JP2022160479A5

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Publication number: JP2022160479A5
Application number: JP2022115252A
Authority: JP
Filing date: 2022-07-20
Publication date: 2023-02-10

Claims

ヒト補体因子C2に特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片であって、該モノクローナル抗体又はその断片が、重鎖可変(VH)ドメイン及び軽鎖可変(VL)ドメインを含み、
該VHドメインが、CDR配列：
配列番号：24を含むか又は配列番号：24からなるHCDR3;
配列番号：23を含むか又は配列番号：23からなるHCDR2;及び
配列番号：22を含むか又は配列番号：22からなるHCDR1
を含み、かつ
該VLドメインが、CDR配列：
配列番号：27を含むか又は配列番号：27からなるLCDR3;
配列番号：26を含むか又は配列番号：26からなるLCDR2;及び
配列番号：25を含むか又は配列番号：25からなるLCDR1
を含み、かつ
該VHドメインのアミノ酸残基72～74(Kabat付番)がDXSからなり、ここでXが任意のアミノ酸である、前記モノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記VHドメインのアミノ酸残基72～74(Kabat付番)がDKSからなる、請求項1記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記VHドメインが、配列番号：3に記載のアミノ酸配列を含む、請求項2記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記モノクローナル抗体が、全長モノクローナル抗体を含む、請求項1～3のいずれか1項記載のモノクローナル抗体。
前記モノクローナル抗体又はその断片が、ヒトIgG重鎖定常ドメインを含む、請求項1～3のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記重鎖定常ドメインが、ヒトIgG1重鎖定常ドメインを含む、請求項5記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記ヒトIgG1重鎖定常ドメインが、配列番号：29に記載のアミノ酸配列を含む、請求項6記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記重鎖定常ドメインが、EU付番体系に従って、アミノ酸置換L234A及びL235Aを含む、請求項5～7のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記重鎖定常ドメインが、EU付番体系に従って、アミノ酸置換H433K及びN434Fを含む、請求項5～8のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記ヒトIgG1重鎖定常ドメインが、配列番号：4に記載のアミノ酸配列を含む、請求項6記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記重鎖定常ドメインが、ヒトIgG4重鎖定常ドメインを含む、請求項5記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記ヒトIgG4重鎖定常ドメインが、配列番号：5に記載のアミノ酸配列を含む、請求項11記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記モノクローナル抗体又はその断片が、配列番号：6又は8に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、請求項1～5のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記モノクローナル抗体又はその断片が、ヒトκ軽鎖定常ドメイン又はヒトλ軽鎖定常ドメインを含む、請求項1～13のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記モノクローナル抗体又はその断片が、配列番号：7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1～14のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記モノクローナル抗体が、配列番号：6に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び、配列番号：7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1～6のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
前記モノクローナル抗体又はその断片が、配列番号：8に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び、配列番号：7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1～5のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。
請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又は抗原結合性断片をコードする1又は複数の核酸分子。
請求項18記載の1又は複数の核酸分子を含む、1又は複数のベクター。
前記1又は複数のベクターがウイルスベクターである、請求項19記載の1又は複数のベクター。
前記ウイルスベクターが、アデノウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、又はレトロウイルスベクターである、請求項19記載の1又は複数のベクター。
(a)請求項18記載の1又は複数の核酸分子、
(b)請求項19～21のいずれか1項記載の1又は複数のベクター、
(c)請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又は抗原結合性断片の重鎖可変領域又は重鎖をコードする第1の核酸分子、及び、請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又は抗原結合性断片の軽鎖可変領域又は軽鎖をコードする第2の核酸分子、又は
(d)請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又は抗原結合性断片の重鎖可変領域又は重鎖をコードする第1のポリヌクレオチドを含む第1のベクター、及び、請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又は抗原結合性断片の軽鎖可変領域又は軽鎖をコードする第2のポリヌクレオチドを含む第2のベクター
を含む、宿主細胞。
前記宿主細胞が哺乳動物細胞である、請求項22記載の宿主細胞。
前記宿主細胞が、ハイブリドーマ細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、NS0細胞、又はヒト胎児腎(HEK293)細胞である、請求項22又は請求項23記載の宿主細胞。
モノクローナル抗体又はその抗原結合性断片を作製する方法であって：
該モノクローナル抗体又はその断片の発現に好適な条件下で、請求項22～24のいずれか1項記載の宿主細胞の集団を培養すること；及び
該細胞から該モノクローナル抗体又は断片を単離すること
を含む、前記方法。
請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片、請求項18記載の1又は複数の核酸分子、請求項19～21のいずれか1項記載の1又は複数のベクター、又は、請求項22～24のいずれか1項記載の宿主細胞を含む、医薬組成物。
対象における補体活性化の古典経路を阻害するための医薬組成物であって、請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片を含む、前記医薬組成物。
対象における補体活性化のレクチン経路を阻害するための医薬組成物であって、請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片を含む、前記医薬組成物。
対象の疾患又は疾病を治療することにおいて使用するための、請求項1～17のいずれか1項記載のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片を含む医薬組成物であって、該疾患又は疾病が、実験的アレルギー性神経炎、II型コラーゲン誘発性関節炎、重症筋無力症、溶血性貧血、糸球体腎炎、特発性膜性腎症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、免疫複合性血管炎、多発性硬化症、成人呼吸窮迫症候群、脳卒中、異種移植、同種移植、火傷、敗血症、敗血症性ショック、サイトカイン又はモノクローナル抗体のインビボ投与により誘発される毒性、同種移植片の抗体媒介性拒絶反応、多発外傷、虚血再灌流傷害、及び心筋梗塞から選択される、前記医薬組成物。
前記対象がヒトである、請求項27～29のいずれか1項記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、前記対象への静脈内投与のためのものである、請求項27～30のいずれか1項記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、前記対象への皮下投与のためのものである、請求項27～30のいずれか1項記載の医薬組成物。