JP2022140601A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】順タンブル流の強化にあたって燃焼室容積の縮小に基づく圧縮比の向上に貢献できる内燃機関を提供する。【解決手段】燃焼室18内に形成される順タンブル流に燃料を噴射する燃料噴射弁29を備え、ピストン16の冠面17には、シリンダー軸線Cに直交して冠面17の外周縁を含む基準面SDよりも燃焼室天井面側に隆起し、湾曲面の稜線32aを有して途切れなく凹部33を囲む隆起部32が形成され、凹部33はクランクシャフトの回転軸線に平行な仮想平面FPに直交する方向と、クランクシャフトの軸方向とにおいて、冠面17の中央に向かうにつれて窪む。仮想平面FPよりも排気弁28側にオフセットした位置で燃焼室18内に臨む電極31aを有する点火プラグ31を備え、凹部33は仮想平面FP内に最深部38を有し、最深部38から排気弁28側の曲率半径Rbは最深部39から吸気弁27側の曲率半径Raよりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、シリンダー軸線に沿って往復運動自在にシリンダーに案内されて、シリンダーヘッドに向き合う冠面で燃焼室を形成するピストンと、燃焼室に臨む噴射口を有し、燃焼室内に形成される順タンブル流に燃料を噴射する燃料噴射弁とを備える内燃機関に関する。
特許文献1は、筒内噴射式火花点火内燃機関(いわゆる直噴内燃機関)を開示する。内燃機関は、シリンダー軸線に沿って往復運動自在にシリンダーに案内されて、シリンダーヘッドに向き合う冠面で燃焼室を形成するピストンを備える。ピストンの冠面には、クランクシャフトの軸方向に長軸を有する楕円形状の輪郭の凹み部が形成される。凹み部は、燃焼室内で生成される順タンブル流の崩壊を遅らせることができる。その結果、高圧縮比運転を行わせる場合においても混合気の着火性の低下を抑制することができる。
特開2016-113990号公報
高圧縮比運転を前提とした内燃機関では、ピストンの冠面に形成できる凹み部の容積に制限がある。凹み部の形成は燃焼室容積の増大を引き起こす。燃焼室容積が増大すると、内燃機関の圧縮比は低下してしまう。圧縮比の低下は熱効率の低下を招く。圧縮比が高められれば、熱効率は高められることができる。高圧縮比による容積の制限によりピストンの冠面形状の設計自由度は大きく制限される。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、順タンブル流の強化にあたって燃焼室容積の縮小に基づく圧縮比の向上に貢献することができる内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、シリンダー軸線に沿って往復運動自在にシリンダーに案内されて、シリンダーヘッドに向き合う冠面で燃焼室を形成するピストンと、前記燃焼室に臨む噴射口を有し、前記燃焼室内に形成される順タンブル流に燃料を噴射する燃料噴射弁とを備える内燃機関において、前記冠面には、前記シリンダー軸線に直交して前記冠面の外周縁を含む基準面よりも燃焼室天井面側に隆起して、湾曲面で形成される稜線を有して途切れなく凹部を囲む隆起部が形成され、前記凹部は、前記シリンダー軸線を含みクランクシャフトの回転軸線に平行な仮想平面に直交する方向に、前記冠面の中央に向かうにつれて窪むとともに、前記クランクシャフトの軸方向に、前記冠面の中央に向かうにつれて窪み、前記仮想平面よりも排気弁側にオフセットした位置で前記燃焼室内に臨む電極を有する点火プラグをさらに備え、前記凹部は前記仮想平面内に最深部を有し、前記最深部から排気弁側の曲率半径は前記最深部から吸気弁側の曲率半径よりも大きい。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、内燃機関は、前記隆起部の一部で前記凹部から分離されながら前記冠面に形成され、前記ピストンの上死点近くで吸気弁および排気弁をそれぞれ受け入れる空間を区画するリセスを有する。
第3側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記隆起部は、前記クランクシャフトの軸方向に並列に延びる1対の第1隆起部と、前記仮想平面に直交する方向に並列に延びて、前記第1隆起部の端同士を結ぶ1対の第2隆起部とを含み、前記第2隆起部は、前記第1隆起部に近づくほど前記基準面からの隆起量を増加させる。
第1側面によれば、吸気ポートから流入する気流は、仮想平面に直交する方向に冠面の中央に向かって深まる窪み面で案内されるとともに、クランクシャフトの軸方向に冠面の中央に向かって深まる窪み面で案内される。窪み面の案内によりタンブル流が圧縮上死点近くまで保持されるので、順タンブル流は強化されることができる。タンブル流の崩壊は遅れる。噴霧される燃料はタンブル流に巻き込まれることから、ピストンの冠面に向かって噴霧燃料の拡散は抑制されることができる。燃焼室内に対して噴霧燃料の付着は抑制されることができる。タンブル流ができるだけ長く維持されるので、熱効率は向上する。しかも、隆起部の稜線が湾曲面で形成されるので、同じ隆起高さの線形の稜線に比べて、ピストンの上死点で燃焼室容積の縮小は実現されることができる。燃焼室容積の縮小は熱効率の向上に貢献することができる。また、点火プラグの電極が排気弁側にオフセットしても、タンブル流は点火プラグの電極に集中するので、燃焼室内で良好な着火は実現されることができる。
第2側面によれば、リセスは凹部から分離されるので、リセスが凹部に連続する場合に比べて、凹部の整流効果は良好に維持されることができる。こうしたリセスは熱効率の向上に寄与することができる。また、吸気弁および排気弁の干渉を抑制しながら、燃焼室容積の縮小は実現されることができる。
第3側面によれば、第1隆起部の端で隆起量が確保されることができ、その結果、凹部からリセスの分離が良好に実現されることができる。第2隆起部は中央に向かって窪むので、タンブル流の形成は強化されることができる。また、タンブル流は保持されることができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関であって、シリンダー軸線を含みクランクシャフトの回転軸線に直交する仮想平面の切断面で観察される内燃機関の構造を概略的に示す部分断面図である。 吸気弁および排気弁の軸心を含む断面の構造を概略的に示す部分断面図である。 ピストンの冠面の構造を概略的に示す図である。 燃焼室内に形成される順タンブル流を概略的に示す内燃機関の部分断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係る内燃機関を概略的に示す概念図である。内燃機関11は、シリンダー軸線Cに同軸の円筒空間を区画するシリンダーボア(シリンダー)12を有するシリンダーブロック13と、シリンダーブロック13の上端に結合されて、動弁機構14を支持するシリンダーヘッド15とを備える。シリンダーブロック13には、シリンダー軸線Cに沿って往復運動自在にシリンダーボア12に案内されるピストン16が収容される。ピストン16は、シリンダーヘッド15に向き合う冠面17でシリンダーヘッド15との間に燃焼室18を形成する。シリンダーボア12の開口はシリンダーヘッド15を受け止める座面19で囲まれる。座面19はシリンダー軸線Cに直交する平面内で広がる。内燃機関11は、後述されるように、筒内噴射式内燃機関(いわゆる直噴内燃機関)に構成される。
ピストン16には回転軸線Rx回りで回転自在にクランクケースに支持されるクランクシャフト21が接続される。コネクティングロッド22は、ピストン16とクランクシャフト21のクランクピンとを連結する。ピストン16の線形運動はコネクティングロッド22の働きでクランクシャフト21の回転運動に変換される。
図2に示されるように、シリンダーヘッド15には、天井面23で並んで開口する2つの吸気ポート24と、天井面23で並んで開口する2つの排気ポート25とが形成される。吸気ポート24は、燃焼室18内に順タンブル流を生み出す形状に形成される。吸気ポート24の開口および排気ポート25の開口にはそれぞれバルブシート26が固定される。
動弁機構14は、軸方向に変位自在にシリンダーヘッド15に支持されて、燃焼室18に臨んで吸気ポート24の開口を開閉する吸気弁27と、軸方向に変位自在にシリンダーヘッド15に支持されて、燃焼室18に臨んで排気ポート25の開口を開閉する排気弁28とを備える。吸気弁27および排気弁28はそれぞれ吸気ポート24および排気ポート25の閉鎖時にバルブシート26に着座する。
動弁機構14は、クランクシャフト21の回転軸線Rxに平行な軸心回りで回転自在にシリンダーヘッド15に支持されるカムシャフト(図示されず)の働きで、吸気弁27および排気弁28の軸方向変位を引き起こす。吸気弁27および排気弁28の軸方向変位にあたって吸気弁27および排気弁28とカムシャフトとの間にはロッカーアーム(図示されず)が介在することができる。
図1に示されるように、シリンダーヘッド15には、燃焼室18に臨む噴射口29aを有し、燃焼室18内に形成される順タンブル流に燃料を噴射する燃料噴射弁29と、シリンダー軸線Cを含んでクランクシャフト21の回転軸線Rxに平行な仮想平面FPよりも排気弁28側にオフセットした位置で燃焼室18内に臨む電極31aを有する点火プラグ31とが支持される。ここでは、燃料噴射弁29の噴射口29aは、シリンダー軸線Cに直交しシリンダーブロック13およびシリンダーヘッド15の合わせ面を含む仮想平面SPと2つの吸気ポート24の開口とに挟まれる領域で天井面23に配置される。燃料噴射弁29は、燃焼室18内で順タンブル流に燃料を噴霧し混合気を生成する。噴射口29aの位置は、シリンダー軸線Cを含みクランクシャフト21の回転軸線Rxに直交する仮想平面TPに合わせ込まれる。点火プラグ31の電極31aは、吸気ポート24の開口および排気ポート25の開口で囲まれる領域で天井面23に配置される。点火プラグ31が混合気に着火することで燃焼室18内で燃焼が実現される。電極31aの位置は、シリンダー軸線Cを含みクランクシャフト21の回転軸線Rxに直交する仮想平面TPに合わせ込まれる。
図3に示されるように、ピストン16の冠面17には、シリンダー軸線Cに直交して冠面17の外周縁を含む基準面(コンプハイト)SDよりも燃焼室天井面側に隆起して、湾曲面で形成される稜線32aを有して途切れなく凹部33を囲む隆起部32が形成される。隆起部32は、クランクシャフト21の軸方向に並列に延びる1対の第1隆起部34と、仮想平面FPに直交する方向に並列に延びて、第1隆起部34の端同士を結ぶ1対の第2隆起部35とを含む。第2隆起部35は、第1隆起部34に近づくほど基準面SDからの隆起量を増加させる。すなわち、第2隆起部35の稜線32aは特定の曲率半径の円筒面に接するように湾曲する。第2隆起部35は冠面17の外周縁に沿って延びることから、凹部33は冠面17の上面視でクランクシャフト21の軸方向に延びる帯形状に仕切られる。
冠面17には、隆起部32の一部で凹部33から分離される吸気弁リセス36と、隆起部32の一部で凹部33から分離される排気弁リセス37とが形成される。吸気弁リセス36は、ピストン16の上死点近くで個別に吸気弁27を受け入れる空間を区画する。排気弁リセス37は、ピストン16の上死点近くで個別に排気弁28を受け入れる空間を区画する。ピストン16の上死点近くでピストン16と吸気弁27および排気弁28との干渉は回避される。
凹部33は、シリンダー軸線Cを含みクランクシャフト21の回転軸線Rxに平行な仮想平面FPに直交する方向に、冠面17の中央に向かうにつれて深く窪み、クランクシャフト21の軸方向に、冠面17の中央に向かうにつれて深く窪む。凹部33は、仮想平面FPに直交する方向では仮想平面FP内に最深部38を有する。凹部33は、クランクシャフト21の回転軸線Rxに直交する平面内で、仮想平面FP内に曲率中心39を有して吸気弁27側に広がる第1湾曲面41と、仮想平面FP内で曲率中心42を有して排気弁28側に広がる第2湾曲面43とを有する。第2湾曲面43の曲率半径Rbは第1湾曲面41の曲率半径Raよりも大きい。その結果、凹部33の広がりは仮想平面FPよりも排気弁28側にオフセットする。したがって、吸気弁27側で凹部33の広がりを示すパラメーターEaは排気弁28側で凹部33の広がりを示すパラメーターEbよりも小さい。ここでは、クランクシャフト21の回転軸線Rxに直交する平面内で、隆起部32は吸気弁27側および排気弁28側で等しい形状を有する。
凹部33は、クランクシャフト21の軸方向では仮想平面TP内に最深部44を有する。凹部33は、仮想平面FPおよびそれに平行な平面内で、仮想平面TP内に曲率中心45を有して一律な曲率半径Rcで広がる湾曲面46を有する。
次に本実施形態に係る内燃機関11の動作を説明する。図4に示されるように、内燃機関11の吸気行程ではピストン16は上死点から下死点に向かって下降する。吸気弁27はカムシャフトの働きでバルブシート26から離れる。吸気ポート24は燃焼室18に接続される。ピストン16の下降に伴って吸気ポート24から燃焼室18内に空気は導入される。燃焼室18内では順タンブル流Trが形成される。吸気ポート24から流入する気流は、仮想平面FPに直交する方向に冠面17の中央に向かって深まる窪み面で案内されるとともに、クランクシャフト21の軸方向に冠面17の中央に向かって深まる窪み面で案内される。こうして順タンブル流Trは強化される。順タンブル流Trの崩壊は遅れる。
燃料噴射弁29は燃焼室18に燃料を噴霧する。噴霧された燃料は順タンブル流Trに巻き込まれることから、ピストン16の冠面17に向かって噴霧燃料の拡散は抑制されることができる。燃焼室18内に対して噴霧燃料の付着は抑制されることができる。また、噴霧された燃料は、流動の弱い順タンブル流の中心を狙うことで、燃料が順タンブル流の中心に留まり、燃焼室18内に対して噴霧燃料の付着をさらに抑制することができる。
圧縮行程でピストン16は下死点から上死点に向かって上昇する。順タンブル流Trはピストン16の上昇に伴って縮小しながらできるだけ長く維持される。ピストン16が下降し始めると、点火プラグ31は混合気に着火する。燃焼室18内で混合気は燃焼する。燃焼室18は膨張する。順タンブル流Trができるだけ長く維持されることから、吸気ポート24から燃焼室18内に流入した順タンブル流Trが圧縮上死点近くで崩壊し、乱流運動エネルギーとして変換される。こうして均質燃焼が促進され、熱効率は向上する。
しかも、隆起部32の稜線32aが湾曲面で形成されるので、同じ隆起高さの線形の稜線に比べて、ピストン16の上死点で燃焼室容積の縮小は実現されることができる。したがって、できるだけ冠面17に対して吸気弁27および排気弁28の干渉を抑制しながら、燃焼室容積の縮小は実現されることができる。燃焼室容積の縮小は圧縮比の向上に貢献することができる。
本実施形態では冠面17の吸気弁リセス36および排気弁リセス37は隆起部32の一部で凹部33から分離される。リセスが凹部33に連続する場合に比べて、凹部33の整流効果は良好に維持されることができる。こうした吸気弁リセス36および排気弁リセス37は熱効率の向上に寄与することができる。
本実施形態に係るピストン16では、第2隆起部35は、第1隆起部34に近づくほど基準面SDからの隆起量を増加させる。第1隆起部34の端で隆起量が確保されることができ、その結果、凹部33から吸気弁リセス36および排気弁リセス37の分離が良好に実現されることができる。第2隆起部35は中央に向かって窪むので、順タンブル流Trの形成は強化されることができる。
本実施形態に係る内燃機関11では、凹部33の最深部38から排気弁28側の曲率半径Rbは最深部38から吸気弁27側の曲率半径Raよりも大きい。したがって、点火プラグ31の電極31aが排気弁28側にオフセットしても、順タンブル流Trは点火プラグ31の電極31aに集中するので、燃焼室18内で良好な着火は実現されることができる。
11…内燃機関、12…シリンダー(シリンダーボア)、15…シリンダーヘッド、16…ピストン、17…冠面、18…燃焼室、21…クランクシャフト、27…吸気弁、28…排気弁、29…燃料噴射弁、29a…噴射口、31…点火プラグ、31a…電極、32…隆起部、32a…稜線、33…凹部、34…第1隆起部、35…第2隆起部、36…リセス(吸気弁リセス)、37…リセス(排気弁リセス)、38…(凹部の)最深部、C…シリンダー軸線、FP…(クランクシャフトの回転軸線に平行な)仮想平面、Ra…(吸気弁側の)曲率半径、Rb…(排気弁側の)曲率半径、Rx…(クランクシャフトの)回転軸線。

Claims (3)

  1. シリンダー軸線(C)に沿って往復運動自在にシリンダー(12)に案内されて、シリンダーヘッド(15)に向き合う冠面(17)で燃焼室(18)を形成するピストン(16)と、
    前記燃焼室(18)に臨む噴射口(29a)を有し、前記燃焼室(18)内に形成される順タンブル流(Tr)に燃料を噴射する燃料噴射弁(29)とを備える内燃機関(11)において、
    前記冠面(17)には、前記シリンダー軸線(C)に直交して前記冠面(17)の外周縁を含む基準面(SD)よりも燃焼室天井面側に隆起して、湾曲面で形成される稜線(32a)を有して途切れなく凹部(33)を囲む隆起部(32)が形成され、
    前記凹部(33)は、前記シリンダー軸線(C)を含みクランクシャフト(21)の回転軸線(Rx)に平行な仮想平面(FP)に直交する方向に、前記冠面(17)の中央に向かうにつれて窪むとともに、前記クランクシャフト(21)の軸方向に、前記冠面(17)の中央に向かうにつれて窪み、
    前記仮想平面(FP)よりも排気弁(28)側にオフセットした位置で前記燃焼室(18)内に臨む電極(31a)を有する点火プラグ(31)をさらに備え、前記凹部(33)は前記仮想平面(FP)内に最深部(38)を有し、前記最深部(38)から排気弁(28)側の曲率半径(Rb)は前記最深部(39)から吸気弁(27)側の曲率半径(Ra)よりも大きいことを特徴とする内燃機関。
  2. 請求項1に記載の内燃機関において、前記隆起部(32)の一部で前記凹部(33)から分離されながら前記冠面(17)に形成され、前記ピストン(16)の上死点近くで吸気弁(27)および排気弁(28)をそれぞれ受け入れる空間を区画するリセス(36、37)を有することを特徴とする内燃機関。
  3. 請求項2に記載の内燃機関において、前記隆起部(32)は、前記クランクシャフト(21)の軸方向に並列に延びる1対の第1隆起部(34)と、前記仮想平面(FP)に直交する方向に並列に延びて、前記第1隆起部(34)の端同士を結ぶ1対の第2隆起部(35)とを含み、前記第2隆起部(35)は、前記第1隆起部(34)に近づくほど前記基準面(SD)からの隆起量を増加させることを特徴とする内燃機関。
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