室への装着時に車幅方向に沿う第2方向に比べて、第1方向が伸び易いようにネット部材が形成されている。換言すると、ネット部材は、第1方向に比べて第2方向が伸び難いように形成されている。このため、ネット部材を2つに折り畳んで仕切部材として用いる場合には、車幅方向でのネット部材の伸びを比較的小さく抑えることができ、仕切部材としての機能を確実に果たすようにするのに好ましい。
上記態様に係る荷物保持構造において、前記ネット部材を前記第1方向および前記第2方向の双方向に対して直交する方向から平面視する場合に、当該ネット部材は、矩形状を有する、としてもよい。
上記態様に係る荷物保持構造では、ネット部材が上記平面視で矩形状を有するので、2つに折り畳んだ場合にも矩形状となる。このため、ネット部材を仕切部材として用いる場合には、荷室を囲む左右のトリムとネット部材とで隙間を生じ難くすることができる。
上記態様に係る荷物保持構造において、前記ネット部材は、前記第3引掛け部同士の間を接続するように前記第2方向に向けて設けられ、当該ネット部材を前記第3引掛け部同士を結ぶ線で折り畳んだ際に折り畳み形状を保持する機能を有する形状保持部をさらに有する、としてもよい。
上記態様に係る荷物保持構造では、ネット部材が形状保持部を有するので、ネット部材を2つに折り畳んで仕切部材として用い場合に当該ネット部材の形状が崩れて仕切部材としての機能を十分に果たさないという問題を生じ難い。
上記態様に係る荷物保持構造において、前記第1引掛け部および前記第2引掛け部のそれぞれは、先端部分にフック形状のフック部を有し、前記第1固定部および前記第2固定部および前記第4固定部のそれぞれは、前記フック部が引掛け可能な環状に形成されている、としてもよい。
上記態様に係る荷物保持構造では、第1引掛け部および第2引掛け部が先端部分にフック部を有し、第1固定部および第2固定部および第4固定部が環状に形成されているので、フック部を各固定部の環状部分に引掛けるだけで荷室へネット部材を固定することができる。よって、上記態様に係る荷物保持構造では、ユーザが簡易な操作をもって荷室にネット部材を固定することができる。
上記態様に係る荷物保持構造において、前記第3引掛け部は、少なくとも先端部分が環状に形成されており、前記第3固定部は、前記第3引掛け部が引掛け可能な、上方に向けて突設された凸部をもって形成されている、としてもよい。
上記態様に係る荷物保持構造では、第3引掛け部の少なくとも先端部分が環状に形成され、第3固定部が第3引掛け部を引掛け可能な凸部をもって形成されているので、ネット部材を仕切部材として用いる場合に、ユーザは第3引掛け部の環状部分を凸部で構成された第3固定部に引掛けるだけでよい。よって、上記態様に係る荷物保持構造では、ユーザが簡易な操作をもって荷室に仕切を設けることができる。
上記態様に係る荷物保持構造において、前記第3固定部および前記第4固定部のそれぞれは、トリムの一部が凹入されてなる部分に形成されている、としてもよい。
上記態様に係る荷物保持構造では、第3固定部および第4固定部のそれぞれがトリムの一部が凹入されてなる部分に形成されているので、荷室に荷物を積み込んだりおろしたりする際に第3固定部および第4固定部が邪魔にならない。
本発明の一態様に係る荷物保持用ネット部材は、車両の荷室に積載された荷物の移動を制限するためのネット部材である。前記車両の荷室は、第1固定部と、第2固定部と、第3固定部と、第4固定部とを有する。前記第1固定部は、荷室の前部における床面の近傍において、左右一対で設けられている。前記第2固定部は、前記荷室の後部における床面の近傍において、左右一対で設けられている。前記第3固定部は、前記荷室における前記第1固定部および前記第2固定部よりも上方において、左右一対で設けられている。前記第4固定部は、前記荷室における前記第3固定部よりも下方において、左右一対で設けられている。
本態様に係る荷物保持用ネット部材は、折り畳み可能な材料から形成されているとともに、第1方向と当該第1方向に直交する第2方向との双方向に長さを有する面状の部材であり、前記第1方向および前記第2方向の内の少なくとも前記第1方向に伸縮可能であって、第1引掛け部と、第2引掛け部と、第3引掛け部とを有する。前記第1引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の一方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。前記第2引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の他方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。前記第3引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の前記一方端と前記他方端との間の箇所に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。
前記車両の左右それぞれにおいて、前記第1固定部と前記第2固定部との間隔をL1とし、前記車両の左右それぞれにおいて、前記第3固定部対と前記第4固定部対との間隔をL2とし、前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第1引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL3とし、前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第3引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL4とする。この場合に、本態様に係る荷物保持用ネット部材は、L3≦L1およびL4≦L2の両関係を満たすように形成されている。
上記態様に係る荷物保持用ネット部材では、第1引掛け部および第2引掛け部を有し、L3≦L1の関係を満たすように構成されている。よって、上記態様に係る荷物保持用ネット部材では、荷室の床面に荷物を載置した状態で、当該荷物を上から覆うように配し、第1引掛け部および第2引掛け部を第1固定部および第2固定部に引掛けることで、車両の走行中などに荷物が移動するのを抑制することができる。
また、上記態様に係る荷物保持用ネット部材では、折り畳み可能に構成されているとともに、L4≦L2の関係を満たすように構成されている。よって、上記態様に係る荷物保持用ネット部材では、2つに折り畳んで第3引掛け部を第3固定部に引掛けるとともに、第1引掛け部および第2引掛け部の少なくとも一方を第4固定部に引掛けることによって、荷室を前後に仕切ることができる。
従って、上記態様に係る荷物保持用ネット部材では、床面に載置した荷物を保持する目的と、荷室を前後に仕切る目的との両方に用いることができる。
本発明の一態様に係る荷物保持方法は、ネット部材を用いて車両の荷室に積載された荷物の移動を制限する方法である。前記車両の荷室は、第1固定部と、第2固定部と、第3固定部と、第4固定部とを有する。前記第1固定部は、前記荷室の前部における床面の近傍において、左右一対で設けられている。前記第2固定部は、前記荷室の後部における床面の近傍において、左右一対で設けられている。前記第3固定部は、前記荷室における前記第1固定部および前記第2固定部よりも上方において、左右一対で設けられている。前記第4固定部は、前記荷室における前記第3固定部よりも下方において、左右一対で設けられている。
前記ネット部材は、折り畳み可能な材料から形成されているとともに、第1方向と当該第1方向に直交する第2方向との双方向に長さを有する面状の部材であり、前記第1方向および前記第2方向の内の少なくとも前記第1方向に伸縮可能であって、第1引掛け部と、第2引掛け部と、第3引掛け部とを有する。前記第1引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の一方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。前記第2引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の他方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。前記第3引掛け部は、前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の前記一方端と前記他方端との間の箇所に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な部位である。
前記車両の左右それぞれにおいて、前記第1固定部と前記第2固定部との間隔をL1とし、前記車両の左右それぞれにおいて、前記第3固定部対と前記第4固定部対との間隔をL2とし、前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第1引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL3とし、前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第3引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL4とする。この場合に、前記ネット部材は、L3≦L1およびL4≦L2の両関係を満たすように形成されている。
本態様に係る荷物保持方法において、前記荷室の床面上に載置された前記荷物を前記ネット部材で保持する場合には、前記車両の前後方向における前記第1固定部と前記第2固定部との間の領域における、前記荷室の床面上に前記荷物を載置し、前記荷物の上から前記ネット部材を覆いかぶせた状態で、左右それぞれの前記第1固定部に対して一対の前記第1引掛け部のそれぞれを引掛けるとともに、左右それぞれの前記第2固定部に対して一対の前記第2引掛け部のそれぞれを引掛ける。また、本態様に係る荷物保持方法において、前記荷室の前後を仕切る仕切部材として前記ネット部材を用いる場合には、前記ネット部材を前記第3引掛け部同士を結ぶ線で折り畳むとともに、左右それぞれの前記第3固定部に対して前記第3引掛け部を引掛け、且つ、左右それぞれの前記第4固定部に対して前記第1引掛け部および前記第2引掛け部の少なくとも一方を引掛けて構成される仕切に対して、前記車両の前後方向における前記荷室の前部および後部の少なくとも一方に前記荷物を積載する。
上記態様に係る荷物保持方法では、ネット部材の第1引掛け部および第2引掛け部と荷室の第1固定部および第2固定部とが、L3≦L1の関係を満たすように構成されているとともに、荷室の床面上に載置された荷物を上方から覆って保持する態様(第1態様)でネット部材を用いることができる。よって、上記態様に係る荷物保持方法を実行することにより、車両の走行中などに床面上に載置された荷物が移動するのを抑制することができる。
また、上記態様に係る荷物保持方法では、折り畳み可能であって、荷室の第3固定部および第4固定部に対してL4≦L2の関係を満たすネット部材を用い、ネット部材を荷室の前後を仕切る仕切部材として用いることもできる(第2態様)。よって、上記態様に係る荷物保持方法では、ネット部材によって荷室を前後に仕切ることができる。
従って、上記態様に係る荷物保持方法では、単一のネット部材を用いて、床面に載置した荷物を保持することも、荷室を前後に仕切ることも可能である。
上記の各態様では、車両の荷室への荷物固定用のネット部材を荷室の仕切部材としても用いることができる。
本発明の実施形態に係る荷物保持構造が適用される車両の荷室を示す模式図である。 荷物保持用ネット部材の構成を示す平面図である。 荷物保持用ネット部材を第1態様で折り畳んだ状態を示す平面図である。 荷物保持用ネット部材を第2態様で折り畳んだ状態を示す平面図である。 荷室における荷物の保持方法の具体例を示す側面図である。 荷室における荷物の保持方法の具体例を示す側面図である。 荷室における荷物の保持方法の具体例を示す側面図である。 荷室における荷物の保持方法の具体例を示す側面図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一例であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
なお、以下の説明で用いる図において、「Fr」は車両前後方向の前方、「Re」は車両前後方向の後方、「Up」は車両上下方向の上方、「Lo」は車両上下方向の下方をそれぞれ示す。
1.車両1における荷室1bの構造
本実施形態に係る荷物保持構造は、車両1の荷室1bと荷物保持用のネット部材との組み合わせによって構成されているが、その内の荷室1bの構造について、図1を用いて説明する。なお、図1は、車両1の荷室1bを模式的に図示した模式図であって、各部材の大きさや配置は実際のものと異なる場合がある。
図1に示すように、車両1は、後部座席1aよりも後方に設けられた荷室1bを有する。荷室1bには、固定部2~7が設けられている。図1では、荷室1bの内側から右側内側面だけを図示しているため、固定部2~7をそれぞれ1つずつ図示しているが、荷室1bの左側内側面にも車幅方向の対称位置に固定部が設けられている。
固定部2は、荷室1bの前部における上下方向の中程の箇所に、左右一対で設けられている。固定部(第3固定部)3は、荷室1bにおける固定部2よりも後方の箇所に、上下方向で固定部2と略同じ高さ位置に、左右一対で設けられている。固定部4は、荷室1bにおける固定部3よりもさらに後方の箇所に、上下方向で固定部2,3よりも若干上方の箇所に、左右一対で設けられている。
固定部2,3,4のそれぞれは、図1の部分断面で示すように、トリムの一部が凹入されてなる凹部3aにおいて、上方に突設された凸部3bをもって構成されている。
固定部(第1固定部)5は、荷室1bの前部における床面1cの近傍に、左右一対で設けられている。固定部(第4固定部)6は、荷室1bにおける固定部5よりも後方の箇所であって、床面1cの近傍に左右一対で設けられている。固定部(第2固定部)7は、荷室1bにおける固定部6よりもさらに後方の箇所であって、床面1cの近傍に左右一対で設けられている。図1における拡大部分に側面視で示すように、固定部5,6,7のそれぞれは、トリムの一部が凹入されてなる凹部7aにおいて、環状に形成された環状部7bをもって構成されている。
ここで、図1に示すように、固定部5は固定部2の略真下に配設され、固定部6は固定部3の略真下に配設されている。
なお、車両1の前後方向における固定部5と固定部7との間隔をL1とし、車両1の上下方向における固定部3と固定部6との間隔をL2とする。
2.ネット部材8の構造
本実施形態に係る荷物保持構造を構成するネット部材8の構造について、図2を用いて説明する。
ネット部材8は、車両1の荷室1bにおいて荷物を保持するための部材である。図2に示すように、ネット部材8は、ネット状のネット本体80と、ネット本体80の一部に固定された帯状部81と、8つの引掛け部82~89とを有する。ネット本体80は、図2に示す平面視で矩形状を有する。
帯状部81は、ネット本体80の外縁に固定された外縁部81aを有する。なお、ネット部材8は、ネット本体80の外縁に帯状部81の外縁部81aが固定された状態においても、少なくとも矢印Bで示す方向(第1方向)には伸縮可能であり、矢印Aで示す方向(第2方向)での伸縮は第1方向よりも小さくなるように構成されている。
図2に示すように、引掛け部82~85のそれぞれは、ネット本体80の外縁に固定された帯状部81の各隅部81c~81fにそれぞれ固定されている。また、引掛け部86は帯状部81における側縁部81gの中程の箇所に固定され、引掛け部87は帯状部81における側縁部81hの中程の箇所に固定されている。引掛け部88は帯状部81における側縁部81gの中程よりも隅部81dに近い箇所に固定され、引掛け部89は帯状部81における側縁部81hの中程よりも隅部81cに近い箇所に固定されている。
引掛け部82~85のそれぞれは、図2の拡大部分に示すように、環状の紐部830と、当該紐部830に取り付けられたフック状のフック部831とを有する。各引掛け部82~85のフック部831は、荷室1bにおける固定部5~7の環状部7bや固定部2~4の凸部3b(図1を参照。)に引掛けることができるように大きさ・形状が構成されている。なお、第2方向(矢印Aで示す方向)において、引掛け部82と引掛け部83、および引掛け部84と引掛け部85との間隔は、車幅方向における荷室1bの幅に対応する寸法となっている。
引掛け部86~89のそれぞれは、環状に形成された紐状の部材によって構成されている。引掛け部86~89は、荷室1bにおける固定部2~4の凸部3b(図1を参照。)に引掛けることができるように大きさ・形状が構成されている。
ネット部材8において、対をなす引掛け部82と引掛け部83とが「第1引掛け部」に該当し、対をなす引掛け部84と引掛け部85とが「第2引掛け部」に該当し、対をなす引掛け部86と引掛け部87とが「第3引掛け部」に該当する。
帯状部81は、側縁部81gにおける引掛け部86が固定された箇所と、側縁部81hにおける引掛け部87が固定された箇所とを接続するように設けられた中間部81bをさらに有する。ネット本体80は、中間部81bを境として、第1面部80aと第2面部80bとに区分けされる。中間部81bの機能については、後述する。
ここで、ネット部材8が第1方向(矢印Bで示す方向)に伸縮していない自然状態において、引掛け部82と引掛け部85、および引掛け部83と引掛け部84との各自然長(伸縮していない状態での各間隔)はL3である。L3は、荷室1bにおけるL1と次の関係を満たす。
L3≦L1 ・・(数1)
また、ネット部材8が第1方向に伸縮していない自然状態において、引掛け部86と引掛け部84、および引掛け部87と引掛け部85との各自然長(伸縮していない状態での各間隔)はL4である。L4は、荷室1bにおけるL2と次の関係を満たす。
L4≦L2 ・・(数2)
3.ネット部材8の折り畳み態様
ネット部材8は、折り畳み可能な材料から形成されている。ネット部材8の折り畳み態様について、図3および図4を用いて説明する。
図3に示すように、ネット部材8は、矢印Cで示すように、中間部81bを境として2つに折り畳んだ態様をとることができる。この場合に、ネット本体80の第1面部80aと第2面部80bとは互いに重なり合う。なお、図3に示すように、ネット部材8を2つの折り畳んだ状態において、引掛け部86が固定された箇所と引掛け部87が固定された箇所とを結ぶように設けられた中間部81bは、折り畳んだ状態のネット部材8の形状(平面視で長方形状)を保持する機能を有する。即ち、中間部81bは、「形状保持部」に該当する。
図4に示すように、ネット部材8は、矢印Dで示すように、引掛け部88と引掛け部89とを盗部線を境として折り畳んだ態様をとることもできる。この場合には、ネット本体80の第1面部80aの一部が第2面部80bの一部と重なり合う。
4.荷室1bにおける荷物500~504の保持方法の具体例
荷室1bにおける荷物500~504の保持方法の具体例について、図5から図8を用いて説明する。
(第1態様)
図5に示すように、第1態様に係る荷物500の保持方法は、次のステップを経てなされる。
〈第1-1ステップ〉荷物500を荷室1bにおける床面1c上に載置する。このとき、車両1の前後方向において、荷物500を固定部5と固定部7との間の領域に配置する。
〈第1-2ステップ〉次に、ユーザは、荷物500の上からネット部材8を覆い被せる。この場合、ユーザは、ネット部材8を図2に示す展開した状態とし、且つ、伸縮可能な第1方向(図2の矢印Bで示す方向)が車両1の前後方向に合致するようにネット部材8を配する。
〈第1-3ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8の引掛け部82,83のそれぞれを左右の固定部5に引掛ける。なお、固定部5に対して引掛け部82,83を引掛けてから、荷物500を荷室1bに収容するようにしてもよい。
〈第1-4ステップ〉最後に、ユーザは、図5に示すようにネット部材8の引掛け部84,85のそれぞれを左右の固定部7に引掛けることで、荷室1bでの荷物500の保持が完了する。
(第2態様)
図6に示すように、第2態様に係る荷物501の保持方法は、次のステップを経てなされる。
〈第2-1ステップ〉荷物501を荷室1bにおける床面1c上に載置する。このとき、車両1の前後方法において、荷物501を固定部6よりも前方の領域に配置する。
〈第2-2ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8を図3に示す2つに折り畳む。
〈第2-3ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8の引掛け部86,87のそれぞれを左右の固定部3に引掛ける。なお、この場合、ネット部材8には、中間部81bが設けられているので(図2および図3を参照)、車幅方向に弛んだりすることがない。
〈第2-4ステップ〉最後に、ユーザは、図6に示すようにネット部材8を第1方向(図2の矢印Bで示す方向)にテンションを掛けた状態で、引掛け部82,83および引掛け部84,85の少なくとも一方の引掛け部を左右の固定部6に引掛けることで、荷室1bに仕切りを設けて当該仕切としてのネット部材8による荷物501の保持が完了する。
なお、本具体例では、仕切としてのネット部材8よりも前方に荷物501を載置するために、先に荷物501を荷室1bに収容し、その後にネット部材8を用いて仕切を設けたが、荷物501の載置場所が荷室1bの後方である場合には、ネット部材8を用いて仕切を設けた後に荷物501を荷室1bに収容することとなる。
(第3態様)
図7に示すように、第3態様に係る荷物502,503の保持方法は、次のステップを経てなされる。
〈第3-1ステップ〉サイズが比較的大きい荷物502を荷室1bにおける床面1c上に載置する。
〈第3-2ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8を図2に示す展開した状態とし、且つ、引掛け部82,83のそれぞれを左右の固定部2に引掛ける。
〈第3-3ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8の引掛け部84,85のそれぞれを左右の固定部4に引掛ける。なお、この場合に、ネット部材8の上に載置しようとする荷物503の重量を勘案して、引掛け部86,87または引掛け部88,89を固定部3(図1を参照。)に引掛けるようにすることもできる。
〈第3-4ステップ〉最後に、ユーザは、図7に示すように、サイズが比較的小さい荷物503をネット部材8の上に載置することで、日1bへの荷物502,503の保持が完了する。
なお、本具体例では、荷室1bに2つの荷物502,503を保持する例を採用したが、1つの荷物を保持するために図7に示すような態様でネット部材8を用いることもできる。即ち、球状等の転げやすい荷物を荷室で保持しようとする場合には、図7に示すように張り渡したネット部材の上に荷物を載置することで、荷室内で荷物が転げて前後左右に移動するのを防ぐことができる。
(第4態様)
図8に示すように、第4態様に係る荷物504の保持方法は、次のステップを経てなされる。
〈第4-1ステップ〉荷物504を荷室1bにおける床面1c上に載置する。このとき、車両1の前後方向において、荷物504を固定部7よりも前方の領域に配置する。
〈第4-2ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8を図4に示す状態に折り畳む。
〈第4-3ステップ〉次に、ユーザは、ネット部材8の引掛け部88,89のそれぞれを左右の固定部4に引掛ける。
〈第4-4ステップ〉最後に、ユーザは、図8に示すようにネット部材8を第1方向(図2の矢印Bで示す方向)にテンションを掛けた状態で、引掛け部84,85を左右の固定部7に引掛けることで、荷室1bにおける荷物504の後方に仕切を設けて当該仕切としてのネット部材8による荷物504の保持が完了する。これにより、車両1の走行中などに荷物504が後方に移動してリヤゲートに衝突するのを防ぐことができる。
5.効果
本実施形態に係る荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法では、ネット部材8がそれぞれが対をなして設けられた引掛け部82,83および引掛け部84,85を有し、上記の関係式1の関係を満たすように構成されている。よって、本実施形態に係る荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法では、荷室1bの床面1cに荷物500を載置した状態で、当該荷物500の上からネット部材8を覆い被せて引掛け部82,83を固定部5に引掛け、引掛け部84,85を固定部7に引掛けることで、車両1の走行中などに荷物500が移動するのを抑制することができる(図5に示す第1態様)。
また、本実施形態に係る荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法では、ネット部材8として図3に示すように折り畳み可能な部材が採用されるとともに、上記の関係式2を満たすように構成されている。よって、本実施形態に係る荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法では、ネット部材8を2つに折り畳んで引掛け部86,87を固定部3に引掛け、引掛け部82,83および引掛け部84,85の少なくとも一方の対を固定部6に引掛けることによって、ネット部材8によって荷室1bを前後に仕切ることができる(図6に示す第2態様)。
従って、本実施形態に係る荷物保持構造、荷物保持用ネット部材、および荷物保持方法では、単一のネット部材8を、荷室1bの床面1cに載置した荷物500を保持する目的と、荷室1bを前後に仕切る目的との両方に用いることができる。
本実施形態に係るネット部材8では、荷室1bへの装着時に車幅方向に沿う第2方向(図2の矢印Aで示す方向)に比べて、第1方向(図2の矢印Bで示す方向)が伸び易いように形成されている。換言すると、ネット部材8は、第1方向に比べて第2方向が伸び難いように形成されている。このため、図3に示すように、ネット部材8を2つに折り畳んで仕切部材として用いる場合には、車幅方向でのネット部材8の伸びを比較的小さく抑えることができ、仕切部材としての機能を確実に果たすようにするのに好ましい。
本実施形態に係るネット部材8では、図2に示すように平面視で矩形状を有するので、図3に示すように2つに折り畳んだ場合にも矩形状となる。このため、ネット部材8を仕切部材として用いる場合には、荷室1bを囲む左右のトリムとネット部材8とで隙間を生じ難くすることができる。
本実施形態に係るネット部材8は、引掛け部86と引掛け部87とを結ぶように中間部(形状保持部)81bを有するので、図3に示すようにネット部材8を2つに折り畳んで仕切部材として用い場合に当該ネット部材8の形状が崩れて仕切部材としての機能を十分に果たさないという問題を生じ難い。
本実施形態に係る荷物保持構造では、ネット部材8が引掛け部82~85のそれぞれにおける先端部分にフック部831を有し、車両1の荷室1bにおける固定部5~7のそれぞれが環状部7bを有するので、フック部831を各固定部5~7の環状部7bに引掛けるだけで荷室1bへネット部材8を固定することができる。よって、本実施形態に係る荷物保持構造および荷物保持方法では、ユーザが簡易な操作をもって荷室1bにネット部材8を固定することができる。
本実施形態に係る荷物保持構造では、ネット部材8における引掛け部86~89のそれぞれが環状に形成され、車両1の荷室1bにおける固定部2~4のそれぞれが引掛け部86~89を引掛け可能な凸部3bをもって形成されているので、ネット部材8を仕切部材として用いる場合に、ユーザは引掛け部86~89を構成する環状の部分を固定部2~4の凸部3bに引掛けるだけでよい。よって、本実施形態に係る荷物保持構造および荷物保持方法では、ユーザが簡易な操作をもって荷室1bに仕切を設けることができる。
本実施形態に係る荷物保持構造では、車両1の荷室1bにおいて、固定部2~7のそれぞれがトリムの一部が凹入されてなる部分(凹部3a,7a)に形成されているので、荷室1bに荷物500~504を積み込んだり下ろしたりする際に固定部2~7が邪魔にならない。
[変形例]
上記実施形態では、第2方向に対して第1方向に伸び難いネット部材8を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、第1方向にも第2方向と同程度に伸縮可能なネット部材を採用することもできる。
上記実施形態では、平面視で矩形状のネット部材を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、角丸の矩形状や多角形状のネット部材を採用することや、長円形状のネット部材を採用することなどもできる。
上記実施形態に係るネット部材8では、引掛け部82~85として先端部分にフック部831を有する引掛け部を採用し、引掛け部86~89として環状に形成されてなる引掛け部を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、適宜にフック部を有する引掛け部と環状の引掛け部とを形成したり、全ての引掛け部をフック部を有する引掛け部、あるいは環状の引掛け部としたりすることなどもできる。
上記実施形態に係る荷物保持構造では、車両1の荷室1bに6対の固定部2~7を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。荷室1bにおける固定部の形成数および形成箇所については、適宜に設定することができる。
上記実施形態に係る荷物保持構造では、荷室1bにおいて、トリムの一部を凹入させて固定部2~7を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものはない。例えば、トリムから荷室内に向けて突出した固定部を採用することもできる。
上記実施形態に係るネット部材8では、折り畳まずに展開した状態での自然長L3に対して、2つに折り畳んだ状態での自然長L4が略1/2となるようにサイズを設定しているが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、L4<L3/2に設定したり、L4>L3/2に設定したりすることもできる。
1 車両
1b 荷室
2~7 固定部
3b 凸部
7b 環状部
8 ネット部材
82~89 引掛け部
500~504 荷物
831 フック部

Claims (9)

  1. ネット部材を用いて車両の荷室に積載された荷物の移動を制限する荷物保持構造であって、
    前記車両の荷室は、
    前記荷室の前部における床面の近傍において、左右一対で設けられた第1固定部と、
    前記荷室の後部における床面の近傍において、左右一対で設けられた第2固定部と、
    前記荷室における前記第1固定部および前記第2固定部よりも上方において、左右一対で設けられた第3固定部と、
    前記荷室における前記第3固定部よりも下方において、左右一対で設けられた第4固定部と、
    を有し、
    前記ネット部材は、
    折り畳み可能な材料から形成されているとともに、第1方向と当該第1方向に直交する第2方向との双方向に長さを有する面状の部材であり、
    前記第1方向および前記第2方向の内の少なくとも前記第1方向に伸縮可能であって、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の一方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第1引掛け部と、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の他方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第2引掛け部と、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の前記一方端と前記他方端との間の箇所に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第3引掛け部と、
    を有し、
    前記車両の左右それぞれにおいて、前記第1固定部と前記第2固定部との間隔をL1とし、
    前記車両の左右それぞれにおいて、前記第3固定部対と前記第4固定部対との間隔をL2とし、
    前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第1引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL3とし、
    前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第3引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL4とするとき、
    前記ネット部材は、L3≦L1およびL4≦L2の両関係を満たすように形成されている、
    荷物保持構造。
  2. 請求項1に記載の荷物保持構造において、
    前記ネット部材は、前記第2方向に比べて前記第1方向に伸び易く形成されている、
    荷物保持構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の荷物保持構造において、
    前記ネット部材を前記第1方向および前記第2方向の双方向に対して直交する方向から平面視する場合に、当該ネット部材は、矩形状を有する、
    荷物保持構造。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の荷物保持構造において、
    前記ネット部材は、前記第3引掛け部同士の間を接続するように前記第2方向に向けて設けられ、当該ネット部材を前記第3引掛け部同士を結ぶ線で折り畳んだ際に折り畳み形状を保持する機能を有する形状保持部をさらに有する、
    荷物保持構造。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載の荷物保持構造において、
    前記第1引掛け部および前記第2引掛け部のそれぞれは、先端部分にフック形状のフック部を有し、
    前記第1固定部および前記第2固定部および前記第4固定部のそれぞれは、前記フック部が引掛け可能な環状に形成されている、
    荷物保持構造。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の荷物保持構造において、
    前記第3引掛け部は、少なくとも先端部分が環状に形成されており、
    前記第3固定部は、前記第3引掛け部が引掛け可能な、上方に向けて突設された凸部をもって形成されている、
    荷物保持構造。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の荷物保持構造において、
    前記第3固定部および前記第4固定部のそれぞれは、トリムの一部が凹入されてなる部分に形成されている、
    荷物保持構造。
  8. 荷室の前部における床面の近傍において、左右一対で設けられた第1固定部と、前記荷室の後部における床面の近傍において、左右一対で設けられた第2固定部と、前記荷室における前記第1固定部および前記第2固定部よりも上方において、左右一対で設けられた第3固定部と、前記荷室における前記第3固定部よりも下方において、左右一対で設けられた第4固定部と、を有する車両の前記荷室に積載される荷物の移動を制限するための荷物保持用ネット部材であって、
    折り畳み可能な材料から形成されているとともに、第1方向と当該第1方向に直交する第2方向との双方向に長さを有する面状の部材であり、
    前記第1方向および前記第2方向の内の少なくとも前記第1方向に伸縮可能であって、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の一方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第1引掛け部と、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の他方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第2引掛け部と、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の前記一方端と前記他方端との間の箇所に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第3引掛け部と、
    を有し、
    前記車両の左右それぞれにおいて、前記第1固定部と前記第2固定部との間隔をL1とし、
    前記車両の左右それぞれにおいて、前記第3固定部対と前記第4固定部対との間隔をL2とし、
    前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第1引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL3とし、
    前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第3引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL4とするとき、
    L3≦L1およびL4≦L2の両関係を満たすように形成されている、
    荷物保持用ネット部材。
  9. ネット部材を用いて車両の荷室に積載された荷物の移動を制限する荷物保持方法であって、
    前記車両の荷室は、
    前記荷室の前部における床面の近傍において、左右一対で設けられた第1固定部と、
    前記荷室の後部における床面の近傍において、左右一対で設けられた第2固定部と、
    前記荷室における前記第1固定部および前記第2固定部よりも上方において、左右一対で設けられた第3固定部と、
    前記荷室における前記第3固定部よりも下方において、左右一対で設けられた第4固定部と、
    を有し、
    前記ネット部材は、
    折り畳み可能な材料から形成されているとともに、第1方向と当該第1方向に直交する第2方向との双方向に長さを有する面状の部材であり、
    前記第1方向および前記第2方向の内の少なくとも前記第1方向に伸縮可能であって、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の一方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第1引掛け部と、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の他方端に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第2引掛け部と、
    前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向の前記一方端と前記他方端との間の箇所に設けられた、前記第1固定部から前記第4固定部に引掛けることが可能な第3引掛け部と、
    を有し、
    前記車両の左右それぞれにおいて、前記第1固定部と前記第2固定部との間隔をL1とし、
    前記車両の左右それぞれにおいて、前記第3固定部対と前記第4固定部対との間隔をL2とし、
    前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第1引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL3とし、
    前記ネット部材における前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1方向での前記第3引掛け部と前記第2引掛け部との間の自然長をL4とするとき、
    前記ネット部材は、L3≦L1およびL4≦L2の両関係を満たすように形成されており、
    前記荷室の床面上に載置された前記荷物を前記ネット部材で保持する場合には、前記車両の前後方向における前記第1固定部と前記第2固定部との間の領域における、前記荷室の床面上に前記荷物を載置し、前記荷物の上から前記ネット部材を覆いかぶせた状態で、左右それぞれの前記第1固定部に対して一対の前記第1引掛け部のそれぞれを引掛けるとともに、左右それぞれの前記第2固定部に対して一対の前記第2引掛け部のそれぞれを引掛け、
    前記荷室の前後を仕切る仕切部材として前記ネット部材を用いる場合には、前記ネット部材を前記第3引掛け部同士を結ぶ線で折り畳むとともに、左右それぞれの前記第3固定部に対して前記第3引掛け部を引掛け、且つ、左右それぞれの前記第4固定部に対して前記第1引掛け部および前記第2引掛け部の少なくとも一方を引掛けて構成される仕切に対して、前記車両の前後方向における前記荷室の前部および後部の少なくとも一方に前記荷物を積載する、
    荷物保持方法。
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