JP2022147204A - 電力重畳通信システム、コントローラ、フィールド機器、電力供給制御方法 - Google Patents

電力重畳通信システム、コントローラ、フィールド機器、電力供給制御方法 Download PDF

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【課題】リング配線であっても、複雑な回路を必要とすることなく、通信および電力の両方を冗長化する。【解決手段】フィールド機器20が、自己に接続されているリング配線Lのうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側からコントローラ10に対して通信異常MSG1を通知し、コントローラ10が、フィールド機器20のいずれかから通信異常MSG1が通知された場合、自己に接続されているリング配線Lのうち当該通信異常を受信した側とは反対側からバックアップ電力の供給を開始する。【選択図】 図1

Description

本発明は、デイジーチェーン接続された機器間で、電力重畳信号を用いてデータ通信を行うとともに電力供給を行うための電力重畳通信技術に関する。
工業やビルの制御システムのセンサ、アクチュエータなどのフィールド機器への配線は、近年、省配線の観点から、通信用配線と電力供給用配線の一本化が検討されている。典型的な例は、LANケーブルを用いる100BASE-TXなどのイーサネット(Ethernet:登録商標)に適用するPoE(Power over Ethernet)技術や、最近規格化された10BASE-T1Lイーサネット(Single-Pair-Ethernet)に電力を重畳するPoDL(Power over DataLine)技術がある。PoE技術やPoDL技術の特徴はPtoP接続であり主にスター配線に適用される点にある。
特開2017-195763号公報
一方、センサ、アクチュエータなどのフィールド機器では、一般にスター配線ではなくデイジーチェーン配線が用いられている。特に、通信距離が1kmもあるようなケースでは、例えば50台など、数多くのフィールド機器を1本のデイジーチェーン配線で接続する場合もある。したがって、デイジーチェーン配線の途中でケーブル断やフィールド機器故障などの障害が発生した場合、その障害箇所以降のフィールド機器との通信が途絶えてしまうことになる。
従来、電力重畳のないデイジーチェーン・イーサネットでは、図6に示すように、リング配線により各フィールド機器をリング状に接続し、RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)などの、MAC層に実装した冗長化プロトコルによる「リング冗長化」でこの問題を解決できた。図6は、従来のデイジーチェーン・イーサネットを用いた通信システムの構成例を示すブロック図である。
しかしながら、通信に電力を重畳した場合に、ケーブル断などの障害が発生すると通信も電力供給も中断される。この際、RSTPなどの冗長化プロトコルは、電力断に対応しておらず、電力供給が正常であることを前提として通信障害をリカバリーする。したがって、電力重畳通信を行うデイジーチェーン・イーサネットにおいて、リング冗長化を実現するためには、通信冗長化機能以外に電力冗長化機能も同時に必要となる。
リング配線の電力重畳通信の先行技術として、例えば、冗長電力接続を伴うパワーオーバーデータラインシステムがある(特許文献1など参照)。この技術は、給電回路(PSE:Power Sourcing Equipment)と受電回路(PD:Powered Device)の両方を用いたPSE/PD方式をベースにしている。通信機器の2つの通信ポートにそれぞれPSEとPD機能を実装し、障害が発生した時にポートのPSE/PD機能が切替、相手のPD/PSEとのピア関係を再構築する。
このような一連の動作を制御するにはコントローラが必要となり、実現する回路は非常に複雑化するため、製品サイズやコストに厳しいフィールド機器に採用するには難しいという問題点がある。また、PSE/PD方式は、大電力およびAC給電できないという問題もある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、リング配線であっても、複雑な回路を必要とすることなく、通信および電力の両方を冗長化できる電力給電技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電力重畳通信システムは、リング配線を介して電力の供給および通信を行うように構成されたコントローラと、前記リング配線を介してリング状にデイジーチェーン接続されて、前記リング配線を介して前記コントローラから供給された電力で動作するとともに、前記リング配線を介して前記コントローラおよび他のフィールド機器と通信を行うように構成された複数のフィールド機器とを備え、前記複数のフィールド機器のそれぞれは、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側から前記コントローラに対して当該通信異常を通知し、前記コントローラは、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信異常が通知された場合、自己に接続されている前記リング配線のうち当該通信異常を受信した側とは反対側から電力の供給を開始するように構成したものである。
また、本発明にかかる上記電力重畳通信システムの一構成例は、前記複数のフィールド機器のそれぞれが、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信復帰を検出した場合、前記コントローラに対して通信復帰を通知し、前記コントローラは、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信復帰が通知された場合、前記反対側からの電力の供給を停止するように構成したものである。
また、本発明にかかる上記電力重畳通信システムの一構成例は、前記複数のフィールド機器のそれぞれが、前記通信復帰を通知する場合、自己に接続されている前記リング配線の両方の側から、前記通信復帰を通知するように構成したものである。
また、本発明にかかる上記電力重畳通信システムの一構成例は、前記コントローラが、自己に接続されている前記リング配線の両方の側から、前記通信復帰が通知された場合、前記反対側からの電力の供給を停止するように構成したものである。
また、本発明にかかるコントローラは、前述したいずれかの電力重畳通信システムで用いられるコントローラである。
また、本発明にかかるフィールド機器は、前述したいずれかの電力重畳通信システムで用いられるフィールド機器である。
また、本発明にかかる電力供給制御方法は、リング配線を介して電力の供給および通信を行うように構成されたコントローラと、前記リング配線を介してリング状にデイジーチェーン接続されて、前記リング配線を介して前記コントローラから供給された電力で動作するとともに、前記リング配線を介して前記コントローラおよび他のフィールド機器と通信を行うように構成された複数のフィールド機器とを備える電力重畳通信システムで用いられる電力供給制御方法であって、前記複数のフィールド機器のそれぞれが、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側から前記コントローラに対して当該通信異常を通知する第1のステップと、前記コントローラが、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信異常が通知された場合、自己に接続されている前記リング配線のうち当該通信異常を受信した側とは反対側から電力の供給を開始する第2のステップとを備えている。
また、本発明にかかる電力供給制御方法の一構成例は、前記複数のフィールド機器のそれぞれが、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信復帰を検出した場合、前記コントローラに対して通信復帰を通知する第3のステップと、前記コントローラが、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信異常が通知された場合、前記反対側からの電力の供給を停止する第4のステップとをさらに備えている。
本発明によれば、リング配線であっても、複雑な回路を必要とすることなく、通信および電力の両方を冗長化することができる。
図1は、電力重畳通信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、障害発生による電力供給停止時の動作状態を示す説明図である。 図3は、バックアップ電力供給時の動作状態を示す説明図である。 図4は、障害復旧による電力供給再開時の動作状態を示す説明図である。 図5は、バックアップ電力供給停止時の動作状態を示す説明図である。 図6は、従来のデイジーチェーン・イーサネットを用いた通信システムの構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[電力重畳通信システム]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる電力重畳通信システム1について説明する。図1は、電力重畳通信システムの構成を示すブロック図である。
この電力重畳通信システム1は、図1に示すように、主な構成として、コントローラ10、n個(nは2以上の整数)のフィールド機器20(21,22,…,2n)、および、これらコントローラ10とフィールド機器20とをリング状にデイジーチェーン接続する2芯のリング配線Lとを備え、コントローラ10とフィールド機器20とが、リング配線Lを介して電力重畳通信を行う通信システムである。
本実施の形態では、電力重畳通信システム1が、工業、プラント、ビル建物などの大規模施設に配置されている各種設備を、データ通信により遠隔制御する制御システムからなる場合を例として説明する。なお、電力重畳通信システム1は、これに限定されるものではなく、コントローラ10とフィールド機器20の要部を上位装置と端末装置とみなし、上位装置に対して複数の端末装置がリング配線Lを介してリング状にデイジーチェーン接続された電力重畳通信システムであれば、本実施の形態と同様にして適用することができる。
[コントローラ]
コントローラ10は、例えば産業用コントローラからなり、リング配線Lを介して各フィールド機器20に電力を供給するとともに、各フィールド機器20と通信を行うように構成されている。
図1に示すように、コントローラ10は、主な回路構成として、2つの物理層インターフェースPHY1,PHY2と、2つの電力供給スイッチSW1,SW2と、制御回路CNTとを備えている。
PHY1,PH2は、イーサネット通信方式に基づいて、通信データDTを高周波で変調して得られた高周波信号HFを、ハイパスフィルタおよびリング配線Lを介して送受信するように構成されている。このうち、PHY1は、コントローラ10に接続されたリング配線Lのうち、端子T1に接続された一方の側の配線L1を介してHFを送受信し、PHY2は、端子T2に接続された他方の側の配線L2を介してHFを送受信する。ハイパスフィルタは、例えば容量素子からなり、リング配線Lを流れる電力重畳信号のうち、電力成分を減衰させてデータ通信に用いる高周波信号成分を通過させるように構成されている。
SW1は、例えば手動の切替スイッチからなり、ローパスフィルタを介して配線L1に接続されて、配線L1に対する電力Pの供給を切り替えるように構成されている。SW2は、CNTからの切替信号SPに基づいて切り替わる電動スイッチからなり、ローパスフィルタを介して配線L2に接続されて、配線L2に対する電力Pの供給を切り替えるように構成されている。ローパスフィルタは、例えば誘導素子からなり、リング配線Lを流れる電力重畳信号のうち、電力成分を通過させてデータ通信に用いる高周波信号成分を減衰させるように構成されている。
CNTは、CPUとその周辺回路を有し、PHY1,PHY2を介して各フィールド機器20とデータ通信を行うことによりフィールド機器20を遠隔制御するとともに、フィールド機器20のいずれかから通信異常が通知された場合、切替信号SPによりSW2を切り替えることにより、自己に接続されているリング配線Lのうち当該通信異常を受信した側の配線L1とは反対側の配線L2から電力の供給を開始し、フィールド機器20のいずれかから通信異常が通知された場合、反対側の配線L2からの電力の供給を停止するように構成されている。この際、CNTは、自己に接続されているリング配線Lの両方の側の配線L1,L2から、通信復帰が通知された場合、反対側の配線L2からの電力の供給を停止するようにしてもよい。
[フィールド機器]
フィールド機器20は、例えば温度計、圧力計、流量計、などの計装機器からなり、リング配線Lを介してコントローラ10にリング状にデイジーチェーン接続されて、コントローラ10から供給された電力で動作するとともに、コントローラ10および他のフィールド機器20と通信を行うように構成されている。
図1に示すように、各フィールド機器20は、互いに同様の構成を有しており、主な回路構成として、2つの物理層インターフェースPHY1,PHY2と、電源回路PSと、制御回路CNTとを備えている。
PHY1,PH2は、イーサネット通信方式に基づいて、通信データDTを高周波で変調して得られた高周波信号HFを、ハイパスフィルタおよび配線Lを介して送受信するように構成されている。このうち、PHY1は、フィールド機器20に接続されたリング配線Lのうち、端子T1に接続された一方の側の配線L1を介してHFを送受信し、PHY2は、端子T2に接続された他方の側の配線L2を介してHFを送受信する。
また、PHY1,PHY2は、それぞれに接続されている配線L1,L2の通信異常および通信復帰を検出し、例えば割り込み信号などの検出信号A1,A2によりCNTに通知するように構成されている。
PSは、ローパスフィルタを介して配線L1,L2と接続されて、配線L1,L2から供給された電力を受電して、フィールド機器20の動作に用いる動作電源Pを生成して出力するように構成されている。
CNTは、CPUとその周辺回路を有し、PHY1,PHY2を介してコントローラ10および他のフィールド機器20とデータ通信を行うとともに、PHY1,PHY2からの検出信号A1,A2に基づいて、自己に接続されているリング配線Lのうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側からコントローラ10に対して当該通信異常を通知し、いずれか一方の側で通信復帰を検出した場合、コントローラ10に対して通信復帰を通知するように構成されている。
[本実施の形態の動作]
次に、図2~図5を参照して、本実施の形態にかかる電力重畳通信システム1の電力供給制御方法の動作について説明する。図2は、障害発生による電力供給停止時の動作状態を示す説明図である。図3は、バックアップ電力供給時の動作状態を示す説明図である。図4は、障害復旧による電力供給再開時の動作状態を示す説明図である。図5は、バックアップ電力供給停止時の動作状態を示す説明図である。以下では、正常動作時に電力を供給している順方向を、フィールド機器21,22,…,2nの順とし、コントローラ10の電力供給スイッチSW1を介して電力が各フィールド機器20に供給されているものとする。
図2に示すように、例えば、フィールド機器21,22間を接続するリング配線Lでケーブル断などの障害が発生した場合、フィールド機器22,…,2nへの電力供給が停止する。
フィールド機器21において、PHY2は、障害が発生したフィールド機器22側の配線L2の通信異常を検出して検出信号A2をCNTへ出力する。CNTは、PHY2からの検出信号A2に基づいて、配線L2とは逆側の配線L1に接続されているPHY1から、コントローラ10に対して通信異常MSG1を通知する(第1のステップ)。
コントローラ10において、CNTは、PHY1を介してフィールド機器21からのMSG1を受信した場合、図3に示すように、切替信号SPにより電力供給スイッチSW2を短絡する。これにより、コントローラ10からリング配線Lを介してフィールド機器2n,…,22の順に、順方向とは逆の逆方向で、バックアップ電力の供給が開始され、フィールド機器2n,…,22の動作が再開される(第2のステップ)。
この後、図4に示すように、フィールド機器21,22間を接続するリング配線Lでの障害が復旧した場合、コントローラ10からリング配線Lを介してフィールド機器21,22,…,2nの順に、順方向で電力の供給が再開され、フィールド機器22,…,2nの動作が維持される。
また、フィールド機器21において、PHY2は、障害が発生したフィールド機器22側の配線L2の通信復帰を検出して検出信号A2をCNTへ出力する。CNTは、PHY2からの検出信号A2に基づいて、配線L1,L2に接続されているPHY1,PHY2の両方から、コントローラ10に対して通信復帰MSG2を通知する(第3のステップ)。
コントローラ10において、CNTは、PHY1,PHY2を介してフィールド機器21からのMSG2の両方を受信した場合、図5に示すように、切替信号SPにより電力供給スイッチSW2を開放する。これにより、コントローラ10からのバックアップ電力の供給が停止され、正常動作時の動作状態に戻る(第4のステップ)。
通信復帰MSG2は、フィールド機器21から配線L1,L2の両方、すなわちリング配線Lを順方向と逆方向の両方に伝わって、コントローラ10へ通知される。したがって、コントローラ10では、これら両方のMSG2を受信確認することにより、リング配線Lと各フィールド機器20の正常性を確認することができる。なお、このような確認が必要のないアプリケーションでは、MSG2を、配線L1,L2のいずれか一方のみに送信するようにしてもよい。この際、障害発生のあった箇所を通過するようにMSG2を送信すれば、少なくとも、電力供給断が発生した区間における、リング配線Lと各フィールド機器20の正常性を確認することができる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、フィールド機器20が、自己に接続されているリング配線Lのうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側からコントローラ10に対して通信異常MSG1を通知し、コントローラ10が、フィールド機器20のいずれかから通信異常MSG1が通知された場合、自己に接続されているリング配線Lのうち当該通信異常を受信した側とは反対側からバックアップ電力の供給を開始するように構成したものである。
これにより、正常動作時にリング配線Lを介して順方向で供給されている電力が、障害発生により供給停止となった場合には、順方向とは逆の逆方向でリング配線Lを介して供給停止となったフィールド機器20に対してバックアップ電力が供給されることになる。したがって、リング配線Lであっても、複雑な回路を必要とすることなく、通信および電力の両方を冗長化することが可能となる。
また、本実施の形態において、フィールド機器20が、自己に接続されているリング配線Lのうちのいずれか一方の側で通信復帰を検出した場合、コントローラ10に対して通信復帰MSG2を通知し、コントローラ10が、フィールド機器20のいずれかから通信復帰MSG2が通知された場合、反対側からのバックアップ電力の供給を停止するように構成してもよい。
これにより、通信復帰に応じて、コントローラ10からのバックアップ電力の供給が自動的に停止されて、正常動作時の状態に戻ることができる。
また、本実施の形態において、フィールド機器20が、通信復帰MSG2を通知する場合、自己に接続されているリング配線Lの両方の側から、通信復帰MSG2を通知するように構成してもよい。また、コントローラ10が、自己に接続されているリング配線Lの両方の側から、通信復帰MSG2が通知された場合、反対側からのバックアップ電力の供給を停止するように構成してもよい。
これにより、コントローラ10では、これら両方のMSG2を受信確認することにより、リング配線Lと各フィールド機器20の正常性を確認することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1…電力重畳通信システム、10…コントローラ、20,21,22,2n…フィールド機器、PHY1,PHY2…物理層インターフェース、PS…電源回路、CNT…制御回路、SW1,SW2…電力供給スイッチ、L…リング配線、L1,L2…配線、T1,T2…端子、SP…切替信号、A1,A2…検出信号。

Claims (8)

  1. リング配線を介して電力の供給および通信を行うように構成されたコントローラと、
    前記リング配線を介してリング状にデイジーチェーン接続されて、前記リング配線を介して前記コントローラから供給された電力で動作するとともに、前記リング配線を介して前記コントローラおよび他のフィールド機器と通信を行うように構成された複数のフィールド機器とを備え、
    前記複数のフィールド機器のそれぞれは、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側から前記コントローラに対して当該通信異常を通知し、
    前記コントローラは、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信異常が通知された場合、自己に接続されている前記リング配線のうち当該通信異常を受信した側とは反対側から電力の供給を開始する
    ことを特徴とする電力重畳通信システム。
  2. 請求項1に記載の電力重畳通信システムにおいて、
    前記複数のフィールド機器のそれぞれは、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信復帰を検出した場合、前記コントローラに対して通信復帰を通知し、
    前記コントローラは、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信復帰が通知された場合、前記反対側からの電力の供給を停止する
    ことを特徴とする電力重畳通信システム。
  3. 請求項2に記載の電力重畳通信システムにおいて、
    前記複数のフィールド機器のそれぞれは、前記通信復帰を通知する場合、自己に接続されている前記リング配線の両方の側から、前記通信復帰を通知することを特徴とする電力重畳通信システム。
  4. 請求項3に記載の電力重畳通信システムにおいて、
    前記コントローラは、自己に接続されている前記リング配線の両方の側から、前記通信復帰が通知された場合、前記反対側からの電力の供給を停止することを特徴とする電力重畳通信システム。
  5. 請求項1~請求項4のいずれかに記載の電力重畳通信システムで用いられるコントローラ。
  6. 請求項1~請求項4のいずれかに記載の電力重畳通信システムで用いられるフィールド機器。
  7. リング配線を介して電力の供給および通信を行うように構成されたコントローラと、前記リング配線を介してリング状にデイジーチェーン接続されて、前記リング配線を介して前記コントローラから供給された電力で動作するとともに、前記リング配線を介して前記コントローラおよび他のフィールド機器と通信を行うように構成された複数のフィールド機器とを備える電力重畳通信システムで用いられる電力供給制御方法であって、
    前記複数のフィールド機器のそれぞれが、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信異常を検出した場合、他方の側から前記コントローラに対して当該通信異常を通知する第1のステップと、
    前記コントローラが、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信異常が通知された場合、自己に接続されている前記リング配線のうち当該通信異常を受信した側とは反対側から電力の供給を開始する第2のステップと
    を備えることを特徴とする電力供給制御方法。
  8. 請求項7に記載の電力供給制御方法において、
    前記複数のフィールド機器のそれぞれが、自己に接続されている前記リング配線のうちのいずれか一方の側で通信復帰を検出した場合、前記コントローラに対して通信復帰を通知する第3のステップと、
    前記コントローラが、前記複数のフィールド機器のいずれかから前記通信異常が通知された場合、前記反対側からの電力の供給を停止する第4のステップと
    をさらに備えることを特徴とする電力供給制御方法。
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