JP2022155366A - 基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法 - Google Patents

基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄液の消費を抑制でき、かつ清掃や部品交換等の作業負荷が軽減できる基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法を提供する。【解決手段】基板5の端部を洗浄する基板端面洗浄装置1は、基板5を支持する基板支持部600と、洗浄フィルム60を巻き出す第1洗浄フィルム供給部21および第2洗浄フィルム供給部22と、これらを巻き取る第1洗浄フィルム回収部31および第2洗浄フィルム回収部32と、を備える。また、第1端部51および第2端部52において、基板5の厚さ方向に対向する両方の主面から洗浄フィルム60を介して基板5を押圧する洗浄状態と、洗浄フィルム60を第1端部51および第2端部52から離隔させる退避状態と、に切り換え可能な一対の洗浄ユニット10と、を備え、洗浄状態において、第1端部51および第2端部52に沿う方向に基板支持部600が基板5を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法に関する。
半導体集積回路、液晶デバイスまたはカラーフィルター等の製造工程において、対象となる基板の主面に写真製版を行うためのフォトレジスト層を形成する必要がある。このフォトレジスト層をできる限り薄く均一に形成するため、通常、基板の主面上の中央付近にフォトレジストを滴下してから当該基板をスピンコーターにて回転させる。これにより、遠心力で基板主面上の全体に所望のフォトレジスト層が形成でき、余剰のフォトレジストを基板の外側に排出させることができる。
上記の工程により主面全体および端面にフォトレジストの膜が形成された基板を露光工程等の後工程に引き渡す際に、搬送機が当該基板の端面を把持するか、当該基板の端面付近の主面の端部を吸盤等により吸着する必要がある。この際、把持または吸着する部位のフォトレジストが剥がれて搬送機に付着し、その後、基板の主面上に異物として転移する可能性がある。また、フォトレジスト層の厚さは、スピンコーターによる回転の遠心力の影響で基板の主面の中央付近よりも端部付近が厚く仕上がる傾向がある。このような基板への異物の付着や基板の厚さの不均一によって、基板にフォトマスクを重ねて所定パターンを露光した際に、異物による意図しないパターンが形成されたり、フォトマスクおよび基板の距離が意図した距離より大きくなることによりパターン形状が不安定となることがある。その結果、パターンが露光形成された基板の製品品質や歩留まりが低下するおそれがある。
このような不具合を抑制するために、搬送機が把持または吸着する可能性のある基板の端面または当該端面付近の主面の端部のフォトレジストをあらかじめ洗浄、除去する基板端面洗浄装置が提案されている。例えば特許文献1には、基板の中心部付近を基板吸着チャックにより支持した状態で、基板周辺部を洗浄可能とし、基板吸着チャックの外周部の支持位置を基板端面から30mmの範囲に配置した基板端面洗浄装置が記載されている。
また、特許文献2には、基板を支持する基板支持部と、洗浄ユニットと、洗浄ユニットに設けられた基板検出センサと、位置合わせ駆動部と、位置合わせ制御部とを備えた基板端面洗浄装置が記載されている。当該文献の形態6の説明として、フォトレジスト塗布後の基板がステージに載置された後、洗浄ユニットを鉛直方向に駆動させて洗浄パッド取付部を基板端部に裏面側から近づけ、弾性体としての洗浄パッドを基板裏面に押し当てる旨の記載がある。また、この状態で洗浄パッドへ洗浄液を供給することにより、洗浄パッドから基板端面に洗浄液を供給することができ、この様な状態を維持しつつ、基板の端面に沿って洗浄ユニットを移動させて基板端面を洗浄できる旨の記載がある。
特開2003-86556号公報 特開2004-39730号公報
特許文献1の基板端面洗浄装置は、基板の端面付近に洗浄液を吐出させて基板を洗浄するものであり、洗浄液の消費量が多く、これに伴う廃液処理等の付帯設備を必要とする。また、特許文献2の基板端面洗浄装置は、洗浄パッドを用いることで洗浄液の消費量を抑制できるが、付着したフォトレジストやゴミの頻繁な清掃や洗浄パッドの交換を必要とする。このような観点から、基板端面洗浄装置は、洗浄液の消費を抑制でき、かつ清掃や部品交換等の作業負荷が軽減できることが好ましい。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、洗浄液の消費を抑制でき、かつ清掃や部品交換等の作業負荷が軽減できる基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法を提供することを課題とする。
本実施の形態による基板の端部を洗浄する基板端面洗浄装置は、基板を支持する基板支持部と、長尺の第1洗浄フィルムおよび第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き出す第1洗浄フィルム供給部および第2洗浄フィルム供給部と、前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き取る第1洗浄フィルム回収部および第2洗浄フィルム回収部と、 前記基板の主面に沿って互いに対向する前記端部を第1端部および第2端部とするとき、 前記第1端部において、前記基板の厚さ方向に対向する両方の前記主面から前記第1洗浄フィルムを介して前記基板を押圧し、かつ前記第2端部において、前記両方の前記主面から前記第2洗浄フィルムを介して前記基板を押圧する洗浄状態と、前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムを前記第1端部および前記第2端部から離隔させる退避状態と、に切り換え可能な一対の洗浄ユニットと、を備え、前記洗浄状態において、前記第1端部および前記第2端部に沿う方向に前記基板支持部が前記基板を移動させる。
また、本実施の別の形態による基板の端部を洗浄する基板端面洗浄装置において、前記一対の洗浄ユニットは、前記洗浄状態において、それぞれ前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムに対して洗浄液を供給するものでもよい。
また、本実施の別の形態による基板の端部を洗浄する基板端面洗浄装置において、前記一対の洗浄ユニットは、前記洗浄状態において、前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムと当接して弾性変形しながら前記基板を前記押圧し、かつ前記洗浄液が通過できる貫通孔を有する弾性部材をさらに備えてもよい。
また、本実施の別の形態による基板の端部を洗浄する基板端面洗浄装置において、 前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムは、紙材、布材および不織布のいずれかを少なくとも含むウエスであってもよい。
また、本実施の別の形態による基板の端部を洗浄する基板端面洗浄装置において、前記第1洗浄フィルム供給部から前記第1洗浄フィルムが所定量だけ繰り出され、または前記第2洗浄フィルム供給部から前記第2洗浄フィルムが所定量だけ繰り出されたとき、前記洗浄状態において、前記押圧する位置に対応する前記所定量だけ繰り出された前記第1洗浄フィルムまたは前記第2洗浄フィルムの部位は、以前の前記押圧した位置に対応する前記部位とは異なる新たな部位であってもよい。
本実施の形態による基板の端部を洗浄する基板端面洗浄方法は、基板を支持する基板支持工程と、長尺の第1洗浄フィルムおよび第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き出す巻出工程と、前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き取る回収工程と、 前記基板を前記支持しながら第1位置まで移動させる第1移動工程と、前記基板の主面に沿って互いに対向する前記端部を第1端部および第2端部とするとき、前記第1端部において、前記基板の厚さ方向に対向する両方の前記主面から前記第1洗浄フィルムを介して前記基板を押圧し、かつ前記第2端部において、前記両方の前記主面から前記第2洗浄フィルムを介して前記基板を押圧する洗浄状態とする第1切換工程と、前記洗浄状態において、前記第1端部および前記第2端部に沿う方向に前記基板を移動させる第2移動工程と、前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムを前記第1端部および前記第2端部から離隔させる退避状態とする第2切換工程と、を備える。
本実施の形態によれば、洗浄液の消費を抑制でき、かつ清掃や部品交換等の作業負荷が軽減できる基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法を提供することができる。
本開示の実施形態に係る基板端面洗浄装置の一例を説明する模式的な斜視図である。 基板端面洗浄装置の構成を説明する構成図である。 図1の基板端面洗浄装置を説明する正面図である。 図1の基板端面洗浄装置の基板を含む洗浄ユニット付近の動作を説明する側面図である。 図1の基板端面洗浄装置の基板を含む洗浄ユニット付近の別の動作を説明する側面図である。 洗浄ユニットの構成および動作を説明する図である。 基板端面洗浄装置の動作の一例を説明するフロー図である。 基板端面洗浄装置の動作の別の一例を説明するフロー図である。 基板端面洗浄装置の動作の別の一例を説明するフロー図である。
以下、図面等を参照して、本開示の基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法の一例について説明する。ただし、本開示の基板端面洗浄装置および基板端面洗浄方法は、以下に説明する実施形態に係る装置や方法には限定されない。
なお、以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状、断面図における各層の厚さ等は理解を容易にするために適宜誇張している。また、各図において部材の断面を示すハッチングを適宜省略する。本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。また、説明の便宜上、紙面に対して上方または下方等という語句を用いて説明することがあるが、上下方向が逆転してもよく、左右方向についても同様とする。
1.本開示の実施形態
本開示の基板端面洗浄装置の典型的な実施形態について説明する。ここで、基板端面洗浄装置1を説明する便宜上、XYZ座標系を設ける。基板端面洗浄装置1において、基板5が洗浄時に移動する方向に沿ってY軸を設け、そのときの基板5の厚さ方向に沿ってZ軸を設ける。また、Y軸およびZ軸に直交するX軸を設ける。基板5が洗浄時に最初に移動する方向を-Y方向側、その逆方向を+Y方向側とする。また、基板5の移動方向を紙面の手前に向けたときの右側を+X方向側、その逆方向を-X方向側とし、鉛直上方を+Z方向側、鉛直下方を-Z方向側とする。
基板端面洗浄装置1は、半導体集積回路、液晶デバイスまたはカラーフィルター等の製造工程において、写真製版のために対象となる基板5の主面に形成されたフォトレジスト層のうち、基板5の端部に付着した余剰分を洗浄、除去する装置である。ここで図3(a)は図1の基板端面洗浄装置1を-Y方向側から見た正面図であり、図3(b)は、図3(a)の基板5の周辺についての拡大図である。図1および図3(b)に示すように、基板5は、その厚さ方向に沿って対向する主面として上方側の表面5aと下方側の裏面5bとを有している。なお、基板5のいずれを表面または裏面と定めるかは任意である。
基板5のZ軸に沿った平面視で略矩形状である表面5aにおいて、X軸に沿って対向する2辺、すなわち-X方向側のY軸に沿う辺と+X方向側のY軸に沿う辺とにそれぞれ沿う端部を主面端部51bおよび52bとする。一方、裏面5bにおいてX軸に沿って対向する2辺にそれぞれ沿う端部を主面端部51cおよび52cとする。また、Y軸に沿って表面5aと裏面5bとにそれぞれ接する主面と略直交する-X方向側および+X方向側の面を、それぞれ端面51aおよび端面52aとする。
主面端部51b、52b、51cおよび52cのX軸方向に沿った幅は、製品仕様や後工程における搬送機の基板の把持、吸着位置にもよるが、例えば0.1mm以上、50mm以下程度とすることができる。端部51は主面端部51bおよび51c並びに端面51aをすべて合わせた部位またはその一部の部位を示す。端部52も同様に、主面端部52bおよび52c並びに端面52aをすべて合わせた部位またはその一部の部位を示す。
基板端面洗浄装置1は、基板5を支持する基板支持部600として、移動が可能な支柱620と、その上端に配置された基板5を吸着固定するためのステージ610とを備えている。また、基板端面洗浄装置1は、ロールに巻かれた長尺の洗浄フィルム61および62をそれぞれ巻き出す第1洗浄フィルム供給部21および第2洗浄フィルム供給部22を備える。第1洗浄フィルム供給部21および第2洗浄フィルム供給部22をまとめて洗浄フィルム供給部20とも称する。
また、基板端面洗浄装置1は、洗浄フィルム61および62をそれぞれ巻き取る第1洗浄フィルム回収部31および第2洗浄フィルム回収部32を備える。第1洗浄フィルム回収部31および第2洗浄フィルム回収部32をまとめて洗浄フィルム回収部30とも称する。さらに、基板端面洗浄装置1は、以下に述べるような一対の洗浄ユニット10、すなわち第1洗浄ユニット11と第2洗浄ユニット12とを備えている。
第1洗浄ユニット11は、端部51において、洗浄フィルム61を介して基板5の表面5aおよび裏面5bの両方から基板5を押圧する洗浄状態と、洗浄フィルム61を基板5の表面5aおよび裏面5bの両方から離隔させる退避状態とに切り換え可能である。同様に、第2洗浄ユニット12は、端部52において、洗浄フィルム62を介して基板5の表面5aおよび裏面5bの両方から基板5を押圧する洗浄状態と、洗浄フィルム62を基板5の表面5aおよび裏面5bの両方から離隔させる退避状態とに切り換え可能である。
また、一対の洗浄ユニット10が洗浄状態であるときに、一対の洗浄ユニット10の押圧する位置が端部51および52に沿うように、すなわちY軸方向に沿って支柱620およびステージ610が基板5を移動させる。これにより、基板端面洗浄装置1は、基板5の対向する一対の端部51および52のそれぞれにおいて、端部51では洗浄フィルム61を介して、および端部52では洗浄フィルム62を介して、基板5を表裏面5aおよび5bから押圧する。さらには、基板5を端部51および52に沿うように移動させることができる。
その結果、洗浄フィルム61および62が基板5の端部51および52と擦れることにより、端部51および52に付着した余剰分のフォトレジストを拭き取ることができる。すなわち、基板5の端部51および52を容易に洗浄できる。さらに、洗浄フィルム61および62に付着した余剰分のフォトレジストやゴミ等は、適宜、洗浄フィルム61および62を搬送することで基板5から退避させることができる。この搬送は、第1洗浄フィルム供給部21および第1洗浄フィルム回収部31の駆動や第2洗浄フィルム供給部22および第2洗浄フィルム回収部32の駆動によって容易にできる。
ここで、洗浄フィルム61および62に付着する程度、またはこれらが含浸する程度の洗浄液が存在すれば、当該余剰分のフォトレジストを一層容易に拭き取ることができる。これにより、洗浄液の消費を抑制でき、かつ清掃や部品交換等の作業負荷が軽減できる。以下、本開示の実施形態に係る基板端面洗浄装置1の構成の詳細を説明する。
[a]基板端面洗浄装置の構成
[i]洗浄フィルム供給部および洗浄フィルム回収部
図1や図3(a)に示すように、基板端面洗浄装置1を-Y方向側から斜視または正面視した場合に、基板端面洗浄装置1は、-X方向側の上方側と下方側とに、それぞれ第1洗浄フィルム供給部21および第1洗浄フィルム回収部31を備えている。第1洗浄フィルム供給部21には、洗浄フィルム61がロール状に巻かれた供給リール211が着脱可能にセットされ、これが軸の回転に連動して回転することにより、洗浄フィルム61を第1洗浄ユニット11に向けて送り出すことができる。また、第1洗浄フィルム回収部31には、最初に空の回収リール311が着脱可能にセットされ、これが軸の回転に連動して回転することにより、第1洗浄ユニット11にて使用済みの洗浄フィルム61を巻き取ることができる。
一方、基板端面洗浄装置1は、+X方向側の上方側と下方側とに、それぞれ第2洗浄フィルム供給部22および第2洗浄フィルム回収部32を備えている。それぞれの構成や作用は上述した第1洗浄フィルム供給部21および第1洗浄フィルム回収部31と同じである。すなわち、第2洗浄フィルム供給部22には、洗浄フィルム62がロール状に巻かれた供給リール212がセットされ、これが回転することにより、洗浄フィルム62を第2洗浄ユニット12に向けて送り出すことができる。また、第2洗浄フィルム回収部32には、最初に空の回収リール312がセットされ、これが回転することにより、第2洗浄ユニット12にて使用済みの洗浄フィルム62を巻き取ることができる。
第1洗浄フィルム供給部21および第1洗浄フィルム回収部31、並びに第2洗浄フィルム供給部22および第2洗浄フィルム回収部32は、互いにYZ平面に対して略対称に配置される。また、洗浄フィルム61は、第1洗浄フィルム供給部21から第1洗浄フィルム回収部31に至るまで途切れることなくつながっており、洗浄フィルム62も、第2洗浄フィルム供給部22から第2洗浄フィルム回収部32に至るまで途切れることなくつながっている。
第1洗浄フィルム供給部21、第1洗浄フィルム回収部31、第2洗浄フィルム供給部22および第2洗浄フィルム回収部32は、洗浄フィルム61および62を適宜送り出しおよび巻き取る。これにより、第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12において、洗浄フィルム61および62の未使用の汚れていない面を基板5の端部51および52に当接させて、良好に端部51および52を洗浄することができる。この点は後述する。
洗浄フィルム61が第1洗浄フィルム供給部21から第1洗浄フィルム回収部31まで搬送される間の経路には、方向転換のための任意のガイドローラや駆動ローラが設けられてもよい。本実施形態では、第1洗浄フィルム供給部21から第1洗浄フィルム回収部31に向けて、順にガイドローラ411、412、413、414、415、416および417が配置される。また、ガイドローラ411と412との間には、洗浄フィルム61をニップして搬送するための駆動ローラ41aおよびピンチローラ41bが、互いに洗浄フィルム61を挟んで対向するように設けられている。
また、これと対称的に、洗浄フィルム62が第2洗浄フィルム供給部22から第2洗浄フィルム回収部32まで搬送される間の経路にも、順にガイドローラ421、422、423、424、425、426および427が配置される。また、ガイドローラ421と422との間にも、洗浄フィルム62をニップして搬送するための駆動ローラ42aおよびピンチローラ42bが、互いに洗浄フィルム62を挟んで対向するように設けられている。
本実施形態では、洗浄フィルム61の搬送は、駆動ローラ41aによって行われ、その結果として生じる第1洗浄フィルム供給部21付近や第1洗浄フィルム回収部31付近のたるみやテンションを検知部650や660で監視する。そして、当該検知部650および660からの信号に基づいて、必要な分だけ第1洗浄フィルム供給部21や第1洗浄フィルム回収部31を回転させるように洗浄フィルム供給駆動部550や洗浄フィルム回収駆動部560にて電気信号が生成される。当該電気信号に基づき、第1洗浄フィルム供給部21や第1洗浄フィルム回収部31の回転動作が行われる。
ただし、洗浄フィルム61の搬送は駆動ローラ41aによってではなく、第1洗浄フィルム回収部31が駆動ローラとして回転し、洗浄フィルム61を搬送してもよい。その場合、第1洗浄フィルム供給部21が洗浄フィルム61に一定のテンションを付与するためのブレーキローラとして機能してもよい。以上の内容は、洗浄フィルム62を搬送する駆動ローラ42aや第2洗浄フィルム供給部22、第2洗浄フィルム回収部32についても同様に当てはまる。
[ii]基板支持部
基板支持部600は、XYZ方向に移動可能なZ軸方向に延びる略円柱の支柱620とその上端に配置されるステージ610とから構成される。ステージ610はその表面が略平面であり、多数の吸着孔を有する平板状部材である。ステージ610の表面上に基板5を載置して、吸着孔から基板5の裏面5bを吸い付けて吸着保持することにより、基板5をステージ610に固定したまま、任意の方向に基板5を移動させることができる。支柱620は、例えばサーボモータやステッピングモータによって駆動され、歯車やベルトを介してボールねじに動力伝達され、XYZ方向に設けられたリニアガイドに沿って移動するXYZステージの構成の中に取り付けられていてもよい。また、支柱620は、多関節ロボットのような構成の中に取り付けられていてもよい。
[iii]洗浄ユニット
図1や図3(a)に示すように、基板端面洗浄装置1は、X軸に沿って互いに向かい合う一対の洗浄ユニット10を備えている。洗浄ユニット10は、-X方向側に配置される第1洗浄ユニット11と、+X方向側に配置される第2洗浄ユニット12と、に分離配置されたものである。第1洗浄ユニット11は、洗浄時に基板5がY軸に沿って移動する経路の上方に配置されるZ軸に沿って昇降可能な昇降部111と、その下端に配置される先端部131とを備える。また、当該経路の下方に配置されるZ軸に沿って昇降可能な昇降部112と、その上端に配置される先端部132とを備える。さらに、これらの昇降部111および112を支持する、-Y方向からの平面視で略C字型のフレーム141を備える。
一方、第2洗浄ユニット12は、上述の経路の上方に配置されるZ軸に沿って昇降可能な昇降部121と、その下端に配置される先端部133とを備える。また、当該経路の下方に配置されるZ軸に沿って昇降可能な昇降部122と、その上端に配置される先端部134とを備える。さらに、これらの昇降部121および122を支持する、-Y方向からの平面視でC字を左右反転させた形状に近似するフレーム142を備える。
第1洗浄ユニット11は、基板5が上述の経路上の所定位置にあるとき、その昇降部111が下降し、昇降部112が上昇することにより、昇降部111の下端の先端部131と昇降部112の上端の先端部132とが基板5の端部51を挟持できる。言い換えると、昇降部111の下降と昇降部112の上昇とにより、先端部131および132が基板5の端部51の一部を表裏面から押圧できる。同様に、第2洗浄ユニット12も、その昇降部121が下降し、昇降部122が上昇することにより、先端部133および134が基板5の端部52の一部を表裏面から押圧できる。
ここで、図3(a)に示すように、-Y方向から正面視した場合、基板5の上方側の主面端部51bと第1洗浄ユニット11の先端部131との間には、ガイドローラ413および414に巻き付けられながら通過する洗浄フィルム61が配置される。また、基板5の下方側の主面端部51cと第1洗浄ユニット11の先端部132との間には、ガイドローラ414および415に巻き付けられながら通過する洗浄フィルム61が配置される。すなわち、洗浄フィルム61は、ガイドローラ413、414および415に巻き付けられることにより、基板5の表裏の主面端部51bおよび51cとそれぞれと近接する位置に離隔して配置されるようなパスを通って搬送される。
このため、上述のように、基板5が上述の経路上の所定位置にあるとき、第1洗浄ユニット11の昇降部111の下降と昇降部112の上昇とが同時に行われた場合は、基板5の端部51は洗浄フィルム61が間に挟まれた状態で先端部131および132から押圧される。言い換えると、第1洗浄ユニット11は、端部51において、洗浄フィルム61を介して基板5の表裏面5aおよび5bの両方から基板5を押圧する。この状態を洗浄状態とし、基板5の所定位置を第1位置とする。また、第1洗浄ユニット11の昇降部111の上昇と昇降部112の下降とが同時に行われ、洗浄フィルム61が基板5の表裏の主面端部51bおよび51cから離隔した状態を退避状態とする。
一方、基板5の上方側の主面端部52bと第2洗浄ユニット12の先端部133との間には、ガイドローラ423および424に巻き付けられながら通過する洗浄フィルム62が配置され、基板5の下方側の主面端部52cと第2洗浄ユニット12の先端部134との間には、ガイドローラ424および425に巻き付けられながら通過する洗浄フィルム62が配置される。
そして、基板5が上述の経路上の所定位置にあるとき、第2洗浄ユニット12の昇降部121の下降と昇降部122の上昇とが同時に行われた場合は、以下のようになる。すなわち、第2洗浄ユニット12は、端部52において、洗浄フィルム62を介して基板5の表裏面5aおよび5bの両方から基板5を押圧する。この状態も上述のとおり洗浄状態とし、基板5の所定位置を第1位置とする。また、第2洗浄ユニット12の昇降部121の上昇と昇降部122の下降とが同時に行われ、洗浄フィルム62が基板5の表裏の主面端部52bおよび52cから離隔した状態を退避状態とする。
第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12がともに洗浄状態にあるとき、支柱620がY軸に沿って平行移動することにより、すなわち基板5がY軸に沿って平行移動することにより、基板5の端部51および52の余剰分のフォトレジストが拭き取られ、除去される。なぜなら、基板5の端部51および52には、その表裏面5aおよび5bの両方から洗浄フィルム61および62が上下方向から押し付けられ、その状態のまま、基板5が水平方向に移動するからである。さらに、洗浄フィルム61および62に洗浄液が塗布または含浸されていれば、より効果的に余剰分のフォトレジストを溶解、除去できる。
洗浄ユニット10による直接の洗浄部位は基板5の端部51および52のうち、主面端部51b、51c、52bおよび52cである。しかし、端部51および52は洗浄フィルム61および62に挟まれて押圧された状態で端部51および52に対して移動する。このため、洗浄フィルム61および62に洗浄液が塗布または含浸されていれば、端面51aや52aに付着した余剰分のフォトレジストにも洗浄液が回り込み、一緒に拭き取られることが期待できる。
このような洗浄液は、あらかじめ手動または自動で洗浄フィルム61および62に塗布または含浸させておいてもよい。あるいは後述するように、第1洗浄ユニット11の先端部131もしくは132、または第2洗浄ユニット12の先端部133もしくは134から所定のタイミングで洗浄液を吐出する等して供給するようにしてもよい。
第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12の昇降部111、112、121および122は、例えばエアシリンダの摺動機構で構成されてもよく、モータ駆動によりボールねじを回転させてリニアガイドに沿った平行移動を行う機構で構成されてもよい。また先端部131、132、133および134は任意の部材で構成できるが、洗浄フィルム61や62を介して基板5を押圧するため、樹脂等のある程度の弾性変形が可能な部材であることが好ましい。
なお、第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12のX軸方向に沿った間隔は、基板5の幅や端部の配置に合わせて適宜調整できることが好ましい。当該間隔は、作業者が手動で調整してもよいが、基板5の幅をセンサ等で自動的に検知し、この幅に合わせて第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12の配置を自動調整できることが好ましい。このような構成は、例えば洗浄ユニット10のフレーム141および142の上端と下端とにそれぞれ投光部と受光部とを備えた透過式の光電センサや遮光領域の長さを判別できるエリアセンサを取り付けることにより実現できる。
基板端面洗浄装置1は、基板5のX軸方向に沿った端面の位置を検出し、この検出値に応じた制御部500等からの指示に基づき、第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12のそれぞれの位置を適切に調整する。こうすることにより、作業者が手動で洗浄ユニット10の位置を調整する必要がなくなり、作業負荷の軽減が図れる。
[iv]制御部等
次に、上述の各機構部分を動作させたり停止させる制御等を行う制御部等について説明する。図2に示すように、基板端面洗浄装置1は、制御部500およびこれと連携して各機構部分の動作指示等を行う支柱駆動部510、洗浄ユニット駆動部520、洗浄液供給駆動部530、駆動ローラ駆動部540、洗浄フィルム供給駆動部550および洗浄フィルム回収駆動部560を備える。
制御部500は、CPUまたはMPU、入出力部、メモリ等を備えた情報処理装置である。上述した他の部分は、制御部500と同様の、またはこれよりも簡易的な入出力、演算、制御等が可能な素子を有するマイコン等と、各機構部分を駆動するための電気信号を生成するドライバを備えている。各部の具体的な判断内容や動作内容については後述する。
[b]洗浄フィルム
次に、本実施形態の基板端面洗浄装置1において使用される洗浄フィルムについて説明する。洗浄フィルム60は、前述したように、第1洗浄フィルム供給部21から駆動ローラ41aによって繰り出されて搬送され、第1洗浄フィルム回収部31で巻き取られる洗浄フィルム61を含む。また、第2洗浄フィルム供給部22から駆動ローラ42aによって繰り出されて搬送され、第2洗浄フィルム回収部32で巻き取られる洗浄フィルム62を含む。洗浄フィルム61および62は、通常は同種類のフィルムを使用するが、互いに異なるフィルムであってもよい。
洗浄フィルム60は、搬送時のテンションや折り曲げ等に追従し、基板5の端部に押圧されて余剰分のフォトレジストを除去できる機能を備える限り、任意の材質のフィルムが使用できる。ただし、洗浄液を含侵して効果的にフォトレジストを拭き取れる観点から、洗浄フィルム60として、メリヤス生地、綿生地のような布材、紙材、不織布等をロール状に成型したウエスを好適に用いることができる。
[c]基板端面洗浄装置の動作
次に、本実施形態の基板端面洗浄装置1が基板5の端部を洗浄する具体的な動作について、主として図7乃至図9のフロー図に基づき、適宜、他の図も参照しつつ説明する。
まず、作業者は基板5を、基板端面洗浄装置1の支柱620の上端に取り付けられたステージ610の上に載置し、ステージ610の表面に設けられた吸着孔からのバキュームを有効にして当該基板5の裏面5bを吸着させる(図7のステップS701)。これにより、基板5はステージ610に対して固定される。以上を基板支持工程ともいう。
次に、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた支柱駆動部510からの電気信号に基づいて、支柱620を移動させ、基板5が洗浄の始点にあたる第1位置に来るよう搬送する(ステップS702)。これを第1移動工程ともいう。ここで、図4(a)は、第2洗浄ユニット12と基板5との位置関係を説明する、これらを+X方向側から見た側面図である。第1位置は、洗浄ユニット10が基板5のもっとも角部に近い端部51および52を押圧する位置であり、具体的には、図4(a)の位置Aである。このとき、第2洗浄ユニット12の基板5の押圧位置は端部52のもっとも-Y方向寄りの位置となる。
このとき、基板5の端部52の隙間の空いた上方には、洗浄フィルム62および第2洗浄ユニット12の先端部133が互いに離隔して配置されている。また、基板5の端部52の隙間の空いた下方にも、洗浄フィルム62および第2洗浄ユニット12の先端部134が互いに離隔して配置されている。図示はしないが、基板5の端部51、洗浄フィルム61および第1洗浄ユニット11の配置も同様である。
次に、基板端面洗浄装置1は、一対の洗浄ユニット10をそれぞれ洗浄状態となるようにセットする(ステップS703)。具体的には、図4(b)に示すように、第2洗浄ユニット12の昇降部121の下降と昇降部122の上昇とを同時に行う。また、これと同じタイミングで、第1洗浄ユニット11の昇降部111の下降と昇降部121の上昇とを同時に行う。これは、制御部500からの指示信号を受けた洗浄ユニット駆動部520からの電気信号に基づいて、第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12が昇降動作を行うものである。
このとき、基板5の端部52の上方に洗浄フィルム62が密着し、第2洗浄ユニット12の先端部133が洗浄フィルム62を介して端部52を押圧する。また、基板5の端部52の下方にも洗浄フィルム62が密着し、第2洗浄ユニット12の先端部134が洗浄フィルム62を介して端部52を押圧する。また、基板5の端部51、洗浄フィルム61および第1洗浄ユニット11の状態も同様である。これにより、洗浄ユニット10は洗浄状態となり、この工程を第1切換工程ともいう。
次に、基板端面洗浄装置1は、一対の洗浄ユニット10のそれぞれの先端部131、132、133および134に洗浄液を供給する(ステップS704)。この工程を洗浄液供給工程ともいう。この動作を図6に基づいて詳しく述べる。図6(a)は図4(a)の一部をさらに拡大した図である。図6(a)に示すように、第2洗浄ユニット12の昇降部121の上方側には配管630が接続され、その内部を洗浄液640が通過できるように構成されている。通常は、配管630に設けられたバルブが閉じられていて、洗浄液640が第2洗浄ユニット12から供給されることはない。
一方、第2洗浄ユニット12が洗浄状態の位置にあるとき、所定のタイミングで制御部500からの指示信号を受けた洗浄液供給駆動部530からの電気信号に基づいて、一定量の洗浄液640が昇降部121および先端部133に設けられた貫通孔を通過する。そして、先端部133から吐出する等して供給される。ここで、供給された洗浄液640は、図6(c)に示すように、先端部133の下方に密着した洗浄フィルム62に付着または浸透する。
ここで、洗浄液の粘度や洗浄フィルム62の浸透性によっては、先端部133から供給した洗浄液640が洗浄フィルム62に浸透等する前に、基板5の主面方向に拡散してしまい、端部以外の基板のフォトレジストを除去してしまう可能性がある。これを抑制するため、先端部133の洗浄フィルム62を向く面に洗浄液640を貯留するための貫通孔を有するゴム製や樹脂製の弾性部材160を備えることが好ましい。本実施形態では、図6(d)に示すように、弾性部材160としてシーリング用のゴム製のOリングを使用している。ただし、弾性部材160の輪郭形状は円形である必要はなく、三角形や多角形、楕円、長円等の輪郭が閉じている任意の形状でもよい。
第2洗浄ユニット12がこのような弾性部材160を備えることで、洗浄状態のとき、弾性部材160は洗浄フィルム62と当接して弾性変形しながら基板5を押圧する。これにより、先端部133と基板5の端部52とは弾性部材160によって略密閉され、内部に供給された洗浄液640が弾性部材160の外側に直接漏れ出ることが抑制できる。なお、弾性部材160は、第2洗浄ユニット12の先端部134や第1洗浄ユニット11の先端部131、132に配置しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
次に、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた支柱起動部510からの電気信号に基づいて、支柱620を再度、移動させ、基板5が洗浄の終点にあたる第2位置に来るまで所定速度で搬送する(ステップS705)。第2位置は、洗浄ユニット10が基板5の第1位置とは反対側のもっとも角部に近い端部51および52を押圧する位置であり、具体的には、図4(c)の位置Bである。このとき、第2洗浄ユニット12の基板5の押圧位置は端部52のもっとも+Y方向寄りの位置となる。この工程を第2移動工程ともいう。
次に、基板端面洗浄装置1は、一対の洗浄ユニット10をそれぞれ退避状態となる位置に退避させる(ステップS706)。具体的には、図4(d)に示すように、第2洗浄ユニット12の昇降部121の上昇と昇降部122の下降とを同時に行う。また、これと同じタイミングで、第1洗浄ユニット11の昇降部111の上昇と昇降部121の下降とを同時に行う。この工程を第2切換工程ともいう。
続けて、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた駆動ローラ駆動部540からの電気信号に基づいて、駆動ローラ41aおよび42aを回転させる。これにより、検知部650および660からの洗浄フィルム61および62のたるみ量の検知信号が、洗浄フィルム供給駆動部550および洗浄フィルム回収駆動部560にそれぞれ入力される。その結果、洗浄フィルム供給駆動部550および洗浄フィルム回収駆動部560からの電気信号に基づいて、洗浄フィルム供給部20および洗浄フィルム回収部30のそれぞれを回転させる。
上記によって、洗浄フィルム61を第1洗浄フィルム供給部21から第1洗浄フィルム回収部31に向けて所定量搬送し、洗浄フィルム62を第2洗浄フィルム供給部22から第2洗浄フィルム回収部32に向けて所定量搬送する(ステップS707)。その結果、洗浄状態において、洗浄ユニット10の押圧する位置に対応する洗浄フィルム61および62の部位は、以前の押圧に使用されていない新しい部位となる。
このような洗浄フィルム61および62を搬送することに伴い、第1洗浄フィルム供給部21や第2洗浄フィルム供給部22から洗浄フィルム61および62を繰り出す工程を巻出工程ともいう。また、同様に、第1洗浄フィルム回収部22や第2洗浄フィルム回収部32により洗浄フィルム61および62が巻き取られる工程を回収工程ともいう。なお、本実施形態では、巻出工程や回収工程は第2切換工程の後に行われているが、これに限定する必要はなく、1枚の基板5に対する一連の洗浄に係る工程のいずれかの段階で行われればよい。前回の基板5に対する洗浄ユニット10の洗浄状態から退避状態への移行後から今回の基板5に対する退避状態から洗浄状態への移行前までに洗浄フィルム61および62が搬送されれば十分だからである。
言い換えると、以前の基板5の押圧時に使用された洗浄フィルム61および62の部位には拭き取られたフォトレジストやゴミが付着している。そこで、基板端面洗浄装置1は、次の基板5の洗浄状態における押圧位置に対応する洗浄フィルム61および62の部位が、以前に使用済みの部位とは重ならない新しい未使用の部位となるよう、必要な分だけ洗浄フィルム61および62を搬送して移動する。こうすることにより、基板端面洗浄装置1が複数の基板5の洗浄を順次行うとき、洗浄対象となる基板5に対して必ず未使用の新しい洗浄フィルム61および62の部位が押圧される。よって、以前の基板5の洗浄時のフォトレジストやゴミが次に洗浄する基板5に転移する等の不具合が抑制できる。
また、洗浄により使用済みとなり汚れた洗浄フィルム61および62の部位は、自動的に第1洗浄フィルム回収部31および第2洗浄フィルム回収部32で巻き取られる。よって、作業者が第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12の近辺を一定時間ごとに清掃する等の作業負荷が軽減される。ただし、1回の基板5の洗浄での洗浄フィルム61および62の汚れがそれほど問題とはならない場合は、一定枚数の基板5を洗浄してから洗浄フィルム61および62を搬送してもよい。
次に、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた支柱起動部510からの電気信号に基づいて、支柱620を移動させ、洗浄が終わった基板5を所定位置に排出する(ステップS708)。これにより、基板端面洗浄装置1による基板5の端部51および52の洗浄が完了する。
なお、本実施形態の基板端面洗浄装置1は、基板5の対向する一対の端部51および52の洗浄を目的としている。しかし、基板5の製品特性や基板5に形成したフォトレジストの膜厚のばらつき、洗浄後の基板5のハンドリング方法等により、基板5の主面の4辺に沿う端部のすべての洗浄が必要な場合には、以下の方法をとってもよい。すなわち、基板5の対向する一対の端部51および52の洗浄が完了した後、当該基板5を主面に垂直な軸に対して90度回転させた上で、再度、基板端面洗浄装置1による洗浄作業を繰り返し行う。
この際、平面視における基板5の縦横寸法が異なる場合は、基板端面洗浄装置1による最初の洗浄時と基板5を回転させた後の2回目の洗浄時とで、洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12の配置を変更する必要がある。これについては、前述したとおり、基板端面洗浄装置1が第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12の間隔を手動または自動で調整できる構成を備えることにより容易に対応できる。
すなわち、基板端面洗浄装置1による最初の洗浄後に、一旦、基板5を退避させながら当該基板5を主面に垂直な軸に対して90度回転させる。その間に、洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12の配置を適宜変更し、その後、当該基板5を洗浄できる位置まで再度移動し、基板端面洗浄装置1による2回目の洗浄作業を行う。これにより、基板5の端部51および52以外の残りの一対の端部についても端部51および52と同様の洗浄を行うことができる。
本実施形態の基板端面洗浄装置1は、基板5を支持する基板支持部600である支柱620およびステージ610と、長尺の洗浄フィルム61および62をそれぞれ巻き出す第1洗浄フィルム供給部21および第2洗浄フィルム供給部22と、を備える。また、基板端面洗浄装置1は、洗浄フィルム61および62をそれぞれ巻き取る第1洗浄フィルム回収部31および第2洗浄フィルム回収部32と、洗浄状態および退避状態の切り替えが可能な一対の洗浄ユニット10と、を備える。
一対の洗浄ユニット10は、第1洗浄ユニット11および第2洗浄ユニット12である。基板5の厚さ方向に沿って対向する主面を表面5aおよび裏面5bとし、主面に沿って互いに対向する端部を端部51および52とする。端部51および52のそれぞれにおいて、端部51については洗浄フィルム61を介して、および端部52については洗浄フィルム62を介して、基板の表面5aおよび裏面5bの両方から基板5を押圧する状態が洗浄状態である。また、洗浄フィルム61および62を基板5の表面5aおよび裏面5bの両方から離隔させた状態が退避状態である。一対の洗浄ユニット10が洗浄状態であるとき、一対の洗浄ユニット10の押圧する位置が端部51および52に沿うように、基板支持部600が基板5を移動させることができる。
その結果、洗浄フィルム61および62が基板5の端部51および52と擦れることにより、端部51および52に付着した余剰分のフォトレジストを拭き取ることができる。すなわち、基板5の端部51および52を容易に洗浄できる。さらに、洗浄フィルム61および62に付着した余剰分のフォトレジストやゴミ等は、適宜、洗浄フィルム61および62を搬送することで基板5から退避させることができる。この搬送は、第1洗浄フィルム供給部21および第1洗浄フィルム回収部31の駆動や第2洗浄フィルム供給部22および第2洗浄フィルム回収部32の駆動によって容易にできる。
ここで、洗浄フィルム61および62に付着する程度、またはこれらが含浸する程度の洗浄液が存在すれば、当該余剰分のフォトレジストを一層容易に拭き取ることができる。これにより、大量の洗浄液の消費や廃液処理の負荷が抑制できる。また、清掃や部品交換等の作業負荷が軽減できる。
2.変形例
次に、本実施形態に係る基板端面洗浄装置1の洗浄動作の変形例を説明する。基板5の洗浄をより確実に行うため、1枚の基板5について、洗浄状態、退避状態および洗浄フィルムの搬送を繰り返しながら洗浄することがより効果的である。この場合の基板端面洗浄装置1の動作を、主として図8、図9のフロー図と図5に基づき、適宜、他の図も参照しつつ説明する。
まず、作業者が基板5をステージ610の上に載置して吸着固定する工程(図8のステップS721)から、基板端面洗浄装置1が一対の洗浄ユニット10のそれぞれの先端部131、132、133および134に洗浄液を供給する工程(ステップS724)までを行う。これらは、前述した図7のステップS701からステップS704までの動作と同様である。
次に、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた支柱起動部510からの電気信号に基づいて、支柱620を再度、移動させ、基板5が洗浄の終点にあたる第2位置よりも第1位置に近い第3位置に来るまで第1速度で搬送する(ステップS725)。具体的には、図5(a)の位置Cである。図5(a)は、図4(a)等と同様の側面図である。このとき、第2洗浄ユニット12の基板5の押圧位置は、端部52のもっとも-Y方向寄りの位置ともっとも+Y方向寄りの位置との間となる。
次に、基板端面洗浄装置1は、一対の洗浄ユニット10をそれぞれ退避状態となる位置に退避させる(ステップS726)。具体的には、図5(b)に示すように、第2洗浄ユニット12の昇降部121の上昇と昇降部122の下降とを同時に行う。また、これと同じタイミングで、第1洗浄ユニット11の昇降部111の上昇と昇降部121の下降とを同時に行う。
続いて、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた駆動ローラ駆動部540からの電気信号に基づいて、駆動ローラ41aおよび42aを回転させる。これにより、洗浄フィルム61を第1洗浄フィルム供給部21から第1洗浄フィルム回収部31に向けて所定量搬送し、洗浄フィルム62を第2洗浄フィルム供給部22から第2洗浄フィルム回収部32に向けて所定量搬送する(ステップS727)。その結果、洗浄状態において、押圧する位置に対応する洗浄フィルム61および62の部位は、以前の押圧に使用されていない新しい部位となる。
次に、基板端面洗浄装置1は、制御部500からの指示信号を受けた支柱起動部510からの電気信号に基づいて、支柱620を再度、移動させ、基板5が第3位置よりも第1位置に近い位置である第4位置に来るまで所定速度で搬送する(ステップS728)。具体的には、図5(c)の位置Dである。位置Dが位置Cよりも位置Aに近いことにより、1回目の位置Aから位置Cに至る洗浄区間と、後述する2回目の位置Dから位置Bに至る洗浄区間とが重なり、端部51および52について、洗浄されない領域が生じないようにできる。
基板5が位置Dにあるとき、第2洗浄ユニット12の基板5の押圧位置は、端部52のもっとも-Y方向寄りの位置ともっとも+Y方向寄りの位置との間となる。その後は処理Aとして図9のフロー図に従い、動作を継続する。
次に、基板端面洗浄装置1は、図5(d)に示すように、一対の洗浄ユニット10をそれぞれ洗浄状態となるようにセットする(図9のステップS741)。その後、一対の洗浄ユニット10のそれぞれの先端部131、132、133および134に洗浄液を供給する(ステップS742)。続けて、基板端面洗浄装置1は、支柱620を再度、移動させ、基板5が洗浄の終点にあたる第2位置に来るまで第2速度で搬送する(ステップS743)。
ここで、第2速度は、前述の第1速度と同じでもよく、異なってもよい。例えば、1回目の位置Aから位置Cに至る洗浄区間の長さをDacとし、2回目の位置Dから位置Bに至る洗浄区間の長さをDdbとするとき、DacがDdbよりも大きい場合は、第2速度を第1速度よりも大きくしてもよい。洗浄区間が短いほど洗浄フィルムに蓄積するフォトレジストの量が少ないため、基板5を相対的に早く移動させても除去能力がそれほど低下しないと考えられるからである。
また、端部51および52について、後工程における搬送機の基板5の把持、吸着位置の観点や、基板の厚さ管理の観点で重要な位置が、上述の洗浄区間の重複区間、すなわち位置Dと位置Cの間に含まれるように設定することが好ましい。例えば、後工程における搬送機の基板5の把持、吸着位置が仮に端部51の中に2点あるとすれば、その2点がいずれも洗浄区間の重複区間に入るようにすることができる。こうすることにより、基板5の製品品質の一層の向上が図れる。
その後、基板端面洗浄装置1は、一対の洗浄ユニット10をそれぞれ退避状態となる位置に退避させ(ステップS744)、続けて、基板端面洗浄装置1は、駆動ローラ41aおよび42aを回転させる。そして、洗浄フィルム61および62を第1洗浄フィルム供給部21および第2洗浄フィルム供給部22から第1洗浄フィルム回収部31および第2洗浄フィルム回収部32に向けて所定量搬送する(ステップS745)。さらに、基板端面洗浄装置1は、支柱620を移動させ、洗浄が終わった基板5を所定位置に排出する(ステップS746)。これにより、変形例に係る基板端面洗浄装置1による基板5の端部51および52の洗浄が完了する。
変形例に係る基板端面洗浄装置1による基板5の洗浄では、1枚の基板5に対して、洗浄状態、退避状態および洗浄フィルムの搬送を2回繰り返しながら洗浄する。この繰り返し回数は3回以上であってもよく、洗浄区間の重複区間を複数箇所、設けることもできる。
その結果、洗浄フィルム61および62の同一の部位が基板5の端部51および52と擦れる距離を相対的に短くでき、基板5の端部51および52の余剰分のフォトレジストを除去するための洗浄フィルム61および62の使用量を相対的に増やすことができる。よって、基板5のサイズや要求品質に応じた、端部51および52の洗浄がより効果的に行える。
1 基板端面洗浄装置
5 基板
5a 表面
5b 裏面
10 洗浄ユニット
11 第1洗浄ユニット
12 第2洗浄ユニット
20 洗浄フィルム供給部
21 第1洗浄フィルム供給部
22 第2洗浄フィルム供給部
30 洗浄フィルム回収部
31 第1洗浄フィルム回収部
32 第2洗浄フィルム回収部
41a、42a 駆動ローラ
41b、42b ピンチローラ
51、52 端部
51a、52a 端面
51b、51c、52b、52c 主面端部
60、61、62 洗浄フィルム
111、112、121、122 昇降部
131、132、133、134 先端部
141、142 フレーム
150 貫通孔
160 弾性部材
211、212 供給リール
311、312 回収リール
411、412、413、414、415、416、417 ガイドローラ
421、422、423、424、425、426、427 ガイドローラ
500 制御部
510 支柱駆動部
520 洗浄ユニット駆動部
530 洗浄液供給駆動部
540 駆動ローラ駆動部
550 洗浄フィルム供給駆動部
560 洗浄フィルム回収駆動部
600 基板支持部
610 ステージ
620 支柱
630 配管
640 洗浄液
650、660 検知部

Claims (6)

  1. 基板の端部を洗浄する基板端面洗浄装置であって、
    基板を支持する基板支持部と、
    長尺の第1洗浄フィルムおよび第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き出す第1洗浄フィルム供給部および第2洗浄フィルム供給部と、
    前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き取る第1洗浄フィルム回収部および第2洗浄フィルム回収部と、
    前記基板の主面に沿って互いに対向する前記端部を第1端部および第2端部とするとき、
    前記第1端部において、前記基板の厚さ方向に対向する両方の前記主面から前記第1洗浄フィルムを介して前記基板を押圧し、かつ前記第2端部において、前記両方の前記主面から前記第2洗浄フィルムを介して前記基板を押圧する洗浄状態と、
    前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムを前記第1端部および前記第2端部から離隔させる退避状態と、
    に切り換え可能な一対の洗浄ユニットと、を備え、
    前記洗浄状態において、前記第1端部および前記第2端部に沿う方向に前記基板支持部が前記基板を移動させる基板端面洗浄装置。
  2. 前記一対の洗浄ユニットは、前記洗浄状態において、それぞれ前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムに対して洗浄液を供給する、請求項1に記載の基板端面洗浄装置。
  3. 前記一対の洗浄ユニットは、前記洗浄状態において、前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムと当接して弾性変形しながら前記基板を前記押圧し、かつ前記洗浄液が通過できる貫通孔を有する弾性部材をさらに備えた、請求項2に記載の基板端面洗浄装置。
  4. 前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムは、紙材、布材および不織布のいずれかを少なくとも含むウエスである、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の基板端面洗浄装置。
  5. 前記第1洗浄フィルム供給部から前記第1洗浄フィルムが所定量だけ繰り出され、または前記第2洗浄フィルム供給部から前記第2洗浄フィルムが所定量だけ繰り出されたとき、
    前記洗浄状態において、前記押圧する位置に対応する前記所定量だけ繰り出された前記第1洗浄フィルムまたは前記第2洗浄フィルムの部位は、以前の前記押圧した位置に対応する前記部位とは異なる新たな部位である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の基板端面洗浄装置。
  6. 基板の端部を洗浄する基板端面洗浄方法であって、
    基板を支持する基板支持工程と、
    長尺の第1洗浄フィルムおよび第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き出す巻出工程と、
    前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムをそれぞれ巻き取る回収工程と、
    前記基板を前記支持しながら第1位置まで移動させる第1移動工程と、
    前記基板の主面に沿って互いに対向する前記端部を第1端部および第2端部とするとき、
    前記第1端部において、前記基板の厚さ方向に対向する両方の前記主面から前記第1洗浄フィルムを介して前記基板を押圧し、かつ前記第2端部において、前記両方の前記主面から前記第2洗浄フィルムを介して前記基板を押圧する洗浄状態とする第1切換工程と、
    前記洗浄状態において、前記第1端部および前記第2端部に沿う方向に前記基板を移動させる第2移動工程と、
    前記第1洗浄フィルムおよび前記第2洗浄フィルムを前記第1端部および前記第2端部から離隔させる退避状態とする第2切換工程と、を備える方法。
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